JP2002130048A - 内燃機関用ピストン - Google Patents

内燃機関用ピストン

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JP2002130048A
JP2002130048A JP2000323061A JP2000323061A JP2002130048A JP 2002130048 A JP2002130048 A JP 2002130048A JP 2000323061 A JP2000323061 A JP 2000323061A JP 2000323061 A JP2000323061 A JP 2000323061A JP 2002130048 A JP2002130048 A JP 2002130048A
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Yorishige Maeda
頼成 前田
Yasushi Matsuse
康詩 松瀬
Haruhiko Hayashi
治彦 林
Toshihiko Kaji
俊彦 鍛冶
Hisao Hattori
久雄 服部
Yoshinobu Takeda
義信 武田
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Art Metal Manufacturing Co Ltd
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Art Metal Manufacturing Co Ltd
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    • F02B23/02Other engines characterised by special shape or construction of combustion chambers to improve operation with compression ignition
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    • F02B23/0603Other engines characterised by special shape or construction of combustion chambers to improve operation with compression ignition the combustion space being arranged in working piston at least part of the interior volume or the wall of the combustion space being made of material different from the surrounding piston part, e.g. combustion space formed within a ceramic part fixed to a metal piston head
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F05CINDEXING SCHEME RELATING TO MATERIALS, MATERIAL PROPERTIES OR MATERIAL CHARACTERISTICS FOR MACHINES, ENGINES OR PUMPS OTHER THAN NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES
    • F05C2201/00Metals
    • F05C2201/02Light metals
    • F05C2201/021Aluminium
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内燃機関用ピストンを、ピストン本体の頂面
に凹設された燃焼室のリップ縁部、ピストン本体のピン
ボス部に形成したピン穴並びにピストン本体の外周面に
形成されたリング溝の各部位をそれぞれ補強して内燃機
関の高性能化に対応可能なように構成する。 【解決手段】 燃焼室11のリップ縁部12、ピンボス
部6に形成したピン穴61並びにリング溝4の各部位
に、所定の寸法形状を有するピストン本体と異なる材質
の予成形体71、72、73を鋳込んでピストン本体を
形成する。この場合、前記各予成形体は、各部位にそれ
ぞれ必要な特性に応じて組成をかえた急冷凝固粉末のア
ルミニウム合金から成形してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、急冷凝固粉末のア
ルミニウム合金からなる成形体でピストン本体の各部位
を適宜補強してなる内燃機関用ピストンに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、内燃機関の高性能化に伴い、内燃
機関用のピストンは耐熱性及び耐磨耗性の向上が不可欠
である。特に、内燃機関であるディーゼルエンジンの出
力の向上及び燃焼効率の改善などの目的でピストン本体
の頂面に燃焼室が凹設されたピストンでは、爆発行程時
に高い熱的負荷を受けることでその燃焼室に亀裂が生じ
ないように、燃焼室の耐熱疲労亀裂性が要求される。ま
た、シリンダー内を摺動するピストンリングが嵌着され
るピストン本体のリング溝では、高い耐磨耗性及び耐凝
着性が要求され、さらに、繰り返し爆発圧力を受けるピ
ンボス部のピン穴では、高面圧下で耐え得る高温疲労強
度特性が要求される。
【0003】これに対応して従来の内燃機関用ピストン
では、例えば、セラミック繊維或いはセラミックウィス
カーなどの複合繊維から、燃焼室、ピン穴並びにリング
溝の各部位の形状に応じて成形したものを、各部位に加
圧鍛造で複合させて各部位を強化しているが、複合繊維
は高価であるばかりでなく、近年のさらなる内燃機関の
高性能化に伴い、複合繊維による上記強化策では十分な
効果が得られない場合がある。このため、所定の特性を
有するように組成された急冷凝固粉末のアルミニウム合
金から成形したものによってピストン本体全体またはそ
の一部(例えば、ピストン本体頂面の燃焼室のみ)を補
強することが提案されている(例えば、特許第2572
889号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、同じ組
成の急冷凝固粉末のアルミニウム合金からなる成形体で
ピストン本体全体を補強したのでは、燃焼室に要求され
る耐熱疲労亀裂性、リング溝に要求される高い耐磨耗性
及び耐凝着性並びにピン穴に要求される高温疲労強度特
性などの異なる特性の全てを満足するように、アルミニ
ウム合金の組成を調製するのは困難であり、また、一部
のみの補強では、内燃機関の高性能化に充分対応できな
いという問題があった。
【0005】そこで、本発明の課題は、上記問題に鑑
み、ピストン本体の各部位が必要な特性を有するもので
適宜補強され、内燃機関の高性能化に対応可能な内燃機
関用ピストンを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の内燃機関用ピストンは、ピストン本体の頂面
に凹設された燃焼室のリップ縁部、ピストン本体のピン
ボス部に形成したピン穴並びにピストン本体の外周面に
形成されたリング溝の各部位に、所定の寸法形状を有す
るピストン本体と異なる材質の予成形体を鋳込んでなる
内燃機関用ピストンであって、前記各予成形体は、各部
位にそれぞれ必要な特性に応じて組成をかえた急冷凝固
粉末のアルミニウム合金から成形してなることを特徴と
する。
【0007】本発明によれば、ピストン本体の燃焼室の
リップ縁部に対しては高い耐熱疲労亀裂性が、ピン穴に
対しては高い耐磨耗性及び耐凝着性が、そして、リング
溝に対しては高い耐磨耗性及び耐凝縮性がそれぞれ付与
される。このため、リップ縁部の補強による出力向上な
どの作用と、ピン穴の強化(ピン穴径及び横幅の縮小が
可能)によるピストン及びピストンピンの重量の軽量化
などの作用と、リング溝の強化によるピストン本体のト
ップランドの幅寸法のさらなる縮小に伴う排ガス特性の
改善などの作用とが相俟って、急冷凝固粉末のアルミニ
ウム合金でピストン本体全体またはその一部のみを補強
したものに比して、内燃機関のさらなる高性能化が可能
になる。
【0008】また、より過酷な条件での内燃機関設計を
可能にするには、前記ピストン本体の頂面を、前記リッ
プ縁部を補強する前記予成形体と同じ組成の急冷凝固粉
末アルミニウム合金粉末からなる成形体で補強すること
が望ましい。
【0009】さらに、脆化を抑制すると共に高強度で熱
膨張係数の小さくするため、前記アルミニウム合金粉末
は、アルミニウムー珪素系のものであることが望まし
い。
【0010】
【発明の実施の形態】図1を参照して、1は、アルミニ
ウム合金鋳物であるディーゼルエンジン用ピストン本体
を示す。円筒状の該ピストン本体1の頂面2には、ディ
ーゼルエンジンの出力の向上及び燃焼効率の改善などの
目的で所定の形状の燃焼室11が凹設されている。ま
た、ピストン本体1のトップランド部3の下側外周面に
は、ピストンリング(図示せず)が嵌着される3個のリ
ング溝4が所定の間隔を置いて形成されている。そし
て、該リング溝4の下側にはスカート部5が形成されて
いる。該スカート部5の内部には、ピストン本体1にコ
ンロッドを連結するピストンピンが枢着されるピン穴6
1が穿設されたピンボス部6が形成されている。
【0011】ところで、近年におけるディーゼルエンジ
ンの高性能化に伴い、ディーゼルエンジン用ピストンは
耐熱性及び耐磨耗性の向上が不可欠である。特に、本実
施の形態のように頂面に燃焼室11が凹設されたピスト
ンでは、爆発行程時に高い熱的負荷を受けることでその
燃焼室に亀裂が生じないように、燃焼室11の耐熱疲労
亀裂性が要求される。また、シリンダー内を摺動するピ
ストンリングが嵌着されるリング溝4では高い耐磨耗性
及び耐凝着性が要求され、さらに、繰り返し爆発圧力を
受けるピン穴61では、高面圧下で耐え得る高温疲労強
度特性が要求される。このため、アルミニウム合金を急
冷凝固法を用いて成形したものでピストン本体全体また
はその一部を補強することが提案されているが、これで
は、燃焼室11に要求される耐熱疲労亀裂性、リング溝
4に要求される高い耐磨耗性及び耐凝着性並びにピン穴
61に要求される高温疲労強度特性などの異なる特性の
要求を全て満足するように、アルミニウム合金粉末を組
成するのは困難であり、内燃機関の高性能化に充分対応
できない。そこで、本発明の実施形態では、燃焼室11
のリップ縁部12、リング溝4並びにピン穴61の各部
位に、各部位にそれぞれ必要な特性に応じて組成をかえ
た急冷凝固粉末を固化したアルミニウム合金からなる予
成形体71、72、73を鋳込んで、ピストン本体1を
製作した。
【0012】ここで、燃焼室11のリップ縁部12とし
て鋳込まれたリップ縁部予成形体71は、Al(アルミ
ニウム)を母材として、Si(珪素)、Fe(鉄)、Z
r(ジルコニウム)及びMM(ミッシュ・メタル)を添
加した急冷凝固粉末のアルミニウム合金からなる。この
場合、Siの含有量は5〜20重量%の範囲とする。S
iは、熱膨張係数を下げると共に、鋳込み後の冷却時に
焼きばめ効果によってリップ表面に残留圧縮応力を生じ
させ、その表面における亀裂の発生を抑制する目的で添
加する。このような効果を生じさせるには、Si含有量
が5重量%では小さすぎ、また、20重量%を超えると
脆くなりすぎ、リップ縁部としては使用できないからで
ある。また、Feの含有量は3重量%〜8重量%の範囲
とする。Feは耐熱性を増加させる目的で添加するが、
Fe含有量が3重量%未満ではリップ縁部12の耐熱性
を増加させるには少なすぎ、また、8重量%を超えると
脆くなるからである。Zrの含有量は0.5重量%〜2
重量%の範囲とする。Zrは、組織の微細化と共に耐熱
性を向上させる目的で添加するが、0.5重量%未満で
は組織の微細化及び耐熱性の向上に不十分であり、ま
た、2重量%を超えるとそのような効果が飽和してしま
うからである。MM(ミッシュ・メタル)の含有量は2
重量%〜10重量%の範囲とする。MMは組織を微細化
する目的で添加するが、2重量%未満では組織の微細化
の効果が少なく、また、10重量%を超えると脆くなる
からである。該リップ縁部予成形体71の組成の一例と
しては、Al−17Si−5Fe−1Zrー3MMが挙
げられる。
【0013】次いで、リング溝4として鋳込まれたリン
グ溝予成形体72は、Alを母材として、Si、Fe、
Ni、Zr及びMMを添加した急冷凝固粉末のアルミニ
ウム合金からなる。この場合、Siの含有量は20〜3
5重量%の範囲とする。Siは、耐磨耗性を向上させる
目的で添加するが、リング溝4においてこのような効果
を生じさせるにはSi含有量が20重量%では小さす
ぎ、また、35重量%を超えると脆くなりすぎ、リング
溝4としては使用できないからである。また、Fe及び
Niの含有量は2重量%〜11重量%の範囲とする(こ
の場合、Feの含有量は1重量%〜5重量%の範囲と
し、Niの含有量は1重量%〜6重量%の範囲とす
る)。両者は耐熱性を増加させる目的で添加するが、両
者の合計含有量が2重量%未満ではリング溝の耐熱性を
増加させるには少なすぎ、また、11重量%を超えると
脆くなるからである。Zrの含有量は0.5重量%〜2
重量%の範囲とする。Zrは、組織の微細化と共に耐熱
性を向上させる目的で添加するが、0.5重量%未満で
は組織の微細化及び耐熱性の向上に不十分であり、ま
た、2重量%を超えるとそのような効果が飽和してしま
うからである。MMの含有量は2重量%〜10重量%の
範囲とする。MMは組織を微細化する目的で添加する
が、2重量%未満では、組織の微細化の効果が少なく、
また、10重量%を超えると脆くなるからである。該リ
ング溝予成形体72の組成の一例としてはAl−30S
i−2Fe−3Ni−2Zrー3MMが挙げられる。
【0014】最後に、ピン穴61として鋳込まれたピン
穴予成形体73は、Alを母材として、Si、Fe、Z
r及びMMを添加した急冷凝固粉末のアルミニウム合金
からなる。この場合、Siの含有量は15〜20重量%
の範囲とする。Siは耐磨耗性を向上させるため添加す
るが、Si含有量が15重量%ではピン穴17aの強化
として使用するには耐磨耗性が小さすぎ、また、20重
量%を超えると脆くなりすぎるからである。また、Fe
の含有量は1重量%〜5重量%の範囲とする。Feは耐
熱性を増加させるため添加するが、Fe含有量が1重量
%未満ではピン穴61の耐熱性を増加させるには少なす
ぎ、また、5重量%を超えると脆くなるからである。Z
rの含有量は0.5重量%〜2重量%の範囲とする。Z
rは、組織の微細化と共に耐熱性を向上させる目的で添
加するが、0.5重量%未満では組織の微細化及び耐熱
性の向上に不十分であり、また、2重量%を超えるとそ
のような効果が飽和してしまうからである。そして、M
Mの含有量は2重量%〜10重量%の範囲とする。MM
は組織を微細化する目的で添加するが、2重量%未満で
は、組織の微細化の効果が少なく、また、10重量%を
超えると脆くなるからである。該ピン穴61を形成する
ピン穴予成形体73の組成の一例としてはAl−17S
i−5Fe−1Zrー3MMが挙げられる。
【0015】次に、各予成形体71、72、73の形成
方法の一例を説明する。
【0016】先ず、上記燃焼室11のリップ縁部12、
リング溝4並びにピン穴61の各部位について上述した
組成範囲で各々、アトマイズ法によりアルミニウム合金
粉末を作製する。上記各組成の粉末を粒径100mes
h(約150μm以下)に篩粉し、圧粉体用原料とす
る。次いで、室温で成形圧4ton/cm2で所定寸法
を有する金型で金型成形を行う。この場合、該成形体の
相対密度は約75%とする。次いで、該各成形体を49
0℃まで加熱し、内径が1mm小さくかつ外径が1mm
大きな金型に挿入し面圧8ton/cm2で鍛造し、1
00%密度の鍛造体を得る。これを適宜切削して、所定
の寸法に加工し、鋳込み用予成形体71,72,73と
して形成する。そして、該各予成形体71,72,73
を、鋳造用鋳型の所定の位置に配置した後、該鋳型にア
ルミニウム合金(例えば、Al−12Si−1Cu−1
Mg−1Ni)の溶湯を注いで、所定のピストン本体1
1を形成する。
【0017】尚、本実施の形態では、燃焼室11のリッ
プ縁部12のみに、予成形体71を鋳込むこととした
が、より過酷な条件での内燃機関設計を可能にするた
め、図2に示すように、ピストン本体1の頂面2を、リ
ップ縁部予成形体71と同じ組成の急冷凝固粉末アルミ
ニウム合金粉末からなる成形体74で補強することもで
きる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
燃焼室のリップ部、リング溝並びにピン穴の各部位に、
該各部位にとって必要な特性を有する急冷凝固粉末のア
ルミニウム合金からなる予成形体がそれぞれ鋳込まれて
いるので、ピストン本体全体またはその一部のみを補強
したものに比して、内燃機関のさらなる高性能化が可能
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の内燃機関用ピストンの分解斜視図
【図2】他の実施形態にかかる内燃機関用ピストンの分
解斜視図
【符号の説明】
1 ピストン本体 11 燃焼室 12 リップ縁部 4 リング溝 61 ピン穴 71、72、73 予成形体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // C22C 21/02 C22C 21/02 (72)発明者 松瀬 康詩 長野県上田市下之郷813−6 アート金属 工業株式会社内 (72)発明者 林 治彦 長野県上田市下之郷813−6 アート金属 工業株式会社内 (72)発明者 鍛冶 俊彦 兵庫県伊丹市昆陽北一丁目1番1号 住友 電気工業株式会社内 (72)発明者 服部 久雄 兵庫県伊丹市昆陽北一丁目1番1号 住友 電気工業株式会社内 (72)発明者 武田 義信 兵庫県伊丹市昆陽北一丁目1番1号 住友 電気工業株式会社内 Fターム(参考) 3J044 AA01 BA04 BC02 BC03 BC04 DA09 EA01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピストン本体の頂面に凹設された燃焼室
    のリップ縁部、ピストン本体のピンボス部に形成したピ
    ン穴並びにピストン本体の外周面に形成されたリング溝
    の各部位に、所定の寸法形状を有するピストン本体と異
    なる材質の予成形体を鋳込んでなる内燃機関用ピストン
    であって、前記各予成形体は、各部位にそれぞれ必要な
    特性に応じて組成をかえた急冷凝固粉末を固化したアル
    ミニウム合金から成形してなることを特徴とする内燃機
    関用ピストン。
  2. 【請求項2】 前記ピストン本体の頂面を、前記リップ
    縁部を補強する前記予成形体と同じ組成の急冷凝固粉末
    アルミニウム合金粉末からなる成形体で補強したことを
    特徴とする請求項1記載の内燃機関用ピストン。
  3. 【請求項3】 前記アルミニウム合金粉末は、アルミニ
    ウムー珪素系のものであることを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2記載の内燃機関用ピストン。
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Cited By (4)

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