JP2002128072A - 把手付き発泡合成樹脂製容器及びそれを用いた非常用収納容器 - Google Patents

把手付き発泡合成樹脂製容器及びそれを用いた非常用収納容器

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JP2002128072A
JP2002128072A JP2000328299A JP2000328299A JP2002128072A JP 2002128072 A JP2002128072 A JP 2002128072A JP 2000328299 A JP2000328299 A JP 2000328299A JP 2000328299 A JP2000328299 A JP 2000328299A JP 2002128072 A JP2002128072 A JP 2002128072A
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synthetic resin
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Mitsuru Nakamura
満 中村
Satoyuki Matsumoto
智行 松本
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Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Hane Co Ltd
Original Assignee
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Hane Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 持ち運びが容易で、かつ密閉性、断熱性、耐
水性に優れ、しかも衝撃吸収力が大きく、非常用収納容
器としても使用できる容器を提供する。 【解決手段】 箱体2と蓋体3を互いの接合面に設けた
凸条23と凹条32により嵌合係止して密閉し、接合面
を垂直にし、側面22bに設けた把手4を片手で掴んで
持ち運ぶことができる把手付き発泡合成樹脂製容器で、
生活必需品や防災用品を収納して非常用収納容器として
使用することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物品の保管、輸
送、持ち運びなどに使用される発泡合成樹脂製容器に関
するものであり、さらに詳しくは、片手で持ち運び可能
な発泡合成樹脂製容器及びそれを利用してなる非常用収
納容器に関する。
【0002】
【従来の技術】発泡合成樹脂製容器は、ビーズ法発泡ポ
リスチレン製容器に代表されるように、例えば魚箱、野
菜箱、漬物箱、土産箱など食品用の保存、輸送容器ある
いは各種部品の梱包容器などとして広く使用されてい
る。
【0003】通常、発泡合成樹脂製容器は、互いに嵌合
係止する箱体と蓋体とからなり、保管、輸送、持ち運び
時に中身が漏れないよう、箱体と蓋体との嵌合面を水平
にして箱体の上に蓋体を嵌合するようになっている。そ
して、魚箱や野菜箱などのやや大型の容器の場合には、
保管、輸送に際しては数段に積み重ねられるよう、蓋体
の上に箱体の底がわずかに嵌まり込み、横ずれを防止す
るよう工夫されている。また、このような大型容器で
は、中身が入り重量が増すと片手では持ち運ぶことがで
きないため、箱の両側に窪み部(手掛け部)があり、両
方の手掛け部に両手を同時に掛けて持ち運ぶようになっ
ている。
【0004】一方、カニ、漬物などのやや軽量の物品を
収納する比較的小型の土産箱として使用される発泡合成
樹脂製容器の中には、箱の両側に手提げ紐を取り付け
て、手で提げたり肩に掛けたりして持ち運ぶようになっ
ているものがある。しかし、この手提げ紐付き発泡合成
樹脂製容器の場合には、発泡樹脂以外の素材を用い、し
かも容器を発泡合成樹脂にて成形した後に手提げ紐を取
り付ける工程が必要であるため、製造コストが上昇す
る。さらに、容器のサイズが大きくなると容器の平面形
状が大きくなり、手提げ紐では持ちにくくなる。そうか
といって容器を深くすると、中身の出し入れに不便にな
り、また、あまり深い容器では、成形時に金型からの離
型が困難で成形そのものが不可能となる。
【0005】また、蓋体の上面に把手を設け、これを掴
んで片手で持ち運ぶようにした発泡合成樹脂製容器も提
案されている。しかし、この場合には、蓋体と箱体との
接合面を水平にしたまま両者の嵌合方向と同じ方向に容
器を持ち上げることになるため、容器のサイズが大きく
なったり、重たいものを収納したときには、蓋体と箱体
との嵌合が相当堅固でないと箱体が蓋体から外れて脱落
してしまう。仮に蓋体と箱体とにかけて粘着テープを巻
き付けて両者を固定したとしても充分とはいえず、また
箱の開閉のたびに粘着テープを貼ったり剥がしたりする
必要があり、容器の開閉作業が繁雑となり、しかも粘着
テープといった別材料も必要となる。更に、前記のよう
に合成樹脂製の蓋体の上面に把手を一体成形する場合、
金型の開閉方向と交差する方向に把手孔を形成する必要
があり、金型構造及び成形工程が複雑となり、かなりの
コストアップとなる。
【0006】上記のように、従来の発泡合成樹脂製容器
では、大きなサイズの容器や、重いものを入れて、片手
で運ぶことは困難であった。
【0007】一方、近年、大きな地震や火山活動による
災害などが発生しており、地震、洪水、台風などの災害
への備えとして、乾燥食品などの非常食、水、懐中電
灯、薬、医療用具などの生活必需品、防災用品、救急用
品などを容器に入れて保管しておくことは今後ますます
重要と考えられる。既に、一部の家庭では実施してお
り、また市町村でも、災害時に緊急援助物資として前記
のような生活必需品、防災用品、救急用品などを箱に入
れて保管しているところがある。従来、前記のような災
害に備えた生活必需品、防災用品、救急用品などの保管
のための非常用収納容器としては、段ボール箱や紙製容
器が一般的に用いられている。
【0008】しかしながら、前記のような非常用収納容
器として段ボール箱や紙製容器を用いる場合には、以下
のような問題がある。まず、これらの段ボール箱や紙製
容器では、容器のコーナー部の密閉性が悪く、また、断
熱性に乏しいために内部に収納した食品などの保存期間
を短縮するおそれがある。また、段ボールや紙製の容器
では、水濡れあるいは空気中の湿気により強度が大幅に
低下するおそれもある。更に、緊急援助物資をヘリコプ
ターなどから被災地の地上に落下させた時に衝撃吸収力
が弱く、中身が破損してしまうおそれがある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、比
較的大型であったり、また重いものを入れた場合でも、
人が片手で簡単に持ち運び可能な発泡合成樹脂製容器、
並びに、この容器を用いることで、持ち運びが容易で、
かつ密閉性、断熱性などに優れ、また水濡れや湿気によ
る強度の低下もなく、しかも衝撃吸収力の大きな非常用
収納容器を提供せんとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに鋭意検討した結果、箱体と蓋体又は一対の箱体から
なる発泡合成樹脂製容器において、保管時やトラックな
どでの輸送時には、通常の発泡合成樹脂製容器と同様に
前記箱体と蓋体又は一対の箱体における嵌合部を設けた
接合面を水平にして前記嵌合部により箱体と蓋体又は一
対の箱体が嵌合係止した状態とするとともに、これを人
が持ち運ぶに際しては、容器を90度傾けて前記嵌合部
を設け、接合面を垂直にして、容器側面に設けた把手を
掴んで片手で持ち運ぶことができるような発泡合成樹脂
製容器とした。
【0011】即ち、本発明に係る発泡合成樹脂製容器
は、発泡合成樹脂製の箱体と蓋体又は発泡合成樹脂製の
一対の箱体が、互いの接合面に設けた嵌合部により嵌合
係止して密閉可能であり、かつ容器の側面に、前記接合
面を垂直して持ち運ぶための把手を一体に設けてなるこ
とを特徴とする。
【0012】上記のような本発明に係る発泡合成樹脂製
容器によれば、箱体と蓋体又は一対の箱体を互いに嵌合
係止する嵌合部を設けた接合面を垂直にして容器の一方
の側面に設けた把手を掴んで持ち運ぶように構成したこ
とから、箱体と蓋体又は一対の箱体同士の接合面に設け
た嵌合部の嵌合方向が水平方向となる状態で容器を持ち
上げることになり、蓋体の上面に把手を設けた場合のよ
うに、中身の重さなどにより箱体と蓋体又は一対の箱体
同士の嵌合係止が外れる方向に大きな力が掛かるといっ
たことがなく、持ち運びの途中で容器が開いて中身がこ
ぼれるといったことがない。
【0013】なお、前記容器の一方の側面に把手を設け
るという意味は、従来の魚箱や野菜箱のように、容器の
相対向する一対の側面のそれぞれに把手(窪み部など)
を設けておき、両方の把手を両手で同時に掴んで箱体と
蓋体との接合面又は一対の箱体の接合面を水平にしたま
ま持ち運ぶ構造ではなく、容器の片方の側面に設けた把
手のみを掴んで前記接合面を垂直にして容器を持ち運ぶ
構造であることを意味するものである。従って、例え
ば、平面視矩形状の容器における互いに隣接する側面の
それぞれに把手を設けて、いずれか一方の把手を掴むこ
とで、異なる姿勢で持ち運び可能としたものも、本発明
の範疇に含まれる。
【0014】前記容器側面に設ける把手の形状、構造と
しては特に限定はなく、様々なものが採用できるが、や
はり持ち易さを考慮すると、把手には指を掛けるための
貫通孔が形成してあって、片手で握ることができ、握っ
た手の親指とその他の指とが把手を一周して軽く触れ合
う程度にすることが好ましい。更に、前記貫通孔の両側
に補強部を設けておくことで、把手の強度が向上し、重
いものを収納した場合にも把手が破損したりすることを
防止できる。
【0015】また、発泡合成樹脂製容器は、互いに嵌合
係止される箱体と蓋体又は一対の箱体という2つの部材
で構成されており、容器側面に設ける把手としては、2
つの部材を嵌合係止したときに互いに重なり合う把手を
両部材のそれぞれに分割形成して設けるようにしてもよ
いが、この場合には、成形品が両部材ともに複雑とな
る、把手の強度が弱くなる、更に箱体と蓋体とからなる
容器の場合には持ち運ぶ状態において把手が中心に位置
するように設けることが困難となる、といった問題があ
る。そこで、箱体と蓋体からなる容器の場合には箱体の
側壁部分に、また、一対の箱体からなる容器の場合に
は、いずれか一方の箱体の側壁部分のみに把手を設ける
ことが好ましい。
【0016】更に、上記のような把手付き発泡合成樹脂
製容器を、保管時やトラックなどでの輸送時に積み重ね
た場合、容器の側壁部分から把手が突出していると邪魔
になる場合がある。そこで、容器側部に凹部を形成する
とともに、該凹部に把手を形成すれば、保管時や輸送時
に把手が邪魔になるようなこともない。また、前記のよ
うに容器側部の凹部に把手を設けた場合には、把手の両
側の容器部分が補強部となり、把手が丈夫になる。
【0017】また、本発明の把手付き発泡合成樹脂製容
器の場合、箱体と蓋体又は一対の箱体の接合面を垂直に
して持ち運ぶことから、持ち運び時に容器が横に開いて
中身がこぼれることをより確実に防止するために、箱体
と蓋体又は一対の箱体同士の接合面に設ける嵌合部の構
造は、通常の発泡合成樹脂製容器の場合よりも強固なも
のであることが望まれる。この嵌合部の構造としては、
箱体と蓋体又は一対の箱体の接合面の一方に凸条を周設
し、他方の接合面に前記凸条に嵌合する凹条を周設して
なるものを採用することができ、更にその嵌合をより強
固なものとするために、前記凸条と凹条との摺り合わせ
面に、互いに係止する係止凸部と係止凹部を設けるよう
にしてもよい。
【0018】また、前記容器の箱体が、上面に開口した
扁平形状である場合には、容器を90度傾けて該箱体と
蓋体又は一対の箱体の接合面を垂直にした状態で持ち運
ぶ際に、容器の水平方向の巾が狭くなり、持ち運びが容
易となる。
【0019】また、前記箱体内に物品を収納し、閉蓋ま
たは一対の箱体同士を嵌合係止して、フィルム、シート
又は袋にてラッピングしてもよい。発泡合成樹脂製容器
をラッピングすることは広く知られているが、本発明の
把手付き発泡合成樹脂製容器においては、ラッピングに
より持ち運び中に容器が横に開くことがより確実に防止
できる。更に、容器の見栄えがよくなり、また埃がつい
ても拭い易いという効果もある。また、生活必需品及び
/又は防災用品などを収納して非常用収納容器として使
用する場合などには、収納されている品目を容器外部か
ら瞬時に確認できることが要求されることから、印刷に
適した材料でラッピングすることが好ましい。
【0020】また、本発明に係る非常用収納容器は、上
記のような本発明の把手付き発泡合成樹脂製容器に、生
活必需品及び/又は防災用品を収納してなるものであ
る。この非常用収納容器は、発泡合成樹脂製であり、従
来の段ボール箱や紙製容器に較べて容器の密閉性がよ
く、しかも断熱性に優れていることから、収納された中
身の保存状態が良好で、特に食品などの場合には賞味期
間の延長につながる。また耐水性に優れ、段ボール箱や
紙製容器のように水濡れや湿気によって容器強度が大幅
に低下するといったおそれもない。
【0021】また、災害には地震、洪水、台風、海難な
どの様々なものがあり、どのような非常事態が発生する
か予測することは不可能であるが、洪水や海難などの場
合には浮き輪があれば命が救われることもある。この
点、本発明の非常用収納容器は、発泡合成樹脂製で密閉
性がよく、しかも素材そのものの比重が小さく浮体とな
りうることから、必要に応じて収納物を取り出した容器
を洪水や海難時の救助用具としても利用することができ
る。更に、発泡合成樹脂製容器は、その素材自体が緩衝
性能を有し、衝撃吸収力が大きいことから、災害などの
緊急時に乱暴に扱われても中身を損傷するおそれがな
く、また、被災地にヘリコプターなどから救援物資を落
下させる場合などにも、本発明の非常用収納容器に救援
物資を入れておけば、中身の救援物資の破損を防止する
ことができる。
【0022】更に、前記非常用収納容器が、黄色、オレ
ンジ色などの目立ち易い色に着色された発泡合成樹脂ビ
ーズの型内発泡成形法により成形されたものである場合
には、災害などの緊急時に容器の所在が分かり易く、好
適である。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の把手付き発泡合成
樹脂製容器を、図面に例示した実施態様に基づき更に詳
細に説明する。
【0024】図1は、本発明に係る把手付き発泡合成樹
脂製容器の一実施態様である非常用収納容器の斜視図、
図2は前記非常用収納容器の開蓋状態の分解斜視図、図
3は前記非常用収納容器の縦断面図、図4は前記非常用
収納容器の箱体の平面図、図5は前記箱体の一側面図、
図6は前記箱体の他の側面図、図7は前記箱体の底面
図、図8は前記箱体の更に他の側面図、図9は図4にお
けるI−I断面図、図10は図4におけるII−II断面
図、図11は前記非常用収納容器の蓋体の平面図、図1
2は前記蓋体の底面図、図13は図12におけるIII−I
II断面図、更に図14は図12におけるIV−IV断面図で
ある。
【0025】この非常用収納容器1は、発泡合成樹脂製
の箱体2と、この箱体2に嵌合係止される同じく発泡合
成樹脂製の蓋体3とからなっている。前記箱体2は、平
面視矩形状で、上方に開口した収納空間21が内部に形
成された底の浅い扁平な箱状に形成されている。そし
て、この箱体1における、蓋体3との接合面となる側壁
22上端面の内周側には、蓋体3との嵌合部としての凸
条23が周設されるとともに、一方の側壁22aの上部
には、箱体2と同じ発泡合成樹脂により把手4が一体に
形成されている。また、前記把手4が形成された側壁2
2aの両側端のコーナー部には、蓋体2の取り外しを容
易にするための凹所24が形成されている。一方、前記
箱体2に嵌合係止される蓋体3は、前記箱体2と同様の
平面視矩形状で、周縁部に側壁31を下設した薄い箱状
に形成されており、箱体2との接合面となる側壁31下
面には、前記箱体2との嵌合部として、箱体2の側壁2
2上端面に設けた凸条23と嵌合係止する凹条32が周
設されており、前記箱体2の側壁22上端面と蓋体3の
側壁31下端面とを互いの接合面として嵌合係止して略
密閉状態に閉蓋可能となっている。
【0026】前記箱体2と蓋体3とは、例えばポリエチ
レン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリスチレン系樹
脂などの合成樹脂発泡体が用いられるが、コストと物性
のバランスなどの点からはポリスチレン系樹脂発泡体製
のものが好ましい。ポリスチレン系樹脂発泡体を使用す
る場合の発泡倍率は5〜70倍程度が好ましい。また、
非常用収納容器としての用途の点からは、黄色、オレン
ジ色などの目立ち易い色に着色された発泡合成樹脂ビー
スの型内発泡成形法により成形されたものを用いること
で、非常時のその所在が瞬時に確認でき、好ましい実施
態様ということができる。
【0027】前記箱体2の側壁22aに設けられた把手
4は、図例のように箱体2の一方の側壁22aの上部を
平面視略台形状に側方へ突出成形するとともに、その中
央部に指を掛けるための孔41を上下に貫通して設け、
該貫通孔41の両側部分を肉厚の補強部42としてな
る。この把手4は、箱体2に蓋体3を嵌合係止した容器
1の高さ方向(箱体2と蓋体3との接合面を垂直にして
容器を立てた時の巾方向)の略中央部に、容器1の高さ
(図3に示すH)の略3分の1の厚み(図3に示すW)
に形成されている。
【0028】また、図3に拡大して示したように、箱体
2における、蓋体3との接合面となる側壁22上端面に
周設された凸条23の摺り合わせ面となる内周面には、
周方向に連続する係止凹部25を設けるとともに、前記
凸条23が嵌合する蓋体3の凹条32の同じく摺り合わ
せ面となる内周面には、前記係止凹部25に係止する係
止凸部33を同じく周方向に連続して設けている。更
に、前記箱体2の凸条23は、もう一方の摺り合わせ面
となる凸条23外周面の上部を外側にやや膨出した形状
に形成されていて、蓋体3の凹条32内に密嵌状態で嵌
合係止するようになっている。なお、前記箱体2と蓋体
3との嵌合部としての凸条23及び凹条32は、箱体2
及び蓋体3のいずれに設けてもよいし、また、両者の摺
り合わせ面に設けた係止凹部25や係止凸部33は凸条
23及び凹条33のいずれに設けてもよい。
【0029】上記のような本発明に係る把手付き発泡合
成樹脂製容器からなる非常用収納容器1は、蓋体3との
接合面を水平にして上方に開口した箱体2の収納空間2
1内に、乾燥食品などの非常食、水、懐中電灯、薬、医
療用具などの生活必需品、防災用品、救急用品などを収
納し、該箱体2の側壁21上端面に設けた凸条23に蓋
体3の側壁31下端面に設けた凹条32を嵌合係止する
ことで、箱体2と蓋体3との接合面を水平にして略密閉
状態に閉蓋し、この状態で保管し、またトラックなどで
輸送される。また、人が手で持ち運ぶ際には、把手4を
設けた一方の側壁22a面が上になるように容器1を水
平状態から90度傾け、箱体2と蓋体3との接合面を垂
直にした状態で、片手で把手4を掴んで容易に持ち運ぶ
ことができる。
【0030】非常用収納容器の場合には、災害などの非
常に備えて、生活必需品や防災用品を収納して長期間に
わたって保管されるものであるが、上記のような把手付
き発泡合成樹脂製容器からなる非常用収納容器1によれ
ば、従来の段ボール箱や紙製容器に較べて密閉性がよ
く、しかも断熱性に優れていることから、収納された中
身の保存状態が良好で、特に食品などの場合には賞味期
間の延長につながり、長期間の保管に適している。
【0031】また、上記の非常用収納容器1は、発泡合
成樹脂製であることから、耐水性に優れ、段ボール箱や
紙製容器のように水濡れや湿気によって容器強度が大幅
に低下するといったおそれもなく、長期間にわたって中
身の良好な保管状態を維持することができる。更に、発
泡合成樹脂製容器は、密閉性がよく、しかも素材そのも
のの比重が小さく浮体となりうることから、洪水や海難
時の救助用具しても利用できる。更に、発泡合成樹脂製
容器は、その素材である発泡合成樹脂自体、緩衝材とし
て広く用いられていることからも明らかなように、優れ
た緩衝性能を有していることから、上記の非常用収納容
器1に救援物資を入れて被災地にヘリコプターなどから
救援物資を落下させる場合などにも、中身の救援物資の
破損を防止することができるといった利点がある。
【0032】また、前記非常用収納容器1を、黄色、オ
レンジ色などの目立ち易い色に着色しておけば、災害な
どの緊急時に所在が分かり易い。更に、発泡合成樹脂ビ
ーズの型内発泡成形法により着色すれば、成形後の塗装
工程が不要であり、しかも素材内部まで着色されている
ことから、輸送時などに容器表面が傷ついても色が剥げ
落ちたりすることもない。
【0033】更に、前記箱体2内に物品を収納して蓋体
3で密閉し、これをフィルム、シート又は袋にてラッピ
ングしておけば、持ち運び中に容器1の蓋体3が横に開
くことがより確実に防止でき、また、容器1の見栄えも
よくなる、埃がついても拭い易い、という効果もある。
また、ラッピング材に、容器1内に収納されている品目
を印刷などして表示しておけば、容器1を開けなくとも
外部から収納されている中身を瞬時に確認できることが
でき、必要なものを確実に取り出すことができ、また、
不要な容器を開けるといった無駄もなく、瞬時の判断と
迅速な行動が要求される災害などの緊急時には特に好適
である。従って、ラッピング材としては、印刷に適した
材料を用いること、また、災害時の水濡れなどを考慮す
ると耐水性の材料を用いることが好ましい。そのような
ラッピング材としては、例えば合成樹脂フィルム、シー
トなどが挙げられ、熱可塑性樹脂製のシュリンクフィル
ムなどを用いた場合には、ラッピング作業が容易であ
る。なお、容器1のラッピングに際しては、把手4の部
分を除いてラッピングすることが好ましい。
【0034】更に、図例の非常用収納容器1の場合に
は、前記把手4は、箱体4の一方の側壁22a部分に、
容器1の高さHの略3分の1の厚みWで設け、しかも指
を掛けるための貫通孔41の両側に補強部42を設けて
あることから、把手4の強度が大きく、容器1内に重い
ものを収納して持ち運ぶ場合にも把手4が破損するとい
ったおそれがない。また、親指とその他の指とを前記貫
通孔41に掛けて把手4を確実に掴むことができる。更
に、把手4は容器1の高さ方向(持ち運ぶ際の巾方向)
の略中央部に設けたことで、持った時のバランスがよ
く、持ち運び易い。
【0035】また、この容器1は、上面に開口した扁平
形状の箱体2の上面開口部に蓋体3が嵌合係止されてい
ることから、該箱体2と蓋体3の接合面を垂直にして容
器1を立てた状態で持ち運ぶ際には容器1の水平方向の
巾が狭くなり、持ち運びはより一層容易である。
【0036】また、閉蓋状態においては、箱体2と蓋体
3との嵌合部である凸条23と凹条32との摺り合わせ
面に設けた係止凹部25と係止凸部33とが係止するこ
とで、箱体2と蓋体3とが強固に嵌合係止されていて、
蓋体3が横に開いて中身がこぼれるといったおそれもな
い。更に、凸条23の摺り合わせ面となる外周面の上部
を膨出形成してなることから、凸条23が凹条32内に
密嵌して箱体2と蓋体3との嵌合状態がより強固で、か
つ密閉性のよいものとなり、容器1内に収納した中身の
保存状態を良好に維持することができ、また、海難時な
どに浮体として利用する場合にも、容器1内に水が侵入
し難く、確実に浮力を確保することが可能で、人命救助
に役立てることができる。
【0037】次に、図15に示すものは、本発明に係る
把手付き発泡合成樹脂製容器の他の実施の態様を示すも
のであり、先の実施態様と同じ符号は同じ部分を表して
いる。この把手付き発泡合成樹脂製容器5は、前記非常
用収納容器1における蓋体3の代わりに箱体を採用し、
発泡合成樹脂製の一対の箱体2A、2Bから構成し、一
方の箱体2Aに把手4を設けたものであり、その他の構
造は前記非常用収納容器1と同様としたものである。
【0038】このように、容器5を一対の箱体2A、2
Bから構成した場合には、箱体2と蓋体3とから構成し
た場合に較べて容器収納量を増大させることができ、ま
た大きな嵩張る物品でも収納することができる。
【0039】更に、図16に示すものは、本発明に係る
把手付き発泡合成樹脂製容器の更に他の実施の態様を示
すものであり、ここでも先の実施態様と同じ符号は同じ
部分を表している。この発泡合成樹脂製容器6は、略矩
形状の発泡合成樹脂製の箱体2Cと、同じく略矩形状の
発泡合成樹脂製の蓋体3Bとから構成され、箱体2Cの
側壁22上端面に周設した凸条23と蓋体3Bの側壁下
端面に周設した凹条32とにより嵌合係止して密閉可能
となっている。そして、箱体2Cと蓋体3Bとの接合面
を垂直にして容器6を立てた時に上側に位置する箱体2
Cの一方の側壁22bに凹部61を形成し、蓋体3Bに
は前記凹部61に対応する切り欠き部62を形成し、前
記箱体2Cの側壁22bに設けた凹部61には、その外
面を側壁22bと一致させた状態で把手4Bを設けてあ
る。
【0040】この実施の態様の把手付き発泡合成樹脂製
容器6によれば、箱体2Cの側壁22bに凹部61を形
成するとともに、該凹部61に把手4Bを箱体2Cの側
壁22bの外面と一致するように設けてあることから、
保管時やトラックなどでの輸送時に多数の容器6を複数
列に積み重ねる場合にも把手4Bが出っ張ることが鳴く
邪魔にならない。しかも、このように箱体2Cの側壁2
2bに凹部61を設けて、ここに把手4Bを設けた場合
には、把手4Bの両側に位置する側壁22b部分が補強
部となり、把手4Bが補強される。
【0041】なお、以上の実施の態様では、いずれも矩
形状の容器を示したが、本発明に係る把手付き発泡合成
樹脂製容器の形状は、特に限定されるものではなく、例
えば図17に示す実施態様の把手付き発泡合成樹脂製容
器7のように、縦断面円形の容器としてもよく、また、
容器側面に設ける把手として、同じく図17に示すよう
に、一対の箱体2D、2Dのそれぞれに、互いに重なり
合う把手4C、4Cを設けておき、持ち運び時に両方の
把手を同時に掴むようにすることもできる。このよう
に、一対の箱体2D、2D、あるいは図示しないが箱体
と蓋体とに閉蓋時に重なり合うように一対の把手4C、
4Cを設け、これらを同時に掴んで持ち運ぶようにすれ
ば、持ち運び時に容器7が横に開くことを確実に防止す
ることができる。なお、図17中のその他の符号は、先
の実施態様の場合と同じ部分を表している。
【0042】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る把手付き発
泡合成樹脂製容器によれば、通常の発泡合成樹脂製容器
と同様に、箱体と蓋体又は一対の箱体同士を互いに嵌合
係止する嵌合部を設けた接合面を水平にして保管、運搬
することができるとともに、人が持ち運ぶ際には、前記
接合面を垂直にして容器の一方の側面に設けた把手を掴
んで片手で容易に持ち運ぶことができる。また、本発明
の把手付き発泡合成樹脂製容器に生活必需品や防災用品
を収納して非常用収納容器として用いれば、災害などの
非常時にも片手で容易に持ち運ぶことができるうえに、
その優れた密閉性、断熱性により食品などの収納物を長
期間にわたって良好な状態で保存することができ、また
耐水性能に優れ、水濡れや湿気により強度が低下すると
いったこともなく、長期間にわたる物品の収納が可能で
ある。しかも緩衝性能にも優れることから、災害などの
緊急時に乱暴に扱われても中身を損傷するおそれがな
く、またヘリコプターなどからの救援物資の落下の際に
も中身を保護することができる。更に、素材としての発
泡合成樹脂自体が比重が軽く、また、容器の密閉性もよ
いことから、浮体として救命用具としても利用すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る把手付き発泡合成樹脂製容器を
用いた非常用収納容器の一実施の態様を示す斜視図。
【図2】 前記非常用収納容器の開蓋状態の分解斜視
図。
【図3】 前記非常用収納容器の縦断面図。
【図4】 前記非常用収納容器の箱体の平面図。
【図5】 前記箱体の一側面図。
【図6】 前記箱体の他の側面図。
【図7】 前記箱体の底面図。
【図8】 前記箱体の更に他の側面図。
【図9】 図4におけるI−I断面図。
【図10】 図4におけるII−II断面図。
【図11】 前記非常用収納容器の蓋体の平面図。
【図12】 前記蓋体の底面図。
【図13】 図12におけるIII−III断面図。
【図14】 図12におけるIV−IV断面図。
【図15】 本発明に係る把手付き発泡合成樹脂製容器
の他の実施態様を示す斜視図。
【図16】 本発明に係る把手付き発泡合成樹脂製容器
の更に他の実施態様を示し、(A)は開蓋状態の分解斜
視図、(B)は縦断面図。
【図17】 本発明に係る把手付き発泡合成樹脂製容器
の更に他の実施態様を示し、(A)は開蓋状態の分解斜
視図、(B)は縦断面図。
【符号の説明】
1:非常用収納容器、2:箱体、3:蓋体、4:把手、
5:把手付き発泡合成樹脂製容器、6:把手付き発泡合
成樹脂製容器、7:把手付き発泡合成樹脂製容器、2
1:収納空間、22:箱体側壁、23:凸条、24:凹
所、25:係止凸部、31:蓋体側壁、32:凹条、3
3:係止凸部、41:貫通孔、42:補強部、H:容器
の高さ、W:把手の厚み。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E061 AA30 AB10 DB11 3E062 AA20 AC02 HA02 HB02 HB07 HC01

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発泡合成樹脂製の箱体と蓋体又は発泡合
    成樹脂製の一対の箱体が、互いの接合面に設けた嵌合部
    により嵌合係止して密閉可能な容器であって、前記容器
    の側面に、前記接合面を垂直にして持ち運ぶための把手
    を一体に設けてなることを特徴とする把手付き発泡合成
    樹脂製容器。
  2. 【請求項2】 前記把手に、指を掛けるための貫通孔が
    形成されている請求項1に記載の把手付き発泡合成樹脂
    製容器。
  3. 【請求項3】 前記把手の貫通孔の両側に補強部が形成
    されている請求項2に記載の把手付き発泡合成樹脂製容
    器。
  4. 【請求項4】 前記把手を箱体の側壁に設けてなる請求
    項1〜3のいずれかに記載に把手付き発泡合成樹脂製容
    器。
  5. 【請求項5】 容器側部に形成した凹部に把手を設けて
    なる請求項1〜4のいずれかに記載の把手付き発泡合成
    樹脂製容器。
  6. 【請求項6】 箱体と蓋体又は一対の箱体の接合面の一
    方に凸条を周設し、他方の接合面に前記凸条に嵌合する
    凹条を周設して嵌合部としてなる請求項1〜5のいずれ
    かに記載の把手付き発泡合成樹脂製容器。
  7. 【請求項7】 前記嵌合部の凸条と凹条との摺り合わせ
    面に、互いに係止する係止凸部と係止凹部を設けてなる
    請求項6に記載の把手付き発泡合成樹脂製容器。
  8. 【請求項8】 前記箱体が、上面に開口した扁平形状で
    ある請求項1〜7のいずれかに記載の発泡合成樹脂製容
    器。
  9. 【請求項9】 前記箱体内に物品を収納し、フィルム、
    シート又は袋にてラッピングしてなる請求項1〜8のい
    ずれかに記載の把手付き発泡合成樹脂製容器。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9のいずれかに記載の把手
    付き発泡合成樹脂製容器に、生活必需品及び/又は防災
    用品を収納してなる非常用収納容器。
  11. 【請求項11】 着色された発泡合成樹脂ビースの型内
    発泡成形法により成形された請求項10記載の非常用収
    納容器。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8220227B2 (en) 2008-03-03 2012-07-17 Kaneka Texas Corporation Method of transporting parts and expanded foam returnable container
KR20160058429A (ko) * 2014-11-17 2016-05-25 황민선 물놀이 기구
JP7458640B2 (ja) 2018-10-04 2024-04-01 萩ガラス工房有限会社 可搬型浄水製造装置

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