JP2002133403A - 指紋スキャナ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】 従来の指紋スキャナーは、平面状のガラスに
指を乗せる為、指がフィットしないでガラスへ押圧され
る力の変化により、指紋の画像が微妙に変化し人間の認
証がうまく行かないことがある。 【解決手段】 指をのせる透明な指のせ台と、指のせ台
を介して指紋部分を照射する光源と、指の指紋部分で反
射された差光を撮像する撮像素子と、その指のせ台を指
の指紋部分に沿った形状にすることで、画像がゆがみに
くくなる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は指紋を記録するため
のスキャナに関する。

【０００２】

【従来の技術】指紋は各個人に特有のものであり、個人
の認証、特定によく用いられる。指紋を用いて個人の認
証を行ううために、スキャナを用いて指紋を取り込むこ
とがある。かかるスキャナは、コピー機などに用いられ
スキャナと同じく、ガラスの平板を備える。そして、人
間の指をガラスの上において、ガラスの背後から光源に
て照らし、その反射光をＣＣＤ素子でとらえて、指紋を
画像イメージとしてとらえる。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなスキャナは平面状のガラスに指をのせるため、指
にフィットしない。このため、指がガラスへ押圧される
力の変化によって、指紋の画像が微妙に変化素る。よっ
て、人間の認証がうまくいかないことがある。そこで、
本発明は、指紋の画像の変化をきたしにくい指紋読み取
りスキャナを提供することを課題とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明は、指をのせる透
明なゆびのせ台と、前記指のせ台を介して前記指の指紋
部分を照射する光源と、前記指の指紋部分で反射された
差光を撮像する撮像素子と、を有する指紋スキャナにお
いて、前記指のせ台は、前記指の指紋部分に沿った指適
合部分を備えていることを特徴とする。撮像素子とは、
例えばＣＣＤである。また、前記指適合部分が円弧であ
ると都合がよい。

【０００５】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。

【０００６】図１は本発明の実施の形態におけるスキャ
ナ２８の側面および正面断面図である。光源１２４から
照射された光は、透明な指のせ台（例えばガラス、樹
脂）１２２を通して、指１１０の指紋部分１１１に反射
され、ＣＣＤ１２６にとらえられる。図４（ｂ）に示す
ように、透明な指のせ台１２２は円筒形であり、指紋部
分１１１にその内壁が適合している。すなわち、指適合
部分１２３が指のせ台１２２にある。

【０００７】図２は本発明の異なる実施の形態を示すも
ので、前記図１に示した実施の形態において、指のせ第
１２２の形状を変化させたものである。

【０００８】指のせ台１２２は円筒形でなくてもよく、
例えば、図３（ａ）のように半円筒形、図３（ｂ）のよ
うに楕円形を半分にしたものでもよい。要するに指適合
部分１２３があればよく、円筒形には限らないし、半円
筒形、楕円形を半分にしたものにも限らない。

【０００９】

【発明の効果】本願発明は、指をのせる透明な指のせ台
と、前記指の指紋部分で反射された光を撮像する撮像素
子とを有する指紋スキャナにおいて、前記指のせ台が、
前記指の指紋部分に沿った指適合部分を備えたので、指
紋部分の画像がゆがみにくくなる。その結果、指紋の画
像の変化をきたしにくいという効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施の形態にかかる指紋スキャナの側
面および正面の断面図である。

【図２】 本発明の異なる実施形態にかかる指紋スキャ
ナの正面の断面図である。

【符号の説明】

１２２ 指のせ台 １２３ 指適合部分 １２４ 光源 １２６ ＣＣＤ ２１０ 光源 ２１２ ＣＣＤカメラ

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】指をのせる透明なゆびのせ台と、 前記指のせ台を介して前記指の指紋部分を照射する光源
   と、 前記指の指紋部分で反射された差光を撮像する撮像素子
   と、 を有する指紋スキャナにおいて、 前記指のせ台は、前記指の指紋部分に沿った指適合部分
   を備えていることを特徴とする指紋スキャナ。
2. 【請求項２】前記指適合部分が円弧である請求項１記載
   の指スキャナ。