JP2002129985A - コジェネレーションプラントおよびその制御方法 - Google Patents

コジェネレーションプラントおよびその制御方法

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JP2002129985A
JP2002129985A JP2000326458A JP2000326458A JP2002129985A JP 2002129985 A JP2002129985 A JP 2002129985A JP 2000326458 A JP2000326458 A JP 2000326458A JP 2000326458 A JP2000326458 A JP 2000326458A JP 2002129985 A JP2002129985 A JP 2002129985A
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steam
flow rate
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Kazue Nagata
一衛 永田
Mikio Takayanagi
幹男 高柳
Toshihiro Yamada
利広 山田
Akimoto Kamiya
昭基 神谷
Shigeru Matsumoto
茂 松本
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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    • Y02E20/14Combined heat and power generation [CHP]

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  • Control Of Eletrric Generators (AREA)
  • Engine Equipment That Uses Special Cycles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】発電出力設定値の変更を、そのときの送出蒸気
流量を満足しつつ、かつ、熱電可変型のコージェネレー
ションプラントの場合には省エネルギー量が最大となる
運転点になるように、自動的に行う。 【解決手段】発電機4を駆動するガスタービン1と、ガ
スタービン排熱を回収して蒸気を発生させる排熱回収ボ
イラ6と、ガスタービン1に供給する燃料の流量を調節
する燃料調節弁3と、を有するコージェネレーションプ
ラントにおいて、発電機4の発電出力を検出する手段
と、排熱回収ボイラ6からの送出蒸気流量を検出する手
段13と、大気温度を検出する手段11と、送出蒸気流
量および大気温度の関数として予め規定した関数によ
り、送出蒸気流量および大気温度に対応するガスタービ
ン発電出力設定値を算出する手段16と、発電出力を発
電出力設定値に近づける方向に燃料調節弁5を調節する
手段と、を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コージェネレーシ
ョンプラントおよびその制御方法に関し、特にそのガス
タービンの出力制御に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の地球温暖化問題に鑑み、化石エネ
ルギーの有効利用技術が求められている。また、各事業
者は自身の事業体におけるエネルギーコストをいかに低
減するかという問題に直面しており、この観点からエネ
ルギー効率の高いガスタービンを駆動源とするコージェ
ネレーションプラントが広く導入されている。コージェ
ネレーションプラントではガスタービンで発電し、その
排熱で蒸気を発生して、これら電気と蒸気を同時に供給
して総合エネルギー効率として70〜80%の性能を得
ることができる。
【0003】コージェネレーションプラントは、ガスタ
ービンに蒸気を噴射しない従来型のシステムと、発生蒸
気の一部をガスタービンに噴射して余剰蒸気の有効利用
を図る熱電可変型の二種類に分類される。
【0004】前者の従来型のコージェネレーションプラ
ントの一例を図8に示す。図8において、発電はガスタ
ービンの発電機4で行われ、蒸気の発生は、排熱回収ボ
イラ6の蒸気ドラム7で行われ、プロセス9に蒸気供給
がなされる。
【0005】コージェネレーションプラントの運用方法
は大別して二つある。一つは、蒸気の発生よりも発電を
重視して運転する電力優先モードであり、もう一つは、
蒸気発生を優先して、必要な蒸気を発生するようにガス
タービン1の発電出力を変化させる蒸気優先モードであ
る。いずれの優先モードでもコージェネレーションプラ
ントの出力変化はガスタービンの発電機4の発電出力を
調節して行われる。
【0006】図8のようなコージェネレーションプラン
トのガスタービン1の制御装置40のブロック図の例を
図9に示す。この負荷制御の動きを図9で説明すると以
下のようになる。
【0007】発電出力目標値としての電力検出器13で
得られる発電出力PVが発電出力設定器18から与えら
れる発電出力設定値SVと比較され負荷制御コントロー
ラ14で、発電出力PVが設定値SVより大きければガ
スタービンのガバナ15に対して出力を下げる指令、す
なわち燃料を減らす指令を出力し、逆に発電出力PVが
設定値SVより小さい場合は燃料を増やす指令を出す。
ガバナ15は、ガスタービンの燃焼室3への燃料供給流
量を調節する燃料調節弁5の開度を制御する。
【0008】この動作は、発電出力PVが発電出力設定
値SVと一致するまで続けられる。すなわち、発電出力
設定値SVと実際の発電出力PVとの偏差をなくすよう
に負荷制御コントローラ14がガスタービンのガバナ1
5に増減信号を出力し、最終的には発電出力設定値SV
までガスタービン1の発電出力PVは変化する。
【0009】電力優先モードの運転の場合には、発電出
力設定値SVを希望する設定値にすることでガスタービ
ン1の燃料流量の調節は図9の制御装置40で行われ
る。したがって、運転員は発電出力設定値SVを与える
か、または、そのスケジュール設定をするだけで良い。
しかし、蒸気優先モードの場合は、必要なプロセス9へ
の送出蒸気流量を得るのに必要なガスタービン1の発電
出力となるように絶えずガスタービン1の発電出力PV
を調節する必要がある。
【0010】送出蒸気流量はガスタービン11の発電出
力PVとほぼ比例関係にあり(図3参照)、運転員は必
要な送出蒸気流量が得られるように図9の発電出力設定
値SVを絶えず調節する。
【0011】以上、従来型の蒸気噴射なしのコージェネ
レーションプラントのシステム構成と運転方法を説明し
た。以下、もう一つのコージェネレーションプラントで
ある蒸気噴射を使った熱電可変型のコージェネレーショ
ンプラントについて説明する。
【0012】図10に熱電可変型のコージェネレーショ
ンプラントの例を示す。ガスタービン1の排熱は排熱回
収ボイラ6に入り、排熱回収ボイラ6の蒸発器との熱交
換で蒸気ドラム7に蒸気を発生させる。この発生蒸気は
プロセス9の蒸気需要に応じて送出蒸気調節弁8をプロ
セス9側から開閉することでプロセス9への送出蒸気流
量が変化する。蒸気ドラム7での発生蒸気はプロセス9
とともにガスタービン1にも蒸気噴射され、ガスタービ
ン1の発電出力PV増大を行う。
【0013】図8のシステムと違う点は、蒸気ドラム7
の発生蒸気の一部がプロセス9へ送られるとともに、他
の一部がガスタービン1への蒸気噴射に使われ、余剰蒸
気の発電への変換で余剰蒸気の有効利用が図られる点で
ある。熱(蒸気)需要が大幅に変動する需要家の場合は
蒸気が余剰となるケースが発生するので、このシステム
は好都合である。
【0014】余剰蒸気をガスタービン1の駆動蒸気とし
て利用する蒸気噴射ガスタービン1は、例えば特許第2
751837号に開示されている。このガスタービンは
熱電可変型ガスタービンと呼ばれ、排熱により作られた
蒸気の内、プロセスで必要な蒸気を送気した残りの蒸気
をガスタービンに噴射して電力に変換することができ、
蒸気需要に変動があっても余剰蒸気を廃棄することなく
電力として有効活用することができる。
【0015】この蒸気噴射型ガスタービンのシステム性
能は図11のように表わされる。蒸気噴射なしの場合に
比べて図11は蒸気噴射量がパラメータとして追加され
ている。
【0016】図11の横軸は送出蒸気流量、縦軸はガス
タービン1の燃料消費量で、ガスタービン1の発電出力
PVをパラメータにプロットされている。図11のA、
B、Cで囲まれたエリアが、蒸気需要に応じて必要蒸気
量がプロセス9側に送気されるガスタービン1の運転範
囲である。
【0017】図11において、A点が蒸気噴射ゼロでか
つ送出蒸気流量最大の運転点である。ガスタービン出力
はたとえば4200kWである。A→Cの線上の運転点
は蒸気噴射量がゼロの運転点を繋いだもので、噴射蒸気
ゼロの状態でガスタービン1の燃料を減らした場合の運
転点の動きを示す。A→Bの線上の運転点はA点の42
00kWで蒸気噴射なしの運転から送出蒸気流量を減ら
して蒸気噴射に回し、燃焼器へは燃焼器の許容するでき
るだけ多くの燃料を投入した場合の運転点(タービン入
口温度最大)を示し、噴射蒸気により出力は増加してい
る。
【0018】図11の運転点を、横軸を発電電力、縦軸
を省エネルギー量(効率)でプロットし直したものが図
12である。図11のA、B、Cの運転点はそれぞれ図
12のA、B、Cの運転点に対応している。
【0019】図12のA点は蒸気噴射なしで工場蒸気供
給が最大で省エネルギー量最大の運転点、B点は蒸気噴
射最大で工場蒸気供給最小で発電出力が最大の運転点、
C点は蒸気噴射なしで工場蒸気供給量小、発電出力小の
運転点である。図中のABの線上の運転点は蒸気噴射な
しの運転点で、CABで囲まれた範囲が蒸気噴射運転可
能な運転ゾーンを示している。
【0020】このような熱電可変型ガスタービンの現状
の運転方法は、蒸気噴射なしのガスタービンで図9で説
明した運転制御方法と同じ方法が採用されている。すな
わち負荷設定値SVを外部から設定し、発電電力PVを
目標値となるようにガスタービン1への燃料流量を調節
する。送出蒸気流量の変化(すなわち噴射蒸気流量の変
化)があっても、常に、発電電力PVを目標値となるよ
うにガスタービン1への燃料流量を調節する。
【0021】この熱電可変型ガスタービンを使ったコー
ジェネレーションプラントの場合は蒸気噴射量がパラメ
ータとして追加されているので、同じ送出蒸気流量でも
発電出力PVが複数ケース選択可能である。また、同じ
発電出力PVでも蒸気噴射量を変えることで送出蒸気流
量が複数ケース選択可能であり、運用の自由度が大き
い。
【0022】しかし、図12で縦軸を省エネルギー量で
示すように同じ送出蒸気流量の運転でもA―Bライン上
の方が省エネルギー量が高い運転点である。したがっ
て、運転員は、送出蒸気流量の変化に従い、省エネルギ
ー量を最大とするべく常に発電出力設定値SVを調節し
て運転しているのが現状である。
【0023】例えばMWKWの負荷設定値を与えれば
図12の一点鎖線イの線上に運転点が来るように負荷制
御が行われる。つまり、図12のA点で運転していても
送出蒸気流量が減ってXA2t/hとなると、(X
A2)t/hの噴射蒸気流量の増加によりガスタービ
ン1の出力が増加するので、ガスタービン1の燃料は図
9の制御により自動的に燃料が減らされて、最終的には
A1点の運転点で安定する。
【0024】このように送出蒸気流量が変化してガスタ
ービン1の出力が変化しようとすると図9の負荷制御回
路により、発電出力PVが設定値SVと同じとなるよう
に自動的に発電出力制御が行われA点からA1点への移
動が自動的に行われる。
【0025】しかし、図12でもわかるように同じ送出
蒸気流量がXA2t/hの運転でもA1点よりA2点の
方が省エネルギー量が多く、運転点としてはA2点の方
が望ましい。送出蒸流量の変化により、発電出力の設定
値の設定変更をしないとA点から省エネルギー量の少な
いA1点に自動的に移動してしまう。したがって、従来
技術での運転では、送出蒸気流量の変化のたびにその送
出蒸気流量を満足するさらに省エネルギー量の多い運転
点A2点への移行のために手動で発電出力設定値SVを
図12の二点鎖線ロの発電出力設定値まで増変化させ
て、運転点をA2点に移動する手動操作を強いられてい
た。
【0026】さらに、図11、図12は大気温度が変れ
ば運転点が変る(カーブが変る)ため、大気温度もチェ
ックしながらそのときの送出蒸気流量を満足しつつ省エ
ネルギー量が最大となる運転点になるように発電出力設
定値SVを変化させることが運転員に求められる。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】従来の運転制御方法に
ついての欠点は、従来技術で指摘されているようにガス
タービンの発電出力設定値SVを送出蒸気流量変化に従
って頻繁に手動で変化させる操作が伴うことである。
【0028】本発明はこれらの欠点を解決し、発電出力
設定値SVの変更を、そのときの送出蒸気流量を満足し
つつ、かつ、熱電可変型のコージェネレーションプラン
トの場合には省エネルギー量が最大となる運転点になる
ように、自動的に変化させる制御装置を提供することを
目的としている。
【0029】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するものであって、請求項1の発明は、発電機を駆動す
るガスタービンと、そのガスタービンの排気から熱を回
収して蒸気を発生させる排熱回収ボイラと、前記ガスタ
ービンに供給する燃料の流量を調節する燃料調節弁と、
を有するコージェネレーションプラントにおいて、前記
発電機の発電出力を検出する手段と、前記排熱回収ボイ
ラからの送出蒸気流量を検出する手段と、大気温度を検
出する手段と、前記検出された送出蒸気流量および前記
検出された大気温度の関数として予め規定した関数によ
り、これら送出蒸気流量および大気温度に対応するガス
タービン発電出力設定値を算出する手段と、前記検出さ
れた発電出力を前記発電出力設定値に近づける方向に前
記燃料調節弁を調節する手段と、を有すること、を特徴
とするコージェネレーションプラントである。
【0030】また、請求項2の発明は、発電機を駆動す
るガスタービンと、そのガスタービンの排気から熱を回
収して蒸気を発生させる排熱回収ボイラと、前記ガスタ
ービンに供給する燃料の流量を調節する燃料調節弁と、
を有するコージェネレーションプラントの制御方法にお
いて、前記発電機の発電出力を検出し、前記排熱回収ボ
イラからの送出蒸気流量を検出し、大気温度を検出し、
前記検出された送出蒸気流量および前記検出された大気
温度の関数として予め規定した関数により、これら送出
蒸気流量および大気温度に対応するガスタービン発電出
力設定値を算出し、前記検出された発電出力を前記発電
出力設定値に近づける方向に前記燃料調節弁を調節する
こと、を特徴とするコージェネレーションプラントの制
御方法である。
【0031】請求項1または2の発明によれば、プロセ
ス側で必要な蒸気流量を自由に引き出し、コージェネレ
ーションプラント側はその送出蒸気流量に見合ったガス
タービン出力になるように自動的に運転することができ
る。
【0032】また、請求項3の発明は、発電機を駆動す
るガスタービンと、そのガスタービンの排気から熱を回
収して蒸気を発生させる排熱回収ボイラと、前記ガスタ
ービンに供給する燃料の流量を調節する燃料調節弁と、
を有し、前記排熱回収ボイラで発生した蒸気の一部がプ
ロセス蒸気として外部に送出され、前記排熱回収ボイラ
で発生した蒸気の一部が前記ガスタービンに供給され
る、コージェネレーションプラントにおいて、前記発電
機の発電出力を検出する手段と、前記排熱回収ボイラか
ら外部への送出蒸気流量を検出する手段と、大気温度を
検出する手段と、前記検出された送出蒸気流量および前
記検出された大気温度の関数として予め規定した関数に
より、これら送出蒸気流量および大気温度に対応する省
エネルギー量が最大となるようなガスタービン発電出力
設定値を算出する手段と、前記検出された発電出力を前
記発電出力設定値に近づける方向に前記燃料調節弁を調
節する手段と、を有すること、を特徴とするコージェネ
レーションプラントである。
【0033】また、請求項4の発明は、発電機を駆動す
るガスタービンと、そのガスタービンの排気から熱を回
収して蒸気を発生させる排熱回収ボイラと、前記ガスタ
ービンに供給する燃料の流量を調節する燃料調節弁と、
を有し、前記排熱回収ボイラで発生した蒸気の一部がプ
ロセス蒸気として外部に送出され、前記排熱回収ボイラ
で発生した蒸気の一部が前記ガスタービンに供給され
る、コージェネレーションプラントの制御方法におい
て、前記発電機の発電出力を検出し、前記排熱回収ボイ
ラから外部への送出蒸気流量を検出し、大気温度を検出
し、前記検出された送出蒸気流量および前記検出された
大気温度の関数として予め規定した関数により、これら
送出蒸気流量および大気温度に対応する省エネルギー量
が最大となるようなガスタービン発電出力設定値を算出
し、前記検出された発電出力を前記発電出力設定値に近
づける方向に前記燃料調節弁を調節すること、を特徴と
するコージェネレーションプラントの制御方法である。
【0034】請求項3または4の発明によれば、熱電可
変型のガスタービンを使ったコージェネレーションプラ
ントにおいて、プロセス側で必要な蒸気流量を自由に引
き出し、コージェネレーションプラント側はその送出蒸
気流量に見合った、しかも省エネルギー量が最大となる
ようなガスタービン出力になるように自動的に運転する
ことができる。
【0035】また、請求項5の発明は、発電機を駆動す
るガスタービンと、そのガスタービンの排気から熱を回
収して蒸気を発生させる排熱回収ボイラと、前記ガスタ
ービンに供給する燃料の流量を調節する燃料調節弁と、
を有するコージェネレーションプラントにおいて、前記
発電機の発電出力を検出する手段と、前記排熱回収ボイ
ラからの送出蒸気流量の設定値を任意に設定する手段
と、大気温度を検出する手段と、前記設定された送出蒸
気流量設定値および前記検出された大気温度の関数とし
て予め規定した関数により、省エネルギー量が最大とな
るようなガスタービン発電出力設定値を算出する手段
と、前記検出された発電出力を前記発電出力設定値に近
づける方向に前記燃料調節弁を調節する手段と、を有す
ること、を特徴とするコージェネレーションプラントで
ある。
【0036】また、請求項6の発明は、発電機を駆動す
るガスタービンと、そのガスタービンの排気から熱を回
収して蒸気を発生させる排熱回収ボイラと、前記ガスタ
ービンに供給する燃料の流量を調節する燃料調節弁と、
を有するコージェネレーションプラントの制御方法にお
いて、前記発電機の発電出力を検出し、前記排熱回収ボ
イラからの送出蒸気流量の設定値を任意に設定し、大気
温度を検出し、前記設定された送出蒸気流量設定値およ
び前記検出された大気温度の関数として予め規定した関
数により、省エネルギー量が最大となるようなガスター
ビン発電出力設定値を算出し、記検出された発電出力を
前記発電出力設定値に近づける方向に前記燃料調節弁を
調節ること、を特徴とするコージェネレーションプラン
トの制御方法である。
【0037】請求項5または6の発明によれば、コージ
ェネレーションプラント側で送出蒸気流量を設定した場
合に、これに見合ったガスタービン出力になるように自
動的に運転することができる。
【0038】また、請求項7の発明は、発電機を駆動す
るガスタービンと、そのガスタービンの排気から熱を回
収して蒸気を発生させる排熱回収ボイラと、前記ガスタ
ービンに供給する燃料の流量を調節する燃料調節弁と、
を有し、前記排熱回収ボイラで発生した蒸気の一部がプ
ロセス蒸気として外部に送出され、前記排熱回収ボイラ
で発生した蒸気の一部が前記ガスタービンに供給され
る、コージェネレーションプラントにおいて、前記発電
機の発電出力を検出する手段と、前記排熱回収ボイラか
ら外部への送出蒸気流量の設定値を任意に設定する手段
と、大気温度を検出する手段と、前記設定された外部へ
の送出蒸気流量設定値および前記検出された大気温度の
関数として予め規定した関数により、省エネルギー量が
最大となるようなガスタービン発電出力設定値を算出す
る手段と、前記検出された発電出力を前記発電出力設定
値に近づける方向に前記燃料調節弁を調節する手段と、
を有すること、を特徴とするコージェネレーションプラ
ントである。
【0039】また、請求項8の発明は、発電機を駆動す
るガスタービンと、そのガスタービンの排気から熱を回
収して蒸気を発生させる排熱回収ボイラと、前記ガスタ
ービンに供給する燃料の流量を調節する燃料調節弁と、
を有し、前記排熱回収ボイラで発生した蒸気の一部がプ
ロセス蒸気として外部に送出され、前記排熱回収ボイラ
で発生した蒸気の一部が前記ガスタービンに供給され
る、コージェネレーションプラントの制御方法におい
て、前記発電機の発電出力を検出し、前記排熱回収ボイ
ラから外部への送出蒸気流量の設定値を任意に設定し、
大気温度を検出し、前記設定された外部への送出蒸気流
量設定値および前記検出された大気温度の関数として予
め規定した関数により、省エネルギー量が最大となるよ
うなガスタービン発電出力設定値を算出し、記検出され
た発電出力を前記発電出力設定値に近づける方向に前記
燃料調節弁を調節すること、を特徴とするコージェネレ
ーションプラントの制御方法である。
【0040】請求項7または8の発明によれば、熱電可
変型のガスタービンを使ったコージェネレーションプラ
ントにおいて、コージェネレーションプラント側で送出
蒸気流量を設定した場合に、これに見合った、しかも省
エネルギー量が最大となるようなガスタービン出力にな
るように自動的に運転することができる。
【0041】
【発明の実施の形態】以下、4種類の発明の実施の形態
を説明する。まず、コージェネレーションで蒸気をプロ
セスに供給する方法として、プロセス側で必要蒸気をコ
ージェネレーションプラントから自由に引き出し、コー
ジェネレーションプラント側はその送出蒸気流量に見合
ったガスタービン出力になるように運転する場合があ
る。一方、これとは逆にコージェネレーションプラント
側で送出蒸気流量の設定をする場合があり、これら二種
類の蒸気供給方法が考えられる。これら二つの蒸気供給
方法それぞれに対して、熱電可変型でないガスタービン
を使った場合と熱電可変型のガスタービンを使った場合
の二ケースがありうるので、これらの組合せとして4種
類の方法がありうる。
【0042】以下、それぞれの実施の形態について、図
面を用いて説明する。ただし、従来技術の図面と共通の
部分については共通の符合を用い、説明を適宜省略す
る。
【0043】(第1の実施の形態)(請求項1、2対
応) 図1は本発明の第1の実施の形態を示すもので、熱電可
変型でないガスタービンを使ったコージェネレーション
プラントを示す。すなわち、大気が圧縮機2で圧縮さ
れ、この圧縮空気とともに燃料が燃焼器3で燃焼され
る。この燃焼ガスはガスタービン1で膨張し、その後、
排熱回収ボイラ6へ送られ、煙突10から排出される。
排熱回収ボイラ6で、排ガス中の排熱が回収されて蒸気
が発生し、蒸気ドラム7に蒸気がためられる。この蒸気
ドラム7の蒸気はプロセス9へ送られる。燃焼ガスがタ
ービン1で膨張するときに発生するタービン動力によっ
て、圧縮機2が駆動されるとともに、ガスタービン発電
機4が駆動され、そこで発生した電気がプロセス9へ供
給される。
【0044】燃焼器3へ供給される燃料の流量は、制御
装置50で制御される燃料調節弁5によって調節され
る。制御装置50の詳細は図2に示す。すなわち制御装
置50は、関数発生器16と、負荷制御コントローラ1
4と、ガスタービンのガバナ15とからなる。関数発生
器16には、送出蒸気流量検出器11によって検出され
た蒸気ドラム7からプロセス9へ送られる送出蒸気流量
の信号と、大気温度検出器12によって検出された大気
温度信号が供給される。
【0045】関数発生器16は、大気温度信号と送出蒸
気流量信号の二つの信号から、熱バランスによって、ガ
スタービン1の発電出力設定値SVを決定する。関数発
生器16で用いられる関数の一例を図3に示す。ただ
し、図3の横軸は送出蒸気流量として図を読む。関数発
生器16は大気温度をパラメータとして設定されている
が、これは大気温度によりガスタービン1の発電出力P
Vが変化するためで、大気温度が低ければガスタービン
1の発電出力PVは多く出すことができるためである。
図3の太い実線は標準の大気温度tの時の発生蒸気流
量とガスタービン1の発電出力の設定値SVの関係を示
すカーブである。同図中の破線は大気温度が変化した時
の発生蒸気流量とガスタービン1の発電出力の設定値S
Vの関係を示すカーブである。
【0046】関数発生器16で作成された発電出力設定
値SVの信号は、発電出力PVの信号とともに負荷制御
コントローラ14へ入力される。負荷制御コントローラ
14では、発電出力PVと発電出力設定値SVとの偏差
に基づいて、ガスタービン1のガバナ15への増減出力
が出力される。これによって、ガスタービン1の出力制
御を行い、最終的にはヒートバランスに合ったガスター
ビン1の発電出力になるまでこの制御動作が続けられ
る。
【0047】図3において、例えば、大気温度がt
Cで送出蒸気がXt/hで運転していて、プロセス9
側の蒸気流量要求が増えてXD2t/hとなったとす
る。ガスタービン1の発電出力の設定をそのままのMW
kWとしておけば蒸気ドラム7からは蒸気が(XD2
−X)t/h余分に引き出されるためガスタービン1
の出力を増やさないと蒸気ドラム7の圧力が低下してし
まう。この実施の形態では、送出蒸気流量がXt/h
からXD2t/hに変化した場合には図3の関数発生器
16によりガスタービン1の発電出力設定を自動的にD
2の点になるようにMWkWからMWD2kWに変化
させるため、XD2t/hの送出蒸気流量に相当するガ
スタービン1の出力を自動的に確保し、ヒートバランス
通りの運転を常に達成できる。
【0048】このように、送出蒸気流量がプロセス9の
要求により変化してもヒートバランスに合った送出蒸気
流量を確保するガスタービン1の出力制御が、自動的に
行える。
【0049】(第2の実施の形態)(請求項3、4対
応) 本発明の第2の実施の形態を図4に示す。これは、第1
の実施の形態の手法を、蒸気噴射法などを使った熱電可
変型のガスタービン1を含むコージェネレーションプラ
ントのガスタービン1(図10参照)の制御に適用し、
省エネルギー量の最適化を達成するものである。図4
で、排熱回収ボイラ6で発生し、蒸気ドラム7に貯めら
れた蒸気の一部は、送出蒸気調節弁8を介してプロセス
9へ送出される。また、残りの蒸気は、図10の従来例
の場合と同様に、出力増加用の蒸気としてガスタービン
の燃焼器3へ送られて噴射される。
【0050】燃焼器3へ供給される燃料の流量は、制御
装置60で制御される燃料調節弁5によって調節され
る。制御装置60の詳細は図2の制御装置50と同様で
ある。ただし、制御装置60における関数発生器66
は、図5に示すようなものとなるただし、図5の横軸は
送出蒸気流量として図を読む。
【0051】すなわち、関数発生器66によって、大気
温度信号と送出蒸気流量信号の二つの信号から省エネル
ギー量最大となるようなガスタービン1の発電出力を決
定する発電出力設定値SVを作成する。
【0052】図5中の太い実線は、標準の大気温度t
の時の省エネルギー量の最適化を達成する発生蒸気流量
とガスタービン1の発電出力の設定値SVの関係を示す
カーブである。図中の破線は大気温度が変化した時の設
定カーブである。
【0053】図5のA、A2、B点はそれぞれ図12の
A、A2、B点と同じ運転点で、A→A2→Bのカーブ
は送出蒸気流量に対して省エネルギー最大の発電出力設
定値SVをプロットしたものである。
【0054】例えば、大気温度がt度Cで送出蒸気流
量がXt/hで運転していて、プロセス9側の蒸気流
量要求が減ってXA2t/hとなったとする。ガスター
ビン1の発電出力の設定がそのままのMWkWであれ
ばA1の運転点に移ってしまう。しかし、図12でわか
るように、同じXt/hの送出蒸気流量でも省エネル
ギー量は図12のA2点の方が多い。すなわち、図5の
AからA2点への移動を図5の関数発生器66で自動的
に行うことで自動的に省エネルギー量最大の運転点への
移動が行われる。その結果、ガスタービン1の発電出力
PVはMWA2kWで送出蒸気流量X t/hの省エ
ネルギー量が最適な運転が自動で実現される。
【0055】蒸気ドラム7からは蒸気が(X
A2)t/h余分に引き出されるためガスタービン1
の出力を増やさないと蒸気ドラム7の圧力が低下してし
まう。本発明では送出蒸気流量がXA2t/hに変化し
た場合には、図5の関数発生器16によりガスタービン
1の発電出力設定を自動的にA2の点になるようにMW
kWからMWA2kWに変化させる。このため、X
A2t/hの送出蒸気流量に相当するガスタービン1の
出力を自動的に確保し、ヒートバランス通りの運転を常
に達成できる。
【0056】本方法により、送出蒸気流量が変化しても
常に、大気温度も加味した上での省エネルギー量が最適
なガスタービン1の運転点まで、自動的に負荷変化がな
される。
【0057】(第3の実施の形態)(請求項5、6対
応) 本発明の第3の実施の形態を図6に示す。これは、第1
の実施の形態(図1)と同様に熱電可変型でないガスタ
ービン1を使ったコージェネレーションプラントのガス
タービン制御に関するものである。しかし、第1の実施
の形態とは違って、送出蒸気流量を設定器17によって
外部から設定するようになっている。
【0058】燃料調節弁5の制御は、制御装置70によ
って行われる。制御装置70の中で、発電出力設定値S
Vを作成する関数発生器16は、第1の実施の形態の制
御装置50のものと同様に図3に示される。ただし、た
だし、図3の横軸は送出蒸気流量設定値として図を読
む。すなわち、大気温度信号と、送出蒸気流量を設定す
る送出蒸気流量設定器17からの送出蒸気流量設定値の
二つの信号に基づいて、送出蒸気流量を確保するのに必
要なガスタービン1の発電出力PVを決定するものであ
る。関数発生器16を使って発電出力設定値SVを作成
してガスタービン1の負荷制御コントローラ14へ入力
してガスタービン1の出力制御を行う。送出蒸気流量を
発生するに必要なヒートバランスに合ったガスタービン
1の出力を関数発生器76で計算し、この信号を使って
ガスタービン1の出力制御を行うことでヒートバランス
に合ったガスタービン1の出力を自動的に達成すること
が可能となる。
【0059】たとえば図3で、大気温度がtのとき、
送出蒸気流量設定値の増加により運転点はDからD2へ
変化する。運転点の移動の自動的な動きは第1の実施の
形態と同じで、第1の実施の形態との違いは、コージェ
ネレーションプラント側で送出蒸気流量を決定する点で
ある。
【0060】(第4の実施の形態)(請求項7、8対
応) 本発明の第4の実施の形態を図7に示す。これは、第2
の実施の形態(図4)と同様に熱電可変型のガスタービ
ン1を使ったコージェネレーションプラントのガスター
ビン制御に関するものである。しかし、第2の実施の形
態とは違って、(第3の実施の形態と同様に)送出蒸気
流量を設定器17によって外部から設定するようになっ
ている。
【0061】燃料調節弁5の制御は、制御装置80によ
って行われる。制御装置80の中で、発電出力設定値S
Vを作成する関数発生器66は、第2の実施の形態にお
ける制御装置60の中の関数発生器66と同様に図5で
示される。ただし、図5の横軸は送出蒸気流量設定値と
して図を読む。すなわち、この関数発生器66で、大気
温度信号と、送出蒸気流量を設定する送出蒸気流量設定
器17からの送出蒸気流量設定値の二つの信号に基づい
て、省エネルギー量最大となるようなガスタービン1の
発電出力を決定する。
【0062】これを使って発電出力設定値SVを作成
し、ガスタービン1の負荷制御コントローラ14へ入力
してガスタービン1の出力制御を行うことで、要求され
る送出蒸気流量を省エネルギー量最大で発生させるガス
タービン1の出力を自動的に達成することが可能とな
る。運転点の移動の自動的な動きは第2の実施の形態と
同じで、第2の実施の形態との違いは、コージェネレー
ションプラント側で送出蒸気流量を決定する点である。
【0063】
【発明の効果】以上を述べたように、本発明によれば、
コージェネレーションプラントの送出蒸気流量の変化に
対応して自動的にガスタービンの発電出力設定値SVを
変化させて、常に省エネルギー量が最適でかつ安全な運
転への運転点の移行を自動的に可能とすることができ、
運転の安全性確保と省エネルギーの経済効果およびCO
削減などの環境保全上の効果も有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコージェネレーションプラントの
第1の実施の形態の概略系統図。
【図2】図1の制御装置の詳細ブロック図。
【図3】図1、図2および図6の関数発生器で発生する
関数の一例を示すグラフ。
【図4】本発明に係るコージェネレーションプラントの
第2の実施の形態の概略系統図。
【図5】図4および図7の関数発生器で発生する関数の
一例を示すグラフ。
【図6】本発明に係るコージェネレーションプラントの
第3の実施の形態の概略系統図。
【図7】本発明に係るコージェネレーションプラントの
第4の実施の形態の概略系統図。
【図8】従来のコージェネレーションプラントの概略系
統図。
【図9】図8の制御装置の詳細ブロック図。
【図10】図8とは別の従来のコージェネレーションプ
ラントの概略系統図。
【図11】図10のコージェネレーションプラントの送
出蒸気流量と燃料消費量の関係の一例を示すグラフ。
【図12】図10のコージェネレーションプラントの発
電出力と省エネルギー量の関係の一例を示すグラフ。
【符号の説明】
1…ガスタービン、2…圧縮機、3…燃焼器、4…ガス
タービン発電機、5…ガスタービンの燃料調節弁、6…
排熱回収ボイラ、7…蒸気ドラム、8…送出蒸気調節
弁、9…プロセス、10…煙突、11…送出蒸気流量検
出器、12…大気温度検出器、13…電力検出器、14
…負荷制御コントローラ、15…ガスタービンのガバ
ナ、16…関数発生器、17…送出蒸気流量設定器、1
8…発電出力設定器、50…制御装置、60…制御装
置、66…関数発生器、70…制御装置、80…制御装
置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02C 9/28 F02C 9/28 C (72)発明者 山田 利広 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中事業所内 (72)発明者 神谷 昭基 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中事業所内 (72)発明者 松本 茂 東京都港区芝浦一丁目1番1号 株式会社 東芝本社事務所内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発電機を駆動するガスタービンと、その
    ガスタービンの排気から熱を回収して蒸気を発生させる
    排熱回収ボイラと、前記ガスタービンに供給する燃料の
    流量を調節する燃料調節弁と、を有するコージェネレー
    ションプラントにおいて、 前記発電機の発電出力を検出する手段と、 前記排熱回収ボイラからの送出蒸気流量を検出する手段
    と、 大気温度を検出する手段と、 前記検出された送出蒸気流量および前記検出された大気
    温度の関数として予め規定した関数により、これら送出
    蒸気流量および大気温度に対応するガスタービン発電出
    力設定値を算出する手段と、 前記検出された発電出力を前記発電出力設定値に近づけ
    る方向に前記燃料調節弁を調節する手段と、 を有すること、を特徴とするコージェネレーションプラ
    ント。
  2. 【請求項2】 発電機を駆動するガスタービンと、その
    ガスタービンの排気から熱を回収して蒸気を発生させる
    排熱回収ボイラと、前記ガスタービンに供給する燃料の
    流量を調節する燃料調節弁と、を有するコージェネレー
    ションプラントの制御方法において、 前記発電機の発電出力を検出し、 前記排熱回収ボイラからの送出蒸気流量を検出し、 大気温度を検出し、 前記検出された送出蒸気流量および前記検出された大気
    温度の関数として予め規定した関数により、これら送出
    蒸気流量および大気温度に対応するガスタービン発電出
    力設定値を算出し、 前記検出された発電出力を前記発電出力設定値に近づけ
    る方向に前記燃料調節弁を調節すること、 を特徴とするコージェネレーションプラントの制御方
    法。
  3. 【請求項3】 発電機を駆動するガスタービンと、その
    ガスタービンの排気から熱を回収して蒸気を発生させる
    排熱回収ボイラと、前記ガスタービンに供給する燃料の
    流量を調節する燃料調節弁と、を有し、前記排熱回収ボ
    イラで発生した蒸気の一部がプロセス蒸気として外部に
    送出され、前記排熱回収ボイラで発生した蒸気の一部が
    前記ガスタービンに供給される、コージェネレーション
    プラントにおいて、 前記発電機の発電出力を検出する手段と、 前記排熱回収ボイラから外部への送出蒸気流量を検出す
    る手段と、 大気温度を検出する手段と、 前記検出された送出蒸気流量および前記検出された大気
    温度の関数として予め規定した関数により、これら送出
    蒸気流量および大気温度に対応する省エネルギー量が最
    大となるようなガスタービン発電出力設定値を算出する
    手段と、 前記検出された発電出力を前記発電出力設定値に近づけ
    る方向に前記燃料調節弁を調節する手段と、 を有すること、を特徴とするコージェネレーションプラ
    ント。
  4. 【請求項4】 発電機を駆動するガスタービンと、その
    ガスタービンの排気から熱を回収して蒸気を発生させる
    排熱回収ボイラと、前記ガスタービンに供給する燃料の
    流量を調節する燃料調節弁と、を有し、前記排熱回収ボ
    イラで発生した蒸気の一部がプロセス蒸気として外部に
    送出され、前記排熱回収ボイラで発生した蒸気の一部が
    前記ガスタービンに供給される、コージェネレーション
    プラントの制御方法において、 前記発電機の発電出力を検出し、 前記排熱回収ボイラから外部への送出蒸気流量を検出
    し、 大気温度を検出し、 前記検出された送出蒸気流量および前記検出された大気
    温度の関数として予め規定した関数により、これら送出
    蒸気流量および大気温度に対応する省エネルギー量が最
    大となるようなガスタービン発電出力設定値を算出し、 前記検出された発電出力を前記発電出力設定値に近づけ
    る方向に前記燃料調節弁を調節すること、 を特徴とするコージェネレーションプラントの制御方
    法。
  5. 【請求項5】 発電機を駆動するガスタービンと、その
    ガスタービンの排気から熱を回収して蒸気を発生させる
    排熱回収ボイラと、前記ガスタービンに供給する燃料の
    流量を調節する燃料調節弁と、を有するコージェネレー
    ションプラントにおいて、 前記発電機の発電出力を検出する手段と、 前記排熱回収ボイラからの送出蒸気流量の設定値を任意
    に設定する手段と、 大気温度を検出する手段と、 前記設定された送出蒸気流量設定値および前記検出され
    た大気温度の関数として予め規定した関数により、省エ
    ネルギー量が最大となるようなガスタービン発電出力設
    定値を算出する手段と、 前記検出された発電出力を前記発電出力設定値に近づけ
    る方向に前記燃料調節弁を調節する手段と、 を有すること、を特徴とするコージェネレーションプラ
    ント。
  6. 【請求項6】 発電機を駆動するガスタービンと、その
    ガスタービンの排気から熱を回収して蒸気を発生させる
    排熱回収ボイラと、前記ガスタービンに供給する燃料の
    流量を調節する燃料調節弁と、を有するコージェネレー
    ションプラントの制御方法において、 前記発電機の発電出力を検出し、 前記排熱回収ボイラからの送出蒸気流量の設定値を任意
    に設定し、 大気温度を検出し、 前記設定された送出蒸気流量設定値および前記検出され
    た大気温度の関数として予め規定した関数により、省エ
    ネルギー量が最大となるようなガスタービン発電出力設
    定値を算出し、 前記検出された発電出力を前記発電出力設定値に近づけ
    る方向に前記燃料調節弁を調節ること、 を特徴とするコージェネレーションプラントの制御方
    法。
  7. 【請求項7】 発電機を駆動するガスタービンと、その
    ガスタービンの排気から熱を回収して蒸気を発生させる
    排熱回収ボイラと、前記ガスタービンに供給する燃料の
    流量を調節する燃料調節弁と、を有し、前記排熱回収ボ
    イラで発生した蒸気の一部がプロセス蒸気として外部に
    送出され、前記排熱回収ボイラで発生した蒸気の一部が
    前記ガスタービンに供給される、コージェネレーション
    プラントにおいて、 前記発電機の発電出力を検出する手段と、 前記排熱回収ボイラから外部への送出蒸気流量の設定値
    を任意に設定する手段と、 大気温度を検出する手段と、 前記設定された外部への送出蒸気流量設定値および前記
    検出された大気温度の関数として予め規定した関数によ
    り、省エネルギー量が最大となるようなガスタービン発
    電出力設定値を算出する手段と、 前記検出された発電出力を前記発電出力設定値に近づけ
    る方向に前記燃料調節弁を調節する手段と、 を有すること、を特徴とするコージェネレーションプラ
    ント。
  8. 【請求項8】 発電機を駆動するガスタービンと、その
    ガスタービンの排気から熱を回収して蒸気を発生させる
    排熱回収ボイラと、前記ガスタービンに供給する燃料の
    流量を調節する燃料調節弁と、を有し、前記排熱回収ボ
    イラで発生した蒸気の一部がプロセス蒸気として外部に
    送出され、前記排熱回収ボイラで発生した蒸気の一部が
    前記ガスタービンに供給される、コージェネレーション
    プラントの制御方法において、 前記発電機の発電出力を検出し、 前記排熱回収ボイラから外部への送出蒸気流量の設定値
    を任意に設定し、 大気温度を検出し、 前記設定された外部への送出蒸気流量設定値および前記
    検出された大気温度の関数として予め規定した関数によ
    り、省エネルギー量が最大となるようなガスタービン発
    電出力設定値を算出し、 前記検出された発電出力を前記発電出力設定値に近づけ
    る方向に前記燃料調節弁を調節すること、 を特徴とするコージェネレーションプラントの制御方
    法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7093443B2 (en) 2002-12-12 2006-08-22 Ebara Corporation Gas turbine apparatus
JP2007162531A (ja) * 2005-12-12 2007-06-28 Mitsubishi Heavy Ind Ltd ガスタービンプラント
CN112709609A (zh) * 2020-12-15 2021-04-27 广西电网有限责任公司电力科学研究院 一种供热流量获取电功率范围的方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007162531A (ja) * 2005-12-12 2007-06-28 Mitsubishi Heavy Ind Ltd ガスタービンプラント
CN112709609A (zh) * 2020-12-15 2021-04-27 广西电网有限责任公司电力科学研究院 一种供热流量获取电功率范围的方法

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