JP2002129671A - 制振防音材の製造方法 - Google Patents
制振防音材の製造方法Info
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- JP2002129671A JP2002129671A JP2000324126A JP2000324126A JP2002129671A JP 2002129671 A JP2002129671 A JP 2002129671A JP 2000324126 A JP2000324126 A JP 2000324126A JP 2000324126 A JP2000324126 A JP 2000324126A JP 2002129671 A JP2002129671 A JP 2002129671A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 制振層と緩衝層を含む制振防音材の製造方法
において、層間が剥がれ難く、且つ高い生産性が得られ
る制振遮音材の製造方法を提供する。 【解決手段】 一対のロール4,4の間に、一対の面材
5と面材6とを互いに相対向するように送りつつ、その
面材5と面材6との間に、制振層材料3を挟み込んでシ
ート状に成形した後、水系接着剤8を接着剤塗布装置9
で塗布し、該接着剤の水分を乾燥させつつ、貫通孔のあ
るシート状の緩衝層11を水系接着剤層に積層する制振
防音材の製造方法。好ましくは水系接着剤層に積層され
る側の表面に、面材が積層された緩衝層11を用いる制
振防音材の製造方法。
において、層間が剥がれ難く、且つ高い生産性が得られ
る制振遮音材の製造方法を提供する。 【解決手段】 一対のロール4,4の間に、一対の面材
5と面材6とを互いに相対向するように送りつつ、その
面材5と面材6との間に、制振層材料3を挟み込んでシ
ート状に成形した後、水系接着剤8を接着剤塗布装置9
で塗布し、該接着剤の水分を乾燥させつつ、貫通孔のあ
るシート状の緩衝層11を水系接着剤層に積層する制振
防音材の製造方法。好ましくは水系接着剤層に積層され
る側の表面に、面材が積層された緩衝層11を用いる制
振防音材の製造方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は住宅等の防音に用い
得る制振遮音材の製造方法に関するものである。
得る制振遮音材の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】木質フローリング床および多世帯住宅等
が近年増加していることにより、集合住宅および一般個
建住宅において、下階への床騒音の防止に対する要求は
ますます増大している。軽量床衝撃音のような床騒音を
防止するために、近年では上階の床下と下階の天井の間
に制振防音材等が施工されている。木造系の軽量床衝撃
音を改善するための制振防音材としては、例えば、特開
平10−266395号公報には、アスファルトに無機
充填材等を混合して得られた制振層に発泡樹脂層等が積
層された制振防音材が提案され、ここでは不織布層と紙
層の間にアスファルト混合物を溶融状態で押し出し積層
した後に、紙層表面に水系接着剤塗布し、架橋ポリオレ
フィン発泡樹脂層を接着した制振防音材の製造方法等が
提案されている。
が近年増加していることにより、集合住宅および一般個
建住宅において、下階への床騒音の防止に対する要求は
ますます増大している。軽量床衝撃音のような床騒音を
防止するために、近年では上階の床下と下階の天井の間
に制振防音材等が施工されている。木造系の軽量床衝撃
音を改善するための制振防音材としては、例えば、特開
平10−266395号公報には、アスファルトに無機
充填材等を混合して得られた制振層に発泡樹脂層等が積
層された制振防音材が提案され、ここでは不織布層と紙
層の間にアスファルト混合物を溶融状態で押し出し積層
した後に、紙層表面に水系接着剤塗布し、架橋ポリオレ
フィン発泡樹脂層を接着した制振防音材の製造方法等が
提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、本発明
者の検討によれば、上記製造方法においては、生産ライ
ン速度を上げて生産しようとすると、水系接着剤の水分
の乾燥が不十分になり、接着層と緩衝層との層間の接着
不良が生じ剥がれ易くなる問題があった。このため、前
記接着不良を起こさないためには、水分の乾燥をより十
分にする必要性から、生産ライン速度を遅くする必要が
あった。本発明の目的は、本発明者が知見した上記問題
点を解決し、生産ライン速度を上げて生産しても接着層
と緩衝層との層間が剥がれ難く、高い生産性が得られる
制振遮音材の製造方法を提供することにある。
者の検討によれば、上記製造方法においては、生産ライ
ン速度を上げて生産しようとすると、水系接着剤の水分
の乾燥が不十分になり、接着層と緩衝層との層間の接着
不良が生じ剥がれ易くなる問題があった。このため、前
記接着不良を起こさないためには、水分の乾燥をより十
分にする必要性から、生産ライン速度を遅くする必要が
あった。本発明の目的は、本発明者が知見した上記問題
点を解決し、生産ライン速度を上げて生産しても接着層
と緩衝層との層間が剥がれ難く、高い生産性が得られる
制振遮音材の製造方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の制振層と
緩衝層を含む制振防音材の製造方法は、制振層と緩衝層
を備えた制振防音材の製造方法において、一対のロール
の間に、一対の面材を互いに相対向するように送りつ
つ、その面材の間に、制振層材料を挟み込んでシート状
に成形した後、一方の面材に水系接着剤を塗布し、該接
着剤の水分を乾燥させつつ、貫通孔のあるシート状の緩
衝層を、形成される水系接着剤層に積層することを特徴
とする。請求項2記載の制振防音材の製造方法は、請求
項1記載の制振層と緩衝層を含む制振防音材の製造方法
において、水系接着剤層に積層される側の表面に、面材
が積層された緩衝層を用いることを特徴とする。
緩衝層を含む制振防音材の製造方法は、制振層と緩衝層
を備えた制振防音材の製造方法において、一対のロール
の間に、一対の面材を互いに相対向するように送りつ
つ、その面材の間に、制振層材料を挟み込んでシート状
に成形した後、一方の面材に水系接着剤を塗布し、該接
着剤の水分を乾燥させつつ、貫通孔のあるシート状の緩
衝層を、形成される水系接着剤層に積層することを特徴
とする。請求項2記載の制振防音材の製造方法は、請求
項1記載の制振層と緩衝層を含む制振防音材の製造方法
において、水系接着剤層に積層される側の表面に、面材
が積層された緩衝層を用いることを特徴とする。
【0005】以下本発明を詳細に説明する。本発明にお
ける制振層は、通常、アスファルトと高比重充填材とを
主成分とする制振層材料を、シート状に成形して得られ
る。使用されるアスファルトとしては特に限定されず、
天然のアスファルト、ストレートアスファルト、ブロン
アスファルトの他、改質アスファルト等が好適に用いら
れる。これらは単独で用いられても良いし、2種以上の
混合物として用いられても良い。
ける制振層は、通常、アスファルトと高比重充填材とを
主成分とする制振層材料を、シート状に成形して得られ
る。使用されるアスファルトとしては特に限定されず、
天然のアスファルト、ストレートアスファルト、ブロン
アスファルトの他、改質アスファルト等が好適に用いら
れる。これらは単独で用いられても良いし、2種以上の
混合物として用いられても良い。
【0006】本発明に用いられる高比重充填材は、好ま
しくは比重が2以上、さらに好ましくは4以上の充填材
である。比重が2未満では、制振防音性が低下する。高
比重充填材としては、砂鉄、鉄粉、酸化鉄、炭酸カルシ
ウム、ジルコンサンド、クロマイトサンド、製鉄スラグ
粉、珪砂、鉛粉、酸化スズ、酸化亜鉛、硫酸バリウム、
硫化鉄、マイカ、水酸化アルミニウム、タルク、クレー
等が用いられる。
しくは比重が2以上、さらに好ましくは4以上の充填材
である。比重が2未満では、制振防音性が低下する。高
比重充填材としては、砂鉄、鉄粉、酸化鉄、炭酸カルシ
ウム、ジルコンサンド、クロマイトサンド、製鉄スラグ
粉、珪砂、鉛粉、酸化スズ、酸化亜鉛、硫酸バリウム、
硫化鉄、マイカ、水酸化アルミニウム、タルク、クレー
等が用いられる。
【0007】上記充填材の形状は、粉体、繊維状、ある
いは燐片状等のいずれも使用可能であるが、混合の観点
からは粉体が好ましい。上記充填材の粒径は、大きすぎ
ると均一な混合が困難となり、得られる制振防音材の性
能が不均一となり易く、小さすぎると充填材が飛散して
混合し難くなるので、1μm〜2mmが好ましい。さら
に好ましくは、5μm〜500μmである。
いは燐片状等のいずれも使用可能であるが、混合の観点
からは粉体が好ましい。上記充填材の粒径は、大きすぎ
ると均一な混合が困難となり、得られる制振防音材の性
能が不均一となり易く、小さすぎると充填材が飛散して
混合し難くなるので、1μm〜2mmが好ましい。さら
に好ましくは、5μm〜500μmである。
【0008】上記制振層材料の配合割合は、アスファル
ト100重量部に対して、高比重充填剤が200〜80
0重量部であることが好ましい。高比重充填剤が200
重量部未満であると、比重が小さくなりすぎて遮音効果
が不足する。また、800重量部を越えると、アスファ
ルトのバインダー効果が小さくなり、シート状に成形す
ることが困難になる。上記制振層材料には、粘度調整の
ための可塑剤や、増粘剤及びゲル化剤等の加工助剤、並
びに、顔料等が適宜配合されてもよい。
ト100重量部に対して、高比重充填剤が200〜80
0重量部であることが好ましい。高比重充填剤が200
重量部未満であると、比重が小さくなりすぎて遮音効果
が不足する。また、800重量部を越えると、アスファ
ルトのバインダー効果が小さくなり、シート状に成形す
ることが困難になる。上記制振層材料には、粘度調整の
ための可塑剤や、増粘剤及びゲル化剤等の加工助剤、並
びに、顔料等が適宜配合されてもよい。
【0009】本発明に用いられる面材としては、不織
布、布、紙、並びに、これらの面材にアスファルト等の
樹脂を含浸させた樹脂含浸面材等が挙げられる。なかで
も、不織布及び紙の場合は、シート成形が容易なので、
特に好ましい。不織布の場合、目付が20〜100g/
m2のものがさらに好ましい。20g/m2未満では制振
層のアスファルトがしみ出してしまい、100g/m2
を越えると、床に適用した際に耐圧縮性が低下するた
め、いわゆる「へたり」現象が起こり易くなる。
布、布、紙、並びに、これらの面材にアスファルト等の
樹脂を含浸させた樹脂含浸面材等が挙げられる。なかで
も、不織布及び紙の場合は、シート成形が容易なので、
特に好ましい。不織布の場合、目付が20〜100g/
m2のものがさらに好ましい。20g/m2未満では制振
層のアスファルトがしみ出してしまい、100g/m2
を越えると、床に適用した際に耐圧縮性が低下するた
め、いわゆる「へたり」現象が起こり易くなる。
【0010】本発明で用いられる水系接着剤は、樹脂や
ゴム成分が水を媒体として分散されたエマルジョン型接
着剤、又は、樹脂やゴム成分の水溶型接着剤であれば特
に限定されるものではないが、例えば、酢酸ビニル系樹
脂、酢酸ビニル−エチレン共重合体系樹脂、アクリル酸
エステル系樹脂、スチレン−ブタジエン共重合体系樹
脂、クロロプレン系樹脂、ウレタン系樹脂、エポキシ系
樹脂等からなる水系接着剤が挙げられる。
ゴム成分が水を媒体として分散されたエマルジョン型接
着剤、又は、樹脂やゴム成分の水溶型接着剤であれば特
に限定されるものではないが、例えば、酢酸ビニル系樹
脂、酢酸ビニル−エチレン共重合体系樹脂、アクリル酸
エステル系樹脂、スチレン−ブタジエン共重合体系樹
脂、クロロプレン系樹脂、ウレタン系樹脂、エポキシ系
樹脂等からなる水系接着剤が挙げられる。
【0011】本発明で用いられる緩衝層としては、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体、ポリエチレン、ポリプロピ
レン、ポリウレタン、ポリ塩化ビニル、ビニロン、ナイ
ロン、フェノール樹脂、フッ素樹脂、ポリエチレン、ポ
リウレタン、ユリア樹脂等の合成樹脂発泡体が挙げられ
る。これらは単独で用いられてもよく、二種以上が併用
されてもよい。上記発泡体の中でも、特にポリエチレ
ン、ポリプロピレンの発泡体は、材料の耐久性や圧縮性
の点でさらに好ましい。
レン−酢酸ビニル共重合体、ポリエチレン、ポリプロピ
レン、ポリウレタン、ポリ塩化ビニル、ビニロン、ナイ
ロン、フェノール樹脂、フッ素樹脂、ポリエチレン、ポ
リウレタン、ユリア樹脂等の合成樹脂発泡体が挙げられ
る。これらは単独で用いられてもよく、二種以上が併用
されてもよい。上記発泡体の中でも、特にポリエチレ
ン、ポリプロピレンの発泡体は、材料の耐久性や圧縮性
の点でさらに好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】図2及び3に示すように、上記緩
衝層11は、例えばポリオレフィン系発泡体21に多数
の貫通孔13,13,・・が設けられてなるものであ
る。貫通孔13の平面形状としては、円形、楕円形、多
角形、不規則形状等、特に限定されないが、緩衝層11
の生産上及び加工上からは、円形、楕円形、多角形等の
規則的な形状が好ましく、円形、楕円形、六角形が一般
的な形状である。
衝層11は、例えばポリオレフィン系発泡体21に多数
の貫通孔13,13,・・が設けられてなるものであ
る。貫通孔13の平面形状としては、円形、楕円形、多
角形、不規則形状等、特に限定されないが、緩衝層11
の生産上及び加工上からは、円形、楕円形、多角形等の
規則的な形状が好ましく、円形、楕円形、六角形が一般
的な形状である。
【0013】上記貫通孔の孔径は、3〜30mmが好ま
しい。孔径が、3mm未満では小さくなり過ぎるため加
工が難しくなり、打ち抜きカスが大量に発生するととも
に、貫通孔としての効果が小さくなり、水系接着剤の乾
燥状態が不十分なものとなる。また、孔径が、30mm
を超えると、孔が大きくなるため緩衝層の引張強度が低
下し、製造ライン上で引張力をかけたときに伸びが生じ
たり、切断が起こることがある。
しい。孔径が、3mm未満では小さくなり過ぎるため加
工が難しくなり、打ち抜きカスが大量に発生するととも
に、貫通孔としての効果が小さくなり、水系接着剤の乾
燥状態が不十分なものとなる。また、孔径が、30mm
を超えると、孔が大きくなるため緩衝層の引張強度が低
下し、製造ライン上で引張力をかけたときに伸びが生じ
たり、切断が起こることがある。
【0014】また、上記緩衝層の下記式で表される開口
率は、10〜50%が好ましい。 開口率(%)=(貫通孔の総面積/緩衝層の全表面積)
×100 開口率が、10%未満では、軽量床衝撃音に対する十分
な改善効果が得られないとともに、貫通孔としての効果
が小さくなり、水系接着剤の乾燥状態が不十分なものと
なる。50%を超えると緩衝層自身の強度が低下し、製
造ラインで引張力をかけたときに伸びるため、孔の形状
が変形したり、緩衝層の厚みが薄くなることがある。
率は、10〜50%が好ましい。 開口率(%)=(貫通孔の総面積/緩衝層の全表面積)
×100 開口率が、10%未満では、軽量床衝撃音に対する十分
な改善効果が得られないとともに、貫通孔としての効果
が小さくなり、水系接着剤の乾燥状態が不十分なものと
なる。50%を超えると緩衝層自身の強度が低下し、製
造ラインで引張力をかけたときに伸びるため、孔の形状
が変形したり、緩衝層の厚みが薄くなることがある。
【0015】本発明における制振防音材の全体の厚み
は、2〜20mmが好ましい。2mm未満だと、制振性
能や緩衝性能が低下し、制振防音材としての性能が不十
分になる。また、20mmを越えると重くなりすぎて施
工が困難になる。緩衝層の厚みは1〜5mmが好まし
い。1mm未満だと緩衝性能が低下し、十分な効果が得
られない。5mmを越えると、床に適用した際に耐圧縮
性が低下するため、いわゆる「へたり」現象が起こり易
くなる。
は、2〜20mmが好ましい。2mm未満だと、制振性
能や緩衝性能が低下し、制振防音材としての性能が不十
分になる。また、20mmを越えると重くなりすぎて施
工が困難になる。緩衝層の厚みは1〜5mmが好まし
い。1mm未満だと緩衝性能が低下し、十分な効果が得
られない。5mmを越えると、床に適用した際に耐圧縮
性が低下するため、いわゆる「へたり」現象が起こり易
くなる。
【0016】本発明の制振防音材の具体的製造方法につ
いて、図面を参照しつつ、以下に説明する。図1は本発
明に係る製造方法を例示する模式図である。先ず、混合
タンク1を用いてアスファルト、高比重充填剤、その他
配合剤等を適宜混合し、アスファルトと高比重充填剤と
を主成分とする制振層材料3を得る。混合する際の温度
は配合条件により異なるが、130〜170℃が好まし
い。得られた制振層材料3は送りフィーダー2を介し
て、一対のロール4,4の間に導かれる。一対のロール
4,4の間には、予めロールの両側から一対の面材5と
面材6とが互いに相対向するように送り込まれており、
上記加熱溶融状態の制振層材料3はこの間に供給され挟
み込まれて、シート状に成形され制振層7が得られる。
いて、図面を参照しつつ、以下に説明する。図1は本発
明に係る製造方法を例示する模式図である。先ず、混合
タンク1を用いてアスファルト、高比重充填剤、その他
配合剤等を適宜混合し、アスファルトと高比重充填剤と
を主成分とする制振層材料3を得る。混合する際の温度
は配合条件により異なるが、130〜170℃が好まし
い。得られた制振層材料3は送りフィーダー2を介し
て、一対のロール4,4の間に導かれる。一対のロール
4,4の間には、予めロールの両側から一対の面材5と
面材6とが互いに相対向するように送り込まれており、
上記加熱溶融状態の制振層材料3はこの間に供給され挟
み込まれて、シート状に成形され制振層7が得られる。
【0017】このようにして、一対のロール4,4の間
に面材5と面材6とを送りつつ制振層材料を挟み込んで
成形することにより、制振層の両面に面材が積層された
シートを得ることができる。ここで用いる面材5と面材
6とは同じ材料であってもよく、また、異なる材料であ
ってもよいが、水系接着剤を塗布する側の面材6は、制
振層と面材6と緩衝層の接着強度の安定性(均一になり
易い)の点で不織布、紙が好ましい。
に面材5と面材6とを送りつつ制振層材料を挟み込んで
成形することにより、制振層の両面に面材が積層された
シートを得ることができる。ここで用いる面材5と面材
6とは同じ材料であってもよく、また、異なる材料であ
ってもよいが、水系接着剤を塗布する側の面材6は、制
振層と面材6と緩衝層の接着強度の安定性(均一になり
易い)の点で不織布、紙が好ましい。
【0018】次に、制振層の両面に面材が積層されたシ
ートの一面に水系接着剤8を接着剤塗布装置9を用いて
均一厚みになるように塗布する。この後、温風機又は送
風機10を用いて水系接着剤8の水分を乾燥させつつ、
貫通孔のあるシート状の緩衝層11を積層する。その
後、切断機12で所定の大きさに切断して製品とする。
ートの一面に水系接着剤8を接着剤塗布装置9を用いて
均一厚みになるように塗布する。この後、温風機又は送
風機10を用いて水系接着剤8の水分を乾燥させつつ、
貫通孔のあるシート状の緩衝層11を積層する。その
後、切断機12で所定の大きさに切断して製品とする。
【0019】上記において、水系接着剤8を塗布すると
きのシート表面の面材6の温度は、好ましくは80〜1
20℃に保持することが好ましい。これは、水系接着剤
の水分が蒸発し易いためである。しかし前記面材の温度
が80℃未満の場合でも、本発明の製造方法によれば、
より能力の高い温風機又は送風機10を用いることや、
運転条件を適宜選択することにより、効果的に水分を乾
燥することができる。さらに、本発明における緩衝層1
1は貫通孔13を有するため、緩衝層11を積層した後
でも、貫通孔13から水分が蒸発乾燥する効果があり、
水系接着剤の水分を完全に乾燥しないで積層することも
可能となる。
きのシート表面の面材6の温度は、好ましくは80〜1
20℃に保持することが好ましい。これは、水系接着剤
の水分が蒸発し易いためである。しかし前記面材の温度
が80℃未満の場合でも、本発明の製造方法によれば、
より能力の高い温風機又は送風機10を用いることや、
運転条件を適宜選択することにより、効果的に水分を乾
燥することができる。さらに、本発明における緩衝層1
1は貫通孔13を有するため、緩衝層11を積層した後
でも、貫通孔13から水分が蒸発乾燥する効果があり、
水系接着剤の水分を完全に乾燥しないで積層することも
可能となる。
【0020】本発明に用いられる緩衝層においては、水
系接着剤層に積層される側の表面に、予め面材が積層さ
れたものを用いることも有効である。予め面材が積層さ
れたものを使用すると、緩衝層を積層するときの張力に
よる歪み等が発生し難いため、さらに接着強度等の品質
の安定した製品を高速に生産することが可能となり好ま
しい。ここで用いられる面材は必ずしも貫通孔を有する
必要はなく、本発明における効果を妨げない範囲で通気
性を有するものであれば特に限定されない。例えば不織
布、紙等が好適に用いられる。上述の如くして本発明に
よって得られた制振防音材は、特に住宅の床部へ好適に
使用される。
系接着剤層に積層される側の表面に、予め面材が積層さ
れたものを用いることも有効である。予め面材が積層さ
れたものを使用すると、緩衝層を積層するときの張力に
よる歪み等が発生し難いため、さらに接着強度等の品質
の安定した製品を高速に生産することが可能となり好ま
しい。ここで用いられる面材は必ずしも貫通孔を有する
必要はなく、本発明における効果を妨げない範囲で通気
性を有するものであれば特に限定されない。例えば不織
布、紙等が好適に用いられる。上述の如くして本発明に
よって得られた制振防音材は、特に住宅の床部へ好適に
使用される。
【0021】(作用)本発明の制振層と緩衝層を含む制
振防音材の製造方法は、一対のロールの間に、一対の面
材を互いに相対向するように送りつつ、その面材の間
に、制振層材料を挟み込んでシート状に成形した後、水
系接着剤を塗布し、該接着剤の水分を乾燥させつつ、貫
通孔のあるシート状の緩衝層を積層することを特徴とす
る。このため、緩衝層を積層した後でも、水分が該貫通
孔を通して蒸発することができるので、緩衝層の積層面
内に水分が残らず接着強度が十分に発現し安定する。ま
た、緩衝層を積層するときに水系接着剤の水分の乾燥が
不十分であっても、該緩衝層を積層することができるの
で、速度を上げて生産しても、接着強度の安定した制振
防音材が生産できる。
振防音材の製造方法は、一対のロールの間に、一対の面
材を互いに相対向するように送りつつ、その面材の間
に、制振層材料を挟み込んでシート状に成形した後、水
系接着剤を塗布し、該接着剤の水分を乾燥させつつ、貫
通孔のあるシート状の緩衝層を積層することを特徴とす
る。このため、緩衝層を積層した後でも、水分が該貫通
孔を通して蒸発することができるので、緩衝層の積層面
内に水分が残らず接着強度が十分に発現し安定する。ま
た、緩衝層を積層するときに水系接着剤の水分の乾燥が
不十分であっても、該緩衝層を積層することができるの
で、速度を上げて生産しても、接着強度の安定した制振
防音材が生産できる。
【0022】また、接着剤に積層する緩衝層の表面に、
本発明の効果を損なわない範囲で、予め面材が積層され
たものを使用すると、緩衝層を積層するときの張力によ
る歪み等が発生し難いため、さらに接着強度等の品質の
安定した製品を高速に生産することができる。
本発明の効果を損なわない範囲で、予め面材が積層され
たものを使用すると、緩衝層を積層するときの張力によ
る歪み等が発生し難いため、さらに接着強度等の品質の
安定した製品を高速に生産することができる。
【0023】
【実施例】以下に図面を参照しつつ、実施例及び比較例
を説明することにより、本発明を具体的に説明する。
尚、本発明は下記実施例のみに限定されるものではな
い。
を説明することにより、本発明を具体的に説明する。
尚、本発明は下記実施例のみに限定されるものではな
い。
【0024】[実施例1]ブロンアスファルト100重
量部に対し酸化鉄粉(比重5.5、平均粒径80μm)
500重量部を混合タンク1を用いて混合し、制振層材
料3を得た。混合時の温度は160℃であった。得られ
た溶融状態の制振層材料3を送りフィーダー2を介して
一対のロール4,4の間に導いた。一対のロール4,4
の間には、予め一対の面材5としてポリエステル不織布
(目付50g/m2)と面材6としてクラフト紙とを互
いに相対向するように送り込み、前記制振層材料3をこ
の間に供給し挟み込んで、シート状に成形し制振層7を
得た。
量部に対し酸化鉄粉(比重5.5、平均粒径80μm)
500重量部を混合タンク1を用いて混合し、制振層材
料3を得た。混合時の温度は160℃であった。得られ
た溶融状態の制振層材料3を送りフィーダー2を介して
一対のロール4,4の間に導いた。一対のロール4,4
の間には、予め一対の面材5としてポリエステル不織布
(目付50g/m2)と面材6としてクラフト紙とを互
いに相対向するように送り込み、前記制振層材料3をこ
の間に供給し挟み込んで、シート状に成形し制振層7を
得た。
【0025】このようにして、一対のロール4,4の間
に上記面材5と上記面材6とを送りつつ制振層材料3を
挟み込んで成形することにより、制振層7の両面に面材
5と面材6が積層されたシートを得た。このときのシー
トの厚みは4mmとなるようにロール4のクリアランス
を調整した。得られた、制振層7の両面に面材5と面材
6が積層されたシートの面材6の表面にアクリル系水系
接着剤8(積水化学製;エスダイン#7110)を接着
剤塗布装置9を用いて約80g/m2の厚みで均一にな
るように塗布した。このときの面材6の表面温度は95
℃であった。
に上記面材5と上記面材6とを送りつつ制振層材料3を
挟み込んで成形することにより、制振層7の両面に面材
5と面材6が積層されたシートを得た。このときのシー
トの厚みは4mmとなるようにロール4のクリアランス
を調整した。得られた、制振層7の両面に面材5と面材
6が積層されたシートの面材6の表面にアクリル系水系
接着剤8(積水化学製;エスダイン#7110)を接着
剤塗布装置9を用いて約80g/m2の厚みで均一にな
るように塗布した。このときの面材6の表面温度は95
℃であった。
【0026】この後、送風機10を用いて水系接着剤の
水分を乾燥させつつ、貫通孔のあるシート状の緩衝層1
1としてポリエチレン発泡体(貫通孔の孔径13mm、
開孔率30%、発砲倍率30倍、厚み2mm)を積層
し、一定の生産ライン速度にて図2に示す如き、目的と
する制振防音材を得た。
水分を乾燥させつつ、貫通孔のあるシート状の緩衝層1
1としてポリエチレン発泡体(貫通孔の孔径13mm、
開孔率30%、発砲倍率30倍、厚み2mm)を積層
し、一定の生産ライン速度にて図2に示す如き、目的と
する制振防音材を得た。
【0027】[実施例2]緩衝層11として予めポリエ
ステル不織布(約30g/m2、貫通孔無し)が積層さ
れたポリエチレン発泡体(貫通孔の孔径13mm、開孔
率30%、発砲倍率30倍、厚み2mm)を用いたこ
と、及び、生産ライン速度を1.2倍としたこと以外
は、実施例1と同様の方法で制振防音材を生産した。
ステル不織布(約30g/m2、貫通孔無し)が積層さ
れたポリエチレン発泡体(貫通孔の孔径13mm、開孔
率30%、発砲倍率30倍、厚み2mm)を用いたこ
と、及び、生産ライン速度を1.2倍としたこと以外
は、実施例1と同様の方法で制振防音材を生産した。
【0028】[比較例1]緩衝層11として貫通孔の無
いポリエチレン発泡体(発砲倍率30倍、厚み2mm)
を用いたこと以外は実施例1と同様の方法で制振防音材
を生産した。
いポリエチレン発泡体(発砲倍率30倍、厚み2mm)
を用いたこと以外は実施例1と同様の方法で制振防音材
を生産した。
【0029】[比較例2]緩衝層11として貫通孔の無
いポリエチレン発泡体(発砲倍率30倍、厚み2mm)
を用いたこと以外は実施例2と同様の方法で制振防音材
を生産した。
いポリエチレン発泡体(発砲倍率30倍、厚み2mm)
を用いたこと以外は実施例2と同様の方法で制振防音材
を生産した。
【0030】上記の方法で得られた製品から、5cm×
5cmの試料を切り出し、50mm/分の引張速度で面
接着強度をJIS K6829と同様の試験方法で測定
した。測定結果の引張強度の平均値が0.2MPa以上
のものを○(良好)とし、引張強度の平均値が0.2M
Pa未満のものを×(不良)とした。評価結果を表1に
示す。
5cmの試料を切り出し、50mm/分の引張速度で面
接着強度をJIS K6829と同様の試験方法で測定
した。測定結果の引張強度の平均値が0.2MPa以上
のものを○(良好)とし、引張強度の平均値が0.2M
Pa未満のものを×(不良)とした。評価結果を表1に
示す。
【0031】
【表1】
【0032】表1に示すように、本発明の実施例におい
ては、高速で生産したにもかかわらず緩衝層と面材との
接着面で十分な面接着強度が得られることが判明した。
尚、比較例において、実施例と同程度の上記面接着強度
を得ようとすると、生産ライン速度を大幅に低下させね
ばならなかった。
ては、高速で生産したにもかかわらず緩衝層と面材との
接着面で十分な面接着強度が得られることが判明した。
尚、比較例において、実施例と同程度の上記面接着強度
を得ようとすると、生産ライン速度を大幅に低下させね
ばならなかった。
【0033】
【発明の効果】本発明に係る制振層と緩衝層を含む制振
防音材の製造方法によれば、緩衝層の接着に用いる水系
接着剤の水分の乾燥条件を容易に調整することができ、
乾燥の速度を早めることが可能となり、緩衝層の積層面
内に水分が残らず接着強度が十分に発現し安定する。こ
のため、従来技術では解決が困難であった、水分の乾燥
をより確実にするための生産ライン速度を遅くする必要
性が無くなり、生産ライン速度を上げて生産しても接着
層と緩衝層との層間が剥がれ難く、高い生産性が得られ
る制振遮音材の製造が可能となる。
防音材の製造方法によれば、緩衝層の接着に用いる水系
接着剤の水分の乾燥条件を容易に調整することができ、
乾燥の速度を早めることが可能となり、緩衝層の積層面
内に水分が残らず接着強度が十分に発現し安定する。こ
のため、従来技術では解決が困難であった、水分の乾燥
をより確実にするための生産ライン速度を遅くする必要
性が無くなり、生産ライン速度を上げて生産しても接着
層と緩衝層との層間が剥がれ難く、高い生産性が得られ
る制振遮音材の製造が可能となる。
【0034】
【図1】本発明の製造方法の一例を示す概略図。
【図2】本発明に係る制振防音材の一例を示す模式断面
図。
図。
【図3】本発明に係る緩衝層の貫通孔を示す模式斜視
図。
図。
1 混合タンク 2 送りフィーダ 3 制振層材料 4 ロール 5 面材 6 面材 7 制振層 8 水系接着剤 9 接着剤塗布装置 10 温風機又は送風機 11 緩衝層 12 切断機 13 貫通孔 14 送りロール
Claims (2)
- 【請求項1】 制振層と緩衝層を備えた制振防音材の製
造方法において、一対のロールの間に、一対の面材を互
いに相対向するように送りつつ、その面材の間に、制振
層材料を挟み込んでシート状に成形した後、一方の面材
に水系接着剤を塗布し、該接着剤の水分を乾燥させつ
つ、貫通孔のあるシート状の緩衝層を、形成される水系
接着剤層に積層することを特徴とする制振防音材の製造
方法。 - 【請求項2】 水系接着剤層に積層される側の表面に、
面材が積層された緩衝層を用いることを特徴とする請求
項1記載の制振防音材の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000324126A JP2002129671A (ja) | 2000-10-24 | 2000-10-24 | 制振防音材の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000324126A JP2002129671A (ja) | 2000-10-24 | 2000-10-24 | 制振防音材の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002129671A true JP2002129671A (ja) | 2002-05-09 |
Family
ID=18801704
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000324126A Withdrawn JP2002129671A (ja) | 2000-10-24 | 2000-10-24 | 制振防音材の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002129671A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016186207A (ja) * | 2015-03-27 | 2016-10-27 | 大和ハウス工業株式会社 | 防音材及びその製造方法並びに防音床構造及び防音床の施工方法 |
EP3499499A1 (en) * | 2017-12-13 | 2019-06-19 | The Boeing Company | An anti-resonant panel and methods of making the same |
US11315538B2 (en) | 2017-12-13 | 2022-04-26 | The Boeing Company | Anti-resonant panels |
-
2000
- 2000-10-24 JP JP2000324126A patent/JP2002129671A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016186207A (ja) * | 2015-03-27 | 2016-10-27 | 大和ハウス工業株式会社 | 防音材及びその製造方法並びに防音床構造及び防音床の施工方法 |
EP3499499A1 (en) * | 2017-12-13 | 2019-06-19 | The Boeing Company | An anti-resonant panel and methods of making the same |
CN109911172A (zh) * | 2017-12-13 | 2019-06-21 | 波音公司 | 抗共振面板及其制造方法 |
US11056092B2 (en) | 2017-12-13 | 2021-07-06 | The Boeing Company | Anti-resonant panel and methods of making the same |
US11315538B2 (en) | 2017-12-13 | 2022-04-26 | The Boeing Company | Anti-resonant panels |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20050704 |