JP2002128166A - エアゾール噴霧装置 - Google Patents

エアゾール噴霧装置

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JP2002128166A
JP2002128166A JP2000332619A JP2000332619A JP2002128166A JP 2002128166 A JP2002128166 A JP 2002128166A JP 2000332619 A JP2000332619 A JP 2000332619A JP 2000332619 A JP2000332619 A JP 2000332619A JP 2002128166 A JP2002128166 A JP 2002128166A
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JP
Japan
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operation button
aerosol
stem
spray
spraying device
Prior art date
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Application number
JP2000332619A
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English (en)
Inventor
Jiro Kakumoto
次郎 角本
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Nisshin Chemical Co Ltd
Original Assignee
Nisshin Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、操作ボタンを軽く押すだけでエアゾ
ールを噴霧させことができ、ボタンを押しすぎた場合に
も、ステム部分がエアゾール容器に対して一定以上傾く
ことがないエアゾール噴霧装置を提供する。 【解決手段】ティルトバルブを用いたエアゾール噴霧装
置であって、上記ティルトバルブのステムを嵌合させる
ための凹部と噴射口とを有する操作ボタンと上記操作ボ
タンをその天端が露出し且つ前記噴射口を開口させるよ
うに外嵌するとともに、エアゾール噴霧装置本体に取り
付けられたワンタッチキャップとを有し、操作ボタンを
傾倒した際に、操作ボタンの側面がワンタッチキャップ
に当接できるように操作ボタンとワンタッチキャップと
の間に隙間を設けることにより、ティルトバルブのステ
ムの傾斜量を一定範囲で止めることを特徴とするエアゾ
ール噴霧装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エアゾール噴霧装
置、詳しくはティルトバルブを用いたエアゾール噴霧装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】エアゾール噴霧装置のバルブとして、プ
ッシュダウン方式のバルブおよびティルトバルブがあ
る。
【0003】ティルトバルブ(傾斜式エアゾール用バル
ブ)は、ステム部を横方向に傾けることでバルブを開口
させることができる。ティルトバルブは、軽い力で作動
させることができるが、ステム部の強度が弱く、ステム
を横に倒しすぎるとステムが折れ噴霧不能になる恐れが
ある。
【0004】ステムが折れるのを防止するため、様々な
改良がなされてきた。例えば、特開平9-75796号公報に
は、ステム押圧部によるステムの傾斜量を一定範囲で止
めるために、ステム用容器当接部が、エアゾール容器に
対するステムの一定量の傾斜に伴ってエアゾール容器の
一部に当接し得るように配位されることにより、ステム
押圧部によるステムの傾斜量が一定範囲で止まることを
特徴とするエアゾール噴霧装置が開示されている。
【0005】一方、プッシュダウン方式のバルブは、構
造が単純であるので、より一般的にエアゾール噴霧装置
用バルブとして使用されている。
【0006】例えば、使用時に蓋を取り外さずに噴霧可
能(ステム部を作動可能)なワンタッチキャップを用いた
エアゾール噴霧装置においては、プッシュダウン方式の
バルブが、使用されている。
【0007】しかしながら、プッシュダウン方式のバル
ブは、操作ボタンを押すのに力が必要である。トイレ用
消臭スプレー、ヘアースプレーなどの毎日のように使用
するエアゾール製品にプッシュダウンバルブを用いた場
合には、指が痛くなる恐れがある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来技術の
問題点を鑑みなされたものであって、操作ボタンを軽く
押すだけでエアゾールを噴霧させことができ、操作ボタ
ンを押しすぎた場合にも、ステム部分がエアゾール容器
に対して一定以上傾くことがないエアゾール噴霧装置を
提供することを主な目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者は、鋭意研究の
結果、ティルトバルブを用いたエアゾール噴霧装置にお
いて、操作ボタンとワンタッチキャップとの間に隙間を
設けることにより、上記目的を達成できることを見出
し、本発明を見出し、本発明を完成するに至った。
【0010】即ち、本発明は、下記のエアゾール噴霧装
置に係るものである。 1.ティルトバルブを用いたエアゾール噴霧装置であっ
て、上記ティルトバルブのステムを嵌合させるための凹
部と噴射口とを有する操作ボタンと上記操作ボタンをそ
の天端が露出し且つ前記噴射口を開口させるように外嵌
するとともに、エアゾール噴霧装置本体に取り付けられ
たワンタッチキャップとを有し、操作ボタンを傾倒した
際に、操作ボタンの側面がワンタッチキャップに当接で
きるように操作ボタンとワンタッチキャップとの間に隙
間を設けることにより、ティルトバルブのステムの傾斜
量を一定範囲で止めることを特徴とするエアゾール噴霧
装置。 2.操作ボタンの天面が、噴射口側に低くなるような傾
斜面であることを特徴とする上記1に記載のエアゾール
噴霧装置。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明に係るエアゾール噴霧装置
は、ティルトバルブを用いたエアゾール噴霧装置であっ
て、上記ティルトバルブのステムを嵌合させるための凹
部と噴射口とを有する操作ボタンと上記操作ボタンをそ
の天端が露出し且つ前記噴射口を開口させるように外嵌
するとともに、エアゾール噴霧装置本体に取り付けられ
たワンタッチキャップとを有し、操作ボタンを傾倒した
際に、操作ボタンの側面がワンタッチキャップに当接で
きるように操作ボタンとワンタッチキャップとの間に隙
間を設けることにより、ティルトバルブのステムの傾斜
量を一定範囲で止めることを特徴とする。
【0012】本発明のエアゾール噴霧装置における操作
ボタンは、ティルトバルブのステムを嵌合させるための
凹部と噴射口とを有している。操作ボタンを傾倒させる
と、嵌合させたティルトバルブのステムが傾斜し、噴霧
装置の内容物が噴射口から噴射される。操作ボタンの形
状は、特に制限されない。例えば、操作ボタンの天面を
四角、丸などの任意の形状とすることができる。図2
に、天面が四角の操作ボタンを有する場合のエアゾール
噴霧装置の上面図を示し、図4に、丸ボタンを有する場
合のエアゾール噴霧装置の上面図を示す。
【0013】操作ボタンの天面は、図3に示すように、
噴射口側に低くなるような傾斜を有するものが好まし
い。天面は、平らであってもよく、凹凸を設けてもよ
い。操作ボタン天面の凹凸は、ボタンを傾倒させた時の
滑り止めなどとして機能する。操作ボタンにこのような
傾斜を設けることによって、操作ボタンがより押しやす
くなる。
【0014】ワンタッチキャップは、操作ボタンをその
天端が露出し且つ操作ボタンの噴射口を開口させるよう
に外嵌させるとともに、エアゾール噴霧装置本体に取り
付けられる。ワンタッチキャップの形状は、操作ボタン
との間に所定の隙間を設けることができ、ティルト操作
が可能である限り特に制限されない。ワンタッチキャッ
プと操作ボタンとの組合せとして、例えば、図6に図示
したような公知のワンタッチキャップと、このワンタッ
チキャップとの間に隙間を設けることができる操作ボタ
ンとの組み合わせ;公知の操作ボタンと、この操作ボタ
ンとの間に隙間を設けることができるワンタッチキャッ
プとの組合せなどを例示することができる。
【0015】ティルトバルブとワンタッチキャップとの
間の隙間の大きさと形状は、操作ボタンに力が加わり過
ぎてもステムがエアゾール容器に対して一定以上傾かな
い程度であって、ティルト操作が可能であれば特に制限
されず、用いるティルトバルブの大きさと形状などに応
じて適宜設定することができる。操作ボタンが、噴霧方
向において前後に倒れやすくなっていることが好まし
い。
【0016】隙間の位置は、特に制限されず、例えば、
操作ボタンの後方(噴霧方向と逆方向、図2および図
4)、操作ボタンの前方(噴霧方向、図2および図4
)、操作ボタンの前後方向(図2および図4)、操
作ボタンの左右方向などを例示することができる。これ
らのなかでは、操作ボタンの後方、操作ボタンの前方、
操作ボタンの前後方向に隙間を設ける態様が好ましい。
【0017】本発明のエアゾール噴霧装置の用途は、特
に制限されない。本発明のエアゾール噴霧装置は、トイ
レ用消臭スプレー、ヘアースプレーなどの使用頻度の高
いエアゾール製品に好適に使用できる。
【0018】
【発明の効果】本発明のエアゾール噴霧装置は、操作ボ
タンを軽く押すことによりエアゾールを噴霧させことが
できる。
【0019】本発明のエアゾール噴霧装置は、操作ボタ
ンを押しすぎた場合にも、ステム部分がエアゾール容器
に対して一定以上傾かない。
【0020】本発明のエアゾール噴霧装置は、ワンタッ
チキャップを使用しているので、使用時に蓋を取り外さ
ずにエアゾールを噴霧できる。
【0021】
【実施例】以下、本発明を更に詳しく説明するために実
施例を示す。本発明は、以下の実施例に限定されるもの
ではない。
【0022】実施例1〜3および比較例1〜3 様々なバルブとワンタッチキャップを組み合わせたトイ
レ用消臭剤を充填したエアゾール噴霧装置を用いて比較
試験を行った。比較試験は、スプレーをよく利用する20
代〜50代の女性20名に使用してもらい、操作ボタンを押
す力加減と使いやすさについて評価を得た。用いたバル
ブとキャップの組合せを表1に示し、結果を表2に示
す。なお、操作ボタンは、図5に図示したようなボタン
を使用し、全てについて同じものを使用した。
【0023】
【表1】
【0024】
【表2】
【0025】注1)押す力加減について ◎:80%以上の人が軽いと答えた。 ○:60%以上の人が軽いと答えた。 △:40%以上の人が軽いと答えた。 ×:40%未満の人が軽いと答えた。
【0026】注2)使いやすさについて ◎:80%以上の人が使いやすく満足であると答えた。 ○:60%以上の人が使いやすく満足であると答えた。 △:40%以上の人が使いやすく満足であると答えた。 ×:40%未満の人が使いやすく満足であると答えた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエアゾール噴霧装置の一態様における
要部断面正面図(ティルトバルブ部)である。
【図2】本発明のエアゾール噴霧装置の一態様における
要部上面図である。図中の矢印は、エアゾールの噴霧方
向を示し、黒塗り部分は、操作ボタンとワンタッチキャ
ップの間の隙間を示す。
【図3】本発明のエアゾール噴霧装置の一態様における
要部側面図(ワンタッチキャップを除く)である。
【図4】本発明のエアゾール噴霧装置の一態様における
要部上面図である。図中の矢印は、エアゾールの噴霧方
向を示し、黒塗り部分は、操作ボタンとワンタッチキャ
ップの間の隙間を示す。
【図5】本発明のエアゾール噴霧装置に用いる操作ボタ
ンの一例の断面側面図である。
【図6】本発明のエアゾール噴霧装置におけるワンタッ
チキャップと操作ボタン部の一態様を示す図である。
【符号の説明】
1 マウンテンキャップ 2 ステムラバー 3 ステム 4 スプリング 5 ハウジング 6 パッキン 7 パイプ 11 操作ボタン 12 噴射口 13 ステムとの嵌合箇所

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ティルトバルブを用いたエアゾール噴霧装
    置であって、上記ティルトバルブのステムを嵌合させる
    ための凹部と噴射口とを有する操作ボタンと上記操作ボ
    タンをその天端が露出し且つ前記噴射口を開口させるよ
    うに外嵌するとともに、エアゾール噴霧装置本体に取り
    付けられたワンタッチキャップとを有し、操作ボタンを
    傾倒した際に、操作ボタンの側面がワンタッチキャップ
    に当接できるように操作ボタンとワンタッチキャップと
    の間に隙間を設けることにより、ティルトバルブのステ
    ムの傾斜量を一定範囲で止めることを特徴とするエアゾ
    ール噴霧装置。
  2. 【請求項2】 操作ボタンの天面が、噴射口側に低くな
    るような傾斜面であることを特徴とする請求項1に記載
    のエアゾール噴霧装置。
JP2000332619A 2000-10-31 2000-10-31 エアゾール噴霧装置 Pending JP2002128166A (ja)

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