JP2002138298A - リネンサプライ用洗浄剤組成物 - Google Patents

リネンサプライ用洗浄剤組成物

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JP2002138298A
JP2002138298A JP2000334430A JP2000334430A JP2002138298A JP 2002138298 A JP2002138298 A JP 2002138298A JP 2000334430 A JP2000334430 A JP 2000334430A JP 2000334430 A JP2000334430 A JP 2000334430A JP 2002138298 A JP2002138298 A JP 2002138298A
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Yoshihiro Yamazaki
由博 山崎
Shoji Nakane
昭治 中根
Shigeru Tamura
成 田村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 洗浄力に優れ、且つ起泡性の低いリネンサプ
ライ用の洗浄剤組成物を提供する。 【解決手段】 (a)特定のポリオキシアルキレンエー
テル型非イオン界面活性剤、(b)水溶性キレート剤及
び(c)アルカリ剤を含有するリネンサプライ用洗浄剤
組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホテル、旅館、病
院、レストラン等で使用されるシーツ、枕カバー等のリ
ネンサプライ用の洗浄剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】ホテル、旅館、病院、レストラン等で使
用されるシーツ、ナプキン、包布、おしぼり等は、リネ
ンサプライ業者により供給、回収、洗濯が行われること
が多い。これらの取り扱い物は、色白のものが多く、清
潔感が極めて重要であり、場合によっては消毒も施され
るため、リネンサプライ業者は一般家庭の洗濯物を扱う
業者とは区別されている。
【0003】リネンサプライ業者よる洗浄は、通常、予
備洗浄が行われ、その後、本洗浄として洗剤、アルカリ
剤、漂白剤を併用して50〜80℃の高温で洗浄が行わ
れる。その際、省力化、効率化の面から、本業界に特徴
的な洗濯機である連続式洗濯機が使用され、漂白剤処理
工程、柔軟剤処理工程あるいは糊剤処理工程から出る廃
水の一部は洗浄槽に再循環させて再使用される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の工程は自動化さ
れた連続式洗濯機により行われるが、洗浄剤には、洗浄
力に優れることに加え、操業上、起泡性が少ないことが
望まれる。従来、リネンサプライ業者において使用され
る洗浄剤として、主として洗剤とアルカリ剤とを組み合
わせたものが知られているが、この要求を十分に満足で
きるものは見出されていない。
【0005】本発明の課題は、洗浄力に優れ、且つ起泡
性が少なくリネンサプライ業者の使用に適した洗浄剤組
成物を提供することである。
【0006】
〔式中、R1は平均炭素数8〜18のアルキル基又はアルケニル基を示し、EOはオキシエチレン基、POはオキシプロピレン基を示す。o、p、qはそれぞれ平均付加モル数を表し、o>0、q>0、p=6であり、且つo+p+q=4〜20である。〕
【0007】
【発明の実施の形態】<(a)成分>(a)成分の一般
式(I)において、R1の平均炭素数は10〜14が好
ましい。また、oは2〜10、qは2〜10、pは1〜
5が好ましく、o+p+qは5〜20が好ましい。この
範囲では、洗浄力に優れ起泡性が少ないというリネンサ
プライ用の洗浄剤組成物の目的により好適となる。
【0008】<(b)成分>洗浄力向上のために用いら
れる(b)成分としては、エチレンジアミンテトラ酢
酸、ヒドロキシエチルエチレンジアミントリ酢酸、ジエ
チレントリアミンペンタ酢酸、ニトリロトリ酢酸、トリ
エチレンテトラミンヘキサ酢酸、ホスホン酸、トリポリ
リン酸、エチレングリコールビス(2−アミノエチルエ
ーテル)テトラ酢酸、クエン酸、マレイン酸、ポリアク
リル酸、イソアミレン−マレイン酸共重合体、アクリル
酸−マレイン酸共重合体、アクリル酸−メタクリル酸共
重合体、グルコン酸、ヒドロキシベンジルイミノジ酢
酸、イミノジ酢酸及びこれらの塩から選ばれる一種以上
が好ましい。
【0009】<(c)成分>洗浄力向上のために用いら
れる(c)成分としては、アルカリ金属又はアルカリ土
類金属の水酸化物、珪酸塩及び炭酸塩から選ばれる一種
以上が好ましい。アルカリ金属又はアルカリ土類金属の
水酸化物としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム、水酸化カルシウム等が挙げられる。珪酸塩として
は、1号珪酸ナトリウム、2号珪酸ナトリウム、3号珪
酸ナトリウム、オルト珪酸ナトリウム、メタ珪酸ナトリ
ウム、珪酸カリウム、珪酸カルシウム、珪酸マグネシウ
ム等が挙げられる。炭酸塩としては、炭酸ナトリウム、
セスキ炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等が挙げられる。
また、ホウ酸ナトリウム等の硼酸塩を用いることもでき
る。
【0010】(c)成分としては、炭酸塩、珪酸塩が好
ましく、特に好ましくは炭酸ナトリウム、珪酸ナトリウ
ムである。
【0011】<(d)成分>また、有効酸素濃度を低減
するために、(d)成分として、チオ硫酸ナトリウム、
ハイドロサルファイト(亜二チオン酸ナトリウム)、亜
硫酸ナトリウム、重亜硫酸ナトリウム、二酸化チオ尿
素、ロンガリット(スルホキシル酸ナトリウム)及びカ
タラーゼから選ばれる一種以上を含有することが好まし
い。
【0012】<洗浄剤組成物>本発明の洗浄剤組成物
は、(a)成分以外の界面活性剤を含有し得る。(a)
成分以外の界面活性剤としては、非イオン界面活性剤、
陽イオン界面活性剤、両性界面活性剤及び陰イオン界面
活性剤から選ばれる一種以上が好ましい。
【0013】非イオン界面活性剤としては、ソルビタン
脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレンソルビタン脂肪
酸エステル、ポリオキシアルキレン脂肪酸エステル、グ
リセリン脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレングリセ
リン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、
ポリオキシアルキレンポリグリセリン脂肪酸エステル、
ショ糖脂肪酸エステル、樹脂酸エステル、ポリオキシア
ルキレン樹脂酸エステル、ポリオキシアルキレンアルキ
ルエーテル、ポリオキシアルキレンアルキルフェニルエ
ーテル、アルキル(ポリ)グリコシド、ポリオキシアル
キレンアルキル(ポリ)グリコシド等が挙げられる。好
ましくは、窒素原子を含まないエーテル基含有非イオン
界面活性剤及びエステル基含有非イオン界面活性剤が挙
げられる。
【0014】陰イオン界面活性剤としては、カルボン酸
系、スルホン酸系、硫酸エステル系及びリン酸エステル
系界面活性剤が挙げられるが、カルボン酸系及びリン酸
エステル系界面活性剤が好ましい。カルボン酸系界面活
性剤としては、例えば炭素数6〜30の脂肪酸又はその
塩、多価カルボン酸塩、ポリオキシアルキレンアルキル
エーテルカルボン酸塩、ポリオキシアルキレンアルキル
アミドエーテルカルボン酸塩、ロジン酸塩、ダイマー酸
塩、ポリマー酸塩、トール油脂肪酸塩等が挙げられる。
スルホン酸系界面活性剤としては、例えばアルキルベン
ゼンスルホン酸塩、アルキルスルホン酸塩、アルキルナ
フタレンスルホン酸塩、ナフタレンスルホン酸塩、ジフ
ェニルエーテルスルホン酸塩、アルキルナフタレンスル
ホン酸の縮合物塩、ナフタレンスルホン酸の縮合物塩等
が挙げられる。硫酸エステル系界面活性剤としては、例
えばアルキル硫酸エステル塩、ポリオキシアルキレンア
ルキル硫酸エステル塩、ポリオキシアルキレンアルキル
フェニルエーテル硫酸塩、トリスチレン化フェノール硫
酸エステル塩、ポリオキシアルキレンジスチレン化フェ
ノール硫酸エステル塩、アルキルポリグリコシド硫酸塩
等が挙げられる。リン酸エステル系界面活性剤として、
例えばアルキルリン酸エステル塩、アルキルフェニルリ
ン酸エステル塩、ポリオキシアルキレンアルキルリン酸
エステル塩、ポリオキシアルキレンアルキルフェニルリ
ン酸エステル塩等が挙げられる。塩としては、例えば金
属塩(Na、K、Ca、Mg、Zn等)、アンモニウム
塩、アルカノールアミン塩、脂肪族アミン塩等が挙げら
れる。
【0015】両性界面活性剤としては、アミノ酸系、ベ
タイン系、イミダゾリン系、アミンオキサイド系が挙げ
られる。アミノ酸系としては、例えばアシルアミノ酸
塩、アシルサルコシン酸塩、アシロイルメチルアミノプ
ロピオン酸塩、アルキルアミノプロピオン酸塩、アシル
アミドエチルヒドロキシエチルメチルカルボン酸塩等が
挙げられる。ベタイン系としては、アルキルジメチルベ
タイン、アルキルヒドロキシエチルベタイン、アシルア
ミドプロピルヒドロキシプロピルアンモニアスルホベタ
イン、アシルアミドプロピルヒドロキシプロピルアンモ
ニアスルホベタイン、リシノレイン酸アミドプロピルジ
メチルカルボキシメチルアンモニアベタイン等が挙げら
れる。イミダゾリン系としては、アルキルカルボキシメ
チルヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、アル
キルエトキシカルボキシメチルイミダゾリウムベタイン
等が挙げられる。アミンオキサイド系としては、アルキ
ルジメチルアミンオキサイド、アルキルジエタノールア
ミンオキサイド、アルキルアミドプロピルアミンオキサ
イド等が挙げられる。
【0016】また、本発明の洗浄剤組成物には、任意成
分として従来より洗剤に配合することが知られている成
分を配合することができる。このような任意成分とし
て、(1)エタノール等のアルコール類、エチレングリ
コール、分子量200以上〜数千の低分子量のポリエチ
レングリコール及びプロピレングリコール等のグリコー
ル類、(2)パラトルエンスルホン酸、安息香酸塩(防
腐剤としての効果もある)並びに尿素等の減粘剤や可溶
化剤、(3)相調整剤及び洗浄力の向上のためのポリオ
キシアルキレンベンジルエーテル、ポリオキシアルキレ
ンフェニルエーテル、(4)ポリビニルピロリドン等の
色移り防止剤、(5)アミラーゼ、プロテアーゼ、リパ
ーゼ、セルラーゼ等の酵素、(6)塩化カルシウム、硫
酸カルシウム、ギ酸、ホウ酸(ホウ素化合物)等の酵素
安定化剤、(7)蛍光染料、(8)柔軟性付与を目的と
したシリコーン、(9)消泡剤としてのシリカ、シリコ
ーン、(10)酸化防止剤、(11)そのほかに青味付
け剤、香料、抗菌防腐剤等が挙げられる。
【0017】本発明のリネンサプライ用洗浄剤組成物の
形態は液体、固体のいずれでもよく、また1剤型でも2
剤以上の分包型でもよい。通常、水に溶解・分散させた
洗浄液としてリネンの洗浄に用いられる。すなわち、本
発明によれば、前記(a)〜(c)成分と水とを含有す
るリネンサプライ用洗浄液(以下、洗浄液という)が提
供される。該洗浄液は20℃でのpHが10以上、更に
10.5〜11.5であることが好ましく、この範囲の
pHとなるように(c)成分の量を調整することが好ま
しい。なお、pHは洗浄時の温度においても上記範囲で
あることが好ましい。
【0018】また、該洗浄液において、(b)成分のキ
レート剤は、該水中の全硬度成分を捕捉するために必要
な量の理論値以上、好ましくは理論値の1〜3倍の量で
含有することが好ましい。水中の硬度成分とは、カルシ
ウム及びマグネシウムであり、全硬度成分の量は、ドイ
ツ硬度、アメリカ硬度等により、単位水量中のカルシウ
ム化合物の濃度で表現される。ドイツ硬度は全硬度成分
をCaOに換算した量をmg/水100mlで表し(単
位:°DH)、アメリカ硬度は全硬度成分をCaCO3
に換算した量をmg/Lで表す(単位:ppm)もので
ある。両者には、アメリカ硬度(ppm)=ドイツ硬度
(°DH)×17.85の関係がある。
【0019】一方、キレート剤は、電気伝導度滴定法等
により、その化合物の単位重量あたりのCaCO3の捕
捉量を知ることができるので、水の硬度と、キレート剤
のCaCO3捕捉量とから、対象となる水中の全硬度成
分を捕捉するために必要なキレート剤の量の理論値を計
算することができる。例えば、トリポリリン酸ナトリウ
ムはCaCO3捕捉量が460mg/gであるので、硬
度が6°DH(全硬度成分濃度はCaCO3として10
7.1mg/L)の水を用いる場合、全硬度成分を捕捉
するためには、この水1Lあたり0.233g(10
7.1/460で算出)が必要である。この量が理論値
である。
【0020】洗浄液を調製する水に対して理論値以上の
量の水溶性キレート剤を用いることで、硬度2〜14°
DH、特に4〜10°DHの水を洗浄液の調製に有効に
用いることができる。特に井戸水等の水の硬度が高い場
合に有効である。
【0021】また、該洗浄液は、上記キレート剤量とア
ルカリ剤の量を満たした上で、(a)成分を0.000
1〜0.5重量%、更に0.001〜0.05重量%、
特に0.004〜0.05重量%、(b)成分を0.0
001〜0.5重量%、更に0.004〜0.2重量
%、(c)成分を0.01〜1重量%含有することが好
ましい。また、(d)成分は、該洗浄液の有効酸素濃度
が20ppm以下、更に10ppm以下、特に0ppm
となるような量で用いるのが好ましい。
【0022】本発明のリネンサプライ用洗浄剤組成物
は、洗浄に用いる水に対して1重量%添加したときに、
(b)成分を、洗浄に用いる水中の全硬度成分を捕捉す
るために必要な量の理論値以上の量で含有し、且つ
(c)成分を、洗浄に用いる水に10以上のpH値を与
える量で含有することが好ましい。
【0023】本発明の洗浄剤組成物によるリネンの洗浄
は、通常の方法に準ずることができるが、上記洗浄液を
20〜50℃で用いる予備洗浄と、50〜80℃で用い
る本洗浄の2段階の洗浄方法をとることが好ましい。こ
れにより、より優れた洗浄効果が得られる。予備洗浄の
時間は5〜15分が好ましく、本洗浄の時間は10〜3
0分が好ましい。
【0024】2段階の洗浄工程を行う場合、第1段階の
予備洗浄に用いる洗浄液(A)と第2段階の本洗浄に用
いる洗浄液(B)の組成は同一でも異なっていても良い
が、洗浄液(B)は漂白剤を含むことが好ましい。漂白
剤としては、過酸化水素、過硼酸ナトリウム等の過硼酸
塩、過炭酸ナトリウム等の過炭酸塩、芒硝/食塩/H 2
2付加体、尿素/H22/石こう付加体、モノ過硫酸
カリウムなどの無機過酸化物、ドデカンジ過酸(DPD
A)、モノ過フタル酸(モノ過フタル酸マグネシウム塩
・6水塩として市販されている)などの有機過酸化物、
及び次亜塩素酸塩、塩素化イソシアヌル酸などの塩素系
漂白剤のいずれも使用できる。中でも過酸化水素、過炭
酸塩(特に過炭酸ナトリウム)及び過硼酸塩(特に過硼
酸ナトリウム)から選ばれる一種以上が好ましい。洗浄
液(B)中の漂白剤の濃度は、酸素系漂白剤の場合有効
酸素として0.001〜0.5重量%、好ましくは0.
005〜0.1重量%、塩素系漂白剤の場合有効塩素と
して0.005〜0.3重量%、好ましくは0.01〜
0.1重量%である。また、洗浄液(A)、(B)は、
両方が理論値以上の量でキレート剤を含有し、且つpH
が10以上であることが好ましい。
【0025】2段階の洗浄工程を行う場合、洗浄液
(A)による第1段階の洗浄の後、排水を行い第2段階
の本洗浄を行っても良いし、あるいは洗浄液(A)によ
る第1段階の洗浄後、排水を行わずに第2段階の本洗浄
を行っても良い。本発明の洗浄方法は、予備洗浄、本洗
浄、すすぎ等の工程を自動化して連続的に行う洗浄シス
テムに適する。
【0026】
【発明の効果】本発明の洗浄剤組成物は、リネンに対す
る洗浄力に優れ、且つ起泡性が低いので、リネンサプラ
イ業者用の洗浄剤組成物として有用である。
【0027】
【実施例】実施例1〜4及び比較例1〜7 10cm×10cmの木綿布に、モデル皮脂汚れ(組
成:綿実油60重量%、オレイン酸10重量%、パルミ
チン酸10重量%、固形パラフィン10重量%、流動パ
ラフィン10重量%)を2g均一に塗布し、皮脂汚れ汚
染布を調製した。
【0028】この皮脂汚れ汚染布を使用し、表1に示す
洗浄液(A)を用いて予備洗浄(40℃×5分間)を行
い、次いで排水、脱水後、表1に示す洗浄液(B)を用
いて本洗浄(70℃×10分間)を行った。洗浄前後の
布の反射率を測定(測定波長550nm)して次式によ
り洗浄率を算出した。結果を表1に示す。なお、実施例
1〜4の洗浄液(A)、(B)の20℃のpHは、何れ
も10以上であった。
【0029】
【数1】
【0030】また、洗浄液(A)又は(B)を試験管
(長さ25mm、内径30mm)に30ml入れ、液温
を40℃に調節した後、手で上下に20回振とうし、1
0秒後の泡立ち高さを測定し、以下の基準で評価した。
結果を表1に示す。 ◎:泡量が非常に少ない(泡立ち高さ10mm未満) ○:泡量が少ない(泡立ち高さ10mm以上50mm未
満) △:泡量が普通(泡立ち高さ50mm以上100mm未
満) ×:泡量が多い(泡立ち高さ100mm以上)
【0031】
【表1】
【0032】(注) *市販洗剤:バイオハーベストリネン用(花王株式会
社)。 *非イオン界面活性剤(1):炭素数12〜14の直鎖
1級混合アルキル基を有するアルコールのエチレンオキ
サイド平均8モル付加物 *非イオン界面活性剤(2):炭素数12〜14の直鎖
2級混合アルキル基を有するアルコールのエチレンオキ
サイド平均7モル付加物 *非イオン界面活性剤(3):一般式(I)中のR1
平均炭素数12の1級混合アルキル基、o=5、p=
2、q=5のもの *非イオン界面活性剤(4):一般式(I)中のR1
平均炭素数12の1級混合アルキル基、o=3、p=
1、q=3のもの。
【0033】実施例5〜6及び比較例8〜11 血液汚染布(スイスEMPA社製No.111木綿)を
使用し、表2に示す洗浄液(A)を用いて予備洗浄(4
0℃×5分間)を行い、次いで排水、脱水後、表2に示
す洗浄液(B)を用いて本洗浄(70℃×10分間)を
行った。なお、洗浄液(A)は何れも過酸化水素を用い
て有効酸素濃度30ppmに調整した6°DHの水を用
いて調製した(ただし、実施例5はチオ硫酸ナトリウム
が添加されているため有効酸素濃度は0ppmとな
る)。有効酸素濃度の測定は、JISK 3362
7.9に従って行った。なお、実施例5〜6の洗浄液
(A)、(B)の20℃のpHは、何れも10以上であ
った。洗浄前後の布の反射率を測定(測定波長520n
m)し、実施例1と同様に洗浄率を算出した。結果を表
2に示す。
【0034】
【表2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C11D 3/36 C11D 3/36 3/37 3/37 3/386 3/386 3/395 3/395 (72)発明者 田村 成 和歌山県和歌山市湊1334 花王株式会社研 究所内 Fターム(参考) 4H003 AC08 AC23 DA01 EA09 EA12 EA15 EA16 EA21 EB07 EB08 EB12 EB13 EB15 EB16 EB21 EB24 EB30 EB32 EC03 ED02 EE02 EE04 FA19

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)下記一般式(I)で表される非イ
    オン界面活性剤、(b)水溶性キレート剤及び(c)ア
    ルカリ剤を含有するリネンサプライ用洗浄剤組成物。 R1−O−(EO)o−(PO)p−(EO)q−H (I) 〔式中、R1は平均炭素数8〜18のアルキル基又はア
    ルケニル基を示し、EOはオキシエチレン基、POはオ
    キシプロピレン基を示す。o、p、qはそれぞれ平均付
    加モル数を表し、o>0、q>0、p=1〜6であり、
    且つo+p+q=4〜20である。〕
  2. 【請求項2】 洗浄に用いる水に対して1重量%添加し
    たときに、(b)水溶性キレート剤を、洗浄に用いる水
    中の全硬度成分を捕捉するために必要な量の理論値以上
    の量で含有し、且つ(c)アルカリ剤を、洗浄に用いる
    水に10以上のpH値を与える量で含有する請求項1記
    載のリネンサプライ用洗浄剤組成物。
  3. 【請求項3】 (d)チオ硫酸ナトリウム、ハイドロサ
    ルファイト(亜二チオン酸ナトリウム)、亜硫酸ナトリ
    ウム、重亜硫酸ナトリウム、二酸化チオ尿素、ロンガリ
    ット(スルホキシル酸ナトリウム)及びカタラーゼから
    選ばれる一種以上を含有する請求項1又は2記載のリネ
    ンサプライ用洗浄剤組成物。
  4. 【請求項4】 (b)水溶性キレート剤が、エチレンジ
    アミンテトラ酢酸、ヒドロキシエチルエチレンジアミン
    トリ酢酸、ジエチレントリアミンペンタ酢酸、ニトリロ
    トリ酢酸、トリエチレンテトラミンヘキサ酢酸、ホスホ
    ン酸、トリポリリン酸、エチレングリコールビス(2−
    アミノエチルエーテル)テトラ酢酸、クエン酸、マレイ
    ン酸、ポリアクリル酸、イソアミレン−マレイン酸共重
    合体、アクリル酸−マレイン酸共重合体、アクリル酸−
    メタクリル酸共重合体、グルコン酸、ヒドロキシベンジ
    ルイミノジ酢酸、イミノジ酢酸及びこれらの塩から選ば
    れる一種以上である請求項1〜3の何れか1項記載のリ
    ネンサプライ用洗浄剤組成物。
  5. 【請求項5】 (c)アルカリ剤が、アルカリ金属又は
    アルカリ土類金属の水酸化物、珪酸塩及び炭酸塩から選
    ばれる一種以上である請求項1〜4の何れか1項記載の
    リネンサプライ用洗浄剤組成物。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007217571A (ja) * 2006-02-17 2007-08-30 Nissan Chem Ind Ltd 環境衛生用洗浄剤組成物

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007217571A (ja) * 2006-02-17 2007-08-30 Nissan Chem Ind Ltd 環境衛生用洗浄剤組成物

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