JP2002133044A - プラント施設管理サービスシステム - Google Patents

プラント施設管理サービスシステム

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JP2002133044A
JP2002133044A JP2000329910A JP2000329910A JP2002133044A JP 2002133044 A JP2002133044 A JP 2002133044A JP 2000329910 A JP2000329910 A JP 2000329910A JP 2000329910 A JP2000329910 A JP 2000329910A JP 2002133044 A JP2002133044 A JP 2002133044A
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JP2000329910A
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English (en)
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Haruki Morikawa
治記 森川
Yoshiki Sakurai
祥己 櫻井
Masashi Hashimoto
雅至 橋本
Tanekazu Chiba
胤和 千葉
義明 ▲高▼畠
Yoshiaki Takahata
Hiromitsu Kowada
浩光 古和田
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 管理システム10の運営者は、プラント施設
運用者(事業体)との契約に基づいて、その事業体に代
わって、監視局16a1,16a2,…を設置する。ウ
ェブサーバ42(またはデータ収集用PC24)が、そ
の監視局からの計測データを公衆回線12を使って収集
し、ウェブサーバ42(または解析用PC44)が管理
情報を作成する。事業体PC48や携帯電話52からア
クセスがあったとき、契約に応じてそれらの端末に管理
情報や、測定データを用いて懐石・統計処理した情報を
提供する。 【効果】 事業体の初期費用や運用費用を抑制でき、管
理システムの導入が容易となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、プラント施設管理サ
ービスシステムに関し、特にたとえば上下水道,ごみ・
汚泥焼却溶融プラント,農業用水等のプラントにおい
て、施設管理者のために水質や水圧,配水システム,安
全(事故)情報等の情報を管理する、新規なサービスシ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、学会誌「EICA」第1巻第
2号(1996)に発表された「配水施設における残留
塩素濃度の管理について」と題する論文や、同誌「EI
CA」第3巻第1号(1998)に発表された「自動水
質計器による水道水の水質管理」と題する論文において
知られているように、横浜市や東京都において、テレメ
ータ技術を利用して配水施設の水質等の情報を管理する
システムが提案され、実際に運用され始めている。
【0003】この種の従来技術では、配水施設内に設定
された多数のモニタリングポイントにおいて、遊離残留
塩素,電気伝導率,pH,濁度,色度,水温等を連続的
に計測し、それらのデータをたとえば1分間のような適
宜の時間周期でホストコンピュータに収集し、その収集
した計測データに基づいて、その配水施設における水質
を管理する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来技術においては、
専用のハードウェアやソフトウェアが必要で、非常に高
価である。したがって、規模の小さい地方自治体等の事
業体においては、導入が容易ではない。
【0005】それゆえに、この発明の主たる目的は、新
規なプラント施設情報管理サービスシステムを提供する
ことである。
【0006】この発明の他の目的は、容易に導入でき
る、新規なプラント施設情報管理サービスシステムを提
供することである。
【0007】この発明の他の目的は、安価なプラント施
設情報管理サービスシステムを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に従ったプラン
ト施設管理方法は、(a) 事業体に代わってプラント施設
に監視センサを設置し、(b) センサから測定データを収
集し、そして(c) 測定データに基づく情報をインタネッ
トを通して事業体に配信する。
【0009】この発明に従ったプラント施設管理サービ
スシステムは、事業体が運用するプラント施設を管理す
るサービスシステムであって、事業体に代わってプラン
ト施設に設置したセンサ、および監視センサから測定デ
ータを収集してプラントの管理情報を作成するウェブサ
ーバを備え、事業体の端末がインタネットを通してウェ
ブサーバにアクセスしたとき管理情報を送信する。
【0010】
【作用】この発明に従ったプラント施設管理システムで
は、プラントは各事業体が運用する。この管理サービス
システム運営者は、各事業体と契約し、その契約に従っ
て、各事業体に代わってプラント施設に監視センサを設
置するとともに、ウェブサーバを設置する。たとえば、
データパケット通信や専用回線を利用して監視センサか
らの計測データを収集する。ただし、実施例ではデータ
収集用コンピュータを設けている。この収集した計測デ
ータをデータベースに蓄える。ただし、実施例では、ウ
ェブサーバとは別の解析用コンピュータのデータベース
に計測データを蓄積するようにしている。
【0011】ウェブサーバは、このように収集し蓄積し
た計測データに基づいて、たとえば日報,月報などの管
理情報を作成する。そして、事業体の端末からのアクセ
スがあったとき、管理情報をその端末に送信する。
【0012】このウェブサーバは、少なくとも顧客管理
番号や契約内容を蓄積している顧客管理データベースを
有する。ただし、実施例では、ウェブサーバに付属する
解析用コンピュータのデータベースを用いる。そして、
ウェブサーバは、アクセス接続があったとき、認証要求
画面をアクセス端末に提示し、その認証画面で入力され
たデータを顧客管理データベースに登録しているデータ
を参照して検定し、そのアクセス端末が契約した事業体
のものかどうか判断する。したがって、ウェブサーバか
らは、契約している事業体にのみ管理情報を提供する。
【0013】なお、事業体からウェブサーバにアクセス
できる端末は、コンピュータや携帯電話を含む。
【0014】複数の管理情報を提供する場合、ウェブサ
ーバは、測定データに基づいて複数の管理情報を作成
し、事業体の端末がアクセスしたとき複数の管理情報を
選択できるメニュー画面を端末に表示し、メニュー画面
で選択された管理情報を端末に送信する。
【0015】複数の管理情報が通常管理情報とオプショ
ン契約によってのみ提供するオプション管理情報とを含
む場合、メニュー画面は通常管理情報メニュー選択ボタ
ンとオプション管理情報選択ボタンとを表示する。
【0016】プラント施設が水道施設であるとき、オプ
ション管理情報は直結給水の可否情報,配水管破裂自己
警報,配水管網におけるデータ配信等の水道施設の高度
維持管理に必要な情報を提供できるようにしている。し
たがって、事業体では、それらのオプション管理情報を
水道施設の維持管理や改善や改良に役立てることができ
る。
【0017】なお、水道施設の場合、監視センサは、水
道施設の管理に必要とする監視項目である水圧,水位,
流量,流向,残留塩素濃度,色度,濁度,pH,電気伝
導率,水温および画像のいずれかを計測する。
【0018】管理システムの運営者と事業体との間で提
供サービスは設定されるが、途中でその提供サービスを
変更したいという要求が生じることが予想される。した
がって、ウェブサーバは、事業体の端末からの要求に応
じてサービス変更画面を提示するようにしている。事業
体端末は、このサービス変更画面中で変更事項を入力す
る。応じて、ウェブサーバは、その設定された変更事項
を顧客管理データベースに登録して、提供サービスを変
更する。
【0019】そのサービス変更画面は、変更事項を設定
する設定ボタンおよびコスト計算ボタンを含み、コスト
計算ボタンが操作されたときウェブサーバは変更に伴う
コストを計算して端末に提示する。なお、コスト計算の
手法としては、定額方式や従量方式などが利用できる。
【0020】監視センサからのデータに応じて、あるい
は監視センサからの異常通報に応じて、ウェブサーバは
プラント施設に異常が発生したことを知る。このとき、
ウェブサーバは、事業体の端末に警報メールを送信す
る。ただし、ウェブサーバは、警報メールの送信先とし
て複数のメールアドレスを顧客管理データベースに優先
順位とともに登録しておき、優先順位の上位のメールア
ドレスからリプライメールを一定時間内に受信しないと
き、次の優先順位のメールアドレスに警報メールを送信
する。したがって、警報が確実に事業体に届く仕組みに
なっている。
【0021】
【発明の効果】この発明によれば、プラント施設運用
者、すなわち事業体は、監視センサを設置する必要がな
く、しかもインタネットを通して管理情報を入手できる
ので、従来の専用システムに比べて、初期費用も運用費
用も大幅に抑制できる。
【0022】また、管理システム運営者にとっては、監
視センサを設置するための費用の負担はあるものの、ウ
ェブサーバやデータベースが複数の事業体に対して共通
にしてシステムの利用効率を向上させることができるの
で、投資を十分回収できる。
【0023】この発明のその他の目的,特徴および利点
は、添付図面に関連して行われる以下の実施例の詳細な
説明から一層明らかとなろう。
【0024】
【実施例】図1に示すこの発明の一実施例の水道施設情
報管理サービスシステム(以下、単に「システム」と呼
ぶ場合がある。)10は、上水道施設における水質,流
量,水圧,水位等の情報管理システムである。
【0025】ただし、この発明は、この実施例のような
上水道施設の他、ごみ・汚泥焼却溶融プラントのごとき
環境プラント,下水道施設,農業配水施設など(これら
を総称して、単に「プラント」ということがある。)の
情報管理サービスシステムとして広く利用可能であるこ
とを予め指摘しておく。
【0026】このシステム10は、基本的に、公衆回線
網12やインタネット網14を利用する。この実施例の
特徴は、水道施設設置者、たとえば地方自治体など(以
下、「事業体」という。)に代わって、システム10の
運営者が監視局グループ16A,16B,…を設置し
て、運用する。つまり、システム運営者が、たとえばA
市の水道施設に対して、多数の監視局16a1,16a
2,…を設置し、それらの監視局16a1,16a2,
…をまとめて監視局グループ16Aとし、同様に、たと
えばB市の水道施設に対して監視局グループ16Bを設
置する。
【0027】なお、監視局16a1,16a2,…の数
は、対象とする水道施設の規模に応じて適宜決定される
が、目安として、1つの水道施設に対して5〜50程度
の監視局が設置される。
【0028】また、監視局16a1,16a2,…は、
基本的に同じ構成であり、センサ18,このセンサ18
からの測定データを採取するたとえばMPU20,およ
びMPU20で収集した計測データを公衆回線12を介
してデータ収集コンピュータ(PC)24A,24B,
…に伝送するモデム22を含む。図示していないが、各
監視局のMPU20には、ローカルデータベース(ロー
カルDB)が設けられていて、このローカルDBに各セ
ンサ18からの測定データ等が格納される。
【0029】なお、このようなデータ収集のためには公
衆回線網12が用いられるが、A市やB市の監視局グル
ープとの間に専用線を開設しておき、その専用線を利用
する方法や、バケット通信たとえば「DoPA」(NT
Tドコモの商品またはサービス名称)を利用する方法な
どが考えられる。そして、データ収集PC24A,24
B,…は、それぞれ、A市,B市,…の計測データを個
別に収集するようにしている。そのために、ルータ26
が用いられる。しかしながら、1つのデータ収集PCが
すべての監視局グループ16A,16B,…からの計測
データを収集するようにしてもよい。
【0030】図2は、各監視局16a1,16a2,…
に設けられるセンサ18の一例を示す図解図であり、こ
の図2の実施例では、地下式消火栓にセンサを設置して
いる。ただし、どこにセンサを設置するかは任意事項で
ある。
【0031】図2の実施例では、地下式消火栓28に水
道管30から水温・水採取用挿入棒32を挿入し、その
下部に水温センサ34を取り付け、その上部に水圧セン
サ36,流量センサ38および残留塩素(残塩)センサ
40を配置する。したがって、この実施例では、水温,
水圧,流量および残留塩素濃度の4項目が測定可能であ
る。ただし、測定項目の数は、必要に応じて、適宜増減
できることはいうまでもない。
【0032】このようにして、図1に示すデータ収集P
C24A,24B,…は、各監視局グループ16A,1
6B,…から、A市,B市,…の水道施設から、水温,
水圧,流量および残留塩素濃度の各計測データを収集す
る。そして、データ収集PC24A,24B,…によっ
て収集された計測データは、ウェブサーバ42に与えら
れる。このウェブサーバ42も各監視局と同様に、シス
テム運営者が運営するもので、このウェブサーバ42に
与えられた計測データに基づいて、解析用PC44が各
種解析を実行する。この解析用PC44が解析するの
は、たとえば直結給水(給水タンク等にくみ上げること
なく本管から直接給水すること)の是非,破裂事故警
報,水質異常,マッピングへのデータ配信などである。
【0033】なお、この図1実施例では、ウェブサーバ
42と解析用PC44とを個別に設け、データベースD
Bを解析用PC44に付属させ、ウェブサーバ42が必
要に応じてそのデータベースDBをアクセスするように
している。しかしながら、ウェブサーバ42にデータベ
ースDBを付属させて解析用PC44がそれをアクセス
しに行くようにしてもよく、あるいは、ウェブサーバ4
2と解析用PC44とを1つのコンピュータあるいはワ
ークステーションで構成し、それにデータベースDBを
設けてもよい。さらに、データ収集用PC24A,24
B,…についても、ウェブサーバ42と一体化すること
が可能である。したがって、以下の説明では、便宜上、
図1のデータベースDBをウェブサーバ42に付随する
ものとしてこのデータベースDBを引用するとともに、
「ウェブサーバ」または「ウェブサーバ42」というと
き、実施例のウェブサーバ42だけでなく、データ収集
用PC24,24B,…や解析用PC44を含む用語と
して使用することがある。
【0034】ウェブサーバ42は、ルータ46を介して
インタネット網14に接続され、このウェブサーバ42
が開設したホームページに各事業体PC48A,48
B,…がモデム50を介してアクセスすることができ
る。事業体PC48A,48B,…は、各監視局グルー
プ16A,16B,…が設置されているA市,B市,…
の水道担当部署(水道局,水道部等の水道監視センタ)
に設置される。つまり、各市の水道担当部署は、システ
ム運営者が設置した監視局で計測した計測データやそれ
に基づく各種情報を、ウェブサーバ42のホームページ
から、各事業体PC48A,48B,…に取り込んだ
り、表示したりすることができる。したがって、各事業
体は、高額の初期費用を投資しなくても、システム運営
者と契約することによって、自己の水道施設の運転状況
等を容易に監視しまたは把握することができる。
【0035】さらに、この実施例のシステムでは、携帯
電話52のたとえば「iモード」(NTTドコモの商品
またはサービス名称)でインタネット網14を介してウ
ェブサーバ42にアクセスすることによって、契約して
いる事業体は携帯電話52によっても斯かる情報を入手
することができる。
【0036】したがって、事業体PC48や携帯電話5
2をまとめて、「事業体端末」とよぶことがある。
【0037】ここで、図3−図5を参照して、ウェブサ
ーバ42に付随するデータベースDBについて説明す
る。
【0038】図3は、データベースDBの顧客管理デー
タベース54を示し、この顧客管理データベース54に
は、顧客管理番号(ID),水道事業体名,その顧客に
固有に割り当てたパスワード,契約開始日,契約有効期
限,警報連絡先1−3,契約サービス1−6,配水系統
番号,設備タイプおよび計測(サンプリング)周期等が
予め登録される。なお、警報連絡先については、この実
施例では、便宜上、連絡先1が最優先連絡先として設定
され、連絡先2および3がそれぞれ下位の優先順位を持
つ連絡先として設定される。したがって、、ウェブサー
バ42は、警報メールを送信する場合、後述のように、
優先順位の最上位者にまずメールを送信し、そのリプラ
イメールがないときにのみ、次の優先順位の連絡先に警
報メールを送信することになる。
【0039】IDやパスワードは後述のウェブサーバ4
2のホームページへのログインの許否を判断するために
必要である。警報連絡先は、異常事態が発生したときに
その水道事業体のどの担当者に連絡するかを示すもので
あり、複数(この実施例では3つ)の連絡先を決めてお
くのは、連絡不能を回避するためである。契約サービス
には通常契約とオプション契約とがあり、その事業体
(顧客)とシステム運営者との間で、どのようなサービ
スの提供について契約が成立しているかを登録してお
く。通常契約としては、計測データの提供や日報や月報
の作成が含まれ、オプション契約には、計測データを基
に解析・統計処理した情報、たとえば、直結給水の可否
情報,水圧異常時の原因推定情報,配管網を変更した場
合の水圧分布情報の提供等が含まれる。
【0040】なお、図3で「設備タイプ」とは、流量タ
イプ,水質タイプ3項目,水質タイプ7項目および水圧
タイプを含み、流量,水圧,残塩濃度,濁度,色度,電
気伝導率,pH,水温等から組み合わせて決定する。ま
た、計測(サンプリング)周期は、分単位で決めること
ができる。
【0041】図4に示す計測データベース56には、顧
客管理番号(ID),配水系統番号,収集年月日,収集
時刻,流量,水圧,残塩濃度,濁度,色度,電気伝導
率,pH,水温,運転状況,警報発生年月日,警報発生
時刻,警報の内容,警報復帰年月日および警報復帰時刻
などを予め登録しておく。つまり、この計測データベー
ス56には、主として、収集時刻毎の各収集計測データ
と、警報発生または復帰情報とを登録するようにしてい
る。
【0042】図5に示す警報発生要件データベース58
は、各顧客毎に、各計測項目データにどのような異常が
発生したとき警報を出すかを決める基準値または閾値を
設定しておくもので、流量,水圧,残塩濃度,濁度,色
度,電気伝導率,pH,および水温について、それぞ
れ,上限値および下限値を登録しておく。したがって、
これらの警報発生要件のいずれかに該当したとき、ウェ
ブサーバ42から該当の事業体PC48A,48B,…
に警報が出される。
【0043】図6を参照して、各監視局のMPU20
(図1)がセンサ18のデータを採取するための動作を
説明する。監視局のMPU20は、図6のステップS1
およびS2において、サンプリング停止がウェブサーバ
42から指令されておらずかつサンプリング周期になっ
たとき、ステップS3でセンサ18(図1)に含まれる
すべての水温計34,水圧センサ36,流量センサ38
および残塩センサ40をすべてスキャンし終えたたかど
うか判断する。
【0044】ステップS3で“NO”が判断されると、
つまり各センサ34−40のスキャンがすべて終了した
のでなければ、次のステップS4において、各センサ3
4−40からの計測データをサンプリングして、そのM
PU20の内部メモリ(図示せず)に一時的に格納す
る。
【0045】そのときのサンプリング周期においてすべ
てのセンサ34−40の計測データをサンプリングした
結果、ステップS3で“YES”が判断されると、MP
U20は、次のステップS5で、各計測データの移動平
均を演算する。そして、続くステップS6において、計
算した移動平均値が異常な値を示していないかどうか判
断する。具体的には、各センサ34−40のそれぞれに
ついて閾値を予め設定しておき、それぞれの移動平均値
がその閾値を超えて上昇しているかあるいは下降してい
るかを判断し、いずれかの場合に「異常」と判断する。
【0046】ステップS6で“NO”が判断されると、
すなわち、各センサ34−40の今回のサンプリング値
が正常であると判断した場合には、MPU20は、次の
ステップS7でデータ記録周期になったことを条件に、
ステップS8において、採取した計測データをローカル
DB(図示せず)に格納する。
【0047】ただし、ステップS6で異常値を検知する
と、MPU20は、ステップS9でその異常値をローカ
ルDBに格納するとともに、ステップS10において、
ウェブサーバ42(図1)に異常の発生を報知する。こ
の場合、MPU20の内部メモリにはウェブサーバ42
のメールアドレスを予め設定しておき、MPU20が異
常を検知すると、そのメールアドレスに自動的に発呼す
るようにしておく。
【0048】このようにして、各監視局のMPU20が
センサ18すなわちセンサ34−40の計測データをロ
ーカルDBに蓄積する。そして、この計測データが図
7,図8および図9に示すようにウェブサーバ42に送
信される。
【0049】図7の最初のステップS11では、監視局
のMPU20は、ウェブサーバ42から何らかの着信が
あるかどうか判断する。このステップS11で“NO”
が判断されると、続いて、MPU20は、異常発生のた
めの発呼であるかどうか判断する。そして、ステップS
12で“NO”なら、ステップS13において、定時発
呼の時間になったかどうか判断する。このステップS1
1で“YES”が判断されたとき、またはステップS1
2で“YES”が判断されたとき、あるいはステップS
13で“YES”が判断されたとき、ステップS13に
進む。
【0050】つまり、監視局のMPU20は、ウェブサ
ーバ42から何らかの着信があったか、異常発呼か、定
時発呼のとき、ステップS14において、ウェブサーバ
42に対して接続を試みるとともに、認証を開始する。
ステップS15で相手先(ウェブサーバ42)がビジー
であるか認証不成功の場合、ステップS16に進み、M
PU20は、通信ログ記録の再送を準備し、次のステッ
プS17で接続回数(接続を試みた回数)が所定値を超
えたとき、ステップS18で、緊急管理局(図示せず)
と通信を試みる。なお、この緊急管理局とは、ウェブサ
ーバ42に連絡できないときに通信する相手先のこと
で、オペレータの携帯電話や別のコンピュータが考えら
れる。
【0051】その後ステップS19でその緊急管理局と
接続できれば、MPU20は、続くステップS20で接
続ログをその緊急管理局に送信して、ステップS21に
おいてウェブサーバ42に対する再送時間を受信する。
そして、ステップS22で通信ログを記録し、ステップ
S23で再送時間待ちに入る。
【0052】ステップS15で接続、認証が成功したと
判断した場合、MPU20は、次のステップS24で、
タイムアウト(Time Out:図面上では「TO」と表現す
る。)が発生したかどうか判断する。なお、「タイムア
ウト:TO」とは、一定時間内に相手先から応答がない
ことを意味している。そして、そのタイムアウトの発生
が検出されると、MPU20は、ステップS25におい
て、接続解除処理を実行する。
【0053】ステップS24で“NO”が判断される
と、MPU20は、続くステップS26において、その
とき回線が確立したウェブサーバ42から何らかのコマ
ンドを受信したかどうか判断する。
【0054】ステップS27において、MPU20は、
ウェブサーバ42からのコマンドが発呼要因要求かどう
か判断する。つまり、ウェブサーバ42が監視局のMP
U20から発呼を受けたが、その発呼がどのような要因
でなされたか、たとえば定時発呼か異常発呼か等をウェ
ブサーバ42が知るために、MPU20に対して、発呼
要因の送信を要求する。これが発呼要因要求コマンドで
ある。したがって、ステップS27で“YES”であれ
ば、MPU20は、ステップS28で該当する発呼要因
をウェブサーバ42に送信し、その後、ステップS29
で送信済み発呼要因をクリアする。
【0055】ステップS27で“NO”が判断される
と、すなわち、ウェブサーバ42からのコマンドが発呼
要因要求コマンドではなかった場合、MPU20は、続
いて、ステップS30において、当該コマンドがデータ
送信要求であるかどうか判断する。そして、このステッ
プS30で“YES”が判断されると、ステップS31
において、MPU20は、先に図6のステップS8でロ
ーカルデータベースDBに格納した計測データ(各セン
サ34−40の)をウェブサーバ42に対して送信す
る。
【0056】しかしながら、ステップS30で“NO”
が判断されると、MPU20は、さらにウェブサーバ4
2からのコマンドがログ要求コマンドかどうかステップ
S32で判断する。“YES”のとき、MPU20は、
ステップS33で、そのときウェブサーバ42が要求し
ているログが通信ログかどうか判断する。もし、そうな
ら、次のステップS34において、MPU20は、通信
ログをウェブサーバ42に送信する。その後、MPU2
0は、ステップS35で、そのときウェブサーバ42が
要求しているログがセンサメンテナンスログかどうか判
断する。もし、そうなら、次のステップS36におい
て、MPU20は、メンテナンスログをウェブサーバ4
2に送信する。
【0057】ステップS32で“NO”が判断される
と、すなわち、ウェブサーバ42からのコマンドがログ
要求コマンドではなかった場合、MPU20は、続い
て、ステップS37において、当該コマンドが削除要求
コマンドであるかどうか判断する。そして、このステッ
プS37で“YES”が判断されると、ステップS38
において、MPU20は、そのときウェブサーバ42が
削除要求しているのがデータかどうか判断する。もし、
そうなら、次のステップS39において、MPU20
は、データを削除する。その後、MPU20は、ステッ
プS40で、そのときウェブサーバ42が要求している
削除要求が通信ログかどうか判断する。もし、そうな
ら、次のステップS41において、MPU20は、通信
ログを削除する。その後、MPU20は、ステップS4
2で、ウェブサーバ42が要求している削除要求がセン
サメンテナンスログかどうか判断する。もし、そうな
ら、次のステップS43において、MPU20は、メン
テナンスログを削除する。ここで、「メンテナンスログ
またはメンテログ」とは、MPU20が保持している各
センサ34−40のメンテナンス記録のことである。
【0058】ステップS37で“NO”が判断される
と、すなわち、ウェブサーバ42からのコマンドが削除
要求コマンドではなかった場合、MPU20は、続い
て、ステップS44において、当該コマンドが認証要求
コマンドであるかどうか判断する。そして、このステッ
プS44で“YES”が判断されると、ステップS45
において、MPU20は、ウェブサーバ42に対して、
認証データを送信する。
【0059】ステップS44で“NO”が判断される
と、すなわち、ウェブサーバ42からのコマンドが認証
要求コマンドではなかった場合、MPU20は、続い
て、ステップS46において、当該コマンドが監視局デ
ータ設定変更要求コマンドであるかどうか判断する。そ
して、このステップS46で“YES”が判断される
と、ステップS47において、MPU20は、ウェブサ
ーバ42から送信された設定変更、たとえば発呼条件
(時間間隔等),データ取得時間間隔,有効センサの種
類などの設定条件をローカルDBに書き込む。
【0060】そして、ステップS46で“NO”が判断
されると、MPU20は、続くステップS48で、セン
サメンテナンス要求コマンドかどうか判断する。もし、
センサメンテナンス要求コマンドであれば、MPU20
は、ステップS49において、メンテナンス要求の対象
となった該当のセンサのメンテナンスを開始するととも
に、ステップS50でメンテナンスログを記録する。
「センサメンテナンス」とは、MPU20がたとえば水
温計34(図2)のような対象センサを点検するための
プログラムを実行することを意味する。
【0061】次のステップS51でセンサメンテナンス
の終了を判断したとき、MPU20は、ステップS52
において、当該センサのメンテナンス結果をウェブサー
バ42に対して送信するとともに、ステップS53にお
いて、メンテナンスログを記録する。ステップS51に
おいて、“NO”が判断されたとき、つまり、未だメン
テナンスが終了していないとき、MPU20は、ステッ
プS54において、そのメンテナンスの状況をウェブサ
ーバ42に送信する。つまり、MPU20は、センサメ
ンテナンスの途中において、刻々その状況をウェブサー
バ42に知らせる。
【0062】なお、ステップS48で“NO”が判断さ
れると、すなわち、そのときウェブサーバ42から送信
されたコマンドが、ステップS27(発呼要因要求),
S30(データ送信要求),S32(ログ要求),S3
7(削除要求),S44(認証要求),S46(設定変
更要求)およびS48(センサメンテナンス要求)のい
ずれでもなかったときには、MPU20は、ステップS
55において、通信切断受領メッセージをウェブサーバ
42に送信して、ステップS56で通信ログを記録して
終了する。
【0063】上述のようにして監視局すなわちMPU2
0から送信されるデータ等は、図10および図11に示
すようにして、ウェブサーバ42によって、受信され
る。
【0064】図10の最初のステップS57では、ウェ
ブサーバ42は、監視局から何らかの着信があるかどう
か判断し、その後、着信があると、ステップS58にお
いて、その着信の送信元監視局に対して接続を試みると
ともに、認証を開始する。ステップS59で相手先(送
信元)がビジーであるか認証不成功の場合、ステップS
60に進み、ウェブサーバ42は、通信ログ記録の再送
を準備し、次のステップS61で接続回数(接続を試み
た回数)が所定値を超えたとき、ステップS62で再び
通信ログ記録の再送を準備する。なお、ステップS61
で“NO”が判断されると、ステップS58から繰り返
し実行する。
【0065】ステップS59で“NO”が判断される
と、ウェブサーバ42は、続くステップS63におい
て、そのとき回線が確立した監視局と前回の通信中に何
らかの不具合が発生したかどうか、通信ログ記録を参照
して判断する。もし、“NO”なら、ウェブサーバ42
は、次のステップS64においてその監視局のMPU2
0に対して通信ログをウェブサーバ42に対して送信す
ることを要求するコマンド(通信ログ要求コマンド)を
送信し、ステップS65で一定時間待つ。このステップ
S65でタイムアウト(Time Out:TO)が発生したか
どうか判断する。そして、タイムアウトが発生すると、
ウェブサーバ42は、通信切断のために、ステップS6
6の接続解除処理を実行する。
【0066】タイムアウトが発生しなかったら、その監
視局から送信されてきた通信ログをステップS67で受
信する。通信ログを正常に受信した後、ステップS68
において、通信ログ削除要求コマンドを相手先監視局に
送信する。そして、ステップS69でタイムアウトの有
無を判断し、タイムアウトがあればステップS66の接
続解除処理を実行し、タイムアウトがなければ、次のス
テップS70において、相手先監視局からのアクノレッ
ジACKを受信する。
【0067】その後、先のステップS63で“YES”
を判断した場合と同様に、ステップS71において、ウ
ェブサーバ42は、監視局に対して、発呼要因要求コマ
ンドを送信する。
【0068】ステップS72のタイムアウト期間内に監
視局から発呼要因が送信されてきた場合には、ステップ
S73で、その発呼要因を受信する。そして、ステップ
S74において、ウェブサーバ42は、受信した発呼要
因が定時発呼であるかどうか判断する。定時発呼とは、
監視局とウェブサーバ42との間で予め約束した時間毎
の発呼を意味する。
【0069】定時発呼であれば、ステップS74で“Y
ES”が判断され、ウェブサーバ42は、ついで、ステ
ップS75で、その監視局に対してデータ送信を要求す
るコマンド、データ送信要求コマンドを送信する。その
後、ステップS76でタイムアウトの発生がないかどう
か判断し、タイムアウトが発生した場合には、ステップ
S66で接続解除処理を実行する。タイムアウトがない
場合には、ステップS77で監視局から送信されてきた
データを受信する。データを正常に受信した後、ステッ
プS78において、データ削除要求コマンドを当該監視
局に送信する。そして、ステップS79でタイムアウト
の有無を判断し、タイムアウトがあればステップS66
の接続解除処理を実行し、タイムアウトがなければ、次
のステップS80において、監視局からのアクノレッジ
ACKを受信する。
【0070】なお、先のステップS74において“N
O”が判断されたとき、ウェブサーバ42は、異常発呼
であると判断し、ステップS81において、警報を発生
する。具体的には、ウェブサーバ42からブザー音であ
るいは画面表示で、オペレータに対して異常発呼が生じ
たことを警報する。
【0071】その後、ウェブサーバ42は、次のステッ
プS82において、その監視局のMPU20に対してメ
ンテログ要求コマンドを送信する。その後、ステップS
83でタイムアウトの発生がないかどうか判断し、タイ
ムアウトが発生した場合には、ステップS66で接続解
除処理を実行する。タイムアウトがない場合には、ステ
ップS84で送信元すなわち相手先(監視局)から送信
されてきたロンテログを受信する。その後、ステップS
85において、メンテログ削除要求コマンドを当該監視
局に送信する。そして、ステップS86でタイムアウト
の有無を判断し、タイムアウトがあればステップS66
の接続解除処理を実行し、タイムアウトがなければ、次
のステップS87において、監視局からのアクノレッジ
ACKを受信する。
【0072】ステップS80またはステップS87でア
クノレッジを受信した後、ウェブサーバ42は、次のス
テップS88で当該監視局のデータ設定の変更要求また
はセンサメンテナンス要求であるかどうか判断する。こ
の判断は、ステップS77で受信したデータの内容また
はステップS84で受信したメンテログの内容に基づい
てウェブサーバ42が自動的に、またはオペレータが判
断する。
【0073】監視局データ設定変更要求およびセンサメ
ンテナンス要求のいずれかである場合、続くステップS
89において、ウェブサーバ42は、認証要求コマンド
を当該監視局に送信する。ステップS91において、一
定時間(ステップS90)内に認証を受信すると、ウェ
ブサーバ42は、次のステップS92で、受信した認証
を検定し、OKかどうか判断する。ここで、認証をあら
ためて要求するのは、監視局データ設定変更およびセン
サメンテナンスのいずれもが、ウェブサーバ42にとっ
て重要事項であるからである。
【0074】ステップS92で認証OKになれば、ウェ
ブサーバ42は、続いて、ステップS93において、監
視局データ設定変更かどうか判断する。“YES”の場
合、ステップS94において、ウェブサーバ42は、デ
ータ設定変更要求コマンドを監視局に送信する。監視局
では、先に説明したように、そのデータ設定変更要求コ
マンドを受信したとき、そのコマンドの示す変更内容に
従って、データの設定を変更する。その後、ウェブサー
バ42は、ステップS96において、ステップS95の
タイムアウト時間内にアクノレッジを受信し、さらに、
ステップS97において、監視局データ設定変更をクリ
アする。
【0075】ステップS93で“NO”を判断したと
き、またはステップS97を経た後、ウェブサーバ42
は、ステップS98において、センサメンテナンス要求
かどうか判断する。“YES”なら、ステップS99に
おいてセンサメンテナンス要求コマンドを監視局に送信
する。その後、ウェブサーバ42は、ステップS101
において、ステップS100のタイムアウト時間内に開
始アクノレッジを受信する。この開始アクノレッジは、
監視局において、センサメンテナンスを送信されたコマ
ンドに従って開始することを示すアクノレッジ信号であ
る。この開始アクノレッジの受信に応答して、ウェブサ
ーバ42は、続くステップS102において、再度セン
サメンテナンス要求を監視局に送信する。そして、ステ
ップS103(タイムアウト)の後、ステップS104
で監視局からのリプライ(応答)を受信すると、ウェブ
サーバ42は、ステップS105でメンテナンスを必要
とするセンサのすべてについてメンテナンス要求を出し
たかどうか、すなわち、センサメンテナンスが終了かど
うか判断し、終了でなければ、ステップS102に戻
り、終了なら、ステップS106で、正常かどうか判断
する。正常であれば、ステップS107で管理コンソー
ルを表示するとともに、ログを記録して終了する。
【0076】ただし、正常でない場合には、ステップS
108においてセンサメンテナンス要求をクリアした
後、ステップS109に進む。なお、このステップS1
09には、先のステップS88で“NO”を判断したと
き、つまり監視局データ設定変更要求もセンサメンテナ
ンス要求もないときステップS88から、さらには、監
視局データ設定変更要求はあったがセンサメンテナンス
要求はなかったときにステップS98から、それぞれジ
ャンプされる。
【0077】ステップS109では、ウェブサーバ42
は、データベースDBを更新するとともに、通信ログ,
設定ログ,メンテナンスログそれぞれ更新する。ここ
で、ウェブサーバ42(のデータベース)に監視局から
送信されたセンサ18、すなわち、センサ34−40に
よって計測されたデータが蓄積される。このデータが解
析PC44によって利用されることは前述のとおりであ
る。
【0078】ステップS109の後、ウェブサーバ42
は、ステップS110において切断要求コマンドを監視
局に送信し、ステップS111を経てステップS112
において、それに対するアクノレッジを受信して終了す
る。
【0079】次に、このようにして取得したデータのウ
ェブサーバから各事業体PCへの配信について、図12
−図14および図15−図26に示す関連の表示画面例
を参照して説明する。
【0080】図12の最初のステップS113におい
て、ウェブサーバ113は、事業体コンピュータ(P
C)48A等のブラウザからの通信要求が入力されたか
どうか判断し、ブラウザからの通信要求があると、ステ
ップS114において、ウェブサーバ42は、その通信
要求を出したブラウザ(事業体PC)に対して認証要求
画面を表示する。その後、ステップS115でタイムア
ウトが発生したかどうか判断し、タイムアウトが発生し
たのであれば、ステップS116において、タイムアウ
トエラーメッセージを当該事業体PC48に送信して終
了する。
【0081】タイムアウトはなく、したがって、時間内
に認証データが入力された場合、ウェブサーバ42は、
ステップS117でその入力認証データを検定して、認
証がOKかどうか判断する。ステップS117で“N
O”が判断されると、すなわち、認証が不成功の場合、
ステップS118で、ステップS116と同様に、当該
事業体PC48に認証エラーメッセージを送信する。
【0082】ステップS117で認証成功を判断したと
き、ウェブサーバ42は、ステップS119でデータベ
ースDBから契約サービスに関するデータを入力して、
当該ブラウザを有する事業体PC48とウェブサーバ4
2との間で契約しているサービスを確認する。
【0083】そして、次のステップS120において、
ウェブサーバ42は、運転状態全体表示画面をブラウザ
すなわち事業体PC48に表示する。この全体表示画面
60の一例が図15に示される。全体表示画面60は、
事業体PCがウェブサーバ42の管理するホームページ
にログインしたときに最初に表示する画面であり、図1
5の表示例は、たとえばA市の水道施設のものであり、
そこには、取水場,浄水場,配水池,監視局などの監視
場所(ポイント)が模式的に表示される。この表示例で
は、監視ポイントの状態が、その状態に応じて、赤,黄
あるいは緑で表示される。
【0084】この全体表示画面60は、いわばメニュー
画面であり、そのために全体表示画面60の下部には、
ヒストリカルトレンドグラフ表示ボタン62,日報ボタ
ン64,月報ボタン66,監視装置履歴ボタン68,警
報履歴ボタン70および共通設定ボタン72が形成され
る。
【0085】ヒストリカルトレンドグラフ表示ボタン6
2は、ヒストリカルトレンドグラフの表示を要求するた
めに操作するボタンであり、ヒストリカルトレンドグラ
フとは、後述のリアルタイムトレンドグラフに対応し、
リアルタイムトレンドグラフが各計測データの当日の最
新変化状態または傾向(トレンド)を示すのに対して、
各計測データの過去のトレンドを表示する。具体的に
は、ヒストリカルトレンドグラフは、計測データベース
56(図4)に保存されている複数の監視局の水質デー
タから最大20種類まで選択して表示できる。
【0086】日報ボタン64は、日報(各計測データの
毎正時の数値の一覧表示)を選択するためのボタンであ
る。月報ボタン66は、月報(各計測データの毎日の一
定時刻毎の数値の一覧表示)を選択するためのボタンで
ある。
【0087】監視装置履歴ボタン68は各監視局の履歴
を表示したいとき操作するボタンで、警報履歴ボタン7
0は過去の警報履歴の表示を希望するときに操作するボ
タンである。そして、共通設定ボタン72は、共通設定
画面を呼び出して設定事項を変更するためのボタンであ
る。
【0088】なお、全体表示画面60の左端に形成され
ているオプションボタン74は、オプション契約メニュ
ーを選択するときに利用される。
【0089】次いで、ウェブサーバ42は、ステップS
121で事業体PC48のブラウザがアクティブかどう
か判断し、“NO”の場合、ステップS122におい
て、アクティビティエラーをその事業体PC48に表示
して終了する。
【0090】ステップS121で“YES”が判断され
ると、ステップS123において、ウェブサーバ42
は、事業体PC48から何らかのサービス要求があるか
どうか判断する。サービス要求があるとき、ウェブサー
バ42は、ステップS124において、要求されたサー
ビスが先のステップS119で確認した契約サービスに
含まれるかどうか判断する。契約サービスである場合に
は、図13のステップS136に進む。
【0091】ユーザ要求サービスが契約サービスではな
い場合、ステップS125に進み、ウェブサーバ42
は、ユーザすなわち事業体PC48に要求されたサービ
スが契約したサービスの中にないことを示すエラーメッ
セージを送信する。
【0092】その後、ステップS126において、ウェ
ブサーバ42は、データベースDBに変更があるかどう
か判断する。変更があれば、次のステップS127にお
いて、ユーザによってヒストリカルトレンドグラフ(図
示せず)の表示が現在選択されているかどうか、つま
り、ヒストリカルトレンドグラフが現在表示中かどうか
判断する。このステップS127で“YES”が判断さ
れると、ウェブサーバ42は、次のステップS128
で、後に説明する各種設定によって変更されることもあ
るので、ヒストリカルトレンドグラフを再描画する。そ
して、さらに、ステップS129で、ヒストリカルトレ
ンドグラフの再描画がユーザによって要求されたかどう
か判断し、要求されていなければ、ステップS130
で、ウェブサーバ42は、ヒストリカルトレンドグラフ
をクローズする。
【0093】その後、ステップS126およびS127
で“NO”の場合、およびステップS129で“YE
S”の場合と同様に、ステップS131において、ウェ
ブサーバ42は、何らかの警報が発生したかどうかを判
断する。もし、警報が発生している場合には、ステップ
S132で、図15に示す全体表示画面60において、
警報発生要件(どこでどのような警報が出ているか)に
応じて、画面の色を変更する。たとえば、特定の監視ポ
イントで異常状態が発生すると、その監視ポイントの色
を「赤」に設定する。また、監視ポイントの状態が危険
な状態であれば、その監視ポイントの色を「黄」に設定
する。ただし、何の異常も生じていない監視ポイントに
ついては、「緑」を設定する。このようにして、色設定
を実行した後、ステップS133で、ウェブサーバ42
は、ユーザ端末すなわち事業体PC48の画面上におい
て、図15の全体表示画面60を再描画する。
【0094】その後、ステップS131で“NO”を判
断したときと同様に、ステップS134に進み、ウェブ
サーバ42は、切断要求を出すかどうか判断する。つま
り、ウェブサーバ42において、ユーザPCとの回線を
切断すべき状態(時間の到来,あるいは状態の変化)に
なったかどうか判断する。もし、ステップS134で
“YES”なら、ウェブサーバ42は、ユーザ端末すわ
ち事業体PC48の全体表示画面中に、切断メッセージ
(これからウェブサーバと事業体PCとの間の回線を切
断することを知らせる予告メッセージ)を表示して、終
了する。
【0095】先のステップS124で“YES”が判断
されたとき、すなわち、ユーザからの要求サービスが契
約サービスであると判断したときには、ステップS13
6において、ウェブサーバ42は、要求サービスがヒス
トリカルトレンドグラフ表示要求であるかどうか判断す
る。そして、“YES”の場合には、先に説明したヒス
トリカルトレンドグラフを当該サービス要求を出した事
業体PC48に表示する。その後、先のステップS12
6(図12)に進む。
【0096】ステップS136の判断が“NO”であっ
た場合、ウェブサーバ42は、次のステップS138
で、要求サービスが日報画面表示かどうか判断する。日
報表示が要求されたとき、ウェブサーバ42は、ステッ
プS139において、図16に示す日報画面76を表示
する。この「日報」は、各水道施設の各所、たとえば取
水場,浄水場,配水場など毎に計測データ、たとえば残
塩濃度,色度,濁度,pHおよび水温等をたとえば1時
間毎に数値で表示する画面である。日報画面76におい
て、たとえば、上限値を超えている部分は黄色でハイラ
イト表示し、上限値および下限値が設定されている項目
では、データのなかで上限値または下限値に最も近い値
を水色でハイライト表示する。また、センサを自動的に
校正しているためにデータが欠損している場合には、
「NA」表示とし、赤色でハイライト表示する。さら
に、センサが故障しているときには、そのセンサのデー
タは「BR」表示として赤色でハイライト表示する。
【0097】なお、この日報画面76には選択ボタン7
8がプルダウンメニュー形式で設けられていて、この選
択ボタン78によって、データを表示の対象とする場所
(取水場,浄水場,配水場等)を選択する。また、この
日報画面76に形成されているファイル入手ボタン80
は、この日報画面76のデータを事業体PC48がダウ
ンロードしたいとき操作するためのボタンである。
【0098】そして、ステップS140では、変更があ
るかどうか判断し、変更が必要な場合には、ウェブサー
バ42は、データベースDBから変更データを入手し、
日報画面を再描画する(ステップS141,S14
2)。その後、変更がない場合と同様に、ステップS1
43に進み、そこでは、ウェブサーバ42は、当該事業
体PCから日報ファイルの入手要求があるかどうか判断
する。つまり、日報表示画面76上のファイル入手ボタ
ン80がクリックされたかどうか判断する。もし、“Y
ES”なら、ウェブサーバ42は、データベースから該
当ファイルデータを入手し、事業体PCに転送する(ス
テップS144,S145)。その後、先のステップS
126(図12)進む。
【0099】ステップS138の判断が“NO”であっ
た場合、ウェブサーバ42は、次のステップS146
で、要求サービスが月報画面表示かどうか判断する。月
報表示が要求されたとき、ウェブサーバ42は、ステッ
プS147において、月報画面(図示せず)を表示す
る。この「月報」は、基本的には上述の日報と同様に、
各水道施設の各所、たとえば取水場,上水場,配水場な
ど毎に計測データ、たとえば残塩濃度,色度,濁度,p
Hおよび水温等をたとえば毎日定時毎に数値で表示する
画面である。
【0100】そして、ステップS148では、変更があ
るかどうか判断し、変更が必要な場合には、ウェブサー
バ42は、データベースDBから変更データを入手し、
月報画面を再描画する(ステップS149,S15
0)。その後、変更がない場合と同様に、ステップS1
51に進み、そこでは、ウェブサーバ42は、当該事業
体PCから月報ファイルの入手要求があるかどうか判断
する。つまり、月報表示画面上のファイル入手ボタンが
クリックされたかどうか判断する。もし、“YES”な
ら、ウェブサーバ42は、データベースから該当ファイ
ルデータを入手し、事業体PCに転送する(ステップS
152,S153)。その後、先のステップS126
(図12)へ進む。
【0101】ステップS146の判断が“NO”であっ
た場合、ウェブサーバ42は、次のステップS154
で、要求サービスが監視履歴画面表示かどうか判断す
る。監視履歴表示が要求されたとき、ウェブサーバ42
は、ステップS155において、監視履歴画面(図示せ
ず)を表示する。この「監視履歴」は、各監視局におい
て監視結果に有意な変化が生じた日時とその内容を時系
列的に表示する画面である。
【0102】そして、ステップS156では、変更があ
るかどうか判断し、変更が必要な場合には、ウェブサー
バ42は、データベースDBから変更データを入手し、
監視履歴画面を再描画する(ステップS157,S15
8)。
【0103】さらに、ステップS154の判断が“N
O”であった場合、ウェブサーバ42は、次のステップ
S159で、要求サービスが警報履歴画面表示かどうか
判断する。警報履歴表示が要求されたとき、ウェブサー
バ42は、ステップS160において、図17に示す警
報履歴画面82を表示する。この「警報履歴」は、各水
道施設の各所、たとえば取水場,上水場,配水場などに
異常が生じた日時とその内容およびその対処経過を時系
列的に表示する画面である。なお、ステップS160の
後、ステップS126(図12)に進む。
【0104】ステップS159で“NO”の判断がなさ
れた後、ウェブサーバ42は、次のステップS161
で、ユーザ要求サービスが共通設定画面表示要求である
かどうか判断する。“YES”なら、ステップS162
において、図18に示す共通設定画面84を表示する。
この共通設定画面は、図18に示すように、大きく分け
て2つの設定があり、1つはデータ収集についての設定
であり、もう1つは警報についての設定である。データ
収集設定では、データ収集時刻やサンプリング周期に加
えて締め切り時刻,警報連絡先1および2などを設定で
きる。なお、警報連絡先としては、いずれも、Eメール
アドレスを設定する。また、警報設定においては、警報
項目毎に警報を発する基準値を設定するもので、図18
の表示例でたとえば残塩濃度についてみれば、上限値
2.0mg/リットルまたは下限値0.1mg/リット
ルのいずれかを超えて上昇しまたは低下したとき警報を
出すように設定している。このような共通設定画面84
において表示されかつ設定変更された項目が、後述のよ
うに、図3,図4または図5に示すデータベース54,
56または58に変更登録される。
【0105】なお、この共通設定画面84上には2つの
ボタン、キャンセルボタン86および設定ボタン88が
形成されている。キャンセルボタン86は、すでに設定
されている設定項目のいずれかを設定し直すときにクリ
ックするもので、設定ボタン88は、入力したデータを
設定するときにクリックするボタンである。
【0106】そして、ウェブサーバ42は、ステップS
163において、キャンセルボタン66がオンされたか
どうか、つまり当該事業体PC48を運用している水道
施設管理部署が収集設定か警報設定のいずれかを設定し
直したいかどうか判断する。
【0107】このステップS163で“YES”が判断
されると、ウェブサーバ42は、ステップS164にお
いてデータベースから共通設定画面のためのデータを入
手し、ステップS165でそのデータに基づいて、共通
設定画面を再描画する。そして、ウェブサーバ42は、
ステップS166で設定ボタン88がオンされたかどう
か判断する。ただし、ステップS163で“NO”が判
断されたときには、そのままステップS166に進む。
【0108】ウェブサーバ42は、ステップS166で
“YES”を判断したとき、ステップS164で入手し
たデータをチェックし、設定データとして適正化どうか
判断する。このステップS168で“NO”が判断され
ると、ウェブサーバ42は、ステップS169で、設定
データエラーメッセージをそのデータを入力した事業体
PC48に表示する。“YES”だと、ウェブサーバ4
2は、ステップS170において、データベースをその
設定データに従って更新するとともに、ステップS17
1において、該当の監視局にその設定データに従って変
更することを指示するために、監視局設定データ変更通
信要求を出す。そして、ステップS172で、「設定変
更を受け付けました。」のような受理メッセージを事業
体PC48に送信して表示する。その後、ステップS1
26(図12)に進む。
【0109】ステップS161で“NO”が判断された
とき、ウェブサーバ42は、続くステップS173で、
要求サービスが水質データ表示かどうか判断する。も
し、水質データ表示が要求されたのであれば、ウェブサ
ーバ42は、対象となった監視局を特定する監視局ID
(識別コード)を事業体PC48から受け取り(ステッ
プS174)、データベースから該当の監視局の水質デ
ータを入手して、図19に示す水質データ表示画面90
を事業体PCに表示する。なお、この水質データ表示画
面90は、瞬時値表示画面である。
【0110】この水質データ瞬時値表示画面90には、
個別設定ボタン92およびリアルタイムトレンドグラフ
ボタン94が設定されている。
【0111】そして、ウェブサーバ42は、ステップS
176において、個別設定ボタン92がクリックされた
かどうか判断する。この個別設定ボタン92は、事業体
PC48が水道施設の各所(図15)たとえば取水場,
浄水場,配水場など毎に個別に上限値や下限値のデータ
を設定する必要があるときオンするボタンである。した
がって、個別設定ボタン92がクリックされると、ウェ
ブサーバ42は、図20に示す個別設定画面96を当該
事業体PC48に表示する。
【0112】個別設定画面96では、特定場所における
計測データ項目、たとえば残塩濃度,色度,濁度,pH
および水温,サンプリング周期等を設定することができ
る。そして、この個別設定画面96には、キャンセルボ
タン98および設定ボタン100が設けられる。これら
キャンセルボタン98および設定ボタン100は、先の
図18のキャンセルボタン86および設定ボタン88と
同様である。設定ボタン100がクリックされると、続
いて事業体PC48から設定データが入力されるが、そ
の設定データがステップS177でチェックされる。そ
して、その入手データまたは設定データが個別設定画面
上で設定することができるかどうか、ステップS178
で判断する。設定(入手)データが正しくない場合に
は、ステップS179で設定データの誤りを指摘するエ
ラーメッセージを事業体PC48に表示する。
【0113】設定データが正しい場合には、ウェブサー
バ41は、ステップS180でデータベースを更新する
とともに、ステップS181において、該当の監視局に
その設定データに従って変更することを指示するため
に、監視局設定データ変更通信要求を出す。そして、ス
テップS182で、該当するIDで特定される監視局の
水質データを再描画する。このときの水質データ表示画
面は、図19に示す瞬時値表示画面96であっても、あ
るいは図21で示すリアルタイムトレンドグラフ表示画
面102のいずれであってもよい。
【0114】そして、ステップS183で、ウェブサー
バ42は、キャンセルボタン98が操作されたかどうか
判断する。キャンセルボタン98がクリックされると、
ステップS184において、ウェブサーバ42は、該当
するIDで特定される監視局の水質データを再描画す
る。このときの水質データ表示画面は、図19に示す瞬
時値表示画面96であっても、あるいは図21で示すリ
アルタイムトレンドグラフ表示画面102のいずれであ
ってもよい。
【0115】さらに、ステップS185で、ウェブサー
バ42は、リアルタイムトレンドグラフボタン94(図
19)が操作されたかどうか判断する。リアルタイムト
レンドグラフボタン94がクリックされると、ステップ
S186において、ウェブサーバ42は、該当するID
で特定される監視局の水質データをリアルタイムトレン
ドグラフ102として再描画する。
【0116】また、ステップS187で、ウェブサーバ
42は、瞬時値ボタン104(図21)が操作されたか
どうか判断する。瞬時値ボタン104がクリックされる
と、ステップS188において、ウェブサーバ42は、
該当するIDで特定される監視局の水質データを瞬時値
表示画面90として再描画する。
【0117】ステップS173で“NO”の場合、ウェ
ブサーバ42は、要求サービスがオプションサービスで
あると判断して、ステップS189において、データベ
ースDBを参照して、そのオプション表示要求のための
IDを入手する。つまり、ウェブサーバ42のデータベ
ースには、図3に示すように、どの事業体PCがどのオ
プションについて契約しているか、そしてそのオプショ
ンサービスはどのようなIDで特定できるかが記憶され
ているので、そのIDを入手することによって、どのオ
プション表示を要求しているかわかる。
【0118】なお、オプション契約としては、配管網へ
の計測値表示,水圧異常診断画面表示,配管網水圧分布
表示,直結給水可能エリア表示あるいは水質異常診断画
面表示などがある。
【0119】図22の例は、水圧異常診断画面106を
示し、この水圧異常診断画面106では、たとえばA市
の水道施設のマッピング上に水圧異常が発生したポイン
トとその原因とを表示する。この例では、3番と4番の
監視局の水圧値が異常であることが報知される。そし
て、その原因、たとえば配水管破裂事故などを把握する
ことによって、適切な処置を検討する。なお、このよう
な解析は、主として解析PC44(図1)が担当する
が、先に述べたように、ウェブサーバ42に斯かる機能
を持たせてもよいことは勿論である。
【0120】図23は、たとえばA市の特定点における
水圧変動をグラフで示す画面108である。このような
水圧変動グラフ108は、主として、水圧低下の異常
(事故)が発生した場合にそれを確認するために利用さ
れる。
【0121】図24は、水圧分布表示画面110であ
る。この水圧分布画面110は、測定した水圧値に基づ
いてブロック化を検討するために利用される。すなわ
ち、現状の水圧または水質分布をブロック化した場合、
または流入点個所を変更した場合の水圧・水質分布を表
示する。それによって、ブロック化に向けたバルブ操作
等を検討することができる。
【0122】図25は、直結給水エリアを表示する画面
112を示す。このような直結給水可能エリアを特定す
る解析を行うことによって、このような画面112が表
示できる。つまり、計測した水圧値を解析条件として設
定し、演算することによって、各交点の水圧を求め、直
結給水方式の採用の可否を判断することができる。たと
えば、この画面112では、3階までなら直結給水でき
るエリアと4階までなら直結給水方式を採用できるエリ
アがそれぞれ区別して示される。したがって、水道事業
体は、このような解析に基づいて、直結給水方式を採用
することの是非を検討することができる。
【0123】図26の例は、水質異常診断画面114を
示し、この水質異常診断画面114では、たとえばA市
の水道施設のマッピング上に水質異常が発生したポイン
トとその原因とを表示する。この例では、5番の監視局
の濁度が異常であることが報知される。そして、その原
因、たとえば配水管破裂事故,洗管作業などを把握する
ことによって、適切な処置たとえば塩素投入量または投
入場所を検討する。なお、このような解析は、主として
解析PC44(図1)が担当するが、先に述べたよう
に、ウェブサーバ42に斯かる機能を持たせてもよいこ
とは勿論である。
【0124】次に、図27−図29を参照し、事業体P
C48A,48B,…がウェブサーバ42にアクセスす
る場合の動作について説明する。まず、最初のステップ
S191において、事業体PC48は、ブラウザを起動
してウェブサーバ42に接続する。続く、ステップS1
92において、ウェブサーバから送信されてきた認証要
求画面が表示され、検定結果がウェブサーバ42から送
られてくる。そして、認証OKになれば、ウェブサーバ
42から運転状態全体表示画面が送られてくるので、こ
の全体画面60(図15)をステップS194で表示す
る。
【0125】次いで、事業体PC48は、ステップS1
95で、ウェブサーバ42からアクティビティ確認要求
が送信されたかどうか判断し、“YES”の場合には、
そのアクティビティ確認要求に対して、ステップS19
6で応答し、サービス選択(ステップS197)に進
む。
【0126】サービス選択する場合、まず、ステップS
198(図28)でヒストリカルトレンドグラフ表示を
要求するかどうか判断し、“YES”の場合、ステップ
S199でヒストリカルトレンドグラフ表示ボタン62
(図15)をクリックする。応じて、ウェブサーバ42
からヒストリカルトレンドグラフ画面が送信されるの
で、事業体PC48の画面にそれが表示される。
【0127】その後、事業体PC48は、ステップS2
00で、そのヒストリカルトレンドグラフ画面を削除す
るかどうか判断し、“YES”の場合には、ステップS
201で削除ボタン(図示せず)をクリックする。“N
O”の場合には、そのまま図27のステップS265に
進む。
【0128】ステップS198の判断が“NO”であっ
た場合、事業体PC48は、次のステップS202で、
日報画面表示を要求するかどうか判断する。“YES”
の場合、事業体PC48では、ステップS203で図1
5に示す日報ボタン64をクリックする。応じて、ウェ
ブサーバ42から送られてくる日報表示画面が表示され
る。そして、ステップS204では、変更するかどうか
判断し、変更が必要な場合には、事業体PC48では、
ステップS205で日報の年月日や監視局を変更するた
めにそれらのデータを入力する。応じて、ウェブサーバ
42から変更された日報表示画面が送られてくるので、
ステップS206で変更された日報画面が表示される。
さらに、ステップS207で、事業体PC48は、当該
日報ファイルを入手するかどうか判断し、“YES”の
場合には、ステップS208でファイル入手ボタン80
(図16)を操作する。したがって、ファイルがウェブ
サーバ42から送信されてくるので、ステップS209
で、その日報ファイルデータをダウンロードする。そし
て、事業体PC48は、日報表示画面を削除するかどう
かステップS210で判断し、“YES”の場合には、
ステップS211で削除ボタン(図示せず)をクリック
する。“NO”の場合、そのままステップS265(図
27)に進む。
【0129】ステップS202の判断が“NO”であっ
た場合、事業体PC48は、次のステップS212で、
月報画面表示を要求するかどうか判断する。“YES”
の場合、事業体PC48では、ステップS213で図1
5に示す月報ボタン66をクリックする。応じて、ウェ
ブサーバ42から送られてくる月報表示画面が表示され
る。そして、ステップS214では、変更するかどうか
判断し、変更が必要な場合には、事業体PC48では、
ステップS215で月報の年月や監視局を変更するため
にそれらのデータを入力する。応じて、ウェブサーバ4
2から変更された月報表示画面が送られてくるので、ス
テップS216で変更された月報画面が表示される。さ
らに、ステップS217で、事業体PC48は、当該月
報ファイルを入手するかどうか判断し、“YES”の場
合には、ステップS218でファイル入手ボタン(図示
せず)を操作する。したがって、月報ファイルがウェブ
サーバ42から送信されてくるので、ステップS219
で、その月報ファイルデータをダウンロードする。そし
て、事業体PC48は、月報表示画面を削除するかどう
かステップS220で判断し、“YES”の場合には、
ステップS221で削除ボタン(図示せず)をクリック
する。“NO”の場合、そのままステップS265(図
27)に進む。
【0130】ステップS212の判断が“NO”であっ
た場合、事業体PC48は、次のステップS222で、
監視履歴画面表示を要求するかどうか判断する。“YE
S”の場合、事業体PC48では、ステップS223で
図15に示す監視履歴ボタン68をクリックする。応じ
て、ウェブサーバ42から送られてくる監視履歴画面が
表示される。そして、ステップS224では、変更する
かどうか判断し、変更が必要な場合には、事業体PC4
8では、ステップS225で監視局や履歴期間を変更す
るためにそれらのデータを入力する。応じて、ウェブサ
ーバ42から変更された履歴画面が送られてくるので、
ステップS226で変更された監視履歴画面が表示され
る。そして、事業体PC48は、その履歴表示画面を削
除するかどうかステップS227で判断し、“YES”
の場合には、ステップS228で削除ボタン(図示せ
ず)をクリックする。“NO”の場合、そのままステッ
プS265(図27)に進む。
【0131】ステップS222の判断が“NO”であっ
た場合、事業体PC48は、次のステップS229で、
警報履歴画面表示を要求するかどうか判断する。“YE
S”の場合、事業体PC48では、ステップS230で
図15に示す警報履歴ボタン70をクリックする。応じ
て、ウェブサーバ42から送られてくる警報履歴画面8
2(図17)が表示される。そして、事業体PC48
は、その警報表示画面を削除するかどうかステップS2
31で判断し、“YES”の場合には、ステップS23
2で削除ボタン(図示せず)をクリックする。“NO”
の場合、そのままステップS265(図27)に進む。
【0132】ステップS229で“NO”の判断がなさ
れた後、事業体PC48は、次のステップS233で、
ユーザ要求サービスとして共通設定画面表示を要求する
かどうか判断する。“YES”なら、ステップS234
において、図15に示す共通設定画面ボタン72をクリ
ックする。その後、事業体PC48は、ステップS23
5において、キャンセルするかどうか判断し、“YE
S”の場合、キャンセルボタン86(図18)をクリッ
クする。応じて、ウェブサーバ42から変更前の共通設
定画面が送信されてくるので、それがステップS237
で表示される。さらに、ステップS238で設定するか
どうか判断し、“YES”の場合、ステップS239
で、設定ボタン88(図18)を押すとともに、設定デ
ータを入力する。ステップS240でその設定データが
ウェブサーバ42で検証された結果が送信される。この
ステップS240でOKの場合、ステップS241でウ
ェブサーバ42から送られてくる受理メッセージが事業
体PC48上に表示され、“NO”の場合には、ステッ
プS242でウェブサーバ42から送信されてきた設定
データエラーメッセージが表示される。そして、事業体
PC48は、その共通設定画面を削除するかどうかステ
ップS243で判断し、“YES”の場合には、ステッ
プS244で削除ボタン(図示せず)をクリックする。
“NO”の場合、そのままステップS265(図27)
に進む。
【0133】ステップS233で“NO”の判断がなさ
れた後、事業体PC48は、次のステップS245で、
ユーザ要求サービスとして水質データ表示を要求するか
どうか判断する。“YES”なら、ステップS246に
おいて、水質データ表示要求ボタン(図示せず)をクリ
ックするとともに、その水質データが欲しい監視局のI
Dを入力する。応じて、事業体PC48上に、水質デー
タ表示画面90(図19)または102(図21)がス
テップS247で表示される。その後、事業体PC48
は、ステップS248において、個別設定するかどうか
判断し、“YES”の場合、ステップS249で個別設
定ボタン92(図19,図21)をクリックする。応じ
て、ウェブサーバ42から変更前の個別設定画面が送信
されてくるので、それがステップS250で表示され
る。そして、事業体PC48では、その個別設定画面中
に設定データを入力する。その入力データに従って個別
設定するかどうか判断し、ステップS251で設定ボタ
ン100またはキャンセルボタン98のいずれかをクリ
ックする。設定ボタン100をオンした場合変更後の、
キャンセルボタン98をオンした場合変更前の個別設定
画面がそれぞれ、ステップS253で表示される。さら
に、ステップS254でリアルタイムトレンドグラフ表
示を要求するかどうか判断し、“YES”の場合には、
ステップS254において、リアルタイムトレンドグラ
フボタン94(図19)を押す。応じて、ウェブサーバ
42からリアルタイムトレンドグラフ表示画面が送信さ
れてくるので、それが、事業体PC48に表示される。
さらに、ステップS255で瞬時値表示を要求するかど
うか判断し、“YES”の場合には、ステップS256
において、瞬時値ボタン104(図21)を押す。応じ
て、ウェブサーバ42から瞬時値表示画面が送信され、
それが、ステップS257で事業体PC48に表示され
る。そして、事業体PC48は、その水質データ表示画
面を削除するかどうかステップS258で判断し、“Y
ES”の場合には、ステップS259で削除ボタン(図
示せず)をクリックする。“NO”の場合、そのままス
テップS265(図27)に進む。
【0134】ステップS245の判断が“NO”であっ
た場合、事業体PC48は、次のステップS260で、
オプション表示要求IDを入力する。応じて、ウェブサ
ーバ42からそのIDに応じたオプション画面が送られ
てくるので、それがステップS262で表示される。そ
して、事業体PC48は、そのオプション画面を削除す
るかどうかステップS263で判断し、“YES”の場
合には、ステップS264で削除ボタン(図示せず)を
クリックする。“NO”の場合、そのままステップS2
65(図27)に進む。
【0135】図27のステップS265では、ヒストリ
カルトレンドグラフの再描画を要求するかどうか判断
し、“YES”のとき、ステップS266で表示中かど
うか判断する。ステップS266で“YES”が判断さ
れると、ステップS267でヒストリカルトレンドグラ
フが再描画される。その後、ステップS268におい
て、全体画面の再描画を要求するかどうか判断し、“Y
ES”の場合、ステップS269で、運転状態全体表示
画面60(図15)が再描画される。そして、ステップ
S270において、ウェブサーバ42との間の回線を切
断するかどうか判断し、“YES”なら、切断ボタン
(図示せず)を押す。“NO”ならステップS195に
戻る。
【0136】このようにして、事業体PC48は、ウェ
ブサーバ42にアクセスして、自己の契約サービスにつ
いて、水道施設管理情報を取得することができる。
【0137】次に、図30に示す警報発生時のウェブサ
ーバ42の動作について説明する。この図30の最初の
ステップS272では、ウェブサーバ42は、監視局か
らの警報入力があるかどうか判断し、もし、このステッ
プS272で“YES”を検出すると、ウェブサーバ4
2は、続くステップS273で、当該監視局から警報が
あったことを、図4に示すデータ収集データベース56
にログを記録する。
【0138】その後、ウェブサーバ42は、ステップS
274において、データベースDB内の顧客管理データ
ベース54(図3)から、緊急連絡先のデータを入手す
る。そして、ステップS275でその緊急連絡先からの
リプライメールを受け取っていないことを確認したら、
次のステップS276において、ウェブサーバ42は、
先にステップS274で入手した緊急連絡先のリストの
全員に緊急メール(異常発生を知らせる)を送信したか
どうか判断する。
【0139】ステップS276で“NO”を判断したと
き、ウェブサーバ42は、ステップS277でメール再
送回数が規定回数をオーバすることを判断するまで、ス
テップS278で、まず、再優先緊急連絡先のメールア
ドレスに緊急メールを送信する。つまり、ステップS2
77で“NO”が判断されると、ステップS278でメ
ールを送信する。そして、ステップS279で再送時間
になるまでまって、ステップS277に戻る。
【0140】もし、最優先緊急連絡先にメールが送信で
きず再送回数が規定回数を超えたと判断したら、ウェブ
サーバ42は、ステップS280で、メールの宛先をメ
ールリストの次の連絡先に変更する。そして、このステ
ップS280の処理が済むと、ウェブサーバ42は、先
のステップS275でリプライメールを確認する。も
し、ステップS275でリプライメールを確認できれ
ば、緊急メールが少なくとも1つの指定連絡先に送信で
きたことを意味し、この場合、ステップS284でログ
を記録してから、終了する。
【0141】ステップS276で“YES”が判断され
ると、すなわち、登録している緊急連絡先のメールアド
レスへは緊急メール(警報)が送信できなかったことを
意味し、その場合には、ウェブサーバ42は、次のステ
ップS281で上記のようなメール送信(通信)ログを
データベースDBに記録した後、ステップS282で、
音声電話回線を利用して異常発生を知らせる。この場
合、そのような音声警報をデータとしてメモリに予め記
録しておいたものを再生することによって、自動的にス
テップS282が実行できる。その音声警報を相手が受
信したら、ステップS283で“YES”となり、ステ
ップS284でログを記録した後、終了する。ただし、
ステップS282は、ステップS283で“YES”が
確認されるまで繰り返し実行される。
【0142】つまり、この図30からわかるように、い
ずれかの監視局からの異常通報があったとき、まず、メ
ール送信によってその異常発生を報知するが、メール送
信がうまく行かなかった場合には、音声連絡を選択し
て、このような異常警報が少なくとも1つの連絡先に届
くようにしている。なお、緊急連絡先としては、先に述
べたように、その水道事業者の管理責任者や管理要員が
当然考えられる。
【0143】次に、図31に示すフロー図を参照して、
ウェブサーバ42が監視局のMPU20(図1)に対し
てデータ設定変更を指示するときの動作について説明す
る。
【0144】最初のステップS285で、ウェブサーバ
42は、どれかの監視局に対してデータ設定を変更する
かどうか判断し、“YES”の場合、次のステップS2
86で、変更設定データを当該監視局に送信するための
準備を行う。そして、ステップS287において、ウェ
ブサーバ42は、監視局のデータ設定の変更を再確認す
る。このステップS287で“NO”の場合には、その
まま終了する。
【0145】ステップS287で“YES”が判断され
たとき、ウェブサーバ42は、ステップS288で監視
局のMPU20に対して接続を試み、かつ認証を開始す
る。そして、ステップS289で、ウェブサーバ42
は、対象監視局のMPU20がビジー状態にあるかどう
かおよび認証成功かどうか判断する。監視局のMPU2
0がビジーであるか認証不成功のとき、ウェブサーバ4
2は、続くステップS290で通信ログの再送準備をし
た後、ステップS291で、接続回数が規定回数をオー
バしたかどうか判断する。このステップS291で“N
O”のときは、ステップS286で再度接続および認証
を試みる。同様に、ステップS291で“YES”を判
断した場合でも、ステップS292を経て、ステップS
286に戻る。
【0146】ステップS289で“NO”が確認される
と、つまり相手先MPU20とうまく接続できかつ認証
もOKであるときには、ウェブサーバ42は、ステップ
S293で、監視局すなわちMPU20に対してデータ
設定変更のための認証を要求するコマンドを送信する。
このコマンド送信から一定時間応答がなければタイムア
ウトとなり、ステップS294で“YES”が判断さ
れ、ステップS295で接続解除処理を実行してステッ
プS285に戻る。
【0147】タイムアウトがなければ、ステップS29
4で“NO”となり、ステップS296でステップS2
93のコマンドに対して認証データを受信する。そし
て、ステップS297でウェブサーバ42はこの受信し
た認証データを検定し、OKかどうか判断する。認証が
不成功の場合、ステップS295に進む。
【0148】認証OKの場合、ウェブサーバ42は、現
在通信中のMPUが対象監視局のものであると判断し、
ステップS298で設定変更要求コマンドをそのMPU
20に送信する。ただし、このコマンドには当然設定変
更データも含まれる。そして、ステップS299のタイ
ムアウト期間にステップS300でアクノレッジがある
と、ウェブサーバ42は、次のステップS301でデー
タ設定変更要求をクリアするとともに、ステップS30
2で通信ログを記録して終了する。ただし、ステップS
299でタイムアウトを検出した場合、ステップS29
5の接続解除処理に進む。
【0149】図32はウェブサーバ32から監視局のM
PUに対して、センサメンテナンス要求を送信する場合
の動作を示す。この図32の最初のステップS303で
は、ウェブサーバ42は、どれかの監視局に対してセン
サメンテナンス要求を送信するかどうか判断し、“YE
S”の場合、次のステップS304で、センサメンテナ
ンス要求を送信するための準備を行う。そして、ステッ
プS305において、ウェブサーバ42は、センサメン
テナンス要求送信を再確認する。このステップS305
で“NO”の場合には、そのまま終了する。
【0150】ステップS305で“YES”が判断され
たとき、ウェブサーバ42は、ステップS306で監視
局のMPU20に対して接続を試み、かつ認証を開始す
る。そして、ステップS307で、ウェブサーバ42
は、対象監視局のMPU20がビジー状態にあるかどう
かおよび認証成功かどうか判断する。監視局のMPU2
0がビジーであるか認証不成功のとき、ウェブサーバ4
2は、続くステップS308で通信ログの再送準備をし
た後、ステップS309で、接続回数が規定回数をオー
バしたかどうか判断する。このステップS309で“N
O”のときは、ステップS304で再度接続および認証
を試みる。同様に、ステップS309で“YES”を判
断した場合でも、ステップS310を経て、ステップS
304に戻る。
【0151】ステップS307で“NO”が確認される
と、つまり相手先MPU20とうまく接続できかつ認証
もOKであるときには、ウェブサーバ42は、ステップ
S311で、監視局すなわちMPU20に対してセンサ
メンテナンス要求送信ための認証を要求するコマンドを
送信する。このコマンド送信から一定時間応答がなけれ
ばタイムアウトとなり、ステップS312で“YES”
が判断され、ステップS313で接続解除処理を実行し
てステップS303に戻る。
【0152】タイムアウトがなければ、ステップS31
2で“NO”となり、ステップS314でステップS3
11の認証要求コマンドに応答する認証データを受信す
る。そして、ステップS315でウェブサーバ42はこ
の受信した認証データを検定し、OKかどうか判断す
る。認証が不成功の場合、ステップS313に進む。
【0153】認証OKの場合、ウェブサーバ42は、現
在通信中のMPUが対象監視局のものであると判断し、
ステップS316で、対象センサを特定するIDなどと
ともに、センサメンテナンス要求コマンドをそのMPU
20に送信する。そして、ステップS317のタイムア
ウト期間にステップS318で応答(リプライ)または
アクノレッジがあると、ウェブサーバ42は、次のステ
ップS319センサメンテナンスが監視局において終了
したかどうか判断する。この判断のためには、先に説明
したように、監視局のMPU20からセンサメンテナン
スが終了するまでの刻々のデータを受信する。そして、
MPUから終了通知が送信された段階で、ステップS3
19で“YES”が判断できる。このステップS319
で“NO”が判断されている限り、ウェブサーバ42
は、ステップS316−S319を繰り返し実行する。
【0154】ステップS319で“YES”が判断され
ると、ウェブサーバ42は、次のステップS310で、
MPU20の実行したセンサメンテナンスが正常である
かどうか判断する。この判断のためにも、MPU20か
らウェブサーバ42に対して、センサメンテナンス終了
後のデータが送信される。したがって、ウェブサーバ4
2は、その終了後データをみて、正常かどうか判断でき
る。不正常であれば、ウェブサーバ42は、管理コンソ
ールにその旨表示するとともに、センサメンテナンスロ
グを記録する(ステップS321)。そして、ステップ
S322でセンサメンテナンス要求をクリアするととも
に、ステップS323で通信ログを記録して終了する。
【0155】図33は、ウェブサーバ42におけるユー
ザ管理動作を示すフロー図である。図33の最初のステ
ップS324において、ウェブサーバ42は、事業体コ
ンピュータ(PC)48A等のブラウザからの通信要求
が入力されたかどうか判断し、ブラウザからの通信要求
があると、ステップS325において、ウェブサーバ4
2は、その通信要求を出したブラウザ(事業体PC)に
対して認証要求画面を表示する。その後、ステップS3
26でタイムアウトが発生したかどうか判断し、タイム
アウトが発生したのであれば、ステップS327におい
て、タイムアウトエラーメッセージを当該事業体PC4
8に送信して終了する。
【0156】タイムアウトはなく、したがって、時間内
に認証データが入力された場合、ウェブサーバ42は、
ステップS328でその入力認証データを検定して、認
証がOKかどうか判断する。ステップS328で“N
O”が判断されると、すなわち、認証が不成功の場合、
ステップS329で、ステップS326と同様に、当該
事業体PC48に認証エラーメッセージを送信して終了
する。
【0157】ステップS328で認証成功を判断したと
き、ウェブサーバ42は、ステップS330データベー
スDBから契約サービスに関するデータを入力して、当
該ブラウザを有する事業体PC48とウェブサーバ42
との間で契約しているサービスを確認する。
【0158】続いて、ステップS331で、ウェブサー
バ42は、確認したサービス内容に基づいて、事業体P
C48に図34に示すサービス変更画面116を送信し
表示させる。そして、ステップS332において、ウェ
ブサーバ42は、当該ブラウザはアクティブかどうか判
断する。もし、ブラウザがアクティブでなければ、アク
ティビティエラーメッセージを事業体PC48に送信し
て終了する。
【0159】このサービス変更画面116には、データ
配信サービス,データ精度・確度あるいはオプションサ
ービスについて、現状データに従って各項目毎に契約の
有無や要求仕様が表示され、ユーザがそれらのいずれか
を変更したいとき、プルダウンメニュー形式の選択ボタ
ン118を操作して、変更要求項目を選択する。具体的
には、図34の例でいえば、データ配信サービスには、
全部の監視局に共通するデータと、各監視エリア別のデ
ータとがある。そして、センサ項目として、残塩濃度,
色度,濁度,pH,水温,水圧および電気伝導度があ
る。また、センサデータを採取する時間間隔、すなわ
ち、サンプリング周期や、ウェブサーバ42によるデー
タ収集周期なども設定可能である。また、データ精度・
確度については、高精度か普通かの設定が可能である。
そして、オプションサービスとしては、先の図25に示
す直結給水可能エリアの解析や水道管破裂事故の有無の
連絡等が予定されている。
【0160】この画面116には、さらに、設定ボタン
120およびコスト計算ボタン122が形成されてい
る。設定ボタン120は、ユーザが変更入力の後、その
内容でよいときユーザがクリックするボタンである。コ
スト計算ボタン122は、その変更に伴って請求額がど
のように変化するかを判断するために、サービス変更後
のコスト計算を要求するときにユーザが操作するボタン
である。
【0161】アクティビティエラーがなければ、ウェブ
サーバ42は、続くステップS334で、ユーザPC4
8からどのサービス要求があったか判断する。つまり、
ユーザすなわち事業体は、ウェブサーバ42に対して設
定要求かあるいはコスト計算要求を出すことができ、ス
テップS334では、そのどちらが要求されたのか判断
する。
【0162】もし、ユーザの要求が設定要求であれば、
ステップS334からステップS335に進み、このス
テップS335で、ウェブサーバ42は、ユーザPC4
8から指示された変更メッセージに応じて、ユーザの確
認のために、サービス変更画面を再表示させる。それと
ともに、ウェブサーバ42は、ステップS336で自己
の顧客管理データベース54(図3)を更新し、さらに
はステップS337で、変更内容をユーザPCないし事
業体PC48に文書で送付して、ステップS332に戻
る。
【0163】ユーザの要求がコスト計算であった場合、
ウェブサーバ42は、次のステップS338において、
コストを計算し、ステップS339でサービス変更画面
を再描画させて、ステップS332に戻る。
【0164】なお、コスト計算については、請求期間内
で最大サービス(図35に示すサービス量の最大)を基
準に計算する定額方式と、設定による基本料金に図35
に示す請求期間(サービス期間)を乗じた従量方式など
様々な方式が考えられるので、そのいずれの方式を採用
してもよい。ただし、変更後のサービスを開始するの
は、ユーザによってその新料金が承認された後になるの
は、勿論である。
【0165】図36はサービス変更設定の際に、図33
のウェブサーバ動作と連係する事業者PC(ユーザP
C)48の動作を示すフロー図である。まず、最初のス
テップS340において、事業体PC48は、ブラウザ
を起動してウェブサーバ42に接続する。続く、ステッ
プS341において、ウェブサーバから送信されてきた
認証要求画面が表示され、検定結果がウェブサーバ42
から送られてくる。そして、認証OKになれば、ウェブ
サーバ42からサービス変更画面が送られてくるので、
このサービス変更画面116(図34)をステップS3
43で表示する。
【0166】次いで、事業体PC48は、ステップS3
44で、ウェブサーバ42からアクティビティ確認要求
が送信されたかどうか判断し、“YES”の場合には、
そのアクティビティ確認要求に対して、ステップS34
5で応答し、サービス選択(ステップS346)に進
む。
【0167】なお、事業体PC48では、先に説明した
ように、ステップS343で表示された現状の契約内容
に基づく画面中で、変更内容を入力する。そして、ステ
ップS346において、その変更内容で確定したいと
き、図34に示す設定ボタン120をクリックし、コス
ト計算を要求するなら、コスト計算ボタン122(図3
4)クリックする。
【0168】ステップS346で設定ボタン120が操
作された場合には、ウェブサーバ42から変更後のサー
ビ変更画面が送信されるのでそれを再描画し(ステップ
S347)、ステップS348でその画面を削除するか
どうか判断する。削除する場合には、先に説明した同様
の場合と同じように、削除ボタン(図示せず)を操作す
ればよい。削除しないのであれば、ステップS344に
戻る。
【0169】ステップS346でコスト計算ボタン12
2が操作された場合には、ウェブサーバ42からコスト
計算付の変更後のサービ変更画面が送信されるのでそれ
を再描画し(ステップS349)、ステップS349で
その画面を削除するかどうか判断する。削除しないので
あれば、ステップS344に戻る。
【0170】図37および図38は、それぞれ、特に先
に説明したウェブサーバ42からの警報送信に対する携
帯電話(iモード)または音声電話(通常電話)の応答
動作を示すフロー図である。
【0171】図37の場合、ステップS351でウェブ
サーバ42からiモードを通してメールを受信すると、
ステップS352でそのメールを確認した後、ステップ
S353でリプライメールを送信するかどうか判断す
る。このリプライメールの送信は、たとえばサブメニュ
ーの「返信」にカーソルをあわせるだけで簡単に送信で
きる。そして、ステップS354でリプライメールをウ
ェブサーバ42に送信して、終了する。
【0172】図38の場合、ステップS355でウェブ
サーバ42から発呼を受けると、ステップS356でそ
の発呼に伴う音声を聴取し確認する。その後、ステップ
S357で受領コードを送信するかどうか判断する。そ
して、ステップS358で受領コードをウェブサーバ4
2に送信して、終了する。
【0173】なお、システム10の運営者は、各事業体
との契約に従って、たとえば1ケ月単位で、もしくは1
年単位で、各事業体に費用請求することになるが、監視
局を除いて、システム10のほとんどのハードウェアや
ソフトウェアを複数の各事業体で共通に使用できるの
で、システム利用効率が向上し、投資費用に見合う収入
が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明の一実施例である水道情報管理
システムを示す図解図である。
【図2】図2は図1実施例の監視局のセンサの一例を示
す図解図である。
【図3】図3はウェブサーバの顧客管理データベースを
示す図解図である。
【図4】図4はウェブサーバの計測データベースを示す
図解図である。
【図5】図5はウェブサーバの警報発生要件データベー
スを示す図解図である。
【図6】図6は図1実施例における監視局のデータ収集
動作を示すフロー図である。
【図7】図7は図1実施例における監視局のデータ送信
動作を示すフロー図である。
【図8】図8は図7に後続する監視局のデータ送信動作
を示すフロー図である。
【図9】図9は図8に後続する監視局のデータ送信動作
を示すフロー図である。
【図10】図10は図1実施例におけるウェブサーバの
監視局からのデータ受信動作を示すフロー図である。
【図11】図11は図10に後続するデータ受信動作を
示すフロー図である。
【図12】図12は図1実施例において事業体PCがウ
ェブサーバにアクセスしたときのウェブサーバの動作を
示すフロー図である。
【図13】図13は図12に後続するウェブサーバ動作
を示すフロー図である。
【図14】図14は図13に後続するウェブサーバ動作
を示すフロー図である。
【図15】図1実施例で事業体PCに表示される運転情
報全体表示画面の一例を示す図解図である。
【図16】図1実施例で事業体PCに表示される日報表
示画面の一例を示す図解図である。
【図17】図1実施例で事業体PCに表示される警報履
歴表示画面の一例を示す図解図である。
【図18】図1実施例で事業体PCに表示される共通設
定画面の一例を示す図解図である。
【図19】図1実施例で事業体PCに表示される水質デ
ータ表示画面(瞬時値)の一例を示す図解図である。
【図20】図1実施例で事業体PCに表示される個別設
定画面の一例を示す図解図である。
【図21】図1実施例で事業体PCに表示される水質デ
ータ表示画面(リアルタイムトレンドグラフ)の一例を
示す図解図である。
【図22】図1実施例においてオプションで事業体PC
に表示される水圧異常診断表示画面の一例を示す図解図
である。
【図23】図1実施例においてオプションで事業体PC
に表示される水圧変動グラフ表示画面の一例を示す図解
図である。
【図24】図1実施例においてオプションで事業体PC
に表示される水圧分布表示画面の一例を示す図解図であ
る。
【図25】図1実施例においてオプションで事業体PC
に表示される直結給水可能エリア表示画面の一例を示す
図解図である。
【図26】図1実施例においてオプションで事業体PC
に表示される水質異常診断表示画面の一例を示す図解図
である。
【図27】図1実施例において事業体PCがウェブサー
バをアクセスしてデータ配信を受ける動作を示すフロー
図である。
【図28】図27に後続する事業PCの配信データ受信
動作を示すフロー図である。
【図29】図28に後続する事業PCの配信データ受信
動作を示すフロー図である。
【図30】図1実施例におけるウェブサーバの警報発生
動作を示すフロー図である。
【図31】図1実施例においてウェブサーバから監視局
へのデータ送信および設定変更送信動作を示すフロー図
である。
【図32】図1実施例においてウェブサーバから監視局
へのデータ送信およびセンサメンテナンス送信動作を示
すフロー図である。
【図33】図1実施例におけるウェブサーバのユーザ管
理動作を示すフロー図である。
【図34】図1実施例においてサービス変更の場合にウ
ェブサーバから事業体PCに送信されるサービス変更画
面を示す図解図である。
【図35】図1実施例におけるコスト計算の考え方を示
す図解図である。
【図36】図1実施例における事業体PCのウェブサー
バへのサービス要求動作を示すフロー図である。
【図37】図1実施例において携帯電話でメールを受信
する動作を示すフロー図である。
【図38】図1実施例において通常電話で異常警報を受
信する動作を示すフロー図である。
【符号の説明】
10 …水道施設情報管理システム 12 …公衆回線網 14 …インタネット網 16A,16B …監視局グループ 16a1,16a2 …監視局 18 …センサ 20 …MPU 24A,24B …データ収集PC 42 …ウェブサーバ 44 …解析用PC DB …データベース 48A,48B …事業体PC 52 …携帯電話
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 橋本 雅至 大阪市浪速区敷津東1丁目2番47号 株式 会社クボタ内 (72)発明者 千葉 胤和 兵庫県尼崎市浜1丁目1番1号 株式会社 クボタ技術開発研究所内 (72)発明者 ▲高▼畠 義明 兵庫県尼崎市浜1丁目1番1号 株式会社 クボタ技術開発研究所内 (72)発明者 古和田 浩光 兵庫県尼崎市浜1丁目1番1号 株式会社 クボタ技術開発研究所内 Fターム(参考) 5B049 BB00 CC00 DD00 EE00 GG04 GG06 GG07 GG09

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】事業体が運用するプラント施設を管理する
    方法であって、 (a) 前記事業体に代わって前記プラント施設に監視セン
    サを設置し、 (b) 前記センサから測定データを収集し、そして(c) 前
    記測定データに基づく情報をインタネットを通して前記
    事業体に配信する、プラント施設の管理方法。
  2. 【請求項2】事業体が運用するプラント施設を管理する
    サービスシステムであって、 前記事業体に代わって前記プラント施設に設置したセン
    サ、および前記監視センサから測定データを収集して前
    記プラントの管理情報を作成するウェブサーバを備え、 前記事業体の端末がインタネットを通して前記ウェブサ
    ーバにアクセスしたとき前記管理情報を送信する、プラ
    ント施設管理サービスシステム。
  3. 【請求項3】前記ウェブサーバは少なくとも顧客管理番
    号や契約内容を蓄積している顧客管理データベースを有
    し、 前記ウェブサーバがアクセスされたとき、前記ウェブサ
    ーバは前記顧客管理データベースを参照して当該アクセ
    ス端末が契約した事業体のものかどうか判断して該当す
    る場合にのみ前記管理情報を送信する、請求項1記載の
    プラント施設管理サービスシステム。
  4. 【請求項4】前記アクセス端末はコンピュータおよび携
    帯電話の少なくとも1つを含む、請求項3記載のプラン
    ト施設管理システム。
  5. 【請求項5】前記ウェブサーバは、 前記測定データに基づいて複数の管理情報を作成し、 前記事業体の端末がアクセスしたとき前記複数の管理情
    報を選択できるメニュー画面を前記端末に表示し、 前記メニュー画面で選択された管理情報を前記端末に送
    信する、請求項3または4記載のプラント施設管理サー
    ビスシステム。
  6. 【請求項6】前記複数の管理情報は、通常管理情報とオ
    プション契約によってのみ提供するオプション管理情報
    とを含み、 前記メニュー画面は前記通常管理情報メニュー選択ボタ
    ンと前記オプション管理情報選択ボタンとを表示する、
    請求項5記載のプラント施設管理サービスシステム。
  7. 【請求項7】前記プラント施設は水道施設を含み、前記
    オプション管理情報は、センサで入手された情報を基に
    解析ならびに統計処理を施した結果である、直結給水の
    可否情報,水圧異常時の原因推定情報および配管網を変
    更した場合の水圧分布情報の少なくとも1つを含む、請
    求項6記載のプラント施設管理サービスシステム。
  8. 【請求項8】前記監視センサは、水道施設の管理に必要
    とする監視項目である水圧,水位,流量,流向,残留塩
    素濃度,色度,濁度,pH,電気伝導率,水温および画
    像のいずれかを計測する、請求項6または7記載のプラ
    ント施設管理サービスシステム。
  9. 【請求項9】前記ウェブサーバは、前記事業体の端末か
    らの要求に応じてサービス変更画面を提示し、前記サー
    ビス変更画面で設定される変更事項を前記顧客管理デー
    タベースに登録する、請求項3記載のプラント施設管理
    サービスシステム。
  10. 【請求項10】前記サービス変更画面は、変更事項を設
    定する設定ボタンおよびコスト計算ボタンを含み、 前記コスト計算ボタンが操作されたとき前記ウェブサー
    バは前記変更に伴うコストを計算して前記端末に提示す
    る、請求項9記載のプラント施設管理サービスシステ
    ム。
  11. 【請求項11】前記ウェブサーバは前記プラント施設に
    異常が発生したとき前記事業体の端末に警報メールを送
    信する、請求項3記載のプラント施設管理サービスシス
    テム。
  12. 【請求項12】前記警報メールの送信先として複数のメ
    ールアドレスを前記顧客管理データベースに優先順位と
    ともに登録しておき、 前記ウェブサーバは優先順位の上位のメールアドレスか
    らリプライメールを一定時間内に受信しないとき、次の
    優先順位のメールアドレスに前記警報メールを送信す
    る、請求項11記載のプラント施設管理サービスシステ
    ム。
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