JP2002119771A - 遠隔操作式走行玩具 - Google Patents

遠隔操作式走行玩具

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JP2002119771A JP2000317894A JP2000317894A JP2002119771A JP 2002119771 A JP2002119771 A JP 2002119771A JP 2000317894 A JP2000317894 A JP 2000317894A JP 2000317894 A JP2000317894 A JP 2000317894A JP 2002119771 A JP2002119771 A JP 2002119771A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、走行車が走行方向に対してほぼ真横
方向に急速に方向変換が可能な遠隔操作式操作玩具を提
供する。 【解決手段】本発明の走行玩具は、走行車1の左右方向
変換をなす操舵機構8を、車体2を挟んで片側に有する
前輪5と後輪6との双方を組合わせかつ後輪6を前輪5
の幅方向側面から張り出る幅寸法で構成して一つの独立
した車輪組7とした一対の車輪組部と、各車輪組部7
を、車体2に対して、前輪5および6後輪が縦向きの姿
勢から横向きの姿勢までの間で車幅方向両側へ傾動可能
に支持させる支持部40と、一対の車輪組部を、コント
ローラー70からの方向変換を変える指示にしたがい旋
回方向内側へ倒す傾動機構45とを有して構成して、前
輪5および後輪6の倒れ具合から、小さな舵角に相当す
る方向変換からほぼ真横方向に向く最も大きな舵角に相
当する方向変換までの操舵を可能にしたことにある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遠隔操作式走行玩
具に係り、特に遠隔操作で与える指示により前輪および
後輪を旋回方向内側へ倒して走行方向の方向変換を可能
にした遠隔操作式走行玩具に関する。
【0002】
【従来の技術】定められたコースや広場などでは、コー
スや広場の特徴を利用して、遠隔操作式の走行玩具で遊
ぶことが行われている。
【0003】遠隔操作式走行玩具の多くは、コントロー
ラーからの無線操作で、自動車の外形を模したモータ駆
動やエンジン駆動の走行車を操ることに楽しさがある。
特に走行玩具は、コース上や障害物が有る広場などで、
他の走行車と競い、自分が遠隔操作している走行車が他
車には見られない動きで、走行方向を変えて、他車より
も速くカーブを駆け抜けたり障害物を避けたりすること
などに喜びを覚える。
【0004】こうした走行玩具には、車体を挟む前部両
側と後部両側とにそれぞれ一対の前輪と後輪を設け、こ
のうちの後輪、あるいは前・後輪の双方を駆動輪とし、
前輪を操舵輪とした操舵機構が用いられる。一般的な操
舵機構には、一対の前輪を車幅方向両側に左右方向に回
動自在に支持させ、これら前輪をステアリングロッドで
結び、このステアリングロッドを操舵用モータおよびラ
ック機構で車幅方向右側あるいは左側に駆動させて、前
側の二輪(前輪)を操舵させる構造が用いられている。
これで、直進走行中、一対の前輪が、直進の姿勢となる
中立位置から車幅方向右側あるいは左側へ操舵(回動)
されると、そのときの舵角で、走行車が右方向あるいは
左方向へ曲がるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、こうした操
舵機構は、前輪の向きを車幅方向右側あるいは左側へ向
かせる構造なので、構造上、前輪が横向きになるような
大きな舵角は得られない。
【0006】このため、例えば障害物の有るコースで遊
戯中、走行車がコースから離脱して壁面などの障害物に
対して真正面へ走行し、該障害物と近接する地点まで進
んだような場合、前輪の向きを変える操舵では障害物か
ら避けられない。
【0007】そのため、このときには走行車は、一旦、
その位置で停止してから、方向変換をしながら後退さ
せ、再び方向変換しながら前進させるという操作を行っ
て、障害物から避けて、再びコース上に復帰するという
動作が求められる。
【0008】こうした復帰動作は、面倒な上、遊戯の流
れが変ったり遊戯が中段されてしまうために、遊戯の面
白味が半減しまう。
【0009】本発明は上記事情に着目してなされたもの
で、その目的とするところは、走行方向に対してほぼ真
横方向に急速な方向変換を可能にして、走行中、障害物
などと接近するような状況でも、即、対応できるように
した遠隔操作式操作玩具を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載の遠隔操作式走行玩具は、走行車の左
右方向変換をなす操舵機構が、車体を挟んで片側に有す
る前輪と後輪との双方を組合わせかつ前輪および後輪の
いずれか一方を他方の幅方向両側面から張り出るような
幅寸法で構成して一つの独立した車輪組にした車体両側
の一対の車輪組部と、各車輪組部を、車体に対して、当
該車輪組部の前輪および後輪が縦向きの姿勢から横向き
の姿勢までの範囲で車幅方向両側へ傾動可能に支持させ
る支持部と、一対の車輪組部を、コントローラーからの
方向変換を変える指示にしたがい旋回方向内側へ倒す傾
動機構とを有して構成した。
【0011】この走行玩具は、例えばコントローラーか
らの指示により、直進走行している状態から、左右方向
のうちの一方向へ方向変換させるとする。すると、一対
の前輪および一対の後輪は、傾動機構により、直進姿勢
となる縦向きの姿勢から、旋回方向内側である車幅方向
片側へ向かって倒れ始める。
【0012】ここで、当初、各前輪および各後輪は、各
輪の外周面が地面と接地している。
【0013】しかし、この各前輪および各後輪が地面と
接地する地点は、前輪および後輪の倒れ角度が増すたび
に、各輪の外周面から次第に該外周面と側面とがなすコ
ーナー部分へと変わる。
【0014】このとき、前輪の幅寸法と後輪の幅寸法は
異ならせているから、各前輪および各後輪は、幅寸法の
差により前後方向に傾き、すなわち前傾あるいは後傾し
ながら、横向き姿勢へ向かう。
【0015】すると、各前輪および各後輪が地面と接地
する地点は、前輪および後輪の倒れ角度が増すたびに、
倒れる各前・後輪の車幅方向寄りのコーナー部分の地点
から車体前後方向寄りのコーナー部分の地点へと次第に
変わる。
【0016】ここで、車輪を回転させる駆動力は、前・
後輪の最も車幅方向寄りのコーナー部分の地点が地面と
接地するとき、車体前後方向に向かう力として強く表
れ、最も前後方向寄りのコーナー部分の地点が地面と接
地するにしたがって、車体前後方向の力が小さくその代
わりに車幅方向に向かう力が強く表れる。
【0017】このトラクションの変化により、車体は、
車輪が倒れることによる重心の変化だけでなく、前輪お
よび後輪の倒れ具合から、最も小さな舵角に相当する方
向変換からほぼ真横方向に向くような最も大きな舵角に
相当する方向変換までの操舵が可能となる。
【0018】これにより、車体は、コントローラーで指
示された通り、走行車の方向変換が行われる。しかも、
前輪および後輪が最大に倒れたとき、すなわち前輪およ
び後輪が横向き姿勢となるときは、車輪を回転させる駆
動力は、ほとんど車幅方向に向かう方向に作用するの
で、走行車を走行方向に対してほぼ真横方向に急速に方
向変換させられる。
【0019】それ故、たとえ走行車が障害物と近接する
地点まで進んだような場合でも、走行車は、ほぼ真横方
向の急速な方向変換を用いて、障害物を避けることが可
能となり、途中で遊戯を中断させたりせずに、走行車に
よる遊戯が楽しめる。
【0020】請求項2に記載の遠隔操作式走行玩具は、
上記目的に加え、さらに簡単な構造で、ほぼ真横方向の
急速な方向変換を実現されるよう、前記一対の車輪組部
を、車体の側部にそれぞれ配置され当該車体の側部に沿
って延びる一対の支持部材と、一対の支持部材の前部に
それぞれ回転自在に支持された前記前輪と、一対の支持
部材の後部にそれぞれ回転自在に支持された前記後輪
と、一対の支持部材にそれぞれ組付けられコントローラ
ーからの前進および後進の指示にしたがい作動する第1
のモータおよび該モータの駆動力を前輪及び後輪のうち
の少なくとも一方へ伝える第1のギヤ機構を有して構成
される第1の駆動機構とを有して構成し、前記一対の支
持部を、一対の車輪組部の各支持部材の中間部にそれぞ
れ外周面に沿って形成された一対の環状の受け面と、車
体の両側にそれぞれ形成され、一対の環状の受け面をそ
れぞれ車幅方向回りに回動自在に支持させる軸受部とを
有して構成し、前記傾動機構を、支持部材の外周面に設
けられ、歯部が該支持部材の周方向に沿って並ぶ歯車部
材と、車体に組付けられコントローラからの走行方向の
変更指示にしたがい作動する第2のモータおよび該モー
タの駆動力を歯車部材へ伝える第2のギヤ機構とを有し
て構成される第2の駆動機構とを有して構成したことに
ある。
【0021】請求項3に記載の遠隔操作式走行玩具は、
上記目的に加え、さらに部品点数を抑えた構造ですむよ
う、前記第2駆動機構を、モータが車体の車幅方向中央
に一つ配置され、第2のギヤ機構が該モータから各支持
部材の歯車部材へそれぞれ対称に配置された歯車列で構
成し、1つのモータからの駆動力が各歯車部材へ対称に
伝えられる構成としたことにある。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図1ないし図16
に示す一実施形態にもとづいて説明する。
【0023】図1および図2は本発明を適用した遠隔操
作式走行玩具であるラジコントロールの走行玩具の外観
を示し、図3〜図9はその走行玩具の各部の構造を示し
ている。
【0024】図1および図2に示されるように走行玩具
は、走行車である例えばレースカーの外形を模した電動
式4輪走行車1(以下、単に走行車という)と、この走
行車1を無線により遠隔操作するコントローラー70と
の組合わせから構成されている。
【0025】走行車1の車体2には、図3に示されるよ
うに平板状のシャーシ部材3と、このシャーシ部材3の
上部に組付く流線形をなしたボディ4とを組合わせた構
造が用いられている。そして、シャーシ部材3の上面に
は、走行に必要な各種機器が搭載されている。このシャ
ーシ部材3を含む同シャーシ部材3の周辺の構造が図4
に拡大して示されている。
【0026】同構造について説明すれば、図4中5はシ
ャーシ部材3の前部両側にそれぞれ配置された前輪、6
はシャーシ部材3の後部両側にそれぞれ配置された後輪
である。両前輪5,5および両後輪6,6は、いずれも
対をなす。各前輪5,5および各後輪6,6は、図5に
も示されるようにシャーシ部材3の車幅方向両側にそれ
ぞれ配置された車輪組部7,7で、車幅方向片側毎、一
組となるよう組合わせられている。車輪組部7,7は、
シャーシ部材3を挟んで左右方向で対となる。そのうち
片方(左側)の車輪組部7の構造が図6〜図8に示され
ている。
【0027】同車輪組部7の構造を説明すると、図6中
10は第1支持部材、11は同支持部材10の片面をカ
バーするように組合う第2支持部材(いずれも本願の支
持部材を構成する部材)である。このうち第1支持部材
10は、シャーシ部材3の車幅方向側部に沿って延びて
いて、両端部にはそれぞれ有底の短筒形をなした円形の
筒部12,12が縦向きに形成してある。なお、筒部1
2の底側はシャーシ部材3側に向いている。また短筒部
12、12間をつなぐ中間部12aは断面が半円形状に
形成してある。なお、中間部12aは、シャーシ部材3
とは反対側に開口する。
【0028】第2支持部材11は、支持部材10になら
って延びていて、両端には各筒部12,12の内底面の
中央部を覆う箱形のギヤケース部14,14を有する。
またギヤケース部14,14間の中間部14aは、中間
部12aと組合う半円形状に形成してある。この第2支
持部材11が、それぞれ筒部12の内底面、中間部12
aの端面と合わさるように組み合う。図8にも示される
ように各筒部12,12の底壁12xとこれに向き合う
各ギヤケース部14の側壁14xとには、両者間を貫通
するようにそれぞれ車軸15が挿通されている。そし
て、両壁12x,14xで、車軸15は回転自在に支持
させてある。各車軸15,15のうち、前部に配置され
た車軸15の各端部には、一対の浅皿状の車輪片16が
ねじ17(片側しか図示せず)で固定される。車輪片1
6は、いずれも筒部12の外径より大きな外径をもち、
また筒部12の外周部端を覆い隠すように組合わせられ
る。そして、これら車輪片16,16の組み合わせから
上記前輪5を形成している。また後部に配置された車軸
15の各端部には、一対の深皿状の車輪片20がねじ2
1(片側しか図示せず)で固定される。車輪片20は、
いずれも筒部12の外径より大きな外径をもち、また筒
部12の外周部端を覆い隠すように組合わせられる。そ
して、これら車輪片20,20の組み合わせから上記後
輪6を形成している。なお、後輪6の外径は、前輪5の
外径より大きく、また幅寸法は前輪5の幅方向両側面か
ら張り出る幅広の寸法に定めてある(外径:前輪小、後
輪大、幅寸法:前輪狭、後輪広)。
【0029】2つのギヤケース部14,14内には、図
6〜図8に示されるように前輪4および後輪6のうちの
少なくとも一方、ここでは前輪4と後輪6の双方を駆動
する走行駆動機構22(第1の駆動機構に相当)が収め
てある。走行駆動機構22には、図6〜図8に示される
ように後部のギヤケース部14内に、動力源となる走行
用のモータ23(第1のモータに相当)とギヤ機構24
(第1のギヤ機構に相当)とを組付け、同モータ23か
らの駆動力を、ギヤ機構24を通じて、後輪6および前
輪5の双方へ伝達する構造が用いられている。
【0030】同構造を具体的に説明すると、後部のギヤ
ケース部14内には、図6〜図8に示されるようにピニ
オン25が出力軸に付いた上記モータ23が横向きに収
められる。さらにギヤケース部14内には、複数の減速
用の平歯車26の組み合わせた後輪駆動用の伝達機構2
8が収められる。この伝達機構28により、モータ23
からの駆動力が、後部の車軸15に組付けてある平歯車
27へ伝達されるようにしてある。なお、モータ23、
伝達機構28は、底壁12xと側壁14xとで支持され
る。前部のギヤケース部14内には、一対の傘歯車29
が収めてある。この傘歯車29の出力側は、車軸15に
組付いている。またギヤケース部14,14間を結ぶ中
間部12a,14a内の細長の空間部分には、伝達シャ
フト30が回転自在に収められている。なお、図7に示
されるように伝達シャフト30の両端側は、それぞれ軸
受部30a(片側しか図示せず)で、支持部材10,1
1に回転自在に支持される。この伝達シャフト30の後
部側の端部は、一対の傘歯車31を介して、伝達機構2
8を構成している途中の平歯車27に接続してある。ま
た伝達シャフト30の前部側の端部は、ギヤケース部1
4内の傘歯車29の入力側に接続されている。これによ
り、モータ26の駆動力が、伝達シャフト30を通じ
て、前輪5へ導かれる。つまり、1つのモータ26によ
り、前輪5と後輪6との双方が同時に駆動されるように
してある。なお、この動力伝達系は、小径の前輪5、大
径の後輪6で直進走行を成立させるために、前輪5は後
輪6よりも速い周速で回転させる。
【0031】こうした構造から車輪組部7は、それぞれ
シャーシ部材3の車幅方向右側、シャーシ部材3の車幅
方向左側に適した一対のモジュール品にしてある。な
お、残る車輪組部7は、構造が同じなので、詳細な説明
は省略する。
【0032】これら車輪組部7,7が、図3および図5
に示されるように一対の支持部40(片側しか図示せ
ず)を用いて、シャーシ部材3の車幅方向両側から、側
方に台形状に張り出た左右一対の支持台部32にそれぞ
れ回動自在に支持される。同支持部40には、車輪組部
7の中間部12a,14aを、支持台部32と同支持台
部32を上側から覆うカバー33とで上下方向から回動
可能に挟み込む構造が用いてある。
【0033】具体的には、中間部12a、14aがなす
管状部分の両側には、端部寄りの外周面に一対の環状の
フランジ部34が形成されている。さらにフランジ部3
4と隣接した中間寄りの外周面には、外周面に沿って一
対の環状の受け面35が形成されている。支持台部32
の上面の前後部からは、図5に示されるように先端部が
ほぼ半円形状に切欠された一対の支持壁36が突き出て
いる。これにより、車輪組部7の中間部12a、14a
は、図5に示されるようにフランジ部34を支持台部3
2の支持壁36に添わせながら、支持壁36の先端部の
半円形状部36aに挿入することにより、フランジ部3
4で前後方向の動きが規制されながら、半円形状部36
aに受け面35が嵌まる。またカバー33は、図3に示
されるように中間部12a,14aがなす管状部分を収
めるための半円形状の筒部37を有している。この筒部
37の内面の前後部には、図4および図6に示されるよ
うに先端部がほぼ半円形状に切欠された一対の支持壁3
8(図4は部分的にしか図示せず、図5は片側しか図示
せず)が突き出ている。これにより、カバー33は、図
3に示されるように半円形状部36aの上側へ突き出て
いるフランジ部34に支持壁38を添わせながら、支持
台部32の上側を覆い隠すことにより、半円形状部36
aから突き出ている中間部12a,14aの上半分が支
持壁38の先端部の半円形状部38aに挿入される。つ
まり、車輪組部7の中間部12a,14aは、各支持壁
36,38で上下方向から回転可能に挟み込まれる。と
同時に軸方向には移動しないように規制される。これ
で、車輪組部7の中間部は、支持壁36,38で形成さ
れる軸受部39により、軸心回り、すなわち車幅方向回
りに回動自在に支持される。
【0034】こうした支持により、車輪組部7は、図1
に示されるように前輪5および後輪6が縦向き姿勢とな
る位置から図2に示される前輪5および後輪6が横向き
姿勢となる位置との間で傾動できるようにしている。
【0035】シャーシ部材3の上面には、図4および図
5に示されるように車輪組部7,7を傾動させる傾動機
構45が組込まれている。傾動機構45には、中間部1
2a,14aがなす管状部分の外周面に歯車部材、例え
ばU字形の歯車部材46をそれぞれ取付け、同歯車部材
46へ方向変換に必要な駆動力を伝える駆動機構47が
用いられている。具体的には、歯車部材46は、図5、
図6および図9に示されるように歯部46aが、中間部
12a,14aがなす管状部分の下部〜同じくシャーシ
部材3の中央に向く側〜同じく上部に渡り連続して並ぶ
ように取付けてある。駆動機構47は、図3、図4、図
5および図9に示されるようにシャーシ部材3の車幅方
向中央に組付けた1つの方向変換用のモータ48を有し
ている。同モータ48は、出力軸にピニオン49をも
ち、このピニオン49がシャーシ部材3の前方に向く縦
置きで配置させてある。このピニオン49からシャーシ
部材3の車幅方向両側へにはギヤ機構50(第2のギヤ
機構に相当)が組合わせてある。ギヤ機構50は、ピニ
オン49から、左右対称に複数の減速ギヤ51a〜51
d(例えば大ギヤと小ギヤとを同軸につないだギヤ)を
横方向に並設して構成される。これで、モータ48か
ら、両歯車部材46,46へ向かう対称な歯車列を形成
している。そして、最も車幅方向寄りに配置された左右
両側の減速ギヤ51d,51dが、U字形の歯車部材4
6,46に噛合い、モータ48からの駆動力が左右両側
の歯車部材46,46へ同時に伝達されるようにしてい
る。この駆動力の伝達により、車輪組部7,7が、同時
に中間部12a,14aの軸心回り、すなわちシャーシ
部材3の車幅方向回りへ回動できるようにしている。こ
れで、両側の車輪組部7,7の前・後輪5,6を、同時
に縦向き姿勢から旋回方向内側へ倒せる構造にしてい
る。なお、モータ48の出力軸には、所定の回転速度に
なるときにだけ、動力を接続する遠心クラッチ52が組
付けてある。
【0036】また中間部12a,14aがなす管状部分
には、図3〜図5に示されるようにモータ48の駆動力
で倒した車輪組部7をばね力で、縦向き姿勢に復帰させ
る復帰機構55がそれぞれ組込まれている。復帰機構5
5は、例えば中間部12a,14aがなす管状部分の外
面と、この周りを覆う支持台部32,カバー33の筒部
37内面との間に、2つの圧縮ばね57(一方しか図示
せず)で相互が連結された一対の略半円形状の変位部材
58(一方しか図示せず)を収める構造が用いられてい
る。例えば一対の変位部材58の一方は、上記管状部分
が時計方向にだけ片側の圧縮ばね57の弾性力に抗して
回動変位が許され、他方は、上記管状部分が反時計方向
にだけもう片側の圧縮ばね57の弾性力に抗して回動変
位が許されるようにしてある。具体的には、両変位部材
58の隣合う一端部を、上記回動方向の変位を許すよう
に、上記管状部分の外面に係止させる。そして、この係
止を用いて、変位部材58の一方は、管状部分が時計方
向に回動するとき、該管状部分に追従して回動変位する
よう、他方は管状部分が反時計方向に回動するとき、該
管状部部に追従して回動変位するようにしてある。具体
的には、両変位部材57の隣合う他端部を、上記回動方
向の変位を許す方向に筒部37の内面に係止させる。こ
れで、倒れる車輪組部7が、倒れる際に引き伸ばされる
圧縮ばね57の弾性力を用いて、縦向き姿勢まで戻れる
ようにしている。
【0037】なお、図3に示されるようにカバー33,
33間から露出する傾動機構45の各部(含むモータ4
8)は、ギヤカバー60で上側から覆い隠される。
【0038】こうした構造により、車体2の走行方向を
左右へ方向変換可能とした操舵機構8が構成される。
【0039】この操舵機構8が、コントローラー70か
らの指示により作動可能としてある。具体的には、図3
に示されるようにギヤカバー60の上部には、コントロ
ーラー70からの指示を受けて走行車1の走行を制御す
る制御部61が設置されている。
【0040】ここで、コントローラー70について説明
すると、図1に示されるようにコントローラー70は、
操作者が把持可能な大きさのケーシングで形成される本
体71を有している。この本体71の前面には、操作子
としての前・後進操作用のスライドノブ72、左・右ス
ピン旋回操作用のスライドノブ73、電源オンオフ用の
スライドスイッチ74が組付けてある。本体71の前端
部左側には、操作子としての左旋回操作用の押しボタン
75が組付けてあり、右側には操作子としての右旋回操
作用の押しボタン76が組付けてある。また本体71の
内部には、スライドノブ72,73、押しボタン75,
76からの各指示信号を無線で送信する送信機器77が
内蔵されていて、スライドノブ72,73、押しボタン
75,76の操作により、走行車1に対して、前・後進
や左右走行方向の変更やスピン旋回の指示が行えるよう
にしてある。なお、78は送信機器77の電源となるバ
ッテリ、79は本体71の前端部中央から突き出た送信
アンテナである。
【0041】これに対し制御部61には、図3に示され
るように例えばギヤカバー60の上面に着脱可能に組付
く回路基板62に、コントローラー70からの送信を受
ける受信機器、該受信した走行車1の指示にしたがい各
種モータ23,48の作動を制御可能とした各種の電子
素子63が搭載した構造が用いられている。詳しくは、
制御部61は、コントローラー70のスライドノブ72
が中立位置から前側へスライド操作されると、その指示
を受けて、各後輪6に内蔵の走行用の各モータ23,2
3を正転させて走行車1を前進させ、反対に後側へスラ
イド操作されると、各モータ23,23を逆転させて走
行車1を後退させる。またスライドノブ73が中立位置
から前側あるいは後側へスライド操作されると、各後輪
6に内蔵の各モータ23,23を一方は正転、他方は逆
転させて、走行車1を車体中心周り左方向あるいは右方
向へスピンさせる。また左側の押しボタン75が押し操
作されると、モータ48を正転させて各車輪組部7,7
を左側(旋回方向内側)へ倒し、前・後輪5,6を縦向
き姿勢から横向き姿勢に変え、走行車1の向きを左方向
に向かせる(左旋回)。右側の押しボタン76が押し操
作されると、モータ48を逆転させて各車輪組部7,7
を右側(旋回方向内側)へ倒し、前・後輪5,6を縦向
き姿勢から横向き姿勢に変え、走行車1の向きを右方向
に向かせる(右旋回)。といった各種の機能が設定して
ある。これら機能により、走行車1の走行に求められる
各種の動きが得られるようにしてある。
【0042】そして、制御部61は、箱形のカバー65
で、回路基板62の周囲が囲ってあり、外部から保護し
ている。なお、66は、シャーシ部材3から突き出るよ
うに組付けられた受信アンテナ、67は、制御部61、
各モータ23,48の電源となる、シャーシ部材3の後
部に着脱可能に組付けたバッテリを示す。
【0043】このように構成された走行玩具は、走行方
向がほぼ真横方向に急速に方向変換が行える特徴があ
る。
【0044】すなわち、広場やコースなどで、例えば図
13(a)に示されるように走行車1を直進走行させる
とする。
【0045】このときには、操作者(図示しない)は、
コントローラー70のスライドスイッチ74をオン操作
して電源をオンしてから、スライドノブ72を走行方向
と同じ前方向へスライドさせる。すると、この前進方向
に走行させる指示信号が、コントローラー70の送信ア
ンテナ79から送信される。
【0046】一方、走行車1は、この操作信号を受信ア
ンテナ66から受信している。制御部61は、この受信
した前進の指示にしたがい、各後輪6に内蔵の走行用の
モータ23,23を正転方向に作動させる。そして、こ
のモータ23からの駆動力が、ピニオン25から、伝達
機構28を通じて後輪6へ伝わると同時に、伝達シャフ
ト30を通じて前輪5へ伝わる。
【0047】このとき、前・後輪5,6は、車輪組部7
に組付けられている復帰機構55により、図1、図10
および図12(a)に示されるように直進走行の姿勢で
ある縦向き姿勢に保持されているから、走行車1は図1
3中のAの状態からBの状態のように前方へ向かって直
進する。
【0048】この直進走行の状態から、コントローラー
70の左側の押しボタン75を押す。
【0049】すると、走行車1の制御部61は、この左
方向に方向変更させる指示を受けて、方向変換用のモー
タ48を正転させ、ギヤ機構50を通じ、各車輪組部
7,7に組付けてあるU字形の歯車部材46を同時に駆
動する。ここで、各車輪組部7,7は、それぞれ軸受部
39で軸心回りに回動可能に支持されているから、旋回
内側となる左方向(図1および図3中の矢印L方向)に
傾く。これにより、シャーシ部材3の両側の前・後輪
5,6は、図12(b)に示されるように立て向きの姿
勢から、旋回方向内側となる車幅方向左側へ向かって倒
れ始め、左方向変換(左旋回)に必要なトラクションを
生み出す。 この点を説明すれば、当初、図1および
図10中の地点αで示されるように各前輪5および各後
輪6は、外周面が地面と接地している。
【0050】このときの前輪5および後輪6が地面と接
地する地点αは、図12(a),(b),(d)に示さ
れるように前輪5および後輪6の倒れ角度が増すたび
に、各輪の外周面から次第に該外周面と側面とがなすコ
ーナー部分へと変わる。
【0051】ここで、前輪5の幅寸法と後輪6の幅寸法
は異ならせているから、図11に示されるように前輪5
および後輪6は、幅寸法の差分、前傾(前輪5の幅寸
法:小、後輪6の幅寸法:大のため)しながら倒れる
(横向き姿勢)。
【0052】この傾きを受けて、前輪5および後輪6が
地面と接地する地点αは、前輪5および後輪6の倒れ角
度が増すたびに、図2、図11、図12(d)および図
13中のC状態に示されるように車幅方向寄りのコーナ
ー部分の地点から車体前方向のコーナー部分のβ地点へ
と次第に変わる。
【0053】この倒れがもたらす車輪の駆動力は、前・
後輪5,6のコーナー部分のうち車幅方向寄りの地点α
が地面と接地するとき、車体前後方向に向かう力として
強く表れ、同地点から最も前方向の地点βに接地が変わ
るにしたがって、車体前後方向の力が小さくその代わり
に車幅方向に向かう力が強く表れる。
【0054】このトラクションの変化により、車体2
は、前輪5および後輪6の倒れ具合から、さらには車輪
の倒れがもたらす車体2の重心の変化により、今までの
車輪を車幅方向に向かせる操舵機構では奏し得ない、最
も小さな舵角に相当する方向変換から、ほぼ真横方向に
向くような最も大きな舵角に相当する方向変換までの操
舵が行われる。
【0055】これにより、走行車1は、押しボタン75
の押し操作で指示された通り、左方向への旋回が行われ
る。
【0056】このとき、図13のC状態に示されるよう
に走行車1が、壁面などの障害物Pに対して、真正面か
ら同障害物Pと近接する地点まで直進したとする。
【0057】今までの前輪の向きを変える操舵では、障
害物Pが避けられないので、遊戯の中断が余儀なくされ
るが、前・後輪5,6を倒す操舵ではこのようなことが
なくない。
【0058】すなわち、直進走行中、左側の押しボタン
75の押し操作で、前輪5および後輪6を最大に倒す、
つまり前・後輪5,6を縦向き姿勢から横向き姿勢まで
倒せばよい。
【0059】このときには、車輪を回転させる駆動力
は、ほとんど車幅方向に向かう方向に作用するので、図
13中の走行軌跡Qに示されるように走行車1は走行方
向に対してほぼ真横方向へ円弧状の軌跡を描きながら急
速に方向変換する。
【0060】この方向変換により、走行車1は、真近か
に迫った障害物Pが避けられる。ついで、押しボタン7
4を戻せば、倒れた前・後輪5,6は、復帰機構55の
圧縮ばね57の弾性力により、図13中のD状態のよう
な車輪が縦向き姿勢となる直進走行状態に復帰し、障害
物Pの回避を終える。
【0061】また走行車1の直進走行中、コントローラ
ー70の右側の押しボタン76を押し操作すれば、先の
左旋回のときに説明したのと同様、図12(c)に示さ
れる旋回内側に倒れる前・後輪5,6により、右方向の
方向変換が行えたり、図13(b)に示されるように真
近かに迫った障害物Pを右方向の急旋回で回避したりで
きる。
【0062】このように、走行車1は、前・後輪5,6
が倒れる方式の操舵機構8を採用したことにより、今ま
での方向変換が行えることはもちろん、たとえ走行車1
が障害物と近接する地点まで進んだような場合でも、ほ
ぼ真横方向の急速な方向変換を行えば、遊戯が途中で流
れを変えたり中断させたりせずに楽しめる。
【0063】ほぼ真横方向の急速な方向変換は、図14
(a),(b)に示されるように走行車1が後退中、左
右方向で行うことも、図15(a)に示されるように前
進発進時から左右方向で行うことも、図16(a)に示
されるように後退発進時から左右方向で行うこともで
き、特徴のある急速な方向変換を用いて、走行車1によ
る遊戯を一層、楽しく行える。
【0064】特にほぼ真横方向の急速な方向変換は、前
・後輪5,6を一組として同時に駆動する構造だと、ス
ムーズに行える。しかも、前輪5および後輪6の一方
に、他方より外径が小さい車輪を用いると、横方向の動
きが変り、周速度の速い車輪、ここでは前輪5が先に進
みながら急旋回するという、周速度が速い小車輪(直進
走行は、小さな車輪が大きな車輪よりも速い回転速度で
行われるため)を用いた特徴の有る急速な方向変換が行
える。また図11に示されるように横に倒したときの前
・後輪5,6の接地部の径a,bの比率と、図10に示
される直進時の前・後輪5,6の外径c、dの比率とを
変えると、一層、横方向の動きが変り、一層、特徴のあ
る方向変換が行える。
【0065】またほぼ真横方向の急速な方向変換は、車
体2の前後方向に延びる支持部材10,11に、前・後
輪5,6および走行駆動機構22が組付いた一対の車輪
組部7を、軸受部39でシャーシ部材3の車幅方向両側
に回動自在に支持させ、同車輪組部7を車体2に組付け
たモータ駆動式の駆動機構47によって駆動するといっ
た構造で実現したので、簡単な構造ですむ。特に駆動機
構47には、シャーシ部材3の車幅方向中央にモータ4
8を1つ設置し、同モータ48から支持部材10,11
の外周面の歯車部材46へ対称に延びるギヤ列で駆動力
を伝達する構造を採用したので、駆動源を含む部品点数
が最小に抑えられ、一層、構造が簡単になる。
【0066】なお、本発明は上述した一実施形態に限定
されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲内で種
々変更して実施しても構わない。例えば上述した一実施
形態では、車輪組部の前輪と後輪との双方を、後輪に組
込んだモータで駆動するようにしたが、後輪だけを駆動
するようにしてもよい。もちろん、前輪だけを駆動する
ようにしてもよい。またモータも後輪でなく、前輪に組
込むようにしてもよい。
【0067】また一実施形態では、後輪の幅寸法を前輪
よりも厚くしているが、反対に前輪の幅寸法を後輪より
も厚くしてもよい。また一実施形態では、レースカーを
模したボディを用いたが、限らず、他の形状のボディで
もよく、ボディの有無ならびにボディ形状には限定され
るものではない。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載の発
明によれば、走行車は、車体両側の前・後輪の倒れによ
り、走行車の方向変換が行えるだけでなく、従来には無
い走行方向に対してほぼ真横方向に急速に旋回する方向
変換が可能となる。
【0069】それ故、走行車は、たとえ障害物などと接
近するような状況、例えば走行車が障害物と近接する地
点まで進んだような場合でも、ほぼ真横方向の急速な方
向変換を用いて、即、障害物を避けることが可能とな
り、途中で遊戯の流れを変えたり中断したりせずに、走
行車による遊戯を楽しむことができる。
【0070】請求項2に記載の発明によれば、上記効果
に加え、簡単な構造で、ほぼ真横方向の急速な方向変換
を実現することができるといった効果を奏する。
【0071】請求項3に記載の発明によれば、上記効果
に加え、車体組部を傾動させる第2駆動機構の部品点数
を抑えることができ、一層、簡単な構造ですむといった
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る遠隔操作式走行玩具
の走行車およびコントローラーの外観を示す斜視図。
【図2】同走行車の前・後輪が横向き姿勢となったとき
の状態を示す斜視図。
【図3】同走行車のシャーシ部材に組付けられている各
種機器を示す一部分解した斜視図。
【図4】同シャーシ部材に組付けられている各種機器を
拡大して示す斜視図。
【図5】同シャーシ部材から車輪組部を取り外した状態
の斜視図。
【図6】同車輪組部の構造を示す一部分解した斜視図。
【図7】同車輪組部に組付いている走行駆動機構を示す
斜視図。
【図8】同走行駆動機構のギヤ構造を概略的に示す平面
図。
【図9】同シャーシ部材に組付いている傾動機構のギア
構造を概略的に示す平面図。
【図10】前・後輪が縦向き姿勢になっているときの車
輪の接地状態を示す側面図。
【図11】前・後輪が横向き姿勢になっているときの車
輪の接地状態を示す側面図。
【図12】前・後輪が縦向き姿勢から左右へ横向き姿勢
に変化するときの車体前後方向から見た接地点の変化を
示す正面図。
【図13】前進(直進)走行中で行われる左右のほぼ真
横方向の急速な方向変換を説明するための平面図。
【図14】後退(直進)走行中で行われる左右のほぼ真
横方向の急速な方向変換を説明するための平面図。
【図15】前進の発進時に行われるほぼ真横方向の急速
な方向変換を示す平面図。
【図16】後退の発進時に行われるほぼ真横方向の急速
な方向変換を示す平面図。
【符号の説明】
1…走行車 2…車体 5…前輪 6…後輪 7…車輪組部 8…操舵機構 10,11…支持部材 22…走行駆動機構(第1の駆動機構) 23…走行用のモータ(第1のモータ) 24…歯車機構(第1のギヤ機構) 35…受け面 39…軸受部 40…支持部 45…傾動機構 46…歯車部材 47…駆動機構(第2の駆動機構) 48…方向変換用のモータ(第2のモータ) 50…ギヤ機構(第2のギヤ機構) 70…コントローラー。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体および該車体を挟む前部両側に一対
    の前輪を有し後部両側に一対の後輪を有し、さらに当該
    前輪および後輪のうちの少なくとも一方が駆動輪で構成
    され、かつ前記車体の走行方向に対する左右の方向変換
    が可能な操舵機構を有して構成される走行車と、前記走
    行車に前進および後進の指示や走行方向を変える指示を
    遠隔操作で与えるコントローラーとを備え、 前記操舵機構が、 前記車体のそれぞれ片側に有する前輪と後輪との双方が
    一組となるようを組合わせ、かつ当該前輪および後輪の
    いずれか一方を他方の車輪の幅方向両側面から張り出る
    ような幅寸法で構成して、一つの独立した車輪組にして
    なる一対の車輪組部と、 前記車体の車幅方向両側に前記一対の車輪組部を前記前
    輪および後輪が縦向きの姿勢となる位置と横向きの姿勢
    となる位置との間で傾動可能に支持させる一対の支持部
    と、 前記一対の車輪組部を、前記コントローラーからの方向
    変換を変える指示にしたがい旋回方向内側へ倒す傾動機
    構と、 を有して構成されることを特徴とする遠隔操作式走行玩
    具。
  2. 【請求項2】 前記一対の車輪組部は、 前記車体の側部にそれぞれ配置され当該車体の側部に沿
    って延びる一対の支持部材と、 前記一対の支持部材の前部にそれぞれ回転自在に支持さ
    れた前記前輪と、 前記一対の支持部材の後部にそれぞれ回転自在に支持さ
    れた前記後輪と、 前記一対の支持部材にそれぞれ組付けられ、前記コント
    ローラーからの前進および後進の指示にしたがい作動す
    る第1のモータおよび該モータの駆動力を前記前輪およ
    び後輪のうちの少なくとも一方へ伝える第1のギヤ機構
    を有して構成される第1の駆動機構と、 を有して構成され、 前記一対の支持部は、 前記一対の車輪組部の各支持部材の中間部にそれぞれ外
    周面に沿って形成された一対の環状の受け面と、 前記車体の両側にそれぞれ形成され、前記一対の環状の
    受け面をそれぞれ車幅方向回りに回動自在に支持させる
    軸受部とを有して構成され、 前記傾動機構は、 前記支持部材の外周面に設けられ、歯部が該支持部材の
    周方向に沿って並ぶ歯車部材と、 前記車体に組付けられ、前記コントローラーからの走行
    方向の変更指示にしたがい作動する第2のモータおよび
    該モータの駆動力を前記歯車部材へ伝える第2のギヤ機
    構とを有して構成される第2の駆動機構と、 を有して構成されることを特徴とする請求項1に記載の
    遠隔操作式走行玩具。
  3. 【請求項3】 前記第2の駆動機構は、前記第2のモー
    タが車体の車幅方向中央に一つ配置され、前記第2のギ
    ヤ機構が該モータから各支持部材の歯車部材へそれぞれ
    対称に配置された歯車列で構成され、前記1つのモータ
    の駆動力が各歯車部材へ対称に伝えられる構成としてあ
    る特徴とする請求項2に記載の遠隔操作式走行玩具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20160078580A (ko) 2014-12-24 2016-07-05 한국화학연구원 결정성이 높은 열전 필름의 제조방법
JPWO2015040748A1 (ja) * 2013-09-20 2017-03-02 株式会社東京ユニーク 2輪走行玩具及び2輪走行玩具と走行台との組み合わせセット

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