JP2002136169A - 回転電機の駆動回路 - Google Patents

回転電機の駆動回路

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 昇圧回路を構成するための素子を小容量のも
ので済ませる一方、複合電流を流すために必要な電圧ピ
ーク値が大きくなったときにはこの昇圧回路により適切
に昇圧することで高電圧の直流電源を不要とする。 【解決手段】 主にモータとして使用される第1回転電
機に対する制御電流と主にジェネレータとして使用され
る第2回転電機に対する制御電流とを複合して得られる
複合電流を、直流電源(24)に接続された単一のイン
バータ(23)によって前記2つの回転電機に供給する
回転電機の駆動回路であって、前記第1回転電機を力行
させるための制御電流と前記第2回転電機を発電させる
ための制御電流とが互いに相殺し合う位置に昇圧回路
(31)を配設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は回転電機の駆動回
路に関する。
【0002】
【従来の技術】複数の回転電機の回転を単一のインバー
タで制御することにより、インバータにおけるスイッチ
ング損失等を低減するようにした回転電機システムを既
に提案している(特開平11−275826号公報、特
願平11−273303号、同274874号、同35
1613号等参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な回転電機システムでは、複数の回転電機に対する制御
電流を複合して得られる複合電流をインバータから供給
する必要があり、この複合電流を図10に示すような一
般的なインバータで供給するには、電源に高い電圧が要
求されるという問題がある。
【0004】このため、インバータ回路中に昇圧回路を
設ける対策が考えられるが、配置場所を適切に選択しな
いと、昇圧回路に大きな電流が流れることになり、昇圧
回路の素子の容量を大きくする必要が生じる。
【0005】そこで本発明は、主にモータとして使用さ
れる第1回転電機に対する制御電流と主にジェネレータ
として使用される第2回転電機に対する制御電流とを複
合して得られる複合電流を、直流電源に接続された単一
のインバータによって前記2つの回転電機に供給するよ
うにしたものを対象として、第1回転電機を力行させる
ための制御電流と前記第2回転電機を発電させるための
制御電流とが互いに相殺し合う位置に昇圧回路を配設す
ることにより、昇圧回路を構成するための素子を小容量
のもので済ませる一方、複合電流を流すために必要な電
圧ピーク値が大きくなったときにはこの昇圧回路により
適切に昇圧することで高電圧の直流電源を不要とするこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、主にモー
タとして使用される第1回転電機に対する制御電流と主
にジェネレータとして使用される第2回転電機へ制御電
流に対する制御電流とを複合して得られる複合電流を、
直流電源に接続された単一のインバータによって前記2
つの回転電機に供給する回転電機の駆動回路であって、
前記第1回転電機を力行させるための制御電流と前記第
2回転電機を発電させるための制御電流とが互いに相殺
し合う位置に昇圧回路を配設する。
【0007】第2の発明では、第1の発明において前記
インバータを複数(たとえば2つ)のスイッチング回路
群の並列配置で構成する場合に、各回路群毎に前記昇圧
回路を配設する。
【0008】第3の発明では、第1または第2の発明に
おいて前記昇圧回路の配設位置が前記直流電源と前記イ
ンバータの間である。
【0009】第4の発明では、第1から第3までのいず
れか一つの発明において前記昇圧回路と直流電源の間に
大電力域または大電流域で飽和する過飽和インダクタン
スを有する素子(たとえばコイル)を介装する。
【0010】第5の発明では、第1から第4までのいず
れか一つの発明において前記昇圧回路を、直流電圧のプ
ラス側スイッチング用パワーデバイスおよびマイナス側
スイッチング用パワーデバイスと、これら各スイッチン
グ用パワーデバイスに逆並列に接続されるダイオード
と、2つのスイッチング用パワーデバイス32、33の
両端に接続されるコンデンサとから構成し、前記インバ
ータに印加される直流電圧が要求直流電圧より高いと
き、前記マイナス側スイッチングデバイスを停止させた
状態で前記プラス側スイッチングデバイスのみを所定の
デューティー値で動作させる。
【0011】第6の発明では、第1から第4までのいず
れか一つの発明において前記昇圧回路を、直流電圧のプ
ラス側スイッチング用パワーデバイスおよびマイナス側
スイッチング用パワーデバイスと、これら各スイッチン
グ用パワーデバイスに逆並列に接続されるダイオード
と、2つのスイッチング用パワーデバイス32、33の
両端に接続されるコンデンサとから構成し、前記インバ
ータに印加される直流電圧が要求直流電圧より低いと
き、前記プラス側スイッチングテバイスを停止させた状
態で前記マイナス側スイッチングデバイスのみを所定の
デューティー値で動作させる。
【0012】
【発明の効果】第1回転電機を力行させるための制御電
流と第2回転電機を発電させるための制御電流とが互い
に相殺し合う位置は通過電力の小さい場所であり、この
通過電力の小さい場所に昇圧回路を設置することにした
第1、第3の発明によれば、昇圧回路を構成するための
素子(たとえはパワーデバイス)を小容量のもので済ま
せることができる。
【0013】また、複合電流を流すために必要な電圧ピ
ーク値が大きくなっても昇圧回路により適切に昇圧する
ことで、電源電圧に左右されることなく複合モータを駆
動できるため、複合電流の電圧のピーク値に合わせて電
源電圧を高く保つ必要がない。
【0014】また、回転電機のコイルに発生する逆起電
力が電源電圧に達するような高回転速度領域では・逆起
電力を抑制するための弱め界磁制御を行う必要が生じ、
この弱め界磁制御のために流す電流によってもモータ損
失およびインバータ損失が発生するのであるが、第1、
第3の発明によれば、電源電圧が低くてもインバータヘ
の印加電圧を高くできるので、弱め界磁制御のために流
す電流を低減したり、弱め界磁制御を実行する回転速度
領域をより高回転速度側としたりすることが可能とな
り、モータ損失やインバータ損失を低減できる。
【0015】第2、第3の発明によれば、いずれかの昇
圧回路が破損した場合に、残りの昇圧回路だけでも2つ
の回転電機の運転が可能である。
【0016】第4の発明によれば、小容量の素子からな
る昇圧回路に合わせて過飽和インダクタンスを有する素
子についても比較的小さな電流で飽和するもので済ます
ことができる。
【0017】第5、第6の発明によれば、2つのスイッ
チング用パワーデバイスがともに導通していることが無
いので、スイッチング用パワーデバイスの耐久性が増
す。
【0018】
【発明の実施の形態】図1には2つの回転電機からなり
ステータを共用する複合モータ1の概略断面図を示す。
図示のものは、円筒状のステータ2の外側と内側に所定
のギャップをおいてロータ3、4を配置し(3層構
造)、外側と内側の各ロータ3、4を全体を被覆する外
枠5(図2参照)に対して回転可能にかつ同軸に設けた
ものである。
【0019】具体的に説明すると、内側ロータ4は90
度毎にS極とN極が入れ替わるように配置した4個の永
久磁石を備えており、外側ロータ3は45度毎にS極と
N極が入れ替わるように配置した8個の永久磁石を備え
ている。
【0020】ステータ2は、内側ロータ4の1磁極当た
り3個のコイル6で構成され、合計12個(=3×4)
のコイル6が同一の円周上に等分に配置されている。な
お、12個のコイルは番号1〜6と〜で区別してお
り、この場合に6番目のコイルという意味でコイル6、
が出てくる。上記のコイル全体を称していう場合の表
現である6と紛らわしいが、意味するところは異なって
いる。
【0021】これら12個のコイルには、内側ロータ4
に対する回転磁場を発生させる電流(6相交流)を流す
ため、60度ずつ位相のずれた制御電流(Ii(0)、
Ii(60)、Ii(120)、Ii(180)、Ii
(240)、Ii(300))が設定される。同様にし
て、外側ロータ3に対する回転磁場を発生させる電流
(3相交流)を流すため、120度ずつ位相のずれた制
御電流(Ii(0)、Ii(120)、Ii(24
0))が設定される。これらの結果、12のコイルに対
して以下のような複合電流が流される。
【0022】 I1=Ii(0)+Io(0) I2=Ii(60)+Io(120) I3=Ii(120)+Io(240) I4=Ii(180)+Io(0) I5=Ii(240)+Io(120) I6=Ii(300)+Io(240) I=Ii(0)+Io(0) I=Ii(60)+Io(120) I=Ii(120)+Io(240) I=Ii(180)+Io(0) I=Ii(240)+Io(120) I=Ii(300)+Io(240) 上式から明らかなように、コイル1に流される複合電流
I1とコイルに流される複合電流Iは同一の電流で
あり、同様に、I2=I、I3=I、I4=I、
I5=I、I6=Iである。
【0023】このように複合電流の電流設定を行うと、
単一のコイルでありながら、内側ロータ4に対する回転
磁場と外側ロータ3に対する回転磁場との2つの磁場が
同時に発生し、これにより内側ロータ4とステータから
なる回転電機(第1回転電機)と外側ロータ3とステー
タからなる回転電機(第2回転電機)とが互いに独立に
制御される。すなわち、内側ロータ4の磁石は外側ロー
タ3に対する回転磁場により回転力を与えられることが
なく、また外側ロータ3の磁石が内側ロータ4に対する
回転磁場により回転力を与えられることもない。この原
理については特開平11−275826号公報で説明し
た通りである。
【0024】上記Ii(0)〜Ii(300)の電流設
定は内側ロータ4の回転位相に同期して、また上記Io
(0)〜Io(240)の電流設定は外側ロータ3の回
転位相に同期してそれぞれ行う。トルクの方向に対して
位相の進み遅れを設定するが、これは同期モータに対す
る場合と同じである。
【0025】図2は図1に示した複合モータ1を対象と
する制御システム図である。
【0026】上記複合電流を12個のステータコイルに
供給するため、バッテリ24からの直流電流を交流電流
に変換するインバータ23を備える。このインバータ2
3は図3に詳細を示したように、通常の三相ブリッジ型
インバータを6相にしたものと同じで、12個のトラン
ジスタとこのトランジスタと同数のダイオードから構成
されている。
【0027】なお、同一の電流が流される2個のコイル
(例えばコイル1とコイル)とを直列に接続すること
が可能であるため、コイル数の半分の6相インバータを
使用している。
【0028】インバータ23の各ゲート(トランジスタ
のベース)に与えるON、OFF信号はPWM信号であ
る。各ロータ3、4を同期回転させるため、各ロータ
3、4の位相を検出する回転角センサ6、7が設けら
れ、これらセンサ6、7からの信号が入力されるモータ
コントロールモジュール22では外側ロータ3、内側ロ
ータ4に対する目標トルク(正負あり)のデータ(目標
トルク指令)に基づいてPWM信号を発生させる。
【0029】図2に示したように、複合モータ1はエン
ジン11と組み合わせて用いられる。すなわち、外側ロ
ータ3がエンジン11の出力軸12に直結され、これに
対して内側ロータ4は駆動軸13に直結される。駆動軸
13はさらに減速機構14を介して車両の駆動輪15に
接続される。
【0030】なお、内側ロータ4を備える第1回転電機
をモータとして、外側ロータ3を備える第2回転電機を
ジェネレータとして主に運転する。このとき、バッテリ
24から持ち出される電力は、第1回転電機で消費され
る電力(車両駆動出力)と第2回転電機で発電される電
力との差分だけになる。
【0031】総合コントロールモジュール21では、ア
クセル開度センサ27の出力信号から得たアクセル開度
APSと車速センサ28の出力信号から得た車速VSP
とに基づき、図4に示すような制御マップから車両の目
標駆動トルクTO(駆動軸13σ)目標トルク)を算出
し、この算出した目標駆動トルクTOと駆動軸13の回
転速度Nm(車速VSP、駆動輪15の半径、減速機構
14の減速比から算出する)との積が示す車両駆動出力
とほぼ等しい出力を最高の燃費効率でエンジンが発生す
る運転点(目標エンジン回転速度Ne、目標エンジント
ルクTe)を図5に示すような制御マップから算出す
る。
【0032】ここで、外側ロータ3はエンジン11の出
力軸12に直結されているので、第2回転電機の目標回
転速度をNg、目標トルクをTgとすれば、これら目標
回転速度Ngと目標トルクTgはそれぞれ目標エンジン
回転速度Ne、目標エンジントルクTeに等しい。ま
た、第2回転電機による発電電力はエンジン11の出力
とほぼ等しくなる。同様にして第1回転電機の目標トル
クをTmとすれば、目標トルクTmは目標駆動トルクT
Oに等しい。
【0033】このようにして統合コントロールモジュー
ル21により第1回転電機の目標トルクTmと第2回転
電機の目標回転速度Ng、目標トルクTgが決定された
後は、モータコントロールモジュール22が次の制御を
行う。すなわち、モータコントロールモジュール22で
は周知の電流ベクトル制御によって回転電機毎にd軸電
流とq軸電流の指令値を決定する。一方、電流センサ2
9の検出信号、内側ロータ回転角センサ6の出力信号、
外側ロータ回転角センサ7の出力信号から実際のd軸電
流とq軸電流とを算出し、この実d軸電流と実q軸電流
を指令値に一致させるための補正値を演算し、この補正
値に対して2−3相座標変換を行うことで回転電機毎の
3相交流の電圧指令値を生成する。これら回転電機毎の
電圧指令値を複合して複合電圧指令値を生成し、この複
合電圧指令値とキャリア信号とからPWM信号を生成
し、このPWM信号をインバータ23へ送る。
【0034】一方、エンジンコントロールモジュール2
5では、エンジンの回転速度とトルクが目標回転速度N
eと目標エンジントルクTeに一致するよう吸入空気量
や燃料噴射量、点火時期等を制御する。
【0035】図3に示したようにバッテリ(直流電源)
24とインバータ23の間には昇圧回路31が介装され
る。この昇圧回路31が配設される位置は内側ロータ4
を備える第1回転電機を力行させるための制御電流と外
側ロータ3を備える第2回転電機を発電させるための制
御電流とが互いに相殺し合う位置である。
【0036】昇圧回路31は、図6に示したように、直
流電圧のプラス側スイッチング用パワーデバイス(たと
えばNPNトランジスタ)32およびマイナス側スイッ
チング用パワーデバイス33と、これら各スイッチング
用パワーデバイス32、33に逆並列に接続されるダイ
オード34、35と、直列接続された2つのスイッチン
グ用パワーデバイス32、33の両端に接続されるコン
デンサ36とからなり、バッテリ24のプラス側がコイ
ル37を介して2つのスイッチング用パワーデバイス3
2、33の接続点に、またバッテリ24のマイナス側が
マイナス側スイッチング用パワーデバイス32のエミッ
タに接続されている。
【0037】2つのスイッチング用パワーデバイス3
2、33に与えるON、OFF信号はPWM信号であ
る。インバータ23に印加する直流電圧を要求直流電圧
(複合電圧指令値のピーク値をカバーできるように決定
される)へと上昇させるため、バッテリ24の電圧を検
出する手段42、バッテリ24の電流を検出する手段4
3、インバータ23に印加する直流電圧を検出する手段
44が設けられ、これら検出手段42、43、44から
の信号が入力される昇圧コントローラ41では検出手段
44により検出されるインバータ23の直流電圧が要求
直流電圧となるように2つのスイッチング用パワーデバ
イス32、33に与えるPWM信号のデューティ値を制
御する。たとえば、2つのスイッチング用パワーデバイ
ス32、33がともに導通していることがないように、
インバータ23の直流電圧が要求直流電圧としてのDC
電圧指令値(図7参照)より高いときには、プラス側ス
イッチング用パワーデバイス32のみを所定のデューテ
ィ値で動作させ(マイナス側スイッチング用パワーデバ
イス33は停止)、この逆にインバータ23の直流電圧
が要求直流電圧より低いときには、マイナス側スイッチ
ング用パワーデバイス33のみを所定のデューティ値で
動作させる(プラス側スイッチング用パワーデバイス3
2は停止)。
【0038】バッテリ24のプラス側に接続される上記
のコイル37は大電力域または大電流域で飽和する過飽
和インダクタンスを有する素子である。
【0039】図7は昇圧コントローラ41の制御ブロッ
ク図である。昇圧コントローラ41は、要求直流電圧と
してのDC電圧指令値を受けてDC目標電圧に加工する
DC電圧指令値加工部51、力行モード(図では「力行
時」で略記)であるのか回生モード(図では「回生時」
で略記)であるのかを判定する判定部52、この判定部
52の判定結果およびDC目標電圧に基づいて力行モー
ド、回生モードでの電圧目標値を生成する電圧目標値生
成部53、この各モードでの電圧目標値が得られるよう
にPI制御を行うPI制御部54、55、これらPI制
御部54、55からの電圧指令値を所定の範囲に制限す
るリミッタ56、57からなる。
【0040】なお、判定部52では、モータとして運転
されている回転電機の消費電力が、ジェネレータとして
運転されている回転電機の発電電力より大きい場合等、
バッテリ24からの電力が持ち出される運転状態である
ときに力行モードであると判定し、この反対に、ジェネ
レータとして運転されている回転電機の発電電力が、モ
ータとして運転されている回転電機の消費電力より大き
い場合等、バッテリ24へ電力が返される運転状態であ
るときに回生モードであると判定している。
【0041】このようにして昇圧コントローラ41で決
定された電圧指令値(デューティ信号)に応じて昇圧回
路31のスイッチング用パワーデバイス32、33がO
N、OFFされる。
【0042】ここで、本実施形態の作用を説明する。こ
こでは、内側ロータ4を備える第1回転電機をモータと
して、外側ロータ3を備える第2回転電機をジェネレー
タとして運転している場合を考える。このとき、昇圧回
路31が配設されている位置(バッテリ24とインバー
タ23のスイッチング回路との間の直流母線上)には、
内側ロータ4を備える第1回転電機の出力と外側ロータ
3を備える第2回転電機の発電電力との差に相当する電
流しか流れない。よって、昇圧回路31を構成するスイ
ッチング用パワーデバイス32、33、ダイオード3
4、35の各素子を小容量のもので構成することができ
る。
【0043】また、小容量の素子からなる昇圧回路31
に合わせて過飽和インダクタンスを有する素子としての
コイル37も比較的小さな電流で飽和するもので済ます
ことができる。
【0044】図8、図9は第2実施形態のインバータ、
昇圧回路の各概略構成図で、それぞれ第1実施形態の図
3、図6に対応する。
【0045】第1実施形態では、単一のステータに接続
するインバータが6相の場合であったが、第2実施形態
はこの倍の12相でインバータを構成する場合に、この
12相のインバータ61を2つのスイッチング回路群6
2A、62Bに分け、各回路群62A、62B毎に昇圧
回路71A、71Bを設けたものである。
【0046】ただし、各昇圧回路や電圧、電流検出手段
の基本的構成は第1実施形態と変わりがない。すなわ
ち、一方の昇圧回路71Aは、2つのスイッチング用パ
ワーデバイス72A、73Aと、2つのダイオード74
A、75Aと、コンデンサ76Aとから、また他方の昇
圧回路72Bは、2つのスイッチング用パワーデバイス
72B、73Bと、2つのダイオード74B、75B
と、コンデンサ76Bとからなる。
【0047】6相スイッチング回路群62A、62Bの
各直流電圧を検出する手段83A、83Bからの信号
が、バッテリ24から昇圧回路71A、71Bに流れる
各電流、を検出する手段82A、82B、バッテリ24
の電圧を検出する手段42からの信号とともに入力され
る昇圧コントローラ81では、検出手段83Aにより検
出される直流電圧が要求直流電圧となるように2つのス
イッチング用パワーデバイス72A、73Aに与えるP
WM信号のデューティ値を制御することにより、6相ス
イッチング回路群62Aに印加する電圧を目標値へと昇
圧する。同様にして、検出手段83Bにより検出される
直流電圧が要求直流電圧となるように2つのスイッチン
グ用パワーデバイス72B、73Bに与えるPWM信号
のデューティ値を制御することにより、6相スイッチン
グ回路群62Bに印加する電圧を目標値へと昇圧する。
つまり、第2実施形態は6相スイッチング回路群62
A、62B毎に独立に制御するものである。
【0048】第2実施形態では、第1実施形態と同様の
作用効果が生じるほか、次の効果を生じる。すなわち、
2つの昇圧回路71A、71Bが並列に設置されること
になっているので、どちらか一方の昇圧回路が破損した
場合に、残りの昇圧回路およびこの残りの昇圧回路に接
続されている6相スイッチング回路群とを用いることに
より、複合モータの運転が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】複合モータの概略断面図。
【図2】制御システム図。
【図3】インバータとステータコイルの結線図。
【図4】目標駆動トルクの特性図。
【図5】車両駆動出力とほぼ等しい出力を最高の燃費効
率でエンジンが発生するときの目標エンジン回転速度お
よび目標エンジントルクの特性図。
【図6】昇圧回路の概略構成図。
【図7】昇圧コントロールの制御ブロック図。
【図8】第2実施形態の12相インバータの概略構成
図。
【図9】第2実施形態の昇圧回路の概略構成図。
【図10】一般的なインバータの構成図。 1 複合モータ 2 ステータ 3 外側ロータ 4 内側ロータ 6 コイル 21 総合コントロールモジュール 22 モータコントロールモジュール 23 インバータ 24 バッテリ(直流電源) 31 昇圧回路 37 コイル 41 昇圧コントローラ 61 インバータ 62A スイッチング回路群 62B スイッチング回路群 71A 昇圧回路 71B 昇圧回路 81 昇圧コントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02D 29/06 H02M 7/797 5H730 H02M 3/155 H02P 6/02 371A 7/797 5/408 C H02P 21/00 B60K 9/00 C (72)発明者 皆川 裕介 神奈川県横須賀市神奈川区宝町2番地 日 産自動車株式会社内 (72)発明者 高橋 晃自 神奈川県横須賀市神奈川区宝町2番地 日 産自動車株式会社内 Fターム(参考) 3G093 AA07 BA28 DA01 DA06 DB02 DB05 DB20 DB28 EB09 FA02 FA07 FA10 FA11 FA12 FB05 5H007 BB00 BB01 BB06 CA01 CB02 CB05 CC12 DC02 EA15 5H115 PA00 PC06 PG04 PI16 PI24 PI29 PO17 PU10 PU24 PU26 PV09 PV23 RB22 RB26 SE02 SE03 SE05 SE06 SE08 TD20 5H560 AA08 BB05 BB12 DA00 EB01 EB07 RR05 RR10 SS02 SS06 XA02 XA05 5H576 AA15 BB02 CC02 DD02 DD07 EE01 EE11 FF03 GG01 GG04 HA02 HB02 LL22 LL41 5H730 AA11 AS00 AS13 BB14 BB57 DD02 EE07 FD03 FD13 FG01 FG23

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主にモータとして使用される第1回転電機
    に対する制御電流と主にジェネレータとして使用される
    第2回転電機へ制御電流に対する制御電流とを複合して
    得られる複合電流を、直流電源に接続された単一のイン
    バータによって前記2つの回転電機に供給する回転電機
    の駆動回路であって、前記第1回転電機を力行させるた
    めの制御電流と前記第2回転電機を発電させるための制
    御電流とが互いに相殺し合う位置に昇圧回路を配設する
    ことを特徴とする回転電機の駆動回路。
  2. 【請求項2】前記インバータを複数のスイッチング回路
    群の並列配置で構成する場合に、各回路群毎に前記昇圧
    回路を配設することを特徴とする請求項1に記載の回転
    電機の駆動回路。
  3. 【請求項3】前記昇圧回路の配設位置は前記直流電源と
    前記インバータの間であることを特徴とする請求項1ま
    たは2に記載の回転電機の駆動回路。
  4. 【請求項4】前記昇圧回路と直流電源の間に大電力域ま
    たは大電流域で飽和する過飽和インダクタンスを有する
    素子を介装することを特徴とする請求項1から3までの
    いずれか一つに記載の回転電機の駆動回路。
  5. 【請求項5】前記昇圧回路を、直流電圧のプラス側スイ
    ッチング用パワーデバイスおよびマイナス側スイッチン
    グ用パワーデバイスと、これら各スイッチング用パワー
    デバイスに逆並列に接続されるダイオードと、2つのス
    イッチング用パワーデバイス32、33の両端に接続さ
    れるコンデンサとから構成し、前記インバータに印加さ
    れる直流電圧が要求直流電圧より高いとき、前記マイナ
    ス側スイッチングデバイスを停止させた状態で前記プラ
    ス側スイッチングデバイスのみを所定のデューティー値
    で動作させることを特徴とする請求項1から4までのい
    ずれか一つに記載の回転電機の駆動回路。
  6. 【請求項6】前記昇圧回路を、直流電圧のプラス側スイ
    ッチング用パワーデバイスおよびマイナス側スイッチン
    グ用パワーデバイスと、これら各スイッチング用パワー
    デバイスに逆並列に接続されるダイオードと、2つのス
    イッチング用パワーデバイス32、33の両端に接続さ
    れるコンデンサとから構成し、前記インバータに印加さ
    れる直流電圧が要求直流電圧より低いとき、前記プラス
    側スイッチングデバイスを停止させた状態で前記マイナ
    ス側スイッチングデバイスのみを所定のデューティー値
    で動作させることを特徴とする請求項1から4までのい
    ずれか一つに記載の回転電機の駆動回路。
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