JP2002138162A - 生分解性保水ゲル及びその使用方法 - Google Patents

生分解性保水ゲル及びその使用方法

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JP2002138162A JP2000333294A JP2000333294A JP2002138162A JP 2002138162 A JP2002138162 A JP 2002138162A JP 2000333294 A JP2000333294 A JP 2000333294A JP 2000333294 A JP2000333294 A JP 2000333294A JP 2002138162 A JP2002138162 A JP 2002138162A
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Hiroshi Makino
浩 牧野
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Inoac Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 保水性能に優れ且つ保水期間を調節できる生
分解性保水ゲル及びその使用方法を提供する。 【解決手段】 本発明の生分解性保水ゲルは、カルボキ
シメチルセルロース等(カルボキシメチルセルロースの
ナトリウム塩、メチルセルロース等、エーテル化度:
0.2〜2.5)と、水と、防菌・防黴剤とを含有す
る。防菌・防黴剤の含有量を調節して、ゲルの生分解に
よる崩壊を防止し、保水期間を長くする。本発明の生分
解性保水ゲルの使用方法は、この生分解性保水ゲルを早
期に崩壊させる場合には、アルカリ性雰囲気下、又は微
生物群が棲息する土壌環境下に接触させて使用する。例
えば、このゲル表面にアルカリ水溶液を塗布等により接
触させる、又は土壌環境で棲息する微生物群と接触させ
る等の調節手段によって、保水期間(ゲルの崩壊時間)
を短くする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生分解性保水ゲル
及びその使用方法に関し、更に詳しくは、保水性能に優
れ、且つ保水期間を調節することができる生分解性保水
ゲル及びその使用方法に関する。本発明の生分解性保水
ゲルは、植物育成用の保水ゲル培地等として利用され
る。
【0002】
【従来の技術】カルボキシメチルセルロース、カルボキ
シメチルセルロースの塩、メチルセルロース(以下、
「CMC等」ということもある。)、特にカルボキシメ
チルセルロースの塩は、水との親和性が高いことから保
水剤、増粘剤等の各種用途に使用されている。更に、C
MC等は生分解性能に優れるため、植物育成用の保水ゲ
ル培地等として使用することが試みられている。しか
し、CMC等には、大気中の浮遊雑菌や使用時に土中菌
が付着しやすく、CMC等を含む培地に雑菌が繁殖する
ことで、高分子材料であるCMC等の分子鎖が切断され
てしまい、培地に保水されていた水分とCMC等が分離
し、保水性能が低下し、水分が流れ出してしまう。よっ
て、水分を保水できる期間が短かく、必要十分な水分を
長期間供給することができず、CMC等を使用した保水
ゲルを植物等の培地として園芸店等に大量に出荷、販売
することは行われていなかった。そのため、保水性能の
改善が強く求められていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記実情に
鑑みてなされたものであり、保水性能に優れ、且つ保水
期間を調節することができる生分解性保水ゲル及びその
使用方法を提供することを目的とする。また、本発明
は、分解されたゲル成分がそのまま植物育成のための栄
養分となる、環境親和性に富んだ生分解性保水ゲルを提
供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、従来の欠
点を克服すべく鋭意検討を重ねた結果、カルボキシメチ
ルセルロース、カルボキシメチルセルロースの塩及びメ
チルセルロースのうちの少なくとも1種類とともに、防
菌・防黴剤を含有させることで、生分解性能を低下させ
ることなく、保水性能に優れた保水ゲルを得られること
を見い出し、本発明を完成するに至った。即ち、請求項
1記載の生分解性保水ゲルは、カルボキシメチルセルロ
ース、カルボキシメチルセルロースの塩及びメチルセル
ロース(以下、カルボキシメチルセルロース等ともい
う。)のうちの少なくとも1種類と、水と、防菌・防黴
剤とを配合してなることを特徴とする。
【0005】上記「カルボキシメチルセルロース、カル
ボキシメチルセルロースの塩及びメチルセルロース」の
うち、通常は、カルボキシメチルセルロースの塩を使用
する。このカルボキシメチルセルロースの塩としては、
カルボキシメチルセルロースのリチウム塩、ナトリウム
塩、カリウム塩、ルビジウム塩及びセシウム塩等を用い
ることができる。これらのうち、ナトリウム塩が好まし
く用いられる。これらは、単独で使用してもよいし、2
種類以上を混合して使用してもよい。また、カルボキシ
ルメチルセルロースの塩及びメチル化を行った時のメチ
ルセルロースは、必ずしも純度の高い生成物を使用する
必要はない。
【0006】上記カルボキシメチルセルロース等のエー
テル化度は、請求項2に示すように0.2〜2.5とす
ることができ、好ましくは0.3〜2.2、更に好まし
くは0.4〜1.5である。エーテル化度が0.2未満
の場合は、ゲルを十分に形成することができない場合が
ある。これが2.5を超える場合は、カルボキシメチル
セルロース等の分子内において、分子内架橋が進行しす
ぎ、水分を十分に包含することができない場合があり、
また生分解の進行が著しく遅くなる。
【0007】上記カルボキシメチルセルロース等の含有
量は、カルボキシメチルセルロース等及び水の合計を1
00重量部とした場合、0.01〜80重量部とするこ
とができ、好ましくは0.05〜50重量部、更に好ま
しくは0.1〜30重量部である。この含有量が0.0
1重量部未満の場合は、ゲルを十分に形成することがで
きず、水分を十分に包含しておくことができない場合が
ある。これが80重量部を超える場合は、ゲルの流動性
がゲル化反応初期において著しく低いため、均質な保水
ゲルをに形成することができない場合がある。
【0008】上記「水」の含有量は、カルボキシメチル
セルロース等及び水の合計を100重量部とした場合、
20〜99.99重量部とすることができ、好ましくは
50〜99.95重量部、更に好ましくは70〜99.
9重量部である。この含有量が20重量部未満の場合
は、十分な水分を供給できない場合があり、また99.
99重量部を超える場合は、ゲルを十分に形成すること
ができない場合がある。
【0009】上記「防菌・防黴剤」の種類は特に限定さ
れないが、食品保存料として一般的に使用される、発酵
防止力、殺菌力のある既存の化学物質が好ましい。例え
ば、安息香酸、ソルビン酸、デヒドロ酢酸、プロピオン
酸又はそれらのアルカリ塩(カリウム、カルシウム、ナ
トリウム)、チアベンゾタール、イマザリル、オルト−
フェニルフェノールナトリウム、ジフェニル等が挙げら
れる。これらは、単独で使用してもよいし、2種類以上
を混合して使用してもよい。
【0010】請求項3に示すように、上記防菌・防黴剤
の含有量は、上記水を100重量部とした場合、10-4
〜10重量部とすることができ、好ましくは10-3〜5
重量部、更に好ましくは10-2〜3重量部である。この
含有量が10-4重量部未満の場合は、十分な防菌・防黴
作用が得られず、生分解性保水ゲルの保水性が低下する
場合がある。これが10重量部を超える場合は、植物の
育成を阻害する恐れがある。
【0011】カルボキシメチルセルロース等及び水の合
計を100重量部とした場合、カルボキシメチルセルロ
ース等の含有量は0.01〜80重量部、水の含有量は
20〜99.99重量部であり、この水100重量部に
対して防菌・防黴剤剤の含有量は10-4〜10重量部と
することができる。好ましくは、各々、0.05〜50
重量部、50〜99.95重量部、10-3〜5重量部、
より好ましくは、各々、0.1〜30重量部、70〜9
9.9重量部、10-2〜3重量部とすることができる。
【0012】本発明の生分解性保水ゲルには、保水性能
及び植物の育成を阻害することのない範囲内で、ゲル強
度調整剤、土壌改良剤及び植物活性剤等を含有させるこ
とができる。また、これらの成分を含有させる方法は特
に限定されないが、例えばカルボキシメチルセルロース
等の分散液を調整する際に、水に混合することで含有さ
せることができる。これらは、単独で使用してもよい
し、2種類以上を混合して使用してもよい。
【0013】上記ゲル強度調整剤としては、キサンタン
ガム、ローカストビーンガム、多価アルコール、デンプ
ン、セルロース、アルギン酸、カラギーナン、グルコマ
ンナン、寒天、ペクチン、プルラン、キチン、キトサ
ン、グアーガム、アラビアガム、タマリンド種子多糖
類、大豆タンパク質、卵白、グルテン、ゼラチン、コラ
ーゲンなどの天然高分子化合物、合成高分子化合物、或
いは再生物等を挙げることができる。これらは、単独で
使用してもよいし、2種類以上を混合して使用してもよ
い。
【0014】土壌改良剤としては、溶性リン肥、ケイ酸
肥、リグノセルロース・フミン酸及びニトロフミン酸等
を挙げることができる。これらは、単独で使用してもよ
いし、2種類以上を混合して使用してもよい。また、植
物活性剤としては、ブドウ糖、ビタミン類及びホルモン
剤等を挙げることができる。これらは、単独で使用して
もよいし、2種類以上を混合して使用してもよい。
【0015】請求項4記載の生分解性保水ゲルの使用方
法は、カルボキシメチルセルロース等と、水と、防菌・
防黴剤が含有されてなる生分解性保水ゲルを単体、或い
は、アルカリ性雰囲気下及び/又は微生物群が棲息する
土壌環境下で使用することを特徴とする。
【0016】また、本使用方法において、請求項5に示
すように、生分解性保水ゲル表面をアルカリ性物質、ア
ルカリ性水溶液、又は土壌環境下に棲息する微生物群に
接触させることが好ましい。上記「アルカリ性物質」と
しては、例えば、水酸化カリウム、リン酸水素カルシウ
ム、リン酸水素カリウム及びリン酸カルシウム等の粉
末、錠剤等が挙げられる。上記「アルカリ性水溶液」と
しては、アルカリ性の程度は特に限定されないが、pH
が8〜12程度のアルカリ水溶液が好ましい。例えば、
水酸化カリウム、リン酸水素カルシウム、リン酸水素カ
リウム及びリン酸カルシウム等の水溶液が挙げられる。
この接触方法は特に限定されず、例えば、この保水ゲル
をアルカリ水溶液に浸漬する、この保水ゲル表面にアル
カリ水溶液を塗布する等が挙げられる。
【0017】上記「土壌環境下に棲息する微生物群」と
は、土中に寄生する菌類をいい、糸状菌、細菌及び放射
菌等が挙げられる。上記糸状菌としては、Tricho
derma viride(好気性、中温菌)、The
moascus aurantiacus(好気性、高
温菌)等が挙げられる。上記細菌としては、Sporo
cytophaga myxococcoides(好
気性、中温菌)、Eubacterium celli
losovens(嫌気性、中温菌)、及びClost
ridium thermocellum(嫌気性、高
温菌)等が挙げられる。上記放射菌としては、Stre
ptomyces flavogriseus(好気
性、中温菌)、Thermoactinomyces
sp.(好気性、高温菌)等が挙げられる。
【0018】尚、請求項4記載の発明において、上記
「カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセル
ロースの塩及びメチルセルロース」、上記「水」及び上
記「防菌・防黴剤」は、前記の説明をそのまま適用する
ものである。
【0019】尚、アルカリ性雰囲気で使用する場合、上
記カルボキシセルロース等のエーテル化度は、0.2〜
2.5とすることができるが、好ましくはやや高めの
0.3〜2.2であり、更に好ましくは0.4〜1.5
である。エーテル化度が0.2未満の場合は、アルカリ
雰囲気において分解が速く進行してしまい好ましくない
場合があり、一方、エーテル化度が0.2以上の場合
は、アルカリ雰囲気において適度な分解速度を得、保水
性能を適度に調節することができる。これが2.5を超
える場合は、カルボキシメチルセルロース等の分子内に
おいて、分子内架橋が進行しすぎ、水分を十分に包含す
ることができない場合がある。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施例を挙げて具
体的に説明する。 (1)カルボキシメチルセルロースゲルの作製 (実施例1)ビーカーに水100重量部を入れ、その
後、防菌・防黴剤としてビオサイト820N(タイショ
ーテクノス社製)0.1重量部及び安息香酸(試薬;1
級)0.1重量部を入れ、攪拌し、次いで、カルボキシ
メチルセルロースのナトリウム塩(ダイセル化学工業株
式会社製、1重量%粘度:200mPs・s、エーテル
化度:0.9)7重量部を入れ、1時間、室温(23
℃)下に放置してカルボキシメチルセルロースゲルを作
製した。
【0021】(実施例2)カルボキシメチルセルロース
のナトリウム塩(ダイセル化学工業株式会社製、1重量
%粘度:400mPs・s、エーテル化度:2.2)5
重量部を用いたこと以外は、実施例1と同様にカルボキ
シメチルセルロースゲルを作製した。
【0022】(実施例3)実施例1と同様に作製したカ
ルボキシメチルセルロースゲルに、アルカリ性水溶液
(アルカリ剤;KHPO4、濃度:0.1wt%)1重
量%を刷毛塗りして塗布することで接触させた。
【0023】(実施例4)カルボキシメチルセルロース
のナトリウム塩(ダイセル化学工業株式会社製、1重量
%粘度:400mPs・s、エーテル化度:2.0)5
重量部を用いたこと以外は、実施例1と同様にカルボキ
シメチルセルロースゲルを作製し、このカルボキシメチ
ルセルロースゲルに、実施例3で用いたアルカリ性水溶
液1重量%を実施例3と同様に接触させた。
【0024】(実施例5)実施例4と同様に作製したカ
ルボキシメチルセルロースゲルに、土壌中に棲息する微
生物群、乾燥重量にして1gを刷毛塗りして接触させ
た。但し、この微生物群は、土壌上にて2週間CMCを
静置、放置後、分解したゲルの濡れた接触面を刷毛で拭
き取り、その刷毛で試料の試験面に塗布した、微生物群
を含む液体を示す。
【0025】(比較例1)防菌・防黴剤を入れないこと
以外は、実施例1と同様にカルボキシメチルセルロース
ゲルを作製した。
【0026】(2)保水性能評価 上記(1)で作製した、実施例1〜5及び比較例1の各
カルボキシメチルセルロースゲルの保水性能を以下のよ
うに評価し、その結果を表1に示した。 (評価方法)直径93mm、高さ165mm、開口部の
面積が67.89cm2の透明樹脂容器に高さが160
mmとなるようにゲルを調整し、日陰の雨を避けた土壌
で屋外暴露するよう、容器を倒立させて放置し、経時的
にゲルが崩壊してゆき、減少する高さの変化量を測定し
た。
【0027】
【表1】
【0028】(3)実施例の効果 表1によれば、防菌・防黴剤を含有せず、エーテル化度
が0.9である比較例1のカルボキシメチルセルロース
ゲルが崩壊するまでの日数は13日間と短かかった。そ
れに対し、防菌・防黴剤が含有され且つエーテル化度が
0.9である実施例1においては、ゲルが崩壊するまで
の日数は47日間であった。更に、防菌・防黴剤が含有
され且つエーテル化度が最も高めの2.2である実施例
2においては、ゲルが崩壊するまでの日数は65日間で
あった。以上より、防菌剤及び防黴剤を含有させること
で、また、エーテル化度を変化させることで保水期間を
調節でき、且つ保水性能に優れることが分かる。
【0029】また、防菌・防黴剤が含有され、エーテル
化度が0.9(実施例1と同じ)であり、且つアルカリ
性水溶液を塗布した実施例3においては、ゲルが崩壊す
るまでの日数は25日間であった。即ち、アルカリ処理
をしない実施例1と比べると22日、短縮できた。更
に、防菌・防黴剤が含有され、エーテル化度が高めの
2.0であり、且つアルカリ性水溶液を塗布した実施例
4のカルボキシメチルセルロースゲルの崩壊するまでの
日数は34日間であった。更に、防菌・防黴剤が含有さ
れ、エーテル化度が高めの2.0(実施例4と同じ)で
あり、且つ土中由来の微生物群を塗布した、実施例5の
カルボキシメチルセルロースゲルの崩壊するまでの日数
は25日間であった。上記のことから、防菌・防黴剤を
含有させ、エーテル化度を変化させることのみならず、
更にアルカリ性水溶液又は微生物群を塗布して使用する
ことで、保水性能を維持しつつ、より細かに保水期間を
調節できることが分かった。
【0030】尚、本発明の生分解性保水ゲル又は使用方
法においては、上記の具体的な実施例に限られず、目
的、用途に応じて本発明の範囲内で種々変更した実施例
とすることができる。即ち、生分解性保水ゲルの形状
は、例えば、直方体状、円盤状、球状、粒状等の種々の
形状とすることができる。また、生分解性保水ゲルにア
ルカリ性物質等を接触させる方法としては、例えば、保
水ゲルの入った容器に、予めポリエチレン等からなる袋
や容器等にアルカリ性物質、アルカリ性水溶液又は微生
物群等のセルロース分解菌を入れておき、使用時にこの
袋を串やピン等により破る方法が挙げられる。
【0031】
【発明の効果】本発明の生分解性保水ゲルは、保水性能
に優れ、保水期間を調節することができる。このため植
物等の育成用の培地等として好適に利用される。また、
本発明の生分解性保水ゲルの使用方法によれば、アルカ
リ処理及び/又は土壌環境で棲息する微生物群に接触さ
せることにより、更に保水期間を適度に調整することが
できる。例えば、このゲルの使用前においては保水期間
を長くし、使用後は保水期間を短くすることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B01J 20/26 ZBP B01J 20/26 ZBPD C08K 5/00 C08K 5/00 Fターム(参考) 2B022 BA21 4G066 AC02A AE20D BA28 BA50 CA20 CA43 DA20 FA03 FA12 FA37 4H011 AA01 AA02 AA03 BA01 BB05 BB06 BC19 DA17 DD04 DH10 DH29 4J002 AB031 EG026 EG036 EG076 EV056 FD186 FD200 HA06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カルボキシメチルセルロース、カルボキ
    シメチルセルロースの塩及びメチルセルロースのうちの
    少なくとも1種類と、水と、防菌・防黴剤とを配合して
    なることを特徴とする生分解性保水ゲル。
  2. 【請求項2】 上記カルボキシメチルセルロース、上記
    カルボキシメチルセルロースの塩及び上記メチルセルロ
    ースのそれぞれのエーテル化度が0.2〜2.5である
    請求項1記載の生分解性保水ゲル。
  3. 【請求項3】 上記カルボキシメチルセルロース、上記
    カルボキシメチルセルロースの塩及び上記メチルセルロ
    ースのうちの少なくとも1種類を含み、上記水を100
    重量部とした場合、上記防菌・防黴剤の有効成分含有量
    が10-4〜10重量部である請求項1又は2記載の生分
    解性保水ゲル。
  4. 【請求項4】 カルボキシメチルセルロース、カルボキ
    シメチルセルロースの塩及びメチルセルロースのうちの
    少なくとも1種類と、水と、防菌・防黴剤とが含有され
    てなる生分解性保水ゲルを単体、或いは、アルカリ性雰
    囲気下及び/又は微生物群が棲息する土壌環境下で使用
    することを特徴とする生分解性保水ゲルの使用方法。
  5. 【請求項5】 上記アルカリ性雰囲気下、若しくは、微
    生物群が棲息する土壌環境下で使用する上記生分解性保
    水ゲルを、アルカリ性物質、アルカリ性水溶液、又は上
    記微生物群に接触させる請求項4記載の生分解性保水ゲ
    ルの使用方法。
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