JP2002123642A - 公営競技投票システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 公営競技の投票を携帯電話で行い、投票金額
の上限を定め、これ以下の金額での投票のみを可能にす
る。 【構成】 携帯電話での投票を、システムセンタを介し
て行う。システムセンタは、顧客の銀行口座の残高等を
参照でき、残高にかかわらす、予め定めた上限額以下で
の投票のみを受け付ける。上限額よりも残高が少ない場
合には、この残高が投票可能金額となる。残高が減少
し、所定額以下になれば、銀行口座への積み増しが可能
になり、所定額以上での積み増しを禁止して、投票金額
が増大することを防止する。また１回当たりの賭け金の
チェックも行い、この限度額以上では投票できない。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の利用分野】この発明は、公営競技投票システム
に関し、特に携帯電話を使用しての投票での賭け金の取
り扱いに関する。公営競技には、競馬、競輪、競艇があ
り、宝くじも含めることとする。

【０００２】

【従来技術】競馬や競輪等の公営競技への投票は、近年
では電話で行うことができる。その際の賭け金（投票券
の購入金）の処理は、プリペイドカードの金額を減じた
り、銀行に予め開設した銀行口座からの引き落としによ
り行う。しかし賭け金の増額は自由で、プリペイドカー
ドの残額が少なくなれば買い足すことができ、また銀行
口座への入金も自由に行うことができ、限度額を設けず
投票を継続できる。特に電話での投票は、気軽に競技に
参加できる反面、金銭的な感覚が麻痺し、際限なく投票
を継続してしまう恐れがある。

【０００３】

【発明の課題】この発明の課題は、携帯電話で気軽に公
営競技に参加できるという利点を生かしつつ、賭け金に
限度額を設定し、安全に競技を楽しめ、銀行口座上で賭
け金の引き落としや払い戻しが迅速にされ、安全で簡易
なシステムを提供することにある（請求項１）。さらに
この発明の課題は、銀行口座の残高が、予め定めた下限
額を下回らなければ銀行口座残高の積み増しはできない
こととし、競技への参加がエスカレートし、賭け金を増
額させることを防止するシステムを提供することにある
（請求項２）。この発明のさらなる課題は、これまでの
勝敗の実績表や賭け金と払戻金の合計を算出したいわゆ
るバランスシートを、投票システムセンタより受信する
ことができることとし、自己の成績を確認し、損得を簡
単に知ることができるので、今後の参考として利用する
ことができ、競技への健全な参加が期待できるシステム
を提供することにある（請求項３）。

【０００４】

【発明の構成】この発明は、公営競技への投票を電話機
から行うシステムにおいて、顧客の携帯電話から電話回
線を介しての投票を受け付け、公営競技事業体への投票
を行う投票システムセンタを設け、顧客と該投票システ
ムセンタとの契約時に、コンビニエンスストア等に設置
した端末機を介し、携帯電話からの入力により、該顧客
固有のＩＤと携帯電話機の登録番号、及び該顧客の銀行
口座番号と投票可能金額の上限額とを、記憶するための
手段と、投票時に、顧客が該携帯電話から、上記顧客固
有のＩＤと携帯電話機の登録番号とを前記センタへ送信
するための手段とを設け、前記システムセンタには、上
記顧客固有のＩＤと携帯電話機の登録番号とから本人認
証を行うための手段と、銀行のコンピュータシステムに
アクセスし該顧客の口座残高を確認し、前記投票可能金
額を該口座残高以下の所定金額とするための手段と、該
顧客からの投票が該投票可能金額を超えない範囲での投
票であるかを判定するための手段とを設け、該顧客から
の投票に対して、上記システムセンタは、その顧客の銀
行口座から賭け金相当額を引き落とし、公営競技の終了
後に払戻金が発生すれば、上記の銀行口座に振り込むた
めの手段とを備える。

【０００５】好ましくは、上記システムセンタは、顧客
の銀行口座の残高の積み増しを許容するための残高の下
限額を予め記憶し、残高が該下限額を下回れば顧客は残
高の積み増しを行え、残高が該下限額以上であれば積み
増しはできないこととした積み増し手段を設け、該積み
増しは、該顧客の携帯電話をコンビニエンスストア等に
設置した端末機に接続して行う。さらに好ましくは、過
去の勝敗の実績表及び過去の賭け金と払戻金のそれぞれ
の合計表を、顧客の携帯電話に送信する。

【０００６】

【発明の作用と効果】請求項１の発明では、投票システ
ムセンタを介し、携帯電話から公営競技への投票を気軽
にでき、しかも投票可能金額を設定するので、安心して
競技を楽しむことができる。投票システムセンタのコン
ピュータと銀行のコンピュータとはオンラインで接続
し、顧客の銀行口座の残高を該センタが把握できる。そ
のため、システムセンタでは、顧客毎の投票可能金額を
決定することができる。また賭け金の引き落としや払戻
金の入金がリアルタイムに行え、センタでの資金の管理
が容易に行うことができ、顧客にとっても払戻金が即座
に自己の口座に入金されるため、安心で便利である。

【０００７】顧客とシステムセンタとの当初の契約時に
は、コンビニエンスストア等に設置した端末機に携帯電
話のモジュラージャック等を接続し、顧客別ＩＤと携帯
電話の登録番号や顧客の銀行口座番号、及び投票可能金
額の上限額をシステムセンタのコンピュータに記憶す
る。このように各電話機の番号を登録させ、投票は顧客
ファイルに登録済みの携帯電話からのみ行うことができ
ることとし、他人による不正な投票を禁止する。投票時
には、投票内容の入力に先立ち、自己のＩＤや携帯電話
の登録番号を入力し、システムセンタで本人認証を行
い、携帯電話機の所有者による投票であることの確認を
行う。なお顧客とシステムセンタとの契約時に、コンビ
ニエンスストア等に備えた端末機を介することとするの
は、何人でも自由に契約を行うことを防止するためで、
コンビニエンスストア等に備えた端末機を利用させるこ
とにより、例えば未成年者による契約を排除しやすくな
るためである。

【０００８】投票可能金額は所定金額とし、例えば銀行
口座にこれを超える金額の残高がある場合であっても、
所定金額以下での投票でなければ許可しない。顧客は残
高全てを賭け金としたい場合でも、所定金額以下でなけ
れば投票に参加できないので、冷静で安全な投票が行
え、健全な娯楽として楽しむことが可能になる。なお残
高が所定金額以下であれば、その残高が投票可能金額で
ある。投票可能金額は、投票に先立ち顧客に通知され
る。なお上記の所定金額は、一律としても良いが、銀行
口座の残高実績等に応じ、顧客毎に定めることとしても
良い。

【０００９】請求項２の発明では、銀行口座の残高の積
み増しの条件を定める。残高が請求項１での所定金額を
下回れば、投票可能金額は残高以下の金額で投票しなけ
ればならず、投票者は残高以上の賭け金で投票を望む場
合には、残高の積み増しを行おうとする。しかし残高の
積み増しを自由に認めれば、投票を何度でも行うことが
可能になり、投票可能金額を設定し投票金額に制限を設
ける意味が失われる。そのため積み増しは、残高が所定
の下限額以下になった場合に可能とする。なお積み増し
の場合も、携帯電話をコンビニエンスストア等に設置し
た端末機に接続して行うこととし、端末機を介すること
により、契約時と同様、自由な積み増しを行いにくくす
る。

【００１０】請求項３の発明では、システムセンタの顧
客ファイルには各顧客の投票実績が記録されており、過
去の勝敗の実績表や賭け金と払戻金のそれぞれの合計を
算出した、いわゆるバランスシートを、携帯電話のｉモ
ード等で取り出すことができる。顧客は簡単に自己の成
績を知ることが可能で、今後の投票の参考にできる。ま
たシステムセンタでも、成績優秀な顧客を簡単に知るこ
とができる等、データを活用できる。

【００１１】

【実施例】図１〜図５に、実施例の投票システムを示
す。実施例では、電話通信網を介し、種々のサービス等
を提供するシステムセンターのコンピュータと、そのセ
ンターと接続して投票及び情報の提供を受ける顧客の携
帯電話と、センタで集計した投票内容等を受信すると共
に、競技に関する種々の情報の発信を行う公営競技事業
体のコンピュータとを設け、これらの間の通信を想定す
る。

【００１２】図１において、２は携帯電話、４はシステ
ムセンタで、コンピュータ等で構成され、６はその顧客
ファイル、８は公営競技事業体のコンピュータ、１０は
銀行の口座管理用コンピュータで、１２はその口座管理
用ファイル、１４はコンビニエンスストアで、１６はコ
ンビニエンスストア１４に設置した、携帯電話２を接続
するための端末機、１８は現金を入出金するためのキャ
ッシュディスペンサである。

【００１３】図２に、図１のコンピュータ等の主たる構
成を示す。電話機２を接続するための端末機１６には、
表示画面３０、プッシュボタン等の入力部３２、通信制
御部３４、表示画面制御部３６、メモリ３８等を備え
る。システムセンタ４のコンピュータには、通信制御部
４０、投票金額管理部４２、メモリ４３があり、投票金
額管理部４２では、後述の投票可能金額の決定や残金の
積み増し管理等を行う。メモリ４３には、契約した顧客
の情報を登録するための顧客ファイル６の他、顧客別情
報として、投票情報ファイル４４、勝敗や配当金のを記
憶する結果情報ファイル４６、勝敗結果等の履歴情報フ
ァイル４８、銀行口座情報ファイル５０等を有する。な
お顧客からの問い合わせに応じるため、各公営競技事業
体から得た予想配当表等のレース前情報は、例えばその
都度顧客に提供する。なお顧客別投票可能金額や積み増
し管理情報は、顧客ファイル６や銀行口座情報ファイル
５０等で管理すればよい。

【００１４】銀行のコンピュータ１０には、通信制御部
６０、口座管理部６２があり、口座管理ファイル１２を
有し、顧客の残高照会を行う。６６，６８はそれぞれ送
金，入金制御部である。

【００１５】公営競技には、競馬、競輪、競艇があり、
それぞれの事業体が管轄している。そして各事業体のコ
ンピュータ８には、レース情報管理ファイル８０を設
け、レース前情報（予想配当表）やレース結果、及び配
当金等のデータのファイル８２、８４、８６がある。公
営競技を広く解釈し、宝くじを含めても良く、その場合
は当選番号ファイル等を設ける。これらのデータの情報
は、センタ４への顧客からの問い合わせ等に対し、事業
体８がセンタ４へ回答する。

【００１６】次に、図１及び図３での、実施例での処理
を説明する。顧客とシステムセンタ４との契約時には、
コンビニエンスストア１４等に設置した端末機１６に、
携帯電話機２を接続し、センタ４に対し、自己のＩＤや
電話機の登録番号、銀行口座番号、投票可能金額の上限
額等を送信し、顧客ファイル６に登録する。投票可能金
額の上限額は、顧客毎に設定しても良いが、例えば一律
１０万円と定めても良い。なお端末機１６は、コンビニ
エンスストアの他、人の出入りの多い任意の場所に設置
することとしても良い。

【００１７】顧客はセンタ４との契約後、競技への投票
時には、電話機２からシステムセンタ４のコンピュータ
へ接続し、自己のＩＤ番号や電話機の固有番号を送信
し、本人認証を受ける。本人認証がされなければ、その
旨を携帯電話機２に返信し、接続を終了する。

【００１８】センタ４は、本人認証の後、銀行１０にそ
の顧客の口座残高を問い合わせ、後述の残高チェック処
理後、投票可能金額を顧客に通知する。顧客は、電話機
２の表示画面に表示された投票可能金額が、投票したい
金額に不足するか否かを見、不足する場合には、投票せ
ずに回線の接続を終了させても良い。不足するが投票を
継続する場合には、キャッシュディスペンサ１８等から
自己の口座に入金する。入金があれば、銀行は残高の更
新を行い、新たな残高をセンタ４に通知し、センタ４で
は再度残高をチェックする。

【００１９】次に顧客は、電話機２から投票内容を入力
する。例えば競馬の場合であれば、競馬場名、レース番
号、式別、馬番、金額、枚数の入力を行う。なお投票前
に、センタ４を介し事業体８から予想配当表等のレース
前情報を受け取り、これを参考とすることも可能であ
る。センタ４を介し投票があれば、事業体８では投票内
容をチェックし、入力が適切か否かを顧客に通知する。
実施例では、入力内容のチェックを事業体８で行うが、
センタ４で行うこととしても良い。

【００２０】センタ４では後述する投票金額（賭け金）
のチェックを行い、金額が適切か否かを顧客に知らせ
る。入力内容や投票金額が、不適切との表示が電話機２
に出れば、顧客は入力設定をし直し、センタ４や事業体
８では再度内容のチェックを行う。

【００２１】入力が適切であれば、センタ４は該当の銀
行口座から、即座に賭け金相当額の金額を引き落とす。
そして銀行１０からセンタ４を経由し、顧客に投票終了
通知がなされ、顧客は電話機２の接続を終了させる。な
おセンタ４では、投票内容を顧客別投票情報ファイル４
４に記録し、同時に事業体８に対し、顧客の支持に従い
投票情報を送信する。実際には、センタ４と事業体８と
の情報のやり取りは、多数の顧客の情報を集計して一括
して効率的に行う。

【００２２】レース終了後、事業体のレース結果ファイ
ル８４や配当金ファイル８６の内容が、レース結果とし
てセンタ４へ送信され、顧客の結果情報ファイル４６や
履歴情報ファイル４８を更新する。勝ちレースであった
ときは、センタ４が事業体８を代行し、払戻金を顧客の
銀行口座に入金する。センタ４は賭け金の引き落としや
払戻金の入金を事業体８を代行し行うが、事業体８が直
接これらを行っても良い。実施例では、顧客による払戻
金の出金が少額の場合には（例えば５万円以下）、コン
ビニエンスストア等のキャッシュディスペンサから自由
に行えることとし、高額の場合は、キャッシュカードで
銀行から出金することとし、現金の取り扱いに慎重を期
させる。

【００２３】また顧客は、センタ４の結果情報ファイル
４６から、いつでも自己の勝敗結果や配当金情報を得る
ことができる。また履歴情報ファイル４８から、年間、
月間等の勝率、実績表等の情報をｉモード等により、自
由に取り出すことができる。過去の勝率や賭け金及び配
当金の合計を簡単に知ることができれば、これをバラン
スシートの様に使用し、今後の投票の参考にすることが
でき、記録として保存することが可能である。さらにセ
ンタ４では、顧客履歴情報ファイル４８から、最も成績
の良い顧客を選び出すこと等も可能になる。

【００２４】次に、図４及び図５により、センタ４によ
る残高チェック処理や賭け金チェック処理について説明
する。実施例では、残高チェック処理で銀行の残高をチ
ェックして投票可能金額を決定し、賭け金チェック処理
で投票一回当たりの賭け金を顧客に対してチェックさせ
る。賭け金チェック処理は、投票可能金額以下での投票
であっても、賭け金の確認を再度顧客へ求め、電話によ
る簡易な投票での操作ミスを防止するためである。また
残高チェック処理では、積み増しのための残高チェック
も行い、残高が所定の下限額以下でなければ、積み増し
を認めない。即ち、顧客が積み増しを希望しても、残高
が所定の下限額を超えていれば積み増しを認め無いこと
とし、投票金額に制限を加える。

【００２５】まず残高チェック処理について説明する。
実施例では、投票可能金額を例えば１０万円、積み増し
のための下限額を５０００円と定める。センタ４での本
人認証の後、銀行１０へ残高照会を行い、賭け金の限度
額（投票可能金額）を決定する。図５で示すように、残
高が１０万円を超えていれば（ケースＡ）、投票可能金
額は１０万円とし、顧客に通知する。この時更に残高を
増額させる積み増しは行うことはできない。残高が１０
万円以下であれば、５０００円の積み増し下限額以下か
をチェックする。５０００円を超える残高があれば、そ
の額が投票可能金額であり（ケースＢ）、これを顧客に
通知する。この場合も、顧客が投票可能金額を大きくす
ることを希望しても、残高が下限額以下にならなけれ
ば、増額することはできない。残高が５０００円以下で
あれば（ケースＣ）、残高積み増しの意志を問い合わ
せ、キャッシュディスペンサ１８等から自己の口座へ入
金させる。入金があった後の処理は、残高チェック処理
の最初に戻り、投票可能金額の決定を行う。なお残高が
５０００円以下の場合、図３で示すように投票をせずに
センタ４との接続を終了させることもできるが、５００
０円以下での投票を行うことも可能である（ケース
Ｃ）。

【００２６】次に、賭け金チェック処理について説明す
る。賭け金の入力があると、これが１回分の投票金額と
して適切かのチェックを行う。実施例では、１回分の投
票金額の限度額を２万円とする。この限度額は、上述し
た残高チェック処理での投票可能金額の１０万円うち、
１回の投票で賭けることができる金額は２万円を限度と
する、という意味である。入力した金額が２万円以下で
あっても、顧客に金額を確認をさせ、顧客はその金額で
よい旨の通知を電話機２を介し行うことにより慎重を期
させる。投票金額が限度額を超えている場合や、金額を
変更する場合には、再入力させ、その金額のチェックを
再度行えば良い。

【００２７】このように実施例によれば、１）携帯電話
機をコンビニエンスストア等に設置した端末機に接続
し、事業体との契約を行うことにより、携帯電話から公
営競技の投票を行うことができる。契約時や銀行残高の
積み増しには、この端末機を経由して行うことから、未
成年者等の契約等を排除することができる、２）登録し
た銀行口座から、賭け金は投票と同時に引き落とされ、
配当金も速やかにその口座に振り込まれるので、現金を
取り扱わずに決済でき、しかも処理が確実で迅速であ
る、３）賭け金には上限額が設定されており、この上限
額を超える残金を賭け金とすることはできない。投票可
能金額は、その都度顧客に通知され、冷静に競技を楽し
むことできる、４）銀行口座の残金が上記の上限額以下
であっても、口座への積み増しを行うことはできない。
積み増しは、残高が積み増し可能な下限額以下にならな
ければ行えず、次々に積み増しし、投票を何回でも行う
ことを防止する、５）さらに１回の投票の賭け金の限度
額を設ける。限度額以上の金額を一度に投票することを
禁止し、安全に競技を楽しめるシステムを提供する、
６）顧客は、携帯電話から、自己の実績表や、賭け金と
配当金の合計額等を知ることができるので、自己の成績
を把握でき、投票時に参考にすることができる、投票シ
ステムの提供が可能になる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 実施例の公営競技投票システムのブロック図

【図２】 実施例の公営競技投票システムの構成図

【図３】 実施例で、携帯電話、システムセンタ、銀行
のそれぞれでの、データ処理の流れを示す図

【図４】 実施例のシステムセンタでの、投票金額をチ
ェックする処理の流れを示すフローチャート

【図５】 実施例での顧客の銀行口座の残高と、投票可
能金額との関係、及び積み増し処理との関係とを示す図

【符号の説明】

２ 携帯電話 ４ システムセンタ ６ 顧客ファイル ８ 公営競技事業体のコンピュータ １０ 銀行の口座管理用コンピュータ １２ 口座管理ファイル １４ コンビニエンスストアシステム １６ 端末機 １８ キャッシュディスペンサ ３０ 端末機の表示画面 ３２ 端末機の入力部 ３４ 端末機の通信制御部 ３６ 端末機の表示画面の制御部 ３８ 端末機のメモリ ４０ システムセンタの通信制御部 ４２ システムセンタの投票金額管理部 ４３ システムセンタのメモリ ４４ 顧客別の投票情報ファイル ４６ 競技結果情報ファイル ４８ 顧客別履歴ファイル ５０ 顧客別銀行口座情報ファイル ５２ レース前情報ファイル ６０ 銀行のコンピュータの通信制御部 ６２ 口座管理部 ６４ 残高チェック処理部 ６６ 送金制御部 ６８ 入金制御部 ８０ レース情報管理ファイル ８２ レース前情報ファイル ８４ レース結果ファイル ８６ 配当金ファイル

フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｇ０７Ｃ 13/00 Ｇ０７Ｃ 13/00 Ａ

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 公営競技への投票を電話機から行うシス
   テムにおいて、 顧客の携帯電話から電話回線を介しての投票を受け付
   け、公営競技事業体への投票を行う投票システムセンタ
   を設け、 顧客と該投票システムセンタとの契約時に、コンビニエ
   ンスストア等に設置した端末機を介し、携帯電話からの
   入力により、該顧客固有のＩＤと携帯電話機の登録番
   号、及び該顧客の銀行口座番号と投票可能金額の上限額
   とを、記憶するための手段と、 投票時に、顧客が該携帯電話から、上記顧客固有のＩＤ
   と携帯電話機の登録番号とを前記センタへ送信するため
   の手段とを設け、 前記システムセンタには、上記顧客固有のＩＤと携帯電
   話機の登録番号とから本人認証を行うための手段と、銀
   行のコンピュータシステムにアクセスし該顧客の口座残
   高を確認し、前記投票可能金額を該口座残高以下の所定
   金額とするための手段と、該顧客からの投票が該投票可
   能金額を超えない範囲での投票であるかを判定するため
   の手段とを設け、 該顧客からの投票に対して、上記システムセンタは、そ
   の顧客の銀行口座から賭け金相当額を引き落とし、公営
   競技の終了後に払戻金が発生すれば、上記の銀行口座に
   振り込むための手段とを備えたことを特徴とする、公営
   競技投票システム。
2. 【請求項２】 上記システムセンタは、顧客の銀行口座
   の残高の積み増しを許容するための残高の下限額を予め
   記憶し、残高が該下限額を下回れば顧客は残高の積み増
   しを行え、残高が該下限額以上であれば積み増しはでき
   ないこととした積み増し手段を設け、 該積み増しは、該顧客の携帯電話をコンビニエンススト
   ア等に設置した端末機に接続して行うことを特徴とす
   る、請求項１に記載の公営競技投票システム。
3. 【請求項３】 前記システムセンタは、過去の勝敗の実
   績表及び過去の賭け金と払戻金のそれぞれの合計表を、
   顧客の携帯電話に送信することを特徴とする、請求項１
   又は請求項２に記載の公営競技投票システム。