JP2002122797A - 光スイッチ - Google Patents

光スイッチ

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JP2002122797A
JP2002122797A JP2000312038A JP2000312038A JP2002122797A JP 2002122797 A JP2002122797 A JP 2002122797A JP 2000312038 A JP2000312038 A JP 2000312038A JP 2000312038 A JP2000312038 A JP 2000312038A JP 2002122797 A JP2002122797 A JP 2002122797A
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mirror
light beam
optical switch
switch according
carriage
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Application number
JP2000312038A
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English (en)
Inventor
Akira Hashimoto
昭 橋本
Takaaki Kase
隆明 加瀬
Atsuo Onoda
篤夫 小野田
Masayoshi Kamo
正義 加茂
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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  • Mechanical Light Control Or Optical Switches (AREA)
  • Use Of Switch Circuits For Exchanges And Methods Of Control Of Multiplex Exchanges (AREA)
  • Optical Communication System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 第1の光伝送路と第2の光伝送路との接続状
態を切り換えるための光スイッチにおいて、ミラー部の
位置決めが容易に、また高精度に行え、かつ装置全体が
安価となる反射ミラー移動走査型の光スイッチを得るこ
とを目的とする。 【解決手段】 光ビーム入射口21から入射した光ビー
ムを反射して光ビーム出射口22に出射するミラー部4
と、ミラー部4を保持するキャリッジ5と、キャリッジ
5を所定位置に移動させるキャリッジ駆動手段と、光ビ
ーム入射口21の光ビーム光路に沿う中心軸線と光ビー
ム出射口22の光ビーム光路に沿う中心軸線との交差部
に、ミラー部4を着脱自在に固定するアライメントホル
ダ9とを具備するように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、一定方向の入射
光軸を有する第1の光伝送路と一定方向の出射光軸を有
する第2の光伝送路との接続状態を切り換えるための光
スイッチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の従来の光スイッチとして、例え
ば特公昭62−57011に記載されているように、ケ
ースに設けられた第1のオプチオカルファイバ群と第1
のオプチカルファイバ群の光軸と直交する光軸を有する
ようにケースに設けられた第2のオプチカルファイバ群
と、さらに第1のオプチカルファイバ群の光軸と第2の
オプチカルファイバ群の光軸が交差する各交点に反射ミ
ラーを配置し、各反射ミラーを選択的に上下動させるこ
とによって光伝送路の切り換えを行うものが開示されて
いる。
【0003】しかし、このような、各交点に反射ミラー
を配置する光スイッチは構造が複雑であり、しかも、反
射ミラーを各交点分必要とするために部品点数も多く高
価なものとなっていた。
【0004】上記のような課題を解決する方式として、
例えば特開平10−282438に記載されたものがあ
る。これは、一定方向の入射光軸を持つベースに設けら
れた少なくとも1つの入射口と、入射光軸と交差する一
定方向の出射光軸を持ち、入射光軸方向に間隔的に複数
配列されたベースに設けられた出射ポートと、各入射光
軸に沿って直線移動自在に設けられ、入射光軸といずれ
かの出射ポートの出射光軸との交点上に選択的に位置決
めされることで、入射口より入射された光線を出射ポー
トに向けて反射する反射ミラーとを備えた構成となって
おり、反射ミラーの位置の切換えにより、1つの入射側
の光伝送路を、複数の出射側の光伝送路のうちの任意の
1つに選択的に接続することができるものが提案されて
いる。
【0005】尚、反射ミラーの位置決めは、入射光軸も
しくは出射光軸のどちらか一方の光軸上に位置するよう
にベースに設けられた直線ガイドに沿って反射ミラーが
移動走査することによって行われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述のような従来の光
スイッチにおいては、直線ガイドに沿って反射ミラーを
移動させることによって、反射ミラーの位置を切り換
え、光伝送路の接続切り換えを行うので、光スイッチの
構成は簡略化されているものの、高精度な反射ミラーの
位置決めができないという問題があった。しかし、光ス
イッチでは、光の伝送損失が極力小さいことが要求され
るので、反射ミラーは入射ポートからのレーザ光を出射
ポートに反射する際に光軸の傾きや位置ずれがないよう
に高精度に位置決めされている必要があり、従って、高
精度な反射ミラーの位置決めを行うためには、反射ミラ
ーの位置を検出し、これを反射ミラーの移動手段にフィ
ードバックして制御する必要があり、その制御が複雑で
あるという問題があった。
【0007】また、反射ミラーの移動にともなって反射
ミラーの角度が変化し反射された光線の光軸が所定の角
度からずれないようにするためには、直線ガイドを高精
度に加工する必要があり、その加工が困難であり、装置
全体として高価になるという問題があった。
【0008】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、伝送光路を切り換えるための反
射ミラーの位置決めが容易に、また高精度に行え、かつ
装置全体が安価となる反射ミラー移動走査型の光スイッ
チを得ることを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明における光スイ
ッチは、複数の光ビーム入射口を所定間隔で並設した第
1のポート部と、複数の光ビーム出射口を所定間隔で並
設した第2のポート部と、光ビーム入射口の一つから入
射した光ビームを反射して光ビーム出射口の一つに出射
するミラー部と、光ビーム入射口とミラー部との間隔、
および/または、光ビーム出射口とミラー部との間隔を
所定間隔に設定するようにしてミラー部を保持するキャ
リッジと、キャリッジを所定位置に移動させるキャリッ
ジ駆動手段と、光ビーム入射口の光ビーム光路に沿う中
心軸線と光ビーム出射口の光ビーム光路に沿う中心軸線
との交差部にミラー部を着脱自在に固定するように設け
られたアライメントホルダとを具備している。
【0010】また、光ビーム入射口および光ビーム出射
口には光ファイバが挿入されている。
【0011】さらに、上記光ファイバの挿入される側の
先端付近にはコリメータレンズが設置されている。
【0012】また、アライメントホルダはミラー部を吸
着するミラー部吸着手段を有している。
【0013】さらに、上記アライメントホルダに設けら
れたミラー部吸着手段は電磁石であり、ミラー部には電
磁石に吸着される磁性材もしくは磁石を有している。
【0014】また、アライメントホルダは、ミラー部の
位置調整を行うための調整機構を有している。
【0015】また、アライメントホルダは、アライメン
トホルダの位置調整を行うための調整機構を有してい
る。
【0016】また、キャリッジは、キャリッジを移動さ
せる際にミラー部をアライメントホルダの上方に退避さ
せる、ミラー部退避手段を有している。
【0017】また、キャリッジは、キャリッジに対して
ミラー部を複数の方向への自由度を持って支持できるミ
ラー部支持手段を有している。
【0018】また、ミラー部支持手段は、薄板状のバネ
である。
【0019】また、ミラー部支持手段は、ヒンジ部を有
している。
【0020】また、ミラー部支持手段は、支軸およびヒ
ンジ部を有している。
【0021】また、ミラー部支持手段は、キャリッジが
移動する際に、アライメントホルダから非接触の状態で
ミラー部を保持している。
【0022】また、ミラー部退避手段は、ミラー部を吸
着するミラー部吸着手段を有している。
【0023】さらに、上記ミラー部退避手段に設けられ
たミラー部吸着手段は電磁石であり、ミラー部には電磁
石に吸着される磁性材もしくは磁石を有している。
【0024】また、ミラー部退避手段は、ミラー部支持
手段を介してミラー部を支持する可動子に設けられた上
下動マグネットと、上下動マグネットの磁極面に対向し
て設けられた略コの字状の断面を有するヨークと、上下
動マグネットとヨークで形成される空隙に配置されヨー
クに固定された上下動コイルとを備えている。
【0025】また、ヨークに固定された上下動マグネッ
トの磁極面と対向する面には少なくとも1箇所に凸部が
設けられている。
【0026】さらに、キャリッジ駆動手段は、キャリッ
ジと螺合するリードスクリューとリードスクリューを回
転させるモータから構成されている。
【0027】
【発明の実施の形態】以下に添付の図を参照して、この
発明に係る光スイッチの実施の形態を詳細に説明する。
【0028】実施の形態1.図1および図2はこの発明
による光スイッチの実施の形態1の平面図と側面図であ
る。図において、1は互いに直交するX軸及びY軸に沿
った辺を持つベース、2はベース1のY軸に沿った辺1
a側に設けられた第1のポート部、21は第1のポート
部に並行して設けられた複数の光ビーム入射口である。
第1のポート部2は、X軸に沿った方向に互いに平行に
なるように、かつ、等間隔に設けられたX1、X2、X
3、X4の光軸を有する光導波路としての光ファイバ2
01、202、203、204と、光ファイバ201、
202、203、204の先端部に設けられたコリメー
タレンズ211、212、213、214と、光ファイ
バ201〜204及びコリメータレンズ211〜214
を保持するフェルール220より構成されている。ここ
で光軸とは、光ビーム光路の中心軸をいう。
【0029】3はベース1のX軸に沿った辺1b側に設
けられた第2のポート部、22は第2のポート部に並行
して設けられた複数の光ビーム出射口である。第2のポ
ート部3は、Y軸に沿った方向に互いに平行になるよう
に、かつ、等間隔に設けられたY1、Y2、Y3、Y4
の光軸を有する光導波路としての光ファイバ301、3
02、303、304と、光ファイバ301、302、
303、304の先端部に設けられたコリメータレンズ
311、312、313、314と、光ファイバ301
〜304及びコリメータレンズ311〜314を保持す
るフェルール320より構成されている。
【0030】図3は図1から光路切り換え手段であるミ
ラー部を移動走査させるキャリッジおよびキャリッジ駆
動手段を省いた平面図、図4は図3の第2のポート部を
省いた状態における側面図である。図3および図4にお
いて、4は光ビームの偏向手段であるミラー部である。
また、図1および図2において、5はミラー部4を支持
し、X軸方向に移動可能にガイドロッド6と嵌合しかつ
リードスクリュー7と螺合しているキャリッジである。
8はリードスクリュー7と接続され、リードスクリュー
7を回転駆動することによりキャリッジ5をX軸方向に
移動走査させるためのモータである。また、図3におい
て、9は光軸X1〜X4と光軸Y1〜Y4の各交点P1
1〜P14、P21〜P24、P31〜P34、P41
〜P44近傍に設けられた前記ミラー部4を位置決めす
るためのアライメントホルダである。
【0031】図5は図1のA部拡大図、図6は図3のB
部拡大図である。図6における9aは光軸X1〜X4及
び光軸Y1〜Y4に沿う光ビームを通過させるためのア
ライメントホルダ9に設けられた光ビーム通過部であ
る。アライメントホルダ9には図6に示すようにミラー
部4と当接し、ミラー部4の位置を調節する調整ネジ1
0、11、12が設けられており、固定ネジ13によっ
てベース1に固定されている。この実施例では、ミラー
部4は図6に示すように調整ネジ10、11、12によ
って角度および位置が調整されて図3に示す交点P1
2、P23、P31、P44に位置決めされている。
尚、図3および図6にはミラー部4を一点鎖線で示して
ある。
【0032】図3において、231、232、233、
234は、例えば光ファイバ201、202、203、
204から出射された光ビームがコリメータレンズ21
1、212、213、214によって平行ビーム化され
た出射ビームであり、光ビーム231は交点P12に位
置決めされたミラー部4によって反射されて、光軸Y2
に沿ってコリメータレンズ312を介して光ファイバ3
02に入射しており、光ビーム232は交点P23に位
置決めされたミラー部4によって反射されて、光軸Y3
に沿ってコリメータレンズ313を介して光ファイバ3
03に入射しており、光ビーム233は交点P31に位
置決めされたミラー部4によって反射されて、光軸Y1
に沿ってコリメータレンズ311を介して光ファイバ3
01に入射しており、光ビーム234は交点P44に位
置決めされたミラー部4によって反射されて、光軸Y4
に沿ってコリメータレンズ314を介して光ファイバ3
04に入射している。
【0033】なお上記例では、第1のポート部2の光軸
数を4、第2のポート部3の光軸数を4としているが、
上記光軸数にとらわれるものではない。また、ミラー部
4の位置決め状態も上記例にとらわれるものではない。
【0034】次に、ミラー部4の支持手段とミラー部4
のアライメントホルダ9からの退避手段とを含むキャリ
ッジ5の詳細構造について説明する。図5において、5
01はキャリッジ5の基台であるキャリッジベース、キ
ャリッジベース501にはガイドロッド6が嵌合し、か
つ、リードスクリュー7が螺合しており、キャリッジベ
ース501がX軸方向に移動走査可能となっている。
【0035】図7は図5のC−Cに沿う断面図、図8は
図7の矢視D図、図9は図7の矢視E図である。図7に
おいて、502はキャリッジベース501に固定的に設
けられた略コの字状の断面を有するヨーク、503は中
央部に摺動軸504を有する可動子、505は一端が可
動子503に固定され他端がミラー部4に固定された薄
板状の柔軟性を持ったミラー部支持バネである。ヨーク
502は、中央部に設けられた内ヨーク部506、外周
側に設けられた外ヨーク部507、内ヨーク部506と
外ヨーク部507を結んでいる底面ヨーク部508より
構成されている。
【0036】509は内ヨーク部の中央に設けられた摺
動軸504と嵌合し、可動子503をZ方向に摺動自在
に支持する軸受部、510は外ヨーク部の内周側に設け
られた上下動コイル、511は可動子503の一端側に
設けられたマグネット保持部512に固定的に設けられ
た上下動マグネットである。上下動コイル510と上下
動マグネット511は対向するように設けられており、
上下動マグネット511は上下動コイル510と対向す
る面が磁極面となるように着磁されている。
【0037】14はミラー部4の光ビームを反射する面
とは反対側の面に設けられた軟磁性材からなる板状を呈
した吸着片、15は吸着片14と対向するようにかつ、
可動子503のマグネット保持部512とは反対側の端
部に設けられた電磁石保持部513に固定的に設けられ
た電磁石である。電磁石15は、一端が可動子503の
電磁石保持部513に固定され、他端面側が吸着片14
と対向する面1502を有する円柱状の磁性材からなる
コア1501と、コア1501の外周面に巻回された電
磁コイル1503とから構成されている。
【0038】吸着片14はミラー部4とミラー部支持バ
ネ505を介して可動子503に支持されており、また
電磁石15は電磁石保持部513によって可動子503
に支持されているので、吸着片14と電磁石15は双方
とも可動子503のZ方向への移動に伴ってZ方向に変
位するようになっている。
【0039】図10は図5のC−Cに沿う断面でありミ
ラー部4がアライメントホルダ9の上方に退避した状態
における断面図、図11は図10の矢視F図、図12は
図10の矢視G図である。これに対し、先に説明した図
7、図8および図9はミラー部4がアライメントホルダ
9に設けられた調整ネジ10、11、12と当接し、ミ
ラー部4が位置決めされた状態を示している。
【0040】図7におけるヨーク502の外ヨーク部5
07には、上下動マグネット511と対向する周面に
は、ミラー部4がアライメントホルダ9に位置決めされ
た状態において、上下動マグネット511と対向する第
1の凸部514が設けられており、また図10に示すよ
うにミラー部4がアライメントホルダ9の上方に退避し
た状態においては、上下動マグネット511と対向する
第2の凸部515が設けられている。
【0041】次に動作について説明する。まず、ミラー
部4のアライメントホルダ9からの退避手段の動作、す
なわち、ミラー部4のZ軸方向への移動の動作について
図7および図10を用いて説明する。図7および図10
において、上下動コイル510に通電することにより電
磁作用によって上下動マグネット511がZ軸方向に移
動し、ミラー部4をZ軸方向に変位させることができ
る。
【0042】上述したように、ミラー部4がアライメン
トホルダ9に位置決めされた状態(図7の状態)とミラ
ー部4がアライメントホルダ9から退避した状態(図1
0の状態)とで、各々の位置で上下動マグネット511
と対向するように第1の凸部514と第2の凸部515
が設けられているので、ミラー部4がアライメントホル
ダ9に位置決めされた状態(図7の状態)では上下動マ
グネット511と第1の凸部514間に吸引力が作用
し、上下動コイル510に通電しなくとも可動子503
をミラー部4がアライメントホルダ9に位置決めされた
状態の位置に保持することができる。また、ミラー部4
がアライメントホルダ9から退避した状態(図10の状
態)では上下動マグネット511と第2の凸部515間
に吸引力が作用し、上下動コイル510に通電しなくと
も可動子503をミラー部4がアライメントホルダ9か
ら退避した状態の位置に保持することができる。
【0043】このようにミラー部4のZ軸方向への退避
手段として、可動子503に上下動マグネット511を
設け、ヨーク502側に上下動コイル510を設けてい
るので、可動子503や上下動マグネット511等から
なる可動部分とヨーク502や上下動コイル510等か
らなる固定部分を電気的に接続する部材が不要となり、
可動子503のZ軸方向への移動にともなう断線等の問
題がなくなり信頼性が向上する。また、上下動マグネッ
ト511と第1の凸部514もしくは第2の凸部515
によって可動子503を所定の位置に保持できるので、
上下動コイル510にはミラー部4をZ軸方向に移動さ
せるときだけ通電すれば良いので、低消費電力化が実現
できる。また、可動子503を所定位置に保持するため
の部材が不要となるので、構成を簡略化できる。
【0044】次にミラー部4の位置決め動作の一つであ
るアライメントホルダ9への吸着動作について図14を
用いて説明する。図14(a)はミラー部4がアライメ
ントホルダ9から退避した状態で、図14(b)および
図14(c)はミラー部4がアライメントホルダ9に位
置決めされた状態である。さらに図14(b)は電磁コ
イル1503に通電する前、図14(c)は電磁コイル
1503に通電した状態を表している。
【0045】図14(b)および図14(c)におい
て、電磁石15とミラー部4に設けられた吸着片14は
対向して設けられているので、電磁コイル1503に通
電することによって、吸着片14と電磁石15間に吸引
力が作用し、ミラー部4はアライメントホルダ9に設け
られた調整ネジ10、11、12に当接し、調整ネジ1
0、11、12を介してアライメントホルダ9に吸着し
たような状態(図14(c)の状態)となる。
【0046】次にミラー部4の移動走査と位置決め動作
について、図3、図7、図13、および図14を用いて
説明する。ここでは、図3において、光軸X4に沿った
部分のミラー部4の交点P44に位置決めされている状
態からP42に移動走査および位置決めする動作を例に
あげ、ミラー部4の移動走査およびアライメントホルダ
9への位置決め動作を説明する。
【0047】図13は図4相当の側面図であり、キャリ
ッジ5やアライメントホルダ9等を光軸X4に沿った部
分だけを記載したものである。図14は先に説明したよ
うに、ミラー部4のアライメントホルダ9への位置決め
および吸着動作を示すものである。
【0048】図14(c)の状態においては、電磁コイ
ル1503に通電されており、吸着片14と電磁石15
間に吸引力が作用し、ミラー部4はアライメントホルダ
9に吸着位置決めされている状態にある。電磁コイル1
503への通電をやめるとミラー部4は図14(b)に
示すようにアライメントホルダ9から若干離間された状
態になる。この状態で図7の上下動コイル510に通電
すると可動子503がZ軸の上向き方向に移動し、図1
3(a)、および図14(a)に示すようにミラー部4
はアライメントホルダ9の上方に退避し、X軸方向に移
動可能な状態になる。ここで、図13のモータ8に通電
することによって、図13(b)に示すようにキャリッ
ジ5をX軸方向に移動させミラー部4を図3で示した交
点P42近傍まで移動させる。
【0049】この時ミラー部4は図14(a)に示す状
態となっている。この状態で、再度上下動コイル510
に先程とは逆方向に通電し、ミラー部4をZ軸の下向き
方向に移動させ図14(b)に示すような状態とする。
この時キャリッジ5は図13(c)に示す状態となって
いる。この後、図14で電磁コイル1503に通電する
と図14(c)に示すようにミラー部支持バネ505が
変形しミラー部4がアライメントホルダ9に吸着し、ミ
ラー部4の移動走査と位置決めが完了する。ミラー部4
を移動走査する間およびミラー部4の位置決め完了後
は、可動子503が上下動マグネット511と第2の凸
部515もしくは第1の凸部514間に作用する吸引力
によって保持されるので、上下動コイル510に通電し
なくとも良い。
【0050】このように、ミラー部4の移動走査と位置
決めを別々の手段を使って行っているので、キャリッジ
5の移動走査精度を高めなくとも、ミラー部4を所定の
位置に位置決めすることができる。例えば、モータ8と
してステッピングモータを用いれば、モータに概略の移
動距離に相当する印加パルスを与えるだけで所定の位置
にキャリッジ5を移動できるので、移動走査を開ループ
制御で行うことができ、キャリッジ5を移動走査させる
ための閉ループ制御回路やキャリッジ5の位置を検出す
る手段が不要となるので構成を簡素化できる。また、後
述するようにミラー部4の位置調整を行ったアライメン
トホルダ9を各交点近傍に配置しているので、ミラー部
4をアライメントホルダ9に吸着させるだけで、ミラー
部4を高精度に位置決めできる。
【0051】ここでミラー部支持バネ505として、多
方向に柔軟に変位可能なコイルバネではなく、薄板状の
柔軟性を持ったものを用いているのは、キャリッジ5の
X軸方向の移動走査の際に、ミラー部4が退避する方向
(Z軸方向)に大きく振動してミラー部4とアライメン
トホルダ9が衝突しないようにするためである。
【0052】次に、ミラー部4の位置調整について図1
5を用いて説明する。図15は図3のB部拡大図に相当
し、説明の都合上ミラー部4を実線で示し、ミラー部4
に設けられている吸着片14を省略している。また、光
ビーム234を細い一点鎖線で表し、光軸X4およびY
4を太い一点鎖線で表している。ここでは、光軸X4に
沿って反射ミラー部4に入射した光ビーム234の反射
光ビーム234aを光軸Y4に沿うように調整すること
で、ミラー部4の調整を説明する。
【0053】図15(a)は反射光ビーム234aの光
軸Y4a(太い二点鎖線)が光軸Y4からθだけ傾いて
いる状態が示されている。この光軸Y4aを光軸Y4に
合わせるために、調整ネジ10、11、12を所定量回
し(この例ではネジ10をミラー部4を下げる方向に、
またネジ10をミラー部4を押し出す方向に回す)図1
5(b)のような状態にする。このようにアライメント
ホルダ9に設けられた調整ネジ10、11、12によっ
て容易にミラー部4の調整を行うことができる。
【0054】実施の形態2.続いてこの発明の実施の形
態2について説明する。以上の実施の形態1では、ミラ
ー部支持手段としてのミラー部支持バネ505として薄
板状の板バネを用いたが、実施の形態2ではヒンジを用
いている。
【0055】図16は要部断面図、図17は図16の矢
視H図である。尚、上記実施の形態1と同一もしくは相
当部材については同一符号を付して説明を省略する。図
16および図17において、520は第1のヒンジ部5
21と第2のヒンジ部522を有するミラー部4の支持
手段としての樹脂からなるヒンジである。ヒンジ520
の一端の可動子固定端部523は可動子503に固定さ
れており、他端のミラー部固定端部524はミラー部4
に固定されている。
【0056】ミラー部4はヒンジ520によって支持さ
れているのでT方向に容易に変位可能であり、前記実施
例のミラー部支持バネ505と同様の動作と効果が得ら
れる。また、樹脂でヒンジ520を成形しているので、
ヒンジ520のミラー部固定端部524によって吸着片
14を位置決めする構造を設けることができ、組立て性
を向上できる。
【0057】また、図18、および図19に示すように
第1のヒンジ部521の代わりに軸受部531と支軸5
40を用いることによっても上記例と同様の効果が得ら
れる。図18は要部断面図、図19は図18の矢視I図
である。尚、上記実施の形態1と同一もくは相当部材に
ついては同一符号を付して説明を省略する。図18およ
び図19において、530は、ミラー部4をT方向に変
位しやすくするために設けられた両端が可動子503に
支持された支軸540と嵌合する軸受部531とヒンジ
部532を有するヒンジである。
【0058】ヒンジ530のミラー部固定端部533は
ミラー部4に固定されており、上記例と同様にミラー部
固定端部533によって吸着片14を位置決めする構造
を設けている。
【0059】また、別なヒンジ部を用いた実施例を図2
0、および図21に示す。図20は要部断面図、図21
は図20の矢視J図である。尚、上記実施の形態1と同
一もしくは相当部材については同一符号を付して説明を
省略する。この実施例では、ミラー部4をT方向に変位
しやすくするための第1のヒンジ部551、第2のヒン
ジ部552とミラー部4をΦ方向に回転しやすくするた
めの第3のヒンジ部553を有したヒンジ550を用い
たものである。ヒンジ550の一端の可動子固定端部5
54は可動子503に固定されており、他端のミラー部
固定端部555はミラー部4に固定されており、上記例
と同様にミラー部固定端部555によって吸着片14を
位置決めする構造を設けている。
【0060】このようにΦ方向に回転しやすい第3のヒ
ンジ部553を設けることによってミラー部4をより多
数の方向に自由度を持って支持できるようになり、ミラ
ー部4の位置決め精度を高めることができる。
【0061】以上のようにヒンジ520、530、55
0をミラー部4の支持手段として用いることによって、
多数方向への自由度を設定しやすくなり、ミラー部4の
位置決め精度を高めることができる。また、ミラー部4
の支持手段としてヒンジ520、530、550を用い
ても、前記実施例同様にZ軸方向へは振動しにくいの
で、キャリッジ5のX軸方向の移動走査の際にミラー部
4が退避する方向(Z軸方向)に大きく振動してミラー
部4とアライメントホルダ9が衝突することはない。
【0062】実施の形態3.次にこの発明の実施の形態
3について説明する。実施の形態1では、ミラー部4の
位置決め調整法としてアライメントホルダ9に設けた調
整ネジ10、11、12によってミラー部4を変位させ
て調整を行う例を示したが、この実施の形態3ではアラ
イメントホルダを変位させることによってミラー部4の
調整を行っている。
【0063】図22、および図23は前記実施の形態1
の図15に相当する要部平面図であり、ミラー部4を説
明の都合上実線で示し、吸着片14を省略したものであ
る。尚、上記実施の形態1と同一もしくは相当部材につ
いては同一符号を付して説明を省略する。図22におい
て、9はアライメントホルダであり、ミラー部4を受け
る半球状の凸部911、912、913を有している。
921、922、923はアライメントホルダ9に設け
られたZ軸方向の調整ネジである。
【0064】調整ネジ921,922,923を回すこ
とによってアライメントホルダ9はZ軸方向(図22で
は紙面に対して垂直方向)に変位する。さらに3つのネ
ジの調整高さの組み合わせによって、アライメントホル
ダ9がZ軸に対し傾いた状態となる。このときミラー部
4は、アライメントホルダ9の凸部911、912、9
13に密着するように構成されているので、アライメン
トホルダ9の傾きに応じてミラー部4も傾くことにな
り、これによってミラー部4の調整を行うことができ
る。また、図23に示すようにアライメントホルダ9を
変位させる調整ネジ921、922、923と前記実施
の形態1と同様にミラー部4を直接変位させる調整ネジ
10、11、12を併用することも可能である。
【0065】以上のように、アライメントホルダ9に設
けられた調整ネジ921、922、923によってミラ
ー部4の調整を行い、固定ネジ13によってアライメン
トホルダ9を固定しているので、調整ネジ921、92
2、923のバックラッシュを固定ネジ13によって除
去することが可能となり高精度にミラー部4の調整を行
うことができる。さらに、調整ネジ10、11、12と
921、922、923のリードピッチを変えたものを
用いることによって、粗調整と微調整というように分け
て調整を行うことも可能となり、調整の精度を上げるこ
とができる。
【0066】実施の形態4.次にこの発明の実施の形態
4について説明する。実施の形態1では、ミラー部4の
アライメントホルダ9への吸着手段として、ミラー部4
に設けた軟磁性材からなる吸着片14と可動子503に
設けた電磁石15による例を示したが、この実施の形態
4では、電磁石15をアライメントホルダ9に配置する
構成と吸着片14の代わりに永久磁石を用いている。
【0067】図24、図25、および図26は実施の形
態1の図5のC−Cに沿う断面図に相当する要部断面図
である。尚、上記実施の形態1と同一もしくは相当部材
については同一符号を付して説明を省略する。図24は
電磁石15をアライメントホルダ9の電磁石固定部93
1に設けた例を示すもので、コア1501の吸着片14
と対向する側の端部が電磁石固定部931に固定されて
おり、他端部側に電磁コイル1503が巻回されてい
る。尚、電磁石固定部931は、アライメントホルダ9
を通過する光ビームを遮らない様にアライメントホルダ
9の中央部に設けられている。
【0068】このように電磁石15をアライメントホル
ダ9に設けることによって、ミラー部4をZ軸方向に変
位させるミラー部4のアライメントホルダ9からの退避
手段の可動部分の質量を減らすことが可能となり、可動
子503をZ軸方向に駆動するための上記実施の形態1
で説明した上下動コイル510に通電する電流を減らす
ことが可能となり、低消費電力化を実現できる。
【0069】図25、および図26は、吸着片14とし
て永久磁石を用いた例を示すものである。永久磁石から
なる吸着片14は、電磁石15と対向する面14aが磁
極面となるように着磁されている。図25は電磁石15
を可動子503に設けた場合で、図26は電磁石15を
アライメントホルダ9に設けた場合を示している。
【0070】このように吸着片14として永久磁石を用
いることによって、ミラー部4がアライメントホルダ9
に位置決めされている状態では、電磁石15のコア15
01と吸着片14間に吸引力が作用するので、電磁コイ
ル1503に常時通電しなくともミラー部4をアライメ
ントホルダ9に吸着しておくことができるようになる。
電磁コイル1503に通電が必要となるのは、ミラー部
4のアライメントホルダ9への位置決め状態を解除し、
移動走査するときである。通常光スイッチでは、ミラー
部4がアライメントホルダ9に位置決めされている時間
の方が移動走査している時間よりもはるかに長いので、
このように構成することによって低消費電力化を実現で
きる。また、電磁コイル1503に通電している時間が
短くなるので、電磁コイル1503の発熱も押さえるこ
とができる。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように、この発明における
光スイッチでは、複数の光ビーム入射口を所定間隔で並
設した第1のポート部と、複数の光ビーム出射口を所定
間隔で並設した第2のポート部と、光ビーム入射口の一
つから入射した光ビームを反射して光ビーム出射口の一
つに出射するミラー部と、光ビーム入射口とミラー部と
の間隔、および/または、光ビーム出射口とミラー部と
の間隔を所定間隔に設定するようにしてミラー部を保持
するキャリッジと、キャリッジを所定位置に移動させる
キャリッジ駆動手段と、光ビーム入射口の光ビーム光路
に沿う中心軸線と光ビーム出射口の光ビーム光路に沿う
中心軸線との交差部にミラー部を着脱自在に固定するよ
うに設けられたアライメントホルダとを具備するように
構成したので、光伝送路を切り換えるための反射ミラー
(ミラー部)の位置決めが容易に、かつ高精度に行うこ
とができる。
【0072】また、光ビーム入射口および光ビーム出射
口には光ファイバが挿入されているように構成したの
で、光ビームの入射および出射を容易に行うことができ
る。
【0073】さらに、光ファイバの挿入される側の先端
付近にはコリメータレンズを設置するように構成したの
で、光の伝送損失を極力小さくすることができる。
【0074】また、アライメントホルダはミラー部を吸
着するミラー部吸着手段を有するように構成したので、
ミラー部の位置決め精度を高めることができる。
【0075】さらに、上記アライメントホルダに設けら
れたミラー部吸着手段は電磁石であり、ミラー部には電
磁石に吸着される磁性材もしくは磁石を有するように構
成したので、ミラー部退避手段の可動部分の質量を減ら
すことができ、可動部分を駆動するための上下動コイル
に通電する電流を減らすことが可能となり、低消費電力
化が実現できる。
【0076】また、アライメントホルダは、ミラー部の
位置調整を行うための調整機構を有するように構成した
ので、キャリッジの移動走査精度を高めなくともミラー
部を所定位置に位置決めすることができ、キャリッジ駆
動手段を簡素化できる。
【0077】また、アライメントホルダは、アライメン
トホルダの位置調整を行うための調整機構を有するよう
に構成したので、上記ミラー部の位置調整を行うための
調整機構とあわせて、位置決め精度を上げることができ
る。
【0078】また、キャリッジは、該キャリッジを移動
させる際にミラー部をアライメントホルダの上方に退避
させる、ミラー部退避手段を有するように構成したの
で、キャリッジの移動走査の際に、ミラー部とアライメ
ントホルダが衝突しないようにできる。
【0079】また、キャリッジは、キャリッジに対して
ミラー部を複数の方向への自由度を持って支持できるミ
ラー部支持手段を有するように構成したので、ミラー部
の位置決めが容易にできる。
【0080】また、ミラー部支持手段は、薄板状のバネ
であるように構成したので、ミラー部がアライメントホ
ルダに柔軟に吸着し、ミラー部を高精度に位置決めでき
る。
【0081】また、ミラー部支持手段は、ヒンジ部を有
するように構成したので、上記と同様に、ミラー部がア
ライメントホルダに柔軟に吸着し、ミラー部を高精度に
位置決めできる。
【0082】また、ミラー部支持手段は、支軸およびヒ
ンジ部を有するように構成したので、ミラー部支持手段
の自由度を設定しやすくなり、ミラー部の位置決め精度
を高めることができる。
【0083】また、ミラー部支持手段は、キャリッジが
移動する際に、アライメントホルダから非接触の状態で
ミラー部を保持するように構成したので、キャリッジの
移動走査の際には、ミラー部が退避する方向(Z軸方
向)に大きく振動することがないので、ミラー部とアラ
イメントホルダが衝突しないようにできる。
【0084】また、ミラー部退避手段は、ミラー部を吸
着するミラー部吸着手段を有するように構成したので、
ミラー部の位置決め精度を高めることができる。
【0085】さらに、上記ミラー部退避手段に設けられ
たミラー部吸着手段は電磁石であり、ミラー部には電磁
石に吸着される磁性材もしくは磁石を有するように構成
したので、ミラー部をアライメントホルダに吸着でき、
ミラー部を高精度に位置決めできる。
【0086】また、ミラー部退避手段は、ミラー部支持
手段を介してミラー部を支持する可動子に設けられた上
下動マグネットと、上下動マグネットの磁極面に対向し
て設けられた略コの字状の断面を有するヨークと、上下
動マグネットとヨークで形成される空隙に配置されヨー
クに固定された上下動コイルとを備えるように構成した
ので、構成が簡単でかつミラー部を確実に退避させるこ
とができる。
【0087】また、ヨークに固定された上下動マグネッ
トの磁極面と対向する面には少なくとも1箇所に凸部が
設けられているように構成したので、上下動コイルには
ミラー部をZ軸方向に移動させるときだけ通電すれば良
いので、低消費電力化が実現でき、構成も簡略化でき
る。
【0088】さらに、キャリッジ駆動手段は、キャリッ
ジと螺合するリードスクリューとリードスクリューを回
転させるモータにより構成したので、装置全体の構成を
簡略化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1の光スイッチの平面図である。
【図2】 図1の側面図である。
【図3】 図1からキャリッジおよびキャリッジ駆動手
段を省いた平面図である。
【図4】 図3の第2のポート部を省いた状態における
側面図である。
【図5】 図1のA部拡大図である。
【図6】 図3のB部拡大図である。
【図7】 図5のC−Cに沿う断面図である。
【図8】 図7の矢視D図である。
【図9】 図7の矢視E図である。
【図10】 図5でミラー部がアライメントホルダの上
方に退避した状態におけるC−Cに沿う断面図である。
【図11】 図10の矢視F図である。
【図12】 図10の矢視G図である。
【図13】 図4でキャリッジやアライメントホルダ等
を光軸X4に沿った部分だけを記載した側面図である。
【図14】 図5のC−Cに沿った断面図でミラー部の
アライメントホルダへの位置決め状態を示す図である。
【図15】 図3のB部拡大図である。
【図16】 実施の形態2におけるミラー部支持手段の
要部断面図である。
【図17】 図16の矢視H図である。
【図18】 実施の形態2で軸受部と支軸を用いた例の
要部断面図である。
【図19】 図18の矢視I図である。
【図20】 実施の形態2で別なヒンジ部を用いた例の
要部断面図である。
【図21】 図20の矢視J図である。
【図22】 図15に相当する実施の形態3の要部平面
図である。
【図23】 実施の形態3においてアライメントホルダ
を変位させる調整ネジとミラー部を変位させる調整ネジ
を併用した例を表す要部平面図である。
【図24】 実施の形態4における図5のC−Cに沿う
断面図に相当する要部断面図である。
【図25】 実施の形態4で吸着片として永久磁石を用
い電磁石を可動子に設けた例を表す要部断面図である。
【図26】 実施の形態4で吸着片として永久磁石を用
い電磁石をアライメントホルダに設けた例を表す要部断
面図である。
【符号の説明】
2 第1のポート部、3 第2のポート部、 4 ミラ
ー部、5 キャリッジ、6 ガイドロッド、7 リード
スクリュー、8 モータ、9 アライメントホルダ、1
0〜12 調整ネジ、13 固定ネジ、14 吸着片、
15 電磁石、21 光ビーム入射口、22 光ビーム
出射口、201〜204 光ファイバ、301〜304
光ファイバ、211〜214 コリメータレンズ、3
11〜314 コリメータレンズ、231〜234 光
ビーム、501 キャリッジベース、502 ヨーク、
503 可動子、504 摺動軸、505 ミラー部支
持バネ、506 内ヨーク部、507 外ヨーク部、5
08 底面ヨーク部、509 軸受け部、510 上下
動コイル、511 上下動マグネット、512 マグネ
ット保持部、513 電磁石保持部、514 第1の凸
部、515 第2の凸部、520 ヒンジ、530 ヒ
ンジ、540 支軸、550 ヒンジ、921〜923
調整ネジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小野田 篤夫 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 加茂 正義 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 2H041 AA16 AB14 AC04 AZ01 5K002 AA07 BA06 BA21 FA01 5K069 AA17 BA01 DB36 DC01 EA27 EA30

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の光ビーム入射口を所定間隔で並設
    した第1のポート部と、複数の光ビーム出射口を所定間
    隔で並設した第2のポート部と、該光ビーム入射口の一
    つから入射した光ビームを反射して該光ビーム出射口の
    一つに出射するミラー部と、前記光ビーム入射口と該ミ
    ラー部との間隔、および/または、前記光ビーム出射口
    と前記ミラー部との間隔を所定間隔に設定するようにし
    て前記ミラー部を保持するキャリッジと、該キャリッジ
    を所定位置に移動させるキャリッジ駆動手段と、前記光
    ビーム入射口の光ビーム光路に沿う中心軸線と前記光ビ
    ーム出射口の光ビーム光路に沿う中心軸線との交差部に
    前記ミラー部を着脱自在に固定するように設けられたア
    ライメントホルダとを具備することを特徴とする光スイ
    ッチ。
  2. 【請求項2】 光ビーム入射口および光ビーム出射口に
    は光ファイバが挿入されていることを特徴とする請求項
    1記載の光スイッチ。
  3. 【請求項3】 光ファイバの挿入される側の先端付近に
    はコリメータレンズが設置されていることを特徴とする
    請求項2記載の光スイッチ。
  4. 【請求項4】 アライメントホルダはミラー部を吸着す
    るミラー部吸着手段を有していることを特徴とする請求
    項1記載の光スイッチ。
  5. 【請求項5】 ミラー部吸着手段は電磁石であり、ミラ
    ー部には該電磁石に吸着される磁性材もしくは磁石を設
    けたことを特徴とする請求項4記載の光スイッチ。
  6. 【請求項6】 アライメントホルダは、ミラー部の位置
    調整を行うための調整機構を有していることを特徴とす
    る請求項1記載の光スイッチ。
  7. 【請求項7】 アライメントホルダは、該アライメント
    ホルダの位置調整を行うための調整機構を有しているこ
    とを特徴とする請求項1記載の光スイッチ。
  8. 【請求項8】 キャリッジは、該キャリッジを移動させ
    る際にミラー部をアライメントホルダの上方に退避させ
    る、ミラー部退避手段を有していることを特徴とする請
    求項1記載の光スイッチ。
  9. 【請求項9】 キャリッジは、該キャリッジに対してミ
    ラー部を複数の方向への自由度を持って支持できるミラ
    ー部支持手段を有していることを特徴とする請求項1記
    載の光スイッチ。
  10. 【請求項10】 ミラー部支持手段は、薄板状のバネで
    あることを特徴とする請求項9記載の光スイッチ。
  11. 【請求項11】 ミラー部支持手段は、ヒンジ部を有し
    ていることを特徴とする請求項9記載の光スイッチ。
  12. 【請求項12】 ミラー部支持手段は、支軸およびヒン
    ジ部を有していることを特徴とする請求項9記載の光ス
    イッチ。
  13. 【請求項13】 ミラー部支持手段は、キャリッジが移
    動する際に、アライメントホルダから非接触の状態でミ
    ラー部を保持していることを特徴とする請求項9記載の
    光スイッチ。
  14. 【請求項14】 ミラー部退避手段は、ミラー部を吸着
    するミラー部吸着手段を有していることを特徴とする請
    求項8記載の光スイッチ。
  15. 【請求項15】 ミラー部吸着手段は電磁石であり、ミ
    ラー部には該電磁石に吸着される磁性材もしくは磁石を
    設けたことを特徴とする請求項14記載の光スイッチ。
  16. 【請求項16】 ミラー部退避手段は、ミラー部支持手
    段を介してミラー部を支持する可動子に設けられた上下
    動マグネットと、該上下動マグネットの磁極面に対向し
    て設けられた略コの字状の断面を有するヨークと、前記
    上下動マグネットと該ヨークで形成される空隙に配置さ
    れ前記ヨークに固定された上下動コイルとを備えたこと
    を特徴とする請求項8記載の光スイッチ。
  17. 【請求項17】 ヨークに固定された上下動マグネット
    の磁極面と対向する面には少なくとも1箇所に凸部が設
    けられていることを特徴とする請求項16記載の光スイ
    ッチ。
  18. 【請求項18】 キャリッジ駆動手段は、キャリッジと
    螺合するリードスクリューと該リードスクリューを回転
    させるモータから構成されていることを特徴とする請求
    項1記載の光スイッチ。
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