JP3236393U - 新規な玩具車両及び該玩具車両用の軌道システム - Google Patents

新規な玩具車両及び該玩具車両用の軌道システム Download PDF

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Abstract

玩具車両(100)は、細長い管状軌道の通路を通って移動する方向に位置合わせされた長手方向中心軸(130)を有し、該管状軌道は三次元に延在し、前記玩具車両(100)を少なくとも部分的に閉じ込める非線形経路を有する。玩具車両(100)は、第1の複数の並進要素(110)と第2の複数の並進要素(120)を含み、第1の複数の並進要素(110)は管状軌道の湾曲した内面と係合するために玩具車両(100)の長手方向中心軸(130)の周りに間隔を置いて配置された3つ以上の並進要素を含み、少なくとも1つの並進要素は、細長い管状軌道の通路を通って玩具車両(100)を駆動するように動力を供給される駆動並進要素であり、第2の複数の並進要素(120)は、管状軌道の湾曲した内面と係合するために、玩具車両(100)の長手方向中心軸(130)の周りに間隔を置いて配置された3つ以上の並進要素を含み、第1の複数の並進要素(110)の各並進要素と、第2の複数の並進要素(120)の各並進要素は、互いに独立して移動可能であり、玩具車両(100)の長手方向中心軸(130)から少なくとも半径方向外向きに付勢されている。【選択図】図1a

Description

本考案は、玩具車両の分野に関し、より具体的には玩具車両及び該玩具車両の軌道システムに関する。
レーシング、ディスプレイ、エンターテイメントなどのためのプラットフォームを提供することを含む、エンターテイメント用の多数の玩具車両及びそのような車両のための軌道システムが市場に存在する。
このような玩具車両及び軌道システムの基本例は、複数の軌道セグメントから形成され得る、軌道の境界内に車両を保持するように構成された軌道に沿って走行することができる重力駆動車両を含む。このような軌道システムのために、ある程度の柔軟性が付与されて、ユーザは軌道セグメントを結びつけることによって望ましい軌道構成を構成することができる。そのようなシステムは、ループ又は軌道に対する他の非平坦面の変形例を含んでもよい。
しかし、軌道の終わりに到達するために、車両が軌道システムの様々な態様を通過できるように十分な重力が維持されることを保証する必要から、システムの遊戯性又は刺激又は魅力は制限される。
このようなシステムは、単一の車両使用のため、又はレース用の二重軌道のために提供することができる。玩具車両は、典型的には軌道の駆動面と相互作用する一組の車輪を備えた玩具車両であり、軌道は横方向のドリフトを防止するために小さな側壁を含んでもよい。
玩具車両及び軌道システムの第2のタイプの別の例は、従来の「スロットカー」タイプを含む。これらの玩具車両は一般に実質的に平坦な表面上にレイアウトされた軌道を使用して、レースにおいて2台以上の車両が互いに並行して走行することを可能にする。軌道は、直線部分、曲線部分、又は8の字形のような有限数の構成内に構成することができる。
この玩具車両は、通常、軌道に埋め込まれた金属スロット又は溝を通して供給される電流によって駆動され、接触ブラシをスライドさせることにより車両内の電気モータに接触する電気接触表面を提供し、玩具車両は、通常、玩具車両の下側から軌道内のスロットに突き抜けるピンによって、側方に出ることが防止され、投入口に突き抜けて横ばいを防止し、各玩具車両が自身に指定された軌道を有するように、過剰な速度によって玩具車両が軌道から離れることを守り、切り替えを守って、それにより玩具車両が軌道を切換え、そのようにして移動の経路及び方向が予め定められている。このようなシステムは、軌道の電気的接点と電気的に通信するユーザが操作可能な電気スロットル装置によって、第1の基本的なタイプと比較して、ゲームプレイ及びプレイヤ、従ってプレイヤの玩具車両の入力を著しく多く提供し、それによって速度の変化を可能にするが方向の変化は可能ではない、従って、このようなシステムは、プレイヤー間のレース用の競合プラットフォームを提供する。
しかしながら、車両が予期せぬ且つ意図的でな、軌道から外れることがしばしばあり、軌道の配置はほとんど平面に限定されているという欠点が生じる。いくらかの上昇が許容されるが、これらは、玩具車両が牽引力を失わないことにはあまりに重要ではなく、突出したピンが軌道溝から外れ、それによっておそらく作動不能/駆動不能になる。
玩具車両の別の例は遠隔制御型玩具車両であり、該遠隔制御型玩具車両は、典型的な車の形態を含む多数の形態であり、自身の電源、速度制御器及び操縦機構を有する。遠隔制御型玩具車両は、一般に、軌道による制約の外での使用を意図しており、幾つかの競争的レースを行うことができるが、そのような玩具車両は、予め定められた軌道システムで使用するのには、容易には適応されない。
本考案は、玩具車両及び該玩具車両用の軌道システムを提供し、該玩具車両及び該玩具車両用の軌道システムが先行技術に関連する欠陥の少なくとも一部を克服又は改善することが目的である。
本考案は、いくつかの広い形態を含むことがある。本考案の実施形態は、本明細書に記載される異なる幅広い形態のうちの1つ又は任意の組み合わせを含むことができる。
第1の態様において、本考案は、細長い管状軌道の通路を通って移動する方向に位置合わせされた長手方向中心軸を有する玩具車両を提供し、該管状軌道は3次元に延在し、前記玩具車両を少なくとも部分的に閉じ込める非線形経路を有し、前記玩具車両は、第1の複数の並進要素と第2の複数の並進要素を含み、
第1の複数の並進要素は玩具車両の長手方向中心軸の周りに間隔を置いて配置され、細長い管状軌道の湾曲した内面と係合する2+2n個の並進要素を含み、ここでn=1以上の数であり、
第2の複数の並進要素は玩具車両の長手方向中心軸の周りに間隔を置いて配置され、細長い管状軌道の湾曲した内面と係合する2+2m個の並進要素を含み、ここでm=1以上の数であり、
第1の複数の並進要素の各並進要素と、第2の複数の並進要素の各並進要素は、互いに独立して移動可能であり、玩具車両の長手方向中心軸から少なくとも半径方向外向きに付勢されており、
少なくとも2つの並進要素の作動可能な回転速度を制御する制御システムを備え、前記少なくとも2つの並進要素は、駆動並進要素であり、
玩具車両が細長い管状軌道の通路を通過する際に、並進要素は細長い管状軌道の内面に向かって動かされ、少なくとも1つの駆動並進要素は細長い管状軌道の内面に動かされて内面との接触を維持し、少なくとも1つの駆動並進要素の回転は、玩具車両を細長い管状軌道を通って動かし、
非線形の通路を有する細長い管状軌道の通路の一部を通って玩具車両が動く際に、前記並進要素は、前記長手方向中心軸に対して移動し、前記長手方向中心軸に向かって付勢され、玩具車両が前記細長い管状軌道の内面に衝突するのを防止し、前記細長い管状軌道の内面に対して前記駆動並進要素の少なくとも1つが維持され、
玩具車両は平担面に向かって該平担面上に細長い管状軌道から出る際に、細長い管状軌道内に拘束されず、
(i) 玩具車両は、重力の影響の下で長手方向中心軸の周りに回転し、その結果、駆動並進要素が平担面に操作可能に係合し、
(ii) 制御システムは、玩具車両が駆動可能であるように、駆動並進要素の回転速度を操作可能に制御し、並進要素間の回転速度の差を提供することにより、玩具車両が平担面上にて操縦可能である。
第1の複数の並進要素の並進要素の数は、第2の複数の並進要素の並進要素の数と等しくなってもよい。
第1の複数の並進要素の各並進要素が、対応する第2の複数の並進要素の対応する並進要素と、長手方向中心軸の方向に一致してもよい。
第1の複数の並進要素は、4個の並進要素から構成されてもよいし、第2の複数の並進要素は、4個の並進要素から構成されてもよい。
駆動並進要素は、少なくとも同じ複数の並進要素である。
駆動並進要素は、第1の駆動並進要素のセット及び第2の駆動並進要素のセットを備えてもよい。
第1の駆動並進要素のセット及び第2の駆動並進要素のセットは、少なくとも同じ複数の並進要素のセットでもよい。第1の駆動並進要素のセット及び第2の駆動並進要素のセットは、同じ複数の並進要素であってもよく、第1の駆動並進要素のセット及び第2の駆動並進要素のセットは、長手方向中心軸の周りに交互に配置される。第1の駆動並進要素のセットの駆動並進要素は第1のモータによって駆動されてもよく、第2の駆動並進要素のセットの駆動並進要素は第2のモータによって駆動されてもよい。第1の駆動並進要素のセット及び第2の駆動並進要素のセットは、第1及び第2の複数の並進要素の両方である場合がある。第1の複数の並進要素及び第2の複数の並進要素の全ての並進要素は、駆動並進要素であってもよい。
第1の複数の並進要素及び第2の複数の並進要素の並進要素は、駆動並進要素であってもよく、長手方向中心軸の周りに等間隔で配置されてもよい。並進要素は、2つの車輪で構成されてもよい。
第2の態様において、本考案は、第1の態様に係る玩具車両と併せて使用するための延びた管状軌道を備えている。
管状軌道システムは、モジュール式であるのが好ましい。管状軌道システムは、3次元の構成であるのが好ましい。管状軌道システムは、平坦面に開口した開口システムであり、平坦面から管状軌道システムへの玩具車両の進入を許し、管状軌道システムから平担面への退出を許すのが好ましい。
管状軌道システムは、管状軌道システムに関連して、玩具車両の出入りのための少なくとも1つの漏斗要素を更に含んでもよく、周辺閉じ込め部材を更に含でもよく、それによって、周辺閉じ込め部材は、その中に遊戯領域を画定し、遊戯領域内に玩具車両を収容するために上方に延びる凹状の内側リップ部分を有する略細長い周囲構造を備える。
本考案は、添付の図面に関連して説明される。好ましいがこれらには制限されない実施形態の以下の詳細な説明から、より完全に理解されるであろう。
本考案に係る玩具車両の斜視図である。 (i)は図1cのA-A線に沿った図1aの玩具車両の断面図であり、(ii)は図1cのB-B線に沿った図1aの玩具車両の断面図である。 図1aの玩具車両の端面図を示す。 (i)は、図1b(i)の玩具車両の第1の位置における屈曲要素の概略側面図であり、(ii)は、図1b(i)の玩具車両の第2の位置及び屈折位置における屈曲要素の概略側図である。 (i)は、図1a乃至図1cの玩具車両の2つの平面的な「H」形ハウジング部の写真表現であり、(ii)は、図1e(i)の2つの平面的な「H」形ハウジング部を部分的に組み立てられた構成で写真表現したものである。(iii)は、図1e(ii)の2つの平面的な「H」形ハウジング部を完全に組み立てられた構成で写真表現したものである。(iv)は、(i)の2つの平面的な「H」形ハウジング部を完全に組み立てられた構成で、且つ側面パネルとノーズコーンアセンブリを含んで、写真表現したものである。 管状軌道の内側の図1aの玩具車両の端面図を示す。 管状軌道の内側の図2aの玩具車両の斜視図を示す。 図2a及び図2bの玩具車両の端面図を示し、管状軌道から出て、部分的に地表面に係合している。 図2a、図2b及び図3aの玩具車両の端面図を示し、玩具車両は管状軌道から出て、完全に地表面に係合している。 (i)は、本考案に係る玩具車両の第1の実施形態を第1の角度の回転で示す概略図である。(ii)は、(i)の玩具車両の実施形態を第2の角度の回転で示す概略図である。(iii)は、(ii)の玩具車両の実施形態を第3の角度の回転で概略表現したものである。(iv)は、(i)の玩具車両の実施形態を第4の角度の回転で示す概略図である。 本考案に係る玩具車両の第2の実施形態の概略図である。 本考案に係る玩具車両の第3の実施形態の概略図である。 本考案に係る玩具車両の第4の実施形態の概略図である。 本考案に係る玩具車両の第5の実施形態の概略図である。 本考案に係る玩具車両の第6の実施形態の概略図である。 本考案に従い、玩具車両とともに使用するための管状軌道の更なる構成を示す。 本考案による玩具車両に使用するための管状軌道システムのさらなる構成を示す図であり、凹状の内側リップと案内溝と突起とを有する漏斗状の入口要素と、開放された外部の遊戯領域を囲む凹状の内側リップを有する周辺閉じ込め部材とを有する。 図8の漏斗状の入口要素と図8の凹状の内側リップと案内溝と突起を示す。 本考案に従った管状軌道の管状軌道要素の第1の例を示す。 本考案に従った管状軌道の管状軌道要素の第2の例を示す。 本考案に従い、管状軌道の管状軌道要素の第3の例を示す。 本考案に係る玩具車両及び管状軌道システムの概略図を示す。 本考案に係る管状軌道システムの第4の例を示す。 本考案に係る管状軌道システムの更なる一例を示したものである。 本考案に係る玩具車両と併せて使用する手持ち式遠隔制御装置の側面図を示したものである。
本考案は、玩具車両及び軌道システムに向けられ、それは、先行技術のものと比較してユーザにとっての更なる遊戯の魅力を提供する。
本考案は、管状軌道内及びそのような管状軌道の外側の地面上の両方で操作可能な玩具車両を提供する。
特に、本考案の実施例では、玩具車両が操作可能で、少なくとも以下の両方が可能な、細長い管状軌道を含む玩具車両とその軌道システムを提供する。
(i) 細長い管状軌道を通過した際に、衝突や妨害を受けることなく、かつ牽引力を失うことなくかなりの屈曲部を横断すること。
(ii) 細長い管状軌道を出る際に、細長い管状軌道の外側の平担面上にて運転性と操縦性の両方を有し、それによって平担面は、起伏又は傾斜が含まれる。
(iii) 細長い管状軌道を出るときの車両の向きにかかわらず、玩具車両は、どちらの車輪が地表面と係合しているかにかかわらず、外側の平担面上で直ちに駆動可能で操縦可能である。
本考案は、(i)、(ii)及び(iii)の全ての属性を備えた玩具車両及び軌道システムを提供することにより、先行技術の玩具車両及び軌道システムの欠陥、制限、複雑さ及び非効率性に対して、堅固で、エレガントで、多用途の解決策を提供する。
「平坦面」という用語は、管状軌道の外側の領域を参照して用いられてきたが、当業者は、当業者が平坦面には起伏や傾斜が含まれている可能性があることを理解し、「平坦面」という用語は、3次元平面を排除するものではないので、本考案における「平坦面」という用語は、2次元平面のプレイ領域に限定されたり、制限されたりするものではない。
特に、細長い管状軌道から出て、管状軌道システムの外側の平坦面上に配置されると、玩具車両のその長手方向中心軸を中心とする向きにかかわらず、玩具車両は、このような外側平坦面上で駆動可能であり、操縦可能である。
更に、本考案の実施形態では、玩具車両は操縦可能であり、管状軌道システムは、玩具車両の管状軌道システムへの再突入を可能にし、かつ提供するように適合されている。
更に、以下に詳細に記載する玩具車両の運転性及び操縦性は、細長い管状軌道から出る車両の向きによって、及び並進要素及びこのような並進要素を制御するモータの新規性があり革新的な配置によって、変更されたり影響を受けたりしない。
本考案は、玩具車両の方向性にかかわらず、またどの並進要素又は車輪が地表面に係合しているか、又は接しているかにかかわらず、管状軌道から出るときに、玩具車両の制御された操縦性を提供することが重要である。詳細に説明するが、このことは、本考案の特定例の実施によって便利に達成され、これは以下に再度詳述し、かつ詳細に開示され、玩具車の方向性を確認するためのセンサシステムを使用するなどして、玩具車両が移動する地表面にどの車輪又は並進要素が係合しているかにかかわらず、システムは、どの車輪が地表面に係合しているかを決定する必要がなくなり、車両の操縦性を提供することの大きな利点及び利益を提供する。
本考案によって提供されるような革新は、以下を備えた運転性と操縦性を有する玩具車両を提供する。
(i) センサシステムや配置などに依存することなく優れた本来の駆動性と操縦性。
(ii)センサシステム等の省略の結果としての操作可能性の信頼性の増大。
(iii) 組立工程における電子部品の削減による製造・組立の容易化。
(iv) 回路や入力・処理要件の減少により信頼性が向上した制御システム。
(v) 部品の削減による製造コストの削減。
(vi) 部品の減少、及び制御システムの複雑さの低下による単位コストの減少。
(vii)玩具車両とその構成要素のための、より堅牢で、信頼性があり、シンプルな駆動性と操縦性の機能。
更に、本考案は、システムが展開され、利用される領域の制約に関係なく設計上の自由度を有する管状軌道システムを提供し、利用可能な遊戯領域に基づいて、また、ユーザの望みに基づいて管状軌道システムのレイアウトを設定するユーザのための構成上の自由度を提供する。
非線形の細長い管状軌道、及び管状軌道の外部の平坦面上の両方を通って移動することができ、本考案によって提供されるような制御性及び操縦性を有することができる玩具車両の提供、二重機能及びそれによる玩具車両の運転性及び操縦性は、細長い管状軌道を出る際の車両の向きによって変更又は影響を受けない。
並進要素とそのような並進要素を制御するモータの新規性のある革新的な配置は、どの車輪又は並進要素が地表面に係合しているかを決定する必要性を取り除くという重要な利点及び利益を提供し、当該技術分野において他の玩具車両及びそのシステムと区別される玩具車両などの向き、及びその利点を確認するためのセンサシステムは、提供されておらず、先行技術内で提案、暗示、又は予想されていない。
さらに、本考案の実施形態は、管状軌道システムが配備されている物理環境を利用するための汎用性と柔軟性を高めるとともに、管状軌道システムの構成における創造性の向上を提供するなど、管状軌道システムの構成の強化された構成も提供する。このように、そのような汎用性によって、興味と遊戯の魅力が増大している。
従って、その幾何学的形状及び形状が配置の物理的環境に限定されないシステムに加えて、多種多様な構成を提供することにより、ユーザはユーザが規定する軌道のレイアウトを提供することができ、これはユーザ又はプレイヤの興味を高めることができる。
さらに、本考案の実施形態は、軌道システムを3次元に構成することを可能にし、従って、以下を提供する。
(i) システムが配置されている物理的な遊戯領域の利用の向上。
(ii) 軌道構成のレイアウトにおける柔軟性の向上、及び
(iii) 遊戯領域のために管状軌道に加えて平坦面を利用すること。
本考案によれば、玩具車両は以下を備える。
- 玩具車両の長手方向中心軸の周りに離れて位置して、細長い管状軌道の内面と係合する2+2n個の複数の並進要素を備え、ここでn=1以上である、第1の複数の並進要素と、
- 玩具車両の長手方向中心軸の周りに離れて位置して、細長い管状軌道の湾曲した内面と係合する2+2m個の複数の並進要素を備え、ここでm=1以上である、第2の複数の並進要素とを備え、
第1の複数の並進要素の各並進要素及び第2の複数の並進要素の各並進要素は互いに独立して動作可能であり、玩具車両の長手方向中心軸から少なくとも半径方向外向きに付勢され、
- 少なくとも2つの並進要素の作動可能な回転速度を制御する制御システムを備え、前記少なくとも2つの並進要素は、駆動並進要素である。
細長い管状軌道の通路を通過する玩具車両の使用及び通過の際にて、並進要素は細長い管状軌道の内面に向かって動かされ、少なくとも1つの駆動並進要素は細長い管状軌道の内面に動かされて内面との接触を維持し、少なくとも1つの駆動並進要素の回転は、玩具車両を細長い管状軌道を通って動かす。
更に、非線形の通路を有する細長い管状軌道の通路の一部を通って玩具車両が動く際に、玩具車両は、非線形の通路を有する細長い管状軌道の通路の一部を通って走行し、前記並進要素は、前記長手方向中心軸に対して移動し、前記長手方向中心軸に向かって付勢され、玩具車両が前記細長い管状軌道の内面に衝突するのを防止し、前記細長い管状軌道の内面に対して前記駆動並進要素の少なくとも1つが維持される。
平坦面に向かって細長い管状軌道から出て、細長い管状軌道内に拘束されない玩具車両にて、
(i) 玩具車両は、重力の影響の下で長手方向中心軸の周りに回転し、その結果、駆動並進要素が平坦面に操作可能に係合する。
(ii) 制御システムは。玩具車両が駆動可能であるように、駆動並進要素の回転速度を操作可能に制御し、並進要素間の回転速度の差を提供することにより、玩具車両が平坦面上にて操縦可能である。
図1a、図1b、図1cを参照し、本考案に係る玩具車両100の実施形態を示す。図1aでは、説明を容易にするために、図1cでは省略されている本体部材101及び駆動伝達ガード104が示されている。
玩具車両100は、非線形経路を有する細長い管状軌道の通路を通る移動の方向と整合する、長手方向中心軸130を有し、非線形経路は3次元に延び、少なくとも部分的には該玩具車両100を限定する。
玩具車両100は、長手方向中心軸130を有しており、管状軌道の通路を通過して移動することができる。管状軌道は異なる交差区間を有する可能性があり、玩具車両100の移動能力は、特定の断面又は幾何形状に限定されない。本実施形態では、玩具車両は、内面が湾曲した円形横断面を有する管状軌道を通って走行する。
玩具車両100は、軌道の湾曲した内面と係合するために、玩具車両100の長手方向中心軸130のまわりに離間された第1の複数の並進要素110を含み、更に、軌道の湾曲した内面と係合するために玩具車両100の長手方向中心軸130のまわりに離間された第2の複数の並進要素120を含む。
本実施形態では、第1の複数の並進要素110は4つの並進要素110を含み、第2の複数の並進要素は4つの並進要素120を含む。並進要素は、本実施形態において、一対の車輪である。
しかしながら、後述する他の実施形態及び代替の実施形態においては、複数の並進要素の各々について4つ以上の並進要素があり、これは6、8、10のような偶数の並進要素である。
従って、少なくとも4つ及び偶数個の第1の並進要素(2+2n、ここでn=1以上)及び第2の並進要素(2+2m、ここでm=1以上)が存在し、ここでn及びmは整数であり、玩具車両の長手方向中心軸の周りに間隔を置いた整数である。
本実施形態では、全ての並進要素は、細長い管状軌道の通路を通って玩具車両を駆動するように動力が供給される駆動並進要素であるが、他の実施形態及び代替実施形態では、全ての並進要素は、必ずしも駆動並進要素である必要はない。
第1の複数の並進要素110の各並進要素及び第2の複数の並進要素120の各並進要素は、互いに独立して移動可能であり、玩具車両100の長手方向中心軸130から少なくとも半径方向外向きに付勢され、その結果、長手方向中心軸130に向かって動かされると、各並進要素は長手方向中心軸から半径方向外側に動かされる。本実施形態について、以下、図1eを参考に、さらに詳しく検討する。
このような可動で半径方向外向きに付勢された並進要素110、120は、玩具車両100が非線形経路を有する軌道の一部分を通って走行するとの条件で、少なくとも1つの駆動並進要素が、細長い管状軌道を通る玩具車両100の運動が維持されるように、細長い管状軌道の湾曲した内面に接触して維持され、また、玩具車両100が、重要なことに、細長い管状軌道の内面に衝突しないようにする。
従って、互いに対して半径方向に独立して移動可能である並進要素110、120により、玩具車両100が管状軌道のきつい曲がり又はターンを通過することが可能になり、玩具車両100が管状軌道の非直線部分を通過する際に衝突することがないことを可能にする。
図1cの線A-Aに沿った縦断面図である図1b(i)に示されるように、第1の複数の並進要素110の並進要素110aと第2の複数の並進要素120の並進要素120aは、第1の複数の歯車140によって駆動される。
重要なことは、図1cのB-B線に沿った長手方向断面図である図1b(ii)に示されるように、第1の複数の並進要素110の並進要素110b及び第2の複数の並進要素120の並進要素120bは、第1の複数の歯車150によって駆動されることである。
従って、また重要なことには、直径方向に対向する並進要素110aと、直径方向に対向する並進要素120aとが、歯車のセット140の1つによって駆動される。一方、直径方向に対向する並進要素110b、及び直径方向に対向する並進要素120bは、他の歯車のセット150によって駆動される。
理解されるように、隣接する並進要素110aと110b、及び並進要素120aと120bは、異なる歯車のセットによって駆動される。第1の電気モータ(図示せず)が第1の歯車のセット140を駆動し、第2の電気モータ(図示せず)が第2の歯車のセット150を駆動する。
従って、隣接する並進要素110a及び110b、ならびに120a及び120bは、異なるモータによって駆動及び給電される。
そのように、第1のモータ及び第2のモータを互いに対して速度を変化させると、隣接する並進要素110a及び110b、並びに120a及び120bの間で相対速度が変化することになる。
従って、以下にさらに詳細に説明するように、また、理解されるように、隣接する並進要素110a及び110b、並びに120a及び120bの間のこの差動相対速度は、車両が地上にあり、細長い管状軌道の通路内にはないときに、地表面上に2つの隣接する並進要素110a及び110b、並びに120a及び120bが存在することになるので、玩具車両100の操縦を可能にする。
従って、独立して駆動され、半径方向外向きに独立して移動可能な複数の円周方向に延びる並進要素の隣接する地上並進要素を有する新規性及び進歩性のある概念は、以下の玩具車両を可能にする。
(i) 細長い管状軌道を通る際に、衝突や妨害が無く、牽引力を失うことなく、可成りの曲げ部を横断する。
(ii) 細長い管状軌道を出る際に、細長い管状軌道の外側の平坦面上で駆動可能でかつ操縦可能であること、それにより、平坦面上には、起伏又は傾斜が含まれる。
(iii) これは、細長い管状軌道を出るときの車両の向きに拘わらず、どちらの車輪が平坦面状の地表面と係合しているかに拘わらず、玩具車両は管の外側の平坦面上で直ちに駆動可能であり、操縦可能である。
玩具車両100は、電源を含み、この電源は、本実施形態では、電気モータに電力を供給する2つのバッテリユニット170a、170bである。
並進要素110及び120が半径方向外向きに付勢されるために、螺旋コイルばね、板ばね、螺旋ばね、空気ばね又は屈曲要素等のような付勢要素が設けられる。
より具体的には、図1d(i)及び図1d(ii)に示されるように、玩具車両の本体部材101の一部である突起176及び177に支えられている、図1b(i)にも描かれている屈曲要素175である。
本実施形態においては、並進要素110及び120は、その幾何学的形状及び寸法と共に形成される弾性的性質により、図1d(ii)に示すような力178によって急激に内側に動かされた場合、屈曲要素175によって半径方向外向きに付勢され、その結果、並進要素110及び120が半径方向外向きに動かされる復活力が誘発される。このような半径方向外向きの力は、玩具車両100が細長い管状軌道を横切るときに、細長い管状軌道の内面に対して並進要素110及び120を付勢し、従って、車両が電気モータによって軌道を通って駆動される十分な牽引力を有するように、軌道の内面との十分な接触及び係合を維持する。
図1e(i)から図1e(iv)を参照し、本考案に係る玩具車両100の一実施形態の組立を図示して実証した。
図1e(i)に示されるように、玩具車両100は、2つの平面状の「H」形状のハウジング部101a及び101bとして設けられ、それらは、夫々図1b(i)及び図1b(ii)を参照して上述した歯車のセット140、150、ならびに夫々支持並進要素110a、120a、110b及び120bを収容する。
図1e(ii)を参照すると、2つの平面的なハウジング部101a、101bは、2つの平面的なハウジング部101aと101bから形成される車両の長手方向軸の周りに互いに90°に回転変位される。注目されるように、2つの平面的なハウジング部101a、101bは、「H」形状のハウジング部101a及び101bの長い部材の間に配置された相補的なスロットによって一緒にスロットが付けられており、これは、図1e(iii)に示すように完全に一緒にされると、図示のように玩具車両100の本体部材101を形成するようになっている。
図1e(iv)を参照すると、側部パネル102とノーズコーン組立体103が、本体部材101に固定され、完成した玩具車両100を形成するようになっている。
図2a及び図2bを参照すると、細長い管状軌道245内の玩具車両200の端面図が示されており、図1d(i)及び図1d(ii)に示されるように、螺旋コイルばね、板ばね、螺旋ばね、空気ばね又は屈曲要素等のような付勢要素によって、第1の並進要素210は細長い管状軌道245の内壁247に付勢される。
付勢要素は、玩具車両200が上述のように細長い管状軌道245を横切るとき牽引力を維持するように、並進要素が細長い管状軌道245の内壁247に対して付勢されることを維持する。
図3a及び図3bを参照すると、玩具車両200が細長い管状軌道245から出るとき、第1の並進要素210aは、最初は、隣接する地表面290に係合される。
具体的に図3bに示すように、玩具車両200は、図示されていないが、頁の外に延びる軸であると理解されるであろう、その長手方向軸の周りを重力の影響下で回転し、その結果、並進要素210bも隣接する地表面290と係合する。
本考案の上記説明及び開示から理解され、かつ明らかであるように、玩具車両200は現在、隣接する地表面290上にて駆動可能で操縦可能であるように位置づけられる。
見られるように、かつ理解されるように、細長い管状軌道245を出るときに玩具車両200の向きにかかわらず、玩具車両200は、いずれの並進要素が地表面と係合しているかにかかわらず、直ちに、駆動可能であり、管の外側の面上で操縦可能である。上記のように、隣接する並進要素は別々のモータによって独立して駆動されるので、玩具車両の方向性に関係なくこのような操縦性を提供し、再び、どの並進要素又は車輪が地表面に係合しているか、又は車両の長手方向軸に関する方向性を決定する必要がなくなる。このような能力を具現化する本考案の利点と利益については、上述したとおりである。
図4a(i)から図4a(iv)を参照し、本考案に係る玩具車両400Aの正面概略図が示され、上記玩具車両に関して説明したように、玩具車両に具体化した特性と特徴を備えている。
玩具車両400Aは、並進要素410a、410b、410c、410dの第1のセットを含み、これらの要素は、例えば、本実施形態では、頁の外に延びる長手方向中心軸の周りの円周に等間隔で配置された車輪である。しかしながら、他の又は代替の実施形態では、並進要素410a、410b、410c、410dは、必ずしも等しく、又は均等に距離をおく必要はない。
符号420aによって概略的に表され、並進要素410a及び410cに給電し駆動する第1のモータ及び駆動アセンブリ、及び符号420bによって概略的に表され、並進要素410b及び410dに給電し駆動する第2のモータ及び駆動アセンブリが図示される。
容易に観察されるように、本考案によれば、地表面に係合された並進要素410a及び410bは、異なるモータ及び駆動アセンブリ420a及び420bによって動力を供給され、上述したように、これは、地表面での車両400Aの駆動及び操縦の両方を提供し、それによって、操縦は、並進要素410a及び410b間の差動回転速度によって行われる。
車両が、例えば図4a(ii)において並進要素410b及び410cが地表面に係合されるような方向を向いている場合、モータ及び駆動アセンブリ420aが並進要素410cを制御し、モータ及び駆動アセンブリ420bが並進要素420bを制御するので、モータ及び駆動アセンブリ420a及び420bの速度を制御することによって容易に行うことができる並進要素の回転速度の変動によって、再び駆動及び操縦が達成され得る。理解されるように、並進要素410a及び410dは、地表面と係合していないが、それらは、依然として回転し、夫々並進要素410c及び410bと同じ速度となる。
図4a(iii)を参照すると、並進要素410c及び410dが、モータ及び駆動アセンブリ420a及び420bによって夫々制御されるので、並進要素410c及び410dが、地表面に係合しているときは、並進要素410c及び410d間の異なる回転速度によって、再び操縦を行うことができる。
同様に、図4a(iv)に示されているように、並進要素410d及び410aが、モータ及び駆動アセンブリ420b及び420aによって夫々制御されるので、並進要素410d及び410aが、地表面に係合しているときは、並進要素410d及び410a間の異なる回転速度によって、再び操縦を行うことができる。
図4a(i)から図4a(iv)の実施形態と同様の配置である図4bを参照して、各並進要素430a、430b、430c、430dは夫々モータ及び駆動アセンブリ440a、440b、440c、440dによって独立に駆動され制御される。
繰り返しになるが、地表面に係合するいかなる隣接する並進要素も、異なるモータ及び制御アセンブリによって駆動され、制御されることから、操縦は上述したような方法で実行することができる。
しかしながら、理解されるように、制御を容易にするために、玩具車両400Bが管状軌道から出るときにユーザは、どの並進要素が地表面に係合されるかを容易に制御することができず、従って、駆動及び操縦のために、夫々の並進要素に動力を供給する各モータ及び駆動アセンブリが、各交互の並進要素に動力を供給するモータ及び駆動アセンブリと一緒に動作可能に制御されることが、必要とされる。
従って、モータ及び駆動アセンブリ440a及び440cは、互いに連動して制御され、一方、モータ及び駆動アセンブリ440b及び440dは、互いに連動して制御される。
このように、車両400Bの方向性にかかわらず、また、どの並進要素が地表面に係合しているかにかかわらず、並進要素のグループは2つのみであり、各グループは他方から独立に制御可能である。
従って、理解されるように、本考案は、並進要素間の異なる回転速度による操縦を提供することができる。
(i) 偶数個の並進要素が存在し、それにより、車両が管状軌道から出て、2つの並進要素が地表面と係合するようにその長手方向軸線の周りを回転するとき、地面との係合を提供するために少なくとも4つの並進要素が存在しなければならない。
(ii) 隣接する並進要素が異なるモータ及び駆動アセンブリによって駆動される。
(iii) 並進要素のグループは2つしかなく、各グループは互いに独立して制御され得る。
図5aを参照すると、玩具車両500Aは、6つの並進要素510a、510b、510c、510d、510e及び510fを備えている。並進要素510a、510c、510eは、モータ及び駆動アセンブリ520bによって駆動及び制御され、並進要素510b、510d、510fは、モータ及び駆動アセンブリ520aによって駆動及び制御される。
従って、かつ理解されるように、玩具車両500Aの向きに拘わらず、かつ2つの並進要素が地表面に係合されるにも拘わらず、1つの地面に係合した並進要素はモータ及び駆動アセンブリ520aによって駆動及び制御され、他方の隣接する地面に係合した並進要素はモータ及び駆動アセンブリ520bによって駆動及び制御され、従って、上述のように、及び本考案に従った、地表面に係合した並進要素の回転速度の差によって操縦性を提供する。
図5bを参照すると、玩具車両500Bは、6つの並進要素530a、530b、530c、530d、530e及び530fを有し、夫々モータ及び駆動アセンブリ540a、540b、540c、540d、540e及び540fによって駆動及び制御される。
モータ及び駆動アセンブリ540a、540c及び540eは、一致して一緒に制御され、そしてモータ及び駆動アセンブリ540b、540d及び540f及び540fは、一致して一緒に制御され、そして並進要素の2つのグループのみが存在し、そして各グループは、他方から独立して制御可能である。
従って且つ理解されるように、玩具車両500Bの方向性にかかわらず、また2つの並進要素が地表面に係合されるにも拘わらず、一方の地表面に係合した並進要素は、モータ及び駆動アセンブリグループ540a、540c及び540eによって駆動及び制御され、他方の隣接する地表面に係合した並進要素は、モータ及び駆動アセンブリグループ540b、540d及び540dによって駆動及び制御され、従って、上記及び本考案に従ったような地表面に係合した並進要素の回転速度の差による操縦性を提供する。
図6aを参照すると、玩具車両600Aは、8つの並進要素610a、610b、610c、610d、610e、610f、610g及び610hを有する。並進要素610a、610c、610e及び610gは、モータ及び駆動アセンブリ620aによって駆動及び制御され、並進要素610b、610d、610f及び610hは、モータ及び駆動アセンブリ620bによって駆動及び制御される。
従って、理解されるように、玩具車両600Aの向きに拘わらず、また、2つの並進要素が地表面に係合されているにも拘らず、一方の地表面に係合した並進要素は、モータ及び駆動アセンブリ620aによって駆動及び制御され、他方の隣接する地表面に係合した並進要素は、モータ及び駆動アセンブリ620bによって駆動及び制御され、従って、上述のように、及び本考案に従った、地表面に係合した並進要素の回転速度の差による操縦性を提供する。
図6bを参照すると、玩具車両600Bは、8つの並進要素630a、630b、630c、630d、630e、630f、630g及び630hを有し、それによって、並進要素630a、630c、630e及び630gは、モータ及び駆動アセンブリ640a及び640cによって駆動及び制御され、それによって、並進要素630b、630d、630f及び630hは、モータ及び駆動アセンブリ640b及び640dによって駆動及び制御される。
モータ及び駆動アセンブリ640a及び640cは、一致して一緒に制御され、モータ及び駆動アセンブリ640b及び640dは、一致して一緒に制御され、並進要素の2つのグループのみが存在し、且つ各グループは、互いに独立して制御可能である。
従って、理解されるように、玩具車両600Bの方向性にかかわらず、且つ2つの並進要素が地表面に係合されるにも拘わらず、1つの地表面に係合した並進要素は、モータ及び駆動アセンブリグループ640a及び640cによって駆動及び制御され、また、他方の隣接する地表面に係合した並進要素は、モータ及び駆動アセンブリグループ640b及び640dによって駆動及び制御され、上記のような、本考案に従った、地表面に係合した並進要素の回転速度の差による操縦性を提供する。
図4a(i)から図6bを併せて見ると、図は端面であるため、玩具車両の一方の端における第1の複数の並進要素のみが示され、これらは当該車両の第1の端部に向けて配置される。理解されるように、車両の第2の端部に向かう対応する第2の複数の並進要素が存在するであろう。
実施形態において、第2の対応する複数の並進要素は受動要素であってもよく、これらは全く給電されない。
あるいは、また、図1a乃至図1cを参照して説明したように、対応する前部及び後部の並進要素に給電され、同じ電気モータによって給電されてもよい。
また、理解されるように、他の又は代替の実施形態においても、また、例として、第1の複数の並進要素の代替の並進要素は、異なるモータの同じモータにより給電され、かつ、これらの給電された並進要素間の並進要素は、給電されないだろう。そして、第2の複数の並進要素については、代替の並進要素には動力が供給されてもよく、それらの動力が供給された並進要素間の並進要素に動力が供給されなくてもよく、第2の複数の並進要素の動力が供給された並進要素は、オフセットされており、第1の複数の並進要素の動力が供給された並進要素と整列していないので、例えば、左前部の並進要素に動力が供給され、右後部の並進要素に動力が供給され、2つの並進要素間に速度差を与えることによって、操縦を行うことができる。
他の実施形態及び代替の実施形態において、
(i) 第1及び第2の複数の並進要素には必ずしも同じ数の並進要素がある必要はなく、
(ii)並進要素は、必ずしも中心軸に対して均等に配置される必要はない。
(iii) 第1の複数の並進要素の並進要素、次いで第2の複数の並進要素の並進要素は、必ずしも長手方向に整列される必要はない。
(iv) 長手方向軸の反対側の並進要素には、回転速度の差を介して操縦性を提供するように動力を供給することが好ましいが、いくつかの実施形態では、地表面に係合される別個に動力を供給される並進要素は、長手方向の中心軸の同じ側にあっても、異なる横方向オフセットであってもよい。
本考案の範囲及び定義に該当する並進要素及び取決めの組合せは無数にあるが、少なくとも車両の方向性にかかわらず、かつ、どの並進要素が地表面に係合しているかにかかわらず、本考案の範囲及び取決めには、車両の方向性にかかわらず、第1のモータ及び駆動アセンブリにより動力が供給される少なくとも1つの給電された並進要素が作動的に地表面に係合し、第1のモータ及び駆動アセンブリにより動力が供給された少なくとも1つの並進要素が作動的に地表面に係合し、これら2つの給電された並進要素の速度差により、玩具車両は地表面上にて駆動可能及び操縦可能である。
当業者にも理解されるように、このような取決めはまた、本考案に従い、本質的に、玩具車両を三次元に細長い非線形経路を有する細長い管状軌道を通して走行させることを可能にする。
図7を参照すると、本考案による玩具車両と共に使用するための管状軌道700の構成が示されている。図示されるように、管状軌道700は、開いた外部の遊び領域を画定する平坦面720上に配置され、開口部730及び750を有し、該開口部を通って玩具車両が管状軌道700から出るか又は管状軌道700に入ることができる。
図8を参照すると、本考案による玩具車両と共に使用するための平担面810上の管状軌道800の構成が示され、該管状軌道800は入口漏斗850として張り出し入り口要素と、周辺スカート840によって規定される周辺領域内の遊戯領域を規定する周辺スカート840とを備えている。
入口漏斗850は、玩具車両が管状軌道800に入るのを助けるものであり、周辺スカート840は、凹状に湾曲した面及び上方に伸びる面を含んでおり、その上には、玩具車両の少なくとも一部が、所定の遊戯領域内に保持されるように、面に沿って移動することができる。遊戯領域により、夫々が制御可能な2台以上の玩具車両を同時に使用でき、競争的なレース環境を提供する。
当業者によって認識されるように、入口漏斗850は、考案の範囲から逸脱することなく、周辺スカート840と一体的に形成されてもよい。
図9を参照すると、図8の入口漏斗920の実施の形態の詳細な図が示されており、入口漏斗は、玩具車両が管状軌道に入るように通過することができる入口開口部922を含み、玩具車両を平坦面又は遊戯領域から管状軌道に向かって誘導するために、管状軌道に向かって収束する複数の誘導部分924を含む。その誘導部分は一連の収束した溝及び/又は突起である。入口漏斗920は、入口開口部922に向かって玩具車両をさらに案内するように、上方に延びる湾曲リップ926を含む。
理解されるように、管状軌道はモジュール式であり、ユーザが構成可能であり、図10aに示されるU字曲部、図10bに示されるようなS字曲部、又は図10cに示されるようなループ要素のような種々の管状要素が組み込まれる。その他の要素、例えば、曲げ部、U字湾曲部、コードスクリュー要素等が使用され、組み込まれることもある。
図11を参照すると、本考案による玩具車両及び管状軌道システム1100の一例の略図が示されている。システム1100は、管状軌道1120と、図8を参照して上述したものと同様の遊戯領域1160とを含み、本実施例では、2つの玩具車両1140a及び1140bが設けられ、夫々が玩具車両1140a及び1140bを制御するための遠隔制御装置1180a及び1180bを有する、遊戯領域1160を横断して出て管状軌道1120に入ることができるように、他の実施形態と同様に、管状軌道1120は、個々の管状要素から形成されてもよく、その結果、管状軌道は、ユーザによって組み立てられ構成されてもよい。
図12は、本考案に従い、玩具車両とともに使用するための管状軌道1200を示している。管状軌道1200は、地表面1220上に位置し、垂直方向に延在するように描かれる。管状軌道は、U字湾曲部1230、傾斜部1240、直線垂直部1250、及び直線水平部1260を含む複数の部分を含む。
本考案の実施形態において、管状軌道1200は、モジュール式であり、ユーザ好みの配置に設定することができる。管状軌道1200は、3次元に延在してもよく、種々の角度及び傾斜で傾斜してもよい。
図13を参照し、本考案に係る軌道システム1300の概略図を示す。システム1300は、本考案の玩具車両が出るための出口端部1360を含む管状軌道1340と、玩具車両が管状軌道1340に入るための入口漏斗1350とを含む。システム1300はさらに複数の軌道延長要素1370a、1370b及び1370cを含む。
このシステムは、遊戯領域1330を平面と規定する垂直周縁壁1390によって阻止された領域1310に展開される。本例では、周縁壁1390は、第1の開口部1320と、該第1の開口部との間の経路を規定する第2の開口部1320bを備えている。領域1310は、リビングルームのような部屋であってもよいし、第1の開口部1320及び第2の開口部1320bは、人が移動する通路を規定する出入口であってもよい。
軌道延長要素1370a、1370b及び1370cは領域1310に展開され、遊戯経路は管状軌道1340の出口端部1360から延長要素1370aを通して、延長要素1370cを経て延長要素1370bを経て入口漏斗1350に戻る。そのように、玩具車両は領域1310内の大きな遊戯領域を利用することを可能にする軌道システム1300を介して駆動されてもよい。
従って、このシステムは、3次元で配備されている領域を最適化するために利用することができる。3次元では、管状軌道1340は、軌道延長要素1370a、1370b及び1370cにより更に遊戯領域1330を利用して、システム1300のいかなる物理的要素又は構成要素にも支障されることなく、開口部1320と開口部1320aの間を歩くことができる。
そのように、システム1300は、例えばリビングルーム内で3次元領域を使用する汎用性を提供して、空間の垂直方向及び水平方向の両方の寸法を利用する一方で、空間の他の人/ユーザに対する領域1310の有用性のいかなる減少も同時に最小化しながら、ユーザへの遊戯の魅力を維持する。これは、軌道は空間の大きな2次元領域を占める比較的広い指定区域を敷設することが要求され、部屋を移動したり利用したりする者に障害を引き起こし、また、空間/区域の全体的な使用を最大化するために、利用されない場合には、典型的には分解され、撤去されることが要求される、という先行技術のシステムとは対照的である。
本システムの実施形態では、軌道延長要素1370a、1370b及び1370cは、スラロームゲートとして設けることができ、ユーザは、そこを通って玩具車両を駆動することが要求され、前のゲートを通過するまで次のゲートに進むことができない。或いは、ユーザは、再びゲートを通過しようとする資格を得るために、管状軌道1340に再び入って通過することを要求されるかもしれない。
他の実施形態では、玩具車両がゲートをうまく通過するかどうかを判定するための電子検出器が設けられてもよく、ゲートを通過して成功した通過を電子的にスコアに保持するための機能が設けられてもよい。
同時に2台以上の車両が使用されて、人が予め定められた期間内に多くのゲートを通るために互いに競争するレースタイプゲームが生じることがある。このシステムには数多くのプレイ/ゲームスキームが実施され、プレイヤの興味を高めるために様々な構成が展開される可能性がある。
図14を参照すると、本考案による玩具車両とともに使用するための手持ち式遠隔制御装置1400が示されている。手持ち式遠隔制御装置1400は、矢印Aの方向1415へ前方移動可能かつ後方移動可能なトリガ制御部1410を含む。
使用者は、トリガ制御部1410を前方向に動かして、玩具車両を第1の方向に駆動することができ、トリガ制御部1410を逆方向に促して、玩具車両を反対の第2の方向に駆動するとともに、玩具車の速度を変化させることができる。
操縦ハンドル1420が設けられ、該操縦ハンドル1420は、玩具車両を第1の方向に操縦するために、時計回り方向に回転可能1425であり、第1の方向とは反対方向に玩具車両を操縦するために、反時計回り方向に回転可能である。
手持ち式遠隔制御装置は、玩具車両の無線制御を提供するためのアンテナ1430と、モードを変更し、任意の特徴等を呼び出すためのボタン1440とを含む。
上記実施形態を参照して説明したように、上記の考案に従い、管状軌道内と、そのような管状軌道の外側の平担面及び外側の両方で操作可能である玩具車両が提供される。
「平坦面」という用語は、管状軌道の外側の領域を参照して用いられてきたが、当業者は、平坦面には起伏や傾斜が含まれている可能性があることを理解し、「平坦面」という用語は、3次元平面を排除するものではないので、本考案における「平坦面」という用語は、2次元平面の遊戯領域に限定されたり、制限されたりするものではない。
特に、本考案の実施形態は、玩具車両が操作可能であり、少なくとも以下の両方が可能である管状軌道を含む玩具車両とその軌道システムを備える。
(i) 管状軌道を移動するときに、衝突や妨害を受けず、牽引力を失うことなくかなりの曲げ部を移動する。
(ii) 管状軌道から出ると、管状軌道の外側の平坦面上で、駆動可能かつ操縦可能であり、それによって、平坦面表面は、起伏又は傾斜を含んでもよい。
(iii) 細長い管状軌道を出る際の車両の方向性にかかわらず、玩具車両は、地上又は車両の方向にどの車輪が係合しているかを判定する必要なく、又は、例えば、地表面などにどの車輪が係合しているかを判定するための任意のセンサタイプシステムを含む必要なく、即座に外面上で駆動可能でかつ操縦可能である。
本考案は、(i)、(ii)及び(iii)の全ての属性を備えた玩具車両及び軌道システムを提供することにより、本考案は、先行技術の玩具車両及び軌道システムの欠陥、制限、複雑さ及び非効率性に対して、堅固で、エレガントで、汎用性のある解決策を提供する。
有利なことには、管状軌道から出て管状軌道の外側の外部の平坦面上に配置されると、玩具車両の長手方向中心軸を中心とする向きとは無関係に、玩具車両は、このような外部の平坦面上で、駆動可能であり、操縦可能である。
さらに、有利なことには、本考案の玩具車両の運転性及び操縦性は、細長い管状軌道を出る際の車両の方向性に変更されないか、又は影響されず、また、このような並進要素及び該並進要素を制御するモータの新規且つ革新性のある構成は、どの車輪が地面又は車両の方向性に関与しているかを決定する必要性を排除するという重要な利点及び利益をもたらし、適切な車輪が動力を供給され、又は駆動されて操縦性を提供する。
本考案によって提供される革新性は、運転性と操縦性を備えた玩具車両を提供する。
(i) センサシステムやセンサ装置に依存することなく優れた本来の運転性と操縦性。
(ii) センサシステム又は方向性決定システム又はセンサの無力化の結果としての操作可能な信頼性の増加。
(iii) 組立工程での部品減少による製造・組立の容易さ。
(iv) 回路、入力及び処理要件の減少により信頼性が向上した制御システム。
(v) 部品の削減による製造コストの削減。
(vi) 部品の減少、及び複雑な制御システムの低減による単位コストの減少。
(vii) 玩具車両とその構成要素のための、より堅牢で、信頼性があり、シンプルな運転性と操縦性の機能。
さらに、本考案は、垂直方向にも構成することができる管状軌道システムを提供し、従って、システムが展開されることができる使用可能領域の効率がより高くなる。さらに、軌道延長要素を有する実施形態においては、第3の垂直方向に加えて、空間等のより大きな2次元領域で使用可能なシステムが配備され、従来技術の軌道システムで通常必要とされるように、比較的大きな2次元領域を物理的に占めることによる混乱や不便を引き起こさない。
本考案によって提供されるような、非線形の3次元の細長い管状軌道を通って移動することが可能な玩具車両、及び細長い管状軌道の外部の平坦面上を移動することが可能であり、制御性及び操縦性を有する実施形態は、当該技術の範囲内では新規であり、このような双対性を提供する特徴は、このような双対性の環境機能玩具車両の従来技術の範囲内では示唆されない。
本考案が提供する上記の利点に加えて、以下の利点が提供される。
娯楽及び教育の側面
本考案のような建設的な玩具を使って遊んでいる子供たちにとって、個別に、あるいは友人と、あるいは親と共に遊んでいる子供たちにとって、子供たちの認知的・学術的発達を促進するための、実証された、長年の楽しい方法である。
動的な相互作用又は受動的な娯楽
積極的な立場から、建設的な玩具は、子供たちと積極的に関わる。そのような玩具は、子供たちが真のハンズオンになり、現実の世界で物理的な物体や現実の人と実際に接することを必要とさせる。
受動的な立場から見ると、今日の技術ベースの機器や装置の多くを使って遊ぶことは、手と眼の協調のような、ある方法での開発にも役立つであろう。しかし、それらはまた、真の3次元空間認識と認知を制限するだけでなく、より受動的であり、仮想的な世界にて子供を罠に嵌めかねない。
本考案は、子供たちに、競馬場や遊戯領域というビジョンを積極的に整理し、創造するためのプラットフォームを、フロア上に設けることができる。
スキル開発
建設的な玩具と遊戯するには、可成りの思考力と問題解決能力が必要である。職場環境が変化し続ける世界では、これらのスキルは多くの将来の職業に振り替えることができる。
遊戯及び実生活
建設的な玩具で遊ぶことで、子供たちは、電子機器や電子装置に頼って主に仮想現実の世界である受動的な娯楽を提供するのではなく、心と身体を積極的に使って自分自身を楽しむことを奨励している。従って、本考案は、学術研究、スポーツ及び成人の労働生活のための子供たちの準備に役立つことができる。
本考案は、子供が使用する場合、次のような利益を子供に提供する。
(i) 繊細なモータ操作及び知力の開発
本考案の管状軌道を構築する際、子供は、エルボー関節、クォーターパイプ部及び湾曲部とともに、モジュール式のチューブ片を操作して、自分自身の遊戯環境を作り出す方法を習得しなければならない。これは、現実の3次元空間内にチューブ片を位置決めするために、繊細なモータ制御スキルを促進する。
(ii) 空間認知の向上
建設的な玩具は、読み書きに不可欠な視覚空間スキルの向上に貢献している。
(iii) 重要な思考と論理の奨励
これらのスキルは、子供たちが社会において有用で満足できる場所を準備するのに役立つ。
(iv) 集中と忍耐の必要性
子供たちは、デザインの創造をうまく実現するために、地道かつ注意深く仕事をする必要がある。
(v) 子供たちの想像力の刺激
建設的な玩具により、子供たち自身が独自の遊戯環境を創造することができる。子供たちの想像力を使うことは、認知、学術、言語、社会の発達を助ける。
(vi) 自信と自尊心の醸成
自ら想像したデザインのプロジェクトを完遂することは、他の多くの方法では達成できない達成感の誇りを生み出す。この誇りの気持ちが得られる。それは単純に買ったり与えたりできるものではない。このような成果が、子供の自己信念を生み出す。
(vii) 問題解決・意思決定スキルの開発
試行又は錯誤によって、あるいはまず計画やアプローチ戦略を策定することによって、問題の解決策を考え出すことが、意思決定スキルの開発に役立つ。計画が全体的に成功しているか、部分的に成功しているかは、最も重要な結果ではない。より重要なのは、プロセスである、何故ならプロセスが批判的に考え、計算された意思決定を行い、必要に応じて構成を再調整する能力を助長するからである。
(viii) 科学の原理の導入
建設的な玩具を通じて、子供たちは行動において身体の原理を遵守し、現実の物理的な世界で、どのように仕事が機能し、どのように反応するかを自分自身で発見する。
(ix) 数学的スキルの開発
パイプとクオーターパイプ部の長さは、互いに単純な比率であり、エルボー片はセット角にである。これら全てのモジュール構成要素は、様々な環境を形成するために、多種多様な組み合わせで組み合わせることができる。構成を考え出すには、基本的な幾何学的形状について考えるだけでなく、カウント、加算、減算などのスキルが必要である。
(x) 社会化スキルの奨励
物理的な構成プロジェクトを作成し、完成させながら他人と遊ぶことは、チームワークと協力スキルの開発に役立つ。これらは、成人の職場を含め、生涯にわたって価値あるスキルである。

Claims (19)

  1. 細長い管状軌道の通路を通って移動する方向に位置合わせされた長手方向中心軸を有する玩具車両であって、該管状軌道は三次元に延在し、前記玩具車両を少なくとも部分的に閉じ込める非線形経路を有し、
    玩具車両の長手方向中心軸の周りに間隔を置いて配置され、細長い管状軌道の内面と係合する2+2n個の複数の並進要素を備え、ここでn=1以上の数である、第1の複数の並進要素と、
    玩具車両の長手方向中心軸の周りに間隔を置いて配置され、細長い管状軌道の湾曲した内面と係合する2+2m個の複数の並進要素を備え、ここでm=1以上の数である、第2の複数の並進要素とを備え、
    第1の複数の並進要素の各並進要素及び第2の複数の並進要素の各並進要素は互いに独立して動作可能であり、玩具車両の長手方向中心軸から少なくとも半径方向外向きに付勢され、
    少なくとも2つの並進要素の作動可能な回転速度を制御する制御システムを備え、前記少なくとも2つの並進要素は、駆動並進要素であり、
    玩具車両が細長い管状軌道の通路を通過する際に、並進要素は細長い管状軌道の内面に向かって動かされ、少なくとも1つの駆動並進要素は細長い管状軌道の内面に動かされて内面との接触を維持し、少なくとも1つの駆動並進要素の回転は、玩具車両を細長い管状軌道を通って動かし、
    非線形の通路を有する細長い管状軌道の通路の一部を通って玩具車両が動く際に、前記並進要素は、前記長手方向中心軸に対して移動し、前記長手方向中心軸に向かって付勢され、玩具車両が前記細長い管状軌道の内面に衝突するのを防止し、前記細長い管状軌道の内面に対して前記駆動並進要素の少なくとも1つが維持され、
    玩具車両は平担面に向かって該平担面上に細長い管状軌道から出る際に、細長い管状軌道内に拘束されず、
    (i) 玩具車両は、重力の影響の下で長手方向中心軸の周りに回転し、その結果、駆動並進要素が平担面に操作可能に係合し、
    (ii) 制御システムは、玩具車両が駆動可能であるように、駆動並進要素の回転速度を操作可能に制御し、並進要素間の回転速度の差を提供することにより、玩具車両が平担面上にて操縦可能である、
    玩具車両。
  2. 前記第1の複数の並進要素の並進要素の数は、前記第2の複数の並進要素の並進要素の数に等しい、請求項1に記載の玩具車両。
  3. 第1の複数の並進要素の各並進要素は、対応する第2の複数の並進要素の対応する並進要素と、長手方向中心軸の方向にて一致する、請求項1又は2に記載の玩具車両。
  4. 第1の複数の並進要素が4つの並進要素から構成され、第2の複数の並進要素が4つの並進要素から構成される、請求項1乃至3の何れかに記載の玩具車両。
  5. 前記駆動並進要素は、少なくとも同じ複数の並進要素である、請求項1乃至4の何れかに記載の玩具車両。
  6. 前記駆動並進要素は、第1の駆動並進要素のセットと第2の駆動並進要素のセットとを備える、請求項1乃至5の何れかに記載の玩具車両。
  7. 前記第1の駆動並進要素のセット及び第2の駆動並進要素のセットは、少なくとも同じ複数の並進要素のセットである、請求項6に記載の玩具車両。
  8. 前記第1の駆動並進要素のセット及び第2の駆動並進要素のセットは、同一の複数の並進要素であり、前記第1の駆動並進要素のセット及び前記第2の駆動並進要素のセットの駆動並進要素は、前記長手方向中心軸を中心に交互に配置される、請求項7に記載の玩具車両。
  9. 前記第1の駆動並進要素のセットの駆動並進要素は第1のモータによって駆動され、前記第2の駆動並進要素のセットの駆動並進要素は第2のモータによって駆動される、請求項8に記載の玩具車両。
  10. 前記第1の駆動並進要素のセット及び第2の駆動並進要素のセットは、前記第1の複数の並進要素及び第2の複数の並進要素の両方である、請求項9に記載の玩具車両。
  11. 前記第1の複数の並進要素及び第2の複数の並進要素の全ての並進要素は、駆動並進要素である、請求項10に記載の玩具車両。
  12. 前記第1の複数の並進要素及び第2の複数の並進要素の並進要素は、前記長手方向中心軸の周りに等間隔に配置された駆動並進要素である、請求項1乃至11の何れかに記載の玩具車両。
  13. 前記並進要素が2つの車輪から構成されている、請求項1乃至12の何れかに記載の玩具車両。
  14. 請求項1乃至13の何れかに記載の玩具車両とともに使用するための細長い管状軌道を備える、管状軌道システム。
  15. 前記管状軌道システムは、モジュール式である、請求項14に記載の管状軌道システム。
  16. 前記管状軌道システムが3次元の構成である、請求項14又は15に記載の管状軌道システム。
  17. 前記管状軌道システムは、平坦面に開口した開口システムであり、平坦面から前記管状軌道システムへの前記玩具車両の進入を許し、前記管状軌道システムから前記平担面への退出を許す、請求項14乃至16の何れかに記載の管状軌道システム。
  18. 前記管状軌道システムは、前記管状軌道システムに関連して、前記玩具車両の出入りのための少なくとも1つの漏斗要素をさらに含む、請求項14乃至17の何れかに記載の管状軌道システム。
  19. 周辺閉じ込め部材をさらに含み、それによって、前記周辺閉じ込め部材は、その中に遊戯領域を画定し、前記遊戯領域内に前記玩具車両を収容するために上方に延びる凹状の内側リップ部分を有する略細長い周囲構造を備える、請求項14乃至18の何れかに記載の管状軌道システム。
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