JP2002132022A - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置Info
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- JP2002132022A JP2002132022A JP2000321100A JP2000321100A JP2002132022A JP 2002132022 A JP2002132022 A JP 2002132022A JP 2000321100 A JP2000321100 A JP 2000321100A JP 2000321100 A JP2000321100 A JP 2000321100A JP 2002132022 A JP2002132022 A JP 2002132022A
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- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 接触帯電方式に特有の帯電部材表面性状に起
因する画像欠陥,接触転写方式に特有の像担持体に対す
る転写材未通過部,または非トナー像部への転写電流集
中による画像履歴、及び転写材の幅(像担持体の軸方
向)寸法に応じて印字濃度が異なる履歴等を防止するこ
とができる。 【解決手段】 接触帯電方式により像担持体1に帯電手
段2で帯電させる前段階において前記接触帯電方式によ
る帯電と同一極性のバイアス電圧をバイアス印加手段7
により像担持体1に印加する。
因する画像欠陥,接触転写方式に特有の像担持体に対す
る転写材未通過部,または非トナー像部への転写電流集
中による画像履歴、及び転写材の幅(像担持体の軸方
向)寸法に応じて印字濃度が異なる履歴等を防止するこ
とができる。 【解決手段】 接触帯電方式により像担持体1に帯電手
段2で帯電させる前段階において前記接触帯電方式によ
る帯電と同一極性のバイアス電圧をバイアス印加手段7
により像担持体1に印加する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、接触帯電方式及び
接触転写方式を用いた画像形成装置に関するものであ
る。
接触転写方式を用いた画像形成装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の電子写真プロセスを用いてトナー
像を形成する画像形成装置において、像担持体上に静電
潜像を形成するために前記像担持体を帯電させる必要が
ある。その像担持体を帯電するために帯電手段が用いら
れており、その帯電手段には、金属ワイヤーに高電圧
(直流(DC)5〜8KV)を印加し発生するコロナに
より、像担持体を帯電するスコロトロンやコロトロン等
の非接触帯電方式が採用されていた。
像を形成する画像形成装置において、像担持体上に静電
潜像を形成するために前記像担持体を帯電させる必要が
ある。その像担持体を帯電するために帯電手段が用いら
れており、その帯電手段には、金属ワイヤーに高電圧
(直流(DC)5〜8KV)を印加し発生するコロナに
より、像担持体を帯電するスコロトロンやコロトロン等
の非接触帯電方式が採用されていた。
【0003】しかしながら、この非接触帯電方式では、
コロナ発生時に副生されるオゾン及びNOx等のコロナ
生成物により像担持体表面を変質させ画像ボケや画質の
劣化を進行させたり、金属ワイヤーの汚れが画像品質に
影響し、画像白ヌケ及び黒スジを生じるという問題があ
った。
コロナ発生時に副生されるオゾン及びNOx等のコロナ
生成物により像担持体表面を変質させ画像ボケや画質の
劣化を進行させたり、金属ワイヤーの汚れが画像品質に
影響し、画像白ヌケ及び黒スジを生じるという問題があ
った。
【0004】特に有機光導電体を像担持体として用いる
場合には、有機光導電体が有機化合物のため化学反応性
があり、コロナ生成物によって劣化しやすいという問題
があった。また前記金属ワイヤーに印加される電力のう
ち像担持体の帯電に寄与するのは30%程度にすぎず、
非常に効率が悪く、また非接触帯電方式であるため、像
担持体と金属ワイヤーとの間にコロナ放電用の距離を確
保する必要があり、小型化が難しいという問題があっ
た。
場合には、有機光導電体が有機化合物のため化学反応性
があり、コロナ生成物によって劣化しやすいという問題
があった。また前記金属ワイヤーに印加される電力のう
ち像担持体の帯電に寄与するのは30%程度にすぎず、
非常に効率が悪く、また非接触帯電方式であるため、像
担持体と金属ワイヤーとの間にコロナ放電用の距離を確
保する必要があり、小型化が難しいという問題があっ
た。
【0005】そこで、上述した問題を解決するために、
最近、像担持体の表面に帯電手段を接触させて前記像担
持体を直接帯電する方法(接触帯電方式)が実用化され
つつある。
最近、像担持体の表面に帯電手段を接触させて前記像担
持体を直接帯電する方法(接触帯電方式)が実用化され
つつある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、接触帯電方
式に用いる帯電手段としては、ブラシ,ブラシローラ,
ゴムローラ等の帯電手段が種々検討されているが、これ
らの帯電手段が像担持体と接触する表面の性状に起因し
て像担持体に帯電ムラが生じ、帯電後の現像処理に基い
て像担持体上に形成されるトナー像に刷毛目模様や斑模
様が画像欠陥として発生するという新たな問題が生じて
いた。特に、トナー像を転写する転写手段が、トナー像
が転写される転写材を介して像担持体に当接した状態で
トナー像の転写が行われる接触転写方式である場合に
は、転写材の幅(像担持体の軸方向)寸法に応じて印字
濃度が異なる履歴や反転現像方式ではリバース印字後の
転写材における像担持体1周長部分にリバース部の履歴
がポジ画像として現れることがある。これは、実験の結
果それぞれ像担持体上の転写材未通過部及び非現像部に
転写電流が集中することが原因であると考えられる。
式に用いる帯電手段としては、ブラシ,ブラシローラ,
ゴムローラ等の帯電手段が種々検討されているが、これ
らの帯電手段が像担持体と接触する表面の性状に起因し
て像担持体に帯電ムラが生じ、帯電後の現像処理に基い
て像担持体上に形成されるトナー像に刷毛目模様や斑模
様が画像欠陥として発生するという新たな問題が生じて
いた。特に、トナー像を転写する転写手段が、トナー像
が転写される転写材を介して像担持体に当接した状態で
トナー像の転写が行われる接触転写方式である場合に
は、転写材の幅(像担持体の軸方向)寸法に応じて印字
濃度が異なる履歴や反転現像方式ではリバース印字後の
転写材における像担持体1周長部分にリバース部の履歴
がポジ画像として現れることがある。これは、実験の結
果それぞれ像担持体上の転写材未通過部及び非現像部に
転写電流が集中することが原因であると考えられる。
【0007】特開平11−305521号公報には、ク
リーナレス装置における転写残トナーの回収による前画
像の履歴消去、及び感光ドラム1周目と2周目以降の帯
電位差をなくすことを目的とし、転写手段と帯電手段と
の間にバイアス電圧を印加する補助帯電手段が設けら
れ、クリーナーレス装置において、転写手段から磁性粒
子と磁性粒子担持体を有するものを像担持体に当接する
帯電手段の間に残トナーを逆帯電するためのバイアス電
圧を印加し、画像形成開始時にバイアスを印加後、正規
帯電を行う。補助帯電手段には、接触帯電方式による帯
電と逆極性の帯電を行なうためのバイアス電圧が印加さ
れる。
リーナレス装置における転写残トナーの回収による前画
像の履歴消去、及び感光ドラム1周目と2周目以降の帯
電位差をなくすことを目的とし、転写手段と帯電手段と
の間にバイアス電圧を印加する補助帯電手段が設けら
れ、クリーナーレス装置において、転写手段から磁性粒
子と磁性粒子担持体を有するものを像担持体に当接する
帯電手段の間に残トナーを逆帯電するためのバイアス電
圧を印加し、画像形成開始時にバイアスを印加後、正規
帯電を行う。補助帯電手段には、接触帯電方式による帯
電と逆極性の帯電を行なうためのバイアス電圧が印加さ
れる。
【0008】特開平11−305521号公報に開示さ
れた技術と本発明とはバイアス電圧を印加する点で共通
するが、特開平11−305521号公報に開示された
技術を本発明に適用すると、後述する比較例2のように
バイアス印加手段に印加するバイアスの極性が帯電手段
に印加する極性と逆である画像形成装置となる。表1か
ら明らかなように、この構成では班模様,刷毛目模様,
画像履歴,紙端履歴が画像欠陥として発生し、本発明の
初期の目的を達成することが不可能である。
れた技術と本発明とはバイアス電圧を印加する点で共通
するが、特開平11−305521号公報に開示された
技術を本発明に適用すると、後述する比較例2のように
バイアス印加手段に印加するバイアスの極性が帯電手段
に印加する極性と逆である画像形成装置となる。表1か
ら明らかなように、この構成では班模様,刷毛目模様,
画像履歴,紙端履歴が画像欠陥として発生し、本発明の
初期の目的を達成することが不可能である。
【0009】本発明の目的は、接触帯電方式に特有の帯
電部材表面性状に起因する画像欠陥,接触転写方式に特
有の像担持体に対する転写材未通過部,または非トナー
像部への転写電流集中による画像履歴、及び転写材の幅
(像担持体の軸方向)寸法に応じて印字濃度が異なる履
歴等を防止することができる画像形成装置を提供するこ
とにある。
電部材表面性状に起因する画像欠陥,接触転写方式に特
有の像担持体に対する転写材未通過部,または非トナー
像部への転写電流集中による画像履歴、及び転写材の幅
(像担持体の軸方向)寸法に応じて印字濃度が異なる履
歴等を防止することができる画像形成装置を提供するこ
とにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係る画像形成装置は、像担持体を接触帯電
方式により帯電させる帯電手段と、前記帯電された像担
持体に像露光を行うことにより前記像担持体上に静電潜
像を形成する像露光手段と、前記静電潜像に現像剤を供
給して前記静電潜像をトナー像に現像する現像手段と、
前記像担持体上のトナー像を転写材または中間転写材に
転写する接触転写手段とを有する画像形成装置であっ
て、前記接触帯電方式により前記像担持体に帯電させる
前段階において前記接触帯電方式による帯電と同一極性
のバイアス電圧を前記像担持体に印加するものである。
め、本発明に係る画像形成装置は、像担持体を接触帯電
方式により帯電させる帯電手段と、前記帯電された像担
持体に像露光を行うことにより前記像担持体上に静電潜
像を形成する像露光手段と、前記静電潜像に現像剤を供
給して前記静電潜像をトナー像に現像する現像手段と、
前記像担持体上のトナー像を転写材または中間転写材に
転写する接触転写手段とを有する画像形成装置であっ
て、前記接触帯電方式により前記像担持体に帯電させる
前段階において前記接触帯電方式による帯電と同一極性
のバイアス電圧を前記像担持体に印加するものである。
【0011】また本発明に係る画像形成装置は、像担持
体を接触帯電方式により帯電させる帯電手段と、前記帯
電された像担持体に像露光を行うことにより前記像担持
体上に静電潜像を形成する像露光手段と、前記静電潜像
に現像剤を供給して前記静電潜像をトナー像に現像する
現像手段と、前記像担持体上のトナー像を転写材または
中間転写材に転写する接触転写手段とを前記像担持体の
回転方向に沿って順に配置した画像形成装置であって、
前記帯電手段と前記転写手段との間に、前記接触帯電方
式による帯電と同一極性のバイアス電圧を前記像担持体
に印加するバイアス印加手段を有するものである。
体を接触帯電方式により帯電させる帯電手段と、前記帯
電された像担持体に像露光を行うことにより前記像担持
体上に静電潜像を形成する像露光手段と、前記静電潜像
に現像剤を供給して前記静電潜像をトナー像に現像する
現像手段と、前記像担持体上のトナー像を転写材または
中間転写材に転写する接触転写手段とを前記像担持体の
回転方向に沿って順に配置した画像形成装置であって、
前記帯電手段と前記転写手段との間に、前記接触帯電方
式による帯電と同一極性のバイアス電圧を前記像担持体
に印加するバイアス印加手段を有するものである。
【0012】また前記バイアス電圧の印加時期は、前記
トナー像の転写が終了して次の接触帯電方式による帯電
が開始される前である。
トナー像の転写が終了して次の接触帯電方式による帯電
が開始される前である。
【0013】また前記バイアス電圧は、前記接触帯電方
式の帯電と同一極性の直流バイアス電圧である。また前
記バイアス電圧は、前記接触帯電方式の帯電と同一極性
の直流バイアス電圧に交番電圧が重畳されたものであ
る。
式の帯電と同一極性の直流バイアス電圧である。また前
記バイアス電圧は、前記接触帯電方式の帯電と同一極性
の直流バイアス電圧に交番電圧が重畳されたものであ
る。
【0014】また前記バイアス印加手段により前記像担
持体に帯電する平均帯電位の絶対値は、前記接触帯電方
式により前記像担持体に帯電する平均帯電位の絶対値以
下である。
持体に帯電する平均帯電位の絶対値は、前記接触帯電方
式により前記像担持体に帯電する平均帯電位の絶対値以
下である。
【0015】また前記バイアス電圧は、前記帯電手段に
備えたバイアス電圧源から分圧して供給するものであ
る。
備えたバイアス電圧源から分圧して供給するものであ
る。
【0016】また前記バイアス印加手段は、フィルム状
またはブレード状の形態をもつものである。
またはブレード状の形態をもつものである。
【0017】また前記転写手段と前記帯電手段との間
に、前記像担持体の表面を清掃するクリーニング手段を
有し、前記クリーニング手段の部材のうち、前記像担持
体に接触する部材の少なくとも一つを前記バイアス印加
手段として用いるものである。
に、前記像担持体の表面を清掃するクリーニング手段を
有し、前記クリーニング手段の部材のうち、前記像担持
体に接触する部材の少なくとも一つを前記バイアス印加
手段として用いるものである。
【0018】また前記バイアス電圧が印加される、前記
クリーニング手段の部材のうち像担持体に接触する部材
は、像担持体表面を清掃するクリーニングブレードであ
る。また前記バイアス電圧が印加される、前記クリーニ
ング手段の部材のうち像担持体に接触する部材は、前記
クリーニング手段のクリーニングブレードで像担持体表
面から掻き落したトナーの漏れを防止するトナー漏れ防
止部材である。
クリーニング手段の部材のうち像担持体に接触する部材
は、像担持体表面を清掃するクリーニングブレードであ
る。また前記バイアス電圧が印加される、前記クリーニ
ング手段の部材のうち像担持体に接触する部材は、前記
クリーニング手段のクリーニングブレードで像担持体表
面から掻き落したトナーの漏れを防止するトナー漏れ防
止部材である。
【0019】また前記像担持体は、導電性支持体と感光
層との間に少なくとも抵抗層を有する感光体として構成
されたものである。また前記抵抗層は、アルマイトで形
成されたものである。
層との間に少なくとも抵抗層を有する感光体として構成
されたものである。また前記抵抗層は、アルマイトで形
成されたものである。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
より説明する。
より説明する。
【0021】(実施形態1)図1は、本発明に係る電子
写真プロセス方式の画像形成装置を示す構成図である。
写真プロセス方式の画像形成装置を示す構成図である。
【0022】図1に示す本発明に係る電子写真プロセス
方式の画像形成装置は、像担持体1を接触帯電方式によ
り帯電させる帯電手段2と、前記帯電された像担持体1
に像露光を行うことにより前記像担持体1上に静電潜像
を形成する像露光手段3と、前記静電潜像に現像剤を供
給して前記静電潜像をトナー像に現像する現像手段4
と、前記像担持体1上のトナー像を転写材または中間転
写材に転写する転写手段5と、転写後に像担持体1の表
面に残留するトナーを掻き落して回収するクリーニング
手段6と、バイアス印加手段7とを像担持体1の回転方
向(矢印方向)に沿って順に配置している。
方式の画像形成装置は、像担持体1を接触帯電方式によ
り帯電させる帯電手段2と、前記帯電された像担持体1
に像露光を行うことにより前記像担持体1上に静電潜像
を形成する像露光手段3と、前記静電潜像に現像剤を供
給して前記静電潜像をトナー像に現像する現像手段4
と、前記像担持体1上のトナー像を転写材または中間転
写材に転写する転写手段5と、転写後に像担持体1の表
面に残留するトナーを掻き落して回収するクリーニング
手段6と、バイアス印加手段7とを像担持体1の回転方
向(矢印方向)に沿って順に配置している。
【0023】図1に示す像担持体1は図2に示すよう
に、接地されるアルミニウム製の円筒形導電性支持体1
a上にアルマイト製の抵抗層1bを設け、さらに抵抗層
1b上に、電荷発生層1c,電荷輸送層1dを順次積層
したドラム状の機能分離型積層感光体として構成されて
いる。
に、接地されるアルミニウム製の円筒形導電性支持体1
a上にアルマイト製の抵抗層1bを設け、さらに抵抗層
1b上に、電荷発生層1c,電荷輸送層1dを順次積層
したドラム状の機能分離型積層感光体として構成されて
いる。
【0024】ここに、電荷発生層1c及び電荷輸送層1
dは感光層1eを構成している。また抵抗層1bはアル
ミニウム製円筒形導電性支持体1aからの電荷が像担持
体1の表面に帯電される負電荷を打ち消すのを防止する
役割を果たすものである。電荷発生層1cは露光光を受
けることにより正負の電荷対を発生させる役割を果たす
ものである。電荷輸送層1dは、電荷発生層1cに発生
した正の電荷のみを像担持体1の表面に輸送するもので
あって、像担持体1の表面に帯電する負電荷が電荷発生
層1c側に移動するのを阻止する役割をも果たすもので
ある。
dは感光層1eを構成している。また抵抗層1bはアル
ミニウム製円筒形導電性支持体1aからの電荷が像担持
体1の表面に帯電される負電荷を打ち消すのを防止する
役割を果たすものである。電荷発生層1cは露光光を受
けることにより正負の電荷対を発生させる役割を果たす
ものである。電荷輸送層1dは、電荷発生層1cに発生
した正の電荷のみを像担持体1の表面に輸送するもので
あって、像担持体1の表面に帯電する負電荷が電荷発生
層1c側に移動するのを阻止する役割をも果たすもので
ある。
【0025】また実施形態1では、像担持体1は、その
直径を30mmに設定し、矢印方向に90mm/sの速
度で回転するように設置しているが、これらの数値に限
定されるものではない。
直径を30mmに設定し、矢印方向に90mm/sの速
度で回転するように設置しているが、これらの数値に限
定されるものではない。
【0026】また図1に示す帯電手段2は、金属シャフ
トに導電性ゴムを一体成形したロール形状の形態をもつ
ものであり、その導電性ゴムの部分で像担持体1の表面
に接触している。帯電手段2にはバイアス用の直流電圧
が印加され、帯電手段2が像担持体1の表面に接触した
状態で帯電電位を像担持体1の表面に付与する接触帯電
方式を採用している。図1に示す実施形態では、帯電手
段2に印加したバイアス電圧により像担持体1の表面電
位が約−450Vで負電荷が帯電するように設定してい
るが、この数値に限定されるものではない。
トに導電性ゴムを一体成形したロール形状の形態をもつ
ものであり、その導電性ゴムの部分で像担持体1の表面
に接触している。帯電手段2にはバイアス用の直流電圧
が印加され、帯電手段2が像担持体1の表面に接触した
状態で帯電電位を像担持体1の表面に付与する接触帯電
方式を採用している。図1に示す実施形態では、帯電手
段2に印加したバイアス電圧により像担持体1の表面電
位が約−450Vで負電荷が帯電するように設定してい
るが、この数値に限定されるものではない。
【0027】また帯電手段2にはバイアス用として直流
電圧を印加したが、これに限定されるものではなく、画
質の向上を図るために直流電圧に交流電圧を重畳させた
電圧をバイアス用として印加するようにしてもよいもの
である。
電圧を印加したが、これに限定されるものではなく、画
質の向上を図るために直流電圧に交流電圧を重畳させた
電圧をバイアス用として印加するようにしてもよいもの
である。
【0028】図1に示す像露光手段3は、外部から入力
される画像データに基いて露光光の照射をON,OFF
しながら、前記帯電した像担持体1の表面に光照射を行
なって前記像担持体1の表面に静電潜像を形成するもの
である。図1に示す実施形態では注入型半導体レーザー
(LD)を用いて像担持体1の表面を走査しながらレー
ザー光を画像データに基いてON,OFFさせ像担持体
1上に静電潜像を形成するようにしたが、これに限定さ
れるものではない。
される画像データに基いて露光光の照射をON,OFF
しながら、前記帯電した像担持体1の表面に光照射を行
なって前記像担持体1の表面に静電潜像を形成するもの
である。図1に示す実施形態では注入型半導体レーザー
(LD)を用いて像担持体1の表面を走査しながらレー
ザー光を画像データに基いてON,OFFさせ像担持体
1上に静電潜像を形成するようにしたが、これに限定さ
れるものではない。
【0029】また図1に示す現像手段4は、回転に伴っ
て現像手段4に近接する像担持体1との間に電圧が印加
されて現像用の電界を形成し、像担持体1の静電潜像に
接触する位置にトナーを搬送し、かつ、その位置でトナ
ーを磁気力で穂立ちさせ、その穂立ちしたトナーを像担
持体1の静電潜像に付着して像担持体1の静電潜像を顕
在化して現像する。また現像手段4と像担持体1との間
に電圧を印加する際に、その電圧は直流電圧、或いは直
流電圧に交流電圧を重畳した電圧を用いる。さらに、そ
の印加電圧値と像担持体1の表面電位値との間に電位差
をもたせることにより、静電潜像のうち転写材(例えば
コピー用紙)の地色と同色のようにトナーを付着させる
必要のない静電潜像の部分に余分なトナーが付着するの
を防止する。なお、図1に示す現像手段4は像担持体1
に接触しないで静電潜像の現像を行なう非接触現像方式
を採用したが、この現像方式に限定されるものではな
く、現像手段4が像担持体1に接触した状態で静電潜像
の現像を行なう接触現像方式のものを採用してもよい。
また図1に示す現像手段4では2成分系のトナーを用い
ることを前提としたが、これに限定されるものではな
く、1成分系のトナーを用いてもよい。要は現像手段4
としては、1成分系のトナーを用いて像担持体1と非接
触状態で現像を行なう非接触現像方式と,2成分系のト
ナーを用いて像担持体1と非接触状態で現像を行なう非
接触現像方式と,1成分系のトナーを用いて像担持体1
と接触状態で現像を行なう接触現像方式と,2成分系の
トナーを用いて像担持体1と接触状態で現像を行なう接
触現像方式とのいずれかを用いればよいものである。
て現像手段4に近接する像担持体1との間に電圧が印加
されて現像用の電界を形成し、像担持体1の静電潜像に
接触する位置にトナーを搬送し、かつ、その位置でトナ
ーを磁気力で穂立ちさせ、その穂立ちしたトナーを像担
持体1の静電潜像に付着して像担持体1の静電潜像を顕
在化して現像する。また現像手段4と像担持体1との間
に電圧を印加する際に、その電圧は直流電圧、或いは直
流電圧に交流電圧を重畳した電圧を用いる。さらに、そ
の印加電圧値と像担持体1の表面電位値との間に電位差
をもたせることにより、静電潜像のうち転写材(例えば
コピー用紙)の地色と同色のようにトナーを付着させる
必要のない静電潜像の部分に余分なトナーが付着するの
を防止する。なお、図1に示す現像手段4は像担持体1
に接触しないで静電潜像の現像を行なう非接触現像方式
を採用したが、この現像方式に限定されるものではな
く、現像手段4が像担持体1に接触した状態で静電潜像
の現像を行なう接触現像方式のものを採用してもよい。
また図1に示す現像手段4では2成分系のトナーを用い
ることを前提としたが、これに限定されるものではな
く、1成分系のトナーを用いてもよい。要は現像手段4
としては、1成分系のトナーを用いて像担持体1と非接
触状態で現像を行なう非接触現像方式と,2成分系のト
ナーを用いて像担持体1と非接触状態で現像を行なう非
接触現像方式と,1成分系のトナーを用いて像担持体1
と接触状態で現像を行なう接触現像方式と,2成分系の
トナーを用いて像担持体1と接触状態で現像を行なう接
触現像方式とのいずれかを用いればよいものである。
【0030】また図1に示す転写手段5は、金属シャフ
トに導電性ウレタンの発泡体を一体に成形したローラか
らなり、転写材或いは中間転写材を介して像担持体1に
当接し、転写材等を像担持体1の現像されたトナー像に
接触させる構造となっており、転写用電圧が印加されて
転写或いは中間転写材の裏側(像担持体1と反対側)を
像担持体1(特にトナー像)の帯電極性と異なる逆極性
に帯電させ(正帯電)、静電力により像担持体1上のト
ナー像を転写材等の表面側に転写する。なお、転写手段
5に印加される転写用電圧は、転写材或いは中間転写材
の厚み寸法や幅寸法等に基いて制御される。なお、転写
材に転写されたトナー像は図示しない定着器により転写
材に定着される。
トに導電性ウレタンの発泡体を一体に成形したローラか
らなり、転写材或いは中間転写材を介して像担持体1に
当接し、転写材等を像担持体1の現像されたトナー像に
接触させる構造となっており、転写用電圧が印加されて
転写或いは中間転写材の裏側(像担持体1と反対側)を
像担持体1(特にトナー像)の帯電極性と異なる逆極性
に帯電させ(正帯電)、静電力により像担持体1上のト
ナー像を転写材等の表面側に転写する。なお、転写手段
5に印加される転写用電圧は、転写材或いは中間転写材
の厚み寸法や幅寸法等に基いて制御される。なお、転写
材に転写されたトナー像は図示しない定着器により転写
材に定着される。
【0031】ここに、転写材とは、コピー用紙,連続用
紙等のように外部から入力される画像データ(イメージ
データ及びテキストデータの双方を含む)を電子写真プ
ロセスを経て可視データとして出力させるためのもので
ある。また中間転写材とは、カラー印刷のように多色印
刷をする場合に多色印刷を行なう中間処理として一色毎
の画像データが転写される部材であり、中間転写材に転
写された画像データが最終的に転写材に重ねて転写され
る。なお、中間転写材は、一般的には多色印刷の場合に
用いられるが、これに限定されるものではなく、最終的
な転写材に画像データの転写を行なう中間段階での転写
処理に用いられるものであれば、いずれのものでもよ
い。
紙等のように外部から入力される画像データ(イメージ
データ及びテキストデータの双方を含む)を電子写真プ
ロセスを経て可視データとして出力させるためのもので
ある。また中間転写材とは、カラー印刷のように多色印
刷をする場合に多色印刷を行なう中間処理として一色毎
の画像データが転写される部材であり、中間転写材に転
写された画像データが最終的に転写材に重ねて転写され
る。なお、中間転写材は、一般的には多色印刷の場合に
用いられるが、これに限定されるものではなく、最終的
な転写材に画像データの転写を行なう中間段階での転写
処理に用いられるものであれば、いずれのものでもよ
い。
【0032】また図1に示すクリーニング手段6は、像
担持体1の表面に残留するトナーを掻き落して回収する
ものであり、像担持体1の回転方向上流側に回収トナー
が漏れ出るのを防止するトナー漏れ防止部材6aを配置
し、像担持体1の回転方向下流側に像担持体1の表面に
残留するトナーを掻き落すクリーニングブレード6bを
配置している。
担持体1の表面に残留するトナーを掻き落して回収する
ものであり、像担持体1の回転方向上流側に回収トナー
が漏れ出るのを防止するトナー漏れ防止部材6aを配置
し、像担持体1の回転方向下流側に像担持体1の表面に
残留するトナーを掻き落すクリーニングブレード6bを
配置している。
【0033】なお、本発明の実施形態では、クリーニン
グ手段6を独立した一体の形態をもつものとしたが、こ
のクリーニング手段6を現像手段4と一体に組込み、現
像処理とトナーのクリーニング処理とを同時進行により
行なうようにしてもよいものである。
グ手段6を独立した一体の形態をもつものとしたが、こ
のクリーニング手段6を現像手段4と一体に組込み、現
像処理とトナーのクリーニング処理とを同時進行により
行なうようにしてもよいものである。
【0034】以上の工程を経て電子写真プロセスが完了
し、外部から取込まれた画像データが転写材に可視デー
タとして出力され、次の電子写真プロセスに備えて像担
持体1の表面が帯電手段2により帯電されるが、上述し
たように、帯電手段2が像担持体1と接触する表面の性
状に起因して像担持体1に帯電ムラが生じ、帯電後の処
理に基いて像担持体1上に形成されるトナー像に刷毛目
模様や斑模様が画像欠陥として発生するという新たな問
題が生じている。
し、外部から取込まれた画像データが転写材に可視デー
タとして出力され、次の電子写真プロセスに備えて像担
持体1の表面が帯電手段2により帯電されるが、上述し
たように、帯電手段2が像担持体1と接触する表面の性
状に起因して像担持体1に帯電ムラが生じ、帯電後の処
理に基いて像担持体1上に形成されるトナー像に刷毛目
模様や斑模様が画像欠陥として発生するという新たな問
題が生じている。
【0035】特にトナー像を転写する転写手段5が、ト
ナー像が転写される転写材を介して像担持体に当接した
状態でトナー像の転写が行われる接触転写方式である場
合には、転写材の幅(像担持体の軸方向)寸法に応じて
印字濃度が異なる履歴や反転現像方式ではリバース印字
後の転写材における像担持体1周長部分にリバース部の
履歴がポジ画像として現れることがある。
ナー像が転写される転写材を介して像担持体に当接した
状態でトナー像の転写が行われる接触転写方式である場
合には、転写材の幅(像担持体の軸方向)寸法に応じて
印字濃度が異なる履歴や反転現像方式ではリバース印字
後の転写材における像担持体1周長部分にリバース部の
履歴がポジ画像として現れることがある。
【0036】これは、実験の結果それぞれ像担持体上の
転写材未通過部及び非現像部に転写電流が集中すること
が原因であると考えられる。ここに、像担持体1上の転
写材未通過部とは、像担持体1の軸方向における転写材
の両側から露出した像担持体1の表面部分を意味する。
また像担持体1上の非現像部とは、像担持体1上の静電
潜像のうち転写材(例えばコピー用紙)の地色と同色の
ようにトナーを付着させる必要のない静電潜像が形成さ
れた部分を意味する。
転写材未通過部及び非現像部に転写電流が集中すること
が原因であると考えられる。ここに、像担持体1上の転
写材未通過部とは、像担持体1の軸方向における転写材
の両側から露出した像担持体1の表面部分を意味する。
また像担持体1上の非現像部とは、像担持体1上の静電
潜像のうち転写材(例えばコピー用紙)の地色と同色の
ようにトナーを付着させる必要のない静電潜像が形成さ
れた部分を意味する。
【0037】前記転写電流が集中する現象のメカニズム
は明確に解明されていないが、本発明者等は次のように
考えている。すなわち、
は明確に解明されていないが、本発明者等は次のように
考えている。すなわち、
【0038】帯電手段2により像担持体1に負電荷が
帯電されるが、転写手段5による転写材への転写を行な
う際には、帯電手段2による像担持体1の帯電と逆極性
の帯電が転写手段5により転写材に対して行われるこ
と、前記逆極性の帯電状態では転写手段5と像担持体
1との間に転写電界が形成されること、前記転写電界
に起因して像担持体1上の転写材未通過部及び非現像部
に転写電流が集中し、これらの部分が逆極性の帯電状
態、すなわち像担持体1の帯電状態(負電荷の帯電)と
逆特性の正電荷の帯電状態になること等が原因であると
考えられる。
帯電されるが、転写手段5による転写材への転写を行な
う際には、帯電手段2による像担持体1の帯電と逆極性
の帯電が転写手段5により転写材に対して行われるこ
と、前記逆極性の帯電状態では転写手段5と像担持体
1との間に転写電界が形成されること、前記転写電界
に起因して像担持体1上の転写材未通過部及び非現像部
に転写電流が集中し、これらの部分が逆極性の帯電状
態、すなわち像担持体1の帯電状態(負電荷の帯電)と
逆特性の正電荷の帯電状態になること等が原因であると
考えられる。
【0039】これらのことを前提とすると、転写終了後
に次の電子写真プロセスを行なうために再度像担持体1
を帯電手段2により帯電させる際に、像担持体1上には
本来の帯電状態(負電荷の帯電)とは異なる転写手段5
による逆極性の帯電状態(正電荷)が特に像担持体1上
の転写材未通過部及び非現像部等に存在するため、その
転写材未通過部及び非現像部等を含めて像担持体1上が
均一な負電荷の帯電状態にならないと考えられるから、
帯電手段2による帯電を行なう前段階において、帯電手
段2による帯電極性と同一極性をもって像担持体1を帯
電させることにより、逆極性の帯電部分(像担持体1上
の転写材未通過部及び非現像部を含む)を帯電手段2に
よる本来の帯電極性に戻す処理を行なえば、上述した問
題は解決されるものであると推考する。
に次の電子写真プロセスを行なうために再度像担持体1
を帯電手段2により帯電させる際に、像担持体1上には
本来の帯電状態(負電荷の帯電)とは異なる転写手段5
による逆極性の帯電状態(正電荷)が特に像担持体1上
の転写材未通過部及び非現像部等に存在するため、その
転写材未通過部及び非現像部等を含めて像担持体1上が
均一な負電荷の帯電状態にならないと考えられるから、
帯電手段2による帯電を行なう前段階において、帯電手
段2による帯電極性と同一極性をもって像担持体1を帯
電させることにより、逆極性の帯電部分(像担持体1上
の転写材未通過部及び非現像部を含む)を帯電手段2に
よる本来の帯電極性に戻す処理を行なえば、上述した問
題は解決されるものであると推考する。
【0040】そこで、本発明は、接触帯電方式により像
担持体1に帯電手段2で帯電させる前段階において前記
接触帯電方式による帯電と同一極性のバイアス電圧を前
記像担持体1に印加するものであり、帯電手段2と転写
手段5との間に、前記接触帯電方式による帯電と同一極
性のバイアス電圧を前記像担持体1に印加するバイアス
印加手段7を有するものである。
担持体1に帯電手段2で帯電させる前段階において前記
接触帯電方式による帯電と同一極性のバイアス電圧を前
記像担持体1に印加するものであり、帯電手段2と転写
手段5との間に、前記接触帯電方式による帯電と同一極
性のバイアス電圧を前記像担持体1に印加するバイアス
印加手段7を有するものである。
【0041】また前記バイアス印加手段7によるバイア
ス電圧の印加時期は、前記トナー像の転写が終了して次
の接触帯電方式(帯電手段2)による帯電が開始される
前である。また前記バイアス電圧として、前記接触帯電
方式の帯電と同一極性の直流バイアス電圧、或いは前記
接触帯電方式の帯電と同一極性の直流バイアス電圧に交
番電圧が重畳された電圧を用いる。
ス電圧の印加時期は、前記トナー像の転写が終了して次
の接触帯電方式(帯電手段2)による帯電が開始される
前である。また前記バイアス電圧として、前記接触帯電
方式の帯電と同一極性の直流バイアス電圧、或いは前記
接触帯電方式の帯電と同一極性の直流バイアス電圧に交
番電圧が重畳された電圧を用いる。
【0042】また前記バイアス印加手段7によるバイア
ス電圧の印加により前記像担持体に帯電する平均帯電位
の絶対値は、帯電手段2により前記像担持体1に帯電す
る平均帯電位の絶対値以下に設定する。これは、後述す
る比較例1の実験結果から明らかなように、バイアス印
加手段7による帯電電位が帯電手段2による帯電電位よ
りも大きい場合には、帯電過剰となり、白ポチ現象が発
生するためである。この白ポチ現象とは、ポジティブな
トナー像である場合にはトナー像の一部に白ヌケ部分が
点在する現象等を意味する。ここに、ポジティブなトナ
ー像とは、画像データの例えば黒の部分の静電潜像がト
ナー像として現像され、白の部分が現像されない非現像
部となるようなものをいい、ネガティブなトナー像の場
合には、これと逆の関係になるものをいう。
ス電圧の印加により前記像担持体に帯電する平均帯電位
の絶対値は、帯電手段2により前記像担持体1に帯電す
る平均帯電位の絶対値以下に設定する。これは、後述す
る比較例1の実験結果から明らかなように、バイアス印
加手段7による帯電電位が帯電手段2による帯電電位よ
りも大きい場合には、帯電過剰となり、白ポチ現象が発
生するためである。この白ポチ現象とは、ポジティブな
トナー像である場合にはトナー像の一部に白ヌケ部分が
点在する現象等を意味する。ここに、ポジティブなトナ
ー像とは、画像データの例えば黒の部分の静電潜像がト
ナー像として現像され、白の部分が現像されない非現像
部となるようなものをいい、ネガティブなトナー像の場
合には、これと逆の関係になるものをいう。
【0043】また前記バイアス印加手段7に印加するバ
イアス電圧は図1に示すように、前記帯電手段2に備え
たバイアス電圧源(高圧電源)8から抵抗R1,R2で
分圧調整して供給する。また前記バイアス印加手段7
は、像担持体1の表面に均一に接触するためにフィルム
状または像担持体1の軸方向に沿うブレード状の形態を
もつものとして構成してある。また前記バイアス印加手
段7は独立した一体の形態をもつものとして構成した
が、これに限定されるものではなく、前記転写手段5と
前記帯電手段2との間に設けたクリーニング手段6の部
材のうち、前記像担持体に接触する部材、例えば像担持
体表面を清掃するクリーニングブレード6b或いはクリ
ーニングブレード6bで像担持体表面から掻き落したト
ナーの漏れを防止するトナー漏れ防止部材6aをバイア
ス印加手段7として用い、これらの部材6a,6bにバ
イアス電圧を印加するようにしてもよいものである。
イアス電圧は図1に示すように、前記帯電手段2に備え
たバイアス電圧源(高圧電源)8から抵抗R1,R2で
分圧調整して供給する。また前記バイアス印加手段7
は、像担持体1の表面に均一に接触するためにフィルム
状または像担持体1の軸方向に沿うブレード状の形態を
もつものとして構成してある。また前記バイアス印加手
段7は独立した一体の形態をもつものとして構成した
が、これに限定されるものではなく、前記転写手段5と
前記帯電手段2との間に設けたクリーニング手段6の部
材のうち、前記像担持体に接触する部材、例えば像担持
体表面を清掃するクリーニングブレード6b或いはクリ
ーニングブレード6bで像担持体表面から掻き落したト
ナーの漏れを防止するトナー漏れ防止部材6aをバイア
ス印加手段7として用い、これらの部材6a,6bにバ
イアス電圧を印加するようにしてもよいものである。
【0044】図1に示すバイアス印加手段7は像担持体
1の幅方向で像担持体1の表面に均一に接触する導電性
フィルム状に構成したものであり、バイアス印加手段7
単独による像担持体1の平均表面帯電位が約−200V
となるように前記導電性フィルムに直流バイアスが印加
されている。
1の幅方向で像担持体1の表面に均一に接触する導電性
フィルム状に構成したものであり、バイアス印加手段7
単独による像担持体1の平均表面帯電位が約−200V
となるように前記導電性フィルムに直流バイアスが印加
されている。
【0045】次に本発明の動作について説明する。像担
持体1が回転し、帯電手段2により像担持体1の表面を
約−450Vに帯電する。帯電された像担持体1表面に
像露光手段3で像露光を行うことにより静電潜像を形成
する。形成された静電潜像を現像手段4と像担持体1と
の間の現像電界を用いてトナー像に現像する。
持体1が回転し、帯電手段2により像担持体1の表面を
約−450Vに帯電する。帯電された像担持体1表面に
像露光手段3で像露光を行うことにより静電潜像を形成
する。形成された静電潜像を現像手段4と像担持体1と
の間の現像電界を用いてトナー像に現像する。
【0046】トナー像が転写手段5に到達したとき、ト
ナー像は同時に転写手段5と像担持体1の間に搬送され
てきた転写材に転写される。転写後、像担持体表面に残
留したトナーはクリーニング手段6によって回収され
る。
ナー像は同時に転写手段5と像担持体1の間に搬送され
てきた転写材に転写される。転写後、像担持体表面に残
留したトナーはクリーニング手段6によって回収され
る。
【0047】そしてバイアス印加手段7は、接触帯電方
式により像担持体1に帯電手段2で帯電させる前段階に
おいて前記接触帯電方式による帯電と同一極性のバイア
ス電圧を前記像担持体1に印加する。帯電手段2による
帯電を行なう前段階において、帯電手段2による帯電極
性と同一極性をもって像担持体1を帯電させることによ
り、逆極性の帯電部分(像担持体1上の転写材未通過部
及び非現像部を含む)を帯電手段2による本来の帯電極
性に回復され、次に帯電手段2により像担持体1が帯電
された際に、その表面での帯電状態が均一化される。し
たがって、接触電方式特有の帯電手段2の表面性状に起
因する画像欠陥,画像履歴,紙端履歴を消去して画質を
向上させることができる。
式により像担持体1に帯電手段2で帯電させる前段階に
おいて前記接触帯電方式による帯電と同一極性のバイア
ス電圧を前記像担持体1に印加する。帯電手段2による
帯電を行なう前段階において、帯電手段2による帯電極
性と同一極性をもって像担持体1を帯電させることによ
り、逆極性の帯電部分(像担持体1上の転写材未通過部
及び非現像部を含む)を帯電手段2による本来の帯電極
性に回復され、次に帯電手段2により像担持体1が帯電
された際に、その表面での帯電状態が均一化される。し
たがって、接触電方式特有の帯電手段2の表面性状に起
因する画像欠陥,画像履歴,紙端履歴を消去して画質を
向上させることができる。
【0048】次に本発明の実施形態1の変更例を実施形
態2〜9とし、これらの実施形態2〜9と比較例とを用
いて、接触帯電方式特有の帯電手段2の表面性状に起因
する画像欠陥,画像履歴,紙端履歴の発生の有無につい
て比較した結果を表1に示す。
態2〜9とし、これらの実施形態2〜9と比較例とを用
いて、接触帯電方式特有の帯電手段2の表面性状に起因
する画像欠陥,画像履歴,紙端履歴の発生の有無につい
て比較した結果を表1に示す。
【0049】(実施形態2)図1において、バイアス印
加手段7は導電性フィルムから構成し、バイアス印加手
段7単独による像担持体1の平均帯電位が−100Vで
ある画像形成装置を実施形態2とする。その他の構成は
図1に示すものと同様とする。
加手段7は導電性フィルムから構成し、バイアス印加手
段7単独による像担持体1の平均帯電位が−100Vで
ある画像形成装置を実施形態2とする。その他の構成は
図1に示すものと同様とする。
【0050】(実施形態3)図1において、バイアス印
加手段7は導電性フィルムから構成し、バイアス印加手
段7単独による像担持体1の平均帯電位が−400Vで
ある画像形成装置を実施形態3とする。その他の構成は
図1に示すものと同様とする。
加手段7は導電性フィルムから構成し、バイアス印加手
段7単独による像担持体1の平均帯電位が−400Vで
ある画像形成装置を実施形態3とする。その他の構成は
図1に示すものと同様とする。
【0051】(比較例1)図1において、バイアス印加
手段7は導電性フィルムから構成し、バイアス印加手段
7単独による像担持体1の平均帯電位が−500Vであ
る画像形成装置を比較例1とする。その他の構成は図1
に示すものと同様とする。
手段7は導電性フィルムから構成し、バイアス印加手段
7単独による像担持体1の平均帯電位が−500Vであ
る画像形成装置を比較例1とする。その他の構成は図1
に示すものと同様とする。
【0052】(比較例2)図1において、バイアス印加
手段7に印加するバイアスの極性が帯電手段2に印加す
る極性と逆である画像形成装置を比較例2とする。その
他の構成は図1に示すものと同様とする。
手段7に印加するバイアスの極性が帯電手段2に印加す
る極性と逆である画像形成装置を比較例2とする。その
他の構成は図1に示すものと同様とする。
【0053】(実施形態4)図1において、帯電手段2
に印加する電圧が直流電圧に交番電圧を重畳させたもの
である画像形成装置を実施形態4とする。その他の構成
は図1に示すものと同様とする。
に印加する電圧が直流電圧に交番電圧を重畳させたもの
である画像形成装置を実施形態4とする。その他の構成
は図1に示すものと同様とする。
【0054】(実施形態5)図1において、バイアス印
加手段7は、導電性フィルムに代えて、ゴム材からなる
弾性体に導電材を充填したブレードを使用した画像形成
装置を実施形態5とする。その他の構成は図1に示すも
のと同様とする。
加手段7は、導電性フィルムに代えて、ゴム材からなる
弾性体に導電材を充填したブレードを使用した画像形成
装置を実施形態5とする。その他の構成は図1に示すも
のと同様とする。
【0055】(実施形態6)図3に示すように、実施形
態5におけるブレード(バイアス印加手段7)をクリー
ニングブレード6bと兼用とした画像形成装置を実施形
態6とする。その他の構成は図1に示すものと同様とす
る。
態5におけるブレード(バイアス印加手段7)をクリー
ニングブレード6bと兼用とした画像形成装置を実施形
態6とする。その他の構成は図1に示すものと同様とす
る。
【0056】(実施形態7)図4に示すように、実施形
態1におけるバイアス印加部材7の導電性フィルムがク
リーニング手段6におけるトナー漏れ防止部材6aを兼
ねている画像形成装置を実施形態7とする。その他の構
成は図1に示すものと同様とする。
態1におけるバイアス印加部材7の導電性フィルムがク
リーニング手段6におけるトナー漏れ防止部材6aを兼
ねている画像形成装置を実施形態7とする。その他の構
成は図1に示すものと同様とする。
【0057】(実施形態8)図5に示すように、帯電手
段2としての帯電ローラに代えて、導電性ブラシを帯電
手段2として用いた画像形成装置を実施形態8とする。
その他の構成は図1に示すものと同様とする。
段2としての帯電ローラに代えて、導電性ブラシを帯電
手段2として用いた画像形成装置を実施形態8とする。
その他の構成は図1に示すものと同様とする。
【0058】(実施形態9)図6に示すように、帯電手
段2としての帯電ローラに代えて、導電性ブレードを帯
電手段2として用いた画像形成装置を実施形態9とす
る。その他の構成は図1に示すものと同様とする。
段2としての帯電ローラに代えて、導電性ブレードを帯
電手段2として用いた画像形成装置を実施形態9とす
る。その他の構成は図1に示すものと同様とする。
【0059】(比較例3)図7に示すように、バイアス
印加手段7を装着しないこと以外は実施形態4と同様な
画像形成装置を比較例3とする。その他の構成は図1に
示すものと同様とする。
印加手段7を装着しないこと以外は実施形態4と同様な
画像形成装置を比較例3とする。その他の構成は図1に
示すものと同様とする。
【0060】(比較例4)図7に示すように、バイアス
印加部材7を装着しないこと以外は実施形態1と同様な
画像形成装置を比較例4とする。その他の構成は図1に
示すものと同様とする。
印加部材7を装着しないこと以外は実施形態1と同様な
画像形成装置を比較例4とする。その他の構成は図1に
示すものと同様とする。
【0061】(比較例5)図8に示すように、帯電手段
2としての帯電ローラに代えて、導電性ブラシを帯電手
段2として用い、かつバイアス印加手段7を装着しない
比較例3と同様な画像形成装置を比較例5とする。その
他の構成は図1に示すものと同様とする。
2としての帯電ローラに代えて、導電性ブラシを帯電手
段2として用い、かつバイアス印加手段7を装着しない
比較例3と同様な画像形成装置を比較例5とする。その
他の構成は図1に示すものと同様とする。
【0062】(比較例6)図9に示すように、帯電手段
2としての帯電ローラに代えて、導電性ブレードを帯電
手段2として用い、かつバイアス印加手段7を装着しな
い比較例3と同様な画像形成装置を比較例6とする。そ
の他の構成は図1に示すものと同様とする。
2としての帯電ローラに代えて、導電性ブレードを帯電
手段2として用い、かつバイアス印加手段7を装着しな
い比較例3と同様な画像形成装置を比較例6とする。そ
の他の構成は図1に示すものと同様とする。
【0063】(比較例7)図2に示す像担持体1におけ
るアルマイト層1bを省略したこと以外は実施形態4と
同様な画像形成装置を比較例7とする。その他の構成は
図1に示すものと同様とする。
るアルマイト層1bを省略したこと以外は実施形態4と
同様な画像形成装置を比較例7とする。その他の構成は
図1に示すものと同様とする。
【0064】(比較例8)図10に示すように、バイア
ス印加手段7としての導電性フィルムに代えて、導電性
ブラシをバイアス印加手段7として使用した以外は比較
例7と同様な画像形成装置を比較例8とする。その他の
構成は図1に示すものと同様とする。
ス印加手段7としての導電性フィルムに代えて、導電性
ブラシをバイアス印加手段7として使用した以外は比較
例7と同様な画像形成装置を比較例8とする。その他の
構成は図1に示すものと同様とする。
【0065】(比較例9)図11に示すように、接触転
写方式の転写手段5として用いた、金属シャフトに導電
性ウレタンの発泡体を一体に成形したローラに代えて、
転写手段5として、金属ワイヤーに5KV印加する非接
触式のコロトロンを使用した以外は比較例3と同様な画
像形成装置を比較例9とする。その他の構成は図1に示
すものと同様とする。
写方式の転写手段5として用いた、金属シャフトに導電
性ウレタンの発泡体を一体に成形したローラに代えて、
転写手段5として、金属ワイヤーに5KV印加する非接
触式のコロトロンを使用した以外は比較例3と同様な画
像形成装置を比較例9とする。その他の構成は図1に示
すものと同様とする。
【0066】実施形態2〜9、および比較例1〜9の印
字結果は表1のようになった。
字結果は表1のようになった。
【0067】
【表1】 なお、実施形態6では、クリーニング手段6から少量の
回収トナーが漏れ出すというトナーすり抜けの現象がや
や発生しているが、この問題に対してはトナー漏れ防止
部材6aを多段階に渡って設置することにより、トナー
すり抜け現象を解消することができるため、特に問題と
なる現象ではない。また白ポチ現象とは、ポジティブな
トナー像である場合にはトナー像の一部に白ヌケ部分が
点在する現象等であり、黒ポチ現象とは、ポジティブな
トナー像である場合には非現像部分にトナー粒子が点在
する現象等を意味するものであり、いずれも画質を損な
う現象である。またカブリとは、現像時に、像担持体1
上の静電潜像のうち転写材(例えばコピー用紙)の地色
と同色のようにトナーを付着させる必要のない静電潜像
が形成された非現像部にトナー粒子が付着する現象を意
味するものであり、班模様,画像履歴,紙端履歴が生じ
て画質を低下させる原因となるものである。ここに、画
像履歴とは、前回の画像が次回の画像に重なって極薄く
残る等の現象を意味し、紙端履歴とは、転写材の後端部
が像担持体より剥離された部分が、次画像形成時にスジ
となって現れる現象を意味する。
回収トナーが漏れ出すというトナーすり抜けの現象がや
や発生しているが、この問題に対してはトナー漏れ防止
部材6aを多段階に渡って設置することにより、トナー
すり抜け現象を解消することができるため、特に問題と
なる現象ではない。また白ポチ現象とは、ポジティブな
トナー像である場合にはトナー像の一部に白ヌケ部分が
点在する現象等であり、黒ポチ現象とは、ポジティブな
トナー像である場合には非現像部分にトナー粒子が点在
する現象等を意味するものであり、いずれも画質を損な
う現象である。またカブリとは、現像時に、像担持体1
上の静電潜像のうち転写材(例えばコピー用紙)の地色
と同色のようにトナーを付着させる必要のない静電潜像
が形成された非現像部にトナー粒子が付着する現象を意
味するものであり、班模様,画像履歴,紙端履歴が生じ
て画質を低下させる原因となるものである。ここに、画
像履歴とは、前回の画像が次回の画像に重なって極薄く
残る等の現象を意味し、紙端履歴とは、転写材の後端部
が像担持体より剥離された部分が、次画像形成時にスジ
となって現れる現象を意味する。
【0068】バイアス印加手段7の形態は特に限定しな
いが、装置の小型化,軽量化,コストダウンの観点から
フィルム状またはブレード状の形態とすることが好まし
い。
いが、装置の小型化,軽量化,コストダウンの観点から
フィルム状またはブレード状の形態とすることが好まし
い。
【0069】表1に示す結果から明らかなように、本発
明の実施形態2〜9は、接触帯電方式により像担持体1
に帯電手段2で帯電させる前段階において前記接触帯電
方式による帯電と同一極性のバイアス電圧をバイアス印
加手段7を用いて前記像担持体1に印加し帯電させるこ
とは、転写工程においてトナー像を転写するために発生
させる転写電界の影響を受けて帯電手段2による帯電特
性と逆極性に帯電した帯電部分(像担持体1上の転写材
未通過部及び非現像部を含む)を帯電手段2による本来
の帯電極性に回復させ、次に帯電手段2により像担持体
1が帯電された際に、その表面での帯電状態を均一化さ
せ、接触電方式特有の帯電手段2の表面性状に起因する
画像欠陥,画像履歴,紙端履歴を消去して画質を向上さ
せることが確かめられた。
明の実施形態2〜9は、接触帯電方式により像担持体1
に帯電手段2で帯電させる前段階において前記接触帯電
方式による帯電と同一極性のバイアス電圧をバイアス印
加手段7を用いて前記像担持体1に印加し帯電させるこ
とは、転写工程においてトナー像を転写するために発生
させる転写電界の影響を受けて帯電手段2による帯電特
性と逆極性に帯電した帯電部分(像担持体1上の転写材
未通過部及び非現像部を含む)を帯電手段2による本来
の帯電極性に回復させ、次に帯電手段2により像担持体
1が帯電された際に、その表面での帯電状態を均一化さ
せ、接触電方式特有の帯電手段2の表面性状に起因する
画像欠陥,画像履歴,紙端履歴を消去して画質を向上さ
せることが確かめられた。
【0070】尚、以上の説明では、像担持体1の表面に
負電荷を帯電させる負帯電タイプの画像形成装置を対象
としたが、像担持体1の表面に正電荷を帯電させる正帯
電タイプの画像形成装置にも同様に適用することができ
る。また図2に示す像担持体1に代えて、既知の像担持
体,例えば単層型感光体,抵抗層としてアルマイト1b
の代えて、或いは併用して樹脂層を使用した感光体,表
面に保護層を有する感光体,無機感光体等の像担持体を
使用できるが、特にアルマイト層等の抵抗層をもつ像担
持体,或いは積層感光体の像担持体を用いるのが望まし
い。更に、転写手段5は転写材を介して像担持体1に当
接する接触転写方式であれば、ローラ形状以外のベルト
状、ブレード状等の形態に構成する、或いはEPDM
(エチレンプロピレン合成ゴム)等の材質を用いること
も可能である。
負電荷を帯電させる負帯電タイプの画像形成装置を対象
としたが、像担持体1の表面に正電荷を帯電させる正帯
電タイプの画像形成装置にも同様に適用することができ
る。また図2に示す像担持体1に代えて、既知の像担持
体,例えば単層型感光体,抵抗層としてアルマイト1b
の代えて、或いは併用して樹脂層を使用した感光体,表
面に保護層を有する感光体,無機感光体等の像担持体を
使用できるが、特にアルマイト層等の抵抗層をもつ像担
持体,或いは積層感光体の像担持体を用いるのが望まし
い。更に、転写手段5は転写材を介して像担持体1に当
接する接触転写方式であれば、ローラ形状以外のベルト
状、ブレード状等の形態に構成する、或いはEPDM
(エチレンプロピレン合成ゴム)等の材質を用いること
も可能である。
【0071】またバイアス印加手段7に印加する電源も
限定しないが、図1に示す帯電手段2の電源8からの分
流が回路的にも簡単で好ましい。必要であれば転写手段
5から帯電手段2の間に、像担持体1の表面に除電光を
照射して像担持体1の表面電荷を除電する除電光手段を
設けてもよい。電子写真プロセスについても図1のもの
に限定されるものではなく、既知の電子写真プロセスを
適用してもよいものである。
限定しないが、図1に示す帯電手段2の電源8からの分
流が回路的にも簡単で好ましい。必要であれば転写手段
5から帯電手段2の間に、像担持体1の表面に除電光を
照射して像担持体1の表面電荷を除電する除電光手段を
設けてもよい。電子写真プロセスについても図1のもの
に限定されるものではなく、既知の電子写真プロセスを
適用してもよいものである。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、接
触帯電方式特有の帯電手段の表面性状に起因する画像欠
陥の発生を防止することができる。
触帯電方式特有の帯電手段の表面性状に起因する画像欠
陥の発生を防止することができる。
【0073】さらに紙端履歴や接触転写方式特有の像担
持体に対する転写材未通過部、または非トナー現像部へ
の転写電流集中による画像履歴の発生を防止することが
できる。更にバイアス印加手段としてフイルム状または
ブレード状のものを用いることにより、軽量、小型かつ
安価に実現できる。
持体に対する転写材未通過部、または非トナー現像部へ
の転写電流集中による画像履歴の発生を防止することが
できる。更にバイアス印加手段としてフイルム状または
ブレード状のものを用いることにより、軽量、小型かつ
安価に実現できる。
【図1】本発明に係る電子写真プロセス方式の画像形成
装置を示す構成図である。
装置を示す構成図である。
【図2】図1に示す本発明に係る電子写真プロセス方式
の画像形成装置に用いる像担持体を示す断面図である。
の画像形成装置に用いる像担持体を示す断面図である。
【図3】実施例5係る本発明に係る電子写真プロセス方
式の画像形成装置を示す構成図である。
式の画像形成装置を示す構成図である。
【図4】実施例6に係る本発明に係る電子写真プロセス
方式の画像形成装置を示す構成図である。
方式の画像形成装置を示す構成図である。
【図5】実施例7に係る本発明に係る電子写真プロセス
方式の画像形成装置を示す構成図である。
方式の画像形成装置を示す構成図である。
【図6】実施例8に係る本発明に係る電子写真プロセス
方式の画像形成装置を示す構成図である。
方式の画像形成装置を示す構成図である。
【図7】比較例3,4に係る電子写真プロセス方式の画
像形成装置を示す構成図である。
像形成装置を示す構成図である。
【図8】比較例5に係る電子写真プロセス方式の画像形
成装置を示す構成図である。
成装置を示す構成図である。
【図9】比較例6に係る電子写真プロセス方式の画像形
成装置を示す構成図である。
成装置を示す構成図である。
【図10】比較例8に係る電子写真プロセス方式の画像
形成装置を示す構成図である。
形成装置を示す構成図である。
【図11】比較例9に係る電子写真プロセス方式の画像
形成装置を示す構成図である。
形成装置を示す構成図である。
1 像担持体 2 帯電手段 3 像露光手段 4 現像手段 5 転写手段 6 クリーニング手段 7 バイアス印加手段 8 電源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H003 AA01 BB11 BB13 CC04 DD03 2H034 AA06 BF03 BF11 CA04 2H068 AA41 AA42 CA33 FC01 FC08 FC15
Claims (13)
- 【請求項1】 像担持体を接触帯電方式により帯電させ
る帯電手段と、前記帯電された像担持体に像露光を行う
ことにより前記像担持体上に静電潜像を形成する像露光
手段と、前記静電潜像に現像剤を供給して前記静電潜像
をトナー像に現像する現像手段と、前記像担持体上のト
ナー像を転写材または中間転写材に転写する接触転写手
段とを有する画像形成装置であって、 前記接触帯電方式により前記像担持体に帯電させる前段
階において前記接触帯電方式による帯電と同一極性のバ
イアス電圧を前記像担持体に印加することを特徴とする
画像形成装置。 - 【請求項2】 像担持体を接触帯電方式により帯電させ
る帯電手段と、前記帯電された像担持体に像露光を行う
ことにより前記像担持体上に静電潜像を形成する像露光
手段と、前記静電潜像に現像剤を供給して前記静電潜像
をトナー像に現像する現像手段と、前記像担持体上のト
ナー像を転写材または中間転写材に転写する接触転写手
段とを前記像担持体の回転方向に沿って順に配置した画
像形成装置であって、 前記帯電手段と前記転写手段との間に、前記接触帯電方
式による帯電と同一極性のバイアス電圧を前記像担持体
に印加するバイアス印加手段を有することを特徴とする
画像形成装置。 - 【請求項3】 前記バイアス電圧の印加時期は、前記ト
ナー像の転写が終了して次の接触帯電方式による帯電が
開始される前であることを特徴とする請求項1又は2に
記載の画像形成装置。 - 【請求項4】 前記バイアス電圧は、前記接触帯電方式
の帯電と同一極性の直流バイアス電圧であることを特徴
とする請求項1,2又は3に記載の画像形成装置。 - 【請求項5】 前記バイアス電圧は、前記接触帯電方式
の帯電と同一極性の直流バイアス電圧に交番電圧が重畳
されたものであることを特徴とする請求項1又は2に記
載の画像形成装置。 - 【請求項6】 前記バイアス印加手段により前記像担持
体に帯電する平均帯電位の絶対値は、前記接触帯電方式
により前記像担持体に帯電する平均帯電位の絶対値以下
であることを特徴とする請求項1,2,3,4又は5に
記載の画像形成装置。 - 【請求項7】 前記バイアス電圧は、前記帯電手段に備
えたバイアス電圧源から分圧して供給することを特徴と
する1,2,3,4,5又は6に記載の画像形成装置。 - 【請求項8】 前記バイアス印加手段は、フィルム状ま
たはブレード状の形態をもつことを特徴とする請求項2
に記載の画像形成装置。 - 【請求項9】 前記転写手段と前記帯電手段との間に、
前記像担持体の表面を清掃するクリーニング手段を有
し、前記クリーニング手段の部材のうち、前記像担持体
に接触する部材の少なくとも一つを前記バイアス印加手
段として用いることを特徴とする請求項1又は2に記載
の画像形成装置。 - 【請求項10】 前記バイアス電圧が印加される、前記
クリーニング手段の部材のうち像担持体に接触する部材
は、像担持体表面を清掃するクリーニングブレードであ
ることを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。 - 【請求項11】 前記バイアス電圧が印加される、前記
クリーニング手段の部材のうち像担持体に接触する部材
は、前記クリーニング手段のクリーニングブレードで像
担持体表面から掻き落したトナーの漏れを防止するトナ
ー漏れ防止部材であることを特徴とする請求項9に記載
の画像形成装置。 - 【請求項12】 前記像担持体は、導電性支持体と感光
層との間に少なくとも抵抗層を有する感光体として構成
されたものであることを特徴とする請求項1,2又は3
に記載の画像形成装置。 - 【請求項13】 前記抵抗層は、アルマイトで形成され
たものであることを特徴とする請求項12に記載の画像
形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000321100A JP2002132022A (ja) | 2000-10-20 | 2000-10-20 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000321100A JP2002132022A (ja) | 2000-10-20 | 2000-10-20 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002132022A true JP2002132022A (ja) | 2002-05-09 |
Family
ID=18799286
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000321100A Pending JP2002132022A (ja) | 2000-10-20 | 2000-10-20 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002132022A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006091335A (ja) * | 2004-09-22 | 2006-04-06 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成方法及び画像形成装置 |
JP2006184512A (ja) * | 2004-12-27 | 2006-07-13 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置 |
US8457541B2 (en) | 2008-11-21 | 2013-06-04 | Ricoh Company, Limited | Image forming apparatus |
JP2017151362A (ja) * | 2016-02-26 | 2017-08-31 | ブラザー工業株式会社 | 画像形成装置、画像形成装置の制御方法およびコンピュータプログラム |
-
2000
- 2000-10-20 JP JP2000321100A patent/JP2002132022A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006091335A (ja) * | 2004-09-22 | 2006-04-06 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成方法及び画像形成装置 |
JP2006184512A (ja) * | 2004-12-27 | 2006-07-13 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置 |
US8457541B2 (en) | 2008-11-21 | 2013-06-04 | Ricoh Company, Limited | Image forming apparatus |
JP2017151362A (ja) * | 2016-02-26 | 2017-08-31 | ブラザー工業株式会社 | 画像形成装置、画像形成装置の制御方法およびコンピュータプログラム |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD05 | Notification of revocation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425 Effective date: 20050509 |