JP2002136359A - 組立ボックス - Google Patents

組立ボックス

Info

Publication number
JP2002136359A
JP2002136359A JP2000335936A JP2000335936A JP2002136359A JP 2002136359 A JP2002136359 A JP 2002136359A JP 2000335936 A JP2000335936 A JP 2000335936A JP 2000335936 A JP2000335936 A JP 2000335936A JP 2002136359 A JP2002136359 A JP 2002136359A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
holding
pair
common
holding member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000335936A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichi Sasaki
淳一 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2000335936A priority Critical patent/JP2002136359A/ja
Publication of JP2002136359A publication Critical patent/JP2002136359A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Assembled Shelves (AREA)
  • Drawers Of Furniture (AREA)
  • Connection Of Plates (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 共通板ユニットの外形寸法精度を高精度化
し、組立ボックスの組立を容易化すると共に、組立ボッ
クス全体の寸法精度を高精度化する。 【解決手段】 共通板ユニット2を構成する保持部材1
0にねじ受け孔73,76を形成し、保持部材10に係
合される板押さえ11をねじ受け孔73,76にねじ込
まれるねじで締め付け固定する。これにより、板押さえ
11が保持部材10から浮き上がるのを防止でき、共通
板ユニットの外形寸法が精度が良くなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】インテリア家具,店舗什器,
キッチン,収納庫,展示品陳列棚等として使用される組
立ボックスに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、展示会等において使用される展示
品陳列棚等は、展示会等が終了するとその役目を終了し
て破壊され、産業廃棄物として処分されることが多かっ
た。しかしながら、資源を無駄にすることなく、資源の
有効利用を図るには、展示会等で使用された展示品陳列
棚等を産業廃棄物として簡単に処分することは避けなけ
ればならない。そのため、本出願人は、従来から組立・
分解ができ、様々な用途に使用することができる組立ボ
ックスの研究を重ねてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の組立ボ
ックスは、使用用途を考慮して、大きさや形状の異なる
ものが多数種用意されていた。そのため、組立ボックス
の構成部品が多くなり、部品管理が大変であり、又、形
状の異なる部品を多数揃えておく必要があるため、部品
コストが嵩むという不具合があった。
【0004】そこで、本発明は、部品の共通化を図るこ
とにより、上記従来技術の不具合を解消することを目的
としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、共通
板ユニットを上下に対向するように一対配置すると共
に、共通板ユニットを左右に対向するように一対配置
し、これら各共通板ユニットの端部を棒状ジョイント部
材で着脱可能に連結して、収納スペースを形成する組立
ボックスである。そして、前記共通板ユニットが、一対
の略方形状の薄板を所定の間隔で対向させて配置し、こ
れら一対の薄板の対象位置にある端縁を一対の保持部材
でそれぞれ保持し、これら保持部材によって保持されて
いない前記一対の薄板の他の端縁及び保持部材の端縁
に、断面略コ字形状の板押さえをそれぞれ係合してあ
る。このうち、前記保持部材には前記板押さえとの係合
部分に少なくとも1箇所のねじ受け孔が形成され、この
ねじ受け孔にねじ込まれるねじによって前記板押さえが
前記保持部材に締め付け固定されるようになっている。
【0006】請求項2の発明は、前記保持部材が、前記
薄板の端縁に係合する一対のレールを所定の間隔で形成
してある薄板保持部と、この薄板保持部から延びる弾性
変形可能な板状部と、この板状部の先端から分岐し、背
板保持溝を有する撓み変形可能な一対の背板保持部と、
を備えている。そして、前記ねじ受け孔が前記板状部の
根本部分近傍に形成されたことを特徴としている。
【0007】上記請求項1又は2の発明において、前記
板押さえには、前記保持部材のねじ受け孔に対応する部
分で且つ外表面側に、前記ねじの先端を受容する凹みが
形成されたことを特徴としている。
【0008】請求項4の発明は、上記請求項2の発明に
おいて、前記背板保持部に帯状の軟質樹脂材料製見付け
カバーを取り付けてなり、この見付けカバーが前記背板
保持部の背板保持溝に係合されるフック部を備え、この
フック部が略平面的に折り畳むことができるように形成
されたことを特徴としている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき詳述する。
【0010】図1は、本発明の実施の形態に係る組立ボ
ックス1の第1の組立工程を示す斜視図である。又、図
2は、同組立ボックス1の第2の組立工程を示す斜視図
である。又、図3は、同組立ボックス1の第3の組立工
程を示す斜視図である。
【0011】これらの図に示すように、本実施の形態に
係る組立ボックス1の最小単位は、上下一対の共通板ユ
ニット2,2と、左右一対の共通板ユニット3,3と、
これら各共通板ユニット2,3を着脱可能に連結する棒
状ジョイント部材5,6と、必要に応じて各共通板ユニ
ット2,3の背面側に取り付けられる背板7とで構成さ
れる。この最小単位の組立ボックスに、更に棒状ジョイ
ント部材4,5,6で共通板ユニット2,3等を継ぎ足
すことにより、所望の形状で且つ所望の大きさの組立ボ
ックス1を組み上げることができる。
【0012】図7〜図13に基づき、最小単位の組立ボ
ックスを構成する部品の詳細を説明する。
【0013】これらの図のうち、図7〜図8は、共通板
ユニット3の構成を示すものである。これらの図に示す
共通板ユニット3は、一対の略方形状の薄板8,8と、
これら薄板8,8の端縁を両側から保持する保持部材1
0,10と、これら保持部材10,10で保持されてい
ない一対の薄板8,8の端縁(図中上下の端縁)及び保
持部材10,10の端縁(図中上下の端縁)に係合され
る板押さえ11と、で構成されている。尚、共通板ユニ
ット3と共通板ユニット2は、基本的構造が同一であ
る。
【0014】このうち、保持部材10は、図9にその詳
細を示すように、略方形状の薄板8,8の端縁に係合さ
れるレール12を所定の間隔で一対備えた薄板保持部1
3と、この薄板保持部13から延びる弾性変形可能な板
状部14と、この板状部14の先端から二股に分岐し、
所定の間隔で背板保持溝15を一対備えた撓み変形可能
な背板保持部16と、前記板状部14の途中から分岐
し、前記薄板保持部13の幅方向寸法と略同一の幅方向
寸法で前記板状部14と略平行に延びる一対の幅板部1
7と、を備えている。ここで、レール12,12内には
薄板8,8の端縁が係合され、背板保持溝15,15内
には背板7,7の端縁が係合されるようになっている。
尚、この保持部材10は、塩化ビニル等の樹脂材料やア
ルミニウム等の弾性変形可能な金属材料を押出加工する
ことにより所望形状に形成されている。
【0015】板押さえ11は、図10に示すように、断
面略コ字形状に形成されており、一方の保持部材10の
幅板部17,17、一対の薄板8,8及び他方の保持部
材10の幅板部17,17の端縁にかけて係合されるよ
うな長さに形成されている(図8参照)。尚、この板押
さえ11は、前記保持部材10と同様に、塩化ビニル等
の樹脂材料やアルミニウム等の弾性変形可能な金属材料
を押出加工することにより所望形状に形成されている。
【0016】薄板8,8は、図7に示すように、紙圧縮
材,木材,石膏板,発砲材,アクリルや塩化ビニル等の
樹脂材料,化粧ベニヤ等で方形状に形成されている。
【0017】ここで、共通板ユニットは、図8に示す高
さ寸法Hの異なるものが複数種用意されており、この複
数種の共通板ユニット(2,3等)を適宜組み合わせて
組み上げることにより、所望の構造・形状の組立ボック
ス1にすることができる。ただし、少なくとも上下に配
置される共通板ユニット2,2は同一形状のものが用い
られる。又、左右に配置される共通板ユニット3,3は
同一形状のものが用いられる。即ち、共通板ユニット
2,3は、天板,底板,側板として適宜使用することが
できる。又、本実施の形態において、上下一対の共通板
ユニット2,2と左右一対の共通板ユニット3,3で最
小単位の組立ボックスが構成される。
【0018】図11〜図13は、棒状ジョイント部材
4,5,6の詳細を示すものである。
【0019】このうち、図11に示す第1の棒状ジョイ
ント部材4は、図3に示すように、共通板ユニット2,
18を略直角に連結する場合に使用されるものであり、
共通板ユニット2,18の端縁に係合される溝20,2
0が略直交するように2箇所形成されている。そして、
この棒状ジョイント部材4の溝を形成する板状部材21
の先端には、その溝20内側へ突出する爪22が形成さ
れている。そして、この爪22の内方の溝20内に共通
板ユニット2,18の板押さえ11が係合されるように
なっている。
【0020】図12に示す第2の棒状ジョイント部材5
は、図3に示すように、3枚の共通板ユニット2,2,
18を略T字状に連結する際に用いられるものであり、
共通板ユニット2,2,18の端縁に係合する溝23が
3方向にそれぞれ形成されており、その溝23を形成す
る板状部材24の先端に図11の棒状ジョイント部材4
と同様の爪25が形成されている。
【0021】図13に示す第3の棒状ジョイント部材6
は、4枚の共通板ユニット2,2,3,18を略十字状
に連結する際に用いられるものであり、共通板ユニット
2,2,3,18の端縁に係合する溝26が上下左右に
それぞれ形成されており、その溝26を形成する板状部
材27の先端に図11に示す棒状ジョイント部材4と同
様の爪28が形成されている。
【0022】尚、これら図11〜図13に示す第1〜第
3の棒状ジョイント部材4,5,6は、塩化ビニル等の
樹脂部材やアルミニウム等の弾性変形可能な金属材料を
押出加工することにより形成されている。又、これら第
1〜第3の棒状ジョイント部材4,5,6はその芯部が
空洞になっており、軽量化が図られている。
【0023】次に、上記のような構成部品の組立方法を
図1〜図3に基づき説明する。尚、図1〜図3は、上下
に2個づつ収納スペース30,31を備える組立ボック
ス1(図5参照)の組立工程を示すものである。
【0024】先ず、図1において、一対の共通板ユニッ
ト2,2の一方の端縁(外側の端縁)を第2の棒状ジョ
イント部材5,5の水平方向の溝23に係合し、一対の
共通板ユニット2,2の他方の端縁(内側の端縁)を第
3の棒状ジョイント部材6の水平方向の溝26,26に
係合する。即ち、一対の共有板ユニット2,2が第3の
棒状ジョイント部材6で連結されている。次いで、各棒
状ジョイント部材5,5,6の下方へ開口する溝23,
23,26を板状支持脚32,32,32の上縁部に係
合し、各溝23,26を形成する板状部材24,27の
爪25,28を板状支持脚32に形成した溝33に係合
する(図11〜13参照)。これにより、板状支持脚3
2,32,32に底板となる共通板ユニット2,2を各
棒状ジョイント5,5,6を介して固定することができ
た。
【0025】次に、図2において、各棒状ジョイント部
材5,5,6の上向きの溝23,23,26には、側板
となる共通板ユニット3,3,3の下端縁がそれぞれ係
合される。そして、側板となる各共通板ユニット3の背
面側に位置する背板保持溝15には、略方形状の背板7
の側端縁が係合され、更に、共通板ユニット2の背面側
に位置する背板保持溝15に背板7の下端縁が係合され
る(図9参照)。この際、図9に示す背板保持部16が
弾性変形可能に形成されているため、背板保持溝15と
背板7の係合を容易に行える。ここで、背板7は、紙圧
縮材,木材,石膏板,発砲材,アクリルや塩化ビニル等
の樹脂材料,化粧ベニヤ等で形成されている。
【0026】次に、図3において、第2の棒状ジョイン
ト部材5,5及び第3の棒状ジョイント部材6の下方の
溝23,23,26を側板として機能する共通板ユニッ
ト3,3,3の上端縁に係合する。次いで、天板となる
一対の共通板ユニット2,2を両側に一対配置した第2
の棒状ジョイント5,5の水平方向の溝23,23に係
合すると共に、第3の棒状ジョイント部材6の水平方向
の溝26,26に係合し、一対の共通板ユニット2,2
を共通板ユニット3,3,3に組み付ける。この際、共
通板ユニット2の背面側の背板保持部16を弾性変形さ
せて、背板7の上端縁に背板保持溝を係合する(図9参
照)。
【0027】次に、同図3において、第2の棒状ジョイ
ント部材5,5及び第3の棒状ジョイント部材6の上方
の溝23,23,26に上部側板となる共通板ユニット
18,18,18の下端縁をそれぞれ係合する。ここ
で、上部側板となる共通板ユニット18は、前記下部側
の側板となる共通板ユニット3よりも高さ寸法の小さな
種類のものである。そして、新たに組み付けられた共通
板ユニット18の背部の背板保持溝15に上部側背板3
4を係合すると共に、背板34の下端縁を共通板ユニッ
ト2の背面側の背板保持溝15に係合する。その後、一
対の第1の棒状ジョイント部材4,4の水平方向の溝2
0,20を一対の共通板ユニット2,2の側端縁に係合
し、一対の共通板ユニット2,2の対向する側端縁を第
2の棒状ジョイント部材5の水平方向の溝23,23に
それぞれ係合して、上部の天板となる一対の共通板ユニ
ット2,2を連結する。そして、一対の第1の棒状ジョ
イント部材4,4及び第2のジョイント部材5の下方の
溝20,20,23を上部側板となる共通板ユニット1
8,18,18の上端縁に係合する。この際、共通板ユ
ニット2,2の背面側の図示しない背板保持溝を背板3
4の上端縁に係合する。これにより、上下2層で2連の
組立ボックス1の骨組み部分が組み上げられる。
【0028】このようにして組み上げられた組立ボック
ス1の骨組み部分は、共通板ユニット2,3,18のフ
ロント側の背板保持部16が露出するため(図3参
照)、この背板保持部16の外観上の質感を向上する必
要がある。そのため、図4に示すように、露出する背板
保持部16には、着色や模様等が施された化粧テープ3
5と、透明の見付けカバー36とが取り付けられるよう
になっている。このうち、見付けカバー36は、図14
に示すように、断面略コ字形状に形成されると共に、開
口部の先端に内側へ突出する爪38が形成されており、
その長さが背板保持部16全体を覆う長さに形成されて
いる。そして、この見付けカバー36の溝37内には、
化粧テープ35が収容されると共に、共通板ユニット
2,3,18の背板保持部16が係合されるようになっ
ている。そして、背板保持部16の角部には見付けカバ
ー36の爪38が引っかかり、背板保持部16が見付け
カバー36の溝37内に確実に保持される。尚、見付け
カバー36を色つきや模様付きのものを使用すれば、化
粧テープ35を省略することができる。
【0029】次に、組立ボックス1の外観品質を向上す
るため、図4に示すように、両側の共通板ユニット3,
18の外側面に側部化粧板40を図外のねじで固定し、
上部の共通板ユニット2の上面に上部化粧板41が載置
される。尚、上部化粧板41は、上部の共通板ユニット
2にねじ等で固定するのが一般的であるが、固定せずに
使用してもよい。
【0030】又、図4に示すように、底板としての共通
板ユニット2のフロント側背板保持部16には巾木42
と軟質樹脂材料製の巾木かばー43が取り付けられるよ
うになっており、これら巾木42及び巾木カバー43で
組立ボックス1の下部の隙間を塞ぎ、外観品質を向上す
るようになっている。ここで、巾木42は、巾木カバー
43よりも幅寸法が小さくなるように形成されている。
又、巾木カバー43は、図15に示すように、背面側の
上端に保持部材10の背板保持溝15に係合する爪42
が形成されている。又、巾木カバー43の下方の少なく
とも2箇所には、爪49a,49bが形成されている。
そして、この爪49a,49bは、上端が保持部材10
の背板保持溝15に係合された巾木の下端を支持するよ
うになっている。ここで、爪49a,49bが複数形成
されいるため、寸法の異なる巾木42が使用される場合
でも対応できる。即ち、幅広の巾木42が使用される場
合には、上方の爪49aを切断して使用される。尚、巾
木42は、前記背板7と同様の材料で形成されている。
又、巾木カバー43は、ゴムや軟質樹脂材料で形成され
ており、表面に着色や模様等が施されている。
【0031】そして、図5に示すように、組立ボックス
1の側部化粧板40と上部化粧板41の係合部45に
は、両化粧板40,41の係合部45の露出とねじ止め
部分46の露出を防止し、組立ボックス1の外観品質を
向上するため、化粧用テープ47が貼り付けられる。
又、組立ボックス1の上部の収納スペース30内には、
引き出し48が収納されるようになっている。又、組立
ボックス1の下部の収納スペース31の開口部には、観
音開きができるように、一対の開閉板50がヒンジ51
を介してそれぞれ取り付けられるようになっている。そ
の結果、図6に示すような、外観品質に優れた組立ボッ
クス1が完成する。
【0032】図16及び図17は、引き出し48の詳細
を示すものである。この引き出し48は、これらの図に
示すように、前板52,背板53,一対の側板54及び
底板55と、前板52の背面側(内側面)に一対固定さ
れた第1のジョイント部材56A,56Aと、背板53
の両側端に固定された第2のジョイント部材56B,5
6Bと、で構成されている。
【0033】このうち、第1のジョイント部材56Aと
第2のジョイント部材56Bは、共に同一形状のジョイ
ント部材56であり、図18に示すように、基部57
と、この基部57から所定の間隔で突出する一対の板状
部材58,58とで、断面略F字形状になっており、一
対の板状部材58,58間の溝60内に側板54の端縁
を係合するようになっている。そして、このジョイント
部材56の背面側57Aが前板52の内側面に接着剤等
で固定され、ジョイント部材56の正面側57Bが背板
53の端部に接着剤等で固定されている。尚、一方の板
状部材58の内側面には爪61が突出形成されており、
この爪61が側板53に形成された爪保持溝62に係合
されるようになっている(図16参照)。又、ジョイン
ト部材56は、前記棒状ジョイント部材4,5,6と同
様の材料で形成されており、板状部材58が弾性変形で
きるようになっている。
【0034】そして、図16に示すように、前板52又
は背板53のいずれか一方のジョイント部材56の溝6
0内に側板54の一方の端縁を係合し、前板52又は背
板53のいずれか一方の内側面下部に形成された底板係
合溝63及び一対の側板54の内側面下部に形成された
底板係合溝64に底板55の端縁を係合する。次いで、
側板54の他方の端縁に前板52又は背板53のいずれ
か他方のジョイント部材56の溝60を係合すると共
に、前板52又は背板53のいずれか他方の内側面下部
に形成された底板係合溝63を底板55の端縁に係合す
ることにより、引き出し48が組み立てられる。
【0035】図19は、引き出し48が収納される部分
の詳細を示す図である。この図に示すように、側面側の
共通板ユニット18,18のフロント側端部に一対のボ
ール65,65が回転可能に取り付けられており、この
一対のボール65,65が収納スペース30内に僅かに
突出しており、その一対のボール65,65が引き出し
48の側面48aに転動するようになっている。そのた
め、図19(a)に示すように、引き出し48の側面4
8aの背面側端部に位置する凸部66がボール65に突
き当たらないように、引き出し48を僅かに斜めにして
収納スペース30内に挿入する。そして、引き出し48
を収納スペース30内に収納した後は、引き出し48を
所定量引き出すと、図19(b)に示すように、引き出
し48の背面側端部の凸部66がボール65に当接し
て、引き出し48の移動がそのボール65で阻止される
ため、引き出し48が収納スペース30内から抜け落ち
ることがない。尚、上記引き出し48の凸部66は背板
53に固定されたジョイント部材56の板状部材58で
あり、この板状部材58が引き出し48の側板54の外
側に出っ張っている。即ち、ジョイント部材56を凸部
66として機能させているが、これに限られず、別途凸
部66となり得る突起を固定するようにしてもよい。
【0036】以上のように構成された組立ボックス1及
び引き出し48は、組立の工程と逆の工程を辿ることに
より、比較的容易に分解することができ、分解された各
パーツを再度利用することができる。
【0037】以上のように、本実施の形態に係る組立ボ
ックス1は、容易に組立・分解でき、しかも各パーツが
共通化されて、各パーツの種類が少なくてすむため、各
パーツの管理が容易になると共に、組立ボックス1のパ
ーツ費用の低廉化を図ることができる。
【0038】又、本実施の形態において、組立ボックス
1は、共通板ユニット2,3,18と棒状ジョイント部
材4,5,6の組み合わせを適宜変更すれば、形状及び
大きさの異なる様々な組立ボックス1を組み立てること
ができる。
【0039】又、本実施の形態において、組立ボックス
1及びその収納スペース30内に収容される内蔵組立ボ
ックスとしての引き出し48が、容易に組立・分解がで
きるので、使用後に再度分解・組立を行って再使用する
ことができるため、資源の有効利用を図ることができ
る。
【0040】尚、上記実施の形態は、上下に2個ずつの
収納スペース30,31を形成する組立ボックス1を例
示したが、これに限られず、一個の収納スペースのみを
形成する組立ボックスとしてもよく、又、より多くの収
納スペースを持つ組立ボックスとしてもよい。
【0041】[共通板ユニットの他の実施の形態]図2
0〜図21は、図9に示す保持部材10の他の実施の形
態を示すものである。この図20〜図21に示す保持部
材10は、薄板保持部13にねじ受け部分が形成されて
いる。この保持部材10の薄板保持部13は、板状部1
4の端部から二股に分岐する幅板部分70,70と、板
状部14の根本部分14a近傍から幅板部分70,70
の間に突出する第1のねじ受け部分71とを備えてい
る。そして、この第1のねじ受け部分71には、幅板部
分70側へ向かって突出する突起72,72が形成され
ると共に、ねじ受け孔73が形成されている。このう
ち、突起72と前記幅板部分70との間には、薄板8の
端縁が係合されるレール74が形成されるようになって
いる。なお、突起72の先端には、薄板8の係合を容易
にするため、R面取りが施されている。
【0042】また、板状部14から二股に分岐する幅板
部17,17の根本部分(分岐部分)の背板保持部16
側の部分(図20中左側部分)には、第2のねじ受け部
分75が形成されている。そして、この第2のねじ受け
部分75には、ねじ受け孔76が形成されている。ここ
で、第1及び第2のねじ受け部分71,75は、保持部
材10の他の部分の肉厚とほぼ同一となるように、その
肉厚が形成されており、その外径形状がねじ受け孔7
3,76の形状に沿うように略円弧形状に形成されてい
る。
【0043】なお、第1のねじ受け部分71が幅板部分
70,70の間に位置するように形成され、また、第2
のねじ受け部分75が幅板部17,17の根本部分の背
板保持部16側の部分に形成されることにより、薄板保
持部13と幅板部17との間に図示しない組み付け用部
材を収容するための十分なスペース77,77を確保す
ることができる。また、板状部14の撓み変形を十分に
許容でき、背板保持部16の背板保持溝15に背板7を
係合する作業が容易になる。
【0044】図22〜図23は、図10に示す板押さえ
11の他の実施の形態を示すものである。この図22〜
図23に示すように、板押さえ11は、上述の保持部材
10に係合される第1の凹部78と、ねじ80の頭81
を収容する第2の凹部82とが形成されている。そし
て、第2の凹部82には、保持部材のねじ受け孔73,
76に対応する位置に略V字形状の溝(凹み)83が形
成されている。その結果、ねじ80を板押さえ11を介
して保持部材10のねじ受け孔73,76にねじ込む際
に、溝83を目印として使用できると共に、ねじ80の
鋭利な先端を溝83で受けることができ、ねじ80をね
じ込み易くすることができる。
【0045】なお、ねじ80は、板押さえ11に孔(図
示せず)をあけながら保持部材10のねじ受け孔73,
76にねじ込まれ、ねじ受け穴73,76にねじ溝を切
りながら係合することになる。
【0046】これにより、板押さえ11をねじ80で保
持部材10に締め付け固定することができ、板押さえ1
1が保持部材10や薄板8から浮き上がるのを防止で
き、共通板ユニット3の外形寸法を高精度にすることが
できる。また、板押さえ11を保持部材10にねじ80
で締め付け固定することにより、保持部材10と薄板8
のずれ動きが規制され、剛性が増すことになる。また、
ねじ80の頭81が第2の凹部82に収容されて出っ張
ることがなく、ねじ80の頭81が他部材に引っかかり
にくくなっている。そのため、共通板ユニット3の外形
寸法がねじ80の頭81の寸法精度による悪影響をうけ
ることがなく、また、組立ボックス1の組立作業が容易
化する。
【0047】ここで、上述の実施の形態において、ねじ
受け孔73とねじ受け孔76を2箇所形成するようにな
っているが、いずれか一方だけを形成するようにしても
よい。また、必要に応じて、2箇所以上のねじ受け孔を
形成するようにしてもよい。また、上述の実施の形態に
おいて、略V字形状の溝83を板押さえ11の第2の凹
部(外表面)82に形成する態様を例示したが、溝83
の代わりに、ねじ80の先端に係合するような凹みをね
じ受け孔73,76に対応するように形成してもよい。
【0048】[見付けカバーの他の実施の形態]図24
〜図25は、図14に示す見付けカバー36の他の実施
の形態を示すものである。この図24〜図25に示す見
付けカバー36は、軟質樹脂材料で形成されており、保
持部材10の背板保持部16の背板保持溝15に係合さ
れる一対のフック部84が形成されている。この見付け
カバー36のフック部84は、平面部85に対して重ね
られるように、すなわち、ほぼ平面的に折り畳まれるよ
うに略円弧形状に形成されている。
【0049】このような構成の見付けカバー36によれ
ば、見付けカバー36同士がクロスして重ねられるよう
な場合、重なり合う部分を平面的に折り畳めばよく、重
なり合う部分を切り取る必要がなくなり、組立ボックス
1の組立工数を削減することができ、組立ボックス1を
組立時間を短縮することができる。なお、図14に示す
見付けカバー36の場合には、重なり合う部分を適宜切
り取る必要がある。
【0050】
【発明の効果】以上のように、本発明の組立ボックス
は、組立ボックスを構成する共通板ユニットと棒状ジョ
イント部材を複数種用意しておき、これら共通板ユニッ
トと棒状ジョイント部材を適宜着脱可能に連結すれば、
多数の形態の組立ボックスを形成することができる。即
ち、本発明によれば、予め、複数種の組立ボックスを用
意することなく、共通化した共通板ユニットと棒状ジョ
イント部材を複数種揃えておけばよく、部品点数を削減
でき、部品管理が容易になり、組立ボックスの低廉化を
図ることが可能になる。
【0051】又、本発明は、共通板ユニットの保持部材
にねじ受け孔が形成され、この保持部材に係合される板
押さえが前記ねじ受け孔にねじ込まれるねじによって締
め付け固定されるようになっているため、板押さえが保
持部材から浮き上がるようなことがなく、共通板ユニッ
トの外形寸法精度を高精度化することができ、組立ボッ
クスの組立が容易化すると共に、組立ボックスの全体の
形状精度を高精度することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す組立ボックスの第1
の組立工程図である。
【図2】同組立ボックスの第2の組立工程図である。
【図3】同組立ボックスの第3の組立工程図である。
【図4】同組立ボックスの第4の組立工程図である。
【図5】同組立ボックスの第5の組立工程図である。
【図6】同組立ボックスの外観斜視図である。
【図7】本発明の実施の形態に係る共通板ユニットの分
解斜視図である。
【図8】同共通板ユニットの外観斜視図である。
【図9】同保持部材を示す図である。図9(a)は保持
部材の平面図であり、図9(b)は保持部材の外観斜視
図である。
【図10】同板押さえを示す図である。図10(a)は
板押さえの正面図であり、図10(b)は板押さえの外
観斜視図である。
【図11】同第1の棒状ジョイント部材を示す図であ
る。図11(a)は第1の棒状ジョイント部材の断面図
であり、図11(b)は第1の棒状ジョイント部材の外
観斜視図である。
【図12】同第2の棒状ジョイント部材を示す図であ
る。図12(a)は第2の棒状ジョイント部材の断面図
であり、図12(b)は第2の棒状ジョイント部材の外
観斜視図である。
【図13】同第3の棒状ジョイント部材を示す図であ
る。図13(a)は第3の棒状ジョイント部材の断面図
であり、図13(b)は第3の棒状ジョイント部材の外
観斜視図である。
【図14】同見付けカバーを示す図である。図14
(a)は見付けカバーの断面図であり、図14(b)は
見付けカバーの外観斜視図である。
【図15】同巾木カバーを示す図である。図15(a)
は巾木カバーの断面図であり、図15(b)は巾木カバ
ーの外観斜視図である。
【図16】同引き出しの分解斜視図である。
【図17】同引き出しの外観斜視図である。
【図18】同ジョイント部材を示す図である。図18
(a)はジョイント部材の断面図であり、図18(b)
はジョイント部材の外観斜視図である。
【図19】引き出しの収納部分の詳細図である。図19
(a)は引き出しの挿入状態を説明する図であり、図1
9(b)は引き出しを引き出した状態を説明する図であ
る。
【図20】本発明の他の実施の形態に係る保持部材の平
面図である。
【図21】同保持部材の外観斜視図である。
【図22】本発明の他の実施の形態に係る板押さえの正
面図である。
【図23】同板押さえの外観斜視図である。
【図24】本発明の他の実施の形態に係る見付けカバー
の正面図(図25のX1方向から見た図)である。
【図25】同見付けカバーの外観斜視図である。
【符号の説明】
1……組立ボックス、2,3,18……共通板ユニッ
ト、4……第1の棒状ジョイント部材、5……第2の棒
状ジョイント部材、6……第3の棒状ジョイント部材、
8……薄板、10……保持部材、11……板押さえ、1
2……レール、13……薄板保持部、14……板状部、
15……背板保持溝、16……背板保持部、36……見
付けカバー、73,76……ねじ受け孔、74……レー
ル、83……溝(凹み)、84……フック部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 共通板ユニットを上下に対向するように
    一対配置すると共に、共通板ユニットを左右に対向する
    ように一対配置し、これら各共通板ユニットの端部を棒
    状ジョイント部材で着脱可能に連結して、収納スペース
    を形成する組立ボックスであって、 前記共通板ユニットが、 一対の略方形状の薄板を所定の間隔で対向させて配置
    し、 これら一対の薄板の対象位置にある端縁を一対の保持部
    材でそれぞれ保持し、 これら保持部材によって保持されていない前記一対の薄
    板の他の端縁及び保持部材の端縁に、断面略コ字形状の
    板押さえをそれぞれ係合してなり、 前記保持部材には前記板押さえとの係合部分に少なくと
    も1箇所のねじ受け孔が形成され、 このねじ受け孔にねじ込まれるねじによって前記板押さ
    えが前記保持部材に締め付け固定されることを特徴とす
    る組立ボックス。
  2. 【請求項2】 前記保持部材が、 前記薄板の端縁に係合する一対のレールを所定の間隔で
    形成してある薄板保持部と、 この薄板保持部から延びる弾性変形可能な板状部と、 この板状部の先端から分岐し、背板保持溝を有する撓み
    変形可能な一対の背板保持部と、を備え前記ねじ受け孔
    が前記板状部の根本部分近傍に形成されたことを特徴と
    する請求項1記載の組立ボックス。
  3. 【請求項3】 前記板押さえには、前記保持部材のねじ
    受け孔に対応する部分で且つ外表面側に、前記ねじの先
    端を受容する凹みが形成されたことを特徴とする請求項
    1又は2記載の組立ボックス。
  4. 【請求項4】 前記背板保持部に帯状の軟質樹脂材料製
    見付けカバーを取り付けてなり、この見付けカバーが前
    記背板保持部の背板保持溝に係合されるフック部を備
    え、このフック部が略平面的に折り畳むことができるよ
    うに形成されたことを特徴とする請求項2記載の組立ボ
    ックス。
JP2000335936A 2000-11-02 2000-11-02 組立ボックス Pending JP2002136359A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000335936A JP2002136359A (ja) 2000-11-02 2000-11-02 組立ボックス

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000335936A JP2002136359A (ja) 2000-11-02 2000-11-02 組立ボックス

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002136359A true JP2002136359A (ja) 2002-05-14

Family

ID=18811599

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000335936A Pending JP2002136359A (ja) 2000-11-02 2000-11-02 組立ボックス

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002136359A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102185535B1 (ko) * 2020-05-11 2020-12-02 주식회사 레오퍼니쳐 서랍장 구조재
KR102413655B1 (ko) * 2021-12-03 2022-06-27 주식회사 레오퍼니쳐 가구용 조립식 서랍

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102185535B1 (ko) * 2020-05-11 2020-12-02 주식회사 레오퍼니쳐 서랍장 구조재
KR102413655B1 (ko) * 2021-12-03 2022-06-27 주식회사 레오퍼니쳐 가구용 조립식 서랍

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8414092B2 (en) Storage and organization system with stackable shells
US5707125A (en) Wall-mounted storage cabinet
US4577444A (en) Changeable wall panel structure
US7419126B2 (en) Bracket
JPH0552203B2 (ja)
JP2002136359A (ja) 組立ボックス
JP2000152832A (ja) 組立ボックス
JP2006183449A (ja) 壁面部材およびそれを用いた壁面構造
US20160073794A1 (en) Modular display unit
US5794372A (en) Picture frame molding
JP2022126597A (ja) 取り付けアクセサリ付きパズルケース
US20050277093A1 (en) Furniture template
US20040145283A1 (en) Assembly method and device for snap together modular elements
JP3118627B2 (ja) 隅部収納構造
JP4227669B2 (ja) ジグソーパズル用額縁
JPS634098Y2 (ja)
JP6892959B1 (ja) 仕切板付き天板
JP7237521B2 (ja) スタンドパネル
KR102320429B1 (ko) 회전형 조립식 테이블
KR20180109196A (ko) 조립식 수납장치
JPS6227692Y2 (ja)
JPH0810056A (ja) 区分棚
JPS6124137Y2 (ja)
JP2022101017A (ja) 壁止め用固定ベースおよび壁面家具構造
JP2604646Y2 (ja) 組立式家具およびその部品の梱包構造