JP2002138966A - 圧縮機駆動方法およびその装置 - Google Patents

圧縮機駆動方法およびその装置

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JP2002138966A JP2000336790A JP2000336790A JP2002138966A JP 2002138966 A JP2002138966 A JP 2002138966A JP 2000336790 A JP2000336790 A JP 2000336790A JP 2000336790 A JP2000336790 A JP 2000336790A JP 2002138966 A JP2002138966 A JP 2002138966A
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敏行 前田
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学 小坂
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正信 喜多
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 負荷が過大になった場合であってもトリップ
の発生を確実に防止する。 【解決手段】 電流指令が電流上限値を越えないように
制限する電流リミッタ3を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は圧縮機駆動方法お
よびその装置に関し、さらに詳細にいえば、インバータ
によって同期モータを制御し、同期モータによって圧縮
機を駆動する圧縮機駆動方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】圧縮機は空気調和機をはじめとして各種
の装置の駆動源として用いられている。
【0003】そして、圧縮機を駆動するための装置とし
て、従来から、インバータによって同期モータを制御
し、同期モータによって圧縮機を駆動するようにしてい
るとともに、同期モータの回転子の回転位置(以下、ロ
ータ位置と称する)を検出する位置検出部と、検出され
たロータ位置を基準としてインバータを電圧制御するイ
ンバータ制御部とを含むとともに、モータ電流が過大に
なった場合にインバータなどのパワー素子を保護するO
CP部を含むものが提案されている。
【0004】ここで、位置検出部としては、ホール素子
などのセンサを用いるものであってもよいが、同期モー
タが圧縮機に組み込まれるような場合には、センサを用
いない位置検出部、例えば、インバータによる通電角を
120°に設定し、非通電期間においてモータ誘起電圧
を検出することによってロータ位置を検出する位置検出
部、または同期モータの固定子巻線の中性点電圧を検出
することによってロータ位置を検出する位置検出部を採
用することが好ましい。
【0005】上記の構成の圧縮機駆動装置を採用すれ
ば、ロータ位置を基準としてインバータを制御して同期
モータを運転し、圧縮機を駆動することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記の圧縮機駆動装置
を採用した場合には、負荷が過大になり、モータ電流が
過大になった場合に、OCP部によってインバータなど
のパワー素子保護(トリップ)が発生し、圧縮機が停止
させられてしまう。
【0007】そして、トリップが発生した場合には、確
実な起動、圧縮機の保護などを考慮して数分間の待機時
間の後に再起動を行うので、圧縮機の停止に伴う不都合
が発生する。
【0008】例えば、圧縮機が空気調和機用圧縮機であ
る場合には、圧縮機の停止期間において空気調和動作を
行うことができないので、室温が目標温度から変動して
しまい、不快感を与えることになってしまう。
【0009】また、空気調和機用圧縮機においては、通
常の運転状態では冷媒ガスを圧縮する動作を行うのであ
るから、冷媒ガスの圧縮により想定されている最大負荷
以下の負荷状態での運転が行われるだけであり、トリッ
プは発生しないものと思われる。しかし、実際には、冷
媒を液の状態で吸入する場合があり、この場合には液圧
縮を行うことになるので、負荷が過大になってしまい、
トリップを発生させてしまう。この結果、上記の不都合
が発生してしまう。
【0010】
【発明の目的】この発明は上記の問題点に鑑みてなされ
たものであり、負荷が過大になった場合であってもトリ
ップの発生を確実に防止することができる圧縮機駆動方
法およびその装置を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の圧縮機駆動方
法は、インバータによって同期モータを制御し、同期モ
ータによって圧縮機を駆動するに当たって、負荷が過大
になった場合にもモータ電流が所定の範囲を越えないよ
うにインバータを制御する方法である。
【0012】請求項2の圧縮機駆動方法は、モータ電流
をフィードバック制御するとともに、電流指令値を制限
することによって、モータ電流が所定の範囲を越えない
ようにインバータを制御する方法である。
【0013】請求項3の圧縮機駆動方法は、電流指令値
が制限されたことに応答して速度指令値を下げる方法で
ある。
【0014】請求項4の圧縮機駆動方法は、電流指令値
が所定値に近づいたことに応答して速度指令値を下げる
ことによって、モータ電流が所定の範囲を越えないよう
にインバータを制御する方法である。
【0015】請求項5の圧縮機駆動方法は、電流指令値
の制限をも行う方法である。
【0016】請求項6の圧縮機駆動方法は、モータ電流
が所定の範囲を規定する上限値に近づき、もしくは等し
くなったことに応答して、電流位相を最大トルクを発生
できる位相に近づける方法である。
【0017】請求項7の圧縮機駆動方法は、同期モータ
によって空気調和機用圧縮機を駆動する方法である。
【0018】請求項8の圧縮機駆動装置は、インバータ
によって同期モータを制御し、同期モータによって圧縮
機を駆動するものであって、負荷が過大になった場合に
もモータ電流が所定の範囲を越えないようにインバータ
を制御するインバータ制御手段を含むものである。
【0019】請求項9の圧縮機駆動装置は、前記インバ
ータ制御手段として、モータ電流をフィードバック制御
するとともに、電流指令値を制限することによって、モ
ータ電流が所定の範囲を越えないようにインバータを制
御するものを採用するものである。
【0020】請求項10の圧縮機駆動装置は、前記イン
バータ制御手段として、電流指令値が制限されたことに
応答して速度指令値を下げるものを採用するものであ
る。
【0021】請求項11の圧縮機駆動装置は、前記イン
バータ制御手段として、電流指令値が所定値に近づいた
ことに応答して速度指令値を下げることによって、モー
タ電流が所定の範囲を越えないようにインバータを制御
するものを採用するものである。
【0022】請求項12の圧縮機駆動装置は、前記イン
バータ制御手段として、電流指令値の制限をも行うもの
を採用するものである。
【0023】請求項13の圧縮機駆動装置は、前記イン
バータ制御手段として、モータ電流が所定の範囲を規定
する上限値に近づき、もしくは等しくなったことに応答
して、電流位相を最大トルクを発生できる位相に近づけ
るものを採用するものである。 請求項14の圧縮機駆
動装置は、前記圧縮機として空気調和機用圧縮機を採用
するものである。
【0024】
【作用】請求項1の圧縮機駆動方法であれば、インバー
タによって同期モータを制御し、同期モータによって圧
縮機を駆動するに当たって、負荷が過大になった場合に
もモータ電流が所定の範囲を越えないようにインバータ
を制御するのであるから、負荷が過大になってもモータ
電流が過大になることを防止することができ、トリップ
の発生を未然に防止することができる。
【0025】請求項2の圧縮機駆動方法であれば、モー
タ電流をフィードバック制御するとともに、電流指令値
を制限することによって、モータ電流が所定の範囲を越
えないようにインバータを制御するのであるから、モー
タ電流の制御を行うことができるほか、請求項1と同様
の作用を達成することができる。
【0026】請求項3の圧縮機駆動方法であれば、電流
指令値が制限されたことに応答して速度指令値を下げる
のであるから、速度指令値を下げた後に再びモータ電流
を制御することができるほか、請求項2と同様の作用を
達成することができる。
【0027】請求項4の圧縮機駆動方法であれば、電流
指令値が所定値に近づいたことに応答して速度指令値を
下げることによって、モータ電流が所定の範囲を越えな
いようにインバータを制御するのであるから、急激な制
限処理を行う必要がなくなり、制御を安定化することが
できるほか、請求項1と同様の作用を達成することがで
きる。
【0028】請求項5の圧縮機駆動方法であれば、電流
指令値の制限をも行うのであるから、負荷が過大になる
ことに起因して急激な速度変動が発生するような場合で
あっても、モータ電流が過大になることを防止すること
ができ、トリップの発生を未然に防止することができ
る。
【0029】請求項6の圧縮機駆動方法であれば、モー
タ電流が所定の範囲を規定する上限値に近づき、もしく
は等しくなったことに応答して、電流位相を最大トルク
を発生できる位相に近づけるのであるから、モータトル
クを最大限利用することができるほか、請求項1から請
求項5の何れかと同様の作用を達成することができる。
【0030】請求項7の圧縮機駆動方法であれば、同期
モータによって空気調和機用圧縮機を駆動するのである
から、空気調和機が停止することに起因する快適性の低
下を防止することができるほか、請求項1から請求項6
の何れかと同様の作用を達成することができる。
【0031】請求項8の圧縮機駆動装置であれば、イン
バータによって同期モータを制御し、同期モータによっ
て圧縮機を駆動するに当たって、インバータ制御手段に
よって、負荷が過大になった場合にもモータ電流が所定
の範囲を越えないようにインバータを制御することがで
きる。
【0032】したがって、負荷が過大になってもモータ
電流が過大になることを防止することができ、トリップ
の発生を未然に防止することができる。
【0033】請求項9の圧縮機駆動装置であれば、前記
インバータ制御手段として、モータ電流をフィードバッ
ク制御するとともに、電流指令値を制限することによっ
て、モータ電流が所定の範囲を越えないようにインバー
タを制御するものを採用するのであるから、モータ電流
の制御を行うことができるほか、請求項8と同様の作用
を達成することができる。
【0034】請求項10の圧縮機駆動装置であれば、前
記インバータ制御手段として、電流指令値が制限された
ことに応答して速度指令値を下げるものを採用するので
あるから、速度指令値を下げた後に再びモータ電流を制
御することができるほか、請求項9と同様の作用を達成
することができる。
【0035】請求項11の圧縮機駆動装置であれば、前
記インバータ制御手段として、電流指令値が所定値に近
づいたことに応答して速度指令値を下げることによっ
て、モータ電流が所定の範囲を越えないようにインバー
タを制御するものを採用するのであるから、急激な制限
処理を行う必要がなくなり、制御を安定化することがで
きるほか、請求項8と同様の作用を達成することができ
る。
【0036】請求項12の圧縮機駆動装置であれば、前
記インバータ制御手段として、電流指令値の制限をも行
うものを採用するのであるから、負荷が過大になること
に起因して急激な速度変動が発生するような場合であっ
ても、モータ電流が過大になることを防止することがで
き、トリップの発生を未然に防止することができる。
【0037】請求項13の圧縮機駆動装置であれば、前
記インバータ制御手段として、モータ電流が所定の範囲
を規定する上限値に近づき、もしくは等しくなったこと
に応答して、電流位相を最大トルクを発生できる位相に
近づけるものを採用するのであるから、モータトルクを
最大限利用することができるほか、請求項8から請求項
12の何れかと同様の作用を達成することができる。
【0038】請求項14の圧縮機駆動装置であれば、前
記圧縮機として空気調和機用圧縮機を採用するのである
から、空気調和機が停止することに起因する快適性の低
下を防止することができるほか、請求項8から請求項1
3の何れかと同様の作用を達成することができる。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、この
発明の圧縮機駆動方法およびその装置の実施の態様を詳
細に説明する。
【0040】図1はこの発明の圧縮機駆動装置の一実施
態様の要部を示すブロック図である。
【0041】この圧縮機駆動装置は、外部から与えられ
る速度指令と実速度との差に基づいてPI制御を行って
トルク指令を出力する速度指令部1と、外部から与えら
れる位相指令およびトルク指令を入力として電流指令を
生成する電流指令生成器2と、電流指令を予め設定した
電流上限値と比較して、電流指令が電流上限値を越える
場合に、電流位相を保持したまま電流指令の大きさを電
流上限値で制限する電流リミッタ3と、電流リミッタ3
からの電流指令と実電流との差に基づいてPI演算を行
って電圧指令を出力する電流制御部4と、電圧指令を入
力として、ロータ位置(同期モータの回転子の回転位
置)に基づいてd−q→3相変換を行って3相電圧指令
を出力するd−q→3相変換部5と、三相電圧指令に基
づいて3相交流電圧を生成し、同期モータ7に印加する
インバータ6と、同期モータ7により駆動される圧縮機
8と、3相電圧指令を入力として、ロータ位置に基づい
て、デッドタイム補償などを行って、実電圧を検出する
電圧検出部6aと、モータ電流を入力として、ロータ位
置に基づいて実電流を検出する電流検出部7aと、実電
圧および実電流を入力としてロータ位置(θ)および速
度(ω)を検出する位置検出部9と、電流リミッタ3か
らの電流オーバー値に対して定数K1を乗算する定数K
1部10と、外部から与えられる速度指令から定数K1
部10の出力を減算して補正後の速度指令を得る減算部
11とを有している。
【0042】また、電流指令が電流上限値を越えること
を条件として電流リミッタ3からI項制限指令を速度制
御部1に供給して、速度制御部1の内部状態を電流指令
が電流上限値を越える前の状態に保持することが好まし
く(図1中の破線参照)、速度制御部1にPI演算が発
散することを防止することができる。なお、この構成は
定数k部10および減算部11に代えて採用すればよい
が、両者を併用してもよい。
【0043】上記の圧縮機駆動装置の作用は次のとおり
である。
【0044】外部から与えられる速度指令と実速度との
差に基づいて速度制御部1によりPI演算を行ってトル
ク指令を生成し、トルク指令および外部から与えられる
位相指令に基づいて電流指令生成器2により電流指令を
生成する。
【0045】そして、この電流指令が電流上限値を越え
る場合にのみ電流リミッタ3によって電流指令を制限す
る。
【0046】次いで、電流指令と実電流との差に基づい
て電流制御部4によってPI制御を行って電圧指令を生
成し、d−q→3相変換部5によって3相電圧指令に変
換してインバータ6に供給し、3相交流電圧を同期モー
タ7に印加して同期モータ7を駆動し、同期モータ7に
よって圧縮機8を駆動する。
【0047】また、以上の動作を行っている間に、電圧
検出部6aによって実電圧を検出し、電流検出部7aに
よって実電流を検出し、検出された実電圧および実電流
に基づいて位置検出部9によってロータ位置(θ)およ
び速度(ω)を検出(推定)することができるので、検
出されたロータ位置(θ)に基づいて同期モータ7への
印加電圧を制御し、速度指令に追従すべく同期モータ7
を駆動し、ひいては圧縮機8を駆動することができる。
【0048】上記の作用を行う場合において、液圧縮な
どに起因して負荷が過大になった場合には、実速度の低
下に伴って、速度制御部1がトルク指令を増加させると
モータ電流(実電流)が増加する。
【0049】このようにしてモータ電流が増加し、電流
上限値に達すると電流リミッタ3が電流上限値を越えな
いように電流指令を制限するので、電流制御部4に供給
される電流指令が電流上限値を越えることを防止する。
そして、このように制限された電流指令に基づいて電流
制御部4により電圧指令を生成してインバータ6を制御
することにより、モータ電流が過大になることを防止す
ることができる。
【0050】すなわち、負荷が過大になった場合にも、
モータ電流が所定の範囲を越えないように同期モータ7
を制御し、ひいては圧縮機8を駆動することができる。
換言すれば、パワーデバイス保護(トリップ)に起因す
る圧縮機の停止、待機時間などをなくすることができ、
圧縮機が空気調和機用圧縮機である場合には、圧縮機の
停止に起因する快適性の低下を未然に防止することがで
きる。
【0051】さらに、モータ電流の最大値を削減するこ
とができるので、インバータ6の容量削減、同期モータ
7の最大電流値削減が可能となり、同期モータ・インバ
ータのコストダウンを達成することができる。
【0052】次いで、図1の圧縮機駆動装置により圧縮
機を駆動し液圧縮を行った場合、および従来の圧縮機駆
動装置により圧縮機を駆動し液圧縮を行った場合を説明
する。
【0053】図1の圧縮機駆動装置により圧縮機を駆動
した場合の速度および相電流は、それぞれ図2中(A)
(B)に示すとおりであり、同一の条件で従来の圧縮機
駆動装置により圧縮機を駆動した場合の速度および相電
流は、それぞれ図3中(A)(B)に示すとおりであっ
た。
【0054】そして、図1の圧縮機駆動装置ではモータ
電流のピーク値が39.6A、最大速度垂下が−40.
6rpsであった。これに対して、従来の圧縮機駆動装
置では、モータ電流のピーク値が53.6A、最大速度
垂下が−33.1rpsであった。
【0055】したがって、図1の圧縮機駆動装置を採用
することにより、モータ電流のピーク値を大幅に低減す
ることができ、インバータ6のIGBTなどの電流容量
を大幅に低減することができる。
【0056】また、図1の圧縮機駆動装置において最大
速度垂下が大きくなっているのは、モータ電流を制限し
て過剰なトルクがかかることを制限しているためであ
る。この場合には、モータトルクを制限することになる
ので、圧縮機メカの保護を達成することができる。
【0057】図4はこの発明の圧縮機駆動装置の他の実
施態様の要部を示すブロック図である。
【0058】この圧縮機駆動装置が図1の圧縮機駆動装
置と異なる点は、電流リミッタ3に代えて、電流指令を
入力として速度垂下指令を出力し、減算部11に供給す
る指令電流検出器12を設けた点のみである。
【0059】前記指令電流検出器12は、例えば図5に
示す速度垂下量−指令電流特性が予め設定されたもので
あり、指令電流を入力として対応する速度垂下量を出力
することができる。
【0060】この構成の圧縮機駆動装置を採用した場合
には、電流指令が電流上限値に比して十分に小さい場合
に、電流指令が制限されない場合における図1の圧縮機
駆動装置と同様の作用を行って圧縮機を駆動することが
できる。
【0061】そして、電流指令が電流上限値に近づく
と、指令電流検出器12から対応する速度垂下量を出力
し、減算部11によって速度指令を減少させる(垂下さ
せる)ことができる。
【0062】この結果、モータ電流の最大値を削減する
ことができ、インバータ6の容量削減、同期モータ7の
最大電流値削減が可能となり、同期モータ・インバータ
のコストダウンを達成することができる。
【0063】また、この圧縮機駆動装置においては、電
流上限値の近くで徐々に速度垂下を行うことができるの
で、図1の圧縮機駆動装置のような急激な電流指令制限
処理がなくなり、制御を安定化することができる。
【0064】図6はこの発明の圧縮機駆動装置のさらに
他の実施態様の要部を示すブロック図である。
【0065】この圧縮機駆動装置が図1の圧縮機駆動装
置と異なる点は、電流指令を入力として速度垂下指令を
出力し、減算部11に供給する指令電流検出器12をさ
らに設けた点のみである。
【0066】前記指令電流検出器12は、例えば図5に
示す速度垂下量−指令電流特性が予め設定されたもので
あり、指令電流を入力として対応する速度垂下量を出力
することができる。
【0067】この構成の圧縮機駆動装置を採用した場合
には、電流指令が徐々に増加する場合には図4と同様の
作用を行い、電流指令が電流上限値に近づくと、指令電
流検出器12から対応する速度垂下量を出力し、減算部
11によって速度指令を減少させる(垂下させる)こと
ができる。
【0068】ただし、急速に電流指令値が電流上限値を
越えるような急激な速度変動が発生した場合には、図4
の圧縮機駆動装置では、十分なモータ電流削減を達成す
ることができなくなる可能性がある。
【0069】しかし、この実施態様においては、電流リ
ミッタ3も設けられているので、このような急激な速度
変化が発生した場合であっても、電流リミッタ3によっ
て電流指令が電流上限値を越えないように制限すること
ができ、十分なモータ電流削減を達成することができ
る。
【0070】図7はこの発明の圧縮機駆動装置のさらに
他の実施態様の要部を示すブロック図である。
【0071】この圧縮機駆動装置が図6の圧縮機駆動装
置と異なる点は、指令電流検出器12として、例えば図
5に示す速度垂下量−指令電流特性が予め設定され、指
令電流の振幅を入力として対応する速度垂下量を出力す
るとともに、指令電流の位相(指令位相)を入力として
[指令位相×{1−(速度垂下指令)/(電流上限値に
おける速度垂下指令)}+最大トルク電流位相×{(速
度垂下指令)/(電流上限値における速度垂下指
令)}]/2の演算を行って電流位相を算出し、電流指
令生成器2に供給するものを採用した点のみである。
【0072】なお、電流上限値は、電流上限値において
速度垂下量が所定値になるように設定されている。
【0073】この構成の圧縮機駆動装置を採用した場合
には、図6の圧縮機駆動装置の作用に加え、指令電流検
出器12からの電流位相を電流指令生成器2に供給し
て、電流位相を最大トルクを発生できる位相に近づける
ことができる。この結果、モータトルクを最大限利用す
ることができる。
【0074】例えば、回転子の内部に永久磁石を装着し
てなる永久磁石モータのトルク−電流位相特性は図8に
示すように与えられるので、最大電流における最大トル
ク電流位相を記憶しておき、上式に基づいて電流位相を
算出することによって、電流位相を最大トルクを発生で
きる位相に近づけることができ、モータトルクを最大限
利用することができる。
【0075】
【発明の効果】請求項1の発明は、負荷が過大になって
もモータ電流が過大になることを防止することができ、
トリップの発生を未然に防止することができるという特
有の効果を奏する。
【0076】請求項2の発明は、モータ電流の制御を行
うことができるほか、請求項1と同様の効果を奏する。
【0077】請求項3の発明は、速度指令値を下げた後
に再びモータ電流を制御することができるほか、請求項
2と同様の効果を奏する。
【0078】請求項4の、急激な制限処理を行う必要が
なくなり、制御を安定化することができるほか、請求項
1と同様の効果を奏する。
【0079】請求項5の発明は、負荷が過大になること
に起因して急激な速度変動が発生するような場合であっ
ても、モータ電流が過大になることを防止することがで
き、トリップの発生を未然に防止することができるとい
う特有の効果を奏する。
【0080】請求項6の発明は、モータトルクを最大限
利用することができるほか、請求項1から請求項5の何
れかと同様の効果を奏する。
【0081】請求項7の発明は、空気調和機が停止する
ことに起因する快適性の低下を防止することができるほ
か、請求項1から請求項6の何れかと同様の効果を奏す
る。
【0082】請求項8の発明は、負荷が過大になっても
モータ電流が過大になることを防止することができ、ト
リップの発生を未然に防止することができるという特有
の効果を奏する。
【0083】請求項9の発明は、モータ電流の制御を行
うことができるほか、請求項8と同様の効果を奏する。
【0084】請求項10の発明は、速度指令値を下げた
後に再びモータ電流を制御することができるほか、請求
項9と同様の効果を奏する。
【0085】請求項11の、急激な制限処理を行う必要
がなくなり、制御を安定化することができるほか、請求
項8と同様の効果を奏する。
【0086】請求項12の発明は、負荷が過大になるこ
とに起因して急激な速度変動が発生するような場合であ
っても、モータ電流が過大になることを防止することが
でき、トリップの発生を未然に防止することができると
いう特有の効果を奏する。
【0087】請求項13の発明は、モータトルクを最大
限利用することができるほか、請求項8から請求項12
の何れかと同様の効果を奏する。
【0088】請求項14の発明は、空気調和機が停止す
ることに起因する快適性の低下を防止することができる
ほか、請求項8から請求項13の何れかと同様の効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の圧縮機駆動装置の一実施態様の要部
を示すブロック図である。
【図2】図1の圧縮機駆動装置により圧縮機を駆動した
場合における速度およびモータ電流の変化を示す図であ
る。
【図3】従来の圧縮機駆動装置により圧縮機を駆動した
場合における速度およびモータ電流の変化を示す図であ
る。
【図4】この発明の圧縮機駆動装置の他の実施態様の要
部を示すブロック図である。
【図5】速度垂下量−指令電流特性の一例を示す図であ
る。
【図6】この発明の圧縮機駆動装置のさらに他の実施態
様の要部を示すブロック図である。
【図7】この発明の圧縮機駆動装置のさらに他の実施態
様の要部を示すブロック図である。
【図8】回転子の内部に永久磁石を装着してなる永久磁
石モータのトルク−電流位相特性を示す図である。
【符号の説明】
2 電流指令生成器 3 電流リミッタ 4 電流制御部 6 インバータ 7 同期モータ 8 圧縮機 10 定数K1部 11 減算部 12 指令電流検出器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 喜多 正信 滋賀県草津市岡本町字大谷1000番地の2 株式会社ダイキン空調技術研究所内 Fターム(参考) 3H045 AA02 AA09 AA12 AA27 BA42 CA21 CA29 DA07 EA20 EA26 EA34 5H560 AA02 BB04 BB12 DA02 DA13 DB02 DB13 DC12 DC13 EB01 JJ02 XA02 5H576 AA10 BB06 DD02 DD07 EE01 GG01 GG02 GG04 GG05 HA04 HB01 JJ24 JJ28 LL22 LL24 LL41 MM02 MM04

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インバータ(6)によって同期モータ
    (7)を制御し、同期モータ(7)によって圧縮機
    (8)を駆動する圧縮機駆動方法において、 負荷が過大になった場合にもモータ電流が所定の範囲を
    越えないようにインバータ(6)を制御することを特徴
    とする圧縮機駆動方法。
  2. 【請求項2】 モータ電流をフィードバック制御すると
    ともに、電流指令値を制限することによって、モータ電
    流が所定の範囲を越えないようにインバータ(6)を制
    御する請求項1に記載の圧縮機駆動方法。
  3. 【請求項3】 電流指令値が制限されたことに応答して
    速度指令値を下げる請求項2に記載の圧縮機駆動方法。
  4. 【請求項4】 電流指令値が所定値に近づいたことに応
    答して速度指令値を下げることによって、モータ電流が
    所定の範囲を越えないようにインバータ(6)を制御す
    る請求項1に記載の圧縮機駆動方法。
  5. 【請求項5】 電流指令値の制限をも行う請求項4に記
    載の圧縮機駆動方法。
  6. 【請求項6】 モータ電流が所定の範囲を規定する上限
    値に近づき、もしくは等しくなったことに応答して、電
    流位相を最大トルクを発生できる位相に近づける請求項
    1から請求項5の何れかに記載の圧縮機駆動方法。
  7. 【請求項7】 同期モータ(7)によって空気調和機用
    圧縮機を駆動する請求項1から請求項6の何れかに記載
    の圧縮機駆動方法。
  8. 【請求項8】 インバータ(6)によって同期モータ
    (7)を制御し、同期モータ(7)によって圧縮機
    (8)を駆動する圧縮機駆動装置において、 負荷が過大になった場合にもモータ電流が所定の範囲を
    越えないようにインバータ(6)を制御するインバータ
    制御手段(3)(4)(10)(11)(12)を含む
    ことを特徴とする圧縮機駆動装置。
  9. 【請求項9】 前記インバータ制御手段(3)(4)
    は、モータ電流をフィードバック制御するとともに、電
    流指令値を制限することによって、モータ電流が所定の
    範囲を越えないようにインバータ(6)を制御するもの
    である請求項8に記載の圧縮機駆動装置。
  10. 【請求項10】 前記インバータ制御手段(3)(1
    0)(11)は、電流指令値が制限されたことに応答し
    て速度指令値を下げるものである請求項9に記載の圧縮
    機駆動装置。
  11. 【請求項11】 前記インバータ制御手段(11)(1
    2)は、電流指令値が所定値に近づいたことに応答して
    速度指令値を下げることによって、モータ電流が所定の
    範囲を越えないようにインバータを制御するものである
    請求項8に記載の圧縮機駆動装置。
  12. 【請求項12】 前記インバータ制御手段(3)(1
    1)(12)は、電流指令値の制限をも行うものである
    請求項11に記載の圧縮機駆動装置。
  13. 【請求項13】 前記インバータ制御手段(2)(1
    2)は、モータ電流が所定の範囲を規定する上限値に近
    づき、もしくは等しくなったことに応答して、電流位相
    を最大トルクを発生できる位相に近づけるものである請
    求項8から請求項12の何れかに記載の圧縮機駆動装
    置。
  14. 【請求項14】 前記圧縮機(8)は空気調和機用圧縮
    機である請求項8から請求項13の何れかに記載の圧縮
    機駆動装置。
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