JP2002122596A - 生体関連物質検出用マイクロアレイ - Google Patents

生体関連物質検出用マイクロアレイ

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JP2002122596A JP2000314813A JP2000314813A JP2002122596A JP 2002122596 A JP2002122596 A JP 2002122596A JP 2000314813 A JP2000314813 A JP 2000314813A JP 2000314813 A JP2000314813 A JP 2000314813A JP 2002122596 A JP2002122596 A JP 2002122596A
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Chiho Ito
千穂 伊藤
Takashi Akita
隆 秋田
Yoko Miyauchi
陽子 宮内
Atsushi Takahashi
厚 高橋
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Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 微量な生体関連物質を優れた感度で検出す
る。 【解決手段】 複数の中空状繊維を長手方向に配列し、
当該中空状繊維の内壁及び/又は中空部に生体関連物質
検出プローブを固定化してなる生体関連物質検出用マイ
クロアレイにおいて、上記中空状繊維の外壁に反射膜を
形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、核酸分子、オリゴ
ペプチド及びタンパク質等の生体関連物質を検出するた
めの生体関連物質検出用マイクロアレイ及び生体関連物
質検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、DNA及びRNA等の核酸分子、オリゴ
ペプチド並びにタンパク質等の生体関連物質を検出する
ため、DNAマイクロアレイ法(DNAチップ法)が開発さ
れ、注目を浴びている。DNAマイクロアレイ法では、平
面基盤上に多数の核酸分子をプローブとして高密度に整
列させて固定化し、研究対象の細胞等から抽出した後に
蛍光色素等で標識した核酸分子を当該平面基盤上でハイ
ブリダゼーションさせる。この方法では、プローブであ
る核酸分子にハイブリダイズすることによる蛍光を、高
解像度解析装置で検出する。これにより、サンプル中の
それぞれの遺伝子量を迅速に推定できる。この新しい方
法の導入により、反応検体の微量化と、その反応検体を
再現性よく多量・迅速・系統的に分析、定量することが
可能となってきた。
【0003】ところで、DNAマイクロアレイ法では、多
数の核酸分子をプローブとして高密度に整列させて平面
基盤上に固定化したDNAチップが用いられる。このDNAチ
ップとしては、ガラス基板の一主面をマトリックス状に
区画し、各区画にプローブとなる核酸分子を固定化した
ものや、シリコン基板をフォトリソグラフィー技術によ
り区画し、各区画にプローブとなる核酸分子を固定化し
たものが知られている(米国特許 5,445,934号、米国特
許 5,774,305号公報等参照)。また、DNAチップとして
は、ガラスや高分子からなる中空状繊維に核酸分子を固
定化して該繊維を接着剤と共に簀巻き状にし、中空状繊
維の中心軸と交差する方向に切断してなるものも知られ
ている(特開平11-108928号公報、WO 00/40942号参
照)。これらDNAチップは、各区画又は繊維の内部に、
検出対象の生体関連物質と親和性のあるプローブを固定
化している。
【0004】このように構成されたDNAチップは、蛍光
標識等を付加した検出対象の生体関連物質、例えば、蛍
光標識を結合したDNAを含む溶液を所定の条件下で作用
させることによって、プローブDNAと検出対象のDNAとを
ハイブリダイズさせることができる。そして、DNAチッ
プに対して外部から光を照射し、DNAに結合させた蛍光
標識から放射する蛍光を高解像度解析装置で検出するこ
とによって、DNAチップ上において検出対象のDNAがハイ
ブリダイズした位置を検出することができる。
【0005】しかしながら、これらに代表されるDNAチ
ップを用いた場合、検出感度が低いといった問題があっ
た。従来のDNAチップでは、特に、検出対象の生体関連
物質が微量である場合が多く、高解像度解析装置を用い
たとしても、高精度の分析を行うことができない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、上
述したような実状に鑑みてなされたものであり、微量な
生体関連物質を優れた感度で検出することができる生体
関連物質検出用マイクロアレイ及び生体関連物質検出装
置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、本発明者が鋭意検討した結果、検出対象の生体関
連物質以外からの光成分が、検出対象の光に対するノイ
ズ成分となり、また、検出対象の生体関連物質が放射す
る光が隣接する領域に対してノイズ成分となるといった
知見を得るに至った。生体関連物質検出用マイクロアレ
イにおいて、検出対象の生体関連物質が放射する光の漏
洩を防止することによって、高精度な分析が可能となる
ことを見出し本発明を完成するに至った。
【0008】すなわち、本発明は、複数の中空状繊維
を、当該中空状繊維の中心軸と平行な方向に配列し、当
該中空状繊維の内壁及び/又は中空部に生体関連物質検
出プローブを固定化してなる生体関連物質検出用マイク
ロアレイにおいて、上記中空状繊維の外壁に反射膜が形
成されていることを特徴とするものである。
【0009】ここで、上記反射膜は、金属薄膜又は高反
射率を有する塗膜からなるものであっても良い。また、
上記反射膜は、70%以上の反射率を示すものであるこ
とが好ましい。本発明において、上記複数の中空状繊維
は、マトリックス状に配列されたものであっても良い。
また、上記複数の中空状繊維は、中心軸に交差する方向
から切断されてなる切断面を外方に臨ませてなるもので
あっても良い。
【0010】本発明において、上記複数の中空状繊維を
包埋する樹脂に、当該樹脂から生ずる光の強度を低下さ
せる光強度低下剤を含有させることが好ましい。一方、
本発明は、請求項1〜7いずれか1項記載の生体関連物
質検出用マイクロアレイと、上記生体関連物質検出用マ
イクロアレイから出射された蛍光を検出する光学検出手
段とを備える生体関連物質検出装置である。
【0011】また、本発明は、中空状繊維の内壁及び/
又は中空部に生体関連物質検出プローブを固定化してな
る生体関連物質検出用マイクロアレイを用い、当該生体
関連物質検出プローブと検出対象の生体関連物質とのハ
イブリッドを形成し、当該ハイブリッドから放射された
光を中空状繊維の外壁で反射させて、当該ハイブリッド
から放射された光と当該反射光とを検出することを特徴
とする生体関連物質検出方法である。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した生体関連
物質検出用マイクロアレイについて詳細に説明する。生
体関連物質検出用マイクロアレイ1は、図1及び図2に
示すように、マトリックス状に配列した複数のスポット
孔2を備え、これらスポット孔2の内壁及び/又は中空
部に生体関連物質プローブ(図示せず。)を固定化した
ものである。スポット孔2は、外壁に反射膜3が形成さ
れた中空状繊維を、中心軸と交差する方向に切断してな
るものである。したがって、複数のスポット孔2は、反
射膜3によって囲まれている。ここで、マトリックス状
とは、XY平面を想定した場合にX軸方向及びY軸方向
ともに平行となるような配置と、XY平面におけるラン
ダムな配置とを含む意味である。すなわち、本発明にお
いて、複数のスポット孔2は、所定の規則性をもって整
然と配置されていても良いし、ランダムに配置されてい
ても良い。
【0013】反射膜3は、スポット孔2内部の光を反射
できるとともに、スポット孔2内部に対して照射された
外部からの光を遮光できるものであればよく、対象の光
の波長に対して70%以上の反射率を示すものが好まし
く、90%以上の反射率を示すものがより好ましい。反
射膜3は、例えば、金属薄膜や塗膜から形成することが
できる。ここで、対象の光とは、スポット孔2内におけ
る励起光及び/又は蛍光を意味し、400nm〜750
nmの波長域のものが挙げられる。
【0014】金属薄膜としては、対象の光に対して高い
反射率を示す材料、例えば、金、銀、銅、アルミニウ
ム、プラチニウム等を用いて形成されることが好まし
い。特に、金属薄膜としては、経済性の観点と、400
nm〜750nmのすべての波長域に高い反射率を有す
る観点とから、銀又はアルミニウムを用いて形成される
ことが好ましい。また、金属薄膜の厚さは、金属薄膜に
十分な反射率があれば特に限定されるものではないが、
0.01〜5μmであることが好ましい。
【0015】金属薄膜の形成方法としては、真空蒸着
法、スパッタリング法及びイオンプレーティング法等の
物理気相成長法や、熱及びプラズマ等を用いた化学気相
成長法、無電解めっき、電気めっき等を挙げることがで
きる。
【0016】一方、塗膜としては、対象の光に対して7
0%以上の反射率を示すものが好ましく、さらに、90
%以上の反射率を示すものがより好ましい。特に、塗膜
としては、400〜750nmの全ての波長に高い反射
率を示す観点から白色であることが好ましい。白色の塗
膜層としては、例えば、結合剤に白色顔料を添加してな
る塗料を塗布することにより形成される。ここで、白色
顔料としては、CaCO3、TiO2、ZnO及びZnA
24等を使用することができる。これら白色顔料は、
塗料中に塗料不揮発成分の30〜90重量%の割合で分
散することが好ましい。結合剤としては、特に限定され
ず、いかなるものも使用することができる。結合剤とし
ては、例えば、アルキッド系、アクリル系、不飽和ポリ
エステル系、エポキシ系、ポリウレタン系、シリコ−ン
系、塩化ビニル系、フッ素系、ポリエーテルサルフォン
系、ポリアミド系、ポリイミド系、ポリオレフィン系、
ポリエチレンテレフタレート系等を挙げることができ
る。
【0017】塗膜の形成方法としては、特に限定される
ものではなく、例えば、スプレーコート法やディップコ
ート法等を使用することができる。また、塗膜の厚み
は、塗膜に十分な反射率があれば特に限定されるもので
はないが、1〜10μmであることが好ましい。
【0018】ところで、中空状繊維は、多孔質及び非多
孔質のいずれであってもよく、例えば、メチルメタクリ
レート、エチルメタクリレート、ブチルメタクリレート
等のメタクリレート系モノマー、メチルアクリレート、
エチルアクリレート等のアクリレート系モノマーの単独
重合体若しくはこれらの共重合体、ポリスチレン、ポリ
エチレン、ノボルネン/エチレン共重合体、ポリエチレ
ンテレフタレート、ポリカーボネート又はガラス等から
形成されるものが挙げられる。
【0019】中空状繊維の外径は、1mm以下であるこ
とが好ましく、0.5mm以下であることがより好まし
く、0.3mm以下であることが最も好ましい。生体関
連物質検出用マイクロアレイにおいて、単位面積あたり
のスポット孔2の数を多くする観点からは、中空状繊維
の外径を0.5mm以下とすることが好ましく、0.3
mm以下とすることがより好ましい。また、中空状繊維
の外径は、0.05mm以上であることが好ましく、
0.1mm以上であることがより好ましい。中空状繊維
の外径が0.05mm未満である場合には、中空状繊維
の賦形が困難となる不都合を生じる。
【0020】中空状繊維は、無処理の状態でそのまま用
いてもよいが、必要に応じて、プラズマ処理やγ線、電
子線などの放射線処理を施したものであってもよい。さ
らに、中空状繊維は、必要に応じて反応性官能基を導入
したものであってもよい。
【0021】中空状繊維の内壁及び/又は中空部に固定
化される生体関連物質プローブとしては、以下の(1)〜
(3)の物質からなる群から選択されるいずれかのものが
挙げられる。 (1) 核酸、アミノ酸、糖又は脂質 (2) 上記(1)の物質のうち少なくとも1種類の成分から
なる重合物 (3) 上記(1)又は(2)の物質と相互作用を有する物質
【0022】これらの中でも、生体関連物質プローブと
しては、核酸分子を用いることが好ましい。言い換える
と、生体関連物質検出用マイクロアレイ1は、核酸分子
を検出する際に使用されることが好ましい。核酸分子と
しては、例えば、デオキシリボ核酸(DNA)やリボ核
酸(RNA)、ペプチド核酸(PNA)、オキシペプチ
ド核酸(OPNA)等が挙げられる。本発明に用いる生
体関連物質プローブは、市販のものであってもく、ま
た、in vitroで合成したもの或いは細胞から抽出したも
のいずれでもよい。
【0023】生体関連物質プローブとして核酸を用いる
場合には、公知の方法を用いて細胞からDNAやRNA
を調製すればよい。例えば、DNAを調製する公知の方
法としては、Blinらの方法(Blin et al., Nucleic Aci
ds Res. 3: 2303 (1976))等を例示することができる。
また、RNAを調製する公知の方法としては、Favaloro
らの方法(Favaloro et al., Methods Enzymol.65: 718
(1980))等を例示することができる。生体関連物質プ
ローブとして用いる核酸分子は、これらに代表される方
法を適宜使用して調製すればよい。
【0024】さらに、核酸分子としては、鎖状或いは環
状のプラスミドDNA、染色体DNA、これらを制限酵
素により或いは化学的に切断したDNA断片、試験管内
で合成されたDNA、若しくは化学合成したオリゴヌク
レオチド等を用いることもできる。
【0025】中空状繊維における内壁及び/又は中空部
に生体関連物質プローブを固定化する方法としては、従
来より公知の方法を適宜使用することができる。具体的
には、中空状繊維と生体関連物質プローブとの間におけ
る化学的及び/又は物理的な相互作用、すなわち、中空
状繊維が有する官能基と、生体関連物質プローブとの間
の化学的及び/又は物理的な相互作用を利用することが
できる。
【0026】また、中空状繊維の中空部内に生体関連物
質プローブを含む溶液を注入した後、中空状繊維の内壁
面等に存在する官能基と生体関連物質プローブを構成す
る成分との間に相互作用を生じさせることもできる。例
えば、無修飾の核酸を中空状繊維の内壁に固定化する場
合には、中空状繊維の中空部に核酸を注入した後、ベー
キングや紫外線照射を行う。また、アミノ基で修飾され
た核酸を中空状繊維の内壁に固定化する場合には、グル
タルアルデヒドや1−エチル−3−(3−ジメチルアミ
ノプロピル)カルボジイミド(EDC)等の架橋剤を用い
て、中空状繊維の内壁に存在する官能基とアミノ基とを
結合させることができる。
【0027】さらに、中空状繊維における内壁及び/又
は中空部に固定化された生体関連物質プローブに対し
て、例えば、熱処理、アルカリ処理、界面活性剤処理な
どを施すことにより、当該生体関連物質プローブを変性
させることができる。これに加えて、生体関連物質を細
胞、菌体などの生材料から抽出した場合には、不要な細
胞成分等を除去するといった処理を行うことも好まし
い。なお、生体関連物質プローブを変成する処理と、不
要な細胞成分等を除去する処理とは、別々に実施しても
よいが、同時に実施してもよい。また、これらの処理
は、生体関連物質プローブを中空状繊維に固定化する前
に適宜実施してもよい。
【0028】また、核酸等の生体関連物質プローブをゲ
ルに固定化させ、このゲルを中空部に導入することによ
って、中空状繊維の内壁及び/又は中空部に核酸等の生
体関連物質プローブを固定化してもよい。使用可能なゲ
ルとしては、特に限定されず、例えば、アクリルアミ
ド、N,N−ジメチルアクリルアミド、N−イソプロピ
ルアクリルアミド、N−アクリロイルアミノエトキシエ
タノール、N−アクリロイルアミノプロパノ−ル、N−
メチロールアクリルアミド、N−ビニルピロリドン、ヒ
ドロキシエチルメタクリレート、(メタ)アクリル酸、
アリルデキストリン等の単量体の1種類または2種類以
上と、メチレンビス(メタ)アクリルアミド、ポリエチ
レングリコールジ(メタ)アクリレート等との多官能性
単量体を共重合したゲル等が挙げられる。
【0029】具体的に、この場合、先ず、核酸の末端に
重合可能な官能基を導入したものを調整した後、この核
酸、上記単量体及び重合開始剤を含む溶液を調製する。
次に、この溶液を中空状繊維の中空部又は多孔質部に注
入後、重合ゲル化させる。これによって、中空状繊維の
内壁及び/又は中空部に核酸を固定化することができ
る。
【0030】以上のように構成された本発明に係る生体
関連物質検出用マイクロアレイ1は、複数の中空状繊維
を中心軸と平行な方向にマトリックス状に配列し、この
状態で複数の中空状繊維を樹脂等により包埋することに
より中空状繊維集合体を作製し、その後、中心軸と交差
する断面で当該中空状繊維集合体を切断することにより
作製することができる。生体関連物質プローブは、予め
中空状繊維の内壁等に固定化しても良いし、中空状繊維
集合体を作製した後に個々の中空状繊維の内壁等に固定
化しても良い。
【0031】複数の中空状繊維を中心軸と平行な方向に
マトリックス状に配列する方法としては、中空状繊維の
外径よりも大の開口部がマトリックス状に形成されてな
る一対のガイド部材を、開口部を対向させるように冶具
で固定し、これら一対のガイド部材の間に複数の中空状
繊維を掛け渡す方法が挙げられる。すなわち、一対のガ
イド板における対向する開口部間に中空状繊維を掛け渡
すことによって、複数の中空状繊維を中心軸と平行な方
向にマトリックス状に配列することができる。
【0032】また、複数の中空状繊維を中心軸と平行な
方向にマトリックス状に配列する方法としては、複数の
中空状繊維を中心軸と平行に一列に配列し、これを簀巻
き状にする方法を例示することもできる。この方法で
は、一列に配列した複数の中空状繊維を簀巻き状とする
ことによって、複数の中空状繊維を中心軸と平行な方向
にマトリックス状に配列することができる。
【0033】中心軸と平行な方向にマトリックス状に配
列した複数の中空状繊維を包埋する際には、ウレタン樹
脂、エポキシ樹脂及びシリコン樹脂等の架橋型樹脂や、
アクリレートモノマー及びポリマー等の重合型樹脂を使
用することができる。また、これらの樹脂には、当該樹
脂から生じる蛍光等の光成分の強度を低下させる光強度
低下剤を添加することが好ましい。ここで、樹脂から生
ずる光成分とは、波長が検出対象の光波長と重なる光で
あって、励起光に起因する樹脂からの散乱光、反射光や
樹脂自体から発生する蛍光等を意味する。
【0034】光強度低下剤としては、所定の波長領域の
光を吸収する光吸収剤、及び蛍光体の励起を誘引する消
光剤を例示することができる。また、光強度低下剤とし
ては、無機顔料、有機顔料及び金属酸化物を挙げること
ができる。具体的に、光強度低下剤としては、カーボン
ブラック、アセチレンブラック及び鉄黒等の黒色のも
の、クロム黄、亜鉛黄、黄土、ハンザイエロー、パーマ
ネントイエロー及びベンジンイエロー等の黄色のもの、
オレンジレーキ、モリブテンオレンジ、ベンジンオレン
ジの橙色のもの、べんがら、カドミウムレッド、アンチ
モン朱、パーマネントレッド、リソールレッド、レーキ
レッド、ブリリアントスカーレット及びチオインジゴレ
ッド等の赤色のもの、群生、コバルトブルー、フタロシ
アニンブルー及びインジゴ等の青色のもの、クロムグリ
ーン、ビリジアンナフトールグリーン及びフタロシアニ
ングリーン等の緑色のものを例示することができる。
【0035】なかでも、光強度低下剤としては、樹脂中
に均一に分散し、且つ、樹脂中を通る光の経路を長くす
ることによって光強度を効率よく低下させられる観点か
ら、表面積が大きく、粒径の小さいカーボンブラックを
使用することが好ましい。
【0036】中空状繊維集合体は、特に当該中心軸と直
交する方向で切断することが好ましい。この切断加工に
は、ミクロトーム装置等を使用することができる。これ
らの装置によれば、中空状繊維集合体を厚さ10〜20
00μmで切断することができ、生体関連物質検出用マ
イクロアレイ1を作製することができる。
【0037】このように作製された生体関連物質検出用
マイクロアレイ1を用いて生体関連物質を検出するに
は、検出対象の生体関連物質に対するハイブリッド形成
能を有する生体関連物質プローブをスポット孔2の内壁
等に固定化した生体関連物質検出用マイクロアレイ1を
用いる。
【0038】先ず、蛍光標識した生体関連物質を含む溶
液を生体関連物質検出用マイクロアレイ1に作用させ、
生体関連物質プローブと蛍光標識した生体関連物質との
ハイブリッドを形成させる。
【0039】そして、蛍光検出手段を用いて、この生体
関連物質検出用マイクロアレイ1における蛍光を検出す
る。蛍光検出手段としては、蛍光顕微鏡、蛍光プレート
リーダー、蛍光レーザースキャナー等を用いることがで
きる。これら蛍光検出手段は、生体関連物質検出用マイ
クロアレイ1に対して励起光を照射し、励起光の一部が
蛍光標識に吸収されて放出した蛍光を検出する。
【0040】このとき、本発明の生体関連物質検出用マ
イクロアレイ1においては、中空状繊維の外壁に反射膜
3が形成されているため、蛍光体に吸収されなかった残
りの励起光および蛍光標識からの蛍光はスポット孔2内
側に反射することになる。このため、スポット孔2内の
蛍光が損失することなく、スポット孔2から放射される
蛍光強度を増大させることができる。また、蛍光体に吸
収されなかった残りの励起光を反射膜3により反射でき
るため、励起光の利用効率を向上させることができる。
さらに、この生体関連物質検出用マイクロアレイ1にお
いては、中空状繊維の外壁に反射膜3が形成されている
ため、外部からの光を遮光することができる。このた
め、外部の光がスポット孔2内に漏れてノイズ成分とな
ることを確実に防止することができる。
【0041】したがって、生体関連物質検出用マイクロ
アレイ1においては、非常に高感度な蛍光検出手段を使
用することなく、安価な蛍光検出手段を用いてもスポッ
ト孔2からの蛍光を良好に検出することができる。言い
換えると、この生体関連物質検出用マイクロアレイ1で
は、スポット孔2内に捕捉された生体関連物質が微量で
あっても、優れた蛍光強度を示すこととなる。したがっ
て、この生体関連物質検出用マイクロアレイ1を用いる
ことによって、非常に微量な生体関連物質を検出するこ
とが可能となる。
【0042】さらに、この生体関連物質検出用マイクロ
アレイにおいては、中空状繊維集合体を作製する際の樹
脂にカーボンブラック、鉄黒及びチタンブラック等の光
強度低下剤を添加することによって、スポット孔間の光
の影響を低減させることができる。したがって、この場
合には、蛍光検出手段による検出感度をより向上させる
ことができる。
【0043】
【実施例】以下、本発明を実施例により詳細に説明す
る。ただし、本発明はこれら実施例によりその技術範囲
が限定されるものではない。以下、実施例、比較例の蛍
光顕微鏡観察は、浜松ホトニクス製 冷却CCDカメラ C
4880-37(512×512 素子、24μm正方画素)及びNikon製
蛍光顕微鏡E600(対物レンズ10倍 開口数0.3)を
用いて行った。フィルターには、Nikon社製蛍光試薬専
用フィルタブロック(励起波長:535±25nm、検出波
長:610±38nm(Cy3フィルター))を用いた。
【0044】〔実施例1〕 (1)反射膜の形成 外径230μm、内径130μmのポリメチルメタクリレ
ート(PMMA)からなる中空状繊維(三菱レイヨン社
製PMMA、溶融紡糸品)の全周面にアルミニウムから
なる反射膜を成膜した。このとき、先ず、真空チャンバ
ー内に中空状繊維を載置したガラス板を固定し、当該真
空チャンバー内を真空度3×10-6torrに脱気して、ガ
ラス板上に載置された中空状繊維の一方側面にアルミニ
ウムを蒸着した。次に、ガラス板上の中空状繊維を反転
させ、アルミニウムが蒸着されていない他方側面にアル
ミニウムを蒸着した。このとき、蒸着源としては、アル
ミニウム約0.1gを入れたタンタル製バスケットを用い
た。蒸着したアルミニウムの膜厚は、ガラス板上でタリ
ステップを用いて測定したところ約1500オングスト
ロームであった。
【0045】(2)中空状繊維集合体の作製 直径0.32mmの孔が0.42mmピッチで縦横7列に合計49個穿
設された、厚さ0.1mmの多孔ガイド板2枚を準備した。
これら多孔ガイド板の全ての孔に、(1)で得られた中
空状繊維49本を通過させ、2枚の繊維ガイド板の間隔を5
0mmとし治具に固定した。そして、2枚の多孔ガイド板間
に掛け渡された中空状繊維にテンションを付与した状態
で、これら中空状繊維の両端を固定した。つぎに、日本
ポリウレタン工業(株)社製ニッポラン4276/日本ポリ
ウレタン工業(株)社製コロネート4403=62/38
(重量比)で配合したポリウレタンウレタン接着剤を流
し込み硬化させることによって中空状繊維集合体を作製
した。
【0046】(3)蛍光標識オリゴヌクレオチドの合成 オリゴヌクレオチドの合成は、PEバイオシステムズ社の
自動合成機DNA/RNA synthesizer (model394)を用いて行
い、DNA合成の最終ステップで、5'末端にCy3を導入した
GCAT配列のオリゴヌクレオチドを合成した。これらは、
一般的手法によって脱保護及び精製して使用した(特開
平2000-245961号公報参照)。
【0047】(4)メタクリレート基を有する蛍光体の
調製 (3)で得られたオリゴヌクレオチド(500nmol/ml)50
μl、グリシジルメタクリレート5μl及びジメチルホル
ムアミド5μlを混合し、70℃で2時間反応させて、メタ
クリレート基を有する蛍光体を調製した。そして、これ
に水190μlを加えて、100nmol/mlのメタクリレート基を
有する蛍光体(GMA変性Cy3)溶液を得た。
【0048】(5)生体関連物質固定化ゲル保持繊維配
列体及び該薄片の調製 <モノマー液及び重合開始剤液の調整>下記の質量比で
混合して、モノマー液及び重合開始剤液を調製した。 a)モノマー液 アクリルアミド 0.76 質量部 メチレンビスアクリルアミド 0.04 質量部 水 4.2 質量部 b)重合開始剤液 2,2'-アゾビス(2-アミジノプロパン)二塩酸塩 0.01 質量部 水 4.99 質量部
【0049】<重合液の調製及び重合反応>上述のモノ
マー液a)、重合開始剤液b)を体積比で等量混合し、
さらに下記に示す濃度になるように(3)で調製したG
MA変性Cy3溶液を混合して重合液1〜3を調製し
た。 a)重合液1 GMA変性Cy3濃度 0nmol/ml b)重合液2 GMA変性Cy3濃度 0.05nmol/ml c)重合液3 GMA変性Cy3濃度 5nmol/ml
【0050】得られた重合液1〜3を(2)で得られた
中空状繊維集合体における中空状繊維に充填した。そし
て、この中空状繊維集合体を、内部が水蒸気で飽和され
た密閉ガラス容器に移し、80℃で4時間放置すること
により重合反応を行った。その後、中空状繊維集合体を
中心軸と直交する方向にスライスして厚さ約750μmの生
体関連物質検出用マイクロアレイを得た。中空状繊維に
充填された重合液の種類と位置との関係を図3に示す。
【0051】〔比較例1〕中空状繊維の側面に反射膜を
形成しない以外は、実施例1と同様の方法で、厚さ約75
0μmの生体関連物質検出用マイクロアレイを作製した。 〔結果〕上記方法で得た実施例1及び比較例1の生体関
連物質検出用マイクロアレイを、蛍光顕微鏡E600/CCD
カメラC488-37で4倍で観察・露光時間1秒で撮影し、
検出光強度を測定した結果を表1に示す。ただし、表1
中「O.E.」と示すのは、CCDカメラの検出可能な
光量を超えて定量化できなかったことを示す。
【0052】
【表1】
【0053】表1から判るように、比較例1において
は、5nmol/mlの蛍光体濃度のスポットの近傍である0n
mol/mlのスポット(図3中1行及び3行のスポット)と
0.05nmol/mlのスポットの間で有意差は得られなか
った。これは、比較例1において、5nmol/mlの蛍光体
濃度のスポットの蛍光が、当該スポットに隣接するスポ
ットに対して影響してしまい、0nmol/mlのスポットに
おける蛍光として検出されてしまうためである。
【0054】これに対して、実施例1においては、比較
例1と異なり、蛍光体を含ませない場合(表1中0nmol
/ml)と0.05nmol/mlの蛍光体濃度とを、有意差をも
って検出することができた。すなわち、実施例1では、
蛍光体濃度5nmol/mlのスポットの蛍光が、当該スポッ
トに隣接するスポットに対して影響していない。この結
果より、実施例1の生体関連物質検出用マイクロアレイ
は、微量な生体関連物質を高感度に検出することができ
ることが判った。
【0055】〔実施例2〕実施例2では、日本ポリウレ
タン工業(株)ニッポラン4276/日本ポリウレタン工業
(株)コロネート4403/三菱化学社製カーボンブラック
( MA100))=62/38/2.5(重量比)で配合し
たポリウレタンウレタン接着剤を用いて中空状繊維集合
体を作製した以外は、実施例1と同様にして、生体関連
物質検出用マイクロアレイを作製した。
【0056】〔比較例2〕比較例2では、中空状繊維の
側面に反射膜を形成しない以外は、実施例2と同様の方
法で、厚さ約750μmの生体関連物質検出用マイクロアレ
イを作製した。 〔結果〕上記方法で得た実施例2及び比較例2の生体関
連物質検出用マイクロアレイを用いて、各スポットの蛍
光強度を測定した。この測定は、蛍光顕微鏡を用いて、
10倍の対物レンズを用い、絞りを用いて励起光を約1
00ミクロンに絞り、検出しようとするスポットに照射
して、任意の露光時間でCCDカメラC488-37で撮影し、露
光時間1秒のときの蛍光強度に規格化した。結果を表2
に示す。
【0057】
【表2】
【0058】表2から判るように、実施例2では、比較
例2と比較して、蛍光強度が著しく増強されている。特
に、蛍光体を含むスポットにおいては、より著しく蛍光
強度が増強されている。このことから、スポットを反射
膜により囲うとともに、各スポットの間隔にカーボンブ
ラックを含有させることによって、励起光の利用効率を
向上させてより高感度に検出することができる。
【0059】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
係る生体関連物質検出用マイクロアレイでは、中空状繊
維の外壁に反射膜を形成しているため、中空状繊維の中
空部に対する外部からの光の影響を防止できるとともに
中空状繊維の中空部で放出された光を効率よく検出する
ことができる。したがって、この生体関連物質検出用マ
イクロアレイは、微量の生体関連物質であっても非常に
高感度に検出できるものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る生体関連物質検出用マイクロアレ
イの一例を模式的に示す斜視図である。
【図2】生体関連物質検出用マイクロアレイの一部を拡
大して示す要部平面図である。
【図3】実施例1で作製した生体関連物質検出用マイク
ロアレイを示す平面図である。
【符号の説明】
1 生体関連物質検出用マイクロアレイ 2 スポット孔 3 反射膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01N 37/00 102 C12N 15/00 A (72)発明者 宮内 陽子 広島県大竹市御幸町20番1号 三菱レイヨ ン株式会社中央技術研究所内 (72)発明者 高橋 厚 広島県大竹市御幸町20番1号 三菱レイヨ ン株式会社中央技術研究所内 Fターム(参考) 4B024 AA11 AA19 CA01 CA09 CA11 HA13 HA14 4B029 AA07 AA21 BB15 BB20 CC02 CC12 FA12 FA15 4B063 QA01 QA13 QQ42 QQ52 QR32 QR38 QR55 QR84 QS34 QS39 QX02

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の中空状繊維を、当該中空状繊維の
    中心軸と平行な方向に配列し、当該中空状繊維の内壁及
    び/又は中空部に生体関連物質検出プローブを固定化し
    てなる生体関連物質検出用マイクロアレイにおいて、 上記中空状繊維の外壁に反射膜が形成されていることを
    特徴とする生体関連物質検出用マイクロアレイ。
  2. 【請求項2】 上記反射膜は、金属薄膜からなることを
    特徴とする請求項1記載の生体関連物質検出用マイクロ
    アレイ。
  3. 【請求項3】 上記反射膜は、高反射率を有する塗膜か
    らなることを特徴とする請求項1記載の生体関連物質検
    出用マイクロアレイ。
  4. 【請求項4】 上記反射膜は、70%以上の反射率を示
    すものであることを特徴とする請求項1記載の生体関連
    物質検出用マイクロアレイ。
  5. 【請求項5】 上記複数の中空状繊維は、マトリックス
    状に配列していることを特徴とする請求項1記載の生体
    関連物質検出用マイクロアレイ。
  6. 【請求項6】 上記複数の中空状繊維は、中心軸に交差
    する方向から切断されてなる切断面を外方に臨ませてな
    ることを特徴とする請求項1記載の生体関連物質検出用
    マイクロアレイ。
  7. 【請求項7】 上記複数の中空状繊維を包埋する樹脂
    に、当該樹脂から生ずる光の強度を低下させる光強度低
    下剤を含有させたことを特徴とする請求項1記載の生体
    関連物質検出用マイクロアレイ。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7いずれか1項記載の生体関
    連物質検出用マイクロアレイと、 上記生体関連物質検出用マイクロアレイから出射された
    蛍光を検出する光学検出手段とを備える生体関連物質検
    出装置。
  9. 【請求項9】 中空状繊維の内壁及び/又は中空部に生
    体関連物質検出プローブを固定化してなる生体関連物質
    検出用マイクロアレイを用い、当該生体関連物質検出プ
    ローブと検出対象の生体関連物質とのハイブリッドを形
    成し、 当該ハイブリッドから放射された光を中空状繊維の外壁
    で反射させて、当該ハイブリッドから放射された光と当
    該反射光とを検出することを特徴とする生体関連物質検
    出方法。
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Cited By (3)

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