JP2002134764A - レンズ付光デバイス - Google Patents

レンズ付光デバイス

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JP2002134764A
JP2002134764A JP2000319466A JP2000319466A JP2002134764A JP 2002134764 A JP2002134764 A JP 2002134764A JP 2000319466 A JP2000319466 A JP 2000319466A JP 2000319466 A JP2000319466 A JP 2000319466A JP 2002134764 A JP2002134764 A JP 2002134764A
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optical device
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Nobuyuki Komagata
信幸 駒形
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Tokai Rika Co Ltd
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Tokai Rika Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作製コストを低減させることができるレンズ
付光デバイスを提供する。 【解決手段】 フォトダイオード41はn型単結晶シリ
コンからなる基体42を備えている。基体42の表層部
42aには、p型単結晶シリコンからなる受光部43が
形成されている。基体42の上方には、受光部43を覆
うSOG(Spin On Glass)からなる光透
過層44が形成されている。光透過層44上において受
光部43に対応する箇所にはフレネルレンズ45が形成
されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発光ダイオードや
フォトダイオード等の光デバイスを有するレンズ付光デ
バイスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、発光ダイオードやフォトダイ
オード等の光デバイスにレンズを組み合わせたレンズ付
光デバイスが知られている。
【0003】例えば、図9に示すように、レンズ付光デ
バイス31を構成するリードフレーム3の上面には、チ
ップ6が設置されている。チップ6の上面には、フォト
ダイオード9が形成されている。フォトダイオード9
は、n型半導体からなる基体9aとp型半導体からなる
受光部9bとによって構成されている。また、チップ6
は、有機材料としてのエポキシ樹脂からなるモールド部
4内にパッケージングされるようになっている。モール
ド部4には、立体的な形状のレンズ部10が一体的に突
出形成されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、レンズ部1
0はモールド部4の一部であるため、モールド部4も光
透過性を有する材料によって形成しなければならなかっ
た。また、レンズ部10の露出面10aは曲面形状にな
っていたため、レンズ部10の精度を向上させるのが困
難であった。さらに、このレンズ付光デバイス31を作
製するには、チップ6をモールド部4内にパッケージン
グする工程を必要としていた。その結果、レンズ付光デ
バイス31の作製コストが上昇してしまうという問題が
あった。
【0005】また、モールド部4には光透過性を維持す
る必要があったため、フィラーを含まないエポキシ樹脂
が使用されていた。このため、レンズ付光デバイス31
が熱サイクルに遭遇すると、モールド部4が変形してし
まったり、ボンディングワイヤ接続部が破損してしま
い、レンズ付光デバイス31を破損してしまう場合があ
った。
【0006】本発明は上記の課題に鑑みてなされたもの
であり、その第1の目的は、作製コストを低減させるこ
とができるレンズ付光デバイスを提供することにある。
第2の目的は、耐熱性を向上させることができるレンズ
付光デバイスを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、第1導電型半導体からな
る基体の表層部に第2導電型半導体からなる受光部また
は発光部を備えるレンズ付き光デバイスにおいて、前記
基体の表層部に前記受光部または発光部を覆う光透過層
を形成するとともに、その光透過層上において前記受光
部または発光部に対応する箇所に平面レンズを形成した
ことを要旨とする。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記基体の表層部に前記受光部または
発光部を覆う光透過層を形成するとともに、その光透過
層上に形成される遮光層において前記受光部または発光
部に対応する箇所に円形または多角形状の開孔部を透設
し、前記遮光層上に保護膜を形成するとともに、前記開
孔部内に複数の光透過部と位相シフト部とを交互に且つ
同心円状または多角形状に形成することによって、前記
平面レンズを構成したことを要旨とする。
【0009】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記基体の表層部に前記受光部または
発光部を覆う光透過層を形成するとともに、その光透過
層上に形成される遮光層において前記受光部または発光
部に対応する箇所に、複数の光透過部と遮光部とを交互
に且つ同心円状または多角形状に形成することによっ
て、前記平面レンズを構成したことを要旨とする。
【0010】以下、本発明の「作用」について説明す
る。請求項1に記載の発明によれば、レンズ付光デバイ
スには平面レンズが使用されている。平面レンズは立体
的な形状のレンズに比べて設計が容易であるため、比較
的簡単に精度を向上させることができる。また、このレ
ンズ付光デバイスを作製する場合、基体、受光部または
発光部を有機材料によってパッケージングする工程は不
要になる。従って、レンズ付光デバイスの作製コストを
低減させることができる。また、レンズ付光デバイスの
熱による変形が防止され、レンズ付光デバイスの破損が
防止される。従って、レンズ付光デバイスの耐熱性を向
上させることができる。
【0011】請求項2に記載の発明によれば、位相シフ
ト部と保護膜とが同じ材料で形成されている。そのた
め、光透過性を有し、膜厚を一定の大きさに設定しやす
い材料で位相シフト部及び保護膜を形成することによっ
て、遮光部を形成する場合に比べて平面レンズの集光効
率を向上させることができる。
【0012】請求項3に記載の発明によれば、遮光部と
遮光層とが同じ材料で形成されている。そのため、平面
レンズを簡単に形成することができる。従って、レンズ
付光デバイスを簡単に形成することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下、本発明の
レンズ付光デバイスをフォトダイオードに具体化した第
1実施形態を図1〜図4に従って説明する。
【0014】図2に示すように、レンズ付光デバイスと
してのフォトダイオード41は、第1導電型半導体とし
てのn型単結晶シリコンからなる基体42を備えてい
る。基体42には、図示しないn側電極が接合されてい
る。n側電極は、アルミニウム等の導電性を有する金属
によって形成されている。このn側電極には、電源のプ
ラス側が接続されるようになっている。また、基体42
の表層部42aにおける複数箇所(本実施形態では2箇
所)には、受光部43が埋設されている。受光部43
は、第2導電型半導体としてのp型単結晶シリコンから
なっている。基体42及び受光部43の上面には熱酸化
膜46が形成されている。熱酸化膜46は、シリコン酸
化物としての酸化シリコン(SiO2)によって形成さ
れている。また、受光部43の上面にはp側電極48が
接合されている。p側電極48は、アルミニウム等の導
電性を有する金属によって形成されている。このp側電
極48には、電源のマイナス側が接続されるようになっ
ている。熱酸化膜46及びp側電極48の上面には第1
パッシベーション膜47が形成されている。第1パッシ
ベーション膜47は、シリコン窒化物としての窒化シリ
コン(Si34)によって形成されている。
【0015】第1パッシベーション膜47の上面全体に
は、光透過性を有する光透過層44が形成されている。
光透過層44は、無機材料としてのSOG(Spin
OnGlass)によって形成されている。光透過層4
4は、基体42及び受光部43を覆うように配置されて
いる。つまり、光透過層44は、外部からの光を受光部
43側に透過させるようになっている。光透過層44の
厚さt1は、1〜500μmの範囲に設定されることが
望ましい。本実施形態においては、光透過層44の厚さ
t1は、100μmに設定されている。尚、厚さt1と
は、第1パッシベーション膜47の上面における最も低
い部分から光透過層44の上面までの高さである。
【0016】図2に示すように、光透過層44の上面に
は遮光層50が全体的に形成されている。遮光層50は
アルミニウム等の金属によって形成されている。図1及
び図2に示すように、光透過層44及び遮光層50の上
面には、保護膜としての第2パッシベーション膜49が
形成されている。第2パッシベーション膜49は、光透
過性を有し、膜厚を一定の大きさに設定し易い材料によ
って形成されている。本実施形態において、第2パッシ
ベーション膜49は窒化シリコン(Si34)によって
形成されている。
【0017】また、図1及び図2に示すように、遮光層
50において受光部43に対応する箇所には、円形上の
開孔部50aが透設されている。開孔部50aの直径
は、受光部43の幅よりもやや大きくなっている。開孔
部50a内には、平面レンズとしてのフレネルレンズ4
5が膜状に形成されている。そのため、フレネルレンズ
45は、光透過層44上において受光部43に対応する
箇所に配置される。このフレネルレンズ45は、凹状の
光透過部51と凸状の位相シフト部52とを、交互に3
本ずつ同心円状に形成することによって構成されてい
る。位相シフト部52は、光透過層44の上面に円環状
に形成された第2パッシベーション膜49である。位相
シフト部52の屈折率は、光透過部51の屈折率と異な
っている。位相シフト部52は光透過部51と屈折率の
異なる材料によって形成されている。そのため、位相シ
フト部52は光波の波長を変えて位相をずらす役割をも
つ。
【0018】次に、第1実施形態のフォトダイオード4
1の製造手順について詳述する。まず、基体42の表層
部42aにマスクを被覆してフォトエッチングを行う。
そして、表層部42aが露出する部分にイオン注入等に
よってp型不純物を打ち込み、さらにそのp型不純物を
加熱して拡散させる。その結果、表層部42aにp型単
結晶シリコンからなる受光部43が形成される。尚、表
層部42aにp型単結晶シリコンをエピタキシャル成長
させて受光部43を形成してもよい。
【0019】次に、表層部42aを被覆するマスクを除
去した後、表層部42a及び受光部43の上面を酸化雰
囲気(O2richの雰囲気)において加熱する。その
結果、熱酸化膜46が形成される。この状態において、
熱酸化膜46の上面における所定部分をマスクによって
被覆する。その後、エッチングを行って、受光部43の
一部を露出させてコンタクトホール48aを形成する。
この状態において蒸着を行うことにより、p側電極48
が形成される。そして、熱酸化膜46及びp側電極48
の上面に対して第1パッシベーション膜47をCVD法
によって形成する。そして、第1パッシベーション膜4
7の上面にSOGを塗布した後、焼成して硬化させるこ
とにより、ケイ酸ガラス(SiO2)を主成分とする光
透過層44が形成される。
【0020】さらに、図3に示すように、光透過層44
の上面に、孔72を有するマスク71を形成する。この
状態において、アルミニウムを蒸着させることにより、
光透過層44上に開孔部50aを有する遮光層50が形
成される。
【0021】そして、マスク71を除去した後、図4に
示すように、遮光層50の上面全体に第2パッシベーシ
ョン膜49を形成する。さらに、第2パッシベーション
膜49の上面をマスク73によって被覆し、エッチング
を行う。その結果、開孔部50a内に複数の位相シフト
部52と複数の光透過部51とが同時に形成される。ゆ
えに、図1に示すようなフレネルレンズ45が形成さ
れ、図2に示すフォトダイオード41が完成する。
【0022】この第1実施形態によれば、以下のような
効果を得ることができる。 (1)フォトダイオード41には、膜状に形成されたフ
レネルレンズ45が使用されている。フレネルレンズ4
5は平面的な形状のレンズであるため、曲面を有する立
体的な形状のレンズに比べて設計が容易である。よっ
て、フレネルレンズ45の精度を比較的簡単に向上させ
ることができる。また、このフォトダイオード41を作
製する場合、基体42、受光部43を有機材料によって
パッケージングする工程は不要になる。従って、フォト
ダイオード41の作製コストを低減させることができ
る。また、フォトダイオード41の熱による変形が防止
され、フォトダイオード41の破損が防止される。従っ
て、フォトダイオード41の耐熱性を向上させることが
できる。
【0023】(2)位相シフト部52は、光透過性を有
し、膜厚を一定の大きさに設定し易い材料であるSi3
4によって形成されている。そのため、光は、光透過
部51だけでなく位相シフト部52も透過する。よっ
て、位相シフト部52を遮光性を有する材料で形成する
場合に比べて、フレネルレンズ45の集光効率を向上さ
せることができる。
【0024】(3)光透過層44の厚さt1は、1〜1
00μm程度と極めて薄くなっている。そのため、フレ
ネルレンズ45が平面的な形状のレンズであっても、同
フレネルレンズ45の直下に位置する受光部43は、光
透過部51を透過した光を確実に受光する。よって、各
受光部43同士を近接して複数個形成した場合でも、フ
レネルレンズ45同士を近接させて形成することができ
る。従って、従来に比べてフォトダイオード41を小型
化することができる。
【0025】(4)第2パッシベーション膜49は位相
シフト部52と同一の材料によって形成されている。ま
た、第2パッシベーション膜49は第1パッシベーショ
ン膜47と同一の材料によって形成されている。さら
に、遮光層50は、n側電極及びp側電極48と同一の
材料によって形成されている。ゆえに、フォトダイオー
ド41を作製するために必要な材料の種類及び製造設備
が少なくなるため、フォトダイオード41を容易に作製
することができる。
【0026】(5)第2パッシベーション膜49及び位
相シフト部52は、遮光層50に開孔部50aが透設さ
れた後で形成されるようになっている。そのため、第2
パッシベーション膜49と位相シフト部52とを同時に
形成することができる。従って、これらを別々に形成す
る場合に比べて、フォトダイオード41を作製する工程
数を削減することができる。
【0027】(第2実施形態)以下、本発明のレンズ付
光デバイスをフォトダイオードに具体化した第2実施形
態を図5〜図8に従って説明する。ここでは第1実施形
態と相違する点を主に述べ、共通する点については同一
部材番号を付すのみとしてその説明を省略する。
【0028】図5及び図6に示すように、フレネルレン
ズ45は、凹状の光透過部51と凸状の遮光部61とを
交互に同心円状に形成することによって構成されてい
る。遮光部61は、光透過層44の上面に形成された遮
光層50の一部をなしている。遮光部61は遮光性を有
する金属材料(アルミニウム)によって形成されてい
る。
【0029】次に、第2実施形態のフォトダイオード4
1の製造手順について詳述する。第1実施形態と同様に
光透過層44を形成した後、図7に示すように、光透過
層44の上面全体にアルミニウムを蒸着させることによ
り遮光層50を形成する。さらに、遮光層50の上面を
マスク81によって被覆し、エッチングを行う。その結
果、遮光層50に光透過部51と遮光部61からなるフ
レネルレンズ45が形成される。尚、光透過層44の上
面を被覆するマスク81に孔を配設した後、アルミニウ
ムを蒸着させることによって、遮光層50にフレネルレ
ンズ45を形成してもよい。
【0030】その後、図8に示すように、マスク81を
除去した後、アルミニウムからなる遮光層50及びフレ
ネルレンズ45を保護するために、第2パッシベーショ
ン膜49を被覆する。その結果、図5に示すフォトダイ
オード41が完成する。
【0031】従って、この第2実施形態によれば、以下
のような効果を得ることができる。 (6)遮光部61と遮光層50とが同じ材料で形成され
るようになっている。また、フレネルレンズ45は、遮
光部61により遮られる光の位相と光透過部51を透過
する光の位相との差を利用して光を集光するため、平面
的に設計することが可能になる。ゆえに、フレネルレン
ズ45を容易に形成することができる。従って、フォト
ダイオード41を容易に形成することができる。
【0032】(7)遮光部61は遮光層50の一部をな
している。そのため、遮光層50とフレネルレンズ45
とを同時に形成することができる。従って、これらを別
々に形成する場合に比べて、フォトダイオード41を作
製する工程数を削減することができる。
【0033】尚、前記各実施形態は以下のように変更し
てもよい。 ・前記第1及び第2実施形態において、各位相シフト部
52及び各遮光部61の数を変更してもよい。また、各
位相シフト部52及び各遮光部61は、円環状以外の形
状、例えば、楕円環状、四角環状等をなしていてもよ
い。
【0034】・前記第1及び第2実施形態では、受光部
43及びフレネルレンズ45が2箇所に形成されてい
た。しかし、受光部43及びフレネルレンズ45を1箇
所のみに形成してもよい。また、受光部43及びフレネ
ルレンズ45を3箇所以上に形成してもよい。
【0035】・前記第1及び第2実施形態では、基体4
2には受光部43が形成されていた。その代わりに、基
体42に発光部を形成するようにしてもよい。 ・前記第1及び第2実施形態では、第2パッシベーショ
ン膜49は窒化シリコン(Si34)によって形成され
ていた。しかし、第1実施形態において、第2パッシベ
ーション膜49を光透過性を有し、膜厚を一定の大きさ
に設定し易い酸化シリコン(SiO2)等の他の材料を
用いて形成してもよい。また、第2実施形態において、
第2パッシベーション膜49を光透過性を有する酸化シ
リコン(SiO2)等の他の材料によって形成してもよ
い。
【0036】・前記第1及び第2実施形態において、第
1パッシベーション膜47及び第2パッシベーション膜
49を、Si34以外のシリコン窒化物(SiNx)に
よって形成してもよい。
【0037】・前記第1及び第2実施形態において、第
2パッシベーション膜49は省略されていてもよい。 ・前記第1及び第2実施形態では、レンズ付光デバイス
をフォトダイオード41として具体化している。しか
し、本発明はフォトダイオードに限定されるものではな
く、例えば、発光ダイオード、フォトトランジスタ等に
具体化してもよい。
【0038】・前記第1及び第2実施形態では、第1導
電型半導体をn型単結晶シリコン、第2導電型半導体を
p型単結晶シリコンとしているが、これらを逆にしても
よい。即ち、第1導電型半導体をp型単結晶シリコン、
第2導電型半導体をn型単結晶シリコンとして具体化し
てもよい。また、第1導電型半導体及び第2導電型半導
体は、多結晶、アモルファスの材料によって形成されて
いてもよい。さらに、第1導電型半導体及び第2導電型
半導体は、シリコン以外にも、例えば、ガリウム砒素等
の半導体によって形成されていてもよい。
【0039】・n側電極、p側電極48及び遮光層50
を形成する材料は、アルミニウムに限定されるものでは
ない。即ち、金等を用いてもよい。次に、特許請求の範
囲に記載された技術的思想のほかに、前述した実施形態
によって把握される技術的思想を以下に記載する。
【0040】(1)請求項1〜3において、前記受光部
または発光部は、前記基体上の複数箇所に設けられるこ
とを特徴とするレンズ付光デバイス。 (2)請求項2において、前記位相シフト部は、前記光
透過層よりも屈折率の小さい材料によって形成されるこ
とを特徴とするレンズ付光デバイス。よって、技術的思
想(2)によれば、位相シフト部に膜厚制御性の良い材
料を使用すれば、平面レンズの集光効率を向上させるこ
とができる。
【0041】(3)請求項3において、前記遮光部を、
遮光性を有する金属材料によって形成したことを特徴と
するレンズ付光デバイス。 (4)請求項1において、前記基体の表層部に前記受光
部または発光部を覆う光透過層を形成するとともに、そ
の光透過層上に形成される遮光層において前記受光部ま
たは発光部に対応する箇所に円形または多角形状の開孔
部を透設し、前記遮光層上に保護膜を形成するととも
に、前記開孔部内に複数の光透過部と半透過部とを交互
に且つ同心円状または多角形状に形成することによっ
て、前記平面レンズを構成したことを特徴とするレンズ
付光デバイス。
【0042】(5)第1導電型半導体からなる基体の表
層部に、第2導電型半導体からなる受光部または発光部
と、前記受光部または発光部を覆う光透過層とを形成す
る工程と、前記光透過層上に遮光層を形成する工程と、
前記遮光層において前記受光部または発光部に対応する
箇所に円形または多角形状の開孔部を透設する工程と、
前記遮光層上に保護膜を形成すると同時に、前記開孔部
内に複数の同心円状または多角形状の位相シフト部を形
成することによって平面レンズを構成する工程とからな
ることを特徴とするレンズ付光デバイスの製造方法。
【0043】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1に記載の
発明によれば、レンズ付光デバイスの作製コストを低減
させることができる。また、レンズ付光デバイスの耐熱
性を向上させることができる。
【0044】請求項2に記載の発明によれば、遮光部を
形成する場合に比べて平面レンズの集光効率を向上させ
ることができる。請求項3に記載の発明によれば、レン
ズ付光デバイスを簡単に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態におけるレンズ付光デバイスの
平面図。
【図2】 図1のA−A線断面図。
【図3】 遮光部が形成される前の状態を示す断面図。
【図4】 平面レンズが形成される前の状態を示す断面
図。
【図5】 第2実施形態におけるレンズ付光デバイスの
平面図。
【図6】 図5のB−B線断面図。
【図7】 平面レンズが形成される前の状態を示す断面
図。
【図8】 第2パッシベーション膜が形成される前の状
態を示す断面図。
【図9】 従来技術における光デバイスの断面図。
【符号の説明】
41…レンズ付光デバイスとしてのフォトダイオード、
42…基体、42a…表層部、43…受光部、44…光
透過層、45…平面レンズとしてのフレネルレンズ、4
9…保護膜としての第2パッシベーション膜、50…遮
光層、50a…開口部、51…光透過部、52…位相シ
フト部、61…遮光部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1導電型半導体からなる基体の表層部に
    第2導電型半導体からなる受光部または発光部を備える
    レンズ付光デバイスにおいて、前記基体の表層部に前記
    受光部または発光部を覆う光透過層を形成するととも
    に、その光透過層上において前記受光部または発光部に
    対応する箇所に平面レンズを形成したことを特徴とする
    レンズ付光デバイス。
  2. 【請求項2】前記基体の表層部に前記受光部または発光
    部を覆う光透過層を形成するとともに、その光透過層上
    に形成される遮光層において前記受光部または発光部に
    対応する箇所に円形または多角形状の開孔部を透設し、
    前記遮光層上に保護膜を形成するとともに、前記開孔部
    内に複数の光透過部と位相シフト部とを交互に且つ同心
    円状または多角形状に形成することによって、前記平面
    レンズを構成したことを特徴とする請求項1に記載のレ
    ンズ付光デバイス。
  3. 【請求項3】前記基体の表層部に前記受光部または発光
    部を覆う光透過層を形成するとともに、その光透過層上
    に形成される遮光層において前記受光部または発光部に
    対応する箇所に、複数の光透過部と遮光部とを交互に且
    つ同心円状または多角形状に形成することによって、前
    記平面レンズを構成したことを特徴とする請求項1に記
    載のレンズ付光デバイス。
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