JP2002126157A - ビンディング支持プレート及びボード形ランナ - Google Patents

ビンディング支持プレート及びボード形ランナ

Info

Publication number
JP2002126157A
JP2002126157A JP2001274802A JP2001274802A JP2002126157A JP 2002126157 A JP2002126157 A JP 2002126157A JP 2001274802 A JP2001274802 A JP 2001274802A JP 2001274802 A JP2001274802 A JP 2001274802A JP 2002126157 A JP2002126157 A JP 2002126157A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
runner
support body
binding
support plate
plate according
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001274802A
Other languages
English (en)
Inventor
Max Luitz
ルイツ マクス
Adolf Stonig
シュトニヒ アドルフ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Atomic Austria GmbH
Original Assignee
Atomic Austria GmbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Atomic Austria GmbH filed Critical Atomic Austria GmbH
Publication of JP2002126157A publication Critical patent/JP2002126157A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63CSKATES; SKIS; ROLLER SKATES; DESIGN OR LAYOUT OF COURTS, RINKS OR THE LIKE
    • A63C9/00Ski bindings
    • A63C9/003Non-swivel sole plate fixed on the ski

Landscapes

  • Connection Of Plates (AREA)
  • Sheet Holders (AREA)
  • Portable Nailing Machines And Staplers (AREA)
  • Mutual Connection Of Rods And Tubes (AREA)
  • Clamps And Clips (AREA)
  • Mounting Of Printed Circuit Boards And The Like (AREA)
  • Insertion, Bundling And Securing Of Wires For Electric Apparatuses (AREA)
  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明はブーツを必要な場合取り外し式に保
持するビンディング・ユニット2とボード形ランナ3と
の間のビンディング支持プレート9、特に接合システム
1を提供する。 【解決手段】 ビンディング支持プレート9は略ビンデ
ィング・ユニット2の長さの単一又は多数構成要素支持
本体19を備え、末端範囲12、13はビンディング・
ユニット2のあご本体5、6又はそのための案内トラッ
ク15、16を受ける手段として提供され、底面47は
少なくとも一部範囲でボード形ランナ3の上面8に乗る
ように設計される。単一構成要素支持本体19の中央範
囲32は2つの端部範囲12、13より低い構造剛性を
有し、支持本体19の少なくとも1つの端部範囲はビン
ディングの縦方向に自由滑動するようにランナ3の上面
8にクランプ形固定手段20によって設置される。対応
するランナ3も提案される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はビンディング支持プ
レート、特に請求項1の一般的請求事項部分で概説され
る種類のビンディング・ユニットとボード形ランナとの
間の接合システムと、請求項41の一般的請求事項部分
で概説される種類のランナとに関する。
【0002】
【従来の技術】スキーとビンディング・ユニットとの間
のいわゆるビンディング支持プレートまたは接合システ
ムの非常に多くの設計が周知である。こうしたビンディ
ング支持プレートの機能の1つは、スキーに対するユー
ザの直立位置を高くして、ユーザが非常に傾いた位置に
ある時、特に回転の際に、スキー・ブーツがピストに接
触するのが早過ぎないようにすることである。ビンディ
ング支持プレートによるランナの締め付けがきつすぎな
いようにするため、安定したビンディング支持プレート
は、例えば文書EP 0 104 185 B1で説明
されているように、中央部だけでスキーに取り付けられ
るか、またはプレート部分の曲がった前端が上面に設置
され、1つの端部範囲がまずスキーにねじ止めされ、そ
こから離れた端部範囲が、ねじの挿入される細長い穴に
よってスキーに接合される。これらのプレートが作用す
る力に耐えられるようにするためには、比較的堅固な設
計で大きな容積を有するように製造されなければなら
ず、ビンディング支持プレートの比較的高い自然剛性ま
たはスキーとビンディング支持プレートとの間の中心に
伝達される力がスキーの走行特性に顕著な影響を及ぼ
す。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、製造
業者によってランナに組み込まれた弾性変形特性に与え
うる影響が最小な、ランナとビンディング・ユニットと
の間の接合システムを、それに応じて設計されたランナ
と共に提案することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この目的は、請求項1の
特徴的請求事項部分によって定義されるビンディング支
持プレートにより本発明によって達成される。このシス
テムの利点は、縦方向の輪郭成形支持本体の曲げ抵抗と
構造剛性が縦方向に対する横方向で比較的低く、ランナ
またはスキーの固有の曲げ特性または弾性特性にほとん
ど影響しないことである。この利点は、支持本体の少な
くとも1つの端部範囲が自由滑動配置で設置されるた
め、ランナはビンディング設置の範囲でいかなる歪みも
生じさせずに変形でき、特に曲がることができ、可能な
限り支持本体から離れているということによって支援さ
れる。また、こうした特徴によって支持本体中の圧縮ま
たは引っ張り応力の大部分が回避される。もう1つの大
きな利点は、力を伝達する機能を想定される支持本体
が、クランプ形固定手段による比較的細く、原理的に不
安定に見える設計で製造されるにもかかわらず、ランナ
の上面できわめて安定な耐破壊機構を提供する点であ
る。固定クランプは少なくとも部分的に支持本体に交差
して横方向に重なり合うので、比較的広い表面積の固定
範囲が支持本体上に提供され、また高い力が加えられて
も耐えることができる。特に、支持本体中にねじを固定
するオリフィスを提供する必要がないので、断面寸法が
比較的小さいにもかかわらず破壊に対する高い耐性が提
供される。また、クランプ形固定手段によって、局所的
に最も大きい負荷または力が作用する範囲で支持本体が
弱くなることが回避される。従って、本発明によって提
案されるビンディング支持プレートは、比較的低い自然
剛性にもかかわらず高い安定度を有し、ランナの変形特
性はほとんど、またはごくわずかしか影響されない。
【0005】もう1つの有利な実施形態が請求項2で定
義されるが、その結果ランナは、固定クランプがスキー
に堅固に固定される範囲でもそれほど堅かったり固定さ
れたりしない。
【0006】請求項3で説明される実施形態の利点は、
固定クランプの壁が比較的薄い場合でも、支持本体がラ
ンナの上面に非常に堅く設置される点である。
【0007】請求項4で定義される実施形態によって提
供される利点は、固定クランプが製造される材料が十分
な引っ張りまたは伸張耐性を有する場合固定クランプも
比較的低い構造剛性のものでよいという点である。
【0008】請求項5で定義される実施形態は、支持本
体が、整合案内部品間のできる限り小さい隙間と低い表
面接触圧力によって案内されるようにする。
【0009】支持本体の最適な曲げ能力、すなわちでき
る限り低い自然剛性は、請求項6〜請求項8で定義され
る1つかそれ以上の設計によって得られる。
【0010】請求項9または請求項10で定義される設
計は特に有利であるが、これは、支持本体の横方向安定
性が低くとも、支持本体は、高い負荷の下でもランナ上
の望ましい位置にあるためである。すなわち、支持本体
は結果としてさらに細く、小さい断面を有する寸法に作
られるが、高い負荷に確実に耐えられる。
【0011】請求項11で定義される実施形態実施形態
によって、ビンディング支持プレートは、ビンディング
縦軸に対して横方向に正確に配置される。さらに、支持
本体とランナの間の歪みはランナが変形する時回避され
る。
【0012】請求項12で概説される実施形態の結果、
通常あまり目立たないに耐負荷支持本体は、ビンディン
グ支持プレートの全体的な外観を決定する簡単な手段に
よって略覆われる。
【0013】請求項13で定義される実施形態は、あら
ゆる範囲の異なった設計がビンディング支持プレート用
に使用できる簡単な方法と手段を提案する。
【0014】ビンディング支持プレートの全体的な視覚
的印象は、請求項14及び/または請求項15に記載の
特徴により、安定性、力学及び目標グループに応じて修
正される。
【0015】請求項16の実施形態は、ビンディング・
ユニットを固定する継ぎ目のない迅速な手段を提案す
る。
【0016】請求項17で定義される実施形態の利点
は、ビンディング・ユニットを設置した後でも、ランナ
が曲がる時、ランナと支持本体が互いに対して変位する
点である。
【0017】請求項18で定義される実施形態の利点
は、支持本体が低い自然安定性を有するにもかかわら
ず、ランナ上のビンディング・ユニットに対して非常に
確実な設置を提供することである。すなわち、プラスチ
ックまたは同様のものから製造された支持本体部品が使
用されるが、これは容易かつ合理的な規模で製造でき
る。
【0018】請求項19で定義されるクランプ形固定手
段は製造が比較的簡単である。一定の状況下では、この
種の固定手段は適当な輪郭成形セクションから正しい長
さに切り取ることができる。
【0019】請求項20で概説される種類の実施形態も
有利であるが、これは固定ねじがランナの上面にねじ止
めされるようになっているからであり、これは使用され
るランナの種類の制限がほとんどないことを意味する。
【0020】請求項21〜23のいずれか1項で概説さ
れる別の実施形態も特に有利であるが、これはビンディ
ング支持プレートの負荷伝達部品がランナに対して逸脱
する運動を打ち消す。すなわち、ビンディング構成要素
の設置範囲がビンディングの縦軸に沿ってねじれるのが
防止される。さらに、ランナの上面からの支持本体の上
昇運動もより有効に打ち消される。
【0021】請求項24〜26のいずれか1項で定義さ
れる実施形態は有利であるが、これは支持本体の少なく
とも中央範囲が多重ランナの中間ファイバ及び中間ゾー
ンに近づくことで変形特性への影響が少なくなるからで
ある。
【0022】請求項27及び/または請求項28で説明
される実施形態も有利であるが、これは支持本体の設置
ブロックが望ましい距離に保持され、同時にランナがあ
まり堅いことは望ましくないのであまり堅くならないよ
うにするからである。
【0023】請求項29及び/または請求項30は、ラ
ンナ上のビンディング支持プレートの自由滑動設置を保
証する実施形態を提供する。
【0024】請求項31で定義される実施形態によっ
て、ユーザはランナの縦方向範囲に対して様々な位置に
容易に立てるようになる。
【0025】請求項32で定義される実施形態では、縦
方向位置決め装置はランナと支持本体との間で垂直結合
させないが、これは、ランナまたはスキーが曲げられる
時、縦方向位置決め装置の範囲内で強制変形運動がラン
ナから支持本体に伝達されないということを意味する。
【0026】縦方向位置決め装置の有利な実施形態は請
求項33及び/または請求項34で特徴付けられる。
【0027】特に簡単だが確実な縦方向位置決め装置は
請求項35及び/または請求項36で特徴付けられる。
【0028】請求項37及び/または請求項38で概説
される有利な実施形態の結果、支持本体とビンディング
支持プレート全体との縦方向位置は個々の要求に合わせ
てランナに対して調整できる。ランナの移動特性は軟質
または硬質のピスト条件によりよく適合する。
【0029】請求項39は、支持本体の剛性を大きく増
大することのない、滑動プレートの安定な設置を特徴付
ける。
【0030】請求項40で概説される実施形態も有利で
あるが、これは、最も小さい婦人用スキー・ブーツのサ
イズから最も大きい男性用スキー・ブーツのサイズまで
様々なブーツのサイズを考慮した調整が、1つの適応型
支持本体のみによってなされるからである。
【0031】本発明の目的はまた、請求項41で定義さ
れるランナによって単独で達成される。
【0032】この請求項に記載される特徴の組み合わせ
によって得られる利点は、この種のランナ、特にスキー
が、比較的柔軟な設計であるにもかかわらず作用する力
を吸収する能力について移動中信頼性が高いビンディン
グ支持プレート用支持本体によって設置できるという事
実にある。ランナの輪郭成形整合上面に嵌合する少なく
とも部分的な形態によって、本発明により提案されるこ
のランナ上に設置される支持本体は、上部に設置される
ジョー本体、特にビンディング・ユニットの前部ジョー
とかかと部ジョーにと対して高い横方向安定性と支持強
度とを示す。比較的低い曲げモーメントを有する支持本
体は、ランナの移動及び滑走挙動に良い影響を及ぼすビ
ンディング設置の範囲でランナをあまり堅くさせないこ
とが有理である。また、この相互的な嵌合形態は、対応
するビンディング支持プレートの設置を容易にし単純化
する。
【0033】請求項42及び/または請求項43で定義
される実施形態は、ビンディング支持プレートのための
簡単な縦方向案内システムに対する要求を満たすもので
ある。ビンディング支持プレートが適切に設計されたラ
ンナと適当に結合する時、この種の縦方向案内システム
は、ランナが変形する時は常にランナとビンディング支
持プレートとの間の歪みを回避する。さらに、ビンディ
ング支持プレートはランナに対して横方向で非常に安定
である。
【0034】ビンディング支持プレート用の安定な案内
装置は請求項44で定義される実施形態によって得られ
る。
【0035】また、請求項45で定義される別の実施形
態によって、平坦な上面を有するランナは、本発明によ
って提案されるビンディング支持プレートの設置に適す
るように準備される。
【0036】請求項46で定義される実施形態によっ
て、平坦な上面を有するランナは、本発明によって提案
されるビンディング支持プレートの嵌合を可能にするよ
う相互に適合する。
【0037】最後に、請求項47で定義される別の実施
形態は、本発明によって提案されるビンディング支持プ
レートの最適な設置を可能にする案内及び位置決めシス
テムを提供する簡単なアプローチを提案するため有利で
ある。
【0038】
【発明の実施の形態】本発明は、添付の図面中で例示さ
れる実施形態に関連して以下さらに詳細に説明される。
【0039】まず、指摘しておくが、様々な実施形態で
説明される同じ部品は同じ参照符号と同じ構成要素名称
によって示され、その説明を通じてなされる開示は、意
味に関して同じ参照符号または同じ構成要素名称を有す
る同じ部品に置き換えられる。さらに、上部、底部、側
面等といった説明の目的で選択された位置は個々に説明
される図面に関連し、別の位置が説明される場合意味に
関して新しい位置に置き換えられる。例示及び説明され
る様々な実施形態の個々の特徴または特徴の組み合わせ
はそれ自体独立した本発明の解決法または本発明によっ
て提案される解決法であるとみなされる。
【0040】図1及び図2は、ビンディング・ユニット
2とボード形ランナ3との間の、本発明によって提案さ
れる接合システム1の実施形態を例示する。ランナ3は
一般にスキー4、好適には一般に標準的な幾何学的寸法
と形状の対として使用されるアルペン・スキーである。
従って、ビンディング・ユニット2は好適には、先行技
術から周知の安全スキー・ビンディングの多くの設計の
1つである。この場合、ビンディング・ユニットは2つ
のジョー本体5、6を備えており、2つのジョー本体
5、6の1つ、すなわちジョー本体5は、保持されるブ
ーツのつま先範囲に割り当てられ、ジョー本体6はかか
と範囲に割り当てられ、必要に応じてランナ3から取り
外せる。一般的に言って、ビンディング・ユニット2は
またブレーキ装置7を有するが、これはスキー・ブレー
キと呼ばれることが多く、好適にはスキー・ブーツのか
かと部ジョー及びかかと範囲に割り当てられる。
【0041】ランナ3の上面8とビンディング・ユニッ
ト2の底面の間のほぼプレート形の接合システム1は普
通ビンディング支持プレート9とも呼ばれる。この特定
の場合、ビンディング支持プレート9はまた、ビンディ
ング・ユニット2及びそのジョー本体5、6のほぼ平面
の底面と好適には輪郭成形または三次元成形されたラン
ナの上面8または表面との間のアジャスタ要素またはア
ダプタである。その結果、接合システム1またはビンデ
ィング・プレート9は第1に、ビンディング・ユニット
2のジョー本体5、6のための広い平坦な設置ゾーンを
有する。さらに、システムのユーザも、全体として、こ
のビンディング支持プレート9の結果として、接合シス
テム1の寸法に応じて、ランナ3の上面8の上に立つ直
立位置に配置される。これはランナ3の移動挙動にとっ
て有利なことがある。特にユーザがさらに鋭角に傾いた
位置を取り、走行する円形の行程が曲がる時、スキー・
ブーツが地面、特に足の下のピストに早すぎるタイミン
グで接触するのが防止される。
【0042】ジョー本体5、6のための設置ゾーン1
0、11はそれぞれ接合システムの末端範囲12、13
に提供される。従って、長さ14はほぼ設置されるビン
ディング・ユニット2の縦方向範囲に対応する。接合シ
ステム1の長さ14は好適には、互いに間隔の開いた2
つのジョー本体5、6の外部距離よりわずかに大きい寸
法である。
【0043】この例で示される実施形態では、設置ゾー
ン10は、前部ジョーと、ビンディング・ユニット2の
かかと部ジョーを保持する手段としてランナ3の垂直移
動方向に間隔の開いた後方設置ゾーン11を取り付ける
手段として提供される。これらのジョー本体5、6の1
つだけ、また代替的には両方が、望ましいブーツ寸法に
対応する距離でしっかりと接合システム1に直接ねじ止
めされる。
【0044】しかし、できれば、ジョー本体5、6の少
なくとも1つは周知の方法で対応するトラック15及び
/または16内に保持されるのが望ましい。こうした案
内トラックは好適にはほぼC形、帽子掛け形または開い
た角形の断面の金属セクションの形態で提供される。独
立した案内トラック15、16を使用する代わりに、こ
うした案内トラックを接合システム1の一体型要素とし
て設計することも可能である。高強度材料を使用する場
合、こうした案内トラック15,16は接合システム1
と共に一体型ユニットとして提供されることもある。
【0045】従って、案内トラック15、16が意味す
るのはジョー本体5、6と接合システム1との間の何ら
かの縦方向案内システムである。
【0046】案内トラック15、16または同等の案内
システムによって、ビンディング・ユニット2全体また
は2つのジョー本体5、6の1つだけを、接合システム
1に対して−2方向矢印17によって示される−縦方向
に調整することが可能になる。
【0047】好適には非制限的な実施形態は、前部ジョ
ー本体5は接合システム1に固定されるようにねじ止め
され、かかと部ジョーは可撓式だが非拡大式の接続要素
によって後部ジョー本体6に接続される。従って、この
後部ジョー本体6は案内トラック16と協働するように
滑動式に設置されるので、ランナ3及び/または接合シ
ステム1は、移動中後部ジョー本体6に対して変形が発
生する際、ランナ3の−2方向矢印17によって示され
る−縦方向に縦方向補償運動を行うことができる。しか
し、以下さらに詳細に説明される接合システム1の特殊
な設計のため、もはやいわゆる自由滑動ビンディング・
ユニット2を提供することは絶対的に必要ではなく、そ
の代わり、−上記で説明されたように−ジョー本体5,
6をしっかりと固定してジョー本体5、6の少なくとも
1つと協働する適当な固定装置18を提供して様々なブ
ーツ寸法に適応することが可能であり、それによってジ
ョーの距離も、エンドユーザによって、好適には工具の
助けなしに、かつねじ止め操作を行う不便なしに容易に
変更できる。
【0048】接合システム1全体またはビンディング支
持プレート9は本質的には3つの基本機能構成要素を備
えている。これは、支持本体19が、特殊固定手段20
と共に、ビンディング・ユニット2とランナ3との間の
主負荷伝達手段を構成する場合、特に言えることであ
る。できれば、−2方向矢印の−縦方向に互いに間隔の
開いたいくつかの固定手段20が提供され、それによっ
て支持本体19がランナ3に固定されるのが望ましい。
【0049】支持本体19自体は十分に高い圧縮強度を
有する構成要素である。それにもかかわらず、支持本体
19は、接合システム1またはビンディング・ユニット
2のための設置範囲ではボード形ランナ3、すなわちス
キーの数倍柔軟である。支持本体19は好適には、複数
のオリフィス21及び/またはスリット22を伴う細長
い、プレート形成形構成要素である。プレート形支持本
体19中のオリフィス21及び/またはスリット22は
支持本体19の故意に提供される弱い点の役目を果た
す。支持本体19中のこうした弱い範囲は、対象となる
負荷の下で破壊に対して耐性を有する支持本体19の比
較的硬質の材料中にくぼみ及び/またはめくら穴形切取
り部分の形態で提供されることもあり、有利には支持本
体19の曲げ能力または可撓性を増大する。すなわち、
使用される材料または材料の固有の性質に応じて、支持
本体19が製造される耐圧縮性または寸法的に安定な材
料の自然剛性は、上記の特徴の結果知覚できる程度に低
下する。
【0050】従って、オリフィス21及び/またはスリ
ット22及び/または支持本体19中の材料の弱い部分
またはスリットは、圧力がビンディング・ユニット2に
対して設置平面23に垂直に向けられる時その曲げ抵抗
を低下させる。この時ジョー本体5、6及び/または案
内トラック15、16のための固定ねじ24(概略が例
示される)は、支持本体19の材料から外れやすくなる
ことはないが、不利である。
【0051】縦方向に延びる支持本体19中のオリフィ
ス12及び/またはスリット22は、支持本体19の最
大幅25と比較してその一部範囲で相対的に狭いウェブ
26及び/または支持リブ27を形成する。−2方向矢
印17によって示される−縦方向に対して、オリフィス
及び/またはスリット22は、好適には対称的な対とし
て配置される。さらに、支持本体19中のこうしたくぼ
みの個々の対は、−2方向矢印17によって示される−
縦方向に互いに間隔が開いている。代替的または代替と
の組み合わせで、縦方向中央軸28の何れかの側に幾つ
かのオリフィス21及び/またはスリット22または材
料の弱い部分を提供することも可能である。同様に、縦
方向中央軸28の中心の支持本体19中にこうしたオリ
フィス21及び/またはスリット22を提供することも
可能である。できれば、こうしたオリフィス21及び/
またはスリット22は、ジョー本体5,6のための少な
くとも1つの設置ゾーン10、11に提供されることが
望ましい。こうしたオリフィス21及び/またはスリッ
ト22は、ジョー本体5、6の固定ねじ24またはビン
ディング・ユニット2の他の機能要素のためのアンカー
・ゾーン29のすぐ隣りに配置されることもある。従っ
て、例えば、オリフィス21及び/またはスリット22
は、設置ゾーン10に特に見られるように、−2方向矢
印17によって示される−縦方向に対して固定ねじ24
用のアンカー範囲29の前及び後ろに提供されることも
ある。
【0052】少なくとも1つのボア30は好適には支持
本体19のアンカー・ゾーン29に提供される。ビンデ
ィング・ユニット2のための適当な固定ねじ24がこう
したボア30にねじ止めされるが、これらは理想的には
製造業者によってすでに提供されており、ビンディング
・ユニット2を接合システム1中に固定する。設置ゾー
ン10中のボア30のボア配置は、複数の異なった種類
のビンディングが適合し、かつ/または異なった寸法の
ブーツが受け入れられるように選択される。アンカー・
ゾーン29は固定ねじ24用ボア30と共に、ビンディ
ング・ユニット2から遷移システム1及びその逆に力が
伝達される主要な点を構成する。
【0053】固定ねじ24の長さまたは貫通深さとアン
カー・ゾーン29の厚さは、ビンディング・ユニット2
がもっぱらアンカー・ゾーン29で支持本体19中にだ
け固定されるように選択される。しかし、ビンディング
・ユニット2用の固定ねじ24が、固定ねじ24によっ
て概略例示されるように、実際のランナ3を貫通しない
ように注意を払うべきである。
【0054】ビンディング・ユニットの他の機能要素、
例えばブレーキ装置7または滑動プレート機構31のた
めの固定ねじも、ランナ3の上面8を貫通しないが、支
持本体19の耐負荷機構中に保持されるような寸法であ
る。
【0055】その末端設置ゾーン10、11の間で、支
持本体19は好適には細くなった設計の中央範囲32を
有し、その表面積の寸法は、ジョー本体5、6の支持表
面及び/またはその案内トラック15、16に対応す
る。従って、支持本体19は好適には中央範囲32でそ
の2つの端部範囲12、13より狭い。すなわち、支持
本体19は中央範囲32で、端部範囲12、13での支
持本体19の幅25の一部分、すなわち約5分の1〜約
2分の1である幅33を有する。支持本体19の中央範
囲32中の十分に配置された周辺スリット22によって
その曲げ抵抗モーメントは大きく低減され、ランナ3上
に配置される支持本体19はほとんどランナ3に影響し
ない。すなわち、この種の支持本体19を使用すること
で、ランナ3はその固有の曲げ剛性挙動に関してほとん
ど有害な影響を受けなくなる。
【0056】従って、支持本体19の中央範囲32中の
こうした細くなった部分32は、製造業者によって最適
な程度にランナ3に組み込まれた曲げ弾性変形特性を保
持する助けとなる。従って、支持本体19のために使用
される設置または保持システムに加えて、支持本体19
のために使用される構造設計と材料も、結果として得ら
れる支持本体19の曲げ抵抗モーメントの主要な要素で
ある。
【0057】従って、好適には支持本体19は細い、骨
格形構造を有する。象徴的に考えると、−図2に示され
る平面図に最もよく見られるように−支持本体19の周
辺輪郭は本質的に、好適には一体型の支持本体19の端
部範囲12、13より明確に細くなった中央範囲32を
主な特徴とする犬骨形状またはダンベル形状である。
【0058】好適実施形態では、支持本体19はプラス
チック材料、特に、例えばPOMのような硬質プラスチ
ック材料から製造される。従って、支持本体19は好適
には単一の射出成形部品として製造される。しかし、明
らかに、固定ねじ24を外れないように保持する高い能
力を有する任意の他の材料も本発明の範囲から離れるこ
となく使用できる。この場合、支持本体19は金属材
料、特に軽金属から製造されることもある。チタン−ア
ルミニウム合金のようなアルミニウム合金は、特にこの
目的に適っていると考えられる。同様に、支持本体19
は、異なった材料の組み合わせ及び/または繊維強化、
特にガラス繊維または炭素繊維強化プラスチックから製
造されることもある。
【0059】単一部片支持本体19を使用する代わり
に、多数部分、例えば2部分または3部分の支持本体1
9を提供することも可能である。例えば、中央範囲32
を別個の構成要素として提供することが考えられる。こ
の場合、中央範囲32は、プラスチック材料または金属
の比較的薄い、帯状接続要素34から製造されることも
ある。構造剛性は低いが十分に高い引っ張り強度を有す
るこの接続要素は前部及び後部プレート部分を接続し設
置ゾーン10、11を形成する。この場合、接続要素3
4の唯一の目的は、前部及び後部プレート部分間の所定
の距離、すなわち前部設置ゾーン10と後部設置ゾーン
11の間の距離を維持することである。
【0060】支持本体19を対応するランナ3の上に設
置する固定手段20も接合システム1の主要な構成要素
である。
【0061】固定手段20は少なくとも1つの固定クラ
ンプ35の形態で提供される。できれば、支持本体19
の−2方向矢印17によって示される−縦方向に互いに
間隔の開いた幾つかの固定クランプ35が提供されるの
が望ましい。固定クランプ35は、支持本体19の−2
方向矢印17によって示される−縦軸に対してほぼ横方
向、かつビンディングの縦軸に対して横方向に通り、支
持本体19の部品範囲にかかるブリッジ機構内に延び
る。従って、固定クランプ35は、ランナ3、すなわち
スキー4の第1縦方向縁端範囲36から反対側にある縦
方向縁端範囲37まで支持本体19の−2方向矢印17
によって示される−縦軸に対して横方向に延びる。こう
した固定クランプ35は、基本的に支持本体19から独
立した別個の構成要素である。ランナ3に対して横方向
に通る固定クランプ35の幅38は設置ゾーン10、1
1の縦方向範囲の一部、すなわち約1cm〜約5cmに
過ぎない。−2方向矢印17によって示される−縦軸に
対して横方向に測定される固定クランプ35の長さ39
またはブリッジ幅は、約3cmからビンディング設置範
囲のランナ3の幅程度、すなわち最大約10cmまでで
ある。長さ39に対するブラケット形固定クランプ35
の端部範囲には、他の別個の固定ねじ41を受けるオリ
フィス40または周辺スリットが提供される。固定クラ
ンプ35に垂直にねじ止めされるこうした固定ねじ41
は固定クランプ35をランナ3の上面8に堅固に固定す
る。すなわち、固定クランプ35は、他の固定ねじ41
によってランナに堅固にか、またはある程度の遊びをも
ってねじ止めされ、張力の事前印加はねじを締め付ける
度合いによって決定される。
【0062】支持本体19の少なくとも一部の範囲は固
定クランプ35を貫通しその下側を通るので、支持本体
19は、少なくとも固定クランプ35の周囲の中間範囲
では、ランナ3の上面8から浮き上がらないように固定
される。こうした固定クランプ35は主としてジョー本
体5、6のためのアンカー・ゾーン29または設置ゾー
ン10、11の周囲または隣りのすぐ近くの範囲内に配
置される。この実施形態として例示される例に示される
ように、1つの固定クランプ35だけが設置ゾーン10
の先頭のアンカー・ゾーン29のすぐ前に提供される。
ジョー6のための後部設置ゾーン11には2つの固定ク
ランプ35が提供され、固定クランプ35の1つはジョ
ー6のための設置ゾーン11の中央に配置され、もう1
つの固定クランプ35は設置ゾーン11の前端範囲に配
置される。従って、固定クランプ35が、ジョー本体
5、6と支持本体19との間で力が直接伝達されるアン
カー・ゾーン29から可能な最も狭い位置に配置される
ということは本質的な要素である。このように固定クラ
ンプ35がアンカー・ゾーン29に対して多かれ少なか
れ隣接して配置されることは、支持本体19が比較的低
い自然剛性を有するという事実にかかわらず、ランナ3
上のジョー本体5、6に対する高い保持力が得られ、ラ
ンナ3の上面8に対して支持本体19がほとんどずれな
いようにするため重要である。
【0063】固定クランプ35の形状は、特にその内部
輪郭では、少なくとも一部の範囲で、各固定範囲の支持
本体19の外部輪郭に一致する。できれば、支持本体1
9に面する固定クランプ35の内面または側面は各固定
範囲で支持本体19の外部輪郭を補完するのが望まし
い。支持本体19の固定範囲内の断面が矩形、特に正方
形または台形または代替的に弓形に曲がっていれば特に
実際的であることが判明している。ランナ3にねじ止め
されると、各固定クランプ35の底面は可能な限り隙間
なしに支持本体19の外部輪郭に一致するので、−2方
向矢印17によって示される−縦方向に対して横方向の
ランナ3に対する支持本体19の偏向運動を防止する。
しかし、主要な要素は、ランナ3が変形する、特に屈曲
する場合、固定クランプ35がランナ3に対して縦方向
に支持本体19の相対的調整性を許容するということで
ある。
【0064】従って、スキー上にしっかりと設置された
固定クランプ35は、ランナ3に対して、支持本体19
のための縦方向案内装置42を形成する。この縦方向案
内装置42は、ランナ3が曲がる時、支持本体19とラ
ンナ3との間の補償運動だけを可能にする。他の自由
度、特に支持本体19の縦方向中央軸に対して垂直な全
ての横方向運動は、この縦方向案内装置42によって大
部分妨げられる。支持本体19と固定クランプ35との
間の標準案内長さは10分の数mmから約5mmまでで
あり、主としてランナ3の変形の度合いに依存しかつ固
定クランプ35の固定位置と選択される測定位置に依存
する。この種の補償経路は、固定クランプ35と支持本
体19の周囲範囲との間の適当な自由部分またはくぼみ
によって容易に提供される。
【0065】また、固定クランプ35の範囲、別言すれ
ばランナ3の固定範囲では、支持本体19はくぼみ43
または、設置ゾーン10、11の最大幅25と比較して
細くなった範囲を有する。固定範囲中の支持本体の残り
の接続ウェブ44の幅は、設置ゾーン10、11中の支
持本体19の幅25のごく一部、すなわち約5分の1〜
2分の1である。その結果、他の固定ねじ41は、やは
りジョー本体5、6のための設置平面23に対して垂直
に、ランナ3にねじ止めされる。すなわち、これによっ
て固定クランプ35のための固定ねじ41はランナ3の
上面8にねじ止めされるので、ねじが外れることを防止
する高度の抵抗が保証される。
【0066】また、固定ねじ41をランナ3またはスキ
ー4の側面に固定することも考えられる。この場合、固
定クランプ35は側面範囲と同じだけ延びるが、この場
合、支持本体19が固定範囲で高くなっていることが絶
対的に重要である。
【0067】この実施形態として例示される例では、固
定クランプ35は基本的に帽子掛け形状であり、こうし
た固定クランプ35の端部範囲は一度設置されると隙間
なしにランナ3の上面8の上に置かれる。
【0068】従って、接合システム1の−2方向矢印に
よって示される−縦方向の範囲では、特に個々の固定ク
ランプ35によって形成される縦方向案内装置42が不
規則に配置されている際個別に保持されるので、ランナ
3の上面8の上で滑動動作により移動することができ
る。従って、支持本体19またはビンディング支持プレ
ート9全体は好適には単一の固定位置45のみでランナ
3と結合し、運動の際完全にそれに堅固に固定されてい
る。固定されているとは、支持本体19または接合シス
テム1ができる限り堅固かつあらゆる空間方向に滑動し
ないようにランナ3の上面8に結合されていることを意
味する。この例として示される実施形態では、支持本体
19のこの固定位置45は中央範囲32に面する前部設
置ゾーン10の端部範囲に提供される。以下さらに詳細
に説明されるように、この固定位置45はまた支持本体
19に対して中央の接合システム1の中央範囲32に配
置されることもある。同様に、この固定位置45が端部
範囲12、13の1つ、または後部設置ゾーン11の範
囲に提供されることも考えられる。ランナ3に対する支
持本体19の固定位置45は好適には、支持本体19中
の少なくとも1つのボア46に挿入され、多かれ少なか
れ押し込み嵌合でランナ3の上面8に対して支持本体1
9を押す、少なくとも1つ、及びこの例として示される
実施形態では2つの固定ねじ41によって得られる。こ
の固定位置45では、縦方向案内装置42内を滑動する
支持本体19の固有の能力は、ランナ3が力のかかって
いない状態にあり非動作状態にある時には本質的に無効
である。ランナ3が垂直曲げ応力の対象になる時、特に
ランナ3が正及び/または負の屈曲の対象になる時、縦
方向案内装置42と固定クランプ35との設計は支持機
能を伴うようになる。ランナ3がこうした垂直曲げ応力
の対象になるまで支持本体19または接合システム1と
ランナ3との間の相対滑動動作は発生しない。こうした
相対滑動運動は当然ビンディング支持プレート9の端部
範囲12、13で最大になり、ランナ3と支持本体19
との間の必要な縦方向補償は固定位置45からの距離が
大きくなるほど増大する。
【0069】本発明によって提案される接合システム1
では、ランナ3に面する支持本体19の底面47が、図
1で最もよく例示されているようにランナの上面8と押
し込み嵌合することが非常に重要である。ランナ3の上
面8と支持本体19及びビンディング支持プレート9の
少なくとも一部の範囲との間の押し込み結合は特に、接
合システム1とランナ3との間の接続の強さまたは寸法
安定性を改善する助けとなる。重要な要素は、支持本体
19とランナ3の互いに向かい合う範囲間の少なくとも
部分的な押し込み嵌合のため、従来の支持プレート機構
と比較して比較的低い自然安定性と寸法安定性を有する
支持本体19が得られるということである。支持本体1
9とランナ3との間の少なくとも部分的な押し込み接続
の結果、支持本体19と接合システム1全体のこの本質
的に低い自然剛性はビンディング・ユニット2の安定性
にとって有害でなく、移動特性を損なわない。反対に、
試験測定が示したところによれば、ランナ3の曲がり曲
線は接合システム1が組み立てられた時でも本質的に変
化せず、ランナ3、すなわちスキー4は、製造業者の設
計によって組み込まれる作為的な特性によってほとんど
影響されず、全体として調和した曲がり曲線を提供す
る。従って、曲がり曲線のほぼ弓形の経路は、接合シス
テム1がランナ3上に設置された後でもほとんど変化せ
ず、ランナ3の移動力学に関する特性または滑走及び案
内特性はスキー・ブーツがビンディング・ユニット2内
に配置された後でもほぼ理想的である。
【0070】支持本体19の底面47とランナ3の上面
8の部分範囲との間のこの押し込み接続を生ずる方法は
以下さらに詳細に説明される。
【0071】本質的な要素は、支持本体19とランナ3
との間のこの押し込み嵌合が、支持本体19とランナ3
が−2方向矢印17によって示される−縦方向に互いに
相対的に変位して案内されるように設計されているとい
うことである。従って、上記で言及された押し込み嵌合
は、ランナ3の上面8に接続される支持本体19の底面
47が別の、独立した縦方向案内装置48を構成するよ
うなものである。支持本体19とランナ3との間のこの
縦方向案内装置48は支持本体19の−2方向矢印17
によって示される−縦方向の上記の部品間の相対的滑動
運動を許容するが、できる限り隙間なしに、−2方向矢
印17によって示される−縦方向に対して横の、多かれ
少なかれ設置平面23と平行な偏向運動を防止する。従
って、支持本体19の縦方向経路と平行に整合された縦
方向案内装置48は、ランナ3が変形する際上向き及び
下向き両方向で、支持本体19またはインタフェース・
システム1とランナ3との間の補償運動を可能にする。
【0072】その結果、ランナ3に向かい合い−2方向
矢印17によって示される−縦方向の十分な案内安定性
と案内精度を提供するビンディング支持プレート9の少
なくとも底部範囲が、ランナ3の上面8の断続的相補輪
郭成形部分に少なくとも部分的に嵌合できることが重要
である。従って、ランナ3の上面8と、ひいてはそれと
嵌合する支持本体19の断面は、3mmを越える側方偏
移運動がないような寸法安定性または硬度と相互嵌合精
度を有さなければならない。
【0073】好適実施形態では、接合システム1または
ビンディング支持プレート9はまた、少なくとも一部の
範囲で、フレームまたはベアリング・フレーム状支持本
体19に重なり合う、またはそれを収容するカバー要素
49を有する。このカバー要素49は主として、ビンデ
ィング支持プレート9と接合システム1全体の外観を決
定するものである。できれば、ビンディング支持プレー
ト9全体の視覚的外観を決定するカバー要素49は単一
の部片から製造されるのが望ましい。明らかに、いくつ
かのカバー要素49を提供することも可能であるが、こ
の場合、各カバー要素49は支持本体19の個々の部分
に割り当てられ、例えば、固定クランプ35の周囲の範
囲だけを覆うことを可能にする。同様に、一方で魅力的
な視覚的外観を生じ、かつ他方で様々な寸法と種類の支
持本体19に対応する容易な手段を提供するため、互い
に接続されているかまたは重なり合ういくつかのカバー
要素49を配置することも考えられる。
【0074】ここで例として示される実施形態では、カ
バー要素49は力の伝達を担当する耐負荷支持本体19
の上部のカバー・フードの形態で提供される。
【0075】例示される実施形態では、カバー要素49
は、望ましい色または色の組み合わせの部分的に透明な
プラスチック材料から製造される。透明なプラスチック
材料は、下にあるデザインが見え、興味深い外観を付与
するように使用される。図2に示される図では、概略例
示される、下にある固定クランプ35と支持本体19は
目に見える。明らかに、非透過性または不透明な材料、
特にプラスチック材料からカバー要素を製造することも
可能である。
【0076】カバー要素49は好適には射出成形工程に
よりプラスチックから製造されランナ3と比較して全体
として柔軟である。このカバー要素49の高い弾性また
は比較的やわらかい本体が意味するのは、カバー要素4
9を取り付ける際ランナ3の大部分の輪郭成形上面8に
適合させられるということである。弾性カバー要素49
は形状と嵌合に関してある程度の不正確さを補償できる
ので、カバー要素49の下側にある部品、特に支持本体
19と固定クランプ35は、全体として接合システム1
を取り囲む範囲から明確に仕切られる。その結果、氷ま
たは雪がカバー要素49とランナ3の上面8との間に入
ることができる限り防止され、接合システム1は、極め
て不利な条件下でもできる限り正しく機能し続ける。
【0077】特に中央範囲32では、カバー要素49の
曲げ抵抗モーメントをできる限り低く保つため、カバー
要素49は材料50中のくぼみ、スリット、ディンプル
または同様のものを有することもある。
【0078】従って、カバー要素49がビンディング支
持プレート9全体の安定性に貢献することはほとんどな
く、仮に貢献するとしても、それは比較的わずかな度合
いに過ぎない。
【0079】特に、カバー要素49が弾性特性を有する
プラスチック材料から製造される場合、少なくともジョ
ー本体5、6のための設置ゾーン10、11と協働する
カバー要素49の部分はくぼみを有するか、またはわず
かに緩められている又は壁が薄くなっている。ここで例
として示される実施形態では、ブロック形設計で直立し
て支持本体19上に提供されるアンカー手段29が直接
カバー要素49に挿入される。このため、カバー要素4
9の少なくとも一部の範囲に切り抜き51が提供され、
それを通じて設置ゾーン10、11の一部、特にアンカ
ー・ゾーン29が、カバー要素49の表面52と同一平
面になるように挿入される。
【0080】カバー要素49に切り抜き51または穴を
提供する代わりに、カバー要素49は、ジョー本体5、
6と支持本体19との間で力が伝達される範囲が薄くな
るように設計され、この力が伝達されるゾーンでカバー
要素49の柔軟性が大部分除去されることもある。力が
伝達される範囲でカバー要素49の材料を薄くすること
は、支持本体19及び固定ねじ41、またはランナ3の
中心的構成要素が、それ以外の場合発生しうる水分の浸
入から有効に保護されるので、カバー要素49に切り抜
き51を提供することに対して利点を有する。
【0081】支持本体19の接続ウェブ44は、できる
限り隙間なしにランナ3に固定される固定クランプ35
によってブリッジ接続されており、−上記で言及された
ように−支持本体19の設置ゾーン10、11の幅25
と比較して比較的狭い設計である。設置ゾーン10がラ
ンナ3上でビンディングの縦軸に対してできる限りねじ
れないように固定するため、固定クランプ35の少なく
とも一部は保持延長部53を有する。こうした保持延長
部53は、これらに向かい合う設置ゾーン10及び/ま
たは11の周辺範囲と重なり合う。その結果、設置ゾー
ン10、11は支持本体19の−2方向矢印17によっ
て示される−縦軸とビンディングの縦軸に沿って傾斜す
るのが事実上防止される。このため、設置平面23と垂
直に延びる方向に、肩状保持延長部53が、プレート状
要素に対してほぼ隙間なしに設置ゾーン10,11と共
に収まる。接続ウェブ44と隣接する設置ゾーン10及
び/または11との間の範囲は、相対的に言って幅広く
表面積が大きいので、保持延長部53と重なり合う。そ
の結果、設置ゾーン10、11とプレート部分はランナ
3の上面8から一方に持ち上がるのが防止される。従っ
て、比較的高いねじり力がジョー本体5、6によって支
持本体19に加えられる場合でも、この機構によってジ
ョー本体5、6の1つが−2方向矢印17によって示さ
れる−ビンディングの縦軸に沿って傾斜するのが防止さ
れる。すなわち、走行行程が急激に曲がる時最初に発生
するもののような高い負荷の下でも、力はできる限り最
も直接的に遅延なくランナ3に伝達されるので、ランナ
3は選択的に正確かつ計算可能な方法で制御される。
【0082】従って、保持延長部53または固定クラン
プ35と設置ゾーン10、11のプレート部分との間の
重なり合いは、縦方向案内装置42及び/または48の
縦方向補償の能力を維持するように選択される。
【0083】できれば、固定クランプ35の保持延長部
53と、設置ゾーン10、11によって形成されるほぼ
平坦な支持表面を有するプレート部分との間の重なり合
う範囲は、ジョー本体5、6の設置平面23より深く、
かつビンディング・ユニット2を支持するアンカー・ゾ
ーン29の平面より深く配置されるのが望ましい。
【0084】図3〜図6は、上記で説明された実施形態
とわずかに異なった、本発明によって提案されるビンデ
ィング支持プレート9と接合システム1の実施形態を例
示するが、同じ構成要素を示す場合同じ参照符号が使用
される。従って上記で示された説明は意味に関して同じ
参照符号によって示される同じ部品に置き換えられる。
【0085】ここでも、ビンディング支持プレート9ま
たは接合システム1は本質的に細い、フレーム状の高く
なった支持本体19を備えており、それがクランプ形固
定手段20によってボード形ランナ3、すなわちスキー
4の上に設置される。水平設置平面23に対して垂直な
方向では、このリブ付き支持本体19はスキー・ビンデ
ィングに対してありうる最も低い曲げ抵抗モーメントを
有する。このため、本質的に平坦またはプレート状の支
持本体19は、材料中に複数のオリフィス21及び/ま
たはスリット22及び/または断面積の縮小した部分ま
たは切り抜きを備えている。支持本体19の設置ゾーン
10、11及び端部範囲12、13は、特に支持本体1
9の中央範囲では、支持本体19の他の部分または範囲
より幅広いかまたは表面積が大きい。
【0086】支持本体19の底面47の一部範囲はラン
ナ3の上面8の輪郭成形部分のある部分と押し込み嵌合
し、支持本体19とランナ3との間のこの相補的な輪郭
成形部分はランナ3の−2方向矢印17によって示され
る−縦方向の縦方向案内装置48を構成するが、これは
ランナ3が屈曲及び/または逆屈曲の対象になる時支持
本体19または接合システム1全体とランナ3との間の
縦方向補償運動を可能にする。支持本体19はここで
も、全ての空間方向で1つの固定位置45だけでランナ
3にしっかりと固定される。他方、固定位置45から間
隔の開いた支持本体19の端部範囲12、13は固定ク
ランプ35によってランナ3に固定されるが、ランナ3
の端部が曲がって中央範囲に対して上下する時はいつで
も、相対的な滑動運動により−2方向矢印17によって
示される−縦方向に変位しうる。
【0087】支持本体19とランナ3との間の接続は、
いくつかの板ばねが互いに上下に重ねあわされて配置さ
れ、ドグ・ボルトによって1つの点、すなわち中央範囲
で互いに結合されるが、板ばねの端部範囲は依然として
互いに滑動することができ、板ばね機構の望ましい付勢
及び制動効果を生じるような種類の板ばね組立体にたと
えられる。
【0088】この支持本体19は、かなり精巧繊細なも
のに見えるが、ビンディング・ユニットのジョー本体と
ランナ3との間の全ての力を伝達する機能を有してい
る。支持本体19の負荷能力はそれにもかかわらず高
い。これは、まず第一に、固定クランプ35がジョー本
体のための設置ゾーン10、11の周囲すぐ近くまたは
内部の範囲に配置され、さらに支持本体19は少なくと
も部分的にランナ3の上面8の輪郭成形部分と嵌合する
のでこの範囲では本質的に大きな力を支持できるように
なり、それによって組立体全体を安定にしているという
ことによって得られる。
【0089】この相対的に割れた支持本体19は、表面
上不安定に見えるかもしれないが、カバー要素49に覆
われ、これがこのすぐ使用できる接合システム1の外観
を本質的に決定する。支持本体19のためのカバー要素
49の主要な機能は、接合システム1の視覚的外観を決
定し、氷または雪との直接接触から支持本体19を保護
することである。従って、カバー要素49は接合システ
ム1全体の安定性または抵抗値にほとんど、またはごく
わずかしか影響を有さない。接合システム1の主要設計
要素として、カバー要素49は、特にその端部範囲で、
ビンディング・ユニットの案内トラックまたはジョー本
体を受けるほぼ平坦なゾーンを有し、例えばある角度で
延びる中央範囲にリブ、スリット、くぼみまたは同様の
ものを有することがある。
【0090】支持本体19と表面輪郭成形ランナ3との
間の縦方向案内装置48は図6に最もよく例示されてい
る。1つの有利な実施形態では、ランナ3はその上面8
に、例えば間にくぼみ56のある、2つのビード形上昇
部分54、55を有する。これらの上昇部分54、55
とこのくぼみ56はランナ3のほぼ全長にわたって延
び、別言すればその範囲内にビンディングと接合システ
ム1のための設置範囲を含む。
【0091】上記で説明されたような表面輪郭成形部分
を伴う実施形態を使用する代わりに、ランナの上面は、
押し込み結合を可能にし、接合システム1とランナ3と
の間の案内手段としての役目を果たすことのできる任意
の他の形状でもよい。曲線の、正確な断面の上昇部分5
4、55を提供する代わりに、本質的に台形の上昇部分
54、55を使用することも可能であるが、この場合そ
れらの間のくぼみ56は、接合システム1と支持本体1
9のための滑動設置または支持を提供するために使用さ
れる。
【0092】この図面から明らかなように、ランナ3の
輪郭成形部分、特にそのくぼみ56は、クランプ形固定
手段20、特に固定クランプ35と協働して、事実上支
持本体19とその接続ウェブ44のための案内通路57
を形成する。図6の図面に明瞭に例示されているよう
に、支持本体19は、少なくともビンディング・ユニッ
トのジョー本体のための設置ゾーン10、11の下側の
範囲では、ランナ3の上面8の輪郭成形部分に正確かつ
その範囲について一致する設計である。すなわち、少な
くとも設置ゾーン10、11のこうした範囲では、支持
本体19の底面47はランナの上面の輪郭成形部分を補
完するよう設計される。従って、支持本体19のこの範
囲は、輪郭成形された上面8を有するランナ3上の平坦
な表面の設置ゾーン10、11の設計に対する一種のア
ダプタの役目を果たす。さらに、明瞭に例示されている
ように、設置ゾーン10、11は、設置ブロック機構中
で支持本体19の周囲の部分範囲の上になるように設計
されている。固定クランプ33の上面は、少なくとも同
一平面上で設置ゾーンに当接するか、または好適には設
置ゾーン10、11を形成する水平面のわずか下にあ
る。
【0093】図7及び図8は、本発明によって提案され
る、ランナ3上に組み立てられる接合システム1または
ビンディング支持プレート9の別の実施形態を例示す
る。構造が上記で説明されたものと本質的に同じである
場合、この実施形態の説明では同じ部品を示すため上記
と同じ参照符号が使用され、上記で示された説明の関連
する部分は意味に関して同じ参照符号を有する同じ部品
に置き換えられる。
【0094】この設計の本質的な差異は、この場合支持
本体19がランナ3の上面8の上昇部分54に対応また
はそれと協働するということにある。この上昇部分54
は、適当な形状のランナ3の上部層58及び/または上
部表面によって提供されるか、または上昇部分54は、
上面8に接合、すなわち接着、ねじ止め、ロック、また
は他の方法で固定される独立した輪郭成形要素59とし
て提供される。
【0095】ここで例として示される実施形態では、輪
郭成形要素59の断面は本質的に矩形で、例えばねじに
よって、ほぼ平坦な上面8の上でランナ3に固定され
る。従って、平坦な上面8と多かれ少なかれ台形の断面
を有するランナ3は、輪郭成形要素59が上面8に設置
されると上昇部分54を有することになる。この輪郭成
形要素59は、ランナ3のビンディング設置範囲全体に
わたって端から端まで延びるか、または、図7に例示さ
れるように、一部分だけにわたって提供される。この上
昇部分54または輪郭成形要素59は可能な限り少なく
とも設置ゾーン10、11の範囲に提供されることが望
ましい。
【0096】上昇範囲54または輪郭成形範囲59は、
支持本体19中の相補形くぼみ60または適当な寸法の
オリフィスに少なくとも部分的に嵌合する。−2方向矢
印17によって示される−縦方向に対して横方向に測定
されるこのくぼみ60の幅は多かれ少なかれ上昇部分5
4または輪郭成形要素59の幅に対応するので、横方向
に移動する余地はほとんどない。しかし、上昇部分54
または輪郭成形要素59と支持本体19の底面47上の
くぼみ60との間の縦方向寸法と配置は、ランナ3が変
形して支持本体19をある程度変形させる時支持本体1
9とランナ3との間に十分な補償経路を提供する、−2
方向矢印17によって示される−縦方向に縦方向案内装
置48が形成されるように選択される。ランナ3の−2
方向矢印17によって示される−縦方向で支持本体19
とランナ3との間に必要な最大補償経路は普通約6mm
であるが、本質的にはランナ3に対する固定位置45の
距離に依存する。
【0097】ランナ側の上昇部分54または輪郭成形要
素59は好適には、図7に最もよく例示されているよう
に、クランプ形固定手段20の下側にも延びる。従っ
て、スキーにしっかり取り付けられるこうした輪郭成形
要素59は製造段階の最初から提供されるか、または、
本発明によって提案される接合システム1がディーラま
たはユーザにより任意の種類のランナ3またはスキー4
に設置できるように、接合システム1の構成要素として
供給される。従って、図7、8に例示される設計は本質
的にランナ3の種類に依存せず、本発明のこの接合シス
テム1はきわめて多様な種類のランナ3またはスキー4
に容易に設置できる。
【0098】輪郭成形要素59はプラスチック材料及び
/または軽金属から製造され、輪郭成形要素59はでき
る限り低い曲げ抵抗モーメントを有する。このため、ス
リット及び/またはくぼみは、輪郭成形要素59の側面
範囲と共に上面及び/または底面にも提供される。
【0099】また、上昇部分54は、互いにある距離だ
け間隔の開いた少なくとも2つのアンカー要素、すなわ
ちねじ61の形態でランナ3の上面8に提供されること
もある。この場合これらのアンカー要素またはねじ61
の頭部はランナ3の上面8の上の上昇部分54を構成す
る。支持本体19のための案内部分を増大するため、こ
れらのねじ61は、接合部分を大きくするためスリーブ
または他の要素またはフィッティングを備えることがあ
る。少なくとも1つのアンカー要素、すなわち適当に設
計されたねじ61は、ランナ3のアンカー機構を設ける
ように各設置ゾーン10、11のために提供される。
【0100】この設計の利点は、本発明によって提案さ
れる接合システム1が任意の種類のスキー4に設置また
は組み込まれることである。
【0101】この実施形態の支持本体19は、材料とひ
いては重量の点で最適化され、やはり−2方向矢印17
によって示される−縦方向に滑動するようにクランプ形
固定手段20によってランナ上に保持されており、1つ
の絶対固定位置45だけでランナ3に対して全ての空間
方向に不動である。この固定位置45は、前部設置ゾー
ン10に面する接続要素34の端部範囲に配置された単
一の固定ねじ41によって得られる。また、−破線によ
って示されるように−固定位置45を決定するこの固定
ねじ41は支持本体19の一番前の端部範囲12または
一番後ろの端部範囲13に提供されることもある。
【0102】この実施形態では、別個の要素で支持本体
19及び/またはクランプ形固定手段20を覆うことは
絶対的に必要ではない。必要に応じて、ジョー本体また
はそれらの案内トラックは、固定クランプ35及び/ま
たは設置ゾーン10、11が上記の部品によってすでに
十分に覆われるように設計される。
【0103】図9〜図14は、ランナ3、すなわちスキ
ー4と、その上に設置されるビンディング・ユニット
(図示せず)との間の、本発明によって提案される接合
システム1の別の実施形態を例示する。この実施形態で
も、上記ですでに説明された部品を示すため同じ参照符
号が使用され、前述する説明は意味に関して同じ参照符
号を有する同じ部品に置き換えられる。
【0104】また、この実施形態は、ビンディング設置
範囲中のランナ3またはスキーの幅と比較して比較的細
い輪郭成形支持本体19を有し、その端部範囲12、1
3だけは対応するジョー本体とそれらの案内トラックを
支持し、その一方で力がかけられる時必要な寸法安定性
を保持する、十分に幅広い断面を有する。従って、支持
本体19の端部範囲12、13の設置ゾーン10、11
は、発生しうる最大の力が望ましい位置からの大きなず
れなしに吸収され、支持本体19が、意図される目的で
使用される場合破損しないような寸法である。
【0105】この実施形態では、支持本体19のための
少なくとも1つのクランプ形固定手段がそれぞれのビン
ディング部品のための外側アンカー・ゾーン29の間に
提供される。すなわち、クランプ形固定手段20は前部
設置ゾーン10に対して略中央に配置される。この実施
形態について例示されるクランプ形固定手段20、すな
わち支持本体19のための固定クランプ35は、2つ、
特に4つの固定ねじ41によってランナ3に固定され
る。従って、支持本体19は設置ゾーン10、11中の
固定クランプ35によってブリッジ機構内で重なり合
い、2つの対応するオリフィス40が対応する固定クラ
ンプ35について支持本体19の一方の側に提供される
か、または適当なスリットが固定ねじ41のために提供
される。この実施形態では、ジョー本体のための設置範
囲内の周辺スリット22は、固定クランプ35中のオリ
フィス40が略支持本体19中のボア30と整合するよ
うな寸法である。この実施形態では固定クランプ35の
横方向範囲は、−2方向矢印17によって示される−縦
方向の縦方向範囲より短い。
【0106】支持本体19の長さと一体でそれをブリッ
ジ接続する固定クランプ35は、ランナ3上に支持本体
19を確実に保持する。設置プレートが構造上比較的堅
固な設計である場合、設置ゾーン10、11の縦方向縁
端範囲だけがZ形等のこの種の保持プレートと嵌合する
機構を有することも可能である。
【0107】同様に、少なくとも設置ゾーン10、11
の一部で、縦方向案内装置48が支持本体19とランナ
3との間に提供される。このため、案内領域62が、支
持本体19の底面47の少なくともある部分に提供また
は形成される。この案内領域62は支持本体19の底面
47の上にあり、ランナ3の−2方向矢印17によって
示される−縦方向に延びる溝形くぼみ56に少なくとも
部分的に嵌合する。帯形案内領域62とランナ3中の溝
形くぼみ56との間の接点は直線形またはその場所の表
面全体として形成される。唯一重要なことは、支持本体
19が、少なくとも設置ゾーン10、11で−2方向矢
印17によって示される−縦方向に対して横方向に、で
きる限り隙間なく保持されるが、−2方向矢印17の−
縦方向に相対的変位する際縦方向案内装置48によって
−2方向矢印17の−縦方向に案内されるということで
ある。
【0108】この実施形態の別の特徴は、支持本体19
の両端部範囲12、13と対応するビンディング支持プ
レート9が、縦方向案内装置48中でランナ3の上面8
に対して自由に滑動するように設置されるという事実で
ある。
【0109】支持本体19または接合システム1全体は
縦方向位置決め装置63によって縦方向に位置決めされ
る。ここで例示される実施形態では、支持本体19のた
めのこの縦方向位置決め装置63は接合システム1の中
央範囲32に配置される。この縦方向位置決め装置63
は、2つの対応する端部範囲12、13に滑動式に設置
されると、ランナ3の−2方向矢印17によって示され
る−縦方向の保持位置に支持本体を保持する。例示され
る実施形態では、この縦方向位置決め装置63は、ラン
ナ3の製造業者によってあらかじめ決定された、スキー
・ビンディングの組立中点64に直接配置される。この
組立中点64は普通、ランナ3上の適当な表示によって
認識される。
【0110】最も単純な場合、この縦方向位置決め装置
63は十分に大きなねじ頭部と軸部の直径を有する適当
なねじの形態で提供される。このねじのために−2方向
矢印17によって示される−縦方向にある距離の間隔の
開いた複数のオリフィスまたは適当な細長い穴が支持本
体19中に提供されるならば、支持本体19または接合
システム1をランナ3の−2方向矢印17の−縦方向に
個別にずらしてランナ3に対するユーザの様々な直立位
置を提供することができる。
【0111】できれば、縦方向位置決め装置63はまた
垂直案内装置65を有することが望ましく、それによっ
て支持本体19は−2方向矢印17によって示される−
縦方向の特に提供される望ましい位置に位置決めされる
が、設置平面23に対して垂直で、ランナ3の上面8の
反対側のランナ3の走行表面に対して垂直な垂直方向に
自由に変位できるようになる。それにもかかわらず、端
部範囲12、13に設置されるため、支持本体19の中
央範囲32は、ビンディング設置範囲のランナ3の変形
運動に追従する。
【0112】もっとも単純な形式では、この垂直位置決
め装置65は、固定ねじ41の形態の縦方向位置決め装
置63の頭部の下側によって提供され、支持本体19の
上面から十分な距離にある。この設計では、支持本体1
9の中央範囲32はランナ3が曲がる時必ずしも変形し
ない。従って、支持本体19の中央範囲32は、この種
の縦方向位置決め装置63と垂直案内装置65によって
ランナ3に対する垂直方向に関してほとんど自由に配置
される。支持本体19の中央範囲32は、スキー4が曲
げられる時垂直運動を生じるために垂直案内装置65に
よって必ずしも変形しないので、ランナ3の固有の曲げ
特性は大部分保持される。
【0113】垂直案内装置65のために提供する必要の
ある最大変位経路66はビンディング設置範囲内のラン
ナ3の最大曲がりまたは屈曲に依存し数mmである。ス
キーがかなり高度の屈曲の対象になる時の最大変位経路
66は約5mmである。何れにしても、垂直案内装置6
5の案内長さは発生する最大変位経路66に適合する寸
法であるべきである。同様に、構造的設計の結果として
発生する変位経路66は故意にエンドストップを使用し
て制限されることがある。この種のエンドストップは上
昇を防止するために使用されることもあるが、これは不
意に長い変位経路66が発生し、支持本体19が突然縦
方向位置決め装置63から外れる場合縦方向位置決め装
置63が働かなくなるのを防止するものである。
【0114】ここで例として示される実施形態では、縦
方向位置決め装置63と垂直案内装置65は少なくとも
1つの保持ピン67の形態で提供され、少なくとも部分
的に整合くぼみ68に押し込み嵌合する。例示される実
施形態では、保持ピン67はランナ3に固定式に接続、
すなわちねじ止めされる。従って、保持ピン67は、設
置平面23に対して垂直に配置され、支持本体19の底
面47上に提供される少なくとも1つ、好適にはいくつ
かのくぼみ68または保持支持具に嵌合する。この保持
ピン67とくぼみ68とが正方形である場合、垂直案内
装置65は同時に提供され、それによって反対垂直方向
の支持本体19とランナ3との間の相対的変位が可能に
なる。
【0115】ここで例として示される実施形態では、ラ
ンナ側に設置される縦方向位置決め装置63は別個の構
成要素であり、その下側はランナ3の上面8の輪郭成形
部分と嵌合して変位する。この利点は、縦方向位置決め
装置63を、不便な設置をする又はボア型板を使用する
必要なしに正確かつ容易にランナ3上に設置できること
である。
【0116】垂直案内装置65は、端部範囲に対する中
央範囲の屈曲及び逆屈曲の際ランナ3のためのある程度
の補償の余地が存在し、且つランナ3が支持本体19に
対して下向き及び上向き両方にできる限り自由に垂直方
向に移動できるように設計される。
【0117】ランナ3と支持本体19との間の垂直補償
オプションを伴う縦方向位置決め装置63を提供する代
わりに、支持本体19を縦方向位置決め装置63の範囲
内でランナ3の上面8に固定式に取り付ける、すなわち
ねじ止め、ロック等することも当然可能である。
【0118】ランナ3の凹または凸形表面輪郭成形部分
と協働するクランプ形固定手段20によって形成される
案内通路57は図11に最も明瞭に見られる。図12及
び図14は主として、支持本体19の底面47がランナ
3の表面輪郭成形部分と押し込み嵌合して断続的または
直線的な接点を生じるが、それにもかかわらず十分な横
方向安定性と案内精度を提供していることを例示する。
支持本体19の底面47とランナ3の上面8との間のほ
ぼ断続的または直線的な接触の利点は、支持本体19と
ランナ3との間の摩擦表面が比較的小さいことである。
しかし、設置ブロックの範囲では、支持本体19の底面
47は、最大の圧力負荷の対象となる部分であるためラ
ンナ3の上面8の表面の可能な最大部分に置かれる。
【0119】破線によって示されるカバー要素49は、
支持本体19の上に設置され、好適には対応するビンデ
ィング・ユニットまたはその案内トラックと支持本体1
9との間に締め付けまたは固定されるだけである。従っ
て、カバー要素49と支持本体19との間の追加ねじ止
め接続は必要ない。できる限り隙間を小さくする一方で
支持本体のための魅力的なカバーを提供するため、簡単
なスナップ嵌合または押し込み嵌合滑動接続がカバー要
素49と支持本体19との間に提供されることがある。
【0120】図12から最もよく見られるように、支持
本体19中のボアによって対応するビンディング本体を
固定するボア30が提供されることもある。重要な要素
は、ジョー本体を固定するために使用されるそれぞれの
固定ねじ24がランナ3の上面8を貫通せず、ランナ3
に固定されないということである。ボア30が固定ねじ
24の抜けに対する抵抗を増大するねじ山69を備えて
いるならば、これは比較的薄い支持本体19によって特
に有利である。必要に応じて、ボア30はいわゆるイン
サートとして設計されることもあるが、これは特に支持
本体19の材料中に確実に固定され、抜けが防止され
る。
【0121】特に図14に見られるように、ランナ3の
ためのブレーキ装置が支持本体19にねじ止めされるこ
ともある。設置位置は好適には支持本体19中の少なく
とも1つのボア30によってあらかじめ決定される。
【0122】好適には、支持本体19の底面47とラン
ナ3の上面8との間の摩擦力はできる限り小さい。これ
は、上部層58と好適にはさらに支持本体19とが硬質
プラスチック材料から製造されることによって達成され
る。
【0123】ランナ3の上面8の輪郭成形部分は好適に
は、ランナ3の上部層58及び/または上部表面70の
三次元変形として提供される。従って、この種の輪郭成
形はランナ3を製造する工程に組み込まれる。ランナ3
は好適には、主として走行表面層71、上部表面70及
び/または底部表面と、必要に応じてコア構成要素と上
部層58とを備える、圧力下で互いに接着されるいくつ
かの層から構成されるサンドウィッチ状のユニットの形
態である。
【0124】支持本体19もいくつかの部品から構成さ
れる。すなわち、支持本体19は2つの部品からなり、
向かい合う支持本体部品は互いに重なり合う。重なり合
う幅を調整することで、様々な長さの単一部片支持本体
19が得られ、1種類の支持本体19を使用するため様
々なブーツ寸法を対応させることができる。
【0125】重要な特徴の1つは、支持本体19が、曲
げ応力の対象になる時直立平面に垂直な比較的低い、縦
方向曲げ剛性(N/mm2)を有するが、有利にもラン
ナ3との押し込み嵌合によって得られるような、比較的
高い横方向曲げ剛性(N/mm2)を有することであ
る。しかし、ランナ3が曲げの対象になる時ビンディン
グ・ユニットのジョー本体間の距離のある程度の不足を
回避することは不可能で、これらはまたジョー本体の1
つ、好適にはかかと部ジョーのいわゆるスラストばね機
構によって補償され、スキー・ブーツの高度の歪みが回
避される。
【0126】支持本体19の中央範囲32の寸法安定性
が主として意味するのは、垂直曲げ応力に対する比較的
低い曲げ抵抗である。例えば、細くなった中央範囲32
により、支持本体19自体も、ランナ3から取り外され
た時、比較的低いねじり剛性を有する。他方、引っ張り
応力に関しては、支持本体19はできる限り構造的に安
定である。
【0127】念のため最後に指摘しておくが、接合シス
テム1またはビンディング支持プレート9のさらに明瞭
な理解を提供するため、それらとそれらの構成部品はあ
る程度一定の縮尺に従わず、かつ/または拡大及び/ま
たは縮小された縮尺で例示されている。
【0128】個々の本発明の解決法の基礎をなす課題は
本説明中に見られる。とりわけ、図1、2、3、4、
5、6、7、8、9、10、11、12、13、14で
例示される個々の実施形態に関する事項は本発明によっ
て提案される個々の解決法とみなされる。課題と解決法
はこれらの図面に関する詳細な説明の中に見られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ランナ、特にスキーと、概略例示されたビンデ
ィング・ユニットとの間の、本発明によって提案される
ビンディング支持プレートの側面図を示す。
【図2】図1のビンディング支持プレートとランナの平
面図である。
【図3】本発明によって提案され図4〜図6で例示され
るビンディング支持プレート用支持本体の別の実施形態
のためのカバー要素の縦方向断面図である。
【図4】ランナのため本発明によって提案されるビンデ
ィング支持プレートの支持本体の平面図である。
【図5】図4で例示される支持本体とランナの側面図で
ある。
【図6】図4の線VI−VIに沿った断面で見た支持本
体とランナの図である。
【図7】カバー要素のない、本発明によって提案される
ビンディング支持プレートの別の実施形態の平面図であ
る。
【図8】図7の線VIII−VIIIに沿った断面で見
た、スキー上に設置されたビンディング支持プレートの
支持本体の図である。
【図9】概略例示されたカバー要素を伴う、本発明によ
って提案されるビンディング支持プレートの別の実施形
態の平面図である。
【図10】図9の線X−Xに沿った断面で見た、垂直案
内システムと併用される、支持本体用縦方向位置決めシ
ステムを示す。
【図11】図9の線XI−XIに沿った断面で見た、輪
郭成形ランナ、特にスキーと組み合わされた支持本体を
示す。
【図12】図9の線XII−XIIに沿った断面で見
た、ビンディング構成要素のための設置ゾーンの範囲内
の支持本体とランナを示す。
【図13】図9の線XIII−XIIIに沿った断面で
見た、縦方向位置決めシステムの範囲内の支持本体とラ
ンナの断面図である。
【図14】図9の線XIV−XIVに沿った断面で見
た、設置されるべきブレーキ装置の範囲内の支持本体を
示す。
【符号の説明】
1…接合システム 2…ビンディング・ユニット 3…ランナ 4…スキー 5、6…ジョー本体 7…ブレーキ装置 9…ビンディング支持プレート 10、11…設置ゾーン 12、13…端部範囲 15、16…案内トラック 18…固定装置 19…支持本体 20…固定手段 21…オリフィス 22…くぼみ 24…固定ねじ 27…支持リブ 29…アンカー・ゾーン 30…ボア 31…滑動プレート機構 32…中央範囲 35…固定クランプ 36、37…縦方向縁端範囲 40…オリフィス 41…固定ねじ 42…縦方向案内装置 43…くぼみ 48…縦方向案内装置 49…カバー要素 53…保持延長部 54、55…上昇部分 59…輪郭成形要素 63…縦方向位置決め装置 64…組立中点 65…垂直案内装置 67…保持ピン 71…走行表面層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アドルフ シュトニヒ ドイツ連邦共和国,アー−5603 クライナ ルル,クライナルル 187

Claims (47)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取り外し式にブーツを保持するビンディ
    ング・ユニットとボード形ランナとの間のビンディング
    支持プレート、特に接合システムであって、 ほぼ前記ビンディング・ユニットの長さである単一構成
    支持本体または多数構成要素支持本体を有し、該ビンデ
    ィング・ユニットの末端がビンディング・ユニットのジ
    ョー本体またはジョー本体のための案内トラックを受け
    る手段として提供され、前記ビンディング・ユニットの
    底面が少なくとも一部範囲でボード形ランナの上面に乗
    るように設計され、前記単一構成要素支持本体(19)
    の中央範囲(32)が前記単一構成要素支持本体の2つ
    の端部範囲(12、13)より低い構造剛性を有するこ
    とと、前記支持本体(19)の少なくとも1つの端部範
    囲(12、13)が、ビンディングの縦方向に自由に滑
    動するようにランナ(3)の上面(8)にクランプ形固
    定手段(20)によって設置されていることとを特徴と
    するビンディング支持プレート。
  2. 【請求項2】 前記クランプ形固定手段(20)が、前
    記支持本体(19)の縦軸に対して横方向且つビンディ
    ングの縦軸に対して横方向に延びることを特徴とする請
    求項1に記載のビンディング支持プレート。
  3. 【請求項3】 前記クランプ形固定手段(20)が、前
    記支持本体(19)にわたるブラケットの形で延びるこ
    とを特徴とする、請求項1または2のいずれか1項に記
    載のビンディング支持プレート。
  4. 【請求項4】 前記クランプ形固定手段(20)が、固
    定ねじ(41)を受けるため端部範囲に提供される半開
    固定クランプ(35)、オリフィス(40)またはスリ
    ットの形態で提供されることを特徴とする請求項1〜3
    のいずれか1項に記載のビンディング支持プレート。
  5. 【請求項5】 前記固定クランプ(35)の形状が対応
    する固定範囲内の前記支持本体(19)の輪郭に少なく
    とも部分的に適合することを特徴とする請求項1〜4の
    いずれか1項に記載のビンディング支持プレート。
  6. 【請求項6】 前記ジョー本体(5、6)を支持する手
    段として提供される前記支持本体(19)の前記端部範
    囲(12、13)が、周囲の部分範囲よりブロックの形
    状で高くなる、特に前記中央範囲(32)より高くなる
    ように形成されることを特徴とする請求項1〜5のいず
    れか1項に記載のビンディング支持プレート。
  7. 【請求項7】 平面図に見られる前記支持本体(19)
    の輪郭が犬骨形状またはダンベル形状のものであること
    を特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のビン
    ディング支持プレート。
  8. 【請求項8】 前記支持本体(19)が細い、骨格形構
    造を有することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1
    項に記載のビンディング支持プレート。
  9. 【請求項9】 前記支持本体(19)の底面(47)の
    少なくとも一部範囲がスキー(4)の上面(8)の輪郭
    成形部分を補完するよう形成されることを特徴とする請
    求項1〜8のいずれか1項に記載のビンディング支持プ
    レート。
  10. 【請求項10】 前記支持本体(19)の前記底面(4
    7)がランナ(3)の表面輪郭成形部分と押し込み嵌合
    した状態で少なくとも部分的に変位することを特徴とす
    る請求項1〜9のいずれか1項に記載のビンディング支
    持プレート。
  11. 【請求項11】 ランナ(3)の上面(8)を補完す
    る、前記支持本体(19)の前記底面(47)の輪郭成
    形部分が、前記ランナの輪郭成形部分と共に、ビンディ
    ングの縦軸の方向に延びる縦方向案内装置(48)を形
    成することを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項
    に記載のビンディング支持プレート。
  12. 【請求項12】 カバー要素(49)が、前記ベアリン
    グ・フレーム形支持本体(19)を少なくとも部分的に
    覆うように形成されることを特徴とする請求項1〜11
    のいずれか1項に記載のビンディング支持プレート。
  13. 【請求項13】 前記カバー要素(49)が、プラスチ
    ック材料から製造される可撓性を有する射出成形構成要
    素として提供されることを特徴とする請求項1〜12の
    いずれか1項に記載のビンディング支持プレート。
  14. 【請求項14】 前記カバー要素(49)の幅が縦方向
    でほぼ一定であることを特徴とする請求項1〜13のい
    ずれか1項に記載のビンディング支持プレート。
  15. 【請求項15】 可撓性を有する前記カバー要素(4
    9)が前記接合システム(1)の視覚的外観と外部輪郭
    とを決定することを特徴とする請求項1〜14のいずれ
    か1項に記載のビンディング支持プレート。
  16. 【請求項16】 固定ねじ(24)を受けるための事前
    形成ボア(30)が、ジョー本体(5、6)または案内
    トラック(15、16)を受ける設置ゾーン(10、1
    1)の範囲内に設けられることを特徴とする請求項1〜
    15のいずれか1項に記載のビンディング支持プレー
    ト。
  17. 【請求項17】 前記ジョー本体(5、6)または案内
    トラック(15、16)のための前記固定ねじ(24)
    の貫通深さが、前記設置ゾーン(10、11)の前記範
    囲内の前記支持本体(19)の厚さより短いことを特徴
    とする請求項1〜16のいずれか1項に記載のビンディ
    ング支持プレート。
  18. 【請求項18】 前記固定クランプ(35)が、前記ジ
    ョー本体(5、6)のための前記設置ゾーン(10、1
    1)の周囲または内部のすぐ隣りの範囲内に配置される
    ことを特徴とする請求項1〜17のいずれか1項に記載
    のビンディング支持プレート。
  19. 【請求項19】 前記固定クランプ(35)が、前記支
    持本体(19)の縦軸に対して横方向の前記固定ねじ
    (41)のための受け範囲内のスリットを伴うハット形
    状であることを特徴とする請求項1〜18のいずれか1
    項に記載のビンディング支持プレート。
  20. 【請求項20】 前記設置ゾーン(10、11)の平面
    に対してほぼ垂直に整合される前記固定クランプ(3
    5)の案内アーム間の隙間距離が前記支持本体(19)
    の縦方向中央軸(28)に対して横方向に通る前記設置
    ゾーン(10、11)の幅より小さいことを特徴とする
    請求項1〜19のいずれか1項に記載のビンディング支
    持プレート。
  21. 【請求項21】 少なくとも1つの固定クランプ(3
    5)が、前記設置ゾーン(10、11)を伴う設置ブロ
    ックの周囲範囲と重なり合う少なくとも1つの保持延長
    部(53)を有することを特徴とする請求項1〜20の
    いずれか1項に記載のビンディング支持プレート。
  22. 【請求項22】 前記支持本体(19)の前記縦方向中
    央軸(28)に対して横方向に測定される前記保持延長
    部(53)の幅、または前記支持本体(19)の前記縦
    方向中央軸(28)に対して横方向に測定される固定ク
    ランプ(35)の2つの外側保持延長部(53)の間の
    距離が、前記固定クランプ(35)の垂直案内アーム間
    の隙間幅より長いことを特徴とする請求項1〜21のい
    ずれか1項に記載のビンディング支持プレート。
  23. 【請求項23】 前記支持本体(19)の前記縦方向中
    央軸(28)に対して横方向に測定される保持延長部
    (53)の幅が前記設置ゾーン(10、11)の幅(2
    5)にほぼ一致することを特徴とする請求項21または
    22のいずれか1項に記載のビンディング支持プレー
    ト。
  24. 【請求項24】 前記支持本体(19)の前記中央範囲
    (32)が少なくとも部分的にランナ(3)の上面
    (8)のくぼみ(56)内にあることを特徴とする請求
    項1〜23のいずれか1項に記載のビンディング支持プ
    レート。
  25. 【請求項25】 前記支持本体(19)の前記中央範囲
    (32)または前記支持本体(19)の接続要素が、少
    なくとも部分的に、ランナ(3)の走行表面と該ランナ
    (3)の最大高さまたは最大厚さとの間の範囲内にある
    ことを特徴とする請求項1〜24のいずれか1項に記載
    のビンディング支持プレート。
  26. 【請求項26】 前記支持本体(19)の少なくとも前
    記中央範囲(32)が、互いにある距離だけ間隔の開い
    た前記支持本体(19)の前記2つの端部範囲(12、
    13)よりランナ(3)の中間ファイバの範囲に近いこ
    とを特徴とする請求項1〜25のいずれか1項に記載の
    ビンディング支持プレート。
  27. 【請求項27】 前記支持本体(19)の前記中央範囲
    (32)が前記支持本体(19)の前記設置ブロックと
    前記設置ゾーン(10、11)との間の高い引っ張り強
    度の接続要素であり、末端設置ブロックよりかなり低い
    曲げ剛性を有することを特徴とする請求項1〜26のい
    ずれか1項に記載のビンディング支持プレート。
  28. 【請求項28】 前記支持本体(19)の前記中央範囲
    (32)が、帯形要素の特性、すなわち前記支持本体
    (19)のジョー本体(5、6)のための設置平面(2
    3)に対する垂直な方向の負荷に関して高い引っ張り強
    度と低い自然剛性を有することを特徴とする請求項27
    に記載のビンディング支持プレート。
  29. 【請求項29】 前記支持本体(19)が、ランナ
    (3)に対して1点だけで固定されるように設置できる
    ことを特徴とする請求項1〜28のいずれか1項に記載
    のビンディング支持プレート。
  30. 【請求項30】 ランナ(3)に対する前記支持本体
    (19)の固定位置(45)がビンディング・ユニット
    (2)の前部ジョーを受ける範囲内にあることを特徴と
    する請求項1〜29のいずれか1項に記載のビンディン
    グ支持プレート。
  31. 【請求項31】 前記支持本体(19)の、縦方向範囲
    内、特に前記中央範囲(32)内で、縦方向にランナ
    (3)に対して前記支持本体(19)を保持する縦方向
    位置決め装置(63)が提供されることを特徴とする請
    求項1〜29のいずれか1項に記載のビンディング支持
    プレート。
  32. 【請求項32】 前記縦方向位置決め装置(63)が、
    ランナ(3)に対して縦方向の位置に前記支持本体(1
    9)を正確に保持し、ランナ(3)の上面(8)に対す
    る前記支持本体(19)の前記中央範囲(32)の垂直
    自由度を許容することを特徴とする請求項1〜31のい
    ずれか1項に記載のビンディング支持プレート。
  33. 【請求項33】 前記縦方向位置決め装置(63)が、
    前記支持本体(19)の前記中央範囲(32)と押し込
    み嵌合して変位できる、ランナ側に設置される保持部材
    を有することを特徴とする請求項1〜32のいずれか1
    項に記載のビンディング支持プレート。
  34. 【請求項34】 前記ランナ側保持部材がランナ(3)
    上のビンディング・ユニット(2)のための組立中点
    (64)に対して中央に設置されることを特徴とする請
    求項1〜33のいずれか1項に記載のビンディング支持
    プレート。
  35. 【請求項35】 前記縦方向位置決め装置(63)が、
    前記支持本体(19)の前記中央範囲(32)に挿入さ
    れるほぼ隙間のない固定ねじ(41)の形態で提供され
    ることを特徴とする請求項1〜34のいずれか1項に記
    載のビンディング支持プレート。
  36. 【請求項36】 前記固定ねじ(41)のフランジの底
    面が、該固定ねじ(41)のためのオリフィス(40)
    の周囲範囲の上の所定距離に配置されることを特徴とす
    る請求項35に記載のビンディング支持プレート。
  37. 【請求項37】 前記ランナ側保持部材が、前記支持本
    体(19)の縦方向に互いに所定距離だけ間隔を開けて
    配置されるいくつかのくぼみ(68)またはオリフィス
    の1つと嵌合し必要に応じて変位する、設置平面(2
    3)または直立平面に対して垂直に延びる少なくとも1
    つの保持ピン(67)を有することを特徴とする請求項
    1〜36のいずれか1項に記載のビンディング支持プレ
    ート。
  38. 【請求項38】 前記支持本体(19)が、ランナ
    (3)上に固定式に設置される保持部材によって、ラン
    ナ(3)の縦方向に相対的に変位しロックされることを
    特徴とする請求項1〜37のいずれか1項に記載のビン
    ディング支持プレート。
  39. 【請求項39】 前記支持本体(19)がブーツを設置
    するための滑動プレート機構(31)の範囲内で支持リ
    ブ(27)を有することを特徴とする請求項1〜38の
    いずれか1項に記載のビンディング支持プレート。
  40. 【請求項40】 前記支持本体(19)が前記中央範囲
    (32)内で分割され、互いに向かい合う前記支持本体
    部品の端部範囲の重なり合う幅が変化することを特徴と
    する請求項1〜39のいずれか1項に記載のビンディン
    グ支持プレート。
  41. 【請求項41】 一体型サンドウィッチ状ユニットを形
    成する走行表面層と上部層との間にいくつかの層を有
    し、該いくつかの層の上面が、直接ビンディング・ユニ
    ットを支持するか、またはプレート形ビンディング支持
    プレートがランナの上面とビンディング・ユニットの底
    面との間に設置されるように形成されるランナ、特にス
    キーであって、 ビンディング・ユニットのための設置範囲の少なくとも
    一部範囲が三次元形状または輪郭成形されており、ラン
    ナ(3)の前記輪郭成形部分範囲が請求項1〜40のい
    ずれか1項に記載のビンディング支持プレート(9)の
    底面(47)との少なくとも部分的な押し込み嵌合を生
    じる手段として提供されることを特徴とするランナ。
  42. 【請求項42】 前記上面(8)の上の前記輪郭成形部
    分が、縦方向に通る少なくとも1つのくぼみ(56)に
    よって提供されることを特徴とする請求項41に記載の
    ランナ。
  43. 【請求項43】 前記上面(8)の上の前記輪郭成形部
    分が、少なくとも1つの上昇部分(54、55)によっ
    て提供されることを特徴とする、請求項41または42
    のいずれか1項に記載のランナ。
  44. 【請求項44】 前記輪郭成形部分がランナ(3)の前
    記上部層(58)及び/または上部表面の三次元変形と
    して提供されることを特徴とする、請求項41〜43の
    いずれか1項に記載のランナ。
  45. 【請求項45】 前記上昇部分(54)が前記上面
    (8)に固定される輪郭成形要素(59)として提供さ
    れることを特徴とする、請求項41〜44のいずれか1
    項に記載のランナ。
  46. 【請求項46】 前記輪郭成形要素(59)が前記上面
    (8)にねじ止めされることを特徴とする、請求項41
    〜45のいずれか1項に記載のランナ。
  47. 【請求項47】 前記上昇範囲(54)が、ランナ
    (3)に固定される大きなねじ頭部を有する少なくとも
    1つのねじ(61)によって提供されることを特徴とす
    る請求項41〜46のいずれか1項に記載のランナ。
JP2001274802A 2000-09-11 2001-09-11 ビンディング支持プレート及びボード形ランナ Pending JP2002126157A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
AT1535/2000 2000-09-11
AT0153500A AT410638B (de) 2000-09-11 2000-09-11 Bindungstragplatte und brettartiges gleitgerät hierzu

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002126157A true JP2002126157A (ja) 2002-05-08

Family

ID=3688323

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001274802A Pending JP2002126157A (ja) 2000-09-11 2001-09-11 ビンディング支持プレート及びボード形ランナ

Country Status (5)

Country Link
US (1) US6679514B2 (ja)
EP (1) EP1186327B1 (ja)
JP (1) JP2002126157A (ja)
AT (2) AT410638B (ja)
DE (1) DE50113528D1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101535794B1 (ko) * 2013-01-13 2015-07-09 이지하 스노우 슬라이딩 장치
KR101535793B1 (ko) * 2013-01-13 2015-07-09 이지하 다기능 블록 및 이를 구비한 스노우 슬라이딩 장치

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20050212258A1 (en) * 1974-07-01 2005-09-29 Mark Enders Flex Enhancing Device
DE60119961T2 (de) * 2000-11-17 2006-12-21 Scott Sports S.A. Ski und snowboard mit veränderlicher radialer geometrie
FR2820982B1 (fr) 2001-02-20 2003-03-28 Rossignol Sa Planche de glisse
FR2820983B1 (fr) 2001-02-20 2004-04-16 Rossignol Sa Planche de glisse
FR2820984B1 (fr) * 2001-02-20 2003-06-06 Rossignol Sa Plateforme de rehaussement de la fixation d'une planche de glisse, et planche de glisse equipee d'une telle plateforme
EP1314458A1 (de) * 2001-11-23 2003-05-28 HTM Sport- und Freizeitgeräte Aktiengesellschaft Anordnung für eine auf einem Ski positionierbare Skibindung
DE10216041A1 (de) * 2002-04-11 2003-10-23 Marker Deutschland Gmbh Bindungssystem für bzw. am Ski oder Snowboard
DE10216056A1 (de) * 2002-04-11 2003-10-23 Marker Deutschland Gmbh Basisplatte bzw.-anordnung einer Ski-oder Snowboardbindung
FR2869811B1 (fr) * 2004-05-05 2006-06-02 Skis Rossignol Sa Sa Planche de glisse
FR2877850B1 (fr) * 2004-11-12 2006-12-08 Dynastar Skis Sa Dispositif de montage des elements d'une fixation de securite sur un ski
FR2877851B1 (fr) * 2004-11-12 2006-12-08 Skis Rossignol Sa Sa Dispositif de montage sur un ski des elements d'une fixation de securite
FR2897274B1 (fr) * 2006-02-10 2009-07-10 Salomon Sa Dispositif d'interface pour une planche de glisse
AT504840B1 (de) * 2007-02-02 2009-07-15 Atomic Austria Gmbh Schi oder snowboard in der gestalt eines brettartigen gleitgerätes
US9305120B2 (en) 2011-04-29 2016-04-05 Bryan Marc Failing Sports board configuration
US9950242B2 (en) * 2015-06-19 2018-04-24 Anton F. Wilson Automatically adaptive ski

Family Cites Families (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR403675A (fr) * 1909-06-04 1909-11-11 Alexandre Leonard Tombelaine Lampe de sureté à acétylène pour mineurs
FR506064A (fr) * 1919-01-14 1920-08-13 Maurice Latour Dispositif de verrouillage applicable notamment aux pompes des bicyclettes
CH671887A5 (ja) * 1982-03-25 1989-10-13 Brosi Bettosini
FR2674444B1 (fr) * 1991-03-29 1993-12-24 Salomon Sa Cales interface pour fixation de securite de ski alpin.
US5513872A (en) * 1991-08-27 1996-05-07 Salomon S.A. Interface device to modify the natural pressure distribution of a ski on the snow
FR2689775B1 (fr) * 1992-04-10 1994-07-08 Salomon Sa Dispositif interface entre un ski et des elements de fixation, notamment de fixation alpine.
FR2698013B1 (fr) * 1992-11-19 1994-12-16 Rossignol Sa Dispositif de montage d'une chaussure sur un ski alpin.
EP0719166B1 (en) * 1993-09-13 1998-07-29 Marco Maggiolo Device for improving the efficiency and controllability of skis
FR2713101B1 (fr) * 1993-11-30 1996-01-12 Rossignol Sa Accessoire pour plaque montée sur la face supérieure d'un ski alpin et destinée à recevoir la fixation d'une chaussure.
DE59508462D1 (de) * 1994-07-22 2000-07-20 Marker Deutschland Gmbh Vorrichtung auf einem Ski
US5671939A (en) * 1995-03-10 1997-09-30 Pineau; David G. Binding mount assembly for an alpine ski
US6056310A (en) * 1995-05-12 2000-05-02 Hangl; Andreas Means for securing a snowboard or ski to the boot of a snowboarder or skier
DE29715468U1 (de) * 1997-08-28 1997-10-16 Scott Sports Groupe Europe, Givisiez Gleitbrett, vorzugsweise Ski
FR2769235B1 (fr) * 1997-10-06 1999-12-10 Look Fixations Sa Plaque de surelevation pour fixation de ski
FR2775437B1 (fr) * 1998-02-27 2000-05-19 Salomon Sa Dispositif interface entre un ski et des elements de retenue d'une chaussure sur le ski
FR2785821B3 (fr) * 1998-11-13 2001-01-19 Salomon Sa Dispositif interface entre une chaussure et un ski alpin
FR2785823B1 (fr) * 1998-11-13 2001-03-02 Salomon Sa Engin de glisse comprenant un dispositif d'interface de fixations relie a un ski
FR2786403B1 (fr) * 1998-11-27 2001-02-16 Salomon Sa Ski equipe d'un dispositif interface prevu pour supporter des elements de retenue de la chaussure
CA2336618A1 (en) * 1998-12-02 2000-06-08 Andreas Hangl Device for connecting a snow glider to the boot of a person using a snow glider
FR2786706B1 (fr) * 1998-12-08 2001-02-09 Look Fixations Sa Fixation de ski
AT3309U1 (de) * 1999-02-05 2000-01-25 Atomic Austria Gmbh Plattenförmiges tragelement, insbesondere für eine schibindung
AT408725B (de) * 1999-09-21 2002-02-25 Atomic Austria Gmbh Bindungshaltesystem zur schnellmontage eines vorder- und fersenbackens einer schibindung
FR2801463B1 (fr) 1999-11-23 2002-04-12 St Microelectronics Sa Procede et systeme de traitement d'images numeriques
FR2822387B1 (fr) * 2001-03-20 2003-07-11 Rossignol Sa Dispositif de rehaussement d'une fixation de ski

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101535794B1 (ko) * 2013-01-13 2015-07-09 이지하 스노우 슬라이딩 장치
KR101535793B1 (ko) * 2013-01-13 2015-07-09 이지하 다기능 블록 및 이를 구비한 스노우 슬라이딩 장치

Also Published As

Publication number Publication date
EP1186327B1 (de) 2008-01-23
AT410638B (de) 2003-06-25
EP1186327A2 (de) 2002-03-13
ATA15352000A (de) 2002-11-15
US6679514B2 (en) 2004-01-20
ATE384560T1 (de) 2008-02-15
US20020047250A1 (en) 2002-04-25
DE50113528D1 (de) 2008-03-13
EP1186327A3 (de) 2002-05-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002126157A (ja) ビンディング支持プレート及びボード形ランナ
US5551728A (en) Gliding board
US7967324B2 (en) Cross-country ski assembly and cross-country ski binding
US6641162B2 (en) Glide board for skiing
FI67486B (fi) Skidbindning
JPH06190101A (ja) スキー
US3915466A (en) Adjustable ski-binding assembly having a ski embedded guide rail
US4586727A (en) Variable-height device for supporting a boot on a ski
US20110001305A1 (en) Board-like sliding device in the form of a ski or snowboard
JPH06198018A (ja) スキー
US7393000B2 (en) Coupling device
US6619688B2 (en) Alpine ski
US5033210A (en) Ski boot
DE60110950D1 (de) Keilförmiges Element für eine Snowboardbindung
US5903985A (en) Sport boot provided with an adjustable arch support, and an adjustable arch support therefor
WO2006049508A1 (en) Snowvboard and ski
US6868624B1 (en) Sports shoe, especially ski shoe
US7513509B2 (en) Device for mounting components of a safety binding on a ski
US6565110B1 (en) Mounting plate for a coupling mechanism on a runner
US20020063414A1 (en) Assembly for retaining a boot on a gliding board
CZ290978B6 (cs) Spojovací blok vázání
US7083183B2 (en) Ski
US6325404B1 (en) Alpine ski
US5492356A (en) Interface device between a ski and bindings
US20050280247A1 (en) Device for retaining a foot or a boot on a sports apparatus