JP2002122848A - 液晶表示素子及びその製造方法並びに情報通信機器 - Google Patents

液晶表示素子及びその製造方法並びに情報通信機器

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JP2002122848A
JP2002122848A JP2000318884A JP2000318884A JP2002122848A JP 2002122848 A JP2002122848 A JP 2002122848A JP 2000318884 A JP2000318884 A JP 2000318884A JP 2000318884 A JP2000318884 A JP 2000318884A JP 2002122848 A JP2002122848 A JP 2002122848A
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liquid crystal
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transparent resin
transparent
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JP2000318884A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Hosokawa
育宏 細川
Hiroaki Mizuno
浩明 水野
Junya Yamamoto
純也 山本
Yuji Satani
裕司 佐谷
Naomi Kaneko
尚美 金子
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 散乱層と反射層とを別々に形成された反射型
又は半透過型の液晶表示素子において、層構造を簡素化
し、成膜工程数を削減すること。 【解決手段】 ガラス基板と同等の集光性を示し、多層
構造の簡素化を図るため、凹凸層を基板に一体化して形
成した上側透明樹脂基板21と下側樹脂基板22とを用
いる。上側透明樹脂基板21の凹凸面に対してこの基板
と屈折率が異なる透明樹脂を充填し、液晶層側の面を平
面状に形成した平坦化層6aを設ける。また下側樹脂基
板22の凹凸面に反射膜を全面形成し、凹凸状の散乱反
射面を持つ反射層8を設ける。そして反射層8の凹凸面
に対して透明樹脂を充填して平坦化層6bを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、樹脂基板を用いた
液晶表示素子及びその製造方法、並びに液晶表示素子を
用いた情報通信機器に関する。
【0002】
【従来の技術】携帯電話、PHS、PDA等の情報通信
機器の急速な普及に伴い、時や場所を選ばず、誰でも気
軽にアクセス及び発信ができるインフラが整いつつあ
る。これらの機器はモバイル用途が前提であるため、耐
久性、軽量、薄型、低消費電力の表示素子が求められて
いる。現在、これらの表示素子として液晶表示素子がそ
の中心となっている。
【0003】液晶表示素子は、数ボルトの実効電圧で液
晶分子を駆動させることにより、光の透過強度を変化さ
せて情報を表示することができる。液晶自身は非発光物
質であるので、他に何らかの光源が必要となる。光源に
は、液晶駆動用電力に比べ非常に大きな電力を供給する
必要がある。しかし、液晶表示素子に反射層を備えて周
囲光を利用して表示させるもの、即ち反射型の液晶表示
素子とすることにより、消費電力を極めて低くし、液晶
本来の特徴を活かした表示素子が実現できる。このよう
な反射型の液晶表示素子は携帯情報端末のディスプレイ
の一つとして不可欠である。
【0004】しかしながら、反射型の液晶表示素子は周
囲光を利用して情報を表示することから、照明がなけれ
ば表示が暗くなる。その対策として、反射型の液晶表示
素子の正面方向に反射光を集光させる構成が考えられて
いる。以下にその2つの方法を示す。
【0005】第1の方法は、液晶表示素子に光散乱フィ
ルムと鏡面反射層を備えたものである。第2の方法は、
反射層に光散乱効果を付加したものである。この反射層
に光散乱効果を付与するには、樹脂の片面を凹凸状に成
形し、その凹凸面に反射膜を形成する方法が報告されて
いる。
【0006】ガラス基板を用いた従来の反射型の液晶表
示素子のうち、第1の方法を用いた液晶表示素子D1の
断面図を図3に示し、第2の方法を用いた液晶表示素子
D2の断面図を図4に示す。液晶表示素子D1は図3に
示すように、上側から下側にかけて、偏光フィルム1、
複屈折フィルム2a,2b、光散乱フィルム13、上側
ガラス基板3、透明電極4a、液晶5、透明電極4b、
平坦化層6、カラーフィルタ7、反射層8、下側ガラス
基板10を含んで構成される。上記の各層において、上
側ガラス基板3、透明電極4aを第1の基板とする。ま
た透明電極4b、平坦化層6、反射層8、下側ガラス基
板10を第2の基板とする。
【0007】一方、液晶表示素子D2は図4に示すよう
に、上側から下側にかけて、偏光フィルム1、複屈折フ
ィルム2a,2b、上側ガラス基板3、透明電極4a、
液晶5、透明電極4b、平坦化層6、カラーフィルタ
7、反射層8、樹脂凹凸層9、下側ガラス基板10を含
んで構成される。上記の各層において、上側ガラス基板
3、透明電極4aを第1の基板とする。また透明電極4
b、平坦化層6、カラーフィルタ7、反射層8、樹脂凹
凸層9、下側ガラス基板10を第2の基板とする。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ガラスを用いた従来の
反射型の液晶表示素子において、反射光を集光させる構
成は先に示した通り、光散乱フィルムと鏡面反射膜を備
えたもの(第1の方法)、反射層に光散乱効果を付与し
たもの(第2の方法)のいずれかである。第1の方法の
場合、光散乱フィルムを第1の基板に形成し、反射層を
第2の基板に形成することで実現される。第2の方法の
場合、第2の基板に対して凹凸層をフォトリソグラフ等
により形成し、その後反射層を積層することで実現され
る。しかし、2つの方法とも多層化構造で複雑な構成の
ため、工程数が増えるという課題があった。また、カラ
ー液晶表示素子においては十分な集光性が得られないと
いう問題もある。
【0009】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたものであって、液晶表示素子の多層構造の簡
素化を図るため、一方の基板に形成された凹凸層上の平
坦化層と凹凸層との屈折率差を制御することにより反射
層の機能を確保し、他方の基板の下面を凹凸形状にする
ことで散乱機能を確保することにより、ガラス基板以上
の集光性を示す反射型及び半透過型の液晶表示素子を実
現することと、その製造方法を確立し、液晶表示素子を
用いた情報通信機器を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1の発明
は、第1の基板及び第2の基板の間に液晶層が封入さ
れ、前記第1の基板による散乱光と前記第2の基板によ
る反射光とで画像を表示する反射型の液晶表示素子であ
って、前記第1の基板は、片面が平面状に形成され、他
面が凹凸状に形成された透明樹脂製の第1の透明樹脂基
板と、前記第1の透明樹脂基板の凹凸面に前記第1の透
明樹脂基板と屈折率が異なる透明樹脂が充填され、前記
液晶層側の面が平面状に形成された第1の平坦化層と、
前記第1の平坦化層の液晶層側の面に形成され、透明導
体がパターニングされた第1の透明電極と、を有するも
のであり、前記第2の基板は、片面が平面状に形成さ
れ、他面が凹凸状に形成された樹脂製の第2の樹脂基板
と、前記第2の樹脂基板の凹凸面に反射膜が全面形成さ
れ、凹凸状の散乱反射面を持つ反射層と、前記反射層の
凹凸面に透明樹脂が充填され、液晶層側の片面が平面状
に形成された第2の平坦化層と、前記第2の平坦化層の
液晶層側の片面に、透明導体がパターニングされた第2
の透明電極と、を有することを特徴とする。
【0011】本願の請求項2の発明は、第1の基板及び
第2の基板の間に液晶層が封入され、前記第1の基板に
よる散乱光と前記第2の基板による透過光又は反射光と
で画像を表示する半透過型の液晶表示素子であって、前
記第1の基板は、片面が平面状に形成され、他面が凹凸
状に形成された透明樹脂製の第1の透明樹脂基板と、前
記第1の透明樹脂基板の凹凸面に前記第1の透明樹脂基
板と屈折率が異なる透明樹脂が充填され、前記液晶層側
の面が平面状に形成された第1の平坦化層と、前記第1
の平坦化層の液晶層側の面に形成され、透明導体がパタ
ーニングされた第1の透明電極と、を有するものであ
り、前記第2の基板は、片面が平面状に形成され、他面
が凹凸状に形成された透明樹脂製の第2の樹脂基板と、
前記第2の樹脂基板の凹凸面に反射膜が全面形成され、
凹凸状の散乱反射面を持つ反射層と、前記反射層の凹凸
面に透明樹脂が充填され、液晶層側の片面が平面状に形
成された第2の平坦化層と、前記第2の平坦化層の液晶
層側の片面に、透明導体がパターニングされた第2の透
明電極と、を有することを特徴とする。
【0012】本願の請求項3の発明は、第1の基板及び
第2の基板の間に液晶層が封入され、前記第1の基板に
よる散乱光と前記第2の基板による反射光とで画像を表
示する反射型の液晶表示素子であって、前記第1の基板
は、片面が平面状に形成され、他面が凹凸状に形成され
た透明樹脂製の第1の透明樹脂基板と、前記第1の透明
樹脂基板の凹凸面に前記第1の透明樹脂基板と屈折率が
異なる透明樹脂が充填され、前記液晶層側の面が平面状
に形成された平坦化層と、前記平坦化層の液晶層側の面
に形成され、透明導体がパターニングされた第1の透明
電極と、を有するものであり、前記第2の基板は、片面
が平面状に形成され、他面が凹凸状に形成された樹脂製
の第2の樹脂基板と、前記第2の樹脂基板の凹凸面に反
射電極が形成され、凹凸状の散乱反射面を持つ反射電極
層と、を有することを特徴とする。
【0013】本願の請求項4の発明は、第1の基板及び
第2の基板の間に液晶層が封入され、前記第1の基板に
よる散乱光と前記第2の基板による透過光又は反射光と
で画像を表示する半透過型の液晶表示素子であって、前
記第1の基板は、片面が平面状に形成され、他面が凹凸
状に形成された透明樹脂製の第1の透明樹脂基板と、前
記第1の透明樹脂基板の凹凸面に前記第1の透明樹脂基
板と屈折率が異なる透明樹脂が充填され、前記液晶層側
の面が平面状に形成された平坦化層と、前記平坦化層の
液晶層側の面に形成され、透明導体がパターニングされ
た第1の透明電極と、を有するものであり、前記第2の
基板は、片面が平面状に形成され、他面が凹凸状に形成
された透明樹脂製の第2の樹脂基板と、前記第2の樹脂
基板の凹凸面に反射電極が形成され、凹凸状の散乱反射
面を持つ反射電極層と、を有することを特徴とする。
【0014】本願の請求項5の発明は、請求項1又は2
の液晶表示素子において、前記反射層は、アルミニウム
(Al)又は銀(Ag)を含むことを特徴とする。
【0015】本願の請求項6の発明は、請求項3又は4
の液晶表示素子において、前記反射電極層は、アルミニ
ウム(Al)又は銀(Ag)を含むことを特徴とする。
【0016】本願の請求項7の発明は、第1の基板及び
第2の基板の間に液晶層が封入され、前記第1の基板に
よる散乱光と前記第2の基板による反射光とで画像を表
示する反射型の液晶表示素子の製造方法であって、前記
第1の基板の製作工程は、透明樹脂を用いて片面を平面
状に形成し、他面を凹凸状に形成して第1の透明樹脂基
板を得る工程と、前記第1の透明樹脂基板の凹凸面に対
して前記第1の透明樹脂基板と屈折率が異なる透明樹脂
を充填し、前記液晶層側の面を平面状に形成し、第1の
平坦化層を得る工程と、前記第1の平坦化層の液晶層側
の面に形成し、透明導体をパターニングして第1の透明
電極を得る工程と、を有するものであり、前記第2の基
板の製作工程は、樹脂を用いて片面を平面状に形成し、
他面を凹凸状に形成し、第2の樹脂基板を得る工程と、
前記第2の樹脂基板の凹凸面に反射膜を全面形成し、凹
凸状の散乱反射面を持つ反射層を得る工程と、前記反射
層の凹凸面に対して透明樹脂を充填して第2の平坦化層
を得る工程と、前記第2の平坦化層の液晶層側の片面に
透明導体をパターニングし、第2の透明電極を得る工程
と、を有することを特徴とする。
【0017】本願の請求項8の発明は、第1の基板及び
第2の基板の間に液晶層が封入され、前記第1の基板に
よる散乱光と前記第2の基板による透過光又は反射光と
で画像を表示する半透過型の液晶表示素子の製造方法で
あって、前記第1の基板の製作工程は、透明樹脂を用い
て片面を平面状に形成し、他面を凹凸状に形成して第1
の透明樹脂基板を得る工程と、前記第1の透明樹脂基板
の凹凸面に対して前記第1の透明樹脂基板と屈折率が異
なる透明樹脂を充填し、前記液晶層側の面を平面状に形
成し、第1の平坦化層を得る工程と、前記第1の平坦化
層の液晶層側の面に形成し、透明導体をパターニングし
て第1の透明電極を得る工程と、を有するものであり、
前記第2の基板の製作工程は、透明樹脂を用いて片面を
平面状に形成し、他面を凹凸状に形成し、第2の樹脂基
板を得る工程と、前記第2の樹脂基板の凹凸面に反射膜
を全面形成し、凹凸状の散乱反射面を持つ反射層を得る
工程と、前記反射層の凹凸面に対して透明樹脂を充填し
て第2の平坦化層を得る工程と、前記第2の平坦化層の
液晶層側の片面に透明導体をパターニングし、第2の透
明電極を得る工程と、を有することを特徴とする。
【0018】本願の請求項9の発明は、第1の基板及び
第2の基板の間に液晶層が封入され、前記第1の基板に
よる散乱光と前記第2の基板による反射光とで画像を表
示する反射型の液晶表示素子の製造方法であって、前記
第1の基板の製作工程は、透明樹脂を用いて片面を平面
状に形成し、他面を凹凸状に形成して第1の透明樹脂基
板を得る工程と、前記第1の透明樹脂基板の凹凸面に対
して前記第1の透明樹脂基板と屈折率が異なる透明樹脂
を充填し、前記液晶層側の面を平面状に形成し、平坦化
層を得る工程と、前記平坦化層の液晶層側の面に形成
し、透明導体をパターニングして第1の透明電極を得る
工程と、を有するものであり、前記第2の基板の製作工
程は、樹脂を用いて片面を平面状に形成し、他面を凹凸
状に形成し、第2の樹脂基板を得る工程と、前記第2の
樹脂基板の凹凸面に反射電極を形成し、凹凸状の散乱反
射面を持つ反射電極層を得る工程と、を有することを特
徴とする。
【0019】本願の請求項10の発明は、第1の基板及
び第2の基板の間に液晶層が封入され、前記第1の基板
による散乱光と前記第2の基板による透過光又は反射光
とで画像を表示する半透過型の液晶表示素子の製造方法
であって、前記第1の基板の製作工程は、透明樹脂を用
いて片面を平面状に形成し、他面を凹凸状に形成して第
1の透明樹脂基板を得る工程と、前記第1の透明樹脂基
板の凹凸面に対して前記第1の透明樹脂基板と屈折率が
異なる透明樹脂を充填し、前記液晶層側の面を平面状に
形成し、平坦化層を得る工程と、前記平坦化層の液晶層
側の面に形成し、透明導体をパターニングして第1の透
明電極を得る工程と、を有するものであり、前記第2の
基板の製作工程は、透明樹脂を用いて片面を平面状に形
成し、他面を凹凸状に形成し、第2の樹脂基板を得る工
程と、前記第2の樹脂基板の凹凸面に反射電極を形成
し、凹凸状の散乱反射面を持つ反射電極層を得る工程
と、を有することを特徴とする。
【0020】本願の請求項11の発明は、請求項7又は
8の液晶表示素子の製造方法において、前記反射層は、
アルミニウム(Al)又は銀(Ag)を含むことを特徴
とする。
【0021】本願の請求項12の発明は、請求項9又は
10の液晶表示素子の製造方法において、前記反射電極
層は、アルミニウム(Al)又は銀(Ag)を含むこと
を特徴とする。
【0022】本願の請求項13の発明は、請求項1〜6
のいずれか1項記載の液晶表示素子を有することを特徴
とする。
【0023】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)本発明の実施の
形態1における液晶表示素子とその製造方法について、
図面を参照しつつ説明する。図1は本実施の形態におけ
る反射型モノクロの液晶表示素子D3の構造を示す断面
図である。この液晶表示素子D3は上側から下側にかけ
て、偏光フィルム1、複屈折フィルム2a,2b、上側
透明樹脂基板21、平坦化層6a、透明電極4a、液晶
5、透明電極4b、平坦化層6b、反射層8、下側樹脂
基板22を含んで構成される。上側透明樹脂基板21は
下面に波状の凹凸面が形成され、下側樹脂基板22は上
面に波状の凹凸面が形成されている。
【0024】上記の各層において、上側透明樹脂基板2
1(第1の透明樹脂基板)、平坦化層6a、透明電極4
aを第1の基板とする。また透明電極4b、平坦化層6
b、反射層8、下側樹脂基板22(第2の樹脂基板)を
第2の基板とする。
【0025】このような構造の液晶表示素子D3の製造
方法と各層の材料とについて説明する。上側透明樹脂基
板21及び下側樹脂基板22を得るため、例えば熱可塑
性アクリル系樹脂の基板を用意し、軟化温度Tg=15
0℃以上に加熱し、液晶層側に位置する面に凹凸形状を
有する金型を当接させ、成形加工を施した。そして成形
後の基板をTg以下に冷却した。この場合の凹凸形状は
次の通りである。即ち凸部のピッチが20μm以下、凸
部の高さが1μm以下、凸部径は5μm以下である。光
の干渉を防ぐために、その配列と径の大きさは不規則に
した。
【0026】上側透明樹脂基板21の凹凸面に平坦化層
6a(第1の平坦化層)を形成した。平坦化層6aの屈
折率は上側透明樹脂基板21の屈折率と異なるようにし
た。具体的には、上側透明樹脂基板21と平坦化層6a
の相対屈折率が1.05となるように、平坦化層6aに
はアクリル樹脂を使用した。これにより上側透明樹脂基
板21と平坦化層6aとの境界面に散乱効果を付与し
た。次に平坦化層6aの平坦面にITOをスパッタリン
グにより成膜し、エッチングによりパターニングを行
い、画素電極となる透明電極4a(第1の透明電極)を
形成した。
【0027】下側樹脂基板22は前述したように上側透
明樹脂基板21と同様の方法で製造されるが、必ずしも
同じ材料を用いる必要はない。下側樹脂基板22の凹凸
面に対してスパッタリング法でアルミニウム(Al)を
0.2μm厚に成膜し、反射層8を形成した。反射層8
は薄膜なので、液晶側の面は下側樹脂基板22と同様の
凹凸面を有している。
【0028】次に反射層8の上面にアクリル樹脂を用い
て平坦化層6b(第2の平坦化層)を形成した。そして
平坦化層6bの平坦面にITOをスパッタリングにより
成膜し、エッチングにより画素電極となる透明電極4b
(第2の透明電極)を形成した。そして透明電極4a、
4bに配向膜を印刷して焼成形成した後、250°ツイ
ストのSTN液晶を実現するよう、レーヨン布を用いた
回転ラビングにより配向処理を行った。
【0029】上側透明樹脂基板21を含む第1の基板の
周囲部分に、ガラスファイバを1.0wt%混入した紫
外線硬化性シール樹脂を印刷した。また下側樹脂基板2
2を含む第2の基板の上には、所定径の樹脂ビーズを2
00個/mm2 の割合で散布した。そして、第1の基板
と第2の基板22とを透明電極4a,4bが対向するよ
う貼り合わせ、紫外線でシール樹脂を硬化した。
【0030】その後、n=0.14のエステル系ネマチ
ック液晶に、所定の量のカイラル剤を混ぜた混合液晶を
真空注入し、紫外線硬化樹脂で封口した。この後、紫外
線照射により硬化し、熱処理を施した。次に第1の基板
の上側透明樹脂基板21の平坦面に、1枚又は複数枚の
複屈折フィルム2a,2bを貼り付け、その上に偏光フ
ィルム1を貼り付けた。こうして反射型モノクロの液晶
表示素子D3を得た。
【0031】次にこの液晶表示素子D3の光学特性を測
定した。1/240のデューティー比での正面特性で
は、コントラストが14.5、Y値換算での白表示の反
射率が69.3%という良好な特性が得られた。また黒
表示から白表示まで無彩色に変化することを確認した。
更に画素内の反射率のばらつきも±0.2%以内である
ことを確認した。
【0032】(実施の形態2)次に本発明の実施の形態
2における液晶表示装置とその製造方法について説明す
る。図2は本実施の形態における反射型モノクロの液晶
表示素子D4の構造を示す断面図である。尚、実施の形
態1の液晶表示素子D3と同一部分は同一の符号を付け
て説明する。この液晶表示素子D3は上側から下側にか
けて、偏光フィルム1、複屈折フィルム2a,2b、上
側透明樹脂基板21、透明電極4a、平坦化層6a、液
晶5、反射電極11、下側樹脂基板22を含んで構成さ
れる。図に示す液晶表示素子D3と同様に、上側透明樹
脂基板21は下面に波状の凹凸面が形成され、下側樹脂
基板22は上面に波状の凹凸面が形成されている。
【0033】上記の各層において、上側透明樹脂基板2
1、平坦化層6a、透明電極4aを第1の基板とする。
また、反射電極11、下側樹脂基板22を第2の基板と
する。
【0034】この液晶表示素子D4の層構成及び製造方
法は実施の形態1の液晶表示素子D3とほぼ同じであ
る。しかし、下側の電極を反射層と画素電極を兼ねた反
射電極11が反射電極層として形成されていることが液
晶表示素子D3と異なる。反射電極11はアルミニウム
により成膜される。上側透明樹脂基板21及び下側樹脂
基板22を得るため、例えばエポキシ樹脂を用意し、液
晶層側に位置する面に凹凸形状を有する金型に挿入し、
軟化温度Tg=150℃以上に加熱して硬化し、成形加
工を施した。
【0035】本実施の形態では上側透明樹脂基板21の
凹凸形状は実施の形態1と同様であるが、下側樹脂基板
22では反射電極11を介して液晶5と接しているの
で、この場合の凹凸形状を次の通りとした。即ち、ギャ
ップむらによる液晶表示むらを抑制するため、凸部のピ
ッチを10μm以下、凸部径を2μm以下、凸部の高さ
を0.1μm以下としている。
【0036】この液晶表示素子D4の光学特性を1/2
40のデューティー比で測定した。この結果、正面のコ
ントラストが14.1、Y値換算での白表示の反射率が
68.2%という良好な特性が得られた。また、黒表示
から白表示まで無彩色に変化することを確認した。
【0037】実施の形態1及び2の液晶表示素子に使用
した反射層8及び反射電極11の材料としてアルミニウ
ム(Al)を使用したが、これに限ることなく、例えば
銀(Ag)などの金属反射層などを用いても、同様の効
果を得ることができる。
【0038】また、カラー表示の液晶表示素子を得るに
は、上側透明樹脂基板21と平坦化層6aの間にカラー
フィルタを設ければ良い。このカラーフィルタは顔料分
散タイプで赤、緑、青のストライプ配列のものをフォト
リソグラフィにより形成することができる。こうして得
られる液晶表示素子は、黒表示から白表示まで無彩色に
変化することから、16階調4096色表示が可能であ
ることを確認した。また1/240のデューティー比で
の正面特性を測定すると、コントラストが14.1、Y
値換算での白表示の反射率が22.5%という良好な特
性が得られた。
【0039】半透過型の液晶表示素子を得るには、下側
樹脂基板を透明にし、反射電極又は反射層の膜厚を実施
の形態1及び2のものより薄い0.05μmにすればよ
い。この場合、液晶を挟んで反対側に円偏光フィルムを
貼り付ける必要がある。こうして得られた半透過型モノ
クロの液晶表示素子の光学特性を測定した。1/240
のデューティー比での正面特性を測定した結果、コント
ラストが13.8、Y値換算での白表示の反射率が5
0.4%という良好な特性が得られた。また半透過型カ
ラーの液晶表示素子の光学特性を測定した。1/240
のデューティー比での正面特性として測定した結果、コ
ントラストが14.2、Y値換算での白表示の反射率が
18.9%という良好な特性が得られた。
【0040】以上の実施の形態では、樹脂基板と平坦化
層の相対屈折率が1.05となるように平坦化層と樹脂
基板を選択したが、相対屈折率が1.02〜1.10と
なる材料を選択すことで、同様の集光性が得られること
を確認している。
【0041】また、樹脂基板上に無機膜からなるガスバ
リア層や、有機膜からなる保護層を形成してもよく、樹
脂基板の片面を凹凸形状にすることで同様の効果が得ら
れる。
【0042】また以上の実施の形態ではSTN液晶を用
いるものとしたが、例えばゲストホスト液晶、TN液晶
を用いた場合においても、樹脂基板の片面を凹凸形状に
することで、反射型又は半透過型の液晶表示素子におい
て同様の効果が得られる。尚、液晶表示素子の駆動方法
として、液晶の光学特性に応じて、パッシブマトリクス
駆動を用いてもよく、アクティブマトリクス駆動を用い
てもよい。樹脂基板を用いる液晶表示素子では、パッシ
ブマトリクス駆動が用いられている。即ちデューティ液
晶では、樹脂基板にアクティブ素子が形成されない。し
かし、樹脂基板の耐熱性が向上すれば、アクティブ素子
の形成も可能となる。この場合、アクティブマトリクス
のスイッチング素子としてTFTやMINなどを用いる
ことができる。これらのスイッチング素子の形成プロセ
スは、ガラス基板におけるプロセスとは異なることが予
想される。いずれにしても樹脂基板の軟化温度以下で、
スイッチング素子を形成する必要がある。
【0043】以上のような液晶表示素子を携帯用の情報
通信機器のディスプレイとして用いると、その実用的効
果は大きくなる。携帯用の情報通信機器は薄型化、軽量
化、堅牢性が要求されている。特に携帯電話のような情
報通信機器では、薄型化及び軽量化並びに低価格化が商
品としての重要な評価対象となっている。樹脂基板を用
いることにより、機器の外形に合わせて湾曲した表示パ
ネルも実現できる。また樹脂基板であれば、機器を落と
しても、また表示パネル面に対して鋭利な器物が当たっ
ても、表示パネル自身が割れるという事態を避けること
ができる。
【0044】
【発明の効果】以上ように本発明によれば、一方の樹脂
基板を凹凸面を有するよう成形することにより、集光性
の反射層を形成することができる。また他方の樹脂基板
も凹凸面を有するよう成形し、その基板と屈折率の異な
る平坦化層を設けることにより、反射型の液晶表示素子
としての光散乱効果を得ることができる。またこのよう
な樹脂基板を用いることにより、パネルの製造工程数を
削減することができる。そしてパネルが割れにくく軽い
という特性が得られるので、携帯用の情報通信機器の使
い勝手が大幅に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における反射型モノクロ
の液晶表示素子の構造を示す断面図
【図2】本発明の実施の形態2における反射型モノクロ
の液晶表示素子の構造を示す断面図
【図3】従来の反射型カラーの液晶表示素子(その1)
の構造を示す断面図
【図4】従来の反射型カラーの液晶表示素子(その2)
の構造を示す断面図
【符号の説明】
1 偏光フィルム 2a,2b 複屈折フィルム 4a,4b 透明電極 5 液晶 6a,6b 平坦化層 8 反射層 11 反射電極 21 上側透明樹脂基板 22 下側樹脂基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G02F 1/1335 520 G02F 1/1335 520 (72)発明者 山本 純也 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 佐谷 裕司 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 金子 尚美 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 2H042 BA03 BA12 BA14 BA20 DA02 DA04 DA12 DA17 DB08 DC02 DE00 2H048 BA02 BA45 BB01 BB02 BB07 BB10 BB15 BB28 BB44 2H090 HA04 HB13X HD03 HD06 JA03 JB03 JB12 JC03 JD06 LA10 LA15 LA20 2H091 FA02Y FA16Y FB08 FC02 FC19 FD04 GA01 GA07 KA01 LA11 LA12

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の基板及び第2の基板の間に液晶層
    が封入され、前記第1の基板による散乱光と前記第2の
    基板による反射光とで画像を表示する反射型の液晶表示
    素子であって、 前記第1の基板は、 片面が平面状に形成され、他面が凹凸状に形成された透
    明樹脂製の第1の透明樹脂基板と、 前記第1の透明樹脂基板の凹凸面に前記第1の透明樹脂
    基板と屈折率が異なる透明樹脂が充填され、前記液晶層
    側の面が平面状に形成された第1の平坦化層と、 前記第1の平坦化層の液晶層側の面に形成され、透明導
    体がパターニングされた第1の透明電極と、を有するも
    のであり、 前記第2の基板は、 片面が平面状に形成され、他面が凹凸状に形成された樹
    脂製の第2の樹脂基板と、 前記第2の樹脂基板の凹凸面に反射膜が全面形成され、
    凹凸状の散乱反射面を持つ反射層と、 前記反射層の凹凸面に透明樹脂が充填され、液晶層側の
    片面が平面状に形成された第2の平坦化層と、 前記第2の平坦化層の液晶層側の片面に、透明導体がパ
    ターニングされた第2の透明電極と、を有するものであ
    ることを特徴とする液晶表示素子。
  2. 【請求項2】 第1の基板及び第2の基板の間に液晶層
    が封入され、前記第1の基板による散乱光と前記第2の
    基板による透過光又は反射光とで画像を表示する半透過
    型の液晶表示素子であって、 前記第1の基板は、 片面が平面状に形成され、他面が凹凸状に形成された透
    明樹脂製の第1の透明樹脂基板と、 前記第1の透明樹脂基板の凹凸面に前記第1の透明樹脂
    基板と屈折率が異なる透明樹脂が充填され、前記液晶層
    側の面が平面状に形成された第1の平坦化層と、 前記第1の平坦化層の液晶層側の面に形成され、透明導
    体がパターニングされた第1の透明電極と、を有するも
    のであり、 前記第2の基板は、 片面が平面状に形成され、他面が凹凸状に形成された透
    明樹脂製の第2の樹脂基板と、 前記第2の樹脂基板の凹凸面に反射膜が全面形成され、
    凹凸状の散乱反射面を持つ反射層と、 前記反射層の凹凸面に透明樹脂が充填され、液晶層側の
    片面が平面状に形成された第2の平坦化層と、 前記第2の平坦化層の液晶層側の片面に、透明導体がパ
    ターニングされた第2の透明電極と、を有するものであ
    ることを特徴とする液晶表示素子。
  3. 【請求項3】 第1の基板及び第2の基板の間に液晶層
    が封入され、前記第1の基板による散乱光と前記第2の
    基板による反射光とで画像を表示する反射型の液晶表示
    素子であって、 前記第1の基板は、 片面が平面状に形成され、他面が凹凸状に形成された透
    明樹脂製の第1の透明樹脂基板と、 前記第1の透明樹脂基板の凹凸面に前記第1の透明樹脂
    基板と屈折率が異なる透明樹脂が充填され、前記液晶層
    側の面が平面状に形成された平坦化層と、 前記平坦化層の液晶層側の面に形成され、透明導体がパ
    ターニングされた第1の透明電極と、を有するものであ
    り、 前記第2の基板は、 片面が平面状に形成され、他面が凹凸状に形成された樹
    脂製の第2の樹脂基板と、 前記第2の樹脂基板の凹凸面に反射電極が形成され、凹
    凸状の散乱反射面を持つ反射電極層と、を有するもので
    あることを特徴とする液晶表示素子。
  4. 【請求項4】 第1の基板及び第2の基板の間に液晶層
    が封入され、前記第1の基板による散乱光と前記第2の
    基板による透過光又は反射光とで画像を表示する半透過
    型の液晶表示素子であって、 前記第1の基板は、 片面が平面状に形成され、他面が凹凸状に形成された透
    明樹脂製の第1の透明樹脂基板と、 前記第1の透明樹脂基板の凹凸面に前記第1の透明樹脂
    基板と屈折率が異なる透明樹脂が充填され、前記液晶層
    側の面が平面状に形成された平坦化層と、 前記平坦化層の液晶層側の面に形成され、透明導体がパ
    ターニングされた第1の透明電極と、を有するものであ
    り、 前記第2の基板は、 片面が平面状に形成され、他面が凹凸状に形成された透
    明樹脂製の第2の樹脂基板と、 前記第2の樹脂基板の凹凸面に反射電極が形成され、凹
    凸状の散乱反射面を持つ反射電極層と、を有するもので
    あることを特徴とする液晶表示素子。
  5. 【請求項5】 前記反射層は、アルミニウム(Al)又
    は銀(Ag)を含むことを特徴とする請求項1又は2記
    載の液晶表示素子。
  6. 【請求項6】 前記反射電極層は、アルミニウム(A
    l)又は銀(Ag)を含むことを特徴とする請求項3又
    は4記載の液晶表示素子。
  7. 【請求項7】 第1の基板及び第2の基板の間に液晶層
    が封入され、前記第1の基板による散乱光と前記第2の
    基板による反射光とで画像を表示する反射型の液晶表示
    素子の製造方法であって、 前記第1の基板の製作工程は、 透明樹脂を用いて片面を平面状に形成し、他面を凹凸状
    に形成して第1の透明樹脂基板を得る工程と、 前記第1の透明樹脂基板の凹凸面に対して前記第1の透
    明樹脂基板と屈折率が異なる透明樹脂を充填し、前記液
    晶層側の面を平面状に形成し、第1の平坦化層を得る工
    程と、 前記第1の平坦化層の液晶層側の面に形成し、透明導体
    をパターニングして第1の透明電極を得る工程と、を有
    するものであり、 前記第2の基板の製作工程は、 樹脂を用いて片面を平面状に形成し、他面を凹凸状に形
    成し、第2の樹脂基板を得る工程と、 前記第2の樹脂基板の凹凸面に反射膜を全面形成し、凹
    凸状の散乱反射面を持つ反射層を得る工程と、 前記反射層の凹凸面に対して透明樹脂を充填して第2の
    平坦化層を得る工程と、 前記第2の平坦化層の液晶層側の片面に透明導体をパタ
    ーニングし、第2の透明電極を得る工程と、を有するも
    のであることを特徴とする液晶表示素子の製造方法。
  8. 【請求項8】 第1の基板及び第2の基板の間に液晶層
    が封入され、前記第1の基板による散乱光と前記第2の
    基板による透過光又は反射光とで画像を表示する半透過
    型の液晶表示素子の製造方法であって、 前記第1の基板の製作工程は、 透明樹脂を用いて片面を平面状に形成し、他面を凹凸状
    に形成して第1の透明樹脂基板を得る工程と、 前記第1の透明樹脂基板の凹凸面に対して前記第1の透
    明樹脂基板と屈折率が異なる透明樹脂を充填し、前記液
    晶層側の面を平面状に形成し、第1の平坦化層を得る工
    程と、 前記第1の平坦化層の液晶層側の面に形成し、透明導体
    をパターニングして第1の透明電極を得る工程と、を有
    するものであり、 前記第2の基板の製作工程は、 透明樹脂を用いて片面を平面状に形成し、他面を凹凸状
    に形成し、第2の樹脂基板を得る工程と、 前記第2の樹脂基板の凹凸面に反射膜を全面形成し、凹
    凸状の散乱反射面を持つ反射層を得る工程と、 前記反射層の凹凸面に対して透明樹脂を充填して第2の
    平坦化層を得る工程と、 前記第2の平坦化層の液晶層側の片面に透明導体をパタ
    ーニングし、第2の透明電極を得る工程と、を有するも
    のであることを特徴とする液晶表示素子の製造方法。
  9. 【請求項9】 第1の基板及び第2の基板の間に液晶層
    が封入され、前記第1の基板による散乱光と前記第2の
    基板による反射光とで画像を表示する反射型の液晶表示
    素子の製造方法であって、 前記第1の基板の製作工程は、 透明樹脂を用いて片面を平面状に形成し、他面を凹凸状
    に形成して第1の透明樹脂基板を得る工程と、 前記第1の透明樹脂基板の凹凸面に対して前記第1の透
    明樹脂基板と屈折率が異なる透明樹脂を充填し、前記液
    晶層側の面を平面状に形成し、平坦化層を得る工程と、 前記平坦化層の液晶層側の面に形成し、透明導体をパタ
    ーニングして第1の透明電極を得る工程と、を有するも
    のであり、 前記第2の基板の製作工程は、 樹脂を用いて片面を平面状に形成し、他面を凹凸状に形
    成し、第2の樹脂基板を得る工程と、 前記第2の樹脂基板の凹凸面に反射電極を形成し、凹凸
    状の散乱反射面を持つ反射電極層を得る工程と、を有す
    るものであることを特徴とする液晶表示素子の製造方
    法。
  10. 【請求項10】 第1の基板及び第2の基板の間に液晶
    層が封入され、前記第1の基板による散乱光と前記第2
    の基板による透過光又は反射光とで画像を表示する半透
    過型の液晶表示素子の製造方法であって、 前記第1の基板の製作工程は、 透明樹脂を用いて片面を平面状に形成し、他面を凹凸状
    に形成して第1の透明樹脂基板を得る工程と、 前記第1の透明樹脂基板の凹凸面に対して前記第1の透
    明樹脂基板と屈折率が異なる透明樹脂を充填し、前記液
    晶層側の面を平面状に形成し、平坦化層を得る工程と、 前記平坦化層の液晶層側の面に形成し、透明導体をパタ
    ーニングして第1の透明電極を得る工程と、を有するも
    のであり、 前記第2の基板の製作工程は、 透明樹脂を用いて片面を平面状に形成し、他面を凹凸状
    に形成し、第2の樹脂基板を得る工程と、 前記第2の樹脂基板の凹凸面に反射電極を形成し、凹凸
    状の散乱反射面を持つ反射電極層を得る工程と、を有す
    るものであることを特徴とする液晶表示素子の製造方
    法。
  11. 【請求項11】 前記反射層は、アルミニウム(Al)
    又は銀(Ag)を含むことを特徴とする請求項7又は8
    記載の液晶表示素子の製造方法。
  12. 【請求項12】 前記反射電極層は、アルミニウム(A
    l)又は銀(Ag)を含むことを特徴とする請求項9又
    は10記載の液晶表示素子の製造方法。
  13. 【請求項13】 請求項1〜6のいずれか1項記載の液
    晶表示素子を有することを特徴とする情報通信機器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN100368871C (zh) * 2005-03-14 2008-02-13 财团法人工业技术研究院 软性半反射半穿透液晶显示器的装置及制程方法
KR100925784B1 (ko) * 2002-11-21 2009-11-11 엘지디스플레이 주식회사 반사투과형 액정표시장치와 그 제조방법

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