JP2002130452A - 車両用油圧作動式変速機の制御装置 - Google Patents

車両用油圧作動式変速機の制御装置

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JP2002130452A JP2000323562A JP2000323562A JP2002130452A JP 2002130452 A JP2002130452 A JP 2002130452A JP 2000323562 A JP2000323562 A JP 2000323562A JP 2000323562 A JP2000323562 A JP 2000323562A JP 2002130452 A JP2002130452 A JP 2002130452A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 油圧制御に用いるのに適した作動油温度を、
想定される全温度範囲に亘って正確に把握することがで
きる油圧作動式変速機の制御装置を提供する。 【解決手段】 油温センサ56により検出される検出作
動油温度TATFSNSと、機関冷却水温及び変速機2
の作動状態に応じて算出される推定作動油温度TATC
の重み付け平均値を実作動油温度TATFLとして算出
する(S15)。重み付け平均値の算出の用いる重み係
数KTATSNS(≦1)は、推定作動油温度TATC
が高くなるほど増加するように設定される(S14)。
フラグFTATSNSOKが「1」に設定される作動油
温の高温領域では、検出作動油温度TATFSNSがそ
のまま実作動油温度TATFLとされる(S16)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用油圧作動式
変速機の制御装置に関し、特に変速機の作動油温度に応
じて作動油の油圧制御を行うものに関する。
【0002】
【従来の技術】油圧作動式変速機では、作動油の油圧を
調整することにより、変速段の変更やロックアップクラ
ッチの係合力の制御が行われるが、作動油の粘性は、作
動油温度によって変化し、そのために変速機の制御動作
も変化する。そのため、油圧作動式変速機の作動油温度
を油温センサにより検出し、該検出した作動油温に応じ
て作動油の油圧制御を行う技術が、特開昭62−632
48号公報に示されている。また油温センサにより作動
油温度を検出することに代えて、変速機の入力側に接続
される内燃機関の冷却水温及び変速機の作動状態に応じ
て作動油温度を推定する技術が、特開平8−23308
0号公報に示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、油温セ
ンサにより作動油温度を検出する場合には、センサの性
能、取り付け場所、あるいは取り付け方法によって検出
温度が変化するため、量産時に取り付け可能な位置に取
り付けた油温センサによって、油圧制御に用いるのに適
した作動油温度をすべての温度範囲で正確に検出するこ
とは困難である。
【0004】また特開平8−233080号公報に示さ
れた作動油温度を推定する手法を用いた場合には、特に
作動油温度が高温となったときに、実際の作動油温度と
の誤差が大きくなる傾向がある。本発明は上述した点に
着目してなされたものであり、油圧制御に用いるのに適
した作動油温度を、想定される全温度範囲に亘って正確
に把握することができる油圧作動式変速機の制御装置を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1に記載の発明は、内燃機関のクランク軸に接続
されるとともに、複数の摩擦係合要素を有し、該摩擦係
合要素の係合状態を切り換えることにより、変速段の切
換を行う車両用油圧作動式変速機の制御装置において、
前記変速機の作動油温度を検出する作動油温検出手段
と、前記内燃機関の冷却水温及び前記変速機の作動状態
に基づいて、前記作動油温度の推定値を算出する作動油
温推定手段と、前記作動油温検出手段により検出される
作動油温度または作動油温推定手段により算出される推
定作動油温度に応じて、重み係数を算出する重み係数算
出手段と、前記作動油温検出手段により検出される作動
油温度と、前記作動油温推定手段により算出される前記
推定作動油温度との重み付け平均値を、前記重み係数を
用いて算出し、該算出した重み付け平均値を実際の作動
油温度として出力する実作動油温算出手段とを備えるこ
とを特徴とする。
【0006】この構成によれば、変速機の作動油温度が
検出されるとともに、機関始動時の冷却水温及び変速機
の作動状態に基づいて推定作動油温度が算出され、検出
作動油温度または推定作動油温度に応じて算出される重
み係数を用いて、検出作動油温度及び推定作動油温度の
重み付け平均値が算出され、この重み付け平均値が実際
の作動油温度として出力される。したがって、重み係数
を適切に設定することにより、推定作動油温度及び検出
作動油温度に基づいて、想定される全温度範囲に亘って
正確な実作動油温度を得ることができ、作動油温度の変
化に対応して常に最適な油圧制御を行うことが可能とな
る。
【0007】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の制御装置において、前記重み係数は、前記検出作動油
温度または推定作動油温度が高くなるほど、前記検出作
動油温度の重みが増加するように設定されることを特徴
とする。この構成によれば、重み付け平均値の算出に使
用する重み係数は、検出作動油温度または推定作動油温
度が高くなるほど、検出作動油温度の重みが増加するよ
うに設定されるので、作動油温度が低温の領域において
推定作動油温度の精度が高く、作動油温度が高温の領域
において検出作動油温度の精度が高い場合に適した実作
動油温度を得ることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を
参照して説明する。図1は本発明の一実施形態にかかる
車両用自動変速機とその制御装置の構成を示す図であ
る。内燃機関(以下「エンジン」という)1のクランク
シャフト10は、車両用の自動変速機2のトルクコンバ
ータ12を介してメインシャフト11(変速機入力軸)
に接続されている。自動変速機2は、平行軸式であっ
て、メインシャフト11と、それに平行に設けられたカ
ウンタシャフト21と、セカンダリシャフト31とを備
える。それぞれのシャフト上には、ギヤが支持されてい
る。
【0009】具体的には、メインシャフト11上には、
メイン1速ギヤ14、メイン3速ギヤ16、メイン4速
ギヤ18、およびメインリバースギヤ20が支持されて
おり、メイン1速ギヤ14、メイン4速ギヤ18及びメ
インリバースギヤ20は、メインシャフト11上に相対
回転自在に支持されている。
【0010】カウンタシャフト21上には、メイン1速
ギヤ14に歯合するカウンタ1速ギヤ22、メイン3速
ギヤ16に歯合するカウンタ3速ギヤ24、メイン4速
ギヤ18に歯合するカウンタ4速ギヤ26、およびメイ
ンリバースギヤ20にリバースアイドルギヤ28を介し
て歯合されるカウンタリバースギヤ30が支持されてい
る。カウンタ3速ギヤ24、カウンタ4速ギヤ26及び
カウンタリバースギヤ30は、カウンタシャフト21上
に相対回転自在に支持されている。
【0011】セカンダリシャフト31上には、セカンダ
リ2速ギヤ32および第2セカンダリ2速ギヤ34が支
持されており、第2セカンダリ2速ギヤ34は、相対回
転自在に支持されている。メイン1速ギヤ14を1速用
油圧クラッチ15でメインシャフト11に結合すると、
1速変速段が確立する。1速用油圧クラッチ15は、2
速〜4速変速段の確立時にも係合状態に保持されるた
め、カウンタ1速ギヤ22は、ワンウェイクラッチ23
を介して支持されている。
【0012】第2セカンダリ2速ギヤ34を2速用油圧
クラッチ33でセカンダリシャフト31上に結合する
と、メイン3速ギヤ16、カウンタ3速ギヤ24、第1
セカンダリ2速ギヤ32を介して、2速変速段が確立す
る。また、カウンタ3速ギヤ24を3速用油圧クラッチ
27でカウンタシャフト21上に結合すると、3速変速
段が確立する。更に、カウンタ4速ギヤ26をセレクタ
ギヤ25でカウンタシャフト21に結合した状態で、メ
イン4速ギヤ18を4速−リバース用油圧クラッチ17
でメインシャフト11上に結合すると、4速変速段が確
立する。
【0013】カウンタリバースギヤ30をセレクタギヤ
25でカウンタシャフト21上に結合した状態で、メイ
ンリバースギヤ20を4速−リバース用油圧クラッチ1
7でメインシャフト11上に結合すると、後進変速段が
確立する。カウンタシャフト21の回転は、ファイナル
ドライブギヤ36及びそれに歯合するファイナルドリブ
ンギヤ38を介してディファレンシャル3に伝達され、
それからドライブシャフト40を介して駆動輪4に伝達
される。
【0014】エンジン1の吸気通路(図示せず)に配置
されたスロットル弁(図示せず)には、その開度THA
を検出するスロットル開度センサ51が設けられてい
る。またファイナルドリブンギヤ38の付近には、ファ
イナルドリブンギヤ38の回転速度から車速VLVHを
検出する車速センサ57が設けられている。
【0015】また、メインシャフト11の付近には、変
速機2の入力軸回転数NMを検出する入力軸回転速度セ
ンサ54が設けられると共に、カウンタシャフト21の
付近には変速機2の出力軸回転数NCを検出する出力軸
回転速度センサ55が設けられている。
【0016】車両運転席床面に装着されたシフトレバー
(図示せず)の付近には、P,R,N,D,D3の5種
のレンジの中、運転者が選択したレンジを検出するシフ
トレバーポジションスイッチ61が設けられている。更
に、エンジン1のクランクシャフト10の付近には、エ
ンジン回転数(速度)NEを検出するクランク角センサ
53が設けられると共に、シリンダブロック(図示せ
ず)の適宜位置にはエンジン1の冷却水温TWを検出す
る水温センサ52が設けられている。
【0017】また変速機2の側壁(油圧制御部6の近
傍)には、変速機2の作動油温度を検出する作動油温検
出手段としての油温センサ56が設けられている。ま
た、外気温を検出する外気温センサ58が、当該車両の
適宜位置に設けられている。上述した各種センサ51〜
58及びスイッチ61の出力信号は、ECU(電子制御
ユニット)5に供給される。
【0018】ECU5は、CPU(Central Processing
Unit)、メモリ、入力回路、出力回路などから構成さ
れ、前述した各種センサの出力は、入力回路を介してC
PUに入力される。CPUは、メモリに格納されている
プログラムにしたがって、ロックアップクラッチ制御を
含む変速制御を行い、出力回路を通じて指令信号を油圧
制御部6に供給する。
【0019】油圧制御部6は、変速段を切り換えるため
のシフトソレノイドと、ロックアップクラッチのオン/
オフ制御を行うためのソレノイドと、ロックアップクラ
ッチの係合力制御を行うためのソレノイドと、前述した
油圧クラッチを制御するためのリニアソレノイドとを備
える。
【0020】ECU5は、センサ検出値に基づいて変速
段を決定し、油圧制御部6を介して、所定の変速段の油
圧クラッチを解放・締結することにより、決定した変速
段を確立すると共に、トルクコンバータ12のロックア
ップクラッチ13のオン/オフ及び係合力制御を実行す
る。
【0021】本実施形態の自動変速機は、当該車両の運
転者による変速指示に応じて変速段が変更可能なマニュ
アル作動モードと、変速段を自動的に選択する自動作動
モードとで作動できるように構成されている。すなわ
ち、シフトレバーにより選択可能なレンジは駐車時に使
用するPレンジ、後進時に使用するRレンジ、ギヤを非
歯合状態とするNレンジ、1速から4速の変速段の中か
ら最適な変速段を自動的に選択するDレンジ及び1速か
ら3速の変速段の中から最適な変速段を自動的に選択す
るD3レンジに加えて、運転者の変速指示に応じた変速
段を選択するMレンジが設けられ、更にMレンジ選択時
に、運転者がシフトアップを指示するための+ポジショ
ンと、運転者がシフトダウンを指示するための−ポジシ
ョンとが設けられている。運転者がシフトレバーをMレ
ンジに対応する位置(中立位置)から+ポジションまた
は−ポジションに操作した後は、シフトレバーは自動的
に中立位置に戻るように構成されている。
【0022】そして、Mレンジが選択されたことを検出
するMレンジスイッチ62、+ポジションへの操作がな
されたことを検出するシフトアップ指示スイッチ63及
び−ポジションへの操作がなされたことを検出するシフ
トダウン指示スイッチ64とが設けられており、これら
のスイッチによる検出信号は、ECU5の供給される。
【0023】エンジン1を搭載する車両(図示せず)の
前部にはラジエータ7が配置されると共に、ラジエータ
7とエンジン1との間には機関冷却水を循環させる冷却
水通路8が設けられている。またラジエータ7と油圧制
御部6との間には変速機の作動油を循環させる作動油通
路9が設けられている。なお、作動油通路9は、ラジエ
ータ7の内部において作動油クーラ71として構成され
ており、作動油と機関冷却水との間で熱交換が行われ
る。
【0024】図2は、変速機2の実作動油温度TATF
Lを算出する処理のフローチャートであり、この処理は
ECU5のCPUで所定時間(1秒)毎に実行される。
この処理では、変速機2の作動油温度の推定値である推
定作動油温度TATCと、油温センサ56により検出さ
れる検出作動油温度TATFSNSとに基づいて、油圧
制御に適した実作動油温度TATFLが算出される。
【0025】図2の処理を詳細に説明する前に、検出作
動油温度TATFSNSと、油圧制御の基準とするのに
最も適した作動油温度(以下「最適作動油温度」とい
う)TATFOPTとの関係、及び推定作動油温度TA
TCと、最適作動油温度TATFOPTとの関係を、図
7を参照して説明する。なお、図7に示す最適作動油温
度TATFOPTは、高精度の温度センサを作動油の排
出口(変速機2の下部に位置する)近傍に設けられたド
レンボルトに直接取り付けて計測したものであり、検出
作動油温度TATFSNSを出力する油温センサ56は
前述したように変速機2の側壁に取り付けられている。
これは、変速機2の下部では、石はねなどにより破損を
受けやすいこと、及びセンサに接続する配線の取り付け
が難しいことなどの問題があるからである。また、油温
センサ56は、コストを低減するために、最適作動油温
度TATFOPTを計測した温度センサと比較して、測
定レンジが狭いものが使用される。
【0026】図7(a)(b)は、最適作動油温度TA
TFOPT(実線)及び検出作動油温度TATFSNS
(破線)の推移を示す。同図(a)は、−20℃の環境
に放置した後にエンジンを始動してアイドリングを行
い、その後外気温20℃の環境で定常走行した場合に対
応し、また、同図(b)は、外気温20℃の環境でエン
ジンを始動してアイドリングを行い、その後登坂路を定
常走行した場合に対応する。これらの図から明らかなよ
うに、油温センサ56による検出作動油温度TATFS
NSは、作動油温度が低い領域で、最適作動油温度TA
TFOPTとの差が大きくなる傾向がある。
【0027】図7(c)(d)は、最適作動油温度TA
TFOPT(実線)及び推定作動油温度TATC(一点
鎖線)の推移を示す。同図(c)は、−25℃の環境で
エンジンを始動しその後ヒータ及びエアコンを作動させ
つつアイドリングを行った場合に対応し、また、同図
(d)は、同様に運転を外気温20℃の環境で行った場
合に対応する。これらの図から明らかなように、推定作
動油温度TATCは、作動油温度が高い領域で、最適作
動油温度TATFOPTとの差が大きくなる傾向があ
る。
【0028】したがって、図2の処理では、作動油温度
が低い領域では、検出作動油温度TATFSNSと推定
作動油温度TATCとを併用して、これらの重み付け平
均値を実作動油温度TATFLとして算出し、作動油温
度が高い領域では、検出作動油温度TATFSNSを実
作動油温度TATFLとして採用するようにしている。
【0029】図2に戻り、ステップS11では、図4に
示すTATC算出処理、すなわち推定作動油温度TAT
Cを算出する処理を実行する。この処理では、エンジン
1の冷却水温TW及び変速機2の作動状態に応じて作動
油温度の推定値である推定作動油温度TATCが算出さ
れる。
【0030】ステップS12では、図6に示すTATC
併用終了判断処理を実行する。この処理では、検出作動
油温度TATFSNS及び推定作動油温度TATCに応
じて、作動油温度の高温領域を判定し、作動油温度が高
温領域にあるときは、検出作動油温度TATFSNSを
実作動油温度TATFLとすることを「1」で示す検出
温度OKフラグFTATSNSOKを「1」に設定す
る。
【0031】ステップS13では、この検出温度OKフ
ラグFTATSNSOKが「1」であるか否かを判別
し、FTATSNSOK=1であるときは、実作動油温
度TATFLを検出作動油温度TATFSNSに設定し
て(ステップS16)、本処理を終了する。
【0032】FTATSNSOK=0であるときは、推
定作動油温度TATCに応じて図3に示すKTATSN
Sテーブルを検索し、重み係数KTATSNSを算出す
る(ステップS14)。KTATSNSテーブルは、推
定作動油温度TATCが高くなるほど、重み係数KTA
TSNSが増加するように設定されている。
【0033】次いで下記式(1)に重み係数KTATS
NS、検出作動油温度TATFSNS及び推定作動油温
度TATCを適用し、検出作動油温度TATFSNS及
び推定作動油温度TATCの重み付け平均値として、実
作動油温度TATFLを算出する(ステップS15)。 TATFL=TATFSNS×KTATSNS +TATC×(1−KTATSNS) (1)
【0034】式(1)において重み係数KTATSNS
は、0から1までの間の値に設定され、検出作動油温度
TATFSNSの重み(重み付け平均値に対する寄与
度)を示す。そして重み係数KTATSNSは、図3に
示すように、推定作動油温度TATCが高くなるほど増
加するように設定される。したがって、作動油温度が高
くなるほど検出作動油温度TATFSNSの重みが増加
し、検出温度OKフラグFTATSNSOKが「1」に
設定される高温領域では、重み係数KTATSNS=1
とされて、実作動油温度TATFLは検出作動油温度T
ATFSNSに設定される(ステップS16)。
【0035】以上のように図2の処理によれば、作動油
温度が低温領域にあるときは、検出作動油温度TATF
SNSより最適作動油温度TATFOPT(図7)に近
い推定作動油温度TATCの重みを大きくして実作動油
温度TATFLが算出され、作動油温度が上昇するほ
ど、検出作動油温度TATFSNSの重みを増加させて
実作動油温度TATFLが算出されるので、想定される
全温度範囲(例えば−25℃〜100℃)に亘って、最
適作動油温度TATFOPTとほぼ等しい実作動油温度
TATFLを得ることができる。したがって、この実作
動油温度TATFLを油圧制御に用いることにより、作
動油温度の変化に対応して常に最適な制御を行うことが
可能となる。
【0036】図4は、図2のステップS11で実行され
るTATC算出処理、すなわち推定作動油温度TATC
を算出する処理のフローチャートである。ステップS2
1では、予め指定されている故障が検知されているか否
かを判別し、検知されているときは、推定作動油温度T
ATCをフェールセーフ用所定値TATCFS(例えば
20℃)に設定して(ステップS22)、ステップS3
2に進む。
【0037】ステップS21の答が否定(NO)である
ときは、推定作動油温度の算出準備が完了したことを
「1」で示す準備完了フラグFCLTIFが「1」であ
るか否かを判別する(ステップS24)。最初はFCL
TIF=0であるので、図5に示すTATC算出準備処
理を実行する(ステップS25)。このTATC算出準
備処理では、センサの故障が検知されているか否か、冷
却水温TW、検出作動油温度TATFSNSなどに応じ
て推定作動油温度TATCの初期化が行われる。
【0038】ステップS25が1回実行されると、準備
完了フラグFCLTIFが「1」に設定されるので、ス
テップS24から直ちにステップS26に進む。ステッ
プS26では、トルクコンバータ12の作動に起因する
単位時間当たりの温度上昇量DTTRを算出する。
【0039】トルクコンバータ12の発熱量に関して
は、トルクコンバータ12の入力エネルギと出力エネル
ギとの差が、トルクコンバータが吸収したエネルギ、つ
まり流体摩擦などにより熱エネルギとなり、作動油温の
上昇を招くと考えられる。したがって、トルクコンバー
タ12による単位時間当たりの温度上昇量DTTRは、
トルクコンバータ12の発熱量、すなわちトルクコンバ
ータ12の吸収エネルギと、比熱、すなわち作動油の比
熱およびトルクコンバータ12を形成する鉄やアルミニ
ウムなどの金属の比熱と、作動油及びトルクコンバータ
12の質量とから、求めることができる。
【0040】トルクコンバータ12の単位時間当たりの
発熱量QTTR(J/sec)は、下記式(2)により
求められる。 QTR=(1−η)×τ(NE/1000)2g×NIN (2) ここでηはトルクコンバータ12の効率、τ(NE/1
000)2gは入力トルク、NINは入力回転速度(r
ad/sec)であり、エンジン回転数NEから求めら
れる。またτはポンプ吸収トルクを示し、入力回転速度
とは無関係に入出力回転速度比eに応じた値となる。ま
たトルクコンバータ効率ηはτ×入出力トルク比kで求
められる。
【0041】式(2)による算出される発熱量QTR
は、関係部材の比熱及び質量を考慮して、温度上昇量D
TTRに換算される。ステップS27では、クラッチ
(摩擦係合要素)に起因する単位時間あたりの温度上昇
量DTCLを算出する。クラッチによる単位時間当たり
の発熱量QCL(J/sec)は、クラッチの入出力回
転速度の差(相対回転速度)とクラッチ伝達トルクの積
に比例する考えられることから、下記式(3)により発
熱量QCLを算出する。 QCL=(1/2)×(NIN−NOUT)×A×τ(NE/1000)2g (3)
【0042】ここで、1/2を乗じるのは、変速段が変
更された時点では、相対回転速度が大きく、その後徐々
に減少するため、相対回転速度の変化率が一定とする
と、単位時間当たりの発熱量は、算出値(相対回転速度
×クラッチ伝達トルク)に1/2を乗じることで概算で
きるからである。また、NINはエンジン回転数NEか
ら求められる入力回転速度、NOUTはメインシャフト
回転速度NMに基づいて求める出力回転速度である。A
はクラッチ余裕率を示し、回転の吹き上がりに対するタ
フネスを示す値であり、クラッチの係合の強さを意味す
る。クラッチ余裕率Aは、選択されている変速段に応じ
て異なる値となるように設定される。
【0043】式(3)による算出される発熱量QCL
は、関係部材の比熱及び質量を考慮して、温度上昇量D
TCLに換算される。ステップS28では、ギヤによっ
て作動油が攪拌されることに起因する単位時間あたりの
温度上昇量DTSTを算出する。攪拌による単位時間あ
たりの発熱量QST(J/sec)は、下記式(4)に
より算出される。 QST=B×V2 (4)
【0044】ここでBは、実験により適宜求められる所
定係数(N)であり、Vは車速(m/sec)である。
変速機ケース内には作動油が貯留されており、これが車
両の走行に伴うファイナルドライブギヤ36、ファイナ
ルドリブンギヤ38、カウンタシャフト21上のギヤな
どの種々のギヤの回転により攪拌されるが、これらの回
転速度NCは車速Vに比例するため、車速Vの自乗値に
係数Bを乗じて求めるようにした。
【0045】式(4)による算出される発熱量QCL
は、関係部材の比熱及び質量を考慮して、温度上昇量D
TSTに換算される。ステップS29では、ラジエータ
7に作動油を循環させることに起因する単位時間あたり
の温度変化量DTRAを算出する。ラジエータによる単
位時間あたりの発熱量(または放熱量)QRA(J/s
ec)は、冷却水温TWと作動油温度との差に比例する
と考えられるので、下記式(5)により算出する。 QRA=C×(TW−TATC(n−1)) (5)
【0046】ここでCは、実験的の求められる所定係数
(N・m/(deg・sec))、TWはエンジン冷却
水温、TATC(n−1)は、推定作動油温度TATC
の前回値である。
【0047】式(5)による算出値は、冷却水温TWの
方が高いとき正値(発熱量)となり、冷却水温TWの方
が低いとき負値(放熱量)となる。式(5)による算出
される発熱量(または放熱量)QRAは、関係部材の比
熱及び質量を考慮して、温度変化量DTRA(放熱のと
き負値)に換算される。
【0048】ステップS30では、外気への放熱による
単位時間あたりの温度下降量DTTA(負値)を算出す
る。外気への単位時間当たりの放熱量QTA(J/se
c)は、車速V及び外気温センサ58により算出される
外気温TAIRと作動油温度との差に比例すると考えら
れるので、下記式(6)により算出する。 QTA=D×(TAIR−TATC(n−1))×V (6)
【0049】ここで、Dは実験的に求められる所定係数
(N/deg)である。式(6)による算出値は、通常
外気温TAIRの方が低いので、負値となる。式(6)
による算出される放熱量QTAは、関係部材の比熱及び
質量を考慮して、温度下降量DTTA(負値)に換算さ
れる。
【0050】ステップS31では、下記式(7)により
推定作動油温度TATCを算出する。 TATC=TATC(n−1)+DTTR+DTCL +DTST+DTRA+DTTA (7) 以上のように図4の処理により、変速機2の作動状態並
びに機関冷却水温TW及び外気温TAIRに基づいて、
推定作動油温度TATCが算出される。
【0051】図5は、図4のステップS25で実行され
るTATC算出準備処理のフローチャートである。ステ
ップS61では、準備完了フラグFCLTIFを「1」
に設定し、次いで油温センサ56の故障が検知されてい
るか否かを判別する(ステップS52)。故障が検知さ
れているときは、推定作動油温度TATCを、前回イグ
ニッションスイッチがオフされたときに記憶した推定作
動油温度値TATCOに設定し(ステップS62)、ス
テップS69に進む。
【0052】油温センサ56の故障が検知されていない
ときは、冷却水温TWと検出作動油温度TATFSNS
との差の絶対値が、第1所定温度差DTWTATF(例
えば10度)より小さいか否かを判別する(ステップS
63)。そして、|TW−TATFSNS|<DTWT
ATFであるときは、推定作動油温度TATCを、検出
作動油温度TATFSNSに設定し(ステップS6
4)、ステップS69に進む。
【0053】ステップS63で|TW−TATFSNS
|≧DTWTATFであるときは、前回イグニッション
スイッチがオフされたときに記憶された冷却水温記憶値
TWOと、現在の冷却水温TWとの差の絶対値が、第2
所定温度差DTWSNS(例えば10度)より小さいか
否かを判別する(ステップS65)。この答が否定(N
O)のときは推定作動油温度TATCを検出作動油温度
TATFSNSに設定し(ステップS68)、ステップ
S69に進む。また、ステップS65の答が肯定(YE
S)であるときはさらに前回イグニッションスイッチが
オフされたときに記憶された検出作動油温度TATFS
NSOと、現在の検出作動油温度TATFSNSとの差
の絶対値が第3所定温度差DTATFSNS(例えば5
度)より小さいか否かを判別する(ステップS66)。
その結果|TATFSNSO−TATAFSNS|≧D
TATFSNSであるときは、前記ステップS68に進
み、|TATFSNSO−TATAFSNS|<DTA
TFSNSであるときは、今回値TATC(n)を前回
イグニッションスイッチがオフされたときに記憶された
推定作動油温度TATCOに設定し(ステップS6
7)、ステップS69に進む。
【0054】ステップS69では、後述する図6のステ
ップS85で参照されるダウンカウントタイマtmTA
TSNSに所定時間TMTATSNS(例えば240
秒)をセットしてスタートさせる。次いで、水温センサ
52の故障が検知されているか否かを判別し(ステップ
S70)、検知されていないときは推定作動油温度TA
TCが所定上限温度TATCUSE(例えば50℃)よ
り高いか否かを判別する(ステップS71)。そして、
TATC≦TATCUSEであるときは直ちに本処理を
終了する一方、水温センサ52の故障が検知されている
とき、または推定作動油温度TATCが所定上限温度T
ATCUSEを超えているときは、検出温度OKフラグ
FTATSNSOKを「1」に設定し、推定作動油温度
TATCは使用せずに、油温センサ56により検出され
る検出作動油温度TATFSNSをそのまま実作動油温
度TATFLとして算出する(図2、ステップS13,
S16参照)。
【0055】図6は、図2のステップS12で実行され
るTATC併用終了判断処理のフローチャートである。
ステップS82では、油温センサ56または水温センサ
52などの故障が検知されているか否かを判別し、故障
が検知されているときは、直ちに検出温度OKフラグF
TATSNSOKを「1」に設定し(ステップS8
7)、本処理を終了する。故障が検知されていないとき
は、検出作動油温度TATFSNSが所定作動油温度T
ATFSNSH(例えば60℃)より高いか否かを判別
し(ステップS83)、TATFSNS>TATFSN
SHであるときは、前記ステップS87に進む。
【0056】ステップS83でTATFSNS≦TAT
FSNSHであるときは、図4の処理により算出される
推定作動油温度TATCが所定推定温度TATCHI
(例えば50℃)より高いか否かを判別する(ステップ
S84)。TATC≦TATCHIであるときは、直ち
に本処理を終了し、TATC>TATCHIであるとき
は、図5のステップS69でスタートしたダウンカウン
トタイマtmTATSNSの値が「0」であるか否かを
判別する(ステップS85)。tmTATSNS>0で
ある間は、直ちに本処理を終了し、tmTATSNS=
0となると、推定作動油温度TATCと検出作動油温度
TATFSNSとの差の絶対値が、所定温度差TATS
NSOKより小さいか否かを判別する(ステップS8
6)。そして、|TATC−TATFSNS|≧TAT
SNSOKであるときは、直ちに本処理を終了し、|T
ATC−TATFSNS|<TATSNSOKであると
きは、前記ステップS87に進む。
【0057】図6の処理によれば、検出作動油温度TA
TFSNSが所定作動油温度TATFSNSHより高い
とき、または検出作動油温度TATFSNSが所定作動
油温度TATFSNSH以下であってかつ推定作動油温
度TATCが所定推定温度TATCHIより高くなって
から所定時間TMTATSNS以上経過した時点におけ
る推定作動油温度TATCと検出作動油温度TATFS
NSとの差の絶対値が所定温度差TATSNSOKより
小さいとき、検出温度OKフラグFTATSNSOKが
「1」に設定される一方、それ以外の場合は検出温度O
KフラグFTATSNSOKが「0」に保持される。そ
の結果、図2の処理により、作動油温の低温領域では、
推定作動油温度TATCと検出作動油温度TATFSN
Sの重み付け平均値が、実作動油温度TATFLとして
算出され、作動油温の高温領域では、検出作動油温TA
TFSNSがそのまま実作動油温度TATFLとして算
出される(すなわち重み係数KTATSNS=1とされ
る)。
【0058】本実施形態では、ECU5が作動油温推定
手段及び実作動油温算出手段を構成する。具体的には、
図2のステップS11,すなわち図4の処理が作動油温
推定手段に相当し、図2のステップS12〜S16が実
作動油温算出手段に相当する。
【0059】なお本発明は上述した実施形態に限るもの
ではなく、種々の変形が可能である。例えば、上述した
実施形態では、推定作動油温度TATCに応じて重み係
数KTATSNSを算出するようにしたが、検出作動油
温度TATFSNSに応じて重み係数KTATSNSを
算出するようにしてもよい。その場合、重み係数KTA
TSNSは、検出作動油温度TATFSNSが高くなる
ほど増加するように設定される。
【0060】また上述した実施形態は、作動油温度が低
温の領域において推定作動油温度TATCの精度が高
く、作動油温度が高温の領域において検出作動油温度T
ATFSNSの精度が高い場合に対応した制御を行うも
のであるが、逆に、作動油温度が低温の領域において検
出作動油温度TATFSNSの精度が高く、作動油温度
が高温の領域において推定作動油温度TATCの精度が
高い場合には、重み付け平均値算出に使用する重み係数
を、作動油温度が高くなるほど推定作動油温度TATC
の重みが増加するように設定すればよい。
【0061】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1に記載の発
明によれば、変速機の作動油温度が検出されるととも
に、機関冷却水温及び変速機の作動状態に基づいて推定
作動油温度が算出され、検出作動油温度または推定作動
油温度に応じて算出される重み係数を用いて、検出作動
油温度及び推定作動油温度の重み付け平均値が算出さ
れ、この重み付け平均値が実際の作動油温度として出力
される。したがって、重み係数を適切に設定することに
より、推定作動油温度及び検出作動油温度に基づいて、
想定される全温度範囲に亘って正確な実作動油温度を得
ることができ、作動油温度の変化に対応して常に最適な
油圧制御を行うことが可能となる。
【0062】請求項2に記載の発明によれば、重み付け
平均値の算出に使用する重み係数は、検出作動油温度ま
たは推定作動油温度が高くなるほど、検出作動油温度の
重みが増加するように設定されるので、作動油温度が低
温の領域において推定作動油温度の精度が高く、作動油
温度が高温の領域において検出作動油温度の精度が高い
場合に適した実作動油温度を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる車両用油圧駆動式
変速機及びその制御装置の構成を示す図である。
【図2】実作動油温度(TATFL)を算出する処理の
フローチャートである。
【図3】図2の処理で使用するテーブルを示す図であ
る。
【図4】推定作動油温度(TATC)を算出する処理の
フローチャートである。
【図5】図4の処理に含まれるTATC算出準備処理の
フローチャートである。
【図6】検出作動油温度(TATFSNS)及び推定作
動油温度(TATC)の併用を終了する時期を判定する
処理のフローチャートである。
【図7】検出作動油温度(TATFSNS)及び推定作
動油温度(TATC)と、油圧制御に最適な作動油温度
(TATFOPT)との関係を示すタイムチャートであ
る。
【符号の説明】
1 内燃機関 2 油圧駆動式変速機 5 電子制御ユニット(作動油温推定手段、実作動油温
算出手段) 56 油温センサ(作動油温検出手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮本 修秀 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 高木 雅則 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 Fターム(参考) 3J552 MA04 MA12 MA26 NA01 NB01 PA01 PA51 TB20 UA02 VA32Z VA37Z VA48W VA62Z VB01Z VC03Z VC07W

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関のクランク軸に接続されるとと
    もに、複数の摩擦係合要素を有し、該摩擦係合要素の係
    合状態を切り換えることにより、変速段の切換を行う車
    両用油圧作動式変速機の制御装置において、 前記変速機の作動油温度を検出する作動油温検出手段
    と、 前記内燃機関の冷却水温及び前記変速機の作動状態に基
    づいて、前記作動油温度の推定値を算出する作動油温推
    定手段と、 前記作動油温検出手段により検出される作動油温度また
    は作動油温推定手段により算出される推定作動油温度に
    応じて、重み係数を算出する重み係数算出手段と、 前記作動油温検出手段により検出される作動油温度と、
    前記作動油温推定手段により算出される前記推定作動油
    温度との重み付け平均値を、前記重み係数を用いて算出
    し、該算出した重み付け平均値を実際の作動油温度とし
    て出力する実作動油温算出手段とを備えることを特徴と
    する車両用油圧作動式変速機の制御装置。
  2. 【請求項2】 前記重み係数は、前記検出作動油温度ま
    たは推定作動油温度が高くなるほど、前記検出作動油温
    度の重みが増加するように設定されることを特徴とする
    請求項1に記載の車両用油圧作動式変速機の制御装置。
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