JP2002139283A - 冷却モジュール - Google Patents

冷却モジュール

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JP2002139283A
JP2002139283A JP2000334569A JP2000334569A JP2002139283A JP 2002139283 A JP2002139283 A JP 2002139283A JP 2000334569 A JP2000334569 A JP 2000334569A JP 2000334569 A JP2000334569 A JP 2000334569A JP 2002139283 A JP2002139283 A JP 2002139283A
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JP
Japan
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fin
cooling module
laminated
fan motor
heat pipe
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000334569A
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English (en)
Inventor
Yoshio Ishida
良夫 石田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Diamond Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Diamond Electric Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ファンモータからの乱流を防止し、同時に騒音
を抑えた排気効率のよい冷却モジュールを提供する。 【構成】方向性ファンモータの吹き出し口近傍に設置さ
れる板状の積層フィンと、受熱プレートを熱接続するヒ
ートパイプを有し、上記積層フィンとヒートパイプの熱
接合は積層フィンに構成した楕円または長穴に傾斜を付
けて圧入接合されており、当該積層フィンの傾斜の方向
は、上記方形性ファンモータの吹き出しエヤーの方向と
略平行と成るように設置された冷却モジュールとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パソコンなどの
電子機器に用いられる冷却モジュールに関し、特に近年
普及著しい高性能のMPUモジュールなどの冷却モジュ
ールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電子情報機器の代表であるパソコ
ンには、MPUとその周辺ICがマザーボード上に個別
に取り付けられていたが、近年の大量の情報を高速処理
したいとの要求に対応した高速度対応のための高周波数
化に従い、ノイズ処理などが難度を増し、現在の主流は
MPUとその周辺ICをモジュール化したMPUモジュ
ールに移行しつつある。
【0003】しかしながら、高速化とノイズ処理には有
効な対策も、発熱部品の集積となることにより、熱対策
と云う面では大きな課題と成っている。
【0004】すなわち、商品の主流は軽薄短小であるに
も関わらず、限られた収納筐体内部での発熱部品の固ま
りは、ホット・スポットとなり、周辺の部品に悪影響を
及ぼし、筐体表面からの廃熱を困難にしている。
【0005】図9は、ノートパソコンに使用する従来の
冷却モジュール100を示すものであり、発熱体から受
熱する受熱プレート1を端部に取り付けたヒートパイプ
2の他端を、熱伝導の良好なアルミニュームなどの薄板
金属材料からなる積層フィン3に垂直に挿入しており、
この積層フィン3は風洞構造を取ると同時に、方向性フ
ァンモータ10の吐出口11の近傍に配置されている。
【0006】この冷却モジュール100の動作は、ファ
ンモータ10の回転羽根12によって吸気口13から吸
気されたエヤーの流れは、図9の断面上面図を示す図1
0の説明図で示されるようにモーター筐体14の中で渦
巻きながら吐出口11へ向かうと同時に、ヒートパイプ
2により受熱プレート1から伝熱されている積層フィン
3の各隙間31を通り抜けることにより、熱交換が行わ
れる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記構成において、冷
却モジュール100の冷却性能を上げるための通常の手
段は、積層フィン3の幅をエヤー流れ方向に広げるなど
によって熱交換面積を多くするが、このことにより通風
抵抗が増加することために、ファンモータ10の回転数
を増加するなどによって風量をより多くすることが必要
である。
【0008】しかし、図10に示されるように、ファン
モータ10によって発生するエヤーの流れは渦流を伴
い、これは流速を上げれば上げるほどモーター筐体14
から離れた積層フィン3の隙間31の中に入るまでの乱
流を招き、熱交換効率が悪くなると同時に、乱流により
騒音を発生して実用化の妨げとなっている。
【0009】この発明は、上記従来の欠点を解決したも
のであり、冷却モジュール100の性能向上を容易にし
たものであるり、ファンモータ10からの乱流を防止
し、同時に騒音を抑えた排気効率のよい冷却モジュール
を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明では、次のような構成とする。請求項1にお
いては、方向性ファンモータの吹き出し口近傍に設置さ
れる板状の積層フィンと、受熱プレートを熱接続するヒ
ートパイプを有し、上記積層フィンとヒートパイプの熱
接合は積層フィンに構成した楕円または長穴に傾斜を付
けて圧入接合されており、当該積層フィンの傾斜の方向
は、上記方形性ファンモータの吹き出しエヤーの方向と
略平行と成るように設置された冷却モジュールとする。
【0011】請求項2においては、積層フィンにエヤー
の流れ方向を変えるためのRを付けた請求項第1項記載
の冷却モジュールとする。
【0012】請求項3においては、積層フィンとヒート
パイプの熱接合のモジュールを、上記方向性ファンモー
タの吹き出し口に複数個を並列に設置して、エヤーの流
れ方向を変更した請求項第1または第2項記載の冷却モ
ジュールとする。
【0013】
【実施例】図1は、この発明の第1の実施例の冷却モジ
ュール100であり、発熱体から受熱する受熱プレート
1を端部に取り付けたヒートパイプ2の他端を、厚さ0.
3mm程度の薄板で熱伝導の良好なアルミニュームなどの
金属材料からなる隙間1.2mm程度の傾斜積層フィン3に
挿入しており、この傾斜積層フィン3は端部を折り曲げ
て風洞構造を取ると同時に、方向性ファンモータ10の
吐出口11に配置されている。
【0014】この冷却モジュール100の動作は、ファ
ンモータ10の回転羽根12によって吸気口13から吸
気されたエヤーの流れは、図1の断面上面図を示す図2
の説明図で示されるようにモーター筐体14の中で渦巻
きながら吐出口11へ向かうと同時に、ヒートパイプ2
により受熱プレート1から伝熱されている傾斜積層フィ
ン3の各隙間31を通り抜けることにより、熱交換が行
われる。
【0015】ここで、冷却モジュール100の冷却性能
を上げるためにファンモータ10の流速を増加したとし
ても、積層フィン3にファンモータ10の渦流に添って
傾斜を付けているために、エヤーの流れは吐出口11近
傍の積層フィン3の隙間31入り口で渦流を伴うこと無
く難なく隙間31に入り込み、騒音を発生することなく
熱交換が効率を落とすことなく速やかに行われる。
【0016】図3(a)と(b)および(c)は、上記図1の傾
斜積層フィン3を構成するフィン一枚の構造図であり、
図3(a)は正面図、(b)は側面図そして(c)は一部を破断
して示す下面図である。フィン30は長方形であり、上
下の折り返し縁32が同方向に直角に折り曲げられて積
層時のスペーサーと風洞の役割を持たすことができる。
また、長方形の略中央にはフィン30の平面の垂直方向
から上記折り曲げ縁32とは異なる左右の折り返し縁3
3に勾配を付けて円筒状バーリング加工孔34を有して
いる。この孔34のバーリング部35の高さは、ヒート
パイプ2との熱接合部となることから上記上下の折り返
し縁32の高さを越えない範囲で大きく加工される。ま
た、当然のことながら当該孔34の形状は、フィン30
の平面から直視すれば楕円状を有することで、バーリン
グ円周面積が広がりを持つために、ヒートパイプ2との
熱接合面が大きくなり、フィン30とファンモータ10
のエヤーとの熱交換が加速されても、追随出来る熱量を
供給できるものとなる。
【0017】図4は、図3のフィン30を、ヒートパイ
プ2に積層フィン3として取り付けた詳細図であり、フ
ィン30のバーリング加工孔34の開口径を僅かに上回
る外形のヒートパイプ2を用いて、上記フィン30を複
数枚孔34を基準にして斜めに重ねた後、孔34にヒー
トパイプ2を圧入するか、ヒートパイプ2にフィン30
を一枚ずつ挿入するなどによって積層フィン3とヒート
パイプ2のモジュールが構成され、各フィン30の上下
の折り返し縁32により、スペーサーと風洞の役割を兼
ね備えている。
【0018】図5(a)と(b)は、この発明の第2の実施例
に用いるフィン30の正面図(a)と側面図(b)であり、エ
ヤーの流れを妨げる通風抵抗を低減するために、ヒート
パイプ2の断面を通風方向の抵抗の少ない扁平状のもの
を用いるためのフィン構造である。上述した図3で示さ
れたフィン30との違いは、フィン30の中央付近に有
する楕円状孔34に変えて用いる扁平状ヒートパイプ2
の幅方向斜め断面と略等しい長孔34とし、この長孔3
4の長手方向に折り返し部36を有することで、図示し
ない扁平状ヒートパイプ2の平坦部分に熱接合され、フ
ィン30の傾斜には任意に対応出来る。勿論、上記折り
返し部36は、図3同様に全周バーリング加工を有する
ものでも良い。
【0019】図6(a)と(b)は、この発明の第3の実施例
に用いるフィン30の正面図(a)と側面図(b)であり、上
記図5の第2の実施例の変形であり、扁平状ヒートパイ
プ2を挿入する長孔34の長手方向に付けられる熱接合
のための折り返し部36を大きくするために、フィン3
0の上下の折り返し縁32の一方に片寄せして長孔34
を開口し、折り返し部36の一つを折り返し縁32と兼
用したもので、ヒートパイプ2との熱接合面積を大きく
できる利点を有する。
【0020】図7は、この発明の第4の実施例を示す簡
略図であり、ファンモータ10の排気方向を選択できる
ようにするために、積層フィン3を構成するフィン30
の一枚毎の寸法を変えると同時に、Rを付けて構成した
ものである。
【0021】図8は、この発明の第5の実施例を示す簡
略図であり、目的は上記図7の第四4実施例とほぼ同じ
であるが、第1から第3の実施例で示された積層フィン
3とヒートパイプ2の接合モジュールを、エヤーの流れ
方向に並列に設置したものである。
【0022】上述の各々の実施例では、風洞に特別なも
のを用いなかったが、受熱プレート1と積層フィン3と
熱接合するヒートパイプ2の機械的強度補強などを兼ね
て、アルミニューム板などが適宜使用できることは云う
までもない。
【0023】
【発明の効果】以上この発明によれば、益々高速化する
MPUモジュールなどの冷却を、方向性ファンモータの
エヤー吹き出し口近傍に設置する積層フィンを、上記エ
ヤーの流れ方向に傾斜を付け、ヒートパイプとの熱接合
面積を増加した構造にすることにより、通風抵抗と騒音
が少なく高効率であるために、薄型短小に構成できて筐
体外部に有効に廃熱出来る優れた冷却モジュールを提供
できるもので有る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例とする冷却モジュールの
斜視図を示す
【図2】図1の断面上面図を示す
【図3】図1の傾斜積層フィン3構成するフィン一枚の
構造図を示す
【図4】図3のフィンをヒートパイプに積層フィンとし
て取り付けた詳細図を示す
【図5】本発明の第2の実施例に用いるフィンの正面図
と側面図を示す
【図6】本発明の第3の実施例に用いるフィンの正面図
と側面図を示す
【図7】本発明の第4の実施例とする冷却モジュールの
簡略図を示す
【図8】本発明の第5の実施例とする冷却モジュールの
簡略図を示す
【図9】従来の冷却モジュールの斜視図を示す
【図10】図9の断面上面図を示す
【符号の説明】
図において同一符号は同一、または相当部分を示す。 1 受熱プレート 2 ヒートパイプ 3 積層フィン 10 ファンモータ 11 吐出口 12 羽根 13 吸気口 14 モータ筐体 30 フィン 31 隙間 32 上下の折り返し縁 33 左右の折り返し縁 34 孔 35 バーリング部 36 折り返し部 100 冷却モジュール

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】方向性ファンモータの吹き出し口近傍に設
    置される板状の積層フィンと、受熱プレートを熱接続す
    るヒートパイプを有し、上記積層フィンとヒートパイプ
    の熱接合は積層フィンに構成した楕円または長穴に傾斜
    を付けて圧入接合されており、当該積層フィンの傾斜の
    方向は、上記方形性ファンモータの吹き出しエヤーの方
    向と略平行と成るように設置された冷却モジュール。
  2. 【請求項2】積層フィンにエヤーの流れ方向を変えるた
    めのRを付けた請求項第1項記載の冷却モジュール。
  3. 【請求項3】積層フィンとヒートパイプの熱接合のモジ
    ュールを、上記方向性ファンモータの吹き出し口に複数
    個を並列に設置して、エヤーの流れ方向を変更した請求
    項第1または第2項記載の冷却モジュール。
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