JP2002127356A - オフセット輪転印刷機の運転方法 - Google Patents

オフセット輪転印刷機の運転方法

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JP2002127356A
JP2002127356A JP2000324067A JP2000324067A JP2002127356A JP 2002127356 A JP2002127356 A JP 2002127356A JP 2000324067 A JP2000324067 A JP 2000324067A JP 2000324067 A JP2000324067 A JP 2000324067A JP 2002127356 A JP2002127356 A JP 2002127356A
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JP
Japan
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ink
speed
roller
printing
film thickness
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JP2000324067A
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English (en)
Inventor
Takafumi Kawaguchi
崇文 川口
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Shibaura Machine Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Machine Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 刷り始めに各ローラ表面にインキ量が十分で
なく所定より濃度の薄い紙を生産し試し刷りの枚数量を
減らすオフセツト輪転印刷機の運転方法の提供。 【解決手段】 刷版を備えた版胴と、この版胴からイン
キを転写させてウェブに印刷を行うブランケット胴と、
複数個のブレードを幅方向に持つインキ壷とインキロー
ラを有し、各ブレードとインキローラの間を所定量だけ
開いた後、インキローラの回転によりインキ壷からイン
キを引出すインキ出し装置と、インキ出し装置と版胴の
間に有ってインキ出し装置から供給されるインキを版胴
に伝達する複数のゴムローラと金属ローラからなるイン
キ伝達ロール群を有する印刷ユニットを備えたオフセッ
ト輪転印刷機の運転方法において、印刷開始に際し、予
めインキローラ速度を通常運転時の速度より所定時間だ
け増速し、所定時間が経過した後、通常運転速度に戻す
ことを特徴とするオフセット輪転印刷機の運転方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はオフセット輪転印刷
機の運転方法に係り、特に刷版を備えた版胴からインキ
を転写させてウェブに印刷を行うブランケット胴にイン
キを送り出すインキ出し装置の操作方法に関する。
【0002】
【従来の技術】オフセット輪転印刷機の印刷ユニットに
ついて図3により説明すると、印刷ユニット40は刷版
を備えた版胴50と、この版胴50からインキを転写さ
せてウェブWに印刷を行うブランケット胴41と、版胴
50にインキを供給するインキ出し装置42と、版胴5
0に湿し水を供給する水供給装置61と、インキ出し装
置42と版胴50の間に有ってインキ出し装置42から
供給されるインキを版胴50に伝達する複数のゴムロー
ラ、および複数の金属ローラを備えたインキ伝達ロール
群54から構成される。 この印刷ユニット40はウェブWの両面に印刷を行うた
め、ウェブWを挟んで上下に版胴50、ブランケツト胴
41、インキ供給装置42、水供給装置61およびイン
キ伝達ロール群54とを備えている。
【0003】前記インキ出し装置42はインキ43の入
ったインキ壷44と同インキ壷44からインキを引出す
インキローラ45と、図中K点を中心にして揺動し、イ
ンキローラ45から下流のインキ伝達ローラ群54にイ
ンキを移動させるインキ移しローラ55から構成され
る。
【0004】インキ出し装置42から供給されたインキ
はインキ伝達ロール群54の各ローラの間を転移しなが
ら広げられ、延ばされ、数μmの薄膜となって版胴5
0、次いでブランケット胴41へ移され、ウェブWへ転
写されるようになっている。
【0005】
【発明が解決しょうとする課題】しかしながら刷り始め
には、ローラ表面にインキが十分いきわらないため所定
の濃度より薄い印刷物を生産することとなり、所定の濃
度になるまで試し刷り用の紙を多く使い、資源の無駄と
生産性も悪かった。
【0006】即ち、図2に示すようにインキ出し装置か
らのインキを一定量送り、各ローラ表面に所定のインキ
量Aに達するには図2(イ)のグラフに示すように時間T
1が必要であり、時間T1に達するまでは濃度の薄い印
刷物が出来てしまった。 発明者は種々テストした結果、刷り始めに際し、図2
(ロ)のグラフに示すようにインキローラの速度を所定
時間だけ標準設定値より上げることにより、時間T1よ
り短かい時間T2で所定インキ量Aに到達させるようにす
れば良いという結論に達し、本発明に至った。
【0007】本発明の目的は前述の刷り始めには、各ロ
ーラ表面にインキが十分にいきわたらないため所定の濃
度より薄い印刷物を生産することとなり、試し刷りのた
めの紙を多く使い、資源の無駄と生産性も悪かったとい
う欠点を取除き、ローラ表面の所定インキ量に達する時
間を早め、試し刷りの枚数量を減らすようなオフセット
輪転印刷機の運転方法を提供することに有る。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
め本発明は刷版を備えた版胴と、この版胴からインキを
転写させてウェブに印刷を行うブランケット胴と、複数
個のブレードを幅方向に持つインキ壷とインキローラを
有し、各ブレードとインキローラの間を所定量だけ開い
た後、インキローラの回転によりインキ壷からインキを
引出すインキ出し装置と、インキ出し装置と版胴の間に
有ってインキ出し装置から供給されるインキを版胴に伝
達する複数のゴムローラと金属ローラからなるインキ伝
達ロール群を有する印刷ユニットを備えたオフセット輪
転印刷機の運転方法において、印刷開始に際し、予めイ
ンキローラ速度を通常運転時の速度より所定時間だけ増
速し、所定時間が経過した後、通常運転速度に戻すこと
を特徴とするオフセット輪転印刷機の運転方法とした。
【0009】またインキ伝達ロール群中にローラ面のイ
ンキ膜厚を測定するセンサを設け、その検出値により予
め定めてあるインキ膜厚毎の増速域およびその時間を決
定することを特徴とするオフセット輪転印刷機の運転方
法にすれば好適である。
【0010】さらにまたインキ伝達ロール群中にローラ
面のインキ膜厚を測定するセンサを設け、 その検出値に
より予め定めてあるインキローラの膜厚毎の増速域およ
びその時間を決定することを特徴とするオフセツト輪転
印刷機の運転方法にしておけば好適である。
【0011】さらにまた、印刷開始に際し、 予め増速す
る時間とインキローラ速度およびインキ膜厚の相関関係
をプログラミングしておき、それに従つて運転するオフ
セツト輪転印刷機にしておけば更に好適である。
【0012】この発明により、印刷開始に際し、インキ
ローラ速度を通常運転時の速度より所定時間だけ増速し
ておき、インキ出し装置からのインキが下流側の各ロー
ルに十分にいきわたる時間後に、通常運転時の速度に戻
すので、所定のインキ量に早く達することが出来、多く
の試し刷りのための印刷枚数量を使う必要がない。
【0013】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図1に
より説明すると、図中の例1はタイマ4を使用した本発
明の例で、印刷運転開始前に予めタイマ4の設定時間を
tにしておき、運転開始と同時にt時間をカウントダウ
ンし、t>0の時間内ではインキローラ1の速度を増速
運転パターン速度設定器10に予め組み込まれた増速運
転パターン制御V1で運転し、t=0(カウントアウト
状態)になつたら標準運転パターン速度設定器5に組み
込まれた標準運転パターン制御V2に運転を切り替える
ものである。即ち、t時間の間だけインキローラ1の速
度を増速状態で運転を行うものである。また本発明の別
の方法である図中の例2では、インキ伝達ロール群内の
適宜なロール6を選定し、ロール6のロール表面につい
たインキ膜厚を測定するインキ膜厚検出器7をロール6
のロール表面に近い所へ取り付け、前述の検出器がイン
キ膜厚を検出した値CTを比較器9に入力し、一方、予
めインキ膜厚設定器8に設定してある所定の膜厚の値C
T1と比較して、その比較値α=CT1−CTがα>0の状
態であれば前述の例1の時と同じように、増速運転パタ
ーン速度設定器10の増速運転パターン制御V1でイン
キローラ1を運転する様なフローにし、逆にローラ6の
ロール表面に十分なインキ膜厚が形成された状態、即ち
α≦0になつたら標準運転パターン速度設定器5の標準
運転パターン制御V2にしてインキローラ1の速度を標
準の運転速度にするものである。勿論インキローラ1の
速度は前述の運転パターン制御V1およびV2で予めプ
ログラミングされていて、インキローラ1を動かすモー
タ2のモータ駆動制御装置11に入力されてモータ2の
速度を駆動制御し、モータ2から機械的に接続されてい
るインキローラ1を駆動するようになつている。当然、
前述の増速運転パターン制御V1は標準運転パターン制
御V2よりモータ2の回転速度を増速状態で駆動し、そ
の増速パターンは時間帯と加速域をステツプ状態で上昇
させる場合もあり、また連続的に増速させる場合もあ
る。その増速パターンは紙質、印刷色、インキの種類、
ウエプWの速度などの条件でいろいろ異なる。
【0014】また、図1の例2の場合、インキ伝達ロー
ル6のロール表面のインキ膜厚検出値CTと予め設定し
てある膜厚設定値CT1との差α>0の範囲で、αの値
により増速運転パターン制御V1の増速パターンは加速
の大きさとその時間も変化させて最適値で運転を行うと
良いが、その有効な方法は予め経験的にαに対する増速
幅とその時間などの最適値を事前テストなどで調査し、
その関係をグラフや表にしておけば更に有効な良い制御
が可能となる。
【0015】
【発明の効果】本発明では刷り始めには、各ローラ表面
にインキ量が十分にいきわたらないため所定の濃度より
薄い印刷物を生産することとなり、所定の濃度になるま
で試し刷りのための紙を多く使い、資源の無駄と生産性
も悪かつたという欠点を取除き、ローラ表面の所定イン
キ量に達する時間を早め、試し刷りの枚数量を減らし省
資源化と生産性が向上した。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例でインキローラ速度制御のフ
ローを示す図である。
【図2】本発明を用いた場合のローラ面上のインキ量と
その経過時間を示すグラフで(イ)は従来方法の場合、
(ロ)は本発明を使用した場合のグラフである。
【図3】オフセット輪転印刷機の印刷ユニットの説明図
である。
【符号の説明】
1 インキローラ 2 モータ 3 コントローラ 4 タイマ 5 標準運転パターン速度設定器 6 インキ伝達ロール 7 インキ膜厚検出器 8 インキ膜厚設定器 9 比較器 10 増速運転パターン速度設定器 11 モータ駆動制御装置 41 ブランケツト胴 42 インキ出し装置 43 インキ 44 インキ壷 50 刷胴 54 インキ伝達ロール群
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B41F 31/02 S

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 刷版を備えた版胴と、この版胴からイン
    キを転写させてウェブに印刷を行うブランケット胴と、
    複数個のブレードを幅方向に持つインキ壷とインキロー
    ラを有し、各ブレードとインキローラの間を所定量だけ
    開いた後、インキローラの回転によりインキ壷からイン
    キを引出すインキ出し装置と、インキ出し装置と版胴の
    間に有ってインキ出し装置から供給されるインキを版胴
    に伝達する複数のゴムローラと金属ローラからなるイン
    キ伝達ロール群を有する印刷ユニットを備えたオフセッ
    ト輪転印刷機の運転方法において、印刷開始に際し、 予
    めインキローラ速度を通常運転時の速度より所定時間だ
    け増速し、所定時間が経過した後、 通常運転速度に戻す
    ことを特徴とするオフセット輪転印刷機の運転方法。
  2. 【請求項2】 インキ伝達ロール群中にローラ面のイン
    キ膜厚を測定するセンサを設け、その検出値が予め定め
    たインキ膜厚になるまでの間インキローラ速度を通常運
    転時の速度より増速状態で運転し、検出値が予め定めた
    インキ膜厚に達した後は通常運転速度に戻すことを特徴
    とする請求項1記載のオフセット輪転印刷機の運転方
    法。
  3. 【請求項3】 インキ伝達ロール群中にローラ面のイン
    キ膜厚を測定するセンサを設け、その検出値により予め
    定めてあるインキ膜厚毎の増速域およびその時間を決定
    することを特徴とする請求項2記載のオフセット輪転印
    刷機の運転方法。
  4. 【請求項4】 印刷開始に際し、 予め増速する時間とイ
    ンキローラ速度およびインキ膜厚の相関関係をプログラ
    ミングしておき、それに従つて運転する請求項1又は2
    記載のオフセット輪転印刷機の運転方法。
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