JP2002131630A - 測距センサおよび測距装置 - Google Patents

測距センサおよび測距装置

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JP2002131630A
JP2002131630A JP2000324402A JP2000324402A JP2002131630A JP 2002131630 A JP2002131630 A JP 2002131630A JP 2000324402 A JP2000324402 A JP 2000324402A JP 2000324402 A JP2000324402 A JP 2000324402A JP 2002131630 A JP2002131630 A JP 2002131630A
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receiving means
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light
distance
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JP2000324402A
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Masataka Ide
昌孝 井出
Osamu Nonaka
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一眼レフカメラにも、コンパクトカメラにも
使用できコストダウンを計ることができるとともに、2
次元的に広視野な測距領域を測距可能なパッシブ方式の
測距センサおよび測距装置を提供する。 【解決手段】 複数の受光素子を備えた受光手段により
被写体光を受光し、受光手段からの出力に基づいてデフ
ォーカスまたは被写体までの距離を測定する測距センサ
において、複数対の第1の受光手段と、前記第1の受光
手段をはさんで所定間隔で配置された、前記第1の受光
手段の配列方向と同一方向に沿って配置される複数対の
第2の受光手段と、を有することを特徴とする測距セン
サ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一眼レフカメラ、
コンパクトカメラ用のAFセンサ、特に測距センサおよ
び測距装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パッシブ方式の測距方式を採用し
ているカメラの測距装置においては、一眼レフカメラで
は、一般にTTL(Through The Lens)パッシブ方式
が、またコンパクトカメラでは、一般に外光パッシブ方
式が採用されている。
【0003】前記一眼レフカメラで用いられているTT
Lパッシブ方式では、撮影レンズから入射した被写体光
束をコンデンサレンズにより集光し、セパレータレンズ
で二分割し、続いて受光素子列上の異なる一対の領域に
結像し、次に、受光素子列の積分出力に基づいて各領域
に形成された一対の被写体像の間隔を検出し、その間隔
から撮影レンズのデフォーカス量を求めるという方法が
採られている。
【0004】そして前記測距装置は、そのデフォーカス
量が0になるように、即ち、前記受光素子列上の各領域
に形成された一対の被写体像の間隔が、合焦時に相当す
る所定値になるように撮影レンズのフォーカスレンズ群
を移動させている。
【0005】一方、前記コンパクトカメラで用いられて
いる外光パッシブ方式による測距装置は、撮影レンズを
介さずに、被写体光束を一対の結像レンズによってそれ
ぞれ一対の受光素子列に結像し、一対の受光素子列のそ
れぞれの画素出力に基づいて、一対の受光素子列上に形
成された被写体像の間隔を検出し、結像レンズの焦点距
離fと一対の結像レンズの基線長から三角測量法によっ
て被写体までの距離を求めるという方法を採っている。
【0006】そして、前記測距装置は、その距離に基づ
いて撮影レンズのフォーカスレンズ群を移動させてい
る。受光素子列としては、CMOS(Complementary Me
tal Oxide Semiconductor)型ラインセンサやCCD(C
harge Coupled Device)ラインセンサなどが使用されて
いる。
【0007】特にコンパクトカメラに用いられている前
記外光パッシブ測距装置は、三角測量法によって被写体
までの距離を求めるので、基線長、つまり、一対の結像
レンズの間隔は広い方が測距精度は高くなる。しかも、
通常結像レンズは固定焦点なので、被写体距離によって
は受光素子列上の被写体像がぼけている場合もある。こ
のように被写体像がぼけていると被写体像の位置検出誤
差が大きくなるので、誤差を小さくするためには一対の
受光素子列の間隔は広い方が望ましい。
【0008】一方、一眼レフカメラに用いられている前
記TTLパッシブ測距方式では、デフォーカス量を小さ
くするためにラインセンサの積分動作を何度も行いなが
ら測距し、フォーカスレンズの位置調整を行うため、コ
ンパクトカメラほど一対の被写体像間隔を広くしなくて
も高精度を得やすい。また、前記TTLパッシブ測距方
式では、前記コンデンサレンズ、セパレータレンズ、ラ
インセンサなどの測距ユニットがミラーボックス下面に
収納されているため、測距光学系はもとよりラインセン
サの各受光素子のピッチやサイズ自体も小さくしなけれ
ばならなかった。従って、従来の一眼レフカメラに用い
られているTTLパッシブ測距方式とコンパクトカメラ
の外光パッシブ測距方式とでは、測距光学系から受光素
子列まで全く異なる構成のものを使用していた。そのた
め複数の測距センサを製作する必要があり、コストが高
くなる問題がある。
【0009】上記ような問題に対して、特開平10−3
9201号公報では、一直線に沿って配置された3個の
ラインセンサについて、一眼レフカメラではそれぞれ独
立して積分制御を行い、コンパクトカメラでは両側一対
のラインセンサを一体に積分制御することにより、一眼
レフカメラとコンパクトカメラで採用可能な測距センサ
が開示されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記測
距装置(特開平10−39201号公報)は測距視野が
1次元であるので、近年求められている2次元的な広視
野な測距視野を実現することはできず、使い勝手が悪い
という問題がある。またラインセンサのピッチが固定の
ため、一眼レフ用とコンパクトカメラ用とで要求精度の
違いから異なるラインセンサのピッチが求められても対
応できず、測距精度が低下する問題がある。
【0011】本発明の目的は、前記従来の問題に基づい
てなされたもので、一眼レフカメラにも、コンパクトカ
メラにも使用できコストダウンを計ることができるとと
もに、2次元的に広視野な測距領域を測距可能なパッシ
ブ方式の測距センサおよび測距装置を提供することであ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明による測距センサ
および測距装置は、複数の受光素子を備えた受光手段に
より被写体光を受光し、受光手段からの出力に基づいて
デフォーカスまたは被写体までの距離を測定する測距セ
ンサにおいて、複数対の第1の受光手段と、前記第1の
受光手段をはさんで所定間隔で配置された、前記第1の
受光手段の配列方向と同一方向に沿って配置される複数
対の第2の受光手段とを有することを特徴とする。
【0013】また、複数対の第1の受光手段において受
光部の配列方向に対して垂直方向における受光部の間隔
と、前記複数対の第2の受光手段においての受光部の配
列方向に対して垂直方向における受光部の間隔とは異な
ることを特徴とする。
【0014】また、前記第1の受光手段と第2の受光手
段とは異なる数の対を有することを特徴とする測距セン
サである。
【0015】また、複数対の第1の受光手段、および、
前記第1の受光手段をはさんで所定間隔で配置され、前
記第1の受光手段の配列方向と同一方向に沿って配置さ
れる複数対の第2の受光手段とを有する測距センサと、
撮影レンズを介して、前記第1および第2の受光手段上
に被写体像を形成する測距光学系と、前記第1または第
2の受光手段の出力信号に基づいて、前記撮影レンズの
デフォーカス量を求めることを特徴とする。
【0016】また、複数対の第1の受光手段、および、
前記第1の受光手段をはさんで所定間隔で配置され、前
記第1の受光手段の配列方向と同一方向に沿って配置さ
れる複数対の第2の受光手段とを有する測距センサと、
前記第1および第2の受光手段上に被写体像を形成する
測距光学系と、前記第1または第2の受光手段の出力信
号に基づいて、被写体までの距離を求めることを特徴と
する測距装置である。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を以下に図面
を用いて説明する。
【0018】以下図面に基づいて本発明を説明する。
【0019】まず、本発明の第1の実施形態について説
明する。図1は、本発明を適用したパッシブ測距装置
(以下、測距センサ)11の実施形態を示している。図
2は、この測距センサ11をカメラに搭載したときの主
要回路構成を示す図である。
【0020】図1に示すように、測距センサ11には、
水平方向に延び、垂直方向に所定間隔で設けられた3本
のラインセンサ12A、12B、12Cと、各ラインセ
ンサ12A、12B、12Cに隣接して設けられた処理
回路部13A、13B、13Cを有する。
【0021】また複数対ラインセンサ12A、12B、
12Cの間の領域において、水平方向に延び、3本のラ
インセンサ12A、12B、12Cとは異なる所定間隔
で垂直方向に設けられた3本のラインセンサ112A、
112B、112Cと、各ラインセンサ112A、11
2B、112Cに隣接して設けられた処理回路部113
A、113B、113Cとを有する。
【0022】前記各ラインセンサ12A、12B、12
Cおよび112A、112B、112Cは、いわゆるフ
ォトダイオードアレーであって、それぞれ、図3に示す
ように被写体光束を受光して光電変換するフォトダイオ
ード(画素)が一定の間隔(ピッチ)で一直線に沿って
設けられている。
【0023】ここでラインセンサ12A、12B、12
Cと112A、112B、112Cとではピッチが異な
っている。また、ラインセンサ12B、112Bと、1
2A、12Cおよび112A、112Cとでは処理回路
部の配列が異なっており、この点について以下に、説明
する。
【0024】図4(a)、(b)に示すように、ライン
センサ12B、112Bでは、受光部12B(112
B)の両側に処理回路部13B(113B)が配置され
ている。このラインセンサ12B、112Bは、画素毎
に受光部12B(112B)のフォトダイオード80と
処理回路部13B(113B)の処理部81がL字状パ
ターンを形成するとともに、隣接画素の前記パターンが
それにかみ合うように配列されている。
【0025】一方、ラインセンサ12B、112Bの場
合は、受光部12A(12C、112A、112C)の
片側に処理回路部13A(113A、113C)が配置
されている。各ラインセンサ12A、12B、12Cお
よび112A、112B、112Cにおいて発生する電
荷は、センサ毎に対応する処理回路部13A、13B、
13Cおよび113A、113B、113C内の蓄積部
において蓄積され電圧信号に変換される。そして、各処
理回路部13A、13B、13Cおよび113A、11
3B、113Cにて電圧信号に変換された画素信号は、
順次読み出され、画素単位の積分信号としての像信号が
出力される。
【0026】また、カメラのコントローラであるCPU
(Central Processing Unit)21(図2参照)は、そ
の内部のROM(Read Only Memory)25に基づいて動
作を行い、カメラ全体の動作を制御する。さらに、像信
号は積分制御回路15(図1参照)を介して出力回路1
6から出力され、CPU21に内蔵されるA/D回路2
3に入力されてディジタル信号の画素データに変換され
て、逐次前記CPU21内部のRAM(Random Access
Memory)24内の所定のアドレスに格納される。前記C
PU21は、RAM24から必要な領域の画素データを
読み出して、測距演算に使用する。
【0027】また、コンパクトカメラにおける外光パッ
シブ方式の場合は、ラインセンサ112A、112B、
112Cは使用しないで、ラインセンサ12A、12
B、12Cを使用し、それぞれのラインセンサ12A、
12B、12Cの画素データ群を利用する。つまり、一
対のラインセンサ12A、12B、12Cの画素データ
に基づいて、それぞれのラインセンサ12A、12B、
12Cに形成された一対の被写体像の位置および間隔を
検出し、三角測量法によって被写体までの距離を求め
る。
【0028】一方、一眼レフカメラにおけるTTLパッ
シブ方式の場合は、ラインセンサ12A、12B、12
Cは使用しないで、ラインセンサ112A、112B、
112Cの画素データ群の一方の領域を基準領域、他方
の領域を参照領域として、各領域に含まれる画素データ
群を基準領域と参照領域に形成された一対の被写体像間
隔を求めて、この像間隔からデフォーカス量を求める。
【0029】前述のように、ラインセンサ12A、12
B、12Cと112A、112B、112Cとでは受光
素子ピッチが異なっている。一般に受光素子ピッチが小
さいほど測距精度は向上するが、受光面積が小さくなる
ので低輝度で測距できなくなるという関係がある。
【0030】このようなことを考慮して、一眼レフカメ
ラ用とコンパクトカメラ用とで測距光学系や要求測距精
度が異なるため、それぞれ最適な受光素子のピッチが設
定されているのでピッチが異なる。
【0031】本実施形態ではラインセンサ12A、12
B、12Cのピッチがより小さく設定されており、各ラ
インセンサ12A、12B、12Cおよび112A、1
12B、112Cの電荷蓄積時間を制御するためのモニ
タ回路(図示せず)が、各処理回路部13A、13B、
13Cおよび113A、113B、113Cにそれぞれ
内蔵されている。このモニタ回路は、各ラインセンサ1
2A、12B、12Cおよび112A、112B、11
2Cが受光する被写体像信号のうちのピーク信号をそれ
ぞれ発生し、積分制御回路15(図1参照)に入力す
る。また、積分制御回路15には、CPU21から出力
されてD/A変換回路22でアナログ信号に変換された
判定電圧Vthが入力される。この判定電圧Vthは、像信
号出力レベルを規制してA/D回路23のダイナミック
レンジに適合させるために使用する。前記積分制御回路
15は、判定電圧Vthと各モニタ回路の出力電圧とを比
較し、出力電圧が判定電圧Vthに達したことを検出した
ときに、処理回路部13A、13B、13Cに積分終了
信号を入力してラインセンサ12A、12B、12Cの
電荷蓄積(積分)を終了させる。また、所定時間内にモ
ニタ回路の出力電圧が所定電圧に達しなかったときに
は、対応するラインセンサ12A、12B、12Cおよ
び112A、112B、112Cの積分を強制的に終了
させる。そして、CPU21は、制御信号を測距センサ
11に出力し、測距センサ11内の積分制御回路15を
介して測距センサ11の動作を制御する。
【0032】なお前記D/A変換回路22は、さまざま
な条件に応じて判定電圧Vthを可変して発生することが
できる。
【0033】また、以上のラインセンサ12A、12
B、12Cおよび112A、112B、112C、処理
回路部13A、13B、13C、および113A、11
3B、113C積分および積分制御動作、出力回路16
の出力動作は、積分制御回路15によって駆動制御され
る。
【0034】次に、本発明の測距センサ11をコンパク
トカメラに使用する場合と一眼レフカメラに使用する場
合の実施形態について説明する。
【0035】まず、図5、図15を参照して、前記測距
センサ11をコンパクトカメラの外光パッシブ測距方式
に適用した場合の実施形態について説明する。
【0036】図5に示すように、左右のラインセンサ1
2A、12B、12C(図1参照)の前方に、測距光学
系である一対の結像レンズ61、62が配置されてい
る。各結像レンズ61、62に入射した被写体光束は、
それぞれこれらの結像レンズ61、62によってライン
センサ12A、12B、12C上またはその前後に結像
される。これは撮影レンズ63とは別の光路にて測距を
行われる。
【0037】次に図6は、前記コンパクトカメラの撮影
画面200内の測距エリア312A、312B、312
Cを示している。積分制御回路15(図1参照)は、C
PU21からの外光/TTL切換信号の値としてLレベ
ルを受信すると外光パッシブモードになり(S101
図、15参照)、ラインセンサ12A、12B、12C
について同時に積分制御を行う(S102)。すなわ
ち、モニタ回路の出力は、積分制御回路15に入力さ
れ、積分制御回路15により積分の制御が行われる。な
お、ラインセンサ113A、113B、113Cの積分
制御は行わず非動作状態とする。
【0038】そしてラインセンサ13A、13B、13
Cの各フォトダイオードが積分した電荷を像信号として
カメラのCPU21(制御手段)に出力する(S10
3)。このCPU21は、像信号に基づいて一対のライ
ンセンサ12A、12B、12C上の像間隔を求め、さ
らに結像レンズ61、62の基線長と焦点距離に基づい
て三角測量の原理によって被写体距離を求める(S10
4)。また、ラインセンサ毎に求められた被写体距離を
所定のアルゴリズムにより処理して、たとえば最至近を
示す被写体距離を選択してカメラのフォーカスを行う
(S105)。
【0039】次に、図7(a)、(b)は、前記測距セ
ンサ11を一眼レフカメラのTTLパッシブ方式に適用
した場合のカメラに構成および測距光学系を示す図であ
る。
【0040】まず、被写体からの光束は撮影レンズ71
を通過し、メインミラー72に入射する。前記メインミ
ラー72はハーフミラーになっており、入射光束の一部
がファインダ光学系74に向けて反射される。一方、入
射光束の残りはメインミラー72を透過し、サブミラー
73で反射された後、測距ユニット78に導かれる。ま
た、ファインダ光学系74はスクリーン75、ペンタプ
リズム76、接眼レンズ77から成り、これらを通して
撮影者により観察される。さらに、フィルム露光時に
は、メインミラー72とサブミラー73は図中の点線の
位置に退避する。そして、撮影レンズ71を通過した被
写体光束は、シャッター(図示せず)の開口中にフィル
ム79あるいは撮像素子に露光される。
【0041】また、前記一眼レフカメラに用いられる、
測距ユニット78内の測距光学系について説明する。図
7(a)に示すように、撮影レンズ71によって被写体
像が形成される予定焦点面に視野マスク51が配置され
る。この視野マスク51には、測距領域を規制する開口
51A、51B、51Cが形成されており、縦長の長方
形の開口51A、51B、51Cが、水平方向に沿って
一定の間隔で3個形成されている。なお、予定焦点面
は、いわゆる銀塩フィルムカメラの場合にはフィルム面
と等価な面であり、電子スチルカメラの場合には撮像素
子の受光面と等価な面である。また、前記視野マスク5
1の各開口51A、51B、51Cの後方にはコンデン
サレンズ52が配置されている。
【0042】また、各開口51A、51B、51Cを透
過した被写体光束は、コンデンサレンズ52により集光
された後、一対のセパレータレンズ53、54により被
写体光束を二分割した各像をそれぞれ、二次結像面に配
置された各ラインセンサ12A、12B、12C(図1
参照)の異なる領域に投影する。前記二次結像面は、予
定結像面の像が形成される面であって、撮影レンズ71
による被写体の像は、この二次結像面上に形成される。
【0043】次に、図8は、前記一眼レフカメラの撮影
画面200内の測距エリア212A、212B、212
Cを示している。
【0044】以下図16のTTLパッシブ測距のフロー
に基づいて説明する。
【0045】まず積分制御回路15(図1参照)は、C
PU21からのシリアル通信によって外光/TTL切換
信号として「H」を受信するとTTLモードになり、ラ
インセンサ112A、112B、112Cが有効に設定
される(ステップ201、以下S201)。そして、ラ
インセンサ113A、113B、113Cはモニタ回路
の出力に基づいて積分制御回路15により積分制御され
る(S202)。
【0046】さらに前記積分制御回路15により選択さ
れたラインセンサ112A、112B、112Cの各フ
ォトダイオードの電荷を像信号としてカメラのCPU2
1に出力する(S203)。また、CPU21は、各ラ
インセンサ112A、112B、112Cからの一対の
像信号に基づいて、各ラインセンサ112A、112
B、112C毎に一対の像間隔を求め、デフォーカス量
を算出する(S204)。次に、ラインセンサ毎に求め
られたデフォーカス量について、所定のアルゴリズムを
用いて処理を行い、たとえば最至近のデフォーカス量を
選択してフォーカスを行う(S205)。
【0047】このように測距センサ11は、コンパクト
カメラの外光パッシブ方式に適用するときは、水平方向
に延びる一対のラインセンサの間隔が大きい複数のライ
ンセンサである第1ラインセンサによって、垂直方向に
離反した3つの領域の被写体について広視野な測距が可
能である。
【0048】さらに、一眼レフカメラのTTLパッシブ
方式に適用するときは、水平方向に伸びる一対のライン
センサの間隔が小さい複数のラインセンサであって、そ
の受光部の垂直方向の間隔が前記第1ラインセンサとは
異なっている第2ラインセンサによって、水平方向に離
反した3つの領域の被写体について広視野な測距が可能
である。
【0049】また、第1ラインセンサは、第2ラインセ
ンサを挟むように配置したので、外光パッシブ方式の基
線長を大きくすることができ高精度の測距が可能であ
る。
【0050】なお、本実施形態ではラインセンサの受光
素子ピッチを固定としているが、特開平10−2745
62号公報に開示のようなピッチの切換えを行うことに
より、複数の測距光学系やその他条件に応じてピッチを
切り換えて適用できるようにしてもよい。
【0051】次に、本発明の第2の実施形態について説
明する。
【0052】図9は、この測距センサ11を一眼レフカ
メラのTTLパッシブ方式に適用した別の例であり、測
距光学系と測距センサを示す図である。
【0053】撮影レンズ171によって被写体像が形成
される予定焦点面に視野マスク151が配置される。視
野マスク151には、測距領域を規制する開口151
A、151B、151Cが形成されており、横長の長方
形の開口151A、151B、151Cが、垂直方向に
沿って一定の間隔で3個形成されている。さらに、視野
マスク151の各開口151A、151B、151Cの
後方にはコンデンサレンズ152が配置されている。ま
た、各開口151A、151B、151Cを透過した被
写体光束は、コンデンサレンズ152により集光された
後、一対のセパレータレンズ153、154により被写
体光束を二分割した各像をそれぞれ、二次結像面に配置
された各ラインセンサ112A、112B、112Cの
異なる領域に投影する。
【0054】ここで測距センサ11は、前記実施形態に
対して90°回転した配置となっている。
【0055】次に図10は、前記一眼レフカメラの撮影
画面200内の測距エリア412A、412B、412
Cを示している。
【0056】以下測距センサ11の動作を説明する。
【0057】積分制御回路15(図1参照)は、CPU
21からの外光/TTL切換信号「H」を受信するとT
TLモードに設定され、ラインセンサ112A、112
B、112Cが有効に設定される。
【0058】そして、ラインセンサ112A、112
B、112Cはモニタ回路の出力に基づいて積分制御回
路15により積分動作を制御される。さらに前記積分制
御回路15により選択されたラインセンサ112A、1
12B、112Cの各フォトダイオードの電荷を像信号
としてカメラのCPU21に出力する。このCPU21
は、各ラインセンサ112A、112B、112Cから
の一対の像信号に基づいて、各ラインセンサ112A、
112B、112C毎に一対の像間隔を求め、測距エリ
ア412A、412B、412Cにおけるデフォーカス
量を算出する。前記CPU21は、ラインセンサ毎に求
められたデフォーカス量について、所定のアルゴリズム
を用いて処理を行い、たとえば最至近のデフォーカス量
を選択してフォーカス制御を行う。
【0059】以上のように測距センサ11の配置方向を
変更するとともに、測距光学系を変更して撮影画面内の
測距視野の配置を変更して広視野な測距を行うことが可
能である。
【0060】次に、本発明の第3の実施形態を説明す
る。
【0061】図11は、本発明を適用したパッシブ測距
装置(測距センサ11)の別の実施形態を示す図であ
る。本実施形態のカメラでは、撮影レンズがズームレン
ズで構成されている。まず、測距センサ11(図9参
照)には、水平方向に延び、垂直方向に所定間隔で設け
られた5対のラインセンサ32A〜32Eと、各ライン
センサ32A〜32Eに隣接して設けられた処理回路部
33A〜33Eとを有する。また、5対のラインセンサ
32A〜32Eの間の領域において、水平方向に延び、
この5対のラインセンサ32A〜32Eとは異なる所定
間隔で垂直方向に設けられた3対のラインセンサ132
A〜132Cと、各ラインセンサ132A〜132Cに
隣接して設けられた処理回路部133A〜133Cとを
有する。
【0062】さらに、各ラインセンサ32A〜32Eお
よび132A〜132Cはいわゆるフォトダイオードア
レーであって、それぞれ、前記図3に示したように被写
体光束を受光して光電変換するフォトダイオード(画
素)が一定の間隔(ピッチ)で一直線に沿って設けられ
ている。
【0063】ここでラインセンサ32A〜32Eと13
2A〜132Cとでは前記ピッチが異なっており、各ラ
インセンサ32A〜32Eおよび132A〜132Cに
おいて発生する電荷は、センサ毎に対応する処理回路部
33A〜33Eおよび133A〜133C内の蓄積部に
おいて蓄積され電圧信号に変換される。そして、各処理
回路部33A〜33Eおよび133A〜133Cにて電
圧信号に変換された画素信号は、CPU21からの読み
出しクロック信号が積分制御回路15を介して入力され
ることによって順次読み出され、画素単位の積分信号と
しての像信号が出力される。また、カメラのコントロー
ラであるCPU21は、その内部のROM25に基づい
て動作を行い、カメラ全体の動作を制御する。
【0064】そして、像信号は積分制御回路15を介し
て出力回路16から出力され、CPU21に内蔵され、
A/D回路23に入力されてディジタル信号の画素デー
タに変換されて逐次CPU21内部のRAM24内の所
定アドレスに格納される。前記CPU21は、RAM2
4から必要な領域の画素データを読み出して、測距演算
に使用する。
【0065】ここで、前記測距センサ11を外光測距装
置に適用する場合であって、ズーム可能な撮影レンズを
有する場合には撮影レンズと測距光学系の光路が異なる
ので、撮影レンズの撮影倍率が低い場合には、測距エリ
アが撮影画面内の広範囲に配置されていたとしても、撮
影倍率が高くなった場合には撮影画角が狭くなるので、
撮影画面に対して測距エリアの間隔が広がり、一部の測
距エリアが撮影画面からはみ出してしまうことがあった
が、本実施形態ではこのような問題を解決するために、
撮影レンズのズーム位置に応じて、ラインセンサを切り
換えて測距を行っている。また、ズーム位置がワイド側
にある場合はラインセンサ32A、32C、32Eを採
用し、テレ側にある場合はラインセンサ32B、32
C、32Dを採用して測距を行う。
【0066】次に、図12(a)、(b)は、撮影レン
ズのズーム位置がワイド(広角)の場合とテレ(望遠)
の場合におけるラインセンサ32A〜32Eに対応する
撮影画面200内の測距エリアL1〜L5の配置を示し
ている。また、前記撮影レンズが、ワイド側の場合に
は、測距エリアL2(ラインセンサ32B)、L4(3
2D)は測距エリアL3(ラインセンサ32C)に近く
ほぼ同一位置を測距することになりあまり意味がないた
め採用しないようにしている。また、テレ側の場合に
は、測距エリアL1(ラインセンサ32A)、L5(3
2E)は、撮影画面の端になり主要被写体ではない雑被
写体を測距する可能性が高くなったり、測距エリアが撮
影画面外になったりするために採用しないようにしてい
る。一方、TTL測距装置の場合は撮影レンズのズーム
位置が変化しても撮影画面内の測距エリアの位置は変化
しないので、前記のように切り換えを行う必要はない。
【0067】以上のように、外光パッシブ測距方式用の
ラインセンサ32A〜32Eと、TTLパッシブ測距方
式用のラインセンサ132A〜132Cのラインセンサ
の数をそれぞれの測距方式に適した数に設定しているの
で、それぞれの測距方式に適した測距エリア配置とする
ことができる。
【0068】次に、本発明の第4の実施形態について説
明する。
【0069】図13、14は、本発明を適用した測距セ
ンサの第4の実施形態を示す図である。測距センサ11
を構成するICチップ(投光素子)500には、水平方
向に延びる1対のラインセンサ42と、ラインセンサ4
2に隣接して設けられた処理回路部43とを有する。
【0070】また1対のラインセンサ42の間の領域に
おいて、水平方向に延び所定間隔で垂直方向に設けられ
た3対のラインセンサ142A〜142Cと、各ライン
センサ142A〜142Cに隣接して設けられた処理回
路部143A〜143Cとを有する。前記3対のライン
センサ142A〜142Cの間には積分制御回路15が
配置されている。また、ラインセンサ42は、処理回路
部43内に各画素毎に定常光除去回路243を有してお
り、投光光に対する被写体からの反射光成分のみを検出
し、定常光成分を除去することが可能である。前記ライ
ンセンサ42において発生する電荷は、投光光による被
写体からの反射光成分と定常光成分が含まれているが、
定常光除去回路243において定常光除去成分のみが除
去される。
【0071】その結果、投光光による被写体からの反射
光成分のみが、処理回路部43内の蓄積部において蓄積
され、電圧信号に変換される。
【0072】一方、ラインセンサ142A〜142Cは
前記通常のラインセンサと同じ構成である。前記処理回
路部43(143A〜143C)にて電圧信号に変換さ
れた画素信号は、CPU21からの読み出しクロック信
号が積分制御回路15を介して入力されることによって
順次読み出され、画素単位の積分信号としての像信号が
出力される。そして、像信号は積分制御回路15を介し
て出力回路16から出力され、CPU21に内蔵される
A/D回路23に入力されてディジタル信号の画素デー
タに変換されて逐次CPU21内部のRAM24内の所
定アドレスに格納される。前記CPU21は、RAM2
4から必要な領域の画素データを読み出して、測距演算
に使用する。
【0073】次に、この測距センサ11をコンパクトカ
メラに使用する場合と一眼レフカメラに使用する場合の
実施形態について説明する。
【0074】図14を参照して、測距センサ11をコン
パクトカメラの外光パッシブ測距方式に適用した測距装
置の実施形態について説明する。
【0075】一対のラインセンサ42の前方に、測距光
学系である一対の結像レンズ61、62が配置され、各
結像レンズ61、62に入射した被写体光束は、それぞ
れ結像レンズ61、62によってラインセンサ42上に
結像される。
【0076】このような構成で撮影レンズ63とは別の
光路にて測距を行う。また投光素子500と投光光学系
(投光レンズ)501を有しており、投光に同期してラ
インセンサ42は積分動作を行う。また、積分制御回路
15は、CPU21からの外光/TTL切換信号の値と
してLレベルを受信すると外光パッシブモードになり、
ラインセンサ42について積分制御を行う。
【0077】なお、ラインセンサ142A〜142Cの
積分制御は行わず非動作状態とする。
【0078】そして、投光素子500を複数回投光さ
せ、投光に同期して定常光成分を除去しながら積分動作
を行う。前記ラインセンサ42の各画素の積分結果を像
信号としてカメラのCPU21に出力する。CPU21
は、像信号に基づいて三角測量の原理によって被写体距
離を求める。
【0079】測距センサ11を一眼レフカメラのTTL
パッシブ方式に適用した測距装置の場合は、前記図7と
同様の構成であるので説明を省略する。
【0080】また、TTLパッシブ方式における動作
は、積分制御回路15がCPU21から外光/TTL切
換信号としてHレベルを受信するとTTLモードにな
り、ラインセンサ142A〜142Cが有効に設定され
る。ラインセンサ42は非動作状態となる。さらに積分
制御回路15によりラインセンサ142A〜142Cの
積分動作が実行され、像信号をCPU21に出力する。
前記CPU21は、各ラインセンサ142A〜142C
からの一対の像信号に基づいて、各ラインセンサ毎に一
対の像間隔を求め、デフォーカス量を算出する。
【0081】このように測距センサ11は、コンパクト
カメラの外光パッシブ方式に適用するときは、水平方向
に延びる、一対のラインセンサの間隔がより大きい第1
ラインセンサによって測距が可能である。
【0082】また、第1ラインセンサは定常光除去機能
を有しているので、投光光に対する被写体からの反射光
成分のみを検出することができ、定常光成分の影響を受
けず、より高精度な測距が可能である。
【0083】そして、一眼レフカメラのTTLパッシブ
方式に適用するときは、水平方向に伸びる一対のライン
センサの間隔がより小さい複数のラインセンサである第
2ラインセンサによって、水平方向に離反した3つの領
域の被写体についての広視野な測距が可能である。
【0084】また第1ラインセンサは、第2ラインセン
サを挟むように配置したので、外光パッシブ方式の基線
長を大きくすることができ高精度の測距が可能である。
【0085】以上のように第1ラインセンサと第2ライ
ンセンサとはその機能、特性を異なるように設定しそれ
ぞれ外光パッシブ測距方式、TTLパッシブ測距方式に
適したラインセンサを構成して適切な測距を行うことが
できる。
【0086】次に、本発明の第5の実施形態について説
明する。この実施形態では測距センサ11をコンパクト
カメラに使用した実施形態を示す。
【0087】図18に示すように、左右のラインセンサ
12A〜12Cの前方に、測距光学系である一対の結像
レンズ61、62が配置されている。また、測光光学系
64がラインセンサ112A〜112Cの前方に配置さ
れている。また、被写体光束は、それぞれ結像レンズ6
1、62によってラインセンサ12A〜12C上に結像
される。また測光光学系64を通過した光束はラインセ
ンサ112A〜112Cに入射する。
【0088】図19は、前記コンパクトカメラの撮影画
面200内の測距エリア312A〜312C、および測
光エリア612A〜612Cを示している。
【0089】図17は外光パッシブ測距と測光フローを
示している。
【0090】また、積分制御回路15は、CPU21か
らの切換信号をLレベルとすると外光パッシブモードに
なり積分の制御が行われる。なお、ラインセンサ112
A〜112Cの積分制御は行わず非動作状態とする。ま
ず、ラインセンサ12A〜12Cの各フォトダイオード
が積分した電荷を像信号としてカメラのCPU21に出
力する(図17のステップ303,以下S303)。次
に、前記CPU21は、像信号に基づいて一対のライン
センサ12A〜12C上の像間隔を求め、結像レンズ6
1、62の基線長と焦点距離に基づいて被写体距離を求
める(S304)。そして、ラインセンサ毎に求められ
た被写体距離を所定のアルゴリズムにより処理して、た
とえば最至近を示す被写体距離を選択してカメラの撮影
レンズを駆動してフォーカスを行う(S305)。
【0091】次にCPU21からの切換信号をHレベル
としてTTLパッシブモードに設定する(S306)。
本実施形態ではTTLパッシブモードを利用して測光動
作を行う。また、ラインセンサ112A〜112Cにつ
いて同時に積分制御を行う(S307)。そしてライン
センサ112A〜112C像信号をCPU21に出力す
る(S308)。前記CPU21は、一対のラインセン
サ112A〜112C毎に像信号を測光値に換算する
(S309)。測光値は、測距結果により選択された測
距エリアに対応する測光エリアの測光値を採用する。そ
して、前記測光値に基づいて、不図示の露出装置により
カメラの露出制御を行う。
【0092】このように、コンパクトカメラにおいて測
距素子内のTTLパッシブ用ラインセンサを測光素子と
して利用するので、別途測光素子を設ける必要がなく低
コスト化や実装スペースの削減といったメリットがあ
る。
【0093】次に、本発明の第6の実施形態について説
明する。
【0094】図20に示すように、第6の実施形態で
は、赤外発光ダイオード(投光素子)500の投光光を
投光レンズ501により集光して被写体に投光し、その
反射光を利用するいわゆるアクティブタイプの測距装置
の受光部として測距センサ11を使用する。また、結像
レンズ61、62を介して得た像信号による外光パッシ
ブ測距に加え、暗い時やコントラストが低い被写体に対
しては、前記補助光(LED)投光時の像信号を利用す
るとともに、通常の外光パッシブ測距時には使用しない
ラインセンサ112Bを利用して反射光を検出する。
【0095】また、図21に示すように、外光パッシブ
測距が不可能な近距離領域においても、被写体反射光に
よる測距判定が可能である。
【0096】次に、図22の測距フローについて説明す
る。
【0097】まず、切換信号をTTLモードに設定して
ラインセンサ112Bを選択する(S401)。次に、
LED500を発光させるとともに、ラインセンサ11
2Bの積分動作を行う(S402)。続いて、ラインセ
ンサより像信号を読み出して、反射光が入射したか否か
判定する(S403)。そして、ラインセンサ112B
−1で受光したか否かを判別する。受光した場合は40
5に進む(S404)。次に、被写体が至近ずきるので
至近警告の表示を行う(S405)。そして、ラインセ
ンサ112B−2で受光したか否かを判別する。受光し
た場合は407に進む(S406)。次に、撮影レンズ
を近距離被写体に対応する所定のマクロ位置(たとえば
30cmにピントを合わせる)に設定する(S40
7)。そして、ラインセンサ112B−1、2で受光し
ていない場合は、切換信号を外光モードに設定する(S
408)。続いて、通常の外光パッシブ測距動作を行う
(S409)。そして、通常の測距動作の結果が、検出
不能か否か判別する(S410)。また、検出不能の場
合は、LED500をAF補助光として使用する測距を
行う。つまりLED500発光させながら、ラインセン
サ12A〜12Cの積分、測距演算を行う(S41
1)。
【0098】なおラインセンサ112A、112Cにつ
いても同様に使用してもよい。
【0099】以上のように通常使用しない位置に設けら
れたラインセンサを利用してより高機能な測距動作を行
うことが可能である。
【0100】
【発明の効果】本発明は、一眼レフカメラにもコンパク
トカメラにも適用でき、低コスト化が可能である。ま
た、2次元的に広視野な測距エリアを測距可能で使い勝
手のよい測距センサおよび測距装置を提供する事ができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るパッシブ測距装
置を用いた構成を示した図。
【図2】本発明の第1の実施形態に係る測距センサをカ
メラに搭載したときの主要回路構成を示す図。
【図3】本発明の第1の実施形態に係る被写体光束を受
光して光電変換するフォトダイオードの配置を示す図。
【図4】本発明の第1の実施形態に係るラインセンサと
処理回路部の配置を示す図。
【図5】本発明の第1の実施形態に係る測距センサをコ
ンパクトカメラの外光パッシブ測距方式に適用した場合
の構成を示す図。
【図6】本発明の第1の実施形態に係るコンパクトカメ
ラの撮影画面内の測距エリアを示す図。
【図7】本発明の第1の実施形態に係る測距センサを一
眼レフカメラのTTLパッシブ方式に適用した場合のカ
メラに構成および測距光学系を示す図。
【図8】本発明の第1の実施形態に係る一眼レフカメラ
の撮影画面内の測距エリアを示す図。
【図9】本発明の第2の実施形態に係る測距センサを一
眼レフカメラのTTLパッシブ方式に適用した時の測距
光学系と測距センサを示す図。
【図10】本発明の第2の実施形態に係る一眼レフカメ
ラの撮影画面内の測距エリアを示す図。
【図11】本発明の第3の実施形態をパッシブ測距装置
に適用した構成を示す図。
【図12】本発明の第3の実施形態に係る撮影レンズの
ズーム位置がワイドの場合とテレの場合におけるライン
センサに対応する撮影画面内の測距エリアの配置を示す
図。
【図13】本発明の第4の実施形態を測距センサに適用
した場合を示す図。
【図14】本発明の第4の実施形態に係る測距センサを
コンパクトカメラの外光パッシブ測距方式に適用した測
距装置を示す図。
【図15】本発明の第1の実施形態に係るフローを示す
図。
【図16】本発明の第1の実施形態に係るTTLパッシ
ブ測距のフローを示す図。
【図17】本発明の第5の実施形態に係る外光パッシブ
測距と測光フローを示す図。
【図18】本発明の第5の実施形態に係る測距センサを
コンパクトカメラに使用した場合の構成を示す図。
【図19】本発明の第5の実施形態に係るコンパクトカ
メラの撮影画面内の測距エリアおよび測光エリアを示す
図。
【図20】本発明の第6の実施形態に係るアクティブタ
イプの測距装置の受光部として測距センサを使用する場
合の構成を示す図。
【図21】本発明の第6の実施形態に係る外光パッシブ
測距が不可能な近距離領域においても、被写体反射光に
よる測距判定が可能である場合を示す図。
【図22】本発明の第6の実施形態に係る測距フローを
示す図。
【符号の説明】
11…測距センサ、12A.12B…ラインセンサ、1
2A.12B…複数対ラインセンサ、12B.112B
…ラインセンサ、12B…受光部、12A…受光部、1
3A.13B…処理回路部、15…積分制御回路16…
出力回路、21…CPU、42…ラインセンサ、51…
視野マスク、52…コンデンサレンズ、63…撮影レン
ズ、64…測光光学系、71…撮影レンズ、74…ファ
インダ光学系、78…測距ユニット、80…フォトダイ
オード、152…コンデンサレンズ、200…撮影画
面、242、243…定常光除去回路、500…投光素
子、501…投光レンズ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F112 AA08 AC03 BA11 CA02 DA05 DA28 DA32 EA05 FA07 FA21 FA29 FA45 2H011 AA01 BA05 BA23 BB01 BB02 2H051 BA04 BA17 BB07 CB08 CB20 CB27 CB29 CE27

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の受光素子を備えた受光手段により
    被写体光を受光し、受光手段からの出力に基づいてデフ
    ォーカスまたは被写体までの距離を測定する測距センサ
    において、 複数対の第1の受光手段と、 前記第1の受光手段をはさんで所定間隔で配置された、
    前記第1の受光手段の配列方向と同一方向に沿って配置
    される複数対の第2の受光手段とを有することを特徴と
    する測距センサ。
  2. 【請求項2】 複数対の第1の受光手段において受光部
    の配列方向に対して垂直方向における受光部の間隔と、 前記複数対の第2の受光手段においての受光部の配列方
    向に対して垂直方向における受光部の間隔と、は異なる
    ことを特徴とする請求項1に記載の測距センサ。
  3. 【請求項3】 前記第1の受光手段と第2の受光手段と
    は異なる数の対を有することを特徴とする請求項1また
    は2に記載の測距センサ。
  4. 【請求項4】 複数対の第1の受光手段、および、前記
    第1の受光手段をはさんで所定間隔で配置され、前記第
    1の受光手段の配列方向と同一方向に沿って配置される
    複数対の第2の受光手段とを有する測距センサと、 撮影レンズを介して、前記第1および第2の受光手段上
    に被写体像を形成する測距光学系と、 前記第1または第2の受光手段の出力信号に基づいて、
    前記撮影レンズのデフォーカス量を求めることを特徴と
    する測距装置。
  5. 【請求項5】 複数対の第1の受光手段、および、前記
    第1の受光手段をはさんで所定間隔で配置され、前記第
    1の受光手段の配列方向と同一方向に沿って配置される
    複数対の第2の受光手段とを有する測距センサと、 前記第1および第2の受光手段上に被写体像を形成する
    測距光学系と、 前記第1または第2の受光手段の出力信号に基づいて、
    被写体までの距離を求めることを特徴とする測距装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007279312A (ja) * 2006-04-05 2007-10-25 Nikon Corp 撮像素子、イメージセンサーおよび撮像装置
JP2012211946A (ja) * 2011-03-30 2012-11-01 Canon Inc 焦点検出装置
JP2019184956A (ja) * 2018-04-16 2019-10-24 株式会社ニコン 焦点検出装置、カメラボディおよびカメラシステム

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