JP2002139024A - ヒンジ構造 - Google Patents

ヒンジ構造

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JP2002139024A
JP2002139024A JP2000333006A JP2000333006A JP2002139024A JP 2002139024 A JP2002139024 A JP 2002139024A JP 2000333006 A JP2000333006 A JP 2000333006A JP 2000333006 A JP2000333006 A JP 2000333006A JP 2002139024 A JP2002139024 A JP 2002139024A
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hinge
case
opening
cylinder
closing member
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Application number
JP2000333006A
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English (en)
Inventor
Yusuke Morinishi
祐介 森西
Hirohito Suzuki
啓仁 鈴木
Tomonori Hasegawa
智徳 長谷川
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2つの開閉部材をヒンジ部を介して結合した
ものにおいて、そのヒンジ部の見栄えを良好にする。 【解決手段】 上ケース(第1の開閉部材)3と下ケー
ス(第2の開閉部材)4とを開閉自在に支持するヒンジ
部(ヒンジ構造)5であって、上ケースにはヒンジ軸2
8が通される上ヒンジ筒体(第1のヒンジ筒体)22、
22を設け、下ケース(第2の開閉部材)4にはヒンジ
軸が通される下ヒンジ筒体(第2のヒンジ筒体)26、
26、26を設け、上ヒンジ筒体と下ヒンジ筒体とは上
記ヒンジ軸28、28により結合されており、上記上ヒ
ンジ筒体には別部材としてのヒンジカバー27、27を
設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2つの部材を開閉
自在に結合するヒンジ構造に関し、両部材を開放したと
き及び閉塞したときのヒンジ部の見栄えを良好にする技
術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、携帯電話等のハンディ電子機器に
おいて、主に表示部の部分が設けられた上ケース体と主
に操作キーが設けられた下ケース体とをヒンジを介して
開閉自在にしたものがある。
【0003】図12乃至図15は従来のヒンジ構造にて
結合された上ケース体と下ケース体とを有する携帯電話
を示す。
【0004】携帯電話aは、上ケースbと下ケースcと
がヒンジ部dを介して開閉自在に結合されている。
【0005】上記ヒンジ部dは、上ケースbの下端部に
設けられた2つの筒状をしたヒンジ筒体e、eと下ケー
スcの上端部に設けられた3つの筒状をしたヒンジ筒体
f、f、fとこれらヒンジ筒体e、e、f、fを連結す
るヒンジ軸g、gとから成る。なお、上ケースbと下ケ
ースcとは、それぞれのボディカラーを異色にしてお
り、図面上、上ケースbには梨地模様を施し、下ケース
cは無模様で表現している。
【0006】具体的には、上ケースbのヒンジ筒体e、
eと下ケースcのヒンジ筒体f、f、fとは互い違いに
なるように左右方向に噛み合わされており、これによ
り、下ケースcのヒンジ筒体f、fが左右両端部に位置
し、これらの内側に上ケースbのヒンジ筒体e、eが位
置し、さらに該ヒンジ筒体e、eに挟まれるように、下
ケースcの真ん中のヒンジ筒体fが位置される。また、
これらヒンジ筒体e、e、f、f、fはほぼ隙間無く並
んでいる。
【0007】ヒンジ軸gは、軸方向に2つの部分に分け
られており、その頭側の部分と先端側の部分とが互いに
同軸状に回動自在になっている。なお、ヒンジ軸gの頭
側部分と先端側部分との回動はやや抵抗があるようにな
っており、上ケースbと下ケースcとを当該ヒンジ軸
g、gにより結合して組み立てたときに、上ケースbと
下ケースcとが不用意に開閉されないようになってい
る。
【0008】そして、このようなヒンジ軸g、gは、上
ケースbのヒンジ筒体e、eと下ケースcのヒンジ筒体
f、f、fとが交互に噛み合わされた状態で、その下ケ
ースcの両端のヒンジ筒体f、fにその外側から挿入し
て行くと、ヒンジ軸gの先端側部分が上ケースbのヒン
ジ筒体eに圧入されるとともに、その頭側部分が下ケー
スcのヒンジ筒体fに圧入され、これにより、ヒンジ軸
gにより上ケースbと下ケースcとが回動自在に結合さ
れることになる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記したよ
うな携帯電話aにおいて、上ケースbと下ケースcとが
別体で形成されるため、上述のように、上ケースbと下
ケースcとでボディカラーを異色にすることがデザイン
上求められる。
【0010】ところが、上ケースb(図面上梨地模様)
と下ケースc(図面上無模様)とのボディカラーを異色
にした場合、ヒンジ部dにおいて、上ケースbと下ケー
スcとのボディカラーが交互に配列されてしまい、見栄
えが悪いという問題がある。
【0011】すなわち、上述のように、ヒンジ部dにお
いては、その外見は上ケースbのヒンジ筒体e、e(図
面上梨地模様)と下ケースcのヒンジ筒体f、f、f
(図面上無模様)とが交互に並んでおり、これらはそれ
ぞれ異色のボディカラーに塗装されているためである。
【0012】そこで、本発明は、このような2つの開閉
部材をヒンジ部を介して結合したものにおいて、そのヒ
ンジ部の見栄えを良好にすることを課題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】そして、本発明ヒンジ構
造は、上記した課題を解決するために、第1の開閉部材
と第2の開閉部材とを開閉自在に支持するヒンジ構造で
あって、第1の開閉部材にはヒンジ軸が通される第1の
ヒンジ筒体が設けられ、第2の開閉部材にはヒンジ軸が
通される第2のヒンジ筒体が設けられ、第1のヒンジ筒
体と第2のヒンジ筒体とは上記ヒンジ軸により結合され
ており、上記第1のヒンジ筒体には別部材としてのヒン
ジカバーを設けたものである。
【0014】したがって、本発明ヒンジ構造にあって
は、第1の開閉部材と第2の開閉部材とを異なった色に
した場合において、ヒンジカバーの色を第2の開閉部材
のボディカラーと同じにすることが容易であり、このよ
うにすると、第1の開閉部材のボディカラーと第2のボ
ディカラーとを異色にしても、両開閉部材を開いたと
き、折り畳んだときのいずれの状態においても、ヒンジ
部の色を同一にすることができ、見栄えを良好にするこ
とができる。
【0015】また、ヒンジカバーは第1の開閉部材とは
別体なので、その材質を自由に選択することができ、両
開閉部材に開いた状態からさらに開く方向への力が加わ
ったとき(いわゆるサバ折り状態になったとき)、応力
が集中する部分をヒンジカバーに担当させ、しかも、ヒ
ンジカバーの材質をこのような集中応力に耐えうるもの
にすることにより、ヒンジ構造の耐久性の向上を図るこ
とができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、本発明ヒンジ構造の詳細
を添付図面に示した実施の形態にしたがって説明する。
【0017】尚、図面に示した各実施の形態は、本発明
ヒンジ構造を折り畳み自在な携帯電話のヒンジ部に適用
したものである。
【0018】先ず、本発明ヒンジ構造が採用されたハン
ディ電子機器としての携帯電話の概略について説明す
る。
【0019】携帯電話1は合成樹脂製の本体ケース2を
備え、該本体ケース2に各種部材が収納乃至取着されて
いる。
【0020】本体ケース2は上ケース3の下端部と下ケ
ース4の上端部とがヒンジ部5を介して結合されてお
り、両ケース3、4はそれぞれの正面が互いに合わさる
閉塞状態と両ケース3、4の正面が見える開放状態との
間で回動自在になっている。なお、両ケース3、4の開
放状態においては、両ケース3、4のそれぞれの正面が
なす角度がほぼ160度になっており、かかる状態にお
いて上ケース3の下端部の一部と下ケース4の上端部の
一部とが当接することにより、両ケース3、4がなす上
記開き角が規制されている。なお、上記従来例と同様に
上ケース3と下ケース4とは、それぞれのボディカラー
を異色にしており、図面上、上ケース3には梨地模様を
施し、下ケース4は無模様で表現している。
【0021】上ケース3の上部にはアンテナ6が引出収
納自在に取り付けられており、該アンテナ6を介して基
地局との間で電波の送受信を行うようになっている。
【0022】上ケース3の正面上部には電気音響変換手
段としてスピーカー7が設けられており、通話時、この
スピーカー7から通話相手の音声が出力されるようにな
っている。
【0023】下ケース4の正面下部には音響電気変換手
段としてマイクロフォン8が設けられており、通話時、
このマイクロフォン8からユーザの音声を集音するよう
になっている。
【0024】上ケース3の正面の大部分の領域には表示
手段として液晶ディスプレイ(LCD)9が設けられて
おり、電波の受信状況、電池残量、通話相手の電話番
号、電話帳として登録されている内容(相手先電話番号
や氏名等)、発信や着信履歴、その他の各種登録内容
等、各種情報を表示し得るようになっている。
【0025】下ケース4の正面の上部及び下部を除く大
部分の領域には入力操作手段として各種操作キー10、
10、・・・が配設されている。これら操作キー10、
10、・・・の押圧操作によって、各種指示や文字等の
入力を行うことができるようになっている。
【0026】下ケース4の正面の上部に上記操作キー1
0、10、・・・とは別の入力操作手段としてスイッチ
装置11が設けられている。
【0027】下ケース4の該スイッチ装置11から左右
外方にやや離間した位置には、さらに別の入力操作手段
としての押釦スイッチ12、12が配置されている。
【0028】下ケース4の下端面及びその両側面下部
に、開口する下部開口4aが形成され、該下部開口4a
を下方及び両側方から覆うとともに正面から見て下ケー
ス4よりやや外方に突出するようにエラストマーから成
る保護部材13が取着されている。
【0029】下ケース4の下部開口4a内には、インタ
ーフェースコネクター(IFコネクター)14が下ケー
ス4の下部開口4aから下方にやや突出するように配設
されている。
【0030】上記下部開口4aの右側面であってその下
端部よりやや上方へ寄った位置にはイヤフォンジャック
15が設けられている。
【0031】そして、下ケース4の下端部に取着された
上記保護部材13は下ケース4の下部開口4aを覆うと
ともに、上記IFコネクター14をも覆う大きさに形成
されており、さらに、IFコネクター13を閉塞するコ
ネクターカバー部13aと、上記イヤフォンジャックを
閉塞するイヤフォンジャックカバー部13bとが一体に
形成されている。
【0032】上ケース3は、たとえば、合成樹脂で形成
され、液晶ディスプレイ9が取着された表ハーフ(以下
「上表ハーフ」という。)20とアンテナ6が設けられ
た裏ハーフ(以下「上裏ハーフ」という。)21とから
成り、これら上表ハーフ20と上裏ハーフ21とが重ね
合わさるようにして構成されている。
【0033】また、上表ハーフ20の下端部にはヒンジ
部5のヒンジ筒体(以下「上ヒンジ筒体」という。)2
2、22を一体に形成されたブラケット23がネジ止め
により取着されている。
【0034】このようなブラケット23は、たとえば、
マグネシウム合金で形成され、上記上ヒンジ筒体22、
22は、上ケース3の横幅の半分よりやや小さい間隔を
あけて、また、軸芯が同芯状で左右方向を向く向きで形
成されている。そして、ブラケット23が上表ハーフ2
0に取着された状態で、上ヒンジ筒体22、22は、上
表ハーフ20の正面側斜め下方に突出されて、また、正
面から見て上ヒンジ筒体22、22の軸芯が上裏ハーフ
21の下端縁とほぼ一致した位置に配置されている。
【0035】下ケース4は、上記上ケース3と同様に、
たとえば、合成樹脂で形成され、上記操作キー10、1
0、・・・が設けられた表ハーフ(以下「下表ハーフ」
という。)24と図示は省略したがバッテリーが着脱自
在に設けられた裏ハーフ(以下「下裏ハーフ」とい
う。)25とから成り、これら下表ハーフ24と下裏ハ
ーフ25とが重ね合わさるようにして構成されている。
【0036】下表ハーフの上端部には、3つのヒンジ筒
体(以下「下ヒンジ筒体」という。)26、26、26
が一体に形成されており、これら下ヒンジ筒体26、2
6、26は軸芯が同芯状で左右方向を向く向きで形成さ
れており、下ハーフ4の正面側斜め上方に突出され、ま
た、正面から見て下ヒンジ筒体26、26、26の軸芯
が下裏ハーフ25の上端縁とほぼ一致した位置に配置さ
れている。なお、上記上ケース4は特許請求の範囲で示
した第1の開閉部材に、また、下ケース4は特許請求の
範囲で示した第2の開閉部材にそれぞれ相当する。ま
た、上ヒンジ筒体22は特許請求の範囲で示した第1の
ヒンジ筒体に、下ヒンジ筒体26は特許請求の範囲で示
した第2のヒンジ筒体にそれぞれ相当する。
【0037】下ヒンジ筒体26、26、26のうち、左
側の下ヒンジ筒体26lと右側の下ヒンジ筒体26rと
のそれぞれの外側縁間の寸法は、下ケース4の左右幅よ
りやや大きく形成され、また、左側の下ヒンジ筒体26
lと右側の下ヒンジ筒体26rとの間の間隔は、上記ブ
ラケット23の2つの上ヒンジ筒体22、22のそれぞ
れの外側縁間の寸法とほぼ同じか又はやや小さく形成さ
れている。
【0038】また、下ヒンジ筒体26、26、26のう
ち、中央の下ヒンジ筒体26cは、左方に偏倚した位置
に形成されており、左側の下ヒンジ筒体26lと中央の
下ヒンジ筒体26cとの間隔は、上記上ヒンジ筒体2
2、22のうち、左側のものの左右幅とほぼ同じに形成
され、また、中央の下ヒンジ筒体26cと右側の下ヒン
ジ筒体26rとの間隔は、上記上ヒンジ筒体22、22
のうち、右側のものの左右幅よりも十分に大きく形成さ
れている。
【0039】また、上ヒンジ筒体22、22と下ヒンジ
筒体26、26、26とは、外径及び内径ともに、上ヒ
ンジ筒体22、22の方が一回り小さく形成されてい
る。
【0040】上ヒンジ筒体22、22には、それぞれこ
れらを周方向に覆うヒンジカバー27、27が嵌合され
ており、これらヒンジカバー27、27の外径は、上記
下ヒンジ筒体26、26、26とほぼ同じに、また、こ
れらの内径は上ヒンジ筒体22、22の外径とほぼ同じ
に形成されている。なお、ヒンジカバー27、27は下
ケース4と同じボディカラーで塗装されており、図面
上、無模様で表現している。
【0041】ヒンジカバー27、27は、側方から見て
C字状を呈し、その周方向に割れた部分が上記ブラケッ
ト23の上ヒンジ筒体22、22を取り付けている腕部
を周方向から狭持するように上ヒンジ筒体22、22に
取着される。
【0042】また、左側のヒンジカバー27rの左右幅
は、上記中央の下ヒンジ筒体26cと左側の下ヒンジ筒
体26lとの間隔とほぼ同じに形成され、また、右側の
ヒンジカバー27rの左右幅は、上記中央の下ヒンジ筒
体26cと右側の下ヒンジ筒体26rとの間隔とほぼ同
じに形成されている。
【0043】したがって、これらヒンジカバー27r、
27lを上ヒンジ筒体22、22に取着した状態で、上
ヒンジ筒体22、22と上記下ヒンジ筒体26、26、
26とを左右方向に互い違いに組み合わせると各下ヒン
ジ筒体26、26、26とヒンジカバーとの間にはほぼ
隙間無く組み合わせることができる。
【0044】そして、この状態においては、上ヒンジ筒
体22、22と下ヒンジ筒体26、26、26とは同軸
状に配列されており、左方及び右方からヒンジ軸28、
28が挿入されて、下ヒンジ筒体26r(26l)と上
ヒンジ筒体22r(22l)とがそれぞれ回動自在に支
持される。
【0045】すなわち、ヒンジ軸28は、小径部28a
と大径部28bと該大径部28bの端面を覆う覆い板2
8cとから成り、小径部28aと大径部28bとは互い
に回動自在に結合されており、しかも、その回動はやや
抵抗をもって回動するようになっていて、小径部28a
が上記上ヒンジ筒体22に圧入され、大径部28bが上
記下ヒンジ筒体26に圧入されることにより、上ヒンジ
筒体22と下ヒンジ筒体26とが回動自在に結合される
ことになる。
【0046】具体的には、小径部28aは上ヒンジ筒体
22の内径より僅かに大きい外径に形成されるととも
に、軸方向に4つのスリ割りが形成され、また先端部に
は係止爪が形成されており、上ヒンジ筒体22に圧入さ
れたときにヒンジ軸28の抜け止めが為されるようにな
っている。
【0047】また、大径部28bは下ヒンジ筒体26の
内径より僅かに大きい外径に形成されるとともに、該大
径部28bはその断面が非円形、たとえば、小判形に形
成されており、これにより、下ヒンジ筒体26に圧入さ
れたときに、摩擦のみでなく形状的にも両者の回り止め
が為されている。
【0048】そして、このようなヒンジ軸28、28
を、上述のように互い違いに組み合わせた上下ヒンジ筒
体22、26、22、26に外方から挿入することによ
り、上述のように結合することができ、また、ヒンジ軸
28の覆い板28cが下ヒンジ筒体26の開口端面を閉
塞するようになっている。
【0049】なお、中央の下ヒンジ筒体26cと右側の
上ヒンジ筒体22rとの間には、幅広のヒンジカバー2
7rのみが位置し、その内部には空間が形成されること
になるが、かかる空間は図示しないフレキシブルプリン
ト基板が挿通され、上ケース3内の各種電子部品と下ケ
ース4内の各種電子部品との電気的接続が図られるよう
になっている。
【0050】しかして、上記携帯電話1にあっては、上
ケース3と下ケース4とのボディカラーを異色にする場
合、下ケース4(図面上無模様)と上記ヒンジカバー2
7、27(図面上無模様)とを同色にしておくことによ
り、上ケース3(図面上梨地模様)と下ケース4とを開
いた状態にしたとき、ヒンジ部5において露出するのは
下ケース4のヒンジ筒体26、26、26とヒンジカバ
ー27、27とであり、ともに同色(図面上無模様)な
ので見栄えを良くすることができる。また、上ケース3
と下ケース4とを閉じた状態にした場合にあっても、ヒ
ンジ部5において露出するのは下ケース4のヒンジ筒体
26、26、26とヒンジカバー27、27とであり、
ともに同色(図面上無模様)なので開いた状態と同様に
見栄えを良くすることができる。さらに、上記ヒンジ軸
28の覆い板28cの色を上記下ヒンジ筒体26、2
6、26とヒンジカバー27、27と同色にすることに
より、さらにヒンジ部5の見た目の一体感を醸し出すこ
とができる。
【0051】また、上ケース3と下ケース4とが開いた
状態であって、さらに何らかの力がかかって、両ケース
3と4とがいわゆるサバ折り状態になったとき、ヒンジ
カバー27、27をその応力が集中する部分に配置し、
かつ、ヒンジカバー27、27の材質をこのような集中
応力に耐えうるもの、たとえば、軟質合成樹脂材料にす
ることにより、ヒンジ構造の耐久性の向上を図ることが
できる。
【0052】上記携帯電話1のヒンジ部5においては、
ヒンジ筒体22、22を一体に形成したブラケット23
を上ケース3とは別体に形成したので、ヒンジ筒体2
2、22の材質を上ケース3と異ならせることができ、
ヒンジ筒体22、22として適切な材料を選択すること
ができる。
【0053】なお、上記実施の形態にあっては、本発明
ヒンジ構造を、折り畳み型の携帯電話1のヒンジ部5に
適用したが、本発明はこれに限らず、2つの開閉部材を
開閉自在の支持するヒンジ構造として各種の製品に適用
することができるのは勿論である。
【0054】また、上記実施の形態にあっては、ヒンジ
カバー27、27が取着されるヒンジ筒体22、22を
上ケース3側に設けたが、本発明ヒンジ構造にあって
は、かかるヒンジカバーを下ケース4側に設けても良
い。
【0055】さらに、上記実施の形態にあっては、第1
のヒンジ筒体を2つ、第2のヒンジ筒体を3つで構成し
たが、本発明ヒンジ構造にあっては、これらの数に限定
されることはなく、第1のヒンジ筒体が1つ、第2のヒ
ンジ筒体が1つであっても良い。好ましくは、少なくと
の一方が奇数個、他方が偶数個であることがよく、この
ようにすると、ヒンジ構造の両端とを同一の部材にする
ことができ、ヒンジ構造として安定な動作を得ることが
できる。
【0056】さらにまた、上記実施の形態にあっては、
2つのヒンジ軸をヒンジ構造の両端部からそれぞれ挿入
することにより、第1のヒンジ筒体と第2のヒンジ筒体
とを結合するようにしたが、これに限らず、1つのヒン
ジ軸を貫通させるようにしても良い。
【0057】この他、上記実施の形態において示した各
部の具体的な形状乃至構造は、本発明を実施するに当た
っての具体化のほんの一例を示したものに過ぎず、これ
らによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されるこ
とがあってはならないものである。
【0058】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、本発明ヒンジ構造は、第1の開閉部材と第2の開閉
部材とを開閉自在に支持するヒンジ構造であって、第1
の開閉部材にはヒンジ軸が通される第1のヒンジ筒体が
設けられ、第2の開閉部材にはヒンジ軸が通される第2
のヒンジ筒体が設けられ、第1のヒンジ筒体と第2のヒ
ンジ筒体とは上記ヒンジ軸により結合されており、上記
第1のヒンジ筒体には別部材としてのヒンジカバーを設
けたことを特徴とする。
【0059】したがって、本発明ヒンジ構造にあって
は、第1の開閉部材と第2の開閉部材とを異なった色に
した場合において、ヒンジカバーの色を第2の開閉部材
のボディカラーと同じにすることが容易であり、このよ
うにすると、第1の開閉部材のボディカラーと第2のボ
ディカラーとを異色にしても、両開閉部材を開いたと
き、折り畳んだときのいずれの状態においても、ヒンジ
部の色を同一にすることができ、見栄えを良好にするこ
とができる。
【0060】また、ヒンジカバーは第1の開閉部材とは
別体なので、その材質を自由に選択することができ、両
開閉部材に開いた状態からさらに開く方向への力が加わ
ったとき(いわゆるサバ折り状態になったとき)、応力
が集中する部分をヒンジカバーに担当させ、しかも、ヒ
ンジカバーの材質をこのような集中応力に耐えうるもの
にすることにより、ヒンジ構造の耐久性の向上を図るこ
とができる。
【0061】請求項2に記載した発明にあっては、第1
の開閉部材のヒンジ筒体を、第1の開閉部材に着脱自在
に取着するブラケットに一体に形成したので、ヒンジ構
造のヒンジ筒体を第1の開閉部材とは別体に形成するこ
とができ、ヒンジ筒体の材質を上記第1の開閉部材と異
ならせることができ、ヒンジ筒体として適切な材料を選
択することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2乃至図4とともに、本発明ヒンジ構造を適
用した折り畳み型の携帯電話の全体を示すもので、本図
は上ケースと下ケースとを開いた状態を示す斜視図であ
る。
【図2】上ケースと下ケースとを折り畳んだ状態を示す
斜視図である。
【図3】上ケースと下ケースとを折り畳んだ状態を示
し、図2とは異なる方向から見た斜視図である。
【図4】上ケースと下ケースとを開いた状態を示す正面
図である。
【図5】図6乃至図10とともに、本発明ヒンジ構造を
示すもので、本図は上ケースの裏ハーフを除いてブラケ
ットを裏側から見た斜視図である。
【図6】図5の分解斜視図である。
【図7】図4のA−Aに沿う拡大断面図である。
【図8】図4のB−Bに沿う拡大断面図である。
【図9】図4のC−Cに沿う拡大断面図である。
【図10】ヒンジ部において上ケース、下ケース及びヒ
ンジ部を上下方向に分解して示す正面図である。
【図11】図12及び図13とともに、従来のヒンジ構
造を採用した携帯電話を示すもので、本図は上ケースと
下ケースとを開いた状態を示す斜視図である。
【図12】上ケースと下ケースとを折り畳んだ状態を示
す斜視図である。
【図13】上ケースと下ケースとを開いた状態を示す正
面図である。
【図14】従来のヒンジ構造を示すもので、上ケースの
裏ハーフを除いてヒンジ部側から見た斜視図である。
【符号の説明】
3…上ケース(第1の開閉部材)、4…下ケース(第2
の開閉部材)、5…ヒンジ部(ヒンジ構造)、22…上
ヒンジ筒体(第1のヒンジ筒体)、23…ブラケット、
26…下ヒンジ筒体(第2のヒンジ筒体)、27…ヒン
ジカバー、28…ヒンジ軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長谷川 智徳 宮城県加美郡中新田町字雁原325番地 ソ ニー中新田株式会社内 Fターム(参考) 2E032 AA00 AA01 3J105 AA01 AB50 AC10 BA22 5K023 AA07 BB01 DD08

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の開閉部材と第2の開閉部材とを開
    閉自在に支持するヒンジ構造であって、 第1の開閉部材にはヒンジ軸が通される第1のヒンジ筒
    体が設けられ、 第2の開閉部材にはヒンジ軸が通される第2のヒンジ筒
    体が設けられ、 第1のヒンジ筒体と第2のヒンジ筒体とは上記ヒンジ軸
    により結合されており、 上記第1のヒンジ筒体には別部材としてのヒンジカバー
    を設けたことを特徴とするヒンジ構造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載したヒンジ構造であっ
    て、 第1の開閉部材のヒンジ筒体は、該第1の開閉部材に着
    脱自在に取着したブラケットに一体に形成したことを特
    徴とするヒンジ構造。
JP2000333006A 2000-10-31 2000-10-31 ヒンジ構造 Pending JP2002139024A (ja)

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