JP2002135915A - ブロック式クリート - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構造で多種のクリートを形成可能にす
るブロック式クリートを提供すること。 【解決手段】 クリート１は基台２とブロック３とから
構成され、基台２には複数の溝４を有し、ブロック３に
は溝４の係合可能な係合爪６と、係合溝５とを設け、ブ
ロック３を基台２に任意の高さまで積み上げ、ブロック
３の係合爪６を基台２の溝４若しくは、ブロック３の係
合溝５に差し込み係合させて形成すること。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、分電盤を構成するブレ
ーカ等の各種電気機器を接続する銅バーが載置されるク
リートの構造に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来技術におけるクリートは、盤の使用
目的によって異なる電流容量や分岐ブレーカの種類に合
わせて、図６〜図９に示すように、各極の高さや距離が
異なるものをそれぞれ設定していた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
技術によれば、クリートの形状は盤によって異なるた
め、品種が増えてしまい、品種管理に手間がかかると共
に、金型の費用など、製造コストを引き上げる要因とな
っていた。

【０００４】

【課題を解決するための手段】そこで本発明は、簡単な
構造で多種のクリートを形成可能にするブロック式クリ
ートを提供することを目的とし、その構造は、クリート
は基台とブロックとから構成され、基台には複数の溝を
有し、ブロックには溝とこの溝と係合可能な係合爪を設
け、ブロックを基台に任意の高さまで積み上げ、ブロッ
ク部材の係合爪を基台の溝若しくは、ブロックの溝に差
し込み係合させて形成することを特徴とする。

【０００５】

【発明の実施の形態】本発明に係るブロック式クリート
は、基台に設けられた溝に、係合爪を係合させてブロッ
クを固定する。さらにブロックに設けられた係合溝に別
のブロックを係合爪で係合させ、各極をそれぞれ任意の
高さまで積み上げる。最上段のブロックに銅バーを載置
支持させる。

【０００６】

【実施例】本発明に係る実施例を図１〜図３の添付図面
に基づいて説明する。

【０００７】本発明に係るブロック式クリート１は、基
台２とブロック３とで構成される。基台２にはブロック
３を係合させるための溝４を複数本設ける。ブロック３
には基台２に設けた溝４と同様に係合溝５を設けると共
に、溝４や係合溝５に係合可能な係合爪６とネジ穴７と
を形成する。基台２に設けられた溝４にブロック３の係
合爪６を係合させ、基台２にブロック３を並べる。

【０００８】ブロック３に設けられた係合溝５には、他
のブロック３の係合爪６を係合させ、各極それぞれ任意
の高さまで積み上げる。最上段のブロック３のネジ穴７
に銅バーをねじ止めし、支持固定させる。

【０００９】ブロック式クリート１は、ブロック３を積
み上げて各極の高さを決定することができるので、それ
ぞれ任意の高さに設定でき、従来盤の種類によってクリ
ートを各種揃えていたものが必要がなくなり、部材点数
の削減という点からも、コストを引き下げることができ
る。

【００１０】また、本発明に係るブロック式クリート
は、図１〜図３に示す形状に限定されるものではなく、
例えば図４〜図５に示すように、基台８に溝９を細かく
設けてもよい。任意の溝９を選択してブロック１０の係
合爪１１を係合させ、クリート１２を形成する。溝９の
数を増やすことで、ブロック１０の取り付け位置を調整
することができるので、極間ピッチを図４に示すｃ、
ｄ、ｅのように変更することもできる。クリートの高さ
はもちろん、横方向の調整も可能となる。このように、
本発明に係るブロック式クリートの構造は、本発明の趣
旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。

【００１１】

【発明の効果】以上のように本発明に係るブロック式ク
リートは、基台とブロックとから構成され、基台には複
数の溝を有し、ブロックには係合溝と該溝と係合可能な
係合爪とを設け、ブロックを基台に任意の高さまで積み
上げ、ブロック部材の係合爪を基台の溝若しくは、ブロ
ックの係合溝に差し込み係合させて形成するため、基台
とブロックの二つの部材から多種のクリートを形成する
ことができ、部材点数が削減できるので、大幅なコスト
の削減が実現される。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係るブロック式クリートの組み立て方
法を示す側面図である。

【図２】本発明に係るブロック式クリートの基台を示す
平面図である。

【図３】本発明に係るブロック式クリートの組み立て方
法を示す斜視図である。

【図４】本発明に係るブロック式クリートの基台を示す
平面図である。

【図５】本発明に係るブロック式クリートの組み立て方
法を示す側面図である。

【図６】従来技術におけるクリートの側面図である。

【図７】従来技術におけるクリートの側面図である。

【図８】従来技術におけるクリートの側面図である。

【図９】従来技術におけるクリートの側面図である。

【符号の説明】

１ ブロック式クリート ２ 基台 ３ ブロック ４ 溝 ５ 係合溝 ６ 係合爪 ７ ネジ穴 ８ 基台 ９ 溝 １０ ブロック １１ 係合爪 １２ クリート

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 分電盤を構成するブレーカ等の各種電気
   機器を接続する銅バーが載置されるクリートの構造であ
   って、該クリートは基台とブロックとから構成され、基
   台には複数の溝を有し、該溝の係合可能な係合爪と、ブ
   ロックには係合溝とを設け、前記ブロックを前記基台に
   任意の高さまで積み上げ、前記ブロックの係合爪を前記
   基台の溝若しくは、前記ブロックの係合溝に差し込み係
   合させて形成することを特徴とするブロック式クリー
   ト。