JP2002139104A - Vリブドベルト及びこれの背面印刷方法 - Google Patents

Vリブドベルト及びこれの背面印刷方法

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JP2002139104A
JP2002139104A JP2000333424A JP2000333424A JP2002139104A JP 2002139104 A JP2002139104 A JP 2002139104A JP 2000333424 A JP2000333424 A JP 2000333424A JP 2000333424 A JP2000333424 A JP 2000333424A JP 2002139104 A JP2002139104 A JP 2002139104A
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JP
Japan
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belt
transfer film
ribbed belt
thermal transfer
ribbed
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JP2000333424A
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English (en)
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Toshihiko Kojima
敏彦 小嶋
Masami Sato
雅巳 佐藤
Kuniaki Ikezawa
邦明 池沢
Yoshiki Umehata
凱喜 梅畑
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Unitta Co Ltd
Original Assignee
Unitta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 テンショナー等の背面駆動を有するシステム
に使用した場合でも、騒音をほとんど発しないVリブド
ベルト及びこれの背面印刷方法を提供すること。 【解決手段】 Vリブドベルトは、熱転写用フィルムが
捲り採られてできたベルト背面側の凹み部10の所々に、
上面が前記凹み部10以外のベルト背面と一致する高さの
突起11が形成されている。背面印刷方法は、マンドレル
の外周面に印刷文字が外側に向く態様で熱転写用フィル
ムを貼り付ける貼付工程と、熱転写用フィルムを貼り付
けたマンドレル上に帆布、芯線、ベルト本体ゴムを順に
回装させる装着工程と、前記装着工程後に加熱・加圧し
て加硫成型する成型工程と、成型工程後に熱転写用フィ
ルムを捲り採る剥離工程とを具備しており、前記熱転写
用フィルムは印刷文字を有していない部分に孔を穿設し
てあるものを使用している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、Vリブドベルト
及びこれの背面印刷方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】Vリブドベルトの背面には、通常、社名
やナンバー等が印刷されているが、従来のVリブドベル
トの背面印刷は、円筒状金型であるマンドレルの外周
面に印刷文字が外側に向く態様で熱転写用フィルムを貼
り付け、熱転写用フィルムを貼り付けたマンドレル上
に帆布、芯線、ベルト本体ゴムを順に回装し、加硫成
型をした後にフィルムを捲り採る、ようにして行われて
いる。
【0003】しかしながら、上記従来の方法で製造した
ベルトは、図9に示すように印刷文字91が転写形成され
る部分には、転写用フィルムの厚み分の深さを有する凹
み部90が生じてしまうことから、例えばテンショナー、
ウォーターポンプ、アイドラー等の如くプーリがベルト
背面に圧接するシステムに使用した場合には、プーリが
上記凹み部90に落ち込む毎及び凹み部から駆け上がる毎
に騒音を発するという問題があった。
【0004】したがって、Vリブドベルトを製造販売及
び使用している業界では、プーリがベルト背面に圧接す
るシステムに使用した場合でも、騒音が発生しにいVリ
ブドベルト及びこれの背面印刷方法が開発されることを
待ち望んでいる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、この発明で
は、プーリがベルト背面に圧接するシステムに使用した
場合でも、騒音をほとんど発しないVリブドベルト及び
これの背面印刷方法を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】(請求項1記載の発明)
この発明のVリブドベルトは、熱転写用フィルムが捲り
採られてできたベルト背面側の凹み部の所々に、上面が
前記凹み部以外のベルト背面と一致する高さの突起が形
成されている。 (請求項2記載の発明)この発明のVリブドベルトは、
上記請求項1記載の発明に関し、突起は、ベルトの側面
と平行に複数配列されていることを特徴とする請求項1
記載のVリブドベルト。 (請求項3記載の発明)この発明のVリブドベルトは、
上記請求項2記載の発明に関し、少なくとも1列の突起
と、その他の列の突起とをベルト長手方向に位置ずれさ
せてある。 (請求項4記載の発明)この発明のVリブドベルトは、
上記請求項2又は3記載の発明に関し、突起は平面視長
円形状に形成されており、突起の長手方向をベルト長手
方向に一致させてある。 (請求項5記載の発明)この発明のVリブドベルトの背
面印刷方法は、マンドレルの外周面に印刷文字が外側に
向く態様で熱転写用フィルムを貼り付ける貼付工程と、
熱転写用フィルムを貼り付けたマンドレル上に帆布、芯
線、ベルト本体ゴムを順に回装させる装着工程と、前記
装着工程後に加熱・加圧して加硫成型する成型工程と、
成型工程後に熱転写用フィルムを捲り採る剥離工程とを
具備しており、前記熱転写用フィルムは、印刷文字を有
していない部分に孔を穿設してあるものを使用してい
る。 (請求項6記載の発明)この発明のVリブドベルトの背
面印刷方法は、上記請求項5記載の発明に関し、装着工
程において、帆布を回装した後で芯線を回装する前に、
接着ゴムシートを回装してある。 (請求項7記載の発明)この発明のVリブドベルトの背
面印刷方法は、上記請求項6記載の発明に関し、装着工
程において、芯線を回装した後でベルト本体ゴムを回装
する前に、接着ゴムシートを回装してある。
【0007】なお、上記発明のVリブドベルト及びこれ
の背面印刷方法の作用・効果については、以下の発明の
実施の形態の欄で明らかにする。
【0008】
【発明の実施の形態】この発明の実施形態のパイプ継手
を図面に従って説明する。 〔実施形態1〕図1はこの発明の実施形態のVリブドベ
ルトBにおける主要部の斜視図であり、図2は前記Vリ
ブドベルトBの全体斜視図であり、図3は前記Vリブド
ベルトBを製造するときに使用される熱転写用フィルム
4の斜視図である。 (VリブドベルトBの構成について)このVリブドベル
トBは、図1に示すように、帆布1と、芯線2と、リブ
ゴムを構成するベルト本体ゴム3とから構成れており、
図1や図2に示すように、ベルト背面に熱転写用フィル
ム4が捲り採られてできた凹み部10を有すると共に、前
記凹み部10に上面がベルト背面1aと一致する高さの突起
11を形成してある。
【0009】上記突起11は、図1に示すように、平面視
長円形状に形成されており、ベルト両側面近傍にそれぞ
れベルト長手方向に4個配列されている。
【0010】なお、この実施形態では、突起11が4個配
列された一方の列と他方の列との間に「MICRO−
V」なる印刷文字40が転写形成されている。 (VリブドベルトBの製造方法について)このVリブド
ベルトBは以下の〜に示す順序の作業により製造で
きる。 .図3や図4に示すように、マンドレルMの外周面に
「MICRO−V」なる印刷文字40及び突起11を成型す
るための孔41を施した熱転写用フィルム4を、前記印刷
文字40が外側に向く態様で貼り付ける。なお、孔41は図
1に示した突起11と対応させて穿設してある。 .熱転写用フィルム4を貼り付けたマンドレルM上に
円筒状の帆布1を外装する(図5参照)。 .帆布1上に芯線2を螺旋状に巻き付ける(図5参
照)。 .芯線2上にベルト本体ゴム3を巻き付ける(図5参
照)。 .マンドレルMに回装した帆布1、芯線2、ベルト本
体ゴム3を加熱・加圧して加硫成型する。この状態にお
いて、熱転写用フィルム4の孔41には帆布1の一部が侵
入しており、孔41内では帆布1で形成された突起11が形
成されている。 .ベルトスラブを脱型後、熱転写用フィルム4を捲り
採る。この状態では、ベルト背面に熱転写用フィルム4
が捲り採られてできた凹み部10が形成されているが、前
記凹み部10には上記突起11が突設されていると共に「M
ICRO−V」なる印刷文字40が転写形成されている。 .幅裁ちを行い、最後にリブを研磨形成すると、図1
や図2に示したVリブドベルトBは完成する。 (このVリブドベルトBの優れた機能について)このV
リブドベルトBにおいても転写用フィルム4の厚み分だ
けの凹み部10が形成されるが、このVリブドベルトBを
プーリがベルト背面に圧接するシステムに使用した場合
には、図6に示すように、プーリPが複数の突起11より
凹み部10に落ちないように支持されるから、従来のVリ
ブドベルトBのような騒音を発するようなことはない。 〔その他の実施形態〕熱転写用フィルム4に関し、上記
実施形態1の長い孔41にかえて、図7や図8に示すよう
な孔41とすることができる。この場合、凹み部10には平
面視形状が図7や図8に示した孔41と同じ突起11が形成
される。
【0011】また、突起11の個数、形状及び配置は、上
記実施形態1のものに限定されることはないが、プーリ
Pが複数の突起11より凹み部10に落ちないように支持さ
れことが必要である。
【0012】さらに、上記実施形態にかえて、突起11を
ベルトの側面と平行に複数配列させ、少なくとも1列の
突起11と、その他の列の突起11とをベルト長手方向に位
置ずれさせることができる。この場合、プーリが凹み部
10に落ち込まなくなるから、上記実施形態よりもさらに
騒音が発生しにくくなる。
【0013】上記実施形態1の背面印刷方法の装着工程
において、マンドレルMに帆布1を外装した後で芯線2
を巻き付ける前に、接着ゴムシートを巻き付けるように
してVリブドベルトを製造してもよく、また、前記内容
に加えてマンドレルMに芯線2を巻き付けた後でベルト
本体ゴム3を巻き付ける前に、接着ゴムシートを巻き付
けるようにしてもよい。
【0014】
【発明の効果】この発明は上記のような構成であるから
次の効果を有する。
【0015】発明の実施形態の欄に記載した内容から明
らかなように、プーリがベルト背面に圧接するシステム
に使用した場合でも、騒音をほとんど発しないVリブド
ベルト及びこれの背面印刷方法を提供できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態のVリブドベルトの主要部
を斜視図。
【図2】前記Vリブドベルト全体の斜視図。
【図3】マンドレルに熱転写用フィルムを貼り付けた状
態を示す斜視図。
【図4】前記熱転写用フィルムの斜視図。
【図5】マンドレルにVリブドベルトを構成する部材を
回装した状態を示す断面図。
【図6】前記Vリブドベルトの背面をプーリで押し込ん
だ状態を示す説明図。
【図7】他の実施形態の孔を有する熱転写用フィルムの
斜視図。
【図8】他の実施形態の孔を有する熱転写用フィルムの
斜視図。
【図9】先行技術のVリブドベルトの主要部を斜視図。
【符号の説明】
B Vリブドベルト 1 帆布 1a ベルト背面 2 芯線 3 ベルト本体ゴム 4 熱転写用フィルム 10 凹み部 11 突起 40 印刷文字 41 孔
フロントページの続き (72)発明者 池沢 邦明 奈良県大和郡山市池沢町172 ユニッタ株 式会社奈良工場内 (72)発明者 梅畑 凱喜 奈良県大和郡山市池沢町172 ユニッタ株 式会社奈良工場内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱転写用フィルムが捲り採られてできた
    ベルト背面側の凹み部の所々に、上面が前記凹み部以外
    のベルト背面と一致する高さの突起が形成されているこ
    とを特徴とするVリブドベルト。
  2. 【請求項2】 突起は、ベルトの側面と平行に複数配列
    されていることを特徴とする請求項1記載のVリブドベ
    ルト。
  3. 【請求項3】 少なくとも1列の突起と、その他の列の
    突起とをベルト長手方向に位置ずれさせてあることを特
    徴とする請求項2記載のVリブドベルト。
  4. 【請求項4】 突起は平面視長円形状に形成されてお
    り、突起の長手方向をベルト長手方向に一致させてある
    ことを特徴とする請求項2又は3記載のVリブドベル
    ト。
  5. 【請求項5】 マンドレルの外周面に印刷文字が外側に
    向く態様で熱転写用フィルムを貼り付ける貼付工程と、
    熱転写用フィルムを貼り付けたマンドレル上に帆布、芯
    線、ベルト本体ゴムを順に回装させる装着工程と、前記
    装着工程後に加熱・加圧して加硫成型する成型工程と、
    成型工程後に熱転写用フィルムを捲り採る剥離工程とを
    具備しており、前記熱転写用フィルムは、印刷文字を有
    していない部分に孔を穿設してあるものを使用している
    ことを特徴とするVリブドベルトの背面印刷方法。
  6. 【請求項6】 装着工程において、帆布を回装した後で
    芯線を回装する前に、接着ゴムシートを回装してあるこ
    とを特徴とする請求項5記載のVリブドベルトの背面印
    刷方法。
  7. 【請求項7】 装着工程において、芯線を回装した後で
    ベルト本体ゴムを回装する前に、接着ゴムシートを回装
    してあることを特徴とする請求項6記載のVリブドベル
    トの背面印刷方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IT201800000645A1 (it) * 2018-01-09 2019-07-09 Megadyne S P A Cinghia con protuberanze
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