JP2002128179A - 椅子の梱包装置 - Google Patents

椅子の梱包装置

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JP2002128179A
JP2002128179A JP2000327723A JP2000327723A JP2002128179A JP 2002128179 A JP2002128179 A JP 2002128179A JP 2000327723 A JP2000327723 A JP 2000327723A JP 2000327723 A JP2000327723 A JP 2000327723A JP 2002128179 A JP2002128179 A JP 2002128179A
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JP
Japan
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chair
backrest
outer box
packing
leg
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000327723A
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English (en)
Inventor
Kenichi Ogawa
健一 小川
Takayuki Iwai
隆幸 岩井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】梱包に使用される緩衝体を梱包を解いた後も利
用する。 【解決手段】脚部7に支持された座部3とこの座部3に
支持された背もたれ部2とを有する椅子1を、緩衝体1
2、12を介して外箱10内に梱包し、脚部7に嵌合す
る嵌合部としてのリブ14が形成され、脚部7と外箱1
0との間に介在される下緩衝体13を備え、この下緩衝
体13を、椅子1が設置面Xに設置される際に椅子1と
設置面Xとの間に介在させて椅子1を設置可能とする。 【効果】下緩衝体を利用して椅子を設置でき、設置面が
傷ついたり、凹んだりするのを防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、脚部に支持された
座部と、座部に支持された背もたれ部を有する椅子の梱
包装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の梱包装置として、実開平6−62
92号公報(B65D85/68)に、脚部に支持され
た座部に背もたれ部を起倒自在に支持した椅子を、背も
たれ部を倒して外箱内に収納し、座部上面と外箱との間
にスペーサを介在させて梱包した梱包装置が知られてい
る。
【0003】しかしながら、梱包に使用された緩衝体で
あるスペーサは、梱包を解いて椅子を取り出した後は利
用されることなく外箱と共に捨てられていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、梱包に使用
される緩衝体を梱包を解いた後も利用できる梱包装置を
提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の第1の手段は、脚部に支持された座部とこの座部に支
持された背もたれ部とを有する椅子を、緩衝体を介して
外箱内に梱包する梱包装置において、前記脚部に嵌合す
る嵌合部が形成され、前記脚部と外箱との間に介在され
る下緩衝体を備え、この下緩衝体を、前記椅子が設置面
に設置される際に前記椅子と設置面との間に介在させて
前記椅子を設置可能としたものである。
【0006】これにより、梱包を解いて椅子を使用する
際に下緩衝体を利用して設置でき、椅子が直接設置面に
当たって設置面を傷つけるようなことを防止できる。
【0007】上記構成において、前記背もたれ部を座部
に起倒自在に支持し、前記下緩衝体に、前記外箱内にお
いて前記椅子の背もたれ部側への移動を規制する規制部
を、脆弱部を介して一体に延設する。
【0008】これにより、梱包装置の高さを低くなるよ
うに背もたれ部を倒して梱包した場合には、下緩衝体か
ら延設した規制部により外箱内において椅子の背もたれ
部側の移動を防止できる一方、梱包を解いて椅子を使用
する場合には、この際に邪魔になる規制部を脆弱部によ
り下緩衝体から切り離すことができる。
【0009】また、前記下緩衝体に、前記外箱内におい
て前記椅子の背もたれ部と反対側への移動を規制する規
制部を、脆弱部を介して一体に延設する。
【0010】これにより、梱包した場合には、下緩衝体
から延設した規制部により外箱内において椅子の背もた
れ部と反対側の移動を防止できる一方、梱包を解いて椅
子を使用する場合には、この際に邪魔になる規制部を脆
弱部により下緩衝体から切り離すことができる。
【0011】また、前記脆弱部は、V字状の溝であるこ
とが望ましい。
【0012】これにより、脆弱部としてのV字状の溝に
より、規制部を容易に下緩衝体から切り離すことができ
ると共に、下緩衝体を成型する金型に、脆弱部を形成す
るための部位を容易に形成できる。
【0013】前記嵌合部を、前記脚部の周囲を囲むよう
に前記下緩衝体から立設されたリブで形成することが望
ましい。
【0014】このリブにより椅子が下緩衝体に対して移
動するのを防止できると共に、下緩衝体の強度を向上で
きる。
【0015】前記脚部は座部の両側に形成され、前記リ
ブは前記両側の脚部をそれぞれ囲むように下緩衝体の両
側に設けられていることが望ましい。
【0016】このリブにて下緩衝体の強度をより向上で
きる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図1乃至図
7に示し、これらの図に基づき説明をする。ここでは、
便宜上椅子に座った被施療者の足先側を前方、腰側を後
方という。
【0018】1は被梱包物としての椅子(ここではマッ
サージ機)で、図1に示すように、背もたれ部2と、座
部3と、フットレスト4と、座部3と背もたれ部2にわ
たってその左右両側に設けられた肘掛け部5と、ベース
フレーム6より構成されている。この背もたれ部2はク
ッション1aで覆われ、フットレスト4から座部にわた
ってはクッション1bで覆われている。
【0019】前記ベースフレーム6は前後方向に延びて
椅子の全荷重を受ける脚部7と、脚部7の上面より立設
された支柱フレーム8から構成されており、座部3の左
右両側に設けられた一対のベースフレーム6が座部3の
骨組みとなる座部フレーム(図示せず)に固着され、座
部3を支持するようになっている。
【0020】この座部3の後方には回動自在に支持され
た前記背もたれ部2が設けられており、この背もたれ部
2の内部には椅子1に座った被施療者の首筋から腰にか
けて揉みマッサージ、叩きマッサージ、ローリングマッ
サージ等を行うマッサージ装置(図示せず)が内蔵され
ている。また、座部フレームとの間に、背もたれ部2を
起倒させるリクライニング機構9が装備されている。
【0021】一方、座部3の前端には、フットレスト4
が回動自在に軸支されており、このフットレストフレー
ム4内に図示しないマッサージユニットが内蔵されてい
る。
【0022】10は後述する下緩衝体13等を介して椅
子1を収納する段ボール製の外箱で、箱状に形成され、
天面をフラップ11にて閉塞している。この外箱10内
の椅子1の前後(フットレスト4側と背もたれ部2側)
には、外箱10の天面と底面に当接する段ボール製の緩
衝体12がそれぞれ設けられており、この緩衝体12に
より外箱10の鉛直方向の圧縮強度を向上させている。
【0023】13は外箱10と椅子1の脚部7との間に
介在される発泡樹脂製(ここでは発泡スチロール)の下
緩衝体で、上面の左右両側に脚部7の周囲を囲むように
リブ14が立設されている。このリブ14により脚部7
が嵌合される嵌合部が形成され、下緩衝体13の強度を
向上させている。
【0024】この下緩衝体13の背もたれ部2側には、
緩衝体12を挟んで外箱10の背もたれ部2側の内面に
当接される規制部15がV字状の溝16を介して一体に
延設されている。この規制部15により外箱10内で椅
子1が背もたれ部2側に移動するのを防止すると共に、
V字状の溝16により下緩衝体13と規制部15との間
に強度的に弱い脆弱部を形成し、下緩衝体13から規制
部15を容易に切り離せるようにしている。
【0025】また、下緩衝体13のフットレスト4側に
も、背もたれ部2側と同様に、緩衝体12を挟んで外箱
10のフットレスト4側の内面に当接される規制部17
がV字状の溝16を介して一体に延設されている。この
規制部17により外箱10内で椅子1がフットレスト4
側に移動するのを防止すると共に、V字状の溝16によ
り下緩衝体13と規制部17との間に強度的に弱い脆弱
部を形成し、下緩衝体13から規制部17を容易に切り
離せるようにしている。
【0026】上記構成の梱包装置は、フラップ11を開
いた状態の外箱10内に、緩衝体12、12をそれぞれ
外箱10に挿入し、下緩衝体13を外箱10の底面に載
置する。そして、高さの低い外箱10に収納できるよう
に背もたれ部2を倒した椅子1を、椅子1の脚部7を下
緩衝体13の嵌合部であるリブ14内に嵌合させて収納
した後、フラップ11を閉じ、図示しないテープで封を
して梱包する。
【0027】このように梱包された梱包装置は、緩衝体
12により鉛直方向の強度が向上しており、倉庫等に保
管する際により多くの梱包装置を段積みできる。また、
搬送の際に規制部15、17により椅子1が外箱10内
で前後に移動するのを防止でき、椅子1が外箱10に勢
いよく当たって外箱10が変形したり、破損したりする
のを防止できる。
【0028】梱包された椅子1を使用する場合には、外
箱10のフラップ11が開けられ、外箱10の上方から
椅子1が取り出されると共に、下緩衝体13が取り出さ
れる。取り出された下緩衝体13に延設された規制部1
5、17は、脆弱部であるV字状の溝16を中心に折り
曲げることにより下緩衝体13から切り離される。ここ
で、下緩衝体13は嵌合部であるリブ14により強度が
向上しているので、この分離の際に破損する恐れが低減
されている。
【0029】そして、椅子1は図7に示すように背もた
れ部2が起こされ、規制部15、17が切り離された下
緩衝体13を介して設置面Xに設置され、使用可能とな
る。
【0030】このように、設置面Xと脚部7との間に、
下緩衝体13を介在させて椅子1を設置するようにした
ので、脚部7が直接設置面Xに当接することがなく、脚
部7により設置面Xに傷が付くのを防止できる。また、
椅子1にかかる全荷重が集中する脚部7が設置面Xに直
接当接するのではなく、下緩衝体13の底面全面が設置
面Xに当接して、脚部7に加わる荷重が下緩衝体13の
底面全面で分散するので、設置面Xが部分的に凹むのを
防止することができる。
【0031】また、設置の際に邪魔になる規制部15、
17はV字状の溝16により下緩衝体13から容易に切
り離すことができるので、使い勝手を向上できる。
【0032】また、V字状の溝16は加工の容易な山形
の突起で成型できるので、下緩衝体13と規制部15、
17を成型する金型に、前記脆弱部であるV字状の溝1
6を容易に形成でき、金型のコストを低減できる。
【0033】
【発明の効果】本発明の請求項1によれば、椅子を設置
する際に、梱包に使用される下緩衝体を利用して設置で
き、椅子の脚部が設置面に直接当接して設置面が傷付い
たり、凹んだりするのを防止できる。
【0034】本発明の請求項2によれば、梱包装置の高
さが低くなるように椅子の背もたれ部を倒して梱包する
場合に規制部により椅子が外箱内の背もたれ部側に移動
するのを防止でき、外箱が変形したり破損したりするの
を防止できる一方、梱包を解いて椅子を設置する場合に
は脆弱部により邪魔になる規制部を容易に切り離すこと
ができ、使用勝手を向上できる。
【0035】本発明の請求項3によれば、梱包する場合
には規制部により椅子が外箱内の背もたれ部と反対側に
移動するのを防止でき、外箱の変形や破損を防止できる
一方、椅子を設置する際には脆弱部により邪魔になる規
制部を容易に切り離すことができ、使い勝手を向上でき
る本発明の請求項4によれば、脆弱部としてのV字状の
溝により、規制部を容易に下緩衝体から切り離すことが
でき、使い勝手を向上できると共に、下緩衝体を成型す
る金型に、脆弱部を成型するための部位を容易に形成で
き、金型のコストを低減できる。
【0036】本発明の請求項5によれば、脚部を囲むよ
うに下緩衝体から立設したリブにより、椅子が下緩衝体
に対して移動するのを防止できると共に、下緩衝体の強
度を向上できる。
【0037】本発明の請求項6によれば、下緩衝体の両
側に設けたリブにて下緩衝体の強度をより向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の梱包装置に収納される椅子の側面図で
ある。
【図2】同梱包装置の側面断面図である。
【図3】同梱包装置の平面断面図ある。
【図4】同梱包装置の規制部が一体に形成された下緩衝
体の平面図である。
【図5】図4の下緩衝体の側面図である。
【図6】図4におけるA−A断面図である。
【図7】同梱包装置の梱包を解いて椅子を使用する場合
の側面図である。
【符号の説明】
1 椅子 2 背もたれ部 3 座部 7 脚部 10 外箱 12 緩衝体 13 下緩衝体 14 リブ(嵌合部) 15 規制部(背もたれ部側) 16 V字状の溝(脆弱部) 17 規制部(背もたれ部と反対側) X 設置面

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 脚部に支持された座部と該座部に支持さ
    れた背もたれ部とを有する椅子を、緩衝体を介して外箱
    内に梱包する梱包装置において、前記脚部に嵌合する嵌
    合部が形成され、前記脚部と外箱との間に介在される下
    緩衝体を備え、該下緩衝体を、前記椅子が設置面に設置
    される際に前記椅子と設置面との間に介在させて前記椅
    子を設置可能としたことを特徴とする椅子の梱包装置。
  2. 【請求項2】 前記背もたれ部を座部に起倒自在に支持
    し、前記下緩衝体に、前記外箱内において前記椅子の背
    もたれ部側への移動を規制する規制部を、脆弱部を介し
    て一体に延設したことを特徴とする請求項1に記載の椅
    子の梱包装置。
  3. 【請求項3】 前記下緩衝体に、前記外箱内において前
    記椅子の背もたれ部と反対側への移動を規制する規制部
    を、脆弱部を介して一体に延設したことを特徴とする請
    求項1に記載の椅子の梱包装置。
  4. 【請求項4】 前記脆弱部は、V字状の溝であることを
    特徴とする請求項2又は請求項3に記載の椅子の梱包装
    置。
  5. 【請求項5】 前記嵌合部を、前記脚部の周囲を囲むよ
    うに前記下緩衝体から立設されたリブで形成したことを
    特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の椅
    子の梱包装置。
  6. 【請求項6】 前記脚部は座部の両側に形成され、前記
    リブは前記両側の脚部をそれぞれ囲むように下緩衝体の
    両側に設けられていることを特徴とする請求項5に記載
    の椅子の梱包装置。
JP2000327723A 2000-10-26 2000-10-26 椅子の梱包装置 Pending JP2002128179A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111017360A (zh) * 2019-12-20 2020-04-17 上海荣泰健康科技股份有限公司 按摩椅的包装箱结构

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Effective date: 20051226