JP2002129006A - 硬化性樹脂組成物 - Google Patents

硬化性樹脂組成物

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JP2002129006A
JP2002129006A JP2000326027A JP2000326027A JP2002129006A JP 2002129006 A JP2002129006 A JP 2002129006A JP 2000326027 A JP2000326027 A JP 2000326027A JP 2000326027 A JP2000326027 A JP 2000326027A JP 2002129006 A JP2002129006 A JP 2002129006A
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Tomohiro Yorisue
友裕 頼末
Teruo Katayose
照雄 片寄
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Asahi Kasei Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 組成物中にハロゲンを含まない、すなわち、
ハロゲンフリーで難燃性が付与された硬化性樹脂組成物
(フィルム)、それと基材からなる硬化性複合材料、そ
の硬化体、その硬化体と金属箔からなる積層体及び樹脂
付き金属箔を提供する。 【解決手段】 (A)ポリフェニレンエーテル系樹脂、
(B)架橋剤、(C)重合度3以上のポリリン酸メラミ
ン、(D)アルミネート系カップリング剤、チタネート
系カップリング剤、ジルコネート系カップリング剤から
選ばれる少なくとも1種を含有する硬化性樹脂組成物
(フィルム)を製造し、それを用いて、硬化性複合材
料、その硬化体、その硬化体と金属箔からなる積層体及
び樹脂付き金属箔を作製することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はハロゲンフリーの難
燃性を有する硬化性樹脂組成物、そのフィルムおよびこ
れを硬化して得られる硬化体に関する。更に本発明は、
該硬化性樹脂組成物と基材からなる硬化性複合材料、そ
の硬化体、その硬化体と金属箔からなる積層体及び樹脂
付き金属箔に関する。本発明の硬化性樹脂組成物は、硬
化後において優れた耐薬品性、誘電特性、耐熱性、難燃
性を示し、電気産業、宇宙・航空機産業等の分野におい
て誘電材料、絶縁材料、耐熱材料、構造材料等に用いる
ことができる。特に片面、両面、多層プリント基板、フ
レキシブルプリント基板、ビルドアップ基板等として用
いることができる。
【0002】
【従来の技術】近年、通信用、民生用、産業用等の電子
機器の分野における実装方法の小型化、高密度化への指
向は著しいものがあり、それに伴って材料の面でもより
優れた耐熱性、寸法安定性、電気特性が要求されつつあ
る。例えば、プリント配線基板としては、従来、フェノ
ール樹脂やエポキシ樹脂などの熱硬化性樹脂を材料とす
る銅張り積層板が用いられてきた。これらは各種の性能
をバランスよく有するものの、電気特性、特に高周波領
域での誘電特性が悪いという欠点を持っている。この問
題を解決する新しい材料としてポリフェニレンエーテル
が最近注目を浴び、銅張り積層板への応用が試みられて
いる。
【0003】例えば、特開昭61−287739号公報
には、ポリフェニレンエーテルとトリアリルイソシアヌ
レートおよび/またはトリアリルシアヌレートを含む樹
脂組成物を硬化させて得られる積層板が、特公平7−3
7567号公報には不飽和カルボン酸または酸無水物と
の反応により変性されたポリフェニレンエーテルとトリ
アリルイソシアヌレートおよび/またはトリアリルシア
ヌレートを含む硬化性樹脂組成物およびそれを用いて得
られる積層板が、特開昭64−69628号、同64−
69629号、特開平1−113425号、同1−11
3426号公報には三重結合あるいは二重結合を含むポ
リフェニレンエーテルとトリアリルイソシアヌレートお
よび/またはトリアリルシアヌレートを含む硬化性樹脂
組成物が開示されている。
【0004】また、ポリフェニレンエーテルとエポキシ
を組み合わせた材料として、例えば特公昭64−322
3号公報にはポリフェニレンエーテルとビスフェノール
A型エポキシ樹脂やノボラック型エポキシ樹脂等の各種
エポキシ樹脂およびフェノール類やアミン類等の各種硬
化剤を含む硬化性樹脂組成物が、特開平2−13521
6号公報には不飽和カルボン酸または酸無水物との反応
により変性されたポリフェニレンエーテルとポリエポキ
シ化合物、エポキシ用硬化触媒からなる硬化性樹脂組成
物が、特開平2−166115号公報には溶融加工され
たポリフェニレンエーテルとポリエポキシ化合物、エポ
キシ用硬化触媒からなる硬化性樹脂組成物が開示されて
いる。
【0005】以上の組成物は銅張り積層板を始めとして
各種電子材料に用いられるが、その際樹脂の難燃性は製
品安全面から欠くことのできない特性である。そしてこ
れまで樹脂の難燃化の方法として、芳香族臭素化物や臭
素化エポキシ等の有機ハロゲン化合物が用いられてき
た。しかしながら有機ハロゲン化合物は燃焼時に毒性の
強いダイオキシンを発生する可能性があり、昨今その使
用が制限されて来ている。
【0006】そこでそのような状況に対応すべく、ハロ
ゲンフリーの化合物を用いて、このポリフェニレンエー
テル系硬化性樹脂に難燃性を付与しようとする試みがな
されて来ている。すなわち、例えばハロゲンフリーの化
合物として金属水酸化物やリン酸エステル、ポリリン酸
アンモニウム等がこれまで試みられて来た。しかしなが
ら、例えば金属水酸化物を用いるとこの樹脂の特徴であ
る耐熱性は維持されるが、十分な難燃性を付与するのが
困難、リン酸エステルを用いると十分な難燃性は付与さ
れるが耐熱性を維持するのが困難、ポリリン酸アンモニ
ウムを用いると耐熱性を維持したまま十分な難燃性も付
与できるが、硬化体を水に浸漬すると重量減少が起こり
実用に供し得ない。これに対し、特願PCTJP000
5883号に記載されているように、重合度3以上のポ
リリン酸メラミンをカップリング剤処理せずに用いた場
合は、耐熱性を維持したまま十分な難燃性を付与でき、
硬化体を25℃の水に浸漬しても重量減少は起こらな
い。しかしこの場合は30V・85℃・85%のような
高温高湿の条件下での耐マイグレーション性が低い。
【0007】すなわち、これまではハロゲンフリーでポ
リフェニレンエーテル樹脂の特徴である耐熱性及び耐水
性すなわち耐マイグレーション性を維持しながら十分な
難燃性を付与するのは困難であった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題点を
解決すべくなされたものであり、組成物中にハロゲンを
含まない、すなわち、ハロゲンフリーで耐熱性及び耐水
性すなわち耐マイグレーション性を維持しながら十分な
難燃性が付与された硬化性樹脂組成物などを提供するも
のである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、第1に(A)
成分としてポリフェニレンエーテル系樹脂を10〜98
重量部、(B)成分として架橋剤を90〜2重量部(た
だし、(A)成分と(B)成分との合計は100重量
部)、(C)成分として重合度3以上のポリリン酸メラ
ミンを1〜80重量部、及び(D)成分としてアルミネ
ート系カップリング剤、チタネート系カップリング剤、
またはジルコネート系カップリング剤から選ばれる少な
くとも1種、を含有し、(D)成分の含有量が、(C)
成分100重量部に対して0.1〜20重量部であり、
かつ[(A)成分+(B)成分]100重量部に対して
10重量部以下であることを特徴とする硬化性樹脂組成
物およびそのフィルムを提供する。なお、本発明の硬化
性樹脂組成物は、全体としてハロゲンを含んでいない。
【0010】ここで、(A)ポリフェニレンエーテル系
樹脂が、i)不飽和基を含むポリフェニレンエーテル樹
脂、及び/またはii)ポリフェニレンエーテル樹脂と
不飽和カルボン酸及び/または酸無水物との反応生成物
から選ばれる1種以上であることは本発明の硬化性樹脂
組成物の好ましい態様である。 (B)架橋剤が多官能性不飽和結合含有化合物もしくは
エポキシ樹脂であることは、本発明の硬化性樹脂組成物
の好ましい態様である。
【0011】第2に、第1の硬化性樹脂組成物(そのフ
ィルムの場合を含む)を硬化して得られた硬化物を提供
する。第3に、第1の硬化性樹脂組成物(そのフィルム
の場合を含む)と基材からなる硬化性複合材料であっ
て、基材を5〜90重量%の割合で含有することを特徴
とする硬化性複合材料を提供する。第4に、第3の硬化
性複合材料を硬化して得られた硬化複合材料を提供す
る。第5に、第4の硬化複合材料と金属箔からなる積層
体を提供する。第6に、第1の硬化性樹脂組成物の膜が
金属箔の片面に形成されたことを特徴とする樹脂付き金
属箔を提供する。
【0012】以下、本発明を更に詳しく説明する。本発
明で用いられる(A)ポリフェニレンエーテル系樹脂と
しては、例えば2,6−ジメチルフェノールの単独重合
で得られるポリ(2,6−ジメチル−1,4−フェニレ
ンエーテル)、ポリ(2,6−ジメチル−1,4−フェ
ニレンエーテル)のスチレングラフト共重合体、2,6
−ジメチルフェノールと2,3,6−トリメチルフェノ
ールの共重合体、2,6−ジメチルフェノールと2−メ
チル−6−フェニルフェノールの共重合体、2,6−ジ
メチルフェノールと多官能フェノール化合物の存在下で
重合して得られた多官能ポリフェニレンエーテル樹脂、
例えば、特開昭63−301222号公報や特開平1−
297428号公報に開示されているような、2,6−
ジメチルフェノールを置換アニリンや脂肪族第2アミン
の存在下で重合して得られる含窒素ポリフェニレンエー
テル樹脂等が挙げられる。
【0013】以上述べたポリフェニレンエーテル系樹脂
の分子量については、30℃、0.5g/dlのクロロ
ホルム溶液で測定した粘度数ηsp/Cが0.1〜1.
0の範囲にあるものが好ましく使用できる。また、本発
明でいうポリフェニレンエーテル系樹脂には変性物も含
まれ、このような変性物としては、i)不飽和基を含む
ポリフェニレンエーテル樹脂(特開昭64−69628
号、特開平1−113425号、特開平1−11342
6号公報参照)、ii)ポリフェニレンエーテル樹脂と
不飽和カルボン酸及び/または酸無水物との反応生成
物、が挙げられる。
【0014】本発明においては、(B)成分との相溶性
を向上させるために、(A)ポリフェニレンエーテル系
樹脂として、上記i)及び/またはii)の変性物、例
えばアリル化ポリフェニレンエーテル、無水マレイン酸
変性ポリフェニレンエーテル等を使用することが特に好
ましい。
【0015】本発明において、(A)ポリフェニレンエ
ーテル系樹脂は、(A)成分と(B)成分の合計量、
[(A)+(B)]100重量部に対し、10〜98重
量部、好ましくは10〜80重量部、より好ましくは2
0〜75重量部の範囲で加えるのが望ましい。(A)成
分が10重量部未満の場合は、硬化体の耐衝撃性が低下
するという問題を生じ、98重量部を超えた場合は硬化
体の耐薬品性が低下するという問題を生じる。
【0016】本発明に用いられる(B)架橋剤の例とし
ては、ジアリルフタレート、ジビニルベンゼン、多官能
性アクリロイル化合物、多官能性メタクリロイル化合
物、多官能性イソシアネート、多官能性マレイミド、不
飽和ポリエステル、トリアリルイソシアヌレート、トリ
アリルシアヌレート、ポリブタジエン、スチレン−ブタ
ジエン、スチレン−ブタジエン−スチレン等の多官能性
不飽和結合含有化合物を挙げることができ、これらは単
独でまたは2種以上混合して用いられる。
【0017】また、(B)架橋剤としてはエポキシ樹脂
を用いることもでき、エポキシ樹脂としては、一分子中
に2個以上のエポキシ基を含有するものであればよく、
公知のものが一種のみもしくは二種以上組み合わせて用
いられる。またエポキシ樹脂と先に述べた多官能性不飽
和結合含有化合物を併せて用いることもできる。このよ
うなエポキシ樹脂の代表的な例としては、フェノール類
またはアルコール類とエピクロロヒドリンとの反応によ
って得られるグリシジルエーテル型エポキシ樹脂、アミ
ン類またはシアヌル酸とエピクロロヒドリンとの反応に
よって得られるグリシジル型エポキシ樹脂、二重結合の
酸化によって得られる内部エポキシ樹脂等が挙げられる
[これらの詳細については、例えば新保正樹編、「エポ
キシ樹脂ハンドブック」(日刊工業新聞社、1987)
を参照のこと)]。
【0018】これらエポキシ樹脂は硬化剤とともに用い
ることができ、硬化剤としては通常エポキシ樹脂の硬化
に使用されている化合物として、例えば、アミン系とし
てジシアンジアミド、芳香族アミン等が、フェノール硬
化系としてフェノールノボラック樹脂、クレゾールノボ
ラック樹脂、ビスフェノールA、アニリン変性・メラミ
ン変性・グアニジン変性・ポリアミド変性等の窒素変性
フェノール樹脂等が挙げられ、これらは単独でまたは2
種以上混合して用いられる。
【0019】(A)ポリフェニレンエーテル系樹脂、
(B)架橋剤に対して硬化剤とともに硬化促進剤を使用
することもでき、硬化促進剤としては、通常エポキシ樹
脂に使用される硬化促進剤やラジカル開始剤が挙げら
れ、前者として、例えばイミダゾール化合物が、後者と
して、例えば、パーヘキシン25Bのような通常の過酸
化物が挙げられる。
【0020】本発明において、(B)架橋剤として、多
官能性不飽和結合含有化合物、例えばトリアリルイソシ
アヌレート及び/またはトリアリルシアヌレートを用い
ることにより、誘電特性並びに耐熱性に優れた硬化体を
得ることができる。また(B)架橋剤として、エポキシ
樹脂、例えばビスフェノールA型エポキシ樹脂を用いる
ことにより、硬化時の成型加工性に優れた硬化性樹脂組
成物を得ることができる。
【0021】本発明において、(B)成分は、(A)成
分と(B)成分の合計量100重量部に対し、90〜2
重量部、好ましくは90〜20重量部、より好ましくは
80〜25重量部の割合で含まれていることが望まし
い。(B)成分が2重量部未満の場合は、硬化樹脂組成
物の耐薬品性が低下するという問題を生じ、90重量部
を超えた場合は硬化樹脂組成物の耐衝撃性が低下すると
いう問題を生じる。本発明における(C)成分は、重合
度3以上のポリリン酸メラミンである。
【0022】重合度が3以上のあるポリリン酸メラミン
における重合度は、31P−NMRにより測定される。31
PNMRの測定で、リン酸基準で0ppm付近にモノマ
ー、−10ppm付近にポリマー末端、−20ppm付
近にポリマー内部のピークが現れるが、これらの強度を
それぞれX、Y、Zとした場合、重合度は(X+Y+
Z)/(X+Y/2)により規定される。リン酸の単位
構造100%がメラミンと結合せず、一部がアンモニ
ア、アミド、エチレンジアミン、メラム、メレム等の他
の含窒素化合物もしくはアルミニウム、マグネシウム、
カルシウム等の金属で置換されていても、メラミンと結
合している部分が過半数を占める場合はポリリン酸メラ
ミンと称する。
【0023】本発明においては重合度が3以上、好まし
くは5以上のものを用いないと、硬化樹脂組成物を水に
浸漬した場合溶出が起こる。すなわち本発明において
は、重合度が3以上、好ましくは5以上のポリリン酸メ
ラミンが単独で、もしくは2種以上混合して用いられ
る。ポリリン酸メラミンとして本発明で用いることがで
きるものとしては、例えば商品名としてPMP−100
(日産化学製)、melapur200(登録商標、D
SM製)等を挙げることができ、これらは単独もしくは
2種以上混合して用いられる。またポリリン酸メラミン
は通常粉体であるが、本発明においては特に最大粒径1
00μm以下のものが好ましく用いられる。
【0024】また本発明において粉体である(C)成分
は、後述するように(D)成分により表面処理される
が、このとき処理前にメラミン樹脂、エポキシ樹脂のよ
うな熱硬化性樹脂、もしくは疎水性アエロジルのような
アエロジル等で予めコーティングされていてもよい。ま
た表面処理後不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂等
のキャリアーを加えペースト状にして用いてもよい。更
に処理後、難燃助剤、発泡剤、色調調整剤として例えば
メラミン、ベンゾグアナミン、アセトグアナミン、エチ
レンジアミン、メラミンシアヌレート、メラム、メレ
ム、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール、
タルク、シリカ、炭酸カルシウム、酸化チタン、水酸化
アルミニウム、水酸化マグネシウム、低融点ガラス等を
添加し、複合粒子として用いてもよい。
【0025】本発明において、(C)成分は[(A)+
(B)]100重量部に対し、1〜80重量部、好まし
くは10〜80重量部、より好ましくは15〜60重量
部、更に好ましくは20〜50重量部の割合で添加す
る。(C)成分の添加量が[(A)+(B)]100重
量部に対し1重量部未満の場合は(C)成分の添加が燃
焼過程に何ら影響を及ぼさない。(C)成分の添加が1
重量部以上10重量部未満の場合は、例えばUL94V
−0を満たすような十分な難燃性は発現しないが、クラ
ンプ燃焼だったものが炎がクランプまで到達しなくな
る、UL94V−2がUL94V−1に変わる、等の難
燃効果は発現する。(C)成分が10重量部以上の場合
は、例えばUL94V−0を満たすような十分な難燃性
が発現する。(C)成分が80重量部を超えた場合に
は、硬化性樹脂組成物のワニスとしての粘度が上がりす
ぎ、ワニスとして基材へ含浸できなくなる等の理由で、
複合材料の製造が困難になる。
【0026】本発明に用いられる(D)成分は、アルミ
ネート系カップリング剤、チタネート系カップリング
剤、またはジルコネート系カップリング剤から選ばれる
少なくとも1種である。
【0027】アルミネート系カップリング剤は下式
(1)もしくは(2)で表される化合物である。 (R1xAl(R2(3-x) (1) [(R1)Al−O]n (2)
【0028】チタネート系カップリング剤は下式(3)
もしくは(4)で表される化合物である。 (R1yTi(R2(4-y) (3) [(R1)(R2)Ti−O]n (4)
【0029】ジルコネート系カップリング剤は下式
(5)もしくは(6)で表される化合物である。 (R1yZr(R2(4-y) (5) [(R1)(R2)Zr−O]n (6)
【0030】以上式(1)〜(6)においてxは1,2
から選ばれる整数、yは1,2,3から選ばれる整数、
nは2〜20から選ばれる数、R1は容易に加水分解さ
れない有機置換基で、具体的にはオレイル基のようなC
14〜C30のアルコキシ基、2−エチルヘキサノエート
基、ラウレート基、ステアレート基のようなC8〜C30
のアシル基、オレイルアセトアセテート基のようなC14
〜C30の、炭化水素基置換アセトアセテート基、2−エ
チルヘキシルリン酸基のようなC8〜C30のリン酸エス
テル基、ビスオクチルピロリン酸基のようなC8〜C30
のピロリン酸エステル基、p−ラウリルフェニルスルホ
ニル基のようなC8〜C30のスルホニル基等を挙げるこ
とができる。またこれらの容易に加水分解されない有機
置換基は、互いに共有結合を介して結ばれていてもよ
い。R2は容易に加水分解される有機置換基、ハロゲン
もしくは水酸基であり、容易に加水分解される有機置換
基としては、メトキシ基、エトキシ基、イソプロポキシ
基、sec−ブチロキシ基のようなC1〜C4のアルコキ
シ基、アセテート基、ブチレート基のようなC1〜C4
アシル基、エチルアセトアセテート基、ブチルアセトア
セテート基のようなC1〜C4の炭化水素基置換のアセト
アセテート基、アセチルアセトネート基のようなC5
9のβ−ジケトネート基等を挙げることができる。ま
たこれらの容易に加水分解される有機置換基も、互いに
共有結合を介して結ばれていてもよい。
【0031】これらカップリング剤として、本発明にお
いて使用できるものについて具体名を挙げると、例えば
アルミネート系カップリング剤としてはアルキルアセト
アセテートアルミニウムジイソプロピレート(商品名:
味の素ファインテクノ製プレンアクトAL−M)、環状
アルミニウムオキサイドラウレート(商品名:川研ファ
インケミカル製アルゴマー127AF)、環状アルミニ
ウムオキサイド植物性脂肪酸アシレート(商品名:川研
ファインケミカル製アルゴマーR1)、環状アルミニウ
ムオキサイド−2−エチルヘキサノエート(商品名:川
研ファインケミカル製アルゴマー800AF)、環状ア
ルミニウムオキサイドステアレート(商品名:川研ファ
インケミカル製アルゴマー1000SF)、アルミニウ
ムモノアセチルアセトネートビス(アルキルアセトアセ
テート)(商品名:川研ファインケミカル製アルミキレ
ートDOL)、アルミニウムモノイソプロポキシモノオ
レキシエチルアセトアセテート(商品名:川研ファイン
ケミカル製OL−1000)、アルミニウムモノイソプ
ロポキシアルキルアセトアセテート−2−エチルヘキシ
ルアシッドホスフェート(商品名:川研ファインケミカ
ル製アルMキレートP−1)、環状アルミニウムオキサ
イド高級脂肪酸縮合物アシレート(商品名:川研ファイ
ンケミカル製アルゴマーK)等を、チタネート系カップ
リング剤として、イソプロピルトリイソステアロイルチ
タネート(商品名:味の素ファインテクノ製プレンアク
トKRTTS)、イソプロピルトリ−n−ドデシルベン
ゼンスルホニルチタネート(商品名:味の素ファインテ
クノ製プレンアクトKR9SA)、ポリヒドロキシチタ
ンステアレート(商品名:松本製薬製オルガチックスT
PHS)等を、ジルコネート系カップリング剤としてト
リスブトキシジルコニウムステアレート(商品名:松本
製薬製オルガチックスZB−320)等を挙げることが
できる。
【0032】本発明において、(D)成分は(C)成分
100重量部に対し0.1〜20重量部、好ましくは
0.1〜10重量部、より好ましくは0.5〜5重量部
でありかつ[(A)+(B)]100重量部に対し10
重量部以下、好ましくは5重量部以下である。(D)成
分が(C)成分100重量部に対し0.1重量部未満の
場合は十分な耐水性が発現しない。(D)成分が(C)
成分100重量部に対し20重量部を越えた場合は難燃
性が発現しない。(D)成分が[(A)+(B)]10
0重量部に対し10重量部を越えた場合は、耐熱性が低
下する。
【0033】本発明において(D)成分は(C)成分の
表面処理剤である。すなわち(C)成分は、(A)成分
もしくは(B)成分と接触させる前に(D)成分と接触
させられ、表面処理される。このときの接触方式は特に
限定されず、接触時にメタノール、イソプロパノール、
ヘキサン等の溶剤を添加してもよい。また本発明の硬化
性樹脂組成物には、上記(A)〜(D)に加え、その用
途に応じて所望の性能を付与する目的で、本来の性質を
損なわない範囲の量の充填剤や添加剤を配合して用いる
ことができる。
【0034】このような充填剤としては、カーボンブラ
ック、シリカ、酸化チタン、チタン酸バリウム、ガラス
ビーズ、ガラス中空球等を挙げることができる。また、
添加剤としては、酸化防止剤、熱安定剤、帯電防止剤、
可塑剤、顔料、染料、着色剤等を挙げることができる。
さらに、(A)成分及び(B)成分以外の、例えばポリ
スチレン、ABS、SBS、水添SBS等のスチレン系
樹脂等の熱可塑性樹脂や、熱硬化性樹脂を1種あるいは
2種以上配合することも可能である。
【0035】上記の(A)〜(D)成分を混合する方法
としては、先に述べたように、(D)により予め(C)
を表面処理した後、(A)、(B)、(D)により表面
処理された(C)を溶媒中に均一に溶解または分散させ
る溶液混合法、あるいは押し出し機等により加熱して行
う溶融ブレンド法等が利用できる。溶液混合に用いられ
る溶媒としては、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの
芳香族系溶媒、テトラヒドロフランが単独であるいは2
種以上を組み合わせて用いられる。
【0036】本発明の硬化性樹脂組成物は、あらかじめ
その用途に応じて所望の形に成形してもよい。成形方法
は特に限定されない。通常は、樹脂組成物を上述した溶
媒に溶解させ好みの形に成形するキャスト法、または樹
脂組成物を加熱溶融し好みの形に成形する加熱溶融法が
用いられる。本発明の硬化樹脂組成物は、以上に述べた
硬化性樹脂組成物を硬化することにより得られるもので
ある。硬化の方法は任意であり、熱、光、電子線等によ
る方法を採用することができる。
【0037】加熱により硬化を行う場合その温度は、ラ
ジカル開始剤の種類によっても異なるが、80〜300
℃、より好ましくは120〜250℃の範囲で選ばれ
る。また時間は、1分〜10時間程度、より好ましくは
1分〜5時間である。
【0038】本発明の硬化性樹脂組成物は、フィルム状
として良好に使用することができる。このようなフィル
ムを製造する方法としては特に限定されることはない
が、例えば(D)により予め(C)を表面処理した後、
(A)、(B)、(D)により表面処理された(C)と
必要に応じて他の成分を溶融もしくは溶媒中に均一に溶
解または分散させ、PETフィルム等に塗布した後乾燥
する方法が挙げられる。また、この硬化性樹脂組成物
は、後述する硬化複合材料と同様、金属箔及び/または
金属板と張り合わせて用いることができる。
【0039】次に本発明の硬化性複合材料とその硬化体
について説明する。本発明の硬化性複合材料は、本発明
の硬化性樹脂組成物と基材からなることを特徴とする。
ここで用いられる基材としては、ロービングクロス、ク
ロス、チョップドマット、サーフェシングマットなどの
各種ガラス布、アスベスト布、金属繊維布およびその他
合成もしくは天然の無機繊維布、全芳香族ポリアミド繊
維、全芳香族ポリエステル繊維、ポリベンゾオキサゾー
ル繊維等の液晶繊維から得られる織布または不織布、ポ
リビニルアルコール繊維、ポリエステル繊維、アクリル
繊維などの合成繊維から得られる織布または不織布、綿
布、麻布、フェルトなどの天然繊維布、カーボン繊維
布、クラフト紙、コットン紙、紙ーガラス混繊紙などの
天然セルロース系布、ポリテトラフルオロエチレン多孔
質フィルムなどがそれぞれ単独で、あるいは2種以上併
せて用いられる。
【0040】このような基材の占める割合は、硬化性複
合材料100重量部を基準として5〜90重量部、より
好ましくは10〜80重量部、さらに好ましくは20〜
70重量部である。基材の割合が5重量部より少なくな
ると複合材料の硬化後の寸法安定性や強度が不十分であ
り、また、基材の割合が90重量部より多くなると複合
材料の誘電特性が劣り好ましくない。本発明の硬化性複
合材料には、必要に応じて樹脂と基材の界面における接
着性を改善する目的でカップリング剤を用いることがで
きる。このようなカップリング剤としては、シランカッ
プリング剤、チタネートカップリング剤、アルミニウム
系カップリング剤、ジルコアルミネートカップリング剤
等一般のものが使用できる。
【0041】本発明の複合材料を製造する方法として
は、例えば、(D)により予め(C)を表面処理した
後、(A)、(B)、(D)により表面処理された
(C)と必要に応じて上記カップリング剤等の他の成分
とを、芳香族系、ケトン系等の溶媒もしくはその混合溶
媒中に均一に溶解または分散させ、基材に含浸させた後
乾燥する方法が挙げられる。また(D)により予め
(C)を表面処理した後、(A)、(B)、(D)によ
り表面処理された(C)を溶融して基材中に含浸しても
よい。
【0042】含浸は浸漬(ディッピング)、塗布等によ
って行われる。含浸は必要に応じて複数回繰り返すこと
も可能であり、またこの際組成や濃度の異なる複数の溶
液を用いて含浸を繰り返し、最終的に希望とする樹脂組
成および樹脂量に調整することも可能である。
【0043】本発明の硬化複合材料は、このようにして
得た硬化性複合材料を加熱等の方法により硬化すること
によって得られるものである。その製造方法は特に限定
されるものではなく、例えば、該硬化性複合材料を複数
枚重ね合わせ、加熱加圧下に各層間を接着せしめると同
時に熱硬化を行い、所望の厚みの硬化複合材料を得るこ
とができる。また、一度接着硬化させた硬化複合材料と
硬化性複合材料を組み合わせて新たな層構成の硬化複合
材料を得ることも可能である。
【0044】積層成形と硬化は、通常熱プレス等を用い
同時に行われるが、両者をそれぞれ単独で行ってもよ
い。すなわち、あらかじめ積層成形して得た未硬化ある
いは半硬化の複合材料を、熱処理または別の方法で処理
することによって硬化させることができる。積層成形お
よび硬化を同時に行う場合、その条件としては、温度8
0〜300℃、圧力0.1〜1000kg/cm2、時
間1分〜10時間の範囲、より好ましくは、温度150
〜250℃、圧力1〜500kg/cm2 、時間1分
〜5時間の範囲で行うことができる。
【0045】本発明の積層体とは、本発明の硬化複合材
料と金属箔より構成されるものである。ここで用いられ
る金属箔としては、例えば、銅箔、アルミニウム箔等が
挙げられる。その厚みは特に限定されないが、3〜20
0μm、より好ましくは3〜105μmの範囲である。
本発明の積層体を製造する方法としては、例えば、上で
説明した硬化性複合材料と、金属箔および/または金属
板を目的に応じた層構成で積層し、加熱加圧下に各層間
を接着せしめると同時に熱硬化させる方法を挙げること
ができる。本発明の積層体においては、硬化性複合材料
と金属箔が任意の層構成で積層される。金属箔は表層と
しても中間層としても用いることができる。上記の他、
積層と硬化を複数回繰り返して多層化することも可能で
ある。
【0046】金属箔の接着には接着剤を用いることもで
きる。このような接着剤としては、エポキシ系、アクリ
ル系、フェノール系、シアノアクリレート系等が挙げら
れるが、特にこれらに限定されない。上記の積層成形と
硬化は、本発明の硬化性複合材料の場合と同様の条件で
行うことができる。また、本発明の硬化性樹脂組成物
は、樹脂付き金属箔として使用することもできる。
【0047】本発明の樹脂付き金属箔とは本発明の硬化
性樹脂組成物と金属箔より構成されるものである。ここ
で用いられる金属箔としては、例えば銅箔、アルミニウ
ム箔等が挙げられる。その厚みは特に限定されないが、
3〜200μm、より好ましくは3〜105μmの範囲
である。本発明の樹脂付き銅箔を製造する方法としては
特に限定されることはなく、例えば(D)により予め
(C)を表面処理した後、(A)、(B)、(D)によ
り表面処理された(C)と必要に応じて他の成分を芳香
族系、ケトン系等の溶媒もしくはその混合溶媒中に均一
に溶解または分散させ、金属箔に塗布した後乾燥する方
法が挙げられる。塗布は必要に応じて複数回繰り返すこ
とも可能であり、またこの際組成や濃度の異なる複数の
溶液を用いて塗布を繰り返し、最終的に希望とする樹脂
組成および樹脂量に調整することも可能である。
【0048】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施形態の例を実施
例に基づき説明する。以下の実施例および比較例におい
て「部」とは「重量部」を意味する。
【0049】
【実施例1】<(D)成分による(C)成分の表面処理
>20Lヘンシェルミキサー(三井三池製、FM20B
型)に(C)成分としてmelapur200(DSM
社製、重合度10のポリリン酸メラミン)1kgを入
れ、(D)成分としてプレンアクトAL−M(味の素フ
ァインテクノ製、アルミネート系カップリング剤)30
gを加え、40℃、2800rpmで15分間処理、そ
の後120℃で2時間加熱乾燥した。
【0050】<積層体の作製>(A)成分として、30
℃、0.5g/dlのクロロホルム溶液で測定した粘度
数ηsp/Cが0.54のポリ(2,6−ジメチル−
1,4−フェニレンエーテル)50部、(B)成分とし
てトリアリルイソシアヌレート(日本化成社製)46
部、GPPS(重量平均分子量27万)4部、及び上記
のように(D)成分により表面処理された(C)成分3
0部、硬化促進剤としてパーヘキシン25B(日本油脂
社製)6部をトルエンに溶解もしくは分散させてワニス
を作製し、これに目付107g/m2のガラスクロスを
浸漬して含浸を行い、エアーオーブン中で乾燥させ硬化
性複合材料を得た。次に硬化後の厚さが約0.8mmと
なるように上記硬化性複合材料を6枚重ね合わせ、その
両面に厚さ35μmの銅箔をおいて180℃、40kg/c
m2で90分間プレス成形機を用いて成形・硬化させた。
【0051】<積層体の評価>ここで得られた積層体に
ついて、UL94規格に基づいて燃焼性試験を行った
所、V−0となった。またTMA(セイコー電子製TM
A−10型)により積層体の単位温度当たりの線膨張率
の変曲点から求めたガラス転移温度は180℃であっ
た。更に耐マイグレーション性試験として、L/Sが1
00μm/100μmである櫛型パターン基板につい
て、30V・85℃・85%・300時間処理した後の
超絶縁抵抗計(川口電機製作所製テラオームメーターR
503型)による層内絶縁抵抗の測定を行い、3.2×
109Ωという値を得た。
【0052】
【実施例2】<無水マレイン酸変性ポリフェニレンエー
テルの合成>特公平7−37567号公報の参考例3に
記載の方法により無水マレイン酸変性ポリフェニレンエ
ーテルの合成を行った。すなわちドラムブレンダーを用
い、実施例1のポリフェニレンエーテル100重量部と
無水マレイン酸2重量部、変性促進剤としてパーヘキサ
25B(日本油脂社製)1重量部を室温でドライブレン
ドした後、シリンダー温度300℃、スクリュー回転数
230rpmの条件で二軸押し出し機により押し出して
無水マレイン酸変性ポリフェニレンエーテルを得た。
【0053】<積層体の製造・評価>ポリフェニレンエ
ーテルとして、上記無水マレイン酸変性ポリフェニレン
エーテルを用いた他は実施例1と同様に積層体を作製、
燃焼性の測定を行い、V−0となった。また実施例1と
同様にTMAにより求めたガラス転移温度は176℃で
あった。更に実施例1と同様に耐マイグレーション性試
験を行い、実施例1と同様に超絶縁抵抗計により求めた
層内絶縁抵抗は3.1×109Ωであった。
【0054】
【実施例3】<アリル化ポリフェニレンエーテルの合成
>特公平5−8931号公報の実施例2に記載の方法に
よりアリル化ポリフェニレンエーテルの合成を行った。
すなわち三つ口フラスコ中で、実施例1で用いたポリフ
ェニレンエーテル2gを脱水蒸留したTHF100ml
に溶解させ、窒素気流下でn−ブチルリチウム(1.5
5モル/L、ヘキサン溶液)2.2mlを加え、窒素雰
囲気下で1時間加熱環流させた。室温まで冷却した後、
アリルブロマイドを0.40g加え室温のまま30分撹
拌した。フラスコの内容物を多量のメタノール中に注い
でポリマーを析出させ、濾過、メタノールによる洗浄を
3回繰り返し、白色粉末状の生成物を得た。1HNMR
によりアリル基の置換率を求めたところ、4%であっ
た。
【0055】<積層体の製造・評価>(A)成分として
上記アリル化ポリフェニレンエーテル60部、(B)成
分としてトリアリルイソシアヌレート40部、GPPS
(重量平均分子量27万)4部、及び実施例1と同様に
(D)成分であるプレンアクトAL−M(味の素ファイ
ンテクノ製、アルミネート系カップリング剤)の3重量
%により表面処理された(C)成分melapur20
0(DSM社製、重合度10のポリリン酸メラミン)3
0部、硬化促進剤としてパーヘキシン25B(日本油脂
社製)6部をトルエンに溶解させてワニスを作製し、実
施例1と同様に積層体を作製、燃焼性試験を行いV−0
の結果を得た。また実施例1と同様にTMAから求めた
ガラス転移温度は175℃であった。更に実施例1と同
様に耐マイグレーション性試験を行い、実施例1と同様
に超絶縁抵抗計により求めた層内絶縁抵抗は3.3×1
9Ωであった。
【0056】
【実施例4〜5】硬化性樹脂組成物の組成部数を表1の
通りに変えた以外は実施例1と同様に積層体を作製、燃
焼性、ガラス転移温度の測定、耐マイグレーション性試
験を行った。以上実施例1〜5の結果を表1に示す。
【0057】
【表1】
【0058】すなわち実施例1〜5では、(D)成分と
してアルミネート系カップリング剤により3重量%の割
合で処理された(C)成分、重合度が10のポリリン酸
メラミンを用いることで、様々な組成のポリフェニレン
エーテル系樹脂/多官能性不飽和結合含有化合物系にお
いて耐熱性・耐水性を維持したままV−0となった。
【0059】
【実施例6〜10】硬化性樹脂組成物の組成部数を表2
の通りに変えた以外は実施例1と同様に積層体を作製、
燃焼性、ガラス転移温度の測定、耐マイグレーション性
試験を行った。以上実施例6〜10の結果を表2に示
す。
【0060】
【表2】
【0061】すなわち実施例6〜10では、(D)成分
としてアルミネート系カップリング剤により3重量%の
割合で処理された(C)成分、重合度が10のポリリン
酸メラミンを用いることで、様々な組成のポリフェニレ
ンエーテル系樹脂/エポキシ樹脂系においても耐熱性・
耐水性を維持したままV−0となった。
【0062】
【実施例11,12】(C)成分として、重合度が3.
9のポリリン酸メラミン(日産化学製、PMP−10
0)を用いた以外は実施例1,2と同様に積層体を作
製、燃焼性、ガラス転移温度の測定、耐マイグレーショ
ン性試験を行った。以上実施例11,12の結果を表3
に示す。
【0063】
【表3】
【0064】すなわち実施例11,12では、(C)成
分として重合度が3.9のポリリン酸メラミンを用いて
も、いずれも耐熱性・耐水性を維持したままV−0とな
った。
【0065】
【実施例13,14】硬化性樹脂組成物の組成部数を表
4の通りに変えた以外は実施例1と同様に積層体を作
製、燃焼性、ガラス転移温度の測定、耐マイグレーショ
ン性試験を行った。以上実施例13,14の結果を表4
に示す。
【0066】
【表4】
【0067】すなわち実施例13,14では、(D)成
分としてアルミネート系カップリング剤により3重量%
の割合で処理された(C)成分、重合度が10のポリリ
ン酸メラミンを用い、樹脂の組成を大きく変えたが、い
ずれも耐熱性・耐水性を維持したままV−0となった。
【0068】
【実施例15,16】(C)成分の添加量をそれぞれ
[(A)+(B)]100重量部に対し1重量部、5重
量部に変えた以外はそれぞれ実施例1,2と同様に積層
体を作製、燃焼性、ガラス転移温度の測定、耐マイグレ
ーション性試験を行った。以上実施例15,16の結果
を表5に示す。
【0069】
【表5】
【0070】すなわち実施例15,16では(C)成分
の添加部数が[(A)+(B)]100重量部に対して
10重量部未満の場合、V−0には到達しなかったが、
耐熱性・耐水性を維持したまま難燃効果を発現した。
【0071】
【実施例17,18】(D)成分の(C)成分に対する
割合をそれぞれ0.1重量%、15重量%に変えた以外
は実施例1,2と同様に積層体を作製、燃焼性、ガラス
転移温度の測定、耐マイグレーション性試験を行った。
以上実施例17,18の結果を表6に示す。
【0072】
【表6】
【0073】すなわち実施例17,18では、(D)成
分の(C)成分に対する割合を大きく変えても、いずれ
も耐熱性・耐水性を維持したまま、必ずしもV−0に到
達しなかったが、難燃効果が発現した。
【0074】
【実施例19,20】(D)成分をそれぞれオルガチッ
クスTPHS(松本製薬製、チタネート系カップリング
剤)、オルガチックスZB320(松本製薬製、ジルコ
ネート系カップリング剤)に変えた以外は実施例1,2
と同様に積層体を作製、燃焼性、ガラス転移温度の測
定、耐マイグレーション性試験を行った。以上実施例1
9,20の結果を表7に示す。
【0075】
【表7】
【0076】すなわち実施例19,20では、(D)成
分としてチタネート系カップリング剤やジルコネート系
カップリング剤を用いても、いずれも耐熱性・耐水性を
維持したままV−0となった。
【0077】
【実施例21】実施例2と同様にワニスを作製し、これ
を60℃で3時間乾燥させることにより、トルエンを乾
燥して硬化性組成物を得た。この硬化性組成物を窒素気
流下、真空プレス中で180℃、90分間加熱して硬化
体を得た。この硬化体の燃焼性試験結果はV−0であっ
た。また実施例1と同様にTMAから求めたガラス転移
温度は176℃であった。更に実施例1と同様に耐マイ
グレーション性試験を行い、実施例1と同様に超絶縁抵
抗計により求めた層内絶縁抵抗は3.3×109Ωであ
った。
【0078】
【実施例22】実施例2と同様にワニスを作製し、これ
をPETフィルム上に塗布し、60℃で3時間乾燥させ
ることにより、トルエンを乾燥して硬化性フィルムを得
た。この硬化性フィルムを窒素気流下、真空プレス中で
180℃、90分間加熱して硬化フィルムを得た。この
硬化フィルムの燃焼性試験結果はV−0であった。また
実施例1と同様にTMAから求めたガラス転移温度は1
75℃であった。実施例1と同様に超絶縁抵抗計により
求めた層内絶縁抵抗は3.2×109Ωであった。
【0079】
【実施例23】実施例2と同様にワニスを作製し、これ
を厚さ18μmの銅箔に樹脂層の厚さが50μmとなる
ようにバーコータで塗布し、その後エアーオーブン中で
60℃で3時間乾燥させ樹脂付き銅箔を作製した。次に
この樹脂付き銅箔を2枚重ね合わせ、180℃、40kg
/cm2で90分間プレス成形機を用いて成形・硬化させ
た。ここで得られた積層体の燃焼性試験結果はV−0で
あった。また実施例1と同様にTMAから求めたガラス
転移温度は176℃であった。実施例1と同様に超絶縁
抵抗計により求めた層内絶縁抵抗は3.3×109Ωで
あった。以上実施例21〜23の結果を表8にまとめて
示す。
【0080】
【表8】
【0081】すなわち実施例21〜23では、ガラスク
ロスの入っていない、硬化体、硬化フィルム、硬化樹脂
付き箔においても、(D)成分としてアルミネート系カ
ップリング剤により3重量%の割合で処理された(C)
成分、重合度が10のポリリン酸メラミンを用いること
で、耐熱性・耐水性を維持したままV−0となった。
【0082】
【比較例1〜5】(C)成分としてmelapur20
0(DSM社製、重合度が10のポリリン酸メラミン)
を、(D)成分としてプレンアクトAL−M(味の素フ
ァインテクノ製、アルミネート系カップリング剤)を用
い、表面処理量を(C)成分に対し0.05重量%に変
えた以外は実施例1〜5と同様に積層体を作製、燃焼
性、ガラス転移温度の測定、耐マイグレーション性試験
を行った。以上比較例1〜5の結果を表9にまとめて示
す。
【0083】
【表9】
【0084】すなわち、重合度が10のポリリン酸メラ
ミンを(D)成分による表面処理量が0.1重量%未満
で用いた場合、耐熱性を維持したままV−0にはなった
が、耐水性が著しく低下した。
【0085】
【比較例6,7】(C)成分としてmelapur20
0(DSM社製、重合度が10のポリリン酸メラミン)
を、(D)成分としてプレンアクトAL−M(味の素フ
ァインテクノ製、アルミネート系カップリング剤)を用
い、(C)成分の添加量、表面処理量を表10に示すよ
うに変えた以外は実施例1,2と同様に積層体を作製、
燃焼性、ガラス転移温度の測定、耐マイグレーション性
試験を行った。以上比較例6,7の結果を表10にまと
めて示す。
【0086】
【表10】
【0087】すなわち、(D)成分の添加部数は
[(A)+(B)]100重量部に対し10部以下であ
っても、(C)成分に対する表面処理量が20重量%を
越えた場合、耐熱性・耐水性は維持されたが、クランプ
燃焼となり、難燃効果が全く発現しなかった。
【0088】
【比較例8,9】(C)成分としてmelapur20
0(DSM社製、重合度が10のポリリン酸メラミン)
を、(D)成分としてプレンアクトAL−M(味の素フ
ァインテクノ製、アルミネート系カップリング剤)を用
い、(C)成分の添加量、表面処理量を表11に示すよ
うに変えた以外は実施例1,2と同様に積層体を作製、
燃焼性、ガラス転移温度の測定、耐マイグレーション性
試験を行った。以上比較例8,9の結果を表11にまと
めて示す。
【0089】
【表11】
【0090】すなわち、(D)成分の(C)成分に対す
る表面処理量が20重量%未満であっても、(D)成分
の添加量が[(A)+(B)]100重量部に対し10
部を越えた場合、耐水性を維持したまま難燃効果は発現
したが、TMAによる測定でガラス温度が160℃未満
となり、耐熱性が維持されなかった。
【0091】
【比較例10,11】C)成分としてmelapur2
00(DSM社製、重合度が10のポリリン酸メラミ
ン)を、(D)成分としてプレンアクトAL−M(味の
素ファインテクノ製、アルミネート系カップリング剤)
を用い、(C)成分の添加量、表面処理量を表11に示
すように変えた以外は実施例1,2と同様に積層体を作
製、燃焼性、ガラス転移温度の測定、耐マイグレーショ
ン性試験を行った。以上比較例10,11の結果を表1
2にまとめて示す。
【0092】
【表12】
【0093】すなわち、(C)成分の添加部数が
[(A)+(B)]100重量部に対し、80部を超え
た場合はワニス粘度が高くなりすぎて基材が含浸できな
かった。
【0094】
【比較例12〜14】(C)成分としてmelapur
200(DSM社製、重合度が10のポリリン酸メラミ
ン)を、(D)成分としてプレンアクトAL−M(味の
素ファインテクノ製、アルミネート系カップリング剤)
を用い、(D)成分による(C)成分の表面処理量を
0.05重量%変えた以外は、実施例21〜23と同様
にそれぞれ硬化体、硬化フィルム、積層体を作製し、燃
焼性、ガラス転移温度の測定、耐マイグレーション性試
験を行った所、表13に示す結果が得られた。
【0095】
【表13】
【0096】すなわち、ガラスクロスの入っていない、
硬化体、硬化フィルム、硬化樹脂付き箔において(C)
成分として重合度が3以上のポリリン酸メラミンを用い
ても、(D)成分による表面処理部数が0.1部未満で
は十分な耐水性が発現しない。
【0097】
【発明の効果】本発明により、ハロゲンフリーで、特定
の表面処理剤の特定量により表面処理された特定の難燃
剤を用いることにより、硬化体のガラス転移温度を低下
させず(TMA測定160℃以上)、及び耐マイグレー
ション試験における絶縁抵抗も低下させることなく(5
×108Ω以上)、難燃性が付与された(UL94V−
0、V−1、HB)硬化性樹脂組成物を提供することが
できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08J 5/18 CEZ C08J 5/18 CEZ 4J036 C08K 5/00 C08K 5/00 5/5399 5/5399 5/56 5/56 H05K 1/03 610 H05K 1/03 610H Fターム(参考) 4F071 AA42 AA51 AA78 AA86 AC15 AC19 AE02 AE22 AF39 AF47 BB12 BC01 4J002 AC03X AC08X CD03X CD13X CF21X CH07W EA046 EH146 EU026 EU196 EW157 EZ008 FB097 FB167 FD14X FD146 GN00 GQ00 GQ01 4J011 PA43 PA46 PA49 PB29 PB39 PC02 4J026 AB22 BA22 BA38 BA40 GA07 4J027 AA08 AB02 AC01 AC06 BA13 BA18 BA22 BA24 BA29 CA10 CA27 CA28 CA35 CA40 CD01 4J036 AA01 DA01 DA02 FA12 FA14 FB12

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)成分としてポリフェニレンエーテ
    ル系樹脂を10〜98重量部、(B)成分として架橋剤
    を90〜2重量部(ただし、(A)成分と(B)成分と
    の合計は100重量部)、(C)成分として重合度3以
    上のポリリン酸メラミンを1〜80重量部、及び(D)
    成分としてアルミネート系カップリング剤、チタネート
    系カップリング剤、またはジルコネート系カップリング
    剤から選ばれる少なくとも1種、を含有し、(D)成分
    の含有量が、(C)成分100重量部に対して0.1〜
    20重量部であり、かつ[(A)成分+(B)成分]1
    00重量部に対して10重量部以下であることを特徴と
    する硬化性樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 (B)成分が多官能性不飽和結合化合物
    であることを特徴とする請求項1に記載の硬化性樹脂組
    成物。
  3. 【請求項3】 (B)成分がエポキシ樹脂であることを
    特徴とする請求項1に記載の硬化性樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 (A)成分が、i)不飽和基を含むポリ
    フェニレンエーテル樹脂、及び/またはii)ポリフェ
    ニレンエーテル樹脂と不飽和カルボン酸及び/または酸
    無水物との反応生成物であることを特徴とする請求項1
    から3のいずれか1項に記載の硬化性樹脂組成物。
  5. 【請求項5】 フィルム形状を有する請求項1から4の
    いずれか1項に記載の硬化性樹脂組成物。
  6. 【請求項6】 請求項1から5のいずれか1項に記載の
    硬化性樹脂組成物を硬化して得られた硬化樹脂組成物。
  7. 【請求項7】 請求項1から5のいずれか1項に記載の
    硬化性樹脂組成物と基材とからなる硬化性複合材料であ
    って、基材を5〜90重量%の割合で含有することを特
    徴とする硬化性複合材料。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の硬化性複合材料を硬化
    して得られた硬化複合材料。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の硬化複合材料と金属箔
    からなる積層体。
  10. 【請求項10】 請求項1から4のいずれか1項に記載
    の硬化性樹脂組成物の膜が金属箔の片面に形成されたこ
    とを特徴とする樹脂付き金属箔。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7524394B2 (en) * 2005-04-13 2009-04-28 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Flame retardant adhesive composition, and adhesive sheet, coverlay film and flexible copper-clad laminate using same
JP2017008221A (ja) * 2015-06-23 2017-01-12 株式会社Adeka 難燃性合成樹脂組成物

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