JP2002131770A - 液晶表示装置及びその製造方法 - Google Patents

液晶表示装置及びその製造方法

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JP2002131770A
JP2002131770A JP2000319540A JP2000319540A JP2002131770A JP 2002131770 A JP2002131770 A JP 2002131770A JP 2000319540 A JP2000319540 A JP 2000319540A JP 2000319540 A JP2000319540 A JP 2000319540A JP 2002131770 A JP2002131770 A JP 2002131770A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造工程中の配向膜の静電破壊を防止するこ
とができるとともに、基板の利用効率を悪化させること
がなく、しかも製造工程を複雑化させることもない液晶
表示装置の構造を実現する。 【解決手段】 液晶表示パネル10における点灯表示領
域A1の外側に、電極パターン15と導電パターン19
とが近接対向した対向部位Cを設ける。この対向部位C
にて放電を誘発させることにより、点灯表示領域A1内
の静電破壊を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は液晶表示装置及びそ
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、液晶表示装置を製造する場合に
は、ガラスやプラスチック等からなる基板の内面上に所
定形状の電極部と、この電極部に導電接続された配線部
とを有する電極パターンをITO等の透明導電体などで
形成し、この電極パターンの上にポリイミド樹脂等から
なる配向膜を形成する。この配向膜は液晶分子に所定の
初期配向状態を付与するためのものであり、例えば、配
向膜の表面を布などによって所定方向に擦るラビング処
理が施されることにより液晶に対する配向能が生ずる。
液晶表示装置は、上記のように形成された一対の基板
を、シール材を介して相互に貼り合わせ、そのシール材
の内側に液晶を封入することによって構成される。
【0003】また、比較的小さな表示面積を有する液晶
表示装置を製造する場合には、上記電極パターンを含む
内面パターンを縦横に複数配列形成してなる大判基板を
形成し、シール材を介して大判基板同士を貼り合わせた
後、各内面パターン毎に大判基板を分割することによっ
て個々の液晶表示パネルを形成する方法が用いられてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の液晶表示装
置の製造方法においては、製造工程中に静電気によって
電極パターンが帯電し、これにより電極パターン内にて
放電が生ずると、配線部や素子構造が損傷を受けたり配
向膜表面の配向特性が破壊されたりする、いわゆる静電
破壊が生ずる場合がある。特に、ラビング処理時には配
向膜を布で擦ることによって大きな静電気が発生するの
で、この静電気に起因して電極パターンに放電が生ずる
と、配向膜表面が大きなダメージを受けるため、配向特
性の不良に起因する表示不良を招く。
【0005】そこで、上記内面パターンの外側に導電パ
ターンを形成し、この導電パターンの端部と、内面パタ
ーンの端部とを近接対向させ、両端部の対向部位におい
て意図的に放電を生じさせることによって、電極パター
ン内で放電が生ずることを防止することが考えられる。
この場合には、導電パターン及び上記対向部位が形成さ
れた領域を内面パターンの形成されている領域から最終
的に分離するように基板を分割することによって液晶表
示パネルを形成することが考えられる。
【0006】しかしながら、上記のように導電パターン
を設ける方法では、液晶表示パネルとなる基板部分の外
側に導電パターンを形成する領域を設ける必要があるの
で、基板の利用効率が低くなり、また、導電パターンや
対向部位を最終的に除くように基板を分割する必要があ
るので、製造工程が複雑になるという問題点がある。
【0007】特に大判基板を用いて複数の液晶表示装置
を一度に形成する上述の方法においては、内面パターン
が形成されるパネル予定領域の外側に上記導電パターン
及び対向部位を設けた領域を必ず形成する必要があるの
で、大判基板の利用効率が悪化するとともに、単に大判
基板を内面パターン毎に分割するだけでなく、導電パタ
ーン及び対向部位が形成されている基板領域を除去する
ための分割作業が余分に必要となるので、製造工程が複
雑化し、その結果、製造コストの上昇を招くという問題
点がある。
【0008】そこで本発明は上記問題点を解決するもの
であり、その課題は、製造工程中の配向膜の静電破壊を
防止することができるとともに、基板の利用効率を悪化
させることがなく、しかも製造工程を複雑化させること
もない液晶表示装置の構造を実現することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の液晶表示装置は、内面上に形成された第1電
極パターンを備えた第1基板と、内面上に形成された第
2電極パターンを備えた第2基板と、前記第1基板と前
記第2基板との間に配置された液晶層とを備え、前記第
1電極パターンの電極部と前記第2電極パターンの電極
部とによって前記液晶層が挟持されてなる複数の画素領
域が配列された点灯表示領域を有し、前記第1電極パタ
ーンの端部に近接対向する端部を備えた導電パターンが
形成され、前記第1電極パターンの前記端部と前記除電
パターンの前記端部との対向部位が前記点灯表示領域外
に配置されていることを特徴とする。
【0010】点灯表示領域外に配置された、第1電極パ
ターンの端部と導電パターンの端部とが近接対向した対
向部位において放電を意図的に生じさせることにより、
点灯表示領域内における第1電極パターンの放電を抑制
することができるため、表示特性に影響を与える静電破
壊を生じにくくすることができる。また、液晶表示装置
内に導電パターンが形成されていることによって製造工
程における基板の利用効率を犠牲にする必要がなくなる
とともに、導電パターンの分離工程を設ける必要がなく
なるので、製造コストを低減できる。
【0011】ここで、前記導電パターンは、前記第1電
極パターン内における前記対向部位に配置された前記端
部に対して導電接続されていないパターン部分に導電接
続されていることが好ましい。これによって、導電パタ
ーンのパターン面積を小さくしても第1電極パターン内
のパターン部分を導電パターンの一部として用いること
ができるので、実質的なパターン面積を大きくとること
ができるとともに、パターン設計上の自由度を高めるこ
とができる。
【0012】本発明において、前記対向部位が前記点灯
表示領域の外縁から1mm以上離れていることが好まし
い。点灯表示領域から1mm以上離して対向部位を設け
ることによって、対向部位にて生ずる放電が点灯表示領
域内の表示態様に影響しにくくなるので、表示品位を確
保することができる。特に、対向部位が露出エリア内
(見切りの内側)に形成されている場合であっても、露
出エリア内の表示画面の外観悪化を防止できる。
【0013】本発明において、前記点灯表示領域を全て
含み、前記点灯表示領域よりも広い露出エリアを構成す
る遮光部材を有し、前記対向部位が前記露出エリア外に
設けられていることが好ましい。遮光部材によって液晶
表示画面の露出エリアが画成され、この露出エリア外に
対向部位が設けられていることにより、露出エリア内の
表示画面の外観悪化を防止できる。
【0014】本発明において、前記第1基板と前記第2
基板のうち一方の基板には、その所定方向側に他方の基
板より外側へ張り出した基板張出部が設けられ、前記一
方の基板の配線部はそのまま前記基板張出部へ伸び、前
記他方の基板の配線部は上下導通部を経て前記基板張出
部に設けられた配線部に導電接続され、両基板上の前記
配線部が共に前記基板張出部に形成された入力端子に導
電接続されていることが好ましい。
【0015】本発明において、前記第1電極パターン
は、前記点灯表示領域における前記所定方向と直交する
方向の一端側の前記配線部から前記点灯表示領域内へ並
行して伸びる複数の前記電極部を含む第1電極群と、前
記点灯表示領域における前記所定方向と直交する方向の
他端側の前記配線部から前記点灯表示領域内へ並行して
伸びる複数の電極部を含む第2電極群とを有し、前記第
1電極パターンの前記配線部は、前記点灯表示領域の前
記他端側に向いた前記第2電極群内の前記電極部の先端
の外側を迂回して前記第1電極群内の前記電極部に接続
されるように構成され、前記第1電極群内の前記電極部
の先端に前記導電パターンの先端が近接対向しているこ
とが好ましい。第1電極群内の電極部は、第2電極群の
それに較べて配線部の引き回し距離が長いため、配線抵
抗を減ずるために配線幅を大きくする必要があることか
ら配線間隔も狭くなっているので、静電気が放電しやす
くなっている。したがって、第1電極群内の電極部の先
端を対向部位に配置することによって点灯表示領域内の
静電破壊を効果的且つ効率的に低減できる。
【0016】なお、上記の第1電極群の外縁とダミーパ
ターンとの対向領域の対向間隔を他の部分よりも大きく
とることが第1電極群の外縁近傍の放電を低減する上で
好ましい。
【0017】本発明において、前記第1電極パターン及
び前記第2電極パターンに導電接続されていないダミー
パターンが設けられ、前記第1電極パターン若しくは前
記第2電極パターンの前記電極部の外縁と、前記ダミー
パターンとが対向する対向領域のうち、前記露出エリア
内に配置された部分の対向間隔が前記露出エリア外に配
置された部分の対向間隔よりも大きく形成されているこ
とが好ましい。電極パターンとダミーパターンとの対向
領域が露出エリア内に配置されている場合には、対向間
隔を大きくとることによって当該対向領域における静電
破壊を防止することができるので、露出エリア内の表示
画面の外観悪化を防止できる。
【0018】また、本発明の別の液晶表示装置は、第1
電極パターンを備えた第1基板と、第2電極パターンを
備えた第2基板と、前記第1基板と前記第2基板との間
に配置された液晶層とを備え、前記第1電極パターンの
電極部と前記第2電極パターンの電極部とによって前記
液晶層が挟持されてなる点灯表示領域を有してなる液晶
表示装置において、前記第1電極パターンの端部に近接
対向する端部を備えた導電パターンが形成され、前記第
1電極パターンの前記端部と前記導電パターンの前記端
部との対向部位が前記点灯表示領域外に配置されている
ことを特徴とする。
【0019】次に、本発明の液晶表示装置の製造方法
は、第1基板における液晶パネルの一部となるべきパネ
ル予定領域内に第1電極パターンを形成する工程と、前
記第1基板に配向処理を施す工程(例えばラビング処理
を行う工程、必要に応じて配向膜を形成し、この配向膜
に対してラビング処理を行う。)と、第2基板における
前記液晶パネルの一部となるべきパネル予定領域内に第
2電極パターンを形成する工程と、前記第2基板に配向
処理を施す工程(例えばラビング処理を行う工程、必要
に応じて配向膜を形成し、この配向膜に対してラビング
処理を行う。)と、前記第1基板と前記第2基板との間
に液晶層を配置する工程とを備え、前記第1電極パター
ンの電極部と前記第2電極パターンの電極部とによって
前記液晶層が挟持されてなる複数の画素領域が配列され
た点灯表示領域が構成されるように各電極パターンを形
成する液晶表示装置の製造方法であって、前記第1電極
パターンを形成する工程においては、前記第1電極パタ
ーンの端部に近接対向する端部を備えた導電パターンを
前記パネル予定領域内に同時に形成し、前記第1電極パ
ターンの前記端部と前記導電パターンの前記端部との対
向部位が前記点灯表示領域外に配置されるように構成す
ることを特徴とする。
【0020】さらに、本発明の別の液晶表示装置の製造
方法は、第1基板における液晶パネルの一部となるべき
パネル予定領域内に第1電極パターンを形成する工程
と、前記第1基板に配向処理を施す工程(例えばラビン
グ処理を行う工程、必要に応じて配向膜を形成し、この
配向膜に対してラビング処理を行う。)と、第2基板に
おける前記液晶パネルの一部となるべきパネル予定領域
内に第2電極パターンを形成する工程と、前記第2基板
に配向処理を施す工程(例えばラビング処理を行う工
程、必要に応じて配向膜を形成し、この配向膜に対して
ラビング処理を行う。)と、前記第1基板と前記第2基
板との間に液晶層を配置する工程とを備え、前記第1電
極パターンの電極部と前記第2電極パターンの電極部と
によって前記液晶層が挟持されてなる複数の画素領域が
配列された点灯表示領域が構成されるように各電極パタ
ーンを形成し、前記第1基板と前記第2基板の少なくと
も一方の前記パネル予定領域内には、前記第1電極パタ
ーン又は前記第2電極パターンに導電接続されていない
ダミーパターンを設ける液晶表示装置の製造方法であっ
て、前記点灯表示領域を全て含み、前記点灯表示領域よ
りも広い露出エリアを構成する遮光部材を配置し、前記
第1電極パターン若しくは前記第2電極パターンの前記
電極部の外縁と、前記ダミーパターンとが対向する対向
領域のうち、前記露出エリア内に配置された部分の対向
間隔が前記露出エリア外に配置された部分の対向間隔よ
りも大きくなるように形成することを特徴とする。
【0021】上記2つの液晶表示装置の製造方法におい
ては、例えば、第1基板と第2基板の少なくとも一方を
複数のパネル予定領域を含む大判基板とし、この大判基
板を分割することによって液晶パネルを構成する製造方
法である場合に、前記大判基板内の隣接するパネル予定
領域同士を間隙を介することなく配置し、これらの隣接
するパネル予定領域間の境界線に沿って大判基板を分割
することによって液晶パネルを構成することが好まし
い。
【0022】また、本発明の液晶表示装置は、第1電極
パターンを備えた第1基板と、第2電極パターンを備え
た第2基板と、前記第1基板と前記第2基板との間に配
置された液晶層とを備え、前記第1電極パターンの電極
部と前記第2電極パターンの電極部とによって液晶層が
挟持され、前記第1電極パターンの電極部と前記第2電
極パターンの電極部とによって前記液晶層に所定の電界
が付与される画素領域を含む液晶駆動領域を有し、前記
第1電極パターンの端部に近接対向する端部を備えた導
電パターンが形成され、前記第1電極パターンの前記端
部と前記導電パターンの前記端部との対向部位が前記液
晶駆動領域外に配置されていることを特徴とする。
【0023】かかる構成を有する液晶表示装置によれ
ば、液晶駆動領域外に配置された、第1電極パターンの
端部と導電パターンの端部とが近接対向した対向部位に
おいて放電を意図的に生じさせることにより、液晶駆動
領域内における第1電極パターンの放電を抑制すること
ができるため、表示特性に影響を与える静電破壊を生じ
にくくすることができる。また、液晶表示装置内に導電
パターンが形成されていることによって製造工程におけ
る基板の利用効率を犠牲にする必要がなくなるととも
に、導電パターンの分離工程を設ける必要がなくなるの
で、製造コストを低減できる。
【0024】
【発明の実施の形態】次に、添付図面を参照して本発明
に係る液晶表示装置の実施形態について詳細に説明す
る。
【0025】図1は、本実施形態の液晶表示パネル10
の平面透視図である。また、図1に示すIV−IV線に沿っ
て切断した状態を示す断面図を図4に、図1に示すV−
V線に沿って切断した状態を示す断面図を図5にそれぞ
れ示す。なお、本明細書に添付した添付図面は各構造を
それぞれ模式的に示すものであり、パターン形状、電極
数、寸法比率などは適宜に簡略化若しくは変更して描い
てある。
【0026】液晶表示パネル10は、その内面上に電極
パターン12を有するガラスやプラスチック等からなる
透明な基板11と、その内面上に電極パターン15を有
する同様の基板14とを、シール材17を介して相互に
貼り合わせてなり、両基板11,14の間に図4及び図
5に示す液晶層18を封入したものである。
【0027】上記電極パターン12,15は例えばIT
O(インジウムスズ酸化物)等の透明導電体からなり、
その上には、それぞれポリイミド樹脂等からなる配向膜
13,16が形成されている。これらの配向膜13,1
6には公知のラビング処理が施されている。なお、電極
パターン12,15と配向膜13,16との間に上下短
絡防止用のSiO2やTiO2等からなる硬質膜(オーバ
ーコート膜)を形成する場合があり、また、いずれかの
基板の内面上に公知のカラーフィルタを設ける場合もあ
る。
【0028】基板11の所定方向側(図1の下方側)の
端部には、基板14の外形よりも外側へ張り出した基板
張出部11aが設けられている。電極パターン12,1
5は、それぞれ電極部12a,15aと、この電極部1
2a,15aに接続され、上記基板張出部11a上に引
き出された配線部12b,12c,15bとから構成さ
れている。
【0029】電極部12a,15aは共に複数並列され
たストライプ状に形成され、電極部12aと電極部15
aとは相互に直交する方向に伸びるように構成されてい
る。電極部12aと電極部15aとが液晶を挟んで相互
に交差した部分が画素領域を構成する。各画素領域にお
いては、電極部12aと電極部15aとによって液晶に
所定の電界を付与することによりその光変調状態を独立
して制御できる。これら複数の画素領域は縦横にマトリ
クス状に配列形成され、この配列領域が点灯表示領域
(液晶駆動領域)A1となっている。
【0030】また、液晶表示パネル10には、上記点灯
表示領域(液晶駆動領域)A1の他に、所定のアイコン
等を表示するためのもう一つの点灯表示領域(液晶駆動
領域)A2が設けられている。この点灯表示領域A2内
においてはアイコンの形状に対応した適宜の平面形状を
有する電極部が基板11,14上にそれぞれ形成され、
これらの電極部もまた上記配線部12b,15bに接続
されている。
【0031】この液晶表示パネル10は、図示しない偏
光板やバックライト等とともに各種機器内に組み込まれ
た液晶表示装置の主要部を構成するものである。液晶表
示装置としては、各種機器のケース体や液晶表示装置の
一部として設けられたケース体によって構成される、所
定形状(図示例では矩形)の開口部を備えた表示枠部
(図示せず)が設けられる。この表示枠部は液晶表示パ
ネル10の前面側に配置され、この表示枠部の開口形状
によって規定される視認可能な画面範囲が露出エリアB
となる。この露出エリアBは、上記点灯表示領域A1及
びA2を完全に含み、さらにその外側に広がっている。
【0032】図4に示すように、配線部12bはシール
材17によって画成された液晶封入領域内からシール材
17の下を通ってそのまま基板張出部11aの表面上に
引き出され、その先端部が入力端子として構成されてい
る。また、図5に示すように、配線部15bは基板14
の前記所定方向側の端部まで伸び、そこで、シール材1
7の上下導通部17aを介して基板11上に形成された
配線部12cに導電接続されている。シール材17に
は、多数の導電性粒子(例えば樹脂球の表面に導電膜を
メッキ処理したものなど)が混入されており、この導電
性粒子が内部に分散配置されていることによってシール
材17が異方性導電材(上下方向にのみ導通性を呈する
材料)として機能するようになっている。配線部12c
はシール材17下の部分から基板張出部11aの表面上
に引き出され、その先端部が上記と同様に入力端子とし
て構成されている。
【0033】次に、図1及び図2を参照して、基板11
及び基板14の内面上に形成された内面パターンについ
てより詳細に説明する。図2は、図1に示す液晶表示パ
ネル10を形成するための大判基板(マザーガラス)1
00の一部表面を示す部分平面図である。大判基板10
0の表面上には複数のパネル予定領域が縦横に配列さ
れ、上記液晶表示パネル10の内面上に形成された内面
パターンがパネル予定領域毎にそれぞれ形成されてい
る。なお、図2において、説明に直接関係のないダミー
パターン等は適宜に簡略化して若しくは省略して描いて
ある。
【0034】大判基板100の表面上に配列形成された
パネル予定領域内の内面パターンとしては、セグメント
側内面パターンPs及びコモン側内面パターンPcの2
種類が設けられ、これら2種類の内面パターンを有する
パネル予定領域Rs,Rcが交互に大判基板100の表
面上に配列されている。図2はそのうちの隣接する2つ
のパネル予定領域Rs,Rcを示す。ここで、本実施形
態の場合には、セグメント側内面パターンPsを有する
パネル予定領域Rsは上記液晶表示パネル10の基板1
1となるものであり、コモン側内面パターンPcを有す
るパネル予定領域Rcは上記液晶表示パネル10の基板
14となるものである。
【0035】コモン側内面パターンPc内には、上記電
極部15a及び配線部15bからなる電極パターン15
と、この電極パターン15に対して導電接続されていな
いダミーパターン23,24,25と、電極パターン1
5の後述する一部に近接対向した導電パターン19と、
上記点灯表示領域A2においてアイコン表示を行うため
のコモン側の電極部26とが設けられている。ここで、
ダミーパターン23,24,25は液晶封止領域内の液
晶層の厚さを均一にするためのものであり、電極パター
ン15と同時に同材質で形成される。また、導電パター
ン19もまた電極パターン15と同時に同材質で形成さ
れる。
【0036】電極パターン15内の複数の電極部15a
には、点灯表示領域A1の図示右側を引き回され点灯表
示領域A1の右端部外側に達する配線部15bから図示
左側に向けて伸びる第1電極群15A1に属するもの
と、点灯表示領域A1の図示左側を引き回され点灯表示
領域A1の左端部外側に達する配線部15bから図示右
側に向けて伸びる第2電極群15A2に属するものとが
ある。ここで、第1電極群15A1に接続される図示右
側に配置された配線部15bは、第2電極群15A2に
属する電極部15aの先端部を迂回するようにして第1
電極群15A1に導電接続されている。
【0037】上記第1電極群15A1に属する電極部1
5aの先端には、点灯表示領域A1の外側へ出て、さら
に露出エリアBの外側にまで伸びる延長部15cが設け
られ、この延長部15cの先端部は先細形状となってい
る。この先細形状は図示のように先端に向かうほど徐々
に細く絞られた形状であってもよく、或いは、先端部分
のみが他の部分に対して段差部を介して一定の細幅に形
成された凸の字形状であってもよい。
【0038】この延長部15cの先端には導電パターン
19が対向配置されている。導電パターン19には、第
1電極群15A1の電極部配列方向に伸びる連結部19
aと、この連結部19aから突出する複数の突出部19
bとが設けられ、これら突出部10bの先端が上記延長
部15cの先端一つ一つにそれぞれ対応して近接対向し
ている。これらの突出部19bの先端も、上記延長部と
同様に先細形状となっている。この先細形状は図示のよ
うに先端に向かうほど徐々に細く絞られた形状であって
もよく、或いは、先端部分のみが他の部分に対して段差
部を介して一定の細幅に形成された凸の字形状であって
もよい。
【0039】導電パターンの突出部19bの先端と第1
電極群15A1に属する電極部15aの延長部15cの
先端とは、きわめて僅かな間隔を持って対向配置されて
いる。当該間隔としては、例えば5〜20μm、好まし
くは10μm程度である。上記延長部15cの先端と上
記突出部19bの先端とが近接対向する対向部位Cは上
記露出エリアB外に形成されている。
【0040】導電パターン19の連結部19aは、上記
第2電極群15A2に属する電極部に導電接続された配
線部15bのうち、最も第1電極群に近い配線部15b
(及び電極部15a)に連結されている。このように導
電パターン19を第2電極群15A2内のパターン(こ
のパターンは、対向部位Cにその先端が配置された第1
電極群15A1内の電極部15aに対して導電接続され
ていない。)に導電接続することにより、導電パターン
19を大きく形成することなく、導電パターン19の実
質的なパターン面積を増大することができる。
【0041】本実施形態においては、上記第1電極群1
5A1に属する複数の電極部15aのうち最も外側に配
置された電極部15aと、そのさらに外側に形成された
ダミーパターン24とが対向する対向領域D1が上記露
出エリアB内に設けられている。そして、この対向領域
D1の対向間隔は、電極パターン15の他の部分におけ
るダミーパターン23,25に対する対向間隔よりも大
きく形成されている。例えば、電極パターン15とダミ
ーパターン23,25との間隔が約50μmのとき、対
向領域D1の対向間隔を100〜200μm、好ましく
は約150μmとする。なお、図示のダミーパターンは
模式的に描いてあるので一定幅で配列されているが、実
際には場所に応じて種々異なる平面形状を備えている。
【0042】また、上記点灯表示領域A2のアイコン表
示を可能にするための電極部26と、ダミーパターン2
4との間の対向領域D2もまた、露出エリアB内に配置
されている。この対向領域D2においても、その対向間
隔は対向領域D1と同様に他の対向部位に較べて大きく
形成されている。
【0043】上記の対向領域D1,D2において他の部
分よりも対向間隔が大きく形成されている理由は、一般
にダミーパターンは場所に応じてパターン幅が変動し、
種々異なる形状に構成されるとともに、電極部よりも幅
広に形成される場合が多いので、静電気が帯電しやす
く、ダミーパターンと電極パターンとの間に放電が生ず
る可能性が高いからであり、また、対向領域D1,D2
が露出エリアB内に配置されているために、放電による
静電破壊が直接に表示画面の外観悪化を招くからであ
る。
【0044】特に、引き回し距離の長い第1電極群15
A1に属する電極部15a(そのうちの最も外側に形成
されている配線部15aは最も引き回し距離が長い。)
は配線抵抗を下げるために幅広に形成され、このために
通常はパターン間隔が狭くなっているために放電しやす
いので、対向領域D1において対向間隔を大きく取るこ
とは有効である。特に対向領域D1は露出エリアB内で
あって、しかも露出エリアBの外縁より比較的内側に離
れた部位に配置されているので、ここで放電が生ずると
静電破壊に起因する表示画面の外観変化が目立ち易いか
ら、この領域において放電の発生を防止する効果は大き
い。
【0045】次に、セグメント側内面パターンPsの形
状について説明する。この内面パターンPsには、上記
電極パターン12と、ダミーパターン21,22と、導
電パターン29と、アイコン表示を行うためのセグメン
ト側の電極部27,28とが設けられている。電極パタ
ーン12のうち配線部12cは上記コモン側内面パター
ンPcに形成された電極パターン15内の配線部15b
と連続するように構成されている。
【0046】このセグメント側内面パターンPsにおい
ても、電極パターン12の電極部12aの先端部とこれ
に対向するダミーパターン21との対向領域D1、及
び、点灯表示領域A1内のアイコン表示用の電極部2
7,28とダミーパターン21との対向領域D2におい
て、その対向間隔は電極パターン12とダミーパターン
22との間の間隔よりも広くなっている。この対向間隔
は、上記コモン側内面パターンPcにおける対向領域D
1,D2の対向間隔とほぼ同様の寸法になるように設定
されている。
【0047】図6には上記点灯領域A2の近傍のパター
ン形状を拡大して示す。セグメント側内面パターンPs
においては、点灯表示領域A2内に複数の電極部27,
28が形成され、これらの電極部27,28からはそれ
ぞれ配線部27a,28aが引き出され、これらの配線
部27a,28aは上記基板張出部11aの表面上にま
で延長されている。上記複数の電極部のうち、一つの電
極部28(例えば点灯表示領域A2内の複数のセグメン
ト電極のうち、最も引き回し距離の長い電極)には、配
線部の基部に複数の突出部28bが設けられ、これらの
突出部28bはそれぞれ先細に形成されている。一方、
点灯表示領域A2に隣接した領域には導電パターン29
が形成され、この導電パターン29には上記突出部28
bにそれぞれ近接対向する突出部29bが形成され、こ
れらの突出部29bもまたそれぞれ先細に形成されてい
る。上記の先細形状は図示のように先端に向かうほど徐
々に細く絞られた形状であってもよく、或いは、先端部
分のみが他の部分に対して段差部を介して一定の細幅に
形成された凸の字形状であってもよい。このように電極
部28の突出部28bと導電パターン29の突出部29
bとからなる対向部位Eは、上記対向部位Cとほぼ同様
に構成されている。
【0048】ここで、導電パターン29からは配線部2
9aが引き出され、この配線部29aは例えば上記電極
パターン12内の或る電極部12aに導電接続されてい
る。この導電パターン29も既存の電極パターンに導電
接続されているので、導電パターン29自体のパターン
が小さくても、実質的なパターン面積を大きくすること
ができる。なお、図6において示す各配線部27a,2
8a,29aは図示の都合上1本の線として簡略化して
描いてある。
【0049】導電パターン29によって構成された対向
部位Eは、点灯表示領域A2外ではあるが、露出エリア
Bの内部に構成されている。これは、点灯表示領域A2
の露出エリアB内の位置及びその周囲の配線構造によっ
て対向部位Eを露出エリアB外へ配置することができな
かったためである。このように対向部位Eを露出エリア
B内に配置せざるを得ない場合には、対向部位Eを点灯
表示領域A2の外縁から間隔Gだけ離れた位置に構成す
る。この間隔Gは約1.0mm以上であることが望まし
い。このように間隔Gを1.0mm以上にすることによ
って、対向部位Eにおいて放電が生じても、点灯表示領
域A2内の表示態様に悪影響を与えないようにすること
ができる。
【0050】図2に示すセグメント側内面パターンPs
とコモン側内面パターンPcとが縦横に交互に配列され
た大判基板100の表面上には、ポリイミド樹脂等が塗
布され、所定温度で焼成され硬化された後、微細な毛が
密生したラビング布によってその表面が所定方向に擦ら
れ、ラビング処理が施される。このとき、ラビングによ
って発生した静電気が上記の電極パターン12,15に
付与され電極パターンが帯電するが、本実施形態では本
発明の静電対策を施していることにより放電に起因する
静電破壊の発生確率を大幅に低減できる。
【0051】その後、上記のようにして配向膜が形成さ
れた2枚の大判基板100同士を図3に示すようにシー
ル材17を介して貼り合わせる。このとき、図3に示す
ように一方の大判基板100のセグメント側内面パター
ンPsが形成されたパネル予定領域Rsが、他方の大判
基板100のコモン側内面パターンPcが形成されたパ
ネル予定領域Rcに対向するように位置決めする。その
後、図3の紙面に沿うように、例えば公知のスクライブ
・ブレイク法により破断させることにより、パネル予定
領域が一列に配列された短冊状のパネル体に分割し、こ
のパネル体毎に各パネル予定領域内に液晶を注入し封止
する。最後に、図3の一点鎖線で示す各パネル予定領域
の境界線に沿って基板を破断させて短冊状のパネル体を
個々の液晶セルに分割することにより、図1に示す液晶
表示パネル10が形成される。
【0052】以上説明した本実施形態においては、導電
パターン19,29が形成されていることにより対向部
位C,Eが点灯表示領域A1,A2の外側に構成されて
いるので、これらの対向部位C,Eにて優先的に放電を
生じさせることによって、特に帯電しやすく、放電しや
すい電極部から電荷を放出させることができるから、点
灯領域A1,A2内にて放電が発生しないように構成で
きる。したがって、配向膜の配向表面の破壊等が点灯表
示領域A1,A2内において発生しにくくなるので、表
示品位の向上や製品歩留まりの向上を図ることができ
る。
【0053】また、対向部位Cは露出エリアBの外側に
配置されているので、対向部位Cにて放電が発生しても
液晶表示画面の外観を何ら損なうことがない。
【0054】さらに、上記対向領域D1,D2におい
て、露出エリアB内の電極パターン12,15とダミー
パターン24,21との対向間隔を他の部分よりも大き
くしているので、これらの部分において電極パターンと
ダミーパターンとの間に放電が発生しにくくなるため、
点灯表示領域A1,A2の外縁の表示品位や外観を損な
いにくくなる。
【0055】以上のような静電気対策を施した結果、本
実施形態の液晶表示パネル10においては、従来の静電
気対策を施さない液晶表示パネルに較べて、製品の表示
品位に影響する静電破壊の発生確率が1/7程度に低減
された。その結果、大幅な歩留まり向上及び表示品位の
向上を図ることができた。
【0056】本実施形態においては、上記のように静電
気による品位低下を防止するための導電パターンを点灯
表示領域A1,A2の外側であって、パネル領域内に設
けているので、従来のように導電パターンをパネル領域
外に設けてこれを除去する必要がなくなり、その結果、
基板の利用効率を高めることができるとともに、基板の
分割作業を削減することができる。
【0057】尚、本発明の液晶表示装置は、上述の図示
例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱
しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論で
ある。
【0058】
【発明の効果】以上、説明したように本発明の液晶表示
装置によれば、静電気の放電に起因する静電破壊を低減
できるとともに、基板の利用効率の低下を抑制すること
ができ、しかも容易に製造することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る液晶表示装置の実施形態における
液晶表示パネルの平面透視図である。
【図2】上記実施形態の液晶表示パネルを製造するため
の大判基板の内面パターンを示す部分平面図である。
【図3】上記実施形態の製造工程において形成された大
判基板の貼り合わせ状態を示す部分断面図である。
【図4】上記実施形態の液晶表示パネルを図1に示すIV
−IV線に沿って切断した状態を模式的に示す概略断面図
である。
【図5】上記実施形態の液晶表示パネルを図1に示すV
−V線に沿って切断した状態を模式的に示す概略断面図
である。
【図6】上記実施形態におけるセグメント側内面パター
ンのうち点灯表示領域A近傍の平面パターンを模式的に
示す拡大部分平面図である。
【符号の説明】
10 液晶表示パネル 11,14 基板 12,15 電極パターン 12a,15a、26,27,28 電極部 12b,12c,15b 配線部 13,16 配向膜 15c 延長部 17 シール材 17a 上下導通部 18 液晶層 19,29 導電パターン 19b,29b 突出部 21,22,23,24,25 ダミーパターン A1,A2 点灯表示領域(液晶駆動領域) B 露出エリア C,E 対向部位 D1,D2 対向領域 Pc コモン側内面パターン Ps セグメント側内面パターン Rc,Rs パネル予定領域
フロントページの続き Fターム(参考) 2H092 GA33 GA38 GA40 NA14 PA01 PA13 5C094 AA21 AA32 AA42 AA43 BA43 CA19 EA01 EA03 EA07 ED20 GB01 5G435 AA16 AA17 BB12 CC09 GG32 HH12 KK05

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内面上に形成された第1電極パターンを
    備えた第1基板と、内面上に形成された第2電極パター
    ンを備えた第2基板と、前記第1基板と前記第2基板と
    の間に配置された液晶層とを備え、 前記第1電極パターンの電極部と前記第2電極パターン
    の電極部とによって前記液晶層が挟持されてなる複数の
    画素領域が配列された点灯表示領域を有し、 前記第1電極パターンの端部に近接対向する端部を備え
    た導電パターンが形成され、 前記第1電極パターンの前記端部と前記導電パターンの
    前記端部との対向部位が前記点灯表示領域外に配置され
    ていることを特徴とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 前記対向部位が前記点灯表示領域の外縁
    から1mm以上離れていることを特徴とする請求項1に
    記載の液晶表示装置。
  3. 【請求項3】 前記点灯表示領域を全て含み、前記点灯
    表示領域よりも広い露出エリアを構成する遮光部材を有
    し、前記対向部位が前記露出エリア外に設けられている
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の液晶表
    示装置。
  4. 【請求項4】 前記第1基板と前記第2基板のうち一方
    の基板には、その所定方向側に他方の基板より外側へ張
    り出した基板張出部が設けられ、前記一方の基板の配線
    部はそのまま前記基板張出部へ伸び、前記他方の基板の
    配線部は上下導通部を経て前記基板張出部に設けられた
    配線部に導電接続され、両基板上の前記配線部が共に前
    記基板張出部に形成された入力端子に導電接続されてい
    ることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1
    項に記載の液晶表示装置。
  5. 【請求項5】 前記第1電極パターンは、前記点灯表示
    領域における前記所定方向と直交する方向の一端側の前
    記配線部から前記点灯表示領域内へ並行して伸びる複数
    の前記電極部を含む第1電極群と、前記点灯表示領域に
    おける前記所定方向と直交する方向の他端側の前記配線
    部から前記点灯表示領域内へ並行して伸びる複数の電極
    部を含む第2電極群とを有し、 前記第1電極パターンの前記配線部は、前記点灯表示領
    域の前記他端側に向いた前記第2電極群内の前記電極部
    の先端の外側を迂回して前記第1電極群内の前記電極部
    に接続されるように構成され、 前記第1電極群内の前記電極部の先端に前記導電パター
    ンの先端が近接対向していることを特徴とする請求項4
    に記載の液晶表示装置。
  6. 【請求項6】 前記第1電極パターン及び前記第2電極
    パターンに導電接続されていないダミーパターンが設け
    られ、 前記第1電極パターン若しくは前記第2電極パターンの
    前記電極部の外縁と、前記ダミーパターンとが対向する
    対向領域のうち、前記露出エリア内に配置された部分の
    対向間隔が前記露出エリア外に配置された部分の対向間
    隔よりも大きく形成されていることを特徴とする請求項
    3に記載の液晶表示装置。
  7. 【請求項7】 内面上に形成された第1電極パターンを
    備えた第1基板と、内面上に形成された第2電極パター
    ンを備えた第2基板と、前記第1基板と前記第2基板と
    の間に配置された液晶層とを備え、 前記第1電極パターンの電極部と前記第2電極パターン
    の電極部とによって前記液晶層が挟持されてなる複数の
    画素領域が配列された点灯表示領域を有し、 前記点灯表示領域を全て含み、前記点灯表示領域よりも
    広い露出エリアを構成する遮光部材を有し、 前記第1電極パターン及び前記第2電極パターンに導電
    接続されていないダミーパターンが設けられ、 前記第1電極パターン若しくは前記第2電極パターンの
    前記電極部の外縁と、前記ダミーパターンとが対向する
    対向領域のうち、前記露出エリア内に配置された部分の
    対向間隔が前記露出エリア外に配置された部分の対向間
    隔よりも大きく形成されていることを特徴とする液晶表
    示装置。
  8. 【請求項8】 第1電極パターンを備えた第1基板と、
    第2電極パターンを備えた第2基板と、前記第1基板と
    前記第2基板との間に配置された液晶層とを備え、 前記第1電極パターンの電極部と前記第2電極パターン
    の電極部とによって前記液晶層が挟持されてなる点灯表
    示領域を有してなる液晶表示装置において、 前記第1電極パターンの端部に近接対向する端部を備え
    た導電パターンが形成され、 前記第1電極パターンの前記端部と前記導電パターンの
    前記端部との対向部位が前記点灯表示領域外に配置され
    ていることを特徴とする液晶表示装置。
  9. 【請求項9】 第1基板における液晶パネルの一部とな
    るべきパネル予定領域内に第1電極パターンを形成する
    工程と、前記第1基板に配向処理を施す工程と、第2基
    板における前記液晶パネルの一部となるべきパネル予定
    領域内に第2電極パターンを形成する工程と、前記第2
    基板に配向処理を施す工程と、前記第1基板と前記第2
    基板との間に液晶層を配置する工程とを備え、前記第1
    電極パターンの電極部と前記第2電極パターンの電極部
    とによって前記液晶層が挟持されてなる複数の画素領域
    が配列された点灯表示領域が構成されるように各電極パ
    ターンを形成する液晶表示装置の製造方法であって、 前記第1電極パターンを形成する工程においては、前記
    第1電極パターンの端部に近接対向する端部を備えた導
    電パターンを前記パネル予定領域内に同時に形成し、前
    記第1電極パターンの前記端部と前記導電パターンの前
    記端部との対向部位が前記点灯表示領域外に配置される
    ように構成することを特徴とする液晶表示装置の製造方
    法。
  10. 【請求項10】 第1基板における液晶パネルの一部と
    なるべきパネル予定領域内に第1電極パターンを形成す
    る工程と、前記第1基板に配向処理を施す工程と、第2
    基板における前記液晶パネルの一部となるべきパネル予
    定領域内に第2電極パターンを形成する工程と、前記第
    2基板に配向処理を施す工程と、前記第1基板と前記第
    2基板との間に液晶層を配置する工程とを備え、前記第
    1電極パターンの電極部と前記第2電極パターンの電極
    部とによって前記液晶層が挟持されてなる複数の画素領
    域が配列された点灯表示領域が構成されるように各電極
    パターンを形成し、前記第1基板と前記第2基板の少な
    くとも一方の前記パネル予定領域内には、前記第1電極
    パターン又は前記第2電極パターンに導電接続されてい
    ないダミーパターンを設ける液晶表示装置の製造方法で
    あって、 前記点灯表示領域を全て含み、前記点灯表示領域よりも
    広い露出エリアを構成する遮光部材を配置し、 前記第1電極パターン若しくは前記第2電極パターンの
    前記電極部の外縁と、前記ダミーパターンとが対向する
    対向領域のうち、前記露出エリア内に配置された部分の
    対向間隔が前記露出エリア外に配置された部分の対向間
    隔よりも大きくなるように形成することを特徴とする液
    晶表示装置の製造方法。
  11. 【請求項11】 第1電極パターンを備えた第1基板
    と、第2電極パターンを備えた第2基板と、前記第1基
    板と前記第2基板との間に配置された液晶層とを備え、 前記第1電極パターンの電極部と前記第2電極パターン
    の電極部とによって液晶層が挟持され、前記第1電極パ
    ターンの電極部と前記第2電極パターンの電極部とによ
    って前記液晶層に所定の電界が付与される画素領域を含
    む液晶駆動領域を有し、 前記第1電極パターンの端部に近接対向する端部を備え
    た導電パターンが形成され、 前記第1電極パターンの前記端部と前記導電パターンの
    前記端部との対向部位が前記液晶駆動領域外に配置され
    ていることを特徴とする液晶表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010156962A (ja) * 2008-12-04 2010-07-15 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 表示装置及びその駆動方法並びにそれらを用いた電子機器

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