JP2002141485A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JP2002141485A
JP2002141485A JP2001266299A JP2001266299A JP2002141485A JP 2002141485 A JP2002141485 A JP 2002141485A JP 2001266299 A JP2001266299 A JP 2001266299A JP 2001266299 A JP2001266299 A JP 2001266299A JP 2002141485 A JP2002141485 A JP 2002141485A
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film
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Abstract

(57)【要約】 【課題】メモリ素子を有する半導体装置に関し、強誘電
体材料又は高誘電体材料を用いたキャパシタとビット線
のさらに上方に形成される配線を精度良く形成するとと
もに、キャパシタの劣化を防止すること。 【解決手段】半導体基板10に形成されたトランジスタ
と、トランジスタを覆う第1の絶縁膜17の上に形成さ
れたキャパシタ23〜25と、キャパシタ23〜25の
上に第2の絶縁膜22を介して形成された局所配線27
と、局所配線27を覆う第3の絶縁膜31の上に形成さ
れた第1の配線32aと、第1の配線32aの上に形成
され且つ平坦化された上面を有する第4の絶縁膜33
と、第4の絶縁膜33の上に形成された第2の配線36
とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置に関
し、より詳しくは、キャパシタの誘電体膜に強誘電体材
料を用いた不揮発性半導体メモリ(FeRAM:Ferroe
lectric Random Access Memory) 、又はキャパシタの誘
電体膜に高誘電体材料を用いた揮発性半導体メモリ(D
RAM:Dynamic Random Access Memory)、又はこれら
のメモリ素子とロジック素子とを混載したシステムLS
Iに代表される半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、低消費電力の不揮発性半導体メモ
リとしてキャパシタの誘電体膜に強誘電体材料を用いた
FeRAMが注目されている。また、近年、半導体メモ
リの微細化及び高集積化が要求されており、その要求に
こたえるべくキャパシタの誘電体膜に高誘電体材料を用
いたDRAMが開発されている。
【0003】これらのFeRAMの強誘電体材料、DR
AMの高誘電体材料として、それぞれ金属酸化物が通常
使用されている。
【0004】そのような強誘電体材料、高誘電体材料は
還元性雰囲気に弱く、特に強誘電体材料では分極特性が
劣化しやすいという性質がある。
【0005】強誘電体材料の分極特性の劣化を防止する
方法として、特開平9−307074号公報には、キャ
パシタの上にスパッタ酸化シリコン又はSOG(Spin-On
-Glass) のいずれかの下層絶縁膜を形成した後に、下層
絶縁膜の上にオゾンとTEOS(tetraethoxysilane; Si
(OC2H5)4) から酸化シリコンの上層絶縁膜を形成するこ
とにより、キャパシタの誘電体膜の還元を防止すること
が記載されている。また、特開平10−275897号
公報には、メタルCVD(Chemical Vapor Deposition)
装置やMO(Metal Organic) CVD装置を用いた還元性
雰囲気中で配線用導電膜を形成するのではなく、配線用
導電膜をDCスパッタにより形成することにより、配線
用導電膜の下方のキャパシタの分極特性の劣化を防止す
ることが記載されている。この公報には、TEOSを使
用してプラズマCVD法によってキャパシタの上にSiO2
膜を形成し、このSiO2膜に形成したホールを通してキャ
パシタの上部電極に配線を接続することが記載されてい
る。
【0006】また、特開平11−238855号公報に
は、キャパシタを覆う薄い絶縁膜に形成されたホールを
通してキャパシタ上部電極に薄い導電パターン(配線)
を接続し、さらにその導電パターンを覆う絶縁膜の上に
厚いアルミニウム配線パターンを形成し、そのアルミニ
ウム配線パターンをさらに絶縁膜で覆う構造が記載され
ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開平11−
238855号公報では、ビット線として使用されるア
ルミニウム配線パターンの膜厚が厚いので、その上に形
成される層間絶縁膜の表面の凹凸の段差が大きくなる。
【0008】そして、アルミニウム配線パターンを覆う
層間絶縁膜の凹凸が大きくなると、その層間絶縁膜上に
上部配線を形成するためのフォトリソグラフィ工程で
は、露光の際の焦点がデフォーカスになり易く、上部配
線のパターン精度が低下するといった問題が生じる。特
に、プラズマCVD法により層間絶縁膜を形成する場合
には、層間絶縁膜の表面の凹凸の段差が大きくなりやす
い。
【0009】これに対して、表面の凹凸の段差が小さな
HDP(High Density Plasma) 膜を形成することも考え
られるが、そのHDP膜を形成する際には水素が絶縁膜
に入ってキャパシタの酸化物誘電体膜を還元するおそれ
がある。
【0010】本発明の目的は、強誘電体材料又は高誘電
体材料を用いたキャパシタとビット線のさらに上方に形
成される配線を精度良く形成するとともに、キャパシタ
の劣化を防止するための半導体装置及びその製造方法を
提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記した課題は、半導体
基板に形成されたトランジスタと、トランジスタを覆う
第1の絶縁膜の上に形成されたキャパシタと、キャパシ
タの上に第2の絶縁膜を介して形成された局所配線と、
局所配線を覆う第3の絶縁膜の上に形成された第1の配
線と、第1の配線の上に形成され且つ平坦化された上面
を有する第4の絶縁膜と、第4の絶縁膜の上に形成され
た第2の配線とを有する半導体装置によって解決され
る。
【0012】本発明によれば、強誘電体材料又は高誘電
体材料を用いたキャパシタとその上に絶縁膜を介して形
成された第1の配線と、第1の配線の上に形成されて上
面が平坦化された絶縁膜と、絶縁膜の上に形成された第
2の配線とを有している。
【0013】これにより、強誘電体膜又は高誘電体膜を
有するキャパシタの上方に形成される第2の配線のパタ
ーンは精度良く形成される。
【0014】また、上記した課題は、半導体基板の上方
に、強誘電体材料又は高誘電体材料からなる誘電体膜を
備えたキャパシタを形成し、このキャパシタの上方に第
1の絶縁膜を形成し、さらに第1の絶縁膜を研磨してそ
の上面を平坦化し、その後に第1の絶縁膜に対してプラ
ズマアニールによる脱水処理を施すことを特徴とする半
導体装置の製造方法により解決する。
【0015】本発明によれば、誘電体膜として強誘電体
材料又は高誘電体材料を用いたキャパシタを形成した
後、その上方に第1の絶縁膜を形成し、この第1の絶縁
膜を例えばCMP法により平坦化する工程を有してい
る。
【0016】研磨工程では、研磨剤中の水分や洗浄液中
の水分が第1の絶縁膜の表面に付着するだけでなく、第
1の絶縁膜中にも水分が侵入する。第1の絶縁膜表面に
付着した水分と、第1の絶縁膜中に侵入した水分とを除
去するために、本発明においては、例えばN2O ガス又は
NOガスのプラズマ雰囲気中でのアニールによって第1の
絶縁膜の研磨面から脱水処理を施している。
【0017】ところで、脱水のための熱処理として電気
炉を用いる場合には、第1の絶縁膜の下層に金属配線層
があるため、電気炉内のアニールは例えばアルミニウム
の耐熱温度450℃以下に限定される。このような低温
の単なる熱処理では脱水処理の効果が不十分である。こ
れに対して、本発明のように、プラズマアニールを用い
ると、450℃以下の低温でより確実に絶縁膜から水分
を除去することが可能であり、かつ、このような低温で
は金属配線層が酸化してしまうという問題も発生しな
い。
【0018】従って、そのようなプラズマアニールで
は、単なる熱処理に比べて第1の絶縁膜の中の水分をよ
り確実に除去することができる。これにより、第1の絶
縁膜の表面又はその中の水分に起因する強誘電体膜又は
高誘電体膜の還元やキャパシタの劣化が防止され、良好
なFeRAM又はDRAMを製造することができる。
【0019】N2O ガス又はNOガスのプラズマアニールに
よれば、第1の絶縁膜がシリコン酸化膜から形成されて
いる場合に、少なくともその表面には窒素が含まれるこ
とになる。
【0020】CMP法で平坦化が行われた第1の絶縁膜
の中に空洞(ス、ボイド又はキーホール)が形成されて
いる場合には、その空洞が研磨面から溝状に露出してし
まうことがある。そして、その研磨面上に配線層を形成
した場合には、配線層を構成する導電材料が空洞内に入
って、空洞を横切る複数の配線同士を短絡するおそれが
ある。このため、第1の絶縁膜の研磨面上に第2の絶縁
膜を形成して、第1の絶縁膜の研磨面に溝状に露出した
空洞を第2の絶縁膜で覆ったり、埋めたりすることが好
ましい。
【0021】上記の効果を確実に得るためには、第2の
絶縁膜の厚さを100nm以上とすることが好ましい。
【0022】また、研磨面から露出する空洞の幅がばら
ついて、その空洞の一部が第2の絶縁膜によって覆われ
ない部分が発生すると、第2の絶縁膜の上に形成される
金属膜には空洞の上でスリットが形成されるおそれがあ
る。金属膜にスリットが存在すると、そのスリットを通
して第1の絶縁膜内に水素が入ってキャパシタを劣化す
るおそれがある。そこで、金属膜にスリットが形成され
ることを防止するためには、第2の絶縁膜の膜厚を少な
くとも300nmにすることが好ましい。
【0023】なお、第1の絶縁膜の上に第2の絶縁膜を
形成し、その後に上記のプラズマアニールを施してもよ
い。この場合、第1及び第2の絶縁膜の絶縁特性の劣化
を回避できるとともに、第1の絶縁膜及び第2の絶縁膜
中の水分を同時に除去することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、添付の図面を参照して説明する。
【0025】図1〜図16は本発明の一実施形態の半導
体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。なお、
本実施形態の半導体装置としてFeRAMを例に挙げて
説明する。
【0026】まず、図1に示す断面構造を得るまでの工
程を説明する。
【0027】図1に示すように、p型シリコン(半導
体)基板10表面に、LOCOS(Local Oxidation of
Silicon)法により素子分離絶縁膜11を選択的に形成
する。素子分離絶縁膜11の形成はLOCOS法の他、
STI(Shallow Trench Isolation)を採用してもよい。
【0028】そのような素子分離絶縁膜11を形成した
後に、シリコン基板10のメモリセル領域1、周辺回路
領域2における所定の活性領域(トランジスタ形成領
域)にp型不純物及びn型不純物を選択的に導入して、
pウェル12a及びnウェル12bを形成する。なお、
図1には示していないが、周辺回路領域2ではCMOS
を形成するためにpウェル(不図示)も形成される。
【0029】その後、シリコン基板10の活性領域表面
を熱酸化して、ゲート絶縁膜10aとしてシリコン酸化
膜を形成する。
【0030】次に、シリコン基板10の上側全面にアモ
ルファスシリコン膜及びタングステンシリサイド膜を順
次形成し、これらのアモルファスシリコン膜及びタング
ステンシリサイド膜をフォトリソグラフィ法により所定
の形状にパターニングして、ゲート電極13a〜13c
及び配線14を形成する。なお、ゲート電極13a〜1
3cを構成するアモルファスシリコン膜の代わりにポリ
シリコン膜を形成してもよい。
【0031】メモリセル領域1では、1つのpウェル1
2a上には2つのゲート電極13a,13bがほぼ平行
に配置され、それらのゲート電極13a、13bはワー
ド線WLの一部を構成する。
【0032】次に、メモリセル領域1において、ゲート
電極13a,13bの両側のpウェル12a内にn型不
純物をイオン注入して、nチャネルMOSトランジスタ
のソース・ドレインとなるn型不純物拡散領域15aを
形成する。これと同時に、周辺回路領域2のpウェル
(不図示)にもn型不純物拡散領域を形成してもよい。
続いて、周辺回路領域2において、ゲート電極13cの
両側のnウェル12bにp型不純物をイオン注入して、
pチャネルMOSトランジスタのソース・ドレインとな
るp型不純物拡散領域15bを形成する。n型不純物と
p型不純物の打ち分けは、レジストパターンを使用して
行われる。
【0033】その後に、シリコン基板10の全面に絶縁
膜を形成した後、その絶縁膜をエッチバックしてゲート
電極13a〜13c及び配線14の両側部分にのみ側壁
絶縁膜16として残す。その絶縁膜として、例えばCV
D法により酸化シリコン(SiO2)を形成する。
【0034】次に、プラズマCVD法によりシリコン基
板10の全面に、カバー膜3として酸窒化シリコン(Si
ON)膜を約200nmの厚さに形成する。その後、TE
OSガスを用いるプラズマCVD法により、カバー膜3
の上に酸化シリコン(SiO2)を約1.0μmの厚さに成
長させ、これにより第1の層間絶縁膜17を形成する。
なお、TEOSを用いてプラズマCVD法により形成さ
れるSiO2膜を、以下にTEOS膜ともいう。
【0035】続いて、第1の層間絶縁膜17の緻密化処
理として、常圧の窒素雰囲気中で第1の層間絶縁膜17
を700℃の温度で30分間熱処理する。その後に、第
1の層間絶縁膜17を化学的機械研磨(Chemical Mecha
nical Polishing :以下、CMPという)法により研磨
して第1の層間絶縁膜17上面を平坦化する。
【0036】次に、図2に示す構造を形成するまでの工
程を説明する。
【0037】まず、フォトリソグラフィ法により、不純
物拡散領域15a,15bに到達する深さのコンタクト
ホール17a〜17dと、配線14に到達する深さのビ
アホール17eをそれぞれ第1の層間絶縁膜17に形成
する。その後、第1の層間絶縁膜17上面とホール17
a〜17e内面に膜厚20nmのTi(チタン)薄膜と膜
厚50nmのTiN (チタンナイトライド)薄膜をスパッ
タ法により順に形成する。さらに、CVD法によりタン
グステン(W)をTiN 薄膜上に成長する。この結果、コ
ンタクトホール17a〜17d、ビアホール17e内に
タングステン膜が埋め込まれる。
【0038】その後、第1の層間絶縁膜17上面が露出
するまでタングステン膜、TiN薄膜及びTi薄膜をC
MP法により研磨する。この研磨後にホール17a〜1
7e内に残存するタングステン膜等は、不純物拡散領域
15a,15bと配線14に後述の配線を電気的接続す
るためのプラグ18a〜18eとして使用される。
【0039】メモリセル領域1の1つのpウェル12a
において2つのゲート電極13a,13bに挟まれるn
型不純物拡散領域15a上の第1のプラグ18aは後述
するビット線に接続され、さらに、残り2つの第2のプ
ラグ18bは後述するキャパシタに接続される。
【0040】なお、コンタクトホール17a〜17d、
ビアホール17eを形成した後に、コンタクト補償のた
めに不純物拡散領域15a,15bに不純物をイオン注
入してもよい。
【0041】次に、図3に示すように、プラグ18a〜
18eの酸化を防止するために、シラン(SiH4)を用い
るプラズマCVD法により、第1の層間絶縁膜17上と
プラグ18a〜18e上にSiON(絶縁膜)膜21を10
0nmの厚さに形成し、さらに、反応ガスとしてTEO
Sと酸素を用いるプラズマCVD法によりSiO2膜22を
150nmの厚さに形成する。なお、SiON膜21は、第
1の層間絶縁膜17への水の侵入を防止するために形成
される。
【0042】その後、SiON膜21、SiO2膜22の緻密化
のために、それらの膜を常圧の窒素雰囲気中で温度65
0℃で30分間熱処理する。
【0043】なお、TEOSガスを用いてプラズマCV
D法により形成された第1の層間絶縁膜17とSiO2膜2
2はそれぞれ650〜700℃の温度で加熱されるが、
その下にはアルミニウムのような融点の低い金属膜が存
在しないので、その程度の温度の加熱による悪影響は発
生しない。
【0044】次に、図4に示すように、DC(Direct Cu
rrent)スパッタ法によりSiO2膜22上に、Ti及びPt(白
金)を順次堆積させて二層構造の第1の導電膜23aを
形成する。この場合、Ti膜の厚さを10〜30nm程
度、Pt膜の厚さを100〜300nm程度とする。例え
ば、Ti膜の厚さを20nm、Pt膜の厚さを175nmと
する。なお、第1の導電膜23aとして、イリジウム、
ルテニウム、酸化ルテニウム、酸化イリジウム、酸化ル
テニウムストロンチウム(SrRuO3)等の膜を形成してもよ
い。
【0045】続いて、RF(Radio Frequency) スパッタ
法により、第1の導電膜23aの上に強誘電体材料であ
るチタン酸ジルコン酸鉛(PZT; Pb(Zr1-xTix )O3
を100〜300nmの厚さに堆積させてPZT膜24
aを形成する。例えば、PZT膜24aの厚さを240
nmとする。
【0046】そして、PZT膜24aの結晶化処理とし
て、酸素雰囲気中で温度650〜850℃、30〜12
0秒間の条件でRTA(Rapid Thermal Annealing) を行
う。例えば、温度750℃で60秒間アニールする。
【0047】強誘電体材料膜の形成方法としては、上記
したスパッタ法の他にスピンオン法、ゾル−ゲル法、M
OD(Metal Organi Deposition) 法、MOCVD法があ
る。また、強誘電体材料としてはPZTの他に、ジルコ
ン酸チタン酸ランタン鉛(PLZT)、SrBi2(Tax Nb
1-x )2O9(但し、0<x<1)、Bi4Ti2O12 などがあ
る。更に、DRAMを形成する場合には、上記の強誘電
体材料に代えて(BaSr)TiO3(BST)、チタン酸ストロ
ンチウム(STO)等の高誘電体材料を使用すればよ
い。
【0048】そのようなPZT膜24aを形成した後
に、その上に第2の導電膜25aとしてPt膜をDCスパ
ッタ法により100〜300nmの厚さに形成する。例
えば、第2の導電膜25aの厚さを200nmとする。
なお、第2の導電膜25aとして、酸化イリジウム(IrO
2)膜もしくは酸化ルテニウムストロンチウム(SRO)
をスパッタ法により形成してもよい。
【0049】次に、第2の導電膜25a、PZT膜24
a及び第1の導電膜23aをフォトリソグラフィ法によ
り順次パターニングすることにより、それらの膜から図
5に示すような所定形状のキャパシタを形成する。
【0050】ここで、第2の導電膜25aは上部電極2
5となり、PZT膜24aは誘電体膜24となり、第1
の導電膜23aは下部電極23となる。そして、上部電
極25、誘電体膜24及び下部電極23によりキャパシ
タQが構成される。キャパシタQは、1つのpウェル1
2a内に形成されたMOSトランジスタと同じ数だけp
ウェル12aの周囲に形成される。
【0051】ところで、第2の導電膜25aをパターニ
ングして上部電極25を形成した後には、キャパシタQ
のダメージ除去のために回復アニールを施す。具体的に
は、酸素雰囲気中にシリコン基板10を置いて、キャパ
シタQを500〜700℃の温度で30〜120分間加
熱する。例えば、温度650℃で60分間加熱する回復
アニールを実施するものとする。また、第1の導電体膜
23aをパターニングして下部電極23を形成した後に
も同じ条件で回復アニールを実施する。
【0052】以上のような工程を経てキャパシタQを形
成した後に、図6に示すように、全面にTEOS膜及び
SOG膜からなる2層構造の第2の層間絶縁膜26を形
成し、この第2の層間絶縁膜26によりキャパシタQを
覆う。そのTEOS膜は、TEOSガスを用いるプラズ
マCVD法により、成長温度が390℃、パワーが40
0Wの条件でシリコン基板10の上側全面に100〜3
00nmの厚さで形成される。また、SOG膜は、TE
OS膜上にSOG溶液を80〜200nmの厚さに塗布
した後に、これを加熱することにより形成される。この
例では、TEOS膜の厚さが200nm、SOG(Spin-
On-Glass) 膜の厚さが100nmであるとする。ここ
で、SOG膜は塗布性絶縁膜であるので、その表面の凹
凸差は小さくなる。
【0053】なお、SOG膜はエッチバックで除去して
もよい。この場合には、TEOS膜の膜厚を500n
m、SOG膜の膜厚を100nmとする。
【0054】そして、フォトリソグラフィ法により第2
の層間絶縁膜26をパターニングして、キャパシタQの
上部電極25の上にコンタクトホール26aを形成す
る。その後、誘電体膜24に対して回復アニールを実施
する。具体的には、酸素雰囲気中で500〜650℃の
温度で30〜120分間加熱する。この例では、550
℃の温度で60分間加熱するものとする。
【0055】次に、第2の層間絶縁膜26、SiON膜2
1、SiO2膜22をフォトリソグラフィ法によりパターニ
ングして、メモリセル領域1の第2のプラグ18bの上
にコンタクトホール26bを形成して第2のプラグ18
bを露出させる。そして、第2の層間絶縁膜26上とコ
ンタクトホール26a,26b内に、膜厚100nmの
TiN 膜をスパッタ法により形成する。続いて、そのTiN
膜をフォトリソグラフィ法でパターニングすることによ
り、メモリセル領域1においてコンタクトホール26
a,26bを通してpウェル12a上の第2のプラグ1
8bとキャパシタ上部電極25とを電気的接続するため
の局所配線(ローカル配線)27を形成する。
【0056】次に、図7に示すような構造を形成するま
での工程を説明する。
【0057】まず、局所配線27と第2の層間絶縁膜2
6の上に、プラズマCVD法によりTEOS膜を200
〜400nm、例えば300nmの厚さに形成する。こ
のTEOS膜は第3の層間絶縁膜31として使用され
る。なお、その上の第3の絶縁膜31の上面の凹凸差
は、その下の第2の層間絶縁膜26の上面の凹凸差を反
映し、研磨を必要とするほどの大きさではない。
【0058】続いて、メモリセル領域1における第3の
層間絶縁膜31からその下方のSiON膜21までをフォト
リソグラフィ法によりパターニングすることにより、p
ウェル12aの中央位置の第1のプラグ18aの上にコ
ンタクトホール31aを形成するとともに、周辺回路領
域2の各プラグ18c〜18e上にもコンタクトホール
31c〜31eを形成する。
【0059】さらに、第3の層間絶縁膜31の上とコン
タクトホール31c〜31eの中にTi膜,TiN 膜、Al
(アルミニウム)膜及びTiN 膜の4層を順次積層し、こ
れらの金属膜をパターニングすることにより、メモリセ
ル領域1でビット線32aを形成するとともに、周辺回
路領域2では配線32c〜32eを形成する。これらの
ビット線32a、配線32c〜32eは、一層目のアル
ミニウム配線となる。
【0060】なお、メモリセル領域1のビット線32a
は第1のプラグ18aに接続され、また、周辺回路領域
2の配線32c〜32eは各プラグ18c〜18eに接
続される。
【0061】ビット線32a、配線32c〜32eを構
成する各金属膜の膜厚として例えば最下層のTi膜を20
nmの厚さ、下側のTiN 膜を50nmの厚さ、Al膜を5
00nmの厚さ、上側のTiN 膜を100nmの厚さとす
る。
【0062】次に、図8に示すように、TEOSガスと
酸素(O2)ガスを使用するプラズマCVD法により、2.
0μmの厚さのSiO2からなる第4の層間絶縁膜33を第
3の層間絶縁膜31、ビット線32a及び配線32c〜
32eの上に形成する。
【0063】そのプラズマCVDに使用する装置は、シ
リコン基板10を載せる第1電極とこれに対向する第2
の電極が配置されるチャンバを有するとともに、第2の
電極に高周波電力を印加し、第1の電極を定電圧とする
単周波印加構造を有している。このときの成膜条件は、
成長温度を400℃以下、例えば390℃とし、圧力を
1.2Paとする。また、高周波電力の周波数を13.5
6MHz 、そのパワーを400Wとする。なお、TEOS
ガスに対する酸素の流量比を例えば1程度とする。これ
らの条件によれば、成膜中にキャパシタQを構成する強
誘電体材料を殆ど劣化しないし、ビット線32a及び配
線32c〜32eに悪影響を与えることもない。
【0064】ところで、TEOSガスと酸素ガスを使用
するプラズマCVD法により形成された第4の層間絶縁
膜33は等方的に成長するために、第4の層間絶縁膜3
3の上面形状はその下のビット線32aや配線32c〜
32e等の一層目のアルミニウム配線の形状の影響を受
け易くなる。従って、第4の層間絶縁膜33であるTE
OS膜の上に二層目のアルミニウム配線を形成しようと
すると、二層目のアルミニウム配線のパターニング精度
が低下したり、断線が発生し易くなる等の問題がある。
【0065】そこで、第4の層間絶縁膜33であるTE
OS膜の上面を平坦化するために、図9に示すように、
その上面をCMP法により研磨する工程を採用する。そ
の研磨量は、最上面から約1.0μmの厚さ相当程度と
する。
【0066】ところで、第4の層間絶縁膜33をCMP
法により研磨した後に、後述するように第4の層間絶縁
膜33を加熱すると、その加熱によりキャパシタQの分
極電荷量が小さくなることが実験により明らかになっ
た。
【0067】これは、CMP法による平坦化の際に使用
されるスラリー中の水分や、その後の洗浄時に使用され
る洗浄液中の水分が、第4の層間絶縁膜3であるTEO
S膜の表面に付着したりその内部に吸収され、その下方
のキャパシタQまで達し、その水分が加熱によってキャ
パシタQを劣化させるからである。
【0068】即ち、第4の層間絶縁膜33の研磨後にキ
ャパシタQが高温で加熱されることにより、キャパシタ
誘電体膜24を構成する強誘電体材料が層間絶縁膜中の
水分により還元されて強誘電性が失われ、或いは、強誘
電体材料と電極の界面が水分により劣化されるためであ
ると考えられる。特に、第4の層間絶縁膜33が後述す
る金属膜に覆われた状態で第4の層間絶縁膜33、第3
の層間絶縁膜31が加熱されると、第4の層間絶縁膜3
3に吸収された水分は、外部に放出されにくくなって、
ビット配線32aの間の隙間を通って第3の層間絶縁膜
31内に浸透してキャパシタQの周囲に到達することに
なり、水分によるキャパシタQの劣化が進むことにな
る。
【0069】そこで、研磨時に第4の層間絶縁膜33内
に入り込んだ水分やその表面に付着している水分を除去
してキャパシタQの劣化を防止するために、図10に示
すように第4の層間絶縁膜33に対してプラズマアニー
ルによる脱水処理を施す。
【0070】即ち、第4の層間絶縁膜33をCMP法に
より平坦化した後に、シリコン基板10をプラズマ発生
装置(不図示)のチャンバ内に載置し、そのチャンバ内
でN2O ガスを700sccm、N2ガスを200sccmの流量で
供給し、これらのガスをプラズマ化して、基板温度を4
50℃以下、例えば350℃として3分間以上、好まし
くは4分以上の時間で第4の層間絶縁膜33をプラズマ
に曝す。これにより、第4の層間絶縁膜33内の水分が
外部に放出されるとともに、第4の層間絶縁膜33の少
なくとも表面には、窒素(N)原子が入り込んでSiONが
形成され、その後に水分が入り難くい状態となる。
【0071】プラズマを使用しない熱処理を用いてN原
子でプラズマTEOS膜を窒化しようとすると、使用さ
れるN2分子が不活性なため、1000℃以上の熱処理が
必要である。また、より活性なアンモニア(NH3) 分子を
用いる場合でも、750℃以上の熱処理が必要であり、
下層のアルミニウム配線層が溶融してしまう問題が生じ
る。効果的に、プラズマTEOS膜を窒化しようとすれ
ば、プラズマアニールが最も有効である。
【0072】そのプラズマアニールは、450℃以下の
温度で行っているので、その下方でアルミニウムから形
成された一層目のアルミニウム配線32a、32c〜3
2eに悪影響を与えることはない。
【0073】ところで、特開平10−83990号公報
(米国特許6017784)では、TEOSガスを使用して酸化
シリコン膜を形成した後にN2又はN2O のプラズマ処理に
よって酸化シリコン膜中の水素を脱ガスすることが記載
されている。このプラズマ処理は、研磨された酸化シリ
コン膜に対して行われるものではなく、しかも、強誘電
体キャパシタを覆っている酸化シリコン膜に対して行わ
れるものではない。
【0074】これに対して、本発明の実施形態では、T
EOSを用いて形成されたSiO2からなる第4の層間絶縁
膜33の表面を研磨した後に、第4の層間絶縁膜33を
プラズマアニールしているのであり、その研磨処理工程
で侵入した水分を除去するためにN2O プラズマアニール
が有効であることについては、上記文献には記載がな
い。また、本実施形態では、上記した条件のプラズマア
ニールを経ても強誘電体又は高誘電体キャパシタQの特
性が良好に維持されることを明らかにしている。
【0075】以上のようなプラズマアニール処理を終え
た後に、図11に示すように、再堆積層間絶縁膜34と
してTEOS膜を層間絶縁膜33の上に100nm以上
の厚さ、例えば200nmの厚さに形成する。再堆積層
間絶縁膜34は、次に述べるように第4の層間絶縁膜3
3の研磨面に現れる空洞を覆うために形成される。再堆
積層間絶縁膜34はキャップ層として作用し、層間絶縁
膜33の再吸湿を防止するという効果もある。再堆積層
間絶縁膜33の最適膜厚については後述する。
【0076】なお、再堆積層間絶縁膜34をN2O プラズ
マアニールしてもよい。
【0077】ところで上記したように、第4の層間絶縁
膜33の研磨面にはキーホールやスリットと呼ばれる空
洞(ス、ボイドともいう)が現れることがあるが、これ
は次のような理由による。
【0078】プラズマCVD法によりTEOS膜を形成
すると、そのTEOS膜は等方的に成長してその膜厚が
2.0μm程度の厚さになると、一層目のアルミニウム
配線間、即ちメモリセル領域1のビット線32a相互間
や周辺回路領域2の一層目のアルミニウム配線32c〜
32eの相互間で空洞が発生し易くなる。
【0079】ところで、図17(a) に示すように、ビッ
ト線32aはキャパシタQによって持ち上げられている
ので、ビット線32a間に発生する空洞33uは、他の
領域で発生する空洞33uよりも高い位置に形成される
ことになる。
【0080】従って、TEOS膜からなる第4の層間絶
縁膜33を研磨した後には、図17(b) に示すように、
メモリセル領域1に存在する空洞33uが研磨面から露
出し易くなる。
【0081】なお、図17(a) は、図8のI−I断面
図、図17(b) は図9のII−II線断面図であり、図中符
号32f、32gは、それぞれ一層目のアルミニウム配
線を示している。
【0082】そのように、メモリセル領域1において第
4の層間絶縁膜33上から露出する空洞33uは、ビッ
ト線32aの間に沿って溝状に表出するので、その空洞
33uが露出した状態で第4の層間絶縁膜33の上に直
に配線形成用金属膜を形成すると、その金属膜が空洞3
3u内に埋め込まれることになり、金属膜をパターニン
グして配線を形成した後でも、空洞33u内の金属膜が
除去されずに残ってしまう。その空洞33u内の金属膜
は、これと同じ金属膜から形成された配線同士を短絡さ
せる媒体になるので、空洞33u内に金属膜を予め形成
しないようにする必要がある。
【0083】本実施形態では、図11に示したように、
第4の層間絶縁膜33を研磨した後に、再堆積層間絶縁
膜34で第4の層間絶縁膜33の研磨面を覆うようにし
ているので、第4の層間絶縁膜34の研磨面から露出し
た空洞33u内には金属膜が形成されないことになる。
なお、図11のIII-III 線断面を示すと図18(a) のよ
うになる。
【0084】図19(a) は、再堆積層間絶縁膜34がな
い場合の第4の層間絶縁膜33とその下の構造を示す断
面図であり、図19(b) は、第4の層間絶縁膜33の上
に再堆積層間絶縁膜34を形成した状態を示す断面図で
ある。なお、図19(a),(b)は、FeRAMのメモリセ
ル領域の断面写真に基づいて描かれている。
【0085】以上のような再堆積層間絶縁膜34を形成
した後に、図12〜図16に示すように、二層目のアル
ミニウム配線を形成する工程に移る。
【0086】まず、図12に示すように、フォトリソグ
ラフィ法により再堆積層間絶縁膜34及び第4の層間絶
縁膜33をパターニングして、一層目のアルミニウム配
線、例えば周辺回路領域2の配線32dに到達するビア
ホール33aを形成する。その後に、ビアホール33a
を通してその下の配線32dの表面を所定量、例えば3
5nmの深さでエッチングする。
【0087】続いて、図13に示すように、ビアホール
33aの内面と再堆積層間絶縁膜34の上面に、膜厚2
0nmのTi膜と膜厚50nmのTiN膜をスパッタリ
ングにより順次形成し、それらの膜をグルーレイヤ35
aとする。なお、図18(b)は、図13のIV−IV線断図
である。
【0088】その後、六フッ化タングステン(WF6)ガス
とシラン(SiH4) ガスを使用してCVD法によりグルー
レイヤ35aの上にタングステンシード(不図示)を形
成する。さらに、WF6 ガスとシラン(SiH4)ガスに水素(H
2)ガスを加えて、成長温度を430℃としてグルーレイ
ヤ35a上にタングステン膜35bを形成する。これに
より、図14に示すように、ビアホール33a内には、
グルーレイヤ35aとタングステン膜35bが充填され
る。
【0089】その後、再堆積層間絶縁膜34上面上のタ
ングステン膜35bをCMP法又はエッチバックにより
除去して、ビアホール33a内にのみ残存させる。この
とき、再堆積層間絶縁膜34上のグルーレイヤ35aは
除去しても、しなくてもよい。図15ではグルーレイヤ
35aを再堆積層間絶縁膜34上面からCMP法により
除去した場合を示している。
【0090】これにより、配線32dと上層配線とを電
気的に接続するためのビア(プラグ)35がビアホール
33a内に形成される。
【0091】ところで、上記した第4の層間絶縁膜33
の研磨面から現れる空洞33uの幅は、CMP法による
研磨のばらつきなどによって均一とはならない。空洞3
3uの露出幅がばらつくと、次のような問題が発生す
る。
【0092】即ち、図20(a) に示すように、第4の層
間絶縁膜33上から露出した空洞33uの上に薄い再堆
積層間絶縁膜34を形成すると、図20(b) に示すよう
に、空洞33uが再堆積層間絶縁膜34によって完全に
覆われずにその一部が露出することがある。そして、そ
のような状態で、図20(c) に示すように、上記したグ
ルーレイヤ35aを形成すると、グルーレイヤ35aが
空洞33uの上で段切れを起こしてスリットが形成され
るおそれがあり、そのスリットが存在すると、タングス
テン膜35bを形成する際に使用する反応ガス中の水素
が図20(d) に示すように、そのスリットを通してその
下の第4の層間絶縁膜33に入ってしまう。第4の層間
絶縁膜33中に侵入した水素は、キャパシタQを還元し
てキャパシタ特性を劣化させるので好ましくない。
【0093】そこで、第4の層間絶縁膜33から露出し
た空洞33uを確実に覆うためには再堆積層間絶縁膜3
4が少なくとも300nm以上の膜厚が必要であること
が実験結果から明らかになった。
【0094】ところで、空洞33u内にグルーレイヤ3
5aやタングステン膜35bが充填されることを防止す
るために、再堆積層間絶縁膜34の膜厚がどの程度必要
かを調査したところ、図21のような結果が得られた。
図21の縦軸は、配線間のリークが発生する頻度を示
し、その横軸はリーク電流値を示している。図21の結
果によれば、再堆積層間絶縁膜34の膜厚が50nmで
は配線間のリークの頻度が大きく、その膜厚を増やすに
従って配線間リーク頻度が減少し、100nmでほぼ配
線間ショートを防止できることがわかった。従って、空
洞33uの露出による配線間のリークを低減するために
は再堆積層間絶縁膜34の膜厚が少なくとも100nm
あることが望ましい。
【0095】一方、再堆積層間絶縁膜34の上にグルー
レイヤ35a、タングステン膜35bを形成し、これを
パターニングしてプラグ35を形成し、その上に後述す
る二層目のアルミニウム配線を形成し、さらに、二層目
のアルミニウム配線を絶縁膜で覆うといった一連の工程
を終えた後に、再堆積層間絶縁膜34の膜厚と加速試験
によるキャパシタ分極電荷量の変化の関係を調査したと
ころ、次の表1に示すような結果が得られた。なお、加
速試験は、大気中で温度200℃で1時間、基板を加熱
して行われた。
【0096】
【表1】
【0097】表1によれば、加速試験前の状態では、再
堆積層間絶縁膜が厚い方が分極電荷量が僅かに大きくな
っている。しかし、加熱後は、試料間の分極電荷量の差
が顕著になる。とくに、再堆積層間絶縁膜34が0nm
の場合、即ち再堆積層間絶縁膜34を形成しないときに
は、分極電荷量が加熱後に半分以下に減り、強誘電体キ
ャパシタQは著しく特性が劣化する。また、再堆積層間
絶縁膜34が300nmの時は、強誘電体キャパシタQ
の劣化は軽度であり、加熱後の分極電荷量は22.6μ
C/cm2となって、FeRAMを正常に動作させるために
は十分な値となっている。
【0098】なお、再堆積層間絶縁膜34の300nm
という膜厚は、空洞33uの露出する部分のばらつきを
考慮して決定されるのである。
【0099】ところで、再堆積層間絶縁膜34が厚すぎ
ると、ビアホール33aのアスペクト比が増大してビア
ホール33a内でグルーレイヤ35aやタングステン膜
35bのカバレッジが悪くなる。即ち、再堆積層間絶縁
膜34の膜厚の上限値は、ビアホール33aのアスペク
ト比から決定される。例えば、ビアホール33aのアス
ペクト比を2.3とする場合に、ビアホール33aの直
径を0.6μm、第4の層間絶縁膜33の厚さを1.0
μmとすれば、再堆積層間絶縁膜34の膜厚は約0.4
μm(400nm)必要となる。
【0100】以上のような工程によって再堆積層間絶縁
膜34、ビア35を形成する工程を終えた後に、再堆積
層間絶縁膜34の上に第1のTiN 膜を50nm、Al膜を
500nm、第2のTiN 膜を50nmの厚さに順次形成
し、これらの膜をパターニングすることにより、配線3
6を形成する。なお、再堆積層間絶縁膜34上面にグル
ーレイヤ35aを残す場合には、第1のTiN 膜の形成を
省略してグルーレイヤ35aの上にアルミニウム膜と第
2のTiN 膜を形成することになる。
【0101】次に、第1及び第2のTiN 膜とAl膜、又
は、第2のTiN 膜とAl膜とグルーレイヤをフォトリソグ
ラフィ法によりパターニングすることにより、図16に
示すように、二層目のアルミニウム配線36を再堆積層
間絶縁膜34の上に形成する。
【0102】その後、TEOSを用いるプラズマCVD
法により、二層目のアルミニウム配線36と再堆積層間
絶縁膜34の上に、第1のカバー絶縁膜37としてSiO2
膜を200nmの厚さに形成する。さらに、第1のカバ
ー絶縁膜37の上に、プラズマCVD法によりSiN より
なる第2のカバー絶縁膜膜38を500nmの厚さに形
成する。これらの第1及び第2のカバー膜37,38に
より二層目の配線36が被覆される。
【0103】二層目のアルミニウム配線36が形成され
た後のメモリセル領域1における各種導電パターンの平
面的な位置関係は図22のようになる。なお、図22中
で素子分離絶縁膜11以外の絶縁膜は省略されている。
【0104】以上のような工程により、キャパシタ誘電
体膜24として強誘電体を用いたFeRAMの基本的な
構造が完成する。
【0105】本実施の形態においては、キャパシタQと
一層目のアルミニウム配線32a,32c〜32eを覆
う第4の層間絶縁膜33の上面をCMP法で平坦化して
いる。これにより、キャパシタQと配線32aの上に形
成した層間絶縁膜33のさらに上で平坦に形成される二
層目のアルミニウム配線36のパターン精度を良好にす
ることができる。
【0106】また、層間絶縁膜33を研磨した後に、N2
O プラズマアニールを施して層間絶縁膜33中の水分を
除去しているので、その後の工程において加熱されて
も、強誘電体膜(キャパシタ誘電体膜24)の還元、劣
化が回避される。これにより、良好な特性のFeRAM
を製造できる。しかも、N2O プラズマアニールを450
℃以下で行っているので、一層目のアルミニウム配線を
劣化させることもない。
【0107】そのようなN2O プラズマアニール工程を入
れてFeRAMを形成した場合と、その工程を省略して
FeRAMを形成した場合のキャパシタQの分極電荷量
を調べたところ次の表2に示すような結果が得られ、N2
O プラズマアニールがキャパシタの劣化を防止するため
に有効であることが確かめられた。
【0108】
【表2】
【0109】なお、上記の実施の形態では、N2O を用い
たプラズマアニールにより層間絶縁膜33を脱水処理す
る場合について説明したが、脱水処理に用いるガスはN2
O に限定されるものではなく、例えばN2ガス、O2ガス又
はNOガスを用いたプラズマアニールでも同様の効果が得
られる。また、プラズマアニールに使用するガスは、N2
O +N2、N2+O2等の混合ガスでもよい。さらに、そのよ
うな単体ガス又は混合ガスに、アルゴン(Ar)、ヘリウム
(He)、ネオン(Ne)の不活性ガスを混合してプラズマ化し
てもよい。
【0110】更にまた、上記の実施の形態では層間絶縁
膜33に対し脱水処理を施した後、再堆積層間絶縁膜3
4を形成したが、CMP研磨後の層間絶縁膜33の上に
再堆積層間絶縁膜34を形成し、その後脱水処理を施し
てもよい。
【0111】上記の実施の形態のように再堆積層間絶縁
膜34を薄く形成する場合は再堆積層間絶縁膜34中に
含まれる水分量が極めて少ないが、再堆積層間絶縁膜3
4を厚く形成する場合は再堆積層間絶縁膜34中に含ま
れる水分によりキャパシタ誘電体膜が還元されてしまう
おそれがある。これを防止するために、再堆積層間絶縁
膜34を形成した後、N2O 又はNOを用いるプラズマアニ
ールによる脱水処理を実施してもよい。但し、この場
合、再堆積層間絶縁膜34をプラズマCVD法により酸
窒化シリコン(SiON)膜又はプラズマCVD法により窒
化シリコン(SiN)膜で形成すると、これらの膜は水分を
通しにくいので、第4の層間絶縁膜33中の水分を十分
に除去することができなくなる。このため、再堆積層間
絶縁膜34を形成した後にプラズマアニールを施す場合
は、再堆積層間絶縁膜34をプラズマTEOS膜、O3
TEOS膜、又はプラズマSiO2膜により形成することが
好ましい。
【0112】即ち、再堆積層間絶縁膜34としては、上
述したプラズマCVD法により形成したTEOS膜(P
−TEOS膜)に代えて、熱CVD法でオゾン(O3)と
TEOSとを用いて形成したTEOS(O3−TEOS)
膜、プラズマCVD法により形成したSiO2(P−SiO2
膜、ノンバイアスのHDP(High Density Plasma) −C
VDにより形成したSiO2膜、プラズマCVD法により形
成したSiON(P−SiON)膜及びプラズマCVD法により
形成したSiN ( P−SiN )膜などを使用してもよい。但
し、O3−TEOS膜は、水分含有量がP−TEOS膜に
比べて多いので、本実施形態ではP−TEOS膜を用い
ている。また、SiON膜及びSiN 膜は水分の透過性が低い
ので、これらの膜を再堆積層間絶縁膜34として使用す
る場合は、第4の層間絶縁膜33を脱水処理した後に、
再堆積層間絶縁膜34を形成することが必要である。
【0113】図23は、横軸にP−TEOS膜に対する
プラズマアニール処理時間をとり、縦軸に分極電荷量
(Qsw)をとって、分極電荷量の脱水処理時間依存性を
示す図である。但し、プラズマアニールの条件は、温度
が350℃、プラズマに印加するパワーが300W、N2
O の流量が700sccm、N2ガスの流量が200sccmであ
る。分極電荷量Qswの値が大きいほど、分極特性が良好
であるといえる。
【0114】図23からわかるように、プラズマアニー
ルの処理時間を3分以上とすることにより、十分な特性
を得ることができる。強誘電体膜の初期状態における分
極電荷量は約28μC/cm2 であり、約4分間のプラ
ズマアニールにより初期状態の分極電荷量まで回復させ
ることができる。
【0115】上記した実施形態では、第4の層間絶縁膜
33として、TEOSガスを用いるプラズマCVD法に
より形成したSiO2膜(p−TEOS)を用いたが、その
他に、熱CVD法でO3とTEOSとを用いて形成したT
EOS(O3−TEOS)膜、プラズマCVD法により形
成したSiO2(P−SiO2)膜などで形成してもよい。O3
TEOS膜は、P−TEOS膜よりも成長速度が遅い
が、その膜内に空洞は生じない。
【0116】また、上記した実施形態では、FeRAM
及びその形成工程について説明したが、高誘電体キャパ
シタを有する揮発性メモリ(DRAM)についても、水
分と加熱によって高誘電体材料の絶縁性が劣化したり、
高誘電体材料膜と電極との界面が劣化し易くなる。そこ
で、上記したと同様に、高誘電体キャパシタの上に形成
される絶縁膜の上面をCMP法により平坦化した後に、
その表面をN2O 、NO等のガスを用いてその絶縁膜の脱水
処理をしたり、あるいは、そのような脱水処理後、又は
脱水処理前に平坦化された面の上にP−TEOSを用い
て再堆積層間絶縁膜を形成してもよい。高誘電体材料と
して、(BaSr)TiO3などの高誘電体材料を使用すればよ
い。
【0117】また、本発明は、強誘電体不揮発性半導体
メモリ又は高誘電体半導体メモリとロジックデバイスと
を混載したいわゆるシステムLSIの製造に適用するこ
ともできる。
【0118】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、キャ
パシタとその上を通る配線のさらに上に形成された絶縁
膜を研磨して平坦化するようにしたので、その絶縁膜の
平坦面の上に配線を精度良く形成することが容易にな
る。
【0119】また、研磨された絶縁膜に対しN2O 又はNO
を含むプラズマアニールによる脱水処理を施すようにし
たので、その絶縁膜の表面に付着している水分、及び絶
縁膜中に侵入している水分をより確実に除去することが
できて、キャパシタを構成する強誘電体材料又は高誘電
体材料の還元や、キャパシタ劣化を防止できる。従っ
て、強誘電体材料又は高誘電体材料の誘電特性の劣化を
回避でき、良好な特性のFeRAM又はDRAMを製造
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、発明の実施の形態の半導体装置の製造
方法を示す断面図(その1)である。
【図2】図2は、本発明の実施の形態の半導体装置の製
造方法を示す断面図(その2)である。
【図3】図3は、本発明の実施の形態の半導体装置の製
造方法を示す断面図(その3)である。
【図4】図4は、本発明の実施の形態の半導体装置の製
造方法を示す断面図(その4)である。
【図5】図5は、本発明の実施の形態の半導体装置の製
造方法を示す断面図(その5)である。
【図6】図6は、本発明の実施の形態の半導体装置の製
造方法を示す断面図(その6)である。
【図7】図7は、本発明の実施の形態の半導体装置の製
造方法を示す断面図(その7)である。
【図8】図8は、本発明の実施の形態の半導体装置の製
造方法を示す断面図(その8)である。
【図9】図9は、本発明の実施の形態の半導体装置の製
造方法を示す断面図(その9)である。
【図10】図10は、本発明の実施の形態の半導体装置
の製造方法を示す断面図(その10)である。
【図11】図11は、本発明の実施の形態の半導体装置
の製造方法を示す断面図(その11)である。
【図12】図12は、本発明の実施の形態の半導体装置
の製造方法を示す断面図(その12)である。
【図13】図13は、本発明の実施の形態の半導体装置
の製造方法を示す断面図(その13)である。
【図14】図14は、本発明の実施の形態の半導体装置
の製造方法を示す断面図(その14)である。
【図15】図15は、本発明の実施の形態の半導体装置
の製造方法を示す断面図(その15)である。
【図16】図16は、本発明の実施の形態の半導体装置
の製造方法を示す断面図(その16)である。
【図17】図17(a) は図8のI−I線断面図、図17
(b) は図8のII−II線断面図である。
【図18】図18(a) は図11のIII-III 線断面図、図
18(b) は図13のIV−IV線断面図である。
【図19】図19(a) は、図17(b) の断面を撮影した
写真に基づいて描いた断面図であり、図19(b) は、図
18(a) の断面を撮影した写真に基づいて描いた断面図
である。
【図20】図20(a) 〜(d) は、図17(b) に示した空
洞が絶縁膜によって十分埋め込まれない工程を示す断面
図である。
【図21】図21は、本発明の実施形態に係る半導体装
置のメモリセルに使用されるキャパシタのリーク電流と
累積確率の関係を示す図であって、累積確率を示す縦軸
とリーク電流量を示す横軸は対数目盛で示される。
【図22】図22は、本発明の実施形態に係る半導体装
置のメモリセル領域の導電パターンの配置を示す平面図
である。
【図23】図23は、本発明の実施形態に係る半導体装
置に形成されたキャパシタの分極電荷量の脱水処理時間
依存性を示す図である。
【符号の説明】
10…半導体基板、11…素子分離絶縁膜、12a,1
2b…ウェル領域、13a,13b,13c…ゲート電
極、15a,15b…不純物拡散領域、16…サイドウ
ォール、17,26,31,33…層間絶縁膜、18…
プラグ、21…SiON膜、22…SiO2膜、23…下部電
極、24…誘電体膜、25…上部電極、27…局所配
線、32a…ビット線、32b〜32g…配線、34…
再堆積層間絶縁膜、35a…グルーレイヤ、35b…タ
ングステン膜、35…プラグ、36…アルミニウム配
線、37,38…カバー膜。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5F033 HH04 HH05 HH07 HH18 HH28 JJ18 JJ19 JJ33 KK01 KK04 KK05 KK08 KK18 KK28 KK33 MM05 MM07 MM13 NN03 NN07 PP06 PP15 QQ09 QQ10 QQ37 QQ48 QQ90 RR04 RR06 RR08 RR09 RR29 SS02 SS04 SS15 SS22 TT01 VV10 VV16 XX00 XX01 5F083 AD21 AD49 GA06 GA21 JA14 JA15 JA17 JA33 JA35 JA36 JA38 JA39 JA40 JA43 JA53 KA17 KA20 MA05 MA06 MA16 MA17 MA19 MA20 PR33 PR39 PR40 PR42 PR43 PR44 PR45 PR52 PR53 PR54 PR55 ZA12

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体基板に形成された第1の不純物領域
    及び第2の不純物領域と該半導体基板上に形成されたゲ
    ート電極とを有するトランジスタと、 前記トランジスタを覆う第1の絶縁膜と、 前記第1の絶縁膜の上に形成され、強誘電体材料と高誘
    電体材料のいずれかよりなる誘電体膜とこれを挟む上部
    電極及び下部電極とを有するキャパシタと、 前記キャパシタの上に形成された第2の絶縁膜と、 前記第2の絶縁膜の上に形成され、前記キャパシタの前
    記上部電極と前記第1の不純物領域とを接続する局所配
    線と、 前記局所配線と前記第2の絶縁膜の上に形成された第3
    の絶縁膜と、 前記第3の絶縁膜の上に形成され、且つ前記第1、第2
    及び第3の絶縁膜に形成されたホールを通して前記第2
    の不純物領域に接続される第1の配線と、 前記第1の配線の上に形成され、且つ平坦化された上面
    を有する第4の絶縁膜と、 前記第4の絶縁膜上に形成された第2の配線とを有する
    ことを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】前記第4の絶縁膜の内部には、前記第4の
    絶縁膜の前記上面から一部が露出する空洞が形成されて
    いることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】前記空洞は、複数の前記キャパシタの間の
    領域に存在することを特徴とする請求項2に記載の半導
    体装置。
  4. 【請求項4】前記第4の絶縁膜の上には、前記第4の絶
    縁膜の前記上面から露出する前記空洞を覆う第5の絶縁
    膜が形成されていることを特徴とする請求項2又は請求
    項3に記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】前記第2の配線は、前記第4の絶縁膜に形
    成されたホールを通して前記第1の配線に接続されてい
    ることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに
    記載の半導体装置。
  6. 【請求項6】前記第3及び第4の絶縁膜は、シリコン酸
    化膜であることを特徴とする請求項1乃至請求項5のい
    ずれかに記載の半導体装置。
  7. 【請求項7】前記第1の絶縁膜の上面は、平坦化された
    面であることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいず
    れかに記載の半導体装置。
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