JP2002141077A - 固体高分子電解質型燃料電池及び燃料電池スタック - Google Patents

固体高分子電解質型燃料電池及び燃料電池スタック

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JP2002141077A
JP2002141077A JP2000337643A JP2000337643A JP2002141077A JP 2002141077 A JP2002141077 A JP 2002141077A JP 2000337643 A JP2000337643 A JP 2000337643A JP 2000337643 A JP2000337643 A JP 2000337643A JP 2002141077 A JP2002141077 A JP 2002141077A
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solid polymer
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Katsuya Shirai
克弥 白井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気化学反応によって発生する熱エネルギー
をも利用することで、エネルギーの利用効率の高い燃料
電池を提供すること。 【解決手段】 固体高分子電解質型燃料電池1は、固体
高分子電解質膜2と、固体高分子電解質膜2を挟持する
酸素電極3および燃料電極4と、酸素電極3の固体高分
子電解質膜2に面する側とは反対側面に接する酸素極側
フィールドプレート5と、燃料電極4の固体高分子電解
質膜2に面する側とは反対側面に接する燃料極側フィー
ルドプレート6と、酸素極側フィールドプレート5の酸
素電極3に面する側とは反対側面に接する熱電変換素子
7と、熱電変換素子7の酸素極側フィールドプレート5
に面する側とは反対側面に接する冷却剤用フィールドプ
レート8を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱電変換素子を内部に
有する固体高分子電解質型燃料電池及び同燃料電池をス
タック構造にした燃料電池スタックに関する。
【0002】
【従来の技術】燃料電池は、水素と酸素から水を生成す
る電気化学反応によって発生する電気エネルギーと熱エ
ネルギーのうち、電気エネルギーを利用するものであ
り、固体高分子電解質型燃料電池(以下、「燃料電池」
という)とは、プロトン伝導性の固体高分子電解質膜
(以下、「プロトン伝導膜」という)を用いた燃料電池
である。プロトン伝導膜を挟んで負極(燃料極)及び正
極(酸素極又は空気極)の両電極を配置し、負極側に燃
料としての水素ガス等を供給し、正極側に空気又は酸素
を供給して電気化学反応を起こさせることにより、電力
を取り出すことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、燃料電池で
は、供給した燃料は電気エネルギーに変換されるだけで
なく、一部は熱エネルギーにも変換され、電気化学反応
に伴い負極が発熱するという現象を伴う。従来の燃料電
池では、この熱エネルギーを積極的に利用しようとする
試みはなく、エネルギーの利用効率に限界があった。
【0004】そこで、本発明は、電気化学反応によって
発生するエネルギーのうち、従来利用に供されていなか
った熱エネルギーの積極的利用を図り、エネルギーの利
用効率を高めた燃料電池の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、プロトン伝導性の固体高分子電解質膜
と、該固体高分子電解質膜を挟持する燃料電極及び酸素
電極と、該燃料電極の固体高分子電解質膜挟持面とは反
対側面に配され、該燃料電極に燃料ガスを供給するため
のガス流路が形成された燃料極側フィールドプレート
と、該酸素電極の固体高分子電解質膜挟持面とは反対側
面に配され、該酸素電極に酸素ガスを供給するためのガ
ス流路が形成された酸素極側フィールドプレートとから
なる固体高分子電解質型燃料電池において、該燃料極側
フィールドプレートと該酸素極側フィールドプレートの
いずれか一方に結合し、該酸素電極から取り出される熱
エネルギーを電気エネルギーに変換する熱電変換素子を
備えた固体高分子電解質型燃料電池を提供する。
【0006】また、このような構成の燃料電池を発電セ
ルとして、複数の発電セルを断熱層を介在させて積層さ
せた構造の燃料電池スタックとしてもよい。
【0007】かかる構成の固体高分子電解質型燃料電池
あるいは燃料電池スタックにおいては、燃料極側フィー
ルドプレートを介して燃料電極に水素ガス等の燃料ガス
が供給される。燃料電極では、燃料ガス中の水素がイオ
ン化し、電子とプロトン(H )が生ずる。電子は燃料
電極に放出され、プロトンは固体高分子電解質膜を通り
酸素電極に供給される。
【0008】燃料極側フィールドプレートと酸素極側フ
ィールドプレートの間には負荷が接続されており、燃料
電極に放出された電子はこの負荷を通って酸素電極に流
れ込む。
【0009】酸素電極では、この電子と、固体高分子電
解質膜を通って供給されたプロトンと、更には酸素極側
フィールドプレートを介して供給された酸素ガスが電気
化学反応を起こし、水を生成すると共に酸素電極の温度
上昇をもたらす。酸素電極の温度上昇に伴い、酸素極側
フィールドプレートと燃料極側フィールドプレートの温
度も上昇する。熱電変換素子は、一方の面が酸素極側フ
ィールドプレートと燃料極側フィールドプレートのいず
れか一方に結合されて高温となっており、他方の面の温
度は低く保たれている。その結果、熱電変換素子の高温
側と低温側の温度差ΔTと熱電変換素子のゼーベック係
数αによって、α×ΔTの起電力が発生する。こうし
て、水素と酸素の電気化学反応により発生する電気エネ
ルギーを負荷に供給して利用するのみならず、当該電気
化学反応に伴い発生する熱エネルギーも別系統の電気エ
ネルギーとして利用することができる。
【0010】冷却剤を供給するためのガス流路が形成さ
れた冷却用フィールドプレートを該熱電変換素子に結合
するようにしてもよい。本発明はまた、このような冷却
用フィールドプレートを備えた構成の燃料電池を発電セ
ルとして、複数の発電セルを断熱層を介在させて積層さ
せた構造の燃料電池スタックを提供する。
【0011】このような燃料電池あるいは燃料電池スタ
ックによれば、熱電変換素子の低温側の温度が低く保た
れ、効率のよい熱電変換を行うことができる。
【0012】ここで、冷却剤としては空気または水を用
いるのが好ましい。本発明はまた、冷却剤としては空気
または水を用いた冷却用フィールドプレートを備えた構
成の燃料電池を発電セルとして、複数の発電セルを断熱
層を介在させて積層させた構造の燃料電池スタックを提
供する。
【0013】このような燃料電池あるいは燃料電池スタ
ックによれば、冷却剤の調達が容易であり、コストを低
く抑えることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態による燃料電
池について図1及び図2に基づき説明する。
【0015】図1に示すように、本実施の形態に係わる
燃料電池1は、プロトン伝導膜2と、プロトン伝導膜2
を挟持する酸素電極3及び燃料電極4と、酸素電極3と
燃料電極4の外側にそれぞれ配置された酸素極側フィー
ルドプレート5及び燃料極側フィールドプレート6と、
酸素極側フィールドプレート5の酸素電極3に面する側
とは反対側面に接する熱電変換素子7と、熱電変換素子
7の酸素極側フィールドプレート5に面する側とは反対
側面に接する冷却剤用フィールドプレート8とから構成
されている。かかる構成の燃料電池のうち、熱電変換素
子7と冷却剤用フィールドプレート8を除いた部分は従
来の燃料電池と同じ構成であり、本実施の形態の特徴
は、従来の燃料電池に熱電変換素子7と冷却剤用フィー
ルドプレート8を付加した点にある。図示しないが、使
用時には負荷が酸素極側フィールドプレート5と燃料極
側フィールドプレート6の間に接続される。
【0016】本実施の形態では、プロトン伝導膜2とし
ては、ポリ水酸化フラーレン(通称、フラレノール)で
できた膜を用いている。ポリ水酸化フラーレンにより形
成した膜は、パーフルオロスルホン酸樹脂により形成さ
れたものに比べて成膜性等に優れており、またプロトン
(H)の伝導に水分子の介在を必要としないため、加
湿器等が不要であり、更に、動作温度領域が−40℃〜
160℃と広い等の利点がある。
【0017】酸素極側フィールドプレート5の酸素電極
3に接触する面側には、酸素電極3に酸素ガス(空気)
を供給するためのガス流路が、同じく燃料極側フィール
ドプレート6の燃料電極4に接触する面側には、燃料電
極4に燃料ガスたる水素を供給するためのガス流路が形
成されている。冷却剤用フィールドプレート8の熱電変
換素子7に接触する面側にも、熱電変換素子7を冷却す
るための冷却剤を供給するための流路が形成される。冷
却剤としては、水や空気などを用いる。
【0018】熱電変換素子7の詳細な構成を図2に示
す。図2は、図1に示した燃料電池を紙面に対して垂直
に切断したときの断面図である。図示の通り、熱電変換
素子7は、断面がL字形状のp型半導体7Aと、同じく
断面がL字形状のn型半導体7Bとを有し、それぞれの
L字形状脚部を当接させて構成したものである。p型半
導体7Aとn型半導体7Bの番部には、それぞれ端子7
Cと端子7Dが接合されている。p型半導体7Aとn型
半導体7Bとが接合された側の面は酸素極側フィールド
プレート5に接している。また、端子7Cと端子7Dは
共に冷却剤用フィールドプレート8に接している。
【0019】本実施の形態では、p型半導体7Aの材料
としてBiTe系のBiTe 55%・Sb
45%からなる素材を用い、n型半導体7Bの材料
としてBiTe系のBi80Sb12を用いた。こ
の他にも、p型半導体の材料としてスクッテルダイト系
のCoAs、CoSb、IrSb等の熱電変換材
料が好適であり、n型半導体の材料としてBeTe
系のBiTe80%・SbTe20%の熱電変
換材料が好適である。また、SnO、ReO 、Mg
In等の酸化系の熱電変換材料は、ドーパントを
変えることによりp型半導体、n型半導体のどちらの材
料としても使用できる。
【0020】次に、本実施の形態の燃料電池1の動作に
ついて説明する。
【0021】まず、酸素極側フィールドプレート5を介
して酸素電極3に酸素ガスが供給され、燃料極側フィー
ルドプレート6を介して燃料電極4に水素ガスが供給さ
れる。 燃料電極4に水素ガスが供給されると、燃料電
極4に含まれる触媒の作用で水素がイオン化され、燃料
電極4に電子が放出されるとともに、プロトンがプロト
ン伝導膜2を介して酸素電極3に供給される。
【0022】酸素電極3においては、プロトンと酸素、
更には燃料電極4から燃料極側フィールドプレート6と
負荷を介して到達した電子が発熱を伴う電気化学反応を
起こす。このような電気化学反応に伴い、負荷には電流
が流れ、負荷において電気エネルギーが消費される。一
方、この電気化学反応の際に、酸素電極3が発熱し、そ
の熱が酸素極側フィールドプレート5に伝達されて酸素
極側フィールドプレート5の温度が上昇する。これによ
り、熱電変換素子7の酸素極側フィールドプレート5に
接する面に位置するp型半導体7Aとn型半導体7Bの
接合面における温度が上昇する。
【0023】熱電変換素子7の冷却剤用フィールドプレ
ート8に接する端子7C及び端子7Dは、冷却剤用フィ
ールドプレート8により供給される冷却剤により冷却さ
れ、温度は低く保たれている。その結果、熱電変換素子
7は、酸素極側フィールドプレート5との接触面が高温
側となり、冷却剤用フィールドプレート8により冷却さ
れている面が低温側となって、高温側と低温側の温度差
ΔTと熱電変換素子7のゼーベック係数αによって、α
×ΔTの起電力が発生する。
【0024】このようにして熱電変換素子7により得ら
れる起電力は、酸素極側フィールドプレート5と冷却剤
用フィールドプレート8の間の温度差を100℃程度と
すると、p型半導体7AとしてBiTeやSb
を用い、n型半導体7BとしてBiTeやBi
Seを用いた場合で、20mV乃至60mV程度で
ある。
【0025】熱電変換素子7において生じる起電力は、
システムの状態をモニター表示させるモニター表示用電
源として用いたり、LEDを駆動するための電源として
用いることができる。
【0026】次に、本発明の実施の形態による燃料電池
スタックについて図3に基づき説明する。
【0027】本実施の形態の燃料電池スタック10は、
図1に示した燃料電池を発電セルとして用い、この発電
セルをスタック構造にしたものである。即ち、発電セル
1の冷却剤用フィールドプレート8の熱電変換素子7に
面する側とは反対側面に断熱層9を配し、さらに断熱層
9の反対側面に別の発電セル1を配した構成となってい
る。2つの発電セル1の間に断熱層9を設けたのは、一
方の発電セル1の酸素電極3にて発生した熱が、他方の
発電セル1の冷却剤用フィールドプレート8へと伝導
し、該他方の発電セル1の冷却剤用フィールドプレート
8と酸素極側フィールドプレート5との間の温度差が小
さくなってしまうのを防止するためである。
【0028】本発明による燃料電池や燃料電池スタック
は上述した実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に
記載した範囲で種々の変形や改良が可能である。
【0029】例えば、上記実施の形態の燃料電池では、
熱電変換素子を酸素極側フィールドプレートの酸素電極
に面する側とは反対側面に設けたが、燃料極側フィール
ドプレートの燃料電極に面する側とは反対側面に設けて
もよい。酸素電極で発生した熱が燃料電極にも伝達し、
燃料電極もある程度温度上昇があるからである。ただ
し、プロトンと酸素の電気化学反応が起こるのは酸素電
極側であり、酸素極側フィールドプレートの方が燃料極
側フィールドプレートよりも温度が高いため、上記実施
の形態のように、酸素極側フィールドプレート側に熱電
変換素子を設けた方が、効率よく廃熱を利用することが
できるのは言うまでもない。
【0030】また、上記実施の形態の燃料電池では熱電
変換素子の高温側と低温側の温度差を高く保つために冷
却用フィールドプレートを配置したが、冷却用フィール
ドプレートを用いず、熱電変換素子の低温側を室温に保
つようにしてもよい。
【0031】また、上記実施の形態の燃料電池では、ポ
リ水酸化フラーレンで形成した膜を、無加湿状態でプロ
トン伝導可能なプロトン伝導膜として用いたが、本発明
はこれに限定されるものではない。ポリ水酸化フラーレ
ンは、図4に示したようなフラーレン分子を母体とし、
その構成炭素原子に水酸基を導入したものであるが、母
体としてはフラーレン分子に限らず炭素を主成分とする
炭素質材料であればよい。この炭素質材料には、炭素原
子が、炭素−炭素間結合の種類を問わず、数個から数百
個結合して形成されている集合体である炭素クラスター
や、チューブ状炭素質(通称カーボンナノチューブ)が
含まれていてよい。前者の炭素クラスターには、炭素原
子が多数個集合してなる、球体又は長球、又はこれらに
類似する閉じた面構造を有する種々の炭素クラスター
(図5)や、それらの球構造の一部が欠損し、構造中に
開放端を有する炭素クラスター(図6)、大部分の炭素
原子がSP3結合したダイヤモンド構造を持つ炭素クラ
スター(図7)、さらにはこれらのクラスターどうしが
種々に結合した炭素クラスター(図8)が含まれていて
よい。
【0032】またこの種の母体に導入する基としては水
酸基に限らず、−XH、より好ましくは−YOHで表さ
れるプロトン解離性の基であればよい。ここで、X及び
Yは2価の結合手を有する任意の原子若しくは原子団で
あり、Hは水素原子、Oは酸素原子である。具体的に
は、前記−OH以外に、硫酸水素エステル基−OSO
H、カルボキシル基−COOH、他に−SOH、−O
PO(OH)のいずれかであることが好ましい。
【0033】上記のいずれの変形例によっても、プロト
ンの伝導に加湿が不要であり、本発明における効果には
変わりはない。
【0034】また、上記実施の形態の2つの発電セルか
らなる燃料電池スタックを実施の形態として示したが、
スタック構造にする発電セルの数は2つに限らず、3つ
以上であってもよい。この場合、各発電セルの間にはそ
れぞれ断熱層を設けるのが好ましい。
【0035】
【発明の効果】請求項1及び請求項4記載の固体高分子
電解質型燃料電池及び燃料電池スタックによれば、酸素
極側フィールドプレート若しくは燃料極側フィールドプ
レートのいずれか一方に熱エネルギーを電気エネルギー
に変換する熱電変換素子を結合したので、水素と酸素の
電気化学反応により発生する電気エネルギーのみなら
ず、当該電気化学反応により発生する熱エネルギーを熱
電変換して得られる電気エネルギーも利用することがで
き、燃料電池全体の発電効率が向上する。
【0036】請求項2及び請求項5記載の固体高分子電
解質型燃料電池及び燃料電池スタックによれば、冷却剤
を供給するためのガス流路が形成された冷却用フィール
ドプレートを熱電変換素子に結合したので、熱電変換素
子の温度差を大きく保つことができ、効率よく熱電変換
を行うことができる。
【0037】請求項3及び請求項6記載の固体高分子電
解質型燃料電池及び燃料電池スタックによれば、冷却剤
として空気または水を用いたので、冷却剤の調達が容易
であり、コストを低く抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による固体高分子電解質型
燃料電池を示す断面図。
【図2】本発明の実施の形態による固体高分子電解質型
燃料電池の熱電変換素子の構成を示す概略図。
【図3】本発明の実施の形態による固体高分子電解質型
燃料電池を複数積層した構造の燃料電池スタックを示す
断面図。
【図4】本発明の実施の形態による燃料電池に用いられ
るプロトン伝導体を構成する、フラーレンを示す分子構
造図。
【図5】本発明の実施の形態による燃料電池の変形例に
用いられるプロトン伝導体を構成する、球体又は長球、
又はこれらに類似する閉じた面構造を有する種々の炭素
クラスターを示す分子構造図。
【図6】本発明の実施の形態による燃料電池の変形例に
用いられるプロトン伝導体を構成する、球構造の一部が
欠損し、構造中に開放端を有する炭素クラスターを示す
分子構造図。
【図7】本発明の実施の形態による燃料電池の変形例に
用いられるプロトン伝導体を構成する、大部分の炭素原
子がSP3結合したダイヤモンド構造を持つ炭素クラス
ターを示す分子構造図。
【図8】本発明の実施の形態による燃料電池の変形例に
用いられるプロトン伝導体を構成する、複数のクラスタ
ーどうしが種々に結合した炭素クラスターを示す分子構
造図。
【符号の説明】
1 燃料電池 2 固体高分子電解質膜(プロトン伝導膜) 3 酸素電極 4 燃料電極 5 酸素極側フィールドプレート 6 燃料極側フィールドプレート 7 熱電変換素子 8 冷却剤用フィールドプレート 9 断熱層 10 燃料電池スタック

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プロトン伝導性の固体高分子電解質膜
    と、 該固体高分子電解質膜を挟持する燃料電極及び酸素電極
    と、 該燃料電極の固体高分子電解質膜挟持面とは反対側面に
    配され、該燃料電極に燃料ガスを供給するためのガス流
    路が形成された燃料極側フィールドプレートと、 該酸素電極の固体高分子電解質膜挟持面とは反対側面に
    配され、該酸素電極に酸素ガスを供給するためのガス流
    路が形成された酸素極側フィールドプレートとからなる
    固体高分子電解質型燃料電池において、 該燃料極側フィールドプレートと該酸素極側フィールド
    プレートのいずれか一方に結合し、該酸素電極から取り
    出される熱エネルギーを電気エネルギーに変換する熱電
    変換素子を備えたことを特徴とする固体高分子電解質型
    燃料電池。
  2. 【請求項2】 冷却剤を供給するためのガス流路が形成
    された冷却用フィールドプレートを該熱電変換素子に結
    合したことを特徴とする請求項1記載の固体高分子電解
    質型燃料電池。
  3. 【請求項3】 該冷却剤が空気または水であることを特
    徴とする請求項2記載の固体高分子電解質型燃料電池。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の固体高分子電解質型燃料
    電池を発電セルとし、複数の該発電セルを断熱層を介在
    させて積層させた構造の燃料電池スタック。
  5. 【請求項5】 請求項2記載の固体高分子電解質型燃料
    電池を発電セルとし、複数の該発電セルを断熱層を介在
    させて積層させた構造の燃料電池スタック。
  6. 【請求項6】 請求項3記載の固体高分子電解質型燃料
    電池を発電セルとし、複数の該発電セルを断熱層を介在
    させて積層させた構造の燃料電池スタック。
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