JP2002121960A - ドア用自在ストップ装置 - Google Patents
ドア用自在ストップ装置Info
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- JP2002121960A JP2002121960A JP2000314545A JP2000314545A JP2002121960A JP 2002121960 A JP2002121960 A JP 2002121960A JP 2000314545 A JP2000314545 A JP 2000314545A JP 2000314545 A JP2000314545 A JP 2000314545A JP 2002121960 A JP2002121960 A JP 2002121960A
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- Japan
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- pendulum
- door
- sliding door
- pendulum support
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Abstract
(57)【要約】
【課題】ストップ機構部の摩耗が少なく、長期間、多回
数の使用に耐え、ストップ力の調整も容易に行なえるよ
うにしたドア用自在ストップ装置を提供する。 【解決手段】スライド式ドア1の上端にレール3上に載
るローラー4を備えた左右のハンガー5を取り付け、こ
の左右のハンガー5の何れかに取り付けられる本体部1
1と、この本体部11の内部で水平に摺動可能に設けら
れる振り子支持金具12と、振り子支持金具12の横長
さ方向中央部にピン13を介して上端近傍が軸支され下
端がレール3上に当接する振り子14とから構成され、
振り子支持金具12の横長さ方向中央部に傾斜する長孔
21を形成するとともに本体部の横長さ方向中央部に上
下方向の長孔19を形成し、傾斜する長孔21と上下方
向の長孔19との交叉部に前記ピン13の両端を位置さ
せ、振り子支持金具12を水平に摺動させる調整ねじ2
2を設けた。
数の使用に耐え、ストップ力の調整も容易に行なえるよ
うにしたドア用自在ストップ装置を提供する。 【解決手段】スライド式ドア1の上端にレール3上に載
るローラー4を備えた左右のハンガー5を取り付け、こ
の左右のハンガー5の何れかに取り付けられる本体部1
1と、この本体部11の内部で水平に摺動可能に設けら
れる振り子支持金具12と、振り子支持金具12の横長
さ方向中央部にピン13を介して上端近傍が軸支され下
端がレール3上に当接する振り子14とから構成され、
振り子支持金具12の横長さ方向中央部に傾斜する長孔
21を形成するとともに本体部の横長さ方向中央部に上
下方向の長孔19を形成し、傾斜する長孔21と上下方
向の長孔19との交叉部に前記ピン13の両端を位置さ
せ、振り子支持金具12を水平に摺動させる調整ねじ2
2を設けた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自閉装置により閉塞
方向に付勢されたスライド式ドアを任意の位置で停止さ
せるようにするドア用自在ストップ装置に関するもので
ある。
方向に付勢されたスライド式ドアを任意の位置で停止さ
せるようにするドア用自在ストップ装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来より自閉装置により閉塞方向に付勢
されたスライド式ドアを任意の位置で停止させる自在ス
トップ装置として、例えば特開平11−159221号
公報に開示されているものが知られている。
されたスライド式ドアを任意の位置で停止させる自在ス
トップ装置として、例えば特開平11−159221号
公報に開示されているものが知られている。
【0003】この特開平11−159221号公報に開
示されているものは、開閉動作に連動して回転する回転
部材を有するドアに装備されるものであって、リング部
材、およびリング部材の内径部に挿入された軸部材を有
し、ドアに脱着可能に取付けられた本体と、回転部材の
回転運動をギヤを介して本体に伝達し、軸部材およびリ
ング部材を相対回転させる伝達機構とを具備し、軸部材
とリング部材のうち、可動側もしくは固定側の部材の、
固定側もしくは可動側の部材との対向部に一乃至複数の
ポケット空間を設け、ポケット空間に、固定側もしくは
可動側の部材に向けて膨出する板ばねを配置すると共
に、板ばねと固定側もしくは可動側の部材との間に、板
ばねの膨出頂部を挟む円周方向両側の領域間を移動可能
のストッパ部材を配置し、板ばねの膨出頂部を通過する
ストッパ部材を板ばねで弾性的に拘束するようにしたも
のである。
示されているものは、開閉動作に連動して回転する回転
部材を有するドアに装備されるものであって、リング部
材、およびリング部材の内径部に挿入された軸部材を有
し、ドアに脱着可能に取付けられた本体と、回転部材の
回転運動をギヤを介して本体に伝達し、軸部材およびリ
ング部材を相対回転させる伝達機構とを具備し、軸部材
とリング部材のうち、可動側もしくは固定側の部材の、
固定側もしくは可動側の部材との対向部に一乃至複数の
ポケット空間を設け、ポケット空間に、固定側もしくは
可動側の部材に向けて膨出する板ばねを配置すると共
に、板ばねと固定側もしくは可動側の部材との間に、板
ばねの膨出頂部を挟む円周方向両側の領域間を移動可能
のストッパ部材を配置し、板ばねの膨出頂部を通過する
ストッパ部材を板ばねで弾性的に拘束するようにしたも
のである。
【0004】このように、ポケット空間に、固定側もし
くは可動側の部材に向けて膨出する板ばねを配置すると
共に、板ばねと固定側もしくは可動側の部材との間に、
板ばねの膨出頂部を挟む円周方向両側の領域間を移動可
能のストッパ部材を配置し、板ばねの膨出頂部を通過す
るストッパ部材を板ばねで弾性的に拘束するようにした
ドア用自在ストップ装置では、長期間に多くの回数を使
用すると、ストッパ部材が摩耗したり、板ばねの弾性力
が低下したりして、ストップ力が弱くなり、その度に取
り換えを行なわなければならないという問題があった。
くは可動側の部材に向けて膨出する板ばねを配置すると
共に、板ばねと固定側もしくは可動側の部材との間に、
板ばねの膨出頂部を挟む円周方向両側の領域間を移動可
能のストッパ部材を配置し、板ばねの膨出頂部を通過す
るストッパ部材を板ばねで弾性的に拘束するようにした
ドア用自在ストップ装置では、長期間に多くの回数を使
用すると、ストッパ部材が摩耗したり、板ばねの弾性力
が低下したりして、ストップ力が弱くなり、その度に取
り換えを行なわなければならないという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような課
題を解決するもので、前記従来例に比べてストップ機構
部の摩耗が少なく、長期間、多回数の使用に耐え、スト
ップ力の調整も容易に行なえるようにしたドア用自在ス
トップ装置を提供することを目的とするものである。
題を解決するもので、前記従来例に比べてストップ機構
部の摩耗が少なく、長期間、多回数の使用に耐え、スト
ップ力の調整も容易に行なえるようにしたドア用自在ス
トップ装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、自閉装置により閉塞方向に付勢されたスラ
イド式ドアのドア用自在ストップ装置であって、スライ
ド式ドアの上端にレール上に載るローラーを備えた左右
のハンガーを取り付け、この左右のハンガーの何れかに
取り付けられる本体部と、この本体部の内部で水平に摺
動可能に設けられる振り子支持金具と、この振り子支持
金具の横長さ方向中央部にピンを介して上端近傍が軸支
され下端が前記レール上に当接する振り子とから構成さ
れ、前記振り子支持金具の横長さ方向中央部または前記
本体部に傾斜する長孔を形成するとともに前記本体部ま
たは振り子支持金具の横長さ方向中央部に上下方向の長
孔を形成し、前記傾斜する長孔と上下方向の長孔との交
叉部に前記ピンの両端を位置させ、前記振り子支持金具
を水平に摺動させる調整ねじを設けたことを要旨とする
ものである。
に本発明は、自閉装置により閉塞方向に付勢されたスラ
イド式ドアのドア用自在ストップ装置であって、スライ
ド式ドアの上端にレール上に載るローラーを備えた左右
のハンガーを取り付け、この左右のハンガーの何れかに
取り付けられる本体部と、この本体部の内部で水平に摺
動可能に設けられる振り子支持金具と、この振り子支持
金具の横長さ方向中央部にピンを介して上端近傍が軸支
され下端が前記レール上に当接する振り子とから構成さ
れ、前記振り子支持金具の横長さ方向中央部または前記
本体部に傾斜する長孔を形成するとともに前記本体部ま
たは振り子支持金具の横長さ方向中央部に上下方向の長
孔を形成し、前記傾斜する長孔と上下方向の長孔との交
叉部に前記ピンの両端を位置させ、前記振り子支持金具
を水平に摺動させる調整ねじを設けたことを要旨とする
ものである。
【0007】この構成により、調整ねじを回すことによ
り振り子支持金具を水平に摺動させ、上下方向の長孔と
傾斜する長孔との交叉部で振り子を支持するピンを上下
動させることにより振り子の位置調整を行なってストッ
プ力の調整が容易に行なえる。また、振り子の下端とレ
ールとによりストップ力が作用するようになっており、
構成が簡単で前記従来例に比べてストップ機構部の摩耗
が少なく、長期間、多回数の使用に耐えるようにしたド
ア用自在ストップ装置を提供することができる。
り振り子支持金具を水平に摺動させ、上下方向の長孔と
傾斜する長孔との交叉部で振り子を支持するピンを上下
動させることにより振り子の位置調整を行なってストッ
プ力の調整が容易に行なえる。また、振り子の下端とレ
ールとによりストップ力が作用するようになっており、
構成が簡単で前記従来例に比べてストップ機構部の摩耗
が少なく、長期間、多回数の使用に耐えるようにしたド
ア用自在ストップ装置を提供することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて、図面に基づいて説明する。図1〜図6において、
1は建物の出入り口部2を開閉するために設けられたス
ライド式ドアで、このスライド式ドア1は出入り口部2
の上方に水平に設けられたレール3に沿って出入り口部
2を閉じた状態と開いた状態との間でスライドするよう
に構成されている。つまり、スライド式ドア1の上端に
は前記レール3上に載るローラー4を備えたハンガー5
がスライド式ドア1を正面から見て左右に取り付けら
れ、レール3に沿ってスライドする構成となっている。
6はスライド式ドア1が閉じた側での前記レール3の端
部に取り付けられた自閉装置で、スライド式ドア1はこ
の自閉装置6のばね力により自動的に閉じられるように
なっている。
いて、図面に基づいて説明する。図1〜図6において、
1は建物の出入り口部2を開閉するために設けられたス
ライド式ドアで、このスライド式ドア1は出入り口部2
の上方に水平に設けられたレール3に沿って出入り口部
2を閉じた状態と開いた状態との間でスライドするよう
に構成されている。つまり、スライド式ドア1の上端に
は前記レール3上に載るローラー4を備えたハンガー5
がスライド式ドア1を正面から見て左右に取り付けら
れ、レール3に沿ってスライドする構成となっている。
6はスライド式ドア1が閉じた側での前記レール3の端
部に取り付けられた自閉装置で、スライド式ドア1はこ
の自閉装置6のばね力により自動的に閉じられるように
なっている。
【0009】7は前記スライド式ドア1の上端の一方の
ハンガー5に取り付けられたドア用自在ストップ装置で
ある。詳しくは、このドア用自在ストップ装置7はスラ
イド式ドア1の上端の開方向に位置するハンガー5に取
り付け金具8を介してねじ9,10止めにより水平に取
り付けられている。そして、このドア用自在ストップ装
置7は前記ハンガー5にねじ9止めにより取り付けられ
る取り付け金具8に対してねじ10止めにより取り付け
られる平面形状がコの字状の本体部11と、この本体部
11の内部で水平に摺動可能に設けられる平面形状がコ
の字状の振り子支持金具12と、この振り子支持金具1
2にピン13を介して上端近傍が軸支され下端が前記レ
ール3上に当接する振り子14とから構成される。さら
に詳しくは、前記本体部11は一端部が前記取り付け金
具8に対してねじ10止めにより取り付けられる後板部
11aと、この後板部11aに対して平行で一端部側が
フリーな前板部11bと、これら後板部11aの他端部
と前板部11bの他端部とを繋ぐ側板部11cとからな
り、また前記振り子支持金具12は前記本体部11の後
板部11aの内面に重なる後板部12aと、前記本体部
11の前板部11bの内面に重なる前板部12bと、前
記本体部11の側板部11cに対向するように前記後板
部12aの端部と前板部12bの端部とを繋ぐ側板部1
2cとからなる。そして、前記本体部11と振り子支持
金具12との重なり部において、本体部11の後板部1
1aおよび前板部11bには振り子支持金具12の左右
両側近傍に前後方向に設けられたガイドピン15の前後
両端部を嵌入させて振り子支持金具12を水平に摺動可
能に案内する水平方向に向く長孔16および17が設け
られるとともに、振り子支持金具12の摺動方向に向く
横長さ方向中央部の位置で本体部11の後板部11aお
よび前板部11bには上下方向に向く長孔18および1
9が設けられている。また、振り子支持金具12の摺動
方向に向く横長さ方向中央部における前記後板部12a
および前板部12bには前記振り子14の上端近傍に前
後方向に設けられた前記ピン13の両端部を嵌入させる
べくほぼ45度の角度で傾斜する長孔20および21が
設けられている。そして、振り子14の上端近傍のピン
13の前後両端部は前記長孔19,21および18,2
0に嵌入しており、前記本体部11の側板部11cに形
成された孔部11dより挿入され前記振り子支持金具1
2の側板部12cの雌ねじ部12dに螺入する雄ねじ部
22aを持つ調整ねじ22を回すことによって振り子支
持金具12が水平に摺動する結果、前記長孔19と長孔
21および長孔18と長孔20との交叉部に存在するピ
ン13が上下動して前記振り子14の下端位置(高さ)
を調整できるようになっている。ところで、前記振り子
14は前記ピン13を介して前記本体部11ならびに振
り子支持金具12に取り付けられる金属製の振り子ブロ
ック14aと、この振り子ブロック14aの下端にイン
サート成形により固着され下端が前記レール3上に当接
する硬質ゴムからなる摩擦体14bとから構成され、前
記調整ねじ22を回すことによって前記摩擦体14bの
下端位置(高さ)、つまり前記本体部11の下端からの
摩擦体14bの突出量が調整されるものである。具体的
には、前記調整ねじ22により振り子支持金具12を引
っ張る方向(図2において右側)に移動させることによ
り図5(B)に示すように摩擦体14bの下端位置が下
がり、調整ねじ22により振り子支持金具12を押す方
向(図2において左側)に移動させることにより図5
(C)に示すように摩擦体14bの下端位置が上がるこ
とになる。なお、前記摩擦体14bの下端は両側の互い
に逆方向に向く斜めの偏平面14c,14dと、この両
偏平面14c,14d間に位置する摩擦体14b先端の
偏平面14eとを備えている。
ハンガー5に取り付けられたドア用自在ストップ装置で
ある。詳しくは、このドア用自在ストップ装置7はスラ
イド式ドア1の上端の開方向に位置するハンガー5に取
り付け金具8を介してねじ9,10止めにより水平に取
り付けられている。そして、このドア用自在ストップ装
置7は前記ハンガー5にねじ9止めにより取り付けられ
る取り付け金具8に対してねじ10止めにより取り付け
られる平面形状がコの字状の本体部11と、この本体部
11の内部で水平に摺動可能に設けられる平面形状がコ
の字状の振り子支持金具12と、この振り子支持金具1
2にピン13を介して上端近傍が軸支され下端が前記レ
ール3上に当接する振り子14とから構成される。さら
に詳しくは、前記本体部11は一端部が前記取り付け金
具8に対してねじ10止めにより取り付けられる後板部
11aと、この後板部11aに対して平行で一端部側が
フリーな前板部11bと、これら後板部11aの他端部
と前板部11bの他端部とを繋ぐ側板部11cとからな
り、また前記振り子支持金具12は前記本体部11の後
板部11aの内面に重なる後板部12aと、前記本体部
11の前板部11bの内面に重なる前板部12bと、前
記本体部11の側板部11cに対向するように前記後板
部12aの端部と前板部12bの端部とを繋ぐ側板部1
2cとからなる。そして、前記本体部11と振り子支持
金具12との重なり部において、本体部11の後板部1
1aおよび前板部11bには振り子支持金具12の左右
両側近傍に前後方向に設けられたガイドピン15の前後
両端部を嵌入させて振り子支持金具12を水平に摺動可
能に案内する水平方向に向く長孔16および17が設け
られるとともに、振り子支持金具12の摺動方向に向く
横長さ方向中央部の位置で本体部11の後板部11aお
よび前板部11bには上下方向に向く長孔18および1
9が設けられている。また、振り子支持金具12の摺動
方向に向く横長さ方向中央部における前記後板部12a
および前板部12bには前記振り子14の上端近傍に前
後方向に設けられた前記ピン13の両端部を嵌入させる
べくほぼ45度の角度で傾斜する長孔20および21が
設けられている。そして、振り子14の上端近傍のピン
13の前後両端部は前記長孔19,21および18,2
0に嵌入しており、前記本体部11の側板部11cに形
成された孔部11dより挿入され前記振り子支持金具1
2の側板部12cの雌ねじ部12dに螺入する雄ねじ部
22aを持つ調整ねじ22を回すことによって振り子支
持金具12が水平に摺動する結果、前記長孔19と長孔
21および長孔18と長孔20との交叉部に存在するピ
ン13が上下動して前記振り子14の下端位置(高さ)
を調整できるようになっている。ところで、前記振り子
14は前記ピン13を介して前記本体部11ならびに振
り子支持金具12に取り付けられる金属製の振り子ブロ
ック14aと、この振り子ブロック14aの下端にイン
サート成形により固着され下端が前記レール3上に当接
する硬質ゴムからなる摩擦体14bとから構成され、前
記調整ねじ22を回すことによって前記摩擦体14bの
下端位置(高さ)、つまり前記本体部11の下端からの
摩擦体14bの突出量が調整されるものである。具体的
には、前記調整ねじ22により振り子支持金具12を引
っ張る方向(図2において右側)に移動させることによ
り図5(B)に示すように摩擦体14bの下端位置が下
がり、調整ねじ22により振り子支持金具12を押す方
向(図2において左側)に移動させることにより図5
(C)に示すように摩擦体14bの下端位置が上がるこ
とになる。なお、前記摩擦体14bの下端は両側の互い
に逆方向に向く斜めの偏平面14c,14dと、この両
偏平面14c,14d間に位置する摩擦体14b先端の
偏平面14eとを備えている。
【0010】上記構成において、前記スライド式ドア1
を完全に閉じた状態から開く場合は、前記自閉装置6の
付勢力に抗してスライド式ドア1を手で開くのであり、
スライド式ドア1を手で開く前の前記振り子14の状態
は、図6(A)に示すように前記ピン13を支点に下端
の摩擦体14bがスライド式ドア1の開き方向側に傾い
て摩擦体14b下端の一方の斜めの偏平面14cがレー
ル3上に当接しており、この状態からスライド式ドア1
に手で開く方向に力を与えることにより前記振り子14
の下端の摩擦体14bは硬質ゴムの弾性力に抗して回転
して図6(B)に示すように振り子14はスライド式ド
ア1の開き方向とは反対側に傾き、スライド式ドア1に
対する振り子14のストップ力が作用しない状態とな
り、この状態でスライド式ドア1を自閉装置6の付勢力
に抗して手で開くのである。そして、スライド式ドア1
を完全に開いた状態もしくはスライド式ドア1を完全に
開くまでに途中で開いた状態を止めておく場合は、スラ
イド式ドア1を完全に開くかもしくはスライド式ドア1
を途中まで開いてスライド式ドア1から手を離すことに
よりスライド式ドア1はストップ状態となる。つまり、
スライド式ドア1には自閉装置6の付勢力が作用してい
るが、振り子14はスライド式ドア1の開き方向とは反
対側に傾いているので、振り子14の下端の摩擦体14
bの下端の他方の斜めの偏平面14dとレール3との摩
擦ブレーキ力によりスライド式ドア1は開状態を維持す
ることになる。この開状態のスライド式ドア1を閉じる
ときはスライド式ドア1に手で閉じる方向に力を与える
ことにより前記振り子14の下端の摩擦体14bは硬質
ゴムの弾性力に抗して回転して図6(A)に示すように
振り子14はスライド式ドア1の閉じ方向とは反対側に
傾き、ストップ力が解除され、スライド式ドア1から手
を離すとスライド式ドア1は自閉装置6の付勢力により
閉じられる。スライド式ドア1を閉動途中で止めて開状
態を維持する場合は、自閉装置6の付勢力で閉動するス
ライド式ドア1を手で止め、その後スライド式ドア1を
開く方向に少し移動させることにより前記振り子14は
回転してスライド式ドア1の開き方向とは反対側に傾い
て閉方向へのストップ力が働き、スライド式ドア1を閉
動途中で止めて開状態を維持することができる。
を完全に閉じた状態から開く場合は、前記自閉装置6の
付勢力に抗してスライド式ドア1を手で開くのであり、
スライド式ドア1を手で開く前の前記振り子14の状態
は、図6(A)に示すように前記ピン13を支点に下端
の摩擦体14bがスライド式ドア1の開き方向側に傾い
て摩擦体14b下端の一方の斜めの偏平面14cがレー
ル3上に当接しており、この状態からスライド式ドア1
に手で開く方向に力を与えることにより前記振り子14
の下端の摩擦体14bは硬質ゴムの弾性力に抗して回転
して図6(B)に示すように振り子14はスライド式ド
ア1の開き方向とは反対側に傾き、スライド式ドア1に
対する振り子14のストップ力が作用しない状態とな
り、この状態でスライド式ドア1を自閉装置6の付勢力
に抗して手で開くのである。そして、スライド式ドア1
を完全に開いた状態もしくはスライド式ドア1を完全に
開くまでに途中で開いた状態を止めておく場合は、スラ
イド式ドア1を完全に開くかもしくはスライド式ドア1
を途中まで開いてスライド式ドア1から手を離すことに
よりスライド式ドア1はストップ状態となる。つまり、
スライド式ドア1には自閉装置6の付勢力が作用してい
るが、振り子14はスライド式ドア1の開き方向とは反
対側に傾いているので、振り子14の下端の摩擦体14
bの下端の他方の斜めの偏平面14dとレール3との摩
擦ブレーキ力によりスライド式ドア1は開状態を維持す
ることになる。この開状態のスライド式ドア1を閉じる
ときはスライド式ドア1に手で閉じる方向に力を与える
ことにより前記振り子14の下端の摩擦体14bは硬質
ゴムの弾性力に抗して回転して図6(A)に示すように
振り子14はスライド式ドア1の閉じ方向とは反対側に
傾き、ストップ力が解除され、スライド式ドア1から手
を離すとスライド式ドア1は自閉装置6の付勢力により
閉じられる。スライド式ドア1を閉動途中で止めて開状
態を維持する場合は、自閉装置6の付勢力で閉動するス
ライド式ドア1を手で止め、その後スライド式ドア1を
開く方向に少し移動させることにより前記振り子14は
回転してスライド式ドア1の開き方向とは反対側に傾い
て閉方向へのストップ力が働き、スライド式ドア1を閉
動途中で止めて開状態を維持することができる。
【0011】ところで、図面に示す実施の形態では前記
ドア用自在ストップ装置7はスライド式ドア1の上端の
開方向に位置するハンガー5の開方向とは反対側の側面
に取り付けられているが、開方向の側面に取り付けられ
ていても良く、またスライド式ドア1の上端の閉方向に
位置するハンガー5に取り付けられていても良い。ま
た、前記振り子支持金具12に形成される長孔20およ
び21の傾斜方向は図面に示す実施の形態では右上がり
であるが、左上がりにしても実施できる。要は、前記調
整ねじ22を回すことにより振り子支持金具12を水平
に摺動させ、長孔19と長孔21および長孔18と長孔
20との交叉部に存在するピン13を上下動させるよう
にすれば良い。さらに、前記振り子支持金具12の後板
部12aおよび前板部12bに上下方向の長孔を形成
し、本体部11の後板部11aおよび前板部11bに傾
斜する長孔を形成するようにしても良い。
ドア用自在ストップ装置7はスライド式ドア1の上端の
開方向に位置するハンガー5の開方向とは反対側の側面
に取り付けられているが、開方向の側面に取り付けられ
ていても良く、またスライド式ドア1の上端の閉方向に
位置するハンガー5に取り付けられていても良い。ま
た、前記振り子支持金具12に形成される長孔20およ
び21の傾斜方向は図面に示す実施の形態では右上がり
であるが、左上がりにしても実施できる。要は、前記調
整ねじ22を回すことにより振り子支持金具12を水平
に摺動させ、長孔19と長孔21および長孔18と長孔
20との交叉部に存在するピン13を上下動させるよう
にすれば良い。さらに、前記振り子支持金具12の後板
部12aおよび前板部12bに上下方向の長孔を形成
し、本体部11の後板部11aおよび前板部11bに傾
斜する長孔を形成するようにしても良い。
【0012】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、調整ねじ
を回すことにより振り子支持金具を水平に摺動させ、上
下方向の長孔と傾斜する長孔との交叉部で振り子を支持
するピンを上下動させることにより振り子の位置調整を
行なってストップ力の調整が容易に行なえる。また、振
り子の下端とレールとによりストップ力が作用するよう
になっており、構成が簡単で前記従来例に比べてストッ
プ機構部の摩耗が少なく、長期間、多回数の使用に耐え
るようにしたドア用自在ストップ装置を提供することが
できる。
を回すことにより振り子支持金具を水平に摺動させ、上
下方向の長孔と傾斜する長孔との交叉部で振り子を支持
するピンを上下動させることにより振り子の位置調整を
行なってストップ力の調整が容易に行なえる。また、振
り子の下端とレールとによりストップ力が作用するよう
になっており、構成が簡単で前記従来例に比べてストッ
プ機構部の摩耗が少なく、長期間、多回数の使用に耐え
るようにしたドア用自在ストップ装置を提供することが
できる。
【図1】本発明の一実施の形態におけるスライド式ドア
の取り付け状態を示す概略全体図である。
の取り付け状態を示す概略全体図である。
【図2】同ドア用自在ストップ装置の取り付け部の拡大
正面図である。
正面図である。
【図3】同ドア用自在ストップ装置の取り付け部の拡大
平面図である。
平面図である。
【図4】同ドア用自在ストップ装置の取り付け部の拡大
側面図である。
側面図である。
【図5】(A)〜(C)は振り子の下端位置の調整のた
めに上下方向の長孔と傾斜する長孔との交叉部で振り子
のピンが上下動する状態を示す説明図である。
めに上下方向の長孔と傾斜する長孔との交叉部で振り子
のピンが上下動する状態を示す説明図である。
【図6】(A)および(B)は振り子の下端とレールと
によりストップ力が作用する状態を示す説明図である。
によりストップ力が作用する状態を示す説明図である。
1 スライド式ドア 2 出入り口部 3 レール 4 ローラー 5 ハンガー 6 自閉装置 7 ドア用自在ストップ装置 11 本体部 11a 後板部 11b 前板部 11c 側板部 11d 孔部 12 振り子支持金具 12a 後板部 12b 前板部 12c 側板部 12d 雌ねじ部 13 ピン 14 振り子 14a 振り子ブロック 14b 摩擦体 14c,14d,14e 偏平面 18,19,20,21 長孔 22 調整ねじ 22a 雄ねじ部
Claims (1)
- 【請求項1】 自閉装置により閉塞方向に付勢されたスラ
イド式ドアのドア用自在ストップ装置であって、スライ
ド式ドアの上端にレール上に載るローラーを備えた左右
のハンガーを取り付け、この左右のハンガーの何れかに
取り付けられる本体部と、この本体部の内部で水平に摺
動可能に設けられる振り子支持金具と、この振り子支持
金具の横長さ方向中央部にピンを介して上端近傍が軸支
され下端が前記レール上に当接する振り子とから構成さ
れ、前記振り子支持金具の横長さ方向中央部または前記
本体部に傾斜する長孔を形成するとともに前記本体部ま
たは振り子支持金具の横長さ方向中央部に上下方向の長
孔を形成し、前記傾斜する長孔と上下方向の長孔との交
叉部に前記ピンの両端を位置させ、前記振り子支持金具
を水平に摺動させる調整ねじを設けたことを特徴とする
ドア用自在ストップ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000314545A JP2002121960A (ja) | 2000-10-16 | 2000-10-16 | ドア用自在ストップ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000314545A JP2002121960A (ja) | 2000-10-16 | 2000-10-16 | ドア用自在ストップ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002121960A true JP2002121960A (ja) | 2002-04-26 |
Family
ID=18793780
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000314545A Pending JP2002121960A (ja) | 2000-10-16 | 2000-10-16 | ドア用自在ストップ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002121960A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006233648A (ja) * | 2005-02-25 | 2006-09-07 | Ryobi Ltd | 引戸の任意位置停止装置 |
JP2009299462A (ja) * | 2003-03-11 | 2009-12-24 | Bunka Shutter Co Ltd | 多重引き式引戸装置 |
-
2000
- 2000-10-16 JP JP2000314545A patent/JP2002121960A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009299462A (ja) * | 2003-03-11 | 2009-12-24 | Bunka Shutter Co Ltd | 多重引き式引戸装置 |
JP2006233648A (ja) * | 2005-02-25 | 2006-09-07 | Ryobi Ltd | 引戸の任意位置停止装置 |
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