JP2003187235A - 指静脈認識装置 - Google Patents
指静脈認識装置Info
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Landscapes
- Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)
- Image Input (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 認証に必要な指静脈部の撮影範囲を確保し、
被認証者が撮影のタイミングを知ることのできる指静脈
認識装置を提供すること。 【解決手段】 指静脈を用いて認証処理を行うための指
静脈認識装置であって、認識対象の指静脈を透過する方
向に赤外光を照射する赤外光発光素子と、この赤外光発
光素子に対し認識対象の指を挟む対向位置に撮像レンズ
の視線軸が直角に交わるように配置され、指静脈の像を
撮影するカメラとを備えることを特徴とする。また、前
記赤外光発光素子の発光領域に指の差し入れを誘導する
ための指差込み口から第2指長分の位置に、撮像開始ス
イッチを備えることを特徴とする。
被認証者が撮影のタイミングを知ることのできる指静脈
認識装置を提供すること。 【解決手段】 指静脈を用いて認証処理を行うための指
静脈認識装置であって、認識対象の指静脈を透過する方
向に赤外光を照射する赤外光発光素子と、この赤外光発
光素子に対し認識対象の指を挟む対向位置に撮像レンズ
の視線軸が直角に交わるように配置され、指静脈の像を
撮影するカメラとを備えることを特徴とする。また、前
記赤外光発光素子の発光領域に指の差し入れを誘導する
ための指差込み口から第2指長分の位置に、撮像開始ス
イッチを備えることを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、署名や暗証番号等
を認証の手段として用いる指静脈認識装置に関する。
を認証の手段として用いる指静脈認識装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、クレジットカードの利用や、銀行
預金の預け入れ、引き出しや特定の部屋に入るための個
人認証に際して、署名や暗証番号あるいは指紋照合など
を本人確認の手段として用いるシステムがある。署名や
暗証番号は見破られる可能性が高く、偽造されやすいと
いう問題がある。
預金の預け入れ、引き出しや特定の部屋に入るための個
人認証に際して、署名や暗証番号あるいは指紋照合など
を本人確認の手段として用いるシステムがある。署名や
暗証番号は見破られる可能性が高く、偽造されやすいと
いう問題がある。
【0003】そこで、最近では各個人単位にユニークな
認証ができるバイオメトリックスを用いた個人認証が多
く用いられている、中でも指紋照合がバイオメトリック
スの認証手段においては主流になっている、これは指紋
が各個人単位にユニークなものであり、手軽で偽造がし
にくいという点に着目したものである。
認証ができるバイオメトリックスを用いた個人認証が多
く用いられている、中でも指紋照合がバイオメトリック
スの認証手段においては主流になっている、これは指紋
が各個人単位にユニークなものであり、手軽で偽造がし
にくいという点に着目したものである。
【0004】また、同じように各個人がユニークである
目の虹彩(アイリス)や顔の形、音声などを認証に用い
られることも一般には知られている。
目の虹彩(アイリス)や顔の形、音声などを認証に用い
られることも一般には知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述の指紋に
よる照合を行う場合、指紋自体が犯罪捜査などに利用さ
れていることはよく知られた事実であり、そのために指
紋を登録すること自体に嫌悪感を抱く人が多く、また物
理的に指を照合装置に接触させる必要があるため、心情
的に嫌がる人が多い。
よる照合を行う場合、指紋自体が犯罪捜査などに利用さ
れていることはよく知られた事実であり、そのために指
紋を登録すること自体に嫌悪感を抱く人が多く、また物
理的に指を照合装置に接触させる必要があるため、心情
的に嫌がる人が多い。
【0006】一方、虹彩を個人認証に使う場合、認証自
体に使われる装置類が非常に高額であり、手軽に設置す
ることは難しい。顔や音声による認証は認識率がそれほ
ど高いものではないので実用にはまだ時間がかかるとい
う問題点がある。さらに赤外線の透過光を使った静脈に
よる認識技術も知られており、静脈による認識も指紋や
虹彩と同じように、各個人でユニークなものであり、バ
イオメトリックスの認証として使用することができる。
体に使われる装置類が非常に高額であり、手軽に設置す
ることは難しい。顔や音声による認証は認識率がそれほ
ど高いものではないので実用にはまだ時間がかかるとい
う問題点がある。さらに赤外線の透過光を使った静脈に
よる認識技術も知られており、静脈による認識も指紋や
虹彩と同じように、各個人でユニークなものであり、バ
イオメトリックスの認証として使用することができる。
【0007】特開平11−203452号公報及び特開
2001−184507号公報には静脈パターンを利用
した認識技術が開示されている。
2001−184507号公報には静脈パターンを利用
した認識技術が開示されている。
【0008】図8は、従来の指静脈を利用した認証装置
を側面から見た図である。この図から明らかなように装
置は、LED照明部81とカメラ部82が別筐体に分離
されて構成されているため、それぞれの部材の間には空
間がある。この空間に指83を差込み、自分の意志で適
当な位置に静止させ、その静止状態で赤外線を透過させ
指の静脈を撮影する。このような構造にあっては、基本
的に赤外線の透過光を用いるため、赤外線を照射するL
ED照明部81やカメラ部82に対しては非接触とな
る。指83を差し込む空間には認証に必要な静脈範囲を
撮影するために指83をどれくらい差し込めばいいのか
という基準やこの位置まで差し込んで欲しいという基準
位置を示すことができない。また、どのタイミングで撮
影が始まったのかユーザが知ることができない。そのた
め、認証に必要な血管投影の範囲が個人別にばらついた
り、指の表側から見た像であるのか、裏側から見た像で
あるのかが特定できなくなり、正確な個人認証ができな
くなるといった問題点があった。
を側面から見た図である。この図から明らかなように装
置は、LED照明部81とカメラ部82が別筐体に分離
されて構成されているため、それぞれの部材の間には空
間がある。この空間に指83を差込み、自分の意志で適
当な位置に静止させ、その静止状態で赤外線を透過させ
指の静脈を撮影する。このような構造にあっては、基本
的に赤外線の透過光を用いるため、赤外線を照射するL
ED照明部81やカメラ部82に対しては非接触とな
る。指83を差し込む空間には認証に必要な静脈範囲を
撮影するために指83をどれくらい差し込めばいいのか
という基準やこの位置まで差し込んで欲しいという基準
位置を示すことができない。また、どのタイミングで撮
影が始まったのかユーザが知ることができない。そのた
め、認証に必要な血管投影の範囲が個人別にばらついた
り、指の表側から見た像であるのか、裏側から見た像で
あるのかが特定できなくなり、正確な個人認証ができな
くなるといった問題点があった。
【0009】本発明の目的は、認証に必要な指静脈部の
撮影範囲を確保し、被認証者が撮影のタイミングを知る
ことのできる指静脈認識装置を提供することにある。
撮影範囲を確保し、被認証者が撮影のタイミングを知る
ことのできる指静脈認識装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、指静脈を用いて認証処理を行うための指
静脈認識装置であって、認識対象の指静脈を透過する方
向に赤外光を照射する赤外光発光素子と、この赤外光発
光素子に対し認識対象の指を挟む対向位置に撮像レンズ
の視線軸が直角に交わるように配置され、指静脈の像を
撮影するカメラとを備えることを特徴とする。また、前
記赤外光発光素子の発光領域に指の差し入れを誘導する
ための指差込み口から第2指長分の位置に、撮像開始ス
イッチを備えることを特徴とする。
に、本発明は、指静脈を用いて認証処理を行うための指
静脈認識装置であって、認識対象の指静脈を透過する方
向に赤外光を照射する赤外光発光素子と、この赤外光発
光素子に対し認識対象の指を挟む対向位置に撮像レンズ
の視線軸が直角に交わるように配置され、指静脈の像を
撮影するカメラとを備えることを特徴とする。また、前
記赤外光発光素子の発光領域に指の差し入れを誘導する
ための指差込み口から第2指長分の位置に、撮像開始ス
イッチを備えることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の一実
施形態を詳細に説明する。図1は、本発明の指静脈認識
装置を用いた個人認証システムの実施の形態を示す全体
構成図であり、認証処理装置101、個人識別情報デー
タベース(DB)102、指静脈認識装置103、ガイ
ダンス表示装置104、個人識別データ入力装置10
5、認証結果によって動作するドアロックなどの装置1
06から構成されている。認証処理装置101は、撮影
された指の静脈パターンと、個人識別情報データベース
102に登録格納されている各個人の静脈画像情報との
画像パターンマッチングを行う。
施形態を詳細に説明する。図1は、本発明の指静脈認識
装置を用いた個人認証システムの実施の形態を示す全体
構成図であり、認証処理装置101、個人識別情報デー
タベース(DB)102、指静脈認識装置103、ガイ
ダンス表示装置104、個人識別データ入力装置10
5、認証結果によって動作するドアロックなどの装置1
06から構成されている。認証処理装置101は、撮影
された指の静脈パターンと、個人識別情報データベース
102に登録格納されている各個人の静脈画像情報との
画像パターンマッチングを行う。
【0012】指静脈認識装置103は、ズーム機構を有
する可変焦点を有するカメラと、赤外線を照射するLE
D(赤外光発光素子)から構成され、差し込まれる指の
静脈を赤外線の透過光を用いて撮影する。
する可変焦点を有するカメラと、赤外線を照射するLE
D(赤外光発光素子)から構成され、差し込まれる指の
静脈を赤外線の透過光を用いて撮影する。
【0013】図2は、撮影された指静脈の例を示すもの
であり、赤外線によって透過された指静脈が黒い線のよ
うに映し出されている。ガイダンス表示装置104は、
認証を行うときの動作、手順をユーザに指示するための
表示装置である、図示はしていないがユーザが視認可能
な位置に液晶パネルやCRTディスプレイが設けられ、
その画面上に動作指示メッセージを表示することでユー
ザに指示を与える。
であり、赤外線によって透過された指静脈が黒い線のよ
うに映し出されている。ガイダンス表示装置104は、
認証を行うときの動作、手順をユーザに指示するための
表示装置である、図示はしていないがユーザが視認可能
な位置に液晶パネルやCRTディスプレイが設けられ、
その画面上に動作指示メッセージを表示することでユー
ザに指示を与える。
【0014】個人識別データ入力装置105は、最初に
認証対象となる指静脈を登録する際に個人情報を入力す
るための装置である。本実施の形態では個人識別情報が
入力されたIDカードを認証処理装置101に差込むこ
とによって、IDカード内に格納されている個人情報が
入力される。106は認証結果に応じて動作する装置を
示すものであり、適用できる例は多々あり、例えばドア
ロックやパソコンへのアクセスなどが対象となる。
認証対象となる指静脈を登録する際に個人情報を入力す
るための装置である。本実施の形態では個人識別情報が
入力されたIDカードを認証処理装置101に差込むこ
とによって、IDカード内に格納されている個人情報が
入力される。106は認証結果に応じて動作する装置を
示すものであり、適用できる例は多々あり、例えばドア
ロックやパソコンへのアクセスなどが対象となる。
【0015】図3は、本発明の指静脈認識装置103の
側面図である。図において、基台401上にはレンズ部
406とカメラ本体部407からなる撮影部とLED保
持部402とが設置されている。そして、LED保持部
402には、赤外光発光LED403と、指差込み口4
04と、スイッチ405からなる赤外線照射部が設けら
れている。カメラ本体部407は、カメラ固定部408
によって赤外光発光LED403に対して、レンズ部4
06の視線軸が常に直交するように固定保持されてい
る。
側面図である。図において、基台401上にはレンズ部
406とカメラ本体部407からなる撮影部とLED保
持部402とが設置されている。そして、LED保持部
402には、赤外光発光LED403と、指差込み口4
04と、スイッチ405からなる赤外線照射部が設けら
れている。カメラ本体部407は、カメラ固定部408
によって赤外光発光LED403に対して、レンズ部4
06の視線軸が常に直交するように固定保持されてい
る。
【0016】赤外光発光LED403は、複数の赤外光
発光LEDで構成され、指差込み口404から差し込ま
れた指410の必要長さ分の範囲(例えば人指し指であ
れば第2関節までの長さ分の範囲)に赤外光を照射する
ように構成されている。スイッチ405は、指410を
必要長さ分だけ差し込んだ位置で指の先端を検知するス
イッチ、あるいは指410の先端で押圧されるスイッチ
で構成されている。
発光LEDで構成され、指差込み口404から差し込ま
れた指410の必要長さ分の範囲(例えば人指し指であ
れば第2関節までの長さ分の範囲)に赤外光を照射する
ように構成されている。スイッチ405は、指410を
必要長さ分だけ差し込んだ位置で指の先端を検知するス
イッチ、あるいは指410の先端で押圧されるスイッチ
で構成されている。
【0017】図3は基台401が水平な位置に置かれて
いる状態を示すものであるが、基台401が置かれる場
所に応じ、LED保持部402及び指差込み口404の
角度を変える必要があるため、その角度に応じ、カメラ
固定部408は可変することもできる。ただし、レンズ
部406及びカメラ本体部407は赤外光発光LED4
03に対しては90度の角度を保つように設置される。
スイッチ405は指差込み口404から指を差込み、差
し込んだ指に赤外光発光LED403からの赤外線が当
たる範囲、人差し指ならば第2指長、中指なら第3指長
の範囲を撮影範囲とするため、指差込み口404からス
イッチ405までの距離が撮影範囲と特定することがで
きる。よって、指先でスイッチ405を押すことによっ
て、必要な撮影範囲を確保することができる。
いる状態を示すものであるが、基台401が置かれる場
所に応じ、LED保持部402及び指差込み口404の
角度を変える必要があるため、その角度に応じ、カメラ
固定部408は可変することもできる。ただし、レンズ
部406及びカメラ本体部407は赤外光発光LED4
03に対しては90度の角度を保つように設置される。
スイッチ405は指差込み口404から指を差込み、差
し込んだ指に赤外光発光LED403からの赤外線が当
たる範囲、人差し指ならば第2指長、中指なら第3指長
の範囲を撮影範囲とするため、指差込み口404からス
イッチ405までの距離が撮影範囲と特定することがで
きる。よって、指先でスイッチ405を押すことによっ
て、必要な撮影範囲を確保することができる。
【0018】なお、指長とは、手掌面において指先から
付け根のしわまでの直線距離を指す。ただし、指ごとに
その呼称が異なる。親指の場合は第1指長、人差し指は
第2指長、以下順番に呼称が変わる。本実施の形態で
は、人差し指の指静脈の認識を対象とし、指差込み口4
04からスイッチ405までの距離は成年男性の平均的
な第2指長としている。スイッチ405を指先で押すこ
とによって、赤外光発光LEDが発光し、指410を透
過した光像をカメラ本体部407が撮影する。スイッチ
405を押すタイミングが画像取り込みのタイミングと
なる。スイッチ405はプッシュタイプでもセンサタイ
プでも構わないが、指先の軽いタッチで検知されること
が望ましい。
付け根のしわまでの直線距離を指す。ただし、指ごとに
その呼称が異なる。親指の場合は第1指長、人差し指は
第2指長、以下順番に呼称が変わる。本実施の形態で
は、人差し指の指静脈の認識を対象とし、指差込み口4
04からスイッチ405までの距離は成年男性の平均的
な第2指長としている。スイッチ405を指先で押すこ
とによって、赤外光発光LEDが発光し、指410を透
過した光像をカメラ本体部407が撮影する。スイッチ
405を押すタイミングが画像取り込みのタイミングと
なる。スイッチ405はプッシュタイプでもセンサタイ
プでも構わないが、指先の軽いタッチで検知されること
が望ましい。
【0019】図4は、指差込み口方向(図3の矢印A方
向)から見た図であり、指差込み口404から差し込ん
だ指と赤外光発光LED403とは平行であり、また赤
外光発光LED403に対しカメラの視軸方向は直行す
るように配置される。図5は、指差込み口404とスイ
ッチ405を上方から見た図である。赤外光発光LED
403とカメラの位置は基台401への取り付け位置が
変化してもレンズ部406の中心視軸は常に赤外光発光
LED403に対して直交している必要性がある。これ
は、指画像を正確に撮影するためであり、例えば、指の
付け根の方がレンズ部406に近い位置で傾きがあった
とすると、極端な場合、長方形に写るべきところが二等
辺三角形のように写ってしまう可能性があるために、赤
外光発光LED403とカメラ位置は直交に配置する必
要があるからである。
向)から見た図であり、指差込み口404から差し込ん
だ指と赤外光発光LED403とは平行であり、また赤
外光発光LED403に対しカメラの視軸方向は直行す
るように配置される。図5は、指差込み口404とスイ
ッチ405を上方から見た図である。赤外光発光LED
403とカメラの位置は基台401への取り付け位置が
変化してもレンズ部406の中心視軸は常に赤外光発光
LED403に対して直交している必要性がある。これ
は、指画像を正確に撮影するためであり、例えば、指の
付け根の方がレンズ部406に近い位置で傾きがあった
とすると、極端な場合、長方形に写るべきところが二等
辺三角形のように写ってしまう可能性があるために、赤
外光発光LED403とカメラ位置は直交に配置する必
要があるからである。
【0020】なお、筐体や中が見えないケースで本発明
の認識装置103を覆ってしまうと、指差込み口404
は底が見えない暗い穴となり、ユーザはただ暗い穴の中
に指を入れなければならないというある種の恐怖感や嫌
悪感を感じることになる。本実施の形態及び図面ではケ
ースや筐体は図示していないが、ユーザに指差込み口4
04からスイッチ405が見えるように筐体をスケルト
ン構造にするか、指差込み口404とスイッチ405ま
では筐体で囲わず、空間を開けておくような構成にする
ことが望ましい。
の認識装置103を覆ってしまうと、指差込み口404
は底が見えない暗い穴となり、ユーザはただ暗い穴の中
に指を入れなければならないというある種の恐怖感や嫌
悪感を感じることになる。本実施の形態及び図面ではケ
ースや筐体は図示していないが、ユーザに指差込み口4
04からスイッチ405が見えるように筐体をスケルト
ン構造にするか、指差込み口404とスイッチ405ま
では筐体で囲わず、空間を開けておくような構成にする
ことが望ましい。
【0021】図6は、実際に指410を指差込み口40
4から指し入れてスイッチ405を押した状態を示す図
である。本実施の形態では、認識対象となる指410は
人差し指を用いているが、もちろん他の指でも構わな
い。人それぞれの個体差によって指の太さが異なる場合
が考えられる。そのため、図6で示す指差込み口404
の円形状のリングに複数の接触探知センサを設け、前記
リングに指を通したときに、指410に接触するセンサ
の数と、接触時間を測定することで指の太さを推定し、
さらに指の長さを推定する。当該指の長さを推定し、規
定している平均成年第2指長と比較し、もし極端に長く
画面をはみ出るならば、ズームを望遠にして撮影、極端
に短い場合なら近接撮影に切り替えて撮影を行う。
4から指し入れてスイッチ405を押した状態を示す図
である。本実施の形態では、認識対象となる指410は
人差し指を用いているが、もちろん他の指でも構わな
い。人それぞれの個体差によって指の太さが異なる場合
が考えられる。そのため、図6で示す指差込み口404
の円形状のリングに複数の接触探知センサを設け、前記
リングに指を通したときに、指410に接触するセンサ
の数と、接触時間を測定することで指の太さを推定し、
さらに指の長さを推定する。当該指の長さを推定し、規
定している平均成年第2指長と比較し、もし極端に長く
画面をはみ出るならば、ズームを望遠にして撮影、極端
に短い場合なら近接撮影に切り替えて撮影を行う。
【0022】図7は、個人認証を行う場合の処理を示す
フローチャートである。本フローチャートでは、認証処
理装置101の動作と該処理装置101に誘導されるユ
ーザ動作を分けて説明する。まず、ガイダンス表示装置
104によって、ユーザに対して、IDカードを差し込
む旨の指示を行う(ステップ801)。ユーザは個人識
別情報を入力するためにIDカードを指示に従って、認
証処理装置101内に差し込む(ステップ802)。認
証処理装置101では、入力された個人識別情報を確認
し、爪を上側にして指静脈認識装置103の指差込み口
404に指を差し込むように指示する(ステップ80
3)。指示に従い、ユーザは指を入れる(ステップ80
4)。さらにユーザは指差しこみ口404の奥にあるス
イッチ405を指先で押圧する(ステップ805)。
フローチャートである。本フローチャートでは、認証処
理装置101の動作と該処理装置101に誘導されるユ
ーザ動作を分けて説明する。まず、ガイダンス表示装置
104によって、ユーザに対して、IDカードを差し込
む旨の指示を行う(ステップ801)。ユーザは個人識
別情報を入力するためにIDカードを指示に従って、認
証処理装置101内に差し込む(ステップ802)。認
証処理装置101では、入力された個人識別情報を確認
し、爪を上側にして指静脈認識装置103の指差込み口
404に指を差し込むように指示する(ステップ80
3)。指示に従い、ユーザは指を入れる(ステップ80
4)。さらにユーザは指差しこみ口404の奥にあるス
イッチ405を指先で押圧する(ステップ805)。
【0023】指静脈認識装置103は、スイッチ405
の押圧を受けて、赤外光発光LED403を発光させ、
指静脈の撮影を行う(ステップ806)、このとき、も
し撮影が失敗した場合には「もう一度スイッチを押して
下さい」とのガイダンス表示を行い、再度、ユーザにス
イッチを押下させることで撮影を行う。次に、撮影結果
である指静脈画像を取り込み(ステップ807)、指を
外に出してもらうようにガイダンス表示する(ステップ
808)。次に、取り込んだ指静脈画像に対して画像処
理を施し、個人識別情報データベース102に予め登録
された画像情報と照合し、登録された本人であるかどう
かの認証処理を行い(ステップ809)、認証されたか
どうかを確認する(ステップ810)。
の押圧を受けて、赤外光発光LED403を発光させ、
指静脈の撮影を行う(ステップ806)、このとき、も
し撮影が失敗した場合には「もう一度スイッチを押して
下さい」とのガイダンス表示を行い、再度、ユーザにス
イッチを押下させることで撮影を行う。次に、撮影結果
である指静脈画像を取り込み(ステップ807)、指を
外に出してもらうようにガイダンス表示する(ステップ
808)。次に、取り込んだ指静脈画像に対して画像処
理を施し、個人識別情報データベース102に予め登録
された画像情報と照合し、登録された本人であるかどう
かの認証処理を行い(ステップ809)、認証されたか
どうかを確認する(ステップ810)。
【0024】認証されていない場合は、再度ガイダンス
表示を行い、ユーザに対して再度指を入れるように指示
する(ステップ811)。ユーザは指示に従い、再度、
指静脈認識装置103内に指を入れてスイッチを押し
(ステップ812)、処理終了の表示を受けて指を外に
出す(ステップ813)。認証された場合には、認証さ
れたことによる動作が実行される(ステップ814)。
例えば、ドアロックの解除や、特定装置への操作のエン
トリーを行う。
表示を行い、ユーザに対して再度指を入れるように指示
する(ステップ811)。ユーザは指示に従い、再度、
指静脈認識装置103内に指を入れてスイッチを押し
(ステップ812)、処理終了の表示を受けて指を外に
出す(ステップ813)。認証された場合には、認証さ
れたことによる動作が実行される(ステップ814)。
例えば、ドアロックの解除や、特定装置への操作のエン
トリーを行う。
【0025】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、赤外光発
光素子に対してカメラ本体レンズの視線軸が直角に交わ
るように配置することで撮影時の指画像の歪みをなく
し、さらに指の差し入れを誘導するための指差込み口か
ら第2指長分の位置に撮影を開始させるスイッチを設け
たことによって、認証に必要な指の静脈撮影範囲を確実
に確保することができ、確実に指静脈認証に必要な範囲
を撮影することができる。
光素子に対してカメラ本体レンズの視線軸が直角に交わ
るように配置することで撮影時の指画像の歪みをなく
し、さらに指の差し入れを誘導するための指差込み口か
ら第2指長分の位置に撮影を開始させるスイッチを設け
たことによって、認証に必要な指の静脈撮影範囲を確実
に確保することができ、確実に指静脈認証に必要な範囲
を撮影することができる。
【図1】本発明の指静脈認識装置を用いた個人認証シス
テムの実施の形態を示す全体構成図である。
テムの実施の形態を示す全体構成図である。
【図2】静脈撮影結果の例を示す図である。
【図3】本発明の指静脈認識装置の側面図である。
【図4】本発明の指静脈認識装置を指差込み口方向(図
3の矢印A方向)から見た図である。
3の矢印A方向)から見た図である。
【図5】本発明の指静脈認識装置を指差込み口とスイッ
チを上方から見た図である。
チを上方から見た図である。
【図6】指差込み口実際に指を入れてスイッチを押した
状態を示す図である。
状態を示す図である。
【図7】本発明の動作処理を示すフローチャート
【図8】従来の指静脈を利用した認識装置の側面図であ
る。
る。
401…基台、402…LED保持部、403…赤外光
発光LED、404…指差込み口、405…スイッチ、
406…レンズ部、407…カメラ本体部、408…カ
メラ固定部、410…指。
発光LED、404…指差込み口、405…スイッチ、
406…レンズ部、407…カメラ本体部、408…カ
メラ固定部、410…指。
Claims (2)
- 【請求項1】 指静脈を用いて認証処理を行うための指
静脈認識装置であって、 認識対象の指静脈を透過する方向に赤外光を照射する赤
外光発光素子と、この赤外光発光素子に対し認識対象の
指を挟む対向位置に撮像レンズの視線軸が直角に交わる
ように配置され、指静脈の像を撮影するカメラとを備え
ることを特徴とする指静脈認識装置。 - 【請求項2】 前記赤外光発光素子の発光領域に指の差
し入れを誘導するための指差込み口から第2指長分の位
置に、撮像開始スイッチを備えることを特徴とする請求
項1に記載の指静脈認識装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001384926A JP2003187235A (ja) | 2001-12-18 | 2001-12-18 | 指静脈認識装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001384926A JP2003187235A (ja) | 2001-12-18 | 2001-12-18 | 指静脈認識装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003187235A true JP2003187235A (ja) | 2003-07-04 |
Family
ID=27594529
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001384926A Pending JP2003187235A (ja) | 2001-12-18 | 2001-12-18 | 指静脈認識装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003187235A (ja) |
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2001
- 2001-12-18 JP JP2001384926A patent/JP2003187235A/ja active Pending
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