JP2002140897A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JP2002140897A
JP2002140897A JP2001325160A JP2001325160A JP2002140897A JP 2002140897 A JP2002140897 A JP 2002140897A JP 2001325160 A JP2001325160 A JP 2001325160A JP 2001325160 A JP2001325160 A JP 2001325160A JP 2002140897 A JP2002140897 A JP 2002140897A
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Hiromichi Watanabe
辺 裕 待 渡
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スペアセルとノーマルセルを有するメモリの
スペア/ノーマル判定にかかる時間を短縮して、高速動
作を可能とする。 【構成】 スペアアドレスとノーマルアドレスを有する
記憶手段に、カウンタ手段7からアドレスを与えるに当
たり、前記記憶手段にアドレスを与えるカウンタ手段7
がアドレスを出力する前に、スペア/ノーマル判別手段
5により、前記カウンタ手段7の出力するアドレスを予
め取り出してこのアドレスがスペアアドレスかノーマル
アドレスを判定する。この判定に基づいて選択手段3、
4により前記記憶手段に与えるアドレスをノーマルアド
レスかスペアアドレスかを切り換える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体記憶装置に係
り、特に、不良セルをスペアセルで置き換えることによ
り救済する構造において、高速アクセスを行なわせるの
に好適な半導体記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図21は従来の半導体記憶装置のブロッ
ク図であり、特にシリアスアクセスサイクルにおいて、
スペア/ノーマル判別を行なう構成を例示するものであ
る。図21に示すように、カウンタ1は、カウンタ出力
信号COを出力し、スペアデコーダ2とノーマルセレク
タ4とに与える。スペアデコーダ2は、カウンタ出力信
号COのアドレスがスペアアドレスかどうかの判定を行
ない、スペア/ノーマル判定信号SNJを出力し、これ
をスペアセレクタ3とノーマルセレクタ4とに与える。
スペアセレクタ3は、スペア/ノーマル判定信号SNJ
に基づいて、スペアカラム選択信号SCSLを出力す
る。ノーマルセレクタ4は、スペア/ノーマル判定信号
SNJに基づいて、ノーマルカラム選択信号NCSLを
出力する。これらのスペアカラム選択信号SCSL、ノ
ーマルカラム選択信号NCSLは、図示しないメモリセ
ルに与えられ、スペアカラムまたはノーマルカラムの選
択が行なわれる。
【0003】以上のような構成において、次にその動作
を説明する。
【0004】図示しない手段からのクロック信号に基づ
いて動作するカウンタ1のカウンタ出力信号COが、ス
ペアアドレスとなったとする。この場合、スペアデコー
ダ2は、そのことを検出し、出力としてのスペア/ノー
マル判定信号SNJを、スペア判定アクティブとする。
その結果、スペアセレクタ3はスペアカラム選択信号S
CSLをアクティブとし、ノーマルセレクタ4はノーマ
ルカラム選択信号NCSLを非アクティブとする。その
結果、メモリセル(図示せず)では不良カラムがスペア
カラムに置き換えられる。
【0005】一方、図示しない手段からのクロック信号
に基づいて動作するカウンタ1のカウンタ出力信号CO
が、ノーマルアドレスとなったとする。この場合、スペ
アデコーダ2は、そのことを検出して、出力としてのス
ペア/ノーマル判定信号SNJを、ノーマル判定アクテ
ィブとする。その結果、スペアセレクタ3はスペアカラ
ム選択信号SCSLを非アクティブとし、ノーマルセレ
クタ4はノーマルカラム選択信号NCSLをアクティブ
とする。その結果、図示しないメモリセルではノーマル
カラムが選択され、使用されることになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の半導体記憶装置
は以上のように構成されていた。このため、カウンタ1
によるカウンタ出力信号COの出力動作と、このカウン
タ出力信号COをスペアデコーダ2に与えてスペア/ノ
ーマル判定信号SNJを得るための動作と、このスペア
/ノーマル判定信号SNJに基づくスペアセレクタ3に
よるスペアカラム選択信号SCSLの出力またはノーマ
ルセレクタ4によるノーマルカラム選択信号NCSLの
出力動作との3段階の動作を必要とする。つまり、図示
しないメモリセルのアクセスに当たり、スペアカラムと
ノーマルカラムを選択するために時間がかかり、このた
め、メモリセルのアクセスの高速化の障害となってい
た。
【0007】この発明の目的は、上記のような従来技術
の問題点を解消し、スペアセルとノーマルセルを有する
メモリのスペア/ノーマル判定にかかる時間を短縮し
て、高速動作を可能とした半導体記憶装置を提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体記憶装置
は、データを記憶するメモリセルの複数によりノーマル
カラムアドレス部分とスペアカラムアドレス部分とが構
成されており、カラムアドレス信号に基づくカラム選択
信号によってカラムを選択するようにした半導体記憶装
置において、前記カラムアドレス信号と、前記スペアカ
ラムアドレス部分に対応するスペアカラムアドレス信号
とを比較して、その比較結果に基づいて、前記カラムア
ドレス信号がノーマルカラムアドレス信号かスペアカラ
ムアドレス信号かを判定する、比較判定手段を備え、複
数の信号からなるスペアアドレスの各々を0か1かによ
って信号として発生させるスペアアドレス発生回路を具
備し、このスペアアドレス発生回路から出力されるスペ
アアドレス信号とカラムアドレス信号を前記比較判定手
段で比較し、その比較結果に基づいて、前記カラムアド
レス信号がノーマルカラムアドレス信号かスペアカラム
アドレス信号かを判定する比較手段を保持する事を特徴
とするものである。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例を
説明する。
【0010】図1は本発明の一実施例に係る半導体記憶
装置のブロック図である。図1に示すように、スペア/
ノーマル判定回路5は、スペアセレクタ3からスペアカ
ラム選択信号SCSLが出力されるより前のサイクル、
またはノーマルセレクタ4からノーマルカラム選択信号
NCSLが出力されるより前のサイクルにおいて、スペ
ア/ノーマル判定信号SNJを出力する。
【0011】以上述べたような構成において、次にその
動作を説明する。
【0012】スペアセレクタ3がスペアカラム選択信号
SCSLを出力するか、またはノーマルセレクタ4がノ
ーマルカラム選択信号NCSLを出力するサイクルに入
る時点よりも前に、スペア/ノーマル判定回路5は、ス
ペア/ノーマル判定信号SNJを確定させておく。その
結果、スペア/ノーマル判定を行なう分の時間が短縮さ
れる。このため、カウンタ1からのカウンタ出力信号C
Oに基づいて、メモリアクセスの高速化を実現すること
ができる。
【0013】図2は、図1に示した半導体記憶装置の具
体例のブロック図である。図2において、カラムアドレ
スバッファ6は、外部から入力されたカラムアドレスA
cを取り込む。同期式カウンタ7は、カラムアドレス確
定基準信号RWLに基づき、カラムアドレスバッファ6
よりカラムアドレスを取り込む。このカウンタ7は、シ
リアルサイクルにおいては、クロックCLKおよびその
反転クロックNCLKに基づき、選択すべきカラムアド
レスをカウンタ出力信号COとして出力すると共にスペ
アデコーダ2に出力準備信号OPを与える。
【0014】図3は、図2における同期式カウンタ7の
うちのカウンタ1段分の構成を示すものである。図3に
示すように、前段の桁上げ信号を受け付けるノードN2
は、ナンド回路8とオア回路9とに接続される。ナンド
回路8の出力は、インバータ回路10とナンド回路11
とに与えられる。オア回路9の出力はナンド回路11に
与えられる。ナンド回路11の出力であるノードN6
は、クロックドインバータ12に入力される。クロック
ドインバータ12の出力であるノードN7は、クロック
ドインバータ13に与えられる。クロックドインバータ
13の出力は、インバータ14を通じて、ノードN3、
つまりカウンタ当該段の出力に接続される。なお、イン
バータ14の出力は、ナンド回路8とオア回路9とに与
えられる。また、インバータ回路10の出力であるノー
ドN1は、後段への桁上げ信号を送出する。クロックド
インバータ13にはクロックCLKが与えられる。クロ
ックドインバータ12にはクロックCLKの反転信号で
あるクロックNCLKが与えられる。
【0015】図3の構成を1段分とし、これをn個直列
に配置することにより、n段の同期式カウンタ7を構成
することができ、クロックCLKに同期して全ての段が
一斉にカウンタ動作をする同期式の動作を実現すること
ができる。つまり、クロックCLKに基づいてカウンタ
出力信号COの1段分をノードN3に出力すると、前段
からの桁上げ信号であるノードN1の状態と自段の出力
であるノードN3の値とが確定する。そして、これらの
ノードN1、N3の値により、この同期式カウンタ7の
当該段が次のクロックCLKで桁上げすべきがどうかを
判断する。つまり、ナンド回路8、オア回路9、ナンド
回路11の排他的論理和構成に基づいて判断して、ノー
ドN6に、その判断結果を伝える。次に、クロックNC
LKが入ると、ノードN6の状態が、つまり同期式カウ
ンタ7中の当該段が次のカウンタ出力信号COに反映さ
れる信号が、ノードN7に伝達される。
【0016】以上述べたような構成において、次にその
動作を説明する。
【0017】当初、図2のカラムアドレス確定基準信号
RWLに基づいて、カラムアドレスバッファ6から、同
期式カウンタ7に、カラムアドレスがセットされる。こ
の動作は、図示しないが、図3のノードN6またはN7
を強制的にプリセットすることにより実施される。一
方、図3に示す構成のn段分を直列に配置して同期式カ
ウンタ7を構成する。この場合、それぞれの段のノード
N3のカウンタ出力信号COをノーマルセレクタ4に与
え、それぞれの段のノードN7の出力準備信号OPをス
ペアデコーダ2に与える。その結果、この同期式カウン
タ7は、クロックCLKでカウンタ出力信号COを確定
する。これに先立って、クロックNCLKで、カウンタ
出力信号COと全く同じ状態の信号が、出力準備信号O
Pとして出力されていることになる。つまり、同期式カ
ウンタ7からカウンタ出力信号COが出力される前に、
スペアデコーダ2には、出力準備信号OPとしてカウン
タ出力信号COと全く同じアドレス信号が与えられる。
このため、スペアデコーダ2では、当該アドレスで、ス
ペアカラムを使用すべきか、ノーマルカラムを使用すべ
きかの判別を実施して、スペア/ノーマル判定信号SN
Jを、ノーマルセレクタ4とスペアセレクタ3とに与え
ておくことができる。そして、実際に、同期式カウンタ
7からカウンタ出力信号COとしてアドレスが出力され
る時点では、ノーマルカラム選択信号NCSLをアクテ
ィブにするか、あるいはスペアカラム選択信号SCSL
をアクティブにするか、が決定されている。このため、
カウンタ出力信号COを見て、ノーマルアドレスか、ス
ペアアドレスか、を判断する場合に比べて、図示しない
メモリセルのアクセス時間を短縮することができる。ち
なみに、カラムアドレスバッファ6から同期式カウンタ
7にアドレスを移す場合は、カラムアドレスバッファ6
の出力を、出力準備信号OPとして、スペアデコーダ2
に与えることにより、事前のスペアアドレスの判別を行
なう。
【0018】図4は、図2に示したスペアデコーダ2の
回路構成の一例を示す回路構成図である。図4において
示すように、電源レベルのノードN15には、P型MO
Sトランジスタ15のソースが接続されている。ノード
N14にはドレインが接続される。なお、P型MOSト
ランジスタ15のゲートには、ノードN13が接続され
る。一方、ノードN14には複数のヒューズ17、1
9、21、23、25が接続される。それぞれのヒュー
ズ17、19、21、23、25にはN型MOSトラン
ジスタ16、18、20、22、24のドレインが接続
される。N型MOSトランジスタ16、18、20、2
2、24のソースは接地レベルとなっており、それぞれ
のゲートにはノードN8〜N12が接続される。そし
て、ノードN8〜NNには、出力準備信号OPに含まれ
るアドレスの各ビットであるA1と、A1の反転信号で
あるNA1と、A2と、その反転信号であるAN2と、
以下同様のANと、ANの反転信号であるNANまでが
接続される。そして、ヒューズ17、19、21、2
3、…、25のうち、図示しないメモリセルのスペアア
ドレスに対応するものは、予め切断しておく。
【0019】以上述べたような構成において、次にその
動作を説明する。
【0020】このスペアデコーダ2のノードN8〜NN
には同期式カウンタ7から出力準備信号OP、つまり図
3に示したノードN7の信号とその反転信号がA1、N
A1、A2、NA2、…、NANとして入力される。こ
こで、ヒューズ17、19、21、23、…、25のう
ち、スペアアドレスをゲート入力とするN型MOSトラ
ンジスタ16、18、20、22、…、24のドレイン
につながるものだけを、予め切断しておく。そして、ノ
ードN13にプリチャージ信号を入力し、ノードN15
からノードN14に電荷を供給する。この時に、ノード
N14から接地レベルにつながるパスができなければノ
ードN14は電源電圧にプリチャージされ、接地レベル
につながるパスがあればノードN14は放電される。つ
まり、ノードN8〜NNに与えられるアドレス信号に対
応して、N型MOSトランジスタ16、18、20、2
2、…、24は選択的にオンする。ここでオンしたトラ
ンジスタに対応するヒューズ17、19、21、23、
…、25が切断されていれば、ノードN14は電源電圧
にプリチャージされる。一方、オンしたトランジスタに
対応するヒューズ17、19、21、23、…、25の
内で一本でも未切断状態にあれば、ノードN14はこの
未切断のヒューズとそれに対応するトランジスタとを通
じて放電される。つまり、同期式カウンタ7からスペア
デコーダ2に与えられた出力準備信号OPのアドレス
が、スペアアドレスに対応するものであった場合は、ノ
ードN14から出力されるスペア/ノーマル判定信号S
NJの状態は電源電圧となり、それ以外の場合は、スペ
ア/ノーマル判定信号SNJは接地レベルとなる。した
がって、ノードN8〜NNに与えられている出力準備信
号OPのアドレスが、スペアアドレスかあるいはそれ以
外のアドレスかによって、スペア/ノーマル判定信号S
NJが確定する。このため、同期式カウンタ7から出力
されるカウンタ出力信号COのアドレスが、スペアアド
レスか否かを、事前に判別することができる。
【0021】以上の動作を順を追って示したのが図5の
タイミングチャートである。図5において、(A)は外
部から動作タイミングを定めるべく与えられるシステム
クロックSCLK、(B)はこのメモリチップを選択す
るチップイネーブル信号CE、(C)はカラムアドレス
を確定するタイミングの基準となるカラムアドレス確定
基準信号RWL、(D)はこのメモリセルに与えられる
アドレス、(E)は同期式カウンタ7の動作の基準とな
る内部クロックICLK、(F)は内部クロックICL
Kに基づいて作られる同期式カウンタ7の駆動信号であ
るクロックCLK、(G)は同期式カウンタ7の出力信
号であるカウンタ出力信号CO、(H)はカウンタ出力
信号COに先立って同期式カウンタ7から出力される出
力準備信号OP、(I)はスペアセレクタ3、ノーマル
セレクタ4の駆動信号、(J)はカラムアドレス確定基
準信号RWLに基づいて作られるパルス、(K)はスペ
アデコーダ2に与えられるプリチャージ信号、(L)は
スペアデコーダ2から出力されるスペア/ノーマル判定
信号SNJ、(M)はノーマルセレクタ4から出力され
るノーマルカラム選択信号NCSL、(N)はスペアセ
レクタ3から出力されるスペアカラム選択信号SCSL
を、それぞれ示すものである。
【0022】図5(B)に示すように、時刻t0におい
て当該メモリチップを選択するチップイネーブル信号C
Eが入力されると、ロウアドレスを確定するタイミング
の基準が与えられることになる。次に、同図(C)に示
すように、時刻t1で、カラムアドレスを確定するタイ
ミングの基準となるカラムアドレス確定基準信号RWL
が与えられる。つまり、チップイネーブル信号CEがレ
ベル“L”からレベル“H”に変化することによりロウ
アドレスが確定し、カラムアドレス確定基準信号RWL
レベル“H”に変化することによりカラムアドレスが確
定することになる。そして、次に同図(A)に示す最初
のシステムクロックSCLKの立ち上がりの時刻t2よ
り、最初の1サイクルが始まる。そして、システムクロ
ックSCLKの立ち上り毎に次から次のサイクルに移行
する。
【0023】さて、カラムアドレス確定基準信号RWL
がレベル“H”になった後で、同図(E)に示すよう
に、システムクロックSCLKに同期した内部クロック
ICLKを発生させる。そして、この内部クロックIC
LKの立ち上がり時刻t2を利用して、同図(F)に示
すように、時刻t21に立ち下がる、同期式カウンタ7
を駆動するクロックCLKを作る。そして、カラムアド
レス確定基準信号RWLをレベル“H”へと変化させた
時刻t1に、カラムアドレス確定基準信号RWLに基づ
いて発生する同図(J)のパルス信号により、同期式カ
ウンタ7の出力準備ノードに、外部からのカラムアドレ
スを、取り込む。このアドレスAD1は、図3における
ノードN3、ノードN6に伝達され、図5(H)に示す
ように、同期式カウンタ7から出力準備信号OPとして
出力されるが、直ちに、同図(G)に示すように、カウ
ンタ出力信号COとしても送出される。一方、同図
(J)に示すパルス信号に基づいて、同図(K)に示す
ように、図4のノードN13に与えられるプリチャージ
信号が作られる。これにより同期式カウンタ7より出力
される出力準備信号OPのアドレスが、ノーマルアドレ
スかあるいはスペアアドレスかの判定が、スペアデコー
ダ2により行なわれ、同図(L)に示すように、スペア
/ノーマル判定信号SNJが出力される。ちなみに、ス
ペア/ノーマル判定信号SNJは、プリチャージ信号が
レベル“L”になることにより確定し、プリチャージ信
号がレベル“H”になった場合はその状態を保持する。
【0024】次に、図5(F)に示すように、時刻t3
に、クロックCLKがレベル“L”からレベル“H”に
なる。一方、同図(I)に示すように、スペアセレクタ
3、ノーマルセレクタ4からのスペア/ノーマル判定信
号SNJを確定する信号が出力される。その結果、同図
(M)、(N)に示すように、出力準備信号OPに基づ
き、これがノーマルアドレスの場合はノーマルカラム選
択信号NCSLがレベル“H”となり、スペアアドレス
の場合はスペアカラム選択信号SCSLがレベル“H”
となる。一方、図5(F)に示すように、時刻t3に、
クロックCLKがレベル“L”からレベル“H”になる
と、同期式カウンタ7からの出力準備信号OPのアドレ
ス、つまり次のアドレスAD2が確定する。さらに、ク
ロックCLKがレベル“L”からレベル“H”になるの
に伴い、図5(K)に示すように時刻t31で図4のノ
ードN13に与えられるプリチャージ信号が作られる。
これにより、同期式カウンタ7より出力される出力準備
信号OPのアドレスAD2が、ノーマルアドレスかある
いはスペアアドレスかの判定が、スペアデコーダ2によ
り行なわれ、同図(L)に示すように、スペア/ノーマ
ル判定信号SNJが出力される。
【0025】次に、時刻t4で、システムクロックSC
LKが立ち上がると次のサイクルに入り、内部クロック
ICLKが立ち上がり、これに伴い時刻t41でクロッ
クCLKがレベル“H”からレベル“L”に遷移する。
これに伴い、同期式カウンタ7からのカウンタ出力信号
COは次のアドレスAD2を出力する。これに先立つ時
刻t3の時点で、つまりクロックCLKがレベル“L”
からレベル“H”になった時点で、同期式カウンタ7か
らの出力準備信号OPは、次のアドレスAD2を出力し
ている。従って、スペアデコーダ2は、同図(K)に示
す時刻t31の時点で、レベル“L”となるプリチャー
ジ信号に基づき、同図(L)に示すように、スペア/ノ
ーマル判定信号SNJを出力している。このため、同期
式カウンタ7から時刻t4のカウンタ出力信号COで、
アドレスAD2が確定する。この時点では、このアドレ
スがノーマルアドレスかあるいはスペアアドレスかの判
定は終了している。そして、時刻t5の時点、つまりク
ロックCLKがレベル“L”からレベル“H”になった
時点で、同図(M)、(N)に示すように、ノーマルカ
ラム選択信号NCSLまたはスペアカラム選択信号SC
SLが出力される。
【0026】さて、図5(K)に示すスペア/ノーマル
判定信号SNJを作るためのプリチャージ信号は、通常
状態では、同期式カウンタ7を駆動するクロックCLK
がレベル“L”からレベル“H”に変化する状態を受け
て作られる。しかし、最初は、カラムアドレス確定基準
信号RWLがレベル“L”からレベル“H”になったこ
とを条件として作られる。これは、カラムアドレス確定
基準信号RWLが与えられ、カラムアドレスバッファ6
から同期式カウンタ7に最初にカラムアドレスが与えら
れたときのアドレスが、ノーマルアドレスであるかある
いはスペアアドレスであるかを判定するためである。つ
まり、第1番目のサイクルでのスペア/ノーマル判定信
号SNJを作るためである。
【0027】図6は、本発明の他の実施例の半導体記憶
装置のブロック図である。図6において、デコーダ46
はチップイネーブル信号CEにより確定するロウアドレ
スRAに基づいて、メモリルのアレイを選択するアレイ
選択信号ASを発生する。スペアアドレス発生回路47
は、デコーダ46からのアレイ選択信号ASに基づい
て、スペアアドレスSAとスペアアドレス使用信号SU
を発生する。ラッチ部48は、スペアアドレス発生回路
47からの信号をラッチする。比較回路49は、同期式
カウンタ7からの出力準備信号OPとラッチ部48から
のスペアアドレスとを比較する。スペア/ノーマル判定
信号発生回路50は、比較回路49からの比較結果とラ
ッチ部48からのスペアアドレス使用信号SUとを受け
て、スペアアドレスSAを使用するかあるいはノーマル
アドレスを使用するかの、スペア/ノーマル判定信号S
NJを発生する。
【0028】以上のような構成において、次にその動作
を説明する。
【0029】チップイネーブル信号CEによりロウアド
レスRAが確定する。これをデコーダ46によりデコー
ドすることにより、どのセルアレイが選択されるかが決
定される。これを示すのが、デコーダ46から出力され
るアレイ選択信号ASである。このアレイ選択信号AS
は、チップイネーブル信号CEがレベル“H”に遷移し
てロウアドレスRAを確定した時点で、発生する。この
信号ASによって選択されるセルアレイに対するスペア
アドレスSAおよびスペアアドレス使用信号SUを、ス
ペアアドレス発生回路47により、発生する。ここでス
ペアアドレスSAとは、当該アレイにおける不良アドレ
スであり、ヒューズカット等により信号として発生され
る。また、スペアアドレス使用信号SUは、発生したス
ペアアドレスSAと同期式カウンタ7からの出力準備信
号OPとが一致した場合に、スペアアドレスSAに置き
換えるかどうかの判定に用いる。この信号SUは、不良
アドレスをスペアアドレスに置き換える必要のない場合
にも、スペアアドレス発生回路47からは何らかのアド
レスが出力されており、同期式カウンタ7からの出力準
備信号OPがたまたまこのアドレスと一致してしまった
場合に不必要なスペアアドレスSAへの置き換えを避け
るためのものである。そして、スペアアドレス使用信号
SUがスペアアドレスSAを使用することを示し、且つ
同時に同期式カウンタ7からの出力準備信号OPがスペ
アアドレスSAに一致した時のみ、スペアアドレスSA
への置き換えを行なう。これにより、スペアカラムに不
良が存在して、スペアアドレスSAへの置き換えを行な
ってはならないような場合の不正な置き換えを防止する
ことができる。
【0030】ラッチ部48は、スペアアドレス発生回路
47で発生したスペアアドレスSAおよびスペアアドレ
ス使用信号SUを、必要な時間だけラッチする。そし
て、比較回路49は、ラッチ部48にラッチされたスペ
アアドレスSAと同期式カウンタ7から出力される出力
準備信号OPのアドレスとを比較する。その比較結果
は、スペア/ノーマル判定信号発生回路50に出力され
る。なお、カラムアドレスバッファ6から、同期式カウ
ンタ7に、アドレスを読み込んだ直後の第1番目のサイ
クルにおいては、カラムアドレス確定基準信号RWLが
レベル“H”になったことを条件として、カラムアドレ
スバッファ6からのカラムアドレスを、同期式カウンタ
7の出力準備信号OPを出力するためのノードに取り込
む。これにより、事前にスペア/ノーマルの判定を実施
することができる。また、同期式カウンタ7が動作を開
始した2番目のサイクル以降は、図3のノードN6また
はN7の信号を用いることにより、事前に次のアドレス
を示す出力準備信号OPを得ることができる。そして、
同期式カウンタ7からの出力準備信号OPと、ラッチ部
48からのスペアアドレスSAとを、比較回路49にて
比較する。これにより、同期式カウンタ7からのノーマ
ルアドレスと、これに置き換えるべきスペアアドレスの
いずれを使用すべきかの判定が可能となる。
【0031】比較回路49における比較の結果、スペア
アドレスSAが出力準備信号OPと一致し且つスペアア
ドレス使用信号SUがスペアアドレスの使用を示してい
る時にのみ、スペア/ノーマル判定信号発生回路50
は、必要なタイミングで、スペアアドレスを使用するこ
とを示す信号を、スペア/ノーマル判定信号SNJとし
て出力する。これに対して、スペアアドレスSAが出力
準備信号OPと一致していなかった場合は、スペア/ノ
ーマル判定信号発生回路50は、ノーマルアドレスを使
用することを示す信号を、スペア/ノーマル判定信号S
NJとして、出力する。
【0032】さて、スペア/ノーマル判定信号SNJが
ノーマルアドレスの使用を示している場合は、ノーマル
セレクタ4は、同期式カウンタ7からのカウンタ出力信
号COに応じて、ノーマルカラム選択信号NCSLを出
力し、スペアセレクタ3はスペアカラム選択信号SCS
Lを出力しない。一方、スペア/ノーマル判定信号SN
Jがスペアアドレスを示している場合は、ノーマルセレ
クタ4はノーマルカラム選択信号NCSLを出力せず、
スペアセレクタ3からスペアカラム選択信号SCSLが
出力される。
【0033】図6におけるスペアアドレス発生回路47
の具体的構成例を、図7に示す。図7において、ノード
Naは充電用のP型MOSトランジスタ26〜29のゲ
ートに接続され、ノードNbは放電用のN型MOSトラ
ンジスタ30のゲートに接続される。P型MOSトラン
ジスタ26〜29のドレインにはヒューズ36〜39が
接続され、ヒューズ36〜39の他端はN型MOSトラ
ンジスタ30のドレインに接続される。なお、スペアア
ドレスSAはP型MOSトランジスタ26〜28のドレ
インから導出され、スペアアドレス使用信号SUはP型
MOSトランジスタ29のドレインから導出される。
【0034】図7の構成の動作を図8のタイミングチャ
ートに従って説明する。ちなみに、図8(A)はアレイ
選択信号AS、同図(B)はノードNaの状態、同図
(C)はノードNbの状態、同図(D)はスペアアドレ
スSA、スペアアドレス使用信号SUの出力状態をそれ
ぞれ示すものである。最初、ノードNaもノードNbも
レベル“L”となっており、スペアアドレスSAとスペ
アアドレス使用信号SUのノードはレベル“H”に充電
されている。アレイ選択信号ASが入力されると、選択
されたアレイに対応するヒューズ36〜39に対応する
P型MOSトランジスタ26〜29のゲートにつながる
ノードNaをレベル“H”とする。続いて、N型MOS
トランジスタ30のゲートにつながるノードNbをレベ
ル“H”とする。その結果、ヒューズ36〜39のう
ち、カットされているものに対応するP型MOSトラン
ジスタ26〜29のドレインは放電されず、カットされ
ていないものに対応するP型MOSトランジスタ26〜
29のドレインは放電される。従って、スペアアドレス
SAとスペアアドレス使用信号SUは、ヒューズ36〜
39のカットの状態に応じた組み合わせで出力される。
ちなみに、ノードNaをレベル“H”にするタイミング
とノードNbをレベル“H”にするタイミングとをずら
すことにより貫通電流の発生を防止することができる。
【0035】ちなみに、図4の構成では、ノードN13
をゲートとするP型MOSトランジスタ15による充電
(プリチャージ)時には、ノードN8〜N12の入力が
スペアアドレスでない場合に常に貫通電流が流れてい
た。これに対して、図7の構成では貫通電流を防止でき
るという利点がある。また、図4の構成では、スペアデ
コーダ2に入力するN個のアドレスラインに対して2N
個のヒューズが必要であった。これに対して、図7の構
成では(N+1)個のヒューズでよい。このため、(N
−1)個のヒューズが節約できる。メモリチップ上でヒ
ューズの占めるチップ面積は大きい。このため、これに
よりチップ面積が削減され、製造コストを低減すること
ができる。また、使用できるヒューズの数を増やすこと
もできる。増した場合は、不良セルの救済率を向上でき
るので、半導体記憶装置の歩留まりが向上する。また、
シリアスアクセスにおいては、図4では、各サイクルご
とにヒューズを使用してスペア/ノーマルの判定のため
に貫通電流を流している。これに対して、図7の構成で
は、1つのロウアドレスに対してヒューズを使用するの
は1回であり、貫通電流も流れないので、電流の消費を
大幅に低減することができる。
【0036】なお、図7では、トランジスタ30を1つ
として各ビットで共通に使用している。しかし、トラン
ジスタ30を各ビット毎に設けることもできる。この場
合において、各ビットの各トランジスタ30のソースと
低圧側電源との間にそれぞれヒューズ36〜39を設け
ることもできる。この場合にも、図7と同様の機能が得
られる。
【0037】なお、図9は、図6の構成におけるスペア
アドレス発生回路の他の例を示す回路構成図である。図
9において示すように、ノードNaはP型MOSトラン
ジスタ31のゲートに接続され、ノードNbはN型MO
Sトランジスタ32〜35のゲートに接続される。P型
MOSトランジスタ31のドレインにはヒューズ36〜
39が接続され、各ヒューズ36〜39にはN型MOS
トランジスタ32〜35のドレインが接続される。な
お、N型MOSトランジスタ32〜34のドレインから
はスペアアドレスSAが出力され、N型MOSトランジ
スタ35のドレインからはスペアアドレス使用信号SU
が出力される。
【0038】図9の構成の動作を図10のタイミングチ
ャートに従って説明する。ちなみに、図10(A)はア
レイ選択信号AS、同図(B)はノードNaの状態、同
図(C)はノードNbの状態、同図(D)はスペアアド
レスSA、スペアアドレス使用信号SUの出力状態をそ
れぞれ示すものである。最初、ノードNaもノードNb
もレベル“H”となっており、スペアアドレスSAとス
ペアアドレス使用信号SUのノードはレベル“L”に放
電されている。アレイ選択信号ASが入力されると、選
択されたアレイに対応するヒューズ36〜39に対応す
るN型MOSトランジスタ32〜35のゲートにつなが
るノードNbをレベル“L”とし、続いてP型MOSト
ランジスタ31のゲートにつながるノードNaをレベル
“L”とする。その結果、ヒューズ36〜39のうち、
カットされているものに対応するN型MOSトランジス
タ32〜35のドレインは充電されず、カットされてい
ないものに対応するP型MOSトランジスタ26〜29
のドレインは充電される。従って、スペアアドレスSA
とスペアアドレス使用信号SUは、ヒューズ36〜39
のカットの状態に応じた組み合わせで出力される。ちな
みに、ノードNbをレベル“L”にするタイミングとノ
ードNaをレベル“L”にするタイミングとをずらすこ
とにより、貫通電流の発生を防止することができる。ち
なみに、図9の構成では、図7の構成と異なり、ヒュー
ズカットについて逆の信号を準備する必要がある。
【0039】なお、図9では、トランジスタ31を1つ
として各ビットで共通に使用している。しかし、トラン
ジスタ31を各ビット毎に設けることもできる。この場
合において、高圧側電源と各ビットの各トランジスタ3
1のソースとの間にヒューズ36〜39を設けることも
できる。この場合にも、図9と同様の機能が得られる。
【0040】ちなみに、図7、図9からわかるように、
スペアアドレスSAおよびスペアアドレス使用信号SU
のノードのうち、ヒューズカットされているものは、フ
ローティングとなる。このフローティング状態による信
号の不確定を避けるため、ノードNa、ノードNbへの
信号により得られたスペアアドレスSAおよびスペアア
ドレス使用信号SUを、ラッチ部48にラッチしてお
く。そして、ラッチ部48においてラッチしたスペアア
ドレスSAを比較回路49に入力し、スペアアドレス使
用信号SUをスペア/ノーマル判定信号発生回路50に
入力する。
【0041】図12は、ラッチ部48および比較回路4
9の詳細な構成を示す回路ブロック図である。図12に
おいて示すように、クロックドインバータ51とインバ
ータ52は、スペアアドレスSAを保持する機能を実現
している。ラッチ部48にラッチされたスペアアドレス
SAと、同期式カウンタ7からの出力準備信号OPの各
ビットとは、共に、ナンド回路53とノア回路54に入
力される。ノア回路54の出力はインバータ回路55に
より反転されてナンド回路56に入力され、ナンド回路
53の出力はそのままナンド回路56に入力される。
【0042】以上のような構成において、ナンド回路5
3と、ノア回路54と、インバータ回路55と、ナンド
回路56とが排他的論理和回路を構成しており、スペア
アドレスSAと出力準備信号OPとが一致していると、
ナンド回路56から、一致信号を、レベル“H”で出力
する。
【0043】図13は、ラッチ部48および比較回路4
9の詳細な構成の他の例を示す回路ブロック図であり、
ノア回路54とインバータ回路55の直列回路を、オア
回路57で、置き換えた構成を示しており、その作用は
図12の構成と同じである。
【0044】図14は、ラッチ部48および比較回路4
9の詳細な構成の別の例を示す回路ブロック図である。
図14に示すように、出力準備信号OPのビットは、P
型MOSトランジスタ58とN型MOSトランジスタ5
9のゲートとに与えられる。一方、スペアアドレスSA
は、ラッチ部48でラッチされた反転のビットがN型M
OSトランジスタ61のゲートに入力され、ラッチ部4
8でラッチされた非反転のビットがP型MOSトランジ
スタ60のゲートに入力される。
【0045】以上のような構成において、スペアアドレ
スSAがレベル“L”の場合はP型MOSトランジスタ
60とN型MOSトランジスタ61が共にオンして出力
準備信号OPをそのまま比較結果として出力する。つま
り、出力準備信号OPがレベル“L”ならレベル“L”
を、出力準備信号OPがレベル“H”ならばレベル
“H”を出力する。なお、出力準備信号OPがレベル
“H”の場合はN型MOSトランジスタ59がオンで、
P型MOSトランジスタ58がオフであるが、この場
合、N型MOSトランジスタ59を通じてレベル“H”
が判定結果に出力され、出力準備信号OPがレベル
“L”の場合はN型MOSトランジスタ59がオフで、
P型MOSトランジスタ58がオンであるが、この場
合、P型MOSトランジスタ58を通じてレベル“L”
が判定結果に出力される。これに対して、スペアアドレ
スSAがレベル“H”の場合は、P型MOSトランジス
タ60とN型MOSトランジスタ61が共にオフする。
なお、出力準備信号OPがレベル“H”の場合は、N型
MOSトランジスタ59がオンで、P型MOSトランジ
スタ58がオフである。この場合、N型MOSトランジ
スタ59を通じてレベル“L”が判定結果に出力され、
出力準備信号OPがレベル“L”の場合はN型MOSト
ランジスタ59がオフで、P型MOSトランジスタ58
がオンであるが、この場合、P型MOSトランジスタ5
8を通じてレベル“H”が判定結果に出力される。つま
り、出力準備信号OPとスペアアドレスSAが一致して
いる場合にはレベル“L”が、不一致の場合はレベル
“H”が比較結果として出力されることになる。
【0046】図15は、ラッチ部48および比較回路4
9の詳細な構成の更に別の例を示す回路ブロック図であ
る。図15において示すように、出力準備信号OPのビ
ットは、P型MOSトランジスタ58とN型MOSトラ
ンジスタ59のそれぞれのゲートに与えられる。一方、
スペアアドレスSAは、ラッチ部48でラッチされた反
転のビットがP型MOSトランジスタ60のゲートに入
力され、ラッチ部48でラッチされた非反転のビットが
N型MOSトランジスタ61のゲートに入力される。
【0047】以上のような構成において、スペアアドレ
スSAがレベル“H”の場合は、P型MOSトランジス
タ60とN型MOSトランジスタ61とが共にオンし
て、出力準備信号OPをそのまま比較結果として出力す
る。つまり、出力準備信号OPがレベル“H”ならレベ
ル“H”を、出力準備信号OPがレベル“L”ならばレ
ベル“L”を出力する。なお、出力準備信号OPがレベ
ル“H”の場合は、N型MOSトランジスタ59がオン
で、P型MOSトランジスタ58がオフである。この場
合、N型MOSトランジスタ59を通じて、レベル
“H”が判定結果に出力される。出力準備信号OPがレ
ベル“L”の場合は、N型MOSトランジスタ59がオ
フで、P型MOSトランジスタ58がオンである。この
場合、P型MOSトランジスタ58を通じて、レベル
“L”が判定結果に出力される。これに対して、スペア
アドレスSAがレベル“L”の場合は、P型MOSトラ
ンジスタ60とN型MOSトランジスタ61とが共にオ
フする。なお、出力準備信号OPがレベル“H”の場合
はN型MOSトランジスタ59がオンで、P型MOSト
ランジスタ58がオフである。この場合、N型MOSト
ランジスタ59を通じて、レベル“L”が判定結果に出
力される。出力準備信号OPがレベル“L”の場合は、
N型MOSトランジスタ59がオフで、P型MOSトラ
ンジスタ58がオンである。この場合、P型MOSトラ
ンジスタ58を通じて、レベル“H”が判定結果に出力
される。つまり、出力準備信号OPとスペアアドレスS
Aが一致している場合にはレベル“H”が、不一致の場
合はレベル“L”が、比較結果として、出力されること
になる。
【0048】以上の動作を順を追って示したのが図11
のタイミングチャートである。図11において、(A)
は外部から動作タイミングを定めるべく与えられるシス
テムクロックSCLK、(B)はこのメモリチップを選
択するチップイネーブル信号CE、(C)はカラムアド
レスを確定するタイミングの基準となるカラムアドレス
確定基準信号RWL、(D)はこのメモリセルに与えら
れるロウアドレスRAおよびカラムアドレスCA、
(E)は同期式カウンタ7の動作の基準となる内部クロ
ックICLK、(F)は内部クロックICLKに基づい
て作られる同期式カウンタ7の駆動信号であるクロック
CLK、(G)は同期式カウンタ7の出力信号であるカ
ウンタ出力信号CO、(H)はカウンタ出力信号COに
先立って同期式カウンタ7から出力される出力準備信号
OP、(I)はデコーダ46からスペアアドレス発生回
路47に与えられるアレイ選択信号AS、(J)はスペ
アアドレス発生回路47から出力されラッチ部48に与
えられるスペアアドレスSAおよびスペアアドレス使用
信号SU、(K)はラッチ部48にラッチされ出力され
るスペアアドレスSAおよびスペアアドレス使用信号S
U、(L)はスペアセレクタ3、ノーマルセレクタ4の
駆動信号、(M)は比較回路49の比較結果出力、
(N)はスペア/ノーマル判定信号発生回路50から出
力されるスペア/ノーマル判定信号SNJ、(O)はノ
ーマルセレクタ4から出力されるノーマルカラム選択信
号NCSL、(P)はスペアセレクタ3から出力される
スペアカラム選択信号SCSLを、それぞれ示すもので
ある。
【0049】同図(B)に示すように、時刻t0におい
て、当該メモリチップを選択するチップイネーブル信号
CEが入力されると、これに基づき、同図(I)に示す
ように、デコーダ46からスペアアドレス発生回路47
に対して、アレイ選択信号ASが出力される。その結
果、同図(J)に示すように、時刻t01でスペアアド
レス発生回路47からスペアアドレスSAおよびスペア
アドレス使用信号SUが出力される。更に、同図(K)
に示すように、時刻t02で、これらの信号がラッチ部
48にラッチされ出力される。
【0050】次に、同図(C)に示すように、時刻t1
で、カラムアドレスを確定するタイミングの基準となる
カラムアドレス確定基準信号RWLが与えられる。つま
り、チップイネーブル信号CEがレベル“L”からレベ
ル“H”に変化することによりロウアドレスが確定し、
カラムアドレス確定基準信号RWLレベルが“H”に変
化することによりカラムアドレスが確定することにな
る。そして、次にくる最初のシステムクロックSCLK
の立ち上がりの時刻t2より最初の1サイクルが始ま
る。そして、システムクロックSCLKの立ち上り毎
に、順次のサイクルに移行する。
【0051】さて、カラムアドレス確定基準信号RWL
がレベル“H”になった後で、システムクロックSCL
Kに同期した内部クロックICLKを発生させる。そし
て、この内部クロックICLKの立ち上がり時刻t2を
利用して、時刻t21に、立ち下がる、同期式カウンタ
7を駆動するクロックCLKを作る。そして、カラムア
ドレス確定基準信号RWLをレベル“H”へと変化させ
た時刻t1に、カラムアドレス確定基準信号RWLに基
づいて、同期式カウンタ7の出力準備ノードに、カラム
アドレスバッファ6からのカラムアドレスを取り込む。
このアドレスAD1は、図3において、ノードN3、ノ
ードN6に伝達され、図5(H)に示すように、同期式
カウンタ7から出力準備信号OPとして出力される。そ
して、直ちに、同図(G)に示すように、カウンタ出力
信号COとしても送出される。これにより、同期式カウ
ンタ7より出力される出力準備信号OPのアドレスが、
ノーマルアドレスかあるいはスペアアドレスかの判定
が、比較回路49により行なわれる。そして、同図
(M)に示すように、比較結果が得られ、スペア/ノー
マル判定信号発生回路50に与えられる。そして、同図
(N)に示すように、スペア/ノーマル判定信号発生回
路50からは、比較回路49からの比較結果と、スペア
アドレス発生回路47からのスペアアドレス使用信号S
Uとに基づいて、スペア/ノーマル判定信号SNJが出
力される。
【0052】次に、図11(F)に示すように、時刻t
3にクロックCLKがレベル“L”からレベル“H”に
なると、同図(L)に示すように、スペアセレクタ3、
ノーマルセレクタ4において、スペア/ノーマル判定信
号SNJを確定する信号が出力される。その結果、同図
(O)、(P)に示すように、出力準備信号OPに基づ
き、これがノーマルアドレスの場合はノーマルカラム選
択信号NCSLがレベル“H”となり、スペアアドレス
の場合はスペアカラム選択信号SCSLがレベル“H”
となる。
【0053】一方、図11(F)に示すように、時刻t
3にクロックCLKがレベル“L”からレベル“H”に
なると、同期式カウンタ7からの出力準備信号OPのア
ドレス、つまり次のアドレスAD2が確定する。これに
より同期式カウンタ7より出力される出力準備信号OP
のアドレスAD2が、ノーマルアドレスかあるいはスペ
アアドレスかの判定が、比較回路49とスペア/ノーマ
ル判定信号発生回路50とにより行なわれ、同図(N)
に示すように、スペア/ノーマル判定信号SNJが出力
されることになる。
【0054】次に、時刻t4でシステムクロックSCL
Kが立ち上がると、次のサイクルに入り、内部クロック
ICLKが立ち上がり、これに伴い同図(F)に示すよ
うに、時刻t41でクロックCLKがレベル“H”から
レベル“L”に遷移する。これに伴い、同期式カウンタ
7からのカウンタ出力信号COは、次のアドレスAD2
を出力する。これに先立つ時刻t3の時点で、つまり、
クロックCLKがレベル“L”からレベル“H”になっ
た時点で、同期式カウンタ7からの出力準備信号OPは
次のアドレスAD2を出力している。従って、スペア/
ノーマル判定信号発生回路50は、同図(N)に示す時
刻t31の時点で、スペア/ノーマル判定信号SNJを
出力している。このため、同期式カウンタ7から時刻t
4に基づくカウンタ出力信号COがアドレスAD2が確
定した時点では、このアドレスがノーマルアドレスかあ
るいはスペアアドレスかの判定は終了している。そし
て、時刻t5の時点で、クロックCLKがレベル“L”
からレベル“H”になった時点で、同図(O)、(P)
に示すように、ノーマルカラム選択信号NCSLまたは
スペアカラム選択信号SCSLが出力される。
【0055】図16は、図6の構成の詳細な構成例を示
すブロック図であり、4MのDRAMを16個のセルア
レイに分割した構成を例示しており、チップ全体の半分
におけるスペアとノーマルの判別を行なっている。同図
16において示すように、比較回路前段部491と比較
回路後段部492とは、両方で、図6の比較回路49の
機能を実現する。
【0056】同図16の構成において、2系統のロウア
ドレスRAにより、図では2つ、チップ全体では4つの
セルアレイが選択される。そして、各アレイに1つづつ
スペアアドレス発生回路47が設けられており、スペア
アドレスSA1〜SA9とスペアアドレス使用信号SU
を発生する。そして、比較回路前段部491による比較
結果に、比較回路後段部492によるスペアアドレス使
用信号SUを加味した判別による比較結果を、スペア/
ノーマル判定信号発生回路50に出力する。その結果、
スペア/ノーマル判定信号発生回路50から、スペア/
ノーマル判定信号SNJを得ることができる。ちなみ
に、図16の構成の場合、スペアアドレス発生回路47
に必要な全ヒューズの数は160個となる。
【0057】図17は、図6の構成の詳細な構成の他の
例を示すブロック図であり、図16と同様に4MのDR
AMを16個のセルアレイに分割した構成を例示してお
り、チップ全体の半分におけるスペアとノーマルの判別
を行なっている。同図において示すように、比較回路前
段部491と比較回路後段部492とは、両方で、図6
の比較回路49の機能を実現する。
【0058】同図17の構成において、2系統のロウア
ドレスRAにより、図では2つ、チップ全体では4つの
セルアレイが選択される。そして、2つのアレイに共通
のスペアアドレス発生回路47が2つづつあり、スペア
アドレスSA1〜SA9とスペアアドレス使用信号SU
を発生する。そして、比較回路前段部491による比較
結果に、比較回路後段部492によるスペアアドレス使
用信号SUを加味した判別による比較結果を、スペア/
ノーマル判定信号発生回路50に出力する。その結果、
スペア/ノーマル判定信号発生回路50から、スペア/
ノーマル判定信号SNJを得ることができる。ちなみ
に、図17の構成の場合、スペアアドレス発生回路47
に必要な全ヒューズの数は144個となる。
【0059】図16、図17の構成は、複数(この場合
は4つ)のスペアアドレス発生回路47に対して、各1
つのラッチ部48、比較回路49、スペア/ノーマル判
定信号発生回路50を共有している。このために、ラッ
チ部48、比較回路49、スペア/ノーマル判定信号発
生回路50の半導体チップ上に占める面積を削減するこ
とができる効果がある。
【0060】図18、図19は、スペアアドレス発生回
路47の別の例および更に別の例を示す回路構成図であ
る。図18、図19において示すように、図18の構成
では、スペアアドレス発生回路47において、スペアア
ドレスSAを発生するノードのそれぞれに、ノードNc
がゲート入力されるN型MOSトランジスタ62〜65
を設けている。図19の構成では、ノードNcがゲート
入力されるN型MOSトランジスタ62〜65と、ノー
ドNdをゲート入力されるN型MOSトランジスタ66
〜69とを並列接続してある。
【0061】以上のような構成において、図16、図1
7に示すように、複数のスペアアドレス発生回路47に
ついて、各1つのラッチ部48、比較回路49、スペア
/ノーマル判定信号発生回路50を共有化する場合、ス
ペアアドレスSAを送出するに当たって、他のスペアア
ドレス発生回路47のノードを、N型MOSトランジス
タ62〜65、及びN型MOSトランジスタ66〜69
により切り放すことにより、ノードの容量の低減が可能
となる。その結果、スペアアドレス発生回路47から、
スペアアドレスSAおよびスペアアドレス使用信号SU
を送出する場合の、容量の影響を低減することが可能と
なり、動作の高速化が可能となる。
【0062】図20は、4Mビットを16アレイに分割
したメモリにおけるスペア/ノーマル判定回路の数、ス
ペアカラム数と、不良セルの救済率と、使用するヒュー
ズの数の関係について、従来の構成を含めて5つの場合
に付いて示した図表である。なお、救済率については、
不良箇所数が2アレイ当たり、1個の場合と、2個の場
合と、3個の場合とについて示している。
【0063】図20からも明らかなように、従来の構成
に比べて同じ不良セルの救済率を得るために必要なヒュ
ーズの数は、従来が112個である。これに対して、本
発明では64個であり、その数を大幅に低減することが
可能である。一方、従来と同じくヒューズの数を112
個とすると、救済率を大幅に向上することが可能とな
る。
【0064】なお、ノーマルアドレスが確定する前のサ
イクルにおいて、スペア/ノーマル判別を行なう方式
は、パイプライン方式のファストページモードのライト
サイクルにおいても適用できる。この場合、アドレスを
取り込むサイクルの次のサイクルにおいて、そのアドレ
スに相当するカラム選択信号を選択する。従って、カラ
ムアドレスバッファから入力されるアドレスをスペア/
ノーマル判別に用いれば、カラム選択信号を選択するサ
イクルより前のサイクルにおいて、スペア/ノーマル判
別を行なうことが可能であり、アクセスの高速化を実現
することができる。
【0065】
【発明の効果】以上述べたように、この発明の半導体記
憶装置は、メモリの不良セルを救済するためのスペアカ
ラムアドレスを、ノーマルカラムアドレスが確定するよ
りも前に判断するようにしたので、メモリアクセスの高
速化を計ることが可能なばかりでなく、ヒューズ数の低
減や回路の共有化に伴う回路規模の縮小が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の一実施例に係る半導体記憶装置のブロッ
ク図である。
【図2】図1の構成の具体的な構成例を示すブロック図
である。
【図3】図2の構成における同期式カウンタの1段分の
構成を示す部分回路ブロック図である。
【図4】図2の構成におけるスペアデコーダの構成の一
例を示す回路構成図である。
【図5】図2の構成の動作を説明するタイミングチャー
トである。
【図6】本発明の他の実施例に係る半導体記憶装置のブ
ロック図である。
【図7】図6の構成におけるスペアアドレス発生回路の
構成の一例を示す回路構成図である。
【図8】図7の構成の動作を説明するタイミングチャー
トである。
【図9】図6の構成におけるスペアアドレス発生回路の
構成の他の例を示す回路構成図である。
【図10】図9の構成の動作を説明するタイミングチャ
ートである。
【図11】図6の構成の動作を説明するタイミングチャ
ートである。
【図12】図6のラッチ部48と比較回路49の構成の
一例を示す回路ブロック図である。
【図13】図6のラッチ部48と比較回路49の構成の
他の例を示す回路ブロック図である。
【図14】図6のラッチ部48と比較回路49の構成の
別の例を示す回路ブロック図である。
【図15】図6のラッチ部48と比較回路49の構成の
更に別の例を示す回路ブロック図である。
【図16】図6の構成の詳細な構成の例を示すブロック
図である。
【図17】図6の構成の詳細な構成の他の例を示すブロ
ック図である。
【図18】図6のスペアアドレス発生回路の構成の別の
例を示す回路構成図である。
【図19】図6のスペアアドレス発生回路の構成の更に
別の例を示す回路構成図である。
【図20】本発明の半導体記憶装置におけるスペア/ノ
ーマル判定回路の数、スペアカラム数と、不良セルの救
済率と、使用するヒューズの数の関係について、従来の
構成を含めて5つの場合に付いて示した図表である。
【図21】従来の半導体記憶装置のブロック図である。
【符号の説明】
1 カウンタ 2 スペアデコーダ 3 スペアセレクタ 4 ノーマルセレクタ 5 スペア/ノーマル判定回路 6 カラムアドレスバッファ 7 同期式カウンタ 8、11、53、56 ナンド回路 9、57 オア回路 10、55 インバータ回路 12、13、51 クロックドインバータ 14、52 インバータ 15、26、27、28、29、31、58、60 P
型MOSトランジスタ 16、18、20、22、24、30、32、33、3
4、35、59、61、62、63、64、65、6
6、67、68、69 N型MOSトランジスタ 17、19、21、23、25、36、37、38、3
9 ヒューズ 46 デコーダ 47 スペアアドレス発生回路 48 ラッチ部 49 比較回路 50 スペア/ノーマル判定信号発生回路 54 ノア回路 491 比較回路前段部 492 比較回路後段部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年10月24日(2001.10.
24)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】当初、図2のカラムアドレス確定基準信号
RWLに基づいて、カラムアドレスバッファ6から、同
期式カウンタ7に、カラムアドレスがセットされる。こ
の動作は、図示しないが、図3のノードN6またはN7
を強制的にプリセットすることにより実施される。一
方、図3に示す構成のn段分を直列に配置して同期式カ
ウンタ7を構成する。この場合、それぞれの段のノード
N3のカウンタ出力信号COをノーマルセレクタ4に与
え、それぞれの段のノードN7の出力準備信号OPをス
ペアデコーダ2に与える。その結果、この同期式カウン
タ7は、クロックCLKでカウンタ出力信号COを確定
する。これに先立って、クロックNCLKで、カウンタ
出力信号COと全く同じ状態の信号が、出力準備信号O
Pとして出力されていることになる。つまり、同期式カ
ウンタ7からカウンタ出力信号COが出力される前に、
スペアデコーダ2には、出力準備信号OPとしてカウン
タ出力信号COと全く同じアドレス信号が与えられる。
このため、スペアデコーダ2では、当該アドレスで、ス
ペアカラムを使用すべきか、ノーマルカラムを使用すべ
きかの判別を実施して、スペア/ノーマル判定信号SN
Jを、ノーマルセレクタ4とスペアセレクタ3とに与え
ておくことができる。そして、実際に、同期式カウンタ
7からカウンタ出力信号COとしてアドレスが出力され
る時点では、ノーマルカラム選択信号NCSLをアクテ
ィブにするか、あるいはスペアカラム選択信号SCSL
をアクティブにするか、が決定されている。このため、
カウンタ出力信号COを見て、ノーマルアドレスか、ス
ペアアドレスか、を判断する場合に比べて、図示しない
メモリセルのアクセス時間を短縮することができる。ち
なみに、カラムアドレスバッファ7の出力を、出力準備
信号OPとして、スペアデコーダ2に与えることによ
り、事前のスペアアドレスの判別を行なう。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】さて、カラムアドレス確定基準信号RWL
がレベル“H”になった後で、同図(E)に示すよう
に、システムクロックSCLKに同期した内部クロック
ICLKを発生させる。そして、この内部クロックIC
LKの立ち上がり時刻t2を利用して、同図(F)に示
すように、時刻t21に立ち下がる、同期式カウンタ7
を駆動するクロックCLKを作る。そして、カラムアド
レス確定基準信号RWLをレベル“H”へと変化させた
時刻t1に、カラムアドレス確定基準信号RWLに基づ
いて発生する同図(J)のパルス信号により、同期式カ
ウンタ7の出力準備ノードに、外部からのカラムアドレ
スを、取り込む。このアドレスAD1は、図3における
ノードN3、ノードN6に伝達され、図5(H)に示す
ように、同期式カウンタ7から出力準備信号OPとして
出力されるが、図3の回路を用いた場合にはインバータ
13,14の遅延後に、同図(G)に示すように、カウ
ンタ出力信号COとしても送出される。一方、同図
(J)に示すパルス信号に基づいて、同図(K)に示す
ように、図4のノードN13に与えられるプリチャージ
信号が作られる。これにより同期式カウンタ7より出力
される出力準備信号OPのアドレスが、ノーマルアドレ
スかあるいはスペアアドレスかの判定が、スペアデコー
ダ2により行なわれ、同図(L)に示すように、スペア
/ノーマル判定信号SNJが出力される。ちなみに、ス
ペア/ノーマル判定信号SNJは、プリチャージ信号が
レベル“L”になることにより確定し、プリチャージ信
号がレベル“H”になった場合はその状態を保持する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】次に、図5(F)に示すように、時刻t3
に、クロックCLKがレベル“L”からレベル“H”に
なる。一方、図5に示されるように、内部クロック
(F)に基づいてスペアセレクタ/ノーマルセレクタの
駆動信号(I)が出力され、これに基づいて、プリチャ
ージ信号(K)を出力する。このプリチャージ信号
(K)に基づいて、スペア/ノーマル判定信号SNJを
確定させる。その結果、同図(M)、(N)に示すよう
に、出力準備信号OPに基づき、これがノーマルアドレ
スの場合はノーマルカラム選択信号NCSLがレベル
“H”となり、スペアアドレスの場合はスペアカラム選
択信号SCSLがレベル“H”となる。一方、図5
(F)に示すように、時刻t3に、クロックCLKがレ
ベル“L”からレベル“H”になると、同期式カウンタ
7からの出力準備信号OPのアドレス、つまり次のアド
レスAD2が確定する。さらに、クロックCLKがレベ
ル“L”からレベル“H”になるのに伴い、図5(K)
に示すように時刻t31で図4のノードN13に与えら
れるプリチャージ信号が作られる。これにより、同期式
カウンタ7より出力される出力準備信号OPのアドレス
AD2が、ノーマルアドレスかあるいはスペアアドレス
かの判定が、スペアデコーダ2により行なわれ、同図
(L)に示すように、スペア/ノーマル判定信号SNJ
が出力される。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】データを記憶するメモリセルの複数により
    ノーマルカラムアドレス部分とスペアカラムアドレス部
    分とが構成されており、カラムアドレス信号に基づくカ
    ラム選択信号によってカラムを選択するようにした半導
    体記憶装置において、 前記カラムアドレス信号と、前記スペアカラムアドレス
    部分に対応するスペアカラムアドレス信号とを比較し
    て、その比較結果に基づいて、前記カラムアドレス信号
    がノーマルカラムアドレス信号かスペアカラムアドレス
    信号かを判定する、比較判定手段を備え、 複数の信号からなるスペアアドレスの各々を0か1かに
    よって信号として発生させるスペアアドレス発生回路を
    具備し、このスペアアドレス発生回路から出力されるス
    ペアアドレス信号とカラムアドレス信号を前記比較判定
    手段で比較し、その比較結果に基づいて、前記カラムア
    ドレス信号がノーマルカラムアドレス信号かスペアカラ
    ムアドレス信号かを判定する比較手段を保持する事を特
    徴とする半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】入力されたロウアドレスのデコード信号に
    基づいてスペアカラムアドレスを信号として発生させる
    請求項1記載の半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】前記スペアアドレス発生回路は、複数のヒ
    ューズを備え、それらのヒューズが切断状態にあるか未
    切断状態にあるかに応じて、前記スペアカラムアドレス
    信号を出力する、請求項1又は2に記載の半導体記憶装
    置。
  4. 【請求項4】前記スペアカラムアドレス発生回路からの
    前記スペアカラムアドレス信号を、ラッチ部でラッチし
    た後、前記比較判定手段に加える、請求項1〜3の1つ
    に記載の半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】対象とする前記メモリセルの活性化が確定
    した後に、前記スペアカラムアドレス信号を、前記比較
    判定手段に入力する、請求項1又は2に記載の半導体記
    憶装置。
  6. 【請求項6】前記ラッチ部及び前記比較判定手段のうち
    の少なくとも一方が、前記複数のスペアアドレス発生回
    路に対して共有されている、請求項1〜5の1つに記載
    の半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】前記スペアアドレス発生回路は、前記スペ
    アカラムアドレス信号の各ビット毎に、高圧電源と低圧
    電源との間に直列に接続された、充電用トランジスタと
    ヒューズと放電用トランジスタとの直列接続ユニットを
    有し、前記充電用トランジスタと前記ヒューズとの接続
    点が1ビット分の前記スペアカラムアドレス信号発生用
    ノードとなっており、前記ノードを前記充電用トランジ
    スタを介して充電した後、前記ヒューズの切断/未切断
    に応じて放電させ/放電させず、それに応じた信号を1
    ビット分の前記スペアカラムアドレス信号として出力す
    る、請求項1〜6の1つに記載の半導体記憶装置。
  8. 【請求項8】前記スペアアドレス発生回路は、前記スペ
    アカラムアドレス信号の各ビット毎に、高圧電源と低圧
    電源との間に直列接続された、充電用トランジスタとヒ
    ューズと放電用トランジスタとの直列接続ユニットを有
    し、前記ヒューズと前記放電用トランジスタとの接続点
    が1ビット分の前記スペアカラムアドレス信号発生用ノ
    ードとなっており、前記ノードを前記放電用トランジス
    タを介して放電した後、前記ヒューズの切断/未切断に
    応じて充電させ/充電させず、それに応じた信号を1ビ
    ット分の前記スペアカラムアドレス信号として出力する
    請求項1〜6の1つに記載の半導体記憶装置。
  9. 【請求項9】複数の前記直列接続ユニットは、1個の前
    記放電用トランジスタを共有している、請求項7記載の
    半導体記憶装置。
  10. 【請求項10】複数の前記直列接続ユニットは、1個の
    前記充電用トランジスタを共有している、請求項8記載
    の半導体記憶装置。
  11. 【請求項11】前記スペアアドレス発生回路は、前記ス
    ペアかラムアドレス信号の各ビット毎に、高圧電源と低
    圧電源との間に直列に接続された、充電用トランジスタ
    と放電用トランジスタとヒューズとの直列接続接続ユニ
    ットを有し、前記充電用トランジスタと前記放電用トラ
    ンジスタとの接続点が1ビット分の前記スペアカラムア
    ドレス信号発生ノードとなっており、前記ノードを前記
    充電用トランジスタを介して充電した後、前記ヒューズ
    の切断/未切断に応じて放電させ/放電させず、それに
    応じた信号を1ビット分の前記スペアカラムアドレス信
    号として出力する、請求項1〜6の1つに記載の半導体
    記憶装置。
  12. 【請求項12】前記スペアアドレス発生回路は、前記ス
    ペアカラムアドレス信号の各ビット毎に、高圧電源と低
    圧電源との間に直列接続された、ヒューズと充電用トラ
    ンジスタと放電用トランジスタとの直列接続ユニットを
    有し、前記充電用トランジスタと前記放電用トランジス
    タとの接続点が1ビット分の前期スペアカラムアドレス
    信号発生用ノードとなっており、前記ノードを前記放電
    用トランジスタを介して放電した後、前記ヒューズの切
    断/未切断に応じて充電させ/充電させず、それに応じ
    た信号を1ビット分の前記スペアカラムアドレス信号と
    して出力する、請求項1〜6の1つに記載の半導体記憶
    装置。
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