JP2002128392A - 線条体用アキュムレーター - Google Patents

線条体用アキュムレーター

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JP2002128392A
JP2002128392A JP2000319664A JP2000319664A JP2002128392A JP 2002128392 A JP2002128392 A JP 2002128392A JP 2000319664 A JP2000319664 A JP 2000319664A JP 2000319664 A JP2000319664 A JP 2000319664A JP 2002128392 A JP2002128392 A JP 2002128392A
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pulley
accumulator
moving
tension
striatum
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Osamu Shikibu
修 式部
Nobuyuki Hayashi
信行 林
Akio Iwasaki
昭夫 岩崎
Takeshi Kitagawa
健 北川
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Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 張力の変動を招かずに線条体の送給速度の高
速化を図ることができ、しかも、高速送給に伴う線条体
張力の増大に対しても、機械的強度アップに頼らずに、
装置の耐張力性を確保することができる線条体用アキュ
ムレーターを提供すること。 【解決手段】 線条体23の送給ライン上に配備された
固定プーリー25と移動プーリー27とに送給する線条
体23を掛け渡して線条体23の蓄積を行う線条体用ア
キュムレーター21において、移動プーリー27とし
て、送給する線条体23に作用する張力の調整を主な目
的として前記固定プーリー25との間の軸間距離が調整
される第1の移動プーリー27aと、線条体23の送給
速度の調整を主な目的として前記固定プーリー25との
間の軸間距離が調整される第2の移動プーリー27bと
を装備して、線条体23の送給速度及び張力を個別に調
整可能にした構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、線条体を安定した
速度、張力で送給するために、線条体の送給ラインに装
備される線条体用アキュムレーターに関するもので、詳
しくは、高速での線条体送給を安価に実現するための改
良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図12は、導体である芯線の周囲に絶縁
被覆を施した電線を連続製造する電線製造装置の従来例
を示したものである。この電線製造装置は、芯線1を供
給するためのサプライ2に一対のサプライドラム3を設
け、このサプライ2から送給される芯線1の送給ライン
上に、芯線送り出し機4、アキュムレーター5、押出機
7、巻取機8を配備した構成である。サプライ2は、所
謂ダブルキャプスタン方式のもので、一方のサプライド
ラム3を用いて芯線1の送給を開始し、このサプライド
ラム3が空になった場合、他方のサプライドラム3から
芯線を供給することで、ラインを止めることなく、芯線
を連続的に供給する構成とされている。
【0003】芯線送り出し機4は、このようにしてサプ
ライ2から引き出された芯線1が掛けられたプーリー4
Aを回転駆動することで、芯線1を順次送給ライン上に
送り出す装置である。また、アキュムレーター5は、サ
プライ2においてサプライドラム3の切り換えを行うよ
うな場合に、芯線1の送給速度を吸収するために設けら
れたものである。押出機7は、芯線1に樹脂被覆を施す
ための装置である。また、巻取機8は、前記押出機7に
よって絶縁被覆が形成された電線9の巻き取りを行う。
【0004】前述のアキュムレーター5は、具体的に
は、図13及び図14に示すように、芯線1の送給ライ
ン上に配備された固定プーリー5Aと移動プーリー5B
とに送給する芯線1を掛け渡して芯線1の蓄積を行うと
共に、移動プーリー5Bの芯線送給方向に沿う移動に伴
うプーリー相互間の軸間距離の伸縮によって芯線の蓄積
量を増減させて、芯線の送給速度の調整あるいは芯線に
作用する張力の調整を行う。移動プーリー5Bは、図示
しないガイドレールによって芯線の送給方向に沿って走
行可能に支持された台車11上に回転自在に装備されて
いる。また、この台車11は、プーリー13a,13b
によって芯線の送給方向に沿って架設されたワイヤー1
2に連結されており、このワイヤー12を駆動機構14
によって前進又は後進させることで、芯線の送給方向に
沿って進退させられる。
【0005】駆動機構14は、ワイヤー12を回転方向
に送り出すワイヤドラム14aと、このワイヤドラム1
4aを正回転又は逆回転させるための減速機付きのモー
タ14bと、このモータ14bのトルクを前記ワイヤド
ラム14aに伝達するパウダークラッチ14cとを備え
た構成である。パウダークラッチ14cは、回転軸相互
を連結又は切り離しするクラッチ機能を電磁的に制御す
る公知のクラッチ機構である。なお、移動プーリー5B
の位置は、変位検出器16によって検出され、前記駆動
機構14の動作制御に利用される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前述のアキ
ュムレーター5は、固定プーリー5Aと移動プーリー5
Bとの軸間距離を調節することで、送給する芯線に作用
する張力の調整及び、芯線の送給速度の調整を行うもの
であるが、芯線の送給速度の向上が難しい。それは、送
給速度を向上させると、それに応じた張力の調整が必要
になるが、前述したアキュムレーター5の構成では、芯
線の送給速度を速めるために、移動プーリー5Bの固定
プーリー5A側への移動速度を高めると、それによっ
て、これらのプーリー5A,5B相互で芯線に付与する
張力が変動してしまい、張力を安定保持することができ
なくなり、その結果、電線製造装置における絶縁被覆処
理や巻き取り処理に問題を招く。
【0007】また、張力の安定保持を図ろうとすれば、
逆に、軸間距離の減少を緩やかにしなければならず、結
局、速度を向上させることができない。更に、送給速度
の高速化に伴い、プーリー5A,5B間に作用する張力
が大きくなるが、その分、これらのプーリー5A,5B
が高張力に耐えるように強度アップしなければならず、
移動プーリー5Bを移動操作する駆動機構14も全て強
度アップのための改良が必要になり、装置コストが大幅
に増大するという問題も生じた。
【0008】そこで、本発明の目的は上記課題を解消す
ることにあり、張力の変動を招かずに線条体の送給速度
の高速化を図ることができ、しかも、高速送給に伴う線
条体張力の増大に対しても、機械的強度アップに頼らず
に、装置の耐張力性を確保することができて、安価に、
送給速度の高速化を図ることができる線条体用アキュム
レーターを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、線
条体の送給ライン上に配備された固定プーリーと移動プ
ーリーとに送給する線条体を掛け渡して線条体の蓄積を
行うと共に、移動プーリーの線条体送給方向に沿う移動
に伴うプーリー相互間の軸間距離の伸縮によって線条体
の蓄積量を増減させて、線条体の送給速度の調整あるい
は線条体に作用する張力の調整を行う線条体用アキュム
レーターにおいて、前記移動プーリーとして、送給する
線条体に作用する張力の調整を主な目的として前記固定
プーリーとの間の軸間距離が調整される第1の移動プー
リーと、線条体の送給速度の調整を主な目的として前記
固定プーリーとの間の軸間距離が調整される第2の移動
プーリーとが装備されたことを特徴とする線条体用アキ
ュムレーターにより達成される。
【0010】そして、上記構成によれば、第1の移動プ
ーリー及び第2の移動プーリーを独立に移動調整するこ
とで、送給する線条体の張力調整及び速度調整を個別に
行うことができ、張力の変動を招かずに線条体の送給速
度の高速化を図ることができる。しかも、移動プーリー
が第1の移動プーリーと第2の移動プーリーに分けられ
て、作用する張力が分散するため、高速送給に伴う線条
体張力の増大に対しても、単一の移動プールに作用する
負荷の増大は抑えることができ、各移動プーリーやこれ
らの移動プーリーを移動操作する駆動機構等の機械的強
度アップに頼らずに、装置の耐張力性を確保することが
できて、安価に、送給速度の高速化を図ることができ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る線条体用アキ
ュムレーターの好適な実施の形態を図面に基づいて詳細
に説明する。図1乃至図11は本発明に係る線条体用ア
キュムレーターの一実施の形態を示したもので、図1は
本発明の一実施の形態の線条体用アキュムレーターの平
面図、図2は図1に示した線条体用アキュムレーターの
側面図、図3は図2に示した第1の移動プーリーのA矢
視図、図4は図2に示した第2の移動プーリーのB矢視
図、図5は図2に示したアキュムレーターの各プーリー
の設置状態を示す側面図、図6は図2に示したアキュム
レーターの各プーリーの支持構造の説明図、図7は図2
に示したアキュムレーターの各プーリーへの線条体の架
け渡し状態を示す平面図、図8は図7の側面図、図9は
図1に示した変位検出器の拡大斜視図、図10は本発明
の一実施の形態の線条体用アキュムレーターにおける各
移動プーリーの移動タイミングを示すタイムチャート、
図11は本発明の一実施の形態の線条体用アキュムレー
ターを使用した場合に、線条体の巻き取り処理に生じる
効果を示すグラフである。
【0012】この一実施の形態の線条体用アキュムレー
ター21は、電線等の可撓性を有した線条体23の送給
ライン上に配備して、送給速度の調整や張力の調整を行
うもので、先に図12に示した電線製造装置においてア
キュムレーター5の代わりに使用することが可能である
が、所謂電線に限らず、種々の線条体の送給ラインにお
いて使用可能なものである。
【0013】この線条体用アキュムレーター21は、電
線等の線条体23の送給ライン上に配備された固定プー
リー25と移動プーリー27とに送給する線条体23を
掛け渡して線条体23の蓄積を行うと共に、移動プーリ
ー27の線条体23送給方向に沿う移動に伴う各プーリ
ー相互間の軸間距離の伸縮によって線条体23の蓄積量
を増減させて、線条体23の送給速度の調整及び線条体
23に作用する張力の調整を行う。
【0014】但し、本実施の形態では、前記移動プーリ
ー27として、送給する線条体23に作用する張力の調
整を主な目的として前記固定プーリー25との間の軸間
距離が調整される第1の移動プーリー27aと、線条体
23の送給速度の調整を主な目的として前記固定プーリ
ー25との間の軸間距離が調整される第2の移動プーリ
ー27bとを装備している。
【0015】前記固定プーリー25及び第1の移動プー
リー27aは、図3に示すように、線条体23を掛ける
溝が8条に装備された8ターンプーリーであり、また、
第2の移動プーリー27bは図4に示すように、線条体
23を掛ける溝が4条に装備された4ターンプーリーで
ある。そして、前記第1の移動プーリー27a及び第2
の移動プーリー27bは、図5に示すように、固定プー
リー25の装備位置を基準に、所定距離L1,L2だけ
離間した基準位置K1,K2が設定され、これらの基準
位置K1,K2からそれぞれ固定プーリー25から離れ
る方向にストロークS1,S2だけ、移動範囲が設定さ
れている。また、前述した従来のアキュムレーターにお
いて線条体が掛け渡される固定プーリーや移動プーリー
Pは、一般に、図6の(a)に示すように、片持ち状態
で支持されているが、本実施の形態の各プーリー25,
27a,27bは、線条体の送給速度の高速化や耐張力
特性の向上のために、図6の(b)に示すように、両持
ち状態で支持されている。
【0016】また、本実施の形態の各プーリー25,2
7a,27bに対する線条体の巻き掛けは、図7及び図
8に示す形態で行われている。即ち、送給速度調整用の
第2の移動プーリー27bへの線条体の掛け渡しは、入
線直後の4条分を、固定プーリー25及び第1の移動プ
ーリー27aを経て掛け渡している。また、張力調整用
の第1の移動プーリー27aへの線条体の掛け渡しは、
入線から出線までの全8条分を掛け渡している。
【0017】第1の移動プーリー27a及び第2の移動
プーリー27bは、図示しないガイドレールによって線
条体23の送給方向に沿って走行自在に支持された台車
29a,29b上に回転自在に装備されている。第1の
移動プーリー27aを支持した台車29aは、プーリー
31a,31bによって線条体の送給方向に沿って架設
されたワイヤー33に連結されており、このワイヤー3
3を駆動機構35によって前進又は後進させることで、
線条体の送給方向に沿って進退させられる。第2の移動
プーリー27bを支持した台車29bは、プーリー37
a,37bによって線条体の送給方向に沿って架設され
たワイヤー39に連結されており、このワイヤー39を
駆動機構40によって前進又は後進させることで、線条
体の送給方向に沿って進退させられる。
【0018】第1の移動プーリー27aを移動操作する
駆動機構35は、ワイヤー33を回転方向に送り出すワ
イヤドラム35aと、このワイヤドラム35aを正回転
又は逆回転させるための高性能サーボモータ35bと、
このサーボモータ35bのトルクを前記ワイヤドラム3
5aに伝達するパウダークラッチ35cとを備えた構成
である。パウダークラッチ35cは、回転軸相互を連結
又は切り離しするクラッチ機能を電磁的に制御する公知
のクラッチ機構である。なお、第1の移動プーリー27
aの位置は、変位検出器43によって検出され、前記駆
動機構35の動作制御に利用される。
【0019】変位検出器43は、図9に示すように、回
転自在に支持されると共に外周に前記台車29aの一部
が係合する螺旋溝44aが装備されて前記第1の移動プ
ーリー27aの変位に伴って回転する回転軸44と、こ
の回転軸44の回転方向及び回転量を検出するセンサ4
5とを備えた構成で、前記回転軸44の回転に応じて前
記第1の移動プーリー27aの位置を検知して、第1の
移動プーリー27aの検出位置を前記駆動機構35に通
知する。駆動機構35は、第1の移動プーリー27aの
位置に基づいて、以後の第1の移動プーリー27aの移
動動作を調整する。
【0020】第2の移動プーリー27bを移動操作する
駆動機構40は、ワイヤー39を回転方向に送り出すワ
イヤドラム40aと、このワイヤドラム40aを正回転
又は逆回転させるための高性能サーボモータ40bとを
備えた構成である。なお、第2の移動プーリー27bの
位置は、前記台車29bの走行経路に設置された位置検
出センサ47a,47bによって検出される。位置検出
センサ47aは、前記第2の移動プーリー27bが、図
5に示した基準位置K2に来たことを検出するもので、
この位置に到達したときに、第2の移動プーリー27b
の移動は停止される。位置検出センサ47bは、第2の
移動プーリー27bを停止させる前記基準位置K2の所
定距離だけ手前位置に到達したことを検出するもので、
以下、第2の移動プーリー27bの移動速度は減速させ
られる。
【0021】次に、電線等の線条体を巻き取りドラムに
送給して所定長の線条体を巻回したドラムを作る自動把
取機で、上記線条体用アキュムレーター21を使用した
場合の各移動プーリー27a,27bの移動タイミング
について、図10に基づいて、説明する。なお、線条体
用アキュムレーター21は、線条体の送り出し装置等を
備えた自動把取機の線条体の送給ライン上に装備され、
線条体23を高速で巻き取りドラムに巻き取る作業を同
条長で繰り返す作業上で、線条体の送給速度の調整、及
び、線条体に作用する張力の調整を行う。
【0022】まず、新しい巻き取りドラムへの巻き取り
作業を開始する旨の予報が自動把取機で出力されると、
最初に第2の移動プーリー27bが、図5に示した基準
位置K2から最大に離間した移動範囲の限界位置まで広
がる。そして、自動把取停止の信号を検出すると、第1
の移動プーリー27aも、図5に示した基準位置K1か
ら最大に離間した移動範囲の限界位置まで広がる。そし
て、自動把取機における巻き取り作業が開始すると、各
移動プーリー27a,27bは、所望の速度、張力が保
持するべく、基準位置K1,K2からの離間距離を縮め
るように徐々に基準位置K1,K2側に移動する。
【0023】その移動時、第2の移動プーリー27b
は、速度が所望の値で安定したときには、その位置で停
止させられる。また、第1の移動プーリー27aも、張
力が所望の値で安定しているときには、その位置で停止
される。これらの各移動プーリー27a,27bの移動
・停止は、これらの各プーリーの駆動系にサーボモータ
を使用したことから、比較的容易に制御可能である。
【0024】上記線条体用アキュムレーター21におい
ては、第1の移動プーリー27a及び第2の移動プーリ
ー27bを独立に移動調整することで、送給する線条体
23の張力調整及び速度調整を個別に行うことができ、
張力の変動を招かずに線条体23の送給速度の高速化を
図ることができる。しかも、移動プーリー27が第1の
移動プーリー27aと第2の移動プーリー27bに分け
られて、作用する張力が分散するため、高速送給に伴う
線条体23張力の増大に対しても、単一の移動プールに
作用する負荷の増大は抑えることができ、各移動プーリ
ー27やこれらの移動プーリー27を移動操作する駆動
機構等の機械的強度アップに頼らずに、装置の耐張力性
を確保することができて、安価に、送給速度の高速化を
図ることができる。
【0025】そして、図13に示した従来のアキュムレ
ーター5を使用した場合には、本実施の形態におけるよ
うに送給速度の高速化と張力の安定保持との双方を実現
することは不可能で、例えば、アキュムレーターから送
給された線条体を巻き取るドラムを回転駆動するモータ
は、図11の(a)に示すように、徐々に回転を上げて
いって、ピークに達したら徐々に下げるなどの回転制御
するしかなく、連続した高速巻き取りができなかった。
しかし、上記の線条体用アキュムレーター21を使用す
れば、アキュムレーターから送給された線条体を巻き取
るドラムを回転駆動するモータは、図11の(b)に示
すように、速度が一定の安定した動作部分D1,D2,
D3が得られ、これにより、線条体の巻き取りの効率を
向上させることができる。
【0026】なお、上記の線条体用アキュムレーター2
1において、各移動プーリー27a,27bや固定プー
リー25に装備する線条体を掛ける溝の数は、上記実施
の形態に限定するものではない。また、上記の実施の形
態では、電線の送給ラインに装備する場合を示したが、
本発明の線条体用アキュムレーターは、電線以外の線条
体の送給作業に利用できることは、言うまでもない。
【0027】
【発明の効果】本発明の線条体用アキュムレーターによ
れば、第1の移動プーリー及び第2の移動プーリーを独
立に移動調整することで、送給する線条体の張力調整及
び速度調整を個別に行うことができ、張力の変動を招か
ずに線条体の送給速度の高速化を図ることができる。し
かも、移動プーリーが第1の移動プーリーと第2の移動
プーリーに分けられて、作用する張力が分散するため、
高速送給に伴う線条体張力の増大に対しても、単一の移
動プールに作用する負荷の増大は抑えることができ、各
移動プーリー自体やこれらの移動プーリーを移動操作す
る駆動機構等の機械的強度アップに頼らずに、装置の耐
張力性を確保することができて、安価に、送給速度の高
速化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る線条体用アキュムレーターの一実
施の形態の平面図である。
【図2】図1に示した線条体用アキュムレーターの側面
図である。
【図3】図2に示した第1の移動プーリーのA矢視図で
ある。
【図4】図2に示した第2の移動プーリーのB矢視図で
ある。
【図5】図2に示したアキュムレーターの各プーリーの
設置状態を示す側面図である。
【図6】図2に示したアキュムレーターの各プーリーの
支持構造の説明図である。
【図7】図2に示したアキュムレーターの各プーリーへ
の線条体の掛け渡し状態を示す平面図である。
【図8】図7の側面図である。
【図9】図1に示した変位検出器の拡大斜視図である。
【図10】本発明の一実施の形態の線条体用アキュムレ
ーターにおける各移動プーリーの移動タイミングを示す
タイムチャートである。
【図11】本発明の一実施の形態の線条体用アキュムレ
ーターを使用した場合に、線条体の巻き取り処理に生じ
る効果を示すグラフである。
【図12】従来のアキュムレーターを備えた電線製造装
置の概略構成図である。
【図13】図12の電線製造装置に使用されているアキ
ュムレーターの平面図である。
【図14】図13に示したアキュムレーターの側面図で
ある。
【符号の説明】
21 線条体用アキュムレーター 23 線条体 25 固定プーリー 27 移動プーリー 27a 第1の移動プーリー 27b 第2の移動プーリー 29a 台車 29b 台車 33,39 ワイヤー 35 駆動機構 35a ワイヤドラム 35b サーボモータ 35c パウダークラッチ 40 駆動機構 40a ワイヤドラム 40b サーボモータ 43 変位検出器 44 回転軸 45 センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩崎 昭夫 静岡県駿東郡長泉町本宿243−1 有限会 社岩崎鉄工所内 (72)発明者 北川 健 静岡県駿東郡長泉町本宿243−1 有限会 社岩崎鉄工所内 Fターム(参考) 3F111 AA01 AB04 CA10 CA14

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 線条体の送給ライン上に配備された固定
    プーリーと移動プーリーとに送給する線条体を掛け渡し
    て線条体の蓄積を行うと共に、移動プーリーの線条体送
    給方向に沿う移動に伴うプーリー相互間の軸間距離の伸
    縮によって線条体の蓄積量を増減させて、線条体の送給
    速度の調整あるいは線条体に作用する張力の調整を行う
    線条体用アキュムレーターにおいて、 前記移動プーリーとして、送給する線条体に作用する張
    力の調整を主な目的として前記固定プーリーとの間の軸
    間距離が調整される第1の移動プーリーと、線条体の送
    給速度の調整を主な目的として前記固定プーリーとの間
    の軸間距離が調整される第2の移動プーリーとが装備さ
    れたことを特徴とする線条体用アキュムレーター。
JP2000319664A 2000-10-19 2000-10-19 線条体用アキュムレーター Pending JP2002128392A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100700386B1 (ko) 2005-09-07 2007-03-29 이상수 선재(線材) 어큐므레이터
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