JP2002129502A - トランスラピッドの走路 - Google Patents

トランスラピッドの走路

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JP2002129502A JP2000322494A JP2000322494A JP2002129502A JP 2002129502 A JP2002129502 A JP 2002129502A JP 2000322494 A JP2000322494 A JP 2000322494A JP 2000322494 A JP2000322494 A JP 2000322494A JP 2002129502 A JP2002129502 A JP 2002129502A
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シー. フレスナー ヘルマン
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単で、コスト的にこのましく、少ない壁厚み
をもち、その結果、低重量となるプレストレストコンク
リート縦桁が製造できるような、冒頭に述べた様態の磁
気浮上鉄道の走路を形成すること。 【解決手段】少なくとも1つの中空の鉄筋入りプレスト
レストコンクリート縦桁を有する、現場打ちコンクリー
ト方式又は既成部材使用方式で構築される下部構造の上
に設けられる既成部材走路支台をもち、そして、車道を
横切って通り、プレストレストコンクリート縦桁の両側
から突き出ている、別体の部材として製造された走路板
(3)をもつ陸上交通路用走路、特に、例えば、トラン
スラピッドのような磁気浮上鉄道用走路において、走路
板(3)に対する平らな、上部の支承ショルダー(4)
をもつ、遠心コンクリート製造法により製造されるプレ
ストレストコンクリート支台管(2、2’)としてのプ
レストレストコンクリート縦桁を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、少なくとも1つの
中空の鉄筋入りプレストレストコンクリート縦桁を有す
る、現場打ちコンクリート方式又は既成部材使用方式で
構築される下部構造の上に設けられる既成部材走路支台
をもち、そして、車道を横切って通り、プレストレスト
コンクリート縦桁の両側から突き出ている、別体の部材
として製造された走路板をもつ陸上交通路用走路、特
に、例えば、トランスラピッドのような磁気浮上鉄道用
走路に関する。
【0002】
【従来の技術】このような走路は、走路縦桁が鉄鋼から
成る構造に係わるDE29809580U1において公
知である。
【0003】それと同様な提案であるが、腐蝕に弱く、
騒音放散が大きく、そのため環境にとり好ましくない各
種の鉄鋼構造と同様に、従来のコンクリート既成部材走
路支台 - これについてはDE4115936A1を
参照されたい - は、基本的には、中空の鉄筋入りプ
レストレストコンクリート縦桁が台形断面をもち、その
上側に位置する大きい方の基礎脚部が左右に延長してい
る構造を呈する。通常、その延長は走路全幅にわたって
いるので、あとは走路の支台・ガイドシステムの走路側
のコンポーネント(サイドガイドレール、摺動片、及び
ステータパッケージ)を設けなければならないだけであ
る。
【0004】そのようなプレストレストコンクリート縦
桁は、単にシェーキングによるコンクリート型成形品と
してかなり経済的に製造できるのであるが、この型成形
品は特に端部に密度の高い鉄筋敷設を必要とする。この
ことはまた鉄筋配置のため端部領域において実質的に全
ての断面を必要とし、そしてまた、中空領域及び中間領
域においても、シェーキングによるコンクリート製造方
法において必要な強度を確保するために、常に、少なく
とも30cmから40cmの壁厚みが依然として必要で
ある。
【0005】こうした問題は、原理的に、プレストレス
トコンクリート縦桁のサイドアームが全走路幅に広がっ
ておらないで、やや短くなっているハイブリッド構造に
おいても言えることである。短縮アームには、手間をか
けて、規定寸法の鋼材エレメントがネジ込まれるが、そ
れらは再び支台・ガイドシステムの走路側コンポーネン
トを形成ないしは保持する。この場合でも、短縮アーム
をもつプレストレストコンクリート縦桁はシェーキング
により型で製造しなければならないが、それはまた重量
増大による前記の問題を招く。重量増大は材料費の増加
だけでなく、特に、工事現場における組込時の既成部材
の取扱いの困難をまねくので好ましくない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】それ故、本発明の課題
は、簡単で、コスト的にこのましく、少ない壁厚みをも
ち、その結果、低重量となるプレストレストコンクリー
ト縦桁が製造できるような、冒頭に述べた様態の磁気浮
上鉄道の走路を形成することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明により、走路板に対する平らな、上部の支承
ショルダーをもつ、遠心コンクリート製造法により製造
されるプレストレストコンクリート支台管としてのプレ
ストレストコンクリート縦桁が形成されることが提案さ
れる。
【0008】走路板は鉄筋コンクリート板でも鋼板構造
体でもよく、桁エレメントと走路板とを分離することに
より、すなわち、プレストレストコンクリート縦桁の側
面において走路板のための架脚を共にコンクリート打ち
することを止めることにより、プレストレストコンクリ
ート縦桁は、基本的に管状の対称の遠心コンクリート成
型品として製造することができる。この遠心コンクリー
ト製造法は、薄い壁厚みを、よって低重量を実現するだ
けでない。
【0009】
【作用】この手法により、内部がケーブルや給送配管の
敷設のための大きい通り抜け空間を提供する、中空の通
り抜け桁部材を実現することができる。なお、この場
合、支承ショルダーは、基本的に円筒状の管の側方から
突起している補強リブの上に形成しなければならない
が、この補強リブは、従来の走路桁の大きさにおいて格
段に大きく突き出ているフランジとは比較にならない。
やや大きめの支承面を実現するためのこの突起リブによ
り、桁の不釣合は十分に小さく抑えられ、その結果、簡
単な遠心コンクリート製造が可能となる - なお、こ
の不釣合は製造過程において他の対策によりなおさらに
調整できるのであるが、それについては以下にさらに触
れることにする - 。
【0010】約20mから31mの長さの既成部材走路
桁による構造とは逆に、本発明をさらに発展させた走路
板は、特に好ましくは約6mの長さの、走路方向に向か
って短い間隔が置かれた、複数の単独走路板から構成す
るようにする。この板片は、従来の直接的コンクリート
打ちで敷設される走路板とは違って、非常に迅速に交換
でき、保守や修理時には規格品の桁から個々ばらばらに
解体でき、従って修理し易く、そして特に好ましい、鋼
板構造としての製造では、機械で簡単に切削でき、よっ
て正確に加工できる。1つの走路板を形成するための単
独板は、ねじ止めにより、既存の犬くぎ方式と同じく、
簡単で堅牢にプレストレストコンクリート支台管に固定
することができる。さらにもう1つの利点として、単独
板は正確に組込みできる点を強調しなければならない。
【0011】約20mから31mまでの既成部材走路桁
の走路板を複数の単独板に分割することは、この単独板
のより簡単で、またより正確な加工性並びにより容易な
取扱性という利点をもたらす。さらにまた、走路板の単
独板への分割は、カーブにおける走路のより簡単な横傾
斜が実現されうること、そして特に、さまざまな傾斜区
間の間における移行領域がより簡単に形成されうるとい
う利点をもたらす。
【0012】走路桁において一般的に発生する大きな温
度差(上の走路板は太陽照射により熱く、その下にある
プレストレストコンクリート縦桁は日陰になるので冷た
いままである)並びにそれによって生じる大きい応力
は、走路板のねじ止め - それらはさらに単独板に分
かれるという優れた構造である - により、走路桁と
一体化されている走路板におけるよりもより効率よくそ
らすことができる。縦桁も鉄鋼桁として形成されてい
る、重量の点では同様に軽い鉄鋼製走路に比べ、本発明
の構造体の共鳴挙動は、はるかに優れており、とりわけ
腐蝕防止処理が不要である。
【0013】通常はいわゆるA支台が使われている高架
式走路構造では、走路板の中央に設けられるプレストレ
ストコンクリート支台管は、支台に載せるため、あとか
らコンクリート打ちされる支承コンソールを備えてい
る。この目的のために、プレストレストコンクリート支
台管には、支承コンソールの中に突起するアンカーロッ
ドをねじ込むためのねじ付きブッシュを埋め込むことも
よいし、さらにプレストレストコンクリート支台管は支
承コンソールの支承領域において追加的に粗目の表面を
有するようにし、それによりプレストレストコンクリー
ト支台管と支承コンソールとの間のより良い連結を確保
するようにしてもよい。
【0014】カーブ区間における走路側方の勾配をつけ
るために、プレストレストコンクリート支台管の支承シ
ョルダーと走路板との間に挿入くさびを入れてもよい
し、あるいは、 - カーブ区間における非常に急な傾
斜勾配をつけるには - プレストレストコンクリート
支台管を回転させて支承コンソールにコンクリート打ち
してもよい。
【0015】遠心コンクリート製造法により製造される
プレストレストコンクリート支台管を備える走路の本発
明による構成は、地上の走路構造の走路においても的確
に実現することができる。そのために、今までは、連続
の中間支台壁又は、上に既成部材走路桁が装架される、
多数の、走路を横切る、低い、比較的狭い間隔(3mか
ら5mの間隔)の横方向支台壁が用いられている。トラ
ンスラピッド車両構造は走路の側壁分を超えて突き出る
ため、床から約80から100cmの突出しは、いわゆ
る地上走路構造においても必要である。短い間隔で重な
り合って設けなければならない横方向支台とこの深く床
に固定される横支台の大きい重量とにより重量が増大す
るうえに、この構造は、高速度により惹き起こされる、
特に横方向支台における定常的な空気乱流のため、大き
い煩い騒音(やかましいガタガタ音)をももたらす。
【0016】これを回避するために、本発明により、地
上走路構造の場合、分かれた部材として製造されている
走路板を、好ましい形態としては、単独板片の形態で一
緒に支える、2つの平行な、支脚領域において互いに間
隔をおいて連結されるプレストレストコンクリート支台
管が、直接的に基礎床の上に立脚する構造が提案され
る。このためには、プレストレストコンクリート支台管
は、間隔をおいた隣接配置であるにもかかわらず約80
cmの高さで、走路幅よりもおおいに狭い全幅のみを有
するように、上の支承ショルダーの横に側面平坦部を備
えなければならない。
【0017】音響発生面での前述の利点の他に、基礎床
に直に支えられ、高さ60から80cmの遠心成形され
た、抗張力が与えられている、互いに連結される矩形管
から成る本発明の構造は、区間単位ごとの基礎の数が非
常に少なくてすむという利点を有する。これまでは、
6.20mの走路板ごとに3つの基礎を設ける必要があ
ったが、本発明の構造では、20mー31mのプレスト
レストコンクリート支台管の全幅に対して終端側の設け
られる2つの基礎だけで十分である。これは、走路建設
時の著しい簡易化を意味する。
【0018】さらにまた、遠心成形による矩形管群の間
の空間はケーブルや供給用配管の保護的収納に適してい
る。その場合、基本的に矩形管として形成されるプレス
トレストコンクリート支台管は、支承領域において、プ
レストレストコンクリート支台管の側面が、矩形断面と
して形成され、その矩形断面側で基礎床とねじ連結され
る鉄鋼フレームにねじ止めされることができるという特
別の利点がある。
【0019】本発明に従い、上にエッジが形成される、
遠心成形によるプレストレストコンクリート矩形管によ
り地上敷設走路では、このプレストレストコンクリート
矩形管はくさび中間桁を介して基礎床に支えることがで
きるので、各勾配に対して、特殊な遠心成形型が再び必
要となる特殊な走路桁は不要である。
【0020】大きい面積を任意に支えるように敷設され
る既成部材走路桁の自重によるたわみのマイナス作用を
防ぐため、まず、プレストレストコンクリート支台管を
上方への軽度のアーチを与えて形成し、装架状態時に、
自重並びにその上に配置される走路板の重さにより正確
に水平の平らな位置を出せるようにしてもよい。他方、
その上方へのアーチは、交通荷重がかかっても水平位置
が得られるような設計にしてもよい。
【0021】さらにまた、プレストレストコンクリート
支台管の下の領域において車両の大きい重量を受けとめ
るために、比較的太いPC鋼材又は密に敷設されるPC
鋼材により、あるいはそれら両方のPC鋼材による配金
を強化することもできる。
【0022】本発明のプレストレストコンクリート支台
管を製造するために、本発明の実施過程において、プレ
ストレストコンクリート支台管の外形を決定する型鋼板
が回転軸の回りに非対称に分布される支えリブを備え、
それにより非対称分布PC鋼材とあいまって、支承ショ
ルダー領域における増大するコンクリート割合により発
生する不釣合が相殺されるような遠心成形コンクリート
型が用意される。当然ながら、車道板は走路桁には直接
的に成形されないで、単独構成部品として遠心成形コン
クリートの一環として製造されるプレストレストコンク
リート支台管に固定されることによりはじめて可能とな
る上記の自動的不釣合相殺によって、遠心成形コンクリ
ート製造は非常に合理的に、そしてまた適切に高い回転
速度をもって、従って高いコンクリート密度により、そ
れ故により少ない壁厚みで実現することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明のその他の長所、特徴によ
る及び詳細は、若干の実施例についての以下の説明並び
に図面により明らかとなる。
【0024】図1及び2に示される、高架式走路構造の
ための走路構造体は - その数メートル高さの支台1
は図2にただ暗示的に示され、図1では全く省かれてい
るが - 基本的に1つのプレストレストコンクリート支台管
2と別体の構造部材として製造される走路板3とから成
り、この走路板はプレストレストコンクリート支台管2
の長さと同一ではなく、それよりも適度に短い長さの単
独板として構成される。
【0025】このことは、鉄筋コンクリート板又は図示
のような鋼板構造体としての走路板3の製造とは無関係
に、走路板の著しい簡易な加工を可能にする。しかし、
特に、走路板と本来の縦桁との完全な分離は、少なくと
もほぼ対称をなし、それ故に不釣合がほとんどなく、従
って遠心コンクリート製造法で製造できる管としての縦
桁の形成を可能にする。走路板3が呈する上部構造全体
は、多くは台形形状で、上に向かって拡大している断面
を有する支台縦管と共に、一体の構造部材として製造さ
れるケースが大半であったが、このことが合理的な遠心
コンクリート製造をほとんど不可能にしていた。
【0026】しかも、この構造部材はいずれにしても製
造方法とは関係なく全体ユニットとして取り扱わねばな
らなかった。振動を受けるプレストレストコンクリート
縦桁の壁厚みを増強したためによる重量増加、その縦桁
に一体固定される走路板の重量、そしてまた精密度が高
い走路板表面は、約20mから30mに達する組込み長
さの既成部材の走路縦桁の敷設を非常に複雑にしてい
る。
【0027】その上に走路板3の適切な支承片5をねじ
止めできる支承ショルダー4を形成するためには、問題
になるような不釣合をもたらさず、いずれにしても遠心
コンクリート製造を阻害するような不釣合及び非対称を
もたらさないような、プレストレストコンクリート支台
管2のシリンダ状管を僅かに超えて突き出る補強リブ6
を設けるだけでよい。
【0028】遠心コンクリート製造により、ケーブルや
供給配管の敷設に提供できる大きい貫通内部空間7が生
まれる。プレストレストコンクリート支台管2の遠心コ
ンクリート製造では、支台1の支台領域において、つま
り一般的には、20mから30mの長さのプレストレス
トコンクリート支台管の終端側にねじ条付きブッシュ8
がはめ込まれ、その中にアンカーロッド9をねじ込むこ
とができる。このアンカーロッドは支承コンソール10
における固定に用いられ、支承コンソール10により、
走路板3を備えるプレストレストコンクリート支台管2
が支台1に支承される。
【0029】なお、追加的に設けられ、好ましくはバネ
で支えられる支脚11はそれ自体知られており、それ故
ここでは詳述する必要はあるまい。プレストレストコン
クリート支台管2からの走路板の分離は、図3から5ま
でに示すように、カーブにおける非常に簡単な走路勾配
の形成を実現する。この目的のためには、支台管2の走
路板3の固定領域に、くさび板12と追加のディスタン
ス板13とを中間配置するだけでよい。
【0030】その代りに、あるいは、それに加えて、図
6のように、プレストレストコンクリート支台管がその
縦軸を中心に回転してずれた状態に、すなわち、例え
ば、回転してずれた状態で支承コンソール10にコンク
リート打ちできるようにもできる。特筆すべき利点は、
特に、この、図3から5の走路勾配において、個々の短
い、単独板としての走路板3が分割形成されている点で
ある。なぜなら、それによって勾配は20mから31m
の長さの既成部材走路桁の内部で一定でなければならな
いことはなく、それぞれ約6.20mの単独板は、さま
ざまな傾斜をもつことができるからである。
【0031】図7及び8には、地上走路構造の走路の平
面図ないしは断面図が概念的に示される。これらの図に
は、2つの平行な、互いに間隔をおいて配置され、矩形
の鋼管14により互いに支台にネジ込まれているプレス
トレストコンクリート管2’を介して直接的に基礎床1
5に支承されている、ほぼ6.20m長さの1つ又は複
数の走路板3が示されている。
【0032】さらに追加的に台脚16を備えることがで
きる基礎床15は、それぞれ既成部材走路桁の長さに相
当する間隔、すなわち、示された実施例では約20mー
31mの長さに相当する間隔を置いて設けなければなら
ないだけであるが、3メートル間隔で設けられる横方向
支台桁による既成部材走路桁支承では、ほぼ10倍の数
の基礎が必要であった。基本的に矩形管として形成され
るプレストレストコンクリート支台管2’の内部を貫通
している中空空間7’と並んで、特にプレストレストコ
ンクリート矩形桁の間の中間空間はケーブルや供給用配
管の収容にも適している。
【0033】図9には、図7と同じ断面図が示される
が、この場合は、基礎床15の上に設けられるくさび板
17により、カーブ勾配としての走路傾斜が実現されて
いる。
【0034】図10は、プレストレストコンクリート支
台管2の拡大断面図を示すが、ここでは、さまざまな円
筒状面18及び19に設けられるPC鋼材20ないしは
21も共に示唆されている。この図では、PC鋼材は、
場合によっては、より強力に形成され、この、加えられ
る重量により特に強い応力がかかる下部領域においてよ
り大きい補強を目的として、支承ショルダー4から遠
い、プレストレストコンクリート支台管2の下半分にお
いてより密に詰められている。
【0035】この、補強体の非対称分布は、図11の遠
心式コンクリート型24の内部における型鋼板23を強
化するための支えリブ22の非対称分布と共に、製造し
ようとするプレストレストコンクリート支台管の下部領
域における増大した鋼重量が、支承ショルダー及び突起
している補強リブ6の領域における増大したコンクリー
ト重量をちょうど相殺し、その結果、不釣合が回避さ
れ、その結果、遠心コンクリート製造が特別に簡単な方
法で、そして特別に高い回転速度で可能となるようにす
るために利用することができる。
【0036】
【発明の効果】本発明により、走路板に対する平らな、
上部の支承ショルダーをもつ、遠心コンクリート製造法
により製造されるプレストレストコンクリート支台管と
してのプレストレストコンクリート縦桁が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の既成部材走路桁の断面図。
【図2】図1の2つの既成部材走路桁の突合せ部におけ
る、走路板を伴わない走路の側面図。
【図3】カーブ領域において片方が上がっている走路を
もつ走路の断面概念図。
【図4】プレストレストコンクリート支台管の上の走路
板のくさび構造が形成されている、図3の部分断面図I
Vの拡大図。
【図5】プレストレストコンクリート支台管の上の走路
板のくさび構造が形成されている、図3の部分断面図V
の拡大図。
【図6】カーブにおける片側勾配が、プレストレストコ
ンクリート支台管の追加的なずれ回転により実現されて
いる状態を示す図3に対応する概念図。
【図7】2つの互いに連結され、基本的に矩形管として
形成されている遠心製造プレストレストコンクリート支
台管を備える、地上走路構造の走路の断面。
【図8】複数の走路板が2つの矩形管の上に載ってい
る、図7の走路の1部分の平面図。
【図9】勾配がついたカーブの領域における走路の、図
7に対応する断面図。
【図10】示唆されているPC鉄筋をもつプレストレス
トコンクリート支台管の拡大断面図。
【図11】図10のプレストレストコンクリート支台管
の製造のための遠心製造型の断面概念図。
【符号の説明】
1 支台 2,2’ 支台管 3 走路板 4,4’ 支承ショ
ルダー 5 支承片 6 補強リブ 7 内部空間 8 ブッシュ 9 アンカーロッド 10 支承コン
ソール 11 支脚 12 くさび板 13 ディスタンス板 14 支承領域 15 基礎床
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヘルマン シー. フレスナー ドイツ連邦共和国21029 ハンブルグ、シ ュレンブルックスベーク 70 (72)発明者 ロルフ ジェイ. ウエルナー ドイツ連邦共和国80636 ミュンヘン、エ ルビラシュトラーセ 18アー (72)発明者 ウインフリード モール ドイツ連邦共和国92318 ノイマルクト、 アルテンホーフベーク 46 Fターム(参考) 2D056 DA00 2D059 AA05 CC03 CC04

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも1つの中空の鉄筋入りプレスト
    レストコンクリート縦桁を有する、現場打ちコンクリー
    ト方式又は既成部材使用方式で構築される下部構造の上
    に設けられる既成部材走路支台をもち、そして、車道を
    横切って通り、プレストレストコンクリート縦桁の両側
    から突き出ている、別体の部材として製造された走路板
    (3)をもつ陸上交通路用走路、特に、例えば、トラン
    スラピッドのような磁気浮上鉄道用走路において、走路
    板(3)に対する平らな、上部の支承ショルダー(4)
    をもつ、遠心コンクリート製造法により製造されるプレ
    ストレストコンクリート支台管(2、2’)としてのプ
    レストレストコンクリート縦桁が形成されることを特徴
    とする走路。
  2. 【請求項2】支承ショルダー(4)が基本的にシリンダ
    状の管を超えて突き出る補強リブ(6)により形成され
    ることを特徴とする、請求項1に記載の走路。
  3. 【請求項3】走路板(3)は鉄筋コンクリート板である
    ことを特徴とする、請求項1又は2の走路。
  4. 【請求項4】走路板(3)は鋼板構造体であることを特
    徴とする、請求項1又は2の走路。
  5. 【請求項5】各走路桁の走路板(3)は、プレストレス
    トコンクリート支台管(2、2’)の上に間隔を置いて
    固定される、複数の、走路方向に向かって並ぶ短い単独
    走路板から構成されることを特徴とする、請求項1から
    4までのうちの1つに記載の走路走路。
  6. 【請求項6】高架式走路構造では、走路板の中央に設け
    られるプレストレストコンクリート支台管(2)は、支
    台(1)に載せるため、あとからコンクリート打ちされ
    る支承コンソール(10)を備えていることを特徴とす
    る、請求項1から5までのうちの1つに記載の走路。
  7. 【請求項7】プレストレストコンクリート支台管(2)
    には、支承コンソール(10)の中に突起するアンカー
    ロッド(9)がねじ込むためのねじ付きブッシュ(8)
    を埋め込まれていることを特徴とする、請求項6の走
    路。
  8. 【請求項8】プレストレストコンクリート支台管(2)
    は少なくとも支承コンソール(10)の支承領域におい
    て粗目の表面を有することを特徴とする、請求項6又は
    7の走路。
  9. 【請求項9】地上走路構造の場合、2つの平行な、互い
    に間隔をおいて連結されるプレストレストコンクリート
    支台管(2’)が、直接的に基礎床(15)の上に立脚
    することを特徴とする、請求項1から5までのうちの1
    つに記載の走路。
  10. 【請求項10】プレストレストコンクリート支台管が、
    上の支承ショルダー(4’)の横に側面平坦部を備える
    ことを特徴とする、請求項9の走路。
  11. 【請求項11】プレストレストコンクリート支台管
    (2’)が基本的に上向きの矩形管として形成されてい
    ることを特徴とする、請求項9の走路。
  12. 【請求項12】プレストレストコンクリート支台管
    (2’)は、支承領域(14)において、矩形断面とし
    て形成され、その矩形断面側で基礎床(15)とねじ連
    結される鉄鋼フレームにねじ止めされることを特徴とす
    る、請求項1から11までのうちの1つに記載の走路。
  13. 【請求項13】カーブ区間における走路の片方を高くす
    るために、くさび板(12)と場合によってはディスタ
    ンス板(13)とをプレストレストコンクリート支台管
    (2)の支承ショルダー(4)と走路板(3)との間に
    中間配置されていることを特徴とする、請求項1から1
    2までのうちの1つに記載の走路。
  14. 【請求項14】カーブ区間における走路の片方を高くす
    るために、プレストレストコンクリート支台(2)がそ
    の縦軸を中心に回転しずれた状態で支承コンソール(1
    0)にコンクリート打ちされることを特徴とする、請求
    項1から13までのうちの1つに記載の走路。
  15. 【請求項15】プレストレストコンクリート支台管
    (2’)がくさび中間桁(17)を介してコンクリート
    基礎床(15)に支えられるていることを特徴とする、
    請求項9から12までのうちの1つに記載の走路。
  16. 【請求項16】プレストレストコンクリート支台管
    (2、2’)が、その、支承ショルダー(4、4’)の
    反対側の下部領域においては、太いもしくは密に詰め込
    まれるPC鋼材(20、21)あるいはその両方から成
    る強化鉄筋を備えていることを特徴とする、請求項1か
    ら15までのうちの1つに記載の走路。
  17. 【請求項17】請求項1から14までのうちの1つの走
    路のためのプレストレストコンクリート支台管の製造用
    の遠心成形コンクリート型において、断面表面における
    不均等な応力の結果として生まれるたわみの不具合な作
    用は、型において形成されるリブの強化により、回転対
    称及び圧縮応力の点で相殺されることを特徴とする、遠
    心成形コンクリート型。
  18. 【請求項18】請求項1から15までのうちの1つの走
    路のためのプレストレストコンクリート支台管の製造用
    の遠心成形コンクリート型において、プレストレストコ
    ンクリート支台管(2、2’)の外形を決定する型鋼板
    (23)が回転軸(25)の回りに非対称に分布される
    支えリブ(22)を備え、それにより非対称分布PC鋼
    材(20、21)とあいまって、補強リブ(6)領域に
    おける増加したコンクリート割合により発生する不釣合
    が相殺されることを特徴とする、走路。
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