JP2002135586A - 画像処理装置及び方法ならびに印刷装置及び方法 - Google Patents
画像処理装置及び方法ならびに印刷装置及び方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 印刷するプリンタの印刷形態に合致させた状
態で、読み取り画像に対して、プリンタの主走査方向の
画素むらを補正すること。 【解決手段】 画像データを多値データとして読み取
り、該多値データの画像に対してプリンタ固有のプリン
タ主走査方向の画素単位の濃度むらを補正し、補正した
データを2値データに変換し、該2値データを出力する
画像処理方法であって、補正するステップは、プリンタ
固有のプリンタ主走査方向の濃度むらを補正するため
に、画像読み取りステップにおける主走査方向と副走査
方向のいずれの方向を補正するか決定する補正方向決定
ステップと、補正方向決定ステップで決定された補正方
向に対して補正するステップを有し、出力するステップ
は、2値データに変換するステップで2値化した2値デ
ータを、補正方向決定ステップで決定した補正方向を表
すデータとともに出力する。
態で、読み取り画像に対して、プリンタの主走査方向の
画素むらを補正すること。 【解決手段】 画像データを多値データとして読み取
り、該多値データの画像に対してプリンタ固有のプリン
タ主走査方向の画素単位の濃度むらを補正し、補正した
データを2値データに変換し、該2値データを出力する
画像処理方法であって、補正するステップは、プリンタ
固有のプリンタ主走査方向の濃度むらを補正するため
に、画像読み取りステップにおける主走査方向と副走査
方向のいずれの方向を補正するか決定する補正方向決定
ステップと、補正方向決定ステップで決定された補正方
向に対して補正するステップを有し、出力するステップ
は、2値データに変換するステップで2値化した2値デ
ータを、補正方向決定ステップで決定した補正方向を表
すデータとともに出力する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像処理装置、画
像処理方法および印刷装置、印刷方法に関し、より詳細
には、プリンタ部の有する主走査方向の濃度むらを補正
する処理手段を備え、処理後の画像データを記憶保持
し、そのデータを印刷出力する画像処理装置、画像処理
方法および印刷装置、印刷方法に関する。
像処理方法および印刷装置、印刷方法に関し、より詳細
には、プリンタ部の有する主走査方向の濃度むらを補正
する処理手段を備え、処理後の画像データを記憶保持
し、そのデータを印刷出力する画像処理装置、画像処理
方法および印刷装置、印刷方法に関する。
【0002】
【従来の技術】2値プリンタであるインクジェット方式
のプリンタの出力特性は複数ノズルからのインク吐出量
のバラツキによって濃度むらが生じる。これを防止する
ためにヘッド・シェーディングという技術が用いられて
おり、各ノズルに対応した画素に対して多値での濃度デ
ータ変換により補正を行っている。
のプリンタの出力特性は複数ノズルからのインク吐出量
のバラツキによって濃度むらが生じる。これを防止する
ためにヘッド・シェーディングという技術が用いられて
おり、各ノズルに対応した画素に対して多値での濃度デ
ータ変換により補正を行っている。
【0003】また、同様に2値プリンタであるLEDア
レイを露光系に用いたプリンタの出力特性はLEDそれ
ぞれの素子の発光むらによって濃度むらが生じる。これ
に対してもインクジェットと同様にヘッド・シェーディ
ングが用いられ、各発光素子に対応した多値での濃度変
換による補正を行っている。
レイを露光系に用いたプリンタの出力特性はLEDそれ
ぞれの素子の発光むらによって濃度むらが生じる。これ
に対してもインクジェットと同様にヘッド・シェーディ
ングが用いられ、各発光素子に対応した多値での濃度変
換による補正を行っている。
【0004】以上のような従来技術においては、プリン
タの印字素子の配列方向と同一方向に配列された読み取
り素子の出力画像信号を、読み取った方向と同じ方向で
印字する順に順次多値にて補正するものであり、プリン
タの印字素子の配列方向と印刷された用紙との関係は、
読み取り素子の配列方向と原稿との関係と同一である条
件下でのみ、成立する方法であった。
タの印字素子の配列方向と同一方向に配列された読み取
り素子の出力画像信号を、読み取った方向と同じ方向で
印字する順に順次多値にて補正するものであり、プリン
タの印字素子の配列方向と印刷された用紙との関係は、
読み取り素子の配列方向と原稿との関係と同一である条
件下でのみ、成立する方法であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】2値出力プリンタを出
力機器としてあらかじめ設定されている複写機のリーダ
は、読み取った多値画像データに対して色味、濃度等の
補正を行った後、面積階調である2値化処理をしてプリ
ンタへ出力している。この場合、リーダとプリンタとは
固定した関係にある。この色味や濃度の補正は多値デー
タに対して行うことが可能であるが、面積階調処理され
た2値データに対して、再度これらの補正を行うことは
困難である。そのため2値データを受けたプリンタ側
で、色味、濃度等の補正を行うことは不可能であり、し
たがって、選択的に接続されるプリンタが、そのプリン
タ固有の濃度むらの補正をプリンタ側で受信した2値デ
ータに対して行うことも不可能である。そこでプリンタ
に接続されたリーダ側において多値画像データに対して
あらかじめ、選択的に接続されるプリンタに特有の濃度
補正を行うようにすることが必要であり、またそうする
ように求められている。
力機器としてあらかじめ設定されている複写機のリーダ
は、読み取った多値画像データに対して色味、濃度等の
補正を行った後、面積階調である2値化処理をしてプリ
ンタへ出力している。この場合、リーダとプリンタとは
固定した関係にある。この色味や濃度の補正は多値デー
タに対して行うことが可能であるが、面積階調処理され
た2値データに対して、再度これらの補正を行うことは
困難である。そのため2値データを受けたプリンタ側
で、色味、濃度等の補正を行うことは不可能であり、し
たがって、選択的に接続されるプリンタが、そのプリン
タ固有の濃度むらの補正をプリンタ側で受信した2値デ
ータに対して行うことも不可能である。そこでプリンタ
に接続されたリーダ側において多値画像データに対して
あらかじめ、選択的に接続されるプリンタに特有の濃度
補正を行うようにすることが必要であり、またそうする
ように求められている。
【0006】一方、画像読み取り装置と画像データ記憶
媒体とプリンタがネットワークに接続され、必要に応じ
て画像データ記憶媒体からプリンタへ印刷出力する構成
の装置が考案されている。
媒体とプリンタがネットワークに接続され、必要に応じ
て画像データ記憶媒体からプリンタへ印刷出力する構成
の装置が考案されている。
【0007】しかしながら、上記構成の装置のプリンタ
は、それぞれのプリンタ固有の濃度むらを補正するため
の印字データを必要としているため、正確に言えば、プ
リンタ固有の、たとえばLEDアレイの場合はそれぞれ
の素子、インクジェットの場合はそれぞれのノズルに対
応した濃度むら補正処理が、行われた後の印刷データが
プリンタに送られ、そしてその補正処理において対応さ
れた画素とたとえばLED素子と関係が一致した状態で
プリンタが印刷しないと濃度むら補正が初期の目的を達
成せず、したがって、濃度むらが解消されないという問
題がある。しかし、従来、2値化された画像データはど
のような補正が実行されたものであるかを識別する手段
が存在しなかった。
は、それぞれのプリンタ固有の濃度むらを補正するため
の印字データを必要としているため、正確に言えば、プ
リンタ固有の、たとえばLEDアレイの場合はそれぞれ
の素子、インクジェットの場合はそれぞれのノズルに対
応した濃度むら補正処理が、行われた後の印刷データが
プリンタに送られ、そしてその補正処理において対応さ
れた画素とたとえばLED素子と関係が一致した状態で
プリンタが印刷しないと濃度むら補正が初期の目的を達
成せず、したがって、濃度むらが解消されないという問
題がある。しかし、従来、2値化された画像データはど
のような補正が実行されたものであるかを識別する手段
が存在しなかった。
【0008】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、印刷するプリンタ
の印刷形態に合致させた状態で、読み取り画像に対し
て、プリンタの主走査方向の画素むらが補正された画像
処理装置、あるいは画像処理方法を提供することにあ
る。
たもので、その目的とするところは、印刷するプリンタ
の印刷形態に合致させた状態で、読み取り画像に対し
て、プリンタの主走査方向の画素むらが補正された画像
処理装置、あるいは画像処理方法を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような目
的を達成するために、請求項1に記載の発明は、画像処
理装置であって、それぞれの画素が多値の濃度データで
表現される2次元画像の画素の並びの方向のどの方向に
濃度データを補正するかを設定する補正方向設定手段
と、前記補正方向設定手段により設定された方向の画素
位置座標毎に、前記2次元の画像の濃度データを変換
し、変換された多値の濃度データを有する画像データを
出力する濃度補正手段と、前記濃度補正手段から出力さ
れた多値の濃度データを変換して2値化データを有する
画像データを出力する2値化手段と、前記補正方向設定
手段により設定された補正方向を表すデータを生成する
補正方向データ生成手段と、前記補正方向データ生成手
段により生成されたデータとともに前記2値化手段によ
り変換された画像データを出力する出力手段を備えたこ
とを特徴とするものである。
的を達成するために、請求項1に記載の発明は、画像処
理装置であって、それぞれの画素が多値の濃度データで
表現される2次元画像の画素の並びの方向のどの方向に
濃度データを補正するかを設定する補正方向設定手段
と、前記補正方向設定手段により設定された方向の画素
位置座標毎に、前記2次元の画像の濃度データを変換
し、変換された多値の濃度データを有する画像データを
出力する濃度補正手段と、前記濃度補正手段から出力さ
れた多値の濃度データを変換して2値化データを有する
画像データを出力する2値化手段と、前記補正方向設定
手段により設定された補正方向を表すデータを生成する
補正方向データ生成手段と、前記補正方向データ生成手
段により生成されたデータとともに前記2値化手段によ
り変換された画像データを出力する出力手段を備えたこ
とを特徴とするものである。
【0010】また、請求項2に記載の発明は、前記濃度
補正手段は、さらに、前記多値データを変換する複数の
変換テーブルであって、あらかじめ設けられている変換
テーブル手段と、前記プリンタ固有のプリンタ主走査方
向の画素単位の濃度むらに対応させたデータに基づき前
記複数の変換テーブルを選択する変換テーブル選択デー
タテーブル手段とを有し、前記補正方向設定手段で選択
した方向の画素位置座標を有する画素毎に前記変換テー
ブル選択データテーブル手段を制御して、前記変換テー
ブル手段により前記2次元の画像の濃度データを変換し
出力することを特徴とするものである。
補正手段は、さらに、前記多値データを変換する複数の
変換テーブルであって、あらかじめ設けられている変換
テーブル手段と、前記プリンタ固有のプリンタ主走査方
向の画素単位の濃度むらに対応させたデータに基づき前
記複数の変換テーブルを選択する変換テーブル選択デー
タテーブル手段とを有し、前記補正方向設定手段で選択
した方向の画素位置座標を有する画素毎に前記変換テー
ブル選択データテーブル手段を制御して、前記変換テー
ブル手段により前記2次元の画像の濃度データを変換し
出力することを特徴とするものである。
【0011】また、請求項3に記載の発明は、プリンタ
の濃度むらの補正に使用するプリンタ固有の補正データ
を保持する補正データ保持手段と、それぞれの画素が多
値の濃度データで表現される2次元画像に対して、前記
補正データをどの様に対応させるかを設定する対応関係
設定手段と、前記対応関係設定手段により設定された対
応関係に基づいて、前記2次元画像の画素位置座標と前
記補正データ保持手段からの補正データとの対応関係を
定めて、該定められた対応関係を使用して前記2次元の
画像の濃度データを変換し、変換された多値の濃度デー
タを有する画像データを出力する濃度補正手段と、前記
濃度補正手段から出力された多値の濃度データを変換し
て2値化データを有する画像データを出力する2値化手
段と、該2値化手段により変換された画像データを出力
する出力手段を備えたことを特徴とするものである。
の濃度むらの補正に使用するプリンタ固有の補正データ
を保持する補正データ保持手段と、それぞれの画素が多
値の濃度データで表現される2次元画像に対して、前記
補正データをどの様に対応させるかを設定する対応関係
設定手段と、前記対応関係設定手段により設定された対
応関係に基づいて、前記2次元画像の画素位置座標と前
記補正データ保持手段からの補正データとの対応関係を
定めて、該定められた対応関係を使用して前記2次元の
画像の濃度データを変換し、変換された多値の濃度デー
タを有する画像データを出力する濃度補正手段と、前記
濃度補正手段から出力された多値の濃度データを変換し
て2値化データを有する画像データを出力する2値化手
段と、該2値化手段により変換された画像データを出力
する出力手段を備えたことを特徴とするものである。
【0012】また、請求項4に記載の発明は、前記出力
手段は、該2値化手段で2値化した2値データを、前記
対応関係設定手段と設定した対応関係を表すデータとと
もに出力することを特徴とするものである。
手段は、該2値化手段で2値化した2値データを、前記
対応関係設定手段と設定した対応関係を表すデータとと
もに出力することを特徴とするものである。
【0013】また、請求項5に記載の発明は、前記対応
関係は、前記2次元画像の画素位置座標と前記補正デー
タ保持手段からの補正データとの間のズレ量であること
を特徴とするものである。
関係は、前記2次元画像の画素位置座標と前記補正デー
タ保持手段からの補正データとの間のズレ量であること
を特徴とするものである。
【0014】また、請求項6に記載の発明は、印刷装置
であって、画像データを多値データとして読み取る画像
読み取り手段と、該多値データの画像に対してプリンタ
固有の主走査方向の画素単位の濃度むらを、プリンタ固
有の補正データを使用して補正する補正手段と、該補正
手段からのデータを2値化する2値化手段と、該2値化
手段で2値化した2値データを出力する出力手段を有す
る画像処理装置から出力されたデータを受けて印刷する
印刷装置であって、前記出力データに含まれる該2値デ
ータと前記プリンタ固有の補正データとの対応関係を表
すデータを使用して、対応するプリンタの主走査方向位
置において前記出力データに含まれる2値データの画像
を印字出力するようにしたことを特徴とする。
であって、画像データを多値データとして読み取る画像
読み取り手段と、該多値データの画像に対してプリンタ
固有の主走査方向の画素単位の濃度むらを、プリンタ固
有の補正データを使用して補正する補正手段と、該補正
手段からのデータを2値化する2値化手段と、該2値化
手段で2値化した2値データを出力する出力手段を有す
る画像処理装置から出力されたデータを受けて印刷する
印刷装置であって、前記出力データに含まれる該2値デ
ータと前記プリンタ固有の補正データとの対応関係を表
すデータを使用して、対応するプリンタの主走査方向位
置において前記出力データに含まれる2値データの画像
を印字出力するようにしたことを特徴とする。
【0015】また、請求項7に記載の発明は、印刷方法
であって、それぞれの画素が多値の濃度データで表現さ
れる2次元画像の画素の並びの方向のどの方向に濃度デ
ータを補正するかを設定する補正方向設定ステップと、
前記補正方向設定手段により設定された方向の画素位置
座標毎に、前記2次元の画像の濃度データを変換し、変
換された多値の濃度データを有する画像データを出力す
る濃度補正ステップと、前記濃度補正手段から出力され
た多値の濃度データを変換して2値化データを有する画
像データを出力する2値化ステップと、前記補正方向設
定手段により設定された補正方向を表すデータを生成す
る補正方向データ生成ステップと、前記補正方向データ
生成手段により生成されたデータとともに前記2値化手
段により変換された画像データを出力する出力ステップ
を備えたことを特徴とする。
であって、それぞれの画素が多値の濃度データで表現さ
れる2次元画像の画素の並びの方向のどの方向に濃度デ
ータを補正するかを設定する補正方向設定ステップと、
前記補正方向設定手段により設定された方向の画素位置
座標毎に、前記2次元の画像の濃度データを変換し、変
換された多値の濃度データを有する画像データを出力す
る濃度補正ステップと、前記濃度補正手段から出力され
た多値の濃度データを変換して2値化データを有する画
像データを出力する2値化ステップと、前記補正方向設
定手段により設定された補正方向を表すデータを生成す
る補正方向データ生成ステップと、前記補正方向データ
生成手段により生成されたデータとともに前記2値化手
段により変換された画像データを出力する出力ステップ
を備えたことを特徴とする。
【0016】また、請求項8に記載の発明は、前記濃度
補正ステップは、さらに、複数の多値データ変換テーブ
ルを選択するステップであって、前記プリンタ固有のプ
リンタ主走査方向の画素単位の濃度むらに対応させたデ
ータに基づき選択するテーブル選択ステップを有し、前
記補正方向設定手段で選択した方向の画素位置座標を有
する画素毎に前記変換テーブル選択データテーブル手段
を制御して、前記変換テーブル手段により前記2次元の
画像の濃度データを変換し出力することを特徴とする。
補正ステップは、さらに、複数の多値データ変換テーブ
ルを選択するステップであって、前記プリンタ固有のプ
リンタ主走査方向の画素単位の濃度むらに対応させたデ
ータに基づき選択するテーブル選択ステップを有し、前
記補正方向設定手段で選択した方向の画素位置座標を有
する画素毎に前記変換テーブル選択データテーブル手段
を制御して、前記変換テーブル手段により前記2次元の
画像の濃度データを変換し出力することを特徴とする。
【0017】また、請求項9に記載の発明は、それぞれ
の画素が多値の濃度データで表現される2次元画像に対
して、プリンタの濃度むらの補正に使用するプリンタ固
有の補正データをどの様に対応させるかを設定する対応
関係設定ステップと、前記対応関係設定ステップにより
設定された対応関係に基づいて、前記2次元画像の画素
位置座標と前記補正データ保持手段からの補正データと
の対応関係を定めて、該定められた対応関係を使用して
前記2次元の画像の濃度データを変換し、変換された多
値の濃度データを有する画像データを出力する濃度補正
ステップと、前記濃度補正手段から出力された多値の濃
度データを変換して2値化データを有する画像データを
出力する2値化ステップと、該2値化ステップにより変
換された画像データを出力する出力ステップを備えたこ
とを特徴とする。
の画素が多値の濃度データで表現される2次元画像に対
して、プリンタの濃度むらの補正に使用するプリンタ固
有の補正データをどの様に対応させるかを設定する対応
関係設定ステップと、前記対応関係設定ステップにより
設定された対応関係に基づいて、前記2次元画像の画素
位置座標と前記補正データ保持手段からの補正データと
の対応関係を定めて、該定められた対応関係を使用して
前記2次元の画像の濃度データを変換し、変換された多
値の濃度データを有する画像データを出力する濃度補正
ステップと、前記濃度補正手段から出力された多値の濃
度データを変換して2値化データを有する画像データを
出力する2値化ステップと、該2値化ステップにより変
換された画像データを出力する出力ステップを備えたこ
とを特徴とする。
【0018】また、請求項10に記載の発明は、前記出
力するステップは、該2値化手段で2値化した2値デー
タを、前記対応関係設定手段と設定した対応関係を表す
データとともに出力することを特徴とする。
力するステップは、該2値化手段で2値化した2値デー
タを、前記対応関係設定手段と設定した対応関係を表す
データとともに出力することを特徴とする。
【0019】また、請求項11に記載の発明は、前記対
応関係は、前記2次元画像の画素位置座標と前記補正デ
ータ保持手段からの補正データとの間のズレ量であるこ
とを特徴とする。
応関係は、前記2次元画像の画素位置座標と前記補正デ
ータ保持手段からの補正データとの間のズレ量であるこ
とを特徴とする。
【0020】また、請求項12に記載の発明は、画像デ
ータを多値データとして読み取る画像読み取り、該多値
データの画像に対してプリンタ固有の主走査方向の画素
単位の濃度むらを、プリンタ固有の補正データを使用し
て補正し、補正された多値データの画像を2値データに
変換して出力し、出力された2値データの画像を含むデ
ータを受けて印刷する印刷方法であって、前記出力され
たデータに含まれる該2値データと前記プリンタ固有の
補正データとの対応関係を表すデータを使用して、対応
するプリンタの主走査方向位置において、前記出力され
たデータに含まれる2値データの画像を印字出力するよ
うにしたことを特徴とする。
ータを多値データとして読み取る画像読み取り、該多値
データの画像に対してプリンタ固有の主走査方向の画素
単位の濃度むらを、プリンタ固有の補正データを使用し
て補正し、補正された多値データの画像を2値データに
変換して出力し、出力された2値データの画像を含むデ
ータを受けて印刷する印刷方法であって、前記出力され
たデータに含まれる該2値データと前記プリンタ固有の
補正データとの対応関係を表すデータを使用して、対応
するプリンタの主走査方向位置において、前記出力され
たデータに含まれる2値データの画像を印字出力するよ
うにしたことを特徴とする。
【0021】また、請求項13に記載の発明は、それぞ
れの画素が多値の濃度データで表現される2次元画像の
画素の並びの方向のどの方向に濃度データを補正するか
を設定する補正方向設定ステップと、前記補正方向設定
手段により設定された方向の画素位置座標毎に、前記2
次元の画像の濃度データを変換し、変換された多値の濃
度データを有する画像データを出力する濃度補正ステッ
プと、前記濃度補正手段から出力された多値の濃度デー
タを変換して2値化データを有する画像データを出力す
る2値化ステップと、前記補正方向設定手段により設定
された補正方向を表すデータを生成する補正方向データ
生成ステップと、前記補正方向データ生成手段により生
成されたデータとともに前記2値化手段により変換され
た画像データを出力する出力ステップを実行するプログ
ラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体で
ある。
れの画素が多値の濃度データで表現される2次元画像の
画素の並びの方向のどの方向に濃度データを補正するか
を設定する補正方向設定ステップと、前記補正方向設定
手段により設定された方向の画素位置座標毎に、前記2
次元の画像の濃度データを変換し、変換された多値の濃
度データを有する画像データを出力する濃度補正ステッ
プと、前記濃度補正手段から出力された多値の濃度デー
タを変換して2値化データを有する画像データを出力す
る2値化ステップと、前記補正方向設定手段により設定
された補正方向を表すデータを生成する補正方向データ
生成ステップと、前記補正方向データ生成手段により生
成されたデータとともに前記2値化手段により変換され
た画像データを出力する出力ステップを実行するプログ
ラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体で
ある。
【0022】また、請求項14に記載の発明は、請求項
13に記載の記憶媒体において、前記記憶媒体として、
サーバ・コンピュータおよびクライアント・コンピュー
タが読むことができるプログラムを格納したフロッピー
ディスク、ハード・ディスク、光磁気ディスク、光ディ
スク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性
のメモリカード、ROMを用いることを特徴とする。
13に記載の記憶媒体において、前記記憶媒体として、
サーバ・コンピュータおよびクライアント・コンピュー
タが読むことができるプログラムを格納したフロッピー
ディスク、ハード・ディスク、光磁気ディスク、光ディ
スク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性
のメモリカード、ROMを用いることを特徴とする。
【0023】また、請求項15に記載の発明は、請求項
14に記載の記憶媒体において、前記記憶媒体は、サー
バ・コンピュータおよびクライアント・コンピュータに
着脱可能であることを特徴とする。
14に記載の記憶媒体において、前記記憶媒体は、サー
バ・コンピュータおよびクライアント・コンピュータに
着脱可能であることを特徴とする。
【0024】上記構成あるいは方法により、プリンタ固
画像処理装置有の主走査方向の濃度むらを補正する補正
処理が実行された2値化画像データとともに、その補正
処理において、プリンタ固有の主走査方向の濃度むらを
補正する補正データと該2値化画像データの各画素との
対応関係を表すデータ(情報)を記録しておき、印字時
にその記録内容に応じて、印字指示されたデータに適合
するような順次で画像データを読み出して印字出力する
ことにより上記問題を解決する。
画像処理装置有の主走査方向の濃度むらを補正する補正
処理が実行された2値化画像データとともに、その補正
処理において、プリンタ固有の主走査方向の濃度むらを
補正する補正データと該2値化画像データの各画素との
対応関係を表すデータ(情報)を記録しておき、印字時
にその記録内容に応じて、印字指示されたデータに適合
するような順次で画像データを読み出して印字出力する
ことにより上記問題を解決する。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。
施形態について説明する。
【0026】図1は、本発明が適用された装置の全体構
成の実施形態を示すブロック図である。
成の実施形態を示すブロック図である。
【0027】図1において、符号100はリーダ装置、
符号200はリーダ装置100から出力された画像デー
タを記憶しておくハード・ディスク装置、符号400は
プリンタ装置である。
符号200はリーダ装置100から出力された画像デー
タを記憶しておくハード・ディスク装置、符号400は
プリンタ装置である。
【0028】リーダ装置100は、CCDイメージセン
サ101、CCDからの信号を変換処理する増幅・A/
D変換回路102、シェーディング回路103、ガンマ
変換回路104、ヘッド・シェーディング回路105、
2値化回路106、プログラムROM107、プログラ
ムRAM108、CPU109、ヘッド・シェーディン
グ(HS)データ記憶RAM110から構成される。
サ101、CCDからの信号を変換処理する増幅・A/
D変換回路102、シェーディング回路103、ガンマ
変換回路104、ヘッド・シェーディング回路105、
2値化回路106、プログラムROM107、プログラ
ムRAM108、CPU109、ヘッド・シェーディン
グ(HS)データ記憶RAM110から構成される。
【0029】プリンタ装置400は、LEDアレイを露
光系に用いたもので、2値ページメモリ401、LED
ヘッドドライバ回路402、LEDヘッド403、CP
U404、はプログラムRAM405、プログラムRO
M406から構成される。ここで、各種駆動モータ、セ
ンサ類、操作パネルを省略している。ここで、REDヘ
ッド403は主走査方向に複数LEDが並べられたLE
Dアレイであり、この個々のLEDにバラツキがあるた
め同じ電流を流すように制御しても照度にむらがでてし
まう。そしてそのまま印字を行うとその照度むらのため
に出力画像にもむらが発生してしまう。このむらを補正
し良好な出力画像を得るための手段がヘッド・シェーデ
ィングである。
光系に用いたもので、2値ページメモリ401、LED
ヘッドドライバ回路402、LEDヘッド403、CP
U404、はプログラムRAM405、プログラムRO
M406から構成される。ここで、各種駆動モータ、セ
ンサ類、操作パネルを省略している。ここで、REDヘ
ッド403は主走査方向に複数LEDが並べられたLE
Dアレイであり、この個々のLEDにバラツキがあるた
め同じ電流を流すように制御しても照度にむらがでてし
まう。そしてそのまま印字を行うとその照度むらのため
に出力画像にもむらが発生してしまう。このむらを補正
し良好な出力画像を得るための手段がヘッド・シェーデ
ィングである。
【0030】図2は、図1のリーダ装置100に設けら
れている濃度むら補正(ヘッド・シェーディング)回路
105のブロック図である。図2において、符号105
5はテーブル番号に応じて多値画像データを変換する回
路、符号1054は前記テーブル番号指定のためのテー
ブル、符号1053は前記テーブルを指定するためのカ
ウンタでカウント信号とカウント・クリア信号がそれぞ
れセレクタ1051,1052で選択される。各セレク
タは選択信号SELによって切り替えられ、A入力が選
択されたときは画像クロックVCKに同期してカウンタ
1053がカウント・アップし、主走査に同期したHS
YNCによってカウンタがクリアされる。選択信号SE
Lによって前記セレクタのB入力が選択されたときカウ
ンタ1053は主走査同期信号HSYNCによってカウ
ント・アップし、ページ同期信号VSYNCによってク
リアされる。ここで、符号1055のそれぞれのテーブ
ル番号には、多値画像データを変換するための、あらか
じめ想定される種類の変換データがそれぞれの段階ごと
に格納されており、特定の変換データは、この中から選
択して使用するようになっている。
れている濃度むら補正(ヘッド・シェーディング)回路
105のブロック図である。図2において、符号105
5はテーブル番号に応じて多値画像データを変換する回
路、符号1054は前記テーブル番号指定のためのテー
ブル、符号1053は前記テーブルを指定するためのカ
ウンタでカウント信号とカウント・クリア信号がそれぞ
れセレクタ1051,1052で選択される。各セレク
タは選択信号SELによって切り替えられ、A入力が選
択されたときは画像クロックVCKに同期してカウンタ
1053がカウント・アップし、主走査に同期したHS
YNCによってカウンタがクリアされる。選択信号SE
Lによって前記セレクタのB入力が選択されたときカウ
ンタ1053は主走査同期信号HSYNCによってカウ
ント・アップし、ページ同期信号VSYNCによってク
リアされる。ここで、符号1055のそれぞれのテーブ
ル番号には、多値画像データを変換するための、あらか
じめ想定される種類の変換データがそれぞれの段階ごと
に格納されており、特定の変換データは、この中から選
択して使用するようになっている。
【0031】図1のヘッド・シェーディング(HS)デ
ータ記憶RAM110には、符号1054のヘッド・シ
ェーディング・ガンマテーブル番号を指示するデータ群
が、1つあるいは2つ以上格納されている。この1つの
データ群は、たとえば、プリンタ装置400のLEDア
レイのそれぞれの素子に対応した数の8ビットデータか
ら構成される。本実施形態においては、Y,M,CのL
EDアレイであり、それぞれのアレイが7,800個の
素子数を有するので、7,800×3=23,400個
の8ビットデータとなっている。
ータ記憶RAM110には、符号1054のヘッド・シ
ェーディング・ガンマテーブル番号を指示するデータ群
が、1つあるいは2つ以上格納されている。この1つの
データ群は、たとえば、プリンタ装置400のLEDア
レイのそれぞれの素子に対応した数の8ビットデータか
ら構成される。本実施形態においては、Y,M,CのL
EDアレイであり、それぞれのアレイが7,800個の
素子数を有するので、7,800×3=23,400個
の8ビットデータとなっている。
【0032】したがって、図2は、本実施形態における
Y,M,Cのうちの1色について説明するためのブロッ
ク図である。
Y,M,Cのうちの1色について説明するためのブロッ
ク図である。
【0033】図3は、図1のLEDヘッドを使用したプ
リンタ400において、C,M,Yそれぞれ用のLED
ヘッド上に多数配置された各画素を構成する各素子と、
印刷される用紙上に印刷される際の主走査と副走査(用
紙の送り方向)との関係を示し、ヘッド・シェーディン
グを行うデータを得るためのそれぞれの色用のテストパ
ターンを説明する図である。
リンタ400において、C,M,Yそれぞれ用のLED
ヘッド上に多数配置された各画素を構成する各素子と、
印刷される用紙上に印刷される際の主走査と副走査(用
紙の送り方向)との関係を示し、ヘッド・シェーディン
グを行うデータを得るためのそれぞれの色用のテストパ
ターンを説明する図である。
【0034】図4、図5は、読み取り時の走査方向と、
印字時の走査方向との関係を示し、それぞれの図の
(b)は、印字時のそれぞれの素子(番号で表示)を示
し、それぞれの図の(a)は、読み取り時の主走査方向
および副走査方向(用紙の送り方向の逆の方向)のそれ
ぞれの画素に対応する、印字される際におけるそれぞれ
の素子の番号を示している。
印字時の走査方向との関係を示し、それぞれの図の
(b)は、印字時のそれぞれの素子(番号で表示)を示
し、それぞれの図の(a)は、読み取り時の主走査方向
および副走査方向(用紙の送り方向の逆の方向)のそれ
ぞれの画素に対応する、印字される際におけるそれぞれ
の素子の番号を示している。
【0035】リーダで読み取った画像を、一般的にプリ
ンタで印字出力する場合を、図1を使用して説明する。
ンタで印字出力する場合を、図1を使用して説明する。
【0036】まず、リーダ100とプリンタ200の電
源が投入されるとリーダ側であるCPU109はLED
各画素の濃度補正処理であるヘッド・シェーディングの
ための補正データがRAM110に記憶されているた
め、そのデータを図2中のヘッド・シェーディング・ガ
ンマテーブル番号指定テーブル1054へ設定する。こ
のデータはLEDの各画素に対して、濃度補正用のヘッ
ド・シェーディング・ガンマテーブル番号をそれぞれ指
示するものである。
源が投入されるとリーダ側であるCPU109はLED
各画素の濃度補正処理であるヘッド・シェーディングの
ための補正データがRAM110に記憶されているた
め、そのデータを図2中のヘッド・シェーディング・ガ
ンマテーブル番号指定テーブル1054へ設定する。こ
のデータはLEDの各画素に対して、濃度補正用のヘッ
ド・シェーディング・ガンマテーブル番号をそれぞれ指
示するものである。
【0037】まず、図示されない操作パネルから読み取
りスタートが指示されるとスキャナ読み取り部が原稿台
の走査を開始し、CCDセンサ101で原稿が読み取ら
れる。このとき図4(a)に示す矢印方向にライン・セ
ンサを動かして(副走査して)原稿を読み取り、同図
(b)に示すように矢印方向に紙を搬送してプリントす
ることを目的とする。ここで、原稿および用紙上に示し
た”B”は、用紙に対する画像の向きを示している。
りスタートが指示されるとスキャナ読み取り部が原稿台
の走査を開始し、CCDセンサ101で原稿が読み取ら
れる。このとき図4(a)に示す矢印方向にライン・セ
ンサを動かして(副走査して)原稿を読み取り、同図
(b)に示すように矢印方向に紙を搬送してプリントす
ることを目的とする。ここで、原稿および用紙上に示し
た”B”は、用紙に対する画像の向きを示している。
【0038】原稿の読み取りが行われると、CCD10
1の出力は増幅・A/D変換回路102で増幅およびA
/D変換されて8ビットの画像データとして出力され
る。次に103で読み取り画像がシェーディング補正さ
れる。104はガンマ補正をされ、105で下記に詳述
するヘッド・シェーディング回路により濃度補正され
る。106は2値化回路であり、誤差拡散等による2値
化処理を行う。
1の出力は増幅・A/D変換回路102で増幅およびA
/D変換されて8ビットの画像データとして出力され
る。次に103で読み取り画像がシェーディング補正さ
れる。104はガンマ補正をされ、105で下記に詳述
するヘッド・シェーディング回路により濃度補正され
る。106は2値化回路であり、誤差拡散等による2値
化処理を行う。
【0039】ここでヘッド・シェーディング回路105
の動作を説明する。ヘッド・シェーディング回路を詳細
に説明したものが図2で、符号1055はヘッド・シェ
ーディング・ガンマ変換テーブルであり、アドレス入力
上位6ビットがテーブル番号選択ビットであり、下位8
ビットが画像信号である。すなわち、符号1055には
64個のヘッド・シェーディング・ガンマテーブルが格
納されている。符号1054はLEDアドレスをヘッド
シェーディング・ガンマテーブル番号(6ビット)へ変
換するテーブルである。すなわちLEDの何番地はヘッ
ド・シェーディング・ガンマテーブルの何番テーブルを
使用するかを指示するものである。このテーブルはLE
Dの画素アドレスを、あらかじめ設定されている64個
のガンマ・テーブルのうちの何番テーブルへ割り当てる
かを指示する。この指示データは、下記に説明するヘッ
ド・シェーディング・データ作成動作で作成されたもの
である。このデータはヘッド・シェーディング記憶RA
M110に記憶されているものから、CPUによって転
送されたものである。符号1053は、前記テーブル中
のLED番値を指定するためのカウンタであり、カウン
ト信号とカウント・クリア信号がそれぞれセレクタ10
51,1052で選択される。出力は13ビット(10
進表示で8、192)でありLEDの番地を指定する。
したがって、ヘッド・シェーディング・ガンマテーブル
番号指定テーブルは、最大8192個のLEDの補正デ
ータ(ここでは、64個のヘッド・シェーディング・ガ
ンマテーブルのうちの1個(1群のデータ)を選択する
データ)を有することができる。この数値は、図3にプ
リンタの主走査の画素数である7、800それぞれに対
してヘッド・シェーディング・ガンマテーブル番号を指
定するに十分な値である。
の動作を説明する。ヘッド・シェーディング回路を詳細
に説明したものが図2で、符号1055はヘッド・シェ
ーディング・ガンマ変換テーブルであり、アドレス入力
上位6ビットがテーブル番号選択ビットであり、下位8
ビットが画像信号である。すなわち、符号1055には
64個のヘッド・シェーディング・ガンマテーブルが格
納されている。符号1054はLEDアドレスをヘッド
シェーディング・ガンマテーブル番号(6ビット)へ変
換するテーブルである。すなわちLEDの何番地はヘッ
ド・シェーディング・ガンマテーブルの何番テーブルを
使用するかを指示するものである。このテーブルはLE
Dの画素アドレスを、あらかじめ設定されている64個
のガンマ・テーブルのうちの何番テーブルへ割り当てる
かを指示する。この指示データは、下記に説明するヘッ
ド・シェーディング・データ作成動作で作成されたもの
である。このデータはヘッド・シェーディング記憶RA
M110に記憶されているものから、CPUによって転
送されたものである。符号1053は、前記テーブル中
のLED番値を指定するためのカウンタであり、カウン
ト信号とカウント・クリア信号がそれぞれセレクタ10
51,1052で選択される。出力は13ビット(10
進表示で8、192)でありLEDの番地を指定する。
したがって、ヘッド・シェーディング・ガンマテーブル
番号指定テーブルは、最大8192個のLEDの補正デ
ータ(ここでは、64個のヘッド・シェーディング・ガ
ンマテーブルのうちの1個(1群のデータ)を選択する
データ)を有することができる。この数値は、図3にプ
リンタの主走査の画素数である7、800それぞれに対
してヘッド・シェーディング・ガンマテーブル番号を指
定するに十分な値である。
【0040】前記各セレクタ選択信号SELによって切
り替えられ、セレクタ1051よび1052においてA
入力が選択されるとする。これにより画素クロックVC
Kに同期してカウンタ501がカウント・アップし、主
走査の開始に先だって同期して生成するHSYNCによ
ってカウンタがクリアされる。これによって主走査方向
に画素アドレスを順次出力し、それをヘッド・シェーデ
ィング・ガンマテーブル番号指定テーブルのアドレス指
定とするものである。したがって、ヘッド・シェーディ
ング・ガンマテーブル番号指定テーブルの出力からは、
それぞれのアドレスのLEDに対するヘッド・シェーデ
ィング・ガンマテーブル1055のテーブル番号が出力
され、8ビットの画像データは、変換されて、補正され
た8ビット画像データとして出力される。すなわち、読
み取り装置の主走査方向にヘッド・シェーディングが行
われる。
り替えられ、セレクタ1051よび1052においてA
入力が選択されるとする。これにより画素クロックVC
Kに同期してカウンタ501がカウント・アップし、主
走査の開始に先だって同期して生成するHSYNCによ
ってカウンタがクリアされる。これによって主走査方向
に画素アドレスを順次出力し、それをヘッド・シェーデ
ィング・ガンマテーブル番号指定テーブルのアドレス指
定とするものである。したがって、ヘッド・シェーディ
ング・ガンマテーブル番号指定テーブルの出力からは、
それぞれのアドレスのLEDに対するヘッド・シェーデ
ィング・ガンマテーブル1055のテーブル番号が出力
され、8ビットの画像データは、変換されて、補正され
た8ビット画像データとして出力される。すなわち、読
み取り装置の主走査方向にヘッド・シェーディングが行
われる。
【0041】このようにヘッド・シェーディング回路1
05により多値で濃度変換した後、2値化回路106で
2値化されてリーダから出力される。
05により多値で濃度変換した後、2値化回路106で
2値化されてリーダから出力される。
【0042】リーダ100から出力された画像データは
ハード・ディスク装置200へ記憶される。このとき画
像データとともに、印字時の走査方向を指示するデー
タ、すなわち、その2値化された画像データが、どの様
に(どの方向に、何を基準に)補正(ヘッド・シェーデ
ィング)されたかを表すデータも、ハード・ディスク装
置へ記憶しておく。
ハード・ディスク装置200へ記憶される。このとき画
像データとともに、印字時の走査方向を指示するデー
タ、すなわち、その2値化された画像データが、どの様
に(どの方向に、何を基準に)補正(ヘッド・シェーデ
ィング)されたかを表すデータも、ハード・ディスク装
置へ記憶しておく。
【0043】次にハード・ディスク装置上の画像データ
が読み出され、プリンタ400へ入力され、プリンタ内
部の2値ページメモリ401へ書き込まれる。このとき
印字時の走査方向データ(どの様に補正されたかを表す
データ)も読み出されるので、用紙の向きは読み取り時
と同じものが選択され、図4に示すように原稿画像の読
み取り(a)に対してプリンタでの印字は(b)のよう
に指定され、ページメモリ401からは書き込まれた順
に読み出されてLEDヘッド403へ送られる。図4か
らわかるように読み取り素子と印字素子が並行で配列順
序も同一の場合、上記手順によって印字ヘッドの濃度む
らが補正され状態で用紙に印字される。
が読み出され、プリンタ400へ入力され、プリンタ内
部の2値ページメモリ401へ書き込まれる。このとき
印字時の走査方向データ(どの様に補正されたかを表す
データ)も読み出されるので、用紙の向きは読み取り時
と同じものが選択され、図4に示すように原稿画像の読
み取り(a)に対してプリンタでの印字は(b)のよう
に指定され、ページメモリ401からは書き込まれた順
に読み出されてLEDヘッド403へ送られる。図4か
らわかるように読み取り素子と印字素子が並行で配列順
序も同一の場合、上記手順によって印字ヘッドの濃度む
らが補正され状態で用紙に印字される。
【0044】これはリーダによる読み取り素子の配列方
向とプリンタのLEDヘッドの画素配列が、原稿用紙あ
るいは印刷用紙上の画像との関係において同一の関係
(画素数も含めて)を有する場合であり、この場合、読
み取った画素の順に画素単位で濃度補正が行われてその
後2値化され、印字信号がプリンタへ送られる。
向とプリンタのLEDヘッドの画素配列が、原稿用紙あ
るいは印刷用紙上の画像との関係において同一の関係
(画素数も含めて)を有する場合であり、この場合、読
み取った画素の順に画素単位で濃度補正が行われてその
後2値化され、印字信号がプリンタへ送られる。
【0045】このようにハード・ディスク装置を内蔵す
る複写装置は、読み取った画像が記憶されるため、次回
同じ画像出力を印刷する場合、原稿を読み取る必要がな
いものである。
る複写装置は、読み取った画像が記憶されるため、次回
同じ画像出力を印刷する場合、原稿を読み取る必要がな
いものである。
【0046】次に、図5に示すように読み取り素子の配
列方向に対する読み取り原稿(a)と、印字素子の配列
方向に対するプリント用紙(b)、あるいは、印刷する
画像との関係が同一ではなく、それぞれが直角の関係に
ある場合の説明をする。原稿画像を補正するとき、図5
(b)に示すように印字されるために読み取り時には各
主走査単位をプリンタの画素単位に対応させることとす
る。これを実現するために、図2において選択信号SE
Lによってセレクタ1051,1052のB入力が選択
される。このときカウンタ1053は、前述した主走査
同期信号HSYNCによってカウント・アップし、副走
査の開始に先だって同期して生成するページ同期信号V
SYNCによってクリアされる。これによって主走査毎
のヘッド・シェーディング・テーブルが指定され、主走
査単位での補正が、副走査方向に行われることになる。
この様にして、2値化された画像データは同様にハード
・ディスク装置200へ、補正方向を示すデータととも
に記憶される。
列方向に対する読み取り原稿(a)と、印字素子の配列
方向に対するプリント用紙(b)、あるいは、印刷する
画像との関係が同一ではなく、それぞれが直角の関係に
ある場合の説明をする。原稿画像を補正するとき、図5
(b)に示すように印字されるために読み取り時には各
主走査単位をプリンタの画素単位に対応させることとす
る。これを実現するために、図2において選択信号SE
Lによってセレクタ1051,1052のB入力が選択
される。このときカウンタ1053は、前述した主走査
同期信号HSYNCによってカウント・アップし、副走
査の開始に先だって同期して生成するページ同期信号V
SYNCによってクリアされる。これによって主走査毎
のヘッド・シェーディング・テーブルが指定され、主走
査単位での補正が、副走査方向に行われることになる。
この様にして、2値化された画像データは同様にハード
・ディスク装置200へ、補正方向を示すデータととも
に記憶される。
【0047】次にハード・ディスク装置上の画像データ
が読み出され、プリンタ400へ入力され、プリンタ内
部の2値ページメモリ401へ書き込まれる。このとき
印字時の走査方向データも読み出されるので、用紙の向
きが90度回転したものが選択され、図5に示すように
原稿画像の読み取り(a)に対してプリンタでの印字は
(b)のように指定され、ページメモリ401からは書
き込まれた順、すなわち読み取り時の副走査順に読み出
されてLEDヘッド403へ送られる。図5からわかる
ように読み取り素子と印字素子が並行で配列順序も同一
の場合、上記手順によって印字ヘッドの濃度むらが補正
され、用紙に印字される。
が読み出され、プリンタ400へ入力され、プリンタ内
部の2値ページメモリ401へ書き込まれる。このとき
印字時の走査方向データも読み出されるので、用紙の向
きが90度回転したものが選択され、図5に示すように
原稿画像の読み取り(a)に対してプリンタでの印字は
(b)のように指定され、ページメモリ401からは書
き込まれた順、すなわち読み取り時の副走査順に読み出
されてLEDヘッド403へ送られる。図5からわかる
ように読み取り素子と印字素子が並行で配列順序も同一
の場合、上記手順によって印字ヘッドの濃度むらが補正
され、用紙に印字される。
【0048】図4と図5は説明を簡単にするため主走査
方向の読み取り画素と印字画素をどちらも12画素とし
ている。
方向の読み取り画素と印字画素をどちらも12画素とし
ている。
【0049】次にヘッド・シェーディング・データ作成
手順を説明する。まず、図3に示すようにパターンの印
字を行う。これは多値データ(8ビット)の中央値80
Hを2値化したものであり、プリンタ主走査方向、すな
わち印字LEDヘッド全画素を用いて副走査方向へ所定
の幅(ここでは128画素)をもって印字されるもので
あり、シアン、マゼンタ、イエローの各印字色毎に単色
にて、それぞれの位置を変えて印字される。
手順を説明する。まず、図3に示すようにパターンの印
字を行う。これは多値データ(8ビット)の中央値80
Hを2値化したものであり、プリンタ主走査方向、すな
わち印字LEDヘッド全画素を用いて副走査方向へ所定
の幅(ここでは128画素)をもって印字されるもので
あり、シアン、マゼンタ、イエローの各印字色毎に単色
にて、それぞれの位置を変えて印字される。
【0050】上記のように印字し、次にそれをリーダで
読み取り、各LED素子に対応する画素範囲の濃度、す
なわち印字されたドット面積の大きさの程度、を読み取
る。このとき濃度が薄い画素に対応するLEDに対して
は濃度を上げるようなヘッド・シェーディング・ガンマ
テーブル番号を指定し、逆の場合は濃度を下げるような
ヘッド・シェーディング・ガンマテーブル番号を指定す
る。正確に補正された場合、2値化され、2値化信号に
応じて印字された、それぞれのLED素子に対応する画
素の濃度は、ほぼ一致するようになる。このときガンマ
・テーブルはLEDの予想される特性に合わせて64種
類用意されている。このように作成されたデータをヘッ
ド・シェーディング・ガンマテーブル番号指定テーブル
としてRAM110に記憶しておく。これは電池等でバ
ックアップしてあるので、一旦作成したプリンタのヘッ
ド・シェーディング・ガンマテーブルは再使用できるこ
とになる。
読み取り、各LED素子に対応する画素範囲の濃度、す
なわち印字されたドット面積の大きさの程度、を読み取
る。このとき濃度が薄い画素に対応するLEDに対して
は濃度を上げるようなヘッド・シェーディング・ガンマ
テーブル番号を指定し、逆の場合は濃度を下げるような
ヘッド・シェーディング・ガンマテーブル番号を指定す
る。正確に補正された場合、2値化され、2値化信号に
応じて印字された、それぞれのLED素子に対応する画
素の濃度は、ほぼ一致するようになる。このときガンマ
・テーブルはLEDの予想される特性に合わせて64種
類用意されている。このように作成されたデータをヘッ
ド・シェーディング・ガンマテーブル番号指定テーブル
としてRAM110に記憶しておく。これは電池等でバ
ックアップしてあるので、一旦作成したプリンタのヘッ
ド・シェーディング・ガンマテーブルは再使用できるこ
とになる。
【0051】次に図示しない操作パネルからハード・デ
ィスクに記憶してある画像を印字出力する指示を行った
とき、濃度補正の走査方向を画像データと同時に読み出
して対応する走査方向、画像データを印字する。
ィスクに記憶してある画像を印字出力する指示を行った
とき、濃度補正の走査方向を画像データと同時に読み出
して対応する走査方向、画像データを印字する。
【0052】以上において、図4および図5を使用して
説明した範囲において、たとえば、図4(a)において
は、読み取りヘッドの左右両端は、原稿外になってい
る。この部分の信号についてもヘッド・シェーディング
は、上述したように実行されるとする。しかし、原稿の
ない部分は通常非プリント領域とされ、最終的に、たと
えば図1のハード・ディスク装置200に記録される際
には、図4(a)の1、2、11、12の部分の信号は
削除されることが多い。この場合、プリンタ装置が受け
取る最初のデータは、”3”に固有のヘッド・シェーデ
ィングが実行されている。したがって、この場合、この
最初のデータは、プリンタ装置の”1”に対応させるの
ではなく、”3”に対応させる必要がある。この”3”
の位置は、場合によって異なった位置であり、非プリン
トデータ処理を実行した場合は、何らかの手段でこの位
置をプリンタ装置に伝える必要がある。このような措置
は、特に、REDアレイを露光系に用いたプリンタ装置
には必要である。
説明した範囲において、たとえば、図4(a)において
は、読み取りヘッドの左右両端は、原稿外になってい
る。この部分の信号についてもヘッド・シェーディング
は、上述したように実行されるとする。しかし、原稿の
ない部分は通常非プリント領域とされ、最終的に、たと
えば図1のハード・ディスク装置200に記録される際
には、図4(a)の1、2、11、12の部分の信号は
削除されることが多い。この場合、プリンタ装置が受け
取る最初のデータは、”3”に固有のヘッド・シェーデ
ィングが実行されている。したがって、この場合、この
最初のデータは、プリンタ装置の”1”に対応させるの
ではなく、”3”に対応させる必要がある。この”3”
の位置は、場合によって異なった位置であり、非プリン
トデータ処理を実行した場合は、何らかの手段でこの位
置をプリンタ装置に伝える必要がある。このような措置
は、特に、REDアレイを露光系に用いたプリンタ装置
には必要である。
【0053】以上の問題の別の解決方法は、プリンタ装
置に関する諸データから図4(b)に示すように”3”
から”10”までの領域でプリントすることが決定され
ている場合にそのことを表す情報を得て、以下の処理を
行うことが解決される。たとえば、図1のシェーディン
グ回路の後で、信号のレベルを検出して、非プリント領
域からプリント領域への検出を行い、プリント領域に関
してガンマ変換処理そしてヘッド・シェーディング処理
を実行する場合である。この場合は、図4(a)におい
ては、”3”からプリント領域になっているが、必ずし
も”3”から始まるとは限らない。しかし、プリント領
域を図4(b)に示す”3”から印刷するとされる場合
である。この場合は、プリント領域の開始に先立って、
信号、たとえばHSTARTを発生させて、図2のカウ
ンタ1053に所定の値(この場合、プリント装置から
の”3”のデータ)をロード(設定)することで、所望
のヘッド・シェーディング処理を実行することが可能に
なる。この場合は、当然ながら、プリント領域のデータ
のみが出力されて、記憶装置に記憶され、さらにプリン
ト装置に送られることになる。この後、プリント装置
は、受信した、あるいは記録装置から読み出した、”
3”の位置から補正が開始されている画像データを、”
3”の素子を使用して印刷することになる。
置に関する諸データから図4(b)に示すように”3”
から”10”までの領域でプリントすることが決定され
ている場合にそのことを表す情報を得て、以下の処理を
行うことが解決される。たとえば、図1のシェーディン
グ回路の後で、信号のレベルを検出して、非プリント領
域からプリント領域への検出を行い、プリント領域に関
してガンマ変換処理そしてヘッド・シェーディング処理
を実行する場合である。この場合は、図4(a)におい
ては、”3”からプリント領域になっているが、必ずし
も”3”から始まるとは限らない。しかし、プリント領
域を図4(b)に示す”3”から印刷するとされる場合
である。この場合は、プリント領域の開始に先立って、
信号、たとえばHSTARTを発生させて、図2のカウ
ンタ1053に所定の値(この場合、プリント装置から
の”3”のデータ)をロード(設定)することで、所望
のヘッド・シェーディング処理を実行することが可能に
なる。この場合は、当然ながら、プリント領域のデータ
のみが出力されて、記憶装置に記憶され、さらにプリン
ト装置に送られることになる。この後、プリント装置
は、受信した、あるいは記録装置から読み出した、”
3”の位置から補正が開始されている画像データを、”
3”の素子を使用して印刷することになる。
【0054】つぎに、本発明を、図6を使用してソフト
処理で行う方法を説明する。たとえば、図1に示したよ
うな読み取り装置100のガンマ変換経路からの多値の
画像データをCPU109内でソフト処理する場合を説
明する。
処理で行う方法を説明する。たとえば、図1に示したよ
うな読み取り装置100のガンマ変換経路からの多値の
画像データをCPU109内でソフト処理する場合を説
明する。
【0055】先ず、図6のステップ601で、印刷に使
用するプリンタの主走査方向の濃度むら補正データを入
手する。つぎに、ステップ601で対象となる画像デー
タをどの様に印刷するかを決定し、読み取り装置の図示
しない操作パネルを使用して、その方向、たとえば、図
4に示すような関係で、あるいは図5に示すような関係
で印刷するのかを決定する。ここで、図5に示すような
関係で印刷する場合ステップ604に進み、図5の
(a)に示すように、読み取った画像の副走査方向(矢
印の方向)に主走査単位のデータに補正データの1つを
対応させ、1つの主走査データの変り目で、補正データ
を切り換えて補正する。
用するプリンタの主走査方向の濃度むら補正データを入
手する。つぎに、ステップ601で対象となる画像デー
タをどの様に印刷するかを決定し、読み取り装置の図示
しない操作パネルを使用して、その方向、たとえば、図
4に示すような関係で、あるいは図5に示すような関係
で印刷するのかを決定する。ここで、図5に示すような
関係で印刷する場合ステップ604に進み、図5の
(a)に示すように、読み取った画像の副走査方向(矢
印の方向)に主走査単位のデータに補正データの1つを
対応させ、1つの主走査データの変り目で、補正データ
を切り換えて補正する。
【0056】この場合、読み取った画像データ毎に処理
する場合は、それぞれの画素を主走査方向に向かって処
理することになり、全体の動作は、図2を使用して説明
した動作と同様の補正処理が実行される。他方、図示し
ないメモリに原稿上の画像データが格納され、格納され
た画像データを処理する場合において、先ず画像の端部
から副走査方向のそれぞれの画素を、画素単位(主走査
単位)に補正データを切り換えて補正することも可能で
ある。
する場合は、それぞれの画素を主走査方向に向かって処
理することになり、全体の動作は、図2を使用して説明
した動作と同様の補正処理が実行される。他方、図示し
ないメモリに原稿上の画像データが格納され、格納され
た画像データを処理する場合において、先ず画像の端部
から副走査方向のそれぞれの画素を、画素単位(主走査
単位)に補正データを切り換えて補正することも可能で
ある。
【0057】ステップ602で、図4に示すような関係
で印刷すると決定した場合はステップ603に進み、こ
こで読み取った画像を読み取った主走査方向に、画素単
位で補正データを使用して補正する。
で印刷すると決定した場合はステップ603に進み、こ
こで読み取った画像を読み取った主走査方向に、画素単
位で補正データを使用して補正する。
【0058】読み取り装置で読み取ったデータ毎にリア
ルタイムで補正するのではなく、全体が既に読み取られ
た画像データの場合は、副走査方向にそれぞれの画素を
補正する場合も可能であり、その場合は、補正処理する
画素を主走査方向に変更した場合に、補正データを切り
換えることになる。
ルタイムで補正するのではなく、全体が既に読み取られ
た画像データの場合は、副走査方向にそれぞれの画素を
補正する場合も可能であり、その場合は、補正処理する
画素を主走査方向に変更した場合に、補正データを切り
換えることになる。
【0059】以上の様にして補正された多値データは、
ステップ605で2値化され、ステップ606で2値化
されたデータを画像データをどの様に補正したかを表す
データとともに出力する。
ステップ605で2値化され、ステップ606で2値化
されたデータを画像データをどの様に補正したかを表す
データとともに出力する。
【0060】以上において、補正データはプリンタに固
有のデータであり、プリンタの主走査方向のそれぞれの
素子の濃度むらを、あらかじめ各段階毎に設定されてい
る複数の変換テーブルのうちの1つを選択使用してデー
タ変換するが、この変換テーブルを選択するデータとす
ることが望ましい。この様にすることで、それぞれ固有
の濃度むらを有するプリンタそれぞれに対して同一のソ
フト処理内容とすることが可能になる。
有のデータであり、プリンタの主走査方向のそれぞれの
素子の濃度むらを、あらかじめ各段階毎に設定されてい
る複数の変換テーブルのうちの1つを選択使用してデー
タ変換するが、この変換テーブルを選択するデータとす
ることが望ましい。この様にすることで、それぞれ固有
の濃度むらを有するプリンタそれぞれに対して同一のソ
フト処理内容とすることが可能になる。
【0061】以上の図6を使用した説明において、読み
取った画像は、その全てが処理され、そして出力され、
さらには、プリンタに与えられる場合を前提にしてい
る。つぎに、この前提条件が無い場合を図6を使用して
説明する。
取った画像は、その全てが処理され、そして出力され、
さらには、プリンタに与えられる場合を前提にしてい
る。つぎに、この前提条件が無い場合を図6を使用して
説明する。
【0062】図7は、たとえば、B5の原稿を読み取
り、A4の用紙に印刷する場合を想定した場合を示し、
B5の原稿を、A4の用紙内部のどの位置に、正確には
どの主走査方向の位置に印刷するかを決定するステップ
702を有している。読み取った画像を、プリンタの主
走査方向のどの位置に印字するかが、不図示の操作パネ
ル等にしたがって決定される。この決定にしたがって、
ステップ703で、画像データのそれぞれの画素の濃度
をどの様な補正データをどの様に使用して変換(補正)
すべきか定まり、印刷処理にしたがった態様で、画像そ
れぞれの画素の濃度補正が実行される。そして、つぎ
に、ステップ704で2値データに変換し、ステップ7
05において、どの様に補正したか表す補正方向データ
とともに2値データの画像データを出力する。このデー
タ出力は、図1に示す場合、ハード・ディスク装置20
0に対して行われる。
り、A4の用紙に印刷する場合を想定した場合を示し、
B5の原稿を、A4の用紙内部のどの位置に、正確には
どの主走査方向の位置に印刷するかを決定するステップ
702を有している。読み取った画像を、プリンタの主
走査方向のどの位置に印字するかが、不図示の操作パネ
ル等にしたがって決定される。この決定にしたがって、
ステップ703で、画像データのそれぞれの画素の濃度
をどの様な補正データをどの様に使用して変換(補正)
すべきか定まり、印刷処理にしたがった態様で、画像そ
れぞれの画素の濃度補正が実行される。そして、つぎ
に、ステップ704で2値データに変換し、ステップ7
05において、どの様に補正したか表す補正方向データ
とともに2値データの画像データを出力する。このデー
タ出力は、図1に示す場合、ハード・ディスク装置20
0に対して行われる。
【0063】以上において、画像は2次元の画像であ
り、方向は、2次元の画像を構成するそれぞれの画素の
並びの方向であり、2つの互いに直交する2つの方向
(画像としての縦方向と横方向)のいずれかの方向を意
味している。そして、濃度補正は、1つの方向のみに行
われ、1つの方向に対する画素の位置座標毎に行われ
る。設定された補正方向の位置座標が同一の画素は、同
一の変換テーブルが使用され、補正方向の位置座標が同
じ画素の濃度データが同一であれば、補正された後の濃
度データも同一である。
り、方向は、2次元の画像を構成するそれぞれの画素の
並びの方向であり、2つの互いに直交する2つの方向
(画像としての縦方向と横方向)のいずれかの方向を意
味している。そして、濃度補正は、1つの方向のみに行
われ、1つの方向に対する画素の位置座標毎に行われ
る。設定された補正方向の位置座標が同一の画素は、同
一の変換テーブルが使用され、補正方向の位置座標が同
じ画素の濃度データが同一であれば、補正された後の濃
度データも同一である。
【0064】なお、本発明は、上述した実施の形態の機
能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記憶し
た記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシ
ステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやM
PU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み
出し実行することによっても、達成されることは言うま
でもない。
能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記憶し
た記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシ
ステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやM
PU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み
出し実行することによっても、達成されることは言うま
でもない。
【0065】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が本発明の新規な機能を実現すること
になり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本
発明を構成することになる。
グラムコード自体が本発明の新規な機能を実現すること
になり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本
発明を構成することになる。
【0066】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピーディスク、ハード・デ
ィスク、光磁気ディスク、光ディスク、CD−ROM、
CD−R、磁気テープ不揮発性のメモリカード、ROM
などを用いることができる。
体としては、例えば、フロッピーディスク、ハード・デ
ィスク、光磁気ディスク、光ディスク、CD−ROM、
CD−R、磁気テープ不揮発性のメモリカード、ROM
などを用いることができる。
【0067】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することによって、前述した実施の形態
の機能が実現される他、そのプログラムコードの指示に
基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが実際
の処理の一部または全部を行い、その処理によっても前
述した実施の形態の機能が実現され得る。
ムコードを実行することによって、前述した実施の形態
の機能が実現される他、そのプログラムコードの指示に
基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが実際
の処理の一部または全部を行い、その処理によっても前
述した実施の形態の機能が実現され得る。
【0068】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行
い、その処理によっても前述した実施の形態の機能が実
現され得る。
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行
い、その処理によっても前述した実施の形態の機能が実
現され得る。
【0069】本発明は、前述した実施の形態の機能を実
現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶
媒体からそのプログラムをパソコン通信など通信ライン
を介して要求者にそのプログラムを配信する場合にも適
用できることは言うまでもない。
現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶
媒体からそのプログラムをパソコン通信など通信ライン
を介して要求者にそのプログラムを配信する場合にも適
用できることは言うまでもない。
【0070】(第2の実施形態)実施例1では画像デー
タをハード・ディスク装置へ記憶保持するように記載し
ているが、取り外し可能な記憶媒体であるフロッピーデ
ィスク、メモリカード等へ記憶保持することも、実施例
と同様に可能である。図8は、フロッピーディスク・ド
ライブ300を備えた場合の実施例を示す図である。
タをハード・ディスク装置へ記憶保持するように記載し
ているが、取り外し可能な記憶媒体であるフロッピーデ
ィスク、メモリカード等へ記憶保持することも、実施例
と同様に可能である。図8は、フロッピーディスク・ド
ライブ300を備えた場合の実施例を示す図である。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、プ
リンタ固有のプリンタ主走査方向の濃度むらを補正する
ために、補正手段は画像読み取り手段の主走査方向と副
走査方向を選択して補正可能とする補正方向選択手段を
有し、この補正方向選択手段で選択した方向に対して補
正したデータを出力し、出力手段は2値化手段で2値化
した2値データを、補正手段で補正した補正方向を表す
データとともに出力するので、この出力データを受ける
プリンタは、補正方向を表すデータを基に、プリンタの
主走査方向の濃度むら特性が打ち消された態様で、2値
化画像データの画像を印刷することができる。
リンタ固有のプリンタ主走査方向の濃度むらを補正する
ために、補正手段は画像読み取り手段の主走査方向と副
走査方向を選択して補正可能とする補正方向選択手段を
有し、この補正方向選択手段で選択した方向に対して補
正したデータを出力し、出力手段は2値化手段で2値化
した2値データを、補正手段で補正した補正方向を表す
データとともに出力するので、この出力データを受ける
プリンタは、補正方向を表すデータを基に、プリンタの
主走査方向の濃度むら特性が打ち消された態様で、2値
化画像データの画像を印刷することができる。
【0072】また、補正手段は、プリンタの主走査方向
の前記濃度むらを補正するための、多値データを変換す
る変換テーブルであって、あらかじめ設けられている複
数の変換テーブル手段と、プリンタ固有の主走査方向の
画素単位の前記濃度むらを補正処理するために設けら
れ、複数の変換テーブルを選択することで画素単位の濃
度むらを補正する変換テーブルを選択する変換テーブル
選択データテーブル手段とを有し、補正手段は、補正デ
ータ保持手段に保持された補正データをデータテーブル
手段に格納し、データテーブル手段に格納されたデータ
と読み取り手段からの多値画像のデータとのあらかじめ
定められている対応関係を指示された量だけシフトした
対応関係で、データテーブルを使用して変換テーブルを
制御して、読み取り手段からの多値画像のデータを補正
する機能を有するので、補正され2値化された画像デー
タを、印刷する個々のプリンタの特性に合わせて補正す
ることができる。さらに、2値化手段で2値化した2値
データを、補正手段で補正した際に使用したシフト量を
表すデータとともに出力するので、プリンタ側で、この
データを基に、画像を所望する位置にプリンタの主走査
方向の濃度むら特性が打ち消された態様で、この2値化
された画像を印刷することができる。
の前記濃度むらを補正するための、多値データを変換す
る変換テーブルであって、あらかじめ設けられている複
数の変換テーブル手段と、プリンタ固有の主走査方向の
画素単位の前記濃度むらを補正処理するために設けら
れ、複数の変換テーブルを選択することで画素単位の濃
度むらを補正する変換テーブルを選択する変換テーブル
選択データテーブル手段とを有し、補正手段は、補正デ
ータ保持手段に保持された補正データをデータテーブル
手段に格納し、データテーブル手段に格納されたデータ
と読み取り手段からの多値画像のデータとのあらかじめ
定められている対応関係を指示された量だけシフトした
対応関係で、データテーブルを使用して変換テーブルを
制御して、読み取り手段からの多値画像のデータを補正
する機能を有するので、補正され2値化された画像デー
タを、印刷する個々のプリンタの特性に合わせて補正す
ることができる。さらに、2値化手段で2値化した2値
データを、補正手段で補正した際に使用したシフト量を
表すデータとともに出力するので、プリンタ側で、この
データを基に、画像を所望する位置にプリンタの主走査
方向の濃度むら特性が打ち消された態様で、この2値化
された画像を印刷することができる。
【図1】本発明の第1の実施形態の画像処理装置の構成
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
【図2】図1のリーダ装置100に設けられている濃度
むら補正回路105のブロック図である。
むら補正回路105のブロック図である。
【図3】ヘッド・シェーディングを行うデータを得るた
めのそれぞれの色用のテストパターンを説明する図であ
る。
めのそれぞれの色用のテストパターンを説明する図であ
る。
【図4】読み取り時の走査方向と、印字時の走査方向と
の関係を示し、(b)は印字される際におけるそれぞれ
の素子を示し、(a)は、読み取り画像における印字素
子との対応関係を示す図である。
の関係を示し、(b)は印字される際におけるそれぞれ
の素子を示し、(a)は、読み取り画像における印字素
子との対応関係を示す図である。
【図5】読み取り時の走査方向と、印字時の走査方向と
の関係を示し、(b)は印字される際におけるそれぞれ
の素子を示し、(a)は、読み取り画像における印字素
子との対応関係を示す図である。
の関係を示し、(b)は印字される際におけるそれぞれ
の素子を示し、(a)は、読み取り画像における印字素
子との対応関係を示す図である。
【図6】本発明をソフト処理で行う場合の処理を説明す
るフロー・チャートである。
るフロー・チャートである。
【図7】本発明をソフト処理で行う場合の処理を説明す
るフロー・チャートである。
るフロー・チャートである。
【図8】フロッピーディスクを備えた場合の実施形態の
ブロック図である。
ブロック図である。
100 読み取り装置 200 ハード・ディスク装置 300 フロッピーディスク・ドライブ 400 プリンタ装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C262 AA04 AA24 AA26 AB05 AC04 BB01 BB15 BB32 BB33 BB34 BC01 5B047 AA01 AB04 BB02 BC23 CB21 DA01 DA03 DB01 DB03 DC06 DC09 5B057 AA11 BA02 CA01 CA08 CA12 CB01 CB06 CB12 CB16 CC01 CE11 CH07 DB02 DB06 DB09 DC22 5C077 LL04 LL19 MM03 MM27 MP08 NP01 PP12 PP33 PP54 PP74 PQ08 PQ23 RR02 RR16 SS01 SS02 TT02
Claims (15)
- 【請求項1】 それぞれの画素が多値の濃度データで表
現される2次元画像の画素の並びの方向のどの方向に濃
度データを補正するかを設定する補正方向設定手段と、 前記補正方向設定手段により設定された方向の画素位置
座標毎に、前記2次元の画像の濃度データを変換し、変
換された多値の濃度データを有する画像データを出力す
る濃度補正手段と、 前記濃度補正手段から出力された多値の濃度データを変
換して2値化データを有する画像データを出力する2値
化手段と、 前記補正方向設定手段により設定された補正方向を表す
データを生成する補正方向データ生成手段と、 前記補正方向データ生成手段により生成されたデータと
ともに前記2値化手段により変換された画像データを出
力する出力手段を備えたことを特徴とする画像処理装
置。 - 【請求項2】 前記濃度補正手段は、さらに、 前記多値データを変換する複数の変換テーブルであっ
て、あらかじめ設けられている変換テーブル手段と、 前記プリンタ固有のプリンタ主走査方向の画素単位の濃
度むらに対応させたデータに基づき前記複数の変換テー
ブルを選択する変換テーブル選択データテーブル手段と
を有し、 前記補正方向設定手段で選択した方向の画素位置座標を
有する画素毎に前記変換テーブル選択データテーブル手
段を制御して、前記変換テーブル手段により前記2次元
の画像の濃度データを変換し出力することを特徴とする
請求項1に記載の画像処理装置。 - 【請求項3】 プリンタの濃度むらの補正に使用するプ
リンタ固有の補正データを保持する補正データ保持手段
と、 それぞれの画素が多値の濃度データで表現される2次元
画像に対して、前記補正データをどの様に対応させるか
を設定する対応関係設定手段と、 前記対応関係設定手段により設定された対応関係に基づ
いて、前記2次元画像の画素位置座標と前記補正データ
保持手段からの補正データとの対応関係を定めて、該定
められた対応関係を使用して前記2次元の画像の濃度デ
ータを変換し、変換された多値の濃度データを有する画
像データを出力する濃度補正手段と、 前記濃度補正手段から出力された多値の濃度データを変
換して2値化データを有する画像データを出力する2値
化手段と、 該2値化手段により変換された画像データを出力する出
力手段を備えたことを特徴とする画像処理装置。 - 【請求項4】 前記出力手段は、該2値化手段で2値化
した2値データを、前記対応関係設定手段と設定した対
応関係を表すデータとともに出力することを特徴とする
請求項3に記載の画像処理装置。 - 【請求項5】 前記対応関係は、前記2次元画像の画素
位置座標と前記補正データ保持手段からの補正データと
の間のズレ量であることを特徴とする請求項3又は4に
記載の画像処理装置。 - 【請求項6】 画像データを多値データとして読み取る
画像読み取り手段と、該多値データの画像に対してプリ
ンタ固有の主走査方向の画素単位の濃度むらを、プリン
タ固有の補正データを使用して補正する補正手段と、該
補正手段からのデータを2値化する2値化手段と、該2
値化手段で2値化した2値データを出力する出力手段を
有する画像処理装置から出力されたデータを受けて印刷
する印刷装置であって、 前記出力データに含まれる該2値データと前記プリンタ
固有の補正データとの対応関係を表すデータを使用し
て、対応するプリンタの主走査方向位置において前記出
力データに含まれる2値データの画像を印字出力するよ
うにしたことを特徴とする印刷装置。 - 【請求項7】 それぞれの画素が多値の濃度データで表
現される2次元画像の画素の並びの方向のどの方向に濃
度データを補正するかを設定する補正方向設定ステップ
と、 前記補正方向設定手段により設定された方向の画素位置
座標毎に、前記2次元の画像の濃度データを変換し、変
換された多値の濃度データを有する画像データを出力す
る濃度補正ステップと、 前記濃度補正手段から出力された多値の濃度データを変
換して2値化データを有する画像データを出力する2値
化ステップと、 前記補正方向設定手段により設定された補正方向を表す
データを生成する補正方向データ生成ステップと、 前記補正方向データ生成手段により生成されたデータと
ともに前記2値化手段により変換された画像データを出
力する出力ステップを備えたことを特徴とする画像処理
方法。 - 【請求項8】 前記濃度補正ステップは、さらに、 複数の多値データ変換テーブルを選択するステップであ
って、前記プリンタ固有のプリンタ主走査方向の画素単
位の濃度むらに対応させたデータに基づき選択するテー
ブル選択ステップを有し、 前記補正方向設定手段で選択した方向の画素位置座標を
有する画素毎に前記変換テーブル選択データテーブル手
段を制御して、前記変換テーブル手段により前記2次元
の画像の濃度データを変換し出力することを特徴とする
請求項7に記載の画像処理方法。 - 【請求項9】 それぞれの画素が多値の濃度データで表
現される2次元画像に対して、プリンタの濃度むらの補
正に使用するプリンタ固有の補正データをどの様に対応
させるかを設定する対応関係設定ステップと、 前記対応関係設定ステップにより設定された対応関係に
基づいて、前記2次元画像の画素位置座標と前記補正デ
ータ保持手段からの補正データとの対応関係を定めて、
該定められた対応関係を使用して前記2次元の画像の濃
度データを変換し、変換された多値の濃度データを有す
る画像データを出力する濃度補正ステップと、 前記濃度補正手段から出力された多値の濃度データを変
換して2値化データを有する画像データを出力する2値
化ステップと、 該2値化ステップにより変換された画像データを出力す
る出力ステップを備えたことを特徴とする画像処理方
法。 - 【請求項10】 前記出力するステップは、該2値化手
段で2値化した2値データを、前記対応関係設定手段と
設定した対応関係を表すデータとともに出力することを
特徴とする請求項9に記載の画像処理方法。 - 【請求項11】 前記対応関係は、前記2次元画像の画
素位置座標と前記補正データ保持手段からの補正データ
との間のズレ量であることを特徴とする請求項9又は1
0に記載の画像処理方法。 - 【請求項12】 画像データを多値データとして読み取
る画像読み取り、該多値データの画像に対してプリンタ
固有の主走査方向の画素単位の濃度むらを、プリンタ固
有の補正データを使用して補正し、補正された多値デー
タの画像を2値データに変換して出力し、出力された2
値データの画像を含むデータを受けて印刷する印刷方法
であって、 前記出力されたデータに含まれる該2値データと前記プ
リンタ固有の補正データとの対応関係を表すデータを使
用して、対応するプリンタの主走査方向位置において、
前記出力されたデータに含まれる2値データの画像を印
字出力するようにしたことを特徴とする印刷方法。 - 【請求項13】 それぞれの画素が多値の濃度データで
表現される2次元画像の画素の並びの方向のどの方向に
濃度データを補正するかを設定する補正方向設定ステッ
プと、 前記補正方向設定手段により設定された方向の画素位置
座標毎に、前記2次元の画像の濃度データを変換し、変
換された多値の濃度データを有する画像データを出力す
る濃度補正ステップと、 前記濃度補正手段から出力された多値の濃度データを変
換して2値化データを有する画像データを出力する2値
化ステップと、 前記補正方向設定手段により設定された補正方向を表す
データを生成する補正方向データ生成ステップと、 前記補正方向データ生成手段により生成されたデータと
ともに前記2値化手段により変換された画像データを出
力する出力ステップを実行するプログラムを記憶したコ
ンピュータ読み取り可能な記憶媒体。 - 【請求項14】 請求項13に記載の記憶媒体におい
て、 前記記憶媒体として、サーバ・コンピュータおよびクラ
イアント・コンピュータが読むことができるプログラム
を格納したフロッピー(登録商標)ディスク、ハード・
ディスク、光磁気ディスク、光ディスク、CD−RO
M、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、
ROMを用いることを特徴とする記憶媒体。 - 【請求項15】 請求項14に記載の記憶媒体におい
て、 前記記憶媒体は、サーバ・コンピュータおよびクライア
ント・コンピュータに着脱可能であることを特徴とする
記憶媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000324535A JP2002135586A (ja) | 2000-10-24 | 2000-10-24 | 画像処理装置及び方法ならびに印刷装置及び方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000324535A JP2002135586A (ja) | 2000-10-24 | 2000-10-24 | 画像処理装置及び方法ならびに印刷装置及び方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002135586A true JP2002135586A (ja) | 2002-05-10 |
Family
ID=18802050
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000324535A Pending JP2002135586A (ja) | 2000-10-24 | 2000-10-24 | 画像処理装置及び方法ならびに印刷装置及び方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002135586A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100910689B1 (ko) | 2005-06-24 | 2009-08-04 | 캐논 가부시끼가이샤 | 컬러 화상 형성 장치 및 그 미스레지스트레이션 보정 방법 |
JP2017132217A (ja) * | 2016-01-29 | 2017-08-03 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置、画像形成方法、コンピュータプログラム |
-
2000
- 2000-10-24 JP JP2000324535A patent/JP2002135586A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100910689B1 (ko) | 2005-06-24 | 2009-08-04 | 캐논 가부시끼가이샤 | 컬러 화상 형성 장치 및 그 미스레지스트레이션 보정 방법 |
US7598971B2 (en) | 2005-06-24 | 2009-10-06 | Canon Kabushiki Kaisha | Color image forming apparatus |
JP2017132217A (ja) * | 2016-01-29 | 2017-08-03 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置、画像形成方法、コンピュータプログラム |
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