JP2002137326A - 防音/遮音体 - Google Patents

防音/遮音体

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JP2002137326A
JP2002137326A JP2000339380A JP2000339380A JP2002137326A JP 2002137326 A JP2002137326 A JP 2002137326A JP 2000339380 A JP2000339380 A JP 2000339380A JP 2000339380 A JP2000339380 A JP 2000339380A JP 2002137326 A JP2002137326 A JP 2002137326A
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slag glass
glass
slag
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Takashi Wakamiya
隆 若宮
Satoru Honda
哲 本田
Takehisa Okamoto
健久 岡本
Hiroshi Miyasaka
広志 宮坂
Hideaki Takigawa
英昭 滝川
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Nippon Sheet Glass Co Ltd
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Nippon Sheet Glass Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンクリートとの剛体密着的な一体化で、優
れた耐久性、強度、吸音性、防音/遮音性、施工性を得
ることができる防音/遮音体を提供する。 【解決手段】 スラグガラス系発泡体3とコンクリート
とを積層一体化して防音/遮音体とする。発泡体3上に
コンクリート4を打設し、養生後、脱型する。コンクリ
ートと発泡体3との間に部分的に空気層を設けてもよ
い。コンクリートはパネルであってもよく、コンクリー
ト壁であってもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は吸音性能を有する防
音/遮音体に係り、特にスラグガラス系発泡体を吸音材
として用い、これをコンクリート硬化体と一体化するこ
とにより、耐久性、強度、吸音性、防音/遮音性、施工
性を高めると共に、廃棄物の有効利用と防音/遮音体の
薄肉軽量化を可能とした防音/遮音体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、道路、鉄道用の防音壁や遮音壁材
料としては、次のようなものが提供されている。 金属枠内に背後空気層を設けてグラスウールを充填
し、前面をスリット等の開口を有する表面材で覆ったも
の。 金属製(鉄板、アルミ板など)の枠内に、背後空気
層を設けてセラミックス多孔体(空隙を持たせてセラミ
ック粒子を焼結した多孔体)を固定し、前面に表面材を
設けたもの。 珪酸カルシウム系の軽量ボードをその一面が露出す
るようにコンクリートと一体成形したもの。 珪酸カルシウム系の軽量ボードを壁体(RC、P
C、ALC、押出セメント板など)に接着又は金物によ
り固定したもの。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の防音/遮音
材料のうち、の枠内にグラスウールを充填したもので
は、次のような欠点がある。 (1) グラスウールのバインダーが紫外線により劣化し
た場合、形状保持が困難となり、グラスウールの飛散で
吸音性能が低下する。また、グラスウールの吸水によっ
ても吸音性能が低下し、この場合にも形状保持が困難と
なって吸音性能はより一層低下する。 (2) グラスウールには自立性がないため、金属枠が必
要である。軽量金属板で枠を構成すると、強度上の制約
があり、加工性の制約から直方体状となり、形状が限定
される。このように、金属枠の構造強度が影響するた
め、パネル面積も制約(最大2m程度)を受け、意匠
性も低い。 (3) 躯体工事の後工事として、支柱、下地金物などの
取付を行った後でないと施工できないため、施工に多大
な手間を要する。
【0004】このように、金属枠を有するものは、施工
性、形状の制約等で難点が多いことから、防音/遮音材
料としては、例えばコンクリートと一体成形するなどの
方法で金属枠を不要とした上で、良好な吸音性能と、構
造体としての耐久性、施工性を確保できることが望まし
い。
【0005】〜の防音/遮音材料で用いられている
セラミック多孔体や珪酸カルシウム系の軽量ボードであ
れば、コンクリートとの一体成形が可能であり、金属枠
を不要とすることができるが、セラミック多孔体では、
製造上、板厚に制約があり、厚肉のものを製造すること
が困難であるために、高い吸音性能を有するものを製造
することができず、このため、背後空気層を設けずにコ
ンクリートと一体化させるのみでは、十分な吸音性能を
得ることができない。
【0006】また、珪酸カルシウム系の軽量ボードで
は、厚肉のものを成形することができ、背後空気層を設
けることなく十分な吸音性能を得ることができるため、
コンクリートとの一体成形品とすることが可能である
が、使用条件によっては凍結融解による破壊が発生し易
く、しかもこの場合において、ボードのみを取り外して
交換することが困難であり、長期使用時の耐久性の面で
問題を生じる。
【0007】本発明は、上記従来の問題点を解決し、優
れた耐久性、強度、吸音性、防音/遮音性、施工性を有
した防音/遮音体を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の防音/遮音体
は、スラグガラス系発泡体とコンクリート硬化体とが一
体化されてなることを特徴とする。
【0009】本発明で用いるスラグガラス系発泡体は、
スラグガラスの粉砕物と粘土とを混合し、得られた混合
物を焼成して得られるものが好適であり、かかる発泡体
は次のような作用効果を有する。 産業廃棄物であるスラグガラスを原料とするため、
廃棄物の再利用が実施される。また、このスラグガラス
は安価であり、スラグガラス系発泡体も安価である。 焼結体であり、耐久性が高いことから、防音/遮音
体としての耐久性が高い。 単体で高い吸音性能を発揮するため、背後空気層が
不要となり、防音/遮音体としての総厚を薄くでき、軽
量化が可能である。 連続気孔を有するため、一体化のためのコンクリー
トや緩衝材料、接着剤の含浸が深く、高いアンカー効果
が発揮される。これにより、スラグガラス系発泡体とコ
ンクリート硬化体との密着強度が高いものとなる。 このスラグガラス系発泡体をコンクリート硬化体と
剛体密着的に一体化することにより、該コンクリート硬
化体が壁面、構造体としての強度を担保するようにな
る。従って、大面積(例えば10m程度)の板状の防
音/遮音体で壁面を構成することが可能となる。施工に
際しても支持金物、下地鉄骨が不要となり、施工性に優
れる。
【0010】本発明の防音/遮音体では、上述の如く、
スラグガラス系発泡体とコンクリート硬化体との密着強
度が高いため、両者が全面接着していなくても防音/遮
音体の強度が十分に高いものとなる。このため、スラグ
ガラス系発泡体とコンクリート硬化体との間に部分的に
空気層を設けることが可能であり、これにより吸音性能
を高めることができる。
【0011】本発明において、スラグガラス系発泡体と
コンクリート硬化体とは一体成形により一体化されるこ
とが好ましい。この場合、スラグガラス系発泡体とコン
クリート硬化体との間に膨張収縮緩衝材層を形成しても
良い。また、スラグガラス系発泡体にアンカーを設け、
このアンカーをコンクリート硬化体に埋設するようにし
ても良い。
【0012】また、本発明において、スラグガラス系発
泡体とコンクリート硬化体とは接着剤により一体化され
ていても良い。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して本発明の防
音/遮音体の実施の形態を詳細に説明する。
【0014】まず、図1〜6を参照して本発明の防音/
遮音体の製造方法を説明する。図1〜6は、本発明の防
音/遮音体の製造例1〜6を示す断面図である。
【0015】<製造例1(図1)> 側板1,1を固定した定盤2にスラグガラス系発泡
体3を敷き並べる。 次に混練したコンクリート4を、スラグガラス系発
泡体3上に注型する。 このコンクリート4の養生後、側板1,1を外し、
脱型する。
【0016】<製造例2(図2)> 側板1,1を固定した定盤2にスラグガラス系発泡
体3を敷き並べる。 可撓性チューブ好ましくは樹脂チューブ5の内部に
流体(好ましくは水又は空気)を注入して膨らませる。
この際、コンクリート打設圧が加えられても潰れない程
度の内圧とする。 スラグガラス系発泡体3上の所定位置にこの樹脂チ
ューブ5を配置し、固定する。 混練したコンクリート4を、樹脂チューブ5を固定
したスラグガラス系発泡体3上に注型する。 養生してコンクリート4部分が硬化した後、側板
1,1を外す。 樹脂チューブ5内の水圧(または空気圧)を抜き、
樹脂チューブ5をコンクリート4から滑らせて抜き取
る。 脱型する。なお、脱型は工程の前に行なってもよ
い。
【0017】<製造例3(図3)> アンカー6を固定したスラグガラス系発泡体3を製
造する。 側板1,1を固定した定盤2にスラグガラス系発泡
体3を敷き並べる。 スラグガラス系発泡体3の上面に、膨張収縮緩衝材
料7を塗布する。 混練したコンクリート4を、スラグガラス系発泡体
3上に注型する。 養生後、側板1,1を外し、脱型する。
【0018】なお、膨張収縮緩衝材7としては、エポキ
シ樹脂、ポリマーセメント等を用いることができる。ま
た、この膨張収縮緩衝材7を塗布した後、この塗布面に
珪砂を散布しても良く、珪砂を散布することにより密着
性が増すという効果が奏される。また、アンカー6とし
ては金属製、樹脂製のものを用いることができ、これに
より機械的な接合強度の向上を図ることができる。この
アンカー6は、コンクリート4内の鉄筋と結束されても
良い。
【0019】<製造例4(図4)> 上型8にスラグガラス系発泡体3をビス等の仮留め
部材8Aによって仮留めする。 側板1,1を固定した定盤2上に、混練したコンク
リート4を流し込む。 コンクリート4が流動性を保っている間に、スラグ
ガラス系発泡体3が仮留めされた上型8をコンクリート
4上に降下させ、該発泡体3をコンクリート4内に浸漬
する。 この状態で養生した後、仮留め部材8Aを外して上
型8を上昇させ、次いで脱型する。
【0020】<製造例5(図5)> ALCや押出セメント板等のコンクリート板9に接
着剤10を塗布する。 この上にスラグガラス系発泡体3を載せ、圧力をか
けて接着する。次いで、養生し、接着剤10を硬化させ
る。
【0021】この接着剤としては、エポキシ樹脂系接着
剤やポリマーセメント系接着剤等を用いることができ
る。
【0022】以上の製造例は、本発明の防音/遮音体を
製造する方法の一例であって、本発明の防音/遮音体の
製造方法は何ら上記方法に限定されるものではない。例
えば、上記製造例1〜5ではいずれもパネル状の防音/
遮音体を製造してるが、既に構築されたコンクリート硬
化体(例えばコンクリート壁)の表面にスラグガラス系
発泡体を接着したり取り付けたりすることにより本発明
の防音/遮音体を構成してもよい。また、本発明の防音
/遮音体の構造を有したコンクリート壁を図6の如くし
て構築してもよい。
【0023】図6では、コンクリートパネル11とスラ
グガラス系発泡体3とを一体化させてなるパネル(この
パネルは例えば図1〜5の方法により製造される。)を
永久型枠として用いている。この永久型枠がコンクリー
ト打設空間を形成するように対置され、連結ボルト12
によって連結固定される。この永久型枠同士の間にコン
クリート4が打設され、本発明の防音/遮音体にて構成
されたコンクリート壁が構築される。なお、鉄筋が配筋
されてもよい。
【0024】本発明の防音/遮音体をパネルとした場合
の種々の形態を図7〜16を参照して説明する。なお、
図7〜16の(a)図は正面図、(b)図は(a)図の
B−B線に沿う断面図、(c)図は背面図である。
【0025】図7の防音/遮音体は、コンクリート硬化
体よりなる平板パネル13と、複数のスラグガラス系発
泡体3とが積層一体化された複合パネル20Aである。
【0026】図8の防音/遮音体は、図7の複合パネル
20Aにおいて、更に平板パネル13とスラグガラス系
発泡体3との間に部分的に空気層14を形成した複合パ
ネル20Bである。
【0027】図9の防音/遮音体は、裏面にリブ15A
が形成されたコンクリート硬化体のリブ付きパネル15
と、複数のスラグガラス系発泡体3とが積層一体化され
た複合パネル20Cである。
【0028】図10の防音/遮音体は、図9の複合パネ
ル20Cにおいて、更にリブ付きパネル15とスラグガ
ラス系発泡体3との間に部分的に空気層14を形成した
複合パネル20Dである。
【0029】図11の防音/遮音体は、裏面にリブ15
Aが形成されたコンクリート硬化体のリブ付きパネル1
5の裏面のリブ15Aで囲まれる凹部15Bにスラグガ
ラス系発泡体3を配置した複合パネル20Eである。
【0030】図12の防音/遮音体は、図11の複合パ
ネル20Eにおいて、更にリブ付きパネル15とスラグ
ガラス系発泡体3との間に部分的に空気層14を形成し
た複合パネル20Fである。
【0031】図13の防音/遮音体は、裏面に断面台形
状のリブ16Aが形成され、裏面のリブ面が傾斜面とさ
れたコンクリート硬化体のリブ付きパネル16の前面
に、スラグガラス系発泡体3を積層一体化した複合パネ
ル20Gである。
【0032】図14の防音/遮音体は、図13の複合パ
ネル20Gにおいて、更にリブ付きパネル16とスラグ
ガラス系発泡体3との間に部分的に空気層14を形成し
た複合パネル20Hである。
【0033】図15の防音/遮音体は、裏面に断面台形
状のリブ16Aが形成されたコンクリート硬化体のリブ
付きパネル16の裏面のリブ16Aで囲まれる凹部16
Bにスラグガラス系発泡体3を配置した複合パネル20
Iである。
【0034】図16の防音/遮音体は、図15の複合パ
ネル20Iにおいて、更にリブ付きパネル16とスラグ
ガラス系発泡体3との間に部分的に空気層14を形成し
た複合パネル20Jである。
【0035】いずれの複合パネルにあっても、スラグガ
ラス系発泡体による優れた吸音性能及び耐久性と、コン
クリート硬化体による補強効果と、これらスラグガラス
系発泡体とコンクリート硬化体との良好な一体性によ
り、高性能防音/遮音体が提供される。
【0036】なお、図7〜16に示す構造例は、本発明
の防音/遮音体の実施の形態の一例であって、本発明は
何ら図示のものに限定されるものではない。
【0037】次に、本発明で用いるスラグガラス系発泡
体の製造方法及びその物性等について説明する。
【0038】本発明で用いるスラグガラス系発泡体は、
加熱発泡性の高いスラグガラスを粉砕、分級し、粘土と
混練して成形し、乾燥、焼成して製造される。
【0039】主原料として用いられる加熱発泡性の高い
スラグガラス原料としては、焼却灰溶融スラグ、金属の
精錬や融解時に発生するスラグなどを用いることが可能
である。焼却灰溶融スラグとしては都市ゴミ、下水汚
泥、産業廃棄物などの焼却灰を溶融ガラス処理したもの
が使用可能である。金属の精錬や融解時に発生するスラ
グとしては、高炉スラグ、鋳鉄スラグ、鋳物スラグなど
が使用可能である。
【0040】このようなスラグガラスの粉砕物と粘土及
び必要に応じて発泡を促進させる添加剤を混合し、更に
水を添加混練して得られた混練物を700〜1200℃
の温度域で焼成すると、焼成過程において、含有される
ガス物質や酸化還元反応に伴うガス成分の放出、更には
ガラス相の高温条件下での軟化の促進によって発泡が始
まり、温度の上昇に伴ってこの発泡量は急激に増加し、
連続気孔を有するスラグガラス系発泡体が得られる。
【0041】このようにスラグガラスと粘土との混合物
を焼成することによる発泡反応機構の詳細は次の通りで
ある。
【0042】下水汚泥やゴミ焼却灰から製造されたスラ
グガラスは、基本的には還元状態での溶解のために、製
造されたガラス内部に酸化鉄(FeO)からなる微小な
粒子が多く含まれている。また、ゴミ焼却灰の溶解で
は、通常のガラス溶解のような清澄過程を経ていないの
で、ガラス中には多量の溶存ガスが含まれている。
【0043】このように酸化鉄を多く含むスラグガラス
を加熱すると、高温状態では2FeO→2Fe+O
反応が促進され(Feは更に高温になるとガラス中に溶
け込んでしまう)、ガラス内部の微小な酸化鉄粒子の周
囲に酸素ガスからなる気泡が多く形成される。また、7
00℃以上の高温状態では、ガラス自身の粘度が軟化す
るために、スラグガラス中に多量に含まれる溶存ガスが
気泡として発生して、900℃以上ではそれらが泡とな
って大きく成長してくる。
【0044】さらに、特願2000−232738に述
べられているように、還元条件下で形成された多くのス
ラグガラスには炭化鉄(FeCやFeC)に代表さ
れる鉄化合物が形成されている。即ち、これらの鉄化合
物は、スラグガラスを製造する際に還元条件下で溶融を
行うことによって、酸化鉄などを形成せず炭素との化合
物を形成しているものである。この鉄化合物を多く含む
スラグガラスを加熱すると、高温状態での酸化作用によ
り、CO或いはCOガスが気泡として発生する。
【0045】実際のスラグガラスでは、前記の発泡メカ
ニズムにおいて、複合的な要因で発泡が起こっているも
のと考えられる。
【0046】前述のように、スラグガラスは、700℃
以上の高温状態では軟化が始まり、温度の上昇に伴って
粘度は急速に低下するため、これらの気泡の大きさはガ
ラスの粘度の低下に伴って急速に増大する。900〜1
050℃の温度範囲に達すると、ガラスの粘度が急激に
低下するので、気泡が拡大して成長し、更にそれらが連
続して連続気孔を形成して空間となる。
【0047】また、混合された粘土に含まれる含水鉱物
のカオリン(カオリナイト)が600℃付近で脱水反応
によって無水鉱物のメタカオリンを形成するが、更に9
00℃以上の高温条件下では、スラグガラス相と反応し
て珪灰石(CaSiO)や準長石(CaAlSi
)、或いはスラグガラスの組成がSiOに富む場合
には灰長石(CaAlSi)を形成する。
【0048】これらの結晶相は、連続した気泡の壁面に
集まり、更に3次元的なネットワーク構造を形成する
が、これらの骨格が最終的な焼成品の強度を保ち、製品
に機能を付加している。
【0049】そして、この段階に到って、連続した泡が
等しい粒径分布で存在するスラグガラス系発泡体が形成
される。
【0050】なおスラグガラスは、粒径1.5mm以下
に粉砕して使用される。スラグガラスの粉砕粒径が大き
過ぎると混合作業性が悪く、発泡原料の均一混合物を得
ることが困難となる。用いるスラグガラスの粒径は小さ
いほど好ましく、特に、粒径1500μm以下、とりわ
け500μm以下の微粉であることが好ましい。
【0051】スラグガラスと混合する粘土には特に制限
はない。即ち、使用する粘土の組成や品質は、発泡性に
殆ど影響しないため、どのような粘土であっても同様の
条件で使用することができる。
【0052】粘土の混合割合は、スラグガラス及び粘土
を混合してなる原料混合物中の割合で10〜30重量%
程度とするのが好ましい。粘土の割合が上記範囲より少
いと、スラグガラス系発泡体に必要な強度を得ることが
できず、多いと発泡量の大きなスラグガラス系発泡体は
得られない。粘土の混合割合が上記範囲であれば、得ら
れるスラグガラス系発泡体の特性に大差は生じない。
【0053】このスラグガラスと粘土との混合物には着
色材料を添加して、得られるスラグガラス系発泡体に任
意の色を付与しても良い。例えば、施工対象の周囲の環
境になじむように、茶色や灰色に着色しても良く、植物
に近似した緑や褐色等に着色しても良い。
【0054】用いる着色材料としては特に制限はなく、
市販の化粧土、練込用絵具、色化粧泥、その他の顔料な
ど、後述の温度条件の焼成の過程の後に得られるスラグ
ガラス系発泡体に着色を付与することが可能な全ての品
種の着色材料が挙げられ、これらは1種を単独で、或い
は2種以上を混合して用いることができる。
【0055】このような着色材料の添加量は、多過ぎる
とコストの増加と発色性において鮮やかさが減少する。
また、相対的に粘土添加量を減らすこととなり発泡材料
に必要な強度を得ることが困難となる。逆に、着色材料
の添加量が少ないと、十分な着色効果が得られない。従
って、着色材料は、用いる着色材料の種類及び所望とす
る着色の程度によっても異なるが、スラグガラス、粘土
及び着色材料を混合してなる原料混合物中の割合で1〜
10重量%、特に3〜5重量%の範囲で添加するのが好
ましい。
【0056】また、必要に応じて発泡量の安定化を図る
ために、更にアルカリ成分及び/又はボロン系添加剤を
原料混合物中に添加しても良い。
【0057】この場合、アルカリ成分としては、ナトリ
ウムを含む化合物、好ましくは炭酸ナトリウム、実用的
にはソーダ灰が挙げられる。また、ボロン系添加剤とし
ては、硼酸、硼砂、コレマナイト等があるが、好ましく
は硼酸が挙げられる。
【0058】これらのアルカリ成分及び/又はボロン系
添加剤の添加量は、多過ぎると焼成後にスラグガラス系
発泡体の周囲にアルカリ成分及び/又はボロン系添加剤
の析出を生じ、また、相対的に粘土添加量を減らすこと
となりスラグガラス系発泡体に必要な強度を得ることが
困難となる。逆に、少ないと、発泡性の向上効果が得ら
れない。従って、アルカリ成分及び/又はボロン系添加
剤の添加量はスラグガラスに対して3.0〜5.0重量
%の範囲で添加するのが好ましい。
【0059】このようにアルカリ成分及び/又はボロン
系添加剤を添加することにより、スラグガラスの種類即
ち発泡性の良否にかかわらず、一律の原料配合で同等の
発泡量を得ることができることが特徴であり、従って、
上記アルカリ成分及び/又はボロン系添加剤の添加量は
用いるスラグガラスの種類にかかわらず、ほぼ一定とす
ることができる。
【0060】スラグガラス及び粘土と、更に必要に応じ
て着色材料、アルカリ成分及び/又はボロン系添加剤を
混合した後は、これに水を添加して混練する。この水の
添加量は、一般に、スラグガラス及び粘土等の原料混合
物に対して10.0〜20.0重量%程度とされる。
【0061】次いで、この混練物を適当な大きさの型枠
に打ち込んでプレス成形するか、押出し機で押し出し成
形するなどして成形した後、焼成炉に入れて焼成する。
この成形に当り、型枠の種類や材質、形状、成形時の圧
力等は発泡性には大きく影響しないため、任意の条件を
採用することができる。また、焼成条件としては、昇温
速度はガラスの軟化を進行させ、同時に起こる発泡を促
進させる観点から、遅い方が好ましく、用いたスラグガ
ラスの組成や生産効率を考慮して決定されるが、通常の
場合40℃/分以下、特に10〜20℃/分が好まし
い。また、最高焼成温度は用いたスラグガラスの組成に
よっても異なるが、700〜1200℃の範囲、好まし
くは900〜1100℃の範囲とする。この温度が70
0℃未満では十分に発泡が進行せず、1200℃を超え
ると高温酸化が起こり褐色に変化し、スラグガラス系発
泡体自身の軟化が始まる。また、焼成後の冷却割れを防
止するために急冷却とならないように降温速度5〜50
℃/分程度で焼成後の冷却を行うのが好ましい。なお、
使用する焼成炉は、上記のような焼成条件での焼成が可
能なものであれば良く、その型式には特に制限はない。
また、加熱方式も電気、ガスのいずれでも良い。
【0062】なお、このスラグガラス系発泡体の製造に
当り、焼成前の成形体にアンカーを埋め込んでおくこと
により、前述の製造例3のように、アンカーによるスラ
グガラス系発泡体とコンクリート硬化体との付着性の向
上を図ることができる。
【0063】このようにして製造される本発明のスラグ
ガラス系発泡体は、SiO、Al 及びCaOを
主成分とし、好ましくは、SiO30〜50重量%、
Al 10〜20重量%及びCaO20〜40重量
%を含み、比重0.4〜0.8、気孔率60〜95%、
開気孔率(気孔のうちの開気孔の割合)50%以上であ
り、残響室吸音率(NRC)が0.6以上の吸音性能を
有することが好ましい。
【0064】スラグガラス系発泡体の比重が0.8を超
えると良好な吸音性能を得るために必要な十分な気孔率
を確保し得ず、また、重量も重くなる。比重が0.4未
満のスラグガラス系発泡体では強度が不足し、好ましく
ない。
【0065】また、スラグガラス系発泡体の気孔率が少
な過ぎると十分な吸音性能を得ることができないため、
スラグガラス系発泡体の気孔率は60%以上であること
が好ましい。ただし、この気孔率が高過ぎると強度が不
足し、衝撃により破損し易くなることから、気孔率は9
5%以下であることが好ましい。
【0066】また、スラグガラス系発泡体の開気孔率が
少な過ぎると、十分な吸音性能が得られず、また前述の
コンクリートや衝撃材料、接着剤の含浸による高いアン
カー効果を確保し得ないため、スラグガラス系発泡体の
開気孔率は50%以上であることが好ましい。開気孔率
はスラグガラス系発泡体の比重、その他の物性との関係
から特に70〜100%であることが好ましい。
【0067】なお、スラグガラス系発泡体は、得られる
防音/遮音体の適用対象に応じて、任意の形状に成形さ
れるが、一般的には、100×100mm以上、200
0×2000mm以下で厚み25〜70mmとされる。
【0068】一方、このようなスラグガラス系発泡体と
一体化するコンクリート硬化体としては、次のようなも
のが挙げられる。 ・プレストレストコンクリート ・プレキャストコンクリート ・スパンクリート ・繊維補強コンクリート ・ポリマーコンクリート ・RC(鉄筋コンクリート) ・発泡コンクリート
【0069】このコンクリート部分は、前記の通りパネ
ルであってもよく、既設のコンクリート硬化体であって
もよく、また現場でスラグガラス系発泡体の背後側に打
設されて硬化したコンクリートであってもよい。
【0070】以下にスラグガラス系発泡体の吸音性能を
示す実験例を挙げる。
【0071】実験例1 焼却灰溶融スラグの粉砕物(平均粒径600μm)77
重量部と粘土23重量部とを混合したものに、6重量%
の水を添加して混練した。この混練物を成形した後、焼
成炉にて900℃で20分保持して焼成し、比重0.
5、気孔率80%、開気孔率75%のスラグガラス系発
泡体を製造した。
【0072】このスラグガラス系発泡体の残響室吸音率
を測定したところ、図17に示す如く、良好な吸音性を
示し、従って、防音/遮音効果に優れることが確認され
た。
【0073】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明の防音/遮音
体によれば、次のような効果が奏される。 廃棄物を主原料とするスラグガラス系発泡体を用い
るため、リサイクル性が高く、資源の有効活用が図れ
る。 焼結体であって耐久性の高いスラグガラス系発泡体
を使用するため、防音/遮音体としての耐久性が高い。 連続気孔を有し、単体で高い吸音性能を発揮するス
ラグガラス系発泡体を使用するため、背後空気層が不要
であり、防音/遮音体としての総厚を薄くでき、軽量化
が可能である。 連続気孔を有するスラグガラス系発泡体に対して、
コンクリート、緩衝材料又は接着剤の含浸が深くなり、
高いアンカー効果が得られることから、スラグガラス系
発泡体とコンクリート硬化体との付着性に優れ、高い機
械的強度が得られる。 コンクリート硬化体部分で壁面、構造体としての強
度を確保することができるので、大面積(10m
度)の防音/遮音体の製造が可能となり、施工に際して
も支持金物、下地鉄骨が不要となり、施工性に優れる。
【0074】このような本発明の防音/遮音体は、道
路、鉄道用の防音壁、遮音壁、高架橋高欄、トンネル内
壁、道路施設、駅舎、建築物の内外装壁、産業用機械回
りの防音壁など、様々な防音/遮音構造に有効に適用す
ることができる。
【0075】なお、本発明で用いるスラグガラス系発泡
体が断熱性をも兼備する場合には、本発明の防音/遮音
体は、吸音材を兼ねた外断熱体又は基礎断熱材として用
いることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の防音/遮音体の製造方法を示す断面図
である。
【図2】本発明の防音/遮音体の製造方法を示す断面図
である。
【図3】本発明の防音/遮音体の製造方法を示す断面図
である。
【図4】本発明の防音/遮音体の製造方法を示す断面図
である。
【図5】本発明の防音/遮音体の製造方法を示す断面図
である。
【図6】本発明の防音/遮音体の実施の形態を示す断面
図である。
【図7】本発明の防音/遮音体の構造例を示す図であっ
て、(a)図は正面図、(b)図は(a)図のB−B線
に沿う断面図、(c)図は背面図である。
【図8】本発明の防音/遮音体の構造例を示す図であっ
て、(a)図は正面図、(b)図は(a)図のB−B線
に沿う断面図、(c)図は背面図である。
【図9】本発明の防音/遮音体の構造例を示す図であっ
て、(a)図は正面図、(b)図は(a)図のB−B線
に沿う断面図、(c)図は背面図である。
【図10】本発明の防音/遮音体の構造例を示す図であ
って、(a)図は正面図、(b)図は(a)図のB−B
線に沿う断面図、(c)図は背面図である。
【図11】本発明の防音/遮音体の構造例を示す図であ
って、(a)図は正面図、(b)図は(a)図のB−B
線に沿う断面図、(c)図は背面図である。
【図12】本発明の防音/遮音体の構造例を示す図であ
って、(a)図は正面図、(b)図は(a)図のB−B
線に沿う断面図、(c)図は背面図である。
【図13】本発明の防音/遮音体の構造例を示す図であ
って、(a)図は正面図、(b)図は(a)図のB−B
線に沿う断面図、(c)図は背面図である。
【図14】本発明の防音/遮音体の構造例を示す図であ
って、(a)図は正面図、(b)図は(a)図のB−B
線に沿う断面図、(c)図は背面図である。
【図15】本発明の防音/遮音体の構造例を示す図であ
って、(a)図は正面図、(b)図は(a)図のB−B
線に沿う断面図、(c)図は背面図である。
【図16】本発明の防音/遮音体の構造例を示す図であ
って、(a)図は正面図、(b)図は(a)図のB−B
線に沿う断面図、(c)図は背面図である。
【図17】実験例1で製造したスラグガラス系発泡体の
残響室吸音率の測定結果を示すグラフである。
【符号の説明】
1 側板 2 定盤 3 スラグガラス系発泡体 4 コンクリート 5 樹脂チューブ 6 アンカー 7 膨張収縮緩衝材 8 上型 9 コンクリート板 10 接着剤 11 コンクリートパネル 12 連結ボルト 13 コンクリート硬化体の平板パネル 14 空気層 15,16 コンクリート硬化体のリブ付きパネル 20A,20B,20C,20D,20E,20F,2
0G,20H,20I,20J 複合パネル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G10K 11/162 G10K 11/16 A (72)発明者 岡本 健久 大阪府大阪市中央区道修町3丁目5番11号 日本板硝子株式会社内 (72)発明者 宮坂 広志 東京都港区芝1丁目11番11号 日本板硝子 環境アメニティ株式会社内 (72)発明者 滝川 英昭 東京都港区芝1丁目11番11号 日本板硝子 環境アメニティ株式会社内 Fターム(参考) 2E001 DF02 DF04 GA42 HA01 HA04 HA11 HD06 HE07 LA04 4F100 AC03A AE01B AG00A BA02 BA03 BA10A BA10B CB00 DB20 DD21C DJ01A DJ03 EJ48A GB08 GB90 JA02C JA03C JH01 JJ02 JK01 JK06 JK11C JL00 JL01 JL03 JL16 5D061 AA12 AA26 BB01 BB37

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スラグガラス系発泡体とコンクリート硬
    化体とが一体化されてなる防音/遮音体。
  2. 【請求項2】 請求項1において、該スラグガラス系発
    泡体は、スラグガラスの粉砕物と粘土とを混合し、得ら
    れた混合物を焼成して得られることを特徴とする防音/
    遮音体。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、該スラグガラ
    ス系発泡体とコンクリート硬化体との間の一部に空気層
    が形成されていることを特徴とする防音/遮音体。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれか1項におい
    て、該スラグガラス系発泡体とコンクリート硬化体とが
    一体成形により一体化されていることを特徴とする防音
    /遮音体。
  5. 【請求項5】 請求項4において、該スラグガラス系発
    泡体とコンクリート硬化体との間に膨張収縮緩衝材層が
    形成されていることを特徴とする防音/遮音体。
  6. 【請求項6】 請求項4又は5において、該スラグガラ
    ス系発泡体とコンクリート硬化体とを連結するアンカー
    が埋設されていることを特徴とする防音/遮音体。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし3のいずれか1項におい
    て、該スラグガラス系発泡体とコンクリート硬化体とが
    接着剤により一体化されていることを特徴とする防音/
    遮音体。
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