JP2002120604A - メリーゴーランドシート - Google Patents

メリーゴーランドシート

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JP2002120604A
JP2002120604A JP2000316999A JP2000316999A JP2002120604A JP 2002120604 A JP2002120604 A JP 2002120604A JP 2000316999 A JP2000316999 A JP 2000316999A JP 2000316999 A JP2000316999 A JP 2000316999A JP 2002120604 A JP2002120604 A JP 2002120604A
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merry
seat
right slide
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Shigeki Tatsumi
茂樹 辰己
Koji Chiba
晃司 千葉
Natsuki Uehara
夏樹 上原
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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    • B60N2/005Arrangement or mounting of seats in vehicles, e.g. dismountable auxiliary seats
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Seats For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】良好な操作性で、シートアレンジの自由度を向
上させることができるメリーゴーランドシートを提供す
る。 【解決手段】後部車体フロアパネル8上面にパネル部材
9が設けられて、車両前後方向に沿って配設される左,
右列側前後スライドレール部11,11と、車幅方向に
沿って配設される前,後側左右スライドレール部12,
12と、左,右列側前後スライドレール部11,11及
び前,後側左右スライドレール部12,12の交差位置
に設けられた接続部13と、各前後,左右スライドレー
ル部11,12に沿って移動可能な脚部21…を有する
シート本体20とを有し、接続部13では、前記脚部2
1が前後及び左右方向に移動可能となるように前記前
後、左右スライドレール部11,12を連結させてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両のシートア
レンジの自由度を向上させたメリーゴーランドシートに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のスライドシートとしては、例え
ば、一般的に、車両前後方向に沿って移動するものや、
或いは、図16に示すような特開平10−181392
号公報等に記載されているようなものが知られている。
【0003】このようなものでは、ワゴンタイプの車両
1の内部で、フロアパネル2の上面には、車両前方から
前部シート3,3と、2列目シート4,4と、3列目シ
ート5とが設けられている。
【0004】このうち、2列目シート4,4は、前記フ
ロアパネル2の上面に車幅方向に沿って設けられた前後
一対のレール部材6,6に沿って車幅方向にスライド移
動可能となるように構成されている。
【0005】このように構成された従来のスライドシー
トでは、前記2列目シート4,4のうち、何れか一方、
又は双方を前記レール部材6,6に沿って車幅方向にス
ライド移動させることによって、両2列目シート4,4
間を離し置きして、いわゆるキャプテンシートモードと
したり、或いは、両2列目シート4,4間を近接させ
て、いわゆるベンチシートモードとして、シートアレン
ジが行われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のスライドシートでは、車両前後方向にシート
をスライド移動させるか、或いは、前記2列目シート
が、車幅方向に移動させるかに留まり、シートアレンジ
の自由度が高いとは言い難かった。
【0007】そこで、本発明の目的は、上記の問題点を
解消し、良好な操作性で、シートアレンジの自由度を向
上させることができるメリーゴーランドシートを提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載された発明では、車体フロアパネル
上面に設けられて、車両前後方向に沿って配設される前
後スライドレール部と、前記車体フロアパネル上面に設
けられて、車幅方向に沿って配設される左右スライドレ
ール部と、前記前後スライドレール部及び該左右スライ
ドレール部の交差位置に設けられた接続部と、前記各前
後,左右スライドレール部に沿って移動可能な脚部を有
するシート本体とを有し、前記接続部では、前記脚部が
前後及び左右方向に移動可能となるように前記前後、左
右スライドレール部を連結させているメリーゴーランド
シートを特徴としている。
【0009】このように構成された請求項1記載のもの
では、前記接続部によって前記前後、左右スライドレー
ル部が連結されているので、前記シート本体の脚部が、
前後スライドレール部から左右スライドレール部へ移動
出来ると共に、左右スライドレール部から前後スライド
レール部へ移動できる。
【0010】このため、前記シート本体を、フロアパネ
ル上で前後,左右方向に自在に移動させることが出来、
シートアレンジの自由度が増大する。
【0011】また、請求項2に記載されたものでは、前
記前後,左右スライドレール部は、前記車体フロアパネ
ル上面に凹設されていると共に、前記脚部は、前記シー
ト本体の下部に設けられて該脚部の下端部を、前記前
後,左右スライドレール部内に没入させている請求項1
記載のメリーゴーランドシートを特徴としている。
【0012】このように構成された請求項2記載のもの
では、前記脚部が、前記シート本体の下部に設けられて
下端部を、前記車体フロアパネル上面に凹設された前
後,左右スライドレール部内に没入させている。
【0013】このため、前後,左右スライドレール部
が、フロアパネル上面に突起物となって、乗員の通行等
の妨げとなる虞が無いと共に、前記シート本体の高さ位
置も、低く設定できる。
【0014】そして、請求項3に記載されたものでは、
前記左右スライドレール部は、前列側左右スライドレー
ル部と、後列側左右スライドレール部とを有し、前記前
後スライドレール部は、前記接続部によって、各々前列
側左右スライドレール部及び後列側左右スライドレール
部に対して連結されている請求項1又は2記載のメリー
ゴーランドシートを特徴としている。
【0015】このように構成された請求項3記載のもの
では、前記何れか一方の前,後列側左右スライドレール
部に沿って車幅方向にスライド移動する前記シート本体
は、各接続部によって各々連結された前記前後スライド
レール部を介して、前記何れか他方の後,前列側左右ス
ライドレール部まで移動して、該後,前列側左右スライ
ドレール部に沿って、車幅方向にスライド移動出来る。
【0016】このため、シート本体を取り外さなくて
も、車両前,後列のシート本体を、車両後,前列に移動
させて、前記後,前列側左右スライドレール部に沿わせ
て、車幅方向にスライド移動させることが出来、操作性
が良好である。
【0017】また、請求項4に記載されたものでは、前
記前後スライドレール部は、右列側前後スライドレール
部と、左列側前後スライドレール部とを有し、前記左右
スライドレール部は、前記接続部によって、各々右列側
前後スライドレール部及び左列側前後スライドレール部
に対して連結されている各請求項1乃至3のうち何れか
一項記載のメリーゴーランドシートを特徴としている。
【0018】このように構成された請求項4記載のもの
では、前記何れか一方の左,右列側前後スライドレール
部に沿って車幅方向にスライド移動する前記シート本体
は、各接続部によって各々連結された前記左,右スライ
ドレール部を介して、前記何れか他方の左,右列側前後
スライドレール部まで移動して、該右,左列側前後スラ
イドレール部に沿って、車両前後方向にスライド移動出
来る。
【0019】このため、シート本体を取り外さなくて
も、左,右列のシート本体を、他方の右,左列に移動さ
せて前後方向に移動させることが出来、操作性が良好で
ある。
【0020】更に、請求項5に記載されたものでは、助
手席位置のシートも前記延設レール部に沿って移動させ
ることができるので、更に、シートアレンジの自由度を
向上させることができる。
【0021】また、請求項6に記載されたものでは、前
記前後スライドレール部は、右列側前後スライドレール
部と、左列側前後スライドレール部とを有し、前記左右
スライドレール部は、前側左右スライドレール部と、後
側左右スライドレール部とを有し、前記接続部によっ
て、各々右列側前後スライドレール部及び左列側前後ス
ライドレール部の前,後両端縁を、各々前記前,後側左
右スライドレール部の左右端縁と連結することで、該前
後,左右スライドレール部の形状が、上面視で略環状と
なる各請求項1乃至5記載のメリーゴーランドシートを
特徴としている。
【0022】このように構成された請求項6記載のもの
では、前記上面視で略環状になるように形成された前
後,左右スライドレール部に沿わせて前記シート本体
が、環状に移動出来る。
【0023】更に、請求項7に記載されたものでは、前
記前後,左右スライドレール部は、一枚のパネル部材に
一体に設けられている各請求項1乃至6のうち何れか一
項記載のメリーゴーランドシートを特徴としている。
【0024】このように構成された請求項7記載のもの
では、前記前後,左右スライドレール部が、一枚のパネ
ル部材に一体に設けられているので、前記車体フロアパ
ネル上面に該パネル部材を装着するだけで、各スライド
レール部側の取付が完了する。
【0025】また、各スライドレール部間に段差や離間
が発生すること無く、各接続部で接続される各スライド
レール部の相対位置の調整も不要で、取付作業性が良好
である。
【0026】更に、請求項8に記載されたものでは、前
記脚部の下端部には、前後左右何れの方向にも転動可能
に装着される自在車輪が、設けられている各請求項1乃
至7のうち何れか一項記載のメリーゴーランドシートを
特徴としている。
【0027】このように構成された請求項8記載のもの
では、前記脚部の下端部に装着された自在車輪が、前後
左右何れの方向にも転動して、前記シート本体を前記各
スライドレール部に沿わせて円滑に移動させることがで
きる。
【0028】また、請求項9に記載されたものでは、前
記自在車輪は、下面側を開放する略半球型の受け部に、
略球状の車輪本体が前後左右何れの方向にも転動可能に
装着されて構成されている請求項8記載のメリーゴーラ
ンドシートを特徴としている。
【0029】このように構成された請求項9記載のもの
では、前記自在車輪が、下面側を開放する略半球型の受
け部に、前後左右何れの方向にも転動可能となるように
略球状の車輪本体が装着されているので、簡易な構成
で、自在車輪が構成されて故障等の発生する虞が少な
い。
【0030】そして、請求項10に記載されたもので
は、前記シート本体の下部には、前記車体フロアパネル
上面に形成された係止溝の開口周縁に対して、係止する
ことにより該シート本体の移動を停止させるロック部材
を有するロック機構が設けられている各請求項1乃至8
のうち何れか一項記載のメリーゴーランドシートを特徴
としている。
【0031】このように構成された請求項10記載のも
のでは、前記ロック機構のロック部材が、前記車体フロ
アパネル上面に形成された係止溝の開口周縁に対して、
係止すると前記シート本体の移動が停止する。
【0032】前記係止溝に沿った何れの位置でも、該ロ
ック部材が、係止溝の開口周縁に対して係止されて、前
記車体フロアパネルの所望の位置に前記シート本体を固
定できる。
【0033】また、請求項11に記載されたものでは、
前記ロック部材が、前記係止溝の開口周縁に対して係止
する係止方向が、前記脚部の前記各前後,左右スライド
レール部を押圧する方向と対向する様に形成されている
各請求項1乃至10のうち何れか一項記載のメリーゴー
ランドシートを特徴としている。
【0034】このように構成された請求項11記載のも
のでは、前記脚部の前記各前後,左右スライドレール部
を押圧する方向と対向する様に、前記ロック部材が、前
記係止溝の開口周縁に対して係止するので、ロック状態
では、シート本体が安定して、前記車体フロアパネル上
面に固定される。
【0035】更に、請求項12に記載されたものでは、
前記ロック機構には、前記ロック部材を前記係止溝の開
口周縁に対して係止する係止方向に向けて付勢する薄板
状の板バネ部材を有する請求項10又は11記載のメリ
ーゴーランドシートを特徴としている。
【0036】このように構成された請求項12記載のも
のでは、前記薄板状の板バネ部材を前記シート本体と、
前記車体フロアパネルとの間に位置させても、該シート
本体の下面の位置を低い位置となるように設定出来、更
にシートの設定の自由度を増大させることが出来る。
【0037】
【発明の実施の形態1】以下、本発明の具体的な実施の
形態1について、図示例と共に説明する。
【0038】図1乃至図15は、この発明の実施の形態
1のメリーゴーランドシートを示すものである。なお、
前記従来例と同一乃至均等な部分については同一符号を
付して説明する。
【0039】まず、構成を説明すると、この実施の形態
1のワゴンタイプの車両7では、車体フロアパネルとし
ての後部車体フロアパネル8上面に、一枚のパネル部材
9が装着されている。
【0040】このパネル部材9は、金属製の板材をプレ
ス加工することにより成形され、主に、中央部9b及び
周縁部9cから構成されている。このうち、パネル部材
9の周縁部9c外周縁には、前記後部車体フロアパネル
8に固着される周縁フランジ部10が形成されている。
【0041】また、このパネル部材9には、車両前後方
向に沿って配設される左,右側前後スライドレール部1
1,11が左右一対設けられている。
【0042】この左,右側前後スライドレール部11
は、各々このパネル部材9の表面9aよりも低い位置に
滑走面11b,11bを形成する溝部11a,11a
が、平行に離間されて一対凹設されている。
【0043】更に、このパネル部材9には、車幅方向に
沿って配設される前,後側左右スライドレール部12,
12が前後一対設けられている。
【0044】この左右スライドレール部12には、各々
このパネル部材9の表面よりも低い位置に滑走面12
b,12bを形成する溝部12a,12aが、平行に離
間されて一対凹設されている。
【0045】また、これらの前記左,右側前後スライド
レール部11,11及び前記前後側左右スライドレール
部12,12の交差位置には、接続部13…が設けられ
ている。
【0046】この実施の形態1では、これらの接続部1
3…によって、各々右列側前後スライドレール部11及
び左列側前後スライドレール部11の前,後両端縁11
c,11cを、各々前記前,後側左右スライドレール部
の左右端縁12c,12cと連結することで、各溝部1
1a及び12aの滑走面11b,12bの高さ位置を同
一高さとすると共に、これらの前後,左右スライドレー
ル部11,12の連結された形状が、上面視で略環状と
なるように構成されている。
【0047】このように前記接続部13…では、後述す
るシート本体20の前記脚部21…が前後及び左右方向
に移動可能となるように、前記各前後、左右スライドレ
ール部11,11及び12,12が連結されて構成され
ている。
【0048】また、このパネル部材9には、上面視で、
略正方形の環状を呈する係止溝25が形成されている。
この係止溝25下方には、このパネル部材9の中央部9
bの落ち込みを防止する支持部材14,14が設けられ
て、中央部9bを下方から支持するように、前記周縁部
9cと中央部9bとが、これらの支持部材14,14に
よって連結されている。
【0049】次に、シート本体20の構成について説明
する。
【0050】この実施の形態1のシート本体20は、主
に、シートバック部20aと、シートクッション部20
bとから構成されていて、このうち、シートクッション
部20bの下面側からは、4本の柱状の脚部21…が凸
設されている。
【0051】これらの各脚部21の下端部には、前後左
右何れの方向にも転動可能に装着される自在車輪22
が、設けられている。
【0052】この自在車輪22は、下面側を開放する略
半球型の受け部22aに、略球状の車輪本体22bが前
後左右何れの方向にも転動可能となるように装着され
て、前記溝部11a,11a又は12a,12a内に没
入されることにより、前記各前後,左右スライドレール
部11,12に沿って、このシート本体20を移動可能
とするように構成されている。
【0053】また、この実施の形態1では、シート本体
20のシートクッション部20bの下面20c側には、
ロック機構15が設けられている。
【0054】このロック機構15には、図8に示すよう
に両脚部16a,16aの上端を前記下面20cに固定
するブラケット部材16が設けられている。
【0055】そして、このロック機構15には、このブ
ラケット部材16の両脚部16a,16a間に設けられ
た水平板部16bに略鉛直に挿通されて、上下方向に往
復動可能であると共に、上,下端部にストッパフランジ
片17a,17bを有するロック部材17が設けられて
いる。
【0056】このストッパフランジ片17bは、前記係
止溝25の下方に位置して、下面側の開口周縁25aに
対して、前記ロック部材17が上方に移動した状態で係
止されるように構成されている。
【0057】また、前記ロック部材17のストッパフラ
ンジ片17aの下面側には、付勢手段としてのスプリン
グ部材18の上端部18aが、ワッシャ部材17c及び
レバー部材19の一端部19aを介して当接されてい
て、上方へ向けて付勢されている。
【0058】このレバー部材19は、前記下面20cか
ら下方に向けて突設形成された支点片23に、支点軸1
9bを介して揺動自在となるように支持されていて、ハ
ンドル部19cを把持して上方に、持ち上げることによ
り、前記一端部19aが、前記スプリング部材18の付
勢力に抗して、前記ロック部材17を押し下げるように
構成されている。
【0059】次に、この実施の形態1の作用について説
明する。
【0060】この実施の形態1のメリーゴーランドシー
トでは、前記ロック機構15のレバー部材19を前記ハ
ンドル部19cを持って引き上げると、このレバー部材
19は、前記支点軸19bを中心として揺動し、一端部
19aによって、ワッシャ部材17cが下方に向けて押
圧される。
【0061】このため、前記ロック部材17が、前記ス
プリング部材18の付勢力に抗して押し下げられて、前
記後部車体フロアパネル8上面に形成された係止溝25
の開口周縁25aに対しての前記ストッパフランジ片1
7bの係止が解除される。
【0062】そして、前記脚部21…の下端部に装着さ
れた各自在車輪22…が、前後左右何れの方向にも転動
して、前記シート本体20を前記各前後,左右スライド
レール部11,12に沿わせて円滑に移動させることが
できる。
【0063】更に、前記接続部13…によって前記前
後、左右スライドレール部11,12の各溝部11a,
12aが、交差位置で連結されているので、前記シート
本体20の脚部21…の各自在車輪22…は、これらの
接続部13…内で、略90度方向を変えて、前後スライ
ドレール部11の溝部11a,11a内から左右スライ
ドレール部12の溝部12a,12a内へ移動出来ると
共に、左右スライドレール部12の溝部12a,12a
内から前後スライドレール部11の溝部11a,11a
内へ移動できる。
【0064】このため、図2及び図3に示すように、前
記シート本体20を、後部車体フロアパネル8のパネル
部材9上で前後,左右方向に自在に移動させることが出
来、シートアレンジの自由度が増大する。
【0065】例えば、図2(a)に示すように、2列目
右側のシート本体20に、チャイルドシート26が装着
されている場合、従来では、チャイルドシート26を前
記右側のシート本体20から取り外して左側のシート本
体20に装着しなおさなければならない。
【0066】また、シート本体の装脱着が可能なもので
は、シート本体ごとパネル部材9から取り外して左,右
のシート本体を入れ替えなければならず、ドアが閉塞さ
れた車室内空間で作業を行うことは困難であった。
【0067】しかしながら、本発明の実施の形態1で
は、まず、図2(b)に示すように、左側のチャイルド
シート未装着のシート本体20を左列側前後スライドレ
ール部11に沿わせて3列目に後退させて、チャイルド
シート26が装着されている2列目右側のシート本体2
0を、前記前側左右スライドレール部12に沿わせて左
列位置まで移動させる。
【0068】次に、図2中(c)に示すように、チャイ
ルドシート未装着のシート本体20を後側左,右スライ
ドレール部11に沿わせて、3列目左列側に移動させる
と共に、前記チャイルドシート26が装着されているシ
ート本体20を、3列目まで後退させるか或いは、チャ
イルドシート未装着のシート本体20を2列目まで車両
前方に移動させて、左,右のシート本体20,20の入
れ替えを完了する。
【0069】このため、シート本体20,20を前記前
後,左,右スライドレール部11,12に沿わせてスラ
イド移動させるだけで、容易に左,右列の入れ替えが行
えて、従来のシートのように、チャイルドシートを装脱
着したり、シート自体を装脱着して入替える作業を行う
必要がなくなり、例えば、ドアが閉塞された状態であっ
ても、車室内空間内のみでシート本体20の入れ替え作
業を行うことができる。
【0070】シート本体20が所望の位置に到達した状
態で、前記レバー部材19のハンドル部19cを離す
と、前記ロック機構15のロック部材17が、前記スプ
リング部材18の付勢力によって押し上げられて、前記
後部車体フロアパネル8上面に形成された係止溝25の
開口周縁25aに対して、前記ストッパフランジ片17
bが係止される。このため、前記シート本体20の移動
が停止する。
【0071】このように、前記上面視で略環状になるよ
うに形成された前後,左右スライドレール部11,11
及び12,12に沿わせて前記シート本体20が、環状
に移動出来、従来の様にシート本体を取り外さなくても
よく、操作性が良好で、シートアレンジの自由度を向上
させることが出来る。
【0072】この実施の形態1では、前記係止溝25に
沿った何れの位置でも、このロック部材17が、係止溝
25の開口周縁25aに対して係止されて、前記後部車
体フロアパネル8の所望の位置に前記シート本体20を
固定できる。
【0073】また、前記脚部21…の下端に設けられた
自在車輪22…は、前記シート本体20の自重によっ
て、前記各前後,左右スライドレール部11,12の滑
走面11b,12bを押圧する。そして、この自在車輪
22…が押圧する方向と対向する様に、前記ロック部材
17が、前記スプリング部材18によって押し上げられ
て前記係止溝25の開口周縁25aに対して係止するの
で、ロック状態では、シート本体20が安定して、前記
後部車体フロアパネル8上面に設けられたパネル部材9
に固定される。
【0074】また、前記自在車輪22が、下面側を開放
する略半球型の受け部22aに、前後左右何れの方向に
も転動可能となるように略球状の車輪本体22bが装着
されているので、簡易な構成で、自在車輪22が構成さ
れて故障等の発生する虞が少ない。
【0075】そして、図6に示すように、前記脚部21
…が、前記シート本体20の下部に設けられて下端部の
自在車輪22…を、前記後部車体フロアパネル8上面の
パネル部材9に凹設された前後,左右スライドレール部
11,12内に没入させている。
【0076】このため、前後,左右スライドレール部1
1,12が、パネル部材9上面に突起物となって、乗員
の通行等の妨げとなる虞が無いと共に、前記シート本体
20の高さ位置も、低く設定できる。
【0077】更に、この実施の形態1では、前記前後,
左右スライドレール部11,12が、一枚のパネル部材
9に一体に設けられているので、前記後部車体フロアパ
ネル8上面にこのパネル部材9を装着するだけで、各ス
ライドレール部11,12側の取付が完了する。
【0078】また、各前後,左右スライドレール部1
1,12の溝部11a,12a間に段差や離間が発生す
ること無く、各接続部13で接続される各前後,左右ス
ライドレール部11,12の相対位置の調整も不要で、
取付作業性が良好である。
【0079】
【変形例1】図9は、この発明の実施の形態1の変形例
1のメリーゴーランドシートを説明するものである。な
お、前記実施の形態1と同一乃至均等な部分については
同一符号を付して説明する。
【0080】この変形例1のメリーゴーランドシートで
は、シート本体の下面20c側に設けられるロック機構
115が、付勢手段としての板バネ部材24を有してい
る。
【0081】この板バネ部材24の一端24aは、前記
実施の形態1のブラケット部材16よりも車両前後方向
に長く、しかも、高さbを前記ブラケット部材16の高
さaに比して低く設定したブラケット部材116に固定
している。
【0082】そして、弓状に湾曲形成された頭頂部24
bを前記レバー部材19の一端部19aを介して、前記
ロック部材17のストッパフランジ片17aに当接させ
ると共に、このブラケット部材116に一体に形成され
たブロック部材116cのスライド溝部116d内にス
ライド軸24cをスライド自在に係合させている。
【0083】次に、この変形例1のメリーゴーランドシ
ートの作用について説明する。
【0084】このように構成された変形例1のメリーゴ
ーランドシートでは、前記レバー部材19のハンドル部
19cを把持して持ち上げると、このレバー部材19
は、前記支点軸19bを中心として揺動し、前記一端部
19aが、前記板バネ部材24の頭頂部24bを下方に
向けて押圧する。
【0085】このため、板バネ部材24は、前記スライ
ド軸24cをスライド溝部116d内でスライド移動さ
せながら付勢力に抗して凹み、前記ロック部材17を下
方に移動させる。
【0086】従って、前記後部車体フロアパネル8上面
に形成された係止溝25の開口周縁25aに対しての前
記ストッパフランジ片17bの係止が解除される。
【0087】また、前記レバー部材19のハンドル部1
9cを離すと、前記板バネ部材24の弾性力で頭頂部2
4bが上方へ向けて移動すると共に、このレバー部材1
9は、前記支点軸19bを中心として揺動し、前記スト
ッパフランジ片17aを上方に向けて押圧する。
【0088】このため、前記ロック部材17が、上方に
移動し、前記係止溝25の開口周縁25aに対して、所
定の付勢力で、前記ストッパフランジ片17bに係止さ
れて、このシート本体20を前記パネル部材9に固定す
る。
【0089】この変形例1では、前記薄板状の板バネ部
材24を前記シート本体20と、前記後部車体フロアパ
ネル8のパネル部材9との間に位置させても、図8に示
すスプリング部材18を縦置きにした構成の高さaに比
して、板バネ部材24を横置きにした変形例1の構成の
高さbが低くなるので、シート本体20の下面20cの
位置を低い位置となるように設定出来、更にシートの設
定の自由度を増大させることが出来る。
【0090】他の構成、及び作用効果については、前記
実施の形態1と略同様であるので説明を省略する。
【0091】
【変形例2】図10は、この発明の実施の形態1の変形
例2のメリーゴーランドシートを説明するものである。
なお、前記実施の形態1と同一乃至均等な部分について
は同一符号を付して説明する。また、図10中、前後,
左右スライドレール部11,12の形状は、説明の為、
簡略化している。
【0092】この変形例2のメリーゴーランドシートで
は、前記前後スライドレール部が、右列側前後スライド
レール部11と、左列側前後スライドレール部11とを
有し、左右スライドレール部12の左,右端縁12c,
12cが、前記接続部13,13によって、各々右列側
前後スライドレール部11及び左列側前後スライドレー
ル部11の車両前後方向後端部11c,11cに対して
連結されて、上面視で車両前方を開放する略コ字状を呈
するように構成されている。
【0093】次に、この変形例2のメリーゴーランドシ
ートの作用について説明する。
【0094】このように構成された変形例2のメリーゴ
ーランドシートでは、前記実施の形態1の作用効果に加
えて、前記何れか一方の左,右列側前後スライドレール
部11に沿って車幅方向にスライド移動する前記シート
本体20は、各接続部13,13によって各々連結され
た前記左,右スライドレール部12を介して、前記何れ
か他方の左,右列側前後スライドレール部11まで移動
して、この他方の右,左列側前後スライドレール部11
に沿って、車両前後方向にスライド移動出来る。
【0095】このため、シート本体20を取り外さなく
ても、左,右列のシート本体20を、他方の右,左列に
移動させて前後方向に移動させることが出来、操作性が
良好である。
【0096】他の構成、及び作用効果については、前記
実施の形態1と略同様であるので説明を省略する。
【0097】
【変形例3】図11は、この発明の実施の形態1の変形
例3のメリーゴーランドシートを説明するものである。
なお、前記実施の形態1と同一乃至均等な部分について
は同一符号を付して説明する。また、図11中、前後,
左右スライドレール部11,12の形状は、説明の為、
簡略化している。
【0098】この変形例3のメリーゴーランドシートで
は、左右スライドレール部が、前列側左右スライドレー
ル部12と、後列側左右スライドレール部12とを有
し、前記前後スライドレール部11の車両前,後方向の
前,後端は、前記接続部13,13によって、各々前列
側左右スライドレール部12の右側端縁12c及び後列
側左右スライドレール部12の右側端縁12cに対して
連結されて、上面視で車両左側方を開放する略コ字状を
呈するように構成されている。
【0099】次に、この変形例3のメリーゴーランドシ
ートの作用について説明する。
【0100】このように構成された変形例3のメリーゴ
ーランドシートでは、前記実施の形態1の作用効果に加
えて、前記何れか一方の前,後列側左右スライドレール
部12に沿って車幅方向にスライド移動する前記シート
本体20は、各接続部13,13によって各々連結され
た前記前後スライドレール部11を介して、前記何れか
他方の後,前列側左右スライドレール部12まで移動し
て、該後,前列側左右スライドレール部に沿って、車幅
方向にスライド移動出来る。
【0101】このため、シート本体20を取り外さなく
ても、車両前,後列のシート本体20を、他方の車両
後,前列に移動させて、前記後,前列側左右スライドレ
ール部12に沿わせて、車幅方向にスライド移動させる
ことが出来、操作性が良好である。
【0102】他の構成、及び作用効果については、前記
実施の形態1と略同様であるので説明を省略する。
【0103】
【変形例4】図12は、この発明の実施の形態1の変形
例4のメリーゴーランドシートを説明するものである。
なお、前記実施の形態1と同一乃至均等な部分について
は同一符号を付して説明する。また、図12中、前後,
左右スライドレール部11,12の形状は、説明の為、
簡略化している。
【0104】この変形例4のメリーゴーランドシートで
は、前記前後スライドレール部が、右列側前後スライド
レール部11と、左列側前後スライドレール部11とを
有し、左右スライドレール部12が、前記接続部13,
13によって、各々右列側前後スライドレール部11及
び左列側前後スライドレール部11の車両前後方向前端
部11c,11cに対して連結されて、上面視で車両後
方を開放する略コ字状を呈するように構成されている。
【0105】次に、この変形例4のメリーゴーランドシ
ートの作用について説明する。
【0106】このように構成された変形例4のメリーゴ
ーランドシートでは、前記実施の形態1の作用効果に加
えて、前記何れか一方の左,右列側前後スライドレール
部11に沿って車幅方向にスライド移動する前記シート
本体20は、各接続部13,13によって各々連結され
た前記左,右スライドレール部12を介して、前記何れ
か他方の左,右列側前後スライドレール部11まで移動
して、この他方の右,左列側前後スライドレール部11
に沿って、車両前後方向にスライド移動出来る。
【0107】このため、シート本体20を取り外さなく
ても、左,右列のシート本体20を、他方の右,左列に
移動させて前後方向に移動させることが出来、操作性が
良好である。
【0108】他の構成、及び作用効果については、前記
実施の形態1と略同様であるので説明を省略する。
【0109】
【変形例5】図13は、この発明の実施の形態1の変形
例5のメリーゴーランドシートを説明するものである。
なお、前記実施の形態1と同一乃至均等な部分について
は同一符号を付して説明する。また、図13中、前後,
左右スライドレール部11,12の形状は、説明の為、
簡略化している。
【0110】この変形例5のメリーゴーランドシートで
は、前記前後スライドレール部が、右列側前後スライド
レール部11と、左列側前後スライドレール部11とを
有し、左右スライドレール部12の左,右端縁12c,
12cが、前記接続部13,13によって、各々右列側
前後スライドレール部11及び左列側前後スライドレー
ル部11の車両前後方向略中央部11d,11dに対し
て連結されて、上面視で車両前後方向を開放する略H字
状を呈するように構成されている。
【0111】次に、この変形例5のメリーゴーランドシ
ートの作用について説明する。
【0112】このように構成された変形例5のメリーゴ
ーランドシートでは、前記実施の形態1の作用効果に加
えて、前記何れか一方の左,右列側前後スライドレール
部11に沿って車幅方向にスライド移動する前記シート
本体20は、各接続部13,13によって各々連結され
た前記左,右スライドレール部12を介して、前記何れ
か他方の左,右列側前後スライドレール部11まで移動
して、この他方の右,左列側前後スライドレール部11
に沿って、車両前後方向にスライド移動出来る。
【0113】このため、シート本体20を取り外さなく
ても、左,右列のシート本体20を、他方の右,左列に
移動させて前後方向に移動させることが出来、操作性が
良好である。
【0114】他の構成、及び作用効果については、前記
実施の形態1と略同様であるので説明を省略する。
【0115】
【変形例6】図14は、この発明の実施の形態1の変形
例6のメリーゴーランドシートを説明するものである。
なお、前記実施の形態1と同一乃至均等な部分について
は同一符号を付して説明する。また、図14中、前後,
左右スライドレール部11,12の形状は、説明の為、
簡略化している。
【0116】この変形例6のメリーゴーランドシートで
は、左右スライドレール部が、前列側左右スライドレー
ル部12と、後列側左右スライドレール部12とを有
し、前記前後スライドレール部11の車両前,後方向の
前,後端11c,11cは、前記接続部13,13によ
って、各々前列側左右スライドレール部12の中央部1
2d及び後列側左右スライドレール部12の中央部12
dに対して連結されて、上面視で車両左,右方向を開放
する略H字状を呈するように構成されている。
【0117】次に、この変形例6のメリーゴーランドシ
ートの作用について説明する。
【0118】このように構成された変形例6のメリーゴ
ーランドシートでは、前記実施の形態1の作用効果に加
えて、前記何れか一方の前,後列側左右スライドレール
部12に沿って車幅方向にスライド移動する前記シート
本体20は、各接続部13,13によって各々連結され
た前記前後スライドレール部11を介して、前記何れか
他方の後,前列側左右スライドレール部12まで移動し
て、該後,前列側左右スライドレール部に沿って、車幅
方向にスライド移動出来る。
【0119】このため、シート本体20を取り外さなく
ても、車両前,後列のシート本体20を、他方の車両
後,前列に移動させて、前記後,前列側左右スライドレ
ール部12に沿わせて、車幅方向にスライド移動させる
ことが出来、操作性が良好である。
【0120】他の構成、及び作用効果については、前記
実施の形態1と略同様であるので説明を省略する。
【0121】
【変形例7】図15は、この発明の実施の形態1の変形
例7のメリーゴーランドシートを説明するものである。
なお、前記実施の形態1と同一乃至均等な部分について
は同一符号を付して説明する。また、図15中、前後,
左右スライドレール部11,12の形状は、説明の為、
簡略化している。
【0122】この変形例7のメリーゴーランドシートで
は、前記前後スライドレール部が、右列側前後スライド
レール部11と、助手席120下方まで延設された延設
レール部111bを有する左列側前後スライドレール部
111とを有し、左右スライドレール部12の左,右端
縁12c,12cが、前記接続部13,13によって、
各々右列側前後スライドレール部11の前端縁11c及
び左列側前後スライドレール部111の車両前後方向中
央部111aに対して連結されて、上面視で車両後方を
開放する略h字状を呈するように構成されている。
【0123】次に、この変形例7のメリーゴーランドシ
ートの作用について説明する。
【0124】このように構成された変形例7のメリーゴ
ーランドシートでは、前記実施の形態1の作用効果に加
えて、前記何れか一方の左,右列側前後スライドレール
部11に沿って車幅方向にスライド移動する前記シート
本体20は、各接続部13,13によって各々連結され
た前記左,右スライドレール部12を介して、前記何れ
か他方の左,右列側前後スライドレール部11まで移動
して、この他方の右,左列側前後スライドレール部11
に沿って、車両前後方向にスライド移動出来る。
【0125】このため、シート本体20を取り外さなく
ても、左,右列のシート本体20を、他方の右,左列に
移動させて前後方向に移動させることが出来、操作性が
良好である。
【0126】また、助手席120を左列側前後スライド
レール部111の延設レール部111bから2列目、3
列目位置に後退させたり、2列目、3列目に位置するシ
ート本体20を前記延設レール部111bに沿わせて助
手席位置まで前進させたりする事も出来、この点におい
ても、シートアレンジの自由度を向上させることができ
る。
【0127】他の構成、及び作用効果については、前記
実施の形態1と略同様であるので説明を省略する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1のメリーゴーランドシー
トで、全体の構成を説明する車両の分解斜視図である。
【図2】実施の形態1のメリーゴーランドシートで、
(a)は、シート本体を2列目(前列)に位置させた様
子を示し、(b)は、シート本体を2,3列目(前,後
列)に位置させた様子を示し、(c)は、シート本体を
3列目(後列)に位置させた様子を示す斜視図である。
【図3】実施の形態1のメリーゴーランドシートで、シ
ート本体の移動の軌跡を説明する上面視の模式図であ
る。
【図4】実施の形態1のメリーゴーランドシートで、パ
ネル部材の上面図である。
【図5】実施の形態1のメリーゴーランドシートで、パ
ネル部材の上を移動するシート本体の様子を説明する上
面図である。
【図6】実施の形態1のメリーゴーランドシートで、図
4中A−A線に沿った位置での断面図である。
【図7】実施の形態1のメリーゴーランドシートで、シ
ート本体の下部に設けられたロック機構の動作概念図で
ある。
【図8】実施の形態1のメリーゴーランドシートで、ロ
ック機構の要部を説明する一部断面側面図である。
【図9】変形例1のメリーゴーランドシートで、ロック
機構の要部を説明する一部断面側面図である。
【図10】変形例2のメリーゴーランドシートで、パネ
ル部材の上を移動するシート本体の様子を説明する上面
図である。
【図11】変形例3のメリーゴーランドシートで、パネ
ル部材の上を移動するシート本体の様子を説明する上面
図である。
【図12】変形例4のメリーゴーランドシートで、パネ
ル部材の上を移動するシート本体の様子を説明する上面
図である。
【図13】変形例5のメリーゴーランドシートで、パネ
ル部材の上を移動するシート本体の様子を説明する上面
図である。
【図14】変形例6のメリーゴーランドシートで、パネ
ル部材の上を移動するシート本体の様子を説明する上面
図である。
【図15】変形例7のメリーゴーランドシートで、パネ
ル部材の上を移動するシート本体の様子を説明する上面
図である。
【図16】従来例のシートの構成を示す車両の車室内上
方斜視図である。
【符号の説明】
7 車両 8 後部車体フロアパネル(車体フロアパ
ネル) 9 パネル部材 11,11 (左,右列側)前後スライドレール部 11a,11a 溝部 12,12 (前,後側)左右スライドレール部 12a,12a 溝部 13 接続部 15,115 ロック機構 17 ロック部材 20 シート本体 21 脚部 22 自在車輪 24 板バネ部材 25 係止溝 25a 開口周縁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上原 夏樹 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地日産自 動車株式会社内 Fターム(参考) 3B087 BA02 BA03 BB07 BC01

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体フロアパネル上面に設けられて、車両
    前後方向に沿って配設される前後スライドレール部と、
    前記車体フロアパネル上面に設けられて、車幅方向に沿
    って配設される左右スライドレール部と、前記前後スラ
    イドレール部及び該左右スライドレール部の交差位置に
    設けられた接続部と、前記各前後,左右スライドレール
    部に沿って移動可能な脚部を有するシート本体とを有
    し、 前記接続部では、前記脚部が前後及び左右方向に移動可
    能となるように前記前後、左右スライドレール部を連結
    させていることを特徴とするメリーゴーランドシート。
  2. 【請求項2】前記前後,左右スライドレール部は、前記
    車体フロアパネル上面に凹設されていると共に、前記脚
    部は、前記シート本体の下部に設けられて該脚部の下端
    部を、前記前後,左右スライドレール部内に没入させて
    いることを特徴とする請求項1記載のメリーゴーランド
    シート。
  3. 【請求項3】前記左右スライドレール部は、前列側左右
    スライドレール部と、後列側左右スライドレール部とを
    有し、前記前後スライドレール部は、前記接続部によっ
    て、各々前列側左右スライドレール部及び後列側左右ス
    ライドレール部に対して連結されていることを特徴とす
    る請求項1又は2記載のメリーゴーランドシート。
  4. 【請求項4】前記前後スライドレール部は、右列側前後
    スライドレール部と、左列側前後スライドレール部とを
    有し、前記左右スライドレール部は、前記接続部によっ
    て、各々右列側前後スライドレール部及び左列側前後ス
    ライドレール部に対して連結されていることを特徴とす
    る各請求項1乃至3のうち何れか一項記載のメリーゴー
    ランドシート。
  5. 【請求項5】前記前,後スライドレール部には、助手席
    下方位置まで延設された延設レール部を有することを特
    徴とする各請求項1乃至4のうち何れか一項記載のメリ
    ーゴーランドシート。
  6. 【請求項6】前記前後スライドレール部は、右列側前後
    スライドレール部と、左列側前後スライドレール部とを
    有し、前記左右スライドレール部は、前側左右スライド
    レール部と、後側左右スライドレール部とを有し、前記
    接続部によって、各々右列側前後スライドレール部及び
    左列側前後スライドレール部の前,後両端縁を、各々前
    記前,後側左右スライドレール部の左右端縁と連結する
    ことで、該前後,左右スライドレール部の形状が、上面
    視で略環状となることを特徴とする各請求項1乃至5記
    載のメリーゴーランドシート。
  7. 【請求項7】前記前後,左右スライドレール部は、一枚
    のパネル部材に一体に設けられていることを特徴とする
    各請求項1乃至6のうち何れか一項記載のメリーゴーラ
    ンドシート。
  8. 【請求項8】前記脚部の下端部には、前後左右何れの方
    向にも転動可能に装着される自在車輪が、設けられてい
    ることを特徴とする各請求項1乃至7のうち何れか一項
    記載のメリーゴーランドシート。
  9. 【請求項9】前記自在車輪は、下面側を開放する略半球
    型の受け部に、略球状の車輪本体が前後左右何れの方向
    にも転動可能に装着されて構成されていることを特徴と
    する請求項8記載のメリーゴーランドシート。
  10. 【請求項10】前記シート本体の下部には、前記車体フ
    ロアパネル上面に形成された係止溝の開口周縁に対し
    て、係止することにより該シート本体の移動を停止させ
    るロック部材を有するロック機構が設けられていること
    を特徴とする各請求項1乃至9のうち何れか一項記載の
    メリーゴーランドシート。
  11. 【請求項11】前記ロック部材が、前記係止溝の開口周
    縁に対して係止する係止方向が、前記脚部の前記各前
    後,左右スライドレール部を押圧する方向と対向する様
    に形成されていることを特徴とする各請求項1乃至10
    のうち何れか一項記載のメリーゴーランドシート。
  12. 【請求項12】前記ロック機構には、前記ロック部材を
    前記係止溝の開口周縁に対して係止する係止方向に向け
    て付勢する薄板状の板バネ部材を有することを特徴とす
    る請求項10又は11記載のメリーゴーランドシート。
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