JP2002141736A - 一次放射器 - Google Patents

一次放射器

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JP2002141736A JP2000331039A JP2000331039A JP2002141736A JP 2002141736 A JP2002141736 A JP 2002141736A JP 2000331039 A JP2000331039 A JP 2000331039A JP 2000331039 A JP2000331039 A JP 2000331039A JP 2002141736 A JP2002141736 A JP 2002141736A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入射電波のE面とH面の放射パターンの対称
性が良好で、小型化にも好適な一次放射器を提供するこ
と。 【解決手段】 ホーン部1の開口1aを長辺と短辺が交
互に連続する八角形に形成すると共に、このホーン部1
を断面形状が八角形の八面体となし、この八面体を逆向
きの台形を交互に連続させた8つの面で構成する。導波
管2の空洞部2aの断面形状を長辺と短辺が交互に連続
する八角形に形成し、開口1aの八角形と空洞部2aの
八角形とを軸心回りに45度ずれた相似形となし、ホー
ン部1の8つの面で開口1aの長辺と空洞部2aの短辺
間、および開口1aの短辺と空洞部2aの長辺間を繋
ぐ。そして、導波管2の1つの長辺を含む平坦面にプロ
ーブ3を取り付け、このプローブ3を入射電波の偏波面
と平行になるように設置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、衛星放送反射式ア
ンテナ等に用いられる一次放射器に係り、特に、直線偏
波を送受信するのに好適な一次放射器に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は従来より知られている一次放射器
の一例を示すものであり、同図(a)は左側面図、同図
(b)は断面図である。この従来例に係る一次放射器
は、一端側にホーン部10を有し他端側を閉塞面とした
断面円形の導波管11と、この導波管11の外壁面から
内部に挿入されたプローブ12とを備えており、プロー
ブ12と導波管11の閉塞面とは管内波長の約1/4波
長分だけ離れている。ホーン部10は一端側に円形の開
口10aを有する円錐ホーンであり、このホーン部10
の他端側に断面円形の導波管11が同軸的に連続形成さ
れている。
【0003】図5は一次放射器の他の従来例を示すもの
であり、同図(a)は左側面図、同図(b)は断面図で
ある。この従来例に係る一次放射器は、ホーン部13が
正方形の開口13aを有するDiagonalホーンであると共
に、導波管14が断面方形の空洞部を有する方形導波管
であり、それ以外の構成は図 に示す従来例と同様であ
る。ホーン部13は逆向きの二等辺三角形を交互に隣接
した八面体であり、開口13aの4つの辺と導波管14
の空洞部の4つの辺とは軸心回りに45度の角度で交差
している。すなわち、ホーン部13の八面体形状は、開
口13aの各辺から導波管14の各角部に向かう4つの
二等辺三角形と、導波管14の各辺から開口13aの各
角部に向かう4つの二等辺三角形とで構成されている。
【0004】このように構成された一次放射器におい
て、例えば衛星から送信された直線偏波を受信する場
合、この直線偏波はホーン部10,13の開口10a,
13aから入力されて導波管11,14に導かれた後、
導波管11,14の内部でプローブ12によって受信さ
れるため、その受信信号を図示せぬコンバータ回路でI
F周波数信号に周波数変換して出力することにより、衛
星から送信された直線偏波を受信することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した従
来例のうち、図4に示すような円錐ホーンを用いた一次
放射器では、ホーン部10の内部における電界分布は図
6に示すようになる。同図から明らかなように、ホーン
部10に入射する電波の偏波面に平行なE面の電界強度
分布は、入射する電波の偏波面に直交するH面の電界強
度分布が異なるため、入射電波の偏波面に垂直なH面の
放射パターンに比べるとE面の放射パターンが狭くな
り、入射電波のE面とH面の放射パターンの対称性が悪
いという問題がある。
【0006】これに対し、図5に示すようなDiagonalホ
ーンを用いた一次放射器では、ホーン部13の内部にお
ける電界分布は図7に示すようになり、この場合、E面
の電界強度分布とH面の電界強度分布はほぼ同じになる
ため、入射電波のE面とH面の放射パターンの対称性は
良好となる。しかしながら、円錐ホーンを用いた一次放
射器に比べると、開口13aの最大径が大きくなるとい
う難点があり、しかも、断面形状が異なるホーン部10
と導波管14とを同軸的に連続形成しているため、ホー
ン部10を軸線方向に長くする必要があり、これらのこ
とが一次放射器の小型化を妨げる大きな要因となってい
た。
【0007】本発明は、このような従来技術の実情に鑑
みてなされたもので、その目的は、入射電波のE面とH
面の放射パターンの対称性が良好で、小型化にも好適な
一次放射器を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の一次放射器は、一端側に長辺と短辺が交互
に連続する八角形状の開口を有するホーン部と、このホ
ーン部の他端側に同軸的に連続形成された導波管と、こ
の導波管の内壁面から中心軸方向へ突出するプローブと
を備え、前記開口の短辺が電波の偏波面に対して略直交
していることを特徴としている。
【0009】このように構成された一次放射器では、ホ
ーン部の開口が八角形状となっているため、開口の最大
径を短縮しつつE面とH面の放射パターンの対称性を良
好に保つことができ、しかも、ホーン部の軸線方向の長
さを短縮して一次放射器小型化を実現することができ
る。
【0010】上記の構成において、導波管の断面形状は
特に限定されないが、ホーン部と導波管のそれぞれの断
面形状を八角形にすると、ホーン部と導波管との相性が
良好になり、ホーン部の軸線方向の長さを短縮する上で
好ましい。
【0011】この場合において、ホーン部の開口の形状
と同様に導波管の断面形状も長辺と短辺が交互に連続す
る八角形となし、この導波管の長辺と開口の短辺とを略
平行に設定することが好ましく、このようにすると導波
管の長辺を含む平坦面にプローブを配設することができ
るため、プローブの取付けが簡単になると共に、直線偏
波を導波管の内部でプローブに確実に結合させることが
できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態について
図面を参照して説明すると、図1は本発明の実施形態例
に係る一次放射器の斜視図、図2は該一次放射器の構成
図であり、同図(a)は左側面図、同図(b)は断面図
である。
【0013】これらの図に示すように、本実施形態例に
係る一次放射器は、一端側に開口1aを有するホーン部
1と、このホーン部1の他端側に同軸的に連続形成され
た導波管2と、この導波管2の外壁面から内部に挿入さ
れたプローブ3とを備えており、プローブ3と導波管2
の閉塞面とは管内波長の約1/4波長分だけ離れてい
る。ホーン部1は断面形状が八角形の八面体であり、各
面は上辺と下辺の長さを交互に異にする逆向きの台形を
連続させた形状になっている。また、ホーン部1の開口
1aは長辺と短辺が交互に連続する八角形であり、これ
はDiagonalホーンの正方形開口の各角部を切り落とした
形状に相当する。開口1aの長辺の長さをL,短辺の
長さをLとすると、L>Lの関係にあり、好まし
くはLはLの約1/2に設定されている。
【0014】一方、導波管2は内部に空洞部2aを有す
る多角形導波管であり、この空洞部2aの断面形状も長
辺と短辺が交互に連続する八角形である。ただし、開口
1aの八角形と空洞部2aの八角形とは軸心回りに45
度ずれた相似形であり、前述したホーン部1の各面のう
ち、一方の台形は開口1aの長辺と空洞部2aの短辺間
を繋ぎ、他方の台形は開口1aの短辺と空洞部2aの長
辺間を繋いでいる。また、プローブ3は導波管2の1つ
の長辺を含む平坦面に取り付けられており、このプロー
ブ3は導波管2の軸心に向かって突出している。ここ
で、プローブ3は入射電波の偏波面と平行になるように
設置されており、換言すると、開口1aの相対向する2
つ短辺が入射電波の偏波面に対して略直交していること
になる。
【0015】このように構成された一次放射器におい
て、衛星から送信された直線偏波を受信する場合、この
直線偏波はホーン部1の開口1aから入力されて導波管
2に導かれた後、導波管2の内部でプローブ3によって
受信され、その受信信号を図示せぬコンバータ回路でI
F周波数信号に周波数変換して出力することにより、衛
星から送信された直線偏波を受信することができる。そ
の際、図3に示すように、八角形の開口1aを有するホ
ーン部1の内部において、入射電波のE面の電界は開口
1aの長辺に向かって円弧状に広がる強度分布となるた
め、E面とH面の放射パターンの対称性は良好となる。
また、ホーン部1と導波管2の断面形状が共に八角形で
あるため、ホーン部1と導波管2との相性が良好にな
り、その分、ホーン部1の軸線方向の長さを短縮するこ
とができ、一次放射器の小型化を実現することができ
る。さらに、ホーン部1の開口1aと導波管2の空洞部
2aとが軸心回りに45度ずれた相似形の八角形で、開
口1aの短辺と導波管2の長辺とが平行になるように構
成したため、導波管2の長辺を含む平坦面にプローブ3
を配設することができ、それゆえプローブ3の取付けが
簡単になると共に、直線偏波を導波管2の内部でプロー
ブ3に確実に結合させることができる。
【0016】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0017】ホーン部の開口を長辺と短辺が交互に連続
する八角形状としたため、開口の最大径を短縮しつつE
面とH面の放射パターンの対称性を良好に保つことがで
き、しかも、ホーン部の軸線方向の長さを短縮して一次
放射器小型化を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態例に係る一次放射器の斜視図
である。
【図2】該一次放射器の構成図である。
【図3】該一次放射器における電界分布と放射パターン
を示す説明図である。
【図4】従来の一次放射器の一例を示す構成図である。
【図5】従来の一次放射器の他例を示す構成図である。
【図6】図4の一次放射器における電界分布と放射パタ
ーンを示す説明図である。
【図7】図5の一次放射器における電界分布と放射パタ
ーンを示す説明図である。
【符号の説明】
1 ホーン部1 1a 開口 2導波管 2a 空洞部 3 プローブ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端側に長辺と短辺が交互に連続する八
    角形状の開口を有するホーン部と、このホーン部の他端
    側に同軸的に連続形成された導波管と、この導波管の内
    壁面から中心軸方向へ突出するプローブとを備え、前記
    開口の短辺が電波の偏波面に対して略直交していること
    を特徴とする一次放射器。
  2. 【請求項2】 請求項1の記載において、前記ホーン部
    と前記導波管のそれぞれの断面形状が八角形であること
    を特徴とする一次放射器。
  3. 【請求項3】 請求項2の記載において、前記導波管の
    断面形状が長辺と短辺を交互に連続する八角形であり、
    この導波管の長辺と前記開口の短辺とが略平行に設定さ
    れていることを特徴とする一次放射器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102005635A (zh) * 2010-12-01 2011-04-06 宁波森富机电制造有限公司 八边形中心承载片结构的组合抛物面天线
CN106602277A (zh) * 2016-12-22 2017-04-26 厦门大学 一种x波段探针馈电的背腔槽天线
CN108682940A (zh) * 2018-06-06 2018-10-19 合肥工业大学 一种超宽带高增益共口径阵列天线

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CN108682940B (zh) * 2018-06-06 2020-08-07 合肥工业大学 一种超宽带高增益共口径阵列天线

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