JP2002120559A - 日除け - Google Patents

日除け

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JP2002120559A
JP2002120559A JP2000318745A JP2000318745A JP2002120559A JP 2002120559 A JP2002120559 A JP 2002120559A JP 2000318745 A JP2000318745 A JP 2000318745A JP 2000318745 A JP2000318745 A JP 2000318745A JP 2002120559 A JP2002120559 A JP 2002120559A
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JP
Japan
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awning
opaque
sticking
main body
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JP2000318745A
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Masaaki Miyoshi
正明 三好
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Teikoku Printing Inks Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Teikoku Printing Inks Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 環境変化による影響を防止することができる
日除けを提供する。 【解決手段】 日除け1を構成する日除け本体11を、
不透明なシート状の基材12と、基材12の表面に積層
され、光を反射する反射性を有した反射層13とにより
形成し、反射層13によって日除け本体11表面に、反
射面14を形成する。基材12の表面に、透明性を有し
た多数の貼着ドット21からなる貼着部22を突設し、
貼着ドット21を、対象箇所としての平滑面に貼着剥離
を繰り返し行える粘着力を有した粘弾性体により形成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、窓などからの光の
進入を防止する日除けに関する。
【0002】
【従来の技術】夏場に自動車を駐車した際には、フロン
トウインドウから直射日光が進入し、車室内の温度が高
温になることがしばしばある。これを防止する為に、フ
ロントウインドウからの日光の進入を阻止する日除けが
知られている。
【0003】この日除けとしては、例えばボール紙が蛇
腹状に折り畳まれたものがあった。この日除けを使用す
る際には、折り畳まれたボール紙を広げてフロントウイ
ンドウの外側に配置するとともに、フロントワイパーと
フロントウインドウとの間に差し入れて設置する。
【0004】これにより、前記日除けは、傾斜したフロ
ントウインドウ上に載置されるとともに、前記フロント
ワイパーで押圧された状態で固定されるように構成され
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな日除けにあっては、車室外に配設されるため、風雨
によって飛ばされたり破損することがあった。
【0006】本発明は、このような従来の課題に鑑みて
なされたものであり、環境変化による影響を防止するこ
とができる日除けを提供することを目的とするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明にかかる請求項1の日除けにあっては、シート
状の日除け本体に光を反射する反射面を形成し、該反射
面側に、対象箇所への貼着剥離を繰り返し行える粘着力
を有した粘弾性体からなる貼着部を形成した。
【0008】すなわち、この日除けを駐車時に使用する
際には、直射日光の入りやすいフロントウインドウの内
側に配置するとともに、日除け本体に設けられた貼着部
を、フロントウインドウの内側面など車室内側の箇所に
貼着する。すると、この日除けは、貼着された状態で固
定される。
【0009】また、前記貼着部は、日除け本体の反射面
側に設けられており、当該貼着部で貼着して固定した状
態において、光を反射する前記反射面が車室外側とな
る。このため、フロントウインドウを介して進入した光
は、前記反射面によって車室外へ反射される。
【0010】そして、前記貼着部は、対象箇所への貼着
剥離を繰り返し行える粘着力を有した粘弾性体により形
成されている。このため、使用後において、前記貼着部
を剥離して固定状態を解除することができる。また、前
記貼着部は、貼着剥離を繰り返し行えることから、当該
日除けの繰り返し使用が可能となる。
【0011】また、請求項2の日除けにおいては、前記
日除け本体を、不透明なシート状の基材と、該基材の表
面側に積層され、光を反射する反射性を有した反射層
と、により構成した。
【0012】すなわち、日除け本体に照射された光は、
基材に設けられた反射層にて反射される。また、この反
射層下部の基材は、不透明なシート状に形成されている
ので、裏面への透過が防止される。
【0013】さらに、請求項3の日除けでは、前記日除
け本体を、シート状の基材と、該基材の表面側に積層さ
れた不透明な不透明層と、該不透明層の表面側に積層さ
れ、光を反射する反射性を有した反射層と、により構成
した。
【0014】すなわち、日除け本体に照射された光は、
基材に設けられた反射層にて反射される。また、この反
射層の下部には、不透明な不透明層が形成されているの
で、裏面への透過が防止される。これにより、不透明層
及び反射層が積層された基材が、透明性を有した部材で
あっても、基材裏面への光の透過が防止される。
【0015】加えて、請求項4の日除けにあっては、前
記日除け本体を、透明性を有したシート状の基材と、該
基材の裏面側に積層され、光を反射する反射性を有した
反射層と、該反射層の裏面側に積層された不透明な不透
明層と、により構成した。
【0016】すなわち、日除け本体に照射された光は、
透明性を有した基材を透過するとともに、該基材の裏面
に積層された反射層にて反射される。また、この反射層
の裏面には、不透明な不透明層が形成されているので、
裏面への透過が防止される。
【0017】また、請求項5の日除けにあっては、前記
日除け本体を、透明性を有したシート状の基材と、該基
材の表面側に積層され、光を反射する反射性を有した反
射層と、該基材の裏面側に積層された不透明な不透明層
と、により構成した。
【0018】すなわち、日除け本体に照射された光は、
基材の表面側に積層された反射層にて反射される。ま
た、透明性を有した基材の裏面には、不透明な不透明層
が形成されているので、裏面への透過が防止される。
【0019】さらに、請求項6の日除けにおいては、前
記貼着部を、前記粘弾性体がドット状に突設されてなる
多数の貼着ドットにより構成した。
【0020】すなわち、日除け本体より反射される光
は、反射面にて直接反射されるものと、突設された貼着
ドットを介して反射面で反射されるものとに分けられ
る。
【0021】加えて、請求項7の日除けでは、前記日除
け本体において、前記貼着部を配した面の反対面に離型
性面を有する。
【0022】すなわち、使用後に取り外した際には、簀
子巻状に巻き取って収納される。このとき、前記貼着部
が、反対面側の離型性面に貼着されることによって、簀
子巻形状が維持される。
【0023】一方、再使用時には、簀子巻状の日除けを
展開する。このとき、前記貼着部は、反対面に形成され
た前記離型性面に貼着されているので、容易に展開され
る。
【0024】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)
【0025】以下、本発明の第1の実施の形態について
図に従って説明する。図1は、本実施の形態にかかる日
除け1を示す模式断面図であり、該日除け1は、窓など
からの光の進入を防止する際に用いるものである。
【0026】この日除け1を構成する日除け本体11
は、不透明なシート状の基材12と、該基材12の表面
に積層され、光を反射する反射性を有した反射層13と
により構成されており、当該反射層13によって日除け
本体11表面には、反射面14が形成されている。
【0027】前記基材12は、不透明な白色に形成され
ており、その材質としては、塩化ビニール、ポリエステ
ル、ポリカーボネイト、PP、ウレタン等が挙げられ
る。なお、この基材12の色は、白色に限定されるもの
ではなく、他の色でも良いが、上部に積層される反射層
13の発色を良くするために白色が望ましい。
【0028】また、この基材12の表面に積層された前
記反射層13は、パール顔料を含有しパール色に光るパ
ールインキがスクリーン印刷された後、定着されて形成
されている。前記パールインキは、次に示す成分が各々
の配合比で構成されてなる。なお、下記において単位
は、全て「重量部」である。
【0029】 (1)パールインキ 一般例 特に良好な例 ポリエステル系樹脂使用溶剤型インキ:40〜90 83 パール顔料: 5〜60 15 添加剤:0.5〜5 2
【0030】なお、本実施の形態においては、前記反射
層13を、パール顔料を含有したパールインキにより形
成した場合を例に挙げたが、これに限定されるものでは
なく、メタリック顔料を含有した金属色に光るメタリッ
クインキ、蛍光色に光る蛍光顔料を含有した蛍光イン
キ、フォログラム顔料を含有した金属色に光るフォログ
ラムインキ、特殊アルミ材料を含有した金属色に光る高
輝度銀インキ(ミラーインキ)など、定着時に反射性を
発揮するインキにより形成することができる。
【0031】これらの場合に使用される各インキの成分
及び配合比を下記に示す。下記において、単位は、全て
「重量部」である。
【0032】 (2)メタリックインキ 一般例 特に良好な例 ポリエステル系樹脂使用溶剤型インキ:40〜90 83 金粉 No.33: 5〜50 15 添加剤:0.5〜5 2
【0033】 (3)蛍光インキ 一般例 特に良好な例 ポリエステル系樹脂使用溶剤型インキ:40〜90 83 蛍光顔料: 5〜60 15 添加剤:0.5〜5 2
【0034】 (4)フォログラムインキ 一般例 特に良好な例 ポリエステル系樹脂使用溶剤型インキ:40〜90 83 フォログラム顔料: 5〜60 15 添加剤:0.5〜5 2
【0035】 (5)高輝度銀インキ(ミラーインキ) 一般例 特に良好な例 溶剤型ワニス: 2〜20 10 特殊アルミ材料:50〜80 60 溶剤:10〜40 30
【0036】なお、上記(1)〜(5)においては、ポ
リエステル系樹脂使用溶剤型インキを使用するようにし
たが、これに限らず、アクリル、ウレタン樹脂などを使
用した溶剤型インキや、ロジン変性フェノール樹脂など
を使用した酸化重合型インキ、またUV硬化型インキを
使用しても、同様の効果が得られる。
【0037】そして、前記基材12の表面には、透明性
を有した多数の貼着ドット21,・・・からなる貼着部
22が設けられており、該貼着部22は、前記基材12
の角部23を除く略全面に形成されている。
【0038】前記貼着ドット21,・・・は、対象箇所
としての平滑面に貼着剥離を繰り返し行える粘着力を有
した粘弾性体からなる。ここで、粘弾性体とは、粘性と
弾性とを兼ね備えた物質であって、対象箇所に密着した
状態において粘着力が生じるものであり、この粘着力に
よって当該日除け1を、窓ガラス、自動車などのウイン
ドウ、ダッシュボード、車体等の起立した箇所にも貼着
した状態で固定できるように構成されている。
【0039】この貼着部22は、紫外線硬化型の貼着イ
ンキがスクリーン印刷により厚肉に点状塗布された後、
紫外線が照射され、定着されて形成されている。
【0040】すなわち、この貼着インキは、次に示す成
分が各々の割合で混合されてなる。なお、本明細書中の
%は、重量%を示すものとする。
【0041】 ウレタン系オリゴマー・・・・・・・・・・・・・・・ 30.0〜60.0% エポキシ系モノマー・・・・・・・・・・・・・・・・ 8.0〜15.0% エステル系モノマー・・・・・・・・・・・・・・・・ 25.0〜30.0% アセトフェノン系光開始剤・・・・・・・・・・・・・ 3.0〜 8.0% アシルホォスフィンオキサイド・・・・・・・・・・・ 3.0〜 8.0% エラストマー・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1.0〜10.0% アクリル系等に代表されるシリコンを含まない消泡剤・ 1.0〜 3.0% 重合禁止剤・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 0.1%
【0042】なお、前記貼着インキの塗布工程において
は、前記反射層13に、直接紫外線硬化型の貼着インキ
を塗布して、前記貼着部22を形成したが、反射層と貼
着部との密着性を強固にするために、反射層13と塗布
される貼着インキとの関係に応じて、反射層13に予め
透明なアンダーコート層を設け、このアンダーコート層
上に塗布インキを塗布して、前記貼着部22を形成して
も良い。
【0043】また、前記各インキを塗布する工程におい
ては、スクリーン印刷した場合についてのみ説明した
が、例えば、ロールコーター、あるいは、ナイフコータ
ーなどによって塗工する印刷方法により行っても良い。
【0044】さらに、前記日除け本体11において、前
記貼着部22を配した面の反対側である反対面は、前記
基材12を、塩化ビニール、ポリエステル、ポリカーボ
ネイト、PP、ウレタンにより形成することで、前記貼
着部22の貼着剥離を繰り返し行える離型性面24が形
成されている。なお、前述した材質以外により形成され
る場合には、シリコンコートすることで、前記離型性面
24を形成することができる。
【0045】以上の構成からなる本実施の形態におい
て、この日除け1を駐車時に使用する際には、図2に示
すように、直射日光の入りやすいフロントウインドウ3
1の内側に配置するとともに、日除け本体11に設けら
れた貼着部22を、前記フロントウインドウ31の内側
面32や枠部など車室内側に貼着する。すると、この日
除け1は、貼着された状態で固定される。
【0046】また、前記貼着部22は、日除け本体11
の反射面14側に設けられており、当該貼着部22を貼
着して固定した状態において、光を反射する前記反射面
14が車室外側となる。このため、フロントウインドウ
31を介して進入した光33を、前記反射面14によっ
て車室外へ反射することができる。よって、進入する直
射日光に起因した車室内温度の上昇を防止することがで
きる。
【0047】さらに、前記日除け本体11を、前記貼着
部22の粘着力によって貼着した状態で固定することが
できるので、前述した自動車のフロントウインドウ31
のように、上方へ向かうに従って内側に傾斜した部位へ
の内側からの設置が可能となる。
【0048】したがって、固定手段を備えないため、傾
斜したフロントウインドウ31に設置する際には、フロ
ントウインドウ31の外面上に載置し、かつフロントワ
イパーで押さえた状態で固定しなければならなかった従
来と比較して、車室外への配置が不要となる。よって、
設置した日除け1が、風雨によって飛ばされたり破損す
る等、外部環境の変化による影響を防止することができ
るとともに、悪戯等の対象となることを未然に防止する
ことができる。
【0049】そして、前記貼着部22は、対象箇所、つ
まりフロントウインドウ31への貼着剥離を繰り返し行
える粘着力を有した粘弾性体により形成されている。こ
のため、使用後において、日除け本体11の角部23か
ら捲って前記貼着部22を剥離することで固定状態を解
除することができる。
【0050】このとき、当該日除け本体11を簀子巻状
に巻き取って収納する。これにより、前記貼着部22
を、反対面側の離型性面24に貼着することができるの
で、簀子巻形状を維持することができ、収納性及び携帯
性を向上することができる。
【0051】一方、再使用時には、簀子巻状の日除け本
体11を展開する。このとき、前記貼着部22は、反対
面に形成された前記離型性面24に剥離自在に貼着され
ているので、容易に展開することができる。さらに、こ
の貼着部22は、貼着剥離を繰り返し行えることから、
当該日除け1の繰り返し使用が可能となる。
【0052】また、この日除け本体11は、不透明な白
色の基材12と、該基材12の表面に積層された反射層
13とにより構成されており、日除け本体11に照射さ
れた光33,・・・を、基材12に設けられた反射層1
3にて反射することができる。このとき、この反射層1
3下部の基材12は、不透明な白色に形成されているの
で、裏面、つまり車室内側への光33の透過を確実に防
止することができる。
【0053】さらに、前記貼着部22は、前記粘弾性体
がドット状に突設されてなる多数の貼着ドット21,・
・・により構成されており、日除け本体11に照射され
る光33は、前記反射層13により形成された反射面1
4にて直接反射されるものと、突設された貼着ドット2
1,・・・を介して反射面14で反射されるものとに分
けられる。このとき、前記貼着ドット21を透過する光
33は、図2に示したように、当該貼着ドット21にて
屈折される。これにより、総ての光33,・・・が平坦
な前記反射面14のみで反射する場合と比較して、乱反
射させることができ、反射光34a,34bを和らげる
ことができる。
【0054】(第2の実施の形態)以下、本発明の第2
の実施の形態について図に従って説明する。図3は、本
実施の形態にかかる日除け51を示す模式断面図であ
る。
【0055】この日除け51を構成する日除け本体61
は、シート状の基材62と、該基材62の表面に積層さ
れた不透明な白色の不透明層63と、該不透明層63の
表面に積層され、光を反射する反射性を有した反射層6
4とにより構成されており、当該反射層64によって日
除け本体61表面には、反射面65が形成されている。
【0056】前記基材62は、透明性を有しており、そ
の材質としては、一般的に入手が容易で安価な塩化ビニ
ール、ポリエステル、ポリカーボネイト、PP、ウレタ
ン等が挙げられる。
【0057】また、前記不透明層63は、前記基材62
の全面に渡って形成されており、当該不透明層63は、
ポリエステル系樹脂使用溶剤型白色インキが印刷された
後、定着されて形成され、白色に着色されている。この
色は、白色に限定されるものではないが、反射層64で
の発色を生かすために白色が有効である。
【0058】さらに、この不透明層63の表面に積層さ
れた前記反射層64は、第1の実施の形態と同様に、前
記パールインキ、メタリックインキ、蛍光インキ、フォ
ログラムインキ、高輝度銀インキ(ミラーインキ)のい
ずれかがスクリーン印刷された後、定着されて形成され
ている。
【0059】また、前記反射層64の表面には、透明性
を有した多数の貼着ドット71,・・・からなる貼着部
72が設けられており、該貼着部72は、前記日除け本
体61の角部73を除く略全面に形成されている。前記
貼着ドット71,・・・は、第1の実施の形態と同様
に、対象箇所への貼着剥離を繰り返し行える粘着力を有
した粘弾性体により構成されている。
【0060】そして、前記日除け本体61において、前
記貼着部72を配した面の反対側である反対面は、前記
基材62を、塩化ビニール、ポリエステル、ポリカーボ
ネイト、PP、ウレタンにより形成することで、前記貼
着部72の貼着剥離を繰り返し行える離型性面74が形
成されている。なお、前述した材質以外により形成され
る場合には、シリコンコートすることで、前記離型性面
74を形成することができる。
【0061】以上の構成からなる本実施の形態におい
て、この日除け51を駐車時に使用する際には、図4に
示すように、反射面65に設けられた貼着部72をフロ
ントウインドウ31の内側面32に貼着して固定した状
態で、車室内への直射日光の進入を防止することができ
る。これにより、第1の実施の形態と同様の効果を得る
ことができる。
【0062】また、この日除け本体61には、シート状
の基材62と、該基材62の表面に積層された不透明な
不透明層63と、該不透明層63の表面に積層された反
射層64とにより構成されており、日除け本体61に照
射された光33,・・・を、前記反射層64で反射する
ことができる。また、この反射層64の下部には、不透
明層63が形成されているので、裏面、つまり車室内側
への光33の透過を確実に防止することができる。これ
により、基材62を、透明性を有したプラスチックフィ
ルム等、入手が容易で安価な部材で構成することがで
き、低コスト化を図ることができる。
【0063】さらに、前記貼着部72は、前記粘弾性体
がドット状に突設されてなる多数の貼着ドット71,・
・・により構成されているので、第1の実施の形態と同
様に、反射光34a、34bを乱反射させて和らげるこ
とができる。
【0064】そして、前記貼着部72は、対象箇所、つ
まりフロントウインドウ31への貼着剥離を繰り返し行
える粘着力を有した粘弾性体により形成されている。こ
のため、使用後において、日除け本体61の角部73か
ら捲って前記貼着部72を剥離することで固定状態を解
除することができる。
【0065】このとき、当該日除け本体61を簀子巻状
に巻き取って収納する。これにより、前記貼着部72
を、反対面側の離型性面74に貼着することができるの
で、簀子巻形状を維持することができ、収納性及び携帯
性を向上することができる。
【0066】一方、再使用時には、簀子巻状の日除け本
体61を展開する。このとき、前記貼着部72は、反対
面に形成された前記離型性面74に剥離自在に貼着され
ているので、容易に展開することができる。また、この
貼着部72は、貼着剥離を繰り返し行えることから、当
該日除け51の繰り返し使用が可能となる。
【0067】(第3の実施の形態)以下、本発明の第3
の実施の形態について図に従って説明する。図5は、本
実施の形態にかかる日除け81を示す模式断面図であ
る。
【0068】この日除け81を構成する日除け本体91
は、透明性を有したシート状の基材92と、該基材92
の裏面に積層され、光を反射する反射性を有した反射層
93と、該反射層93の裏面に積層された不透明な白色
の不透明層94とにより構成されており、前記反射層9
3によって日除け本体91表面には、反射面95が形成
されている。
【0069】前記基材92は、透明性を有しており、そ
の材質としては、一般的に入手が容易で安価な塩化ビニ
ール、ポリエステル、ポリカーボネイト、PP、ウレタ
ン等が挙げられる。
【0070】また、前記反射層93は、前記基材92裏
面の全面に渡って形成されており、第1の実施の形態と
同様に、前記パールインキ、メタリックインキ、蛍光イ
ンキ、フォログラムインキ、高輝度銀インキ(ミラーイ
ンキ)のいずれかがスクリーン印刷された後、定着され
て形成されている。
【0071】さらに、前記不透明層94は、前記反射層
93裏面の全面に渡って形成されており、当該不透明層
94は、第2の実施の形態と同様に、ポリエステル系樹
脂使用溶剤型白色インキが印刷された後、定着されて形
成され、白色に着色されている。この色は、白色に限定
されるものではないが、反射層93での発色を生かすた
めに白色が有効である。
【0072】また、前記基材92の表面には、透明性を
有した多数の貼着ドット101,・・・からなる貼着部
102が設けられており、該貼着部102は、前記日除
け本体91の角部103を除く略全面に形成されてい
る。前記貼着ドット101,・・・は、第1の実施の形
態と同様に、対象箇所への貼着剥離を繰り返し行える粘
着力を有した粘弾性体により構成されている。
【0073】そして、前記日除け本体91において、前
記貼着部102を配した面の反対側である反対面は、前
記不透明層94によって、前記貼着部102の貼着剥離
を繰り返し行える離型性面104が形成されている。な
お、この離型性面104は、前記不透明層94によって
形成する以外の方法として、該不透明層94をシリコン
コートすることで、前記離型性面104を形成すること
ができる。
【0074】以上の構成からなる本実施の形態におい
て、この日除け91を駐車時に使用する際には、図6に
示すように、反射面95に設けられた貼着部102をフ
ロントウインドウ31の内側面32に貼着して固定した
状態で、車室内への直射日光の進入を防止することがで
きる。これにより、第1の実施の形態と同様の効果を得
ることができる。
【0075】また、この日除け本体91には、シート状
の基材92と、該基材92の裏面に積層された反射層9
3と、該反射層93の裏面に積層された不透明な不透明
層94とにより構成されており、日除け本体91に照射
され、基材92を透過した光33,・・・を、前記反射
層93で反射することができる。また、この反射層93
の下部には、不透明層94が形成されているので、裏
面、つまり車室内側への光33の透過を確実に防止する
ことができる。
【0076】さらに、前記貼着部102は、前記粘弾性
体がドット状に突設されてなる多数の貼着ドット10
1,・・・により構成されているので、第1の実施の形
態と同様に、反射光34a、34bを乱反射させて和ら
げることができる。これにより、第2の実施の形態と同
様に、基材92を、透明性を有したプラスチックフィル
ム等、入手が容易で安価な部材で構成することができ、
低コスト化を図ることができる。
【0077】加えて、反射面95を形成する反射層93
を表面側に有する第1及び第2の実施の形態と比較し
て、反射面95側に設けられた貼着部101,・・・を
前記基材92に直接形成することができる。これによ
り、貼着剥離の繰り返しによる前記反射層93の基材9
2からの不用意な剥離を確実に防止することができる。
【0078】そして、前記貼着部102は、対象箇所、
つまりフロントウインドウ31への貼着剥離を繰り返し
行える粘着力を有した粘弾性体により形成されている。
このため、使用後において、日除け本体81の角部10
3から捲って前記貼着部102を剥離することで固定状
態を解除することができる。
【0079】このとき、当該日除け本体91を簀子巻状
に巻き取って収納する。これにより、前記貼着部102
を、反対面側の離型性面104に貼着することができる
ので、簀子巻形状を維持することができ、収納性及び携
帯性を向上することができる。
【0080】一方、再使用時には、簀子巻状の日除け本
体91を展開する。このとき、前記貼着部102は、反
対面に形成された前記離型性面104に剥離自在に貼着
されているので、容易に展開することができる。また、
この貼着部102は、貼着剥離を繰り返し行えることか
ら、当該日除け91の繰り返し使用が可能となる。
【0081】なお、本実施の形態にあっては、日除け8
1を構成する日除け本体91を、透明性を有したシート
状の基材92と、該基材92の裏面に積層された反射層
93と、該反射層93の裏面に積層された不透明層94
とにより構成した場合を例に挙げて説明したが、これに
限定されるものでは無く、前記日除け本体91を、透明
性を有したシート状の基材92と、該基材92の表面側
に積層され、光を反射する反射性を有した反射層と、該
基材92の裏面側に積層された不透明な不透明層とによ
り構成しても良い。
【0082】この場合においても、日除け本体に照射さ
れた光を、前記反射層で反射することができる。また、
透明性を有した基材92の裏面側には、不透明な、好ま
しくは白色の不透明層が形成されていることから、裏面
への光の透過を前述と同様に防止することができる。さ
らに、裏面への光の透過を確実に防止することができる
ので、前述同様に、基材92をプラスチックフィルム等
の入手が容易で安価な部材で構成することができる。
【0083】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1の
日除けにあっては、固定するための貼着部が日除け本体
の反射面側に設けられており、当該貼着部を介して固定
した状態で、光を反射する反射面を車室外側に設定する
ことができる。これにより、フロントウインドウを介し
て進入した光を、前記反射面によって車室外へ反射し、
進入する直射日光に起因した車室内温度の上昇を防止す
ることができる。
【0084】また、前記貼着部が有する粘着力によって
日除け本体を対象箇所に貼着した状態で固定することが
できるため、自動車のフロントウインドウのように、上
方へ向かうに従って内側に傾斜した部位への内側からの
設置が可能となる。
【0085】したがって、固定手段を備えないため、傾
斜したフロントウインドウに設置する際には、フロント
ウインドウの外面上に載置し、かつフロントワイパーで
押さえた状態で固定しなければならなかった従来と比較
して、車室外への配置が不要となる。よって、設置した
日除けが、風雨によって飛ばされたり破損する等、外部
環境の変化による影響を防止することができるととも
に、悪戯等の対象となることを未然に防止することがで
きる。
【0086】そして、前記貼着部は、対象箇所への貼着
剥離を繰り返し行える粘着力を有した粘弾性体により形
成されている。このため、使用後において、前記貼着部
を剥離して固定状態を容易に解除することができる。ま
た、前記貼着部は、貼着剥離を繰り返し行えることか
ら、当該日除けの繰り返し利用が可能となる。
【0087】また、請求項2の日除けにおいては、前記
日除け本体を、不透明なシート状の基材と、該基材の表
面側に積層された反射層とにより構成することで、日除
け本体に照射された光を、基材に設けられた反射層にて
反射することができる。このとき、この反射層下部の基
材は、不透明なシート状に形成されているので、裏面へ
の光の透過を防止することができる。
【0088】さらに、請求項3の日除けでは、前記日除
け本体を、シート状の基材と、該基材の表面側に積層さ
れた不透明な不透明層と、該不透明層の表面側に積層さ
れた反射層とにより構成することで、日除け本体に照射
された光を、前記反射層で反射することができる。ま
た、この反射層の下部には、不透明層が形成されている
ので、裏面への光の透過を防止することができる。これ
により、基材を、透明性を有したプラスチックフィルム
等、入手が容易で安価な部材で構成することができる。
【0089】また、請求項4の日除けにあっては、前記
日除け本体を、透明性を有したシート状の基材と、該基
材の裏面側に積層された反射層と、該反射層の裏面側に
積層された不透明な不透明層とにより構成することで、
日除け本体に照射され前記基材を透過した光を、前記反
射層で反射することができる。加えて、この反射層の裏
面には、不透明な不透明層が形成されているので、裏面
への光の透過を前述と同様に防止することができる。
【0090】さらに、裏面への光の透過を確実に防止す
ることができるので、請求項3と同様に、基材をプラス
チックフィルム等の入手が容易で安価な部材で構成する
ことができる。また、反射面を形成する反射層を表面側
に有する請求項2及び3の場合と比較して、反射面側に
設けられた貼着部を前記基材に設けることができる。こ
れにより、貼着剥離の繰り返しによる前記反射層の基材
からの不用意な剥離を確実に防止することができる。
【0091】また、請求項5の日除けにあっては、前記
日除け本体を、透明性を有したシート状の基材と、該基
材の表面側に積層された反射層と、該基材の裏面側に積
層された不透明な不透明層とにより構成することで、日
除け本体に照射された光を、前記反射層で反射すること
ができる。加えて、透明性を有した基材の裏面側には、
不透明な不透明層が形成されているので、裏面への光の
透過を前述と同様に防止することができる。
【0092】さらに、裏面への光の透過を確実に防止す
ることができるので、請求項3と同様に、基材をプラス
チックフィルム等の入手が容易で安価な部材で構成する
ことができる。
【0093】さらに、請求項6の日除けにおいては、前
記貼着部を、前記粘弾性体がドット状に突設されてなる
多数の貼着ドットにより構成したので、日除け本体にて
反射される光を、反射面にて直接反射されるものと、突
設された貼着ドットを介して反射面で反射されるものと
に分けることができる。これにより、平坦な前記反射面
のみで反射する場合と比較して、乱反射させることがで
き、反射光を和らげることができる。
【0094】加えて、請求項7の日除けでは、前記日除
け本体において、前記貼着部を配した面の反対面を、貼
着部の貼着剥離を容易とする離型性面としたので、使用
後に簀子巻状に巻き取って収納することができる。ま
た、再使用時には、容易に展開することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す模式断面図で
ある。
【図2】同実施の形態の使用例を示す説明図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態を示す模式断面図で
ある。
【図4】同実施の形態の使用例を示す説明図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態を示す模式断面図で
ある。
【図6】同実施の形態の使用例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 日除け 11 日除け本体 12 基材 13 反射層 14 反射面 21 貼着ドット 22 貼着部 24 離型性面 31 フロントウインドウ 32 内側面 51 日除け 61 日除け本体 62 基材 63 不透明層 64 反射層 65 反射面 71 貼着ドット 72 貼着部 74 離型性面 81 日除け 91 日除け本体 92 基材 93 反射層 94 不透明層 95 反射面 101 貼着ドット 102 貼着部 104 離型性面

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート状の日除け本体に光を反射する反
    射面を形成し、該反射面側に、対象箇所への貼着剥離を
    繰り返し行える粘着力を有した粘弾性体からなる貼着部
    を形成したことを特徴とする日除け。
  2. 【請求項2】 前記日除け本体を、 不透明なシート状の基材と、 該基材の表面側に積層され、光を反射する反射性を有し
    た反射層と、 により構成したことを特徴とする請求項1記載の日除
    け。
  3. 【請求項3】 前記日除け本体を、 シート状の基材と、 該基材の表面側に積層された不透明な不透明層と、 該不透明層の表面側に積層され、光を反射する反射性を
    有した反射層と、 により構成したことを特徴とする請求項1記載の日除
    け。
  4. 【請求項4】 前記日除け本体を、 透明性を有したシート状の基材と、 該基材の裏面側に積層され、光を反射する反射性を有し
    た反射層と、 該反射層の裏面側に積層された不透明な不透明層と、 により構成したことを特徴とする請求項1記載の日除
    け。
  5. 【請求項5】 前記日除け本体を、 透明性を有したシート状の基材と、 該基材の表面側に積層され、光を反射する反射性を有し
    た反射層と、 該基材の裏面側に積層された不透明な不透明層と、 により構成したことを特徴とする請求項1記載の日除
    け。
  6. 【請求項6】 前記貼着部を、前記粘弾性体がドット状
    に突設されてなる多数の貼着ドットにより構成したこと
    を特徴とする請求項1から5にいずれか記載の日除け。
  7. 【請求項7】 前記日除け本体において、 前記貼着部を配した面の反対面に離型性面を有すること
    を特徴とする請求項1から6にいずれか記載の日除け。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104210335A (zh) * 2014-08-30 2014-12-17 常州市合达油泵有限公司 汽车遮阳帘

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