JP2002135177A - 電力線搬送システム - Google Patents

電力線搬送システム

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JP2002135177A JP2000327170A JP2000327170A JP2002135177A JP 2002135177 A JP2002135177 A JP 2002135177A JP 2000327170 A JP2000327170 A JP 2000327170A JP 2000327170 A JP2000327170 A JP 2000327170A JP 2002135177 A JP2002135177 A JP 2002135177A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各種情報の伝送速度を実質的に高め、送信情
報の待ち時間が短く、制御部の負荷を軽減して効率的に
動作させる電力線搬送システムを提供する。 【解決手段】 親局1と子局2A〜2Nを電力線3に結
合し、親局1と子局2A〜2N間で電力線3を介して各
伝送周期毎に各種情報を時分割多重伝送するもので、各
種情報は、親局1から1つ以上の子局2に伝送される第
1情報、1つ以上の子局2から親局1に伝送される第2
情報、1つ以上の子局2から親局1に伝送される送信要
求情報、第1情報、第2情報、送信要求情報の伝送に先
立って親局1から子局2A〜2Nに伝送され、第1情
報、第2情報、送信要求情報の各伝送期間を割当てる伝
送期間割当情報からなり、各伝送周期を電力線3の伝送
電力周波数の整数分の1に等しい一定の長さに設定し、
第1情報、第2情報、送信要求情報の各伝送割当期間を
情報量に応じて各伝送周期毎に異なる長さに設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電力線搬送システ
ムに係わり、特に、電力線に1つの親局と複数の子局と
を結合し、電力線を通して1つの親局と複数の子局との
間で各種情報を時分割多重伝送する際に、伝送情報の待
ち時間を短縮し、親局と複数の子局に過分に負荷を掛け
ずに良好な品質の情報伝送を行うことを可能にした電力
線搬送システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、1つの親局と複数の子局とを同一
系統の電力線に結合し、1つの親局と複数の子局との間
でこの電力線を用いて各種情報(データ)を時分割多重
伝送させる電力線搬送システムが知られている。この既
知の電力線搬送システムは、各種情報を高効率で伝送さ
せるために、各種情報の伝送速度を高くしたり、伝送す
る各種情報の送信時の待ち時間を少なくしたりする手段
を講じている。また、電力線搬送システムは、情報伝送
路として、商用周波数電力を供給する電力線を用いてい
るため、情報伝送路に多くのノイズ成分が含まれてお
り、それらのノイズが伝送される各種情報に影響を及ぼ
し、良好な品質の情報伝送を行うことはできない。この
ため、電力線搬送システムは、各種情報を電力線を通し
て伝送する際に、送信側において各種情報を搬送波信号
で変調した後、変調搬送波信号として電力線に送信し、
受信側において電力線を通して供給された変調搬送波信
号を受信し、受信した変調搬送波信号を復調して元の各
種情報を得るようにしている。
【0003】一般に、情報伝送時には、情報の伝送速度
と情報伝送に利用可能な伝送周波数帯域とが比例関係に
あることが知られており、電力線搬送システムにおいて
も、情報伝送時の伝送周波数帯域が規定されることにな
る。そして、電力線搬送システムにおいて、情報の伝送
速度を高めるには、周波数利用効率の高い変調方式を用
いればよいことが知られており、その一例として、第1
に特開平9−200096号公報に開示の方式があり、
第2に特開平11−251979号公報に開示の方式が
あり、第3に特開平10−313268号公報に開示の
方式がある。この場合、特開平9−200096号公報
に開示の方式は、一つの搬送周波数信号を用いて同時に
2ビットのデータを伝送する直交位相変調方式に関する
ものであり、特開平11−251979号公報に開示の
方式は、周波数多重及び時分割多重と周波数偏移変調方
式とを併用しているものであり、特開平10−3132
68号公報に開示の方式は、送信信号を周波数領域で拡
散し、耐ノイズ性を向上させ、結果的に伝送速度を向上
することを可能にしたスペクトル拡散変調方式を用いて
いるものである。
【0004】また、電力線搬送システムにおいて、親局
及び/または複数の子局の中のいずれか1つまたは2つ
以上の子局に送信すべき情報が得られたときに、その情
報を送信する待ち時間を少なくする方式についても、幾
つかの提案がなされており、その一例として、特開昭5
7−111137号に開示のポーリング方式がある。こ
の特開昭57−111137号に開示のポーリング方式
は、親局からポーリング信号を指定した子局宛てに送信
すると、指定した子局がそのポーリング信号を受け、送
信すべき情報を親局宛てに送信する。このとき、指定し
た子局以外の子局が親局に送信要求を出すと、親局がそ
の送信要求に応答してその子局から送信すべき情報を親
局宛てに送信することができるものである。
【0005】ところで、電力線搬送システムに限らず、
各種データを搬送波周波数信号で変調した後で送信する
伝送システムにおいては、各種データを復調するとき
に、その復調を行うに先立って、各種データ列の間隔等
の同期を確立する必要がある。このため、この種の伝送
システムにおいては、各種データを送信する際に、各種
データ列の間隔等の同期を確立するためのプリアンブル
信号を付加して送信する方式が採用されており、その方
式の一例として、特許第2827834号明細書、特開
平2−281820号公報等に開示のものがある。
【0006】さらに、電力線搬送システムにおいては、
電力線に商用周波数50Hzまたは60Hzの電力が供
給されていることから、電力線を伝送させるデータ列の
ビット間隔を商用周波数の周期に一致させることによ
り、プリアンブル信号を用いることなく、データ列の間
隔等の同期を確立させる方式も知られており、その一例
として、特開昭56−86041号公報に開示のもの、
特開平3−13016号公報に開示のもの、特開平2−
2108331号公報に開示のもの等がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】既知の電力線搬送シス
テムにおいて、前述のように、情報の伝送速度を高くす
るために、周波数利用効率の高い変調方式を用いたもの
は、一つの搬送周波数に対して、複数のデータを同時に
送信できるという利点があるものの、周波数利用効率の
高い変調方式を用いた場合は、情報(データ)対雑音
(ノイズ)の伝送誤り率が増大し、同じ情報(データ)
の再送信回数が増えてしまい、その結果、必ずしも伝送
速度が高くなったことにならない場合がある。
【0008】また、既知の電力線搬送システムにおい
て、前述のように、情報を送信する待ち時間の少ないポ
ーリング方式を用いたものは、親局より情報送信を許可
された子局が情報送信を終了するのを待って、送信情報
(データ)が発生した別の子局が親局に対して送信要求
信号を送信し、親局がポーリング信号を別の子局に送信
した後、別の子局の情報(データ)の送信が開始される
ため、通常、複数の子局に順番にポーリング信号を送信
している既知のポーリング方式に比べれば、送信情報
(データ)の待ち時間は少なくなるが、送信情報(デー
タ)の待ち時間が発生する頻度は高くなるので、必ずし
も効率のよい電力線搬送システムであるとはいい難いも
のである。
【0009】さらに、既知の電力線搬送システムにおい
て、前述のように、プリアンブル信号を用いることな
く、商用周波数を利用してデータ列の間隔等の同期を確
立させる方式を用いたものは、商用周波数の周波数安定
度から商用周波数の100倍程度の伝送速度が上限速度
になる、すなわち、商用周波数が変動した場合、情報
(データ)の受信側が誤ったタイミングによってデータ
間隔を受信するため、変調搬送波信号を正規に復調する
ことができなくなることがある。従って、情報(デー
タ)の伝送速度が数kbps以上の電力線搬送システム
においては、この方式は用いられず、プリアンブル信号
を用いて同期を取る方式が用いられる。この方式は、プ
リアンブル信号の送信の開始時間が受信側において不明
であるため、親局及び複数の子局は、自局から情報を送
信するとき以外、常時、プリアンブル信号の検出を行わ
ねばならないことになる。そして、この種の電力線搬送
システムにおいては、親局及び子局を構成する際に、プ
リアンブル検出回路を含む各種回路部分をマイクロコン
ピュータやデジタルシグナルプロセッサ(DSP)等の
デジタル回路で構成することが普通であるため、プリア
ンブル検出回路が常時プリアンブル信号の検出を行って
いたとすれば、制御部がプリアンブル信号の検出に掛り
きりになって、他の情報(データ)処理を実行できなく
なる。このため、この種の電力線搬送システムは、複数
のDSPを用いたり、高価で大規模なDSPを用いたり
する必要があり、その場合に、親局や子局の回路構成が
複雑になったり、システム全体の構成が大規模になった
りする。
【0010】本発明は、このような技術的背景に鑑みて
なされたもので、その目的は、各種情報の伝送速度を実
質的に高め、送信情報の待ち時間が短く、かつ、制御部
の負荷を軽減して効率的に動作させることを可能にした
電力線搬送システムを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明による電力線搬送システムは、親局と複数の
子局とを電力線に結合し、親局と複数の子局との間で電
力線を介してそれぞれの伝送周期毎に各種情報を時分割
多重伝送するものであって、各種情報は、親局から1つ
以上の子局に伝送される第1情報と、1つ以上の子局か
ら親局に伝送される第2情報と、1つ以上の子局から親
局に伝送される送信要求情報と、第1情報、第2情報、
送信要求情報の伝送に先立って親局から複数の子局に伝
送され、第1情報、第2情報、送信要求情報の各伝送期
間を割当てる伝送期間割当情報とからなり、それぞれの
伝送周期を電力線に伝送される電力周波数の整数分の1
に等しい一定の長さに設定するとともに、第1情報、第
2情報、送信要求情報の各伝送割当期間をそれらの情報
量に応じてそれぞれの伝送周期毎に異なる長さに設定す
る手段を備えている。
【0012】前記手段によれば、いずれかの子局が送信
すべき情報を得たとき、その子局から送信要求情報を親
局に送信し、送信要求情報を受信した親局がその子局に
情報送信できる時間領域を割付け、情報送信の割付けが
行われた各子局が時分割多重で情報(データ)を送信す
るようにしているので、一つの子局の情報送信が終了す
るまで他の子局が情報送信を待つ必要がなくなり、ま
た、それぞれの伝送周期毎に、親局から子局への伝送情
報(第1情報)、子局から親局への伝送情報(第2情
報)、子局から親局への送信要求情報、それらの情報に
先立って親局から子局に送信されるそれらの情報の送信
期間を割当てる伝送期間割当情報の4つの情報の合計の
送信周期を電力周波数の整数分の1に等しい一定の長さ
に設定し、その中で、4つの情報の伝送期間をそれらの
情報量に応じて可変にしているので、融通性の高い情報
伝送処理が行われ、それにより各種情報の伝送速度を実
質的に高め、かつ、送信情報の待ち時間を短くすること
ができる。
【0013】この他にも、前記手段によれば、それぞれ
の伝送周期の始まりが商用周波数の整数分の1に当たる
予め決められた商用周波数の振幅位置になるので、伝送
期間割当情報に先立って送信されるプリアンブル信号を
検出する際に、商用周波数の整数分の1に当たる予め決
められた商用周波数の振幅位置の直前から検出を開始す
れば足り、制御部がプリアンブル信号の検出を行うとき
の負荷が大幅に軽減され、その分、他の情報処理を効率
的に実行させることができる。
【0014】また、前記手段における各種情報は、それ
ぞれの伝送周期において、第1情報、第2情報、送信要
求情報の中のいずれか1つまたは2つの情報について伝
送すべき情報がない場合、伝送すべき情報がない1つま
たは2つの情報の伝送期間を他の情報の伝送期間に割当
てる1つの付加手段を備えることが好適である。
【0015】前記1つの付加手段によれば、それぞれの
伝送周期内に、第1情報、第2情報、送信要求情報とし
て伝送すべき情報がない場合、伝送すべき情報がない情
報の伝送期間に割当てをなくし、その分、他の情報の伝
送期間に割当てるようにしているので、前記手段に比べ
て、より融通性の高い情報伝送処理を行うことができる
とともに、前記手段と同様に、各種情報の伝送速度を実
質的に高め、送信情報の待ち時間を短くすることができ
る。
【0016】さらに、前記手段における伝送期間割当情
報は、第1情報、第2情報、送信要求情報のそれぞれの
情報に対する伝送開始時間及び伝送持続時間、伝送時に
用いられる情報変調方式、誤り訂正符号化率等の情報内
容からなり、この中で、情報変調方式は、再送信情報頻
度の発生回数等に基づく電力線の情報伝送状態の良否に
応じて親局が決定している他の付加手段を備えることが
好ましい。
【0017】前記他の付加手段によれば、情報の伝送に
用いられる情報変調方式は、親局が再送信情報頻度の発
生回数等を常時監視し、その監視結果にから電力線の情
報伝送状態の良否を判定し、その判定に応じてその時点
で最も周波数利用効率が高く、かつ、伝送品質が良好な
変調方式を選択するようにしているので、情報の伝送品
質が良好な状態を維持しながら、各種情報の伝送速度を
実質的に高めることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0019】図1は、本発明による電力線搬送システム
の一つの実施の形態を示すもので、親局及び子局の要部
構成を示すブロック図である。
【0020】図1に示されるように、この実施の形態に
よる電力線搬送システムは、1つの親局1と、複数
(N)の子局2A、2B、2C、… …、2Nと、電力
線3とからなり、1つの親局1と複数の子局2A、2
B、2C、… …、2Nがそれぞれ電力線3に結合され
ている。
【0021】この場合、親局1は、結合器4と、電力増
幅器(アンプ)5と、変調器6と、送信タイミング制御
回路7と、プリアンブル信号生成回路8と、パケットデ
ータ生成回路9と、フレームヘッダ生成回路10と、フ
レームスケジューラ11と、電源周期検出回路12と、
プリアンブル検出回路13と、受信タイミング制御回路
14と、復調器15と、送信要求検出回路16と、パケ
ットデータ分離回路17と、制御部18とを備えてい
る。
【0022】そして、結合器4は、一対の結合端子が電
力線3に接続され、入力端子が電力増幅器5の出力端子
に接続され、出力端子が電源周期検出回路12、プリア
ンブル検出回路13、復調器15の各入力端子に接続さ
れる。電力増幅器5は、入力端子が変調器6の出力端子
に接続される。送信タイミング制御回路7は、出力端子
が変調器6の入力端子に接続され、入力端子がプリアン
ブル信号生成回路8の出力端子、パケットデータ生成回
路9の出力端子、フレームヘッダ生成回路10の出力端
子にそれぞれ接続され、制御端子が電源周期検出回路1
2の出力端子に接続される。パケットデータ生成回路9
は、入力端子が送信データ発生装置(図示なし)に接続
され、フレームヘッダ生成回路10は、入力端子がフレ
ームスケジューラ11の出力端子に接続される。フレー
ムスケジューラ11は、入力端子が送信データ発生装置
(図示なし)と、送信要求検出回路16の出力端子と、
パケットデータ分離回路17の出力端子にそれぞれ接続
される。
【0023】電源周期検出回路12は、出力端子がプリ
アンブル検出回路13の入力端子に接続され、プリアン
ブル検出回路13は、入出力端子が受信タイミング制御
回路14の入出力端子に接続される。受信タイミング制
御回路14は、出力端子が復調器15の入力端子、送信
要求検出回路16の入力端子、パケットデータ分離回路
17の入力端子にそれぞれ接続される。復調器15は、
出力端子が送信要求検出回路16の入力端子と、パケッ
トデータ分離回路17の入力端子にそれぞれ接続され
る。パケットデータ分離回路17は、出力端子が受信デ
ータ利用回路(図示なし)に接続される。なお、制御部
18は、接続状態が図示されていないが、各部に接続さ
れ、各部の動作状態を制御している。
【0024】また、複数の子局2A、2B、2C、…
…、2Nは、いずれも同じ構成を有するもので、要部構
成が図示されている子局2Aの構成を例に挙げて述べる
と、子局2Aは、結合器19と、電力増幅器(アンプ)
20と、変調器21と、送信タイミング制御回路22
と、プリアンブル信号生成回路23と、パケットデータ
生成回路24と、送信要求生成回路25と、電源周期検
出回路26と、プリアンブル検出回路27と、受信タイ
ミング制御回路28と、復調器29と、フレームヘッダ
解読回路30と、パケットデータ分離回路31と、制御
部32とを備えている。
【0025】そして、結合器19は、一対の結合端子が
電力線3に接続され、入力端子が電力増幅器20の出力
端子に接続され、出力端子が電源周期検出回路26、プ
リアンブル検出回路27、復調器29の各入力端子に接
続される。電力増幅器20は、入力端子が変調器21の
出力端子に接続される。送信タイミング制御回路22
は、出力端子が変調器21の入力端子に接続され、入力
端子がプリアンブル信号生成回路23の出力端子、パケ
ットデータ生成回路24の出力端子、送信要求生成回路
25の出力端子にそれぞれ接続され、制御端子が電源周
期検出回路26の出力端子と、フレームヘッダ解読回路
30の出力端子にそれぞれ接続される。パケットデータ
生成回路24は、入力端子が送信データ発生装置(図示
なし)に接続され、送信要求生成回路25は、入力端子
が送信データ発生装置(図示なし)に接続される。
【0026】電源周期検出回路26は、出力端子がプリ
アンブル検出回路27の入力端子に接続され、プリアン
ブル検出回路27は、入出力端子が受信タイミング制御
回路28の入出力端子に接続される。受信タイミング制
御回路28は、入出力端子がフレームヘッダ解読回路3
0の入出力端子に接続され、出力端子が復調器29の入
力端子、パケットデータ分離回路31の入力端子にそれ
ぞれ接続される。復調器29は、出力端子がフレームヘ
ッダ解読回路30の入力端子と、パケットデータ分離回
路31の入力端子にそれぞれ接続される。パケットデー
タ分離回路31は、出力端子が受信データ利用回路(図
示なし)に接続される。なお、制御部32は、接続状態
が図示されていないが、各部に接続され、各部の動作状
態を制御している。
【0027】次に、図2は、図1に図示された電力線搬
送システムにおいて、各フレーム周期毎に電力線3に伝
送される伝送情報の構成の一例を示す説明図である。
【0028】図2に示されるように、ある1フレーム周
期に電力線3に伝送される伝送情報は、先頭のフレーム
ヘッダ領域33と、その次のダウンリンク(Down
Link)情報領域34と、その次のアップリンク(U
p Link)情報領域35と、最後の送信要求情報領
域36とからなっている。また、フレームヘッダ領域3
3は、プリアンブル信号330 とそれに続くフレームヘ
ッダ331 とからなり、ダウンリンク情報領域34は、
プリアンブル信号340 とそれに続くn(nは正の整
数)個のパケット情報(パケット1乃至パケットn)3
1 、342 、……、34n とからなり、アップリンク
情報領域35は、プリアンブル信号35 0 とそれに続く
m(mは正の整数)個のパケット情報(パケット1乃至
パケットm)351 、352 、… …、35m とからな
り、送信要求情報領域36は、プリアンブル信号3601
とそれに続く送信要求情報3611、プリアンブル信号3
02とそれに続く送信要求情報3612、… …、プリア
ンブル信号360kとそれに続く送信要求情報361kとか
らなっている。
【0029】この場合、フレームヘッダ331 は、プリ
アンブル信号340 とそれに続くn個のパケット情報3
1 〜34n のそれぞれの情報に対する伝送開始時間及
び伝送持続時間、プリアンブル信号350 とそれに続く
m個のパケット情報351 〜35m のそれぞれの情報に
対する伝送開始時間及び伝送持続時間、送信要求情報の
プリアンブル信号3601とそれに続く送信要求情報36
11乃至プリアンブル信号360kとそれに続く送信要求情
報361kのそれぞれの情報に対する伝送開始時間及び伝
送持続時間、これらの情報を伝送するときに用いられる
情報変調方式、誤り訂正符号化率等の情報内容を有して
いる。また、パケット情報341 〜34 n は、親局1か
ら複数の子局2A〜2Nの中のいずれか1つ以上の子局
宛てに送信する情報であり、パケット情報351 〜35
m は、複数の子局2A〜2Nの中のいずれか1つ以上の
子局から親局1宛てに送信する情報であり、送信要求情
報3611乃至送信要求情報361kは、送信すべき情報が
得られた複数の子局2A〜2Nの中のいずれか1つ以上
の子局が親局1宛てに送信する情報である。
【0030】ところで、1フレーム周期の長さは、図2
に示されるように、電力線3に供給される商用周波数の
1つの負−正転換ゼロクロス点C0 から3周期先の同じ
負−正変位ゼロクロス点C1 までであり、それぞれのフ
レーム周期の長さは、商用周波数の3周期分の長さで、
一定の長さである。そして、それぞれのフレーム周期に
おいては、前記3周期毎の負−正転換ゼロクロス点
0 、C1 、C2 、… …の到来時点になると、親局1
は、電力線3にフレームヘッダ領域33を構成するプリ
アンブル信号330 とそれに続くフレームヘッダ331
を電力線3に送信し、複数の子局2A〜2Nは、電力線
3を通して伝送されてきたプリアンブル信号330 とそ
れに続くフレームヘッダ331 をそれぞれ受信する。
【0031】これに対して、フレームヘッダ領域33、
ダウンリンク情報領域34、アップリンク情報領域3
5、送信要求情報領域36のそれぞれの長さは、全体の
長さが1フレーム周期の長さによって規定されているも
のの、その1フレーム周期に送信すべき情報量に応じ
て、適宜その長さが可変にされる。そして、図2におけ
るある1フレーム周期に続く次の1フレーム周期に示さ
れるように、その1フレーム周期に複数の子局2A〜2
Nのいずれかから親局1宛てに送信するパケット情報3
1 〜35m がない場合、アップリンク情報領域35を
なくし、その分、ダウンリンク情報領域34の長さを長
くしている。同じように、その1フレーム周期に親局1
から複数の子局2A〜2Nのいずれかに宛てに送信する
パケット情報341 〜34n がない場合、ダウンリンク
情報領域34をなくし、その分、アップリンク情報領域
35の長さを長くすることもでき、さらに、その1フレ
ーム周期に複数の子局2A〜2Nのいずれかから親局1
宛てに送信する送信要求情報3611〜361kがない場
合、送信要求情報領域36ををなくし、その分、ダウン
リンク情報領域34及び/またはアップリンク情報領域
35の長さを長くすることもできる。
【0032】このとき、複数の子局2A〜2Nは、親局
1におけるプリアンブル信号330とそれに続くフレー
ムヘッダ331 の送信時期が、電力線3に供給される商
用周波数の3周期毎の負−正転換ゼロクロス点C0 、C
1 、C2 、… …の到来時期であることが判っているの
で、複数の子局2A〜2Nの各制御部32は、3周期毎
の負−正転換ゼロクロス点C0 、C1 、C2 、… …の
到来時期の直前になったとき、プリアンブル信号330
とそれに続くフレームヘッダ331 の受信準備、すなわ
ち、プリアンブル信号330 を検出する準備に取り掛れ
ばよく、プリアンブル信号を用いているこれまでの方式
のように、常時、制御部32がプリアンブル信号の検出
をしている必要がなくなり、その分、制御部32の負荷
が大幅に低減され、制御部32を他の情報処理を実行さ
せることが可能になるとともに、制御部32として大規
模のものを用いる必要がないので、全体の回路構成を単
純化することができる。
【0033】ここで、図1に図示された電力線搬送シス
テムの動作の概要を、図2に図示された説明図を併用し
て説明する。
【0034】始めに、親局1で行われる動作について述
べる。
【0035】図示されていない送信データ発生装置から
送信情報(データ)がパケットデータ生成回路9に供給
されると、パケットデータ生成回路9が供給される個別
の送信情報を図2に示されるようなパケット情報341
〜34n になるようにパケット編成し、編成したパケッ
ト情報341 〜34n を送信タイミング制御回路7に供
給する。この時点に、プリアンブル信号生成回路8は、
フレームヘッダ331に付与するプリアンブル信号33
0 及びパケット情報341 〜34n に付与するプリアン
ブル信号340 を生成し、生成したプリアンブル信号3
0 、340 を送信タイミング制御回路7に供給する。
また、フレームヘッダ生成回路10は、後述するフレー
ムスケジューラ11の制御によりフレームヘッダ331
を生成し、生成したフレームヘッダ331 を送信タイミ
ング制御回路7に供給する。この場合、プリアンブル信
号330 、340 は、予め決められた時系列信号パター
ンによって構成されている。送信タイミング制御回路7
は、供給されたプリアンブル信号330 、340 、フレ
ームヘッダ331 、パケット情報341 〜34n を予め
決められたタイミング時点に予め決められた順序に組み
合わせる。この組み合わせにより、フレームヘッダ領域
33にはプリアンブル信号330 とそれに続くフレーム
ヘッダ331 が含まれ、ダウンリンク情報領域34には
プリアンブル信号340 とそれに続くパケット情報34
1 〜34n が含まれた時系列情報を図2に示されるよう
に形成し、形成した時系列情報を変調器6に供給する。
変調器6は、供給された時系列情報を予め決められた変
調方式を用いて変調して送信情報を形成し、この送信情
報を電力増幅器5に供給する。電力増幅器5は、供給さ
れた送信情報を所定レベルまで電力増幅し、結合器4を
通して電力線3に伝送情報として出力する。
【0036】また、親局1は、図2に示されるようなタ
イミング時点に、電力線3を通して複数の子局2A〜2
Nのいずれかから、アップリンク情報領域35にはプリ
アンブル信号350 とそれに続くパケット情報351
35m が含まれ、送信要求情報領域36にはプリアンブ
ル信号3601とそれに続く送信要求情報3611乃至プリ
アンブル信号360kとそれに続く送信要求情報361k
含まれた伝送情報が伝送されてくると、その伝送情報を
結合器4を通して受信する。このとき、電源周期検出回
路12は、電力線3に供給されている商用周波数電力を
結合器4を通して受領して商用周波数電力の周期を検出
し、検出した周期に基づいたタイミング信号を発生し、
得られたタイミング信号を送信タイミング制御回路7及
びプリアンブル検出回路13に供給する。送信タイミン
グ制御回路7は、このタイミング信号を時系列情報形成
のタイミングを取るのに利用しており、プリアンブル検
出回路13は、供給されたタイミング信号に応答し、受
信した伝送情報に含まれているプリアンブル信号3
0 、3601乃至360kを相関処理等によって検出し、
検出したプリアンブル信号350 、3601乃至360k
受信タイミング制御回路14に供給する。受信タイミン
グ制御回路14は、供給されたプリアンブル信号3
0 、3601乃至360kに基づいて受信した伝送情報の
受信タイミングを設定し、タイミング設定信号を復調器
15、送信要求検出回路16、パケットデータ分離回路
17に供給する。復調器15は、供給されるタイミング
設定信号に基づき、変調されたパケット情報351 〜3
m 及び各送信要求情報3611乃至36 1kを復調し、パ
ケット情報351 〜35m をパケットデータ分離回路1
7に供給し、各送信要求情報3611乃至361kを送信要
求検出回路16に供給する。送信要求検出回路16は、
供給された各送信要求情報3611乃至361kを解読し、
解読結果をフレームスケジューラ11に供給する。パケ
ットデータ分離回路17は、パケット情報351 〜35
m をそれぞれ分離し、個別の受信情報(データ)として
図示されない受信データ利用回路に供給される。
【0037】フレームスケジューラ11は、解読された
送信要求情報3611乃至361k及び送信データ発生装置
から供給される送信情報から、次の伝送周期におけるダ
ウンリンク情報領域35の長さ及びアップリンク情報領
域36の長さを設定する長さ設定信号と、パケットデー
タ分離回路17から各伝送周期毎に供給される伝送誤り
検出信号、例えばCRC信号(巡回符号)の供給の度合
いに基づき変調器6の変調方式を指定する変調指定信号
とをフレームヘッダ生成回路10に供給し、送信タイミ
ング制御回路7で形成される時系列送信情報の送信タイ
ミングを設定し、変調器6における変調方式を設定す
る。
【0038】次に、複数の子局2A〜2Nの動作につい
て述べる。
【0039】図示されていない送信データ発生装置から
送信情報(データ)がパケットデータ生成回路24及び
送信要求生成回路25に供給されると、送信要求生成回
路25は、図2に示されるように、供給される個別の送
信情報に基づいて送信要求情報3611乃至361kを生成
し、生成した送信要求情報3611乃至361kを送信タイ
ミング制御回路22に供給する。一方、パケットデータ
生成回路25は、供給される個別の送信情報をパケット
情報351 〜35m になるようにパケット編成し、編成
したパケット情報351 〜35m を送信タイミング制御
回路22に供給する。この時点に、プリアンブル信号生
成回路23は、送信要求情報3611乃至361kにそれぞ
れ付与するプリアンブル信号3601乃至360k、及び、
パケット情報351 〜35m に付与するプリアンブル信
号350 をそれぞれ生成し、生成した各プリアンブル信
号3601乃至360k、350 を送信タイミング制御回路
22に供給する。送信タイミング制御回路7は、供給さ
れたそれぞれのプリアンブル信号3601乃至360kに対
応する送信要求情報3611乃至361kの組み合わせを予
め決められたタイミング時点に実行する。この組み合わ
せにより、送信要求情報領域36にはプリアンブル信号
3601とそれに続く送信要求情報3611、プリアンブル
信号3602とそれに続く送信要求情報3612、… …、
プリアンブル信号360kとそれに続く送信要求情報36
1kがそれぞれ含まれた時系列情報が形成され、形成され
た時系列情報を変調器21に供給する。変調器21は、
供給された時系列情報を予め決められた変調方式で変調
して送信情報を形成し、この送信情報を電力増幅器20
に供給する。電力増幅器20は、供給された送信情報を
所定レベルまで電力増幅し、結合器19を通して電力線
3に伝送情報として出力する。
【0040】その後、次の伝送周期に、親局1から供給
されるフレームヘッダ331 により、前の伝送周期に送
信要求情報3611乃至361kとして送信した各情報の送
信が許可されたことが確認された場合、送信タイミング
制御回路22は、供給されているプリアンブル信号35
0 とパケット情報351 〜35m とを予め決められたタ
イミング時点に予め決められた順序で組み合わせ、アッ
プリンク情報領域35にはプリアンブル信号350 とそ
れに続くパケット情報351 〜35m が含まれた時系列
情報を形成し、この時系列情報を変調器21に供給す
る。変調器21は、供給された時系列情報を予め決めら
れた変調方式によって変調して送信情報を形成し、この
送信情報を電力増幅器20に供給する。電力増幅器20
は、供給された送信情報を所定レベルまで電力増幅し、
結合器19を通して電力線3に伝送情報として出力す
る。
【0041】また、複数の子局2A〜2Nは、図2に示
されるようなタイミング時点に、電力線3を通して親局
1から、フレームヘッダ領域33にプリアンブル信号3
0とそれに続くフレームヘッダ331 〜35m が含ま
れ、ダウンリンク情報領域34にプリアンブル信号34
0 とそれに続くパケット情報341 〜34n が含まれた
伝送情報が伝送されてくると、その伝送情報を結合器1
9を通して受信する。このときも、電源周期検出回路2
6は、電力線3に供給されている商用周波数電力を結合
器19を通して受領して商用周波数電力の周期を検出
し、検出した周期に基づいたタイミング信号を発生し、
得られたタイミング信号を送信タイミング制御回路22
及びプリアンブル検出回路27に供給する。送信タイミ
ング制御回路22は、このタイミング信号を時系列情報
形成のタイミングを取るのに利用しており、プリアンブ
ル検出回路27は、供給されたタイミング信号に応答し
て、受信した伝送情報に含まれているプリアンブル信号
330 、340 を相関処理等によって検出し、検出した
プリアンブル信号330 、340 を受信タイミング制御
回路28に供給する。受信タイミング制御回路28は、
供給されたプリアンブル信号330 、340 に基づき受
信した伝送情報の受信タイミングを設定し、タイミング
設定情報を復調器29、フレームヘッダ解読回路30、
パケットデータ分離回路31に供給する。復調器29
は、供給されるタイミング設定情報に基づき変調された
フレームヘッダ331 及びパケット情報341 〜34n
を復調し、フレームヘッダ331 をフレームヘッダ解読
回路30に供給し、パケット情報341 〜34n をパケ
ットデータ分離回路31に供給する。フレームヘッダ解
読回路30は、供給されたフレームヘッダ331 を解読
し、解読結果を送信タイミング制御回路22に供給し、
送信タイミング制御回路22で形成する時系列情報の形
成時期や送出時期を設定する。パケットデータ分離回路
31は、パケット情報341 〜34n をそれぞれ分離
し、個別の受信情報(データ)として図示されない受信
データ利用回路に供給する。
【0042】前記複数の子局2A〜2Nにおける動作の
説明は、複数の子局2A〜2Nにおいて実行される全体
の動作について行ったものであるが、それぞれの子局2
A〜2Nの動作は、親局1から送信されてくるフレーム
ヘッダ331 の情報内容に基づいて行われるものであ
る。
【0043】例えば、フレームヘッダ331 の情報内容
の中に、子局2Aからの伝送情報の送信をあるタイミン
グ時に許可する旨の内容が含まれていた場合、子局2A
は、指定されたタイミングになったとき、親局1に宛て
て伝送情報を送信するものであり、他の子局2B〜2N
の動作も子局2Aの動作と同じである。また、例えば、
フレームヘッダ331 の情報内容の中に、送信要求情報
3611乃至361kを送信してもよい旨の内容が含まれて
いた場合、子局2Aは、送信可能なタイミングになった
とき、親局1に宛てて送信要求情報3611を送信するも
のであり、他の子局2B〜2Nの動作も子局2Aの動作
と同じである。
【0044】次いで、ダウンリンク情報領域34の長さ
及びアップリンク情報領域35の長さが情報量に対応し
て変化させる状態を、簡単な例を挙げて説明する。ただ
し、説明を簡素化にするために、それぞれのプリアンブ
ル信号340 、350 の伝送期間の長さを省略し、1フ
レーム周期内に伝送可能なデータ量を1000バイトで
あるとする。
【0045】いま、ある時刻において、親局1から子局
2Aに5000バイトのデータの送信を開始したとす
る。その送信が開始された直後に、他の子局2Bから親
局1へ送信すべきデータが20バイト発生したとする。
従来のこの種の電力線搬送システムにおいては、送信デ
ータを連続して送信する場合、5000バイトのデータ
の送信が終了する6フレーム周期になるまで、子局2B
はデータを送信することができない。
【0046】これに対して、本発明による電力線搬送シ
ステムは、フレームヘッダ331 を200バイト、送信
要求情報3611乃至361kを100バイトとし、残りの
700バイトをダウンリンク情報領域34及びアップリ
ンク情報領域35に割当てたとすると、最初のフレーム
周期においては、親局1から送信するデータ5000バ
イトのみをフレームスケジューラ11が認識しているた
め、ダウンリンク情報領域34に700バイトを割当て
る。子局2Bは、最初のフレーム周期の送信要求情報3
11を用い、子局2Bに送信すべきデータが20バイト
あることを親局1に送信する。このとき、フレームスケ
ジューラ11は、次の(2番目の)フレーム周期におい
て、アップリンク情報領域35に20バイトを割当て、
ダウンリンク情報領域34に残りの680バイトを割当
てる。従って、子局2Bは、次の(2番目の)フレーム
周期におけるアップリンク情報領域35を用いて20バ
イトのデータを送信することができる。
【0047】なお、前記説明においては、親局1及び各
2A〜2Nで用いられる電源周期検出回路12、26
は、伝送情報を伝送させる場合の各伝送周期の始めの位
置を商用周波数電力の信号波形における3周期毎の負−
正転換ゼロクロス点になるようにした例を挙げたもので
あるが、本発明による各伝送周期の始めの位置は、前記
のような3周期毎の負−正転換ゼロクロス点の例に限ら
れるものでなく、前記信号波形における2周期、4周期
またはそれ以上の周期毎の負−正転換ゼロクロス点にな
るようにしてもよく、前記信号波形における正−負転換
ゼロクロス点であってもよく、前記商用周波数電力の信
号波形における最大振幅点(正極性側または負極性側)
であってもよく、前記商用周波数電力の信号波形におけ
る任意の振幅点であってもよい。
【0048】ここで、図3(a)、(b)は、各伝送周
期の始めの位置を、前記商用周波数電力の信号波形にお
ける任意の振幅点に選ぶことが可能な電源周期検出回路
12、26の構成の一例を示すもので、(a)はそのブ
ロック図、(b)は各部の信号波形の一例を示す波形図
である。
【0049】図3(a)に示すように、電源周期検出回
路12(26)は、商用周波数電力を選択抽出するバン
ドパスフィルタ(BPF)37と、バンドパスフィルタ
37の抽出出力としきい値Aとを比較して比較出力を発
生する比較器38と、比較出力をカウントして特定のカ
ウント値に達したときに検出出力を発生するカウンタ3
9とからなっている。
【0050】この場合、図3(b)に示すように、バン
ドパスフィルタ37から出力された商用周波数信号(B
PF37の出力波形)としきい値Aとが比較器38に供
給されたとき、BPF37の出力波形の振幅が負方向か
ら正方向に移行中にしきい値Aに一致したとき、比較器
38の出力比較信号(比較器38の出力波形)が負極性
(ゼロ極性)から正極性に変化し、BPF37の出力波
形の振幅が正方向から負方向に移行中にしきい値Aに一
致したとき、比較器38の出力波形が正極性から負極性
(ゼロ極性)に変化する。そして、カウンタ39は、比
較器38の出力波形が負極性(ゼロ極性)から正極性へ
の転換点(立上り点)をカウントし、そのカウント値が
例えば3になる度に検出出力を発生するもので、それに
より3周期毎の負−正転換ゼロクロス点の検出を行った
ときと同じように、3周期毎の伝送周期の所定振幅時を
検出することができるものである。そして、この電源周
期検出回路12(26)は、しきい値Aの値を変化させ
ることにより、各伝送周期の始めの位置を商用周波数信
号の信号波形の任意の振幅点に選ぶことができる。
【0051】このように、従来のこの種の電力線搬送シ
ステムにおいては、子局2Bが情報を送信する際に、送
信すべき情報が得られてから5フレーム周期の待ち時間
が必要であったのに対し、本発明による電力線搬送シス
テムによれば、送信すべき情報が得られてから1フレー
ム周期の待ち時間を経るだけでよく、情報送信に対する
待ち時間を大幅に低減することが可能になる。
【0052】一般に、プリアンブル信号は、親局1ある
いは各子局2A〜2Nから時間的に連続して異なる情報
を送信する場合、各情報毎に付加する必要があるもの
で、これは本発明による電力線搬送システムに限らず、
プリアンブル信号によて同期を取るシステムにおいては
必要なものである。
【0053】この場合、前述のように、フレームヘッダ
領域33におけるプリアンブル信号330 の開始位置
は、常時、商用周波数電力の信号波形に同期した時間に
設定されているため、プリアンブル信号330 を検出す
る検出開始時間は、その検出開始時間の直前になってか
らでも十分間に合うので、プリアンブル信号330 を検
出する際に、制御部18、32の負荷が大幅に低減され
る。
【0054】また、アップリンク情報領域35において
は、1つ以上の子局2A〜2Nが送信するパケット情報
351 〜35m の送信開始位置が予めフレームヘッダ3
1に格納された状態で、対応する1つ以上の子局2A
〜2N側に送信されるため、1つ以上の子局2A〜2N
は、パケット情報351 〜35m の送信開始時間に従っ
て送信すればよいことになる。この場合、いずれかの子
局2A〜2Nの送信開始時間を設定するタイマの精度が
悪い場合は、パケット情報351 〜35m の送信開始時
間が規定の時間から若干変動し、パケット情報351
35m の受信ができなくなることがある。このため、親
局1及び各子局2A〜2Nは、タイマの精度をできるだ
け高める手段を講じる必要があり、その手段の一例とし
て、親局1からの指令によって各子局2A〜2N側のタ
イマを校正すればよい。この他にも、商用周波数電力の
整数倍の信号を送信タイミング制御回路7、22で生成
し、生成した信号をクロックとしてタイマを動作させる
ようにすれば、親局1や各子局2A〜2Nのタイマをそ
れぞれ校正する必要がなくなり、タイマ校正信号の伝送
の必要がないので、その分、伝送効率を改善することが
できる。
【0055】ところで、既に述べたように、電力線3を
伝送する情報の伝送速度を高くするためには、一つの搬
送周波数を用い、その搬送周波数に複数のデータを同時
に送信できる周波数利用効率の高い変調方式を用いれば
よいことになる。この場合、本発明の電力線搬送システ
ムに利用可能な変調方式としては、種々の方式を挙げる
ことができるが、周波数利用効率の低い順から高い順
に、振幅変調(AM)方式、直交位相変調(QPSK)
方式、振幅と位相を同時に変化させる多値直交位相振幅
変調(QAM)方式等があり、これらの変調方式にさら
に周波数多重変調方式を併用すれば、情報の伝送速度を
より高くすることができる。そして、周波数多重搬送波
の周波数間隔を送信する伝送期間の逆数と一致させ、高
速フーリエ変換処理により変調する直交周波数多重変調
方式(OFDM)を用いれば、さらに周波数利用効率を
高めることができ、情報の伝送速度をより高くすること
ができる。
【0056】ところで、周波数利用効率の高い変調方式
を用いた場合、ノイズに対する伝送誤り率が高くなるた
め、データを再送信する頻度が増え、実効的な伝送速度
をそれほど高めることができないことになる。このた
め、本発明の電力線搬送システムにおいては、親局1の
フレームスケジューラ11が常時再送信の発生頻度回数
を監視し、再送信の発生頻度に応じて情報伝送する際の
変調方式を指定するようにしているので、ノイズの高
低、すなわち、電力線3の伝送状態の良否に応じて最良
の変調方式を採用することができ、情報の伝送品質を低
下させずに、比較的伝送速度の高い情報伝送を行うこと
ができる。
【0057】また、本発明の電力線搬送システムにおい
ては、情報伝送時の変調方式を適宜適宜変化させるとと
もに、誤り訂正符号化を採用するようにしたので、誤っ
た受信したデータを正しいデータに回復させることがで
きる。この場合、受信データがどの程度まで誤っていた
場合に、元のデータに戻せるかは誤り訂正符号化率に依
存する。これは送信データ量に対する誤り訂正符号化後
のデータ量の割合であり、誤り訂正符号化率が高いほど
送信データの伝送割合は低くなるが、誤りに対する補正
能力は高くなる。そして、この誤り訂正符号化率を再送
信の発生頻度回数に応じて可変するようにすれば、情報
の伝送品質を低下させずに、比較的伝送速度の高い情報
伝送を行うことができる。
【0058】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、いずれ
かの子局が送信すべき情報を得たとき、その子局から送
信要求情報を親局に送信し、送信要求情報を受信した親
局がその子局に情報送信できる時間領域を割付け、情報
送信の割付けが行われた各子局が時分割多重で情報(デ
ータ)を送信するようにしているので、一つの子局の情
報送信が終了するまで他の子局が情報送信を待つ必要が
なくなり、また、それぞれの伝送周期毎に、親局から子
局への伝送情報(第1情報)、子局から親局への伝送情
報(第2情報)、子局から親局への送信要求情報、それ
らの情報に先立って親局から子局に送信されるそれらの
情報の送信期間を割当てる伝送期間割当情報の4つの情
報の合計の送信周期を電力周波数の整数分の1に等しい
一定の長さに設定し、その中で、4つの情報の伝送期間
をそれらの情報量に応じて可変にしているので、融通性
の高い情報伝送処理が行われ、それにより各種情報の伝
送速度を実質的に高め、かつ、送信情報の待ち時間を短
くすることができるという効果がある。
【0059】また、本発明によれば、それぞれの伝送周
期の始まりが商用周波数の整数分の1に当たる予め決め
られた商用周波数の振幅位置になるので、伝送期間割当
情報に先立って送信されるプリアンブル信号を検出する
際に、商用周波数の整数分の1に当たる予め決められた
商用周波数の振幅位置の直前から検出を開始すれば足
り、制御部がプリアンブル信号の検出を行うときの負荷
が大幅に軽減され、その分、他の情報処理を効率的に実
行させることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電力線搬送システムの一つの実施
の形態を示すもので、親局及び子局の要部構成を示すブ
ロック図である。
【図2】図1に図示された電力線搬送システムにおい
て、各フレーム周期毎に電力線に伝送される伝送情報の
構成の一例を示す説明図である。
【図3】各伝送周期の始めの位置を、商用周波数電力の
信号波形における任意の振幅点に選ぶことが可能な電源
周期検出回路の一例を示すブロック構成図及び信号波形
図である。
【符号の説明】
1 親局 2A、2B、2C、… …、2N 子局 3 電力線 4、19 結合器 5、20 電力増幅器(アンプ) 6、21 変調器 7、22 送信タイミング制御回路 8、23 プリアンブル信号生成回路 9、24 パケットデータ生成回路 10 フレームヘッダ生成回路 11 フレームスケジューラ 12、26 電源周期検出回路 13、27 プリアンブル検出回路 14、28 受信タイミング制御回路 15、29 復調器 16 送信要求検出回路 17、31 パケットデータ分離回路 18、32 制御部 25 送信要求生成回路 30 フレームヘッダ解読回路 33 フレームヘッダ領域 34 ダウンリンク(Down Link)情報領域 35 アップリンク(Up Link)情報領域 36 送信要求情報領域 37 バンドパスフィルタ(BPF) 38 比較器 39 カウンタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K027 AA09 GG05 5K038 CC03 DD09 EE08 EE16 5K046 AA03 BA06 BB05 CC17 PP01 PP04 PS03 PS06 PS31 PS39 PS43 PS49 PS53

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 親局と複数の子局とを電力線に結合し、
    親局と複数の子局との間で前記電力線を介してそれぞれ
    の伝送周期毎に各種情報を時分割多重伝送する電力線搬
    送システムにおいて、前記各種情報は、親局から1つ以
    上の子局に伝送される第1情報と、1つ以上の子局から
    親局に伝送される第2情報と、1つ以上の子局から親局
    に伝送される送信要求情報と、前記第1情報、前記第2
    情報、前記送信要求情報の伝送に先立って親局から複数
    の子局に伝送され、前記第1情報、前記第2情報、前記
    送信要求情報の各伝送期間を割当てる伝送期間割当情報
    とからなり、それぞれの伝送周期を前記電力線に伝送さ
    れる電力周波数の整数分の1に等しい一定の長さに設定
    するとともに、前記第1情報、前記第2情報、前記送信
    要求情報の各伝送割当期間をそれらの情報量に応じてそ
    れぞれの伝送周期毎に異なる長さに設定していることを
    特徴とする電力線搬送システム。
  2. 【請求項2】 前記各種情報は、それぞれの伝送周期に
    おいて、前記第1情報、前記第2情報、前記送信要求情
    報の中のいずれか1つまたは2つの情報について伝送す
    べき情報がない場合、前記伝送すべき情報がない1つま
    たは2つの情報の伝送期間を他の情報の伝送期間に割当
    てていることを特徴とする請求項1に記載の電力線搬送
    システム。
  3. 【請求項3】 前記伝送期間割当情報は、前記第1情
    報、前記第2情報、前記送信要求情報のそれぞれの情報
    に対する伝送開始時間及び伝送持続時間、伝送時に用い
    られる情報変調方式、誤り訂正符号化率等の情報内容か
    らなり、この中で、前記情報変調方式は、再送信情報頻
    度の発生回数等に基づき前記電力線の情報伝送状態の良
    否に応じて親局が決定していることを特徴とする請求項
    1または2に記載の電力線搬送システム。
  4. 【請求項4】前記伝送開始時間は、前記電力線に伝送さ
    れる電力周波数の整数倍の周期を計時するタイマの計時
    値に基づいて設定していることを特徴とする請求項3に
    記載の電力線搬送システム。
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