JP2002131311A - 採便容器 - Google Patents

採便容器

Info

Publication number
JP2002131311A
JP2002131311A JP2001271994A JP2001271994A JP2002131311A JP 2002131311 A JP2002131311 A JP 2002131311A JP 2001271994 A JP2001271994 A JP 2001271994A JP 2001271994 A JP2001271994 A JP 2001271994A JP 2002131311 A JP2002131311 A JP 2002131311A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
lid
stool
wall
suspension
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001271994A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3470112B2 (ja
Inventor
Hideki Kikuiri
英樹 菊入
Ryokichi Toda
了吉 戸田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Azwell Inc
Original Assignee
Azwell Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Azwell Inc filed Critical Azwell Inc
Priority to JP2001271994A priority Critical patent/JP3470112B2/ja
Publication of JP2002131311A publication Critical patent/JP2002131311A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3470112B2 publication Critical patent/JP3470112B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で、容易にかつ正確に糞便の懸濁
液を採取することができる採便容器を提供する。 【解決手段】 検査液収納容器10の本体を先端側と底
部側との双方に開口する形状に一体成形し、この容器本
体の底部側開口内に蓋70を装着して当該開口を塞ぐと
ともに、この蓋70に、その外側面から上記容器本体の
先端側に向かって凹み、懸濁液吸引用ノズルが侵入可能
な形状をもつノズル侵入凹部75を形成し、このノズル
侵入凹部75の底壁を他の部分よりも容器軸方向の厚み
寸法の小さい薄肉部77とした採便容器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、検体である糞便を
採取するための採便容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、検体として糞便を採取するための
容器として、例えば特開平9−54082号公報に示さ
れるものが知られている。この容器は、検体採取具と、
検査液を収納する容器本体とを備え、容器本体の底部に
は、適量の検査液を滴下させるためのピペット部が設け
られている。このピペット部には、小面積の液通路が形
成されるとともに、この液通路の途中部分が薄肉部によ
って遮断されている。
【0003】この容器によれば、例えば次の要領で採便
及び検査が行われる。
【0004】 検体採取具の先端に糞便を付着させ
る。
【0005】 検体採取具の先端を容器本体内にその
先端側開口から挿入し、そのまま当該検体採取具を容器
本体に密着状態で装着する。この時、検体採取具の先端
に付着していた糞便の粒子が液中に分散することによ
り、検査液は懸濁液となる。
【0006】 容器輸送後、検査の際、ピペット部の
薄肉部を針等で突き破り、液通路を流通状態にする。そ
して、このピペット部を下に向けながら容器本体の中腹
部を指等で押圧し、ピペット部から適所に懸濁液を滴下
し、その検査を行う。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記の採便容器では、
次のような解決すべき課題がある。
【0008】すなわち、上記ピペット部の液通路は、適
量の液を滴下できるように極めて細くしなければなら
ず、しかも、この液通路の途中に薄肉部を形成する必要
があり、その成形は難しい。さらに、当該液通路内に沈
殿物が侵入するのを阻止するためにフィルタを設ける必
要もあり、構造が複雑でコストが高くなる。
【0009】本発明は、このような事情に鑑み、簡単な
構成で、容易にかつ正確に糞便の懸濁液を採取すること
ができる採便容器を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、本発明は、先端側に開口し、内部に検査
液を収容可能な検査液収納容器と、糞便からなる検体が
付着可能な検体付着部を先端に有し、この検体付着部が
上記検査液収納容器内に挿入された状態でこの検査液収
納容器の先端開口部に密着状態で装着可能な検体採取部
材とを備えた採便容器であって、上記検査液収納容器の
本体を先端側と底部側との双方に開口する形状に一体成
形し、この容器本体の底部側開口内に蓋を装着して当該
開口を塞ぐとともに、この蓋に、その外側面から上記容
器本体の先端側に向かって凹み、懸濁液吸引用ノズルが
侵入可能な形状をもつノズル侵入凹部を形成し、このノ
ズル侵入凹部の底壁を他の部分よりも容器軸方向の厚み
寸法の小さい薄肉部としたものである。
【0011】この容器において、上記ノズル侵入凹部内
に懸濁液吸引ノズルを侵入させて当該ノズルで薄肉部を
突き破らせることにより、容器内の懸濁液を吸引するこ
とができる。また、非常に狭いピペット部液通路の途中
に薄肉部を形成するのではなく、比較的大面積のノズル
侵入凹部の底壁を薄肉部とする構造なので、蓋の成形も
容易である。
【0012】この蓋については、上記薄肉部も含めて蓋
全体を一体成形するようにしてもよいし、上記蓋の本体
に懸濁液吸引ノズルが侵入可能な形状をもつ貫通孔を形
成し、この貫通孔の底部開口を塞ぐ位置に、上記薄肉部
を構成するシール用フィルムを貼着するようにしてもよ
い。前者の場合には、部品点数及び工数を削減して一層
のコスト低減を図ることが可能である。しかも、上記薄
肉部の容器本体先端側の面と他の部分の容器本体先端側
の面とを面一とすることにより、成形をさらに容易化で
き、かつ、薄肉部をノズル侵入凹部の最深部に位置させ
ることにより薄肉部を外部からより確実に保護できる。
【0013】上記蓋の周縁部に耳部を形成し、この耳部
と上記容器本体の底部側端面とが当接する位置まで蓋を
嵌入するようにすれば、簡単な構造で蓋の位置決めを容
易にでき、また、その装着状態を安定させることができ
る。
【0014】さらに、上記容器本体の底部側端部に他の
部分よりも厚肉で容器径方向外側に突出するフランジ部
を形成し、このフランジ部と上記耳部の外形状を略同等
とすれば、底部側の構造をコンパクトにまとめながらそ
の有効な補強ができる。そして、これら耳部とフランジ
部とを溶接することにより、さらに高いシール性が得ら
れる。
【0015】上記蓋は、そのノズル侵入凹部を除いて中
実構造にしてもよいが、この蓋に、上記容器本体の先端
側開口に嵌着される外側壁と、この外側壁の内側に形成
され、上記ノズル侵入凹部を囲む内側壁とを設けて、こ
れら外側壁と内側壁との間に上記薄肉部よりも厚肉の底
壁をもつ凹部を形成すれば、この凹部の分だけ蓋を軽量
化でき、また、成形後の外側壁の変形を小さくして外側
壁と容器本体の底部側内周面との密着性を安定させなが
ら、ノズル侵入凹部を囲む内側壁によって薄肉部の周囲
を局所的に補強し、薄肉部を有効に保護できる。
【0016】この採便容器では、容器本体の少なくとも
一部の断面形状を扁平状としたり、上記検査液収納容器
の先端部に雌ねじ部を一体に形成し、上記検体採取部材
に上記雌ねじ部と螺合可能な雄ねじ部を一体に形成した
り、上記雌ねじ部から底部側に、上記検体付着部の外径
とほぼ同等の内径の扱き孔をもつ扱き部を延長させたり
することが可能である。
【0017】また、上記蓋のノズル侵入凹部内に嵌着可
能に構成され、当該嵌着状態で上記薄肉部を突き破って
懸濁液を滴下可能にする装着型滴下器を備えることによ
り、前記の懸濁液吸引ノズルを用いて懸濁液を採取する
方法だけでなく、容器底部側から懸濁液を滴下する方法
も実施することが可能になり、場合に応じて懸濁液採取
方法を使い分けるといったことも可能になる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態を図1
〜図8に基づいて説明する。
【0019】ここに示す採便容器は、図1及び図2に示
す検査液収納容器10と、図2及び図3に示す蓋70
と、図4に示す検体採取部材20とからなっている。
【0020】検査液収納容器10は、その容器本体が合
成樹脂により一体成形されたもので、先端側(図1
(a)では左側)に雌ねじ部11を有し、この雌ねじ部
11よりも底部側(同図(a)では右側)の部分が検査
液収納部12とされている。
【0021】雌ねじ部11は略円筒状とされ、その内周
面には雌ねじ11aが刻まれている。雌ねじ部11の先
端部外周面にはローレットによる凹凸11bが刻まれ、
この部分をつまんでの回転操作が容易化されている。
【0022】この雌ねじ部11からは底部側に扱き(し
ごき)部13が延長され、上記検査液収納部12内に臨
んでいる。この扱き部13は、後端に扱き孔13aを有
し、この扱き孔13aの内径は後述の検体採取部材20
の採取棒23の外径と略同等に設定されている。
【0023】検査液収納部12は、扁平状(この実施の
形態では図2に示すような楕円状)の断面形状を有し、
この検査液収納部12の先端側部分は、上記雌ねじ部1
1の断面形状から検査液収納部12の断面形状へ滑らか
に移行するためのテーパー部12aとされている。検査
液収納部12の外周面にはラベル14が貼着され、この
ラベル14上に被検査者の氏名等が記入可能となってい
る。
【0024】検査液収納部12の底部側はストレートに
開口しており、この底部側開口の周縁部にはフランジ部
15が形成されている。このフランジ部15は、他の部
分よりも厚肉で容器径方向に突出しており、図例では略
矩形状をなしている。そして、容器本体の底部側開口に
蓋70が嵌着され、この蓋70によって当該開口が塞が
れている。
【0025】この蓋70は、全体が合成樹脂で一体成形
されたもので、図3に示すような底壁71と、この底壁
71の周縁部から立ち上がる外側壁72と、この外側壁
72の内側領域で立ち上がる内側壁73とを一体に有し
ている。外側壁72の外周形状は、前記検査液収納容器
10の底部側開口の形状と同等もしくはそれよりも僅か
に小さい形状に設定され、この底部側開口に嵌着可能と
されている。内側壁73は円筒状をなし、その一部が上
記外側壁72と重なって一体化されている。
【0026】換言すれば、内側壁73の内側に円形のノ
ズル侵入凹部75が形成され、この内側壁73と外側壁
72との間に左右一対の凹部76が形成されている。ノ
ズル侵入凹部75は、前記懸濁液吸引ノズル54が侵入
可能な面積を有し、蓋70の外側面(図3(b)では上
側面)から容器先端側(同図(b)では下側)に向かっ
て凹んでいる。そして、このノズル侵入凹部75の底壁
部分が、他の部分の底壁71よりも肉厚の小さい薄肉部
77とされている。この薄肉部77の厚み寸法は、前記
懸濁液吸引ノズル54がそのまま突破できる程度に小さ
く設定されている。
【0027】上記外側壁72の周縁部には、他の部分よ
りも外側に突出する耳部74が形成されている。この実
施の形態では、耳部74の形状が前記フランジ部15の
形状と略同等に設定され、この耳部74がフランジ部1
5と当接する位置まで外側壁72が検査液収納容器10
の底部側開口内に嵌入されることにより、この検査液収
納容器10に蓋70が装着されている。
【0028】なお、この蓋70の装着による容器内の密
封をより確実にするには、超音波溶接等の手段を用いて
耳部74とフランジ部15とを完全に接合することが、
より好ましい。
【0029】上記の容器本体と同様、検体採取棒20
も、この実施の形態では、合成樹脂により一体成形され
たものであり、図4に示すようなつまみ部21、雄ねじ
部22、及び採取棒23を順に有している。雄ねじ部2
2には、雄ねじ22aが刻まれ、前記検査液収納容器の
雌ねじ部11と螺合可能に構成されている。採取棒23
は、均一な直径を有し、上記雄ねじ部22に近い部分が
鈍角に屈曲する屈曲部23aとされ、この屈曲部23a
よりも先端側の部分が上記屈曲部23aの屈曲方向と異
なる方向(図例では反対方向)にわん曲している。この
採取棒23の先端には、上記わん曲の外側(図4(b)
では上側)に開口する複数の検体採取溝23bが形成さ
れている。
【0030】次に、この採便容器を用いた便の検査方法
を説明する。
【0031】1)検体の採取 図5(a)に示すように検体採取部材20のつまみ部2
1を指等でつまみ、採取棒23の先端を検体である糞便
に押付けて擦り、当該先端の検体採取溝23b内に検体
を入り込ませる。この時、十分な検体採取量を確保する
には、上記採取棒23をなるべく水平に近づけることが
好ましいが、この採取棒23が例えば同図(b)に示す
ような直線状である場合には、採取棒23を水平に近づ
けるほどつまみ部21が検体に近づき、指等に付着する
おそれが高くなる。これに対し、同図(a)に示すよう
に途中部分が屈曲した検体採取棒23であれば、その先
端部分を水平に近づけながら検体とつまみ部との間隔を
十分に確保でき、指等に検体が付着するのを防ぐことが
可能である。
【0032】ただし、本発明では採取棒23の形状は特
に問わず、前記図5(b)に示したものであってもよ
い。
【0033】2)検体採取部材の装着 図6に示すように検査液収納容器10の先端を上に向
け、かつ、その中に検査液17を収納した状態で、上か
ら(すなわち雌ねじ部11側から)検査液収納容器10
内に検体採取部材20の先端を挿入し、さらに、検体採
取部材20を回転操作してその雄ねじ部22を雌ねじ部
11に螺合させ、この部分で両者を密着させる。ここ
で、上記採取棒23の先端部分(すなわち検体が付着し
ている部分)が扱き部13の扱き孔13aを通過する
際、この扱き部13で採取棒23上の余剰の検体が擦り
取られ、検体採取溝23b内に入り込んだ適量の検体の
みが検査液17内に浸漬される。この検体は、液中に分
散し、検査液17を懸濁液にする。
【0034】3)懸濁液の採取等 上記図5の状態の採便容器をそのまま適当な検査設備の
ある場所に輸送し、ここで上記懸濁液の採取及び分析を
行う。その採取を自動的に行うための装置の一例を図7
及び図8に示す。
【0035】この装置は、容器保持部材40、懸濁液吸
引装置50、及び搬送装置60を備えている。
【0036】容器保持部材40は、上向きに開口する容
器状をなし、前記採便容器の雌ねじ部11よりも僅かに
大きい小径孔41と、上記フランジ部15とほぼ同等の
断面形状をもつ大径孔42とを有し、両孔41,42の
境界部分にテーパー部43を有している。そして、この
容器保持部材40内に前記採便容器をそのつまみ部21
側から挿入し、そのテーパー部12aを上記テーパー部
43上に載せることにより、図8に示すように底部側の
蓋70を上に向けた状態で採便容器を保持できるように
なっている。
【0037】懸濁液吸引装置50は、ポンプを内蔵する
装置本体52から下向きに懸濁液吸引ノズル54が延び
たものであり、この懸濁液吸引ノズル54の下端面54
aは斜め切りされて鋭利化されている。搬送装置60
は、地盤上に設置されたシリンダ61と、このシリンダ
61により昇降駆動される昇降軸62と、この昇降軸6
2の頂部において水平アーム64を旋回させる旋回装置
63とを備え、その水平アーム64の先端に上記懸濁液
吸引装置50が固定されたものであり、この懸濁液吸引
装置50を上記旋回方向及び上下方向に搬送するもので
ある。
【0038】この装置において、図8に示すように蓋7
0を上に向けた状態で容器保持部材40内に保持させ
る。そして、懸濁液吸引ノズル54をノズル侵入凹部7
5の直上方の位置(図8の実線に示す位置)にセット
し、そのまま下降させてノズル下端面54aに薄肉部7
7を突き破らせ、さらに中の検査液(懸濁液)17に浸
漬させる(同図二点鎖線位置)。この位置でそのままポ
ンプを作動させて懸濁液吸引ノズル54内に一定量の懸
濁液を吸引させた後、この懸濁液吸引ノズル54を引上
げ、別の場所に移して当該ノズル54内の懸濁液17を
適所(例えば反応容器)に滴下させる。
【0039】従って、この採便容器によれば、簡単な方
法で採便を行うことができ、また当該作業の自動化も容
易に進めることができる。
【0040】また、蓋70の構造も、従来容器の蓋のよ
うにピペット部を有するものと異なり、細径の液通路を
設ける必要がなく、構造が簡単である。また、このよう
な細径の液通路の途中に薄肉部を形成するのではなく、
懸濁液吸引ノズル54が侵入可能な程度まで面積の大き
いノズル侵入凹部75の底壁を薄肉部とするものなの
で、成形は容易であり、低コストの量産が可能である。
【0041】特に、この実施の形態では、上記薄肉部7
7の容器先端側に向かう面(図3(b)では下面)と他
の部分の底壁71の面とが面一であるため、成形がより
容易であるとともに、薄肉部77をノズル侵入凹部75
の最深部に位置させることにより、この薄肉部77を外
部から最も有効に保護することができ、薄肉部77が異
物と接触して不用意に破られてしまうのを確実に防ぐこ
とができる。また、懸濁液吸引ノズル54を挿入する前
に薄肉部77は懸濁液で汚れた状態にあるため、この薄
肉部77を突き破る際に懸濁液吸引ノズル54の外周面
が汚れることになるが、上記薄肉部77を最深位置に配
することにより、上記懸濁液吸引ノズル54の挿入の際
にその外周面が汚れる領域を最小限に抑えることができ
る利点もある。
【0042】また、容器本体の底部側開口の形状は単純
であるため、液収納容器10に雌ねじ部11を一体に形
成することや、検査液収納容器10内に扱き部13を
一体に形成すること、あるいは、検査液収納部12の
断面形状を扁平にすることが容易となり、の雌ねじ部
11の形成によって容器先端側からの懸濁液17の洩れ
を確実に防ぐことができ、の扱き部13の形成によっ
て懸濁液17中に分散させる検体の量を一定化させるこ
とができ、の検査液収納部12の扁平化によってその
外周面へのラベル14の貼着を容易にし、かつ、このラ
ベル14への氏名等の記入を容易化できるという効果が
得られる。
【0043】特に、この実施の形態では、容器底部に厚
肉の補強用フランジ部15を形成して変形しにくくし、
このフランジ部15の内側に蓋70を嵌着するようにし
ているので、上記変形に起因してシール性が低下するの
を防ぐことができる。
【0044】上記耳部74は適宜省略可能であるが、こ
の耳部74を形成し、耳部74と容器底部側端面とが当
たる位置まで蓋70を開口に嵌入することにより、蓋7
0の位置決めを容易に行うことができ、その固定状態を
安定させることができる。特に、上記実施の形態では、
耳部74の外形状とフランジ部15の外形状を略同等に
し、両者を当接させるようにしているので、コンパクト
な構成で容器底部の補強を効率よく行うことが可能とな
っている。
【0045】なお、この実施の形態では、蓋70をその
薄肉部77も含めて全体を一体成形しているが、例えば
第2の実施の形態として図9(a)〜(c)に示すよう
に、前記ノズル侵入凹部75に代えてこれと同等の断面
形状をもつ貫通孔75´を上下方向に貫通させておき、
その底部開口を塞ぐように底壁71に薄肉部としてシー
ル用フィルム78を貼着するようにしてもよい。この場
合、シール用フィルム78としては、アルミニウム等の
金属もしくは合成樹脂等からなる薄肉母材の表裏両面
に、ポリエチレン等からなる腐食防止用のコーティング
層が形成され、さらに裏面に熱溶着用の合成樹脂(基本
的には容器本体と同材質のもの)がコーティングされた
複合フィルムを使用することができる。
【0046】ただし、本発明において上記各コーティン
グ層は必須ではなく、シール用フィルム78の貼着手段
も、上記熱溶着の他、超音波溶接や接着剤による接着が
適用可能である。
【0047】その他、本発明は例えば次のような形態を
とることも可能である。
【0048】(1) 検査液収納容器10の断面形状を扁平
にする場合、その形状は楕円に限らず、例えば小判状
や、略長方形状にしても、前記と同様、ラベル14の貼
着及びラベル14への記入を容易にできる利点が得られ
る。
【0049】(2) 前記第1〜第2の実施の形態におい
て、扱き部13やフランジ部15は適宜省略が可能であ
る。ただし、このフランジ部15の形成により、他の部
分は薄肉にして容器軽量化を図りながら、フランジ部1
5での変形を抑制して蓋70によるシールをより確実に
良好に保つことができる利点が得られる。
【0050】(3) 前記蓋70において、左右一対の凹部
76は省略が可能である。すなわち、外側壁72と内側
壁73とを一体にして中実化し、これにノズル侵入凹部
75のみを凹設するようにしてもよい。ただし、上記凹
部76の確保(すなわち外側壁72と内側壁73の併
設)により、蓋70を軽量化し、また成形後の外側壁7
2の変形を少なくしてその外形状を安定させながら、内
側壁73により薄肉部77の周縁部を補強して薄肉部7
7を有効に保護できる利点が得られる。
【0051】(4) 前記図7では、容器保持部材40を地
盤に固定し、これに対して懸濁液吸引装置50を上下方
向と水平方向との双方に搬送するものを示したが、懸濁
液吸引装置50は上下方向にのみ搬送するようにし、そ
の代わりに、例えば容器保持部材40と反応容器とを並
べてターンテーブル等の移動テーブル上に載置し、これ
らを交互に懸濁液吸引ノズル54の下方の位置へ水平方
向に搬送できるようにしてもよい。
【0052】(5) 前記各実施形態では、検査液収納容器
10の先端部に雌ねじ部11を、検体採取部材20に雄
ねじ部22を設けたものを示したが、これらを省略し、
例えば検体採取部材20の外周面と検査液収納容器10
の先端部内周面との間にシール部材を介在させて容器内
を密封することも可能である。ただし、上記のような雌
ねじ部11及び雄ねじ部22をそれぞれ検査液収納容器
10及び検体採取部材20に一体に形成すれば、部品点
数の少ない簡素な構造で確実なシールができる利点が得
られる。
【0053】(6) 上述のように、本発明にかかる採便容
器は、基本的にその薄肉部77を懸濁液吸引ノズル54
によって上から突き破り、そのまま当該ノズル54によ
って懸濁液を吸引するといった方法に用いるものである
が、適当な構造の装着型滴下器を使って容器底壁から直
接適所に懸濁液を滴下するといった方法にも用いること
が可能である。
【0054】例えば、第3の実施の形態として図10に
示すように、ノズル本体82の外径を前記第1の実施の
形態で示したノズル侵入凹部75の内径と略同等にして
その途中部分につば部84を形成し、このつば部84が
内側壁73に当たるまでノズル本体82を上記ノズル侵
入凹部75に嵌入して固定すれば、その嵌入の際に先端
面82aが薄肉部77を突き破るため、そのまま装着型
滴下器80を下に向ければ液通路81から懸濁液を滴下
させることができる。
【0055】すなわち、本発明にかかる採便容器は、懸
濁液の検査方式等によって2通りの採取方法を適用する
ことも可能となっている。
【0056】
【発明の効果】以上のように本発明は、検査液収納容器
の本体を先端側と底部側との双方に開口する形状に一体
成形し、この容器本体の底部側開口内に蓋を装着して当
該開口を塞ぐとともに、この蓋に、その外側面から上記
容器本体の先端側に向かって凹み、懸濁液吸引用ノズル
が侵入可能な形状をもつノズル侵入凹部を形成し、この
ノズル侵入凹部の底壁を他の部分よりも容器軸方向の厚
み寸法の小さい薄肉部としたものであるので、低コスト
で量産できる簡単な構造で、検体採取部材の検体付着部
に検体を付着させ、これを検査液収納容器に装着して容
器内の検査液を上記検体の懸濁液とした後、容器底壁を
上にしてその薄肉部を懸濁液吸引ノズルで上から突き破
り、この懸濁液吸引ノズルで検査液収納容器内の懸濁液
をそのまま吸引し、適所に滴下させるという便の検査方
法を実現することができる。
【0057】ここで、上記薄肉部も含めて蓋全体を一体
成形したものでは、部品点数及び工数を削減して一層の
コスト低減を図ることができる。特に、上記薄肉部の容
器本体先端側の面と他の部分の容器本体先端側の面とを
面一とすることにより、成形をさらに容易にでき、しか
も、薄肉部をノズル侵入凹部の最深部に位置させて外部
から有効に保護できる効果が得られる。
【0058】上記蓋の周縁部に耳部を形成し、この耳部
と上記容器本体の底部側端面とが当接する位置まで蓋を
嵌入するようにすれば、簡単な構造で蓋の位置決めを容
易にでき、また、その装着状態を安定させることができ
る。
【0059】さらに、上記容器本体の底部側端部に他の
部分よりも厚肉で容器径方向外側に突出するフランジ部
を形成し、このフランジ部と上記耳部の外形状を略同等
とすれば、コンパクトな構成で容器底部を効率よく補強
できる。そして、これら耳部とフランジ部とを溶接する
ことにより、さらに高いシール性を確保できる。
【0060】上記蓋に、上記容器本体の先端側開口に嵌
着される外側壁と、この外側壁の内側に形成され、上記
ノズル侵入凹部を囲む内側壁とを設けて、これら外側壁
と内側壁との間に上記薄肉部よりも厚肉の底壁をもつ凹
部を形成すれば、この凹部の分だけ蓋を軽量化でき、ま
た、成形後の外側壁の変形を小さくして外側壁と容器本
体の底部側内周面との密着性を安定させながら、ノズル
侵入凹部を囲む内側壁によって薄肉部の周囲を局所的に
補強し、薄肉部を有効に保護できる効果が得られる。
【0061】この採便容器では、例えば、容器本体の少
なくとも一部の断面形状を扁平状にすることにより、こ
の部分にラベル等を安定して貼着することができ、か
つ、このラベル等への記入作業を容易にできる効果が得
られる。
【0062】また、上記検査液収納容器の先端部に雌ね
じ部を一体に形成し、この雌ねじ部と螺合可能な雄ねじ
部を上記検体採取部材に一体に形成することにより、確
実なシールができる。
【0063】また、上記雌ねじ部から底部側に、上記検
体付着部の外径とほぼ同等の内径の扱き孔をもつ扱き部
を延長させることにより、検査液内に分散する検体の量
を安定させることができる。
【0064】また、上記蓋のノズル侵入凹部内に嵌着可
能に構成され、当該嵌着状態で上記薄肉部を突き破って
懸濁液を滴下可能にする装着型滴下器を備えることによ
り、複数種の懸濁液採取方法を実現でき、場合に応じて
懸濁液採取方法を使い分けるといったことが可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の第1の実施の形態にかかる採
便容器の検査液収納容器の一部断面側面図、(b)はそ
の底面図である。
【図2】図1に示す採便容器の底部構造を示す斜視図で
ある。
【図3】(a)は図2に示す蓋の平面図、(b)は同蓋
の断面正面図、(c)は同蓋の底面図である。
【図4】(a)は本発明の第1の実施の形態にかかる採
便容器の検体採取部材の正面図、(b)はその一部断面
側面図である。
【図5】(a)は図4に示す検体採取部材により検体を
採取する作業を示す使用状態図、(b)は他の検体採取
部材を示す側面図である。
【図6】図4に示す検体採取部材を図1に示す検査液収
納容器に装着した状態を示す断面正面図である。
【図7】図6に示す採便容器内から懸濁液を採取するた
めの装置の一例を示す一部断面正面図である。
【図8】容器保持部材に保持された採便容器の蓋の薄肉
部を懸濁液吸引ノズルで突き破る作業を示す一部断面正
面図である。
【図9】(a)は第2の実施の形態にかかる蓋の平面
図、(b)は同蓋の断面正面図、(c)は同蓋の底面図
である。
【図10】本発明の第3の実施の形態を示す断面側面図
である。
【符号の説明】
10 検査液収納容器 11 雌ねじ部 12 検査液収納部 13 扱き部 13a 扱き孔 14 ラベル 15 フランジ部 17 検査液 20 検体採取部材 22 雄ねじ部 70 蓋 71 底壁 72 外側壁 73 内側壁 74 耳部 75 ノズル侵入凹部 75´ 貫通孔 76 凹部 77 薄肉部 78 シール用フィルム
フロントページの続き Fターム(参考) 2G045 AA22 CB04 HA07 HA11 HA13 HA14 2G052 AA28 AD14 AD29 AD49 BA02 BA14 CA02 CA04 CA19 CA24 CA28 JA07 JA23

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端側に開口し、内部に検査液を収容可
    能な検査液収納容器と、糞便からなる検体が付着可能な
    検体付着部を先端に有し、この検体付着部が上記検査液
    収納容器内に挿入された状態でこの検査液収納容器の先
    端開口部に密着状態で装着可能な検体採取部材とを備え
    た採便容器であって、上記検査液収納容器の本体を先端
    側と底部側との双方に開口する形状に一体成形し、この
    容器本体の底部側開口内に蓋を装着して当該開口を塞ぐ
    とともに、この蓋に、その外側面から上記容器本体の先
    端側に向かって凹み、懸濁液吸引用ノズルが侵入可能な
    形状をもつノズル侵入凹部を形成し、このノズル侵入凹
    部の底壁を他の部分よりも容器軸方向の厚み寸法の小さ
    い薄肉部としたことを特徴とする採便容器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の採便容器において、上記
    薄肉部も含めて蓋全体を一体成形したことを特徴とする
    採便容器。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の採便容器において、上記
    薄肉部の容器本体先端側の面と他の部分の容器本体先端
    側の面とを面一としたことを特徴とする採便容器。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の採便容器において、上記
    蓋の本体に懸濁液吸引ノズルが侵入可能な形状をもつ貫
    通孔を形成し、この貫通孔の底部開口を塞ぐ位置に、上
    記薄肉部を構成するシール用フィルムを貼着したことを
    特徴とする採便容器。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の採便容
    器において、上記蓋の周縁部に耳部を形成し、この耳部
    と上記容器本体の底部側端面とが当接する位置まで蓋を
    嵌入したことを特徴とする採便容器。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の採便容器において、上記
    容器本体の底部側端部に他の部分よりも厚肉で容器径方
    向外側に突出するフランジ部を形成し、このフランジ部
    と上記耳部の外形状を略同等としたことを特徴とする採
    便容器。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の採便容器において、上記
    耳部とフランジ部とを溶接したことを特徴とする採便容
    器。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかに記載の採便容
    器において、上記蓋に、上記容器本体の先端側開口に嵌
    着される外側壁と、この外側壁の内側に形成され、上記
    ノズル侵入凹部を囲む内側壁とを設けて、これら外側壁
    と内側壁との間に上記薄肉部よりも厚肉の底壁をもつ凹
    部を形成したことを特徴とする採便容器。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれかに記載の採便容
    器において、上記容器本体の少なくとも一部の断面形状
    を扁平状としたことを特徴とする採便容器。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9のいずれかに記載の採便
    容器において、上記検査液収納容器の先端部に雌ねじ部
    を一体に形成し、上記検体採取部材に上記雌ねじ部と螺
    合可能な雄ねじ部を一体に形成したことを特徴とする採
    便容器。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の採便容器において、
    上記雌ねじ部から底部側に、上記検体付着部の外径とほ
    ぼ同等の内径の扱き孔をもつ扱き部を延長させたことを
    特徴とする採便容器。
  12. 【請求項12】 請求項1〜11のいずれかに記載の採
    便容器において、上記蓋のノズル侵入凹部内に嵌着可能
    に構成され、当該嵌着状態で上記薄肉部を突き破って懸
    濁液を滴下可能にする装着型滴下器を備えたことを特徴
    とする採便容器。
JP2001271994A 2001-09-07 2001-09-07 採便容器 Expired - Fee Related JP3470112B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001271994A JP3470112B2 (ja) 2001-09-07 2001-09-07 採便容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001271994A JP3470112B2 (ja) 2001-09-07 2001-09-07 採便容器

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22834997A Division JP3297001B2 (ja) 1997-08-25 1997-08-25 便の検査方法及び採便容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002131311A true JP2002131311A (ja) 2002-05-09
JP3470112B2 JP3470112B2 (ja) 2003-11-25

Family

ID=19097427

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001271994A Expired - Fee Related JP3470112B2 (ja) 2001-09-07 2001-09-07 採便容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3470112B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004245667A (ja) * 2003-02-13 2004-09-02 Elmex Ltd 採便管
US7648681B2 (en) 2004-12-01 2010-01-19 Meridian Bioscience, Inc. Specimen collection system
JP2013500478A (ja) * 2009-07-30 2013-01-07 蘇州海路生物技術有限公司 改良型多機能標本ケース
JP2018059776A (ja) * 2016-10-04 2018-04-12 メディカテック株式会社 採便容器、および、便検査装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004245667A (ja) * 2003-02-13 2004-09-02 Elmex Ltd 採便管
US7648681B2 (en) 2004-12-01 2010-01-19 Meridian Bioscience, Inc. Specimen collection system
JP2013500478A (ja) * 2009-07-30 2013-01-07 蘇州海路生物技術有限公司 改良型多機能標本ケース
JP2018059776A (ja) * 2016-10-04 2018-04-12 メディカテック株式会社 採便容器、および、便検査装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3470112B2 (ja) 2003-11-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7906076B2 (en) Method and apparatus for biopsy sample processing
JP2002544076A (ja) 貫通性キャップおよび関連する流体移動デバイス
WO2012105171A1 (ja) 検査チップ及びこの検査チップを備えた検査チップセット
JP2008089604A (ja) 液体試料用容器蓋
RU2543601C2 (ru) Контейнер, содержащий промывной раствор, используемый для анализатора крови
JP2688566B2 (ja) 医療検査等に用いる検査対象物の収納具
US9999888B2 (en) Specimen container for urine and other liquids
CA2005732C (en) Liquid collecting tube
JP2013524180A (ja) 柔軟な袋に含まれる液体サンプルを採取するための装置
JP2002131311A (ja) 採便容器
JPH1164331A (ja) 便の検査方法及び採便容器
JP3495027B2 (ja) 採便容器
US6612997B1 (en) Collection container assembly
US11448571B2 (en) Specimen collection tip, specimen preparation container and specimen preparation kit
TW201122454A (en) Specimen processing unit and specimen processing method
EP3492926B1 (en) Pipette tip, liquid delivery method and liquid delivery system
US6682518B1 (en) Injectable micro-glass vial
JP5277857B2 (ja) 採血器具
EP2982989B1 (en) Receptacle containing test reagent
JP3050685U (ja) 検診用サンプル容器用蓋体およびこれを用いた検診用サンプル容器
JP2001281113A (ja) 蓋体付き容器
US6221307B1 (en) Collection container assembly
JP2596983Y2 (ja) 容器口シール蓋開披具
JP2000338102A (ja) 採便容器
JP2546260Y2 (ja) 生体試料吸引針

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20030819

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070905

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080905

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080905

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090905

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090905

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100905

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100905

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110905

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120905

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees