JP2002127364A - ホットスタンプ箔テープ用カセット及びホットスタンプ箔テープ用カセットの管理方法 - Google Patents

ホットスタンプ箔テープ用カセット及びホットスタンプ箔テープ用カセットの管理方法

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JP2002127364A
JP2002127364A JP2000326632A JP2000326632A JP2002127364A JP 2002127364 A JP2002127364 A JP 2002127364A JP 2000326632 A JP2000326632 A JP 2000326632A JP 2000326632 A JP2000326632 A JP 2000326632A JP 2002127364 A JP2002127364 A JP 2002127364A
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hot
foil tape
stamp
cassette
hot stamping
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JP2000326632A
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English (en)
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Mitsuo Yokozawa
満雄 横沢
Kiyotsugu Takazawa
清継 高沢
Yukio Kuroiwa
幸生 黒岩
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Original Assignee
Nidec Sankyo Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホットスタンプ箔の管理を簡易かつ適切に行
なう。 【解決手段】 ホットスタンプ箔テープ用カセット1
は、付加価値媒体とともに圧力を加えられ付加価値媒体
に転写するホットスタンプ箔テープ2をカセットケース
内に収納したものであり、管理情報が記録される非接触
タグ3が設置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホログラム箔等の
ホットスタンプ箔の管理を簡易かつ適切に行なうための
ホットスタンプ箔テープ用カセット及びホットスタンプ
箔テープ用カセットの管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】チケット、文書、クレジットカードなど
の付加価値媒体に、ホットスタンプ装置によりホットス
タンプ箔例えばホログラム箔を付して、付加価値媒体の
偽造防止やブランド保護等を図ることが従来行われてい
る。
【0003】ホログラム箔は、個々の顧客の独自の要望
に添って作成されるオリジナルのデザインや模様を有す
るものがある。また、ホログラム箔の使用料(ロイヤリ
ティ)は通常ホログラム箔の使用枚数に比例する。例え
ば販売側は、一定枚数分のホログラム箔を有するホログ
ラム箔テープを顧客に引き渡し、当該一定枚数分に応じ
た対価を当該顧客から受取る。
【0004】また、ホログラム箔は媒体を価値あるもの
と証明する重要なものであるから、ホログラム箔自体も
盗用や偽造等の不正行為から保護する必要があり、例え
ば特定の管理者により特定の場所にて厳重に保管する等
の管理が行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ホットスタンプ箔例えばホログラム箔の管理では、次の
ような問題がある。
【0006】第一にホログラム箔の使用枚数の管理が正
確ではない。ホログラム箔テープは必ずしも一定枚数分
のホログラム箔を有していなく、実際には余裕をみて提
示した枚数より多めに有している場合が多い。このた
め、付加価値媒体の発行枚数即ちホログラム箔の使用枚
数に応じた適切な使用料が回収できない。また、位置決
めをするための認識用マークの無い連続柄のホログラム
箔の場合等は、ホログラム箔テープの巻き上げ間隔のば
らつきによってテープ一巻で最後までスタンプできる枚
数が変動するため、不公平・不公正である。
【0007】第二にホログラム箔自体の盗用や偽造等の
不正行為の対策は、ホログラム箔の管理者やホットスタ
ンプ装置の利用者に依存するところが多く、人的労力を
要し、また管理の質を一定に保つのは現実には困難であ
る。
【0008】第三に、顧客の独自の要望に添って作成さ
れる特定のホログラム箔を用いる場合等は、ホログラム
箔交換毎に当該ホログラム箔の種類に応じて又はホログ
ラム箔の製造元の指定に応じて、最適のスタンプ条件
(例えば、スタンプ時の最適温度、最適加圧力、最適時
間等)にホットスタンプ装置の設定を変更する必要があ
り、煩雑である。
【0009】そこで本発明は、ホットスタンプ箔の枚数
管理、ホットスタンプ箔の偽造等の不正行為の防止、ホ
ットスタンプ箔に応じた最適のスタンプ条件の設定な
ど、ホットスタンプ箔の管理を簡易かつ適切に行なえる
ホットスタンプ箔テープ用カセット及びホットスタンプ
箔テープ用カセットの管理方法を提供することを目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、付加価値媒体とともに圧力
を加えられ付加価値媒体に転写するホットスタンプ箔テ
ープをカセットケース内に収納したホットスタンプ箔テ
ープ用カセットにおいて、管理情報が記録される非接触
タグが設置されてなるものである。
【0011】したがって、非接触タグの有無や適・不適
を確認することで、非接触タグを有さない又は不適格な
非接触タグを有する不正なホットスタンプ箔テープ用カ
セットの使用を排除することができる。また、非接触タ
グには、ホットスタンプ箔の枚数管理やホットスタンプ
箔に応じた最適のスタンプ条件等の管理に資する情報を
記録することができる。当該管理情報を用いれば、人手
に依らずにホットスタンプ箔の枚数管理やホットスタン
プ箔に応じた最適のスタンプ条件設定等の管理を簡易か
つ適切に行なえる。
【0012】また、請求項2記載のホットスタンプ箔テ
ープ用カセットの管理方法は、付加価値媒体とともに圧
力を加えられ前記付加価値媒体に転写するホットスタン
プ箔テープをカセットケース内に収納したホットスタン
プ箔テープ用カセットに管理情報が記録される非接触タ
グを設置し、ホットスタンプ箔テープ用カセットがセッ
トされるホットスタンプ装置に非接触タグと通信する通
信機能を備えて、ホットスタンプ装置が管理情報を基に
ホットスタンプ箔テープ用カセットを識別できるように
している。
【0013】したがって、通信機能を備えるホットスタ
ンプ装置が非接触タグと通信を行なうことで、非接触タ
グの有無や適・不適が確認され、非接触タグを有さない
又は不適格な非接触タグを有する不正なホットスタンプ
箔テープ用カセットによるホットスタンプ装置の使用が
防止できる。また、ホットスタンプ装置は、非接触タグ
に記録された管理情報を基にセットされたホットスタン
プ箔テープ用カセットを識別して、当該カセットの種類
や状態に応じた的確な処理を行なうことができる。
【0014】また、請求項3記載の発明は、請求項2記
載のホットスタンプ箔テープ用カセットの管理方法にお
いて、管理情報はホットスタンプ実行毎に1ずつ減じて
更新される許容スタンプ回数を含み、ホットスタンプ装
置は許容スタンプ回数が0である場合にはホットスタン
プを実行しないようにしている。
【0015】したがって、許容スタンプ回数が0となれ
ば、たとえホットスタンプ箔テープが余っていても、あ
らかじめ設定された所定の許容スタンプ回数を超えてス
タンプが実行されることは無く、正確なホットスタンプ
箔の使用枚数の管理が行なえる。
【0016】また、請求項4記載の発明は、請求項2ま
たは3に記載のホットスタンプ箔テープ用カセットの管
理方法において、管理情報はスタンプ条件情報を含み、
ホットスタンプ装置はスタンプ条件情報に従ってホット
スタンプを実行するようにしている。
【0017】したがって、最適なスタンプ条件がホット
スタンプ箔テープの種類等によって異なる場合でも、ホ
ットスタンプ装置がスタンプ条件情報をもとに最適制御
を行なうので、利用者はわざわざ設定し直す必要は無
く、常に使用するホットスタンプ箔テープに最適な条件
でのスタンプが可能となる。
【0018】また、請求項5記載の発明は、請求項2か
ら4のいずれかに記載のホットスタンプ箔テープ用カセ
ットの管理方法において、管理情報はテープ識別コード
を含み、ホットスタンプ装置は、取扱可能なホットスタ
ンプ箔テープのテープ識別コードを許容識別コードとし
て登録する記録媒体を有するとともに、テープ識別コー
ドが許容識別コードに含まれない場合にはホットスタン
プを実行しないようにしている。したがって、特定顧客
のためのカスタム用ホットスタンプ箔テープは、当該ホ
ットスタンプ箔テープの識別コードが登録されたホット
スタンプ装置を有する特定顧客のみが利用できるため、
カスタム用ホットスタンプ箔のセキュリティを高めるこ
とができる。
【0019】また、請求項6記載の発明は、請求項5記
載のホットスタンプ箔テープ用カセットの管理方法にお
いて、記録媒体に利用者コード及びパスワードを登録し
て、利用者コード及びパスワードの認証後にホットスタ
ンプが実行可能であるようにしている。したがって、認
証されていない者による不正なホットスタンプを防止で
きる。
【0020】また、請求項7記載の発明は、請求項5ま
たは6に記載のホットスタンプ箔テープ用カセットの管
理方法において、記録媒体をホットスタンプ装置の通信
機能と通信可能な第二の非接触タグとしている。したが
って、第二の非接触タグを別のホットスタンプ装置に移
せば、設定を再度行なわなくても同じ条件で当該装置が
利用できる。また、ホットスタンプ装置の通信機能はホ
ットスタンプ箔テープ用カセットに設置された非接触タ
グと第二の非接触タグとで共有化される。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成を図面に示す
実施形態に基づいて詳細に説明する。
【0022】図1から図8に本発明のホットスタンプ箔
テープ用カセット及びホットスタンプ箔テープ用カセッ
トの管理方法の実施の一形態を示す。このホットスタン
プ箔テープ用カセット1は、付加価値媒体とともに圧力
を加えられ付加価値媒体に転写するホットスタンプ箔テ
ープ2をカセットケース内に収納したものであり、管理
情報が記録される非接触タグ3が設置されている。
【0023】非接触タグ3は、例えばRFID(Radio
Frequency ID)である。ホットスタンプ装置4は、非接
触タグ3と通信する通信機能を備える。通信機能は、例
えば、非接触タグ3に向けて電磁波を放射するとともに
非接触タグ3とデータ伝送を行なうアンテナ7と、アン
テナ7と送受信コントローラ9とのインターフェースと
なる回路8と、非接触タグ3との通信を制御する送受信
コントローラ9と、非接触タグ3から送信される管理情
報に基づきホットスタンプ装置4を制御するとともに必
要に応じて非接触タグ3の管理情報を更新する命令を発
する制御部10とで構成される。
【0024】非接触タグ3は、非接触でホットスタンプ
装置4と通信する通信手段5と、管理情報が記録され保
持される記憶手段6とを備える。また、例えば本実施形
態の非接触タグ3は、外部電源を必要とせずに、ホット
スタンプ装置4に設けられたアンテナ7から動作電力を
得るパッシブ型タグとしている。
【0025】記憶手段6は、例えば不揮発性メモリであ
り、書き換え可能な不揮発性メモリであるEEPROM
(Electrically Erasable Programmable Read Only Mem
ory)又はFRAM(Ferroelectric RAM,強誘電性メモ
リ)、フラッシュメモリ等の使用が好ましい(以下、本
実施形態では記憶手段をメモリ6と呼ぶ)。
【0026】通信手段5は、電力受電及びデータ伝送用
コイルが含まれ、メモリ6に記録された管理情報を読み
出して、当該コイルを介してアンテナ7に向けてデータ
を伝送する。また、通信手段5は、アンテナ7から放射
される電磁波を受信し、復調する。そして通信手段5
は、当該受信した信号に基づきメモリ6に記録されてい
る管理情報を更新する。
【0027】非接触タグ3の形状は特に限定されるもの
ではなく、棒状、偏平なコイン状など多様の形状とする
ことが可能である。
【0028】非接触タグ3は、例えば本実施形態では、
カセット1をホットスタンプ装置4にセットした際にア
ンテナ7と向かい合う位置に、カセット1に埋め込み設
置される。即ち、非接触タグ3をアンテナ7近傍に配置
するようにして、非接触タグ3とホットスタンプ装置4
との間の通信を良好なものとしている。
【0029】メモリ6に記録される管理情報は、例えば
本実施形態では、カセット1に収納されているホットス
タンプ箔テープ2の識別情報(以下、テープ識別情報と
呼ぶ)、許容されるスタンプの回数(以下、許容スタン
プ回数と呼ぶ)、ホットスタンプ箔テープ2に応じた最
適なホットスタンプを行なうための情報(以下、スタン
プ条件情報と呼ぶ)、カセット1自体の管理を行なうた
めの情報(以下、カセット情報と呼ぶ)を有するものと
している。
【0030】テープ識別情報は、例えば本実施形態で
は、ホットスタンプ箔テープ2の識別コード(以下、テ
ープ識別コードと呼ぶ)、ホットスタンプ箔テープ2が
特定の利用者のためのカスタムタイプか又は利用者を特
定しない汎用タイプか又はテスト用か等を区別するため
のフラグ、ホットスタンプ箔テープ2の種類(例えば位
置決めをするための認識用マークの有無等)などを有す
るものとしている。
【0031】スタンプ条件情報は、例えば本実施形態で
は、ホットスタンプ時における最適温度・最適加圧力・
最適時間、スタンプの適正サイズ、位置決めをするため
の認識用マークの相対位置などを有するものとしてい
る。
【0032】カセット情報は、例えば本実施形態では、
カセット1のシリアルナンバーや、当該カセット1が現
在までにリサイクルされた回数などを有するものとして
いる。
【0033】管理情報はホットスタンプ箔テープ用カセ
ット1の管理に資する情報であれば、上記に例示した情
報に限定されるものではない。これらの管理情報は、例
えばカセット1の製造工程においてメモリ6に記録さ
れ、悪意の第三者による不正行為を防止すべく例えばソ
フトウェアによる暗号鍵が掛けられる。
【0034】また、本実施形態では、ホットスタンプ装
置4は、ホットスタンプ装置4及びホットスタンプ装置
4の利用者に関する情報(以下、装置・利用者情報と呼
ぶ。)を記録する記録媒体11を有するようにしてい
る。記録媒体11は、例えば本実施形態では、カード形
状の非接触タグ(RFID)で構成している(以下、本
実施形態では、記録媒体をIDカード11と呼ぶ)。即
ち、本実施形態のIDカード11は、アンテナ7と回路
8と送受信コントローラ9と制御部10で構成されるホ
ットスタンプ装置4の通信機能と通信可能な第二の非接
触タグである。IDカード11は、ホットスタンプ装置
4に挿入及び抜き取り自由として、IDカード11を挿
入するとアンテナ7の近傍に配置されるようにする。
【0035】IDカード11は、非接触でホットスタン
プ装置4と通信する通信手段12と、装置・利用者情報
が記録され保持される記憶手段13とを備える。通信手
段12は、先に説明した通信手段5と同様の機能を有す
るものである。記憶手段13は、例えば不揮発性のメモ
リであり、書き換え可能なEEPROM等に限らず、I
Dカード11の使用条件によってはWORM(Write On
ce / Read Many)型メモリを選択するものとしても良
い。
【0036】装置・利用者情報としてメモリ13には、
例えば本実施形態では、ホットスタンプ装置4が取扱可
能なホットスタンプ箔テープ2のテープ識別コードが許
容識別コードとして登録され、また、ホットスタンプ装
置4の利用者を認証するための利用者コード(ユーザI
D)及びパスワードが登録される。テープ識別コードや
ユーザID及びパスワードは、複数設定することも可能
である。また、ユーザID又はパスワードは、特に利用
者を限定しない場合等は登録しないものとしても良い。
なお、メモリ13に記録する装置・利用者情報はこれら
に限定されるものではなく、その他必要なホットスタン
プ装置4及びホットスタンプ装置4の利用者に関する情
報を適宜記録することができる。メモリ13に記録され
た装置・利用者情報は、悪意の第三者による不正行為を
防止すべく例えばソフトウェアによる暗号鍵が掛けられ
る。
【0037】また、カセット1はホットスタンプ装置4
に着脱可能であり、図示しないが、ホットスタンプ箔テ
ープ2が巻いてあるリールと、ホットスタンプ箔テープ
2を巻き取る巻き取りリールとが設けられている。ホッ
トスタンプ箔は、例えば本実施形態では、アルミ等の蒸
着層であるホログラム箔である。ホットスタンプ箔テー
プ2は、例えば透明フィルム状のキャリアフィルムにホ
ログラム箔を保持して構成される。またホットスタンプ
の対象となる付加価値媒体は、偽造等の不正行為から保
護すべき価値を有する媒体またはホットスタンプ箔が付
されることで一定価値を有することが保証・証明される
媒体であり、特に媒体の種類及び形態が限定されるもの
ではない。かかる付加価値媒体としては、例えば、チケ
ット・商品券等の有価証券、クレジットカード等のカー
ド類、証明書・機密文書・公文書等の文書類などがあ
る。
【0038】また、ホットスタンプ装置4には、図示し
ないが、スタンプ部や、ホットスタンプ箔テープ2の巻
き取り機構が備えられる。スタンプ部は、ホットスタン
プ箔テープ2と付加価値媒体とに圧力を加えて付加価値
媒体にホットスタンプ箔を転写する。テープ巻き取り機
構は、例えばホットスタンプ後毎に巻き取りリールを駆
動して、ホットスタンプ箔テープ2の使用済み部分即ち
1枚分のホットスタンプ箔テープ2を巻き取り、ホット
スタンプ箔テープ2の未使用部分をスタンプ部の対面に
送り出す。
【0039】次に、以上のように構成されるホットスタ
ンプ装置4の処理の一例を図3から図8に示すフローチ
ャートに従って説明する。
【0040】カセット1をホットスタンプ装置4にセッ
トすると、カセット1に埋設された非接触タグ3はアン
テナ7と向かい合うように位置する。IDカード11は
アンテナ7の近傍に配置される。
【0041】ホットスタンプ装置4の電源が投入される
と、制御部10はアンテナ7を介して、非接触タグ3に
記録されている管理情報を読み出す(ステップ1;Ye
s)。続いて、IDカード11に記録されている装置・
利用者情報を読み出す(ステップ2;Yes)。なお、
非接触タグ3又はIDカード11から応答がない場合
(ステップ1;No又はステップ2;No)は、アラー
ム処理を実行する(ステップ8)。アラーム処理では、
例えば、不正なカセット1又はIDカード11がホット
スタンプ装置4に取り付けられたか或いは適正に取り付
けられていないとして、アラーム音を発して処理を終了
し、ホットスタンプを実行しないようにする。
【0042】次に、制御部10は、カセット11を識別
する処理を実行する(ステップ3)。先ず、テープ識別
情報から、ホットスタンプ箔テープ2が、カスタムタイ
プか汎用タイプかを判定する(ステップ301)。カセ
ット1がカスタムタイプの場合(ステップ301;Ye
s)は、非接触タグ3に記録されるテープ識別コード
が、IDカード11に登録されている許容識別コードに
含まれるか否かチェックする(ステップ302)。含ま
れない場合(ステップ302;No)は、制御部10は
アラーム処理を実行する(ステップ303)。アラーム
処理では、例えばアラーム音やメッセージ表示により、
セットされたカセット1は当該ホットスタンプ装置4で
は利用できない旨を利用者に知らせ、処理を終了し、ホ
ットスタンプを実行しないようにする。一方、非接触タ
グ3に記録されているテープ識別コードがIDカード1
1に記録されている許容識別コードに含まれる場合(ス
テップ302;Yes)は、次の処理(ステップ4)に
進む。また、ホットスタンプ箔テープ2が汎用タイプで
ある場合には(ステップ301;No)、テープ識別コ
ードのチェックは行なわずに次の処理(ステップ4)に
進む。
【0043】次に、制御部10は、許容スタンプ回数を
チェックする処理を実行する(ステップ4)。許容スタ
ンプ回数が0である場合(ステップ401;Yes)
は、制御部10はアラーム処理を実行する(ステップ4
02)。アラーム処理では、例えばアラーム音やメッセ
ージ表示により、当該カセット1が既に許容スタンプ回
数に達している旨を利用者に知らせ、処理を終了し、ホ
ットスタンプを実行しないようにする。一方、許容スタ
ンプ回数が0でない場合(ステップ401;No)は、
次の処理(ステップ5)に進む。
【0044】次に、制御部10は、管理情報に指定され
ているスタンプ条件情報が、ホットスタンプ装置4に適
合するもの若しくは適合するように調整可能な範囲のも
のであるか否かチェックする処理を実行する(ステップ
5)。ホットスタンプ装置4が適合し得るものでない場
合(ステップ501;No)は、制御部10はアラーム
処理を実行する(ステップ502)。アラーム処理で
は、例えばアラーム音やメッセージ表示により、当該カ
セット1は当該ホットスタンプ装置4と適合するもので
はない旨を利用者に知らせ、処理を終了し、ホットスタ
ンプを実行しないようにする。適合しない例として、装
置4に実装されているスタンプのサイズが、管理情報に
示されたホットスタンプ箔に適正なスタンプサイズより
大きい場合などがある。一方、スタンプ条件情報がホッ
トスタンプ装置4に適合し得るものである場合(ステッ
プ501;Yes)は、次の処理(ステップ6)に進
む。
【0045】次に、制御部10は、ホットスタンプ装置
4の利用者を認証する処理を実行する(ステップ6)。
IDカード11にユーザID及びパスワードが登録され
ている場合(ステップ601;Yes)は、利用者にユ
ーザID及びパスワードの入力を促して図示しない入力
装置からのユーザID及びパスワードのキー入力を受け
付ける(ステップ602)。ユーザIDがIDカード1
1に登録されたものであり、かつ、入力されたパスワー
ドが当該ユーザIDに対応した正しいものであれば(ス
テップ603;Yes)、次の処理(ステップ7)に進
む。ユーザID、パスワードが不正である場合(ステッ
プ603;No)は、制御部10はアラーム処理を実行
(ステップ604)する。アラーム処理では、例えば利
用者にユーザID及びパスワードの入力の機会を所定回
数与え、それでも正しい入力がない場合は、処理を終了
し、ホットスタンプを実行しないようにする。また、I
Dカード11にユーザID及びパスワードが登録されて
いない場合(ステップ601;No)は、ユーザID及
びパスワードを要求することなく、次の処理(ステップ
7)に進む。
【0046】次に、制御部10は、ホットスタンプ処理
を実行する(ステップ7)。スタンプ対象の付加価値媒
体が所定のスタンプ位置に配置されたことが検出され
(ステップ701;Yes)、かつ利用者によりスター
トボタンが押されると(ステップ702;Yes)、制
御部10は、非接触タグ3のスタンプ条件情報に従っ
て、指定された最適温度、最適加圧力、最適時間でスタ
ンプを行う(ステップ703)。そして、非接触タグ3
のメモリ6に記憶されている許容スタンプ回数から1を
減算して、当該許容スタンプ回数を更新する(ステップ
704)。
【0047】そして、ホットスタンプ装置4は付加価値
媒体の1枚分のホットスタンプ箔テープ2を巻き上げて
処理を終了する。
【0048】次に、本発明のホットスタンプ箔テープ用
カセット1及びホットスタンプ箔テープ用カセット1の
管理方法を適用した一実施例について説明する。
【0049】図1において、ホットスタンプ箔テープ2
aは、例えば汎用ホログラム箔テープである。ホットス
タンプ箔テープ2aを収納したカセット1aは汎用タイ
プのカセットとなる。非接触タグ3aには、ホログラム
箔テープ2が汎用タイプである旨のフラグが記録され、
またテープ識別コード例えば「00000」が記録され
る。
【0050】ホットスタンプ箔テープ2bは、例えば顧
客A及び顧客C用のホログラム箔テープである。ホット
スタンプ箔テープ2bを収納したカセット1bは顧客A
及び顧客C用のカスタムタイプのカセットとなる。非接
触タグ3bには、ホログラム箔テープ2がカスタムタイ
プである旨のフラグが記録され、またテープ識別コード
例えば「00001」が記録される。
【0051】ホットスタンプ箔テープ2cは、例えば顧
客B及び顧客C用のホログラム箔テープである。ホット
スタンプ箔テープ2cを収納したカセット1cは顧客B
及び顧客C用のカスタムタイプのカセットとなる。非接
触タグ3cには、ホログラム箔テープ2がカスタムタイ
プである旨のフラグが記録され、また識別コード例えば
「00002」が記録される。
【0052】顧客A,顧客B,顧客Cは、例えばいずれ
も同様に構成されるホットスタンプ装置4を各々有する
が、IDカード11は各々独自のものを有する。即ち、
顧客AのIDカード11aには、許容識別コード「00
001」が登録される。顧客BのIDカード11bに
は、許容識別コード「00002」が登録される。顧客
CのIDカード11cには、許容識別コード「0000
1」及び「00002」が登録される。
【0053】汎用カセット1aは、顧客A,顧客B,顧
客Cのいずれのホットスタンプ装置4においても利用可
能である。一方、カスタムカセット1bは、IDカード
11aを有する顧客Aのホットスタンプ装置4A及びI
Dカード11cを有する顧客Cのホットスタンプ装置4
Cにおいてのみ利用可能である。このため、IDカード
11bを有する顧客Bのホットスタンプ装置4Bに、カ
スタムカセット1bを取り付けても、ホットスタンプを
実行することはできない。他方、カスタムカセット1c
は、IDカード11bを有する顧客Bのホットスタンプ
装置4B及びIDカード11cを有する顧客Cのホット
スタンプ装置4Cにおいてのみ利用可能である。このた
め、IDカード11aを有する顧客Aのホットスタンプ
装置4Aに、カスタムカセット1cを取り付けても、ホ
ットスタンプを実行することはできない。
【0054】また、顧客A,顧客B,顧客Cのいずれの
ホットスタンプ装置4においても、ホットスタンプ毎
に、非接触タグ3に記録される許容スタンプ回数は1ず
つ減算されていき、許容スタンプ回数が0に達すると、
以後は仮にホログラム箔テープ2が残っていてもホット
スタンプは実行できない。
【0055】以上のように本発明のホットスタンプ箔テ
ープ用カセット1及びホットスタンプ箔テープ用カセッ
ト1の管理方法によれば、一般に偽造の困難な非接触タ
グ3をカセット1に設置しているので、例えば非接触タ
グ3が設置されていない不正カセットはホットスタンプ
装置4で使用することはできない。したがって、不正カ
セットの使用を排除することができる。
【0056】さらに、非接触タグ3を有するカセット1
であっても、非接触タグ3に記録されるテープ識別コー
ドが、IDカード11に記録されている許容識別コード
に含まれていない場合には、ホットスタンプを実行でき
ないようにしているので、不適切なカセット1の使用を
排除できる。また、特定顧客のためのカスタム用ホット
スタンプ箔テープ2は、当該特定顧客のみが利用できる
ため、カスタム用ホットスタンプ箔のセキュリティを高
めることができる。
【0057】さらに、非接触タグ3に記録された許容ス
タンプ回数が0になれば、たとえホットスタンプ箔テー
プ2が余っていても、そのカセット1は使用することが
できない。従って、ホットスタンプ箔を付する付加価値
媒体の使用枚数に応じた適切な使用料を回収することが
できる。例えば、ホットスタンプ箔テープ2が概ね付加
価値媒体5500枚分あっても、許容枚数を5000枚
としてカセット1を販売し、5000枚分の使用料を受
け取り、5000枚分の使用後に使用不能となったカセ
ット1を回収するといった管理が可能となる。また例え
ば、位置決めをするための認識用マークのない連続柄ホ
ログラム箔テープであって、テープの巻き上げ間隔のば
らつきによってカセット一巻で最後までスタンプできる
付加価値媒体の枚数が変動する場合であっても、常にカ
セットあたりのスタンプ数を一定にでき、不公平、不公
正を防止できる。即ち、ホットスタンプ箔の正確な枚数
管理が行なえる。
【0058】また、非接触タグ3に記録された許容スタ
ンプ回数が0になれば、そのカセット1は使用すること
ができないので、例えば偽造ホログラム箔テープをカセ
ット1に詰め替えるなどの不正行為が防止できる。
【0059】さらに、ホットスタンプ箔テープ2の残量
を非接触タグ3に記録された許容スタンプ回数により正
確に管理できるので、例えばホットスタンプ箔テープ2
の残量を検出する手段を別途設ける必要はない。また、
ホットスタンプ箔テープ2の終端まで使用する必要も無
くなるので、例えばテープ巻き取り機構の過負荷を防止
するためのテープエンド検知手段も設ける必要はない。
従って、ホットスタンプ装置4の構成を簡易とすること
も可能である。
【0060】さらに、非接触タグ3には、例えば位置決
めをするための認識用マークの有無などのホットスタン
プ箔テープの種類や、当該種類やテープ製造元の指定に
応じて最適にスタンプを行なうためのスタンプ条件情報
が記録されており、装置4の制御部10は、スタンプ条
件情報をもとに最適制御を行なうので、利用者が設定せ
ずとも、常に最適な条件でのスタンプが可能となる。し
たがって、非常に簡易にしかも良好なホットスタンプが
実現できる。また、指定されたスタンプ条件に適合しな
い場合は、ホットスタンプを実行しないようにすること
で、スタンプミスを防止できる。
【0061】さらに、IDカード11には装置4の利用
者を認証するためのユーザID及びパスワードが登録さ
れているので、認証されていない者による不正なホット
スタンプを防止できる。
【0062】さらに、IDカード11を別のホットスタ
ンプ装置4に移せば、装置・利用者情報の設定を再度行
なわなくても同じ条件で当該装置4が利用でき、ホット
スタンプ装置4が故障などした場合の交換作業が非常に
容易となる。また、ユーザIDやパスワードなどの重要
データを修理する装置4に付随させないので、利用者の
セキュリティが保たれる。
【0063】また、IDカード11と非接触タグ3とは
同一のアンテナ7でホットスタンプ装置4と通信を行な
うようにしているので、部品の共有化によるコストダウ
ンが図れる。
【0064】なお、上述の実施形態は本発明の好適な実
施の一例ではあるがこれに限定されるものではなく、本
発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能
である。
【0065】例えば、利用者の認証には、利用者にユー
ザID及びパスワードをキー入力させるものに限定され
るものではない。例えば、利用者が個別に持つユーザ認
証用カード14(例えば社員証)をRFIDで構成し
て、ユーザ認証用カード14にユーザID及びパスワー
ドを記録するようにしても良い。そして、図9に示すよ
うに、利用者の認証の際に、ユーザ認証用カード14を
IDカード11と共にアンテナ7の近傍に配置するよう
にして、アンテナ7を介してホットスタンプ装置4の制
御部10とユーザ認証用カード14とを通信させて、ユ
ーザ認証用カード14に記録されているユーザID及び
パスワードがIDカード11に登録されているか否か調
べることで、当該利用者の認証を行なうようにしても良
い。
【0066】また、上述した非接触タグ3の代わりに例
えばIC接点を備えた接触式タグを利用するものとし、
また、RFIDで構成したIDカード11の代わりに例
えばIC接点を備えた接触式ICカードを利用するもの
としても良い。ただし、この場合は、共用可能なアンテ
ナ7の代わりに、接触式タグ及びICカードとの通信を
行なうための2つのIC接点ブロックをホットスタンプ
装置4に設ける必要がある。
【0067】また、例えば、装置・利用者情報を記録し
保持する記録媒体11はカード形状のRFIDで構成す
るものに限らず、例えば、ホットスタンプ装置4に備え
付けられ、制御部10が読み書き可能な不揮発性メモリ
等の記録媒体であっても良い。
【0068】また、例えば本発明の応用として、ホット
スタンプ装置4と通信可能な非接触タグをホットスタン
プ装置4の関連部品に実装するようにしても良い。例え
ば、スタンプ部自体に非接触タグを実装するようにし
て、スタンプの面積やサイズ情報を確実にホットスタン
プ装置4本体に受け渡すようにしても良い。
【0069】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1記載のホットスタンプ箔テープ用カセットによれば、
管理情報が記録される非接触タグが設置されているの
で、非接触タグの有無や適・不適を確認することで、非
接触タグを有さない又は不適格な非接触タグを有する不
正なホットスタンプ箔テープ用カセットの使用を排除す
ることができる。また、有用な管理情報を非接触タグに
記録して、当該管理情報を活用すれば、人手に依らずに
ホットスタンプ箔の枚数管理やホットスタンプ箔に応じ
た最適のスタンプ条件設定等の管理を簡易かつ適切に行
なうことができる。
【0070】また、請求項2記載のホットスタンプ箔テ
ープ用カセットの管理方法では、ホットスタンプ箔テー
プ用カセットに管理情報が記録される非接触タグを設置
し、ホットスタンプ装置に非接触タグと通信する通信機
能を備えて、ホットスタンプ装置が管理情報を基にホッ
トスタンプ箔テープ用カセットを識別できるようにして
いるので、ホットスタンプ装置が非接触タグと通信を行
なって非接触タグの有無や適・不適を確認することで、
非接触タグを有さない又は不適格な非接触タグを有する
不正なホットスタンプ箔テープ用カセットによるホット
スタンプ装置の使用を排除できる。また、ホットスタン
プ装置は、非接触タグに記録された管理情報を基にホッ
トスタンプ箔テープ用カセットを識別して、当該カセッ
トの種類や状態に応じて的確な処理を行なえる。これに
より、ホットスタンプ箔テープ用カセットの管理を適切
に行なうことができる。
【0071】さらに、請求項3記載のホットスタンプ箔
テープ用カセットの管理方法では、管理情報はホットス
タンプ実行毎に1ずつ減じて更新される許容スタンプ回
数を含み、ホットスタンプ装置は許容スタンプ回数が0
である場合にはホットスタンプを実行しないようにして
いるので、許容スタンプ回数が0となれば、たとえホッ
トスタンプ箔テープが余っていても、あらかじめ設定さ
れた所定の許容スタンプ回数を超えてスタンプが実行さ
れることは無く、正確なホットスタンプ箔の使用枚数の
管理が行なえる。従って、ホットスタンプ箔を付する付
加価値媒体の使用枚数に応じた適切な使用料を回収する
ことができる。また、常にカセットあたりのスタンプ数
を一定にでき、不公平、不公正を防止できる。
【0072】さらに、非接触タグに記録された許容スタ
ンプ回数が0になれば、そのカセットは使用することが
できないので、例えば偽造ホログラム箔テープをカセッ
トに詰め替えるなどの不正行為が防止できる。
【0073】さらに、ホットスタンプ箔テープの残量を
非接触タグに記録された許容スタンプ回数により正確に
管理できるので、例えばホットスタンプ箔テープの残量
を検出する手段を別途設ける必要はない。また、ホット
スタンプ箔テープの終端まで使用する必要も無くなるの
で、例えばテープ巻き取り機構の過負荷を防止するため
のテープエンド検知手段も設ける必要はない。従って、
ホットスタンプ装置の構成を簡易とすることも可能であ
る。
【0074】さらに、請求項4記載のホットスタンプ箔
テープ用カセットの管理方法では、管理情報はスタンプ
条件情報を含み、ホットスタンプ装置はスタンプ条件情
報に従ってホットスタンプを実行するようにしているの
で、使用するホットスタンプ箔テープの種類等によって
ホットスタンプ装置がスタンプ条件情報をもとに自動で
最適制御を行なうので、利用者はわざわざ設定し直す必
要は無く、非常に簡易にしかも良好なホットスタンプが
実現できる。また、指定されたスタンプ条件に適合しな
い場合は、ホットスタンプを実行しないようにすること
で、スタンプミスを防止できる。
【0075】また、請求項5記載のホットスタンプ箔テ
ープ用カセットの管理方法では、管理情報はテープ識別
コードを含み、ホットスタンプ装置は、取扱可能なホッ
トスタンプ箔テープのテープ識別コードを許容識別コー
ドとして登録する記録媒体を有するとともに、テープ識
別コードが許容識別コードに含まれない場合にはホット
スタンプを実行しないようにしているので、特定顧客の
ためのカスタム用ホットスタンプ箔テープは、当該ホッ
トスタンプ箔テープの識別コードが登録された特定顧客
のみが利用できるため、カスタム用ホットスタンプ箔の
セキュリティを高めることができる。
【0076】また、請求項6記載のホットスタンプ箔テ
ープ用カセットの管理方法では、記録媒体に利用者コー
ド及びパスワードを登録して、利用者コード及びパスワ
ードの認証後にホットスタンプが実行可能であるように
しているので、認証されていない者による不正なホット
スタンプを防止できる。
【0077】また、請求項7記載のホットスタンプ箔テ
ープ用カセットの管理方法では、記録媒体をホットスタ
ンプ装置の通信機能と通信可能な第二の非接触タグとし
ているので、第二の非接触タグを別のホットスタンプ装
置に移せば、設定を再度行なわなくても同じ条件で当該
装置が利用できる。したがって、ホットスタンプ装置が
故障などした場合の交換作業が非常に容易となる。ま
た、ホットスタンプ装置の通信機能はホットスタンプ箔
テープ用カセットに設置された非接触タグと第二の非接
触タグとで共有化される。したがって、部品の共有化に
よるコストダウンが図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のホットスタンプ箔テープ用カセット及
びホットスタンプ箔テープ用カセットの管理方法を適用
した一実施形態を示し、異なるホットスタンプ箔テープ
を複数の利用者が利用する様子を示すイメージ図であ
る。
【図2】本発明のホットスタンプ箔テープ用カセットと
ホットスタンプ装置の通信機能の一実施形態を示す概略
ブロック図である。
【図3】本発明のホットスタンプ箔テープ用カセットの
管理方法を適用したホットスタンプ装置の処理の一例を
示すフローチャートである。
【図4】本発明のホットスタンプ箔テープ用カセットの
管理方法を適用したホットスタンプ装置の処理の一例を
示し、カセット識別処理の一例を示すフローチャートで
ある。
【図5】本発明のホットスタンプ箔テープ用カセットの
管理方法を適用したホットスタンプ装置の処理の一例を
示し、許容スタンプ回数をチェックする処理の一例を示
すフローチャートである。
【図6】本発明のホットスタンプ箔テープ用カセットの
管理方法を適用したホットスタンプ装置の処理の一例を
示し、スタンプ条件をチェックする処理の一例を示すフ
ローチャートである。
【図7】本発明のホットスタンプ箔テープ用カセットの
管理方法を適用したホットスタンプ装置の処理の一例を
示し、利用者を識別する処理の一例を示すフローチャー
トである。
【図8】本発明のホットスタンプ箔テープ用カセットの
管理方法を適用したホットスタンプ装置の処理の一例を
示し、ホットスタンプ実行の処理の一例を示すフローチ
ャートである。
【図9】本発明のホットスタンプ箔テープ用カセットの
管理方法を適用した他の実施形態を示す概略構成図であ
る。
【符号の説明】
1 ホットスタンプ箔テープ用カセット 2 ホットスタンプ箔テープ 3 非接触タグ,RFID 4 ホットスタンプ装置 7 アンテナ(ホットスタンプ装置の通信機能) 8 インターフェース回路(ホットスタンプ装置の通信
機能) 9 送受信コントローラ(ホットスタンプ装置の通信機
能) 10 制御部(ホットスタンプ装置の通信機能) 11 IDカード(記録媒体,第二の非接触タグ),R
FID
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09F 3/02 G09F 3/10 B 3/10 G06K 19/00 H (72)発明者 黒岩 幸生 長野県諏訪郡原村10801番地の2 株式会 社三協精機製作所諏訪南工場内 Fターム(参考) 5B035 BB09 BC00 CA23

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 付加価値媒体とともに圧力を加えられ前
    記付加価値媒体に転写するホットスタンプ箔テープをカ
    セットケース内に収納したホットスタンプ箔テープ用カ
    セットにおいて、管理情報が記録される非接触タグが設
    置されてなることを特徴とするホットスタンプ箔テープ
    用カセット。
  2. 【請求項2】 付加価値媒体とともに圧力を加えられ前
    記付加価値媒体に転写するホットスタンプ箔テープをカ
    セットケース内に収納したホットスタンプ箔テープ用カ
    セットに管理情報が記録される非接触タグを設置し、前
    記ホットスタンプ箔テープ用カセットがセットされるホ
    ットスタンプ装置に前記非接触タグと通信する通信機能
    を備えて、前記ホットスタンプ装置が前記管理情報を基
    に前記ホットスタンプ箔テープ用カセットを識別できる
    ようにしたことを特徴とするホットスタンプ箔テープ用
    カセットの管理方法。
  3. 【請求項3】 前記管理情報はホットスタンプ実行毎に
    1ずつ減じて更新される許容スタンプ回数を含み、前記
    ホットスタンプ装置は前記許容スタンプ回数が0である
    場合にはホットスタンプを実行しないようにしたことを
    特徴とする請求項2記載のホットスタンプ箔テープ用カ
    セットの管理方法。
  4. 【請求項4】 前記管理情報はスタンプ条件情報を含
    み、前記ホットスタンプ装置は前記スタンプ条件情報に
    従ってホットスタンプを実行するようにしたことを特徴
    とする請求項2または3に記載のホットスタンプ箔テー
    プ用カセットの管理方法。
  5. 【請求項5】 前記管理情報はテープ識別コードを含
    み、前記ホットスタンプ装置は、取扱可能なホットスタ
    ンプ箔テープのテープ識別コードを許容識別コードとし
    て登録する記録媒体を有するとともに、前記テープ識別
    コードが前記許容識別コードに含まれない場合にはホッ
    トスタンプを実行しないようにしたことを特徴とする請
    求項2から4のいずれかに記載のホットスタンプ箔テー
    プ用カセットの管理方法。
  6. 【請求項6】 前記記録媒体に利用者コード及びパスワ
    ードを登録して、前記利用者コード及びパスワードの認
    証後にホットスタンプを実行可能とすることを特徴とす
    る請求項5記載のホットスタンプ箔テープ用カセットの
    管理方法。
  7. 【請求項7】 前記記録媒体は、前記通信機能と通信可
    能な第二の非接触タグであることを特徴とする請求項5
    または6に記載のホットスタンプ箔テープ用カセットの
    管理方法。
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CNB011359870A CN1284669C (zh) 2000-10-26 2001-10-26 热印箔带用带盒、热印装置的箔剥离机构及方法
US10/772,732 US20040154723A1 (en) 2000-10-26 2004-02-04 Hot-stamping foil tape cassette and foil-peeling mechanism for hot-stamping device and peeling method for hot-stamping foil and control method for hot-stamping foil tape cassette

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2021200305A1 (ja) * 2020-04-01 2021-10-07 ブラザー工業株式会社 箔転写装置

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