JP2002124324A - コネクタ接続基板間結合固定構造 - Google Patents

コネクタ接続基板間結合固定構造

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JP2002124324A
JP2002124324A JP2000314937A JP2000314937A JP2002124324A JP 2002124324 A JP2002124324 A JP 2002124324A JP 2000314937 A JP2000314937 A JP 2000314937A JP 2000314937 A JP2000314937 A JP 2000314937A JP 2002124324 A JP2002124324 A JP 2002124324A
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locking
side connector
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JP2000314937A
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Toshifumi Takagi
利文 高木
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Japan Aviation Electronics Industry Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドーターボードに長さ寸法の誤差があって
も、補強部材を用いずにマザーボード、ドーターボード
の変形がないようにし、かつ係合部分の破損がないよう
にする。 【解決手段】 マザーボード側コネクタ100 には、コネ
クタハウジング110 に、先端に係止爪121 が形成された
弾性係止片120 を設ける。ドーターボード側コネクタ20
0 には、嵌合時に係止爪121 で係止される係止部211 が
形成された係止部付きコネクタハウジング210 と、この
係止部付きコネクタハウジング210 を、一定範囲スライ
ド可能なように保持してドーターボード500 に固定さ
れ、嵌合、抜去動作に伴って係止爪121 をその係止動作
方向に動かす爪案内部221 が形成された係止制御用ハウ
ジング220 とを備える。嵌合動作時、爪案内部221 を係
止爪121 より奥まで押込んで係止させ、接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコネクタ接続基板間
結合固定構造に関し、特に電子装置における2枚の基板
の間をコネクタで接続すると同時にこれら2枚の基板の
間を結合し固定するようにしたコネクタ接続基板間結合
固定構造に属する。
【0002】
【従来の技術】電子装置の回路規模が大きくなると、こ
の電子装置の回路を1枚の基板、印刷配線板で形成する
ことができなくなり、複数枚の基板、印刷配線板を組合
せ、接続してその装置の回路を形成することになる。こ
のような場合、1枚の基板を親基板(マザーボード)と
してこの親基板に、複数枚の子基板(ドーターボード)
を、コネクタを介して接続、搭載し、その電子装置全体
の回路を形成することが多い。このような電子装置の一
例を図6及び図7に示す。
【0003】この電子装置は、キャビネット600x内
に、親基板である1枚のマザーボード400xと、子基
板である複数枚(図6,図7では1枚のみ表示)のドー
ターボード500xとを、マザーボード400xに搭
載、固定されたマザーボード側コネクタ100xと、ド
ーターボード500xに搭載、固定されたドーターボー
ド側コネクタ200xとにより、これらを嵌合させて接
続し、更に、マザーボード400xとドーターボード5
00xとの間は、キャビネット600xに取付けられた
ガイドレール700xでドーターボード500xの挿入
をガイドしてこれを保持し、かつボードストッパ800
xをガイドレール700xにねじ止めしてドーターボー
ド500xを保持固定すると同時に、マザーボード側コ
ネクタ100x・ドーターボード側コネクタ200x間
の結合、接続を維持する構造となっている。
【0004】なお、マザーボード400x側の回路とド
ーターボード500x側の回路とを接続するマザーボー
ド側コネクタ100x及びドーターボード側コネクタ2
00xは、導電性部材で形成された電気的コンタクト1
50x,250xにより電気的信号を伝達し、フェルー
ルを含む光コンタクト160x,260xにより光学的
信号を伝達する。
【0005】この電子装置における、このようなコネク
タ接続基板間結合固定構造では、光コンタクト160
x,260xの、フェルールの端面同士を規定圧力で押
し付け合うようになっていて、この規定圧力を、ドータ
ーボード500xの一方の端をボードストッパ800x
で押し付けることにより得るようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この従来のコネクタ接
続基板間結合固定構造では、マザーボード400xとド
ーターボード500xとの間を、これらボードに搭載固
定されたマザーボード側コネクタ100xとドーターボ
ード側コネクタ200xとにより、これら嵌合させて接
続し、ガイドレール700xにより、ドーターボード5
00xの挿入をガイドしてこれを保持した後、このガイ
ドレール700xにボードストッパ800xをねじ止め
してこのガイドレール700xにより、ドーターボード
500xの一方の端を押し付けてマザーボード400x
・ドーターボード500x間を結合、固定する構造とな
っているので、ドーターボード500xの挿入方向の長
さ寸法の誤差により、ドーターボード500xを座屈さ
せたり、バックボード400xを撓ませ、変形させてし
まう、という恐れがあり、また、光コンタクト160
x,260xのフェルール端面間の接触圧力に大きく影
響するため、その規定圧力範囲をはみ出してしまう危険
性があり、これを防止するためには、ボードストッパ8
00xによるドーターボード500xの押し込み量を、
上記誤差に合わせて厳密に制御しなければならない、と
いう問題点がある。
【0007】また、ドーターボード500xの挿入方向
の長さ寸法の誤差による、上記問題点を回避するため
に、マザーボード側コネクタ100x及びドーターボー
ド側コネクタ200xに、これらコネクタ間で互いに係
止し結合、固定するようにし、ドーターボードを押し込
んでおく必要がないようにした構造のものもあるが、こ
の係止、結合、固定部分に、光コンタクト160x,2
60xのフェルール端面間の接触圧力のほかに、ドータ
ーボード500x側の重量による力も加わって、振動等
によりこの部分が破損する危険性があり、これを防止す
るためには、ドーターボード500xを、上記係止、結
合、固定位置にまで押し込んだ上、この位置を確実に保
持、固定しなければならない、という問題点がある。
【0008】本発明の目的は、上記従来技術の問題点に
鑑みて、ドーターボードに、挿入方向の長さ寸法の誤差
があっても、補強用部材を付加せずに、マザーボード、
ドーターボードの座屈、変形を防止し、かつ1枚のマザ
ーボードに対するドーターボードの数量を少なくするこ
となく、マザーボード・ドーターボード間の接続、結
合、固定ができ、ドーターボードを、その押込み量を厳
密に制御した上でその位置に保持固定しなくても、光コ
ンタクトのフェルール端面間の規定圧力が設定、維持で
き、しかもコネクタ相互間の係止部分の破損を防止する
ことができる、コネクタ接続基板間結合固定構造を提供
することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のコネクタ接続基
板間結合固定構造は、第1の基板側の回路と第2の基板
側の回路との間をコネクタで接続し、かつ前記第1の基
板及び第2の基板の間を結合、固定するコネクタ接続基
板間結合固定構造であって、次の各構成を有することを
特徴とする。 (イ)前記第1の基板側の回路に接続される第1のコン
タクトと、この第1のコンタクトを保持固定して前記第
1の基板に保持、固定されるコネクタハウジングと、こ
のコネクタハウジングの予め定められた部位から延び出
してその先端部分に係止爪が形成された弾性係止片と、
を含んで成る第1の基板側コネクタ (ロ)前記第2の基板側の回路に接続される第2のコン
タクトと、前記第1の基板側コネクタと嵌合状態のとき
にその弾性係止片の係止爪に係止される係止部を備え、
前記第2のコンタクトを保持する係止部付きコネクタハ
ウジングと、この係止部付きコネクタハウジングを、前
記第1の基板側コネクタに対する嵌合、抜去動作方向の
予め定められた範囲内でスライド可能なように保持して
前記第2の基板に保持、固定され、前記第2の基板と共
に行われる前記第1の基板側コネクタへの嵌合動作及び
この第1の基板側コネクタからの抜去動作に伴って前記
係止爪の、前記係止部に対する係止動作方向の位置を制
御する爪案内部を備えた係止制御用ハウジングと、を含
んで成り、前記第1の基板側コネクタへの嵌合動作時に
は、前記爪案内部が前記係止爪より奥まで押し込まれて
前記係止部が前記係止爪に係止され、かつ前記第2のコ
ンタクトが前記第1のコンタクトに接続し、前記第1の
基板側コネクタからの抜去動作時には、前記爪案内部に
より前記係止爪の係止動作方向の位置を制御してこの係
止爪による前記係止部の係止を解除し、前記第1の基板
側コネクタからの抜去が可能となる、第2の基板側コネ
クタ (ハ)前記第1の基板側コネクタと第2の基板側コネク
タとが嵌合状態のとき、前記第2の基板側コネクタの爪
案内部が前記第1の基板側コネクタの係止爪より奥の部
位を維持するように、前記第2の基板を保持固定する基
板保持固定用部材
【0010】また、前記第1の基板側コネクタ及び前記
第2の基板側コネクタは、その第1のコンタクト及び第
2のコンタクトが電気的コンタクトであり、この電気的
コンタクトの第2のコンタクトは、その一方の端が前記
第2の基板の回路に接続され、その他方の端の部分が前
記係止部付きコネクタハウジングにスライド可能なよう
に保持されて前記第1のコンタクトと接続する構造であ
る、構成を有している。
【0011】また、前記第1の基板側コネクタ及び前記
第2の基板側コネクタは、その第1のコンタクト及び第
2のコンタクトが光コンタクトであり、この光コンタク
トの第2のコンタクトは、前記係止部付きコネクタハウ
ジングに保持固定され、光ケーブルを介して前記第2の
基板側の回路に接続される構造である、構成を有してい
る。
【0012】更に、前記第1の基板側コネクタ及び前記
第2の基板側コネクタは、その第1のコンタクト及び第
2のコンタクトが電気的コンタクトと光コンタクトとを
含んで成り、前記電気的コンタクトの第2のコンタクト
は、その一方の端が前記第2の基板の回路に接続され、
その他方の端の部分が前記係止部付きコネクタハウジン
グにスライド可能なように保持されて前記電気的コンタ
クトの第1のコンタクトと接続する構造であり、前記光
コンタクトの第2のコンタクトは、前記係止部付きコネ
クタハウジングに保持固定され、光ケーブルを介して前
記第2の基板側の回路に接続されて前記光コンタクトの
第1のコンタクトと接続する構造である、構成を有して
いる。
【0013】更にまた、前記第1の基板側コネクタは、
その弾性係止片の係止爪が、前記第2の基板側コネクタ
の嵌合動作及び抜去動作の方向に対し複数設けられた構
造であり、前記第2の基板側コネクタは、その係止部付
きコネクタハウジングの係止部が、前記複数設けられた
係止爪のうちの1つに係止される構造である、構成を有
している。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態は、第1の
基板側の回路と第2の基板側の回路との間をコネクタで
接続し、かつこれら第1の基板と第2の基板との間を結
合、固定するために、第1の基板側コネクタ、第2の基
板側コネクタ、及び基板保持固定用部材を備えて成り、
その詳細は次のとおりである。
【0015】第1の基板側コネクタは、第1の基板側の
回路に接続される第1のコンタクトと、この第1のコン
タクトを保持固定して上記第1の基板に保持、固定され
るコネクタハウジングと、このコネクタハウジングの予
め定められた部位から延び出してその先端部分に係止爪
が設けられた弾性係止片と、を含んで形成される。
【0016】第2の基板側コネクタは、第2の基板側の
回路に接続される第2のコンタクトと、上記第1の基板
側コネクタと嵌合状態のときにその弾性係止片の係止爪
に係止される係止部を備え、上記第2のコンタクトを保
持する係止部付きコネクタハウジングと、この係止部付
きコネクタハウジングを、上記第1の基板側コネクタに
対する嵌合、抜去動作方向に予め定められた範囲内でス
ライド可能なように保持して上記第2の基板に保持、固
定され、この第2の基板と共に行われる上記第1の基板
側コネクタへの嵌合動作及びこの第1の基板側コネクタ
からの抜去動作に伴って上記係止爪の、上記係止部に対
する係止動作方向の位置を制御する爪案内部を備えた係
止制御用ハウジングと、を含んで形成され、上記第1の
基板側コネクタへの嵌合動作時には、上記爪案内部が上
記係止爪より奥まで押し込まれて上記係止部が上記係止
爪に係止され、かつ上記第2のコンタクトが上記第1の
コンタクトに接続し、上記第1の基板側コネクタからの
抜去動作時には、上記爪案内部により上記係止爪の位置
を制御してこの係止爪による上記係止部の係止を解除
し、上記第1の基板側コネクタからの抜去が可能とな
る。
【0017】基板保持固定用部材は、上記第1の基板側
コネクタと第2の基板側コネクタとが嵌合状態のとき、
上記第2の基板側コネクタの爪案内部が上記第1の基板
側コネクタの係止爪より奥の部位を維持するように、上
記第2の基板を保持固定する。
【0018】このような構成、構造とすることにより、
第1の基板側コネクタの係止爪で第2の基板側コネクタ
の係止部が係止された状態にし、第2の基板側コネクタ
の爪案内部が係止爪より奥の部位を維持するように第2
の基板を保持固定すれば、第1のコンタクト・第2のコ
ンタクト間は確実に接続され、特に光コンタクトの場
合、そのフェルール端面間が規定圧力で接触接続し、第
2の基板を大きな力で押し込んでおく必要はなく、ま
た、接触圧力には関与せず、上記の部位を維持しさえす
ればよいので、第2の基板にその挿抜方向の長さ寸法の
誤差があっても、この誤差によって第1の基板、第2の
基板を座屈、変形させるような力は発生せず、補強用部
材を付加しなくても、これら基板が座屈、変形すること
はなく、従って、1枚の親基板に接続する子基板の数を
少なくしなくて済み、実装密度を上げることができ、ま
た、子基板の押込み量を厳密に制御した上でその位置を
保持固定しなくて済むので、基板保持固定用部材の寸法
精度を上げる必要がなく、そのコストを低減することが
でき、かつ、嵌合作業が容易となる。更に、係止爪及び
係止部には、子基板の重量による力は加わらないので、
振動等によりこれらの部分が破損するようなことはな
い。
【0019】なお、第1,第2のコンタクトには、電気
的コンタクトと光コンタクトとがあり、第2の基板側コ
ネクタは、その係止部付きコネクタハウジングが係止制
御用ハウジング及び第2の基板に対しスライドするの
で、電気的コンタクトの場合、これを第2の基板及び係
止制御用ハウジングに固定し、係止部付きコネクタハウ
ジングに対してスライドするようにし、光コンタクトの
場合には、これを係止部付きコネクタハウジングに固定
して、光ファイバーケーブルを用いて第2の基板側の回
路に接続すればよい。
【0020】
【実施例】次に本発明の実施例について図面を参照して
説明する。図1は本発明の第1の実施例を示す嵌合前の
斜視図、図2はこの実施例の嵌合固定状態の斜視図、図
3(a)〜(c)はその第1,第2のコンタクトが電気
的コンタクト、光コンタクトである場合の断面側面図、
図4(a)〜(c)はその嵌合状態、及び係止解除、抜
去動作を説明するための部分断面側面図である。
【0021】この第1の実施例は、第1の基板であるマ
ザーボード400の側の回路と、第2の基板であるドー
ターボード500の側の回路との間をコネクタで接続
し、かつこれらマザーボード400及びドーターボード
500の間を結合、固定する、コネクタ接続基板間結合
固定構造であって、その主構成はマザーボード側コネク
タ100、ドーターボード側コネクタ200、並びに、
ガイドレール700及びボードストッパ800等から成
る基板保持固定用部材を含み、その詳細は次のとおりで
ある。
【0022】まず、マザーボード側コネクタ100は、
マザーボード400側の回路に接続される複数の第1の
コンタクト(図1,図2では省略、図3(a),(b)
にそのうちの電気的コンタクト150を示し、図3
(c)にそのうちの光コンタクト160を示す)と、こ
れら複数の第1のコンタクト(150,160)を配
列、保持固定すると同時に、これらコンタクトの配列の
外側を、その両側面側及び下面側で覆うように箱型に形
成されたコネクタハウジング110と、このコネクタハ
ウジング110の上部から、コンタクト配列の外側の上
面側を覆うように延び出し、その先端部分に係止爪12
1が設けられた弾性係止片120と、を含んで形成され
る。なお、第1のコンタクトのうちの電気的コンタクト
150は、マザーボード400に直接接続され、光コン
タクト160は、光ファイバーケーブル(図示省略)を
介してマザーボード側の回路に接続される。
【0023】また、ドーターボード側コネクタ200
は、ドーターボード500側の回路に接続される複数の
第2のコンタクト(図1,図2では省略、図3(a),
(b)にそのうちの電気的コンタクト250を示し、図
3(c)にそのうちの光コンタクト260を示す)と、
上面に、マザーボード側コネクタ100と嵌合状態のと
きにその弾性係止片120の係止爪121に係止される
係止部211を備え、第2のコンタクト(250,26
0)を保持する係止部付きコネクタハウジング210
と、この係止部付きコネクタハウジング210を、マザ
ーボード側コネクタ100に対する嵌合、抜去動作方向
の予め定められた範囲内スライド可能なように保持して
ドーターボード500に保持、固定され、係止部付きコ
ネクタハウジング210の両側面をガイドする両側面部
分には、ドーターボード500と共に行われるマザーボ
ード側コネクタ100に対する嵌合、挿去動作に伴って
係止爪121の、係止部211に対する係止動作方向の
位置を制御する(上下させる)爪案内部221を備えた
係止制御用ハウジング220と、を含んで形成され、マ
ザーボード側コネクタ100への嵌合動作時には、爪案
内部221が係止爪121より奥まで押し込まれてこの
係止爪121が下方に下げられ、係止部211がこの係
止爪121に係止され、かつ第2のコンタクト(25
0,260)が第1のコンタクト(150,160)に
接続し、マザーボード側コネクタ100からの抜去動作
時には、ドーターボード500の抜去に伴って移動する
爪案内部221によって係止爪121の、係止動作方向
の位置を制御(上方へ持ち上げ)してこの係止爪121
による係止部211の係止が解除され、マザーボード側
コネクタ100からの抜去が可能となる。
【0024】なお、第2のコンタクトのうちの電気的コ
ンタクト250は、その一方の端がドーターボード50
0の回路に直接接続され、他方の端側は係止部付きコネ
クタハウジング210にスライド可能なように保持され
て嵌合状態のとき電気的コンタクト150に接続し、第
2のコンタクトのうちの光コンタクト260は、係止部
付きコネクタハウジング210に保持固定されて、光フ
ァイバーケーブル265によってドーターボード500
側の回路に接続される。
【0025】ガイドレール700及びボードストッパ8
00を含む基板保持固定用部材は、ガイドレール700
が、キャビネット600に保持固定されてドーターボー
ド500の両側縁をガイドし、このドーターボード50
0に搭載されたドーターボード側コネクタ200の、マ
ザーボード側コネクタ100に対する嵌合動作、抜去動
作を円滑にし、マザーボード側コネクタ100とドータ
ーボード側コネクタ200とが嵌合状態のとき、ボード
ストッパ800をガイドレール700にねじ止めして、
爪案内部221が係止爪121より奥の部位を維持する
ようにドーターボード500を保持固定する。なお、マ
ザーボード側コネクタ100とドーターボード側コネク
タ200とを合わせて、基板間接続用コネクタ300を
形成する。
【0026】この第1の実施例では、ドーターボード側
コネクタ200のうちの係止制御用ハウジング220が
ドーターボード500に保持固定されてこのドーターボ
ード側コネクタ200がドーターボード500に搭載さ
れ、このドーターボード側コネクタ200を、ドーター
ボード500と共にマザーボード側コネクタ100に押
し込み、係止制御用ハウジング220の爪案内部221
がマザーボード側コネクタ100の係止爪121より奥
まで押し込まれると(図3(a),(c)、及び図4
(a))、この係止爪121が係止部付きコネクタハウ
ジング210の係止部211を係止し、このとき、電気
的コンタクト150,250間は互いに接触接続し(図
3(a))、光コンタクト160,260間は、そのフ
ェルール端面同士が規定の接触圧力で接触し接続する
(図3(c)、なお、係止部分の寸法誤差は、光コンタ
クト内のスプリングで十分吸収できる程度である)。
【0027】また、このとき、ドーターボード500、
及びこのドーターボード500に保持固定されている係
止制御用ハウジング220は、その爪案内部221が係
止爪121より奥の部位を維持して係止爪121を押し
上げるようなことがないように保持固定されていて、ボ
ードストッパ800によるドーターボード500に対す
る押込み力は働かず、また、電気的コンタクト150,
250間及び光コンタクト160,260間の接触接続
には関与しない。
【0028】ドーターボード側コネクタ200をマザー
ボード側コネクタ100から抜去するには、ドーターボ
ード500を引き抜くことによりこのドーターボード5
00に保持固定されている係止制御用ハウジング220
を引き抜いて行くと、その爪案内部221によって係止
爪121が押し上げられ、この係止爪121による、係
止部211の係止が解除され(図3(b),図4
(b))、ドーターボード側コネクタ200をマザーボ
ード側コネクタ100から抜去することができる(図4
(c))。
【0029】この第1の実施例では、係止爪121が係
止部211を係止することによって電気的コンタクト1
50,250間の接続が確保、維持され、かつ光コンタ
クト160,260間の接触接続が規定の圧力で確保、
維持されて、ドーターボード500、及びこれに固定さ
れている係止制御用ハウジング220はこれに関与せ
ず、これらはその爪案内部221が係止爪121より奥
の部位を維持するように保持固定されればよいので、ド
ーターボード500に、その挿抜方向の長さ寸法の誤差
があっても、この誤差によって、マザーボード400や
ドーターボード500に座屈、撓み等の変形が発生する
ことはなく、従って、このような変形に対する補強用部
材を付加する必要もない。また、1枚のマザーボード4
00に接続するドーターボード500の数を少なくする
必要もなく、実装密度を上げることができる。
【0030】また、ドーターボード500の押し込み量
を厳密に制御した上でその位置を保持固定する、という
従来の、精度の高い作業や部材を必要としないので、作
業が容易になり、かつ部材等のコストを低減することが
でき、しかも、コネクタ内で光コンタクトの接触圧力等
が確保できるので、その確保が容易になる。
【0031】更に、係止爪121及び係止部211に
は、ドーターボード500側の重量による力は加わらな
いので、振動等によりこの部分が破損するのを防止する
ことができる。
【0032】図5(a)〜(d)は本発明の第2の実施
例を示す、嵌合前後、及び抜去動作時の部分断面側面図
である。この第2の実施例が前述の第1の実施例と相違
する点は、第1の実施例では、マザーボード側コネクタ
100の係止爪121は1つのみであったが、この第2
の実施例では、マザーボード側コネクタ100aに、嵌
合動作及び抜去動作方向に複数(図5では4つ)の係止
爪121aが設けられた構造となっており、これに伴っ
て、ドーターボード側コネクタ200aは、その係止部
211aが、複数の係止爪121aのうちの1つに係止
される構造、形状となっている点にある。
【0033】このような構造とすることにより、コンタ
クト(150,250,160,260)の長寸法に応
じて、係止部211aを係止する係止爪121aを選択
することができ、汎用性を向上させることができる。な
お、その他の構造、作用効果等は第1の実施例と同様で
ある。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、第1の基
板側コネクタには、第1のコンタクトを保持固定するコ
ネクタハウジングに、先端部分に係止爪が形成された弾
性係止片を設け、第2の基板側コネクタには、第2のコ
ンタクトを保持するコネクタハウジングに、前述の係止
爪で係止される係止部を設け、かつ、この係止部付きの
コネクタハウジングを、第1の基板側コネクタに対する
嵌合、抜去動作方向に一定範囲スライド可能なように保
持して、第2の基板に保持固定され、嵌合、抜去動作に
伴って、係止爪をその係止動作方向に動かす爪案内部を
備えた係止制御用ハウジングを設けて、嵌合動作時に
は、爪案内部を係止部より奥まで押し込んでこの係止爪
で係止部を係止した状態で第1,第2のコンタクト間が
規定どおり接続され、抜去動作時には爪案内部で係止爪
を動かして係止部に対する係止を解除して抜去を可能と
する構造とし、基板保持固定部は、嵌合状態のとき、爪
案内部が係止爪より奥の部位を維持するように第2の基
板を保持固定する構造とすることにより、係止爪が係止
部を係止した状態でコンタクトの接続ができ、特に光コ
ンタクトはそのフェルール端面間が規定圧力で接続で
き、かつ第2の基板は上記部位を維持するように固定さ
れればよいので、第2の基板にその挿抜方向の長さ寸法
の誤差があっても、この誤差により第1の基板、第2の
基板を座屈、変形させることはなく、従ってそのための
補強用部材を付加する必要はなく、また第1の基板に対
する第2の基板の接続枚数を少なくしなくて済み、か
つ、第2の基板の押込み量を厳密に制御した上でその位
置を保持固定する、ということもしなくて済み、これら
のことは、部材コスト及び作業コストの低減、作業の容
易さ、実装密度の向上につながり、更に、係止爪及び係
止部には、第2の基板等の重量による力が加わらないの
で、これらコネクタ相互間の係止部分の破損を防止する
ことができる、という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す嵌合前の斜視図で
ある。
【図2】図1に示された実施例の嵌合固定状態の斜視図
である。
【図3】図1,図2に示された実施例の第1,第2のコ
ンタクトが電気的コンタクト及び光コンタクトの場合の
断面側面図である。
【図4】図1,図2に示された実施例の、嵌合状態、及
び係止解除、抜去動作を説明するための部分断面側面図
である。
【図5】本発明の第2の実施例を示す、嵌合前後、及び
抜去動作時の部分断面側面図である。
【図6】従来のコネクタ接続基板間結合固定構造の一例
を示す、嵌合前の斜視図である。
【図7】図6に示されたコネクタ接続基板間結合固定構
造の、嵌合状態の斜視図である。
【符号の説明】
100,100a,100x マザーボード側コネクタ 110,110x コネクタハウジング 120,120a 弾性係止片 121,121a 係止爪 150,150x 電気的コンタクト 160,160x 光コンタクト 200,200a,200x ドーターボード側コネク
タ 210,210a,210x コネクタハウジング 211,211a 係止部 220,220a 係止制御用ハウジング 221,221a 爪案内部 250,250x 電気的コンタクト 260,260x 光コンタクト 265,265x 光ファイバーケーブル 300,300x 基板間接続用コネクタ 400,400x マザーボード 500,500x ドーターボード 600,600x キャビネット 700,700x ガイドレール 800,800x ボードストッパ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01R 13/639 H01R 23/68 303D Fターム(参考) 2H036 JA02 QA46 QA57 QA59 5E021 FA05 FA09 FB02 FB07 FB14 FC05 FC09 FC31 FC36 HA07 HC09 5E023 AA04 AA13 AA16 BB02 BB03 BB22 CC12 CC22 CC23 CC24 DD18 EE03 EE12 EE40 GG10 HH01 5E087 EE02 EE14 EE17 FF02 FF06 HH04 MM04 PP09 RR01 RR25 RR36

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の基板側の回路と第2の基板側の回
    路との間をコネクタで接続し、かつ前記第1の基板及び
    第2の基板の間を結合、固定するコネクタ接続基板間結
    合固定構造であって、次の各構成を有することを特徴と
    するコネクタ接続基板間結合固定構造。 (イ)前記第1の基板側の回路に接続される第1のコン
    タクトと、この第1のコンタクトを保持固定して前記第
    1の基板に保持、固定されるコネクタハウジングと、こ
    のコネクタハウジングの予め定められた部位から延び出
    してその先端部分に係止爪が形成された弾性係止片と、
    を含んで成る第1の基板側コネクタ (ロ)前記第2の基板側の回路に接続される第2のコン
    タクトと、前記第1の基板側コネクタと嵌合状態のとき
    にその弾性係止片の係止爪に係止される係止部を備え、
    前記第2のコンタクトを保持する係止部付きコネクタハ
    ウジングと、この係止部付きコネクタハウジングを、前
    記第1の基板側コネクタに対する嵌合、抜去動作方向の
    予め定められた範囲内でスライド可能なように保持して
    前記第2の基板に保持、固定され、前記第2の基板と共
    に行われる前記第1の基板側コネクタへの嵌合動作及び
    この第1の基板側コネクタからの抜去動作に伴って前記
    係止爪の、前記係止部に対する係止動作方向の位置を制
    御する爪案内部を備えた係止制御用ハウジングと、を含
    んで成り、前記第1の基板側コネクタへの嵌合動作時に
    は、前記爪案内部が前記係止爪より奥まで押し込まれて
    前記係止部が前記係止爪に係止され、かつ前記第2のコ
    ンタクトが前記第1のコンタクトに接続し、前記第1の
    基板側コネクタからの抜去動作時には、前記爪案内部に
    より前記係止爪の係止動作方向の位置を制御してこの係
    止爪による前記係止部の係止を解除し、前記第1の基板
    側コネクタからの抜去が可能となる、第2の基板側コネ
    クタ (ハ)前記第1の基板側コネクタと第2の基板側コネク
    タとが嵌合状態のとき、前記第2の基板側コネクタの爪
    案内部が前記第1の基板側コネクタの係止爪より奥の部
    位を維持するように、前記第2の基板を保持固定する基
    板保持固定用部材
  2. 【請求項2】 前記第1の基板側コネクタ及び前記第2
    の基板側コネクタは、その第1のコンタクト及び第2の
    コンタクトが電気的コンタクトであり、この電気的コン
    タクトの第2のコンタクトは、その一方の端が前記第2
    の基板の回路に接続され、その他方の端の部分が前記係
    止部付きコネクタハウジングにスライド可能なように保
    持されて前記第1のコンタクトと接続する構造である、
    請求項1記載のコネクタ接続基板間結合固定構造。
  3. 【請求項3】 前記第1の基板側コネクタ及び前記第2
    の基板側コネクタは、その第1のコンタクト及び第2の
    コンタクトが光コンタクトであり、この光コンタクトの
    第2のコンタクトは、前記係止部付きコネクタハウジン
    グに保持固定され、光ケーブルを介して前記第2の基板
    側の回路に接続される構造である、請求項1記載のコネ
    クタ接続基板間結合固定構造。
  4. 【請求項4】 前記第1の基板側コネクタ及び前記第2
    の基板側コネクタは、その第1のコンタクト及び第2の
    コンタクトが電気的コンタクトと光コンタクトとを含ん
    で成り、前記電気的コンタクトの第2のコンタクトは、
    その一方の端が前記第2の基板の回路に接続され、その
    他方の端の部分が前記係止部付きコネクタハウジングに
    スライド可能なように保持されて前記電気的コンタクト
    の第1のコンタクトと接続する構造であり、前記光コン
    タクトの第2のコンタクトは、前記係止部付きコネクタ
    ハウジングに保持固定され、光ケーブルを介して前記第
    2の基板側の回路に接続されて前記光コンタクトの第1
    のコンタクトと接続する構造である、請求項1記載のコ
    ネクタ接続基板間結合固定構造。
  5. 【請求項5】 前記第1の基板側コネクタは、その弾性
    係止片の係止爪が、前記第2の基板側コネクタの嵌合動
    作及び抜去動作の方向に対し複数設けられた構造であ
    り、前記第2の基板側コネクタは、その係止部付きコネ
    クタハウジングの係止部が、前記複数設けられた係止爪
    のうちの1つに係止される構造である、請求項1記載の
    コネクタ接続基板間結合固定構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008176963A (ja) * 2007-01-17 2008-07-31 Olympia:Kk プラグの抜脱防止機構
WO2018235633A1 (ja) * 2017-06-19 2018-12-27 パナソニックIpマネジメント株式会社 レセプタクル、プラグ、及び接続装置

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