JP2002133684A - 光ピックアップ - Google Patents
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- JP2002133684A JP2002133684A JP2000331984A JP2000331984A JP2002133684A JP 2002133684 A JP2002133684 A JP 2002133684A JP 2000331984 A JP2000331984 A JP 2000331984A JP 2000331984 A JP2000331984 A JP 2000331984A JP 2002133684 A JP2002133684 A JP 2002133684A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 光ディスク再生装置に使用される光ピックア
ップを薄型化すると、光ビームの外周部が遮光されピッ
クアップ特性が低下する。 【解決手段】 サスペンションホルダー5と平面状電極
7との接着部に備えた貫通部周縁近傍を避け、平面状電
極7の電気的保護をするカバーレイ12を設けることに
より、貫通部を通過する光ビームがカバーレイ12によ
り遮光される課題を抑制する。
ップを薄型化すると、光ビームの外周部が遮光されピッ
クアップ特性が低下する。 【解決手段】 サスペンションホルダー5と平面状電極
7との接着部に備えた貫通部周縁近傍を避け、平面状電
極7の電気的保護をするカバーレイ12を設けることに
より、貫通部を通過する光ビームがカバーレイ12によ
り遮光される課題を抑制する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスクに光スポ
ットを投影して記録再生を行う光ピックアップに関する
ものである。
ットを投影して記録再生を行う光ピックアップに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】以下に従来の光ピックアップについて図
3〜5を用いて説明する。図3は従来の光ピックアップ
の構成を示す分解斜視図であり、図4は、図3における
対物レンズ駆動装置の構成を示す斜視図、また図5は本
発明の光ピックアップの要部斜視図である。
3〜5を用いて説明する。図3は従来の光ピックアップ
の構成を示す分解斜視図であり、図4は、図3における
対物レンズ駆動装置の構成を示す斜視図、また図5は本
発明の光ピックアップの要部斜視図である。
【0003】図3〜5において、101は対物レンズ駆
動装置であり、対物レンズ駆動装置101は、内部に対
物レンズ102、対物レンズ102を不図示のディスク
に対し垂直方向及び半径方向の2軸方向に移動可能に支
持する4本のサスペンションワイヤ103、対物レンズ
102を保持するレンズホルダに係止され駆動電流に応
じてレンズホルダを駆動するコイル104、サスペンシ
ョンワイヤ103と係合するサスペンションホルダ10
5、サスペンションホルダ105及びコイル104に対
して磁気回路を形成する永久磁石を固着するアクチュエ
ータベース106、一端にサスペンションワイヤ103
を半田固着すると共に電流を供給する平面状電極107
を備えたアクチュエータフレキシブル回路基板108、
及び平面状電極107の機械的強度を補強する補強部材
109等からなる。
動装置であり、対物レンズ駆動装置101は、内部に対
物レンズ102、対物レンズ102を不図示のディスク
に対し垂直方向及び半径方向の2軸方向に移動可能に支
持する4本のサスペンションワイヤ103、対物レンズ
102を保持するレンズホルダに係止され駆動電流に応
じてレンズホルダを駆動するコイル104、サスペンシ
ョンワイヤ103と係合するサスペンションホルダ10
5、サスペンションホルダ105及びコイル104に対
して磁気回路を形成する永久磁石を固着するアクチュエ
ータベース106、一端にサスペンションワイヤ103
を半田固着すると共に電流を供給する平面状電極107
を備えたアクチュエータフレキシブル回路基板108、
及び平面状電極107の機械的強度を補強する補強部材
109等からなる。
【0004】対物レンズ駆動装置101は光学台110
の所定の位置に接着固定される。なお、光学台110
は、レーザ光源111から出射する光ビームの形状を整
えるビーム整形プリズム、当該光ビームを平行光線に変
換するコリメータレンズ、光ビームを対物レンズに方向
を変換する立ち上げミラー等からなる不図示の光学系を
具備する。
の所定の位置に接着固定される。なお、光学台110
は、レーザ光源111から出射する光ビームの形状を整
えるビーム整形プリズム、当該光ビームを平行光線に変
換するコリメータレンズ、光ビームを対物レンズに方向
を変換する立ち上げミラー等からなる不図示の光学系を
具備する。
【0005】このように図3に示した光ピックアップ
は、レーザ光源111から出射した光ビームが、サスペ
ンションホルダ105を介して対物レンズ102に至る
構成である。
は、レーザ光源111から出射した光ビームが、サスペ
ンションホルダ105を介して対物レンズ102に至る
構成である。
【0006】ところで、ポータブル記録再生装置の普及
及びポータブルコンピュータに内蔵できる記録再生装置
等で、記録再生装置の薄型化に対する要請が高まってい
る。この要請は、記録再生装置に供する光ピックアップ
にも適用される。
及びポータブルコンピュータに内蔵できる記録再生装置
等で、記録再生装置の薄型化に対する要請が高まってい
る。この要請は、記録再生装置に供する光ピックアップ
にも適用される。
【0007】この要望に対応するためには、図3〜5に
示した光ピックアップの構成では、サスペンションホル
ダ105、補強部材109及び平面状電極107には当
該光ビームの光路を確保するため切り欠き部を備えると
共に、平面状電極107を電気的及び/または機械的に
保護するカバーレイ112にも同じ切り欠き部を備え
る。
示した光ピックアップの構成では、サスペンションホル
ダ105、補強部材109及び平面状電極107には当
該光ビームの光路を確保するため切り欠き部を備えると
共に、平面状電極107を電気的及び/または機械的に
保護するカバーレイ112にも同じ切り欠き部を備え
る。
【0008】なお、図5に示すように、補強部材10
9、平面状電極107及びカバーレイ112をそれぞれ
貼付した後、サスペンションホルダ105の貼合面11
3と補強部材109とを貼り合わせ、サスペンションワ
イヤ103を平面状電極107の所定の電極部分にそれ
ぞれ半田固着する。
9、平面状電極107及びカバーレイ112をそれぞれ
貼付した後、サスペンションホルダ105の貼合面11
3と補強部材109とを貼り合わせ、サスペンションワ
イヤ103を平面状電極107の所定の電極部分にそれ
ぞれ半田固着する。
【0009】また、サスペンションホルダ105のアク
チュエータベース106に対する固着強度を高めるため
に、サスペンションホルダ105のサスペンションワイ
ヤ103に略平行な側面114と、アクチュエータベー
ス106に備えた略長方形形状の突起部115とを接着
固定する場合もある。
チュエータベース106に対する固着強度を高めるため
に、サスペンションホルダ105のサスペンションワイ
ヤ103に略平行な側面114と、アクチュエータベー
ス106に備えた略長方形形状の突起部115とを接着
固定する場合もある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記構成におけるサス
ペンションホルダ105に備える光ビームが通過する貫
通部は、サスペンションホルダ105に貼付する補強部
材109、平面状電極107及びカバーレイ112にも
それぞれ備える必要がある。貫通部は、光ビームの光路
に対する位置合わせを考慮すると広い方が好ましいが、
サスペンションホルダ105自体の強度及び/またはサ
スペンションホルダ105と補強部材109との貼付強
度を考慮すると狭い方が強度が増し貼付面も広くなり好
ましい。このように、貫通部の広さには相容れない要請
がある。
ペンションホルダ105に備える光ビームが通過する貫
通部は、サスペンションホルダ105に貼付する補強部
材109、平面状電極107及びカバーレイ112にも
それぞれ備える必要がある。貫通部は、光ビームの光路
に対する位置合わせを考慮すると広い方が好ましいが、
サスペンションホルダ105自体の強度及び/またはサ
スペンションホルダ105と補強部材109との貼付強
度を考慮すると狭い方が強度が増し貼付面も広くなり好
ましい。このように、貫通部の広さには相容れない要請
がある。
【0011】一方、光ピックアップはディスクに対し垂
直方向(いわゆるフォーカシング方向)とディスクの半
径方向(いわゆるトラッキング方向)を正確に制御する
必要があるため、記録再生装置でディスクを再生または
記録している間サスペンションワイヤ103は高周波数
で振動し続け、サスペンションワイヤ103を半田固着
した平面状電極107に歪を加え続けることになる。こ
の平面状電極107に加わる歪はそのまま補強部材10
9に伝わるため、補強部材109自体の強度、補強部材
109とサスペンションホルダ107との接着強度、及
びサスペンションホルダ107自体の強度を向上する必
要がある。
直方向(いわゆるフォーカシング方向)とディスクの半
径方向(いわゆるトラッキング方向)を正確に制御する
必要があるため、記録再生装置でディスクを再生または
記録している間サスペンションワイヤ103は高周波数
で振動し続け、サスペンションワイヤ103を半田固着
した平面状電極107に歪を加え続けることになる。こ
の平面状電極107に加わる歪はそのまま補強部材10
9に伝わるため、補強部材109自体の強度、補強部材
109とサスペンションホルダ107との接着強度、及
びサスペンションホルダ107自体の強度を向上する必
要がある。
【0012】従って、光ピックアップ本来の機能を優先
するため、貫通部の広さはできるだけ狭く設計するのが
通例である。
するため、貫通部の広さはできるだけ狭く設計するのが
通例である。
【0013】また、対物レンズホルダにコイル104を
係止するいわゆるムービングコイル構成の光ピックアッ
プでは、周知のように平面状電極107とコイル104
とを結線する機能をサスペンションワイヤ103に付与
する構成が専ら採用されている。ところが、上述のよう
にサスペンションワイヤ103の高周波振動を引き起こ
すためには、コイル104に供給する電流も高周波数で
ある。この高周波数の電流は、平面状電極107からサ
スペンションワイヤ103に半田固定部を介して供給さ
れるが、周知のように平面状電極107は微小であるた
め、半田固定部における相隣接するサスペンションワイ
ヤ103間の放電、及び/またはノイズ発生等の電気的
な問題を抑制する必要がある。この抑制策として設ける
カバーレイ112は、電気的な問題を解消するため平坦
な表面を備えた絶縁性樹脂材料を適用する。
係止するいわゆるムービングコイル構成の光ピックアッ
プでは、周知のように平面状電極107とコイル104
とを結線する機能をサスペンションワイヤ103に付与
する構成が専ら採用されている。ところが、上述のよう
にサスペンションワイヤ103の高周波振動を引き起こ
すためには、コイル104に供給する電流も高周波数で
ある。この高周波数の電流は、平面状電極107からサ
スペンションワイヤ103に半田固定部を介して供給さ
れるが、周知のように平面状電極107は微小であるた
め、半田固定部における相隣接するサスペンションワイ
ヤ103間の放電、及び/またはノイズ発生等の電気的
な問題を抑制する必要がある。この抑制策として設ける
カバーレイ112は、電気的な問題を解消するため平坦
な表面を備えた絶縁性樹脂材料を適用する。
【0014】しかしながら、上述の設計思想に基づき貫
通部をできるだけ狭くした構成に起因し、光ビームの周
辺部が当該貫通部により遮光され、遮光された光は平坦
な表面を有するカバーレイ112にて反射され、反射光
が迷光として光ピックアップの受光特性を著しく損ねて
いることが分かった。この貫通部による遮光に起因する
受光特性変動は、光ビームの光路と貫通部との位置決め
にも依存するため、同一設計で作製した光ピックアップ
の特性ばらつきを引き起こす課題でもある。
通部をできるだけ狭くした構成に起因し、光ビームの周
辺部が当該貫通部により遮光され、遮光された光は平坦
な表面を有するカバーレイ112にて反射され、反射光
が迷光として光ピックアップの受光特性を著しく損ねて
いることが分かった。この貫通部による遮光に起因する
受光特性変動は、光ビームの光路と貫通部との位置決め
にも依存するため、同一設計で作製した光ピックアップ
の特性ばらつきを引き起こす課題でもある。
【0015】そこで、本発明は係る課題を克服するため
になされ、貫通部による遮光が発生した場合でも、光ピ
ックアップの受光特性に及ぼす変動を抑制することを目
的とする。
になされ、貫通部による遮光が発生した場合でも、光ピ
ックアップの受光特性に及ぼす変動を抑制することを目
的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の光ピックアップは、対物レンズとコイルとを
備えた対物レンズホルダと、一端を前記対物レンズホル
ダに固着し、他端はサスペンションホルダを介して前記
コイルに電流を供給する平面状電極に係止され、ディス
クに対し垂直方向と半径方向との2軸方向に前記対物レ
ンズホルダを移動可能に支持する4本のサスペンション
ワイヤと、前記対物レンズを介して前記ディスクの所望
位置を照射する光ビームを出射する光源と、前記サスペ
ンションホルダに貼付され前記平面状電極を電気的に絶
縁保護するカバーレイとを備え、前記光ビームの光路は
前記サスペンションワイヤの延在方向の前記サスペンシ
ョンホルダに備えた貫通部を貫通し、前記貫通部及び前
記貫通部周縁近傍を避けて前記カバーレイを、前記平面
状電極の前記光源側に貼付した構成である。
に本発明の光ピックアップは、対物レンズとコイルとを
備えた対物レンズホルダと、一端を前記対物レンズホル
ダに固着し、他端はサスペンションホルダを介して前記
コイルに電流を供給する平面状電極に係止され、ディス
クに対し垂直方向と半径方向との2軸方向に前記対物レ
ンズホルダを移動可能に支持する4本のサスペンション
ワイヤと、前記対物レンズを介して前記ディスクの所望
位置を照射する光ビームを出射する光源と、前記サスペ
ンションホルダに貼付され前記平面状電極を電気的に絶
縁保護するカバーレイとを備え、前記光ビームの光路は
前記サスペンションワイヤの延在方向の前記サスペンシ
ョンホルダに備えた貫通部を貫通し、前記貫通部及び前
記貫通部周縁近傍を避けて前記カバーレイを、前記平面
状電極の前記光源側に貼付した構成である。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、光源から出射する光ビームの光路は、サスペンショ
ンワイヤの延在方向の平面状電極に備えた貫通部近傍を
避けてカバーレイを貼付した構成であるため、光沢を有
するカバーレイに比べると平面状電極の反射率は低いた
め、光ビームが光源から貫通部を通過する際に当該カバ
ーレイにより反射され、当該反射光が迷光成分となるこ
とに起因する光ピックアップの特性の低下を抑制でき
る。
は、光源から出射する光ビームの光路は、サスペンショ
ンワイヤの延在方向の平面状電極に備えた貫通部近傍を
避けてカバーレイを貼付した構成であるため、光沢を有
するカバーレイに比べると平面状電極の反射率は低いた
め、光ビームが光源から貫通部を通過する際に当該カバ
ーレイにより反射され、当該反射光が迷光成分となるこ
とに起因する光ピックアップの特性の低下を抑制でき
る。
【0018】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図1及び2
を用いて説明する。図1は本発明の一実施例の光ピック
アップの要部拡大斜視図であり、図2は、図1の一実施
態様を用いた光ピックアップの分解斜視図である。図2
において、1は対物レンズ駆動装置であり、対物レンズ
駆動装置1は、内部に対物レンズ2、対物レンズ2を不
図示のディスクに対し垂直方向及び半径方向の2軸方向
に移動可能に支持する4本のサスペンションワイヤ3、
対物レンズ2を保持する不図示のレンズホルダに係止さ
れ駆動電流に応じてレンズホルダを駆動するコイル4、
サスペンションワイヤ3と係合するサスペンションホル
ダ5、サスペンションホルダ5及びコイル4に対して磁
気回路を形成する不図示の永久磁石等を固着するアクチ
ュエータベース6、一端にサスペンションワイヤ3を半
田固定するとともに電流を供給する平面状電極7を備え
たアクチュエータフレキシブル回路基板(以下、ACT
−FPCと称す)8、及び平面状電極7の機械的強度を
補強する補強部材9等からなる。
を用いて説明する。図1は本発明の一実施例の光ピック
アップの要部拡大斜視図であり、図2は、図1の一実施
態様を用いた光ピックアップの分解斜視図である。図2
において、1は対物レンズ駆動装置であり、対物レンズ
駆動装置1は、内部に対物レンズ2、対物レンズ2を不
図示のディスクに対し垂直方向及び半径方向の2軸方向
に移動可能に支持する4本のサスペンションワイヤ3、
対物レンズ2を保持する不図示のレンズホルダに係止さ
れ駆動電流に応じてレンズホルダを駆動するコイル4、
サスペンションワイヤ3と係合するサスペンションホル
ダ5、サスペンションホルダ5及びコイル4に対して磁
気回路を形成する不図示の永久磁石等を固着するアクチ
ュエータベース6、一端にサスペンションワイヤ3を半
田固定するとともに電流を供給する平面状電極7を備え
たアクチュエータフレキシブル回路基板(以下、ACT
−FPCと称す)8、及び平面状電極7の機械的強度を
補強する補強部材9等からなる。
【0019】対物レンズ駆動装置1は、光学台10の所
定の位置に固定される。なお、光学台10は、受光素子
等を含むレーザ光源ユニット11から出射する光ビーム
の形状を整えるビーム整形プリズム、光ビームを平行光
線に変換するコリメータレンズ、光ビームを対物レンズ
2の方向に変換する立ち上げミラー等からなる不図示の
光学系、及び記録再生装置内で駆動時に光ピックアップ
をガイドする一対のガイドレールに係合する主軸受19
及び副軸受20等を具備する。
定の位置に固定される。なお、光学台10は、受光素子
等を含むレーザ光源ユニット11から出射する光ビーム
の形状を整えるビーム整形プリズム、光ビームを平行光
線に変換するコリメータレンズ、光ビームを対物レンズ
2の方向に変換する立ち上げミラー等からなる不図示の
光学系、及び記録再生装置内で駆動時に光ピックアップ
をガイドする一対のガイドレールに係合する主軸受19
及び副軸受20等を具備する。
【0020】また、図2に示すように、レーザ光源ユニ
ット11から出射した光ビームは、サスペンションホル
ダ5を介して対物レンズ2に至る構成である。従って、
従来構成で説明したように、サスペンションホルダ5、
補強部材9、平面状電極7、当該平面状電極7を電気的
及び/または機械的に保護するカバーレイ12には光ビ
ームが通過する切り欠き部を備える。
ット11から出射した光ビームは、サスペンションホル
ダ5を介して対物レンズ2に至る構成である。従って、
従来構成で説明したように、サスペンションホルダ5、
補強部材9、平面状電極7、当該平面状電極7を電気的
及び/または機械的に保護するカバーレイ12には光ビ
ームが通過する切り欠き部を備える。
【0021】なお、図1に示すように、補強部材9、平
面状電極7及びカバーレイ12をそれぞれ貼付した後、
サスペンションホルダ5の貼付面13と補強部材9とを
貼り合わせ、サスペンションワイヤ3を平面状電極7の
所定の電極部分にそれぞれ半田固着する点、及びサスペ
ンションホルダ5のアクチュエータベース6に対する固
着強度を高めるために、サスペンションホルダ5のサス
ペンションワイヤ3に略平行な側面14と、アクチュエ
ータベース6に備えた略長方形形状の突起部15とを接
着固定する点も、従来構成と同様である。
面状電極7及びカバーレイ12をそれぞれ貼付した後、
サスペンションホルダ5の貼付面13と補強部材9とを
貼り合わせ、サスペンションワイヤ3を平面状電極7の
所定の電極部分にそれぞれ半田固着する点、及びサスペ
ンションホルダ5のアクチュエータベース6に対する固
着強度を高めるために、サスペンションホルダ5のサス
ペンションワイヤ3に略平行な側面14と、アクチュエ
ータベース6に備えた略長方形形状の突起部15とを接
着固定する点も、従来構成と同様である。
【0022】すなわち、上述の構成を有する光ピックア
ップは、従来構成で説明した貫通部を通過する光ビーム
の周辺部を当該貫通部で遮光し、遮光された光はカバー
レイで反射され、反射光が光ピックアップの受光特性に
おける迷光成分となり、光ピックアップとしての受光機
能に致命的な影響を与える課題は同様に発生する。
ップは、従来構成で説明した貫通部を通過する光ビーム
の周辺部を当該貫通部で遮光し、遮光された光はカバー
レイで反射され、反射光が光ピックアップの受光特性に
おける迷光成分となり、光ピックアップとしての受光機
能に致命的な影響を与える課題は同様に発生する。
【0023】その課題に対して、本発明では図1に示す
ように、平面状電極7、補強部材9及びサスペンション
ホルダー5それぞれが備える貫通部周縁近傍を避けカバ
ーレイ12を設ける。平面状電極7の露出部分は、カバ
ーレイ12表面に比べ表面の平坦度は低いため表面光沢
が少なく、また例えば黒色に近い色相等を自由に選択で
きるため、平坦な表面を備えるカバーレイ12に光ビー
ムの周辺部が遮光されカバーレイ12で反射し、当該反
射光が迷光としてディスクからの戻り光に混入し光ピッ
クアップの受光特性に悪影響を与えることを抑制でき
る。
ように、平面状電極7、補強部材9及びサスペンション
ホルダー5それぞれが備える貫通部周縁近傍を避けカバ
ーレイ12を設ける。平面状電極7の露出部分は、カバ
ーレイ12表面に比べ表面の平坦度は低いため表面光沢
が少なく、また例えば黒色に近い色相等を自由に選択で
きるため、平坦な表面を備えるカバーレイ12に光ビー
ムの周辺部が遮光されカバーレイ12で反射し、当該反
射光が迷光としてディスクからの戻り光に混入し光ピッ
クアップの受光特性に悪影響を与えることを抑制でき
る。
【0024】この構成は、薄型化の光ピックアップにお
いて有効であり、上述したように薄型化に伴い光ビーム
の周辺部が遮光され迷光となる従来の課題を抑制する効
果が大きく、特に高さ方向における光ビームの遮光に伴
う迷光抑制に効果を奏する。すなわち、光ビームはトラ
ッキング方向には移動しフォーカシング方向には移動し
ないため、薄型化の光ピックアップでは、カバーレイ1
2、平面状電極7、補強部材9及びサスペンションホル
ダ5に備える貫通部の形状は、小判の長手方法の軸で切
った片側、半径未満の高さを有する円弧等の天面の長さ
より高さの方が小さい形状を必然的に備えるため、貫通
部の高さはほぼ光ビームの径に合わせて設計され、薄型
設計の光ピックアップに効果が大きい。また、このよう
に高さ方向の遮光に効果が大きいため、カバーレイ12
を備えない領域の貫通部の幅方向の長さは、貫通部の幅
の半分以上が好ましい。
いて有効であり、上述したように薄型化に伴い光ビーム
の周辺部が遮光され迷光となる従来の課題を抑制する効
果が大きく、特に高さ方向における光ビームの遮光に伴
う迷光抑制に効果を奏する。すなわち、光ビームはトラ
ッキング方向には移動しフォーカシング方向には移動し
ないため、薄型化の光ピックアップでは、カバーレイ1
2、平面状電極7、補強部材9及びサスペンションホル
ダ5に備える貫通部の形状は、小判の長手方法の軸で切
った片側、半径未満の高さを有する円弧等の天面の長さ
より高さの方が小さい形状を必然的に備えるため、貫通
部の高さはほぼ光ビームの径に合わせて設計され、薄型
設計の光ピックアップに効果が大きい。また、このよう
に高さ方向の遮光に効果が大きいため、カバーレイ12
を備えない領域の貫通部の幅方向の長さは、貫通部の幅
の半分以上が好ましい。
【0025】なお、本実施例では露出部分を平面状電極
7としたが、露出部分は補強部材9であっても或いはサ
スペンションホルダ5であっても良い。すなわち、光ビ
ームが直接照射する可能性にある領域にはカバーレイ1
2を設けない構成であれば上記作用・効果は同一に発揮
できる。なお、上述の実施例では、カバーレイ12自信
が持つ本来の反射率を低下させる手法として、カバーレ
イ12よりも低反射率の平面状電極7、補強部材9また
はサスペンションホルダ5の貼合面13を貫通部の周縁
に露出する構成について述べたが、例えば艶消し処理を
行うことによりカバーレイ12自身の反射率を低下す
る、またはカバーレイ12を例えば光ビームの補色の着
色剤で着色する、等の低反射率処理を行っても同様の効
果が得られる。
7としたが、露出部分は補強部材9であっても或いはサ
スペンションホルダ5であっても良い。すなわち、光ビ
ームが直接照射する可能性にある領域にはカバーレイ1
2を設けない構成であれば上記作用・効果は同一に発揮
できる。なお、上述の実施例では、カバーレイ12自信
が持つ本来の反射率を低下させる手法として、カバーレ
イ12よりも低反射率の平面状電極7、補強部材9また
はサスペンションホルダ5の貼合面13を貫通部の周縁
に露出する構成について述べたが、例えば艶消し処理を
行うことによりカバーレイ12自身の反射率を低下す
る、またはカバーレイ12を例えば光ビームの補色の着
色剤で着色する、等の低反射率処理を行っても同様の効
果が得られる。
【0026】また、図示のように補強部材9を貼り合わ
せるサスペンションホルダ5の貼合面13に凹部16を
備えると、カバーレイ12、平面状電極7及び補強部材
9とサスペンションホルダ5との接着強度が当該凹部1
6が接着剤溜まりの作用をすることで接着強度が向上で
き高周波振動をディスク記録・再生時に繰り返すサスペ
ンションワイヤ3の振動をサスペンションホルダ5で強
固に固着できるとともに、余剰の接着剤がサスペンショ
ンワイヤ3に橋掛けをすることでサスペンション特性の
変化を抑制でき、さらに、サスペンションホルダ5のサ
スペンションワイヤ3の延在する方向に略平行な側面1
4をアクチュエータベース6の突起部15と接着固定す
る構成を採用することにより、サスペンションホルダ5
とアクチュエータベース6との固着強度がより向上し、
光ピックアップとしての機械的強度面も向上するため好
ましい。
せるサスペンションホルダ5の貼合面13に凹部16を
備えると、カバーレイ12、平面状電極7及び補強部材
9とサスペンションホルダ5との接着強度が当該凹部1
6が接着剤溜まりの作用をすることで接着強度が向上で
き高周波振動をディスク記録・再生時に繰り返すサスペ
ンションワイヤ3の振動をサスペンションホルダ5で強
固に固着できるとともに、余剰の接着剤がサスペンショ
ンワイヤ3に橋掛けをすることでサスペンション特性の
変化を抑制でき、さらに、サスペンションホルダ5のサ
スペンションワイヤ3の延在する方向に略平行な側面1
4をアクチュエータベース6の突起部15と接着固定す
る構成を採用することにより、サスペンションホルダ5
とアクチュエータベース6との固着強度がより向上し、
光ピックアップとしての機械的強度面も向上するため好
ましい。
【0027】さらに、図1及び2に示したACT−FP
C8の電流はディスク側から平面状電極7に供給される
構成であるがこの構成に限定されるものではなく、例え
ば図3〜5に示した方向でも良いこと勿論である。
C8の電流はディスク側から平面状電極7に供給される
構成であるがこの構成に限定されるものではなく、例え
ば図3〜5に示した方向でも良いこと勿論である。
【0028】また、サスペンションワイヤに略平行方向
のサスペンションホルダ5の側面14に係合するアクチ
ュエータベース6の突起部15は、図2では略長方形形
状の場合を示したが、図示は省略するが突起部15に切
り欠き部または貫通孔等の貫通部を備えると、光硬化型
接着剤に感度がある光を当該貫通部から照射することが
でき少なくとも仮効果ができる、及び/または当該貫通
部から接着剤を流入することで均一な接着剤供給ができ
る等の効果があるため好ましい。
のサスペンションホルダ5の側面14に係合するアクチ
ュエータベース6の突起部15は、図2では略長方形形
状の場合を示したが、図示は省略するが突起部15に切
り欠き部または貫通孔等の貫通部を備えると、光硬化型
接着剤に感度がある光を当該貫通部から照射することが
でき少なくとも仮効果ができる、及び/または当該貫通
部から接着剤を流入することで均一な接着剤供給ができ
る等の効果があるため好ましい。
【0029】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、サスペン
ションホルダー近傍を通過する光の不要な反射を低減で
き、いわゆる迷光の少ない優れた超薄型の光ピックアッ
プを提供できる。
ションホルダー近傍を通過する光の不要な反射を低減で
き、いわゆる迷光の少ない優れた超薄型の光ピックアッ
プを提供できる。
【図1】本発明の一実施例における光ピックアップの要
部拡大斜視図
部拡大斜視図
【図2】同実施例における光ピックアップの構成を示す
分解斜視図
分解斜視図
【図3】従来の光ピックアップの構成を示す分解斜視図
【図4】従来の対物レンズ駆動装置の斜視図
【図5】従来の光ピックアップ装置の要部拡大斜視図
1 対物レンズ駆動装置 2 対物レンズ 3 サスペンションワイヤ 4 コイル 5 サスペンションホルダ 6 アクチュエータベース 7 平面状電極 8 アクチュエータフレキシブル回路基板 9 補強部材 10 光学台 11 レーザ光源ユニット 12 カバーレイ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 阪井 光 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5D118 AA13 BA01 DC03 FA27 FC07 5D119 AA02 AA20 BA01 MA04
Claims (1)
- 【請求項1】 対物レンズとコイルとを備えた対物レン
ズホルダと、 一端を前記対物レンズホルダに固着し、他端はサスペン
ションホルダを介して前記コイルに電流を供給する平面
状電極に係止され、ディスクに対し垂直方向と半径方向
との2軸方向に前記対物レンズホルダを移動可能に支持
する4本のサスペンションワイヤと、 前記対物レンズを介して前記ディスクの所望位置を照射
する光ビームを出射する光源と、 前記サスペンションホルダに貼付され前記平面状電極を
電気的に絶縁保護するカバーレイとを備え、 前記光ビームの光路は前記サスペンションワイヤの延在
方向の前記サスペンションホルダに備えた貫通部を貫通
し、前記貫通部及び前記貫通部周縁近傍を避けて前記カ
バーレイを、前記平面状電極の前記光源側に貼付したこ
とを特徴とする光ピックアップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000331984A JP2002133684A (ja) | 2000-10-31 | 2000-10-31 | 光ピックアップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000331984A JP2002133684A (ja) | 2000-10-31 | 2000-10-31 | 光ピックアップ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002133684A true JP2002133684A (ja) | 2002-05-10 |
Family
ID=18808251
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000331984A Pending JP2002133684A (ja) | 2000-10-31 | 2000-10-31 | 光ピックアップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002133684A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7940610B2 (en) | 2005-12-28 | 2011-05-10 | Funai Electric Co., Ltd. | Optical head with adhesive relief portions |
-
2000
- 2000-10-31 JP JP2000331984A patent/JP2002133684A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7940610B2 (en) | 2005-12-28 | 2011-05-10 | Funai Electric Co., Ltd. | Optical head with adhesive relief portions |
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