JP2002141088A - 車両用燃料電池システム - Google Patents

車両用燃料電池システム

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JP2002141088A
JP2002141088A JP2000337933A JP2000337933A JP2002141088A JP 2002141088 A JP2002141088 A JP 2002141088A JP 2000337933 A JP2000337933 A JP 2000337933A JP 2000337933 A JP2000337933 A JP 2000337933A JP 2002141088 A JP2002141088 A JP 2002141088A
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vehicle
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valve
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Kazuyoshi Aramaki
和喜 荒巻
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Nissan Motor Co Ltd
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Abstract

(57)【要約】 【課題】 急減速時に余分な圧縮空気が加湿器を通るこ
とを防止して、燃料電池システムから水が放出されるの
を抑制する。 【解決手段】 空気を圧縮する圧縮機23と、圧縮空気
を加湿して燃料電池26へ供給する加湿器25と、燃料
電池26の排気から水を回収するコンデンサ27と、回
収した水を蓄えるとともに、加湿器25へ供給する水タ
ンク28、水ポンプ34と、圧縮機23の下流かつ加湿
器25の上流に配置されて、圧縮空気を選択的に外部へ
逃がすパージ弁36と、車両の急減速が判定され、か
つ、検出した水タンク28の水量が予め設定した値未満
のときには、パージ弁36を開弁する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用燃料電池シ
ステムの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用燃料電池システムには、S
AE2000−01−1061等に開示される燃料電池
システムがある。
【0003】これは圧縮機から吐出した空気を加湿器で
加湿し、燃料電池スタックを通った後、コンデンサで水
を分離するとともに排気し、コンデンサで回収された水
は水タンクに貯えられ、再び加湿器に送られて循環す
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例においては、2次電池を積まない燃料電池システム
の場合、圧縮機を駆動するモータが、減速時において回
生を行わないために、急減速時では、圧縮機及びモータ
が、ロータ等のイナーシャによって長時間廻り続けるた
め、圧縮空気流量がなかなか減少せず、多量の圧縮空気
が加湿器、燃料電池スタック、コンデンサを通って車外
へ排出されてしまう。
【0005】減速時では、燃料電池システムは電力をあ
まり必要とせず、燃料電池スタックにおいて発電量が少
ないため、燃料電池スタックは水を極少量しか生成せ
ず、圧縮空気は燃料電池スタックから水を極少量しか受
取らない。
【0006】また、コンデンサは比較的高温である車両
のクーラントで冷却しているため、蒸気として空気に含
まれる水分を回収する効率が低く、コンデンサで回収さ
れなかった水が多量に排気と一緒に排出される。
【0007】したがって、減速時では燃料電池スタック
で生成される水が少ないためにコンデンサで回収される
水の量も少なくなり、燃料電池システムから排気として
捨ててしまう水の量が多くなる。
【0008】例えば、急加速と急減速を頻繁に繰り返し
た場合、車外に排出してしまう水の量が多くなり、燃料
電池システムに貯えている水が不足して、燃料電池スタ
ックを加湿できなくなり、燃料電池スタック6の高分子
膜が乾燥し、発電能力が低下するという問題があった。
【0009】そこで本発明は、上記問題点に鑑みてなさ
れたものであり、加湿用に貯えた水量が所定値以下の場
合には、急減速時に余分な圧縮空気を外気にパージする
ことにより余分な圧縮空気が加湿器を通ることを防止し
て、燃料電池システムから水が放出されるのを抑制する
ことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、空気を圧
縮する加圧手段と、この圧縮空気を加湿して燃料電池へ
供給する加湿手段と、前記燃料電池の排気から水を回収
する回収手段と、この回収した水を蓄えるとともに、前
記加湿手段へ供給する水供給手段とを備える車両用燃料
電池システムにおいて、前記加圧手段の下流かつ加湿手
段の上流に配置されて、前記圧縮空気を選択的に外部へ
逃がす弁と、車両が急減速状態にあることを判定する急
減速判定手段と、前記水供給手段の水量を検出する水量
検出手段と、車両が急減速状態にあることが判定され、
かつ、検出した水量が予め設定した値以下のときには、
前記弁から圧縮空気を外部へ逃がす。
【0011】また、第2の発明は、前記第1の発明にお
いて、前記急減速判定手段は、前記燃料電池へ流入する
空気流量を検出する流量検出手段と、燃料電池が要求す
る要求空気流量を検出する要求空気流量検出手段とを備
え、燃料電池へ流入する空気流量が要求空気流量より
も、予め設定した値以上多いときに急減速状態であるこ
とを判定する。
【0012】また、第3の発明は、前記第1の発明にお
いて、前記急減速判定手段は、車速を検出する車速検出
手段と、アクセルペダルの踏み込み状態を検出するアク
セル開度検出手段とを備え、車速が予め設定した値を超
えているときに、アクセルペダルの解放を検出したとき
に急減速状態であることを判定する。
【0013】また、第4の発明は、前記第2の発明にお
いて、前記加湿手段の上流、かつ、前記弁の下流に熱交
換器を設けるとともに、前記流量検出手段を熱交換器の
下流に配設する。
【0014】また、第5の発明は、前記第1の発明にお
いて、前記弁は、選択的に圧縮空気を外部へ逃がすパー
ジ弁で構成される。
【0015】また、第6の発明は、前記第1の発明にお
いて、前記弁は、圧縮空気を外部へ逃がすか、加湿手段
側へ供給するかを選択的に切り換える三方弁で構成され
る。
【0016】
【発明の効果】したがって、第1の発明は、車両の急減
速時では、水タンク内の水量が予め設定した値以下のと
きには、加圧手段の下流かつ加湿手段の上流に配置され
た弁から圧縮空気を外部へ逃がすことにより、燃料電池
システムの貯蔵水量が少ないときにおいて急減速を行っ
ても、燃料電池が要求する以上の空気が加湿器を通過す
ることを防止でき、余分な水が車外に排出されることが
なくなって、燃料電池システムの水の枯渇を防止でき
る。
【0017】また、第2の発明は、車両の急減速時に
は、燃料電池システムが燃料電池に要求する電力(発電
量)は非常に少ないために、燃料電池へ流入する空気流
量は、要求空気流量に対して大きくなる。そこで、燃料
電池へ流入する空気流量が要求空気流量よりも、予め設
定した値以上多いときに急減速状態であることを判定す
ることができ、ひとつの流量検出手段によって車両が急
減速状態であることを正確に判定することができる。
【0018】また、第3の発明は、車速を検出する車速
検出手段と、アクセルペダルの踏み込み状態を検出する
アクセル開度検出手段の2つの検出手段から、車速が予
め設定した値を超えているときに、アクセルペダルの解
放を検出すると、車両が急減速状態であることを判定す
ることができる。
【0019】また、第4の発明は、加圧手段の上流、か
つ、前記弁の下流に熱交換器を設けるとともに、流量検
出手段を熱交換器の下流に配設することで、流量検出手
段は加圧手段の吐出温度および蒸気の影響を受け難い条
件で流量の測定精度を向上でき、さらに、流量検出手段
を選択的に加圧空気を逃がす弁の下流に配置することに
よって、急減速制御中に弁から外部へ加圧空気を逃がし
ていても、燃料電池へ流入する空気流量を正確に測定で
き、この測定値に基づいて弁の開弁量などを制御するこ
とで、急減速中に燃料電池システムが必要とする発電量
を正確に確保することができる。
【0020】また、第5の発明は、選択的に圧縮空気を
外部へ逃がす弁をパージ弁で構成することで、急減速時
で、かつ水量が所定値以下のときには、加圧手段からの
圧縮空気を外部へ逃がすことで、燃料電池へ流入する空
気流量を低減できる。
【0021】また、第6の発明は、前記弁を、圧縮空気
を外部へ逃がすか、加湿手段側へ供給するかを選択的に
切り換える三方弁で構成することで、急減速時で、かつ
水量が所定値以下のときには、加圧手段からの圧縮空気
の全量を外部へ逃がすことで、燃料電池へ流入する空気
流量を遮断できる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0023】図1は車両用の燃料電池システムのうち空
気系の概略を示し、燃料電池スタック26へ空気を圧送
する流路33の最も上流には、モータ22に駆動される
圧縮機23(加圧手段)が配設される。
【0024】圧縮機23下流の流路33には上流から流
量計21、熱交換器24、加湿器25(加湿手段)、燃
料電池スタック26、コンデンサ27、圧力制御弁30
が順次設けられ、また燃料電池スタック26の上流には
圧力センサ29が設けられている。
【0025】圧縮機23の下流、かつ熱交換器24の上
流の流路33からは、パージ通路35が分岐しており、
パージ通路35の途中にはパージ弁36が設けられてい
る。
【0026】また、コンデンサ27(回収手段)で凝縮
された水は、水配管32を介して水タンク28へ流入
し、さらに、水タンク28に蓄えられた水は、水ポンプ
34から加湿器25へ送られて、再び水蒸気となって循
環し、燃料電池スタック26へ供給される。
【0027】また、水タンク28には水位センサ31が
設けられて、コンデンサ27等から回収された水量を検
出して、燃料電池システム内の水資源を管理する。
【0028】圧縮機23は、モータ22及びインバータ
20を介して燃料電池スタック26からの電力によって
駆動される。
【0029】ここで、マイクロコンピュータなどを主体
に構成されるコントロールユニット37には、圧縮機2
3と熱交換器24の間で、かつ、パージ通路35との分
岐位置よりも下流に介装された流量計21が検出した流
路33の空気流量Qs、水タンク28に配設された水位
センサ31が検出した水位(水量)、燃料電池スタック
26の上流に配設された圧力センサ29からの圧力が入
力される。
【0030】コントロールユニット37は、これら各検
出値に基づいて圧力制御弁30、パージ弁36、モータ
22の駆動制御を行い、さらに、各検出値から車両が急
減速状態であることが判定されると、インバータ20に
モータ22の駆動を停止するよう指令するとともに、パ
ージ弁36を開弁して、圧縮機23からの加圧空気を外
部へ逃がすように指令する。
【0031】この急減速時の制御の一例について、図2
のフローチャートを参照しながら詳述する。
【0032】まず、ステップS1では、定常運転時の処
理としてパージ弁36を閉弁して、圧縮機23からの加
圧空気を熱交換器24側へ供給する。
【0033】次に、ステップS2では、燃料電池システ
ムが必要な燃料電池スタック26の発電量に基づいて、
燃料電池スタック26に要求される空気流量Qrを読み
込む。
【0034】そして、ステップS3では、流量計21で
測定した空気流路33内の流量Qsを読み込む。
【0035】ステップS4では、上記要求空気流量Qr
と実測値Qsの比較を行い、実測値Qsの方が要求値Q
rよりも、予め設定した値よりも大きければ急減速状態
であると判断し、そうでなければ急減速以外の状態(例
えば、定常状態)と判断する。
【0036】このステップS4で、急減速状態であると
判断されると、ステップS5に進んで、水タンク28の
水位が設定値以下であるかを判定し、検出した水位が設
定値以下の場合には、燃料電池システムの水が不足して
いると判断し、パージ弁36を開弁し、圧縮機23から
の加圧空気を外部へ逃がす。
【0037】そして、再び上記ステップS2の処理へ戻
る。
【0038】なお、上記ステップS4、S5で急減速状
態であるかまたは水位が設定値を超える場合には、ステ
ップS1の処理へ戻る。
【0039】したがって、車両の急減速時には、圧縮機
23を駆動するモータ22への電力供給は停止される
が、モータ22および圧縮機23は瞬時に停止すること
はできず、ロータ等のイナーシャのために圧縮機23お
よびモータ22は徐々に減速することになる。
【0040】このとき、燃料電池システムが、燃料電池
スタック26に要求する電力(発電量)は非常に少ない
ために、要求空気流量Qrは流量計で測定する流量Qs
よりも非常に少なくなる。
【0041】そこで、QsとQrの差が予め設定した値
以上大きければ急減速状態であると判断する。
【0042】また、水タンク28の水量(水位)が、し
きい値(設定値)以下であれは、燃料電池システムが水
不足と判断してパージ弁36を開弁することで、圧縮空
気のうち不要分をパージ通路35を介して車外へ放出す
ることにより、不要な圧縮空気が加湿器25を通ること
を防止し、加湿器25から余分な水が奪われるのを確実
に防止できるのである。
【0043】ここで、要求空気流量Qrと実測空気流量
Qsの差が小さければ、急減速ではない運転状態であ
り、モータ22の回転数制御等で実測空気流量Qsを要
求空気流量Qrに合わせることができるので、急減速状
態であるとを判断するしきい値を設けている。
【0044】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、車両の急減速時に、燃料電池スタック26が要求す
る空気流量Qrに対し、燃料電池スタック26に流入す
る空気流量Qsが、予め設定された値以上多く、水タン
ク内の水位が一定値以下のときには、パージ弁36を開
き、空気流路内の空気をパージ通路35から大気開放す
ることにより、燃料電池システムの貯蔵水量が少ない時
において急減速を行っても、圧縮機23およびモータ2
2のイナーシャによる燃料電池スタック26の要求以上
の空気が加湿器を通過することを防止し、余分な水が車
外に排出されることがなくなって、燃料電池システムの
水の枯渇が防止できる。
【0045】また、流量計21をパージ通路35との分
岐点よりも下流に配置することによって、急減速制御中
でも、燃料電池スタック26の要求する空気流量を正確
に送ることができ、急減速中に必要とする発電量を確保
することができる。
【0046】図3は第2の実施形態を示し、前記第1実
施形態の流量計21を、熱交換器24の下流かつ加湿器
25の上流に設けたもので、その他の構成は前記第1実
施形態と同様である。
【0047】流量計21を熱交換器24と加湿器25の
間に設けることにより、圧縮機23の吐出温度および蒸
気の影響を受け難い条件で流量の測定精度を向上でき、
さらに、流量計21をパージ通路35との分岐点よりも
下流に配置することによって、急減速制御中でも、燃料
電池スタック26へ流入する空気流量を正確に測定する
ことができ、この測定値に基づいてパージ弁36の開弁
量などを制御することで、急減速中に燃料電池システム
が必要とする発電量を正確に確保することができる。
【0048】図4は、第3の実施形態を示し、前記第1
実施形態のセンサに、車速センサ78と全閉スイッチ7
7(またはアイドルスイッチ)を加えるとともに、パー
ジ弁36を三方弁46に置き換え、さらに、流量計21
を圧縮機23の上流に配設したもので、その他の構成は
前記第1実施形態と同様である。
【0049】まず、車速センサ78は、車両の速度VS
Pを検出し、また、全閉スイッチ77は、アクセルペダ
ルが解放されるとONになるもので、車速VSPが予め
設定したしきい値以上のときに、全閉スイッチ77がO
Nになると、車両が急減速状態であることを判定する。
【0050】また、三方弁46は、コントロールユニッ
ト37の指令に応じて、圧縮機23からの加圧空気を熱
交換器24またはパージ通路35のいずれか一方へ切り
換えるものである。
【0051】次に、コントロールユニット37で行われ
る制御の一例について、図5のフローチャートを参照し
ながら詳述する。
【0052】まず、ステップS11では、定常運転時の
処理として三方弁46を圧縮機23から熱交換器24が
連通するように切り換える。
【0053】次に、ステップS12では、車速VSPを
読み込むとともに、ステップS13では、全閉スイッチ
77の状態を読み込む。
【0054】そして、ステップS14では、検出した車
速VSPが予め設定したしきい値以上であるかを判定し
て、このしきい値以上であればステップS15へ進む一
方、しきい値未満のときには、ステップS11の処理へ
戻る。
【0055】ステップS15では、全閉スイッチ77が
ONとなって、アクセルペダルが解放された状態である
か否かを判定し、全閉スイッチ77がONであれば、急
減速が発生したと判定してステップS16へ進む一方、
そうでない場合には、ステップS11の処理へ戻る。
【0056】そして、ステップS16では、圧縮機23
とパージ通路35が連通するように三方弁46を切り換
えて、不要な空気が熱交換器24以降へ流れるのを防止
した後、ステップS13の処理へ戻る。なお、車速VS
Pがしきい値未満またはアクセルペダルが踏み込まれて
いるときには、急減速以外の状態(例えば、定常状態)
と判断してステップS11の処理へ戻る。
【0057】この場合では、急減速状態であることの判
定を、車速VSPとアクセルペダルの解放状態に基づい
て行うようにしたため、流量計21を急減速の判定及び
制御に用いる必要がなくなって圧縮機23の上流に配置
でき、加圧前(温度上昇前)の空気流量を図ることで、
通常の運転制御に使用する空気流量の検出精度を向上さ
せることができる。
【0058】なお、この場合、急減速制御中では、熱交
換器24、加湿器25側へ空気が遮断されるため、燃料
電池スタック26では発電を行わない。
【0059】また、図5のフローチャートでは、水位の
判定を省略したが、図示はしないが、前記第1実施形態
と同様に、急減速状態であることが判定され、かつ、水
位が設定した値以下のときに、三方弁46を切り換え
て、加圧空気をパージ通路35へ解放してもよい。
【0060】また、前記第1または第2実施形態におい
て、急減速状態であることの判定を車速VSPとアクセ
ルペダルの踏み込み量に基づいて行ってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す車両用燃料電池シス
テムの概略構成図。
【図2】コントロールユニットで行われる急減速制御の
一例を示すフローチャート。
【図3】第2の実施形態を示す車両用燃料電池システム
の概略構成図。
【図4】第3の実施形態を示す車両用燃料電池システム
の概略構成図。
【図5】コントロールユニットで行われる急減速制御の
一例を示すフローチャート。
【符号の説明】
21 流量計 23 圧縮機 24 熱交換器 25 加湿器 26 燃料電池スタック 27 コンデンサ 28 水タンク 34 水ポンプ 35 パージ通路 36 パージ弁 37 コントロールユニット 46 三方弁

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気を圧縮する加圧手段と、 この圧縮空気を加湿して燃料電池へ供給する加湿手段
    と、 前記燃料電池の排気から水を回収する回収手段と、 この回収した水を蓄えるとともに、前記加湿手段へ供給
    する水供給手段とを備える車両用燃料電池システムにお
    いて、 前記加圧手段の下流かつ加湿手段の上流に配置されて、
    前記圧縮空気を選択的に外部へ逃がす弁と、 車両が急減速状態にあることを判定する急減速判定手段
    と、 前記水供給手段の水量を検出する水量検出手段と、 車両が急減速にあることが判定され、かつ、検出した水
    量が予め設定した値以下のときには、前記弁から圧縮空
    気を外部へ逃がすことを特徴とする車両用燃料電池シス
    テム。
  2. 【請求項2】 前記急減速判定手段は、前記燃料電池へ
    流入する空気流量を検出する流量検出手段と、燃料電池
    が要求する要求空気流量を検出する要求空気流量検出手
    段とを備え、燃料電池へ流入する空気流量が要求空気流
    量よりも、予め設定した値以上多いときに急減速状態に
    あることを判定することを特徴とする請求項1に記載の
    車両用燃料電池システム。
  3. 【請求項3】 前記急減速判定手段は、車速を検出する
    車速検出手段と、アクセルペダルの踏み込み状態を検出
    するアクセル開度検出手段とを備え、車速が予め設定し
    た値を超えているときに、アクセルペダルの解放を検出
    したときに急減速状態であることを判定することを特徴
    とする請求項1に記載の車両用燃料電池システム。
  4. 【請求項4】 前記加湿手段の上流、かつ、前記弁の下
    流に熱交換器を設けるとともに、前記流量検出手段を熱
    交換器の下流に配設したことを特徴とする請求項2に記
    載の車両用燃料電池システム。
  5. 【請求項5】 前記弁は、選択的に圧縮空気を外部へ逃
    がすパージ弁で構成されたことを特徴とする請求項1に
    記載の車両用燃料電池システム。
  6. 【請求項6】 前記弁は、圧縮空気を外部へ逃がすか、
    加湿手段側へ供給するかを選択的に切り換える三方弁で
    構成されたことを特徴とする請求項1に記載の車両用燃
    料電池システム。
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