JP2002138445A - クラゲ処理装置 - Google Patents
クラゲ処理装置Info
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- JP2002138445A JP2002138445A JP2000331381A JP2000331381A JP2002138445A JP 2002138445 A JP2002138445 A JP 2002138445A JP 2000331381 A JP2000331381 A JP 2000331381A JP 2000331381 A JP2000331381 A JP 2000331381A JP 2002138445 A JP2002138445 A JP 2002138445A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
Landscapes
- Filtration Of Liquid (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 スクリーントラッシュピット等のクラゲを一
時的に貯留する領域内に存在・浮遊するクラゲを、確実
かつ迅速に除去することのできるクラゲ処理装置を提供
すること 【解決手段】 捕捉したクラゲ15を一時的に貯留する
スクリーントラッシュピット10の水面内にコンベア装
置13の搬入側端を挿入する。コンベア装置の搬送面1
3aは、上方傾斜状に配置されるとともに、水切りしな
がらクラゲを上昇移動可能にする。上端まで搬送された
クラゲは、コンベア装置の上端から順次落下されるの
で、その落下位置にボックスなどを設置することで、連
続してボックス内に順次クラゲが落下供給される。そし
て、一定量が溜まるとそのクラゲを廃棄処理する。
時的に貯留する領域内に存在・浮遊するクラゲを、確実
かつ迅速に除去することのできるクラゲ処理装置を提供
すること 【解決手段】 捕捉したクラゲ15を一時的に貯留する
スクリーントラッシュピット10の水面内にコンベア装
置13の搬入側端を挿入する。コンベア装置の搬送面1
3aは、上方傾斜状に配置されるとともに、水切りしな
がらクラゲを上昇移動可能にする。上端まで搬送された
クラゲは、コンベア装置の上端から順次落下されるの
で、その落下位置にボックスなどを設置することで、連
続してボックス内に順次クラゲが落下供給される。そし
て、一定量が溜まるとそのクラゲを廃棄処理する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クラゲ処理装置に
関するもので、より具体的には、原子力発電所等におけ
る冷却水取水路に流入するクラゲを効率的に除去するこ
とのできるクラゲ処理装置に関するものである。
関するもので、より具体的には、原子力発電所等におけ
る冷却水取水路に流入するクラゲを効率的に除去するこ
とのできるクラゲ処理装置に関するものである。
【0002】
【発明の背景】良く知られているように、原子力発電所
においては、海水を冷却水として使用すべく冷却取水路
の入口(取水口)を海岸等に設置している。ところで、
海上には各種の浮遊物が存在しており、潮の満ち引きな
どに伴い浮遊物が取水口に流入して来るおそれがある。
においては、海水を冷却水として使用すべく冷却取水路
の入口(取水口)を海岸等に設置している。ところで、
海上には各種の浮遊物が存在しており、潮の満ち引きな
どに伴い浮遊物が取水口に流入して来るおそれがある。
【0003】浮遊物としては、流木や、ごみや、クラゲ
など、その種類や寸法形状も多種多様である。そして、
係る浮遊物が取水口ひいては冷却取水路内に侵入し、そ
こに留まると、流量が減り、単位時間当たりに取得し使
用できる冷却水の水量が減少してしまう。すると、冷却
能力が低下するので、原子力発電の出力を低下させなけ
ればなら無くなる。一方、原子力発電は、出力を一定に
するのが好ましい。従って、出力の低下を招く原因とな
る浮遊物の侵入を抑制する必要がある。
など、その種類や寸法形状も多種多様である。そして、
係る浮遊物が取水口ひいては冷却取水路内に侵入し、そ
こに留まると、流量が減り、単位時間当たりに取得し使
用できる冷却水の水量が減少してしまう。すると、冷却
能力が低下するので、原子力発電の出力を低下させなけ
ればなら無くなる。一方、原子力発電は、出力を一定に
するのが好ましい。従って、出力の低下を招く原因とな
る浮遊物の侵入を抑制する必要がある。
【0004】そこで、従来は、その取水口よりも手前側
に各種のトラップを設け、大小様々な浮遊物の侵入を阻
止するようにする。通常、取水口から離れた箇所から取
水口近くまで複数段のトラップを設け、流木などの比較
的大きな浮遊物は離れた場所で阻止するようにしてい
る。また、取水口近くでは、クラゲなどの比較的小さな
浮遊物を捕らえるようにしている。そして、係る捕らえ
られた浮遊物は、取水口或いは取水路に近接して設置さ
れたスクリーントラッシュピットと称される一時貯留領
域に集められ、一定量貯留されると作業員が除去するよ
うにしている。
に各種のトラップを設け、大小様々な浮遊物の侵入を阻
止するようにする。通常、取水口から離れた箇所から取
水口近くまで複数段のトラップを設け、流木などの比較
的大きな浮遊物は離れた場所で阻止するようにしてい
る。また、取水口近くでは、クラゲなどの比較的小さな
浮遊物を捕らえるようにしている。そして、係る捕らえ
られた浮遊物は、取水口或いは取水路に近接して設置さ
れたスクリーントラッシュピットと称される一時貯留領
域に集められ、一定量貯留されると作業員が除去するよ
うにしている。
【0005】しかしながら、クラゲの場合には、大量発
生することがあり、そうすると短時間でスクリーントラ
ッシュピットにクラゲが貯留される。そして、作業員の
人手による除去量よりも捕らえられてスクリーントラッ
シュピットに供給されてくる量のほうが多くなると、ス
クリーントラッシュピット内にクラゲが満杯に溜まって
しまい、さらには、各トラップにもクラゲが溜まったま
まとなる。すると、トラップを通過する水量が減少する
という問題が発生する。さらに、クラゲの場合、何時大
量発生するかの予測が立たない。よって、予め大量発生
に備えて多数の作業員を待機させておくことも実用的で
ない。
生することがあり、そうすると短時間でスクリーントラ
ッシュピットにクラゲが貯留される。そして、作業員の
人手による除去量よりも捕らえられてスクリーントラッ
シュピットに供給されてくる量のほうが多くなると、ス
クリーントラッシュピット内にクラゲが満杯に溜まって
しまい、さらには、各トラップにもクラゲが溜まったま
まとなる。すると、トラップを通過する水量が減少する
という問題が発生する。さらに、クラゲの場合、何時大
量発生するかの予測が立たない。よって、予め大量発生
に備えて多数の作業員を待機させておくことも実用的で
ない。
【0006】本発明は、上記した背景に鑑みてなされた
もので、その目的とするところは、上記した問題を解決
し、スクリーントラッシュピット等のクラゲを一時的に
貯留する領域内に存在・浮遊するクラゲを、確実かつ迅
速に除去することのできるクラゲ処理装置を提供するこ
とにある。
もので、その目的とするところは、上記した問題を解決
し、スクリーントラッシュピット等のクラゲを一時的に
貯留する領域内に存在・浮遊するクラゲを、確実かつ迅
速に除去することのできるクラゲ処理装置を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明に係るクラゲ処理装置では、搬入側端を
水面下に配置したコンベア装置を備える。そして、捕捉
したクラゲを一時的に貯留する領域(実施の形態では、
「スクリーントラッシュピット10」に対応)内に前記
搬入側端が挿入配置され、前記コンベア装置の搬送面
は、上方傾斜状に配置されるとともに、水切りしながら
前記クラゲを上昇移動可能に構成した。このようにする
と、搬入側が水流面下に位置するので、浮遊するクラゲ
を搬送面上に移し替えて、そのまま上昇移動させること
ができる。そして、搬送面は上方傾斜しているので、搬
送を続けることにより水面より上方に移動し、そのまま
搬出される。つまり、クラゲは、コンベア装置の上端か
ら順次落下されるので、その落下位置にボックスなどを
用意しておくと、連続してボックス内に順次クラゲが落
下供給されるので、一定量が溜まるとそのクラゲを廃棄
処理する。
ために、本発明に係るクラゲ処理装置では、搬入側端を
水面下に配置したコンベア装置を備える。そして、捕捉
したクラゲを一時的に貯留する領域(実施の形態では、
「スクリーントラッシュピット10」に対応)内に前記
搬入側端が挿入配置され、前記コンベア装置の搬送面
は、上方傾斜状に配置されるとともに、水切りしながら
前記クラゲを上昇移動可能に構成した。このようにする
と、搬入側が水流面下に位置するので、浮遊するクラゲ
を搬送面上に移し替えて、そのまま上昇移動させること
ができる。そして、搬送面は上方傾斜しているので、搬
送を続けることにより水面より上方に移動し、そのまま
搬出される。つまり、クラゲは、コンベア装置の上端か
ら順次落下されるので、その落下位置にボックスなどを
用意しておくと、連続してボックス内に順次クラゲが落
下供給されるので、一定量が溜まるとそのクラゲを廃棄
処理する。
【0008】また、前記搬送面は、エンドレスチェーン
に取り付けられた多数のバーにより構成され、前記バー
は、前記エンドレスチェーンに接続される底面と、その
底面の前方に形成される傾斜ピンと、前記底面の後方に
設けられる後壁部を備えたものを用いると良い。係る形
状にすると、傾斜ピンがお碗状のクラゲの内周面に引っ
かかり、確実に搬送することができる。また、底面と後
壁部とにより略L字状(V字状)になるので、クラゲの
外周面は当該部位に係止され、落下を抑制される。
に取り付けられた多数のバーにより構成され、前記バー
は、前記エンドレスチェーンに接続される底面と、その
底面の前方に形成される傾斜ピンと、前記底面の後方に
設けられる後壁部を備えたものを用いると良い。係る形
状にすると、傾斜ピンがお碗状のクラゲの内周面に引っ
かかり、確実に搬送することができる。また、底面と後
壁部とにより略L字状(V字状)になるので、クラゲの
外周面は当該部位に係止され、落下を抑制される。
【0009】そして、前記傾斜ピンの先端は、非鋭利形
状にすると良い。非鋭利形状は、例えば実施の形態のよ
うに丸くすることにより実現できるし、それ以外にも先
端を平坦面にすることなどによっても実現できる。この
ようにすると、クラゲを切り裂いてしまうおそれが可及
的に抑制される。
状にすると良い。非鋭利形状は、例えば実施の形態のよ
うに丸くすることにより実現できるし、それ以外にも先
端を平坦面にすることなどによっても実現できる。この
ようにすると、クラゲを切り裂いてしまうおそれが可及
的に抑制される。
【0010】前記多数のバーのうちの一部のバーには、
前記後壁部の上方にさらに突出する突起を設けるとよ
い。このように2種類のバーにすることにより、各種の
形状や姿勢のクラゲを確実に上昇移動させることができ
る。
前記後壁部の上方にさらに突出する突起を設けるとよ
い。このように2種類のバーにすることにより、各種の
形状や姿勢のクラゲを確実に上昇移動させることができ
る。
【0011】さらにまた、前記バーには、水切り用の透
孔を設けるとよい。このようにすると、クラゲの水切り
を行い、クラゲのみを上昇移動させることができる。よ
って、コンベア装置の搬出端近傍にクラゲとともに流入
する海水を飛散させることを可及的に抑制できる。ま
た、このように水切りをすることにより、クラゲのみ
を、回収することができる。
孔を設けるとよい。このようにすると、クラゲの水切り
を行い、クラゲのみを上昇移動させることができる。よ
って、コンベア装置の搬出端近傍にクラゲとともに流入
する海水を飛散させることを可及的に抑制できる。ま
た、このように水切りをすることにより、クラゲのみ
を、回収することができる。
【0012】そして、前記一時的に貯留する領域は、原
子力発電所における冷却水の取水経路の近傍に設置さ
れ、前記クラゲは、前記取水経路を浮遊するものを捕捉
したものとすることができる。取水経路は、実施の形態
では、「スクリーン室」に対応する。このように、呼称
は問わず、最終的に冷却水として使用される海水の通る
経路であればよい。
子力発電所における冷却水の取水経路の近傍に設置さ
れ、前記クラゲは、前記取水経路を浮遊するものを捕捉
したものとすることができる。取水経路は、実施の形態
では、「スクリーン室」に対応する。このように、呼称
は問わず、最終的に冷却水として使用される海水の通る
経路であればよい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るクラゲ処理装
置の好適な一実施の形態を添付図面を参照にして詳述す
る。図1は、本発明に係るクラゲ処理装置が実装される
原子力発電所における冷却水の経路に沿った各施設を示
している。同図に示すように、海1内の所定位置にカー
テンウォール2を配置し、流木等の比較的大きな浮遊物
の接近を阻止するようにしている。そして、海岸付近に
は、海1に開口するスクリーン室3を設け、スクリーン
室3内に海水を取り込み可能としている。
置の好適な一実施の形態を添付図面を参照にして詳述す
る。図1は、本発明に係るクラゲ処理装置が実装される
原子力発電所における冷却水の経路に沿った各施設を示
している。同図に示すように、海1内の所定位置にカー
テンウォール2を配置し、流木等の比較的大きな浮遊物
の接近を阻止するようにしている。そして、海岸付近に
は、海1に開口するスクリーン室3を設け、スクリーン
室3内に海水を取り込み可能としている。
【0014】このスクリーン室3は、図2に拡大して示
すように、トンネル状で内部に各種トラップとなる固定
バースクリーン4,バー回転式スクリーン5並びにトラ
ベリングスクリーン6を設置している。
すように、トンネル状で内部に各種トラップとなる固定
バースクリーン4,バー回転式スクリーン5並びにトラ
ベリングスクリーン6を設置している。
【0015】バー回転式スクリーン5は、上下に配置さ
れたスプロケット5aに掛け渡されたエンドレスチェー
ン5bに複数のバスケットを取り付け、そのバスケット
がエンドレスチェーン5bの回転に伴って図2中時計方
向に回転する。このバー回転式スクリーン5は、上方部
が水上(海上)に突出している。これにより、固定バー
スクリーン4を通過して侵入し、海中,海上を浮遊して
いるクラゲ等の浮遊物は、バスケットによってすくい上
げられ、そのバスケットが最上位置まで来た後、さらに
回転移動することとともに洗浄水の水圧によりバスケッ
トから廃棄され、所定の通路を通ってバー回転スクリー
ン排水口5cに導かれ、そこからスクリーントラッシュ
ピット10に排出される(図3参照)。
れたスプロケット5aに掛け渡されたエンドレスチェー
ン5bに複数のバスケットを取り付け、そのバスケット
がエンドレスチェーン5bの回転に伴って図2中時計方
向に回転する。このバー回転式スクリーン5は、上方部
が水上(海上)に突出している。これにより、固定バー
スクリーン4を通過して侵入し、海中,海上を浮遊して
いるクラゲ等の浮遊物は、バスケットによってすくい上
げられ、そのバスケットが最上位置まで来た後、さらに
回転移動することとともに洗浄水の水圧によりバスケッ
トから廃棄され、所定の通路を通ってバー回転スクリー
ン排水口5cに導かれ、そこからスクリーントラッシュ
ピット10に排出される(図3参照)。
【0016】また、トラベリングスクリーン6も、基本
的な構成はバー回転式スクリーン5と同様に、上下に配
置されたスプロケット6aに掛け渡されたエンドレスチ
ェーン6bに複数のバスケットを取り付け、そのバスケ
ットがエンドレスチェーン6bの回転に伴って図2中時
計方向に回転する。これにより、バー回転式スクリーン
5を通過して侵入し、海中,海上を浮遊しているクラゲ
等の浮遊物は、バスケットによってすくい上げられ、そ
のバスケットが最上位置まで来た後、洗浄ポンプの水圧
によりバスケットから廃棄され、所定の通路を通ってト
ラベリングスクリーン排水口6cに導かれ、そこからス
クリーントラッシュピット10に排出される(図3参
照)。
的な構成はバー回転式スクリーン5と同様に、上下に配
置されたスプロケット6aに掛け渡されたエンドレスチ
ェーン6bに複数のバスケットを取り付け、そのバスケ
ットがエンドレスチェーン6bの回転に伴って図2中時
計方向に回転する。これにより、バー回転式スクリーン
5を通過して侵入し、海中,海上を浮遊しているクラゲ
等の浮遊物は、バスケットによってすくい上げられ、そ
のバスケットが最上位置まで来た後、洗浄ポンプの水圧
によりバスケットから廃棄され、所定の通路を通ってト
ラベリングスクリーン排水口6cに導かれ、そこからス
クリーントラッシュピット10に排出される(図3参
照)。
【0017】なお、上記したバー回転式スクリーン5並
びにトラベリングスクリーン6は、何れも上方に設置さ
れた駆動モータM1,M2からの回転力を受けて動作す
る。そして、両者はバスケットの形状が異なる。さら
に、傾斜角度も、バー回転式スクリーン5は85度と
し、トラベリングスクリーン6は90度としている点で
異なる。このように、各スクリーンの構造を適宜変更す
ることにより、大きさ・形状の異なる浮遊物(クラゲ)
を確実に捕捉することができるようになっている。
びにトラベリングスクリーン6は、何れも上方に設置さ
れた駆動モータM1,M2からの回転力を受けて動作す
る。そして、両者はバスケットの形状が異なる。さら
に、傾斜角度も、バー回転式スクリーン5は85度と
し、トラベリングスクリーン6は90度としている点で
異なる。このように、各スクリーンの構造を適宜変更す
ることにより、大きさ・形状の異なる浮遊物(クラゲ)
を確実に捕捉することができるようになっている。
【0018】スクリーン室3を通過した海水は、後段の
取水路7を通ってタービン建屋8内のポンプ室8aに導
かれる。そして、ポンプ室8a内に設置されたポンプに
より、海水はタービン8bの周囲に設置された復水器8
c内を強制的に循環し、冷却水として使用される。その
後、放水管9a,放水路9b,放水口9cを経由して排
水される。なお、係るスクリーンでのクラゲ等の除去機
構並びに冷却水の導入・排水機構は従来と同様であるの
でその詳細な説明を省略する。
取水路7を通ってタービン建屋8内のポンプ室8aに導
かれる。そして、ポンプ室8a内に設置されたポンプに
より、海水はタービン8bの周囲に設置された復水器8
c内を強制的に循環し、冷却水として使用される。その
後、放水管9a,放水路9b,放水口9cを経由して排
水される。なお、係るスクリーンでのクラゲ等の除去機
構並びに冷却水の導入・排水機構は従来と同様であるの
でその詳細な説明を省略する。
【0019】本発明のクラゲ処理装置11は、図4に示
すように、スクリーントラッシュピット10に近接して
配置されている。すなわち、スクリーントラッシュピッ
ト10は、その入口側にバー回転スクリーン排水口5c
並びにトラベリングスクリーン排水口6cを囲むように
して湾曲した壁面12aで仕切られたホッパー12を設
け、各排水口5c,6cから海水とともに排出されてき
た浮遊物(クラゲ)15を中央に集めるようにする。
すように、スクリーントラッシュピット10に近接して
配置されている。すなわち、スクリーントラッシュピッ
ト10は、その入口側にバー回転スクリーン排水口5c
並びにトラベリングスクリーン排水口6cを囲むように
して湾曲した壁面12aで仕切られたホッパー12を設
け、各排水口5c,6cから海水とともに排出されてき
た浮遊物(クラゲ)15を中央に集めるようにする。
【0020】このホッパー12の出口12bには、コン
ベア装置13の下端が配置されている。そして、このコ
ンベア装置13の下端は、海水内に挿入されるように調
整されている。さらに、コンベア装置13の幅は、ホッ
パー12の出口12bの幅とほぼ等しくしている。これ
により、ホッパー12内に廃棄されたクラゲ15は、海
水の流れ並びに壁面12aに案内されて出口12bに集
まってきたクラゲ15は、コンベア装置13の搬送面1
3aに乗り、そのコンベア装置13の搬送面13aの回
転にともなって上昇移動する。
ベア装置13の下端が配置されている。そして、このコ
ンベア装置13の下端は、海水内に挿入されるように調
整されている。さらに、コンベア装置13の幅は、ホッ
パー12の出口12bの幅とほぼ等しくしている。これ
により、ホッパー12内に廃棄されたクラゲ15は、海
水の流れ並びに壁面12aに案内されて出口12bに集
まってきたクラゲ15は、コンベア装置13の搬送面1
3aに乗り、そのコンベア装置13の搬送面13aの回
転にともなって上昇移動する。
【0021】また、コンベア装置13の下端近傍の両側
縁には、孔部16a付きのガイド板16を起立配置して
いる。このガイド板16の上端は、海面よりも上に位置
するようにする。これにより、ホッパー12の出口12
bから排出された海水は、ガイド板16の孔部16aを
介してコンベア装置13の外側に廃棄され、クラゲ15
のみがコンベア装置13に沿って上昇移動される。
縁には、孔部16a付きのガイド板16を起立配置して
いる。このガイド板16の上端は、海面よりも上に位置
するようにする。これにより、ホッパー12の出口12
bから排出された海水は、ガイド板16の孔部16aを
介してコンベア装置13の外側に廃棄され、クラゲ15
のみがコンベア装置13に沿って上昇移動される。
【0022】また、詳細は後述するが、コンベア装置1
3の搬送面13aにも隙間が設けられており、海水は下
方に流出可能となっている。なお、スクリーントラッシ
ュピット10は、側面並びに底面は、格子状になってお
り、海水はその隙間から外部に廃棄される(海に戻され
る)ようになっている。
3の搬送面13aにも隙間が設けられており、海水は下
方に流出可能となっている。なお、スクリーントラッシ
ュピット10は、側面並びに底面は、格子状になってお
り、海水はその隙間から外部に廃棄される(海に戻され
る)ようになっている。
【0023】そして、コンベア装置13の上端まで移動
したクラゲ15は、コンベア装置13の搬送面13aの
回転に伴い搬出され、落下する。すると、図示省略する
が、コンベア装置13の上端搬出側に回収ボックスを設
置しておくことにより、落下したクラゲがその回収ボッ
クス内に収納される。コンベア装置13により、順次ス
クリーントラッシュピット10内のクラゲを搬送し、回
収ボックス内に供給することができるので、短時間当た
りの回収量が人手によるものに比べて各段に増加し、た
とえクラゲが大量発生したとしても、スクリーントラッ
シュピット10(ホッパー12)内にクラゲがあふれる
ことがない。
したクラゲ15は、コンベア装置13の搬送面13aの
回転に伴い搬出され、落下する。すると、図示省略する
が、コンベア装置13の上端搬出側に回収ボックスを設
置しておくことにより、落下したクラゲがその回収ボッ
クス内に収納される。コンベア装置13により、順次ス
クリーントラッシュピット10内のクラゲを搬送し、回
収ボックス内に供給することができるので、短時間当た
りの回収量が人手によるものに比べて各段に増加し、た
とえクラゲが大量発生したとしても、スクリーントラッ
シュピット10(ホッパー12)内にクラゲがあふれる
ことがない。
【0024】さらに、コンベア装置13は、上方に設置
した無段変速機付きモータ17の駆動力を受けて搬送面
13aが回転移動するようになっている。従って、クラ
ゲ15の発生量に応じて速度を変えることにより、効率
よくクラゲを回収することができる。
した無段変速機付きモータ17の駆動力を受けて搬送面
13aが回転移動するようになっている。従って、クラ
ゲ15の発生量に応じて速度を変えることにより、効率
よくクラゲを回収することができる。
【0025】そして、コンベア装置13の具体的な構造
は、図5に示すように、多数のバー20をエンドレスチ
ェーンに装着することにより無端状のバーベルトからな
る搬送面13aを構成し、そのエンドレスチェーンを上
下に配置されたスプロケット21,22に掛け渡すとと
もに、上側のスプロケット21と無段変速機付きモータ
17の出力ギヤ間に動力伝達チェーンを掛け渡すように
している。これにより、無段変速機付きモータ17が回
転すると、その回転力が上方のスプロケット21に伝わ
り、エンドレスチェーンを回転させる。これに伴い、エ
ンドレスチェーンとともに多数のバー20が公転移動
し、搬送面13aが上昇移動する。そして、前後のバー
20間に所定の空間を形成することにより、海水はその
空間を介して下方に落下する。
は、図5に示すように、多数のバー20をエンドレスチ
ェーンに装着することにより無端状のバーベルトからな
る搬送面13aを構成し、そのエンドレスチェーンを上
下に配置されたスプロケット21,22に掛け渡すとと
もに、上側のスプロケット21と無段変速機付きモータ
17の出力ギヤ間に動力伝達チェーンを掛け渡すように
している。これにより、無段変速機付きモータ17が回
転すると、その回転力が上方のスプロケット21に伝わ
り、エンドレスチェーンを回転させる。これに伴い、エ
ンドレスチェーンとともに多数のバー20が公転移動
し、搬送面13aが上昇移動する。そして、前後のバー
20間に所定の空間を形成することにより、海水はその
空間を介して下方に落下する。
【0026】さらに、図6に示すように、エンドレスチ
ェーン25に接続するバー20は、上方に突起のない第
1バー26と、上方に向けた突起を備えた第2バー27
とを所定の順で配置している。そして、各第1,第2バ
ー26,27は、ボルト・ナット28によってエンドレ
スチェーン25に固定されている。
ェーン25に接続するバー20は、上方に突起のない第
1バー26と、上方に向けた突起を備えた第2バー27
とを所定の順で配置している。そして、各第1,第2バ
ー26,27は、ボルト・ナット28によってエンドレ
スチェーン25に固定されている。
【0027】また、第1,第2バー26,27の何れ
も、エンドレスチェーン25と接触可能な底面29の進
行方向前端に連続し斜め上方に向けて傾斜する傾斜ピン
30と、底面29の進行方向後端に連続し垂直方向に起
立する後壁部31と、その後壁部31の上端に連続し前
方に突出する突片32とを備えている。そして、第2バ
ー27は、後壁部31の上端に連続し、さらに上方に突
出する突起33を備えている。
も、エンドレスチェーン25と接触可能な底面29の進
行方向前端に連続し斜め上方に向けて傾斜する傾斜ピン
30と、底面29の進行方向後端に連続し垂直方向に起
立する後壁部31と、その後壁部31の上端に連続し前
方に突出する突片32とを備えている。そして、第2バ
ー27は、後壁部31の上端に連続し、さらに上方に突
出する突起33を備えている。
【0028】そして、上記した第1,第2バー26,2
7は、何れも所定形状の1枚の帯板の適宜箇所を折り曲
げることにより形成される。具体的には、第1バー26
は、図7に示す展開状態の帯板に対し、破線で示す位置
で折り曲げることにより形成される。また、第2バー2
7は、図8に示す展開状態の帯板に対し、破線で示す位
置で折り曲げることにより形成される。
7は、何れも所定形状の1枚の帯板の適宜箇所を折り曲
げることにより形成される。具体的には、第1バー26
は、図7に示す展開状態の帯板に対し、破線で示す位置
で折り曲げることにより形成される。また、第2バー2
7は、図8に示す展開状態の帯板に対し、破線で示す位
置で折り曲げることにより形成される。
【0029】各図から明らかなように、傾斜ピン30,
突起33は、共に所定間隔ごとに形成する。さらに、符
号35は、ボルトの挿入用の孔部であり、突片32は、
その孔部35の設置部位付近に形成している。つまり、
突片32を設けることで、その部位の強度を増加させ、
ボルト・ナット28で固定する部位を補強するようにし
ている。なお、図9に示すように、エンドレスチェーン
25には、上面両側に延びるように支持プレート38を
設け、その支持プレート38に孔部39を設ける。そし
て、支持プレート38の孔部39と、バーに設けた孔部
35の位置を合わせた状態でボルトを挿入するととも
に、ナット締めすることによりエンドレスチェーン25
に第1,第2バー26,27を固定するようになる。
突起33は、共に所定間隔ごとに形成する。さらに、符
号35は、ボルトの挿入用の孔部であり、突片32は、
その孔部35の設置部位付近に形成している。つまり、
突片32を設けることで、その部位の強度を増加させ、
ボルト・ナット28で固定する部位を補強するようにし
ている。なお、図9に示すように、エンドレスチェーン
25には、上面両側に延びるように支持プレート38を
設け、その支持プレート38に孔部39を設ける。そし
て、支持プレート38の孔部39と、バーに設けた孔部
35の位置を合わせた状態でボルトを挿入するととも
に、ナット締めすることによりエンドレスチェーン25
に第1,第2バー26,27を固定するようになる。
【0030】さらに、底面29と後壁部31を仕切るた
めに折り曲がる部位には、透孔36を設けている。この
透孔36を設けることにより、第1,第2バー26,2
7は、曲げに対する強度が増すとともに、その透孔36
が水切りとしても機能する。つまり、クラゲとともに海
水の一部を各第1,第2バー26,27が汲み上げるこ
とになるが、その汲み上げられた海水は透孔36を介し
て排水される。
めに折り曲がる部位には、透孔36を設けている。この
透孔36を設けることにより、第1,第2バー26,2
7は、曲げに対する強度が増すとともに、その透孔36
が水切りとしても機能する。つまり、クラゲとともに海
水の一部を各第1,第2バー26,27が汲み上げるこ
とになるが、その汲み上げられた海水は透孔36を介し
て排水される。
【0031】さらにまた、傾斜ピン30は、長手方向中
央部位にて3つの傾斜ピン30が接続された構造となっ
ているが、これによっても強度の向上を図り、中央部分
で第1,第2バー26,27が撓むのを抑制している。
央部位にて3つの傾斜ピン30が接続された構造となっ
ているが、これによっても強度の向上を図り、中央部分
で第1,第2バー26,27が撓むのを抑制している。
【0032】本形態によると、第1,第2バー26,2
7が上昇移動する際は、斜め方向に進むので、底面29
と後壁部31とによりL字状或いはV字状の姿勢で移動
することになる。よって、クラゲがそのV(L)字状と
なった底面29,後壁部31により保持されて上昇移動
する。さらに、クラゲ(水クラゲ)は、お碗状となって
いるので、傾斜ピン30がクラゲの下面側から内部に入
り込み、その先端がクラゲに引っかかることによりクラ
ゲの脱落を確実に阻止するようにしている。また、図
7,図8から明らかなように、傾斜ピン30の先端は丸
く(R処理)している。このようにすることにより、ク
ラゲに対して傾斜ピン30の先端が突き刺さり、クラゲ
を切り裂くことを阻止する。すなわち、仮に傾斜ピン3
0の先端を尖らせてしまうと、クラゲに突き刺さり、さ
らにはクラゲを切り裂いてしまうおそれがある。そのよ
うに切り裂かれたクラゲは、傾斜ピン30による保持は
できず、そのまま搬送面に沿って落下してしまうおそれ
がある。さらには、切り裂かれて小さくなると、前後の
バーの間の隙間から落下し、周囲を汚すおそれもある。
係る事態の発生を、傾斜ピン30の先端を丸くすること
によって、未然に防止している。
7が上昇移動する際は、斜め方向に進むので、底面29
と後壁部31とによりL字状或いはV字状の姿勢で移動
することになる。よって、クラゲがそのV(L)字状と
なった底面29,後壁部31により保持されて上昇移動
する。さらに、クラゲ(水クラゲ)は、お碗状となって
いるので、傾斜ピン30がクラゲの下面側から内部に入
り込み、その先端がクラゲに引っかかることによりクラ
ゲの脱落を確実に阻止するようにしている。また、図
7,図8から明らかなように、傾斜ピン30の先端は丸
く(R処理)している。このようにすることにより、ク
ラゲに対して傾斜ピン30の先端が突き刺さり、クラゲ
を切り裂くことを阻止する。すなわち、仮に傾斜ピン3
0の先端を尖らせてしまうと、クラゲに突き刺さり、さ
らにはクラゲを切り裂いてしまうおそれがある。そのよ
うに切り裂かれたクラゲは、傾斜ピン30による保持は
できず、そのまま搬送面に沿って落下してしまうおそれ
がある。さらには、切り裂かれて小さくなると、前後の
バーの間の隙間から落下し、周囲を汚すおそれもある。
係る事態の発生を、傾斜ピン30の先端を丸くすること
によって、未然に防止している。
【0033】さらに、水クラゲの成長したものは滑りや
すく、また、裏返した状態や、多層に重なった状態でコ
ンベア装置13上に移動してきた場合に、第2バー27
の突起33によって当該クラゲの落下を防止するように
している。つまり、突起33は、見方を変えると後壁部
31の高さを高くしたものとも言える。よって、落下移
動しようとするクラゲを支える部分が広くなることを意
味すので、上記したように落下防止機能が増す。従っ
て、突起32の長さは長いほど良い。但し、あまり長く
すると、回転運動に支障を生じるなどの弊害を生じる。
そこで、それらを鑑みて適当な長さに設定する。さら
に、第2バー27の設置数をあまり多くすると、海水が
流れ落ち難くなる等の通過水量の問題も生じる。そこ
で、第1バー26をN個(Nは2以上の数)に対して第
2バー27を1個設けるようにした。つまり、第2バー
27の設置個数を第1バー26よりも小さくするように
した。なおまた、第2バー27の突起33は、木片など
の他の浮遊物に対する除去機能(掻き上げて搬出する機
能)を発揮することができる。
すく、また、裏返した状態や、多層に重なった状態でコ
ンベア装置13上に移動してきた場合に、第2バー27
の突起33によって当該クラゲの落下を防止するように
している。つまり、突起33は、見方を変えると後壁部
31の高さを高くしたものとも言える。よって、落下移
動しようとするクラゲを支える部分が広くなることを意
味すので、上記したように落下防止機能が増す。従っ
て、突起32の長さは長いほど良い。但し、あまり長く
すると、回転運動に支障を生じるなどの弊害を生じる。
そこで、それらを鑑みて適当な長さに設定する。さら
に、第2バー27の設置数をあまり多くすると、海水が
流れ落ち難くなる等の通過水量の問題も生じる。そこ
で、第1バー26をN個(Nは2以上の数)に対して第
2バー27を1個設けるようにした。つまり、第2バー
27の設置個数を第1バー26よりも小さくするように
した。なおまた、第2バー27の突起33は、木片など
の他の浮遊物に対する除去機能(掻き上げて搬出する機
能)を発揮することができる。
【0034】
【発明の効果】以上のように、本発明に係るクラゲ処理
装置では、所定構造のコンベア装置を設け、その搬入側
を水面内に配置することにより、スクリーントラッシュ
ピット等のクラゲを一時的に貯留する領域内に存在・浮
遊するクラゲを、確実かつ迅速に除去することができ
る。
装置では、所定構造のコンベア装置を設け、その搬入側
を水面内に配置することにより、スクリーントラッシュ
ピット等のクラゲを一時的に貯留する領域内に存在・浮
遊するクラゲを、確実かつ迅速に除去することができ
る。
【図1】本発明のクラゲ処理装置が実装される原子力発
電所の一部を示す断面図である。
電所の一部を示す断面図である。
【図2】そのスクリーン室近傍を示す拡大断面図であ
る。
る。
【図3】そのスクリーン室近傍を示す拡大平面図であ
る。
る。
【図4】クラゲ処理装置の設置状態の一例を示す斜視図
である。
である。
【図5】クラゲ処理装置(コンベア装置)を示す斜視図
である。
である。
【図6】コンベア装置の搬送面を構成するバーとエンド
レスチェーンを示す図である。
レスチェーンを示す図である。
【図7】第1バーを示す展開図である。
【図8】第2バーを示す展開図である。
【図9】エンドレスチェーンを示す図である。
10 スクリーントラッシュピット 12 ホッパー 12a 壁面 12b 出口 13 コンベア装置 13a 搬送面 15 クラゲ 16 ガイド板 16a 孔部 17 無段変速機付きモータ 20 バー 21,22 スプロケット 25 エンドレスチェーン 26 第1バー 27 第2バー 28 ボルト・ナット 29 底面 30 傾斜ピン 31 後壁部 32 突片 33 突起 35 孔部 36 透孔 38 支持プレート 39 孔部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柴崎 尚史 新潟県柏崎市青山町番地46 東京電力株式 会社柏崎刈羽原子力発電所内 (72)発明者 山川 孝義 新潟県柏崎市青山町番地46 東京電力株式 会社柏崎刈羽原子力発電所内 (72)発明者 湯本 隆行 新潟県柏崎市青山町番地46 東京電力株式 会社柏崎刈羽原子力発電所内 (72)発明者 野沢 栄次 新潟県柏崎市番神1丁目2番6号 株式会 社植木組港湾工事事務所内 (72)発明者 佐藤 敬明 新潟県柏崎市番神1丁目2番6号 株式会 社植木組港湾工事事務所内
Claims (6)
- 【請求項1】 搬入側端を水面下に配置したコンベア装
置を備え、 捕捉したクラゲを一時的に貯留する領域内に前記搬入側
端が挿入配置され、 前記コンベア装置の搬送面は、上方傾斜状に配置される
とともに、水切りしながら前記クラゲを上昇移動可能に
構成したことを特徴とするクラゲ処理装置。 - 【請求項2】 前記搬送面は、エンドレスチェーンに取
り付けられた多数のバーにより構成され、 前記バーは、前記エンドレスチェーンに接続される底面
と、その底面の前方に形成される傾斜ピンと、前記底面
の後方に設けられる後壁部を備えたことを特徴とする請
求項1に記載のクラゲ処理装置。 - 【請求項3】 前記傾斜ピンの先端は、非鋭利形状にし
たことを特徴とする請求項2に記載のクラゲ処理装置。 - 【請求項4】 前記多数のバーのうちの一部のバーに
は、前記後壁部の上方にさらに突出する突起を設けたこ
とを特徴とする請求項2または3に記載のクラゲ処理装
置。 - 【請求項5】 前記バーには、水切り用の透孔を設けた
ことを特徴とする請求項2〜4の何れか1項に記載のク
ラゲ処理装置。 - 【請求項6】 前記一時的に貯留する領域は、原子力発
電所における冷却水の取水経路の近傍に設置され、前記
クラゲは、前記取水経路を浮遊するものを捕捉したもの
であることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記
載のクラゲ処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000331381A JP2002138445A (ja) | 2000-10-30 | 2000-10-30 | クラゲ処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000331381A JP2002138445A (ja) | 2000-10-30 | 2000-10-30 | クラゲ処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002138445A true JP2002138445A (ja) | 2002-05-14 |
Family
ID=18807732
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000331381A Pending JP2002138445A (ja) | 2000-10-30 | 2000-10-30 | クラゲ処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002138445A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016507679A (ja) * | 2013-02-08 | 2016-03-10 | プレジデンツァ、コンシリオ、ミニストリ−ディパルティメントPresidenza Consiglio Ministri−Dipartimento | 浮遊廃棄物または水面直下の他の廃棄物を引き揚げるために適するコンベア |
-
2000
- 2000-10-30 JP JP2000331381A patent/JP2002138445A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016507679A (ja) * | 2013-02-08 | 2016-03-10 | プレジデンツァ、コンシリオ、ミニストリ−ディパルティメントPresidenza Consiglio Ministri−Dipartimento | 浮遊廃棄物または水面直下の他の廃棄物を引き揚げるために適するコンベア |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070918 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090528 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090604 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20091007 |